JPH0945109A - 黄色着色ガラスおよびその製造方法 - Google Patents
黄色着色ガラスおよびその製造方法Info
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- JPH0945109A JPH0945109A JP19442395A JP19442395A JPH0945109A JP H0945109 A JPH0945109 A JP H0945109A JP 19442395 A JP19442395 A JP 19442395A JP 19442395 A JP19442395 A JP 19442395A JP H0945109 A JPH0945109 A JP H0945109A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐熱性が高く膨脹係数の低い着色被膜を有し
好ましい黄色に着色されたガラス、およびそのようなガ
ラスを低コストで製造する方法を提供する。 【解決手段】 本発明の黄色着色ガラスにおいては、ガ
ラス表面に、クロム酸化物を含有するチタン酸化物の着
色被膜が設けられている。また、このような黄色着色ガ
ラスを製造するには、ガラス表面に、チタンアルコキシ
ドのような有機チタン化合物の溶液にクロム化合物を添
加混合してなる溶液を塗布した後、 100〜800℃の温度
で焼成して、クロム酸化物含有チタン酸化物の被膜を形
成する方法が採られる。なお、着色被膜中の酸化チタン
と酸化クロムとの含有割合は、重量比でTiO2 :Cr
2 O3 = 1:100〜 500:1とすることが望ましい。
好ましい黄色に着色されたガラス、およびそのようなガ
ラスを低コストで製造する方法を提供する。 【解決手段】 本発明の黄色着色ガラスにおいては、ガ
ラス表面に、クロム酸化物を含有するチタン酸化物の着
色被膜が設けられている。また、このような黄色着色ガ
ラスを製造するには、ガラス表面に、チタンアルコキシ
ドのような有機チタン化合物の溶液にクロム化合物を添
加混合してなる溶液を塗布した後、 100〜800℃の温度
で焼成して、クロム酸化物含有チタン酸化物の被膜を形
成する方法が採られる。なお、着色被膜中の酸化チタン
と酸化クロムとの含有割合は、重量比でTiO2 :Cr
2 O3 = 1:100〜 500:1とすることが望ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、明るい黄色透過光
を発し、車載用フォグランプ等に好適する黄色着色ガラ
ス、およびそのようなガラスを製造する方法に関する。
を発し、車載用フォグランプ等に好適する黄色着色ガラ
ス、およびそのようなガラスを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から車輌の霧中走行用のランプとし
て、黄色の透過光を発するフォグランプが使用されてい
る。そして、フォグランプにおける黄色の着色は、前面
ガラスレンズに着色を施すか、あるいは着色したキャッ
プガラスを光源に被せる等の方法で行われており、これ
ら前面ガラスレンズやキャップガラス等に着色する方法
としては、(a)ガラスの表面に、ソルダーガラスを主
成分とする着色塗料を焼き付けるエナメル法、(b)ガ
ラス表面に、真空蒸着やゾルゲル法により着色された多
層膜を形成する方法、あるいは(c)ガラス中のアルカ
リ金属イオンを、銅イオンや銀イオンとイオン交換する
ことによって着色するステーニング法などの種々の方法
がある。
て、黄色の透過光を発するフォグランプが使用されてい
る。そして、フォグランプにおける黄色の着色は、前面
ガラスレンズに着色を施すか、あるいは着色したキャッ
プガラスを光源に被せる等の方法で行われており、これ
ら前面ガラスレンズやキャップガラス等に着色する方法
としては、(a)ガラスの表面に、ソルダーガラスを主
成分とする着色塗料を焼き付けるエナメル法、(b)ガ
ラス表面に、真空蒸着やゾルゲル法により着色された多
層膜を形成する方法、あるいは(c)ガラス中のアルカ
リ金属イオンを、銅イオンや銀イオンとイオン交換する
ことによって着色するステーニング法などの種々の方法
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記した
着色方法においては、いずれも以下に示すような問題が
あった。すなわち、(a)着色塗料を用いたエナメル法
においては、形成される着色エナメル被膜の膨張係数が
比較的高いため、フォグランプの前面ガラスレンズやキ
ャップガラスのような低膨張ガラスに被着すると、被膜
にクラックが発生しやすいという問題があった。また、
(b)多層的に薄膜を形成する方法では、作業が煩雑で
コストが非常に高くつくばかりでなく、多層化された薄
膜相互の干渉により所望しない青い反射光が生じるとい
う問題があった。さらに、(c)ステーニング法は、金
属イオンの存在により着色する方法であるため、ガラス
の組成により透過光の色合いが決まってしまい、好みの
色調をだすことが難しいという問題があった。
着色方法においては、いずれも以下に示すような問題が
あった。すなわち、(a)着色塗料を用いたエナメル法
においては、形成される着色エナメル被膜の膨張係数が
比較的高いため、フォグランプの前面ガラスレンズやキ
ャップガラスのような低膨張ガラスに被着すると、被膜
にクラックが発生しやすいという問題があった。また、
(b)多層的に薄膜を形成する方法では、作業が煩雑で
コストが非常に高くつくばかりでなく、多層化された薄
膜相互の干渉により所望しない青い反射光が生じるとい
う問題があった。さらに、(c)ステーニング法は、金
属イオンの存在により着色する方法であるため、ガラス
の組成により透過光の色合いが決まってしまい、好みの
色調をだすことが難しいという問題があった。
【0004】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、耐熱性が高く膨脹係数の低い着色被膜により好まし
い黄色に着色されたガラス、およびそのような黄色着色
ガラスを低コストで製造する方法を提供することを目的
とする。
で、耐熱性が高く膨脹係数の低い着色被膜により好まし
い黄色に着色されたガラス、およびそのような黄色着色
ガラスを低コストで製造する方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の黄色着色ガラス
は、ガラス表面に、クロム酸化物を含有するチタン酸化
物の被膜を設けてなることを特徴とする。
は、ガラス表面に、クロム酸化物を含有するチタン酸化
物の被膜を設けてなることを特徴とする。
【0006】また、本発明の黄色着色ガラスの製造方法
は、ガラス表面に、有機チタン化合物の溶液にクロム化
合物を添加混合した混合溶液を塗布した後、この塗膜を
100〜 800℃の温度で焼成し、クロム酸化物を含有する
チタン酸化物被膜を形成することを特徴とする。
は、ガラス表面に、有機チタン化合物の溶液にクロム化
合物を添加混合した混合溶液を塗布した後、この塗膜を
100〜 800℃の温度で焼成し、クロム酸化物を含有する
チタン酸化物被膜を形成することを特徴とする。
【0007】本発明の黄色着色ガラスおよびその製造方
法は、ケイ酸ガラス(石英ガラス)、ソーダ石灰ガラ
ス、カリ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラスなど、全てのガ
ラスに適用することができ、特に膨張係数の低いガラス
に対して好適する。また、キャップ形ガラス、筒型ガラ
ス、非球面型の前面ガラスレンズ、板状ガラスなど、ガ
ラス形状を問わず適用することができる。さらに、これ
らのガラスの片面または両面の全体にあるいは特定の一
部のみに、着色を施すことができる。
法は、ケイ酸ガラス(石英ガラス)、ソーダ石灰ガラ
ス、カリ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラスなど、全てのガ
ラスに適用することができ、特に膨張係数の低いガラス
に対して好適する。また、キャップ形ガラス、筒型ガラ
ス、非球面型の前面ガラスレンズ、板状ガラスなど、ガ
ラス形状を問わず適用することができる。さらに、これ
らのガラスの片面または両面の全体にあるいは特定の一
部のみに、着色を施すことができる。
【0008】本発明の黄色着色ガラスにおいて、クロム
酸化物を含有するチタン酸化物被膜の厚さは、 1〜 500
nmとすることが望ましい。この被膜の厚さが 1nm未満で
は、被膜を設けたことによる着色効果がほとんどなく、
反対に被膜厚が 500nmより厚い場合には、被膜にクラッ
クが発生して強度が低下する。
酸化物を含有するチタン酸化物被膜の厚さは、 1〜 500
nmとすることが望ましい。この被膜の厚さが 1nm未満で
は、被膜を設けたことによる着色効果がほとんどなく、
反対に被膜厚が 500nmより厚い場合には、被膜にクラッ
クが発生して強度が低下する。
【0009】また、このような被膜中のチタン酸化物
(酸化チタンTiO2 )とクロム酸化物(酸化クロムC
r2 O3 )との含有割合は、重量比でTiO2 :Cr2
O3 =1:100〜 500:1の範囲とすることが望ましい。ク
ロム酸化物の含有割合が前記割合より少ない場合には、
着色が薄く好ましい黄色が得られず、また反対に前記割
合より多い場合には、被膜が白色化するばかりでなくク
ラックや強度低下がひき起こされて好ましくない。
(酸化チタンTiO2 )とクロム酸化物(酸化クロムC
r2 O3 )との含有割合は、重量比でTiO2 :Cr2
O3 =1:100〜 500:1の範囲とすることが望ましい。ク
ロム酸化物の含有割合が前記割合より少ない場合には、
着色が薄く好ましい黄色が得られず、また反対に前記割
合より多い場合には、被膜が白色化するばかりでなくク
ラックや強度低下がひき起こされて好ましくない。
【0010】このような黄色着色ガラスを得るための本
発明の製造方法において、有機チタン化合物としては、
テトラエトキシチタニウム、テトラ -i-プロポキシチタ
ニウム、テトラ -n-ブドキシチタニウム等のチタンアル
コキシドの使用が好ましいが、これらに限定されるもの
ではなく、焼成により最終的に酸化チタンTiO2 を生
成する有機化合物であれば全て使用することができる。
また、クロム化合物としては、クロムの塩化物、硫酸
塩、硝酸塩などの無機塩類、アルコキシドやアセチルア
セトン塩などの有機化合物等を用いることができる。そ
して、このような有機チタン化合物とクロム化合物との
混合割合は、焼成により生成する酸化チタンTiO2 と
酸化クロムCr2 O3 の重量比に換算して、TiO2 :
Cr2 O3= 1:100〜 500:1となる割合とすることが望
ましい。クロム化合物の割合がこれより少ない場合に
は、前記したように着色が薄くて好ましい黄色が得られ
ず、また多い場合には、被膜の白色化やクラックが生じ
好ましくない。
発明の製造方法において、有機チタン化合物としては、
テトラエトキシチタニウム、テトラ -i-プロポキシチタ
ニウム、テトラ -n-ブドキシチタニウム等のチタンアル
コキシドの使用が好ましいが、これらに限定されるもの
ではなく、焼成により最終的に酸化チタンTiO2 を生
成する有機化合物であれば全て使用することができる。
また、クロム化合物としては、クロムの塩化物、硫酸
塩、硝酸塩などの無機塩類、アルコキシドやアセチルア
セトン塩などの有機化合物等を用いることができる。そ
して、このような有機チタン化合物とクロム化合物との
混合割合は、焼成により生成する酸化チタンTiO2 と
酸化クロムCr2 O3 の重量比に換算して、TiO2 :
Cr2 O3= 1:100〜 500:1となる割合とすることが望
ましい。クロム化合物の割合がこれより少ない場合に
は、前記したように着色が薄くて好ましい黄色が得られ
ず、また多い場合には、被膜の白色化やクラックが生じ
好ましくない。
【0011】さらに本発明の製造方法において、有機チ
タン化合物およびクロム化合物の溶媒としては、メチル
アルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、
ブチルアルコール等のアルコール類を使用することがで
きる。また、前記したチタンのアルコキシドは非常に加
水分解し易く、酸化チタンの微粒子を析出しやすいの
で、加水分解を制御するため、酢酸、しゅう酸、アセチ
ルアセトン、エチレングリコール等のキレート剤を添加
することが望ましい。
タン化合物およびクロム化合物の溶媒としては、メチル
アルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、
ブチルアルコール等のアルコール類を使用することがで
きる。また、前記したチタンのアルコキシドは非常に加
水分解し易く、酸化チタンの微粒子を析出しやすいの
で、加水分解を制御するため、酢酸、しゅう酸、アセチ
ルアセトン、エチレングリコール等のキレート剤を添加
することが望ましい。
【0012】また、こうして得られる混合溶液のガラス
面への塗布方法としては、ディッピング法、スプレイ
法、スピンコート法等があり、ガラスの形状と塗布する
部位等に応じて選択することができる。さらに、こうし
て塗布された塗膜を加熱する温度が 100℃より低いと、
溶媒が完全には抜けず強靭な被膜が得られず、また 800
℃を超えると、被膜が結晶化して白色化するおそれがあ
るので、 100〜 800℃より好ましくは 300〜 700℃の温
度で加熱して焼成を行なう。
面への塗布方法としては、ディッピング法、スプレイ
法、スピンコート法等があり、ガラスの形状と塗布する
部位等に応じて選択することができる。さらに、こうし
て塗布された塗膜を加熱する温度が 100℃より低いと、
溶媒が完全には抜けず強靭な被膜が得られず、また 800
℃を超えると、被膜が結晶化して白色化するおそれがあ
るので、 100〜 800℃より好ましくは 300〜 700℃の温
度で加熱して焼成を行なう。
【0013】以上の工程を経ることによって、クロム酸
化物含有チタン酸化物の淡黄から黄色を呈する着色被膜
が形成される。なお、被膜の着色を濃い色に調整するに
は、有機チタン化合物およびクロム化合物の含有量を増
加させるか、混合溶液の粘度や塗布条件を変えて1回の
塗布により形成される塗膜厚を厚くする、あるいは塗布
を数回繰り返して被膜の総厚を厚くするなどの方法を採
ることができる。
化物含有チタン酸化物の淡黄から黄色を呈する着色被膜
が形成される。なお、被膜の着色を濃い色に調整するに
は、有機チタン化合物およびクロム化合物の含有量を増
加させるか、混合溶液の粘度や塗布条件を変えて1回の
塗布により形成される塗膜厚を厚くする、あるいは塗布
を数回繰り返して被膜の総厚を厚くするなどの方法を採
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。
明する。
【0015】実施例1 テトラ -n-ブドキシチタニウム 5g( 5ml)、エタノール
20g(25ml)、アセチルアセトン 2g( 2ml)を混合し室
温で 3時間撹拌した後、これに 50%酢酸3g( 3ml)と硝
酸クロム9水和物5gを添加し、室温で10時間撹拌混合し
た。次いで、こうして得られた溶液を、ホウケイ酸ガラ
ス製のフォグランプ用キャップの外側にディッピング法
により塗布し、 120℃で10分間乾燥した後、 500℃で30
分間加熱焼成して被膜を焼きしめた。こうして、膨張係
数の低いホウケイ酸ガラスに対してクラックのない黄色
に着色した被膜が形成され、明るい黄色の透過光を発し
フォグランプ用として好適するキャップガラスが得られ
た。また、この着色被膜は、高温によっても変色したり
変形したりすることがなかった。
20g(25ml)、アセチルアセトン 2g( 2ml)を混合し室
温で 3時間撹拌した後、これに 50%酢酸3g( 3ml)と硝
酸クロム9水和物5gを添加し、室温で10時間撹拌混合し
た。次いで、こうして得られた溶液を、ホウケイ酸ガラ
ス製のフォグランプ用キャップの外側にディッピング法
により塗布し、 120℃で10分間乾燥した後、 500℃で30
分間加熱焼成して被膜を焼きしめた。こうして、膨張係
数の低いホウケイ酸ガラスに対してクラックのない黄色
に着色した被膜が形成され、明るい黄色の透過光を発し
フォグランプ用として好適するキャップガラスが得られ
た。また、この着色被膜は、高温によっても変色したり
変形したりすることがなかった。
【0016】実施例2 実施例1と同様に調整した溶液を、ソーダ石灰ガラス製
のスライドガラスの任意の部分に刷毛塗りした後、実施
例1と同様な条件で被膜を加熱乾燥し次いで焼成した。
こうして、所望の部分のみが黄色に着色されたスライド
ガラスが得られた。
のスライドガラスの任意の部分に刷毛塗りした後、実施
例1と同様な条件で被膜を加熱乾燥し次いで焼成した。
こうして、所望の部分のみが黄色に着色されたスライド
ガラスが得られた。
【0017】実施例3 実施例1と同様に調整したチタンアルコキシドの溶液
を、スピンコート法でハロゲンランプ反射鏡用カバーガ
ラスの片面に塗布した後、実施例1と同様な条件で被膜
を加熱乾燥次いで焼成し、黄色に着色した被膜を形成し
た。こうして、黄色光を放射する反射鏡付きハロゲンラ
ンプが得られた。
を、スピンコート法でハロゲンランプ反射鏡用カバーガ
ラスの片面に塗布した後、実施例1と同様な条件で被膜
を加熱乾燥次いで焼成し、黄色に着色した被膜を形成し
た。こうして、黄色光を放射する反射鏡付きハロゲンラ
ンプが得られた。
【0018】実施例4 テトラ -i-プロポキシチタニウム7g( 7ml)、エタノー
ル 24g(30ml)、30%酢酸5g( 5ml)を混合し 2時間放置
した後、これに硝酸クロム水和物 10gを添加して60℃で
2時間撹拌混合し、次いで24時間放置した。こうして得
られた溶液を、ソーダ石灰ガラス製のフォグランプ用非
球面型レンズの凸面にスプレイコートした後、 150℃で
5分間乾燥した。次いで、 450℃で 1時間焼成して被膜
を焼きしめ、放冷後再びスプレイコートし加熱焼成する
処理を 3回繰り返した。こうして、所望の色調の黄色に
着色された非球面型ガラスレンズが得られた。
ル 24g(30ml)、30%酢酸5g( 5ml)を混合し 2時間放置
した後、これに硝酸クロム水和物 10gを添加して60℃で
2時間撹拌混合し、次いで24時間放置した。こうして得
られた溶液を、ソーダ石灰ガラス製のフォグランプ用非
球面型レンズの凸面にスプレイコートした後、 150℃で
5分間乾燥した。次いで、 450℃で 1時間焼成して被膜
を焼きしめ、放冷後再びスプレイコートし加熱焼成する
処理を 3回繰り返した。こうして、所望の色調の黄色に
着色された非球面型ガラスレンズが得られた。
【0019】実施例5 テトラ -n-ブドキシチタニウム10g(10ml)、イソプロピ
ルアルコール32g(40ml)、アセチルアセトン5g(5ml)を
混合した後、これに塩化クロム6水和物 10gと水1gとを
添加し、80℃で 5時間撹拌混合した。次いで、得られた
溶液をフォグランプ用キャップの内外面にディッピング
法により塗布し、 120℃で10分間乾燥した後、 600℃で
30分間加熱焼成して被膜を焼きしめ、放冷後塗布次いで
加熱焼成の処理をもう1回繰り返した。こうして、所望
の色調の黄色に着色されたキャップガラスが得られた。
ルアルコール32g(40ml)、アセチルアセトン5g(5ml)を
混合した後、これに塩化クロム6水和物 10gと水1gとを
添加し、80℃で 5時間撹拌混合した。次いで、得られた
溶液をフォグランプ用キャップの内外面にディッピング
法により塗布し、 120℃で10分間乾燥した後、 600℃で
30分間加熱焼成して被膜を焼きしめ、放冷後塗布次いで
加熱焼成の処理をもう1回繰り返した。こうして、所望
の色調の黄色に着色されたキャップガラスが得られた。
【0020】実施例6 テトラエトキシチタニウム8g(8ml)、エタノール40g(50
ml)、アセチルアセトン3g(3ml)を室温で 2時間撹拌混
合した後、これにエチルシリケート 4.7g(5ml)を0.1N塩
酸12mlで加水分解したものと硝酸クロム9水和物 10g、
および 30%酢酸2g(2ml)をそれぞれ添加し、50℃で 8時
間撹拌混合した。次いで、こうして得られた溶液を、ソ
ーダ石灰ガラス製スライドガラスの両面にディッピング
法により塗布し、 120℃で10分間乾燥した後、 500℃で
30分間加熱焼成した。こうして、黄色に着色した被膜が
得られた。また、この着色被膜には、反射防止効果のあ
るSiO2 (エチルシリケートの加水分解物に起因す
る)が含まれているので、被膜表面での反射率が低下し
ており、透過率が高くクリアな黄色着色スライドガラス
が得られた。
ml)、アセチルアセトン3g(3ml)を室温で 2時間撹拌混
合した後、これにエチルシリケート 4.7g(5ml)を0.1N塩
酸12mlで加水分解したものと硝酸クロム9水和物 10g、
および 30%酢酸2g(2ml)をそれぞれ添加し、50℃で 8時
間撹拌混合した。次いで、こうして得られた溶液を、ソ
ーダ石灰ガラス製スライドガラスの両面にディッピング
法により塗布し、 120℃で10分間乾燥した後、 500℃で
30分間加熱焼成した。こうして、黄色に着色した被膜が
得られた。また、この着色被膜には、反射防止効果のあ
るSiO2 (エチルシリケートの加水分解物に起因す
る)が含まれているので、被膜表面での反射率が低下し
ており、透過率が高くクリアな黄色着色スライドガラス
が得られた。
【0021】実施例7〜16 表1に示す組成の成分を順に添加混合し、クロム化合物
を含むチタンアルコキシドの溶液を調整した。次いで、
この溶液をフォグランプ用キャップの外側にディッピン
グ法により塗布した後、実施例1と同様な条件で被膜を
加熱乾燥し次いで焼成した。こうして、いずれもクラッ
クのない黄色に着色した被膜が形成され、明るい黄色の
透過光を発しフォグランプ用として好適するキャップガ
ラスが得られた。また、この着色被膜は、高温によって
も変色したり変形したりすることがなかった。
を含むチタンアルコキシドの溶液を調整した。次いで、
この溶液をフォグランプ用キャップの外側にディッピン
グ法により塗布した後、実施例1と同様な条件で被膜を
加熱乾燥し次いで焼成した。こうして、いずれもクラッ
クのない黄色に着色した被膜が形成され、明るい黄色の
透過光を発しフォグランプ用として好適するキャップガ
ラスが得られた。また、この着色被膜は、高温によって
も変色したり変形したりすることがなかった。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
黄色着色ガラスにおいては、ガラス表面に黄色に着色し
たクロム酸化物含有チタン酸化物の被膜が設けられてお
り、この着色被膜は高温でも変色および変形せず、また
膨脹係数が低く低膨張ガラスに対してもクラックが生じ
ることがないので、所望の色調の黄色の透過光を発しか
つ耐熱性、機械的特性等に優れている。したがって、フ
ォグランプ用ガラスとして好適している。
黄色着色ガラスにおいては、ガラス表面に黄色に着色し
たクロム酸化物含有チタン酸化物の被膜が設けられてお
り、この着色被膜は高温でも変色および変形せず、また
膨脹係数が低く低膨張ガラスに対してもクラックが生じ
ることがないので、所望の色調の黄色の透過光を発しか
つ耐熱性、機械的特性等に優れている。したがって、フ
ォグランプ用ガラスとして好適している。
【0024】また、本発明の製造方法によれば、このよ
うに耐熱性、機械的強度等に優れたクロム酸化物含有チ
タン酸化物の着色被膜を有する黄色着色ガラスを、大が
かりな装置を必要とせず低コストで製造することができ
るうえに、比較的容易に色の濃さを変えることができ
る。
うに耐熱性、機械的強度等に優れたクロム酸化物含有チ
タン酸化物の着色被膜を有する黄色着色ガラスを、大が
かりな装置を必要とせず低コストで製造することができ
るうえに、比較的容易に色の濃さを変えることができ
る。
【0025】
Claims (4)
- 【請求項1】 ガラス表面に、クロム酸化物を含有する
チタン酸化物の被膜を設けてなることを特徴とする黄色
着色ガラス。 - 【請求項2】 前記被膜の厚さが 1〜 500nmであること
を特徴とする請求項1記載の黄色着色ガラス。 - 【請求項3】 前記被膜中のチタン酸化物(TiO2 )
とクロム酸化物(Cr2 O3 )との含有割合が、重量比
でTiO2 :Cr2 O3 = 1:100〜 500:1であることを
特徴とする請求項1または2記載の黄色着色ガラス。 - 【請求項4】 ガラス表面に、有機チタン化合物の溶液
にクロム化合物を添加混合した混合溶液を塗布した後、
この塗膜を 100〜 800℃の温度で焼成し、クロム酸化物
を含有するチタン酸化物被膜を形成することを特徴とす
る黄色着色ガラスの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19442395A JPH0945109A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 黄色着色ガラスおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19442395A JPH0945109A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 黄色着色ガラスおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0945109A true JPH0945109A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16324366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19442395A Pending JPH0945109A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 黄色着色ガラスおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0945109A (ja) |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP19442395A patent/JPH0945109A/ja active Pending
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