JPH0946171A - 弾性表面波装置 - Google Patents
弾性表面波装置Info
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- JPH0946171A JPH0946171A JP19087795A JP19087795A JPH0946171A JP H0946171 A JPH0946171 A JP H0946171A JP 19087795 A JP19087795 A JP 19087795A JP 19087795 A JP19087795 A JP 19087795A JP H0946171 A JPH0946171 A JP H0946171A
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- 229910013641 LiNbO 3 Inorganic materials 0.000 description 1
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- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 傾斜電極を有する弾性表面波装置の振幅特性
を、フラットを含む任意の特性に設定できるようにす
る。 【解決手段】 圧電基板20上には、櫛歯状の入力電極
30及び出力電極40が並設されている。両電極30,
40は傾斜した電極指33,34,43,44からな
り、同電極指33,34,43,44はその交差長方向
に複数の領域に分けられている。電極指33,34,4
3,44の傾斜を表す曲率係数は前記各領域毎に異なる
値に設定されている。各領域は通過信号の周波数帯域に
それぞれ対応するので、弾性表面波装置の振幅特性をフ
ラットを含む任意の特性に設定することができる。
を、フラットを含む任意の特性に設定できるようにす
る。 【解決手段】 圧電基板20上には、櫛歯状の入力電極
30及び出力電極40が並設されている。両電極30,
40は傾斜した電極指33,34,43,44からな
り、同電極指33,34,43,44はその交差長方向
に複数の領域に分けられている。電極指33,34,4
3,44の傾斜を表す曲率係数は前記各領域毎に異なる
値に設定されている。各領域は通過信号の周波数帯域に
それぞれ対応するので、弾性表面波装置の振幅特性をフ
ラットを含む任意の特性に設定することができる。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、フィルタとして利
用されるのに適した弾性表面波装置に係り、特に圧電基
板上に設けた櫛歯状の入力電極及び出力電極を傾斜電極
で構成した弾性表面波装置に関する。
用されるのに適した弾性表面波装置に係り、特に圧電基
板上に設けた櫛歯状の入力電極及び出力電極を傾斜電極
で構成した弾性表面波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、図6,8,10
に示すように、厚さの薄い直方体状に成形した圧電基板
10上に弾性表面波が伝搬する方向に並設させた櫛歯状
の入力電極11及び出力電極12を有し、前記両電極1
1,12の各複数の電極指をそれぞれ所定の曲率係数P
(パワーファクタPともいう)で傾斜させるようにして
いる。なお、曲率係数Pは、下記数2により規定される
ものである。
に示すように、厚さの薄い直方体状に成形した圧電基板
10上に弾性表面波が伝搬する方向に並設させた櫛歯状
の入力電極11及び出力電極12を有し、前記両電極1
1,12の各複数の電極指をそれぞれ所定の曲率係数P
(パワーファクタPともいう)で傾斜させるようにして
いる。なお、曲率係数Pは、下記数2により規定される
ものである。
【0003】
【数2】x=L(fp−fL p)/(fH p−fL p) なお、前記数2においては、図6,8,10に示すよう
に、Lは電極指の最大交差長を表し、xは電極指間距離
を最大とする側の電極指の交差部分の一端(以下、交差
長起点x0(x=0) という)から交差長方向への任意の
距離を表し、fは前記任意の距離xにより規定される交
差長方向位置の電極指間の弾性表面波の同期周波数を表
し、fL は当該弾性表面波装置を通過する弾性表面波の
最低周波数であって交差長起点x0における電極指間の
弾性表面波の同期周波数を表し、fHは当該弾性表面波
装置を通過する弾性表面波の最高周波数であって電極指
間距離を最小とする側の電極指の交差部分の一端におけ
る電極指間の弾性表面波の同期周波数を表す。
に、Lは電極指の最大交差長を表し、xは電極指間距離
を最大とする側の電極指の交差部分の一端(以下、交差
長起点x0(x=0) という)から交差長方向への任意の
距離を表し、fは前記任意の距離xにより規定される交
差長方向位置の電極指間の弾性表面波の同期周波数を表
し、fL は当該弾性表面波装置を通過する弾性表面波の
最低周波数であって交差長起点x0における電極指間の
弾性表面波の同期周波数を表し、fHは当該弾性表面波
装置を通過する弾性表面波の最高周波数であって電極指
間距離を最小とする側の電極指の交差部分の一端におけ
る電極指間の弾性表面波の同期周波数を表す。
【0004】図6の弾性表面波装置においては、入力及
び出力電極11,12の各電極指の曲率係数Pはそれぞ
れ「−1」であり、入力電極11に入力した信号に対す
る出力電極12にて出力した信号の振幅比を周波数を横
軸にして表した値(以下、振幅特性という)は図7に示
すようになる。図7の破線は、弾性表面波が圧電基板1
0上を入力電極11から出力電極12に向かって垂直な
一方向にのみ伝搬するものとして近似した振幅特性のシ
ミュレーション結果(以下、理論値という)を表してい
る。また、実線は実測による振幅特性(以下、実測値と
いう)を表している。
び出力電極11,12の各電極指の曲率係数Pはそれぞ
れ「−1」であり、入力電極11に入力した信号に対す
る出力電極12にて出力した信号の振幅比を周波数を横
軸にして表した値(以下、振幅特性という)は図7に示
すようになる。図7の破線は、弾性表面波が圧電基板1
0上を入力電極11から出力電極12に向かって垂直な
一方向にのみ伝搬するものとして近似した振幅特性のシ
ミュレーション結果(以下、理論値という)を表してい
る。また、実線は実測による振幅特性(以下、実測値と
いう)を表している。
【0005】図8の弾性表面波装置においては、入力及
び出力電極11,12の各電極指の曲率係数Pはそれぞ
れ「−1」より大きな一定値であり、振幅特性の理論値
及び実測値はそれぞれ図9の破線及び実線に示すように
なる。図10の弾性表面波装置においては、入力及び出
力電極11,12の各電極指の曲率係数Pはそれぞれ
「−1」未満の一定値であり、振幅特性の理論値及び実
測値はそれぞれ図11の破線及び実線に示すようにな
る。
び出力電極11,12の各電極指の曲率係数Pはそれぞ
れ「−1」より大きな一定値であり、振幅特性の理論値
及び実測値はそれぞれ図9の破線及び実線に示すように
なる。図10の弾性表面波装置においては、入力及び出
力電極11,12の各電極指の曲率係数Pはそれぞれ
「−1」未満の一定値であり、振幅特性の理論値及び実
測値はそれぞれ図11の破線及び実線に示すようにな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の弾
性表面波装置のように、電極指11,12の交差部分の
全てにわたって曲率係数Pを一定とする入力及び出力電
極11,12を備えた弾性表面波装置にあっては、図
7,9,11に示すように所定方向に傾くと共に中央部
分にて凸状になる一定の振幅特性しか得られず、例えば
フラットな振幅特性を得ることができない。これは、電
極指11,12を傾斜させてあるために伝搬する弾性表
面が散乱するとともに、電極指11,12の傾斜が大き
くなるしたがって散乱の程度が大きくなることに起因し
ていると考えられる。例えば、図8に示す弾性表面波装
置においては、低周波数領域の信号を通過させるための
交差長基端x0 付近の電極指11,12の傾斜が大きい
ために、図9のように低域側の振幅レベルが低くなる。
また、図10に示す弾性表面波装置においては、高周波
数領域の信号を通過させるための交差長基端x0 と反対
側端部付近の電極指11,12の傾斜が大きいために、
図11のように高域側の振幅レベルが低くなる。
性表面波装置のように、電極指11,12の交差部分の
全てにわたって曲率係数Pを一定とする入力及び出力電
極11,12を備えた弾性表面波装置にあっては、図
7,9,11に示すように所定方向に傾くと共に中央部
分にて凸状になる一定の振幅特性しか得られず、例えば
フラットな振幅特性を得ることができない。これは、電
極指11,12を傾斜させてあるために伝搬する弾性表
面が散乱するとともに、電極指11,12の傾斜が大き
くなるしたがって散乱の程度が大きくなることに起因し
ていると考えられる。例えば、図8に示す弾性表面波装
置においては、低周波数領域の信号を通過させるための
交差長基端x0 付近の電極指11,12の傾斜が大きい
ために、図9のように低域側の振幅レベルが低くなる。
また、図10に示す弾性表面波装置においては、高周波
数領域の信号を通過させるための交差長基端x0 と反対
側端部付近の電極指11,12の傾斜が大きいために、
図11のように高域側の振幅レベルが低くなる。
【0007】
【発明の目的】本発明は上記問題に対処するためになさ
れたもので、フラットな振幅特性を含む任意の振幅特性
を得ることができる弾性表面波装置を提供することにあ
る。
れたもので、フラットな振幅特性を含む任意の振幅特性
を得ることができる弾性表面波装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成上の特徴は、圧電基板上に並設した櫛
歯状の入力電極及び出力電極を傾斜電極で構成した弾性
表面波装置において、前記両電極の各電極指をその延長
方向に複数の領域に分け、電極指の傾斜を表す曲率係数
を前記各領域に毎に異ならせたことにある。
に、本発明の構成上の特徴は、圧電基板上に並設した櫛
歯状の入力電極及び出力電極を傾斜電極で構成した弾性
表面波装置において、前記両電極の各電極指をその延長
方向に複数の領域に分け、電極指の傾斜を表す曲率係数
を前記各領域に毎に異ならせたことにある。
【0009】
【発明の効果】上記のように構成した弾性表面波装置に
おいては、両電極の各電極指をその延長方向に分けた複
数の領域が信号の通過周波数帯域に対応し、各領域毎に
電極指の傾斜の度合を変更することにより、各通過周波
数帯域の振幅特性を調整することができる。その結果、
弾性表面波装置の振幅特性を任意に設定でき、例えば通
過周波数全域においてフラットに設定することができ
る。
おいては、両電極の各電極指をその延長方向に分けた複
数の領域が信号の通過周波数帯域に対応し、各領域毎に
電極指の傾斜の度合を変更することにより、各通過周波
数帯域の振幅特性を調整することができる。その結果、
弾性表面波装置の振幅特性を任意に設定でき、例えば通
過周波数全域においてフラットに設定することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明すると、図1は第1の実施形態に係る弾性表
面波装置を平面図により概略的に示している。
用いて説明すると、図1は第1の実施形態に係る弾性表
面波装置を平面図により概略的に示している。
【0011】この弾性表面波装置は、ニオブ酸リチウム
(LiNbO3)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、水晶など
の圧電材料で厚さの薄い直方体状に形成した圧電基板2
0を備えている。圧電基板20上には、入力電極30及
び出力電極40が並設されていて、入力電極30により
電気信号が弾性表面波に変換され、同変換された弾性表
面波が圧電基板20上を図示矢印方向に伝搬して出力電
極40に到達し、かつ同到達した弾性表面波が出力電極
40にてふたたび電気信号に変換されるようになってい
る。
(LiNbO3)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、水晶など
の圧電材料で厚さの薄い直方体状に形成した圧電基板2
0を備えている。圧電基板20上には、入力電極30及
び出力電極40が並設されていて、入力電極30により
電気信号が弾性表面波に変換され、同変換された弾性表
面波が圧電基板20上を図示矢印方向に伝搬して出力電
極40に到達し、かつ同到達した弾性表面波が出力電極
40にてふたたび電気信号に変換されるようになってい
る。
【0012】入力電極30は、圧電基板20上の図示左
側部分にて、弾性表面波の伝搬方向に平行かつ相対向し
て延設された一対の帯状の導電体で構成した連結部3
1,32を備えている。これらの連結部31,32に
は、連結部31から連結部32に向かうにしたがって電
極指間距離が広くなるように傾斜させた複数の電極指3
3,34の各一端が接続され、両電極指33,34は2
本毎に交互に延設されて最大交差長Lにわたって交差し
ている。出力電極40も、圧電基板20の図示右側上面
にて、入力電極30と同様な連結部41,42及び電極
指43,44により構成されている。
側部分にて、弾性表面波の伝搬方向に平行かつ相対向し
て延設された一対の帯状の導電体で構成した連結部3
1,32を備えている。これらの連結部31,32に
は、連結部31から連結部32に向かうにしたがって電
極指間距離が広くなるように傾斜させた複数の電極指3
3,34の各一端が接続され、両電極指33,34は2
本毎に交互に延設されて最大交差長Lにわたって交差し
ている。出力電極40も、圧電基板20の図示右側上面
にて、入力電極30と同様な連結部41,42及び電極
指43,44により構成されている。
【0013】これらの電極指33,34,43,44
は、最大交差長Lの範囲内で交差長方向に3領域L1〜
L3に分けられている。領域L1の電極指の曲率係数P
は「−1」より小さい所定値に設定され、領域L2の電
極指の曲率係数Pは「−1」近傍の所定値に設定され、
領域L3の電極指の曲率係数Pは「−1」より大きな所
定値に設定されている。したがって、電極指間の距離が
大きくて低域周波数を通過させる電極指の領域L1の傾
斜が小さくなるとともに、電極指間の距離が小さくて高
域周波数を通過させる電極指の領域L3の傾斜も小さく
なる。これにより、低域周波数領域及び高周波数領域の
振幅レベルを高くすることができる。
は、最大交差長Lの範囲内で交差長方向に3領域L1〜
L3に分けられている。領域L1の電極指の曲率係数P
は「−1」より小さい所定値に設定され、領域L2の電
極指の曲率係数Pは「−1」近傍の所定値に設定され、
領域L3の電極指の曲率係数Pは「−1」より大きな所
定値に設定されている。したがって、電極指間の距離が
大きくて低域周波数を通過させる電極指の領域L1の傾
斜が小さくなるとともに、電極指間の距離が小さくて高
域周波数を通過させる電極指の領域L3の傾斜も小さく
なる。これにより、低域周波数領域及び高周波数領域の
振幅レベルを高くすることができる。
【0014】そして、この場合も、曲率係数Pは上記数
2と同様な下記数3により規定されるものである。
2と同様な下記数3により規定されるものである。
【0015】
【数3】x=L(fp−fL p)/(fH p−fL p) ここで、Lは電極指の最大交差長を表し、xは交差長起
点x0(x=0) から交差長方向への任意の距離を表し、
fは前記任意の距離xにより規定される交差長方向位置
の電極指間の弾性表面波の同期周波数を表す。また、f
L は弾性表面波装置を通過する弾性表面波の最低周波数
であって交差長起点x0における電極指33,34,4
3,44間の弾性表面波の同期周波数を表し、弾性表面
波の伝搬速度をVとするとともに交差長起点x0におけ
る電極指間距離の2倍をλL とすればfL=V/λLとな
る。また、fHは弾性表面波装置を通過する弾性表面波
の最高周波数であって交差長起点x0と反対側の交差端
部における電極指33,34,43,44間の弾性表面
波の同期周波数を表し、前記反対側の交差端部における
電極指間距離の2倍をλH とすればfL=V/λHとな
る。
点x0(x=0) から交差長方向への任意の距離を表し、
fは前記任意の距離xにより規定される交差長方向位置
の電極指間の弾性表面波の同期周波数を表す。また、f
L は弾性表面波装置を通過する弾性表面波の最低周波数
であって交差長起点x0における電極指33,34,4
3,44間の弾性表面波の同期周波数を表し、弾性表面
波の伝搬速度をVとするとともに交差長起点x0におけ
る電極指間距離の2倍をλL とすればfL=V/λLとな
る。また、fHは弾性表面波装置を通過する弾性表面波
の最高周波数であって交差長起点x0と反対側の交差端
部における電極指33,34,43,44間の弾性表面
波の同期周波数を表し、前記反対側の交差端部における
電極指間距離の2倍をλH とすればfL=V/λHとな
る。
【0016】そして、この弾性表面波装置の振幅特性の
理論値は図2の破線で示すようになり、また実測値は通
過周波数の中央部にて理論値より高くなるので、同実測
値は図2の実線で示すようにフラットな特性となる。そ
の結果、この実施形態によれば、入力及び出力電極3
0,40を傾斜電極で構成するようにしたので、弾性表
面波装置の信号の通過帯域を大きくすることができると
ともに、同通過信号の振幅特性をフラットにすることが
できる。したがって、この弾性表面波装置をバンドパス
フィルタとして利用すれば、良好な信号伝達特性を得る
ことができるようになる。
理論値は図2の破線で示すようになり、また実測値は通
過周波数の中央部にて理論値より高くなるので、同実測
値は図2の実線で示すようにフラットな特性となる。そ
の結果、この実施形態によれば、入力及び出力電極3
0,40を傾斜電極で構成するようにしたので、弾性表
面波装置の信号の通過帯域を大きくすることができると
ともに、同通過信号の振幅特性をフラットにすることが
できる。したがって、この弾性表面波装置をバンドパス
フィルタとして利用すれば、良好な信号伝達特性を得る
ことができるようになる。
【0017】次に、本発明の第2の実施形態について図
面を用いて説明すると、図3は同実施形態に係る弾性表
面波装置を平面図により示している。この弾性表面波装
置においては、最大交差長Lにわたって傾斜させた電極
指33,34,43,44を交差長方向に3領域より多
いn領域L1〜Lnに分け、各領域L1〜Ln毎に曲率
係数Pが異なる値に設定されている。他の構成について
は、上記本発明の第1の実施形態と同じである。これに
よれば、上記第1の実施形態に比べて、各領域L1〜L
n毎に細かく曲率係数Pを設定することができる。その
結果、弾性表面波装置の振幅特性の理論値を図4の破線
で示すようになるとともに、実測値は図4の実線で示す
ようになり、同振幅特性をよりフラットにすることがで
きる。
面を用いて説明すると、図3は同実施形態に係る弾性表
面波装置を平面図により示している。この弾性表面波装
置においては、最大交差長Lにわたって傾斜させた電極
指33,34,43,44を交差長方向に3領域より多
いn領域L1〜Lnに分け、各領域L1〜Ln毎に曲率
係数Pが異なる値に設定されている。他の構成について
は、上記本発明の第1の実施形態と同じである。これに
よれば、上記第1の実施形態に比べて、各領域L1〜L
n毎に細かく曲率係数Pを設定することができる。その
結果、弾性表面波装置の振幅特性の理論値を図4の破線
で示すようになるとともに、実測値は図4の実線で示す
ようになり、同振幅特性をよりフラットにすることがで
きる。
【0018】また、電極指33,34,43,44の各
領域L1〜Lnの曲率係数Pを適当に設定することによ
り、フラット以外の任意の振幅特性を得ることもでき
る。このような任意の振幅特性は、本弾性表面波装置が
利用される機器の種類に応じて選定するようにすればよ
い。また、上述したような理論値と実測値との相違の仕
方は、各電極指33,34,43,44の交差長L及び
数、入力電極30と出力電極40との間の距離などによ
って異なるので、電極指33,34,43,44を3領
域L1〜L3に分ける場合でも、同電極指を3領域より
大きなn領域にわける場合でも、理論値と実測値の相違
の仕方を実験により確認しながら各領域の曲率係数Pを
決定するようにするとよい。
領域L1〜Lnの曲率係数Pを適当に設定することによ
り、フラット以外の任意の振幅特性を得ることもでき
る。このような任意の振幅特性は、本弾性表面波装置が
利用される機器の種類に応じて選定するようにすればよ
い。また、上述したような理論値と実測値との相違の仕
方は、各電極指33,34,43,44の交差長L及び
数、入力電極30と出力電極40との間の距離などによ
って異なるので、電極指33,34,43,44を3領
域L1〜L3に分ける場合でも、同電極指を3領域より
大きなn領域にわける場合でも、理論値と実測値の相違
の仕方を実験により確認しながら各領域の曲率係数Pを
決定するようにするとよい。
【0019】さらに、本発明の第3の実施形態について
図面を用いて説明すると、図5は同実施形態に係る弾性
表面波装置を平面図により示している。この弾性表面波
装置においても、最大交差長Lに渡って傾斜させた電極
指33,34,43,44を交差長方向に複数領域に分
け、各領域毎に曲率係数Pが異なる値に設定されてい
る。そして、この実施形態の特徴は、各電極指33,3
4,43,44の交差長に重み付けがなされていること
である。
図面を用いて説明すると、図5は同実施形態に係る弾性
表面波装置を平面図により示している。この弾性表面波
装置においても、最大交差長Lに渡って傾斜させた電極
指33,34,43,44を交差長方向に複数領域に分
け、各領域毎に曲率係数Pが異なる値に設定されてい
る。そして、この実施形態の特徴は、各電極指33,3
4,43,44の交差長に重み付けがなされていること
である。
【0020】一般的に、傾きの大きな部分が受け持つ周
波数帯域の信号には弾性表面波の散乱によるノイズ成分
が増加し、このノイズ成分は交差長が長くなるにしたが
って多くなるものである。したがって、この第3の実施
形態に係る弾性表面波装置のように、交差長の重み付け
を調整することにより前記ノイズ成分のレベルを調整す
ることができ、その結果、ノイズ成分に起因した振幅特
性のリップルを緩和することもできる。
波数帯域の信号には弾性表面波の散乱によるノイズ成分
が増加し、このノイズ成分は交差長が長くなるにしたが
って多くなるものである。したがって、この第3の実施
形態に係る弾性表面波装置のように、交差長の重み付け
を調整することにより前記ノイズ成分のレベルを調整す
ることができ、その結果、ノイズ成分に起因した振幅特
性のリップルを緩和することもできる。
【0021】なお、上記実施例においては、電極指3
3,34,43,44を2本ずつ交互に交差させるダブ
ル電極について説明したが、この発明は各電極指を1本
ずつ交互に交差させるシングル電極にも適用される。
3,34,43,44を2本ずつ交互に交差させるダブ
ル電極について説明したが、この発明は各電極指を1本
ずつ交互に交差させるシングル電極にも適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す弾性表面波装
置の平面概略図である。
置の平面概略図である。
【図2】 図1の弾性表面波装置の振幅特性を示すグラ
フである。
フである。
【図3】 本発明の第2の実施形態を示す弾性表面波装
置の平面概略図である。
置の平面概略図である。
【図4】 図2の弾性表面波装置の振幅特性を示すグラ
フである。
フである。
【図5】 本発明の第3の実施形態を示す弾性表面波装
置の平面概略図である。
置の平面概略図である。
【図6】 従来の弾性表面波装置の平面概略図である。
【図7】 図6の弾性表面波装置の振幅特性を示すグラ
フである。
フである。
【図8】 従来の他の弾性表面波装置の平面概略図であ
る。
る。
【図9】 図8の弾性表面波装置の振幅特性を示すグラ
フである。
フである。
【図10】 従来のさらに他の弾性表面波装置の平面概
略図である。
略図である。
【図11】 図10の弾性表面波装置の振幅特性を示す
グラフである。
グラフである。
20…圧電基板、30…入力電極、31,32…連結
部、33,34…電極指、40…入力電極、41,42
…連結部、43,44…電極指。
部、33,34…電極指、40…入力電極、41,42
…連結部、43,44…電極指。
Claims (2)
- 【請求項1】 圧電基板上に並設した櫛歯状の入力電極
及び出力電極を傾斜電極で構成した弾性表面波装置にお
いて、前記両電極の各電極指をその延長方向に複数の領
域に分け、電極指の傾斜を表す曲率係数を前記各領域毎
に異ならせたことを特徴とする弾性表面波装置。 - 【請求項2】 前記請求項1に記載の曲率係数Pは、下
記数1により規定されるものであり、 【数1】x=L(fp−fL p)/(fH p−fL p) ここで、Lは電極指の最大交差長を表し、xは電極指間
距離を最大とする側の電極指の交差部分の一端から交差
長方向への任意の距離を表し、fは前記任意の距離xに
より規定される交差長方向位置の電極指間の弾性表面波
の同期周波数を表し、fL は当該弾性表面波装置を通過
する弾性表面波の最低周波数であって電極指間距離を最
大とする側の電極指の交差部分の一端における電極指間
の弾性表面波の同期周波数を表し、fH は当該弾性表面
波装置を通過する弾性表面波の最高周波数であって電極
指間距離を最小とする側の電極指の交差部分の一端にお
ける電極指間の弾性表面波の同期周波数を表す。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19087795A JPH0946171A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 弾性表面波装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19087795A JPH0946171A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 弾性表面波装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0946171A true JPH0946171A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16265244
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19087795A Pending JPH0946171A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 弾性表面波装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0946171A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024135259A1 (ja) * | 2022-12-19 | 2024-06-27 | 株式会社村田製作所 | 弾性波装置及びフィルタ装置 |
-
1995
- 1995-07-26 JP JP19087795A patent/JPH0946171A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024135259A1 (ja) * | 2022-12-19 | 2024-06-27 | 株式会社村田製作所 | 弾性波装置及びフィルタ装置 |
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