JPH094632A - ブッシュ - Google Patents

ブッシュ

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JPH094632A
JPH094632A JP7172998A JP17299895A JPH094632A JP H094632 A JPH094632 A JP H094632A JP 7172998 A JP7172998 A JP 7172998A JP 17299895 A JP17299895 A JP 17299895A JP H094632 A JPH094632 A JP H094632A
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JP
Japan
Prior art keywords
bush
synthetic resin
molded product
projecting piece
resin molded
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7172998A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Agui
賢一 安喰
Kazunori Jinbo
一憲 神保
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Publication of JPH094632A publication Critical patent/JPH094632A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂成形品1の成形時にブッシュ10の
外周側の一部に形成されるウエルド部の強度を向上させ
る。 【構成】 ブッシュ10は、円筒状の金属製ブッシュ本
体11の円周方向一部から略接線方向に突片12が打ち
出し形成されたものであって、ブッシュ本体11の周壁
の一部に前記打ち出しによる窓部11aが形成されてお
り、合成樹脂成形品1の穴部2に、インサート成形によ
って一体的に埋設する際に、可塑化合成樹脂材料の流入
側に対して突片12が円周方向反対側に位置するように
金型内にセットされる。賦形される可塑化合成樹脂材料
は、その流れFの先端に突片12及び窓部11aによっ
て乱流F’を発生し、複雑に入り組み又は絡み合った面
上で融合したウエルド部を形成するので、成形後の合成
樹脂の体積収縮等により発生する残留引っ張り応力に対
する強度が増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂成形品のボル
ト挿通用の穴部等の内周に一体的に埋設されて、前記穴
部を補強するブッシュに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、一般に合成樹脂成形
品1のフランジ部1a等に開設されたボルト挿通用の穴
部2の内周は、金属製のブッシュ3によってボルト締め
付け力に対する補強が行われており、このブッシュ3
は、前記合成樹脂成形品1の成形時に、インサート成形
によって前記穴部2の内周に一体的に埋設される。従
来、この種のブッシュ3としては図示のような単純な円
筒状を呈するものが用いられている。また、ブッシュ3
の外周面には、回り止め及び抜け止めのためのローレッ
ト加工(図示省略)等が施される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】合成樹脂成形品1の成
形においては、ブッシュ3がフランジ部1aと対応する
金型(図示省略)内の所定の位置に予めセットされる。
前記金型のゲートGから流入した可塑化合成樹脂材料
は、賦形の過程で、ブッシュ3の外周を図中矢印Fで示
すように円周方向両側へ分岐して流れ、その流れFの先
端部が前記ゲートGに対する円周方向対称の位置で衝突
して合流するので、ほぼブッシュ3の軸心を通る平面に
沿ったウエルド部Wを形成する。このウエルド部Wで
は、可塑化合成樹脂材料の流れFが完全に融合せずに不
連続になっていることから、連続した可塑化合成樹脂材
料の流れFにより形成された他の部分(非ウエルド部)
に比較して、引っ張り強さで約60%の強度低下を生じ
る。このため、ブッシュ3の軸心を通る平面に沿って形
成されたウエルド部Wの場合は、成形後の合成樹脂材料
の収縮やヒートサイクル等によってブッシュ3の周囲で
発生する円周方向の残留引っ張り応力によって、割れが
発生する恐れが指摘される。
【0004】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、合成樹脂
成形品の成形時にブッシュの外周の一部で形成されるウ
エルド部の強度を向上させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明の第一は、合成樹脂成形品の穴部の内周に前記合
成樹脂成形品の成形時に一体的に埋設されるブッシュに
おいて、円筒状を呈するブッシュ本体と、このブッシュ
本体の円周方向一部に外周側へ突出した所要数の突片と
を備え、この突片は前記ブッシュ本体の一部をその半径
方向に対して交差する方向に打ち出し形成したものであ
る。また、本発明の第二は、前記ブッシュ本体は金属板
をロール曲げ成形したものであり、前記突片は前記金属
板のロール曲げによる対向辺の端部をこのブッシュ本体
の軸心に対して傾斜した形状に折り返したものである。
【0006】
【作用】穴部にブッシュを一体的に埋設した合成樹脂成
形品の成形に際して、ブッシュ本体に形成され外周側へ
突出した所要数の突片は、前記ブッシュ本体の外周を円
周方向両側へ流れる可塑化合成樹脂材料に乱流を生じさ
せるものである。このため、円周方向両側からの可塑化
合成樹脂材料の流れが複雑に入り組み又は絡み合った状
態で融合した非平面状のウエルド部が形成され、その強
度が向上する。また前記突片は合成樹脂内部へ突出する
ものであるため、合成樹脂成形品に対するブッシュの定
着性を向上させる。
【0007】前記突片が、ブッシュ本体の周壁の一部を
その半径方向に対して交差する方向に打ち出し形成した
ものである場合は、前記突片のほか、その打ち出しに伴
ってブッシュ本体の一部に形成された窓部も、前記乱流
を生じさせる作用や、回り止め及び抜け止め作用を有す
る。また、ブッシュ本体が金属板をロール曲げ成形した
ものである場合、前記金属板のロール曲げによる互いの
対向辺の端部をこのブッシュ本体の軸心に対して傾斜し
た形状に折り返してなる突片は、ブッシュ本体の外周に
おける可塑化合成樹脂材料の流れの先端に螺旋状の乱流
を生じさせて互いに絡み合わせる作用を有し、これによ
って、ウエルド部は複雑に入り組んだ非平面状に形成さ
れる。
【0008】
【実施例】図1は本発明に係るブッシュの第一実施例を
示す斜視図である。すなわちこの実施例によるブッシュ
10は、円筒状を呈する金属製ブッシュ本体11と、こ
のブッシュ本体11の円周方向一部から外周側へその半
径方向に対して交差する方向(例えば略接線方向)に突
出した一枚の突片12とを備えている。この突片12
は、金属製ブッシュ本体11の周壁の一部をコ字形に打
ち抜いて打ち出し形成したものであり、その打ち出しに
よって、前記金属製ブッシュ本体11の周壁の一部には
前記突片12と対応する形状の窓部11aが開設されて
いる。
【0009】図2はこの第一実施例のブッシュ10を一
体的に埋設した合成樹脂成形品1の成形過程を示す説明
図である。すなわち前記ブッシュ10は、合成樹脂成形
品1のフランジ部1aに開設された穴部2内に、インサ
ート成形によって一体的に埋設されるもので、前記合成
樹脂成形品1の成形の際に、可塑化合成樹脂材料の流入
口であるゲートGに対して、突片12が円周方向反対側
に位置するように、フランジ部1aと対応して金型内の
所定の位置に予めセットされる。このため、ゲートGか
ら流入した可塑化合成樹脂材料は、フランジ部1aの賦
形の過程で、図2に矢印Fで示すようにブッシュ本体1
1の外周を円周方向両側へ分岐して流れ、前記ゲートG
と反対側の位置で互いに合流する際に、突片12及び窓
部11aによって乱流F’を発生するので、双方からの
流れが複雑に入り組み又は絡み合った状態で融合したウ
エルド部が形成される。このため、成形後の合成樹脂の
体積収縮等により発生する円周方向の残留引っ張り応力
に対する前記ウエルド部の強度が向上する。
【0010】また、合成樹脂成形品1の成形後の状態を
考えると、前記突片12は合成樹脂からなるフランジ部
1aの肉厚内へ突出しており、しかも前記合成樹脂の一
部がブッシュ本体11の窓部11aに入り込んでいるの
で、円周方向及び軸方向に対する剪断面積が増大する。
したがって、従来のようなローレット加工による回り止
め・抜け止め手段に比較して、合成樹脂成形品1に対す
るブッシュ10の定着性が著しく向上する。したがっ
て、ブッシュ本体11の外周面には、特にローレット加
工等を施す必要はない。
【0011】図3は本発明に係るブッシュの第二実施例
を示す斜視図、図4はその展開図である。すなわちこの
第二実施例によるブッシュ10’は、円筒状を呈する金
属製ブッシュ本体13と、その円周方向一部に軸方向両
端部から外周側へ突出しかつブッシュ本体13の軸心に
対して傾斜した二枚の突片14,14とを備え、軸方向
一側の端面における円周方向一部には、このブッシュ1
0’を金型へセッティングする際の位置決め用の切欠1
5が形成されている。
【0012】ブッシュ本体13は、図4の展開図に示す
形状に打ち抜かれた金属板130をロール曲げ成形した
ものである。この金属板130は、ロール曲げによる対
向辺131,131の互いに反対側の端部をそれぞれ三
角形状の屈曲代132,132とする一方、前記対向辺
131,131における他方の端部に、この屈曲代13
2と略対応する形状の延長部133,133を形成した
ものである。前記屈曲代132は、図中破線で示す部分
に沿って、金属板130のロール曲げ方向と反対側へ折
り返すことによって突片14となるものであり、延長部
133は、図3にも示すように、屈曲代132を折り返
して突片14を形成したことによってブッシュ本体13
の周壁の一部に前記屈曲代132と対応する形状の隙間
が生じないようにするためのものである。
【0013】図5はこの第二実施例のブッシュ10’を
一体的に埋設した合成樹脂成形品1の成形過程を示す説
明図である。すなわちブッシュ10’は、ゲートGに対
して突片14,14が円周方向反対側に位置するよう
に、金型(図示省略)内の所定位置に、切欠15によっ
て位置決めされセットされる。このため、成形工程にお
いてゲートGから流入した可塑化合成樹脂材料は、フラ
ンジ部1aの賦形の過程で、矢印Fで示すようにブッシ
ュ本体13の外周を円周方向両側へ分岐して流れ、前記
ゲートGと反対側の位置で突片14,14によって乱流
を発生する。すなわち、両突片14,14はブッシュ本
体13の軸心に対して互いに同方向へ傾斜した形状とな
っているため、可塑化合成樹脂材料の流れFの一部は螺
旋方向に案内され、別の流れの一部は突片14を乗り越
え又は迂回し、更にこれらの流れが交差し合い、合流
し、あるいは衝突する。したがって、これにより形成さ
れるウエルド部は、極めて複雑に絡み合い融合し、しか
も円周方向の広い範囲に入り組んだ非平面状に形成され
るので、成形後の円周方向の残留引っ張り応力に対する
強度が増大する。
【0014】また、突片14,14は、金属板130に
おける角部(屈曲代132)を斜めに折り返したもので
あるため、ブッシュ本体13の軸方向両側へ突出した形
状に形成されたものではなく、したがって、成形された
合成樹脂成形品1のフランジ部1aの端面からは露出し
ない。そして合成樹脂成形品1の成形後の状態では、こ
の第二実施例においても、突片14,14は合成樹脂か
らなるフランジ部1aの肉厚内に突出しているのである
から、ブッシュ10’の回り止め及び抜け止め作用によ
って、その定着性を向上させるものであることは容易に
理解されるであろう。
【0015】なお、本発明は、図示の実施例に限定され
るものではない。例えば、図1及び図2に示す第一実施
例のブッシュ10にも、ブッシュ本体11の軸方向一端
面に突片12に対して円周方向反対側となる位置に、第
二実施例と同様に、位置決め用の切欠を形成しても良
い。また、突片12,14の大きさや傾斜角度等も任意
に決定されるものである。
【0016】
【発明の効果】本発明のブッシュによると、このブッシ
ュを一体的に埋設した合成樹脂成形品を成形する際に、
ブッシュ本体からその外周へ突出した突片によって、賦
形過程で可塑化合成樹脂材料の合流部に形成されるウエ
ルド部が複雑に絡み合った融合状態となるので、成形後
の合成樹脂材料の収縮やヒートサイクル等によってブッ
シュの周囲で発生する円周方向の残留引っ張り応力に対
する強度を向上させて、割れの発生を有効に防止するこ
とができ、しかも成形品に対するブッシュの定着性の向
上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブッシュの第一実施例を示す斜視
図である。
【図2】上記第一実施例のブッシュを一体的に埋設した
合成樹脂成形品の成形過程における可塑化合成樹脂材料
の流れを示す説明図である。
【図3】本発明に係るブッシュの第二実施例を示す斜視
図である。
【図4】上記第二実施例のブッシュの展開図である。
【図5】上記第二実施例のブッシュを一体的に埋設した
合成樹脂成形品の成形過程における可塑化合成樹脂材料
の流れを示す説明図である。
【図6】従来例に係るブッシュを一体的に埋設した合成
樹脂成形品の成形過程における可塑化合成樹脂材料の流
れを示す説明図である。
【符号の説明】
1 合成樹脂成形品 1a フランジ部 2 穴部 10,10’ ブッシュ 11,13 ブッシュ本体 11a 窓部 12,14 突片 15 切欠 130 金属板 131 対向辺 132 屈曲代 133 延長部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂成形品(1)の穴部(2)に前
    記合成樹脂成形品(1)の成形時に一体的に埋設される
    ブッシュ(10)において、 円筒状を呈するブッシュ本体(11)と、 このブッシュ本体(11)の円周方向一部に外周側へ突
    出した所要数の突片(12)とを備え、 この突片(12)は前記ブッシュ本体(11)の一部を
    その半径方向に対して交差する方向に打ち出し形成した
    ものであることを特徴とするブッシュ。
  2. 【請求項2】 合成樹脂成形品(1)の穴部(2)に前
    記合成樹脂成形品(1)の成形時に一体化されるブッシ
    ュ(10’)において、 円筒状を呈するブッシュ本体(13)と、 このブッシュ本体(13)の円周方向一部に外周側へ突
    出した所要数の突片(14)とを備え、 前記ブッシュ本体(13)は金属板(130)をロール
    曲げ成形したものであり、 前記突片(14)は前記金属板(130)のロール曲げ
    による対向辺(131)の端部を屈曲代(132)とし
    てこのブッシュ本体(13)の軸心に対して傾斜した形
    状に折り返したものであることを特徴とするブッシュ。
JP7172998A 1995-06-16 1995-06-16 ブッシュ Withdrawn JPH094632A (ja)

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JP7172998A JPH094632A (ja) 1995-06-16 1995-06-16 ブッシュ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002126297A (ja) * 2000-10-25 2002-05-08 Adachi Light Co Ltd パチンコ遊技機の外枠およびその製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20020903