【発明の詳細な説明】
界面活性剤含有染料移動抑制組成物
技術分野
本発明は、洗浄時の布帛間の染料移動を抑制するための組成物および方法に関
する。より詳細には、本発明は、ポリアミンN−オキシド含有重合体と界面活性
剤とを含む染料移動抑制組成物に関する。
背景技術
布帛の洗濯などのクリーニング目的に有用な洗剤組成物では、通常、各種の界
面活性剤が利用されてきた。
洗濯物の典型的なロードに存在する他の布帛からの各種の汚れおよびしみをク
リーニングする洗剤組成物の能力は、洗浄性能の評価において高い重要性を有す
る。各界面活性剤は、一長一短を有する。
従って、洗剤組成物は、利点を最大限にし且つ不利を最小限にするために1種
より多い界面活性剤活性成分を使用して処方される。
各種の性能基準を満たす各界面活性剤の相対能力は、とりわけ、補助洗剤成分
の存在に依存している。
洗剤組成物に加えられる補助洗剤成分の種類の1つは、染料移動抑制重合体で
ある。
前記重合体は、着色布帛から、それで洗浄された他の
布帛上への染料の移動を抑制するために洗剤組成物に加えられる。これらの重合
体は、染料が洗浄液中の他の物品に結合されるようになる機会を有する前に、染
色布帛から洗い落とされた不堅牢染料を複合化または吸着する能力を有する。
重合体は、染料移動を抑制するために洗剤組成物内で使用されてきた。同時係
属欧州特許出願第92202168.8号明細書には、可溶化または懸濁染料の
移動を排除する際に非常に効率的であるポリアミンN−オキシド含有重合体が記
載されている。
ポリアミンN−オキシド含有重合体は、界面活性剤系ときわめて相容性である
ことが今や見出された。加えて、染料移動抑制性能は、或る界面活性剤の存在下
で増大されることが見出された。
この知見は、優秀な染料移動抑制性と全洗浄性能との両方とも有する洗剤組成
物を処方することを可能にする。
本発明の別の態様によれば、着色布帛を包含する洗濯操作のための方法も、提
供される。
発明の開示
本発明は、下記の構造式(I)
〔式中、Pは重合性単位(それに対してN−O基が結合
し得るか、またはN−O基が重合性単位の一部分を構成するか、または両方の組
み合わせである)であり、
xは0または1であり;Rは脂肪族、エトキシ化脂肪族、芳香族、複素環式また
は脂環式基またはそれらの組み合わせ(それに対してN−O基の窒素が結合し得
るか、またはN−O基の窒素がこれらの基の一部分を構成する)である〕
を有する単位を含有するポリアミンN−オキシド含有重合体から選ばれる重合体
、および界面活性剤系を含むことを特徴とする染料移動抑制組成物に関する。
発明を実施するための最良の形態
本発明の組成物は、必須エレメントとして、下記の構造式
〔式中、Pは重合性単位(それに対してR−N−O基が結合し得るか、またはR
−N−O基が重合性単位の一部分を構成するか、または両方の組み合わせである
)であり、
xは0または1であり;Rは脂肪族、エトキシ化脂肪族、
芳香族、複素環式または脂環式基またはこれらの組み合わせ(それに対してN−
O基の窒素が結合し得るか、またはN−O基の窒素がこれらの基の一部分である
)である〕
を有する単位を含有するポリアミンN−オキシド含有重合体を含む。
N−O基は、下記の一般構造
(式中、R1、R2、R3は脂肪族基、芳香族、複素環式もしくは脂環式基また
はこれらの組み合わせであり、xまたは/およびyまたは/およびzは0または
1であり、N−O基の窒素が結合し得るか、またはN−O基の窒素がこれらの基
の一部分を構成する)
で表わすことができる。
N−O基は、重合性単位(P)の一部分であることができ、または重合体主鎖
に結合でき、または両方の組み合わせであることができる。
N−O基が重合性単位の一部分を構成する好適なポリアミンN−オキシドは、
Rが脂肪族、芳香族、脂環式または複素環式基から選ばれるポリアミンN−オキ
シドからなる。
1つの種類の前記ポリアミンN−オキシドは、N−O
基の窒素がR基の一部分を構成する群のポリアミンN−オキシドからなる。好ま
しいポリアミンN−オキシドは、Rが複素環式基、例えば、ピリジン、ピロール
、イミダゾール、ピロリジン、ピペリジン、キノリン、アクリジンおよびこれら
の誘導体であるものである。
別の種類の前記ポリアミンN−オキシドは、N−O基の窒素がR基に結合され
ている群のポリアミンN−オキシドからなる。
他の好適なポリアミンN−オキシドは、N−O基が重合性単位に結合されてい
るポリアミンオキシドである。好ましい種類のこれらのポリアミンN−オキシド
は、一般式(I)(式中、RはN−O官能基の窒素が前記R基の一部分である芳
香族、複素環式または脂環式基である)を有するポリアミンN−オキシドである
。
これらの種類の例は、Rが複素環式化合物、例えば、ピリジン、ピロール、イ
ミダゾールおよびこれらの誘導体であるポリアミンオキシドである。
別の好ましい種類のポリアミンN−オキシドは、一般式(I)(式中、RはN
−O官能基の窒素が前記R基に結合されている芳香族、複素環式または脂環式基
である)を有するポリアミンオキシドである。
これらの種類の例は、R基がフェニルなどの芳香族であることができるポリア
ミンオキシドである。
生成するアミンオキシド重合体が水溶性であり且つ染
料移動抑制性を有する限り、いかなる重合体主鎖も、使用できる。好適な重合体
主鎖の例は、ポリビニル、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリ
アミド、ポリイミド、ポリアクリレートおよびこれらの混合物である。
本発明のアミンN−オキシド重合体は、典型的には、アミン対アミンN−オキ
シドの比率10:1から1:1000000を有する。しかしながら、ポリアミ
ンN−オキシド含有重合体に存在するアミンオキシド基の量は、適当な共重合に
より、または適当なN−酸化度により変更できる。好ましくは、アミン対アミン
N−オキシドの比率は、2:3から1:1000000である。より好ましくは
1:4から1:1000000、最も好ましくは1:7から1:1000000
。本発明の重合体は、実際には、一方の単量体型がアミンN−オキシドであり且
つ他方の単量体型がアミンN−オキシドであるかそうではないかのいずれかであ
るランダムまたはブロック共重合体を包含する。ポリアミンN−オキシドのアミ
ンオキシド単位は、pKa<10、好ましくはpKa<7、より好ましくはpK
a<6を有する。
ポリアミンN−オキシド含有重合体は、ほとんどいかなる重合度でも得ること
ができる。物質が所望の水溶性および染料懸濁力を有するならば、重合度は、臨
界的ではない。
典型的には、ポリアミンN−オキシド含有重合体の平均分子量は、500〜1
000,000、好ましくは1,000〜50,000、より好ましくは2,0
00〜30,000、最も好ましくは3,000〜20,000の範囲内である
。
本発明のポリアミンN−オキシド含有重合体は、典型的には、染料移動抑制組
成物の0.001〜10重量%、より好ましくは0.01〜2重量%、最も好ま
しくは0.05〜1重量%存在する。
本組成物は、好都合には、洗濯操作で使用するための通常の洗剤組成物への添
加剤として使用される。また、本発明は、洗剤成分を含有し、このように洗剤組
成物として役立つであろう染料移動抑制組成物を包含する。ポリアミンN−オキシドの製法
ポリアミンN−オキシド含有重合体の製造においては、アミン単量体を重合し
、得られた重合体を好適な酸化剤で酸化することによって達成してもよく、また
はアミンオキシド単量体は、それ自体重合してポリアミンN−オキシドを得ても
よい。
ポリアミンN−オキシド含有重合体の合成は、ポリビニルピリジンN−オキシ
ドの合成によって例証できる。ポリサイエンシーズからのポリ−4−ビニルピリ
ジン(分子量50,000、5.0g、0.0475モル)を酢酸50mlに予備
溶解し、ピペットを介して過酢酸溶
液(氷酢酸25g)H2O2の30容量%溶液6.4g、およびH2SO4数滴は過
酢酸0.0523モルを与える)で処理した。混合物を室温(32℃)で30分
かけて攪拌した。次いで、一晩中放置する前に、油浴を使用して混合物を80〜
85℃に3時間加熱した。次いで得られた重合体溶液を攪拌下にアセトン1lと
混合する。底に調製した得られた黄褐色の粘稠なシロップを再度アセトン1lで
洗浄して、淡い結晶性固体を生成する。
固体を重力によって濾別し、アセトンで洗浄し、次いで、P2O5上で乾燥した
。
この重合体のアミン:アミンN−オキシドの比率は、1:4である(NMRに
よって測定)。界面活性剤系
本発明に係る組成物は、ポリアミン−N−オキシド含有重合体に加えて、界面
活性剤系(界面活性剤は、非イオン界面活性剤および/または陰イオン界面活性
剤および/または陽イオン界面活性剤および/または両性界面活性剤および/ま
たは双性界面活性剤および/または半極性界面活性剤から選ぶことができる)を
含む。
本発明に従って使用すべき好ましい界面活性剤系は、界面活性剤として、ここ
に記載の非イオン界面活性剤の1種以上を含む。これらの非イオン界面活性剤は
、ポリアミンN−オキシド含有重合体の染料移動抑制性能が前記界面活性剤の存
在下で増大されるので、非常に有用で
あることが見出された。
非イオン界面活性剤
アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、ポリプロピレンオキシド
縮合物およびポリブチレンオキシド縮合物は、本発明の界面活性剤系の非イオン
界面活性剤として使用するのに好適であり、ポリエチレンオキシド縮合物が好ま
しい。これらの化合物としては、直鎖または分枝鎖配置のいずれかに約6〜約1
4個の炭素原子、好ましくは約8〜約14個の炭素原子を有するアルキル基を有
するアルキルフェノールとアルキレンオキシドとの縮合物が挙げられる。好まし
い態様においては、エチレンオキシドは、アルキルフェノール1モル当たり約5
〜約25モル、より好ましくは約3〜約15モルに等しい量で存在する。この種
の市販の非イオン界面活性剤としては、GAFコーポレーションによって市販さ
れているイゲパール(IgepalTM)CO−630、およびローム・エンド・ハース
・カンパニーによって市販されているトリトン(TritonTM)X−45、X−11
4、X−100、およびX−102が挙げられる。これらの界面活性剤は、通常
、アルキルフェノールアルコキシレート(例えば、アルキルフェノールエトキシ
レート)と称する。
第一級および第二級脂肪族アルコールとエチレンオキシド約1〜約25モルと
の縮合物は、本発明の非イオン
界面活性剤系の非イオン界面活性剤として使用するのに好適である。脂肪族アル
コールのアルキル鎖は、直鎖または分枝第一級または第二級であることができ、
一般に、約8〜約22個の炭素原子を有する。炭素数約8〜約20、より好まし
くは炭素数約10〜約18のアルキル基を有するアルコールとアルコール1モル
当たり約2〜約10モルのエチレンオキシドとの縮合物が、好ましい。この種の
市販の非イオン界面活性剤の例としては、ユニオン・カーバイド・コーポレーシ
ョンによって市販されているタージトール(TergitolTM)15−S−9(C11〜
C15線状アルコールとエチレンオキシド9モルとの縮合物)、タージトールTM2
4−L−6NMW(狭い分子量分布を有するC12〜C14第一級アルコールとエチ
レンオキシド6モルとの縮合物);シェル・ケミカル・カンパニーによって市販
されているネオドール(NeodolTM)45−9(C14〜C15線状アルコールとエチ
レンオキシド9モルとの縮合物)、ネオドールTM23−6.5(C12〜C13線状
アルコールとエチレンオキシド6.5モルとの縮合物)、ネオドールTM45−7
(C14〜C15線状アルコールとエチレンオキシド7モルとの縮合物)、ネオドー
ルTM45−4(C14〜C15線状アルコールとエチレンオキシド4モルとの縮合物
)、およびザ・プロクター・エンド・ギャンブル・カンパニーによって市販され
ているキロ(KyroTM)EOB(C13〜C15アルコール
とエチレンオキシド9モルとの縮合物)が挙げられる。
炭素数約6〜約30、好ましくは炭素数約10〜約16の疎水基および約1.
3〜約10、好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7個
の糖単位を含有する多糖(例えば、ポリグリコシド)親水基を有する1986年
1月21日発行のレナドの米国特許第4,565,647号明細書に開示のアル
キル多糖類も、本発明の界面活性剤系の非イオン界面活性剤として有用である。
炭素数5または6のいかなる還元糖も、使用でき、例えば、グルコシル部分の代
わりにグルコース、ガラクトースおよびガラクトシル部分が、使用できる(場合
によって、疎水基は、2位、3位、4位などで結合して、このようにグルコシド
またはガラクトシドに対立するものとしてグルコースまたはガラクトースを与え
る)。糖間結合は、例えば、追加の糖単位の1位と前の糖単位上の2位、3位、
4位および/または6位との間にあることができる。
場合によって、余り望ましくないが、疎水部分と多糖部分とを結合するポリア
ルキレンオキシド鎖があることができる。好ましいアルキレンオキシドは、エチ
レンオキシドである。典型的疎水基としては、炭素数約8〜約18、好ましくは
約10〜約16の飽和または不飽和分枝または非分枝アルキル基が挙げられる。
好ましくは、アルキル基は、直鎖飽和アルキル基である。アルキル基
は、約3個までのヒドロキシ基を含有することができ且つ/またはポリアルキレ
ンオキシド鎖は、約10個まで、好ましくは5個未満のアルキレンオキシド部分
を含有することができる。好適なアルキル多糖類は、オクチル、ノニルデシル、
ウンデシルドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル
、ヘプタデシル、およびオクタデシル、ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−、お
よびヘキサグルコシド、ガラクトシド、ラクトシド、グルコース、フルクトシド
、フルクトースおよび/またはガラクトースである。好適な混合物としては、コ
コナツアルキル、ジ−、トリ−、テトラ−、およびペンタグルコシドおよびタロ
ーアルキルテトラ−、ペンタ−、およびヘキサグルコシドが挙げられる。
好ましいアルキルポリグリコシドは、式
R2O(CnH2nO)t(グリコシル)x
(式中、R2はアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシルアルキル、ヒドロキ
シルアルキルフェニル、およびそれらの混合物からなる群から選ばれ、そしてア
ルキル基は約10〜約18個、好ましくは約12〜約14個の炭素原子を有し;
nは2または3、好ましくは2であり;tは0〜約10、好ましくは0であり;
xは約1.3〜約10,好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜
約2.7である)
を有する。グリコシルは、好ましくはグルコースに由来
する。これらの化合物を生成するために、先ず、アルコールまたはアルキルポリ
エトキシアルコールを生成し、次いで、グルコースまたはグルコース源と反応さ
せて、グルコシド(1位で結合)を生成する。次いで、追加のグリコシル単位は
、それらの1位と前のグリコシル単位の2位、3位、4位および/または6位、
好ましくは主として2位との間で結合できる。
好ましくはないが、プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合によ
って生成された疎水性ベースとエチレンオキシドとの縮合物も、本発明の非イオ
ン界面活性剤系の追加の非イオン界面活性剤として使用するのに好適である。こ
れらの化合物の疎水部分は、好ましくは、分子量約1500〜約1800を有し
、水不溶性を示すであろう。この疎水部分へのポリオキシエチレン部分の付加は
、全体として分子の水溶性を増大する傾向があり、且つ生成物の液体特性は、ポ
リオキシエチレン含量が縮合物の全重量の約50%(約40モルまでのエチレン
オキシドとの縮合に対応)である点まで保持される。この種の化合物の例として
は、BASFによって市販されている商業上入手可能なプルロニック(PluronicTM
)界面活性剤の或るものが挙げられる。
プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応から生ずる生成物とエチレン
オキシドとの縮合物も、本発明の非イオン界面活性剤系の非イオン界面活性剤と
して使
用するのに好適である。これらの生成物の疎水部分は、エチレンジアミンと過剰
のプロピレンオキシドとの反応生成物からなり、一般に、分子量約2500〜約
3000を有する。この疎水部分は、縮合物がポリオキシエチレン約40〜約8
0重量%を含有し且つ分子量約5,000〜約11,000を有する程度までエ
チレンオキシドと縮合する。この種の非イオン界面活性剤の例としては、BAS
Fによって市販されている商業上入手可能なテトロニック(TetronicTM)化合物
の或るものが挙げられる。
アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、第一級および第二級脂肪
族アルコールとエチレンオキシド約1〜約25モルとの縮合物、アルキル多糖類
、およびそれらの混合物が、本発明の界面活性剤系の非イオン界面活性剤として
使用するのに好ましい。3〜15個のエトキシ基を有するC8〜C14アルキルフ
ェノールエトキシレートおよび2〜10個のエトキシ基を有するC8〜C18アル
コールエトキシレート(好ましくは平均C10)、およびそれらの混合物が、最も
好ましい。
高度に好ましい非イオン界面活性剤は、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性
剤である。
式
(式中、R1はHであるか、R1はC1〜4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル
、2−ヒドロキシプロピル、またはそれらの混合物であり、R2はC5〜31ヒドロ
カルビルであり、Zは鎖に直接連結された少なくとも3個のヒドロキシルを有す
る線状ヒドロカルビル鎖を有するポリヒドロキシヒドロカルビルまたはそのアル
コキシ化誘導体である)
のポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤も、非イオン界面活性剤として好適で
ある。好ましくは、R1はメチルであり、R2はC11〜15アルキルまたはアルケニ
ル直鎖、例えば、ココナツアルキルまたはその混合物であり且つZは、好ましく
は還元アミノ化反応においてグルコース、フルクトース、マルトース、ラクトー
スなどの還元糖から誘導される。
このような洗濯洗剤組成物に配合する時には、本発明の非イオン界面活性剤系
は、広範囲の洗濯条件にわたってこのような洗濯洗剤組成物のグリース/油しみ
抜き性を改善するように作用する。陰イオン界面活性剤
好適な陰イオン界面活性剤としては本発明のアルキルアルコキシ化サルフェー
ト界面活性剤が挙げられ、アルキルアルコキシ化サルフェート界面活性剤は、式
RO(A)mSO3M〔式中、RはC10〜C24アルキル成分を有する非置換C10
〜C24アルキルまたはヒドロキ
シアルキル基、好ましくはC12〜C20アルキルまたはヒドロキシアルキル、より
好ましくはC12〜C18アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、Aはエトキシ
またはプロポキシ単位であり、mは0よりも大きく、典型的には約0.5〜約6
、より好ましくは約0.5〜約3であり、MはHまたは、例えば、金属陽イオン
(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)
、アンモニウムまたは置換アンモニウム陽イオンであることができる陽イオンで
ある〕の水溶性塩または酸である。アルキルエトキシ化サルフェート並びにアル
キルプロポキシ化サルフェートは、ここで意図される。置換アンモニウム陽イオ
ンの特定例としては、メチル−、ジメチル−、トリメチル−アンモニウム陽イオ
ンおよび第四級アンモニウム陽イオン、例えば、テトラメチル−アンモニウムお
よびジメチルピペリジニウム陽イオンおよびアルキルアミン、例えば、エチルア
ミン、ジエチルアミン、およびトリエチルアミンから誘導されるもの、それらの
混合物などが挙げられる。例示の界面活性剤は、C12〜C18アルキルポリエトキ
シレート(1.0)サルフェート(C12〜C18E(1.0)M)、C12〜C18ア
ルキルポリエトキシレート(2.25)サルフェート(C12〜C18E(2.25
)M)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(3.0)サルフェート(C12
〜C18E(3.0)M)、およびC12〜C18ア
ルキルポリエトキシレート(4.0)サルフェート(C12〜C18E(4.0)M
)(式中、Mはナトリウムおよびカリウムから好都合に選ばれる)である。
使用すべき好適な陰イオン界面活性剤は、アルキルエステルスルホネート界面
活性剤、例えば、「ザ・ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・オイル・ケミスツ
・ソサエティー」,52(1975),pp.323−329に従ってガス状SO3
でスルホン化するC8〜C20カルボン酸(即ち、脂肪酸)の線状エステルである
。好適な出発物質としては、タロー、パーム油などから誘導されるような天然脂
肪物質が挙げられるであろう。
特に洗濯応用に好ましいアルキルエステルスルホネート界面活性剤は、構造式
(式中、R3はC8〜C20ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはそれらの
組み合わせであり、R4はC1〜C6ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、また
はそれらの組み合わせであり、Mはアルキルエステルスルホネートと水溶性塩を
生成する陽イオンである)
のアルキルエステルスルホネート界面活性剤からなる。好適な塩形成陽イオンと
しては、金属、例えば、ナトリ
ウム、カリウムおよびリチウム、および置換または非置換アンモニウム陽イオン
、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、およびトリエタノール
アミンが挙げられる。好ましくは、R3はC10〜C16アルキルであり、R4はメチ
ル、エチルまたはイソプロピルである。R3がC10〜C16アルキルであるメチル
エステルスルホネートが、特に好ましい。
他の好適な陰イオン界面活性剤としては本発明のアルキルサルフェート界面活
性剤が挙げられ、アルキルサルフェート界面活性剤は式 ROSO3M〔式中、
Rは好ましくはC10〜C24ヒドロカルビル、好ましくはC10〜C20アルキル成分
を有するアルキルまたはヒドロキシアルキル、より好ましくはC12〜C18アルキ
ルまたはヒドロキシアルキルであり、MはHまたは陽イオン、例えば、アルカリ
金属陽イオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム)、またはアンモニウ
ムまたは置換アンモニウム(例えば、メチル−、ジメチル−、およびトリメチル
アンモニウム陽イオンおよび第四級アンモニウム陽イオン、例えば、テトラメチ
ル−アンモニウムおよびジメチルピペリジニウム陽イオン、およびエチルアミン
、ジエチルアミン、トリエチルアミンなどのアルキルアミンから誘導される第四
級アンモニウム陽イオン、およびそれらの混合物などである〕の水溶性塩または
酸である。典型的には、C12〜C16のアルキル鎖が、より低い洗浄温
度(例えば、約50℃未満)に好ましく且つC16〜C18アルキル鎖がより高い洗
浄温度(例えば、約50℃よりも高温)に好ましい。
洗浄目的で有用な他の陰イオン界面活性剤も、本発明の洗濯洗剤組成物に配合
できる。これらとしては、石鹸の塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、アン
モニウム塩、および置換アンモニウム塩、例えば、モノエタノールアミン塩、ジ
エタノールアミン塩およびトリエタノールアミン塩を含めて)、C9〜C20直鎖
アルキルベンゼンスルホネート、C8〜C22第一級または第二級アルカンスルホ
ネート、C8〜C24オレフィンスルホネート、例えば、英国特許第1,082,
179号明細書に記載のようにアルカリ土類金属クエン酸塩の熱分解生成物のス
ルホン化によって製造されるスルホン化ポリカルボン酸、C8〜C24アルキルポ
リグリコールエーテルサルフェート(エチレンオキシド10モルまでを含有)、
アルキルグリセロールスルホネート、脂肪アシルグリセロールスルホネート、脂
肪オレイルグリセロールサルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエ
ーテルサルフェート、パラフィンスルホネート、アルキルホスフェート、イセチ
オネート、例えば、アシルイセチオネート、N−アシルタウレート、アルキルス
クシナメートおよびスルホスクシネート、スルホスクシネートのモノエステル(
特に飽和および不飽和C12〜C18モノエステル)、
スルホスクシネートのジエステル(特に飽和および不飽和C6〜C12ジエステル
)、アシルサルコシネート、アルキル多糖類のサルフェート、例えば、アルキル
ポリグルコシドのサルフェート(非イオン非硫酸化化合物は以下に記載)、分枝
第一級アルキルサルフェート、アルキルポリエトキシカルボキシレート、例えば
、式
RO(CH2CH2O)k−CH2COO−M+(式中、RはC8〜C22アルキルで
あり、kは0〜10の整数であり、Mは可溶性塩形成陽イオンである)のものが
挙げることができる。樹脂酸および水素添加樹脂酸、例えば、ロジン、水素添加
ロジン、およびトール油に存在するかトール油から誘導される樹脂酸および水素
添加樹脂酸も、好適である。更に他の例は、「界面活性剤および洗剤」(シュワ
ルツ、ペリーおよびバーチによる第I巻および第II巻)に記載されている。各種
のこのような界面活性剤は、一般にローリン等に1975年12月30日発行の
米国特許第3,929,678号明細書第23欄第58行〜第29欄第23行(
ここに参考文献として編入)にも開示されている。
そこに配合する時には、本発明の洗濯洗剤組成物は、典型的には、このような
陰イオン界面活性剤約1〜約40重量%、好ましくは約3〜約20重量%を含む
。
本発明の洗濯洗剤組成物は、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、双性界面
活性剤、および半極性界面活性
剤、並びにここに既述のもの以外の非イオン界面活性剤も含有してもよい。
好ましい陽イオン界面活性剤系は、非イオン界面活性剤および両性界面活性剤
を包含する。本発明の洗濯洗剤組成物で使用するのに好適な陽イオン洗剤界面活
性剤は、1つの長鎖ヒドロカルビル基を有するものである。このような陽イオン
界面活性剤の例としては、アンモニウム界面活性剤、例えば、アルキルジメチル
アンモニウムハロゲナイド、および式
[R2(OR3)y][R4(OR3)yR5N+X-
〔式中、R2は、アルキル鎖中に約8〜約18個の炭素原子を有するアルキルま
たはアルキルベンジル基であり、各R3は−CH2CH2−、−CH2CH(CH3
)−、−CH2CH(CH2OH)−、−CH2CH2CH2−およびそれらの混合
物からなる群から選ばれ;各R4はC1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアル
キル、ベンジル、2個のR4基を結合することによって形成された環構造、
−CH2CHOH−CHOHCOR6CHOHCH2OH
(式中、R6はヘキソースまたは分子量約1000以下を有するヘキソース重合
体)および水素(yが0ではない時)からなる群から選ばれ;R5はR4と同じで
あるかアルキル鎖であり、R2+R5の炭素原子の合計数は約18以下であり;各
yは0〜約10であり、y値の和
は0〜約15であり;Xは相容性陰イオンである〕
を有する界面活性剤が挙げられる。
好ましい陽イオン界面活性剤は、式
R1R2R3R4N+X- (i)
〔式中、R1はC8〜C16アルキルであり、R2、R3およびR4の各々は独立にC1
〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアルキル、ベンジル、および−(C2H40)x
H(式中、xは2〜5の値である)であり、Xは陰イオンである〕
を有する本発明で有用な水溶性第四級アンモニウム化合物である。R2、R3また
はR4の1個以下は、ベンジルであるべきである。
R1の好ましいアルキル鎖は、特にアルキル基がココナツまたはパーム核脂肪
に由来する鎖長の混合物であるかオレフィン増成またはオキソアルコール合成法
によって合成的に誘導する場合にC12〜C15である。R2、R3およびR4に好ま
しい基は、メチルおよびヒドロキシエチル基であり、陰イオンXはハライド、メ
トサルフェート、アセテートおよびホスフェートイオンから選んでもよい。
ここで使用するための式(i)の好適な第四級アンモニウム化合物の例は、
ココナツトリメチルアンモニウムクロリドまたはブロミド、
ココナツメチルジヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド、
デシルトリエチルアンモニウムクロリド、
デシルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド、
C12〜15ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド、
ココナツジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド、
ミリスチルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート、
ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロリドまたはブロミド、
ラウリルジメチル(エテノキシ)4アンモニウムクロリドまたはブロミド、
コリンエステル(R1が
R2、R3、R4がメチルである式(i)の化合物)、
ジアルキルイミダゾリン〔式(i)の化合物〕
である。
ここで有用な他の陽イオン界面活性剤は、1980年10月14日発行のキャ
ンバーの米国特許第4,228,044号明細書にも記載されている。
そこに配合する時には、本発明の洗濯洗剤組成物は、典型的には、このような
陽イオン界面活性剤0〜約25重量%、好ましくは約3〜約15重量%を含む。
両性界面活性剤も、本発明の洗濯洗剤組成物で使用するのに好適である。これ
らの界面活性剤は、脂肪族基が直鎖または分枝鎖であることができる第二級また
は第三級アミンの脂肪族誘導体、または複素環式第二級および第三級アミンの脂
肪族誘導体と広く記載できる。脂肪族置換基の1つは、少なくとも約8個の炭素
原子、典型的には約8〜約18個の炭素原子を有し且つ少なくとも1つは陰イオ
ン水溶化基、例えば、カルボキシ、スルホネート、サルフェートを含有する。両
性界面活性剤の例については1975年12月30日発行のローリン等の米国特
許第3,929,678号明細書第19欄第18行〜第35行参照。
そこに配合する時には、本発明の洗濯洗剤組成物は、典型的には、このような
両性界面活性剤0〜約15重量%、好ましくは約1〜約10重量%を含む。
双性界面活性剤も、洗濯洗剤組成物で使用するのに好適である。これらの界面
活性剤は、第二級および第三級アミンの誘導体、複素環式第二級および第三級ア
ミンの誘導体、または第四級アンモニウム、第四級ホスホニウムまたは第三級ス
ルホニウム化合物の誘導体と広く記載できる。双性界面活性剤の例については1
975年12
月30日発行のローリン等の米国特許第3,929,678号明細書第19欄第
38行〜第22欄第48行参照。
そこに配合する時には、本発明の洗濯洗剤組成物は、典型的には、このような
双性界面活性剤0〜約15重量%、好ましくは約1〜約10重量%を含む。
半極性非イオン界面活性剤は、特殊なカテゴリーの非イオン界面活性剤であり
、その例としては、炭素数約10〜約18のアルキル部分1個および炭素数約1
〜約3のアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群から選ばれる部分2
個を含有する水溶性アミンオキシド;炭素数約10〜約18のアルキル部分1個
および炭素数約1〜約3のアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群か
ら選ばれる部分2個を含有する水溶性ホスフィンオキシド;および炭素数約10
〜約18のアルキル部分1個および炭素数約1〜約3のアルキルおよびヒドロキ
シアルキル部分からなる群から選ばれる部分1個を含有する水溶性スルホキシド
が挙げられる。
半極性非イオン洗剤界面活性剤としては、式
(式中、R3は炭素数約8〜約22のアルキル、ヒドロキシアルキル、またはア
ルキルフェニル基またはそれらの混合物であり;R4は炭素数約2〜約3のアル
キレンまたはヒドロキシアルキレン基またはそれらの混合物で
あり;xは0〜約3であり;各R5は炭素数約1〜約3のアルキルまたはヒドロ
キシアルキル基または約1〜約3個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレ
ンオキシド基である)
を有するアミンオキシド界面活性剤が挙げられる。R5基は、例えば、酸素また
は窒素原子を通して互いに結合して環構造を形成することができる。
これらのアミンオキシド界面活性剤としては、特にC10〜C18アルキルジメチ
ルアミンオキシドおよびC8〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミン
オキシドが挙げられる。
そこに配合する時には、本発明の洗濯洗剤組成物は、典型的には、このような
半極性非イオン界面活性剤0〜約15重量%、好ましくは約1〜約10重量%を
含む。
更に、本発明は、合計界面活性剤少なくとも1重量%、好ましくは約3〜約6
5重量%、より好ましくは約10〜約25重量%を含む洗濯洗剤組成物を提供す
る。洗剤補助剤
本発明に係る組成物は、ビルダー系を更に含んでもよい。アルミノシリケート
物質、シリケート、ポリカルボキシレートおよび脂肪酸、エチレンジアミンテト
ラアセテートなどの物質、アミノポリホスホネートなどの金属イオン封鎖剤、特
にエチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸およびジエチレントリアミンペン
タメチレンホ
スホン酸を含めていかなる通常のビルダー系も、ここで使用するのに好適である
。自明の環境上の理由で余り好ましくないが、ホスフェートビルダーも、ここで
使用できる。
好適なビルダーは、無機イオン交換物質、通常無機水和アルミノシリケート物
質、より特に水和合成ゼオライト、例えば、水和ゼオライトA、X、BまたはH
Sであることができる。
別の好適な無機ビルダー物質は、層状シリケート、例えば、SKS−6(ヘキ
スト)である。SKS−6は、ケイ酸ナトリウム(Na2Si2O5)からなる結
晶性層状シリケートである。
1個のカルボキシ基を含有する好適なポリカルボキシレートとしては、乳酸、
グリコール酸およびベルギー特許第831,368号明細書、第821,369
号明細書および第821,370号明細書に開示のようなそれらのエーテル誘導
体が挙げられる。2個のカルボキシ基を含有するポリカルボキシレートとしては
、コハク酸、マロン酸、(エチレンジオキシ)二酢酸、マレイン酸、ジグリコー
ル酸、酒石酸、タルトロン酸およびフマル酸の水溶性塩、並びに独国Offenlegen
schrift 第2,446,686号明細書および第2,446,687号明細書お
よび米国特許第3,935,257号明細書に記載のエーテルカルボキシレート
およびベルギー特許第84
0,623号明細書に記載のスルフィニルカルボキシレートが挙げられる。3個
のカルボキシ基を含有するポリカルボキシレートとしては、特に、水溶性サイト
レート、アコニトレートおよびシトラコネート並びにスクシネート誘導体、例え
ば、英国特許第1,379,241号明細書に記載のカルボキシメチルオキシス
クシネート、オランダ出願第7205873号明細書に記載のラクトキシスクシ
ネート、および英国特許第1,387,447号明細書に記載の2−オキサ−1
,1,3−プロパントリカルボキシレートなどのオキシポリカルボキシレート物
質が挙げられる。
4個のカルボキシ基を含有するポリカルボキシレートとしては、英国特許第1
,261,829号明細書に開示のオキシジスクシネート、1,1,2,2−エ
タンテトラカルボキシレート、1,1,3,3−プロパンテトラカルボキシレー
トおよび1,1,2,3−プロパンテトラカルボキシレートが挙げられる。スル
ホ置換基を含有するポリカルボキシレートとしては、英国特許第1,398,4
21号明細書および第1,398,422号明細書および米国特許第3,936
,448号明細書に開示のスルホスクシネート誘導体、および英国特許第1,0
82,179号明細書に記載のスルホン化熱分解サイトレートが挙げられる一方
、ホスホン置換基を含有するポリカルボキシレートは英国特許第1,439,0
00
号明細書に開示されている。
脂環式および複素環式ポリカルボキシレートとしては、シクロペンタン−cis,
cis,cis −テトラカルボキシレート、シクロペンタジエニドペンタカルボキシレ
ート、2,3,4,5−テトラヒドロフラン−cis,cis,cis −テトラカルボキシ
レート、2,5−テトラヒドロフラン−cis −ジカルボキシレート、2,2,5
,5−テトラヒドロフラン−テトラカルボキシレート、1,2,3,4,5,6
−ヘキサン−ヘキサカルボキシレートおよびソルビトール、マンニトール、キシ
リトールなどの多価アルコールのカルボキシメチル誘導体が挙げられる。芳香族
ポリカルボキシレートとしては、メリト酸、ピロメリト酸および英国特許第1,
425,343号明細書に開示のフタル酸誘導体が挙げられる。
前記のうち、好ましいポリカルボキシレートは、1分子当たり3個までのカル
ボキシ基を含有するヒドロキシカルボキシレート、より特にサイトレートである
。
本組成物で使用するのに好ましいビルダー系としては、ゼオライトAなどの水
不溶性アルミノシリケートビルダーまたは層状シリケート(sks/6)とクエ
ン酸などの水溶性カルボキシレートキレート化剤との混合物が挙げられる。
本発明に係る洗剤組成物への配合に好適なキレート化剤は、エチレンジアミン
−N,N′−二コハク酸
(EDDS)またはそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩
または置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物である。好ましいEDDS化
合物は、遊離酸形およびそのナトリウム塩またはマグネシウム塩である。EDD
Sのこのような好ましいナトリウム塩の例としては、Na2EDDSおよびNa4
EDDSが挙げられる。EDDSのこのような好ましいマグネシウム塩の例とし
ては、MgEDDSおよびMg2EDDSが挙げられる。マグネシウム塩が、本
発明に係る組成物への配合に最も好ましい。
特に本発明の液体処方物の場合には、ここで使用するのに好適な脂肪酸ビルダ
ーは、飽和または不飽和C10〜18脂肪酸、並びに対応石鹸である。好ましい飽和
種は、アルキル鎖中に12〜16個の炭素原子を有する。好ましい不飽和脂肪酸
は、オレイン酸である。
粒状組成物で使用するのに好ましいビルダー系は、ゼオライトAなどの水不溶
性アルミノシリケートビルダーとクエン酸などの水溶性カルボキシレートキレー
ト化剤との混合物が挙げられる。
本発明の目的で粒状組成物で使用するためのビルダー系の一部分を構成できる
他のビルダー物質としては、アルカリ金属の炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩などの
無機物質、および有機ホスホネート、アミオノポリアルキレンホスホネート、ア
ミノポリカルボキシレートなどの有機
物質が挙げられる。
他の好適な水溶性有機塩は、単独重合体または共重合体酸またはそれらの塩(
ポリカルボン酸は2個以下の炭素原子によって互いに分離された少なくとも2個
のカルボキシル基を含む)である。
この種の重合体は、英国特許第1,596,756号明細書に開示されている
。このような塩の例は、分子量2000〜5000のポリアクリレートおよびそ
れと無水マレイン酸との共重合体(このような共重合体は分子量20,000〜
70,000、特に約40,000を有する)である。
洗浄性ビルダー塩は、通常、組成物の10〜80重量%、好ましくは20〜7
0重量%、最も通常30〜60重量%の量で配合する。
本発明の洗剤組成物に配合できる洗剤成分としては、漂白剤が挙げられる。こ
れらの漂白剤成分としては、1種以上の酸素漂白剤が挙げることができ且つ選ば
れる漂白剤に応じて1種以上の漂白活性剤が挙げることができる。存在する時に
は、漂白化合物は、典型的には、洗剤組成物の約1%〜約10%の量で存在する
であろう。一般に、漂白化合物は、非液体処方物、例えば、粒状洗剤で任意の成
分である。存在するならば、漂白活性剤の量は、典型的には、漂白組成物の約0
.1%〜約60%、より典型的には約0.5%〜約40%であろう。
ここで使用する漂白剤成分は、酸素漂白剤並びに技術上既知の他のものを含め
て、洗剤組成物に有用な漂白剤のいずれであることもできる。
方法のアスペクトにおいては、本発明は、布帛、繊維、布類を約50℃以下、
特に約40℃以下の温度においてポリアミンN−オキシド含有重合体、任意の補
助洗剤界面活性剤、任意の洗浄性補助成分、および漂白剤を含有する洗剤組成物
でクリーニングするための方法を更に提供する。
本発明に好適な漂白剤は、活性化または非活性化漂白剤であることができる。
使用できる1カテゴリーの酸素漂白剤は、ペルカルボン酸漂白剤およびそれら
の塩を包含する。この種の漂白剤の好適な例としては、モノペルオキシフタル酸
マグネシウム6水和物、m−クロロ過安息香酸のマグネシウム塩、4−ノニルア
ミノ−4−オキソペルオキシ酪酸およびジペルオキシドデカンジオン酸が挙げら
れる。このような漂白剤は、米国特許第4,483,781号明細書、米国特許
出願第740,446号明細書、欧州特許出願第0,133,354号明細書お
よび米国特許第4,412,934号明細書に開示されている。高度に好ましい
漂白剤としては、米国特許第4,634,551号明細書に記載のような6−ノ
ニルアミノ−6−オキソペルオキシカプロン酸も挙げられる。
使用できる別のカテゴリーの漂白剤は、ハロゲン漂白剤を包含する。ハイポハ
ライト漂白剤の例としては、例えば、トリクロロイソシアヌル酸およびジクロロ
イソシアヌル酸ナトリウムおよびジクロロイソシアヌル酸カリウムおよびN−ク
ロロおよびN−ブロモアルカンスルホンアミドが挙げられる。このような物質は
、通常、完成品の0.5〜10重量%、好ましくは1〜5重量%で加える。
好ましくは、本発明に好適な漂白剤としては、過酸素漂白剤が挙げられる。好
適な水溶性固体過酸素漂白剤の例としては、過酸化水素放出剤、例えば、過酸化
水素、ペルボレート、例えば、ペルボレート1水和物、ペルボレート4水和物、
ペルサルフェート、ペルカーボネート、ペルオキシジサルフェート、ペルホスフ
ェートおよび過酸化水素化物が挙げられる。好ましい漂白剤は、ペルカーボネー
トおよびペルボレートである。
過酸化水素放出剤は、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、ノナノ
イルオキシベンゼンスルホネート(米国特許第4,412,934号明細書に記
載のNOBS)、3,5−トリメチルヘキサノールオキシベンゼンスルホネート
(EP第120,591号明細書に記載のISONOBS)、ペンタアセチルグ
ルコース(PAG)などの漂白活性剤(それらは過加水分解して活性漂白種とし
て過酸を生成して、改善された漂白効果
をもたらす)と併用できる。また、好適な活性剤は、アシル化クエン酸エステル
、例えば、同時係属欧州特許出願第91870207.7号明細書に開示のもの
である。
また、過酸化水素は、開始時、または洗浄および/またはすすぎプロセス時に
過酸化水素を発生できる酵素系(即ち、酵素およびそのための基質)を加えるこ
とによって存在してもよい。このような酵素系は、1991年10月9日出願の
EP特許出願第91202655.6号明細書に開示されている。
本発明に好適な他の過酸素漂白剤としては、過カルボン酸などの有機ペルオキ
シ酸が挙げられる。
酸素漂白剤以外の漂白剤も、技術上既知であり且つここで利用できる。特定の
興味のある1つの種類の非酸素漂白剤としては、光活性化漂白剤、例えば、スル
ホン化亜鉛フタロシアニンおよび/またはアルミニウムフタロシアニンが挙げら
れる。これらの物質は、洗浄プロセス時に基体上に付着できる。日光中で乾燥す
るために布を吊るすことによって酸素の存在下で光の照射時に、スルホン化亜鉛
フタロシアニンは、活性化され、従って、基体は漂白される。好ましい亜鉛フタ
ロシアニンおよび光活性化漂白法は、米国特許第4,033,718号明細書に
記載されている。典型的には、洗剤組成物は、スルホン化亜鉛フタロシアニン約
0.025〜約1.25重量%を含有するであろう。
配合できる他の洗剤成分は、例えば、タンパク質をベースとするしみ、炭水化
物をベースとするしみ、またはトリグリセリドをベースとするしみの除去および
逃避染料移動の防止を含めて各種の目的で洗剤処方物に配合できる洗剤酵素であ
る。配合すべき酵素としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラー
ゼ、およびペルオキシダーゼ、並びにそれらの混合物が挙げられる。他の種類の
酵素も、配合してもよい。それらは、いかなる好適な起源、例えば、植物、動物
、細菌、真菌および酵母起源を有していてもよい。
酵素は、通常、組成物1g当たり活性酵素約5mgまで、より典型的には約0.
05mg〜約3mgを与えるのに十分な量で配合する。
プロテアーゼの好適な例は、枯草菌およびバチルス・リケニホルムス (B.Lic
heniforms)の特定の菌株から得られるズブチリシンである。市販されているタン
パク質をベースとするしみを除去するのに好適なタンパク分解酵素は、ノボ・イ
ンダストリーズA/S(デンマーク)によって商品名アルカラーゼ(Alcalase)
、サビナーゼ(Savinase)およびエスペラーゼ(Esperase)で販売されているも
の、およびインターナショナル・バイオ−シンセティックス・インコーポレーテ
ッド(オランダ)によって商品名マキサターゼ(Maxatase)で販売されているも
の、およびジェネンコルによって商品名FN−ベー
スで販売されているもの、およびMKCによって商品名オプチマーゼ(Optimase
)およびオプチクリーン(opticlean)で販売されているものが挙げられる。
ここでプロテアーゼAおよびプロテアーゼBと称する酵素が、特に液体洗剤組
成物のためにタンパク分解酵素のカテゴリーで興味がある。プロテアーゼAは、
欧州特許出願第130,756号明細書に記載されている。プロテアーゼBは、
欧州特許出願第87303761.8号明細書に記載されている。
アミラーゼとしては、例えば、英国特許第1,296,839号明細書(ノボ
)により詳細に記載のバチルス・リケニホルムスの特殊な菌株から得られる −
アミラーゼが挙げられる。デンプン分解タンパク質としては、例えば、ラピダー
ゼ(Rapidase)、マキサミル(Maxamyl)(インターナショナル・バイオ−シン
セティックス・インコーポレーテッド)およびターマミル(Termamyl)(ノボ・
インダストリーズ)が挙げられる。
本発明で使用できるセルラーゼとしては、細菌セルラーゼと真菌セルラーゼと
の両方が挙げられる。好ましくは、それらは、5〜9.5のpH最適条件を有す
るであろう。好適なセルラーゼは、ヒュミコラ・インソレンズ (Humicola insol
ens)から産生される真菌セルラーゼを開示しているバーベスゴード等の米国特許
第4,435,307号明細書に開示されている。また、好適なセルラ
ーゼは、英国特許第2.075.028号明細書、英国特許第2.095.27
5号明細書およびDE−OS第2.247.832号明細書に開示されている。
このようなセルラーゼの例は、ヒュミコラ・インソレンズ〔ヒュミコラ・グリ
セア・バル・サーモアイディア(Humicola grisea var.thermoidea)〕の菌株、
特にヒュミコラ菌株DSM1800によって産生されたセルラーゼ、およびアエ
ロモナス属に属するバチルスNの真菌またはセルラーゼ212産生真菌によって
産生されるセルラーゼ、および海水軟体動物〔ドラベラ・アウリキュラ・ソラン
ダー (Dolabella Auricula Solander)〕の肝膵臓から抽出されるセルラーゼであ
る。
他の好適なセルラーゼは、分子量約50KDa、等電点5.5を有し且つ41
5個のアミノ酸を含有するHumicola Insulens から生ずるセルラーゼである。こ
のようなセルラーゼは、1993年3月19日出願の同時属欧州特許出願第93
200811.3号明細書に記載されている。
特に好適なセルラーゼは、カラーケア上の利益を有するセルラーゼである。こ
のようなセルラーゼの例は、1991年11月6日出願の欧州特許出願第912
02879.2号明細書に記載のセルラーゼ、ケアザイム(Carezyme)(ノボ)
である。
洗剤使用に好適なリパーゼ酵素としては、英国特許第
1,372,034号明細書に開示のようなシュードモナス・スツゼリ(Pseudo
monas stutzeri)ATCC19.154などのシュードモナス群の微生物によっ
て産生されるものが挙げられる。好適なリパーゼとしては、微生物シュードモナ
ス・フルオレセント(Pseudomonas fluorescent)IAM1057によって産生さ
れるリパーゼの抗体との正の免疫交差反応を示すものが挙げられる。このリパー
ゼは、日本の名古屋のアマノ製薬株式会社から商品名リパーゼP「アマノ(Amano
)」で入手できる(以下「アマノ−P」と称する)。
特に好適なリパーゼは、M1リパーゼ(アイビス)、リポラーゼ(ノボ)など
のリパーゼである。
ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えば、ペルカーボネート、ペルボレート
、ペルサルフェート、過酸化水素などと併用する。それらは、「溶液漂白」に使
用され、即ち、洗浄操作時に基体から除去された染料または顔料を洗浄液中で他
の基体に移動するのを防止するために使用される。ペルオキシダーゼ酵素は、技
術上既知であり、例えば、ホースラディッシュ・ペルオキシダーゼ、リグニナー
ゼ、およびハロペルオキシダーゼ、例えば、クロロペルオキシダーゼおよびブロ
モペルオキシダーゼが挙げられる。ペルオキシダーゼ含有洗剤組成物は、例えば
、PCT国際出願WO第89/099813号明細書および1991年11月6
日出願の欧州特許出願EP第91
202882.6号明細書に開示されている。
液体処方物においては、酵素安定系が、好ましくは利用される。水性洗剤組成
物用の酵素安定化技術は、技術上周知である。例えば、水溶液中での1つの酵素
安定化技術は、酢酸カルシウム、ギ酸カルシウム、プロピオン酸カルシウムなど
の源からの遊離カルシウムイオンの使用を包含する。カルシウムイオンは、短鎖
カルボン酸塩、好ましくはギ酸塩と併用できる。例えば、米国特許第4,318
,818号明細書参照。また、グリセロール、ソルビトールなどのポリオールを
使用することも提案されている。アルコキシ−アルコール、ジアルキルグリコエ
ーテル、多価アルコールと多官能脂肪族アミン(例えば、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミンなど)との混合物、およびホ
ウ酸またはアルカリ金属ホウ酸塩。酵素安定化技術は、追加的に、米国特許第4
,261,868号明細書、米国特許第3,600,319号明細書、および欧
州特許出願公告第0199 405号明細書、出願第86200586.5号明
細書に開示され且つ例証されている。ホウ酸およびホウ酸塩ではない安定剤が、
好ましい。また、酵素安定系は、例えば、米国特許第4,261,868号明細
書、第3,600,319号明細書およひ第3,519,570号明細書に記載
されている。
添加できる他の好適な洗剤成分は、1992年1月
31日出願の同時係属欧州特許出願第92870018.6号明細書に記載され
ている酵素酸化捕捉剤である。このような酵素酸化捕捉剤の例は、エトキシ化テ
トラエチレンポリアミンである。
特に好ましい洗剤成分は、或る種のカラーケア上の利益も与えるテクノロジー
との組み合わせである。これらのテクノロジーの例は、セルラーゼおよび/また
はペルオキシダーゼおよび/または色維持再生用金属触媒である。このような金
属触媒は、同時係属欧州特許出願第92870181.2号明細書に記載されて
いる。
加えて、ポリアミン−N−オキシド含有重合体は、金属触媒の布帛上への付着
を排除または減少して、改善された白色度上の利益を生ずることが見出された。
別の任意の成分は、シリコーンおよびシリカ−シリコーン混合物によって例証
される抑泡剤である。シリコーンは、一般に、アルキル化ポリシロキサン物質に
よって代表できる一方、シリカは、通常、微粉砕形で使用され、シリカエーロゲ
ルおよびキセロゲルおよび各種の疎水性シリカによって例証される。これらの物
質は、粒状物(抑泡剤は有利には水溶性または水分散性の実質上非表面活性洗剤
不浸透性担体に放出自在に配合する)として配合できる。或いは、抑泡剤は、液
体担体に溶解または分散し、他の成分の1種以上にスプレーオンすることによっ
て適用することができる。
好ましいシリコーン制泡剤は、バルトロッタ等の米国特許第3 933 67
2号明細書に開示されている。他の特に有用な抑泡剤は、1977年4月28日
公告の独国特許出願DTOS第2 646 126号明細書に記載の自己乳化性
シリコーン抑泡剤である。このような化合物の一例は、ダウ・コーニングから市
販されているDC−544(シロキサン−グリコール共重合体)である。特に好
ましい制泡剤は、シリコーン油と2−アルキル−アルカノールとの混合物を含む
抑泡系である。好適な2−アルキル−アルカノールは、商品名イソフォール(Is
ofol)12Rで市販されている2−ブチル−オクタノールである。このような抑
泡系は、1992年11月10日出願の同時係属欧州特許出願第9287017
4.7号明細書に記載されている。
特に好ましいシリコーン制泡剤は、同時係属欧州特許出願第92201649
.8号明細書に記載されている。前記組成物は、エーロシル(AerosilR)などの
ヒュームド非孔質シリカとの組み合わせのシリコーン/シリカ混合物を含むこと
ができる。
前記抑泡剤は、通常、組成物の0.001〜2重量%、好ましくは0.01〜
1重量%の量で使用される。
洗剤組成物で使用する他の成分、例えば、汚れ沈殿防止剤、防汚剤、光学増白
剤、研磨剤、殺細菌剤、曇り抑制剤、着色剤および/またはカプセル化またはよ
りカプ
セル化された香料は、使用してもよい。
ここで好適な再付着防止剤および汚れ沈殿防止剤としては、メチルセルロース
、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース
誘導体、および単独重合体または共重合体ポリカルボン酸またはそれらの塩が挙
げられる。この種の重合体としては、ビルダーとして前記のポリアクリレートお
よび無水マレイン酸−アクリル酸共重合体、並びに無水マレイン酸とエチレン、
メチルビニルエーテルまたはメタクリル酸との共重合体(無水マレイン酸は共重
合体の少なくとも20モル%を構成する)が挙げられる。これらの物質は、通常
、組成物の0.5〜10重量%、より好ましくは0.75〜8重量%、最も好ま
しくは1〜6重量%の量で使用される。
好ましい光学増白剤は、特性が陰イオンであり、それらの例は、4,41−ビ
ス−(2−ジエタノールアミノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミ
ノ)スチルベン−2:21ジスルホン酸二ナトリウム、4,41−ビス−(2−モ
ルホリノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノスチルベン−2:21
−ジスルホン酸二ナトリウム、4,41−ビス−(2,4−ジアニリノ−s−ト
リアジン−6−イルアミノ)スチルベン−2:21−ジスルホン酸二ナトリウム
、41,411−ビス−(2,4−ジアニリノ−s−トリアジン−6−
イルアミノ)スチルベン−2−スルホン酸−ナトリウム、4,41−ビス−(2
−アニリノ−4−(N−メチル−N−2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリ
アジン−6−イルアミノ)スチルベン−2,21−ジスルホン酸二ナトリウム、
4,41−ビス−(4−フェニル−2,1,3−トリアゾール−2−イル)スチ
ルベン−2,21ジスルホン酸二ナトリウム、4,41−ビス(2−アニリノ−4
−(1−メチル−2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジン−6−イルア
ミノ)スチルベン−2,21ジスルホン酸二ナトリウムおよび2(スチルビル−
411−(ナフト−11,21:4,5)−1,2,3−トリアゾール−211−スル
ホン酸ナトリウムである。
他の有用な高分子物質は、ポリエチレングリコール、特に分子量1000〜1
0000、より特に2000〜8000、最も好ましくは約4000のものであ
る。これらは、0.20〜5重量%、より好ましくは0.25〜2.5重量%の
量で使用される。これらの重合体および前記単独重合体または共重合体ポリカル
ボン酸塩は、白色度維持、布帛灰付着、および遷移金属不純物の存在下における
粘土、タンパク質および酸化性汚れに対するクリーニング性能を改善するのに価
値がある。
本発明の組成物で有用な防汚剤は、通常、テレフタル酸と各種の配置のエチレ
ングリコール単位および/またはプロピレングリコール単位との共重合体または
三元共
重合体である。このような重合体の例は、普通に譲渡された米国特許第4116
885号明細書および第4711730号明細書および欧州公告特許出願第0
272033号明細書に開示されている。EP−A第0 272 033号明細
書に係る特に好ましい重合体は、式
(CH3(PEG)43)0.75(POH)0.25[(T−PO)2.8
(T−PEG)0.4]T(PO−H)0.25((PEG)43CH3)0.75
(式中、PEGは−(OC2H4)O−であり、POは(OC3H6O)であり、T
は(pcOC6H4CO)である)
を有する。
ジメチルテレフタレートとジメチルスルホイソフタレートとエチレングリコー
ルと1−2プロパンジオールとのランダム共重合体としての変性ポリエステル(
末端基は主としてスルホベンゾエート、そして二次的にエチレングリコールおよ
び/またはプロパンジオールのモノエステルからなる)も、非常に有用である。
標的は、「主として」スルホベンゾエート基によって両方の末端で封鎖された重
合体を得ることであり、本文脈で本発明の前記共重合体の大部分はスルホベンゾ
エート基によって末端封鎖されるであろう。しかしながら、若干の共重合体は、
余り完全には封鎖されず、それゆえ末端基はエチレングリコールおよび/または
プロパン1−2ジオールの
モノエステルからなっていてもよく、「二次的に」このような種からなっていて
もよい。
本発明の所定のポリエステルは、ジメチルテレフタル酸約46重量%、プロパ
ン−1.2ジオール約16重量%、エチレングリコール約10重量%、ジメチル
スルホ安息香酸約13重量%およびスルホイソフタル酸約15重量%を含有し且
つ分子量約3,000を有する。ポリエステルおよびそれらの製法は、EPA第
311 342号明細書に詳述されている。
本発明に係る洗剤組成物は、液体、ペースト、ゲルまたは粒状形であることが
できる。本発明に係る粒状組成物は、「コンパクト形」であることもでき、即ち
、通常の粒状洗剤より比較的高い密度、即ち、550〜950g/lを有してい
てもよい。このような場合には、本発明に係る粒状洗剤組成物は、通常の粒状洗
剤と比較して少量の「無機充填剤塩」を含有するであろうし;典型的な充填剤塩
は硫酸および塩化物のアルカリ土類金属塩、典型的には硫酸ナトリウムであり;
「コンパクト」洗剤は典型的には充填剤塩10%以下を含む。本発明に係る液体
組成物は、「濃縮形」であることもでき、このような場合には、本発明に係る液
体洗剤組成物は通常の液体洗剤と比較して少量の水を含有するであろう。典型的
には、濃縮液体洗剤の水分は、洗剤組成物の30重量%未満、より好ましくは2
0重量%未満、最も好ましくは
10重量%未満である。液体組成物の他の例は、水を実質上含有しない無水組成
物である。水性液体組成物と非水性洗剤組成物との両方とも、構造化でき、また
は構造化しないことができる。
また、本発明は、着色布帛を包含する布帛洗濯操作時に遭遇する可溶化懸濁染
料の一方の布帛から別のものへの染料移動を抑制するための方法に関する。
方法は、布帛を前記のような洗濯液と接触させることからなる。
本発明の方法は、好都合には、洗浄法のコースで行う。洗浄法は、好ましくは
、5℃〜75℃、特に20〜60℃で行うが、重合体は、95℃までおよびより
高温で有効である。処理液のpHは、好ましくは、7〜11、特に7.5〜10
.5である。
本発明の方法および組成物は、洗剤添加剤製品としても使用できる。このよう
な添加剤製品は、通常の洗剤組成物の性能を補完または増進しようとする。
本発明に係る洗剤組成物は、布帛、繊維、硬質表面、皮膚などの基体をクリー
ニングするために使用すべきである組成物、例えば、硬質表面クリーニング組成
物(研磨剤の有無)、洗濯洗剤組成物、自動皿洗い組成物および非自動皿洗い組
成物を包含する。
下記の例は、本発明の組成物を例証することを意味するが、本発明の範囲を限
定するか、さもなければ規定す
ることを必ずしも意味しない(その範囲は以下の請求の範囲に従って決定される
)。
下記の組成を有する本発明に係る液体洗剤組成物は、調製する。
例I
30分洗浄サイクルを模擬するラウンダーオメーター試験を使用して、異なる
着色布帛からの染料移動の程度を研究した。ラウンダーオメータービーカーは、
洗剤溶液200ml、着色布帛の10cm×10cmの片およびブリード染料用ピック
アップトレーサーとして使用するマルチファイバー見本を含有する。マルチファ
イバー見本は、縫い合わされた異なる材料(ポリアセテート、綿、ポリアミド、
ポリエステル、羊毛およびオーロン)の6片(各々1.5cm×5cm)からなる。
染料移動の程度をハンター色測定によって評価する。ハンター色システムは、
反射分光測定によって求められ
るハンターL、a、b値の変化を表わすΔE値によって布帛試料の色を評価する
。ΔE値は、下記の式
ΔE={(af−ai)2+(bf−bi)2+(Lf−Li)2}1/2
(式中、下付き文字iおよびfはそれぞれブリード布帛の存在下で洗浄前および
洗浄後のハンター値を意味する)によって定義される。最小有意差は、信頼水準
95%で1である。
例Iは、ポリアミンN−オキシド含有重合体との組み合わせでの非イオン界面
活性剤の高められた染料移動抑制性能を実証する。
使用する界面活性剤は、シェルによって生産され且つ商品名ドバノールで販売
されている非イオン界面活性剤である。染料移動抑制性能は、非イオン界面活性
剤および/またはポリアミンN−オキシド含有重合体を含有する組成物で洗浄さ
れた繊維品の白色度を測定することによって求めた。実験条件
pH=7.8
洗浄温度40℃
A. 非イオン界面活性剤を含有せず且つPVNO(ポリ(4−ビニルピリジ
ン−N−オキシド)を含有しない表Iに係る洗剤組成物。
B. 非イオン界面活性剤(ドバノール45/11)(270ppm)を含有
し且つPVNO(ポリ(4−ビ
ニルピリジン−N−オキシド))を含有しない表Iに係る洗剤組成物。
C. 平均分子量約10,000およびアミン対アミンN−オキシドの比率1
:10(NMRで測定)を有するPVNO(ポリ(4−ビニルピリジン−N−オ
キシド))6ppmを含有する表Iに係る洗剤組成物。
D. 平均分子量約10,000およびアミン対アミンN−オキシドの比率1
:10を有するPVNO(ポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド))6pp
mおよび非イオン界面活性剤(ドバノール45/11)270ppmを含有する
表Iに係る洗剤組成物。結果
:綿ピックアップトレーサーの場合のΔE値
例II(A/B/C)
下記の組成を有する本発明に係る液体洗剤組成物は、調製する。
例III(A/B/C)
下記の処方を有する本発明に係るコンパクト粒状洗剤組成物は、調製する。
前記組成物(例I(A/B/C)およびII(A/B/C)は、着色布帛および
着色布帛と白色布帛との混合ロード上への顕著なカラーケア性能と共に優秀な粘
土および洗浄性能を示す際に非常に良好であった。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA,
CZ,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,M
G,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU,SD
,SK,UA,US,VN
(72)発明者 ソーエン,クリスティアーン アルテュー
ル ジェー.ケー.
ベルギー国ハースドンク、ベークバイソフ
ストラート、4