JPH09501609A - 橋かけ結合可能な可溶性重合体から製造される膜 - Google Patents

橋かけ結合可能な可溶性重合体から製造される膜

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JPH09501609A JP7507699A JP50769994A JPH09501609A JP H09501609 A JPH09501609 A JP H09501609A JP 7507699 A JP7507699 A JP 7507699A JP 50769994 A JP50769994 A JP 50769994A JP H09501609 A JPH09501609 A JP H09501609A
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Abstract

(57)【要約】 多孔性の支持層に付着した弁別層を有する複合膜の形成に関する方法が開示される。方法は、溶液及び被覆流体の界面で重合体溶液の表面上に重合体フィルムを形成するのに十分な条件下で、0.01−30重量%の重合体を含む重合体水溶液を照射することによる、弁別層の形成を含む。好ましい重合体は、ヒドロキシエチルメタクリレート/ビニルベンジルジメチルスルホニウム/メタクリル酸ターポリマーである。

Description

【発明の詳細な説明】 橋かけ結合可能な可溶性重合体から製造される膜 技術分野 本発明は、流体の分離に有用な複合膜及びそれらの製造法に関する。 背景技術 種々の合成重合体組成物から製造される半浸透性複合膜は、液体又は気体中に 見いだされる種々の成分の分離のための多くの商業的及び工業的な応用で使用さ れている。逆浸透及びナノ濾過の膜は、望ましい即ち比較的早いフラックス速度 をもたらすために概して比較的薄い。そのため、逆浸透又はナノ波過の膜は、多 孔性の支持物質上に積層されることが一般に必要とされる。この支持物質は、こ の用途にそれを望ましいものにする特徴を一般に有するだろう。これらの特徴は 、複合膜全体の分離能率又はフラックス速度に逆効果を与えることなく、水又は 他の浸透物をして支持体を通過させるのに十分な大きさの孔を十分な数含む。逆 に、孔のサイズは、膜が使用中孔に入り込まされるか又は破裂し勝ちなように大 きくあってはならない。 発明の開示 本発明は、多孔性の支持層に付着した重合体性の弁別層を含む複合膜に関する 。弁別層は、重合体溶液と不混和性の被覆流体と溶液との界面で重合体溶液の表 面上に重合体フィルムを形成するのに十分な条件下で、実質上水性の重合体溶液 を照射することにより形成される。本発明の顕著な特徴は、溶液中の重合体のバ ルク濃度が照射によりフィルムを形成する適切なレベルであるならば、照射前に 重合体溶液を乾燥する必要がないことである。 本発明の膜は、弁別層の重合体主鎖を変えることによるより、むしろ膜の製造 法を変えることにより、種々の分子量カットオフ(MWCO)を示すようにされ うる。本発明の方法により作られた膜は、好ましくは150−2000ダルトン に及ぶMWCOを有する。 その上、本発明は、有機溶媒の使用を殆ど避ける。さらに、本発明の膜は、塩 素及び他の酸化剤による劣化に抵抗性がある。 本発明の膜の弁別層は、薄いフィルムが、重合体溶液と不混和性の被覆流体と 重合体溶液との界面で重合体溶液の表面上に形成されるような条件下で、実質上 水性の重合体溶液を照射することにより製造される。概して、重合体溶液は、空 気に触れており、フィルムは、空気/溶液の界面で形成される。しかし、被覆流 体は、空気以外の大気(atmosphere)であってもよく、又はそれは、 照射に対して透明でありそして弁別層の形成に干渉しない液体でもよい。 照射されるとき、弁別層が形成される重合体溶液は、実質上水性である。即ち 、それは乾燥工程にかけられた必要はなく、そして乾燥しておらず又はゲルの形 でもない。主な要件は、溶液中の重合体のバルク濃度が、照射によりフィルムを 形成するのに適切なレベルであることである。適切なレベルは、0.01−30 重量%の重合体である。乾燥なしにフィルムを形成する能力は、工業的な設定で 通常特に有利である。 上述したように、重合体溶液は、実質上水性である。「水性」とは、水と相容 性の共溶媒が水とともに使用できるが、溶媒が概して水であることを意味する。 水は、コスト及び入手性により溶媒として一般に好ましく、そして溶液の最低1 5%を構成しなければならない。少なくとも15%の水が好ましく、そして少な くとも70%の水がさらに好ましい。相容性の共溶媒は、エチレングリコール、 低級アルカノール及び同様な物質を含む。共溶媒に対する主な制限は、それらが フィルムの形成と干渉しないことである。 さらに、重合体溶液は、任意に或る塩及び酸を含む種々の添加物を含む。添加 物の特定の例は、NaCl、H2SO4、H3PO4、CH3COOH、HNO3、L iCl、MgCl2、NaSO4、Na、HPO4及びHClを合む。さらに、光 増感剤例えば2−ナフタレンスルホン酸のナトリウム塩も使用できる。 複合膜の望ましい性質に応じて、添加物は、フラックス及び/又は選択性を増大 するのに使用できる。 弁別層は、重合体水溶液の表面で形成され次に回収されそして適切な支持体に 付着させられる。別法として、重合体水溶液は支持体に適用され次に照射されて その場で弁別層を形成できる。弁別層が、連続することのできる単一の工程で形 成されそして多孔性支持体へ付着できることは、工業的な設定で特に有利である 。 一つの好ましい態様では、本発明の膜は、以下の工程、 (1)実質上水性の溶媒に0.01−30重量%の重合体を溶解させた少なくと も1種の重合体溶液を支持体と接触させる工程、 (2)弁別層が被覆流体/溶液界面で形成されるような条件下で重合体を照射す る工程、及び (3)弁別層を支持体に付着させる工程 を含む方法で製造される。 同時に又は順次に行われることのできるこれらの必須の工程に加えて、方法は 、追加の工程を含んでもよい。膜の製造では、支持体は、「湿っており」、そし て弁別層が、弁別層の自由な膨潤を阻害するのに十分なように支持体へ密着する ことが望ましい。使用する個々の支持体及び弁別層に応じて、これは、全ての望 ましい機能を果たす単一の重合体溶液により支持体を被覆することにより達成で きる。別法として、支持体は、照射前に異なる溶液により被覆できる。例えば、 支持体を湿潤溶液により処理し、次に弁別層の自由な膨潤を阻害するのに十分な ほど支持体へ弁別層を密着させるように最低でも機能する付着層のための基礎を 形成する重合体溶液により処理し、次に弁別層が形成される溶液により処理する ことが望ましい。 使用される支持体及び重合体溶液に応じて、「湿潤」溶液、「付着」溶液及び 弁別層溶液は、同じ重合体溶液であってもよく、単一層で又は多重層で適用され てもよい。別法として、溶液は、同じ重合体を使用するが、異なる溶媒又は異な る濃度を使用してもよい。別法として、2種又はそれ以上の異なる重合体溶液を 使用してもよい。一つの別の態様では、方法は、同時に又は順次に行われる以下 の工程、 (1)支持体と湿潤溶液とを接触させる工程、 (2)重合体が0.01−10重量%を占める付着層形成重合体溶液と湿った支 持体とを接触させる工程、 (3)実質上水性の溶媒中重合体が0.01−30重量%を占める弁別層形成重 合体溶液と湿った支持体とを接触させる工程、 (4)弁別層が被覆流体/溶液界面で形成されるような条件下で弁別層形成重合 体溶液を照射する工程、及び (4)弁別層を支持体に付着させる工程 を含む。 他の別の態様では、方法は、同時に又は順次に行われる以下の工程、 (1)重合体が0.01−10重量%を占める付着層形成重合体溶液と支持体と を接触させる工程、 (2)実質上水性の溶媒中重合体が0.01−30重量%を占める弁別層形成重 合体溶液と支持体とを接触させる工程、 (3)弁別層が被覆流体/溶液界面で形成されるような条件下で弁別層形成重合 体溶液を照射する工程、及び (4)弁別層を支持体に付着させる工程 を含む。 それぞれの態様では、方法は、連続してもよい。 重合体溶液及び湿潤溶液は、当業者にとり周知の技術により支持体へ適用でき る。従来の技術は、吸着、ディッピング、キャスティング、噴霧、ワイピング、 ローリング又は基体を通るコーティング溶液の濾過を含む。過剰のコーティング は、水切りすること又は滑らかな装置例えばブレード又はローラを表面上に動か すことにより除くことができる。コーティング溶液の温度は、得られる膜に対し て不利な条件を避けるように選択される。ここで論じられたもの以外に、重合体 溶液に適用される操作パラメーターは、得られる膜が有害に影響しない限り厳密 を要しない。方法は、0−55℃に及ぶ温度で行うことができる。外界温度即ち 10−45℃が、一般に有利でありそれ故好ましい。 支持体は、概して多孔性であり、弁別層に比べて、膜を通る流体の移動を顕著 に妨げない。それは、膜に機械的な強さを与えるために使用される。好適な支持 体の例は、多孔性の重合体例えばポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリカ ーボネート、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポ リベンズイミダゾール、酢酸セルロース又は他のセルロースエステルを含む。 弁別層が支持体へ付着しているやり方は、得られる膜が所望の特徴を有する限 り、本発明にとり厳密を要しない。弁別層は、化学的又は物理的な手段により付 着できる。当業者に周知の方法、例えば乾燥又は酸触媒による縮合が使用できる 。熱感受性橋かけ結合剤の活性化は、好適な方法である。これは、弁別層の形成 に次ぐ別の工程で達成でき、膜は、高温度、例えば50−200℃さらに好まし くは75−150℃の温度範囲のオーブン中に置かれる。別の態様では、弁別層 は、弁別層を形成する照射に付随して起こる熱の結果として支持体へ付着できる 。 弁別層重合体溶液に使用される重合体は、照射に曝されるとフィルムの形成が できなければならない。重合体は、又表面活性でなければならず、弁別層重合体 溶液中の重合体の表面濃度が、表面のフィルムを形成するのに十分であることが 必要とされる。多成分重合体例えば本発明で有用なものは、それらのそれぞれが 得られる重合体にそして最後には仕上がった膜に所望の特徴を与える、異なる単 量体単位から通常構成される。 膜の弁別層に所望の性質を与えるために、重合体反応物は、これらの基が膜又 はその形成に有害に作用しない限り、反応性の陽イオン性又は求核性の基を直接 有する又は含む部分に加えて、繰り返し単位中に基を含むことができる。例えば 、陽イオン性ビニル付加重合体では、下記のようなメタクリレート誘導基が、逆 浸透のための膜に有利さを与えることができる。 (式中、mは1−20の整数である)。 重合体の感光性は、好ましくは重合体主鎖のオニオム基の存在により得られる 。周知のオニオム基は、アリール陽イオン性部分を含み、それらは、従来技術に おいて光酸(photoacid)発生開始剤として記載されている。例えば、 C.J.M.Stirling及びS.Patai編「The Chemist ry of the Sulfonium Group」107−122ページ 、John Wiley & Sons(1981)は、スルホニウム化合物の 光化学を記述している。「Advances in Polymer Scie nce」62、1−48ページ、Springer−Verlag Berli n、Heiderberg(1984)は、ヨードニウム又はスルホニウム塩の 光開 始剤を記述している。好ましい態様では、多数の光反応活性(photolab ile)オニオム基を有する重合体が、外界温度で反応性の弱い求核基例えばア ミド、尿素部分又はスルホン酸塩とすら反応するであろうことを見いだした。 好ましい光反応活性オニオム基は、スルホニウム、第四級アンモニウム、ホス ホニウム、ピリジニウム、チアゾリニウム、イミダゾリニウム又はアゼチジニウ ム基を含む。ジアゾニウム基は、その用語がここで使用されるとき、オニオム基 ではない。所望の部分を有する化合物を作る技術及び方法は、当業者にとり周知 である。米国特許第2676166、2891025、3269991、332 9560、3429839、3544499、3636052、3723386 、3962165、4002586、3804797、4337185、448 3073、4426489、4444977及び4477640号は、これらの 化合物を作るための技術を説明するために、ここに参考として引用される。光反 応活性オニオムとして特に好ましいのは、スルホニウム、第四級アンモニウム又 はホスホニウム基を含むものである。好ましくは、光反応活性オニオムの置換基 は、それぞれ独立してヒドロキシアルキル、フェニル又はアルキル基であるか、 又は環中にオニオムを含む複素環式飽和部分である。最も好ましくは、光反応活 性オニオム基は、ベンジル基の−(CH2)−部分に結合し、そしてそれぞれの アルキルが約1−約16個の炭素原子を有するジアルキルスルホニウム、トリア ルキルホスホニウム又はトリアルキルアンモニウム部分であるか、又は原子価の 二つがオニオムを含む5員環又は6員環の一部であるスルホニウム、アルキルホ スホニウム又はアルキルアンモニウムである。 発色団基は、好ましくは芳香族基である。発色団基は、有利には、メチレン即 から選択される結合基(発色団−結合基−オニオム)によりオニオム部分に結合 できる。発色団として特に好ましいのは、重合体主鎖にペンダントしているフェ ニル基である。結合基として特に好ましいのは、メチレン又は 好ましくは、ベンジルオニオム塩の基は、ビニル付加重合体の一部である。こ れらの重合体は、ビニルベンジルクロリドと他の相容性単量体との従来のビニル 付加重合、次に塩化ベンジルと好適なオニオムプレカーサーとの反応により容易 に製造できる。例えば、ジアルキルスルフィドは、ビニル付加重合体からペンダ ントしている塩化ベンジル基と反応してジアルキルスルホニウム基を形成するだ ろう。第三級アミン又はホスフィンは、同様なやり方で塩化ベンジルと反応する だろう。別法として、ポリスチレン又はスチレン共重合体は、塩化ベンジル基を 導入するために、従来の技術によりクロロメチル化できる。塩化ベンジル基は、 次にビニルベンジルクロリド重合体に関する前記のように、オニオム基へ転換で きる。 光反応活性オニオム基と結合した陰イオンは、照射に曝されるとき、光反応活 性オニオム基と存在する求核基との間の反応を促進するように有利には選択され る。全ての陰イオンは、反応が有害に影響されない限り操作可能である。任意に 、カルボキシレート及び光反応活性オニオム基の両者を有する重合体のようなオ ニオム化合物の分子内塩又は部分的分子内塩が使用できる。或る態様の或る陰イ オン例えばヒドロキシドも、競合する熱反応又は劣化により影響されやすいスル ホニウム又は或る他のオニオム基を作るだろう。対イオンは、従来のやり方でオ ニオム基を有する化合物を適切なイオン交換樹脂と接触させることにより容易に 変化して所望の陰イオンへの転換を行うことができる。 好ましい重合体は、被覆流体との界面で十分な重合体濃度をもたらして薄いフ ィルム形成を行うものである。 光反応性システムの好ましい群は、式Iにより表さられる。 にそれらが等しいならば、1又はそれより大きいことを注意すべきである。 表Aにおいて、それぞれの部分は、それぞれの場合に、独立して 合体又は共重合体の主鎖、 R1及びR2は、それぞれ独立して水素、C1−C18アルキル、又は−(CH2(C H2)、好ましくはCH3又は第三級ブチルであり、そしてu=1−12であり、 RFはフッ素化アルキルである。 RFは、完全にフッ素化されていないアルキルであってもよいが、水素又は塩 素の1個以下の原子は、それぞれの炭素原子についてフッ素の代わりに存在すべ きである。 RFは、好ましくは−(CF2VCF3(但し、vは1−12、さらに好ましく は6−12の整数である)であるか、又はRFは、好ましくは−(CH2x−( CF2yF(但し、xは1又は2の整数であり、yは1−12、さらに好ましく は6−12である)であり、そして として使用できる。 光反応性部分は、好ましくはペンダント基として又は末端基としての何れかで 重合体に結合される。例えば、重合体の群は、式II 但し、A及びEは、それぞれビニル重合から生ずる末端基であり、B、C及びD は、任意の順序で配列できる分子内共有結合基である。下付け文字m、n及びo は、モル比を表し、m+n+o=1.00(但し、mは、約0.03−約1.0 0の範囲にあり、nは、0−0.97の範囲にあり、そしてoは、0−0.96 の範囲にある)である。下付け文字pは、好ましくは約2−1000、さらに好 ましくは約100−約1000の平均重合度である。 式IIでは、Bは、式 (式中、Rqは、重合体のビニル付加重合中形成される炭素−炭素−重結合を含 む基であり、そしてYは、化学結合又は非干渉性二価部分である)を有する光反 前記の光反応活性オニオムである。好ましくは、Rqは、エチレン性不飽和単量 体の残基であり、さらに好ましくは、−[CH2−CH]−又は 非干渉性接続基、例えば (式中、uは、独立してそれぞれの場合1−20の整数であり、vは、1−12 の整数であり、好ましくは1である)である。Bの例は、 式IIにおいて、「C」は、式 は、非干渉性基例えば −C(O)−(CH2u又は−C(O)O(CH2u− (式中、uは、1−20の整数である)である)である。[C]の例は、 である。 式IIにおいて、Dは (式中、Rhは、有機基及び重合したエチレン性不飽和単量体からの残基、さら に好ましくは であり、Gは、有機非干渉性基例えば (但し、Rは、表Aについて既に定義した通りであり、RFは、表Aについて既 に定義した通りであり、R”は、C1−C18アルキル又はアルアルキルであり、 そしてuは、1−20の整数であり、そしてvは、1−40の整数である)であ る)である。 式IIのA及びEは、それぞれ独立してビニル付加重合と一致する末端基であ る。末端基の例は、CH3(CH2)S−、H−、CH3−、(CH33CO−、 Cl−及び−OHである。 本発明の他の態様では、第一及び第二の化合物は、少なくとも一つの求核又は オニオム基を有する重合可能な部分からその場で製造できる。例えば、ビニルベ ンジルクロリド、ヒドロキシエチルメタクリレート及びメタクリル酸は、遊離基 開始剤を使用して共重合できる。 一般に、オニオム基又は求核基を有する重合体が製造された後、より高い分子 量の重合体のみが、第一及び第二の化合物として使用されるように、オリゴマー を分離することが望ましい。オリゴマーは、従来の透析技術又は超濾過膜の使用 により好都合に分離できる。 オニオム及び/又は求核(又は陰イオン性)基を有する重合体は、任意に、他 の融和性(compatible)の基を有する不飽和部分から誘導できる。或 る場合には、得られる化合物の或る性質、例えばそれらの疎水性又は親水性の性 質、それらのフィルム形成性又はガラス転移温度を増大させるために、これらの 融和性の単量体を使用することが望ましいだろう。例えば、ノニルフェノキシポ リオキシエチレン(10)メタクリレート(9N10MA)又は他の表面活性単 量体は、重合体をさらに湿潤にするために使用できる。他の融和性の単量体は、 C1−C12アルキルメタクリレート又はヒドロキシエチルメタクリレートを含む 。好ましくは、第一及び第二の化合物は、性質の良好な組み合わせを発揮する。 例えば、該化合物は、水性の媒体中に可溶又は分散可能である。同時に、化合物 は、それが化合物が反応させられるべき基体上に容易に沈着できるように、十分 に湿潤可能でなければならない。 好ましい態様では、弁別層を形成するのに使用される重合体は、ヒドロキシエ チルメタクリレート、ビニルベンジルジメチルスルホニウムクロリド及びメタク リル酸のターポリマーである。他の好ましい重合体は、ビニルベンジルトリメチ ルアンモニウム/メタクリル酸及びビニルベンジルジメチルスルホニウム/メタ クリル酸を含む。 上記のように、支持体と他のコーティング溶液との相互反応を助けるために、 支持体を「湿らせる」分離溶液を使用することが望ましいことがある。当業者は 、種々の溶液がこのために適していることを認識するだろう。有用な溶液の例は 、希釈アルコール溶液及び種々の重合体溶液を含む。フィルムの形成と干渉する かもしれない溶液は避けるべきであることは、注意すべきことである。ここで論 ずるように、弁別層の形成に有用な重合体溶液が使用できる。 付着層は、弁別層を支持体へ付着させるのに働く。弁別層は、好ましくは支持 体へ物理的に付着する。付着とは、弁別層が安定化される、即ち層の自由な膨潤 が防止され、そして弁別層の剥離が実質上防止されることを意味する。これを達 成するために、付着層重合体溶液は、好ましくは不溶化できる。不溶化は、例え ば、溶媒との反応により、又は次の橋かけ結合によりそして弁別層中の残存反応 性基との共有結合の形成によって、達成できる。別の、又は付着層重合体溶液と ともに、弁別層重合体溶液の任意の未反応部分が、又弁別層を支持体へ付着させ るのに働くことを注意すべきである。これに関連して未反応とは、弁別層重合体 溶液の任意の部分が、空気/被覆層の界面で弁別層を形成しないことを意味する 。 種々の重合体は、それらがこの目的に働きそして仕上がった膜に有害に作用し ない限り付着層重合体溶液で使用するのに適している。重合体は、多成分重合体 であってもよい。多成分重合体は、通常、それらのそれぞれが、得られる重合体 にそして最後には仕上がった膜に所望の特徴を寄与する異なる単量体単位からな る。例えば、陽イオン性基と反応するか或いはそれにより橋かけ結合するための 求核基に寄与し、膜の疎水性又は親水性を増大し、仕上がった膜を使用して分離 すべき物質について特別な親和性を働かせ、又は得られる膜の機械的性質を調節 する単量体が使用できる。 付着重合体溶液の重合体は、弁別層形成重合体溶液の重合体と同じ又は異なる ことができ、そして弁別層重合体溶液に関連してここで論じられるものから選択 できる。他の適した重合体は、当業者に周知であり、そして1989年6月13 日に刊行されたDavisらの米国特許第4839203号に論じられているも のを含み、その関連する部分は、ここに参考として引用される。 弁別層は、他のタイプの照射も使用できるが、紫外線(UV)照射に曝すこと により形成されることが好ましい。一般に、照射の暴露は、所望のフィルムを形 成するのに十分な時間及び波長の組み合わせでなければならない。一般に、UV 照射の代表的な照射量は、本発明の膜の生成を生ずる任意の照射量が容認できる が、0.01−20ジュール/cm2である。 もし照射量が余りに低いならば、形成されるフィルムは、余りに薄く、従って 有用であるべき必要な機械的強さを欠くことになる。もし照射量が余りに高いな らば、それは、厚いしかも砕けやすいフィルムであり、望ましくないほど低いフ ラックスを有する膜を生ずる。 本発明の膜の弁別層は、一般に非常に薄い。弁別層は、概して約500−10 000オングストロームである。 本発明の複合膜のMWCOは、膜が生成される条件を変性することにより変更 される。例えば、膜の特徴は、膜の生成に使用する重合体溶液の濃度を調節する こと、照射量を変性すること、使用する添加物の本体及び濃度を変化させること 、及び付着条件を変化させることにより影響される。 本発明の複合膜の性質は、それらのMWCOにより変化するだろう。一般に、 より低いMWCOを有する膜は、より高いMWCOのものより低い純水フラック スを有する。例えば、60ダルトン又はそれ以下のMWCOを有する膜は、一般 に250psiで1日当たり膜1平方フィート当たり10ガロン(gfd)より 多い純水フラックスを有しなければならない。約200ダルトンのMWCOを有 する膜は、一般に250psiで25gfdより大きい純水フラックスを有しな ければならない。 らせん、管状中空糸及びプレート及びフレームの構造の膜装置が、ここで記載 されてように製造された膜から構築できる。これらの装置は、一度膜が製造され ると、従来の技術に従って組み立てられる。 実施例 以下の実施例は、本発明を説明するために提供され、そしてその範囲を制限す るものとして考えてはならない。 図1−8は、本発明の方法により製造された膜がテストされるとき得られる結 果を示す。 実施例 1−膜の製造 重合開始剤2、2’−アゾビスイソブチロニトリルを使用して、テトラヒドロ フラン中の2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ビニルベンジルクロリド及び メタクリル酸の遊離基重合を開始した。重合が完了した後、ビニルベンジルクロ リド1当量当たり約1.2当量のジメチルスルフィドを重合体溶液に加えた。溶 液を次に加熱して塩化ベンジル部分のベンジルスルホニウムクロリドへの転換を 促進させた。水を必要に応じて反応混合物に加えて重合体を溶解させた。テトラ ヒドロフラン及び残存ジメチルスルフィドを、減圧下重合体溶液から取り出した 。水溶液を次に透析管を使用して脱イオン水に対して透析した。重合体溶液を使 用するまで4℃で貯蔵した。 ポリスルホン超濾過膜を、0.005インチのドクターブレードによりガラス プレート上にジメチルホルムアミド中ポリスルホンの15重量%溶液をキャステ ィングし、そして室温で水浴にプレートを迅速に浸漬することにより製造した。 この膜を、複合膜合成の支持体として使用した。 上記のようにして製造した重合体0.1重量%及びH2SO43重量%を含む水 溶液をディスクに入れた。直径2インチのポリスルホン支持体のディスクを、室 温に保持された溶液下に沈めた。溶液を450WのAce−Hanovia78 25−34UVランプにより照射した。波長280−390nmで伝達される照 射の全照射量は、4ジュール/cm2であった。照射は、空気/溶液の界面で、 薄い重合体フィルムの形成を生じさせた。フィルムを、ディスクの端から引き離 した。フィルムの下の溶液の容積は、注射針による水の添加により4倍に増大し た。沈められた支持体は、フィルムを通して引き上げられて、支持体の上にフィ ルムを積層させ、支持体は、次に90℃に予熱されたオーブン中に1時間置いた 。次に、直径1.5インチのディスクを支持体から切り取った。このディスクを 、1:1の重量:重量のイソプロパノール及び水の溶液に入れて、ポリスルホン 支持体を再び湿らせた。ディスクを次に数分間脱イオン水に浸漬し、次に逆浸透 テストセルに組み立て、以下の原料溶液により連続してテストした。250ps i で脱イオン水中の2000ppmのNaCl、250psiで脱イオン水中の2 000ppmのMgSO4、50ppmのThimerosal抗菌剤を含む脱 イオン水中の6%のコーンシロップ。原料を、100cm3/分の速度で循環し た。 定常状態に達した後、浸透物を集めた。浸透物のフラックスを、所定の時間に 集められた浸透物の量を秤量することにより測定した。原料及び浸透物の溶質の 濃度を、NaCl又はMgSO4原料と結合した溶液のコンダクタンスを測定す ることにより、又はコーンシロップ含有原料と結合した溶液の部分標本の高速液 体クロマトグラフィー(HPLC)によりの何れかによって、評価した。NaC l又はMgSO4原料と結合した溶液については、コンダクタンスの測定は、較 正により絶対濃度に転換された。HPLCは、屈折率に基づく検出とともにアセ トニトリル/水溶離液について行われた。カラムは、コーンシロップ中に存在す るグルコースオリゴマーを分離した。1−13個のグルコース単位を含むオリゴ マーは、検出可能であった。浸透物溶液に存在するそれぞれのオリゴマーの量は 、対応するクロマトグラムのピークの高さを比較することにより、原料溶液のそ れに対して決定された。溶質の%溶質拒絶(rejection)SRは、 としてNaCl又はMgSO4含有原料について、さらに SR=100×(1−浸透物中のdpiの相対濃度) としてiグルコース単位dpiを有するグルコースオリゴマーについて計算され た。 膜に関するフラックス及び溶質拒絶のデータは、表Iに示される。フラックス の単位gfdは、ガロン/ft2−日である。HPLC技術の検出限界は、グル コースオリゴマーの拒絶が≧98.5%であったとき、グルコースオリゴマーが 浸透物中に検出できなかったようなものであった。 実施例 2 この実施例では、実施例1にアウトラインされたやり方を行ったが、但しFi lmTec Corporationから入手できる市販のポリスルホンウルト ラフィルターを支持体として使用し、そして支持体の表面積は、250cm2で あった。重合体濃度は、0.55重量%であり、照射量は、2.5J/cm3で あった。それぞれの実験(1−7)において、2−4枚のサンプルをそれぞれの 膜から切り取った。結果は、表IIに示される。 膜製造のための一般的なやり方 他に特定しない限り、以下の実施例で合成された全ての膜について同じである 一般的な方法は、以下の通りであった。 直径約12cmの円状物を、機械で製造したポリスルホンのシートから切断し た。これらの円状物を、使用するまで1:1イソプロパノールアルコール(IP A)IPA:H2O中に貯蔵した。使用前に、円状物を貯蔵溶液から取り出し、 そして約1Lの脱イオン(dI)dIH2Oに浸漬した。約10分後、dIH2O を新しいdIH2Oにより置換した。 円状物を次に特別なホルダー上に設置した。ホルダーは、直径12cmのディ スクの有孔のステンレス鋼からなった。3本の柱を、ディスクの端から数mmほ ぼ等しく離して溶接した。柱を受容するための3個の孔を有する幅約0.5cm のステンレス鋼の環を使用してポリスルホンの平板を保持した。ポリスルホンが ホルダーの上に設けられた後に、それは、それが使用されるまでdIH2Oに浸 漬された。 0.1重量%の重合体及び3.0重量%のH2SO4を含む溶液を製造した。ホ ルダーに設けられたポリスルホンは、dIH2Oから取り出された。ホルダー及 びポリスルホンを、紙タオルにより吸い取って乾燥させた。ホルダーを次に直ぐ に13.8cm×1.5cmのペトリ皿に置いた。60ccの重合体溶液を加え た。60ccは、ポリスルホンを数mmの深さに浸漬するのに十分であった。 他に示されない限り外界温度で重合体溶液及び浸漬したポリスルホンを含むペ トリ皿を、UV照射室に挿入し、そして2.00ジュール/cm2がラジオメー ター検出器に蓄積されるまで、照射した。 照射は、次に停止され、そして皿を取り出した。フィルムを、小刀の刃で皿の 側面から外した。ポリスルホンのホルダーを次に小さい角度で界面を通して取り 上げた。ホルダーから溶液を取り去って、それを殆ど垂直に置いた。ホルダーの 底面を次に紙タオルで吸い取った。ホルダーを次に100℃に設定したオーブン 中に1時間置いた。最後の5分間、オーブン内を真空にした。 サンプルをオーブンから取り出し、冷やした。ポリスルホンの円状物をホルダ ーから取り出した。約3枚の直径3.0cmの円状物をポリスルホンの円状物か ら打ち抜き、テストセルに組み立てた。セルにdIH2O中の12.5%のIP Aの溶液を満たした。約15分後、セルをdI水の流れにより≧5分間フラッシ ュ化た。セルは、4種の異なる原料の1種を循環するラインに順次置いた。20 00ppmのNaCl、300ppmのCaCl2、2000ppmのMgSO4 、又は50ppmのThimerosal殺菌剤を含む10%グルコース。原料 の圧力は、全てのケースで130psiであった。 実施例 3 種々の膜を、ヒドロキシエチルメタクリレート/ビニルベンジルジメチルスル ホニウム/メタルリル酸重合体、並びに上記の一般的なやり方を使用して製造し たが、但し唯一の変化は、硬化期間の終わりでオーブンに真空は適用されず、そ して使用されるH2SO4は、以下のように変化したことであった。 膜がNaCl、CaCl2、MgSO4及びグルコースを含む原料溶液を使用して テストされるとき得られる結果は、図1−4に示される。 実施例 4 実施例4のやり方が行われたが、但し例外として、膜は、重合体溶液に以下の 塩のそれそれの2重量%を加えることにより製造された。NaCl、LiCl、 MgCl2、MgSO4、Na2SO4、Na2HPO4。結果は、図5−8に示され る。 実施例 5 種々の膜が、ヒドロキシエチルメタクリレート/ビニルベンジルジメチルスル ホニウム/メタルリル酸重合体、並びに上記の一般的なやり方を使用して製造さ れたが、但し唯一の変化は、照射が生ずる温度であった。使用した温度は、0℃ 、33℃及び55℃であった。 実施例 6 この実施例では、上記の一般的なやり方を使用する膜の製造において、使用し た重合体は、ポリ(ビニルベンジルトリメチル重炭酸アンモニウム)/メタクリ ル酸であった。 実施例 7 種々の膜を、ヒドロキシエチルメタクリレート/ビニルベンジルジメチルスル ホニウム/メタルリル酸重合体、並びに上記の一般的なやり方を使用して製造し たが、但し唯一の変化は、膜が照射後硬化されるオーブン温度であった。使用し た温度は、70℃、100℃及び120℃であった。 実施例 8 種々の膜を、以下の重合体を使用して上記の一般的なやり方を使用して製造し た。0.5重量%のビニルベンジルトリメチルアンモニウム/メタクリル酸(1 :1)。0.5重量%のビニルベンジルジメチルスルホニウム/メタクリル酸( 1:1)。0.1重量%のヒドロキシエチルメタクリレート/ビニルベンジルジ メチルスルホニウム/メタクリル酸(45:22.5:32.5)。0.1重量 %のヒドロキシエチルメタクリレート/ビニルベンジルジメチルスルホニウム/ メタクリル酸(5:47.5:47.5)。4J/cm2の照射を受けた1.0 重量%のビニルベンジルトリメチルアンモニウム/メタクリル酸(1:1)。 実施例 9 実施例3に示されたやり方を、以下の表Iに示されるように、添加物を使用し そして紫外線照射量を変化して行った。表Iの最後の三つの表示事項において、 「NSA」は、0.01重量%で重合体溶液に添加された、光増感剤である2− ナフタレンスルホン酸のナトリウム塩を示す。3種のサンプルは、それぞれの膜 から切り取られ、次に一般的なやり方に記載されたようにテストされたが、但し どんなテストもグルコースを使用して行われなかった。フラックスは、1日当た り膜1平方フィート当たりガロン(gfd)の単位で報告される。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年8月17日 【補正内容】 補正された請求の範囲 1.多孔性支持体に付着した弁別層をもつ複合膜の製造法において、会合した陰 イオン及び発色団をもつオニウム基を有する重合体 0.01−30重量%を有し しかも被覆流体と接している実質上水性の重合体溶液を被覆流体/溶液界面で 0−1000ナノメーターの厚さをもつ 重合体フィルムを形成するのに十分な条 件下で照射処理することによる弁別層の形成を含む複合膜の製造法。 2.(1)実質上水性の溶媒に0.01−30重量%の重合体を溶解させた少な くとも1種の重合体溶液を支持体と接触させる工程、 (2)弁別層が被覆流体/溶液界面で形成されるような条件下で重合体を照 射する工程、及び (3)弁別層を支持体に付着させる工程 を同時に又は順次に行う請求項1の方法。 3.(1)重合体が0.01−10重量%を占める付着層形成重合体溶液と支持 体とを接触させる工程、 (2)実質上水性の溶媒中重合体が0.01−30重量%を占める弁別層形 成重合体溶液と支持体とを接触させる工程、 (3)弁別層が被覆流体/溶液界面で形成されるような条件下で弁別層形成 重合体を照射する工程、及び (4)弁別層を支持体に付着させる工程 を同時に又は順次に行う請求項1の方法。 4.被覆流体が空気である請求項1の方法。 5.弁別層形成重合体溶液が、ヒドロキシエチルメタクリレート/ビニルベンジ ルジメチルスルホニウム/メタクリル酸重合体、ビニルベンジルトリメチルアン モニウム/メタクリル酸重合体及びビニルベンジルジメ チルスルホニウム/メタクリル酸重合体からなる群から選ばれる重合体を含む 請 求項1の方法。 6.実質上水性の重合体溶液は、添加物として塩又は酸をさらに含む請求項1の 方法。 7.水性重合体溶液がさらにH2SO4含む請求項1の方法。 8.実質上水性の重合体溶液は、少なくとも50%の水を含む請求項1の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD),AM,AT, AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C Z,DE,DK,ES,FI,GB,GE,HU,JP ,KE,KG,KR,KZ,LK,LT,LU,LV, MD,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SI,SK,TJ,TT ,UA,US,UZ (72)発明者 グルグラ,ポール ジー アメリカ合衆国ミシガン州 48640 ミド ランド ワスケビッチ 2723 (72)発明者 シュミット,ドナルド エル アメリカ合衆国ミシガン州 48640 ミド ランド セント メリーズ 2412 (72)発明者 フイビガー,リチャード エフ アメリカ合衆国ミシガン州 48640 ミド ランド ジョン レーン 3870

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.多孔性支持体に付着した弁別層をもつ複合膜の製造法において、0.01− 30重量%の重合体を有ししかも被覆流体と接している実質上水性の重合体溶液 を、被覆流体/溶液界面で重合体フィルムを形成するのに十分な条件下で照射処 理することによる弁別層の形成を含む複合膜の製造法。 2.(1)実質上水性の溶媒に0.01−30重量%の重合体を溶解させた少な くとも1種の重合体溶液を支持体と接触させる工程、 (2)弁別層が被覆流体/溶液界面で形成されるような条件下で重合体を照射す る工程、及び (3)弁別層を支持体に付着させる工程 を同時に又は順次に行う請求項1の方法。 3.(1)重合体が0.01−10重量%を占める付着層形成重合体溶液と支持 体とを接触させる工程、 (2)実質上水性の溶媒中重合体が0.01−30重量%を占める弁別層形成重 合体溶液と支持体とを接触させる工程、 (3)弁別層が被覆流体/溶液界面で形成されるような条件下で弁別層形成重合 体溶液を照射する工程、及び (4)弁別層を支持体に付着させる工程 を同時に又は順次に行う請求項1の方法。 4.被覆流体が空気である請求項1の方法。 5.重合体水溶液中の重合体が、結合した陰イオン及び発色団を有するオニオム 基を含む請求項1の方法。 6.弁別層形成重合体溶液が、ヒドロキシエチルメタクリレート/ビニルベンジ ルジメチルスルホニウム/メタクリル酸重合体、ビニルベンジルトリメチルアン モニウム/メタクリル酸重合体及びビニルベンジルジメチルスルホニウム/メタ クリル酸重合体からなる群から選ばれる重合体を含む請求項5の方法。 7.実質上水性の重合体溶液は、添加物をさらに含む請求項1の方法。 8.添加物がH2SO4である請求項7の方法。 9.実質上水性の重合体溶液は、少なくとも50%の水を含む請求項1の方法。
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