JPH09501950A - 駆虫剤 - Google Patents
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- JPH09501950A JPH09501950A JP7521538A JP52153895A JPH09501950A JP H09501950 A JPH09501950 A JP H09501950A JP 7521538 A JP7521538 A JP 7521538A JP 52153895 A JP52153895 A JP 52153895A JP H09501950 A JPH09501950 A JP H09501950A
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Abstract
(57)【要約】
式(I)〔式中、破線は独立に場合による結合を表し、R1及びR2はC22−C23二重結合が存在する場合には存在せず、R1、R2、R6は独立にH、OH、ハロ、オキシミノ又は有機基であり、R4及びR5は有機基であり、R3はH又は有機基であり、そしてA及びBは多種多様な置換基であることができる〕の駆虫性アベルメクチン及びミルベマイシン誘導体か、Aが場合により置換されたヒドラゾン基である式(I)の化合物を親電子種と反応させて3位で置換を行わせ、必要に応じて、その後に更に合成工程を行うことにより調製される。
Description
【発明の詳細な説明】
駆虫剤
この発明は、駆虫剤に関し、特に3位に置換基を有するアベルメクチン類及び
ミルベマイシン類に関連する化合物に関する。
アベルメクチン類は、かつてC−076化合物と言われた広域スペクトル駆虫
剤の1グループである。それらは、微生物 Streptomyces avermitilisの一定の
株を水性栄養培地中で発酵させることにより製造される。発酵により得られるこ
れら化合物の調製及び構造は、英国特許明細書 1573955 に記載されている。ミ
ルベマイシン類は、13位において糖残基を欠いている構造的に関連するマクロ
ライド抗生物質である。それらは、例えば、英国特許明細書 1390336 及びヨー
ロッパ特許明細書第 0170006 号に記載の通りに発酵させることにより製造する
ことができる。
これら発酵で誘導される生成物に加えて、多くの刊行物には、これら生成物か
ら半合成的に誘導される化合物が記載されており、その多くが有用な駆虫特性を
有している。この化学現象の幾つかが、Macrolide Antibiotics,Omura S.編,
Academic Press,NewYork (1984) 及びDavis,H.G.とGreen,R.H.によりNatural
Product Reports (1986),3,87-121及びChem.Soc.Rev.(1991),20,211-26
9及び271-239に纒められている。
もとのC−076アベルメクチン類に関連する化合物も、アベルメクチン産生
性微生物の発酵により調製されている。例えば、ヨーロッパ特許明細書0214731
及び 0317148 は、発酵培地中で一定の酸の存在下で発酵することにより25位
に異なる置換基を有するC−076アベルメクチン類に関連する化合物を製造す
ることを記載している。
アベルメクチン又はミルベマイシン核上の種々の位置における異なる置換基の
組み合わせを挙げている他の刊行物は、EP-A-317148、340932、355541、350187
、410165、259779及び254583;DE-A-2329486及びGB-A-2166436である。
B.J.Banksは、特許出願 PCT/EP 93 00423で3,4−二重結合があり5−置換
基がない3−置換アベルメクチン及びミルベマイシン誘導体を記載している。
アベルメクチン類及びミルベマイシン類及びそれらの誘導体は下記構造を有す
る。
〔式中、破線は独立に場合による結合を表し、R1及びR2はC22−C23結合
が存在する場合には存在せず、R1、R2、R6びR12は独立にH、OH、ハロ、
オキソ、オキシミノ、又は有機基であり、R4及びR5は有機基であり、そしてR3
はH又は有機基である。〕
これら化合物には、アベルメクチン類似体及びそれらの置換誘導体であってR6
が4’−(α−L−オレアンドロシル)−α−L−オレアンドロシルオキシ基
であり4”位が場合により置換されたもの;アベルメクチンモノサッカライド及
びそれらの誘導体であってR6がα−L−オレアンドロシルオキシであり4’位
が場合により置換されたもの;アベルメクチンアグリコン及びそれらの誘導体で
あってR6がOH又はこの基と置き換わるオレアンドロシルより他の置換基であ
るもの;及びミルベマイシン類及びそれらの誘導体であってR6がHであるもの
が含まれる。
これまでに報告されたアベルメクチン類及び構造的に関連するミルベマイシン
類及びそれらの誘導体全ては、二重結合がC3−C4位にあり5−置換基がある
場合には3位に置換基を有していないばかりか、かかる化合物を製造できる如何
なる方法も報告されていない。
今回、3位において広範囲な置換基を有するアベルメクチン及びミルベマイシ
ン誘導体を調製することができかつこれら化合物の幾つかが顕著な駆虫特性を有
することを発見した。
本発明の化合物は、下式(I)の化合物である。
〔式中、破線は独立に場合による結合を表し、R1及びR2はC22−C23二重
結合が存在する場合には存在せず、R1、R2、R6は独立にH、OH、ハロ、オ
キソ、オキシミノ、又は有機基であり、R4及びR5は有機基であり、そしてR3
はH又は有機基であり、
AはOH、ハロ、C1〜C8アルコキシ、C1〜C9アルカノイルオキシ、オキソ
、又はオキシミノであって場合によりC1〜C8アルキル、アルケニル、アルキニ
ル、アリール、トリアルキルシリル、アラルキル、C1〜C9アルカノイル基又は
in vivo でオキシムに加水分解されることができる他の基により置換されたも
の、又はヒドラゾノであって場合により少なくとも1のC1〜C8アルキル、アル
ケニル、アルキニル、アリール、トリアルキルシリル、アラルキル、C2〜C9ア
ルコキシカルボニル、カルバモイル、チオカルバモイル、アロイル又はC1〜C9
アルカノイル基により置換されたものであり:
Bはハロ、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、ア
リール、ヘテロアリール、C1〜C8アルカノイル、C1〜C8アルコキシ、C1〜
C9アルカノイルオキシ、C2〜C9アルコキシカルボニル、カルボキシ、アリー
ルカルボニル、ヘテロアリール−カルボニル、メルカプト、アルキ
ルチオ、アルケニルナオ、アリールチオ、アルカノイルチオ、ヘテロアリールチ
オ、ニトロ、トリフルオロメチルの如きハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ア
ルコキシアルキル、メルカプトアルキル、アルキルチオ−アルキル、アミノアル
キルであって場合によりC1〜C8アルキル、C1〜C8アルケニル、C1〜C8アル
キニル、C1〜C8アルカノイル、アリール、ヘテロアリール、C2〜C9アルコキ
シカルボニル、カルボキシ、アリールカルボニルにより、又はヘテロアリールカ
ルボニルによりN−モノ又はジ置換されたものであるか、又はBはハイドロセレ
ノ、アルキルセレノ、アリールセレノ、ヘテロアリールセレノ、アジドであるか
、又は8までの炭素原子を有する環状エーテル基であって、場合によりシアノ、
C1〜C8アルコキシ、C1〜C8ヒドロキシアルキル、C1〜C9アルコキシカルボ
ニル、アミノカルボニル、C1〜C9アルカノイル、アリールカルボニル、ヘテロ
アリールカルボニル、ハロ、ハロアルキル及びトリアルキルシリルオキシアルキ
ルから選ばれる少なくとも1の置換基により置換された基である。〕
本発明による化合物には、C5−A及びC22−C23の場合による結合が独
立に存在する化合物、及びこれら場合による結合が独立に不存在(即ち、単結合
)である化合物であって;R2がH、OH、C1〜C8アルコキシであって場合に
よりハロにより又はC1〜C4アルコキシ、C2〜C5アルカノイル、C2〜C5アル
コキシカルボニル、カルボキシ、メルカプトにより又はアリールにより置換され
たものであるか、又はR2がC3〜C8アルケニルオキシ、C2〜C9アルキルカル
ボニルオキシ又はC3〜C9アルケニルカルボニルオキシ、アリールカルボニル又
はカルバモイルであって場合によりC1〜C9アルキル基により置換されたもので
あるか、又はR2が該分子の残りの部分に二重結合により結合しているオキソ又
はオキシミノであって場合によりC1〜C8アルキル、アルケニル、アルキニル、
トリアルキルシリル、アリール又はアラルキル基によりO−置換されたもの、又
はメチレンであって場合によりシアノ又はC1〜C9アルキル基により置換された
ものであり;R1がH、OH又はC1〜C8アルコキシ又はC1〜C9アルカノイル
オキシであるか、又は該分子の残りの部分に二重結合により結合している=CH2
、オキソ又はオキシミノであって場合により上の
通りに置換されたものである化合物、
R4が
(a) α−分岐C3〜C8アルキル、アルケニル(2−ブテニル、2−ペンテニル
、及び4−メチル−2−ペンテニルが含まれる)、アルコキシ−アルキル、又は
アルキルチオアルキル基;α−分岐C4〜C8アルキニル基;アルキル基がα−分
岐C2〜C5アルキル基である (C4〜C8)シクロアルキル−アルキル基;C3〜C8
シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケニル基であって、いずれもが場合に
よりメチレン又は1又は2以上のC1〜C4アルキル基又はハロ原子により置換さ
れていてもよいもの;又は3〜6員酸素又は硫黄含有複素環であって、飽和であ
っても完全に又は部分的に不飽和であってもよくそして場合により1又は2以上
のC1〜C4アルキル基又はハロ原子により置換されていてもよいもの;又は
(b) 式−CH2R8 〔式中、R8はH、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル
、C2〜C8アルキニル、各アルキル又はアルコキシ基中に1〜6の炭素原子を含
有するアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキルであって、前記アルキル、
アルコキシ、アルケニル又はアルキニル基のいずれもが1又は2以上のハロ原子
により置換されていてもよいもの;又はC3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基であって、それらのいずれもが場合によりメチレン又は1又は
2以上のC1〜C4アルキル基又はハロ原子により置換されていてもよいもの;又
は3〜6員酸素又は硫黄含有複素環であって、飽和であっても部分的に不飽和で
あってもよくそして場合により1又は2以上のC1〜C4アルキル基又はハロ原子
により置換されていてもよいものである〕の基;又は式SR9〔式中、R9はC1
〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C3〜C8アルキニル、C3〜C8シクロア
ルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置換フェニルであって該置換
基がC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又はハロであるもの;又は3〜6員
酸素又は硫黄含有複素環であって、飽和であっても完全に又は部分的に不飽和で
あってもよくそして場合により1又は2以上のC1〜C4アルキル基又はハロ原子
により置換されていてもよいものである〕の基;又は
(c) C1〜C6アルキル基であって、1のオキソ又は1又は2以上のヒドロキン
基により置換されているか又は隣接する2の炭素原子上で単一の酸素原子により
置換されてオキシラン環を形成するものであってもよく、又はR4がC1〜C5ア
ルキル基であって(C1〜C6)アルコキシカルボニル基により置換されており、R4
上の前記置換基がR4の末端炭素原子と末端炭素原子に隣接する炭素原子のいず
れが又は両方に結合しているもの;又は
(d) =CH2又は式:
〔式中、R10及びR11は両方がHであるか;R10がHでありR11がC1〜C3アル
キルであるか;又はR10及びR11のうち一方がHであり他方がフェニル、ヘテロ
アリール、C2〜C6アルコキシカルボニル又は置換フェニル又はヘテロアリール
であって、前記置換基がフッ素、塩素、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ
、C1〜C4アルキルチオ、ヒドロキシ (C1〜C4)アルキル、シアノ、アミノス
ルホニル、C2〜C6アルカノイル、C2〜C6アルコキシカルボニル、ニトロ、ト
リフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ又はモノ若しくはジ (C1〜
C4)アルキルアミノであり;そしてXは直接結合であるか又は2〜6の炭素原子
を有する直鎖であっても分枝鎖であってもよいアルキレン基である〕の基;又は
(e) フェニルであって、場合によりC1〜C4アルキル、C1〜C4アルキルチオ
基、ハロ原子、トリフルオロメチル、及びシアノから選ばれる少なくとも1の置
換基で置換されていてもよいものであるか;又はR4が式(II):
〔式中、ZはO、S又は−CH2−であり、そしてa、b、c及びdはそれぞれ
独立して0、1又は2であってa、b、c及びdの合計は5を越えない〕の基で
あってもよい化合物、
R6が水素、ヒドロキシ、C1〜C8アルコキシ又はアルケノキシ、C1〜C9アル
カノイルオキシ又はアルケノイルオキシ、アロイルオキシ、オキシメチレンオキ
シ− (C1〜C5)アルキルオキシ− (C1〜C5)アルキル、ハロゲン、オキソ、又
は場合により置換されたオキシミノ、ヒドラゾノ、カルバジド又はセミカルバジ
ド、N− (C1〜C4)アルキルセミカルバジド、N,N−ジ (C1〜C4)アルキル
セミカルバジド、C1〜C5アルカノイルヒドラジド、ベンゾイルヒドラジド又は
(C1〜C4)アルキルベンゾイルヒドラジドであっても;又はR6がin vivo で加
水分解されてOHを生成することができる基であっても;又はR6が
〔式中、R7はC−4”又はC−4’に単結合により結合しているヒドロキシ、
C1〜C9アルカノイルオキシ又はアルケノイルオキシ、アロイルオキシ、C1〜
C8アルコキシ、アミノ、N− (C1〜C8)アルキルアミノ、N,N−ジ (C1〜C9
)アルキルアミノ、N− (C1〜C5)アルカノイルアミノ、又はN,N−ジ (C1
〜C9)アルカノイルアミノであるか;又はR7はC−4”又はC−4’に二重結
合により結合しているオキソ、場合により置換されたオキシミノ、セミカルバジ
ド、N− (C1〜C4)アルキルセミカルバジド、N,N−ジ (C1〜C4)アルキル
セミカルバジド、(C1〜C5)アルカノイルヒドラジド、ベンゾイルヒドラジド、
又は (C1〜C4)アルキルベンゾイルヒドラジドであるか;又はR7は in vivo
で加水分解されてOHを生成することができる基である〕であってもよい化合物
、
R3がHであってもC1〜C6アルキルであってもよい化合物、
R5がメチル、ヒドロキシメチル、(C1〜C4アルコキシ)メチル、(C2〜C5
アルカノイル)オキシメチル、(C2〜C5アルケノイル)オキシメチル、アロイ
ルオキシメチル、アラルカノイルオキシメチル、ホルミル、場合により置
換されたオキシミノ、ハロメチル、アジドメチル又はシアノメチルであってもよ
い化合物が含まれる。
本発明の化合物には、R2がH、OH、O− (C1〜C4)アルキル、O− (C1
〜C5)アルカノイル、オキソ及びオキシミノであって場合によりC1〜C4アルキ
ル又はアリール (C1〜C4)アルキルにより置換されたものである化合物;R4が
直鎖状又は分枝状のアルキル、アルケニル、シクロアルキル又はシクロアルケニ
ル(メチル、エチル、2−プロピル、2−ブチル、2−ブテン−2−イル、2−
ペンテン−2−イル、4−メチル−2−ペンテン−2−イル及びシクロヘキシル
が含まれる)である化合物;R1がH、OH、オキソ又はオキシミノてある化合
物;及びR6がHであるか又は式:
〔式中、R7はOH、(C1〜C4)アルコキシ、(C2〜C5)アルカノイルオキシ、
アミノ、N− (C1〜C4)アルキルアミノ、N− (C1〜C5)アルカノイルアミノ
、オキソ又はオキシミノであって場合によりC1〜C4アルキル基により置換され
たものである〕の基である化合物が含まれる。
本発明の好ましい化合物では、Bがハロ(クロロ、ブロモ又はヨードの如きも
の)、アルキル、アルコキシアルキル、アシルアルケニル又はアシルであり;A
がヒドロキシ又はオキシミノであり;R6がH、OH、α−L−オレアンドロキ
シルオキシ又は4’−(α−L−オレアンドロシル)−α−L−オレアンドロシ
ルオキシであり;R1がHでありR2がH、OH、又はメトキシであるか、又はR1
とR2が両方とも存在しないでC22−C23結合が単結合か又は二重結合である。
特定的な化合物は、以下の実施例で同定されている。
上の全ての定義において、特に断らない限り、3又は4以上の炭素原子を含有
するアルキル基は直鎖てあっても分枝鎖であってもよく;ハロはフルオロ、クロ
ロ、ブロモ又はヨードを意味し;3又は4以上の炭素原子を含有するアルケニル
基は直鎖であっても分枝鎖であっても、場合によりシアノ、アルコキシカルボニ
ル、アミノカルボニル、アルカノイル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカ
ルボニル、ハロ、トリフルオロメチルの如きハロアルキルを含む1又は2以上の
官能基により置換されていてもよく;3又は4以上の炭素原子を含有するアルキ
ニルは直鎖であっても分枝鎖であっても、場合によりシアノ、アルコキシカルボ
ニル、アミノカルボニル、アルカノイル、アリールカルボニル、ヘテロアリール
カルボニル、ハロ、トリフルオロメチルの如きハロアルキルを含む1又は2以上
の官能基により置換されていてもよく:アリールは場合により1又は2以上のC1
〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ基、ニトロ基又はハロ原子により置換され
たフェニルを意味し;そしてヘテロアリールは場合により1又は2以上のC1〜
C4アルキル又はC1〜C4アルコキシ基、ニトロ基又はハロ原子により置換され
た芳香族複素環を意味する。
本発明の化合物には、アベルメクチン類及び対応するモノサッカライド及びア
グリコン、及びミルベマイシン類が含まれる。
本発明の化合物は、幾つかの不斉中心を含むので幾つかの対の立体異性体とし
て存在できることが理解されるであろう。本発明は、分離されていようといまい
と、かかる全ての立体異性体を包含する。
上で定義した式(I)の化合物は下記の工程を含む方法により製造することが
できる。
(a) BがHでありAが=Oである式(I)の化合物を、場合により少なくとも
1のC1〜C8アルキル、アルケニル、アリール、トリアルキルシリル、アラルキ
ル、C1〜C9アルコキシカルボニル、カルバモイル、チオカルバモイル、アロイ
ル又はC1〜C9、アルカノイル基により置換されたヒドラジンと反応させて、A
が場合により置換されたヒドラゾノである式(I)の化合物を生成させ、
(b) そうして得られたヒドラゾン体を親電子種E+〔E+はCl+、Br+、I+
、NO2 +、ArS+又はArSe+(Arはアリール基である)であるか又はE+
はイミニウムイオンである〕の供給源と反応させて、BがそれぞれCl、Br、
I、NO2、ArS、ArSe又は場合により置換されたアミノアルキル基であ
る式(I)の化合物を生成させ、
(c) 所望により、BがCl、Br又はIである (b) から生成した化合物を、
場合により置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール又は複素環
置換基を含むスタナンと、トリフェニルホスフィンパラジウムの如き触媒の存在
下で反応させて、Bがそれぞれ場合により置換されたアルキル、アルケニル、ア
ルキニル、アリール又は複素環置換基である式(I)の化合物を生成させ、
(d) 所望により、BがCl、Br又はIである (b) から生成した化合物をア
ジドと反応させて、BがN3である式(I)の化合物を生成させ、
(e) 所望により、Bがアルケニルである (c) からの化合物を酸化して、Bが
環状エーテル基である式(I)の化合物を生成させ、
(f) 所望により、BがArS又はArSeである (b) からの化合物をArS
H又はArSeHより他のチオール又はハイドロセレニドと処理して、Bがメル
カプト又はハイドロセレニド基である式(I)の化合物を生成させ、そして所望
によりその生成物をハロゲン化アルキル、アルケニル、アリール、アルカノイル
又はヘテロアリールと反応させる。
親電子種がCl+であるときは、その供給源はN−クロロスクシンイミド又は
N−クロロベンゾトリアゾールであってもよい。N−ヨードスクシンイミド及び
N−ブロモスクシンイミドは、それぞれI+及びBr+の可能な供給源であり、テ
トラニトロメタンはNO2 +の可能な供給源である。塩化ジニトロフェニルスル
フェニルをArS+の供給源として用いることができ、そしてN−フェニルセレ
ノフタルイミドをArSe+の供給源として用いることができる。アミノアルキ
ル基は、Eschenmoser の塩(Me2N−CH2 +Cl+)から誘導することができる
。
本発明の化合物の調製方法を以下のスキームI及びIIに例示する。この際、“
E+”は親電子体であり“N-”は親核体でありそしてYは有機基である。かくし
て、多種多様な化合物を得ることができる。
構造的に複雑なアベルメクチン及びミルベマイシンの分野において、かかる化
学現象は報告されたことがない。
スキームIでは、5−ケトン体が1,1−ジメチルヒドラジンを例えばジクロ
ロメタン中で酸性条件下で用いてヒドラゾン体(III)に転化される。未置換末
端を有する他のヒドラジンを1,1−ジメチルヒドラジンの代わりに用いて他の
置換ヒドラゾン体を生成させることができる。次いで、化合物(III)を(例え
ば、アセトニトリル中でN−クロロスクシンイミドからの)Cl+の如き親電子
体E+と反応させて、式(IV)の化合物を得ることができる。
このヒドラゾン部分は、更に、例えば、スキームIIに示すように、ケトン(例
えば、酸触媒加水分解による)、オキシム(例えば、混合溶媒中での塩化ヒドロ
キシルアンモニウムとの反応による)、又はアルコール(例えば、酢酸水溶液中
で酢酸第二銅と反応させることにより生成するケトンを経由してメタノール中で
水素化ホウ素ナトリウムと反応させる)のいずれにも転化することができる。
スキームIにおいて、化合物(V)の“E”部分を親核子体“N-”又は有機
基Yにより(例えば、パラジウム(0)種により触媒されるジメチルホルムアミ
ドの如き溶媒中での式Vの3−ヨード化合物のビニルスタナンでの“Stille カ
ップリング”により)置換して、式VI又はVIIの化合物を得ることができる。
置換基R1〜R6及びR12のいろいろな組み合わせを含む式(I)の出発原料は
、一般に、当該技術分野で既知でありかつ上に挙げた刊行物で議論されている方
法により製造することができる。特に5−ケトン体は、二酸化マンガン酸化(例
えば、J.Agric.Food Chem.(1981)29,884-886 を参照のこと)を用いて対
応するアベルメクチン類及びミルベマイシン類から作ることができる。本発明の
上記の方法は、置換基R1〜R6が用いられる試薬と適合性である式(I)の全て
の出発化合物に適用できると考えられる。しかしながら、場合によっては、式(
I)の出発原料の3−置換化合物への転化後に、R1〜R6置換基の幾つかを他の
置換基と置き換えることが必要であるか又は望ましいことがある。例えば、R6
が4’−(α−L−オレアンドロシル)−α−L−オレアンドロシルオキシであ
る式(I)の化合物(即ち、ジサッカライド)を得るときは、それを硫酸の如き
酸を用いる加水分解によりそのモノサッカライド(R6はα−L−オレアンドロ
シルオキシとなる)に又はそのアグリコン(R6はOHとなる)に縮小してもよ
い。R1及びR2が存在しないときは、22−23位における二重結合を水素化し
て、R1とR2が両方ともHである22,23−ジヒドロ誘導体を生成させること
ができる。上で定義した式(I)の化合物の置換基R1〜R6の他の転化は、アベ
ルメクチン及びミルベマイシンの技術分野において既知である方法により行うこ
とができる。
本発明の化合物は、非常に活性な駆虫剤である。かくして、この化合物は、特
にノミを含む外部及び内部寄生虫により起こる種々の障害を治療するのに有効で
ある。本化合物は、特に、マダニ、その他のダニ、シラミ、クロバエ、咬む昆虫
及びウシやウマを害し得る移動性の双翅目の幼虫の如き、ヒト、動物及び鳥類の
節足動物外部寄生虫を含む他の外部寄生虫感染症を治療するのにも価値がある。
本化合物は、線虫として記載されている寄生性蠕虫の一群により最も頻繁に起こ
され、かつブタ、ヒツジ、ウマ及びウシに重大な経済的損失をもたらすだけでな
く家畜動物及び家禽をも害する蠕虫病を治療するのにも用いることができる。本
化合物は、いろいろな種類の動物を害する、例えば、イヌにおける糸状虫属を含
む他の線虫、及び動物及びヒトに感染する、鉤虫属、アメリカ鉤虫属、回虫属、
ストロンギロイデス属、旋毛虫属、トキソカラ属、毛細線虫属、鞭虫属、蟯虫属
の如き消化器系寄生虫及びフィラリア蠕虫及び腸管外期のストロンギロイデス属
、旋毛虫属及びトキソカラ属の如き血液又は他の組織及び器官中に見られる寄生
虫を含む種々の寄生虫に対しても有効である。
式(I)の化合物は、直面する具体的用途に及び治療される特定種の宿主動物
及び関係する寄生虫又は昆虫に対して適切な製剤として投与することができる。
殺虫剤として使用するには及び農業有害生物を処理するには、本化合物は、標準
的な農業的常套手段に従って、噴霧剤、粉剤、浴びせ(pour-on)製剤、乳剤及
びそれらに類したものとして適用される。
ヒトに用いるには、本化合物は、普通の医学的常套手段に従って、薬学的に許
容できる製剤として投与される。
本化合物は、トリボリウム種、テネブリオ種の如き貯蔵穀物の有害昆虫、及び
ハダニ、(テトラニクス種)アブラムシ、(アシルチオシホン(Acyrthiosiphon)
種)の如き農芸植物の有害昆虫に対しても、イナゴの如き移住性直翅類及び植
物組織上で生活する幼虫期の昆虫に対しても有用である。本化合物は、農業にお
いて重要であり得る、土壌線虫及びメロイドジーン(Meloidogyne) 種の如き植物
寄生虫を抑制するための線虫駆除薬として有用である。本化合物は、南部軍隊蠕
虫(southern army worm)及びメキシコマダラテントウムシ(Mexican bean bee
tle)の幼虫の如き他の植物有害生物に対して活性である。
殺虫剤として用いるには、本化合物は、標準的な獣医学的常套手段に従って、
噴霧剤、粉剤、乳剤、浴びせ製剤及びそれらに類したものとして適用される。
駆虫剤として用いるには、本化合物は、皮下又は筋肉内のいずれでも注射によ
って投与することができ、また、それらをカプセル剤、巨丸剤、錠剤、かみ砕き
可能な錠剤又は液状の飲薬の形で経口投与することができ、また、局所製剤とし
て又は移植片として投与することができる。局所適用には、浸液、噴霧剤、散剤
、粉剤、浴びせ剤、スポット施用剤(spot-on)、噴射液、シャンプー、カラー
剤、鑑札剤又は馬具剤を用いることができる。かかる製剤は、標準的な獣医学的
常套手段に従って、慣用法で調製される。かくして、カプセル剤、巨丸剤又は錠
剤は、有効成分を適する微細希釈剤又はキャリヤと混合することにより調製する
ことができ、更に崩壊剤及び/又は澱粉、ラクトース、タルク、又はステアリン
酸マグネシウムの如き結合剤を含有させてもよい。飲薬製剤は、有効成分を分散
剤又は湿潤剤と一緒に水溶液中に分散させることにより調製することができ、そ
して注射製剤は、滅菌溶液又は乳剤の形で調製することができる。浴びせ製剤又
はスポット施用製剤は、有効成分をブチルジゴール、液状パラフィン又は非揮発
性エステルであってイソプロパノールの如き揮発性成分が加えられているか又は
加えられていないものの如き許容できる液状キャリヤ溶剤中に溶解させることに
より調製してもよい。また、動物の体表面上に有効物質の残留物を残せるように
、浴びせ製剤、スポット施用製剤又は噴霧製剤をカプセルに閉じ込めることによ
り調製することができる。これら製剤は、有効化合物の重量に関し、治療される
宿主動物の種、感染の重さとタイプ及び宿主の体重に依存して変動するであろう
。本化合物は、既知の方法により、継続的に、特に予防のために投与することが
できる。一般に、経口、非経口及び浴びせ投与には、約0.001〜10mg/
kg動物体重が1〜5日間の期間に1回分又は複数回分として与えられるので十
分であるが、もちろん、より多いか又はより少ない投与範囲が必要とされる場合
もあり得、そのような場合もこの発明の範囲内に属する。別のやり方として、本
化合物を動物飼料と一緒に投与してもよく、この目的のために濃厚飼料添加剤又
はプレミックスを通常の動物飼料との混合のために調製してもよい。
以下の実施例により本発明を説明する。この際、“アベルメクチンB2”は5
位及び23位にOH置換基を有し22−23位に単結合を有するアベルメクチン
を意味し、“アベルメクチンB1”は22−23位に二重結合を有し5位にOH
置換基を有するアベルメクチンを意味し、そして“アベルメクチンA1”は5位
にメトキシ基を有することを除いてはアベルメクチンB1に関する場合と同じで
ある。
5−ケトン出発原料は、国際出願 WO 94/15944 に記載の通りに調製した。
調製例A22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1モノサッカラ イド・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
5−ケト−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1
モノサッカライド(1g)をジクロロメタン(100ml)中に溶かして、N,
N−ジメチルヒドラジン(2g)及び酢酸(10ml)を加えた。その反応液を
室温で24時間攪拌した。次いで、それを水、重炭酸ナトリウム水溶液及び食塩
水でよく洗浄してから乾燥(MgSO4)した。溶媒を留去すると褐色ガム状物
が得られ、これをシリカゲル(100g)でクロマトグラフィーにかけてエーテ
ル:ヘキサン(1:1)で溶離した。適切な画分をプールして溶媒を留去し、表
題の生成物(660mg)を得た。
実施例13−クロロ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 モノサッカライド・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
調製例Aからのヒドラゾン体(200mg)をアセトニトリル(40ml)中
に溶かして0℃に保った。N−クロロスクシンイミド(200mg)を加えてそ
の混合液を0℃に18時間保った。TLC(薄層クロマトグラフィー)で反応が
完結したことが分かったので、その混合液をメタ重亜硫酸ナトリウム(0.5g
)を含有する水(150ml)中に注ぎ込んだ。それをエーテル(100ml×
2)で抽出し、その抽出液を水と食塩水で洗浄して乾燥(MgSO4)した。溶
媒を留去するとガム状物が得られ、これをシリカゲル(80g)でクロマトグラ
フィーにかけてジクロロメタン:エーテル(1:2)で溶離した。適切な画分を
集めてプールした。生成物をNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例23−クロロ−5−ケト−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメ クチンB1モノサッカライド
実施例1からの3−クロロ−ヒドラゾン体を酢酸、テトラヒドロフラン、水及
び酢酸ナトリウムの混合液(5:2:2:1)(100ml)中に溶かして室温
で1週間放置した。次いで、その反応液を水(200ml)で希釈してエーテル
(2×75ml)で抽出した。そのエーテル抽出液を水(2×100ml)、飽
和重炭酸ナトリウム溶液及び食塩水で洗浄した。次いで、そのエーテルを乾燥(
MgSO4)して溶媒を留去するとガム状物が得られた。これをシリカゲルでク
ロマトグラフィーにかけてエーテル:ヘキサン(1:1)で溶離した。目的のケ
トン体は最初に溶出した。それをNMR、マス及び赤外スペクトルにより特性決
定した。
実施例33−クロロ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 モノサッカライド
実施例2からのケトン体(20mg)をメタノール(2ml)中に溶かして水
素化ホウ素ナトリウム(10mg)を加えた。室温で30分間放置した後、その
混合液を半飽和食塩水(30ml)中に注ぎ込んでエーテル(2×20ml)で
抽出した。この抽出液を食塩水で洗浄して乾燥(MgSO4)した。残渣を1”D
ynamax(商標)ODS カラムでメタノール:水(90:10)で20ml/分で溶
離して精製した。生成物をNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例43−クロロ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 モノサッカライド・5−オキシム
実施例2からのケトン体(50mg)をメタノール(4ml)及びジオキサン
(1ml)の混合液中に溶かして、塩化ヒドロキシルアンモニウム(50mg)
を加えた。これを室温で一晩攪拌した時点で更に50mgのこのヒドロキシルア
ミン塩を加えた。4時間後、更に100mgのこのヒドロキシルアミン塩を加え
て、その混合液を2時間攪拌した。次いで、その反応液を半飽和食塩水(50m
l)中に注ぎ込んでエーテル(2×100ml)で抽出した。抽出液を乾燥(M
gSO4)してガム状物になるまで溶媒を留去した。これを1”Dynamax ODS カ
ラムでメタノール:水(90:10)で20ml/分で溶離して精製した。生成
物をマス及びNMRスペクトルにより特性決定した。
実施例53−〔2,4−ジニトロフェニルチオ〕−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘ キシルアベルメクチンB1モノサッカライド・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
調製例Aからのヒドラゾン体(200mg)をアセトニトリル(20ml)中
に溶かして0℃に冷却し、炭酸カルシウム(200mg)を加えた。次に、塩化
2,4−ジニトロベンゼンスルフェニル(200mg)を一度に加えた。その混
合液を0℃に一晩保った。次いで、それを水(100ml)中に注ぎ込んでエー
テル(2×75ml)で抽出した。その抽出液を飽和重炭酸ナトリウム溶液と食
塩水で洗浄した。それらを乾燥(MgSO4)して橙色泡状物になるまで溶媒を
留去した。これをシリカゲル(90g)でクロマトグラフィーにかけてジクロロ
メタン:エーテル(2:1)で溶離した。溶出した明橙黄色バンドを集めた。そ
の構造をマス及びNMRスペクトルにより確認した。
実施例63−〔2,4−ジニトロフェニルチオ〕−22,23−ジヒドロ−25−シクロ ヘキシルアベルメクチンB1モノサッカライド・5−オキシム
実施例5からの化合物(1.2g)をジオキサン及びメタノールの混合液(2
40mlの1:1混合液)中に溶かして、水(60ml)中の塩化ヒドロキシル
アンモニウム(10g)の溶液を加えた。その溶液を室温で2日間攪拌した時点
で全ての出発試薬が消えた。次いで、それを水とエーテル中に分配し、有機相を
水と食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、溶媒を留去して黄色ガム状物を得
た。これをシリカゲルでクロマトグラフィーにかけてエーテル:ヘキサン(2:
1)で溶離した。適切な画分を集めて溶媒を留去し、表題の生成物(800mg
)を得、マス及びNMRスペクトルにより特性決定した。
実施例73−〔2,4−ジニトロフェニルチオ〕−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘ キシルアベルメクチンB1モノサッカライド
実施例5からの化合物(100mg)を酢酸(10ml)中に溶かして、水(
5ml)中の酢酸第二銅(400mg)の溶液を加えた。その反応液を室温で1
週間攪拌した。次いで、それを酢酸エチル(50ml)と水(50ml)中に
分配し、有機相を水と飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥(MgSO4)
し、そして黄色泡状物になるまで溶媒を留去した。5−ケトンを含む。これをメ
タノール(50ml)中に溶かして水素化ホウ素ナトリウム(20mg)を加え
た。5分後、反応をクエン酸水溶液で止めて酢酸エチルで抽出した。有機相を水
と食塩水で洗浄し、乾燥して橙色ガラス状物になるまで溶媒を留去した。これを
シリカゲル(30g)でクロマトグラフィーにかけてエーテル:ジクロロメタン
(3:1) で溶離した。最初に溶出した橙色バンドを捨てて、後に続く表題の化
合物(20mg)をマス及びNMRスペクトルにより特性決定した。
実施例83−メルカプト−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチン B1モノサッカライド・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
実施例5からのスルフィド体(300mg)をジクロロメタン(40ml)中
に溶かした。エタンチオール(5ml)に続いてトリエチルアミン(3ml)を
加え、その混合液を室温で3時間攪拌した。更にトリエチルアミン(1ml)及
びエタンチオール(5ml)を加えてその混合液を更に8時間攪拌した。揮発分
を留去し、得られた暗色オイルをシリカゲルでクロマトグラフィーにかけてジク
ロロメタンで溶離した。暗橙色バンドが最初に溶出し、表題の化合物が続いて溶
出した。溶媒を留去すると橙色結晶(200mg)として得られた。この化合物
をマス及びNMRスペクトルにより特性決定した。
実施例93−メチルチオ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチン B1モノサッカライド・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
実施例8からのチオール体(90mg)をエーテル(2ml)中に溶かしてヨ
ウ化メチル(1ml)及び Hunig 塩基(0.5ml)を加えた。6時間後、全
ての出発試薬が消えた。揮発分を留去して残渣をシリカゲル(50g)でクロマ
トグラフィー-にかけてジクロロメタン:エーテル(3:1)で溶離した。低極
性の物質を含有する画分を集め、そしてNMR及びマススペクトルにより表題の
化合物が含まれることが分かった。
実施例103−メチルチオ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチン B1モノサッカライド・5−オキシム
実施例9からのメチルチオ化合物(40mg)をメタノール及びジオキサンの
混合液(10mlの1:1混合液)中に溶かした。水(2ml)中の塩化ヒドロ
キシルアンモニウム(0.5g)を加えた。6時間後、反応がまだ完結していな
かったので更に水(2ml)中のこのヒドロキシルアミン塩2gを加えた。12
時間後、その混合液を水(50ml)中に注ぎ込んでエーテル(2×50ml)
で抽出した。抽出液を食塩水で洗浄して乾燥(MgSO4)した。溶媒を留去し
てガム状物を得、これを1”Dynamax(商標)ODS カラムでメタノール:水(9
0:10)で20ml/分で溶離して精製した。その構造をNMR及びマススペ
クトルにより確認した。
実施例113−メチルチオ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチン B1モノサッカライド
実施例9からのメチルチオ化合物(50mg)を酢酸(6ml)中に溶かして
飽和酢酸第二銅水溶液(3ml)を加えた。これを35℃で24時間攪拌した。
次いで、その反応液を水(50ml)で希釈してエーテル(2×50ml)で抽
出した。抽出液を水、飽和重炭酸ナトリウム溶液及び食塩水で洗浄し、乾燥(M
gSO4)し、そしてガム状物になるまで溶媒を留去した。これは5−ケトン体
であった。これをメタノール(3ml)中に溶かして水素化ホウ素ナトリウム(
20mg)を加えた。30分後、反応を5mlの10%クエン酸水溶液で止め、
エーテル(2×50ml)で抽出し、そのエーテルを乾燥(MgSO4)してガ
ム状物になるまで溶媒を留去した。これを1”Dynamax(商標)ODS カラムでメ
タノール:水(9:1)で20ml/分で溶離して精製した。生成物は22〜2
4分後に溶出し、マス及びNMRスペクトルにより特性決定した。
実施例123−ジメチルアミノメチル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベ ルメクチンB1モノサッカライド・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
調製例Aからのヒドラゾン体(70mg)をアセトニトリル(10ml)中に
溶かした。炭酸カルシウム(70mg)、次いで Eschenmoser の塩(Me2 N
−CH2 + Cl-)(100mg)を加えた。その混合液を0℃で24時間保存
した。次いで、それを飽和重炭酸ナトリウム溶液(50ml)中に注ぎ込んでエ
ーテル(2×75ml)で抽出した。有機相を水、食塩水で洗浄し、乾燥(Mg
SO4)した。溶媒を留去してガム状物を得た。次いで、生成物をシリカゲル(5
0g) でのクロマトグラフィーにかけてエーテル:ジクロロメタン(1:1)で
溶離することにより精製した。残留出発原料が最初に溶出し、表題の化合物が続
いて溶出し、マス及びNMRスペクトルにより特性決定した。
実施例133−ジメチルアミノメチル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベ ルメクチンB1モノサッカライド・5−オキシム
実施例12からの生成物(200mg)をメタノール及びジオキサンの混合液
(40mlの1:1混合液)中に溶かして、水(10ml)中の塩化ヒドロキシ
ルアンモニウム(2g)の溶液を加えた。その反応液を室温で3時間放置してか
ら一晩凍らせた。次いで、それを部分的に濃縮してメタノールを留去し、過剰の
重炭酸ナトリウム溶液で中和し、生成物をエーテル(2×100ml)で抽出し
、食塩水で洗浄し、そして乾燥(MgSO4)した。溶媒を留去して生成物を得
、これをシリカゲル(60g)でのクロマトグラフィーにかけてジクロロメタン
:エーテル(4:1)で溶離することにより精製した。適切な画分をプールして
表題の化合物(96mg)を得、マス及びNMRスペクトルにより特性決定した
。
実施例143−フェニルセレノ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメク チンB1モノサッカライド・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
調製例Aからのヒドラゾン体(100mg)をアセトニトリル(40ml)中
に溶かしてN−フェニルセレノフタルイミド(100mg)を加えた。その溶液
を全ての原料が溶けるまで震盪してから、0℃に48時間保った。次いで、それ
を水(100ml)中に注ぎ込んでエーテル(2×150ml)で抽出した。抽
出液を食塩水で洗浄して乾燥(MgSO4)し、そしてガム状物になるまで溶媒
を留去した。これをシリカゲル(80g)でクロマトグラフィーにかけてジクロ
ロメタン:エーテル(3:1)で溶離した。少量のフタルイミドが最初に溶出し
てから、表題の生成物が溶出し、それをNMR及びマススペクトルにより特性決
定した。
実施例153−フェニルセレノ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメク チンB1モノサッカライド・5−オキシム
実施例14からの生成物(480mg)を150mlの1:1メタノール/ジ
オキサン混合液中に溶かした。水(30ml)中の全部で5gの塩化ヒドロキシ
ルアンモニウムを加え、その反応液を室温で24時間放置した。次いで、それを
水(500ml)中に注ぎ込んでエーテル(2×250ml)で抽出した。抽出
液を水、食塩水で洗浄して乾燥(MgSO4)した。溶媒を留去してガム状物を
得た。これをシリカゲル(100g)でクロマトグラフィーにかけてジクロロメ
タン:エーテル(4:1)で溶離した。生成物を含有する画分を集めて合わせた
。表題の化合物をNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例163−フェニルセレノ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメク チンB1モノサッカライド
実施例14からの生成物(40mg)を酢酸(20ml)中に溶かして飽和酢
酸第二銅溶液(7ml)を加えた。その反応液を室温で4日間放置してから、実
施例7に記載した通りに処理した。粗生成物(5−ケトン体)をメタノール(5
ml)中に溶かして水素化ホウ素ナトリウム(20mg)を加えた。20分後、
その反応液を実施例7の通りに処理して、生成物を1”Dynamax(商標)0DS カ
ラムでメタノール:水(95:5)で20ml/分で溶離して精製した。生成物
は17分で溶出し、NMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例173−ニトロ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 モノサッカライド・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
調製例Aからのヒドラゾン体(150mg)をアセトニトリル(30ml)中
に溶かしてその溶液を0℃まで冷却した。テトラニトロメタン(0.25ml)
を加えて、反応液を0℃で12時間保った。アセトニトリルを留去して、残渣を
シリカゲル(90g)でクロマトグラフィーにかけてジクロロメタン:エーテル
(3:1) で溶離した。最初に流出する黄色バンドを捨ててから、20mlの2
0画分を集めた。画分5〜6は表題の化合物を含有し、それをマス及びNMRス
ペクトルにより特性決定した。
実施例183−ヨード−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 モノサッカライド・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
調製例Aからのヒドラゾン体(50mg)をアセトニトリル(20ml)中に
溶かしてその溶液を0℃まで冷却した。N−ヨードスクシンイミドを各10mg
ずつを3日間かけて3回加えた。反応液を水(50ml)中に注ぎ込んでエーテ
ル(2×75ml)で抽出した。抽出液を食塩水で洗浄して乾燥(MgSO4)
した。溶媒を留去して黄色ガム状物を得、これをシリカゲル(50g)でクロマ
トグラフィーにかけてジクロロメタン:エーテル(3:1)で溶離した。生成物
を含有する画分を集めた。表題の化合物をマス及びNMRスペクトルにより特性
決定した。
実施例193−ヨード−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 モノサッカライド
実施例18からのヨード化合物(50mg)を酢酸(5ml)中に溶かして飽
和酢酸第二銅溶液(2ml)を加えた。その反応液を室温で72時間攪拌してか
ら、実施例7に記載した通りに処理して粗5−ケトン体を得た。これを実施例7
の方法を用いて表題の化合物に還元し、1”Dynamax(商標)ODS カラムでメタ
ノール:水(9:1)で9ml/分で溶離して精製した。この生成物をNMR及
びマススペクトルにより特性決定した。
実施例203−クロロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 5−N,N−ジメチル ヒドラゾン
調製例Aの方法に従って対応するケトン体から調製した25−シクロヘキシル
アベルメクチンB1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン(4g)をアセトニトリ
ル(800ml)中に溶かして0℃まで冷却し、N−クロロスクシンイミド(4
g)及び4Åモレキュラーシーブ(20g)を加えた。その反応液を0℃で24
時間放置した。次いで、シーブを濾過して反応液を実施例1の通りに処理した。
粗生成物をシリカゲル(200g)でのクロマトグラフィーにかけてジクロロメ
タン:エーテル(4:1)で溶離することにより精製した。その生成物をマス及
びNMRスペクトルにより特性決定した。
実施例213−クロロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1
実施例20からのヒドラゾン体(1.1g)を酢酸(70ml)中に溶かして
飽和酢酸第二銅(35ml)を加えた。その反応液を室温で72時間放置してか
ら、実施例7に記載した通りに処理して粗5−ケトン体を得た。これを実施例7
の手順を用いて水素化ホウ素ナトリウムで還元し、表題の化合物を2”Dynamax(
商標)ODS カラムで2バッチでメタノール:水(9:1)で45ml/分で溶離
して精製した。それをNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例223−クロロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1・5−オキシム
実施例20からのヒドラゾン体(0.3g)をメタノール及びジオキサンの1
:1混合液(90ml)中に溶かした。水(20ml)中の塩化ヒドロキシルア
ンモニウム(3g)を加え、その混合液を室温で16時間放置した。その反応液
を実施例4の通りに処理し、粗生成物を1”Dynamax(商標)ODS カラムでメタ
ノール:水(95:5)で9ml/分で溶離して精製した。この表題の化合物を
マス及びNMRスペクトルにより特性決定した。
実施例233−クロロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1モノサッカライド
実施例21からの3−クロロアベルメクチン体(50mg)をイソプロパノー
ル中の硫酸の1%溶液1.5ml中に溶かした。その反応液を室温で一晩攪拌し
た。次いで、それをエーテル及び飽和重炭酸ナトリウム溶液中に分配し、有機相
を乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去した。粗生成物を1”Dynamax(商
標)ODS カラムでメタノール:水(9:1)で9ml/分で溶離して精製した。
次いで、この表題の化合物をNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例243−クロロ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1
実施例21からの3−クロロアベルメクチン体(0.1g)をトルエン(5m
l)中に溶かした。その溶液に窒素を吹き込んで超音波で脱気した。ウィルキン
ソン触媒(20mg)を加えて、その混合液を3.5kg/cm2(50psi)
の圧力で一晩水素化した。更に触媒(20mg)を添加して水素化を24時間続
けた。次いで、その反応混合液を濾過して溶媒を留去し褐色固体を得た。これを
メタノール中に溶かし、濾過し、そして1”Dynamax(商標)ODS カラムでメタ
ノール:水(9:1)で9ml/分で溶離して精製した。この表題の生成物をN
MR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例253−クロロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2
これは、25−シクロヘキシルアベルメクチンB2・5−N,N−ジメチルヒ
ドラゾン(5−ケト−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2から調製例Aの
方法に従って合成したもの)から、実施例1の方法に従う3−クロロ−25−シ
クロヘキシルアベルメクチンB2・N,N−ジメチルヒドラゾンへの転化を経由
して調製した。これを実施例7に詳記した通りに5−ケトン体に加水分解して、
表題の化合物に還元した。これをNMR及びマススペクトルにより特性決定した
。
実施例263−クロロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2モノサッカライド
これは、実施例23に記載した加水分解手順を用いて実施例25からの化合物
から調製した。これをNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例273−クロロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2・5−オキシム
これは、25−シクロヘキシルアベルメクチンB2・5−N,N−ジメチルヒ
ドラゾン(5−ケト−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2から調製例Aの
方法に従って合成したもの)から、実施例1の通りの3−クロロ−25−シクロ
ヘキシルアベルメクチンB2・N,N−ジメチルヒドラゾンへの転化を経由して
調製した。これの表題の化合物へのオキシム化は、実施例4に記載した通りに行
った。これをNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例283−クロロ−23−O−メチル−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2
これは、23−O−メチル−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2・5−
N,N−ジメチルヒドラゾン(5−ケト−23−O−メチル−25−シクロヘキ
シルアベルメクチンB2から調製例Aの方法に従って合成したもの)から、実施
例1に詳記した通りの3−クロロ−23−O−メチル−25−シクロヘキシルア
ベルメクチンB2・N,N−ジメチルヒドラゾンへの転化を経由して調製した。
これを実施例7の通りに5−ケトン体に加水分解して、表題の化合物に還元した
。これをNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例293−クロロ−23−O−メチル−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2モノ サッカライド
これは、実施例23に記載した加水分解手順を用いて、実施例28からの化合
物から調製した。これをNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例303−クロロ−23−O−メチル−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2・5 −オキシム
これは、23−O−メチル−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2・5−
N,N−ジメチルヒドラゾン(5−ケト−23−O−メチル−25−シクロヘキ
シルアベルメクチンB2から実施例1の方法に従って合成したもの)から、実施
例1の方法に従う3−クロロ−23−O−メチル−25−シクロヘキシルアベル
メクチンB2・N,N−ジメチルヒドラゾンへの転化を経由して調製した。これ
の表題の化合物へのオキシム化は、実施例4に記載した通りに行った。これをN
MR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例313−ブロモ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 モノサッカライド・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
調製例Aからのヒドラゾン体(200mg)をアセトニトリル(50ml)中
に溶かして4Åモレキュラーシーブ(1g)と共に1時間攪拌した。それを0℃
まで冷却して、N−ブロロスクシンイミド(NBS)(45mg)を1時間かけ
て少しずつ加えた。更に10mgのNBSを加えて、その混合液を更に30分間
攪拌した。次いで、それを希重炭酸ナトリウム水溶液中に注ぎ込んで、酢酸エチ
ルで抽出し、水と食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去し
た。生成物をシリカゲル(75g)でのクロマトグラフィーにかけてヘキサン:
エーテル(3:2)で溶離することにより精製した。適切な画分をプールして生
成物得た。これをNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例323−ブロモ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 モノサッカライド
これは、実施例7に記載した通りに、3−ブロモ−5−ケトン体への転化及び
水素化ホウ素ナトリウム還元により、実施例31の化合物から調製した。それを
NMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例333−ブロモ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 モノサッカライド・5−オキシム
これは、実施例4に記載したオキシム化手順により実施例31の化合物から調
製した。それをNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例343−ビニル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 モノサッカライド・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
実施例18からの3−ヨード−アベルメクチン体(150mg)をジメチルホ
ルムアミド(7.5ml)中に溶かして、トリ−n−ブチル−ビニルスタナン(0
.81g) 及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(〜10
mg) を加えた。その混合液を窒素気流下で100℃で4時間加熱した。次いで
、溶媒を室温で減圧留去し、得られたオイルをシリカゲル(50g)でク
ロマトグラフィーにかけてエーテル:ヘキサン(7:3)で溶離した。適切な画
分をプールすることにより表題の化合物(100mg)を得た。それをNMR及
びマススペクトルにより特性決定した。
実施例353−ビニル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 モノサッカライド・5−オキシム
これは、実施例4に記載したオキシム化手順により実施例34の化合物から調
製した。生成物を1”Dynamax(商標)ODS カラムでメタノール:水(9:1)
で18ml/分で溶離して精製した。生成物は26分後に溶出した。それをNM
R及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例363−ビニル−5−ケト−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメ クチンB1モノサッカライド
実施例34からのヒドラゾン体(70mg)を氷酢酸(7ml)中に溶かして
飽和酢酸第二銅水溶液(1.4ml)を加えた。その混合液を35℃で2日間攪
拌した。その反応液の溶媒を留去してエーテル抽出により生成物を単離した。こ
うして得られたケトン体を次工程に直接用いた。
実施例373−ビニル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 モノサッカライド
前実施例からのケトン体(40mg)をメタノール(40ml)中に溶かして
水素化ホウ素ナトリウム(20mg)で処理した。その混合液を室温で15分間
放置してから10%クエン酸水溶液(1ml)を加えることにより反応を止めた
。生成物を酢酸エチルで抽出した。抽出液の溶媒を飛ばして残渣をシリカゲル(
10g)でクロマトグラフィーにかけてジクロロメタン:エーテル2:1で溶離
した。アベルメクチン含有画分をプールし、溶媒を留去し、そして逆相HPLC
により精製した。この表題の化合物をNMR及びマススペクトルにより特性決定
した。
実施例383−エチニル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB 1モノサッカライド・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
実施例18からの3−ヨード−アベルメクチン体(150mg)をジメチルホ
ルムアミド(7.5ml)中に溶かして、エチニル−トリ−n−ブチルスタナン(
0.75g) 及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(〜1
0mg) を加えた。その混合液を窒素気流下で50℃で3時間加熱した。溶媒を
室温で高真空下で留去し、残渣をシリカゲル(50g)でクロマトグラフィーに
かけてエーテル:ヘキサン(75:25)で溶離した。生成物を含有する画分を
プールした。それをNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例393−エチニル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB 1モノサッカライド・5−オキシム
これは、実施例4のオキシム化手順により実施例38からの生成物から得られ
た。それをNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例403−エチニル−5−ケト−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベル メクチンB1モノサッカライド
実施例38からの3−エチニルヒドラゾン体(50mg)をDMF(ジメチル
ホルムアミド)(5ml)中に溶かして−42℃まで冷却した。m−クロロ過安
息香酸(22mg)を加えて、その反応液を−10℃まで1時間かけて温め、こ
の温度を1.5時間維持してから、その混合液を0℃に20分間で温めた。飽和
重炭酸ナトリウム水溶液中で反応を停止させ、酢酸エチルで抽出し、食塩水で洗
浄し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去して生成ケトン体を黄色固体と
して得た。
実施例413−エチニル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB 1モノサッカライド
前実施例からのケトン体(70mg)をメタノール(10ml)中に溶かして
水素化ホウ素ナトリウム(20mg)で処理した。その混合液を室温で20分間
放置してから実施例37の通りに処理した。粗生成物を1”Microsorb(商標)O
DS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水87:13で20ml/分で
溶離することにより精製した。適切な画分をプールして溶媒を留去することによ
り得られた生成物をNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例423−アジド−5−ケト−23−O−メチル−25−シクロヘキシルアベルメクチ ンB2
実施例28からの3−クロロ−ケトン体(100mg)をアセトニトリル(1
0ml)中で室温で攪拌し、微粉砕したリチウムアジド(100mg)を一度に
加えた。その混合液を短時間音波処理して、室温で6時間攪拌した。反応がまだ
完結していなかったので、その混合液を−70℃に72時間保って、更に3時間
で室温まで到達させると、その時点で全ての出発原料が消費された。その混合液
を水(100ml)中に注ぎ込んでエーテル(2×100ml)で抽出した。そ
の抽出液を水、次いで食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして泡状物に
なるまで溶媒を留去した。これをNMR、マス及び赤外スペクトルにより表題の
アジドとして特性決定した。
実施例433−アジド−23−O−メチル−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2
前実施例からのアジド−ケトン体(50mg)をメタノール(2ml)中に溶
かして水素化ホウ素ナトリウム(8mg)を加えた。10分後、その粗反応混合
液を1”Microsorb(商標)ODS カラムでクロマトグラフィーにかけてメタノー
ル:水(86:14)で18ml/分で溶離した。40及び48分の間に溶出し
た物質を集め、NMR、マス及び赤外スペクトルにより表題のアジドであること
が分かった。
実施例445−ケト−ミルベマイシン−UK−86,956
ミルベマイシン UK−86,956(米国特許5,073,567で明らかにさ
れそしてそこに記載された方法により得られたもの)(10g)をエーテル:テ
トラヒドロフランの3:1混合液(400ml)中に溶かした。次いで、
二酸化マンガン(10g)を攪拌しなから加えた。3時間後、更に10gの二酸
化マンガンを加え、その混合液を室温で一晩放置した。次いで、更に10gの二
酸化マンガンを加え、その反応液を4時間攪拌した。その溶液をHyflo(商標)
で濾過し、濾過残をエーテルでよく洗浄し、そして濾液の溶媒を留去して生成物
を黄色固体として得た。
実施例45ミルベマイシン−UK−86,956・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
これは、調製例Aの方法により前実施例のケトン体から調製した。
実施例463−クロロ−5−ミルベマイシン−UK−86,956・N,N−ジメチルヒドラ ゾン
前実施例からのミルベマイシン・5−N,N−ジメチルヒドラゾン体(0.5g
)をアセトニトリル(100ml)中に溶かして4Åモレキュラーシーブ(1g
)と共に室温で10分間攪拌した。次いで、その混合液を氷/食塩混合物中で0
℃まで冷却し、N−クロロスクシンイミド(2.8g)を加えた。その混合液を
0℃で24時間保存すると、その時点で完全に転化したことがTLCで分かった
。次いで、その反応液をメタ重亜硫酸ナトリウム水溶液中に注ぎ込み、エーテル
でよく抽出し、そして水と食塩水で洗浄した。それを乾燥(MgSO4)して溶
媒を飛ばし黄色固体を得た。これを2”Dynamax(商標)ODS カラムで逆相HP
LCにかけてメタノール:水90:10で40ml/分で溶離することにより精
製して表題の化合物を得、NMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例473−クロロ−5−ケト−ミルベマイシン−UK−86,956
前実施例からの3−クロロ−ヒドラゾン体(0.88g)を氷酢酸(50ml
)中に溶かして飽和酢酸第二銅水溶液(25ml)を加え、その混合液を35℃
に一晩加熱すると、その時点で転化が完結した。次いで、それを水とエーテルに
分配し、抽出液を水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を飛ばして表
題の化合物を黄色固体として得、マススペクトルにより特性決定した。
実施例48
3−クロロ−ミルベマイシン−UK−86,956
前実施例からのケトン体(900mg)をメタノール(30ml)中に溶かし
て水素化ホウ素ナトリウム(200mg)を一度に加えた。これを15分間攪拌
してから水とエーテル(50ml)中に分配した。その抽出液を水で洗浄し、乾
燥(Na2SO4)し、そして溶媒を飛ばして粗生成物を得た。これを2”Dynama
x(商標)ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水85:15で40
ml/分で溶離することにより精製した。適切な画分をプールして表題の化合物
を得、NMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例493−ブロモ−5−ミルベマイシン−UK−86,956・N,N−ジメチルヒドラ ゾン
実施例45からのミルベマイシン・5−N,N−ジメチルヒドラゾン体(1g
)をアセトニトリル(125ml)中に溶かして4Åモレキュラーシーブ(2g
)を加えた。次いで、その混合液を氷/食塩混合物中で0℃まで冷却し、アセト
ニトリル(25ml)中のN−ブロモスクシンイミド(0.17g)を30分間
かけて加えてから、その混合液を0℃で2時間攪拌すると、その時点で完全に転
化したことがHPLCで分かった。次いで、その反応液をメタ重亜硫酸ナトリウ
ム水溶液中に注ぎ込み、エーテルでよく抽出し、そして水と食塩水で洗浄した。
それを乾燥(MgSO4)して溶媒を飛ばし黄色固体を得た。これを2”Dynamax
(商標)ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水85:15で40m
l/分で溶離することにより精製して表題の化合物を得、NMR及びマススペク
トルにより特性決定した。
実施例503−ブロモ−5−ケト−ミルベマイシン−UK−86,956
前実施例からの3−ブロロ−ヒドラゾン体(0.2g)を氷酢酸(12ml)
中に溶かして飽和酢酸第二銅水溶液(6ml)を加え、その混合液を35℃に一
晩加熱すると、その時点で転化が完結した。次いで、それを水とエーテルに分配
し、抽出液を水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を飛ばして表題の
化合物を黄色固体として得た。
実施例513−ブロモ−ミルベマイシン−UK−86,956
前実施例からのケトン体(180mg)をメタノール(6ml)中に溶かして
水素化ホウ素ナトリウム(40mg)を一度に加えた。これを15分間攪拌して
から水とエーテル(50ml)中に分配した。その抽出液を水で洗浄し、乾燥(
Na2SO4) し、そして溶媒を飛ばして粗生成物を得た。これを1”Dynamax(商
標) ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水85:15で40ml/
分で溶離することにより精製した。適切な画分をプールして表題の化合物を得、
NMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例523−クロロ−22,23−ジヒドロ−アベルメクチンB1a・5−N,N−ジメチ ルヒドラゾン
22,23−ジヒドロ−アベルメクチンB1a・5−N,N−ジメチルヒドラゾ
ン(調製例Aに従って5−ケトン体から調製したもの)(2.8g)をアセトニ
トリル(340ml)中に溶かして4Åモレキュラーシーブ(8g)と共に室温
で10分間攪拌した。次いで、その混合液を氷/食塩混合物中で0℃まで冷却し
て、N−クロロスクシンイミド(2.8g)を15分かけて少しずつ加えた。そ
の混合液を0℃で24時間保存すると、その時点でTLCで転化が完結したこと
が分かった。次いで、その反応液をメタ重亜硫酸ナトリウム水溶液中に注ぎ込ん
で、エーテルでよく抽出し、そして水と食塩水で洗浄した。それを乾燥(MgS
O4)して溶媒を飛ばすと黄色固体が得られた。これを2”Dynamax(商標)ODS
カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水95:5で45ml/分で溶離す
ることにより精製して表題の化合物を得、NMR及びマススペクトルにより特性
決定した。
実施例533−クロロ−5−ケト−22,23−ジヒドロ−アベルメクチンB1a
前実施例からの3−クロロ−ヒドラゾン体(2.8g)を氷酢酸(100ml
)中に溶かして飽和酢酸第二銅水溶液(50ml)を加え、その混合液を35℃
に一晩加熱すると、その時点で転化が完結した。次いで、それを冷却し、濾過
し、そして水とエーテルに分配し、抽出液を水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し
、そして溶媒を飛ばして乾固した。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィーにか
けてエーテルで溶離して、表題の化合物を得た。
実施例543−クロロ−22,23−ジヒドロ−アベルメクチンB1a
前実施例からのケトン体(500mg)をメタノール(35ml)中に溶かし
て水素化ホウ素ナトリウム(260mg)を一度に加えた。これを30分間攪拌
してから、水とエーテル(50ml)中に分配した。その抽出液を水で洗浄し、
乾燥(Na2SO4)し、溶媒を飛ばして粗生成物を得た。これを2”Dynamax(商
標) ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水95:5で45ml/分
で溶離することにより精製した。適切な画分をプールして表題の化合物を得、N
MR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例553−クロロ−22,23−ジヒドロ−アベルメクチンB1aモノサッカライド
前実施例からの生成物(300mg)をイソプロパノール中の濃硫酸の1%溶
液(2ml)中に溶かして一晩放置した。その混合液を水で希釈してエーテルで
抽出した。その抽出液を水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、溶媒を飛ばして固
体を得た。これを1”Dynamax(商標)ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタ
ノール:水90:10で9ml/分で溶離することにより精製した。適切な画分
をプールして表題の化合物を得、NMR及びマススペクトルにより特性決定した
。
実施例563−クロロ−22,23−ジヒドロ−アベルメクチンB1a・5−オキシム
実施例52からのヒドラゾン体(2g)をメタノール及びジオキサンの混合液
(1:1,400ml) 中に溶かした。水(100ml)中の塩化ヒドロキシル
アンモニウム(20g)の溶液を加えた。24時間後、その混合液を実施例22
の通りに処理した。その粗製固体を2バッチで2”Dynamax(商標)ODS カラム
で逆相HPLCにかけてメタノール:水90:10で40ml/分で溶離するこ
とにより精製した。保持時間10.8分の画分をプールして表題のオキシム体を
得、NMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例573−クロロ−22,23−ジヒドロ−アベルメクチンB1aモノサッカライド・ 5−オキシム
前実施例からの生成物(300mg)を実施例54の硫酸/イソプロパノール
法を用いてモノサッカライドに加水分解した。その粗生成物を1”Dynamax(商
標)ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水90:10で9ml/分
で溶離することにより精製した。生成物を含有する画分をプールした。NMR及
びマススペクトルにより表題の化合物を特性決定した。
実施例583−クロロ−22,23−ジヒドロ−アベルメクチンB1aアグリコン
実施例54からの粗ジサッカライド(300mg)で加水分解を行った。これ
をメタノール中の濃硫酸の1%溶液(1L)中に溶かして一晩放置した。実施例
54の通りに処理した。その粗生成物を2”Dynamax(商標)ODS カラムでの逆
相HPLCにより精製した。生成物を含有する画分をプールした。NMR及びマ
ススペクトルにより表題の化合物を特性決定した。
実施例593−ブロモ−アベルメクチンB1a・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
アベルメクチンB1a・5−N,N−ジメチルヒドラゾン(調製例Aに従って
5−ケトン体から調製したもの)(0.5g)をアセトニトリル(100ml)
中に溶かして4Åモレキュラーシーブ(1g)と共に室温で10分間攪拌した。
次いで、その混合液を氷/食塩混合物中で−20℃まで冷却して、N−ブロモス
クシンイミド(0.11g)を1時間かけて少しずつ加えた。TLCで反応が完
結したことが分かった。次いで、その反応液をメタ重亜硫酸ナトリウム水溶液中
に注ぎ込んで、エーテルでよく抽出し、そして水と食塩水で洗浄した。それを乾
燥(MgSO4)して溶媒を飛ばすと黄色固体が得られた。これを2”Dynamax(
商標)ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水85:15で40ml
/分で溶離することにより精製して表題の化合物を得、NMR及びマススペクト
ルにより特性決定した。
実施例603−ブロモ−5−ケト−アベルメクチンB1a
前実施例からの3−ブロモ−ヒドラゾン体(0.99g)を氷酢酸(50ml
)中に溶かして飽和酢酸第二銅水溶液(25ml)を加え、その混合液を35℃
に一晩加熱すると、その時点で転化が完結した。次いで、それを水とエーテルに
分配し、抽出液を水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を飛ばして乾
固し、表題の化合物を黄色固体として得た。
実施例613−ブロモ−アベルメクチンB1a
前実施例からのケトン体(800mg)をメタノール(30ml)中に溶かし
て水素化ホウ素ナトリウム(200mg)を少しずつ加えた。これを20分間攪
拌してから、水とエーテル(50ml)中に分配した。合わせた抽出液を水で洗
浄し、乾燥し、溶媒を飛ばして粗生成物を得た。これを2バッチで2”Dynamax(
商標) ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水85:15で40ml
/分で溶離することにより精製した。適切な画分をプールして表題の化合物を得
、NMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例623−ブロモ−アベルメクチンB1aモノサッカライド
前実施例からの生成物(400mg)をイソプロパノール中の濃硫酸の1%溶
液(400ml)中に溶かして一晩放置した。その混合液を水で希釈してエーテ
ルで抽出した。抽出液を重炭酸ナトリウム水溶液、水で洗浄し、乾燥(Na2SO4
)し、溶媒を飛ばして固体を得た。これを2”Dynamax(商標)ODS カラムで逆
相HPLCにかけてメタノール:水85:15で40ml/分で溶離することに
より精製した。適切な画分をプールして表題の化合物を得、NMR及びマススペ
クトルにより特性決定した。
実施例633−ブロモ−22,23−ジヒドロ−アベルメクチンB1a・5−N,N−ジメチ ルヒドラゾン
22,23−ジヒドロ−アベルメクチンB1a・5−N,N−ジメチルヒドラゾ
ン(調製例Aに従って5−ケトン体から調製したもの)(6.66g)をアセ
トニトリル(900ml)中に溶かして4Åモレキュラーシーブ(24g)と共
に室温で10分間攪拌した。次いで、その混合液を氷/食塩混合物中で0℃まで
冷却して、アセトニトリル(100ml)中のN−ブロモスクシンイミド(1.
42g)を15分間かけて滴下した。得られた赤色溶液を更に15分間攪拌する
と、その時点で反応が完結したことがTLCで分かった。次いで、その反応液を
〜100mlまで濃縮し、酢酸エチル(200ml)で希釈し、そしてメタ重亜
硫酸ナトリウム水溶液(5%を100ml)、水及び食塩水で洗浄した。それを
乾燥(MgSO4)して溶媒を飛ばすと橙色泡状物が得られた。これをシリカゲ
ル(250g)でクロマトグラフィーにかけてジクロロメタン:酢酸エチル2:
1で溶離して表題の化合物を得、NMR、マス及び赤外スペクトルにより特性決
定した。
実施例643−ブロモ−5−ケト−22,23−ジヒドロ−アベルメクチンB1a
前実施例からの3−ブロモ−ヒドラゾン体(4.5g)を氷酢酸(500ml
)中に溶かして飽和酢酸第二銅水溶液(250ml)を加え、その混合液を室温
で一晩攪拌した。次いで、それを45℃に4時間加熱すると、その時点で転化が
完結した。次いで、それを冷却し、濾過し、そして溶媒を飛ばして乾固した。残
渣を水(150ml)とエーテル(150ml)に分配した。水相をエーテル(
1×100ml) で再抽出して、合わせた抽出液を水(50ml)、重炭酸カリ
ウム水溶液(50ml)、水(50ml)及び食塩水(20ml)で洗浄し、乾
燥(MgSO4)し、そして溶媒を飛ばして乾固した。残渣をシリカゲル(25
0g)でクロマトグラフィーにかけてジクロロメタン:酢酸エチル2:1で溶離
して表題の化合物を黄色泡状物として得、NMR、マス及び赤外スペクトルによ
り特性決定した。
実施例653−ブロモ−22,23−ジヒドロ−アベルメクチンB1a
前実施例からのケトン体(500mg)をメタノール(50ml)中に溶かし
て水素化ホウ素ナトリウム(50mg)を一度に加えた。これを15分間攪拌し
てから、溶媒を飛ばして容量を小さくし、水(50ml)とエーテル(50m
l)中に分配した。水相をエーテル(1×50ml)で再抽出して、合わせた抽
出液を水(2×20ml)で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、溶媒を飛ばし、そ
してシリカゲル(80g)でクロマトグラフィーにかけてジクロロメタン:酢酸
エチル2:1で溶離して粗生成物を得た。一部(30mg)を1”Ultrasphere(
商標) ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水90:10で5ml/
分で溶離することにより精製した。適切な画分をプールして表題の化合物を得、
NMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例663−ブロモ−22,23−ジヒドロ−アベルメクチンB1aモノサッカライド
前実施例からの粗生成物(300mg)をイソプロパノール中の濃硫酸の1%
溶液(20ml)中に溶かして一晩放置した。その混合液を水(25ml)で希
釈して飽和重炭酸カリウム水溶液(15ml)で塩基性にした。その混合液をエ
ーテルで抽出した。水相をエーテルで再抽出して、合わせた抽出液を水(2×1
0ml)及び食塩水(10ml)で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、ガム状物に
なるまで溶媒を飛ばした。これをシリカゲルでクロマトグラフィーにかけてエー
テル:ヘキサン4:1で溶離し、粗生成物を得た。これを1”Phenomenex Prime
sphere(商標)ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水85:15で
10ml/分で溶離することにより精製した。適切な画分をプールして表題の化
合物を得、NMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例673−ブロモ−22,23−ジヒドロ−アベルメクチンB1aアグリコン
実施例65からの粗ジサッカライド(100mg)で加水分解を行った。これ
をメタノール中の濃硫酸の1%溶液(20ml)中に溶かして一晩放置した。前
実施例の通りに処理して、シリカゲルクロマトグラフィーにかけて表題のアグリ
コンを得、NMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例6822,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1・5−N,N− ジメチルヒドラゾン
これは、調製例Aの方法に従って5−ケトン体から調製した。
実施例693−ブロモ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 ・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
実施例68からのヒドラゾン体(1.4g)をアセトニトリル(240ml)
中に溶かして4Åモレキュラーシーブ(5g)と共に10分間攪拌してから、0
℃まで冷却した。アセトニトリル(10ml)中のN−ブロモスクシンイミド(
0.26g) を30分間かけて滴下した。更にアセトニトリル(2ml)中のN
−ブロモスクシンイミド(50mg)を10分間かけて加えた。この溶液を濾過
し、50mlまで濃縮してから、酢酸エチル(200ml)で希釈し、次いでメ
タ重亜硫酸ナトリウム水溶液及び食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そし
て溶媒を飛ばして乾固した。その固体をシリカゲル(100g)でクロマトグラ
フィーにかけてエーテル:ヘキサンでその比率を1:1から3:2に上昇させな
がら溶離した。生成物を含有する画分をプールして表題の化合物を得、NMR、
マス及び赤外スペクトルにより特性決定した。
実施例703−(4−シアノフェニル)−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルア ベルメクヂンB1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
3−ブロモ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB
1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン(実施例69からのもの)(150mg)
をトリ−n−ブチル−(4−シアノフェニル)−スタナン(0.5ml)と共に
ジメチルホルムアミド(8ml)中で80℃で、テトラキス(トリフェニルホス
フィン)パラジウム(0)(10mg)と共に2時間加熱した。次いで、その反
応液を濃縮乾固し、粗製オイルをシリカゲルでクロマトグラフィーにかけてエー
テル:ヘキサン7:3で溶離した。生成物を含有する画分をプールして溶媒を留
去した。その生成物をNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例713−(4−シアノフェニル)−5−ケト−22,23−ジヒドロ−25−シクロ ヘキシルアベルメクチンB1及びそのモノサッカライド誘導体
前実施例からのヒドラゾン体(70mg)を氷酢酸(8ml)中に溶かして飽
和酢酸第二銅水溶液(25ml)を加えた。その混合液を40℃で20時間攪拌
した。その反応液を実施例54の通りに処理し、その生成物−表題の化合物の混
合物−を次工程に直接用いた。
実施例723−(4−シアノフェニル)−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルア ベルメクチンB1及びそのモノサッカライド誘導体
実施例71からのケトン体の混合物をメタノール(10ml)中に溶かして水
素化ホウ素ナトリウム(10mg)で処理した。その混合液を室温で20分間放
置してから、クエン酸水溶液で反応を止めた。実施例48の通りに処理して粗生
成物を得、逆相HPLCにかけてメタノール:水85:15で溶離することによ
り精製した。表題のモノサッカライドが最初に溶出し、表題のジサッカライドが
続いて溶出した。それらをNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例733−(2−ピリジル)−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメ クチンB1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
実施例69からの3−ブロモ−ヒドラゾン体(300mg)をジメチルホルム
アミド(15ml)中に溶かして2−トリ−n−ブチルスタニルピリジン(1.
5ml)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(60m
g)を加えた。この混合液を窒素気流下で100℃で2.5時間攪拌してから、
水中に注ぎ込んでエーテルで抽出した。有機相を水及び食塩水で洗浄して乾燥(
MgSO4) し、そして溶媒を留去してオイルを得た。これをシリカゲル(10
0g)でクロマトグラフィーにかけてエーテルで溶離した。Rf 0.2の物質を
集め、NMR及びマススペクトルにより表題の化合物であることが分かった。
実施例743−(2−ピリジル)−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメ クチンB1・5−オキシム
実施例73からのヒドラゾン体(75mg)をメタノール及びジオキサンの混
合液(1:1,16ml)中に溶かした。水(4ml)中の塩化ヒドロキシルア
ンモニウム(750mg)の溶液を加えた。3時間後、当初の黄色が消えたので
その混合液を実施例22の通りに処理した。シリカゲル(70g)でクロマトグ
ラフィーにかけてエーテルで溶離し、表題のオキシムを得、NMR及びマススペ
クトルにより特性決定した。
実施例753−(2−ピリジル)−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメ クチンB1モノサッカライド・5−オキシム
前実施例からの生成物(30mg)を実施例55の硫酸/イソプロパノール法
を用いてモノサッカライドに加水分解した。その粗生成物を1”Microsorb(商
標)ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水86:14で20ml/
分で溶離することにより精製した。生成物は21〜25分で溶出し、NMR及び
マススペクトルにより特性決定した。
実施例763−メチル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 ・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
実施例69からのブロモ−ヒドラゾン体(250mg)をジメチルホルムアミ
ド(12.5ml)中に溶かしてテトラメチル錫(1ml)及びテトラキス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム(0)(20mg)を加えた。この混合液を
窒素気流下で85℃で10時間攪拌してから、溶媒を減圧留去し、そして残渣を
エーテルで抽出した。有機相を水及び食塩水で洗浄して乾燥(MgSO4)し、
そして溶媒を留去してガム状物を得た。これは、NMR及びマススペクトルによ
り表題の化合物であることが分かった。
実施例773−メチル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 ・5−オキシム
前実施例からの3−メチルヒドラゾン体(80mg)を実施例22の方法によ
り5−オキンム誘導体に転化した。それをシリカゲル(70g)でクロマトグラ
フィーにかけてエーテル:ヘキサン2:1で溶離することにより精製し、NMR
及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例783−メチル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 モノサッカライド・5−オキシム
前実施例からの生成物(60mg)を実施例55の硫酸/イソプロパノール法
を用いてモノサッカライドに加水分解した。その粗生成物を1”Microsorb(商
標)ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水96:4で20ml/分
で溶離することにより精製した。生成物は11〜14分で溶出し、NMR及びマ
ススペクトルにより特性決定した。
実施例793−メチル−5−ケト−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメ クチンB1モノサッカライド
実施例76からの3−メチルヒドラゾン体(156mg)を氷酢酸(25ml
)中に溶かして酢酸第二銅の飽和水溶液(10ml)を加えた。その混合液を室
温で24時間攪拌してから、45℃に4時間加熱し、次いで30℃で24時間攪
拌した。次いで、溶媒を減圧留去し、その溶液を重炭酸ナトリウム水溶液で中和
し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機相を水及び食塩水で洗浄し、乾
燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去して粗ケトン体を得た。
実施例803−メチル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 モノサッカライド
前実施例からの粗ケトン体をメタノール(15ml)中に溶かして水素化ホウ
素ナトリウム(100mg)を加えた。その反応液を実施例48の通りに処理し
た。粗生成物をシリカゲル(50g)でクロマトグラフィーにかけてエーテルで
溶離することにより精製した。Rf 0.15〜0.25の物質を含有する画分を集
め、1”Microsorb(商標)ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水
90:10で20ml/分で溶離することにより精製した。生成物は22〜25
分で溶出し、NMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例813−ブロモ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2・5−N,N−ジメチル ヒドラゾン
25−シクロヘキシルアベルメクチンB2・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
を調製例Aの方法により対応するケトン体から調製した。このヒドラゾン体(2
g)をアセトニトリル(250ml)中に溶かして4Åモレキュラーシーブ(3
g)と共に10分間攪拌した。次いで、それを0℃まで冷却して、アセトニトリ
ル(50ml)中のN−ブロモスクシンイミド(372mg)を30分間かけて
加えた。その混合液を0℃で更に1時間攪拌した。次いで、それを実施例69の
通りに処理し、得られた粗ガム状物をシリカゲル(100g)でクロマトグラフ
ィーにかけてエーテル:ヘキサン3:1で溶離した。Rf 0.35の物質を含有
する画分をプールして表題のブロモ化合物を淡黄色固体として得、これをNMR
及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例823−ブロモ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2・5−オキシム
前実施例からの3−ブロモヒドラゾン体(300mg)を実施例22の方法に
より5−オキシム誘導体に転化した。それをシリカゲル(100g)でクロマト
グラフィーにかけてエーテルで溶離することにより精製し、TLCでRf 0.2
5の物質を集めた。このオキシム体をNMR及びマススペクトルにより特性決定
した。
実施例833−ブロモ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2モノサッカライド・5− オキシム及び対応するアグリコン
前実施例からの生成物(160mg)を実施例55の硫酸/イソプロパノール
法を用いてモノサッカライドに加水分解した。粗生成物を2”Microsorb(商標
)ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水85:15で40ml/分
で溶離することにより精製した。表題のアグリコンは18.5分で溶出し、モノ
サッカライドは26〜29分で溶出した。両方をNMR及びマススペクトルによ
り特性決定した。
実施例843−ブロモ−5−ケト−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2
実施例81からの3−ブロモヒドラゾン体(300mg)を氷酢酸(50m
l)中に溶かして酢酸第二銅の飽和水溶液(20ml)を加えた。その混合液を
室温で3日間攪拌した。次いで、溶媒を減圧留去し、その溶液を重炭酸ナトリウ
ム水溶液で中和し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機相を水及び食塩
水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去して粗ケトン体を得た。
実施例853−ブロモ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2
前実施例からの粗ケトン体をメタノール(25ml)中に溶かして水素化ホウ
素ナトリウム(100mg)を加えた。TLCで10分後に反応が完結したこと
が分かった。アセトン(2ml)を加えた後、その反応液を実施例48の通りに
処理した。粗生成物を1”Microsorb(商標)ODS カラムで逆相HPLCにかけ
てメタノール:水85:15で19ml/分で溶離することにより精製した。生
成物は22〜30分で溶出し、それをNMR及びマススペクトルにより特性決定
した。
実施例863−ブロモ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2モノサッカライド
前実施例からの生成物(150mg)を実施例55の硫酸/イソプロパノール
法を用いてモノサッカライドに加水分解した。その粗生成物を2”Microsorb(商
標) ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水85:15で38ml/
分で溶離することにより精製した。表題の化合物は25〜28分で溶出し、それ
をNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例873−エチル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 ・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
実施例69からの3−ブロモ−ヒドラゾン体(300mg)をジメチルホルム
アミド(14ml)中に溶かしてテトラエチル錫(1.25ml)及びテトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(25mg)を加えた。この混
合液を窒素気流下で100℃で2時間攪拌してから、溶媒を減圧留去し、そして
残渣をエーテル(50mg)で抽出した。有機相を水及び食塩水で洗浄して乾燥
(MgSO4) し、そして溶媒を留去してガム状物を得た。これをシリカゲル
(50g) でクロマトグラフィーにかけてエーテル:ヘキサン2:1で溶離した
。生成物を含有する画分をプールして溶媒を留去し、表題の化合物を淡黄色固体
として得、これをNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例883−エチル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 ・5−オキシム
前実施例からの3−エチルヒドラゾン体(50mg)を実施例22の方法によ
り5−オキシム誘導体に転化した。粗生成物を1”Microsorb(商標)ODS カラ
ムで逆相HPLCにかけてメタノール:水95:5で20ml/分で溶離するこ
とにより精製した。生成物は18〜22分で溶出し、NMR及びマススペクトル
により特性決定した。
実施例893−エチル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 モノサッカライド・5−オキシム
前実施例からの生成物(50mg)を実施例55の硫酸/イソプロパノール法
を用いてモノサッカライドに加水分解した。粗生成物を1”Microsorb(商標)O
DS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水90:10で10分間、次い
でメタノール:水95:5で18ml/分で溶離することにより精製した。生成
物は28〜32分で溶出し、NMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例903−エチル−5−ケト−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメ クチンB1a及びそのモノサッカライド
実施例87からの3−エチルヒドラゾン体(130mg)を氷酢酸(20ml
)中に溶かして酢酸第二銅の飽和水溶液(10ml)を加えた。この混合液を攪
拌して40℃に24時間加熱してから、室温で72時間攪拌した。次いで、その
混合液を40℃に更に24時間再加熱した。次いで、溶媒を減圧留去し、残渣を
エーテルと水に分配し、そしてエーテル溶液を重炭酸ナトリウム水溶液で中和し
た。有機相を水及び食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去
して粗ケトン体を混合物として得た。
実施例913−エチル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 及びそのモノサッカライド
前実施例からの粗ケトン体をメタノール(15ml)中に溶かして過剰の水素
化ホウ素ナトリウムを加えた。その反応液を実施例48の通りに処理した。粗生
成物を1”Microsorb(商標)ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:
水90:10で20ml/分で溶離することにより精製した。モノサッカライド
は27〜29分で溶出し、ジサッカライドは43〜48分で溶出した。両方の物
質をNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例923−ブロモ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1・5−N,N−ジメチル ヒドラゾン
25−シクロヘキシルアベルメクチンB1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
を調製例Aの方法により対応ずるケトン体から調製した。このヒドラゾン体(2
9.9g)をアセトニトリル(1L)中に溶かして4Åモレキュラーシーブ(1
0g)と共に30分間攪拌した。次いで、それを0℃まで冷却して、アセトニト
リル(100ml)中のN−ブロモスクシンイミド(5.95g)を60分間か
けて加えた。溶液中で赤色が消えなくなった時点で添加を止めた。次いで、それ
を実施例69の通りに処理し、得られた粗泡状物をシリカゲル(500g)でク
ロマトグラフィーにかけてエーテル:ヘキサン1:1で溶離した。生成物を含有
する画分をプールして表題のブロモ化合物を淡黄色固体として得、これをNMR
及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例933−ブロモ−5−ケト−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1
実施例92からの3−ブロモヒドラゾン体(500mg)を氷酢酸(50ml
)中に溶かして酢酸第二銅の飽和水溶液(25ml)を加えた。この混合液を室
温で24時間攪拌してから、45℃に6時間加熱した。次いで、溶媒を減圧留去
し、残渣をエーテルと水に分配し、そしてこのエーテル溶液を重炭酸ナトリウム
水溶液で中和した。有機相を水及び食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、
そして溶媒を留去して粗ケトン体を得た。
実施例943−ブロモ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1
前実施例からの粗ケトン体をメタノール(15ml)中に溶かして水素化ホウ
素ナトリウム(50mg)を加えた。HPLCで10分後に反応が完結したこと
が分かった。クエン酸水溶液を加えた後、その反応液を実施例48の通りに処理
した。粗生成物を1”Microsorb(商標)ODS カラムで逆相HPLCにかけてメ
タノール:水90:10で20ml/分で溶離することにより精製した。生成物
は18〜24分で溶出し、NMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例953−ブロモ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1モノサッカライド
前実施例からの生成物(150mg)を実施例55の硫酸/イソプロパノール
法を用いてモノサッカライドに加水分解した。粗生成物を2”Microsorb(商標
)ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水88:12で40ml/分
で溶離することにより精製した。表題の化合物は24〜27分で溶出し、NMR
及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例963−メチル−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1・5−N,N−ジメチル ヒドラゾン
実施例92からのブロモ−ヒドラゾン体(500mg)をジメチルホルムアミ
ド(25ml)中に溶かしてテトラメチル錫(2ml)及びテトラキス(トリフ
ェニルホスフィン)パラジウム(0)(50mg)を加えた。この混合液を窒素
気流下で85℃で1時間攪拌し、反応液を水中に注ぎ込んで、エーテルで抽出し
た。有機相を水及び食塩水で洗浄して乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去
してガム状物を得た。この粗生成物をシリカゲル(80g)でクロマトグラフィ
ーにかけてエーテル:ヘキサン2:1で溶離することにより精製した。Rf 0.
5の物質を含有する画分を集め、NMR及びマススペクトルにより表題の化合物
であることが分かった。
実施例973−メチル−5−ケト−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1及びそのモノ サッカライド
前実施例からの3−メチル−ヒドラゾン体(300mg)を氷酢酸(35ml
)中に溶かして酢酸第二銅の飽和水溶液(17.5ml)を加えた。その混合液
を室温で24時間攪拌してから、50℃に12時間加熱した。次いで、溶媒を減
圧留去し、残渣をエーテルと水に分配し、そしてエーテル溶液を重炭酸ナトリウ
ム水溶液で中和した。有機相を水及び食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、
そして溶媒を留去して粗ケトン体を混合物として得た。
実施例983−メチル−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1及びそのモノサッカライ ド
前実施例からの粗ケトン体をメタノール(20ml)中に溶かして過剰の水素
化ホウ素ナトリウムを加えた。その反応液を実施例48の通りに処理した。粗生
成物を2”Microsorb(商標)ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:
水87:13でその比率を30分後に90:10に上昇させながら43ml/分
で溶離することにより精製した。モノサッカライドは27分で溶出し、ジサッカ
ライドは43分で溶出した。各化合物をNMR及びマススペクトルにより特性決
定した。
実施例993−ブロモ−23−O−メチル−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2・5 −N,N−ジメチルヒドラゾン
23−O−メチル−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2・5−N,N−
ジメチルヒドラゾンを調製例Aの方法により対応するケトン体から調製した。こ
のヒドラゾン体(6g)をアセトニトリル(500ml)中に溶かして4Åモレ
キュラーシーブ(10g)と共に30分間攪拌した。次いで、それを0℃まで冷
却して、アセトニトリル(250ml)中のN−ブロモスクシンイミド(1.2
g)を60分間かけて加えた。次いで、その反応液を実施例69の通りに処理し
、得られた粗橙色固体をシリカゲルでクロマトグラフィーにかけてエーテル:ヘ
キサン3:2で溶離した。生成物を含有する画分をプールして溶媒を留去し表題
の
ブロモ化合物を淡黄色固体として得、これをNMR及びマススペクトルにより特
性決定した。
実施例1003−ブロモ−23−O−メチル−5−ケト−25−シクロヘキシルアベルメクチ ンB2及びそのモノサッカライド
前実施例からの3−ブロモヒドラゾン体(500mg)を氷酢酸(25ml)
中に溶かして酢酸第二銅の飽和水溶液(5ml)を加えた。その混合液を40℃
に20時間加熱した。次いで、溶媒を減圧留去し、残渣をエーテルと水に分配し
、そしてエーテル溶液を重炭酸ナトリウム水溶液で中和した。有機相を水及び食
塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、溶媒を留去して粗ケトン体を得た。
実施例1013−ブロモ−23−O−メチル−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2及び そのモノサッカライド
前実施例からの粗ケトン体をメタノール(50ml)中に溶かして水素化ホウ
素ナトリウム(50mg)を加えた。10分後に反応が完結した。クエン酸水溶
液を加えた後、その反応液を実施例48の通りに処理した。粗生成物を逆相HP
LCにかけてメタノール:水88:12で溶離することにより精製した。モノサ
ッカライドが最初に溶出し、ジサッカライドが続いて溶出した。両方をNMR及
びマススペクトルにより特性決定した。
実施例1023−メチル−23−O−メチル−25−シクロヘキシルアベルメクチンB2・5 −N,N−ジメチルヒドラゾン
実施例99からのブロモ−ヒドラゾン体(300mg)をジメチルホルムアミ
ド(25ml)中に溶かしてテトラメチル錫(2ml)及びテトラキス(トリフ
ェニルホスフィン)パラジウム(0)(20mg)を加えた。この混合液を窒素
気流下で80℃で一晩攪拌した。溶媒を減圧留去し、残渣をエーテルで抽出した
。有機相を水及び食塩水で洗浄して乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去し
て黄色固体を得た。これは、NMR及びマススペクトルにより表題の化合物であ
ることが分かった。
実施例1033−メチル−5−ケト−23−O−メチル−22,23−ジヒドロ−25−シク ロヘキシルアベルメクチンB1及びそのモノサッカライド
前実施例からの3−メチルヒドラゾン体(100mg)を氷酢酸(10ml)
中に溶かして酢酸第二銅の飽和水溶液(2ml)を加えた。その混合液を室温で
24時間攪拌してから、40℃に20時間加熱した。次いで、溶媒を減圧留去し
、残渣をエーテルと水に分配し、そしてエーテル溶液を重炭酸ナトリウム水溶液
で中和した。有機相を水及び食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして溶
媒を留去して粗ケトン体を混合物として得た。
実施例1043−メチル−23−O−メチル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシル アベルメクチンB1及びそのモノサッカライド
前実施例からの粗ケトン体をメタノール(20ml)中に溶かして過剰の水素
化ホウ素ナトリウム(50mg)を加えた。その反応液を実施例48の通りに処
理した。粗生成物を逆相HPLCにかけてメタノール:水で85:15で溶離す
ることにより精製した。モノサッカライドが最初に溶出し、ジサッカライドが続
いて溶出した。各化合物をNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例1053−アリル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 ・5−N,N−ジアリルヒドラゾン
実施例99からのブロモーヒドラゾン体(300mg)をジメチルホルムアミ
ド(14ml)中に溶かしてアリル−トリ−n−ブチル錫(1.25ml)及び
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(25mg)を加えた
。この混合液を窒素気流下で100℃で4時間攪拌してから、溶媒を減圧留去し
、そして残渣をエーテル(50ml)で抽出した。有機相を水及び食塩水で洗浄
して乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去してオイルを得た。これをシリカ
ゲル(50g)でクロマトグラフィーにかけてエーテル:ヘキサン2:1で溶離
した。生成物を含有する画分をプールして溶媒を留去し、表題の化合物を淡黄色
固体として得、これをNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例1063−アリル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 ・5−オキシム
前実施例からの3−アリルヒドラゾン体(80mg)を実施例22の方法によ
り5−オキシム誘導体に転化した。粗生成物を1”Microsorb(商標)ODS カラ
ムで逆相HPLCにかけてメタノール:水95:5で20ml/分で溶離するこ
とにより精製した。生成物は18〜20分で溶出し、NMR及びマススペクトル
により特性決定した。
実施例1073−アリル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 モノサッカライド・5−オキシム
前実施例からの生成物(50mg)を実施例55の硫酸/イソプロパノール法
を用いてモノサッカライドに加水分解した。この粗生成物を1”Microsorb(商
標)ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:水90:10で10分間、
次いでメタノール:水95:5で18ml/分で溶離することにより精製した。
生成物は27〜31分で溶出し、NMR及びマススペクトルにより特性決定した
。
実施例1083−アリル−5−ケト−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメ クチンB1及びそのモノサッカライド
実施例105からの3−アリルヒドラゾン体(130mg)を氷酢酸(20m
l)中に溶かして酢酸第二銅の飽和水溶液(10ml)を加えた。その混合液を
攬拌して40℃に24時間加熱してから、室温で72時間攪拌した。次いで、そ
の混合液を40℃に更に24時間再加熱した。次いで、溶媒を減圧留去し、残渣
をエーテルと水に分配し、エーテル溶液を重炭酸ナトリウム水溶液で中和した。
有機相を水及び食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去して
粗ケトン体を混合物として得た。
実施例1093−アリル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 及びそのモノサッカライド
前実施例からの粗ケトン体をメタノール(15ml)中に溶かして過剰の水素
化ホウ素ナトリウムを加えた。その反応液を実施例48の通りに処理した。粗生
成物を1”Microsorb(商標)ODS カラムで逆相HPLCにかけてメタノール:
水90:10で20ml/分で溶離することにより精製した。モノサッカライド
は25〜28分で溶出し、ジサッカライドは38〜43分で溶出した。両方の物
質をNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例1103−メトキシメチル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメク チンB1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
3−ブロモ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB
1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン(実施例69からのもの)(150mg)
をトリ−n−ブチル−メトキシメチル−スタナン(1ml)と共にジメチルホル
ムアミド(5ml)中で80℃で、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム(0)(10mg)と共に4時間加熱した。その反応液を黒色オイルにな
るまで濃縮した。これをシリカゲルでクロマトグラフィーにかけてエーテル:ヘ
キサン1:1で溶離した。生成物を更に逆相HPLCにかけてメタノール:水9
5:5で溶離することにより精製した。生成物を含有する画分をプールして溶媒
を留去し、表題の化合物を得た。この生成物をNMR及びマススペクトルにより
特性決定した。
実施例1113−メトキシメチル−5−ケト−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシル アベルメクチンB1及びそのモノサッカライド
前実施例からのヒドラゾン体(60mg)を氷酢酸(7ml)中に溶かして酢
酸第二銅の飽和水溶液(1.4ml)を加えた。その混合液を攪拌して40℃に
20時間加熱した。次いで、溶媒を減圧留去し、残渣をエーテルと水に分配し、
エーテル溶液を重炭酸ナトリウム水溶液で中和した。有機相を水及び食塩水で洗
浄し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去して粗ケトン体を黄色固体とし
て得た。
実施例1123−メトキシメチル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメク チンB1及びそのモノサッカライド
前実施例からの用ケトン体をメタノール(10ml)中に溶かして過剰の水素
化ホウ素ナトリウム(10mg)を加えた。その反応液を実施例48の通りに処
理した。粗生成物を逆相HPLCにかけてメタノール:水85:15で溶離する
ことにより精製した。3−メトキシメチルモノサッカライドが最初に溶出し、3
−メトキシメチルジサッカライドが続いて溶出した。これら2生成物をNMR及
びマススペクトルにより特性決定した。
実施例1133−エチニル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB 1・5−N.N−ジメチルヒドラゾン
これは、実施例69からの3−ブロモ−ヒドラゾン体及びトリ−n−ブチル−
エチニルスタナンから、実施例38の方法を用いて調製した。
実施例1143−(1−アセトキシビニル)−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシル アベルメクチンB1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
前実施例からの3−エチニル−ヒドラゾン体(70mg)を氷酢酸(4ml)
、水(2ml)、テトラヒドロフラン(2ml)及び酢酸ナトリウム(1g)の
混合液中に溶かした。その混合液を室温で3時間攪拌した。反応液を水(200
ml)中に注ぎ込み、生成物を酢酸エチルで抽出することにより単離した。抽出
液を水、次いで食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去して
黄色固体を得た。こうして得られた生成物をNMR及びマススペクトルにより特
性決定して、次工程に直接用いた。
実施例1153−(1−アセトキシビニル)−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシル アベルメクチンB1・5−オキシム
前実施例からのヒドラゾン体(80mg)をメタノール(12ml)及びジオ
キサン(12ml)の混合液中に溶かして、水(6ml)中の塩化ヒドロキシル
アンモニウム(500mg)の溶液で処理した。20時間後、その混合液を実施
例22の通りに処理した。粗生成物を1”Dynamax(商標)ODS カラムで逆相H
PLCにかけてメタノール:水90:10で20ml/分で溶離することにより
精製した。適切な画分をプールし溶媒を留去して表題のオキシム体を得、NMR
及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例1163−(1−エトキシビニル)−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルア ベルメクチンB1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
3−ブロモ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB
1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン(実施例69からのもの)(200mg)
をトリ−n−ブチル−(1−エトキシビニル)−スタナン(1ml)と共にジメ
チルホルムアミド(8ml)中で80℃で、テトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)(20mg)と共に4時間加熱した。その反応液を黒色オ
イルになるまで濃縮した。これをシリカゲルでクロマトグラフィーにかけてエー
テル:ヘキサン3:2で溶離した。生成物を含有する画分をプールして溶媒を留
去し、表題のオレフィンを黄色固体として得た。この生成物をNMR及びマスス
ペクトルにより特性決定した。
実施例1173−アセチル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB 1・5−オキシム
前実施例からのヒドラゾン体(80mg)を実施例22の方法により5−オキ
シム誘導体に転化した。粗生成物を逆相HPLCにより精製した。生成物をNM
R及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例1183−アセチル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB 1モノサッカライド・5−オキシム
前実施例からの生成物(150mg)を実施例55の硫酸/イソプロパノール
法を用いてモノサッカライドに加水分解した。粗生成物を逆相HPLCにかけて
メタノール:水95:5で溶離することにより精製した。表題の化合物をNMR
及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例1193−(1−エトキシビニル)−5−ケト−22,23−ジヒドロ−25−シクロ ヘキシルアベルメクチンB1
実施例116からの3−エトキシビニルヒドラゾン体(50mg)をジメチル
ホルムアミド(5ml)中に溶かして−42℃まで冷却した。m−クロロ過安息
香酸(30mg)を加え、その反応液を1時間かけて−5℃まで温めた。反応を
飽和重炭酸ナトリウム水溶液中で止めて、酢酸エチルで抽出し、食塩水で洗浄し
、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去して生成ケトン体を橙色オイルとし
て得た。
実施例1203−(1−エトキシビニル)−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルア ベルメクチンB1
前実施例からの粗ケトン体をメタノール(10ml)中に溶かして過剰の水素
化ホウ素ナトリウム(20mg)を加えた。その反応液を実施例48の通りに処
理した。粗生成物を1”Microsorb(商標)ODS カラムで逆相HPLCにかけて
メタノール:水:アセトニトリル13:10:77で20ml/分で溶離するこ
とにより精製した。適切な画分をプールして溶媒を留去することにより得られた
生成物をNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例1213−(1−エトキシビニル)−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルア ベルメクチンB1モノサッカライド・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
3−ヨード−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB
1モノサッカラィド・5−N,N−ジメチルヒドラゾン(実施例19からのもの
)(200mg)をトリ−n−ブチル−(1−エトキシビニル)−スタナン(1
ml) と共にジメチルホルムアミド(10ml)中で80℃で、テトラキス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム(0)(20mg)と共に4時間加熱した。
その反応液を黒色オイルになるまで濃縮した。これをシリカゲルでクロマトグラ
フィーにかけてエーテル:ヘキサン3:2で溶離した。生成物を含有する画分を
プールして溶媒を留去し、表題のオレフィンを黄色固体として得た。この生
成物をNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例1223−(1−エトキシビニル)−5−ケト−22,23−ジヒドロ−25−シクロ ヘキシルアベルメクチンB1モノサッカライド
実施例121からの3−エトキシビニルヒドラゾン体(50mg)をジメチル
ホルムアミド(5ml)中に溶かして−42℃まで冷却した。m−クロロ過安息
香酸(30mg)を加え、その反応液を3時間で−10℃まで温めた。反応をメ
タ重亜硫酸ナトリウム水溶液及び飽和重炭酸ナトリウム水溶液中で止めて、酢酸
エチルで抽出し、食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去し
て生成ケトン体を黄色オイルとして得た。
実施例1233−アセチル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB 1モノサッカライド
前実施例からの粗ケトン体をメタノール(10ml)中に溶かして過剰の水素
化ホウ素ナトリウム(20mg)を加えた。その反応液を実施例48の通りに処
理した。粗生成物を1”Microsorb(商標)ODS カラムで逆相HPLCにかけて
メタノール:水:アセトニトリル13:10:77で20ml/分で溶離するこ
とにより精製した。適切な画分をプールして溶媒を留去することにより得られた
生成物をNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例1243−(1−メトキシカルボニルビニル)−22,23−ジヒドロ−25−シクロ ヘキシルアベルメクチンB1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
3−ブロモ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキンルアベルメクチンB
1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン(実施例69からのもの)(150mg)
をトリ−n−ブチル−(1−メトキシカルボニルビニル)−スタナン(1ml)
と共にジメチルホルムアミド(5ml)中で80℃で、テトラキス(トリフェニ
ルホスフィン)パラジウム(0)(20mg)と共に2時間加熱した。その反応
液を黒色オイルになるまで濃縮した。これをシリカゲルでクロマトグラフィーに
かけてエーテル:ヘキサン7:3で溶離した。生成物を含有する画分をプールし
て溶媒を留去し、表題のオレフィンを黄色固体として得た。この生成物をNMR
及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例1253−(1−メトキシカルボニルビニル)−5−ケト−22,23−ジヒドロ−2 5−シクロヘキシルアベルメクチンB1及びそのモノサッカライド
前実施例からの3−ビニルヒドラゾン体(70mg)を氷酢酸(7ml)中に
溶かして酢酸第二銅の飽和水溶液(1.4ml)を加えた。その混合液を攪拌し
て40℃に20時間加熱した。次いで、溶媒を減圧留去し、残渣をエーテルと水
に分配し、エーテル溶液を重炭酸ナトリウム水溶液で中和した。有機相を水及び
食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去して粗ケトン体を黄
色オイルとして得た。
実施例1263−(1−メトキシカルボニルビニル)−22,23−ジヒドロ−25−シクロ ヘキシルアベルメクチンB1及びそのモノサッカライド、及び3−(1−メトキ シカルボニルエチル)−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメ クチンB1及びそのモノサッカライド
前実施例からの粗ケトン体をメタノール(10ml)中に溶かして過剰の水素
化ホウ素ナトリウム(20mg)を加えた。その反応液を実施例48の通りに処
理した。粗生成物を1”Microsorb(商標)ODS カラムで逆相HPLCにかけて
メタノール:水85:15で溶離することにより精製した。3−(1−メトキシ
カルボニルビニル)モノサッカライドか最初に溶出し、次いで3−(1−メトキ
シカルボニルエチル)モノサッカライドが溶出し、続いて3−(1−メトキシカ
ルボニルビニル)ジサッカライドが溶出し、そして3−(1−メトキシカルボニ
ルエチル)ジサッカライドが溶出した。全4生成物をNMR及びマススペクトル
により特性決定した。
実施例1273−(2−メトキシカルボニルビニル)−22,23−ジヒドロ−25−シクロ ヘキシルアベルメクチンB1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
3−ブロモ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB
1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン(実施例69からのもの)(150mg)
をトリ−n−ブチル−(1−メトキシカルボニルビニル)−スタナン(1.5m
l)と共にジメチルホルムアミド(5ml)中で80℃で、テトラキス(トリフ
ェニルホスフィン)パラジウム(0)(20mg)と共に2時間加熱した。その
反応液を黒色オイルになるまで濃縮した。これをシリカゲルでクロマトグラフィ
ーにかけてエーテル:ヘキサン7:3で溶離した。生成物を含有する画分をプー
ルして溶媒を留去し、表題のオレフィンを黄色固体として得た。この生成物をN
MR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例1283−(2−メトキシカルボニルビニル)−5−ケト−22,23−ジヒドロ−2 5−シクロヘキシルアベルメクチンB1及びそのモノサッカライド
実施例127からの3−ビニルヒドラゾン体(70mg)を氷酢酸(7ml)
中に溶かして酢酸第二銅の飽和水溶液(1.4ml)を加えた。その混合液を攪
拌して40℃に20時間加熱した。次いで、溶媒を減圧留去し、残渣をエーテル
と水に分配し、エーテル溶液を重炭酸ナトリウム水溶液で中和した。有機相を水
及び食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去して粗ケトン体
を黄色オイルとして得た。
実施例1293−(2−メトキシカルボニルビニル)−22,23−ジヒドロ−25−シクロ ヘキシルアベルメクチンB1モノサッカライド
前実施例からの粗ケトン体をメタノール(10ml)中に溶かして過剰の水素
化ホウ素ナトリウム(20mg)を加えた。その反応液を実施例48の通りに処
理した。加水分解を完結させるために、実施例55の硫酸/イソプロパノール法
を用いた。粗生成物を逆相HPLCにかけてメタノール:水85:15で溶離す
ることにより精製した。生成物をNMR及びマススペクトルにより特性決定した
。
実施例1303−〔1−(t−ブチル−ジメチルシリルオキシメチル)ビニル〕−22,23 −ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1・5−N,N−ジメチル ヒドラゾン
3−ブロモ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB
1・5−N,N ジメチルヒドラゾン(実施例69からのもの)(150mg)
をトリ−n−ブチル−〔1−(t−ブチル−ジメチルシリルオキシメチル)ビニ
ル〕−スタナン(1ml)と共にジメチルホルムアミド(5ml)中で80℃で
、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(20mg)と共に
2時間加熱した。その反応液を黒色オイルになるまで濃縮した。これをシリカゲ
ルでクロマトグラフィーにかけてエーテル:ヘキサン7:3で溶離した。生成物
を含有する画分をプールして溶媒を留去し、表題のオレフィンを黄色固体として
得た。この生成物をNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例1313−〔1−(ヒドロキシメチル)オキシラニル〕−5−ケト−22,23−ジヒ ドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1
前実施例からの3−ビニルヒドラゾン体(70mg)をジメチルホルムアミド
(5ml) 中に溶かして−42℃まで冷却した。m−クロロ過安息香酸(40m
g)を加え、その反応液を1.5時間かけて−10℃まで温めた。反応をメタ重
亜硫酸ナトリウム水溶液及び飽和重炭酸ナトリウム水溶液中で止めて、酢酸エチ
ルで抽出し、食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去して生
成ケトン体を黄色オイルとして得た。
実施例1323−〔1−(ヒドロキシメチル)オキシラニル〕−22,23−ジヒドロ−25 −シクロヘキシルアベルメクチンB1
前実施例からの粗ケトン体をメタノール(10ml)中に溶かして過剰の水素
化ホウ素ナトリウム(20mg)を加えた。その反応液を実施例48の通りに処
理した。粗生成物を逆相HPLCにかけてメタノール:水90:10で溶離する
ことにより精製した。生成物をNMR及びマススペクトルにより特性決定した。
実施例1333−(1−シアノビニル)−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベ ルメクチンB1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
3−ブロモ−22.23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB
1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン(実施例69からのもの)(200mg)
をトリ−n−ブチル−(1−シアノビニル)−スタナン(1ml)と共にジメチ
ルホルムアミド(10ml)中で80℃で、テトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)(20mg)と共に4時間加熱した。その反応液を黒色オ
イルになるまで濃縮した。これをシリカゲルでクロマトグラフィーにかけてエー
テル:ヘキサン7:3で溶離した。生成物を含有する画分をプールして溶媒を留
去し、表題のオレフィンを得た。この生成物をNMR及びマススペクトルにより
特性決定した。
実施例1343−(1−シアノビニル)−5−ケト−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘ キシルアベルメクチンB1及びそのモノサッカライド
前実施例からの3−ビニルヒドラゾン体(70mg)を氷酢酸(8ml)中に
溶かして酢酸第二銅の飽和水溶液(2ml)を加えた。その混合液を室温で24
時間攪拌してから、40℃に12時間加熱し、次いで室温で48時間攪拌した。
次いで、溶媒を減圧留去し、残渣をエーテルと水に分配し、エーテル溶液を重炭
酸ナトリウム水溶液で中和した。有機相を水及び食塩水で洗浄し、乾燥(MgS
O4)し、そして溶媒を留去して粗ケトン体を黄色固体として得た。
実施例1353−(1−シアノビニル)−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベ ルメクチンB1及びそのモノサッカライド
前実施例からの粗ケトン体をメタノール(10ml)中に溶かして過剰の水素
化ホウ素ナトリウム(10mg)を加えた。その反応液を実施例48の通りに処
理した。粗生成物を1”Microsorb(商標)カラムで逆相HPLCにかけてメタ
ノール:水85:15で溶離することにより精製した。3−(1−シアノビニル
)モノサッカライドが最初に溶出し、次いで3−(1−シアノビニル)ジサッカ
ライドが溶出した。これら生成物をNMR及びマススペクトルにより特性決定し
た。
実施例1363−フェニル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB 1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
3−ブロモ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB
1・5−N,N−ジメチルヒドラゾン(実施例69からのもの)(300mg)
をトリ−n−ブチル−フェニル−スタナン(0.5ml)と共にジメチルホルム
アミド(7ml)中で100℃で、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム(0)(60mg)と共に3時間加熱した。その反応液を水中に注ぎ込ん
で、エーテル(2×100ml)で抽出し、抽出液を水及び食塩水で洗浄し、乾
燥し、そして溶媒を留去してガム状物を得た。これをシリカゲル(90g)でク
ロマトグラフィーにかけてジクロロメタン:エーテル3:1で溶離した。生成物
を含有する画分をプールして溶媒を留去した。生成物をNMR及びマススペクト
ルにより特性決定した。
実施例1373−フェニル−5−ケト−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベル メクチンB1及びそのモノサッカライド誘導体
前実施例からのヒドラゾン体(60mg)を氷酢酸(5ml)中に溶かして飽
和酢酸第二銅水溶液(2ml)を加えた。その混合液を室温で一晩攪拌してから
40℃で24時間攪拌した。その反応液を実施例55の通りに処理して、生成物
−表題の化合物の混合物−を次工程に直接用いた。
実施例1383−フェニル−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB 1及びそのモノサッカライド誘導体
実施例139からのケトン体の混合物をメタノール(5ml)中に溶かして水
素化ホウ素ナトリウム(20mg)で処理した。その混合液を室温て20分間放
置した。実施例48の通りに処理して粗生成物を得、これをシリカゲル(10g
)でクロマトグラフィーにかけてジクロロメタン:エーテル2:1で溶離した。
アベルメクチンを含有する画分を更に1”Microsorb(商標)カラムで逆相HP
LCにかけてメタノール:水90:10で20ml/分で溶離することにより精
製した。表題のモノサッカライドが最初に23.1分で溶出し、表題のジサッカ
ライドが続いて37分で溶出した。それらをNMR及びマススペクトルにより特
性決定した。
実施例1393−クロロ−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメクチンB1 モノサッカライド・5−N,N−ジメチルヒドラゾン
調製例Aの方法により作った22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルア
ベルメクチンB1モノサッカライド・5−N,N−ジメチルヒドラゾン(2.86
g)をアセトニトリル(70ml)中に溶かして−150℃と−10℃の間に保
った。この溶液に攪拌しながらアセトニトリル(10ml)中のN−クロロベン
ゾトリアゾール(600mg)の溶液を20分間かけて滴下した。その混合液を
−10℃に1時間保ってからエーテル(150ml)で希釈し、2%w/v重亜
硫酸ナトリウム溶液(50ml)、水(50ml)及び食塩水(50ml)で洗
浄し、そして乾燥(MgSO4)した。溶媒を留去すると泡状物が得られ、これ
をシリカゲル(125g)でクロマトグラフィーにかけてエーテル:ヘキサン1
:2で溶離した。適切な画分を集めてプールし、溶媒を留去して表題の生成物(
1.4g) を得た。
実施例1403−クロロ−5−ケト−22,23−ジヒドロ−25−シクロヘキシルアベルメ クチンB1モノサッカライド
前実施例の方法により作った3−クロロ−ヒドラゾン体(2.75g)を氷酢
酸(150ml)中に溶かして、これに酢酸第二銅の飽和水溶液(60ml)を
加えた。その混合液を40℃の温度に24時間維持してから、ロータリーエバポ
レーターにより溶媒を留去した。残渣を水(150ml)中に懸濁させてエーテ
ルで2回(2×150ml)抽出した。合わせたエーテル抽出液を飽和重炭酸ナ
トリウム水溶液で2回(2×100ml)洗浄して食塩水(100ml)で洗浄
し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を留去して泡状物を得た。
【手続補正書】
【提出日】1996年8月13日
【補正内容】
(1) 請求の範囲を次のとおり補正する。
『1.下式(I)の化合物:
〔式中、破線は独立に場合による結合を表し、R1及びR2はC22−C23二重結合
が存在する場合には存在せず、
AはOH、ハロ、C1〜C8アルコキシ、C1〜C9アルカノイルオキシ、オキソ
、又はオキシミノであって場合によりC1〜C8アルキル、アルケニル、アルキニ
ル、アリール、トリアルキルシリル、アラルキル、C1〜C9アルカノイル基又は
in vivo でオキシムに加水分解されることができる他の基により置換されたも
の、又はヒドラゾノであって場合により少なくとも1のC1〜C8アルキル、アル
ケニル、アルキニル、アリール、トリアルキルシリル、アラルキル、C2〜C9ア
ルコキシカルボニル、カルバモイル、チオカルバモイル、アロイル又はC1〜C9
アルカノイル基により置換されたものであり、
Bはハロ、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、ア
リール、ヘテロアリール、C1〜C8アルカノイル、C1〜C8アルコキシ、C1〜
C9アルカノイルオキシ、C2〜C9アルコキシカルボニル、カルボキシ、アリー
ルカルボニル、ヘテロアリール−カルボニル、メルカプト、アルキルチオ、アル
ケニルチオ、アリールチオ、アルカノイルチオ、ヘテロアリールチオ、ニトロ、
トリフルオロメチルの如きハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ア
ルコキシアルキル、メルカプトアルキル、アルキルチオ−アルキル、アミノアル
キルであって場合によりC1〜C8アルキル、C1〜C8アルケニル、C1〜C8アル
キニル、C1〜C8アルカノイル、アリール、へテロアリール、C2〜C9アルコキ
シカルボニル、カルボキシ、アリールカルボニルにより、又はヘテロアリールカ
ルボニルによりN−モノ又はジ置換されたものであるか、又はBはハイドロセレ
ノ、アルキルセレノ、アリールセレノ、ヘテロアリールセレノ、アジドであるか
、又はBは8までの炭素原子を有する環状エーテル基であって、場合によりシア
ノ、C1〜C8アルコキシ、C1〜C8ヒドロキシアルキル、C1〜C9アルコキシカ
ルボニル、アミノカルボニル、C1〜C9アルカノイル、アリールカルボニル、ヘ
テロアリールカルボニル、ハロ、ハロアルキル及びトリアルキルシリルオキシア
ルキルから選ばれる少なくとも1の置換基により置換された基であり、
R1はH、OH、ハロ、オキソ、C1〜C8アルコキシ、C1〜C9アルカノイル
オキシ、=CH2、または場合によりC1〜C8アルキル、アルケニル、アルキニ
ル、トリアルキルシリル、アリールまたはアラルキルによりO−置換されたオキ
シミノであり、
R2はH、OH、ハロ、オキソ、または場合によりハロ、C1〜C4アルコキシ
、C2〜C5アルカノイル、C2〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、メルカ
プトまたはアリールにより置換されたC1〜C8アルコキシであるか、またはR2
はC3〜C8アルケニルオキシ、C2〜C9アルキルカルボニルオキシ、C3〜C9ア
ルケニルカルボニルオキシ、アリールカルボニル、場合によりC1〜C9アルキル
により置換されたカルバモイル、または場合によりC1〜C8アルキル、アルケニ
ル、アルキニル、トリアルキルシリル、アリールまたはアラルキルによりO−置
換されたオキシミノであるか、または場合によりシアノまたはC1〜C9アルキル
により置換されたメチレンであり、
R3はHまたはC1〜C6アルキルであり、
R4は、(a) α−分岐C3〜C8アルキル、アルケニル(2−ブテニル、2−ペ
ンテニル、及び4−メチル−2−ペンテニルが含まれる)、アルコキシ−アルキ
ル、又はアルキルチオアルキル基;α−分岐C4〜C8アルキニル基;アルキ
ル基がα−分岐C2〜C5アルキル基である (C4〜C8)シクロアルキルアルキル
基;C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケニル基であって、いずれ
もが場合によりメチレン又は1又は2以上のC1〜C4アルキル基又はハロ原子に
より置換されていてもよいもの;又は3〜6員酸素又は硫黄含有複素環であって
、飽和であっても完全に又は部分的に不飽和であってもよくそして場合により1
又は2以上のC1〜C4アルキル基又はハロ原子により置換されていてもよいもの
;又は
(b) 式−CH2R8〔式中、R8はH、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル
、C2〜C8アルキニル、各アルキル又はアルコキシ基中に1〜6の炭素原子を含
有するアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキルであって、前記アルキル、
アルコキシ、アルケニル又はアルキニル基のいずれもが1又は2以上のハロ原子
により置換されていてもよいもの;又はC3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基であって、それらのいずれもが場合によりメチレン又は1又は
2以上のC1〜C4アルキル基又はハロ原子により置換されていてもよいもの;又
は3〜6員酸素又は硫黄含有複素環であって、飽和であっても部分的に不飽和で
あってもよくそして場合により1又は2以上のC1〜C4アルキル基又はハロ原子
により置換されていてもよいものである〕の基;又は式SR9〔式中、R9はC1
〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C3〜C8アルキニル、C3〜C8シクロア
ルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置換フェニルであって該置換
基がC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又はハロであるもの;又は3〜6員
酸素又は硫黄含有複素環であって、飽和であっても完全に又は部分的に不飽和で
あってもよくそして場合により1又は2以上のC1〜C4アルキル基又はハロ原子
により置換されていてもよいものである〕の基;又は
(c) C1〜C6アルキル基であって、1のオキソ又は1又は2以上のヒドロキシ
基により置換されているか又は隣接する2つの炭素原子上で単一の酸素原子によ
り置換されてオキシラン環を形成するものであってもよく、又はR4がC1〜C5
アルキル基であって (C1〜C6)アルコキシカルボニル基により置換されており
、R4上の前記置換基がR4の末端炭素原子と末端炭素原子に隣接する炭素
原子のいずれか又は両方に結合しているもの;又は
(d) =CH2又は式:
〔式中、R10及びR11は両方ともHであるか;R10がHでありR11がC1〜C3ア
ルキルであるか;又はR10及びR11のうち一方がHであり他方がフェニル、ヘテ
ロアリール、C2〜C6アルコキシカルボニル又は置換フェニル又はヘテロアリー
ルであって、前記置換基がフッ素、塩素、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキ
シ、C1〜C4アルキルチオ、ヒドロキシ (C1〜C4)アルキル、シアノ、アミノ
スルホニル、C2〜C6アルカノイル、C2〜C6アルコキシカルボニル、ニトロ、
トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ又はモノ若しくはジ (C1
〜C4)アルキルアミノであり;そしてXは直接結合であるか又は2〜6の炭素原
子を有する直鎖であっても分枝鎖であってもよいアルキレン基である〕の基;又
は
(e) フェニルであって、場合によりC1〜C4アルキル、C1〜C4アルキルチオ
基、ハロ原子、トリフルオロメチル、及びシアノから選ばれる少なくとも1の置
換基で置換されていてもよいものであるか;又は
R4は式(II):
〔式中、ZはO、S又は−CH2−であり、そしてa、b、c及びdはそれぞれ
独立して0、1又は2であってa、b、c及びdの合計は5を越えない〕の基で
あってもよく、
R5はメチル、ヒドロキシメチル、(C1〜C4アルコキシ)メチル、(C2〜C5
アルカノイル)オキシメチル、(C2〜C5アルケノイル)オキシメチル、アロ
イルオキシメチル、アラルカノイルオキシメチル、ホルミル、場合により置
換されたオキシミノ、ハロメチル、アジドメチル又はシアノメチルであり、
R6は水素、ヒドロキシ、C1〜C8アルコキシ又はアルケノキシ、C1〜C9ア
ルカノイルオキシ又はアルケノイルオキシ、アロイルオキシ、オキシメチレンオ
キシ− (C1〜C5)アルキルオキシ− (C1〜C5)アルキル、C2〜C9アルコキシ
アルコキシ、ハロゲン、オキソ、又は場合により置換されたオキシミノ、ヒドラ
ゾノ、カルバジド又はセミカルバジド、N− (C1〜C4)アルキルセミカルバジ
ド、N,N−ジ (C1〜C4)アルキルセミカルバジド、C1〜C5アルカノイルヒド
ラジド、ベンゾイルヒドラジド又は (C1〜C4)アルキルベンゾイルヒドラジド
であるか;又はR6は in vivo で加水分解されてOHを生成することができる基
であるか;又はR6は
〔式中、R7は単結合によってC−4”またはC−4’に結合していて、ヒドロ
キシ、C1〜C9アルカノイルオキシもしくはアルケノイルオキシ、アロイルオキ
シ、C1〜C8アルコキシ、アミノ、N−(C1−C8)アルキルアミノ、N,N−
ジ(C1〜C9)アルキルアミノ、N−(C1−C5)アルカノイルアミノ、または
N,N−ジ(C1〜C9)アルカノイルアミノであるか、または
R7は二重結合によってC−4”またはC−4’に結合していて、オキソ、場合
により置換されたオキシミノ、セミカルバジド、N−(C1〜C4)アルキルセミ
カルバジド、N,N−ジ(C1〜C4)アルキルセミカルバジド、ベンゾイルヒド
ラジド、または(C1〜C4)アルキルベンゾイルヒドラジドであるか、または、
R7はin vivoで加水分解してOHを与えることができる基である〕
の基である〕。
2.C22−C23二重結合が存在するか又は存在せず、R2がH、OH、O−(C1
〜C4)アルキル、O− (C1〜C5)アルカノイル、オキソ又はオキシミノであっ
て場合によりC1〜C4アルキル又はアリール (C1〜C4)アルキルによ
り置換されたものであり;R4が直鎖状又は分枝状のアルキル、アルケニル、シ
クロアルキル又はシクロアルケニル(メチル、エチル、2−プロピル、2−ブチ
ル、2−ブテン−2−イル、2−ペンテン−2−イル、4−メチル−2−ペンテ
ン−2−イル及びシクロヘキシルが含まれる)であり;R1がH、OH、オキソ
又はオキシミノであり;そしてR6がHであるか又は式:
〔式中、R7はOH、(C1〜C4)アルコキシ、(C2〜C5)アルカノイルオキシ、
アミノ、N− (C1〜C4)アルキルアミノ、N− (C1〜C5)アルカノイルアミノ
、オキソ又はオキシミノであって場合によりC1〜C4アルキル基により置換され
たものである〕の基である、請求項1に記載の化合物。
3.Bがハロ、アルキル、アルコキシアルキル、アシルオキシアルケニル又は
アシルである、請求項1または2に記載の化合物。
4.R1がHでありR2がH、OH又はメトキシであってC22−C23二重結合が
存在しないか、又はC22−C23二重結合が存在していてR3及びR5がメチルであ
る、請求項1記載の化合物。
5.AがOH又はオキシミノである、請求項4記載の化合物。
6.R6がH、フルオロ、オレアンドロシル−又はオレアンドロシル−オレア
ンドロキシルオキシ又はメトキシメトキシである、請求項5記載の化合物。
7.BがCl、Br又はIである、請求項6記載の化合物。
8.BがCl又はBrであり、R4が分枝状アルキル、アルケニル、シクロア
ルキル又はシクロアルケニル(2−プロピル、2−ブチル、2−ブテニル、2−
ペンテニル、4−メチル−2−ペンテン−2−イル及びシクロヘキシルが含まれ
る)である、請求項7記載の化合物。
9.請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物及び薬学的に許容できるキャ
リヤ又は賦形剤を含む医薬又は獣医薬用の駆虫剤組成物。
10.ノミ感染症の治療又は予防のための請求項9に記載の駆虫剤組成物。
11.下記の工程を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物を製造す
る方法:
(a) BがHでありAが=Oである式(I)の化合物を、場合により少なくとも
1つのC1〜C8アルキル、アルケニル、アリール、トリアルキルシリル、アラル
キル、C1〜C9アルコキシカルボニル、カルバモイル、チオカルバモイル、アロ
イル又はC1〜C9アルカノイル基により置換されたヒドラジンと反応させて、A
が場合により置換されたヒドラゾノである式(I)の化合物を生成させ、
(b) そうして得られたヒドラゾン体を親電子種E+〔E+はCl+、Br+、I+
、NO2 +、ArS+又はArSe+(Arはアリール基である)であるか又はE+
はイミニウムイオンである〕の供給源と反応させて、BがそれぞれCl、Br、
I、NO2、ArS、ArSe又は場合により置換されたアミノアルキル基であ
る式(I)の化合物を生成させ、
(c) 所望により、BがCl、Br又はIである (b) から生成した化合物を、
場合により置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール又は複素環
置換基を含むスタナンと、トリフェニルホスフィンパラジウムの如き触媒の存在
下で反応させて、Bがそれぞれ場合により置換されたアルキル、アルケニル、ア
ルキニル、アリール又は複素環置換基である式(I)の化合物を生成させ、
(d) 所望により、BがCl、Br又はIである (b) から生成した化合物をア
ジドと反応させて、BがN3である式(I)の化合物を生成させ、
(e) 所望により、Bがアルケニルである (c) からの化合物を酸化して、Bが
環状エーテル基である式(I)の化合物を生成させ、
(f) 所望により、BがArS又はArSeである (b) からの化合物をArS
H又はArSeH以外のチオール又はハイドロセレニドで処理して、Bがメルカ
プト又はハイドロセレニド基である式(I)の化合物を生成させ、そして所望に
より該生成物をハロゲン化したアルキル、アルケニル、アリール、アルカノイル
又はヘテロアリールと反応させる。
12.E+ がCl+ であるときは親電子種の前記供給源がN−クロロスクシンイ
ミド又はN−クロロベンゾトリアゾールであり、E+ がI+ であるときはN−ヨ
ードスクシンイミドであり、又、E+ がBr+ であるときはN−ブロモスクシン
イミドであり、E+ がNO2 + であるときはテトラニトロメタンであり、E+ が
ArS+ であるときは塩化ジニトロフェニルスルフェニルであり、E+ がArS
e+ であるときはN−フェニルセレノフタルイミドであり、又、E+ がイミニウ
ムイオンであるときはMe2NCH2Clである、請求項11記載の方法。
13.生成した式(I)のヒドラゾン体を場合によりO−置換されたヒドロキシ
ルアミンと反応させて、Aが場合によりO−置換されたオキシムである化合物を
生成させる、請求項11又は12記載の方法。
14.生成した式(I)のヒドラゾン体をAが=Oである式(I)の化合物に加
水分解し、そして、所望により、得られた該化合物をAが−OHである化合物に
還元する、請求項11又は12記載の方法。
15.R6が4’−(α−L−オレアンドロシル)−α−L−オレアンドロシル
オキシである式(I)の化合物をR6 が−OH又はα−L−オレアンドロシルオ
キシである化合物に加水分解する、請求項11〜14のいずれか1項に記載の方法。
16.22と23位の間に二重結合を有する式(I)の化合物を、R6 及びR2
が両方ともHである化合物に還元する、請求項11〜15のいずれか1項に記載の方
法。』
(2) 明細書第1頁下2行の「特許出願 PCT/EP 93 00423」を『国際特許出願WO-A
-9318041』と補正する。
(3) 同第6頁末行の「あってもよい化合物」を『ある化合物』と補正する。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AU,BR,CA,CN,CZ,FI,
HU,JP,KR,MX,NO,NZ,PL,RU,S
I,SK,UA,US
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.下式(I)の化合物。 〔式中、破線は独立に場合による結合を表し、R1及びR2はC22−C23二重結合 が存在する場合には存在せず、R1、R2、R6は独立にH、OH、ハロ、オキソ 、オキシミノ又は有機基であり、R4及びR5は有機基であり、そしてR3はH又 は有機基であり、 AはOH、ハロ、C1〜C8アルコキシ、C1〜C2アルカノイルオキシ、オキソ 、又はオキシミノであって場合によりC1〜C8アルキル、アルケニル、アルキニ ル、アリール、トリアルキルシリル、アラルキル、C1〜C9アルカノイル基又は in vivo でオキシムに加水分解されることができる他の基により置換されたも の、又はヒドラゾノであって場合により少なくとも1のC1〜C8アルキル、アル ケニル、アルキニル、アリール、トリアルキルシリル、アラルキル、C2〜C9ア ルコキシカルボニル、カルバモイル、チオカルバモイル、アロイル又はC1〜C9 アルカノイル基により置換されたものであり、 Bはハロ、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、ア リール、ヘテロアリール、C1〜C8アルカノイル、C1〜C8アルコキシ、C1〜 C9アルカノイルオキシ、C2〜C9アルコキシカルボニル、カルボキシ、アリー ルカルボニル、ヘテロアリール−カルボニル、メルカプト、アルキ ルチオ、アルケニルチオ、アリールチオ、アルカノイルチオ、ヘテロアリールチ オ、ニトロ、トリフルオロメチルの如きハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ア ルコキシアルキル、メルカプトアルキル、アルキルチオ−アルキル、アミノアル キルであって場合によりC1〜C8アルキル、C1〜C8アルケニル、C1〜C8アル キニル、C1〜C8アルカノイル、アリール、ヘテロアリール、C2〜C9アルコキ シカルボニル、カルボキシ、アリールカルボニルにより、又はヘテロアリールカ ルボニルによりN−モノ又はジ置換されたものであるか、又はBはハイドロセレ ノ、アルキルセレノ、アリールセレノ、ヘテロアリールセレノ、アジドであるか 、又はBは8までの炭素原子を有する環状エーテル基であって、場合によりシア ノ、C1〜C8アルコキシ、C1〜C8ヒドロキシアルキル、C1〜C9アルコキシカ ルボニル、アミノカルボニル、C1〜C9アルカノイル、アリールカルボニル、ヘ テロアリールカルボニル、ハロ、ハロアルキル及びトリアルキルシリルオキシア ルキルから選ばれる少なくとも1の置換基により置換された基である。〕 2.R2がH、OH、C1〜C8アルコキシであって場合によりハロにより又は C1〜C4アルコキシ、C2〜C5アルカノイル、C2〜C5アルコキシカルボニル、 カルボキシ、メルカプトにより又はアリールにより置換されたものであるか、又 はR2がC3〜C8アルケニルオキシ、C2〜C9アルケニルカルボニルオキシ、ア リールカルボニル又はカルバモイルであって場合によりC1〜C9アルキル基によ り置換されたものであるか、又はR2が該分子の残りの部分に二重結合により結 合しているオキソ又はオキシミノであって場合によりC1〜C8アルキル、アルケ ニル、アルキニル、トリアルキルシリル、アリール又はアラルキル基によりO− 置換されたもの、又はメチレンであって場合によりシアノ又はC1〜C9アルキル 基により置換されたものであり、そしてR1がH、OH又はC1〜C8アルコキシ 又はC1〜C9アルカノイルオキシであるか、又は該分子の残りの部分に二重結合 により結合している=CH2、オキソ又はオキシミノであって場合によりR2につ いて上の通りに置換されたものである、請求項1記載の化合物。 3.R4が(a)α−分岐C3〜C8アルキル又はC3〜C8アルケニル(2 −ブテニル、2−ペンテニル、及び4−メチル−2−ペンテニルが含まれる)、 アルコキシ−アルキル、又はアルキルチオアルキル基;α−分岐C4〜C8アルキ ニル基;アルキル基がα−分岐C2〜C5アルキル基である (C4〜C8)シクロア ルキルアルキル基;C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケニル基で あって、いずれもが場合によりメチレン又は1又は2以上のC1〜C4アルキル基 又はハロ原子により置換されていてもよいもの;又は3〜6員酸素又は硫黄含有 複素環であって、飽和であっても完全に又は部分的に不飽和であってもよくそし て場合により1又は2以上のC1〜C4アルキル基又はハロ原子により置換されて いてもよいもの;又は (b) 式−CH2R8〔式中、R8はH、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル 、C2〜C8アルキニル、各アルキル又はアルコキシ基中に1〜6の炭素原子を含 有するアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキルであって、前記アルキル、 アルコキシ、アルケニル又はアルキニル基のいずれもが1又は2以上のハロ原子 により置換されていてもよいもの;又はC3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ クロアルケニル基であって、それらのいずれもが場合によりメチレン又は1又は 2以上のC1〜C4アルキル基又はハロ原子により置換されていてもよいもの;又 は3〜6員酸素又は硫黄含有複素環であって、飽和であっても部分的に不飽和で あってもよくそして場合により1又は2以上のC1〜C4アルキル基又はハロ原子 により置換されていてもよいものである〕の基;又は式SR9〔式中、R9はC1 〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C3〜C8アルキニル、C3〜C8シクロア ルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置換フェニルであって該置換 基がC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又はハロであるもの;又は3〜6員 酸素又は硫黄含有複素環であって、飽和であっても完全に又は部分的に不飽和で あってもよくそして場合により1又は2以上のC1〜C4アルキル基又はハロ原子 により置換されていてもよいものである〕の基:又は (c) C1〜C6アルキル基であって、1のオキソ又は1又は2以上のヒドロキシ 基により置換されているか又は隣接する2の炭素原子上で単一の酸素原子により 置換されてオキシラン環を形成するものであってもよく、又はR4がC1〜C5 アルキル基であって (C1〜C6)アルコキシカルボニル基により置換されており 、R4上の前記置換基がR4の末端炭素原子と末端炭素原子に隣接する炭素原子の いずれか又は両方に結合しているもの;又は (d) =CH2又は式: 〔式中、R10及びR11は両方ともHであるか;R10がHでありR11がC1〜C3ア ルキルであるか;又はR10及びR11うち一方がHであり他方がフェニル、ヘテロ アリール、C2〜C6アルコキシカルボニル又は置換フェニル又はヘテロアリール であって、前記置換基がフッ素、塩素、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ 、C1〜C4アルキルチオ、ヒドロキシ (C1〜C4)アルキル、シアノ、アミノス ルホニル、C2〜C6アルカノイル、C2〜C6アルコキシカルボニル、ニトロ、ト リフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ又はモノ若しくはジ (C1〜 C4)アルキルアミノであり;そしてXは直接結合であるか又は2〜6の炭素原子 を有する直鎖であっても分枝鎖であってもよいアルキレン基である〕の基;又は (e) フェニルであって、場合によりC1〜C4アルキル、C1〜C4アルキルチオ 基、ハロ原子、トリフルオロメチル、及びシアノから選ばれる少なくとも1の置 換基で置換されていてもよいものであるか;又はR4が式(II): 〔式中、ZはO、S又は−CH2−であり、そしてa、b、c及びdはそれぞれ 独立して0、1又は2であってa、b、c及びdの合計は5を越えない〕の基で あってもよい、請求項1又は2記載の化合物。 4.R6が水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜C8アルコキシ又はアルケノキ シ、C1〜C9アルカノイルオキシ又はアルケノイルオキシ、アロイルオキシ、 オキシメチレンオキシ− (C1〜C5)アルキルオキシ− (C1−C5)アルキル、C2 〜C9アルコキシアルコキシ、ハロゲン、オキソ、又は場合により置換されたオ キシミノ、ヒドラゾノ、カルバジド又はセミカルバジド、N− (C1〜C4)アル キルセミカルバジド、N,N−ジ (C1〜C4)アルキルセミカルバジド、C1〜C5 アルカノイルヒドラジド、ベンゾイルヒドラジド又は (C1〜C4)アルキルベン ゾイルヒドラジドであるか;又はR6が in vivo で加水分解されてOHを生成す ることができる基であるか;又はR6が 〔式中、R7はH、ハロ、OH、(C1〜C8)アルコキシ、(C1〜C9)アルカノイ ルオキシ又はアルケノイルオキシ、アロイルオキシ、アミノ、N− (C1〜C8) アルキルアミノ、N,N−ジ (C1〜C9)アルキルアミノ、N− (C1〜C5)アル カノイルアミノ、オキソ又はオキシミノ(場合により置換されていてもよい)、 セミカルバジト、N− (C1〜C4)アルキルセミカルバジド、N,N−ジ(C1〜C4 )アルキルセミカルバジド、C1〜C5アルカノイルヒドラジド、ベンゾイルヒド ラジド、又は (C1〜C4)アルキルベンゾイルヒドラジドであるか;又はR7は i n vivo で加水分解されて−OHを生成することができる基である〕である、請 求項1、2又は3記載の化合物。 5.R5がメチル、ヒドロキシメチル、(C1〜C4アルコキシ)メチル、(C2 〜C5アルカノイル)オキシメチル、(C2〜C5アルケノイル)オキシメチル、 アロイルオキシメチル、アラルカノイルオキシメチル、ホルミル、場合により置 換されたオキシミノ、ハロメチル、アジドメチル又はシアノメチルである、請求 項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。 6.C22−C23二重結合が存在するか又は存在せず、R2がH、OH、O−(C1 〜C4)アルキル、O− (C1〜C5)アルカノイル、オキソ及びオキシミノであっ て場合によりC1〜C4アルキル又はアリール (C1〜C4)アルキルによ り置換されたものであり;R4が直鎖状又は分枝状のアルキル、アルケニル、シ クロアルキル又はシクロアルケニル(メチル、エチル、2−プロピル、2−ブチ ル、2−ブテン−2−イル、2−ペンテン−2−イル、4−メチル−2−ペンテ ン−2−イル及びシクロヘキシルが含まれる)であり;R1がH、OH、オキソ 又はオキシミノであり;そしてR6がHであるか又は式: 〔式中、R7はOH、(C1〜C4)アルコキシ、(C2〜C5)アルカノイルオキシ、 アミノ、N− (C1−C4)アルキルアミノ、N− (C1〜C5)アルカノイルアミノ 、オキソ又はオキシミノであって場合によりC1〜C4アルキル基により置換され たものである〕の基である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。 7.Bがハロ、アルキル、アルコキシアルキル、アシルオキシアルケニル又は アシルである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。 8.R1がHでありR2がH、OH又はメトキシであってC22−C23二重結合が 存在しないか、又はC22−C23二重結合が存在していてR3及びR5がメチルであ る、請求項1記載の化合物。 9.AがH、OH又はオキシミノである、請求項8記載の化合物。 10.R6がH、フルオロ、オレアンドロシル−又はオレアンドロシル−オレア ンドロキシルオキシ又はメトキシメトキシである、請求項9記載の化合物。 11.BがCl、Br又はIである、請求項10記載の化合物。 12.BがCl又はBrであり、R4が分枝状アルキル、アルケニル、シクロア ルキル又はシクロアルケニル(2−プロピル、2−ブチル、2−ブテニル、2− ペンテニル、4−メチル−2−ペンテン−2−イル及びシクロヘキシルが含まれ る)である、請求項11記載の化合物。 13.実施例に明示したいずれか1の化合物。 14.請求項1〜13のいずれかに記載の化合物及び薬学的に許容できるキャリヤ 又は賦形剤を含む医薬又は獣医薬組成物。 15.動物又はヒトの医薬に用いるための請求項1〜13のいずれか1項に記載の 化合物。 16.駆虫剤として用いるための請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物。 17.ノミ感染症の治療又は予防のための医薬品を製造するための請求項1〜13 のいずれか1項に記載の化合物の使用。 18.下記の工程を含む、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物を製造す る方法。 (a) BがHでありAが=Oである式(I)の化合物を、場合により少なくとも 1のC1〜C8アルキル、アルケニル、アリール、トリアルキルシリル、アラルキ ル、C1〜C9アルコキシカルボニル、カルバモイル、チオカルバモイル、アロイ ル又はC1〜C9アルカノイル基により置換されたヒドラジンと反応させて、Aが 場合により置換されたヒドラゾノである式(I)の化合物を生成させ、 (b) そうして得られたヒドラゾン体を親電子種E+〔E+はCl+、Br+、I+ 、NO2 +、ArS+又はArSe+(Arはアリール基である)であるか又はE+ はイミニウムイオンである〕の供給源と反応させて、BがそれそれCl、Br、 I、NO2、ArS、ArSe又は場合により置換されたアミノアルキル基であ る式(I)の化合物を生成させ、 (c) 所望により、BがCl、Br又はIである (b) から生成した化合物を、 場合により置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール又は複素環 置換基を含むスタナンと、トリフェニルホスフィンパラジウムの如き触媒の存在 下で反応させて、Bがそれぞれ場合により置換されたアルキル、アルケニル、ア ルキニル、アリール又は複素環置換基である式(I)の化合物を生成させ、 (d) 所望により、BがCl、Br又はIである(b)から生成した化合物をア ジドと反応させて、BがN3である式(I)の化合物を生成させ、 (e) 所望により、Bがアルケニルである (c) からの化合物を酸化して、Bが 環状エーテル基である式(I)の化合物を生成させ、 (f) 所望により、BがArS又はArSeである (b) からの化合物をArS H又はArSeHより他のチオール又はハイドロセレニドと処理して、Bがメル カプト又はハイドロセレニド基である式(I)の化合物を生成させ、そして所望 により該生成物をハロゲン化アルキル、アルケニル、アリール、アルカノイル又 はヘテロアリールと反応させる。 19.E+がCl+であるときは親電子種の前記供給源がN−クロロスクシンイミ ド又はN−クロロベンゾトリアゾールであり、E+がI+であるときはN−ヨード スクシンイミドであり、又、E+がBr+であるときはN−ブロモスクシンイミド であり、E+がNO2 +であるときはテトラニトロメタンであり、E+がArS+で あるときは塩化ジニトロフェニルスルフェニルであり、E+がArSe+であると きはN−フェニルセレノフタルイミドであり、又、E+がイミニウムイオンであ るときはMe2NCH2Clである、請求項18記載の方法。 20.生成した式(I)のヒドラゾン体を場合によりO−置換されたヒドロキシ ルアミンと反応させて、Aが場合によりO−置換されたオキシムである化合物を 生成させる、請求項18又は19記載の方法。 21.生成した式(I)のヒドラゾン体をAが=Oである式(I)の化合物に加 水分解し、そして、所望により、得られた該化合物をAが−OHである化合物に 還元する、請求項18又は19記載の方法。 22.R6が4’−(α−L−オレアンドロシル)−α−L−オレアンドロシル オキシである式(I)の化合物をR6が−OH又はα−L−オレアンドロシルオ キシである化合物に加水分解する、請求項18〜21のいずれか1項に記載の方法。 23.22と23の間に二重結合を有する式(I)の化合物をR6及びR2が両方 ともHである化合物に還元する、請求項18〜22のいずれか1項に記載の方法。
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