JPH09504505A - プテリン誘導体およびその製法と利用法 - Google Patents

プテリン誘導体およびその製法と利用法

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JPH09504505A JP6520572A JP52057294A JPH09504505A JP H09504505 A JPH09504505 A JP H09504505A JP 6520572 A JP6520572 A JP 6520572A JP 52057294 A JP52057294 A JP 52057294A JP H09504505 A JPH09504505 A JP H09504505A
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Abstract

(57)【要約】 下記一般式Iで表されるプテリン誘導体は、ネオプテリンおよびビオプテリンを検出する鋭敏な免疫試験に有用である。一般式I: ここで、R1は-(CHOH)2-CH3もしくは-(CHOH)2-CH2OH基を表わし、R2とR3は同じではなく、水素もしくは-(CH2)3CONH(CH2)4-NH-R4基のいずれか一方を表わす。ただし、ここでR4は水素または免疫試験での通常の標識基または固相免疫試験での通常のコーティング/支持体材料もしくは抗体形成での免疫性基である。

Description

【発明の詳細な説明】 プテリン誘導体およびその製法と利用法 ネオプテリンおよびジヒドロネオプテリンは、インターフェロンやリポ多糖類 による活性化によって、主に霊長類(僅かな程度ならより下等なホ乳類でも)の 単核白血球/マクロファージで作られて分泌される。細胞免疫系の活性化が起こ るような病気の患者の体液では、ネオプテリンのレベルが増加しているのを見る ことができる。 ネオプテリンのレベルを決定することは、例えば、移植の際の拒絶反応の予後 徴候を見たり、輸血の安全性を高めるために血液ドナーのHIV感染や他の未確 認の感染症をふるい分けたりする、といった医療診断に有効であることが明らか にされてきた。ネオプテリンの測定は、蛍光による検知をする高速液体クロマト グラフィー(HPLC)、放射性物質を用いた免疫試験、薄層クロマトグラフィ ーなど様々な方法によって行なうことができる。ジヒドロネオプテリンは、公知 の方法を使って低いpHで(ヨウ素もしくは二酸化マンガンを使って)酸化する ことでネオプテリンとして検出することができるし、あるいは電気化学的な検知 をするHPLCを使えばジヒドロネオプテリンとして検出することができる。 テトラヒドロビオプテリン(BH4)は芳香族アミノ酸ヒドロキシラーゼ(神 経伝達物質ドーパミンおよびヒドロキシトリプタミンの合成)や五酸化二窒素シ ンテターゼといった重要な酵素の共同因子(コファクター)である。従って、こ れを決定することは価値あることである。ビオプテリンそれ自身は体液中に存在 しないが、上記したネオプテリンのように酸性下での酸化によってBH4から定 量的に得ることができ、様々な方法によって測定することができる。 放射性物質を使用しない免疫試験については文献に記載されてきた。しかし、 現在までのところ、血清中のプテリンを測定するのに(HPLCに比べて)簡単 に出来て、しかも正確な結果を得ることができるような酵素免疫試験はまったく 市場に出されていない。 プテリンを測定するために行われる放射性物質を用いる免疫試験については、 DE−A−3025226に記載されている。この試験では、2位のアミノ基と 標識基との間にあるスペサー基は炭素数1から6の直鎖もしくは分岐アルキル基 である。これらの免疫試験は、ネオプテリンやビオプテリンを所定の手順で測定 して信頼できる結果を得るためには不充分な感度である。 EP−A−0370960にはカプロン酸基をスペーサー基にした免疫試験が 記載されているが、これも不満足な結果しか得られない。 従って、本発明の目的は、実質的により信頼のおける免疫試験、特に体液中の ネオプテリンのレベルを測定するための放射性物質を使用しない試験、を行うた めの物質を提供することである。研究の結果、プテリン環と標識基との間のスペ サー基を、プロピル基を介してアミノ基とC2(”N2”)で連結するか、もしく はプロピル基を介してネオプテリンまたはビオプテリンのN3と連結するω−ア ミノブチル−カルボキシアミドプロピル基[H2N-(CH2)4-NH-CO-(CH2)3-]にすれ ば目的のような免疫試験ができることが思いがけなく分った。 従って、第一に、本発明は一般式Iで表わされるプテリン誘導体に関するもの である。 ネオプテリンとビオプテリンは、下記のような構造を持っている。 ただし、ここで使用した記号は以下の意味を表わす。 N3 :プテリン環の3位にある窒素 N2 :プテリン環の3位にある炭素に付いている窒素 一般式I ここで、R1は-(CHOH)2-CH3または-(CHOH)2-CH2OHを表わし、R2とR3は同じ ではなく、水素もしくは-(CH2)3CONH(CH2)4-NH-R4基のいずれか一方を表わす。 ただし、ここでR4は水素または免疫試験での通常の標識基または固相免疫試験 での通常のコーティング/支持体材料もしくは抗体形成での免疫性基である。 「通常の標識基」の例としては、放射性標識、酵素標識、蛍光標識、化学発光 標識が挙げられる。 固相免疫試験での「支持体材料」の例はマイクロチター・プレートやポリスチ レンのチューブあるいはビーズなどで、そこに「通常のコーティング材料」が共 有結合によってか、あるいは吸着によって付いている。「通常のコーティング材 料」の例には、血清アルブミン、トランスフェリン、免疫グロブリンなどのタン パク質、あるいは、ポリ(フェニルアラニン−リジン)などの合成ペプチドがあ る。しかし、化合物I(R4=H)は、また、カルボキシ基を有するプラスチッ ク表面のような適当な支持体材料と共有結合によって結びついていてもよい。 「免疫性基」の例は、特異的カサガイ・ヘモシアニン、チログロブリンあるい はポリアクリルアミドなどの高い免疫性を有するタンパク質やペプチドである。 上記のプテリン誘導体Iは、一般式IIで表わされるプテリン誘導体を1、4− ジアミノブタンと反応させることで得られる。所望によって、これにさらに続い て公知の反応によって、末端がフリーのアミノ基で標識やコーティング/支持体 材料あるいは免疫性基と連結させることもできる。 一般式II ここで、R1は先に定義した通りで、R5とR6は同じではなく、水素もしくは- (CH2)3COOOH基のいずれか一方を表わす。 本発明は、ネオプテリンやビオプテリンの測定をするための免疫試験に上記の プテリン誘導体を使用することに関する。 プテリン誘導体Iを合成するための出発物質として用いられる一般式IIで表さ れるプテリン誘導体は、以下のようにして得ることができる。 ネオプテリンあるいはビオプテリンは4−ブロモブチル酸エチルエステルと反 応してN3−(3−カルボキシプロピル)−ネオプテリンあるいは−ビオプテリ ンを形成する。このエチルエステルは酸によって加水分解されてN3−カルボキ シプロピル・プテリン誘導体を生じるが、アルカリ条件下で加水分解すると同時 転位によって2−アミノ基の位置に置換基を有するN2−カルボキシプロピル・ プテリン誘導体を生じる。これらのカルボン酸誘導体は、いずれもカルボキシル 基を活性化する通常の反応を用いて1、4−ジアミノブタンとさらに反応させる ことができる。例えば、無水ジメチルホルムアミド中でN−ヒドロキシスクシン イミドを用いて、モルホリノエチル・イソニトリルとルチジンを加えるか、ある いは活性化剤としてカルボジイミドを使って上記の3−カルボキシプロピル・プ テリン誘導体のω−アミノブチルイミドを得ることができる。また、N3−アミ ドをアルカリを使って転位させて対応するN2−誘導体にすることもできる。 R4が標識基、コーティング/支持体材料あるいは免疫性基になっている物質 は、R4が水素である一般式Iで表される物質から、適当な標識基、固相免疫試 験でのコーティング/支持体材料あるいは免疫性基と反応させることによって得 られる。 R4が水素である一般式Iで表される物質は、また、ネオプテリンやビオプテ リンに対する抗体を生成することにも利用できる。このため、この目的のために 一般に用いられている免疫性基が付けられる。そのような免疫性基の例には免疫 性タンパク質があり、特にウシ血清アルブミン(BSA)、チログロブリン、特 異的カサガイ・ヘモシアニン、ポリアクリルアミドなどが挙げられる。ウサギ、 ヒツジ、ニワトリ、マウスなどでは免疫化のために通常用いられる補薬を用いて もよい。補助注射の回数および間隔は個々の動物の種によって変えてもよい。さ らに、他の物質によって生じたネオプテリンやビオプテリンに対する抗体も、対 応する免疫試験を行うのに潜在的に適していることも示されてきている。また、 例えば免疫化したマウスのヒ臓細胞から通常の処理によって得られるモノクロー ル抗体を使用することも可能である。 適当なコーティングあるいは支持体材料、例えば、BSA、免疫グロブリン、 トランスフェリン、プラスチック表面などと結び付けられたI式で表される誘導 体は、また、EP−0135071の方法による免疫試験に使用することができ る。 好適な放射性標識は、例えば、下記のような化学式で表わされる3’−125ヨ ードチロシルもしくは4’−ヒドロキシ−3’−125ヨードフェニルプロピオン 酸誘導体である。 これらは、ω−アミノネオプテリン誘導体(もしくはω−アミノビオプテリン 誘導体)IA/Bを適当な放射性標識化合物(上記の式を参照)の活性化N−ヒ ドロキシスクシンイミド・エステルと反応させて、得られた生成物をHPLCで 分離するという「間接ラベリング」によって得ることができる。あるいは、まず 最初にヨウ素の入っていない類似化合物を合成して、それから、例えば放射性ヨ ウ素を用いた通常のクロラミンT法によって標識を付ける「直接放射性ラベリン グ」をすることもできる。 好適な酵素標識は、例えば、アルカリ・ホスファーゼ、ホースラディシュ・ペ ルオキシターゼあるいはβ−ガラクトシダーゼなどを通常の方法(例えば、グル タルアルデヒドやエポキシ誘導体などを用いたり、過ヨウ素酸酸化をしたりする 方法)で活性化したもので、ω−アミノプテリン誘導体の末端のアミノ基につな げられる。精製はゲル・クロマトグラフィーが効果的で、通常はHPLCによっ て行われる。 好適な蛍光標識は、例えば、フルオレセイン基である。これは、ω−アミノプ テリン誘導体をフルオレセイン・イソチオシアネートと反応させることで容易に 導入することができる。この化合物はHPLCによって精製する。 好適な化学発光標識は、例えばアクリジニウムエステル、ルミノール誘導体、 ABEI(N−(4−アミノブチル)−N−エチルイソルミノール)などで、こ れらは通常、市販の活性化誘導体によって導入される。生成物はHPLCによっ て精製する。 以下の実施例によって、出発物質(II式)と本発明による物質(I式)の合成 およびこれらの用途について詳細に説明するが、これら実施例は必ずしも、すべ ての可能な態様を与えるものではない。 用いた化学薬品は高純度のもので、E.メルク社(ダルムシュタット)、フル カ社(ノイ−ウルム)、シグマ社(ミュンヘン)あるいはカルバイオケム社(バ ート・ゾーデン)から入手したものである。ネオプテリンとビオプテリンンはド クター・シャルク・ラボラトリー(スイス、ヨナ)から得た。その他の特殊な材 料については個々の実施例のなかで記載した。薄層クロマトグラフィー用のセル ロース・シートはシュライヒャー・アンド・シェール(ダッセル)から得た。 化学式IIの中間体の合成3−(3−カルボキシプロピル)−ネオプテリン・エチルエステル(IIA) 12mgのネオプテリンを1.5mlのジメチルホルムアミド(DMF)に懸 濁させる。14μlの4−ブロモブチル酸エチルエステルと26mgの無水K2 CO3を加えてから、混合物を2日間室温で振盪する。反応混合液の一部を薄層 クロマトグラフィー(セルロースシート、n−プロパノール/3%NH3水の2 :1混合溶媒)にかけ、主バンド(Rf:約0.65)をメタノール−水で溶離 する。あるいは、生成物をカラム内にデルタパックC−18(ミリポール、エシ ェボーン)を充填したHPLCで、傾斜溶離法(溶離液A:0.1%トリフロロ 酢酸水溶液、溶離液B:0.1%トリフロロ酢酸アセトニトリル溶液、30分間 でBが0から25%)によって単離してもよい。保持時間は約21分。収率は3 2%。 N3−(3−カルボキシプロピル)−ネオプテリン(IIB) 上記のエチルエステル5mgを、光を遮った状態で500μlの1N塩酸とと もに2mlの水の中で2日間おだやかに振盪する。これでエステルは完全に加水 分解される。混合物をロータリーエバポレーターによって真空乾燥させる。収量 3.7mg(収率80%)。Rf値は約0.23(セルロースシート、n−プロ パノール/3%NH3水の2:1混合溶媒)。 N2−(3−カルボキシプロピル)−ネオプテリン(IIC) 5mgのN3−(3−カルボキシプロピル)−ネオプテリン・エチルエステル を、室温、遮光状態で、2mlの0.2N水酸化ナトリウム水溶液で処理し、そ の後、混合液を塩酸で中和する。薄層クロマトグラフィー(セルロースシート、 n−プロパノール/3%NH3水の2:1混合溶媒)でRf値0.15に得られる 。収量は3.2mg(69%)。 化学式Iの物質の合成 [実施例1] N3−(ω−アミノブチル−3−カルボキシアミド−プロピル)−ネオプテリン (“N3−ω−アミノネオプテリン”)IA 3mgのN3−(3−カルボキシプロピル)−ネオプテリンIIBを1.5ml のDMF(無水)に溶かし、50μlのDMF(無水)と4μlのルチジン中で 5mgのN−ヒドロキシスクシンイミドと6μlのモルホリノエチル・イソニト リルと混合する。室温、遮光状態で3日間おだやかに振盪した後、50μlの1 ,4−ジアミノブタンを加え、混合物をさらに2日間振盪し続ける。反応混合液 の一部を薄層クロマトグラフィー(セルロースシート、n−プロパノール/3% NH3水の2.5:1混合溶媒)で精製する。主バンド(Rf:約0.3)をメタ ノール−水で溶離し、ロータリーエバポレーターで乾燥させる。 同様の生成物は、以下の方法でも得ることができる。 8.5mgのN3−(3−カルボキシプロピル)−ネオプテリン・エチルエス テルIIAを、6mlの1N塩酸を使って室温、遮光状態で2日間処理する。混合 物をロータリーエバポレーターによって真空乾燥させる。これを2mlの水で3 回くり返してから、残渣を2mlの乾燥DMFに溶かし、12mgのエチル・カ ルボジイミドを加える。室温、遮光状態で16時間振盪してから、15μlの1 ,4−ジアミノブタンを加え、混合物をさらに1日間振盪し続ける。混合物をロ ータリーエバポレーターによって真空乾燥させ、DMFでこれをくり返す。精製 は上記と同様に行う。Rf:0.32。 [実施例2] N2−(ω−アミノブチル−3−カルボキシアミド−プロピル)−ネオプテリン (“N2−ω−アミノネオプテリン”)IB 7mgのN2−(3−カルボキシプロピル)−ネオプテリンIICを2mlのD MF(無水)と5μlのルチジン中に溶解させる。一方、6mgのN−ヒドロキ シスクシンイミドと7μlのモルホリノエチル・イソニトリルとを120μlの DMF(無水)に溶かし、これを上記の溶液に加える。混合物を室温、遮光状態 で5日間撹拌する。その後、100μlの1,4−ジアミノブタンを加え、混合 物を室温、遮光状態でさらに16時間おだやかに振盪する。n−プロパノール/ 3%NH3水の2.5:1混合溶媒を用いたセルロースシートの薄層クロマトグ ラフィーにかけると、Rf約0.27に主バンドができる。これをメタノール/ 水/アンモニアで溶離し、ロータリーエバポレーターで乾燥する。収量4.3m g(53%)。 この物質は、以下の方法でも得ることができる。 1mgのN3−ω−アミノネオプテリン誘導体IA(実施例1で得たもの)を 500mlの0.2N水酸化ナトリウム水溶液に加え、室温、遮光状態で4時間 おだやかに振盪する。得られた混合物を塩酸で中和し、凍結乾燥する。n−プロ パノール/3%NH3水の2.5:1混合溶媒を用いたセルロースシートの薄層 クロマトグラフィーでのRf値は約0.27である。 [実施例3] “N3−ネオプテリン−アルカリ・ホスファターゼ標識” 実施例1で得られたN3−ω−アミノネオプテリン誘導体IA0.24mgを 25μlの炭酸塩緩衝液(1M、pH9)に溶かし、4℃で55μl(0.5m g)の活性化アルカリ・ホスファターゼ(ピアース・ヨーロッパ、オランダ)と 混合した。得られた混合液を4℃で一晩放置してから15μlのリシン(2M) を加えて、さらに2時間後に175μlのウシ血清アルブミン(BSA;1%水 溶液)を加える。得られた混合物をゲル・クロマトグラフィー(NAP−10カ ラム;ファーマシア、フライブルク)によって分離する。 [実施例4] “N2−ネオプテリン−アルカリ・ホスファターゼ標識” 実施例3と同様にして、0.24mgのN2−ω−アミノネオプテリン誘導体 IB(実施例2)をアルカリ・ホスファターゼ(予め活性化しておいたもの、ピ アース・ヨーロッパ)で処理する。生成物は上記のようにゲル・クロマトグラフ ィー(NAP−10)によって分離する。 [実施例5] “N3−ネオプテリン−BSA−複合体” 20mgのウシ血清アルブミン(BSA;バイヤー社レーバーキュッセン)を 2mlの水に溶かし、これに4℃で100μlのグルタルアルデヒドを加える。 室温で1時間放置した後、0.5mgのN3−ω−アミノネオプテリン誘導体I A(実施例1によるもの)を1mlのメタノール/水に溶かしたものを加える。 過剰のアルデヒド基をリシンによって飽和にする。生成物を水(総量で5リット ル)で透析し、一部を凍結乾燥する。収量14mg。 [実施例6] “N3−ネオプテリン−KLH−複合体” 実施例5と同様にして、25mgの特異的カサガイ・ヘモシアニンを2mlの 水に溶かし、N3−ω−アミノネオプテリン誘導体IAと反応させる。生成物を 総量で6リットルの水で透析(数回くり返す)して、一部を凍結乾燥する。収量 18mg。 [実施例7] “N2−ネオプテリン−BSA−複合体” 実施例5と同様にして、20mgのBSAをN2−ω−アミノネオプテリン誘 導体IBと反応させ、得られた生成物を透析する。収量13mg。 [実施例8] “N3−ネオプテリン−フルオレセイン標識” 0.4mgのω−アミノネオプテリン誘導体IAを1mlの0.05Mホウ酸 塩緩衝液(pH8.2)に溶かし、そこに40μlのフルオレセイン・イソチオ シアネー卜溶液(10mg/mlのジメチルスロホキシド溶液)を加える。14 時間後、同量を室温、遮光状態で加える。さらに18時間後、得られた混合物を HPLCで分離する(ユーロスファー80−C18、実施例1と同様の傾斜溶離 法を行い、45分間でBが0−25%、10分間で25−100%)。保持時間 は52分。 [実施例9] “N2−ネオプテリン−アクリジニウムエステル化学発光標識” 実施例2のω−アミノネオプテリン誘導体IA10ml(0.6mg/ml) を50μlのリン酸ナトリウム緩衝液(50mM、pH8.5)に加えてから、 40μlのアクリジニウムエステル溶液(MA70、1mg/ml;ヒュヒスト ・ベーリング、フランクフルト)を加える。得られた混合物を室温、遮光状態で 15分間静置する。こうして標識を付けられたネオプテリンは、C18逆相HP LCで、共にトリフロロ酢酸0.1%を含む溶離液A(水/アセトニトリル、9 5/5)と溶離液B(アセトニトリル/水、90/10)との傾斜溶離法によっ て精製する。 [実施例10]体液中のネオプテリンを測定する酵素免疫試験 標識物質(トレーサー)の作成 100mMのヘペス(pH6.4)、1mMのMgCl2、80mg/lの青 色食用色素、10.7g/lのアルカリ・ホスファターゼ(1U/mg)、1. 07g/lづづのヒツジおよびウシのIgG、および16g/lのBSAを含む 緩衝液で、実施例5のネオプテリン−アルカリ・ホスファターゼ複合体を約18 00U/μlまで希釈し、2.5mlを取り出し凍結乾燥する。 コーティングしたマイクロチター・プレートの作成 10mMのトリス/塩酸(pH7.8、10mMのNaCl)中に10mgの ロバ抗ヒツジ抗体を溶かした溶液300μlを、マイクロチター・プレート(マ キシソープF96、ヌンク)のそれぞれのウェルに加えた。一晩放置した後、溶 液を吸引除去し、得られたプレートを0.5%BSA/2%砂糖溶液で2時間飽 和させた。それぞれのウェルに、10mMのトリス/塩酸(pH7.8、10m MのNaCl)に溶かした抗ネオプテリン抗血清希釈液(2mg/l)300μ lを加え、18から24時間後に溶液を吸引除去し、再度プレートを上記のよう に飽和させてから凍結乾燥する。 標準試料の作成 ネオプテリンを含まないヒト血清を殺菌ロ過し、0.05%のアジ化ナトリウ ムと所望の量のネオプテリンを加える。 試験手順 1。凍結乾燥した上記の標識物質2.5mlを、100mMヘペス緩衝液(p H6.5、150mM MgCl2)40mlで戻す。 2。50mlの標準試料または患者の血清(もしくは血漿)と150μlの標 識物質をピペットで、コーティングしていないマイクロチター・プレートのウェ ルに入れ、完全に混合する。 3。得られた混合物150μlを、抗体でコーティングしたマイクロチター・ プレートに移して、室温、遮光状態で2時間静置する。 4。3回洗浄する。 5。それぞれのウェルに10μlの4−ニトロフェニル・ホスフェート(4− NPP溶液)をピペットで入れ、30分間静置する。 6。それぞれのウェルに10μlの2N水酸化ナトリウム水溶液を入れて、反 応を停止させる。 7。光度計で、405nmでの光学密度(OD)を測定する。 結果 [実施例11]体液中のネオプテリンを測定する化学発光免疫試験 標識物質(トレーサー)の作成 50mMのリン酸カリウム(pH6.5)、20g/lのBSA、0.8g/ lづづのヒツジおよびマウスのIgG、0.2g/lの青色食用色素、および0 .1g/lのカソンCGを含む緩衝液で、実施例9の標識を付けられたネオプテ リンを約1800RLU/μlまで希釈し、1.4mlを分け取って凍結乾燥す る。 標準試料の作成 ネオプテリンを含まないヒト血清を殺菌ロ過し、0.05%のアジ化ナトリウ ムと所望の量のネオプテリンを加える。 コーティングしたチューブの作成 10mMのトリス/塩酸(pH7.8、10mMのNaCl)で抗ネオプテリ ン抗血清を6.6mg/lに希釈し、それをピペットで1本について300μl づつの量でスター・チューブ(マキシソープ、ヌンク)に入れ、室温で18から 24時間静置する。次に、溶液を吸引除去し、得られたチューブを砂糖/BSA (2%/0.3%)溶液で飽和させた。2時間後、室温で再度、溶液を吸引除去 し凍結乾燥する。 試験手順 1。凍結乾燥した上記の標識物質1.4mlを、50mMリン酸カリウム緩衝 液(pH6.5)20mlで戻す。 2。50mlの標準試料または患者からの試料と250μlの標識物質をピペ ットで、コーティングしていないチューブに入れる。 3。得られた混合物を室温、遮光状態で2時間、30r.p.m.で振盪する。 4。4回洗浄する。 5。ルミノメーターで測定する。 結果
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI // C07M 5:00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,CA,CN,FI,HU,JP, KR,NO,NZ,US

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1。下記一般式Iで表わされるプテリン誘導体。 ここで、R1は-(CHOH)2-CH3もしくは-(CHOH)2-CH2OH基を表わし、R2とR3は 同じではなく、水素もしくは-(CH2)3CONH(CH2)4-NH-R4基のいずれか一方を表わ す。ただし、ここでR4は水素または免疫試験での通常の標識基または固相免疫 試験での通常のコーティング/支持体材料もしくは抗体形成での免疫性基である 。 2。前記標識基が、放射性標識、酵素標識、蛍光標識、および化学発光標識から なる群より選ばれたものであることを特徴とする請求項1に記載のプテリン誘導 体。 3。下記一般式Iで表わされるプテリン誘導体の製造法であって、下記一般式II で表わされるプテリン誘導体を1、4−ジアミノブタンと反応させ、所望によっ ては、これに続いて末端がフリーのアミノ基で標識やコーティング/支持体材料 あるいは免疫性基と連結させることを特徴とするプテリン誘導体の製造法。 ここで、R1は-(CHOH)2-CH3もしくは-(CHOH)2-CH2OH基を表わし、R2とR3は 同じではなく、水素もしくは-(CH2)3CONH(CH2)4-NH-R4基のいずれか一方を表わ す。ただし、ここでR4は水素または免疫試験での通常の標識基または固相免疫 試験での通常のコーティング/支持体材料もしくは抗体形成での免疫性基 である。 ここで、R1は先に定義した通りで、R5とR6は同じではなく、水素もしくは- (CH2)3COOHのいずれか一方を表わす。 4。ネオプテリンもしくはビオプテリンを検出するための免疫試験に、請求項1 もしくは2のプテリン誘導体を利用するプテリン誘導体の利用法。
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