JPH09508404A - フェニルピロール誘導体およびそのドーパミンd▲下3▼アンタゴニストとしての使用 - Google Patents

フェニルピロール誘導体およびそのドーパミンd▲下3▼アンタゴニストとしての使用

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JPH09508404A JP7520379A JP52037995A JPH09508404A JP H09508404 A JPH09508404 A JP H09508404A JP 7520379 A JP7520379 A JP 7520379A JP 52037995 A JP52037995 A JP 52037995A JP H09508404 A JPH09508404 A JP H09508404A
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Abstract

(57)【要約】 式(I)[式中、R1はC1-4アルキルであり;R2、R3、R4およびR5のうちの一つは、スルホンアミド基−SO2NR6R7(ここに、R6は水素、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシC1-4アルキルであって、R7はC1-4アルコキシC1-4アルキルであるか、またはNR6R7は4−ないし8−員の完全に飽和された複素環式環、5−ないし8−員の部分的に飽和された複素環式環またはその窒素原子の他に1個の酸素または硫黄原子を含有する5−ないし8−員の完全に飽和された複素環式環を形成する)であり;Yは(a)−(d)から選択される基を表す]で示される化合物およびその塩はドーパミンレセプターで活性を有し、精神分裂病のような精神病の治療にて非常に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 フェニルピロール誘導体およびそのドーパミンD3アンタゴニストとしての使用 本発明は新規なピロール誘導体、その製法、該化合物含有の医薬組成物、およ び治療における、特に抗精神病薬としての使用に関する。 欧州特許出願第241053号は、式: [式中、Aは不飽和5員複素環式環、例えば、2,5−ピロリル、または3,5− もしくは1,4−ピラゾリルであり;Xは窒素または炭素原子であり;R1、R2 、R3は、各々、水素またはアルキルであり;R4はアリール、ヘテロアリール、 アリールカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり;Rは種々の置換基 より選択され、nは0−4を意味する] で示される化合物を記載する。該化合物は抗精神病特性を有するようである。 欧州特許出願第259930号は、式: [式中、Aは不飽和5−員複素環式環、例えば、2,5−ピロリル、1,4−ピラ ゾリルまたは2,5−フリルであり;Rは水素、アルキルまたは所望により置換 されていてもよいフェニルであり;R1はアルキル、アルケニルであるか、また はフェニル基と一緒になって環を形成し;R2は水素、ヒドロキシまたはアルコ キシであり;R3は種々の置換基より選択され、nは0−3を意味する] で示される化合物を記載する。これらの化合物もまた、抗精神病特性を有するよ うである。 欧州特許出願第539281号は、式: [式中、Zは2−アミノメチル−N−アルキル−ピロリジン、2−アミノエチル −N,N−ジエチルアミン、2−アミノエチル−モルホリン、2−アミノエチル −N,N−ジブチルアミン、4−アミノ−N−ブチル(またはN−ベンジル)ピ ペリジンまたは2−アミノエチル−ピロリジンから誘導される残基であり;Yは アルキルまたはアルケニルであり;XはH、Cl、Br、アミノ、アミノアルキル 、アミノスルファモイル、含硫黄基(例、チオシアナト、アルキルチオ、アルキ ルスルフィニル、アルキルスルホニル)、メトキシ、ニトロ、シアノまたは電子 求引基であり;およびRはHまたはメトキシを意味する] で示される化合物を記載する。該化合物は、D3レセプターで作用するドーパミ ンアンタゴニストであり、とりわけ抗精神病薬として有用であるようである。 本発明者らは、今回、ドーパミンレセプターに対して親和性を有し、かくして 抗精神病薬としての可能性を有する新規ピロール誘導体を見いだした。 第1の態様にて、本発明は、式(I): [式中、 R1はC1-4アルキルであり; R2、R3、R4およびR5のうちの一つは、スルホンアミド基−SO2NR6R7 (ここに、R6は水素、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシC1-4アルキルで あって、R7はC1-4アルコキシC1-4アルキルであるか、またはNR6R7は4− ないし8−員の完全飽和複素環式環、5−ないし8−員の部分飽和複素環式環ま たはその窒素原子の他に酸素または硫黄原子を含有する5−ないし8−員の完全 飽和複素環式環を形成する)であり; 残りのR2、R3、R4およびR5は、各々、独立して、水素、ハロゲン、C1-4ア ルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシC1-4アルキル、C1-4アルキルスル ホニル、トリフルオロメチルスルホニル、所望により置換されていてもよいアリ ールスルホニル、所望により置換されていてもよいヘテロアリールスルホニル、 所望により置換されていてもよいアラルキルスルホニル、所望により置換されて いてもよいヘテロアラルキルスルホニル、ニトロ、シアノ、アミノ、モノ−また はジ−アルキルアミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキ シル、ヒドロキシアルキル、C1-4アルキルチオ、C1-4アルカノイルまたはC1- 4 アルコキシカルボニルであるか;または R1およびR2は一緒になってC2-4アルキル鎖を形成し、その鎖は、所望により 、1または2個のC1-4アルキル基により置換されていてもよく、その場合、R3 、R4およびR5のうちの1つが前記したスルホンアミド基であり、他の2つの置 換基が前記と同意義であるか、またはR2およびR3は一緒になってフェニル環を 形成し、その場合、R4が前記したスルホンアミド基であり、R5が水素であり; Yは(a)−(d): から選択される基を表すか、またはR2およびR3が一緒になってフェニル環を形 成する場合、Yはまた基(e): であってもよく、 (ここに、 基(a)中: R8およびR9は、独立して、水素、C1-6アルキル、所望により置換されていて もよいアリールC1-6アルキルまたは所望により置換されていてもよいヘテロ アリールC1-6アルキルであり; R10はC1-6アルキル、C3-6アルケニルまたはC3-6シクロアルキルC1-4アルキ ルであって; R11はC1-6アルキル、C3-6アルケニル、C3-6シクロアルキルC1-4アルキル、 所望により置換されていてもよいアリールC1-4アルキルまたは所望により置換 されていてもよいヘテロアリールC1-4アルキルであるか;または NR10R11は複素環式環を形成し; 基(b)中: R12はC1-6アルキル、C3-6アルケニル、C3-6シクロアルキルC1-4アルキル、 所望により置換されていてもよいアリールC1-4アルキルまたは所望により置換 されていてもよいヘテロアリールC1-4アルキルであって; qは1〜4であり; 基(c)中: rおよびSは、各々、独立して1〜3の整数を表し; 基(d)中: R13はC1-6アルキル、C3-6アルケニルまたはC3-6シクロアルキルC1-4アルキ ルであり; R14、R15、R16およびR17は、各々、独立して水素、ハロゲン、C1-4アルキ ル、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシC1-4アルキル、ニトロ、シアノ、トリ フルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、C1-4 アルカノイル、C1-4アルコキシカルボニル、アミノまたはモノもしくはジア ルキルアミノであり; XはCH2、SまたはOであり; tは0、1または2であり; 基(e)中: R18およびR19は、独立して水素、C1-6アルキル、所望により置換されていて もよいアリールC1-6アルキルまたは所望により置換されていてもよいヘテロア リールC1-6アルキルであり; R20は所望により置換されていてもよいアリールまたは所望により置換されてい てもよいヘテロアリール基であって; Zは−(CH2)u(ここに、uは2〜8である)または−(CH2)vCH=CH (CH2)w(ここに、vおよびwは、独立して1〜3である)を意味する] で示される化合物およびその塩を提供する。 式(I)の化合物において、アルキル基または部は直鎖または分枝鎖状である 。用いられるアルキル基は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n− ペンチル、n−ヘキシルおよびイソプロピル、t−ブチル、sec−ペンチルな どのその分枝鎖状異性体を包含する。 式(I)の化合物中に存在するハロゲン原子はフッ素、塩素、臭素またはヨウ 素である。 式(I)の化合物における置換基R2、R3、R4、R5、R8、R9、R11、R12 、R18、R19およびR20のいずれかに存在する代表的なアリール基または部は、 フェニル、ナフチルおよびテトラヒドロナフチルを包含する。ヘテロアリール基 の適当な例は、1または2個以上の酸素、硫黄または窒素原子含有の5−および 6−員の両方の複素環、例えば、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、 チアゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピ リダジル、ピリミジルおよびピラゾリルを包含する。該アリールおよびヘテロア リール基に関する置換基は、ハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1- 4 アルコキシC1-4アルキル、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオ ロメトキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1-4アルキル、C1-4アルカノイル、C1- 4 アルコキシカルボニル、アミノおよびモノ−またはジ−C1-4アルキルアミノを 包含する。 −NR10R11が複素環式環を形成する場合、この複素環は4〜10個、例えば 、5〜8個の環原子を有し、完全にまたは部分的に飽和されていてもよい。複素 環式環、−NR10R11はまた、例えば、C1-3アルキレン鎖(例、メチレンまた はエチレン基)で架橋されていてもよい。さらには、複素環式環は1または2個 以上のC1-4アルキル基で置換されていてもよく、またはフェニルのような芳香 族 環に縮合していてもよい。 基−SO2NR6R7において、NR6R7が4−ないし8−員の完全に飽和され た複素環式環を形成する場合、これは、例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、 ピペリジニルまたはアザシクロヘプチル環であってもよい。5−ないし8−員の 部分的に飽和された複素環式環の例は、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル を包含し、その窒素原子の他に酸素または硫黄原子を含有する5−ないし8−員 の完全に飽和された複素環式環の例としてモルホリニルまたはチオモルホリニル が挙げられる。 R1は、好ましくは、メチル、エチルまたはイソプロピルである。R2は、好ま しくは、水素である。R3は、好ましくは、水素またはメチルである。R4は、好 ましくは、スルホンアミド基、−SO2NR6R7である。R5は、好ましくは、水 素である。 基−SO2NR6R7において、NR6R7は、好ましくは、部分的に飽和された 複素環式環、例えば、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、またはモルホリ ニルのようなさらなるヘテロ原子を含有する完全に飽和された環を形成する。 Yが基(a)である場合、R8およびR9のうち少なくとも1つは、好ましくは 、水素である。適当には、R8およびR9の一方は水素であり、他方は水素、C1- 6 アルキルおよび所望により置換されていてもよいアリールC1-6アルキルより選 択される。 Yが基(b)である場合、qは、好ましくは、1または2であり、R12は、好 ましくは、C1-6アルキル、例えば、エチルである。 Yが基(c)である場合、rおよびsは、好ましくは、各々、独立して1また は2を表す。 Yが基(e)である場合、R18およびR19のうち少なくとも1つは、好ましく は、水素である。適当には、R18およびR19の一方は水素であり、他方は水素、 C1-6アルキル、所望により置換されていてもよいアリールC1-6アルキルより選 択される。R20は、好ましくは、所望により置換されていてもよいフェニルまた は所望により置換されていてもよいフリルである。Zは、好ましくは、(CH2)u (ここに、uは3、4または5である)を表す。最も好ましくは、R18およびR19 の一方は水素であり、他方は水素またはC1-6アルキルであり、R20はフェニ ルまたは所望により置換されていてもよいフリルを表し、Zは(CH2)u(uは3 または5である)を表す。 式(I)の塩が医薬における用途として生理学上許容されることは明らかであ ろう。適当な生理学上許容される塩は当業者に明らかであり、例えば、無機酸、 例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸またはリン酸;および有機酸、例えば、 コハク酸、マレイン酸、酢酸、フマル酸、クエン酸、酒石酸、安息香酸、p−ト ルエンスルホン酸、メタンスルホン酸またはナフタレンスルホン酸で形成される 酸付加塩を包含する。他の生理学上許容されない塩、例えば、シュウ酸塩を、例 えば、式(I)の化合物の単離にて用いてもよく、本発明の範囲内に含まれる。 また、式(I)の化合物の溶媒和物および水和物も本発明の範囲内に含まれる。 不斉中心が式(I)の化合物に存在する場合、該化合物は光学異性体(エナン チオマー)の形態にて存在するであろう。本発明は、その範囲内に、そのような エナンチオマーおよびラセミ体混合物を包含するその混合物のすべてを包含する 。加えて、式(I)の化合物のすべての可能なジアステレオマー形(個々のジア ステレオマーおよびその混合物)も本発明の範囲内に含まれる。 本発明に係る個々の化合物は、 2−[2−メトキシ−5−(1−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジル)スル ホニル)フェニル]−5−(2−(1−エチルピロリジニル))−1H−ピロー ル; 2−[2−メトキシ−5−(4−モルホリニルスルホニル)フェニル]−5−( 2−(1−エチルピロリジニル))−1H−ピロール; 2−[2−メトキシ−4−メチル−5−(4−モルホリニルスルホニル)フェニ ル]−5−(2−(1−エチルピロリジニル))−1H−ピロール; およびその塩を包含する。 本発明はまた、式(I)の化合物の製法であって、 (a)式(I)の化合物(式中、Yが基(a)もしくは(e)(ここに、R8 、 R9、R18およびR19は水素である)であるか、またはYが基(d)である)を 製造するには、ホルムアルデヒドの存在下、式(II): の化合物を、各々、式(III)、(V)または(IV): HNR10R11 式(III) のアミンとマンニッヒ反応に付し; (b)化合物(式中、Yが基(a)(ここに、R8およびR9のうち少なくとも 1つは水素である)であるか、基(e)(ここに、R18およびR19のうち少なく とも1つは水素である)であるか、または基(b)、(c)または(d)である )を製造するには、式(II)の化合物を、各々、式(VI)、(VIII)または(VI I): R8C(O)NR10R11 式(VI) のアミドと、または基(b)もしくは(c)の適当なオキソ誘導体とフィルスマ イヤー反応に付し、その中間生成物を、例えば、ホウ水素化ナトリウムまたはシ アノホウ水素化ナトリウムで還元し; (c)化合物(式中、Yが基(a)または(e)(ここに、R8、R9、R18お よびR19は水素である)であるか、またはYが基(d)である)を製造するには 、式(IX): の化合物を、各々、式(III)(V)または(IV)のアミンで還元アミノ化に付 し、所望により、その後、式(I)の塩を形成することからなる方法を提供する 。 方法(a)によるマンニッヒ反応は、常法に従って行うことができる。すなわ ち、例えば、式(III)、(IV)または(V)のアミンを、まず、ホルムアルデ ヒドと反応させ、その後、該生成物を式(II)の化合物と反応させてもよい。該 反応は、好ましくは、プロトン性溶媒、例えば、エタノールのようなアルコール 中で行う。有機または無機酸、例えば、酢酸を触媒として用いてもよい。 方法(b)によるフィルスマイヤー反応もまた、常法により行うことができる 。 すなわち、例えば、式(VI)、(VII)または(VIII)のアミドまたは基(b) もしくは(c)のオキソ誘導体を、まず、オキシ塩化リンと反応させ、その後、 得られた生成物を、都合よくは、ジクロロメタンまたはジクロロエタンのような 溶媒中、式(II)の化合物と反応させる。ついで、この反応の生成物を、例えば 、ホウ水素化ナトリウムまたはシアノホウ水素化ナトリウムで還元する。該還元 は、適当な溶媒、例えば、ジクロロエタン、ジクロロメタン、メタノール、エタ ノール、水またはその混合液中で実施してもよい。 方法(c)のよる還元アミノ化は、一般に、ホウ水素化ナトリウムまたはシア ノホウ水素化ナトリウムのような還元剤を用い、塩化チタン(IV)のようなルイ ス酸の存在下で実施されるであろう。化合物(IX)とアミンの反応は、都合よく は、ジクロロメタンまたはジクロロエタンのような溶媒中でなされる。 式(II)の化合物は、式(X): のジカルボニル化合物を環化することにより調製することができる。 該反応は、エタノールのような溶媒中、アンモニウム塩、例えば、酢酸アンモ ニウムを用いて行ってもよい。(例えば、シー・ジー・クルーセ(C.G.Kruse) ら、ヘテロサイクルズ(Heterocycles)、第26巻、3141頁、1987を参 照のこと)。 式(X)の化合物、その自体は、適宜置換されたハロゲン化アロイルを、2− (2−ハロエチル)−1,3−ジオキソランまたは2−(2−ハロエチル)−1, 3−ジオキサンのメタロ誘導体と反応させ、その後、酸加水分解に付すことによ り調製される。 式(III)および(V)の化合物は市販されているか、または標準方法により 調製することができる。 アミン(IV)は、式(XI): のケトンを、塩化チタン(IV)の存在下、アミン;R13NH2で還元アミノ化に 付し、つづいて、方法(c)について前記したように、例えば、シアノホウ水素 化ナトリウムで還元することにより得ることができる。 式(VI)および(VIII)の化合物(ここに、R8およびR18は、各々、水素以 外の基である)は、式(III)または(V)の適当なアミンを、例えば、対応す るハロゲン化アシルを用いてアシル化することにより調製してもよい。 式(VI)および(VIII)の化合物(ここに、R8およびR18は、各々、水素で ある)ならびに化合物(VII)は、各式(III)、(V)または(IV)の適当なア ミンを、ギ酸中の無水酢酸のようなホルミル化剤と反応させることにより調製し てもよい。 式(IX)の化合物は、フィルスマイヤー反応(ジメチルホルムアミドをオキシ 塩化リンと反応させ、生成物をジクロロエタンのような溶媒中で式(II)の化合 物と反応させる)に付し、つづいて酸加水分解を実施することにより調製するこ とができる。 式(I)の化合物がエナンチオマー混合物として得られる場合、これらの混合 物を、分割剤の存在下での結晶化、または例えば、キラルHPLCカラムを用い るクロマトグラフィーのような常套手段により分離してもよい。 別法として、式(I)の化合物を、その合成にて、例えば、方法(a)または (c)にて、もしくは方法(b)にて用いるためのアミドの調製にて直接的にキ ラルアミンを用いることにより単一のエナンチオマーとして調製してもよい。式 (III)または(IV)のキラルアミンを、適当なアミンのエナンチオマー混合物 を分割することにより、例えば、(S)−(+)−α−メトキシフェニル酢酸の ようなキラル助剤に結合させ、得られたジアステレオマーをクロマトグラフィー により分離することにより調製してもよい。その補助基を除去し、所望のキラル アミンを得てもよい。すなわち、例えば、(S)−(+)−α−メトキシフェニ ルアセチル基を、塩基性条件下で切断してもよい。 式(I)の化合物は、ドーパミンレセプター、特にD3レセプターに対して親 和性を示すことが見いだされ、精神病症状のようなそのようなレセプターの調節 を要する疾患の治療にて有用であると考えられる。現在、利用可能な抗精神病剤 (神経弛緩剤)の治療作用は、一般に、D2レセプターを遮断することにより発 揮されると考えられるが、この機構はまた、多くの神経弛緩剤に伴う望ましくな い錐体外路副作用(eps)に関与していると考えられる。理論により拘束する つもりはないが、最近特徴付けられたドーパミンD3レセプターの遮断は、有意 なepsを伴うことなく、有効な抗精神病活性を生じさせると示唆されている。 (例えば、ソコロフ(Sokoloff)ら、ネイチャー(Nature)、1990;347 :146−151;およびシュワルツ(Schwartz)ら、クリニカル・ニューロフ ァーマコロジー(Clinical Neuropharmacology)、第16巻、No.4、295− 314、1993を参照のこと)。したがって、本発明の好ましい化合物は、ド ーパミンD2レセプターよりもドーパミンD3レセプターに対してより高い親和性 を有する化合物である(そのような親和性は標準的方法論、例えば、クローン化 ドーパミンレセプターを用いて測定することができる)。該化合物は、有利には 、D3レセプターの選択的調節剤として用いることができる。特に、式(I)の 化合物は、ドーパミンD3レセプター・アンタゴニストであり、それ自体、抗精 神病剤として、例えば、精神分裂病、分裂−感情性(schizo-affective)障害、 精神病性うつ病および躁病の治療にて用いられる可能性がある。ドーパミンD3 レセプターを調節することにより治療される他の症状は、パーキンソン病、神経 弛 緩剤誘発のパーキンソン症候群および向遅発性口唇ジスキネジー;うつ病;およ び薬(例、コカイン)依存症のようなジスキネジーを包含する。 したがって、さらなる態様において、本発明は、ドーパミンD3レセプターの 調節を必要とする症状、例えば、精神分裂病のような精神病の治療法であって、 その治療を必要とする対象に、有効量の式(I)の化合物またはその生理学上許 容される塩を投与することからなる方法を提供する。 本発明はまた、ドーパミンD3レセプターの調節を要する症状、例えば、精神 分裂病のような精神病の治療用医薬の製造における、式(I)の化合物またはそ の生理学上許容される塩の使用を提供する。 医薬にて使用する場合、本発明の化合物は、通常、標準的医薬組成物として投 与される。したがって、本発明は、さらなる態様にて、式(I)の新規な化合物 またはその生理学上許容される塩と、生理学上許容される担体とからなる医薬組 成物を提供する。 式(I)の化合物は、いずれか都合のよい方法により、例えば、経口、非経口 、バッカル、舌下、経鼻、経直腸または経皮投与により投与してもよく、したが って、医薬組成物を適合させて投与することができる。 経口投与した場合に活性である式(I)の化合物およびその生理学上許容され る塩は、液体または固体として、例えば、シロップ、懸濁液またはエマルジョン 、錠剤、カプセルおよびロゼンジとして処方できる。 液体処方は、一般に、該化合物または生理学上許容される塩の適当な液体担体 、例えば、水、エタノールまたはグリセリンのような水性溶媒、またはポリエチ レングリコールまたは油のような非水性溶媒中懸濁液または溶液からなるであろ う。該処方はまた、沈殿防止剤、保存剤、フレーバーまたは着色剤を含有してい てもよい。 錠剤形の組成物は、固体処方を調製するのに慣用的に用いられるいずれか適当 な医薬担体を用いて調製できる。そのような担体として、例えば、ステアリン酸 マグネシウム、澱粉、ラクトース、シュークロースおよびセルロースが挙げられ る。 カプセル形の組成物は慣用的カプセル化操作を用いて調製することができる。 例えば、活性成分含有のペレットは標準担体を用いて調製され、ついでハードゼ ラチンカプセルに充填される;また、分散液または懸濁液はいずれか適当な医薬 担体、例えば、水性ガム、セルロース、シリケートまたは油を用いて調製され、 ついで該分散液または懸濁液がソフトゼラチンカプセルに充填される。 典型的な非経口用組成物は、該化合物または生理学上許容される塩の滅菌水性 担体または非経口的に許容される油、例えば、ポリエチレングリコール、ポリビ ニルピロリドン、レシチン、落花生油、ゴマ油中溶液または懸濁液からなる。別 法として、該溶液を凍結乾燥し、投与の直前に適当な溶媒で復元することもでき る。 経鼻投与用組成物は、都合よくは、エアロゾル、ドロップ、ゲルおよび散剤と して処方してもよい。エアロゾル処方は、典型的には、活性物質の生理学上許容 される水性または非水性溶媒中溶液または微細懸濁液からなり、通常、滅菌形に て、密封容器中、一回または複数回投与量にて提供され、噴霧装置を用いる、カ ートリッジまたは詰め替えの形態を取ることができる。また、密封容器は、該容 器の中身が使い果たされたならば、使い捨てられることを意図とする、一回投与 用経鼻吸入器または計量バルブを備えたエアロゾル分散器のような一元の分散装 置とすることができる。投与形がエアロゾル分散器を必須とする場合、該装置は 圧縮空気のような圧縮気体とすることができる噴射剤またはフルオロクロロ炭化 水素のような有機噴射剤を含有するであろう。アエロゾル投与形はまた、ポンプ 式噴霧器の形態を取ることができる。 バッカルまたは舌下式投与に適する組成物は、錠剤、ロゼンジおよびパステル を包含し、その場合、活性成分をショ糖およびアカシア、トラガカント、または ゼラチンおよびグリセリンのような担体と一緒に処方する。 経直腸投与用組成物は、都合よくは、カカオバターのような通常の坐剤用基剤 を含有する坐剤の形態である。 経皮投与に適当な組成物は、軟膏、ゲルおよびパッチを包含する。 好ましくは、組成物は、錠剤、カプセルまたはアンプルのような単位投与形で ある。 経口投与用の各投与単位は、好ましくは、1〜250mg(非経口投与用では 、0.1〜250mgを含有することが好ましい)の式(I)の化合物または遊 離塩基として算定したその生理学上許容される塩を含有する。 本発明の生理学上許容される化合物を、通常、一日の投与量(成人患者の場合 )にて、例えば、式(I)の化合物または遊離塩基として算定したその生理学上 許容される塩を1mg〜500mg、好ましくは10mg〜400mg、例えば 、10〜250mgの経口用量、または0.1mg〜100mg、好ましくは0. 1mg〜50mg、例えば、1〜25mgの静脈内、皮下または筋肉内用量にて 投与し、該化合物を一日に1ないし4回投与する。適当には、該化合物を継続的 治療の期間、例えば、1週間またはそれ以上の期間投与する。 以下の例示を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、それらは本発明を何ら 限定するものではない。 記載例1 2−メトキシ−5−(1−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジル)スルホニル )安息香酸 1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(5ml、0.055モル)の水(50m l)およびトリエチルアミン(5ml、0.036モル)中溶液に、5−クロロ スルホニル−2−メトキシ安息香酸(ドイツOLS2,721,643;10g、 0.04モル)を少しずつ加えた。得られた混合物を室温で一夜撹拌し、ついで 5N HClで酸性化し、得られた固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して標記化合 物(5.6g、47%)を得た。 NMRδ(CDCl3)2.20(2H,bm)、3.20(2H,t,J=6Hz)、 3.60(2H,m)、4.15(3H,s)、5.55−5.85(2H,m)、7. 20(1H,d,J=9Hz)、8.00(1H,dd,J=1Hz,9Hz)、8.55 (1H,d,J=1Hz)。 同様に、以下の化合物を製造した: 2−メトキシ−5−(4−モルホリニルスルホニル)安息香酸 融点181−183℃。 2−メトキシ−4−メチル−5−(4−モルホリニルスルホニル)安息香酸 融点181−182℃。 記載例2 2−[2−メトキシ−5−(1−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジル)スル ホニル)フェニル]−1H−ピロール 5−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−1−スルホニル)−2−メトキ シ安息香酸(5.47g、0.0185モル)の乾燥トルエン(200ml)中撹 拌懸濁液に、塩化オキサリル(3.5ml、0.037モル)を、つづいて乾燥D MF(2滴)を添加した。該混合物を室温で18時間撹拌し、濾過し、濾液を真 空下で蒸発させた。残渣を乾燥THF(50ml)に溶かし、−76℃に冷却し 、臭化2−(1,3−ジオキサン−2−イル)エチルマグネシウム(31ml) (ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.Chem.),41,3 ,560−1,1978の記載に従って製造)の0.51モル溶液を0.5時間に わたって滴下しながら、アルゴン雰囲気下で撹拌した。添加終了後、混合物を− 76℃で1時間撹拌し、−40℃に加温し、さらに0.5時間撹拌し、最後に室 温にまで加温し、さらに2時間撹拌した。混合物を真空下で蒸発させ、残渣を1 0%クエン酸とCH2Cl2の間に分配した。水層をCH2Cl2で抽出し、合した有 機層を乾燥(Na2SO4)し、真空下で蒸発させた。残渣をMeOH(1L)に溶 かし、p−トルエンスルホン酸(0.5g)を加えた。混合物を1時間還流し、 冷却し、飽和NaHCO3で塩基性とし、ついで真空下で約200mlに濃縮し、 水中に注ぎ、CH2Cl2で抽出した。有機抽出物を乾燥(Na2SO4)し、真空下 で蒸発させ、残渣をTHF(50ml)に溶かし、5N HCl(25ml)を加 えた。混 合物を室温で18時間撹拌し、真空下で蒸発させ、残渣を水とCH2Cl2の間に 分配した。有機層を乾燥(Na2SO4)し、真空下で蒸発させた。残渣をTHF (20ml)に溶かし、酢酸アンモニウム(5g)のEtOH(50ml)中加 温溶液に滴下した。混合物を2時間還流し、真空下で蒸発させた。残渣をCH2 Cl2と飽和NaHCO3の間に分配した。有機層を乾燥(Na2SO4)し、真空下 で蒸発させ、残渣を溶出液としてCH2Cl2を用いるシリカゲル上のクロマトグ ラフィーに付して精製し、無色固体として標記化合物(D2)を得た(0.7g 、12%)。 NMRδ(CDCl3)2.20(2H,bm)、3.20(2H,t,J=6Hz)、 3.60(2H,m)、4.05(3H,s)、5.55−5.85(2H,m)、6. 30(1H,m)、6.70(1H,m)、6.90(1H,m)、7.05(1H, d,J=9Hz)、7.60(1H,dd,J=1Hz,9Hz)、8.00(1H,d, J=1Hz)、9.75(1H,bs)。 同様に、以下の化合物を製造した: 2−[2−メトキシ−5−(4−モルホリニルスルホニル)フェニル]−1H− ピロール 元素分析:C15H18N2SO4として、計算値(%):C,55.89;H,5.63; N,8.69、測定値(%):C,55.57;H,5.57;N,8.64。 2−[2−メトキシ−4−メチル−5−(4−モルホリニルスルホニル)フェニ ル]−1H−ピロール 融点169−170℃。1H NMR(CDCl3)δ:2.62(3H,s)、3. 13(4H,m)、3.72(4H,m)、4.02(3H,s)、6.30(1H, m)、6.68(1H,m)、6.85−6.88(2H,m)、8.14(1H,s )、9.6−9.7(1H,brs)。 実施例1 2−[2−メトキシ−5−(1−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジル)スル ホニル)フェニル]−5−(2−(1−エチルピロリジニル))−1H−ピロー ル・塩酸塩 オキシ塩化リン(0.1ml、1ミリモル)を、アルゴン雰囲気下、撹拌しな がら1−エチル−2−ピロリジノン(0.12ml、1ミリモル)に滴下した。 0.5時間後、1,2−ジクロロエタン(5ml)を加え、得られた溶液を0℃に 冷却した。1,2−ジクロロエタン(5ml)中の2−[5−(1−(1,2,3, 6−テトラヒドロピリジン−1−スルホニル)−2−メトキシフェニル]−1H −ピロール(0.22g、0.69ミリモル)を5分間にわたって滴下し、得られ た溶液を0℃で2時間撹拌し、室温でさらに18時間撹拌した。混合物を0℃に 冷却し、ホウ水素化ナトリウム(0.4g、10.6ミリモル)を加えた。室温で 2時間撹拌した後、該混合物を0℃に冷却し、水(2ml)、つづいてMeOH (2ml)を滴下した。さらに、水(50ml)を加え、該溶液をCH2Cl2( 2x100ml)で抽出した。合した抽出液を乾燥(Na2SO4)し、真空下で 蒸発させた。残渣をMeOH(5ml)に溶かし、濃HCl(2.5ml)を加え 、該混合物を室温で2時間撹拌した。水(50ml)を加え、溶液を10%NaO Hで塩基性にし、CH2Cl2(2x100ml)で抽出した。合した抽出液を乾 燥(Na2SO4)し、真空下で蒸発させた。溶出液として0〜0.25%CH2Cl2 中MeOHを用いるアルミナ上のクロマトグラフィーに付して精製し、明緑色油 を得た。この物質をEt2Oに溶かし、水で洗浄し、0.5N HCl(50ml) で抽出した。該酸性抽出物をEt2Oで洗浄し、10%NaOHで塩基性化し、C H2Cl2(3x25ml)で抽出した。合した有機抽出物を乾燥(Na2SO4)し 、真空下で蒸発させ、灰白色ガムとして標記化合物を得た(0.147g、51 %)。 NMRδ(CDCl3)1.10(3H,t,J=7Hz)、1.75−2.30(8H ,m)、2.55−2.85(1H,m)、3.30(2H,t,J=6Hz)、3.2 5−3.55(2H,m)、3.60(2H,m)、4.05(3H,s)、5.50 −5.85(2H,m)、6.10(1H,m)、6.60(1H,m)、7.05( 1 H,d,J=9Hz)、7.55(1H,dd,J=1Hz,9Hz)、8.00(1H, d,J=1Hz)、9.75(1H,bs)。 2−[2−メトキシ−5−(4−モルホリニルスルホニル)フェニル]−5−( 2−(1−エチルピロリジニル))−1H−ピロール・塩酸塩 融点125−127℃。質量スペクトル:測定値:M+,419.1864、C21 H29N3O4Sとして、計算値:M+,419.1829。 2−[2−メトキシ−4−メチル−5−(4−モルホリニルスルホニル)フェニ ル]−5−(2−(1−エチルピロリジニル))−1H−ピロール 質量スペクトル:測定値:M+,433、C22H31N3O4Sとして、計算値:M+ ,433。1 H NMR(CDCl3)δ:1.05−1.11(3H,t)、1.8−2.5(6 H,m)、2.6(3H,s)、2.7−2.9(1H,m)、3.10(4H,m)、 3.3−3.8(6H,m)、4.05(3H,s)、6.1(1H,m)、6.55( 1H,m)、6.85(1H,s)、8.1(1H,s)、10.0−10.3(1H, brs)。 生物学的試験方法 化合物のヒトD3ドーパミンレセプターへの選択的結合能は、そのクローン化 レセプターへの結合を測定することにより決定することができる。CHO細胞に て発現させたヒトD2およびD3ドーパミンレセプターに結合する[125I]ヨー ドサルプリド(iodosulpride)の置換について試験化合物の阻害定数(Ki)を 測定した。細胞株には細菌、真菌およびマイコプラズマ夾雑物のないことが明ら かにされており、各ストックを液体窒素にて凍結貯蔵した。培養物を単層として 、または標準細胞培地の懸濁液中にて増殖させた。削り取ることにより(単層) 、または遠心分離に付すことにより(懸濁培養液)細胞を回収し、リン酸緩衝セ イラインに懸濁させ、つづいて遠心分離により収集することにより2または3回 洗 浄した。細胞ペレットを−40℃で凍結貯蔵した。粗細胞膜を、均質化、つづい て高速遠心分離に付すことで調製し、クローン化レセプターの特徴付けを放射性 リガンド結合により行った。 CHO細胞膜の調製 細胞ペレットを室温で緩やかに解凍し、約20倍容量の氷冷50mMトリス塩 (37℃でpH7.4)、20mM EDTA、0.2Mシュークロース中に懸濁さ せた。その懸濁液をUltra-Turraxを用いてフルスピードで15秒間均質化させ た。そのホモジネートを4℃で20分間、Sorvall RC5C遠心分離機にて1 8,000r.p.mで遠心分離に付した。その膜ペレットを、Ultra-Turraxを 用い、氷冷50mMトリス塩(37℃でpH7.4)に再び懸濁させ、4℃で15 分間、Sorvall RC5Cにて18,000r.p.mで再び遠心分離に付した。そ の膜を氷冷50mMトリス塩(37℃でpH7.4)で2回以上洗浄した。最終ペ レットを50mMトリス塩(37℃でpH7.4)に再び懸濁させ、標体としてウ シ血清アルブミンを用い、蛋白質含量を測定した(ブラッドフォード・エム・エ ム(Bradford,M.M.)、(1976)アナリティカル・バイオケミストリー(Ana l.Biochem.)72,248−254)。 クローン化ドーパミンレセプターにおける結合実験 粗細胞膜を、50mMトリス塩(37℃でpH7.4)、120mM NaCl、 5mM KCl、2mM CaCl2、1mM MgCl2、0.1%(w/v)ウシ血清 アルブミン含有の緩衝液中、0.1nM[125I]ヨードサルプリド(〜2000 Ci/ミリモル;アメルシャム、英国)および試験化合物と一緒に、1mlの総 容量にて37℃で30分間インキュベートした。インキュベートした後、サンプ ルをBrandel Cell Harvesterを用いて濾過し、氷冷50mMトリス塩(37 ℃でpH7.4)、120mM NaCl、5mM KCl、2mM CaCl2、1mM MgCl2で3回洗浄した。フィルター上の放射活性をCobraガンマカウンター( Canberra Packard)を用いて測定した。非特異的結合を100μMのヨード サルプリドの存在下でインキュベートした後に残っている放射性リガンド結合と して定義した。競合曲線には、14種の濃度(半対数希釈度(half-log dilutions ))の競合する冷薬剤を用いた。 競合曲線は、1、2または3つの部位モデルを適合させることのできる、非線 形最小二乗適合操作を用い、可能な限り同時に分析した。 実施例1の化合物はヒトD3レセプターで5〜15nMのIC50値を有した。 医薬処方 以下の処方は、本発明に係る典型的医薬処方を表し、標準方法を用いて調製で きる。 IV注入 式(I)の化合物 1〜40mg 緩衝剤 pH約7まで 溶媒/錯形成剤 100mlまで ボーラス注射 式(I)の化合物 1〜40mg 緩衝剤 pH約7まで 共溶媒 5mlまで 緩衝剤:適当な緩衝剤はクエン酸塩、リン酸塩、水酸化ナトリウム/塩酸を包含 する。 溶媒 :典型的には水であるが、シクロデキストリン(1〜100mg)および プロピレングリコール、ポリエチレングリコールおよびアルコールのような共溶 媒を有していてもよい。 錠剤 化合物 1〜40mg 希釈剤/充填剤* 50〜250mg 結合剤 5〜25mg 崩壊剤* 5〜50mg 滑沢剤 1〜5mg シクロデキストリン 1〜100mg * さらにシクロデキストリンを含有していてもよい。 希釈剤: 例、微結晶セルロース、ラクトース、澱粉 結合剤: 例、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース 崩壊剤: 例、澱粉グリコール酸ナトリウム、クロスポビドン 滑沢剤: 例、ステアリン酸マグネシウム、ステアリルフマル酸ナトリウム 経口用懸濁液 化合物 1〜40mg 懸濁化剤 0.1〜10mg 希釈剤 20〜60mg 保存剤 0.01〜1.0mg 緩衝剤 pH約5〜8まで 共溶媒 0〜40mg フレーバー 0.01〜1.0mg 着色剤 0.001〜0.1mg 懸濁化剤: 例、キサンタンガム、微結晶セルロース 希釈剤 : 例、ソルビトール溶液、典型的には水 保存剤 : 例、安息香酸ナトリウム 緩衝剤 : 例、クエン酸塩 共溶媒 ; 例、アルコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール 、シクロデキストリン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I): [式中、 R1はC1-4アルキルであり; R2、R3、R4およびR5のうちの一つは、スルホンアミド基−SO2NR6R7 (ここに、R6は水素、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシC1-4アルキルで あって、R7はC1-4アルコキシC1-4アルキルであるか、またはNR6R7は4− ないし8−員の完全飽和複素環式環、5−ないし8−員の部分飽和複素環式環ま たはその窒素原子の他に酸素または硫黄原子を含有する5−ないし8−員の完全 飽和複素環式環を形成する)であり; 残りのR2、R3、R4およびR5は、各々、独立して、水素、ハロゲン、C1-4ア ルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシC1-4アルキル、C1-4アルキルスル ホニル、トリフルオロメチルスルホニル、所望により置換されていてもよいアリ ールスルホニル、所望により置換されていてもよいヘテロアリールスルホニル、 所望により置換されていてもよいアラルキルスルホニル、所望により置換されて いてもよいヘテロアラルキルスルホニル、ニトロ、シアノ、アミノ、モノ−また はジ−アルキルアミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキ シル、ヒドロキシアルキル、C1-4アルキルチオ、C1-4アルカノイルまたはC1- 4 アルコキシカルボニルであるか;または R1およびR2は一緒になってC2-4アルキル鎖を形成し、その鎖は、所望により 、 1または2個のC1-4アルキル基により置換されていてもよく、その場合、R3、 R4およびR5のうちの1つが前記したスルホンアミド基であり、他の2つの置換 基が前記と同意義であるか、またはR2およびR3は一緒になってフェニル環を形 成し、その場合、R4は前記したスルホンアミド基であり、R5は水素であり; Yは(a)−(d): から選択される基を表すか、またはR2およびR3が一緒になってフェニル環を形 成する場合、Yはまた基(e): であってもよく、 (ここに、 基(a)中: R8およびR9は、独立して、水素、C1-6アルキル、所望により置換されていて もよいアリールC1-6アルキルまたは所望により置換されていてもよいヘテロア リールC1-6アルキルであり; R10はC1-6アルキル、C3-6アルケニルまたはC3-6シクロアルキルC1-4アルキ ルであって; R11はC1-6アルキル、C3-6アルケニル、C3-6シクロアルキルC1-4アルキル、 所望により置換されていてもよいアリールC1-4アルキルまたは所望により置換 されていてもよいヘテロアリールC1-4アルキルであるか;または NR10R11は複素環式環を形成し; 基(b)中: R12はC1-6アルキル、C3-6アルケニル、C3-6シクロアルキルC1-4アルキル、 所望により置換されていてもよいアリールC1-4アルキルまたは所望により置換 されていてもよいヘテロアリールC1-4アルキルであって; qは1〜4であり; 基(c)中: rおよびsは、各々、独立して1〜3の整数を表し; 基(d)中: R13はC1-6アルキル、C3-6アルケニルまたはC3-6シクロアルキルC1-4アルキ ルであり; R14、R15、R16およびR17は、各々、独立して水素、ハロゲン、C1-4アルキ ル、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシC1-4アルキル、ニトロ、シアノ、トリ フルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、C1-4 アルカノイル、C1-4アルコキシカルボニル、アミノまたはモノもしくはジア ルキルアミノであり; XはCH2、SまたはOであり; tは0、1または2であり; 基(e)中: R18およびR19は、独立して水素、C1-6アルキル、所望により置換されていて もよいアリールC1-6アルキルまたは所望により置換されていてもよいヘテロア リールC1-6アルキルであり; R20は所望により置換されていてもよいアリールまたは所望により置換されてい てもよいヘテロアリール基であって; Zは−(CH2)u(ここに、uは2〜8である)または−(CH2)vCH=CH (CH2)w(ここに、vおよびwは、独立して1〜3である)を意味する] で示される化合物またはその塩。 2.R1がメチル、エチルまたはイソプロピルである請求項1記載の化合物。 3.R3が水素またはメチルである請求項1または請求項2記載の化合物。 4.R4がスルホンアミド基、−SO2NR6R7である請求項1〜3のいずれか 1つに記載の化合物。 5. 2−[2−メトキシ−5−(1−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジル)スル ホニル)フェニル]−5−(2−(1−エチルピロリジニル))−1H−ピロー ル; 2−[2−メトキシ−5−(4−モルホリニルスルホニル)フェニル]−5−( 2−(1−エチルピロリジニル))−1H−ピロール; 2−[2−メトキシ−4−メチル−5−(4−モルホリニルスルホニル)フェニ ル]−5−(2−(1−エチルピロリジニル))−1H−ピロール; またはその塩からなる群より選択される請求項1記載の化合物。 6. (a)式(I)の化合物(式中、Yが基(a)もしくは(e)(ここに、R8 、R9、R18およびR19は水素である)であるか、またはYが基(d)である) を製造するには、ホルムアルデヒドの存在下、式(II): の化合物を、各々、式(III)、(V)または(IV): HNR10R11 式(III) のアミンとマンニッヒ反応に付し; (b)化合物(式中、Yが基(a)(ここに、R8およびR9のうち少なくとも 1つは水素である)であるか、基(e)(ここに、R18およびR19のうち少なく とも1つは水素である)であるか、または基(b)、(c)または(d)である )を製造するには、式(II)の化合物を、各々、式(VI)、(VIII)または(VI I): R8C(O)NR10R11 式(VI) のアミドと、または基(b)もしくは(c)の適当なオキソ誘導体とフィルスマ イヤー反応に付し、その中間生成物を、例えば、ホウ水素化ナトリウムまたはシ アノホウ水素化ナトリウムで還元し; (c)化合物(式中、Yが基(a)または(e)(ここに、R8、R9、R18お よびR19は水素である)であるか、またはYが基(d)である)を製造するには 、式(IX): の化合物を、各々、式(III)(V)または(IV)のアミンで還元アミノ化に付 し、所望により、その後、式(I)の塩を形成することからなる、式(I)の化 合物の製法。 7.ドーパミンレセプターの調節を必要とする症状の治療法であって、有効量 の式(I)の化合物またはその生理学上許容される塩をその治療を必要とする対 象に投与することからなる方法。 8.ドーパミンレセプターがドーパミンD3レセプターである方法。 9.ドーパミンアンタゴニストが必要とされる請求項7または請求項8記載の 方法。 10.症状が精神病の症状である請求項7〜9のいずれか1つに記載の方法。 11.ドーパミンレセプターの調節を必要とする症状の治療用医薬の製造におけ る、式(I)の化合物またはその生理学上許容される塩の使用。 12.式(I)の化合物またはその生理学上許容される塩と、生理学上許容され る担体とからなる医薬組成物。 13.式(II)、(IX)および(X)から選択される新規な中間体。
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