JPH09508765A - 合成立体画像処理システムおよび方法 - Google Patents
合成立体画像処理システムおよび方法Info
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Abstract
(57)【要約】
観察者は、眼鏡(300)を介して、2Dビデオ信号(20)から生成される、フィールド/フレーム多重化された合成3Dイメージ(22)を、一台のモニタ(200)上で提示される。フィールド/フレーム多重化された合成3Dイメージは、変換装置(100)で生成される。コントローラ(140)は、遮るものがない経路(30)に沿って眼鏡(300)の左右の視野を、接続ワイヤを必要とせずに、制御する。幅広い範囲の入力ソースが、変換のために2D入力信号(20)を提供することができる。結果として生じる合成3Dイメージは、特に、ビデオ・イメージのリアルで正確かつ視覚的に快い3D視覚化を必要とする医療その他の目的に適しており、例えば、極微手術などにおいて、長時間連続して実施される複雑なナビゲーションおよび手技による処置を可能にするのに適している。
Description
【発明の詳細な説明】
合成立体画像処理システムおよび方法
技術分野
本発明は、医療環境での使用を含めた多くの使用のため、2次元ビデオ画像か
ら3次元画像を合成するシステムを目的とし、特に、デジタル処理を使って2次
元ビデオ信号をリアルな3次元イメージに変換するシステムに関する。さらに特
定すると、本発明は、単独のカメラのようなソースから正確な3次元イメージを
医療スタッフに視覚的に提示することを目的とする。本発明は、特に、空間的理
由から、腹腔鏡手術(laparoscopic surgery)で使用される内視鏡カメラ(endo
scopic camera)のような一台の小型カメラしか使用できない場合に有効である
。
発明の背景
リアルで高精度の3Dビデオは、娯楽、ビジネス、産業および研究において有
用である。極微侵襲性手術(minimally invasive surgery)、例えば、内視鏡及
び腹腔鏡手術の分野では、これらの処置を実行する外科医は、ビデオ・モニタ上
で見る画像によって完全に誘導されるため、リアルで高精度な3D画像は特に重
要である。産業、研究および医学における精度は、医療上の切開および縫合処置
のような複雑な操作を実行するため、ならび
に組織および器官構造の中および間で安全にナビゲートするために必要となる。
等しく重要な点は、3Dビデオ画像は、視聴装置(viewing system)によるスト
レスや目の緊張なしに、長時間(ビジネス、産業および研究分野での8時間、及
び、手術処置による大きなストレス下での最高3〜4時間またはそれ以上)見る
のに快いものでなければならない。さらに、複数の人、またはオフィス、工場、
実験室若しくは手術室内の(またはそれらから離れた)複数の場所で見ることが
できる、1台または複数台のカラー・モニタで3D表示を見ることができるのが
望ましい。また、テレビ会議、工場監視、研究協力のため、および遠隔の専門家
による医療相談のため、あるいはライブで医学生が見るために必要となるであろ
う、離れたところで見るために3D信号を伝送できることも優位点である。
従来の立体知覚(stereoscopy)は、2枚のレンズまたは2台のカメラのよう
な双眼システム(binocular system)を一般に利用し、2チャネルの視覚情報を
生成する。これらのシステムで深さ知覚(depth perception)を生み出す重大な
要因とは、2つの入力チャネルの空間的なオフセット(offset)によりもたらさ
れる空間的なパララックス(parallax)である。「パララックス」とは、互いに
空間的にオフセットされる(人間の目のような)2枚のレンズで同じオブジェク
トまたは場面を見るときに遭遇する空間的な向きと配景(perspective)の差異
の
ことである。視聴者がかける眼鏡に「受動的に」偏光した又は異なる色が付けら
れたビュー・レンズを使ったツイン・スクリーン・ディスプレイを活用するシス
テムや、シングル・ディスプレイ・スクリーンを利用するフィールドまたはフレ
ーム多重化システム、デュアル液晶スクリーン又はデュアルCRTが視聴者の頭
に付けられるアセンブリに内蔵される「バーチャル・リアリティ」システムで一
般的に使用されるもののようなヘッドマウント・ディスプレイ、投射(projecti
on)システム、および眼鏡を必要としない自動立体画像システムを含む、立体画
像システムの多くの異なる実施例がこれまで開発されてきた。
また、入力2次元(2D)ビデオ信号を立体表示に適した形式に変換するシス
テムを開発する試みもなされてきた。これらは、入力イメージを視覚情報の2つ
の別個のチャネルに分割するために働くさまざまな機械的、電気的、および電気
光学的な装置並びに手順を活用してきた。
今までのところ、立体3次元(3D)ビデオを作成するために開発された従来
技術による方法およびシステムが、娯楽や、多くのビジネス、製造及び研究使用
、並びに生物医学分野で許容できるものになっているとは言えない。この状況は
、通常、高性能ワークステーション・コンピュータで実行されるソフトウェアを
利用して、複雑な分子構造のコンピュータ・グラフィックス・イメー
ジの立体視覚化が日常的となっている生化学分野などで商業的な成功をおさめた
コンピュータ生成グラフィックスの立体表示と対照的である。
前記した許容されていない理由は多面的であり、システムの複雑度、費用およ
びこれらのシステムを利用する視聴者により経験されることがある生理的な困難
性が含まれる。
入力に2枚のレンズを利用するシステムでの高品質立体画像ビデオを作成する
のに必要な重要な技術的な要因は、イメージ情報の2つのチャネルの適切な位置
合わせ(alignment)の維持である。既知システムの外部レンズまたはカメラは
、適切に位置合わせされなければならず、信号は、システム・エレクトロニクス
またはオプティクスにより処理される際、その正確な位置合わせ関係を維持しな
ければならない。ツイン・スクリーン表示システムは、特に、ミスアラインメン
ト問題に陥りやすいことが知られている。ツイン・スクリーン・システムは、巨
大で扱いにくい傾向もある。フィールド/フレーム多重化方法のようなシングル
・スクリーンによる解決策は、デュアル・ディスプレイ・モニタの利用に付随す
る問題を最小限に抑えるが、依然として入力カメラの位置合わせの精度に依存す
る。
多重化シングル・スクリーン・ステレオ映像を娯楽分野で実現したものの1つ
が、日本のセガ社(SEGA Corp.)により最近市場に出されたステレオ・ビデオ・
ゲーム・
システムである。このビデオ・ゲーム・システムは、従来のアナログ・テレビ・
モニタでの60ヘルツ・ディスプレイの使用に基づいている。このようなシステ
ムは、片方の目で毎秒15ビデオ・フレームしか受け取らないため、深刻なフリ
ッカーが生じやすい。フリッカーおよびそれに伴う痙攣的な動きは、ストレスと
目の緊張につながり、ビジネス、産業、研究および手術室などで使用するには適
さない。
高品質ステレオ映像を作るのに直接関連する他の変数には、ピクチャ解像度、
明度、および色再生、ディスプレイ又は処理構造の存在、ならびに視野の幅およ
び深さが含まれる。例えば、自動立体画像方法は、まだ解像度の問題およびビジ
ネスや医療でしばしば必要とされる複数の視聴者に満足の行く視野領域(viewin
g zone)を提供するという問題を克服していない。
従来の立体知覚の商業的な成功を制限する要因は、これらのシステムを利用す
る視聴者の内の非常に多くのものが体験する目の緊張、頭痛、および吐き気を含
む不都合な身体反応であった。例としては、1950年代および60年代に一時
的に人気のあった3D映画が挙げられる。今日でも限られた数の3D映画の製作
は続いており、テーマ・パークや類似した場所で人気があるが、これらの映画は
、一般的には約30分以内の長さに制限されている。これは、平均的な視聴者の
これらのメディアに対する忍耐力が限られているためである。視聴者の忍耐力
の問題は、従来の立体知覚の方法論に本質的なものであり、これらのシステムが
人間の視覚系の動作をリアルにエミュレートできないことから生じる。このよう
なシステムは、人間の脳の中心的な役割、および効果的な視覚処理のために脳の
中で利用される神経の協力を説明できないことによっても制限される。この点の
本発明への関連については、以下に詳説する。
本発明の効率的な変換システムは、非常にリアルで正確かつ視覚的に心地よい
3Dビデオ・イメージを単独カメラ・ソースから実質上リアルタイムで作成する
ことができる。これは、いくつかの理由から有利である。まず第1に、本発明は
、従来の立体知覚に付随する前記の制限を受けづらい「合成された」立体画像ビ
デオ提示を作成する。第2に、この合成ステレオに基づいたシステムは、ビジネ
ス、産業、および研究で使用されるようなほとんどすべての既存の単独カメラ・
ビデオ・システム、特に既存の生物医学ビデオ(つまり、内視鏡検査、顕微鏡検
査、その他)システムと自動的に互換性を有する。というのも、これらは、通常
の2Dディスプレイ・モニタを駆動するのと同じ2Dビデオ入力信号を入力信号
として必要とするからである。
2次元ソースから3次元イメージを合成する別の方法には、英国ロンドンのデ
ルタ・システムズ・デザイン社(Delta Systems Design,Ltd.)およびアベスコ
(Avesco)の部門であるAVSの「ディープビジョン」システ
ムが含まれる。このシステムは、2次元ビデオ・ソースから3次元ビューを作り
出すために、3つのメカニズム:連続ビデオ・フレームの空間オフセットからの
空間パララックス(spatial parallax)と、隣接フレームから空間的パララック
スへの運動転位オブジェクト(motion-displaced objects)の変換(translatio
n)から生じる「時間パララックス(temporal parallax)」と、連続するビデオ
・フレーム間で課される時間遅延から生じる「短期視覚メモリ(short-term vis
ual memory)」とを利用すると考えられている。
以前のディープビジョン・システムで利用されたビデオ・イメージの処理は、
従来のビデオ立体知覚で利用されたものと対照的である。前記のように、従来の
立体知覚は、一般的に、2枚のレンズや2台のカメラの使用などの双眼システム
を利用し、2つのチャネルの視覚情報を作成してきた。これらのシステムで深さ
知覚を作り出す重大な要因は、2つの入力チャネルの提示の空間オフセットによ
り引き起こされる空間パララックスである。双眼パララックスが、深さが改善し
たイメージを作成するための十分条件であることは明かであるが、ディープビジ
ョン処理アプローチは、それが必要条件ではないことを示している。ディープビ
ジョンは、今までのところは真価を認められていない「深さキュー(depth cues
)」を操作することで、深さが改善されたイメージを1つの単眼ソース(monocu
lar source)から作成する。特に、
これらの「深さキュー」には動きおよび視覚の持続性、つまり「記憶」が含まれ
る。初期のディープビジョン方式は、深さ知覚において活発である双眼パララッ
クス情報の処理に含まれるものに加えて、人間の目−脳システムに神経機構が明
らかに存在することを示している。
初期のディープビジョン・システムで作り出されたビデオ・イメージの品質は
、いくつかの点で双眼ステレオ・ビデオ・イメージとは異なることが観測されて
いる。多くの観測者は、単眼ソースから導出される3Dディープビジョン・ビデ
オ・イメージと、双眼ソースからの従来の3Dビデオ・イメージとを区別できな
かったが、ある種の場面で深さが少なく見える、又は、ディープビジョンのイメ
ージは、表示スクリーンの面上または面の後ろにあるように見えるが、双眼ステ
レオでは有り得るように、スクリーンの前にあるようには決して見えないとコメ
ントした人達もいる。これらの相違点は、やはりこれらの2つの様式での3Dイ
メージを作り出す際に利用される異なる方法に起因する。
双眼ステレオの強みは、「集束のゾーン(zone of convergence)」、つまり
2つのビュー要素(レンズやカメラ)のそれぞれのビュー・ゾーンの重複部分に
より規定される領域内で一貫した深さの改善を作り出すその能力にある。しかし
、両眼の焦点をすばやく適応させ、別のビュー深さに対して連続して軸方向の調
整ができる人間の視覚とは異なり、双眼ステレオビジョンの2つのカメ
ラ軸は固定されており、このような軸方向での調整機能はこれらのステレオ・ビ
ジョン・システムには見られない。したがって、集束ゾーン外で見られるオブジ
ェクトは歪んで見える可能性があり、視聴者に目の緊張を生み出す。
対照的に、単眼ディープビジョン・ビデオは、固定された集束ゾーンは提供し
ない。このため、目の緊張なく、所定場面内で自由に視聴者の集中を移動させる
ことができるが、認識された深さ感は、必ずしも一貫しているようには見えない
ことがあり、特に、視野に急速なシフトがあったり、急速な動きがある場面にお
いてそうである。
見られているイメージにおける動作の不自然な痙攣や断続的な表れとして見ら
れる「運動構造(motion artifacts)」は、以前のディープビジョン・システム
において連続するビデオ・フレーム・イメージ間で急速な動作が発生するときに
、ときおり観測することができる。3次元効果の差異は、NTSC方式を実装す
るシステムと比較して、PAL仕様を実装するシステムで見られるとき、同じ場
面のイメージでも変化する場合がある。これは、この2つのシステムでのフレー
ム間での遅延がさらに長いためである。
既存のビデオ・ステレオ・システムの更なる制限は、これらのシステムと現代
コンピュータ技術との統合の欠如である。これらのシステムは、3D機能を有し
た完全なデジタル・コンピュータ・ベースのシステムとしてと
いうよりは、「改善された」テレビ・システムとして作られてきた。
発明の要約
本発明は、研究および生物医学のような重大な使命を帯びたアプリケーション
用、特に極微侵襲性手術のようなリアル高精度分野用の2D−3Dシステムを最
適化するため、前記ディープビジョン・ビデオ処理システムに対する改良に基づ
いている。これらのシステムは、本明細書中のいくつかの実施例において記載さ
れているが、当業者には、3D立体画像ビデオ出力の生成に対する根本的に異な
るアプローチを提供するものとして理解されるであろう。本発明は、単独チャネ
ルのビデオ入力信号を、2チャネルの処理された信号出力に変換するデジタル処
理を利用する。そして、これらの信号は、従来のビデオ立体知覚の技術で一般的
ないくつかの技法の1つを使用して表示される。
本発明は、デジタル・ビデオ処理に基づいているが、従来のステレオ・ビデオ
は、限られたデジタル方式を利用することもあるが、基本的にはアナログ・ビデ
オ処理に基づいている。本発明は、3Dシステムの完全にデジタル化された実施
例の構築を意図する。この本発明の実施例については、以下に詳細に説明する。
単独ソースの2次元イメージをカラー・モニタで表示される3次元イメージに
変換できることは、顕微鏡検査、
医学教育、医学テレビ会議、および遠隔放射線学を含む関連する生物医学分野で
もきわめて望ましいものである。
本発明により可能とされる、標準的なビデオ・ソースから3Dへのリアルタイ
ム変換機能のもう一つの優位点とは、VHSビデオテープ、レーザディスク、お
よびCD/CD−ROM媒体等、ほとんどすべての従来のビデオ記憶媒体とイン
タフェースすることができることである。入力2Dビデオ信号は、実質上「リア
ルタイム」モードで、変換のため、圧縮、(電話回線によってのような)伝送、
および解凍(decompressed)されることもできる。他の既知立体画像ビデオ・シ
ステムでは、標準記録媒体での記録および再生を可能とするために複雑なエレク
トロニクスが必要となる。これは、従来のステレオ・システムが2チャネルのビ
デオ信号情報に基づいているためである。したがって、例えば、従来のVHSビ
デオ・レコーダで録画・再生するために、2つのチャネルを単独のチャネルに圧
縮するマルチプレクサおよびデマルチプレクサ回路が必要となる。対照的に、本
発明により標準ビデオ記憶媒体や通信装置からのビデオ信号を処理するのに、エ
レクトロニクスを追加する必要はない。ビジネスおよび研究においては、会議や
実験が従来のVTR機器で録画されることがある。医療用の使用の場合、極微侵
襲性手術を行う外科医等は、通常通り、2Dビデオ信号を使用して処置を単に記
録することができる。その後で、この同じ2Dビデオ信号は、処置が実施されて
いる際、ライブのリアルタイム3D表示用に変換される。手術処置の完了後(あ
るいは希望するときには、処置中の任意の時点で)、医療担当者は、ビデオ・カ
メラからライブ信号を受信するのではなく、VTR上でビデオ録画を単に再生す
るだけでVHSで記録されたビデオを見ることができる。また、本発明を使用す
ることにより、すべての既存のVHSテープ媒体の再生、変換、および3D表示
を行うことができる。
生物医学への応用に限定された実施例と、ビジネス、産業および科学などに幅
広く応用できる他の実施例を含め、本発明の複数の実施例が開示される。一般に
、これらの実施例は、以下に示す3つの主要な機能要素に関して記述される。
(a)(標準的な)ビデオ入力信号の高解像度デジタル取得用モジュール
(b)後の表示のため、デジタル化された入力信号を3Dビデオ・イメージとし
て変換するデジタル・プロセッサ・モジュール
(c)合成された3Dビデオを見るためのディスプレイ装置
当業者は、機能モジュール(b)および(c)は、多岐に渡るやり方で実現で
きることがわかるであろう。デジタル・プロセッサ・モジュール(b)は、以下
で詳細に記述される方法に従い、2D入力ビデオ信号を変換してから、変換され
たビデオをそれ以降の3Dディスプレ
イ用にフォーマットする。ある実施例では、デジタル・プロセッサ・モジュール
(b)は、それ以降の3D表示のために、プログラム命令セット制御下で変換さ
れたビデオをフォーマットする。
デジタル・プロセッサ・モジュールは、専用デジタル・ハードウェアや、マイ
クロコンピュータおよびワークステーション・コンピュータ用に現在入手できる
もののような汎用画像またはイメージ処理カード上でのソフトウェア処理、およ
びハードウェアとソフトウェアの両方を活用するハイブリッド・エレクトロニッ
ク実装を含むさまざまな方法で実現できる。特殊な例について、以下で説明する
。同様に、ディスプレイ・モジュール(c)は、例えば、ツイン・スクリーン/
ビーム・スプリッタ・オプティクス、シングル・スクリーン・フィールド/フレ
ーム多重化自動立体画像システム、投射ディスプレイ、およびバーチャル・リア
リティ・システムで使用されるもののようなヘッドマウント・ディスプレイを含
めた、従来の2枚のレンズまたは2台のカメラによる立体画像ビデオ・システム
という一般的に知られた形態を取る。
従来技術による装置の前記制限および短所、並びに特に前述されていない他の
不利な点から考えて、正確で、信頼性が高く、非常にリアルな3次元イメージを
単独のカメラのような1つのソースから作り出すためのシステムおよび方法に対
するニーズが、本技術分野において依
然として存在することは明らかなはずである。これは、内視鏡および腹腔鏡を用
いる手術で利用される単独カメラ・ソースから、リアルで高精度な3Dイメージ
を医療担当者へ提示することにより、救命処置およびライフスタイル救済処置が
可能となる、生物医学分野に特に当てはまる。
したがって、本発明の主要な目的はそのニーズを満たすため、幅広い設定で2
次元ビデオ・イメージからそれらしい3次元またはステレオ・イメージを合成す
るシステムを提供することである。本発明のもう一つの目的は、2次元ビデオ信
号を、単独カメラを用いる腹腔鏡手術に必要とされるような正確かつリアルな3
次元イメージへ変換できるようにすることである。これは、実質上リアルタイム
で達成されなければならない。
簡単に説明すると、前記目的は、本発明に従って、その実施例において、2次
元ビデオ信号のソースと、ソース・ビデオ信号をフィールド(またはフレーム)
多重化された3次元シングル・スクリーン・ディスプレイ信号に変換する装置と
、フィールド多重化ビデオ信号を人間が見ることができる形式で画像化するビデ
オ・ディスプレイ装置と、交互に遮断することによりビデオ・ディスプレイを左
目、右目で交互に見るために適用された(帽子やヘルメットに取付けられる)液
晶光伝導眼鏡と、眼鏡の左目、右目の交互の遮断を制御する装置とを含む立体画
像処理システムを提供することにより達成される。
これは、(標準的なPAL、NTSCまたは同等なビデオのような)2次元ソ
ース・ビデオ信号の取得およびデジタル化のステップと、デジタル・エレクトロ
ニクス実装および深さ情報を改善するためのディープビジョン・プロセスに加え
られる改良のステップと、一方が見るために交互に右目に伝達され、他方が続い
て左目に伝達される、2つのチャネルの電子的処理がされたビデオを作成するス
テップと、電子的に処理されたビデオ信号をフレームまたはフィールド多重化さ
れた立体画像ディスプレイ信号に変換するステップと、人間が見ることができる
形式でシングル・スクリーン・ビデオ・ディスプレイに多重化されたビデオ信号
を表示するステップと、左目・右目で交互に見るために適合された眼鏡または類
似物を用いてビデオ・ディスプレイを見るステップと、フレームまたはフィール
ド多重化されたビデオ信号の表示と同期して眼鏡の左目と右目の交互の遮断を制
御するステップとを含む方法により達成される。
計器のスイッチの設定を選択することにより、通常の2Dで画像を見ることが
できることは、本発明の利点である。つまり、2D−3D変換装置に障害が生じ
た場合にも、医療処置は従来の2D表示を使用することにより続行できる。
完全デジタル3Dビデオ画像処理システムの重要性は、従来のビデオ技術とデ
ジタル・コンピュータ技術の統合に向かう現在の傾向を想起させる。現代のコン
ピュータ
・プラットホームに基づいた3Dビデオ機能を備えた合成立体画像処理システム
(synthesized stereoscopic imaging system)は、新しいハードウェアのモジ
ュール的な追加か、あるいはソフトウェアのみの更新により、技術の進展ととも
に継続的に更新することができる。さらに、このような「マルチメディア」コン
ピュータ・ベース・システムは、認識されている将来のビジネス、産業、研究お
よび生物医学の分野でますます重要になると考えられる、拡大を続ける一連の新
技術に統合が可能な実際的な技術として3Dビデオ画像処理を提供する。これら
の分野は、10年以上に渡ってコンピュータ化された技術を適用してきており、
この傾向は続いている。例えば、極微侵襲性手術は、ロボットにより制御される
計装、位置および動きの追跡調査用のいわゆる「スマート・センサ」、医療上の
記録および患者の記録へのオンライン・アクセスなどのためのデジタル・ネット
ワーク接続、コンピュータ断層撮影像(CT)等の複数の様式からの画像化レコ
ードを統合するイメージ情報フュージョン、磁気共鳴画像処理(MRI)、およ
び超音波を含む多様なコンピュータ化された技術を近い将来取り入れることがで
きる。これらの機能は、強力な小型PCやワークステーション・コンピュータに
より手術室用に調整することができる。3D画像機能は、このコンピュータの特
徴的な機能にもなりうる。
以下に明らかになるであろう本発明の前記およびそれ
以外の目的、優位点および特徴と共に、本発明の性質は、以下に示す本発明の詳
細な説明、添付される請求の範囲、および添付図面に示される複数の図面を参照
することによりさらに明確に理解できる。
図面の簡単な説明
図1は、使用時の本発明の簡略図である。
図2は、本発明の1つの実施例の簡略化したブロック図である。
図3は、本発明の別の実施例の簡略化したブロック図である。
図4は、3Dへ変換せずに処理された2Dビデオの通常のシーケンスを図によ
り表したものである。
図5は、それぞれの目に別個のストリームを提供するためのビデオの時間多重
化を図解するものである。
図6は、フレームからフレームへの時間表示を取り入れて、格納バッファでの
ビデオ・フレーム取得、コピー・バッファ、および、表示バッファからの空間オ
フセットのある多重表示を時間的に図解したものである。
図7は、図6のプロセスに関連するプログラム命令セットのステップの記述で
ある。
図8A、図8B、および図8Cは、異なる時間オフセットを有するビデオ・フ
ィールドの時間多重化を図解するものである。
図9は、図7のプロセスを実現するための循環キュー
構造の状態空間記述である。
実施例の詳細な説明
本発明の3次元医療用画像処理システムは、本発明の第1の実施例10の一般
的な使用が図解される図1および図2を参照することにより大まかに理解できる
。
ビデオ信号ソース12は、イメージ、特にイメージのシーケンスを表す2次元
(2D)アナログ出力信号をシステムに提供する。一般的なソース装置は、出力
信号を作り出すビデオ・レコーダ14と、腹腔鏡、内視鏡または他の医療用カメ
ラを含む、場面18を見るビデオ・カメラ16と、ビデオ・スキャナ(不図示)
あるいは2Dソース・ビデオ信号20を作り出す機能を持つ他の同等な装置とを
具備する。なお、ここでの説明はおもにNTSC形式またはPAL形式のアナロ
グビデオ信号を対象としているが、当業者には既知であるように、アナログおよ
びデジタルの両方を含む他の信号形式も使用することができる。
アナログビデオ信号20は、モニタ200で表示するために、ソース・ビデオ
信号20をフィールド多重化された3次元シングル・スクリーン・ディスプレイ
信号22に変換する変換装置100に向けられる。変換器100要素の構成およ
び動作の変形に向けられる、本発明の異なる実施例については、以下に詳細に説
明する。
特殊な液晶光伝導/遮断眼鏡(liquid-crystal light
-conducting/shuttering viewing glasses)300をかけていない人は、ぼんや
りした、みかけ上焦点が合っていない従来の2Dイメージを見る。変換装置ユニ
ット100上にあるスイッチ(不図示)により、ユーザは、通常の2Dビデオ・
イメージとして場面を見るために、2D−3D変換を迂回することができる。し
かし、眼鏡300をかけている観測者26は、眼鏡300の左目のレンズと右目
のレンズの遮断、したがって、観測者の視界を、観測者26および眼鏡300に
向けられる信号30に従って制御する特殊な液晶デバイス・コントローラ140
の制御のもと、表示経路28に沿って見られるシミュレートされた3次元(3D
)イメージとして、モニタ200のイメージを見ることができるようになる。
眼鏡300は、当業者には既知であり、条件にあうと考えられる液晶光伝導眼
鏡の出所の一つは、カリフォルニア州サンラファエルにあるステレオグラフィッ
クス社(Stereograhics Corporation)である。米国特許番号4,884,87
6は、眼鏡300の動作を説明する。個々のレンズは、ヘルメットや類似したビ
ュー装置のような他のヘッドギヤに取り付けることもできる。
ここで、図2に示される本発明の第1実施例10において図解される変換装置
100の更なる詳細に目を向けると、アナログ−デジタル(A/D)ビデオ信号
変換回路110が、ソース・ビデオ信号20を受け取るのが示されている。8ビ
ットまたは24ビットのA/D変換を
使用することができ、24ビット変換は、従来のアナログ・テレビ受像器で提供
されるフルカラー表示と同等な「真の色の(true-color)」デジタル表示を提供
する。当業者は、ビデオ技術の発展に伴い、図2に記述される電子モジュールが
スタンドアロンの商業的に利用できる電子製品として存在する場合もあれば、カ
スタム回路として実装される場合もあることを認識するであろう。
信号ライン112上の変換装置110からのデジタル化された出力は、ディー
プビジョン信号プロセッサ120に向けられる。デルタ・システム・デザイン社
(英国ロンドンWC2)からのライセンスの下で生産され、英国ロンドンのアベ
スコの部門であるAVSから入手できるディープビジョン制御装置モジュールが
適していることが実験的な使用でわかった。この装置は、特許協力条約の規定の
元で出版された世界知的所有権機関の刊行物WO92/11735、WO92/
03021、およびWO90/13848にさらに詳細に説明されている。ディ
ープビジョン・プロセッサ120は、デジタル化されたビデオ・フレームの記憶
のためのイメージ・バッファ、並びにライン112上の入力デジタル・ビデオ信
号を、時間転位され(time displaced)、イメージ・シフトされたビデオ情報に
変換する回路を具備するデジタル画像処理回路である。変換装置110の適切な
同期された動作を保証するために必要となるタイミング信号は、同期パルス生成
器(SPG)などの特殊化されたプログ
ラマブル・タイミング・チップまたはマイクロプロセッサにより提供される。
ディープビジョン・プロセッサ120と協力して、さまざまな時間関係を判断
し、プロセッサ120により必要とされるある種の時間ベースのクロック信号を
生成するための時間ベース訂正回路122がある種の実施例で必要となる。本発
明では、カリフォルニア州キャンベルのHOTRONICS、AP−41型時間
ベース訂正器が使用された。機能上、時間ベース訂正器は、特にVHSビデオ信
号向けに、フレーム登録訂正(frame registration correction)を行う。プロ
セッサ120からの入力信号が、ライン114で受信され、処理され、フレーム
登録訂正出力信号がライン116上をプロセッサ120へ送られる。ディープビ
ジョン・プロセッサ120の出力は、ライン118上に提供される。
フィールド/フレーム多重ビデオ・コントローラ130は、ライン22を経由
してディスプレイ・モニタ200用のデジタル電子インタフェースおよびドライ
バ回路として働く。当業者にはわかるように、このモジュールはビデオ・フィー
ルドにて動作する場合もあれば、フル・ビデオ・フレームにて動作する場合もあ
る。フィールド/フレーム多重コントローラは、ディスプレイ・モニタ200へ
の読み出しの前にデジタル・ビデオ信号を記憶するビデオ・フレーム・バッファ
から構成される。フィールド/フレーム多重ビデオ・コントローラ130は、
ビデオ信号の一部として、通常の垂直リフレッシュ速度の2倍の速度(例えば、
NTSCビデオに対して毎秒120ヘルツ)でディスプレイ・モニタ200を駆
動するために必要なライン22上のタイミング信号も生成する。ビデオ・コント
ローラ130は、各標準表示間隔で左チャネル出力および右チャネル出力に対し
て、2つまたはそれ以上の完全なイメージを記憶する。フィールド多重化ビデオ
・コントローラ130からエミッタ制御出力として接続されるステレオ・ビデオ
・ディスプレイ・コントローラ140(米国サンラファエルのステレオグラフィ
ックス社)は、ライン24で制御信号を受信する。液晶デバイス・コントローラ
140は、次いで、視聴者の眼鏡300の左目/右目シャッター切替えのために
液晶レンズを制御するエミッタ装置(emitter device)である。
フィールド多重化されたビデオ信号は、見るために信号ライン22上を、モニ
タ200に出力される。水平スキャニングおよび垂直スキャニングのさまざまな
組み合わせを本発明とともに使用できるが、左チャネル出力および右チャネル出
力が毎秒60フィールドまたは毎秒30フレームとなる120ヘルツ垂直および
37.5キロヘルツという典型的なスキャン速度が有効であると考えられている
。ソニーの2036S型や2038型のようなマルチ・シンク・モニタは、本発
明10により2Dイメージから合成される3Dイメージを見るのに適当であ
ると考えられる。(対角線の測定で)20インチのモニタ200は、大部分のビ
ジネス、製造、研究および、手術室での場合のような医療用の使用に適切である
と考えられる。複数のモニタ200を利用することができる。当業者には既知で
あるように、個々で見るためには、小型の個別ビデオ・ディスプレイが使用され
、グループで見るには、大型モニタやプロジェクション・ビューア(projection
viewers)が使用される。
変換処理を最適化し、表示されるイメージの解像度を改善するためにマイクロ
コンピュータおよびデジタル・イメージ・プロセッサを使用する、本発明の3次
元医療用画像処理システムの別の実施例40が、図3に詳細に示される。汎用小
型コンピュータやワークステーションをもとにして構築できるこのシステムは、
ソフトウェア制御によりさらに最適化することができる。
2Dビデオ・イメージ信号、特にイメージのシーケンスのソース12は、前記
の第1の実施例での場合のようにシステムに供給される。ここでも、典型的なア
ナログ・ビデオ・イメージ・ソース装置は、出力信号を生成するビデオ・レコー
ダ14、ビデオ・カメラ16または2Dソース・ビデオ信号20を生成する機能
を持つ他の同等な装置を具備する。アナログ・ビデオ信号は、NTSCまたはP
AL(あるいな同等な)形式で提供され得る。ここでも、当業者には既知である
ように、アナログおよびデジタルの両方を含む他の形式を使用することができ
る。
アナログ・ビデオ信号20は、モニタ200で表示するために、ソース・ビデ
オ信号20を時間多重化された3次元シングル・スクリーン表示信号22に変換
する2D−3D変換装置400に向けられる。
3次元医療用画像処理システム40のこの第2実施例では、完全デジタル処理
(all-digital processing)が2D−3D変換装置400のデジタル化された2
D信号に適用される。デジタル画像処理プロセッサ402は、通常、プログラマ
ブルであり、自己のオンボード中央処理装置(CPU)によるローカル制御の下
に動作するか、あるいは、ホスト・コンピュータ408の制御の下に動作する。
このアーキテクチャは一般的であり、従来のマイクロコンピュータやワークステ
ーション・コンピュータへのアドイン回路としてさまざまな回路モジュールによ
り実現できる。
2Dアナログ・ビデオ信号20は、NTSC、PAL、S−VHSまたはY/
C互換信号入力から24ビットのカラー・デジタル化を行う高解像度ビデオA/
D変換回路404でデジタル化される。出願人は、ビデオ信号のリアルタイム・
カラー空間変換(RGB−HSI−YIQ)は、適切に装備されたデジタイザで
も実行できることを注記する。デジタイザ404での変換後、デジタル・ビデオ
信号406がデジタイザから出力される。
デジタル・ビデオ信号406は、デジタル画像処理プ
ロセッサ、通常は、プログラマブル・デジタル画像処理プロセッサ402で処理
される。現在説明中の実施例の場合、カナダ、モントリオールのマトロックス社
(Matrox Co.)のIM−1280型または同等なイメージ・プロセッサが、多数
の製造メーカーからのインテル486またはペンティアム・シリーズ(あるいは
当業者には既知の同等なもの)のマイクロプロセッサ・チップで提供されるよう
な、32ビット以上のバス容量を持つマイクロコンピュータ408であり得る高
速小型コンピュータの制御下で使用される。IM−1280イメージ・プロセッ
サは、マイクロコンピュータ・バスを経由してホスト・マイクロコンピュータ4
08のCPUと通信する標準サイズのPCマイクロコンピュータ・カード上に供
給され得る。動作中、画像処理プロセッサ・カード自体は、ホスト・コンピュー
タのデータ格納領域412からメモリ414へ読み出されローカルに記憶され得
るプログラム命令セット410に従い、命令を実行する。これらの命令は、イメ
ージ・プロセッサ・ボード上にあるCPUのローカル制御の下で実行される。ボ
ード上の命令およびデータは、高バンド幅のローカル・バスで伝送される。バス
幅が32ビット以上のバスが望ましい。当業者には、それ以外の通信チャネルも
適切なバス規格で使用できることがわかるであろう。デジタル化された信号40
6は、画像処理プロセッサ402への入力に伝達される。ライン406上のデジ
タル化されたビデオ出力は、連続する
ビデオ・フレームのデータのストリームを構成する。
デジタル画像処理プロセッサ402は、制御入力およびそれ以外の信号を信号
線416にてマイクロコンピュータ408から受信する一方、制御出力およびそ
れ以外の信号を信号線418にてマイクロコンピュータに伝達する。信号線40
6にて受信される連続的なデジタル化されたビデオ・フレームのストリームはコ
ンピュータ制御のもと処理され、ビデオ・ディスプレイ・モニタ200で表示す
る前に、ビデオ表示出力バッファ420に記憶される時間的および空間的にオフ
セットされた一連のビデオ・フレーム・イメージを提供する。ある実装形式では
、ソフトウェア・ベースの信号処理が、循環キュー(circular queue)として知
られるデータ構造を活用するが、これは後に説明される。フレーム・イメージ・
データは、循環キューに一時的に記憶されるデータの中から選択され、信号線4
22上の出力としてビデオ・フレーム・バッファ420へ提供される。
前記したように、液晶光制御眼鏡300を介して左目/右目の遮断を制御する
液晶デバイス・コントローラ140を制御するためのデバイス・コントローラ信
号も、信号線424上に(画像処理プロセッサ402により)提供される。
マイクロコンピュータ408は、通常通り、メモリ414、(ディスク・ドラ
イブなどの)記憶装置412、並びにキーボードおよびローカルPCモニタ42
8を含
む入出力機能426が装備される。通常は、マイクロコンピュータ内のプログラ
ム命令セットに対して準備が行われ、ここで、このデータ・セットは、長期間、
容易にアクセスできるように、ディスクまたはその他の同等な記憶装置に常駐で
きる。当業者には既知であるように、揮発性または不揮発性のいずれか、又はそ
の両方である長期記憶領域を含むことを意図されたデータ記憶装置412は、信
号線430にてマイクロコンピュータ408と通信し、メモリ414はライン4
32にて通信する。ヒューマン・マシン・インタフェースを含む他の通信は、こ
こではI/Oブロック426により表わされ、特に、マイクロコンピュータ40
8の操作のためのキーボード(不図示)およびローカル・モニタ428を含む。
信号線406では、連続デジタル化ビデオ・フレームの(NTSCビデオに対
して)毎秒30フレーム(Fps)のストリームがアナログ・デジタル変換装置
404から出力される。図4に図示される通常の2D表示の場合、入力ビデオ・
フレームのストリーム、F1、F2、F3...は受信され、格納バッファ45
0に記憶され、表示バッファ452に転送されてから、モニタ200にスキャン
・アウトされる前に、デジタルからアナログ・データに再変換される。各フレー
ムが2つの交互のフィールドから構成されるため、NTSCビデオ信号の表示速
度(display rate)は毎秒60フィールド(fps)である。すなわち、第1イ
メージを形成するすべての
(例えば)奇数番号が付けられた水平トレース・ラインが通信されてから、すべ
ての偶数番号が付けられた水平トレース・ラインが通信される。第1フィールド
および第2フィールドのラインはディスプレイにおいて60ヘルツでインターレ
ースされ、30ヘルツの速度で表示される完全な高解像度フレームを提供する。
言うまでもなく、PAL速度は、それぞれ50ヘルツと75ヘルツである。フィ
ールドは、順々にディスプレイ・バッファからモニタにスキャン・アウトされる
だけである。
「ライン二重化(line-doubling)」またはそれ以外の匹敵する技法を使用し
て、インターレースされたビデオ信号を、インターレースされていない信号に変
換する機能を提供する高性能ビデオ・デジタイザが知られている。ライン二重化
法は、実際上、ビデオ・システムのフレーム速度を2倍に、つまり、30Fps
ではなく60Fpsにする。これらのシステムを用いると、イメージ・データの
フル・フレームが格納バッファ450から表示バッファ452に移動され、アナ
ログ・データへの再変換後にモニタにスキャン・アウトされる。
本発明は、時間多重化表示法を活用する。従来のステレオ・ビデオ画像処理に
適用される表示の時間多重化方法では、双眼視覚装置(binocular vision appar
atus)内の各レンズまたはカメラから来る2つの入信(incoming)ビデオ・スト
リームがあるので、双眼視覚装置(binocular vision apparatus)内の各レンズ
またはカメラ
及びそれぞれの目は、ビデオ情報の1つのストリームを受け取る。時間多重化シ
ステムにおいては、2つのフィールドまたはフレームのビデオ情報が表示バッフ
ァに記憶され、ディスプレイにスキャン・アウトされ、ディスプレイは、その通
常の2倍のリフレッシュ速度で駆動される。したがって、1スキャン間隔、つま
り1フィールドまたはフレーム期間中に、2フィールドまたはフレームのビデオ
が、それぞれ目に1つづつ、スキャン・アウトされる。これらのシステムには、
例えば、左目が常に時間多重化イメージの最初のイメージを見て、2番目の目が
各表示間隔で第2イメージを見るように、表示されたビデオを適切に復号化する
ための同期シャッター眼鏡が必要となる。本発明は時間多重化も使用するが、図
5に図示されるように、本発明では、それぞれの目が、本発明の3D合成処理方
法に従って変更される、つまり空間的にオフセットおよび時間的にオフセット(
つまり時間遅延)される、単独入力ビデオ・ストリームのその自身のコピーを見
る。
次に、合成3D立体ビデオ・システムを実現するために使用される基本的な処
理方法を、ビデオの時間多重化を示す図(図5)、時間図(time-line diagram
)(図6)、処理シーケンスのステップの表形式のリスティング(図7)、およ
びフィールド多重化形式の処理を利用して、左目ストリームと右目ストリームの
間の時間遅延を変更する基本的な処理方法の変型の説明(図8)を参照して
説明する。
この処理に必要とされる基本的要素は図5に示され、同図は、連続ビデオ・フ
レーム、F1、F2、F3...から成る入力ビデオ・ストリームと、入力ビデ
オ・ストリームが事前に決定された順序でその中を通過する、格納バッファ45
0、コピー・バッファ454、およびディスプレイ・バッファ452として示さ
れる3つの別々のイメージ・バッファを示す。図6は、ビデオ・フレームの入力
シーケンスに適用される処理の時間的表示を表す。この処理を調整する「クロッ
ク」は、入力ビデオ信号のタイミング、つまりNTSCビデオの場合は30Fp
s、つまり入力ビデオ・フレームごとに1/30秒(PALビデオの場合は25
Fps、つまりPAL入力ビデオ・フレームごとに1/25秒)、から導出され
る。利用される特定のハードウェア・エレクトロニクス構成(第1実施例)また
はソフトウェア処理技法(第2実施例)に応じて、3Dディスプレイ用にビデオ
・データを符号化し、3Dディスプレイ用にビデオ・データをフォーマットする
ために使用される動作は、ビデオ・フィールド(1/2フレーム)または完全な
ビデオ・フレームのどちらかを、このような処理が実行される基本的なイメージ
・エンティティとして使用できる。合成立体ビデオ画像の生成に利用される基本
的な処理シーケンスについての以下の説明は、フィールド処理またはフレーム処
理のいずれにもに等しく当てはまる。
3Dディスプレイの提示用に結果として生じる信号を符号化するため、2つの
基本的操作が入信ビデオ・データに実行される。これらの操作は、通常は、左目
により見られるイメージと右目により見られるイメージの間の1フレームである
、時間的な遅延と、それぞれの目により見られるイメージの間の水平の空間的な
シフトとからなる。これらの基本的操作は、図6に示されるように、固定された
時間的なシーケンスで進む。シーケンスは、時間T1での格納バッファ450に
よるビデオ・データの第1フレームF1の取得とともに始まる。時間T2で、フ
レームF1はコピー・バッファ454へコピーされる。シーケンスはT3からT
5に続き、第2フレームF2が取得され、コピーされる。時間T5で、次の入力
ビデオ・フレームF3が取得されている間に、以前に取得され、記憶されたフレ
ーム、つまりF1およびF2が表示バッファから、時間多重化されたディスプレ
イ・モニタ200にスキャン・アウトされる。2つのイメージが表示される際、
互いに水平に転位して見えるように空間的なオフセットが適用される。同期電子
眼鏡300を通して見ると、左目は、一つのイメージ、つまりフレームF1を負
の空間転位で見て、右目は他のイメージ、つまりフレームF2を、反対の空間転
位で見る。この基本的な処理シーケンスは、それから無限に繰り返される。
表示される一対のフレーム中の各イメージ間の空間的な転位(spatial displa
cement)は、スクリーン幅の約
0〜25%(つまり、1水平トレース・ライン)で、スクリーン幅の10〜20
%であるのが望ましい。スクリーン幅の約15%の空間的な転位が望ましく、使
用される特定のサイズのモニタに対して較正される。オフセットは、与えられた
トレース・ラインの最初で第1ピクチャ要素を取除き、ラインを黒いピクチャ要
素で完了させることにより、左目の提示用に達成される。右目の提示のためには
、トレース・ラインが、トレース・ラインの最初で黒いピクチャ要素を取り入れ
て開始し、終了ピクチャ要素が取除かれる。それぞれの目に対するフレームのた
めに、各トレース・ラインから同じ数のピクチャ要素が取除かれる。同じように
して、同じ数の黒いピクチャ要素が、それぞれの目に対するフレームのために、
各トレース・ラインに追加される。
各表示間隔で表示される一対のビデオ・イメージの間の時間遅延は、例えば、
1フィールド遅延期間、2フィールド遅延期間(つまり1フレーム期間)、また
は3フィールド遅延期間(1.5フレーム期間)に等しい期間によって変更され
うる。イメージ対遅延期間を変えると、エミッタ制御眼鏡200をかけた視聴者
に提示される視界での3D効果が変更される。遅延が長くなると3D深さ効果は
増すが、知覚されるイメージにある種の不整合が、特に、場面内にかなりの動き
がある場合に、生じる結果となる。一方、イメージ間遅延が短くなると深さ効果
は減じられるが、動くオブジェクトに対してより一貫
した視覚的な知覚が提供される。
図8A、図8B、および図8Cは、フィールド多重化された処理および表示を
活用することにより1、2、または3フィールドの期間に等しい時間遅延を提供
するために利用される技法をおおまかに図解するものである。
それぞれが2つのフィールド(1A,1B;2A,2B;3A,3B;4A,
4B...)である一連のフレームF1、F2、F3、F4...が受信される
と、コンピュータ制御の下、変換装置100(第1実施例)またはデジタル画像
処理プロセッサ402は、図8Aに示すように、フレームあたり4セットのイメ
ージ・データを作り出さなければならない。ここで使用される識別スキームは、
以下の通りである。フィールドおよびフレームの識別は、与えられたフレーム中
で、左から右へ、そして上から下へ読まれる。第1フィールド1Aは、左(L)
目ストリームからの第1フレーム(F1)の第1フィールドを表し、第2フィー
ルド1Bは、左目ストリームからの第1フレームの第2フィールドを表す。第1
フィールド1Aおよび第2フィールド1Bは、右(R)目のフレーム1(F1)
に対しても生成される。類似したフィールドが、それぞれの目に対して、続くフ
レーム、フレームF1−F4のそれぞれに生成される。これは、それぞれの目に
対して、1f、つまり1フィールドに等しい時間遅延があるフィールド多重化さ
れたビデオ・ストリームを表す。
また、空間的なオフセットは、それぞれの目ストリームに対して、各フレーム
(F1−F4)の各フィールドにも生成される。図8Aでは、これは、フィール
ド識別の後に続く正の記号(+)または負の記号(−)により表される(例えば
、1A+,1A−、および1B+,1B−)。したがって、水平にオフセットさ
れた第1フィールド1Aは、左目に提示され、左目オフセットから、右目に提示
される。次に、左目及び右目の第2フィールドが提示される。その後で、フレー
ム2は、このフィールド多重化形式で表示される。次々に、図8Aのフレーム1
のフレーム・データが、1A+、1A−、1B+、1B−の順番でビューアーに
読み出される。
1F(つまり、2f)の期間だけ遅延される各左目/右目ストリームからの連
続フィールドの提示は、図8Bに図解される。ここでも、ビデオ・ストリームは
、左目、右目に分割され、フレームの中のフィールドは時間遅延される。
初めに、(先行するフレームの第1フィールドであるかもしれない)フィール
ド0Aが、左目に対して、水平に転位(つまり、0A+)されて表示されてから
、最初の新しいフレームF1の第1フィールドが、やはり水平で、反対方向(1
A−)にオフセットされて表示される。次に、先行するフレームの第2フィール
ドが、左目に対して、水平にオフセットされて(0B+)表示され、そして、最
初の新しいフレームF1の第2フィールドが、
やはり水平に、反対方向(1B−)にオフセットされ表示される。1F(2f)
時間遅延はこのようにして行われる。次のフレームでは、第1フィールド1A+
が左目に提示されてから、フィールド2A−が右目に提示され、次にフィールド
1B+が左目に、フィールド2B−が右目に提示される等々である。
1.5F(つまり3f)期間だけ遅延された各左目/右目ストリームからの連
続するフィールドの提示が図8Cに示される。やはり、ビデオ・ストリームは左
目、右目に分割され、フレーム中のフィールドが遅延される。フィールド1A+
が最初に、左目に対して、水平に転位されて表示されて、そして、第2フレーム
F2の第2フィールドが右目に対して、やはり水平に、反対方向(2B−)にオ
フセットされ、表示される。次に、第1フレームの第2フィールドが左目に対し
て、水平にオフセットされ(1B+)表示され、、次に第3フレームF3の第1
フィールドが右目に対して、やはり水平に、反対方向(3A−)にオフセットさ
れて表示される。1.5F(3f)時間遅延は、このようにして行われる。次の
フレームでは、第1フィールド2A+が左目に提示されてから、3B−が右目に
、次に、2B+が左目に、4A−が右目に提示される等々である。
「循環キュー」データ構造は、3D処理ステップの実装するための1つの構造
である。このデータ構造は、前記の本発明のコンピュータ・ベースのデジタル実
施例に、
特によく適している。というのも、循環キューの動作を支配する規則はソフトウ
ェアで完全に実現できるからである。循環キューの動作に「状態空間」記述を使
用すると便利である(図9)。
循環キューは、メモリ中に3つのイメージ・バッファとして(ビデオ・バッフ
ァ420中でわかれて、又は、マイクロコンピュータ408のメモリ414の一
部として)存在する。この例の場合、循環キューは、ハードウェアで、例えば、
ビデオ・フレーム・バッファ420内で割り当てられるデジタル・メモリの3つ
の別個の領域として実現されるとして説明される。各イメージ・バッファは、図
9において、2つの変数xおよびyにより定義される「状態」を有し、ここで、
xはイメージがバッファ内に存在するか否かを示し、yは、バッファ内にあるイ
メージに正の空間オフセットが適用されるのか、負の空間オフセットが適用され
るのかを示す。アスタリスク「*」は、不定状態を示す。
動作中、各イメージ・バッファの状態は、クロック・サイクルごとに更新され
る。この場合のクロック速度は、入力ビデオ・フレーム速度、例えば、NTSC
ビデオ信号に対する毎秒30フレーム(Fps)、により決定される。本発明は
時間多重化ディスプレイを使用するので、利用できる3つのバッファの内の2つ
の内容が、各クロック期間で表示される。これは、与えられた状態で表示のため
に使用されている2つのバッファをつなぐ矢印に
より示される。
状態1では、データが受け取られる前、バッファの内容は、それぞれ0*、0
*、および0*である。状態2では、バッファの内容は10、0*、および0*
である。状態3では、バッファの内容は10、11、および0*である。状態4
では、バッファの内容は10、10および11である。状態5では、バッファの
内容は11、10、および10である。状態6では、バッファの内容は10、1
1、および10である。それ以降の状態は4、5および6パターンが続く。
図9からわかるように、実際のシステム表示動作は、イメージ・バッファの内
の2つがフル(図7のT1からT4)になってから始まる。循環キューは、4ク
ロック・サイクル後、つまり「状態4」で、完全に動作可能になる。この時点以
降、定常動作が状態4,5,6;4,5,6;4,5,6;...等の反復シーケ
ンスによって進行する。
以上、本発明の現時点で望ましいある種の実施例について説明したが、本発明
に係る当業者には、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、説明された
実施例の変型および修正が行えることは明かであろう。したがって、本発明は、
添付された請求の範囲および適用される法律により要求される範囲でのみ限定さ
れることとする。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM,
AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C
N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE
,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,
LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,N
L,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE
,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.a)2次元ソース・ビデオ信号と、 b)ソース・ビデオ信号を時間多重化された3次元シングル・スクリーン・ ディスプレイ信号にデジタル変換する手段と、 c)多重化されたビデオ信号を人間が見ることができる形式で画像化するビ デオ・ディスプレイ手段と、 d)交互に遮断することにより、左目、右目で交互に前記ビデオ表示を見る ために適合された眼鏡と、 e)前記眼鏡の左目および右目の交互の遮断を制御する手段と から構成されるシミュレートされる立体画像の画像処理システム。 2.ソース・ビデオ信号がフィールド・インターレースされたビデオ信号であり 、 前記フィールド・インターレースされた3次元ディスプレイ信号をフィールド 多重化する手段を更に含む請求項1に記載のシステム。 3.ソース・ビデオ信号がインターレースされていないビデオ信号であり、 前記インターレースされていない3次元ディスプレイ信号を多重化する手段を 更に含む請求項1に記載のシステム。 4.前記変換する手段は、 2次元ビデオ信号のデジタル−アナログ・プロセッサと、 メモリ、記憶装置およびそれに付随するビデオ入出力機能を有するコンピュー タと、 前記コンピュータ手段内での2次元−3次元信号変換を制御するプログラム命 令セット手段と、 時間ベースの訂正器と を具備する請求項1に記載のシステム。 5.前記眼鏡が液晶切替え眼鏡であり、 前記制御する手段が切り替え赤外線送信機である請求項1に記載のシステム。 6.a)電子的な2次元ソース・ビデオ信号を作成するステップと、 b)ソース・ビデオ信号を時間多重化された立体画像ディスプレイ信号に変 換するステップと、 c)時間多重化されたビデオ信号を人間が見ることができる形式でシングル ・スクリーン・ビデオ・ディスプレイに表示するステップと、 d)前記ビデオ表示を、左目、右目で交互に見るのに適合された眼鏡で見る ステップと、 e)時間多重化されたビデオ信号の表示と同期して、前記眼鏡の左目、右目 交互の遮断を制御するステップと を具備する2次元ソース・ビデオ信号の立体画像処理をシミュレートする方法。 7.前記ステップb)およびc)が、 第1フレームF1を取得し、格納バッファに記憶するステップと、 フレームF1をコピー・バッファにコピーするステップと、 第2フレームF2を取得し、格納バッファに記憶するステップと、 フレームF2をコピー・バッファにコピーするステップと、 第3フレームF3を取得し、格納バッファに記憶し、 表示のため、フレームF1、F2に左及び右空間オフセットを適用するス テップと、 フレームF3をコピー・バッファにコピーするステップと、 第4フレームF4を取得し、格納バッファに記憶し、 表示のため、フレームF2、F3に左及び右空間オフセットを適用するス テップと、 フレームF4をコピー・バッファにコピーするステップと、 第5フレームF5を取得し、格納バッファに記憶し、 表示のため、フレームF3、F4に左及び右空間オフセットを適用するス テップと、 フレームF5をコピー・バッファにコピーするステップと、 第5フレームF5を取得し、格納バッファに記憶し、 表示のため、フレームF4、F5に左及び右空 間オフセットを適用するステップと から成る追加連続ステップを更に含む請求項6に記載の方法。 8.時間多重化されたビデオ信号を人間が見ることができる形式でシングル・ス クリーン・ビデオ・ディスプレイに表示するステップが、実際上リアルタイムで 達成される請求項6に記載の方法。 9.2次元ソース・ビデオ信号が記録された信号であり、 時間多重化されたビデオ信号を人間が見ることができる形式でシングル・スク リーン・ビデオ・ディスプレイに表示するステップが、記録された2Dビデオ信 号を再生することから達成される請求項6に記載の方法。 10.時間多重化されたビデオ信号を人間が見ることができる形式でシングル・ スクリーン・ビデオ・ディスプレイに表示するステップが、複数のシングル・ス クリーン・ビデオ・ディスプレイで繰り返される請求項6に記載の方法。 11.2次元ソース・ビデオ信号の立体画像化をシミュレートする方法であって 、 a)第1ロケーションで電子的な2次元ソース・ビデオ信号を作り出すステッ プと、 b)電子的な2次元ソース・ビデオ信号を第1ロケーションから離れた第2ロ ケーションに伝送するステップと、 c)伝送された電子的な2次元ソース・ビデオ信号を 第2ロケーションで受信するステップと、 d)受信されたビデオ信号を時間多重化された立体画像ディスプレイ信号に変 換するステップと、 e)時間多重化されたビデオ信号を人間が見ることができる形式で、少なくと も1つのシングル・スクリーン・ビデオ・ディスプレイに表示するステップと、 f)左目、右目で交互に見るために適合された眼鏡で前記ビデオ・ディスプレ イを見るステップと、 g)時間多重化されたビデオ信号の表示と同期して、前記眼鏡の左目、右目の 交互の遮断を制御するステップと から構成される方法。 12.シミュレートされた立体画像の医療用画像処理システムであって、 a)2次元ソース・ビデオ信号と、 b)ソース・ビデオ信号を時間多重化された3次元シングル・スクリーン・デ ィスプレイ信号にデジタル変換する手段と、 c)多重化されたビデオ信号を人間が見ることができる形式で画像化するビデ オ・ディスプレイ手段と、 d)前記ビデオ・ディスプレイを、交互の遮断により、左目、右目で交互に見 るために適合された眼鏡と、 e)前記眼鏡の左目、右目の交互の遮断を制御する手段と を具備するシステム。 13.ソース・ビデオ信号は、フィールド・インターレースされたビデオ信号で あり、 前記フィールド・インターレースされた3次元ディスプレイ信号をフィールド 多重化する手段を更に含む請求項12に記載のシステム。 14.ソース・ビデオ信号は、インターレースされていないビデオ信号であり、 前記インターレースされていない3次元ディスプレイ信号を多重化する手段を 更に含む請求項12に記載のシステム。 15.前記変換手段は、 2次元ビデオ信号アナログ−デジタル・プロセッサと、 ハイブリッド・アナログ・デジタル2次元−3次元プロセッサと、 時間ベース訂正器と から構成される請求項12に記載のシステム。 16.前記変換手段は、 2次元ビデオ信号アナログ−デジタル・プロセッサと、 メモリ、記憶装置、及びそれに結び付いたビデオ入出力機能を有するコンピュ ータと、 前記コンピュータ手段での2次元−3次元信号変換を制御するプログラム命令 セット手段と、 時間ベースの訂正器と から構成される請求項12に記載のシステム。 17.前記眼鏡が液晶切替え式眼鏡であり、 前記制御する手段が切り替え赤外線送信機である請求項12に記載のシステム 。 18.2次元ソース・ビデオ信号の医療用立体画像化をシミュレートする方法で あって、 a)電子的な2次元ソース・ビデオ信号を作成するステップと、 b)ソース・ビデオ信号を時間多重化された立体画像ディスプレイ信号に変換 するステップと、 c)時間多重化されたビデオ信号を人間が見ることができる形式でシングル・ スクリーン・ビデオ・ディスプレイに表示するステップと、 d)左目、右目で交互に見るために適合された眼鏡で、前記ビデオ・ディスプ レイを見るステップと、 e)時間多重化されたビデオ信号の表示と同期して、前記眼鏡の左目、右目の 交互の遮断を制御するステップと から構成される方法。 19.前記ステップb)およびc)が、 第1フレームF1を取得し、格納バッファに記憶するステップと、 フレームF1をコピー・バッファにコピーするステップと、 第2フレームF2を取得し、格納バッファに記憶するステップと、 フレームF2をコピー・バッファにコピーするステッ プと、 第3フレームF3を取得し、格納バッファに記憶し、 表示のため、フレームF1、F2に左及び右空間オフセットを適用するス テップと、 フレームF3をコピー・バッファにコピーするステップと、 第4フレームF4を取得し、格納バッファに記憶し、 表示のため、フレームF2、F3に左及び右空間オフセットを適用するス テップと、 フレームF4をコピー・バッファにコピーするステップと、 第5フレームF5を取得し、格納バッファに記憶し、 表示のため、フレームF3、F4に左及び右空間オフセットを適用するス テップと、 フレームF5をコピー・バッファにコピーするステップと、 第5フレームF5を取得し、格納バッファに記憶し、 表示のため、フレームF4、F5に左及び右空間オフセットを適用するス テップと、 から成る追加連続ステップを更に含む請求項18に記載の方法。 20.時間多重化されたビデオ信号を人間が見ることができる形式でシングル・ スクリーン・ビデオ・ディスプレイに表示するステップが実際上リアルタイムで 達成される請求項18に記載の方法。 21.表示される時間多重化されたビデオ信号が手術処置のものであり、 表示が、手術処置が実施されるのと同時に達成される請求項18に記載の方法 。 22.2次元ソース・ビデオ信号は、記録された信号であり、 時間多重化されたビデオ信号を人間が見ることができる形式でシングル・スク リーン・ビデオ・ディスプレイに表示するステップが、記録された2Dビデオ信 号を再生することから達成される請求項18に記載の方法。 23.時間多重化されたビデオ信号を人間の目で見ることができる形式でシング ル・スクリーン・ビデオ・コンピュータに表示するステップが、複数のシングル ・スクリーン・ビデオ・ディスプレイ上で繰り返される請求項18に記載の方法 。 24.2次元ソース・ビデオ信号の医療用の立体画像化をシミュレートする方法 であって、 a)電子的な2次元ソース・ビデオ信号を作り出すステップと、 b)電子的な2次元ソース・ビデオ信号を第1ロケーションから離れた第2ロ ケーションに伝送するステップと、 c)伝送された電子的な2次元ソース・ビデオ信号を第2ロケーションで受信 するステップと、 d)受信されたビデオ信号を時間多重化された立体画 像のディスプレイ信号に変換するステップと、 e)時間多重化されたビデオ信号を人間が見ることのできる形式で、少なくと も1つのシングル・スクリーン・ビデオ・ディスプレイに表示するステップと、 f)前記ビデオ・ディスプレイを、左目、右目で交互に見るために適合された 眼鏡で見るステップと、 g)時間多重化されたビデオ信号の表示と同期して、前記眼鏡の左目、右目の 交互の遮断を制御するステップと から構成される方法。
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