JPH09512850A - 陰イオン界面活性剤とアミンオキシド界面活性剤と脂肪酸とを含有するヘビーデューティー液体洗濯洗剤組成物 - Google Patents
陰イオン界面活性剤とアミンオキシド界面活性剤と脂肪酸とを含有するヘビーデューティー液体洗濯洗剤組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
陰イオン合成界面活性剤、アミンオキシド半極性非イオン界面活性剤および脂肪酸を含有するヘビーデューティー液体洗剤組成物を開示する。この組成物は、アルキルベンゼンスルホネートを実質上含まない。好ましくは、アミンオキシド界面活性剤対脂肪酸のモル比は、約2:1から約1:4である。組成物は、特にグリース/油しみ抜きに関して良好なクリーニング性能を与える。
Description
【発明の詳細な説明】
陰イオン界面活性剤とアミンオキシド界面活性剤と脂肪酸
とを含有するヘビーデューティー液体洗濯洗剤組成物
技術分野
本発明は、陰イオン界面活性剤とアミンオキシド半極性非イオン界面活性剤と
脂肪酸とを含有する水性ヘビーデューティー液体洗濯洗剤組成物に関する。この
組成物は、アルキルベンゼンスルホネートを実質上含まない。この組成物は、特
にグリース/油しみ抜きに関して良好なクリーニング性能を与える。それらは、
好ましくは、透明な均一の安定な液体である。
背景技術
グリースおよび油汚れしみは、洗濯に関連して消費者に最も困難なクリーニン
グ問題の1つであることが知られている。現在の市販の洗濯製品は、陰イオンサ
ルフェートまたはスルホネート界面活性剤(アルキルサルフェート、アルキルポ
リエトキシレートサルフェート、アルキルベンゼンスルホネート)または非イオ
ン界面活性剤(アルコールエトキシレート、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド)を含
めて通常の界面活性剤テクノロジーの使用によってこの問題を扱おうと試みてい
る。他の試みは、脂質分解酵素などの特定の酵素をヘビーデューティー液体洗剤
マトリックスに配合して、これらのやっかいな汚れおよびしみを攻撃するもので
ある。
アルキルサルフェート、アルキルポリエトキシレートサルフェート、アルキル
ベンゼンスルホネートを含めて陰イオン界面活性剤は、既知であり、例えば、1
981年8月25日発行のバラット等の米国特許第4,285,841号明細書
および1975年12月30日発行のローリン等の米国特許第3,919,6
78号明細書に開示されている。
アミンオキシド半極性非イオン界面活性剤は、洗剤分野、特に高起泡性界面活
性剤が必要とされるライトデューティー液体手皿洗いエリアで周知であり、例え
ば、1982年2月23日発行の米国特許第4,316,824号明細書(パン
チェリ)、1991年12月24日発行の米国特許第5,075,501号明細
書(ボーランド等)および1991年12月10日発行の米国特許第5,071
,594号明細書(ボーランド等)に開示されている。
脂肪酸は、既知の洗剤組成物成分であり、例えば、1985年12月31日発
行の米国特許第4,561,998号明細書(ウェルツ等)に開示されている。
しかしながら、前記特許のいずれにも、単独または組み合わせで、後述のよう
な洗剤組成物によって与えられる独特の利益については開示されてはいない。陰
イオン界面活性剤、アミンオキシド半極性非イオン界面活性剤および脂肪酸を含
有する水性ヘビーデューティー液体洗剤組成物は、特にグリース/油汚れおよび
しみ上で、良好なクリーニング性能を与えることが今や見出された。本組成物は
、アルキルベンゼンスルホネートを実質上含まないものでなければならない。ア
ミンオキシド界面活性剤と組み合わされた脂肪酸成分は、特に規定されたモル比
において、布帛の高められたクリーニングを与える。
それゆえ、本発明の目的は、特にグリース/油汚れまたはしみに関して良好な
クリーニング上の利益を与える水性ヘビーデューティー液体洗濯洗剤組成物を提
供することにある。
発明の開示
本発明は、組成物の重量で
(a)陰イオン合成界面活性剤約10%〜約40%、
(b)式
〔式中、R1はアルキル、2−ヒドロキシアルキル、または3−ヒドロキシアル
キル基であり、アルキルおよびアルコキシはそれぞれ約10〜約18個の炭素原
子を有し、R2およびR3は各々メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、また
はAn(式中、Aはエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド単位であり、n
は1〜約10である)である〕
のアミンオキシド半極性非イオン界面活性剤約0.2%〜約20%、および
(c)炭素数約10〜約22の脂肪酸約1%〜約20%
を含み、組成物のpHが20℃の水中の約10重量%の濃度で約7〜約9.5で
あり且つ組成物がアルキルベンゼンスルホネートを実質上含まないことを特徴と
する水性ヘビーデューティー液体洗濯洗剤組成物を包含する。
本発明の好ましい組成物は、約2:1から約1:4のモル比のアミンオキシド
界面活性剤および脂肪酸を含む。他の好ましい組成物は、補助非イオン界面活性
剤、洗浄性ビルダーおよび酵素を更に含む。
発明を実施するための最良の形態
本発明によれば、陰イオン界面活性剤、アミンオキシド界面活性剤および脂肪
酸酸を以下に明記の相対的割合で含む水性ヘビーデューティー液体洗剤組成物は
、驚異的なことに特にグリース/油しみ上で顕著なクリーニング上の利益を与え
る
ことが今や見出された。本組成物を、洗浄のレギュラー負荷中で洗浄する前、即
ち、前処理プロセスでこれらのしみ上でフル強度で使用する時には、組成物は、
優れたクリーニング上の利益を与える。
本発明のヘビーデューティー液体洗濯洗剤組成物は、必須成分として陰イオン
合成界面活性剤成分、アミンオキシド半極性非イオン界面活性剤、脂肪酸および
水を含有する。陰イオン合成界面活性剤
本発明の洗剤組成物は、洗剤組成物の約10〜約40重量%、好ましくは約1
5〜約30重量%の陰イオン合成界面活性剤成分を含む。陰イオン界面活性剤成
分は、好ましくは、アルキルポリエトキシレートサルフェートを含有し且つ他の
非石鹸陰イオン界面活性剤またはそれらの混合物を含有してもよい。本組成物、
それゆえ陰イオン界面活性剤成分は、アルキルベンゼンスルホネートを実質上含
んでいてはいけない。
一般に、ここで有用な陰イオン界面活性剤は、1981年8月25日発行のバ
ラット等の米国特許第4,285,841号明細書および1975年12月30
日発行のローリン等の米国特許第3,919,678号明細書(両方ともここに
参考文献として編入)に開示されている。
有用な陰イオン界面活性剤としては、分子構造中に炭素数約10〜約20のア
ルキル基およびスルホン酸エステル基または硫酸エステル基を有する有機硫酸反
応生成物の水溶性塩、好ましくはアルカリ金属塩、アンモニウム塩およびアルキ
ロールアンモニウム塩(例えば、モノエタノールアンモニウム塩またはトリエタ
ノールアンモニウム塩)も挙げられる(「アルキル」なる用語にはアリール基の
アルキル部分が包含される)。この群の合成界面活性剤の例は、アルキルサルフ
ェート、特にタローまたはヤシ油のグリセリドを還元することにより生成された
ものなどの高級アルコール(C8〜C18炭素原子)を硫酸化することによって得
られるものである。
本発明の他の陰イオン界面活性剤は、炭素数約8〜約24(好ましくは約12
〜18)のパラフィンスルホン酸の水溶性塩、アルキルグリセリルエーテルスル
ホネート、特にC8〜18アルコール(例えば、タローおよびヤシ油に由来するも
の)のエーテル、1分子当たり約1〜約4単位のエチレンオキシドを含有し且つ
アルキル基中に約8〜約12個の炭素原子を有するアルキルフェノールエチレン
オキシドエーテルサルフェート、および1分子当たり約1〜約4単位のエチレン
オキシドを含有し且つアルキル基中に約10〜約20個の炭素原子を有するアル
キルエチレンオキシドエーテルサルフェートである。
ここで有用な他の陰イオン界面活性剤としては、脂肪酸基中に約6〜20個の
炭素原子を有し且つエステル基中に約1〜10個の炭素原子を有するα−スルホ
ン化脂肪酸のエステルの水溶性塩、アシル基中に約2〜9個の炭素原子を有し且
つアルカン部分中に約9〜約23個の炭素原子を有する2−アシルオキシアルカ
ン−1−スルホン酸の水溶性塩、約12〜24個の炭素原子を有するオレフィン
スルホン酸の水溶性塩、およびアルキル基中に約1〜3個の炭素原子を有し且つ
アルカン部分中に約8〜20個の炭素原子を有するβ−アルキルオキシアルカン
スルホネートが挙げられる。
ここで特に好ましい陰イオン界面活性剤は、式
RO(C2H4O)xSO3 -M+
(式中、Rは炭素数約10〜約22の飽和または不飽和アルキル鎖であり、アル
キル鎖の最長線状部分は平均して15個以下の炭素原子であり、Mは化合物を水
溶性にさせる陽イオン、特にアルカリ金属、アンモニウムまたは置換アンモニウ
ム陽イオンであり、xは1〜約15である)
のアルキルポリエトキシレートサルフェートである。本組成物の陰イオン界面活
性剤は、好ましくは、洗剤組成物の約5〜約40重量%、好ましくは約7〜約
36重量%、最も好ましくは約10〜約25重量%の前記のようなアルキルポリ
エトキシレートサルフェートからなる。
他の好ましい陰イオン界面活性剤は、非エトキシ化C12〜15第一級および第二
級アルキルサルフェートである。冷水洗浄条件下、即ち約65°F(18.3℃
)以下で、このようなエトキシ化アルキルサルフェートと非エトキシ化アルキル
サルフェートとの混合物があることが好ましい。
アルキルサルフェートと前記パラフィンスルホネート、アルキルグリセリルエ
ーテルスルホネートおよびα−スルホン化脂肪酸のエステルとの混合物も、好ま
しい。
本発明の陰イオン界面活性剤成分は、アルキルベンゼンスルホネートを実質上
含んでいてはいけない。ここで使用する「実質上含まない」は、特定の成分約5
重量%以下があることを意味する。最も好ましくは、本発明の洗剤組成物は、ア
ルキルベンゼンスルホネートを含有しない。これらとしては、アルキル基が直鎖
または分枝鎖配置に約9〜約15個の炭素原子を有するアルキルベンゼンスルホ
ネート、例えば、米国特許第2,220,099号明細書および第2,477,
383号明細書に記載の種類のものが挙げられる。アルキル基中の炭素原子の平
均数が約11〜14である線状直鎖アルキルベンゼンスルホネートが、特に問題
となる。
理論によって限定しようとするものではないが、アミンオキシド界面活性剤お
よび脂肪酸は、水溶液中でイオン対複合体を生成してグリース/油汚れまたはし
みの高められたクリーニング性能を与えると考えられる。しかしながら、アミン
オキシド界面活性剤は、脂肪酸に対してよりアルキルベンゼンスルホネートに対
して強い親和力を有する(イオン対複合体を生成する際に)。アルキルベンゼン
スルホネートおよび脂肪酸の存在下では、アミンオキシド界面活性剤は、脂肪酸
以上にアルキルベンゼンスルホネートとイオン対を形成するであろう。アミンオ
キシド界面活性剤とアルキルベンゼンスルホネートとの間に形成されるイオン対
は、アミンオキシド/脂肪酸イオン対によって与えられる高められたクリーニン
グ上の利益を与えない。アミンオキシド半極性非イオン界面活性剤
本発明のアミンオキシド半極性非イオン界面活性剤は、式
〔式中、R1はアルキル、2−ヒドロキシアルキル、または3−ヒドロキシアル
キル基であり、アルキルおよびアルコキシはそれぞれ約10〜約18個の炭素原
子を有し、R2およびR3は各々メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、また
はAn(式中、Aはエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド単位であり、n
は1〜約10である)である〕
を有する化合物および化合物の混合物からなる。
前記アミンオキシドは、1982年2月23日発行の米国特許第4,316,
824号明細書(パンチェリ)、1991年12月24日発行の米国特許第5,
075,501号明細書(ボーランド等)および1991年12月10日発行の
米国特許第5,071,594号明細書(ボーランド等)により十分に記載され
ている(それらのすべてをここに参考文献として編入)。R2またはR3がエチレ
ンオキシドまたはプロピレンオキシドであるアミンオキシド界面活性剤は、対応
アミンの標準の酸化反応によって製造できる。これらのアミンとしては、アクゾ
から市販されているエトミーン(EthomeenTM)が挙げられる。
本発明は、長鎖アミンオキシド約0.2〜約20重量%、好ましくは約0.5
〜約10重量%、より好ましくは約1〜約5重量%を含有する。
本発明の好ましいアミンオキシドは、アミンおよび/またはニトロソアミン(
「不純物」)を実質上含まない。好ましくは、アミンオキシドは、遊離アミン約
2%以下、より好ましくは約1%以下およびニトロソアミン約500ppb以下
、より好ましくは約50ppb以下(重量)を含む。脂肪酸
本発明の組成物は、炭素数約10〜約22の脂肪酸約1〜約20重量%、好ま
しくは約2〜約15重量%、最も好ましくは約3〜約10重量%を含有する。脂
肪酸は、炭化水素鎖中に約1〜約10個のエチレンオキシド単位も含有できる。
好適な脂肪酸は、飽和および/または不飽和であり且つ植物エステル、動物エ
ステル(例えば、パーム核油、パーム油、ヤシ油、ババス油、サフラワー油、ト
ール油、ヒマシ油、タローおよび魚油、グリース、およびそれらの混合物)など
の天然源から得ることができ、または合成的に製造できる(例えば、石油の酸化
により、またはフィッシャー−トロプシュ法によって一酸化炭素の水素添加によ
り)。本発明の組成物で使用するのに好適な飽和脂肪酸の例としては、カプリン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸およ
びベヘン酸が挙げられる。好適な不飽和脂肪酸種としては、パルミトレイン酸、
オレイン酸、リノール酸、リノレン酸およびリシノール酸が挙げられる。1つの
種類の好ましい脂肪酸は、飽和C10〜C14(ココナツ)脂肪酸、ラウリン酸とミ
リスチン酸との重量比約5:1から1:1(好ましくは約3:1)の混合物、混
合ラウリン酸/ミリスチン酸:オレイン酸の重量比約4:1から1:4の前記ラ
ウリン酸/ミリスチン酸ブレンドとオレイン酸との混合物である。特に好ましい
脂肪酸は、飽和C12脂肪酸、飽和C12〜C14脂肪酸、および飽和または不飽和C12
〜C18脂肪酸、およびそれらの混合物である。
本発明の好ましい組成物は、約2:1から約1:4のモル比のアミンオキシド
界面活性剤および脂肪酸を含む。補助洗剤界面活性剤
本組成物は、好ましくは、エトキシ化非イオン界面活性剤約1%〜約10%、
好ましくは約1.5%〜約5%も含有する。合成陰イオン界面活性剤(酸基準で
)対非イオン界面活性剤の重量比は、好ましくは、約3:1から約20:1、よ
り好ましくは約5:1から約15:1である。非イオン界面活性剤は、良好なグ
リース/油汚れ除去を与えるのに十分な空気/水界面での硬度界面活性剤の生成
および吸収を保証するのを助長する。
エトキシ化非イオン界面活性剤は、式R1(OC2H4)nOH(式中、R1はC8
〜C16アルキル基またはC8〜C12アルキルフェニル基であり、nは約3〜約9
である)を有し且つ前記非イオン界面活性剤は、HLB(親水性親油性バランス
)約6〜約14、好ましくは約10〜約13を有する。これらの界面活性剤は、
1981年8月25日発行のバラット等の米国特許第4,285,841号明細
書および1981年8月18日発行のレイクヒム等の米国特許第4,284,5
32号明細書(両方ともここに参考文献として編入)により十分に記載されてい
る。C9〜C12アルコールとアルコール1モル当たり約3〜約8モルのエチレン
オキシドとの縮合物、例えば、アルコール1モル当たり約7モルのエチレンオキ
シドと縮合されたC11アルコールが、特に好ましい。
約10重量%まで、好ましくは約5重量%までの量で本組成物で有用な他の界
面活性剤としては、1985年3月26日発行のヒューズの米国特許第4,50
7,219号明細書中の補助界面活性剤、1986年1月21日発行のレナドの
米国特許第4,565,647号明細書中のアルキル多糖類、および1992年
3月28日公告のアイルランド特許出願第91−3410号明細書中のポリヒド
ロキシ脂肪酸アミド界面活性剤が挙げられる(すべてをここに参考文献として編
入)。水
最後に、本組成物は、組成物の約20〜約55重量%、好ましくは約30〜約
50重量%の水を含有する。任意成分
本組成物は、好ましくは、洗浄性ビルダー物質約30重量%まで、より好まし
くは約1〜約20重量%、最も好ましくは約1〜約10重量%も含有する。技術
上既知のすべての種類の洗浄性ビルダーが本組成物で使用できるが、ビルダーの
種類および量は、最終組成物が20℃の水中で約1〜約10重量%の濃度で初期
pH約7.0〜約9.0を有するように選ぶべきである。洗浄性ビルダーは、1
982年3月23日発行のスミス等の米国特許第4,321,165号明細書(
ここに参考文献として編入)に記載されている。本発明の好ましい液体洗剤組成
物においては、ビルダーは、好ましくは、組成物の約1〜約20重量%、より好
ましくは約3〜約10重量%を占める。本発明の液体洗剤で使用するのに好まし
いビルダーは、1981年8月18日発行のレイクヒム等の米国特許第4,28
4,532号明細書(ここに参考文献として編入)に記載されている。特に好ま
しいビルダーは、クエン酸である。
酵素は、例えば、タンパク質をベースとするしみ、炭水化物をベースとするし
み、またはトリグリセリドをベースとするしみの除去、および布帛復元を含めて
各種の布帛洗濯の目的で、本処方物に配合できる。配合すべき酵素としては、プ
ロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、およびセルラーゼ、並びにそれらの混合物
が挙げられる。他の種類の酵素も、配合してもよい。それらは、いかなる好適な
起源、例えば、植物、動物、細菌、真菌および酵母起源を有していてもよい。し
かしながら、それらの選択は、数種の因子、例えば、pH活性および/または安
定性最適条件、熱安定性、活性洗剤、ビルダーなどに対する安定性によって支配
される。この点で、細菌または真菌酵素、例えば、細菌アミラーゼおよびプロテ
アーゼ、および真菌セルラーゼが、好ましい。本発明の特に好ましい組成物は、
洗剤処方業者に周知の種類の洗剤酵素、特にアミラーゼ、プロテアーゼ、および
それらの混合物約0.05〜約2重量%を含有する。
酵素は、通常、組成物1g当たり活性酵素約5mgまで(重量)、より典型的に
は約0.01mg〜約3mgを与えるのに十分な量で配合する。換言すれば、本組成
物は、典型的には、市販の酵素製剤約0.001〜約5重量%、好ましくは0.
01〜1重量%を含むであろう。プロテアーゼ酵素は、通常、このような市販の
製剤で組成物1g当たり0.005〜0.1アンソン(Anson)単位(AU)の活
性を与えるのに十分な量で存在する。
プロテアーゼの好適な例は、枯草菌およびB.licheniformsの特定の菌株から
得られるズブチリシンである。別の好適なプロテアーゼは、ノボ・インダストリ
ーズA/Sによって開発され且つ登録商品名エスペラーゼ(ESPERASE)で販売さ
れている8〜12のpH範囲全体にわたって最大活性を有するバチルスの菌株か
ら得られる。この酵素および類似の酵素の調製は、ノボの英国特許第1,243
,784号明細書に記載されている。タンパク質をベースとするしみを除去する
のに好適な市販のタンパク分解酵素としては、ノボ・インダストリーズA/S(
デンマーク)によって商品名アルカラーゼ(ALCALASE)およびサビナーゼ(SAVI
NASE)で販売されているものおよびインターナショナル・バイオーシンセティッ
クス・インコーポレーテッド(オランダ)によって商品名マキサターゼ(MAXATA
SE)で販売されているものが挙げられる。他のプロテアーゼとしては、プロテア
ーゼA(1985年1月9日公開の欧州特許出願第130,756号明細書参照
)およびプロテアーゼB(1987年4月28日出願の欧州特許出願第8730
3761.8号明細書および1985年1月9日公開のボット等の欧州特許出願
第130,756号明細書参照)が挙げられる。
アミラーゼとしては、例えば、英国特許第1,296,839号明細書(ノボ
)
に記載のα−アミラーゼ、インターナショナル・バイオーシンセティックス・イ
ンコーポレーテッド製のラピダーゼ(RAPIDASE)、およびノボ・インダストリー
ズ製のターマミル(TERMAMYL)が挙げられる。
本発明で使用できるセルラーゼとしては、細菌セルラーゼと真菌セルラーゼと
の両方が挙げられる。好ましくは、それらは、5〜9.5のpH最適条件を有す
るであろう。好適なセルラーゼは、Humicola insolens およびHumicola菌株DS
M1800またはアエロモナス属に属するセルラーゼ212産生真菌から産生さ
れる真菌セルラーゼ、およびマリン軟体動物(Dolabella Auricula Solander)
の肝膵臓から抽出されるセルラーゼを開示している1984年3月6日発行のバ
ーベスゴード等の米国特許第4,435,307号明細書に開示されている。ま
た、好適なセルラーゼは、英国特許第2.075.028号明細書、英国特許第
2.095.275号明細書およびDE−OS第2.247.832号明細書に
開示されている。ケアザイム(CAREZYME)(ノボ)がとくに有用である。
洗剤使用に好適なリパーゼ酵素としては、英国特許第1,372,034号明
細書に開示のようなPseudomonas stutzeri ATCC19.154などのPseudom
onas群の微生物によって産生されるものが挙げられる。1978年2月24日公
開の特開昭53−20487号公報中のリパーゼも参照。このリパーゼは、日本
の名古屋のアマノ・ファルマセウティカル株式会社から商品名リパーゼp「アマ
ノ(Amano)」で入手できる(以下「アマノ−P」と称する)。他の市販のリパー
ゼとしては、アマノ−CES、Chromobacter viscosum、例えば、日本の田方の
トーヨー・ジョーゾー・カンパニーから市販されているChromobacter viscosum
var.lipolyticum NRRLB3673からのリパーゼ、および米国のU.S.
バイオケミカル・コーポレーションおよびオランダのディソイント・カンパニー
からの更に他のChromobacter viscosumリパーゼ、およびPseudomonas
gladioliからのリパーゼが挙げられる。Humicola lanuginosaに由来し且つノボ
から市販されているリポラーゼ(LIPOLASE)酵素(EPO第341,947号明
細書も参照)は、ここで使用するのに好ましいリパーゼである。
広範囲の酵素物質および合成洗剤組成物への配合手段も、マッカティー等に1
971年1月5日発行の米国特許第3,553,139号明細書に開示されてい
る。酵素は、更に、1978年7月18日発行のプレース等の米国特許第4,1
01,457号明細書および1985年3月26日発行のヒューズの米国特許第
4,507,219号明細書に開示されている。液体洗剤処方物に有用な酵素物
質およびこのような処方物への配合法は、1981年4月14日発行のホラ等の
米国特許第4,261,868号明細書に開示されている。洗剤で使用するため
の酵素は、各種の技術によって安定化できる。酵素安定化技術は、ジェッジ等に
1971年8月17日発行の米国特許第3,600,319号明細書、および1
986年10月29日公告のベネガスの欧州特許出願公告第0199405号明
細書、出願第86200586.5号明細書に開示され且つ例証されている。ま
た、酵素安定化系は、例えば、米国特許第3,519,570号明細書に記載さ
れている。
ここで使用する酵素は、イオンを酵素に与える完成組成物中の水溶性カルシウ
ムイオン源および/またはマグネシウムイオン源の存在によって安定化してもよ
い(カルシウムイオンは一般にマグネシウムイオンより若干有効であり且つ1種
のみの陽イオンを使用すべきであるならば、ここで好ましい)。追加の安定性は
、各種の他の技術上開示の安定剤、特にボレート種の存在によって与えることが
できる。セバーソンの米国特許第4,537,706号明細書参照。典型的な洗
剤、特に液体洗剤は、完成組成物1リットル当たり約1〜約30ミリモル、好ま
しくは約2〜約20ミリモル、より好ましくは約5〜約15ミリモル、最も好ま
しくは約8〜約12ミリモルのカルシウムイオンを含むであろう。これは、存在
する
酵素の量およびカルシウムまたはマグネシウムイオンへの応答に応じて若干変化
できる。カルシウムまたはマグネシウムイオンの量は、ビルダー、脂肪酸などと
の複合化をさせた後に、組成物中に酵素に利用できる若干の最小量が常時あるよ
うに選ぶべきである。いかなる水溶性カルシウム塩またはマグネシウム塩、例え
ば、限定せずに、塩化カルシウム、硫酸カルシウム、リンゴ酸カルシウム、マレ
イン酸カルシウム、水酸化カルシウム、ギ酸カルシウム、および酢酸カルシウム
、および対応マグネシウム塩も、カルシウムイオン源またはマグネシウムイオン
源として使用できる。少量のカルシウムイオン(一般に1リットル当たり約0.
05〜約0.4ミリモル)も、しばしば、酵素スラリーおよび処方水中のカルシ
ウムのため組成物に存在する。固体洗剤組成物においては、処方物は、洗濯液中
でこのような量を与えるのに十分な量の水溶性カルシウムイオン源を包含しても
よい。或いは、天然水硬度で十分であることがある。
前記量のカルシウムイオンおよび/またはマグネシウムイオンは、酵素安定性
を与えるのに十分であることを理解すべきである。より多いカルシウムイオンお
よび/またはマグネシウムイオンは、グリース除去性能の追加の手段を与えるた
めに組成物に添加できる。従って、一般的な提案として、本組成物は、典型的に
は、水溶性カルシウムイオン源またはマグネシウムイオン源、または両方約0.
05〜約2重量%を含むであろう。量は、勿論、組成物で使用する酵素の量およ
び種類に応じて変化できる。
本組成物は、場合によって(しかし好ましくは)、各種の追加の安定剤、特に
ボレート形安定剤も含有してもよい。典型的には、このような安定剤は、ホウ酸
または組成物中でホウ酸を生成することができる他のボレート化合物(ホウ酸の
基準で計算)約0.25〜約10重量%、好ましくは約0.5〜約5重量%、よ
り好ましくは約0.75〜約4重量%の量で組成物で使用されるであろう。ホウ
酸が好ましい〔他の化合物、例えば、酸化ホウ素、ホウ砂および他のアルカリ金
属ホウ酸塩(例えば、オルトホウ酸ナトリウム、メタホウ酸ナトリウム、ピロホ
ウ酸ナトリウム、およびペンタホウ酸ナトリウム)が好適であるが〕。置換ホウ
酸(例えば、フェニルボロン酸、ブタンボロン酸、およびp−ブロモフェニルボ
ロン酸)も、ホウ酸の代わりに使用できる。
本発明の液体洗剤で使用するのに好ましい他の成分は、1981年8月25日
発行のバラット等の米国特許第4,285,841号明細書(ここに参考文献と
して編入)に記載の中和剤、緩衝剤、相調整剤、ハイドロトロープ、ポリ酸、泡
調整剤、乳濁剤、酸化防止剤、殺細菌剤、染料、香料、および増白剤である。こ
こで使用するのに好ましい中和剤は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの
無機塩基より良い洗浄性能を生ずる有機塩基、特にトリエタノールアミンおよび
モノエタノールアミンである。
下記の非限定例は、本発明の組成物を例示する。ここで使用するすべての%、
部および比率は、特に断らない限り、重量基準である。
例I
ヘビーデューティー液体洗濯洗剤組成物を、表示成分を記載した割合で示され
た順序で混合することによって調製する。プロテアーゼ酵素の添加前に、製品を
室温に冷却する。
製品は、それらを米国洗濯機中で一緒に試験することによってクリーニング効
能について評価する。人工的に汚れた布帛(白色の綿布帛上のメーキャップおよ
び青色の編んだ綿布帛上のバターしみ)をモデル汚れ/しみとして使用する。し
みを先ずそれぞれの組成物1mlの適用によって前処理し、5分間取りのけた後、
95°Fの温度の洗浄液中で標準洗濯機負荷で12分間洗浄する。各組成物の合
計92mlを各洗濯機中で使用する。試験を4回繰り返す。クリーニングされた試
験布帛を−4から+4のパネルスコア単位(PSU)のスケールで専門等級者の
パネルによって残留汚れについて目視的に等級化する。+4は当該製品の最大ク
リーニング利点を示す。
結果は、次の通りである。
結果は、組成物Bが組成物Aより0.3PSUだけ不良であることを示す。同
様に、組成物Cは、組成物Aよりわずかにだけ良い(0.3PSU)。しかしな
がら、組成物Dは、A、BまたはCより有意に優れている。このことは、C12〜14
脂肪酸またはC12〜14アルキルジメチルアミンオキシド(BおよびC)は、ク
リーニングに寄与しないことを確認する。しかしながら、2つのものの組み合わ
せ(D)は、有意のクリーニング上の利益を与える。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 組成物の重量で、 (a)陰イオン合成界面活性剤10%〜40%、 (b)式 〔式中、R1はアルキル、2−ヒドロキシアルキル、または3−ヒドロキシアル キル基であり、アルキルおよびアルコキシはそれぞれ10〜18個の炭素原子を 有し、R2およびR3は各々メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、またはAn (式中、Aはエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド単位であり、nは1 〜10である)である〕 のアミンオキシド半極性非イオン界面活性剤0.2%〜20%、および (c)炭素数10〜22の脂肪酸1%〜20% を含んでなり、前記組成物のpHが20℃の水中の10重量%の濃度で7〜9. 5であり且つ前記組成物がアルキルベンゼンスルホネートを実質上含まないこと を特徴とする、水性ヘビーデューティー液体洗濯洗剤組成物。 2. アミンオキシド界面活性剤対脂肪酸のモル比が2:1から1:4である 、請求項1に記載の組成物。 3. 炭素数10〜18のアルキルサルフェート、10〜18個の炭素原子を 有し且つアルキルサルフェート1モル当たり平均4個までのエチレンオキシド単 位を含有するアルキルエトキシサルフェート、およびそれらの混合物からなる群 から選ばれてなる陰イオン合成界面活性剤15%〜30%を含んでなる、請求項 1または2に記載のヘビーデューティー液体洗剤組成物。 4. 式 R1(OC2H4)nOH(式中、R1はC10〜C16アルキル基または C8〜C12アルキルフェニル基であり、nは3〜9である)のエトキシ化非イオ ン界面活性剤1〜10重量%を更に含んでなり且つ前記非イオン界面活性剤がH LB(すなわち、親水性親油性バランス)6〜14を有してなる、請求項1〜3 のいずれか1項に記載のヘビーデューティー液体洗剤組成物。 5. C9〜C12アルコールとアルコール1モル当たり3〜8モルのエチレン オキシドとの縮合物であるエトキシ化非イオン界面活性剤1.5%〜5%を含ん でなる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘビーデューティー液体洗剤組成 物。 6. 脂肪酸3%〜10%を含んでなる、請求項1〜5のいずれか1項に記載 の組成物。 7. 脂肪酸が飽和C12脂肪酸、飽和C12〜C14脂肪酸、および飽和または不 飽和C12〜C18脂肪酸、およびそれらの混合物からなる群から選ばれてなる、請 求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。 8. R1がC10〜C18アルキルであり、R2およびR3がメチルである、請求 項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。 9. アミンオキシド界面活性剤1%〜5%を含んでなる、請求項1〜8のい ずれか1項に記載の組成物。
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-
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