JPH0952427A - 回転式孔版印刷装置のインキ供給刷出装置 - Google Patents

回転式孔版印刷装置のインキ供給刷出装置

Info

Publication number
JPH0952427A
JPH0952427A JP22698695A JP22698695A JPH0952427A JP H0952427 A JPH0952427 A JP H0952427A JP 22698695 A JP22698695 A JP 22698695A JP 22698695 A JP22698695 A JP 22698695A JP H0952427 A JPH0952427 A JP H0952427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate cylinder
ink
printing
peripheral surface
inner peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22698695A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Kawabe
隆男 川辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP22698695A priority Critical patent/JPH0952427A/ja
Publication of JPH0952427A publication Critical patent/JPH0952427A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 版胴内の余剰インキを回収及び保持して版胴
内のインキ量を正確に測定可能にするとともに、版胴に
一定量の印刷インキを供給して安定な印刷インキの刷り
出しを可能とし、既存の回転式孔版印刷装置にも容易に
適用できる単純な構造の回転式孔版印刷装置用インキ供
給刷出装置を提供する。 【解決手段】 該版胴(2)と印刷用紙(P)との接触
領域に対向した位置で該版胴の内周面に摺接して該内周
面から印刷インキを印刷用紙に刷り出させるスキージブ
レード(52)と、該スキージブレードと離隔して該版
胴の内周面に摺接して自身と版胴内周面との間にインキ
溜め部を形成すると共にそこから版胴の内周面に印刷イ
ンキを供給するドクターブレード(51)とを、基部
(53)から分岐した2枚刃のユニットとして備えるイ
ンキ供給刷出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外周面に孔版原紙
を装着されて自身の中心軸線周りに回転するインキ通過
性の円筒状版胴を備えてなる回転式孔版印刷装置におい
て用いることができるインキ供給刷出装置、及び該イン
キ供給刷出装置を備えてなる回転式孔版印刷装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】回転式孔版印刷装置は、外周面が多孔構
造などによる印刷インキ通過構造にされた円筒状版胴を
備え、その版胴の外周面には、孔版原紙を係止するため
のクランパを備えている。印刷時においては、予め画像
穿孔されて製版された孔版原紙の一端をクランパに係止
させて版胴に巻き付け、該版胴内周面に印刷インキを供
給しつつ該版胴を回転させるとともに印刷用紙を該回転
に同期させて並進移動させる状態にて所定の押圧機構に
より該版胴に密着させ、版胴に含浸された印刷インキを
印刷用紙に転移させることにより孔版印刷される。
【0003】該押圧機構は、通常、版胴の外部でこれに
対向させて設けられたプレスローラと、版胴の内部で該
プレスローラに対向するとともに版胴の内周面に内接し
て回転するように設けられたスキージローラとから構成
され、該プレスローラによって印刷用紙を版胴の外周面
に押圧するとともに該押圧力をスキージローラによって
受け、版胴に含浸された印刷インキを印刷用紙に転移さ
せる。
【0004】かかる押圧機構の場合、スキージローラの
隣りにはドクターローラと呼ばれる部材がスキージロー
ラと僅かな間隔をおいて配置され、印刷時にはスキージ
ローラが回転することにより、スキージローラとドクタ
ーローラとの間に印刷インキが渦を形成して集められる
とともに、印刷に必要な印刷インキはスキージローラと
ドクターローラの間の僅かな間隔からスキージローラの
回転によりその表面を被膜として伝わり、版胴には一定
量の印刷インキが供給される。
【0005】この場合、版胴の印刷インキ残量は、スキ
ージローラとドクターローラの間にできる印刷インキの
渦の大小により判断することができ、スキージローラと
ドクターローラの間に印刷インキを補給して渦の大きさ
を一定に保つことにより版胴の適正インキ量を維持する
ことができる。
【0006】また、印刷用紙が版胴と密着し過ぎて版胴
から完全に剥離されず印刷装置外に排出されない所謂印
刷用紙の「舞い上がり」と呼ばれる現象を防止するため
に、版胴を伸縮性ある材料から構成し、プレスローラの
代わりに紙胴と呼ばれる紙クランパ付きのローラ状紙送
り装置を該版胴の外部でこれに対向させて設け、印刷用
紙が該紙胴に接近した際に該紙胴の紙クランパに印刷用
紙の端部を把持させ、該紙胴の回転と共に該紙胴上で該
印刷用紙を版胴の回転に同期して移動させる状態にて孔
版原紙が印刷用紙に対して押圧されるように該版胴をそ
の内周面から押圧して膨出させて孔版印刷を行う回転式
孔版印刷装置も存在する。
【0007】一方、スキージローラの代わりに、版胴内
周面に摺接する板状のスキージブレードを用いた例が特
開平5−69649号公報に提案されている。この場
合、スキージブレードと版胴内周面との間にインキ溜り
部が形成され、版胴の回転時に該インキ溜り部の印刷イ
ンキが上記と同様のインキ渦を形成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記スキージローラを
用いた回転式孔版印刷装置において、印刷原稿中に印刷
される部分の少ない原稿にて印刷を行った場合、印刷に
不要な印刷インキが余剰インキとして版胴内周面に残
る。そのうちの一定量はスキージローラの表面を伝わ
り、印刷インキの渦に戻るが、その量にも限界があり、
余剰インキが版胴と孔版原紙の隙間から外部に漏れた場
合は印刷用紙を汚すこともある。
【0009】また、上記スキージブレードを用いた回転
式孔版装置では、該スキージブレード及びその付近の版
胴はプレスローラによって押圧される際に形状が変化
し、スキージブレードと版胴の内周面との間に形成され
る空間に変化が生じるため、上記インキ渦は安定性に欠
け、該インキ渦によって版胴のインキ量を正確に測定す
ることはできない。その結果、余剰インキが発生した場
合、版胴の下方に蓄積され、版胴から染みだして印刷用
紙を汚すことにもなる。
【0010】本発明は、インキを版胴内周面から印刷用
紙に刷り出すために上述のようなスキージブレードを利
用する回転式孔版印刷装置において、版胴内のインキ量
を測定できるようにするとともに、孔版印刷に必要な最
低限度の印刷用インキを常に一定の量だけ版胴に供給し
て印刷に不要な余剰インキを回収及び保持でき、安定な
印刷インキの刷り出しを行うことができ、さらには、既
存の回転式孔版印刷装置にも容易に適用できる単純な構
造のインキ供給刷出装置、及びこれを備えた回転式孔版
印刷装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、外周面に孔版原紙を装着されて自身の中心軸線周
りに回転するインキ通過性の円筒状版胴を備えてなる回
転式孔版印刷装置の版胴内周面に印刷インキを供給する
とともにこれを該内周面から刷り出させるインキ供給刷
出装置であって、該版胴と印刷用紙との接触領域に対向
した位置で該版胴の内周面に摺接して該内周面から印刷
インキを印刷用紙に刷り出させるスキージブレードと、
該スキージブレードと離隔して該版胴の内周面に摺接し
て自身と版胴内周面との間にインキ溜め部を形成すると
共にそこから版胴の内周面に印刷インキを供給するドク
ターブレードとを、基部から分岐した2枚刃のユニット
として備えてなることを特徴とする回転式孔版印刷装置
のインキ供給刷出装置を提供することによって達成され
る。
【0012】すなわち、本発明のインキ供給刷出装置
は、印刷インキを版胴内周面から印刷用紙に刷り出すス
キージブレードとは別に、該スキージブレードと離隔し
て該版胴の内周面に摺接するドクターブレードを設けた
ので、版胴に供給された余剰の印刷インキは版胴の回転
時にドクターブレードによって掻き取られ、ドクターブ
レードと版胴内周面との間に形成されるインキ溜め部に
インキ渦を形成して溜められるので、スキージブレード
の周辺に余剰インキが集まることが防止される。しか
も、ドクターブレードをスキージブレードから離隔させ
て設けたので、そこに形成されるインキ溜め部に生じる
インキ渦も、印刷時にスキージブレード付近に生じる版
胴の変形による影響を受けることがなく安定であり、該
インキ渦の大小は正確に版胴のインキ量を反映し、版胴
内周面には該インキ溜め部からドクターブレードによっ
て一定量のインキが安定して導出され、印刷インキはス
キージブレードによって印刷用紙が安定して刷り出され
る。
【0013】かくして、このインキ溜め部にインキ量検
知手段を配置してインキ渦の大小を測定することにより
版胴のインキ量を正確に観測することができ、インキ量
検知手段がインキ量の不足を検知した場合は、該インキ
量検知手段に応答して所定のインキ供給手段から当該イ
ンキ溜め部に直接印刷インキが補給されるようすれば、
版胴のインキ量を常に一定に保持することができる。な
お、このインキ溜め部には、そこに版胴の回転時に形成
されるインキ渦を安定化させために、ドクターブレード
と平行にインキ攪拌パイプを配置しておくことが好まし
い。
【0014】このドクターブレードを版胴の内周面と摺
接させる位置は、前記版胴の「回転の下降側」、すなわ
ち、版胴の中心軸線方向に見て版胴が時計方向に回転す
る場合は版胴の右半分の領域とすることが好ましく、版
胴の中心軸線方向に見て版胴が反時計方向に回転する場
合は版胴の左半分の領域とすることが好ましい。尚、本
明細書において版胴の「回転の上昇側」という場合は版
胴の「回転の下降側」の残りの領域を意味する。版胴の
回転の上昇側でドクターブレードを版胴の内周面と摺接
させた場合、版胴の回転を停止させた時にインキ溜め部
からインキが版胴底部に流出するが、版胴の回転の下降
側でインキブレードを版胴の内周面と摺接させた場合
は、版胴の回転停止時にインキ溜め部からインキが下方
へ流出することが防止される。
【0015】このドクターブレードは、版胴内周面に摺
接して版胴の回転時に版胴の余剰印刷インキを掻き取
り、自身の版胴回転方向上流側の面と版胴内周面との間
にインキ溜め部を形成するとともに、そこから版胴回転
方向下流側に所定量の印刷インキを版胴へ押し込んで導
出するものであれば如何なる形態のものであっても良い
が、版胴の中心軸線と平行に延在して版胴内周面と摺接
するゴム等の弾性のある材質から製作されたものである
ことが好ましい。
【0016】また、スキージブレードは、該版胴と印刷
用紙との接触領域に対向した位置で該版胴の内周面に摺
接して該内周面から印刷インキを印刷用紙に刷り出させ
るものであれば如何なる形態のものであっても良いが、
版胴の中心軸線と平行に延在して版胴内周面と摺接する
ゴム等の弾性のある材質から製作されたものであること
が好ましい。
【0017】本発明のインキ供給刷出装置では、スキー
ジブレードとドクターブレードを基部から分岐する2枚
刃のユニットとして構成しているが、該ユニットは、ス
キージブレードとドクターブレードの両者を単一の基部
に連結させて構成してもよいし、スキージブレードとド
クターブレードをゴム等の材料で基部とともに一体成形
して構成することもできる。このようにユニット化され
た本発明のインキ供給刷出装置は、従来の回転式孔版印
刷装置の版胴や外部ローラの構成に実質的な変更を加え
ることなく、スキージローラやスキージブレードの代わ
りとして配置することにより適用することができる。
【0018】かくして、本発明の他の局面によれば、外
周面に孔版原紙を装着されて自身の中心軸線周りに回転
するインキ通過性の円筒状版胴と、印刷用紙を該版胴の
回転に同期して移動させる状態にて孔版原紙に押圧する
ように版胴の外側に配置されたプレスローラと、該版胴
の内周面に印刷インキを供給するとともにこれを該内周
面から刷り出すように版胴の内部に配置されたインキ供
給刷出装置を有する回転式孔版印刷装置において、該イ
ンキ供給刷出装置が、該プレスローラに対向した位置で
該版胴の内周面に摺接して該内周面から印刷インキを印
刷用紙に刷り出させるスキージブレードと、該スキージ
ブレードと離隔して該版胴の内周面に摺接して自身と版
胴内周面との間にインキ溜め部を形成すると共にそこか
ら該版胴の内周面に印刷インキを供給するドクターブレ
ードとを、基部から分岐した2枚刃のユニットとして備
えてなることを特徴とする回転式孔版印刷装置が提供さ
れる。
【0019】かかる版胴外部にプレスローラを備えた回
転式孔版印刷装置においては、版胴の回転時、ドクター
ブレードは版胴の回転の下降側で版胴内周面に常に摺接
させ、スキージブレードは前記プレスローラが印刷用紙
を版胴に押圧して版胴が内方に撓んだ時だけ版胴内周面
と摺接するように版胴内周面から僅かな間隔を於いて固
定すると、余剰の印刷インキがスキージブレード周辺に
蓄積されずドクターブレードのインキ溜め部に集められ
るので好ましい。
【0020】また、本発明の更に他の局面によれば、上
述のようなインキ供給刷出装置を利用した別の回転式孔
版印刷装置として、外周面に孔版原紙を装着されて自身
の中心軸線周りに回転するインキ通過性で伸縮性の円筒
状版胴を備え、該版胴に対向して設けられた紙送り装置
上を印刷用紙が該版胴の回転に同期して移動する状態に
て孔版原紙が印刷用紙に対して押圧されるように該版胴
をその内周面から押圧して膨出させて孔版印刷を行う回
転式孔版印刷装置において、該版胴をその内周面から押
圧して印刷用紙まで膨出させると共に該内周部から印刷
インキを印刷用紙に刷り出させるように該版胴の内周面
に摺接するスキージブレードと、該スキージブレードと
離隔して該版胴の内周面に摺接して自身と版胴内周面と
の間にインキ溜め部を形成すると共にそこから該内周面
に印刷インキを供給するドクターブレードとを、基部か
ら分岐した2枚刃のユニットとして備えてなるインキ供
給刷出装置を有することを特徴とする回転式孔版印刷装
置が提供される。
【0021】かかる伸縮性の版胴を用いた回転式孔版印
刷装置においても、版胴の回転時、ドクターブレードは
常に版胴の回転の下降側で版胴内周面に摺接するように
し、スキージブレードは版胴内周面から適宜脱着するよ
うにインキ供給刷出装置を適当な支点回りに回動可能に
配置することが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の具体例を説明するが、本発明は当該具体例によって
何ら限定されるものではない。
【0023】図1は、本発明の回転式孔版印刷装置の全
体を概略的に示すものであり、数字1は孔版印刷装置全
体を示す。孔版印刷装置1は筺体10を備え、その内部
に多孔金属板、メッシュ構造体等の材質からなるインキ
通過性の円筒状版胴2がその中心軸回りに回転可能に設
けられている。版胴2の外周には、図示されていない画
像穿孔装置によって予め画像穿孔された孔版原紙3の端
部をクランプ21とクランプベース22によって挟む形
態にて巻き付けて孔版原紙3を装着できるようにされて
いる。
【0024】印刷を行う場合には、装置を使用する使用
者が印刷開始のスイッチを入れると、図示されていない
駆動モータが回転し、該駆動モータに連動した版胴2が
矢印Aの方向に回転し始める。更に該駆動モータは印刷
用紙Pを案内板62上から版胴2の近傍に送付する給紙
機構61に連動していて、印刷用紙Pを版胴2の回転毎
にその近傍に順次送り込む。そして、印刷用紙Pが版胴
2の近傍に送付されると、センサー63がその印刷用紙
Pの位置を認知し、版胴2の直下でこれに対向させて昇
降可能に設けられたプレスローラ41を矢印Dの方向に
押し上げて印刷用紙Pを版胴2の外周面上の孔版原紙3
に押し付けるとともに、版胴2の回転に同期して矢印B
の方向に回転させて紙送りすることにより印刷用紙Pに
孔版印刷が行われる。孔版印刷された印刷用紙Pは分離
爪65によって版胴2から分離され、案内板64上を通
り排紙台66に収容される。
【0025】図2は図1の版胴2の内部構造を示す概略
図であり、版胴2は、その回転の下降側、すなわち符号
Eで示した側の領域の下方で版胴2の内周面と摺接する
ドクターブレード51を備えるとともに、版胴2の最下
部で版胴2の内周面と僅かな間隔をおいて配置されたス
キージブレード52を備えている。ドクターブレード5
1とスキージブレード52は、該版胴の中心軸線と平行
に延在するゴム等の弾力性のある材質からできた板状の
部材からなり、両者は基部53から分岐する断面概略V
字状の2枚刃として一体に形成されて本発明のインキ供
給刷出装置を構成している。
【0026】該インキ供給刷出装置は、基部53とスキ
ージブレード52の上面で取付具54に固定されて、ド
クターブレード51及びスキージブレード52は共に基
部53から版胴2の回転方向下流側、即ち、図2におい
て右側に向けて傾斜して延在するように配置されてい
る。
【0027】かくして、ドクターブレード51と版胴2
の内周面とにより、版胴2の回転方向上流側に断面略V
字状の溝56が画定されるので、該溝56がインキ溜め
部として機能する。印刷インキは、インキタンク71か
らインキポンプ72によって版胴2内に配置されたディ
ストリビュータ73に送られ、そこから溝56へ直接供
給される。
【0028】図示の例では、ドクターブレード51及び
スキージブレード52は基部53と共にゴム等の弾力性
のある材料で一体に形成されているが、両者は、少なく
とも版胴2と摺接する先端部をゴム等の弾力性のある材
料で構成すればよく、例えば、基部53を金属等の別の
材料で構成し、これにドクターブレード51およびスキ
ージブレード52を連結させることもできる。
【0029】図3に示されるように、印刷時は、版胴2
の回転に伴いスキージローラ41が上昇して印刷用紙P
を版胴2の外周面に向けて押圧するとともに、該スキー
ジローラ41の押圧力により版胴2が上方に歪み、スキ
ージブレード52が版胴2の内周面に摺接する。この
時、該溝56に供給された印刷インキは版胴2の回転と
ともにドクターブレード51の版胴2との摺接点から版
胴2に押し込まれ、版胴2は一定量の印刷インキを含浸
した状態で版胴2と印刷用紙Pとの接触領域に至り、そ
こで印刷インキはスキージブレード52によって刷り出
され、印刷用紙Pに印刷インキが転移される。この時、
スキージブレード52は、その上面が取付具54によっ
て裏打ちされているので、プレスローラ41の押圧力に
対する耐圧部材として十分に機能する。
【0030】そして、印刷用紙Pに転移されない余剰イ
ンキはドクターブレード51によって掻き取られて溝5
6に溜められ、版胴2は常に一定量の印刷インキを含浸
した状態に維持され、該溝56に溜められたインキは、
版胴の回転によりインキ渦を形成する。なお、溝56内
にはインキ攪拌パイプ55がドクターブレード5と平行
に配設されているので、印刷インキは、版胴2の回転に
伴い、インキ攪拌パイプ55の周りを連れ回りしつつ渦
流としてインキ渦を安定に形成する。
【0031】このインキ渦は、プレスローラ41が孔版
原紙Pを版胴2に押圧する位置から離隔した個所に画定
された溝56の中に形成されるので、プレスローラ41
による影響を受けずに安定に形成され、このインキ渦の
大きさは版胴内のインキ量を正確に反映する。したがっ
て、溝56にインキ量検知手段(図示せず)設けて該イ
ンキ渦の大小を測定することにより版胴内部のインキ量
を正確に測定することができる。印刷が進行すれば、イ
ンキ渦の大きさは小さくなるが、インキ渦の大きさが所
定の大きさよりも小さくなった時にインキ量検知手段が
反応してインキポンプ72を作動させ、ディストリビュ
ータ73から印刷インキを溝56に補給し、インキ渦が
所定の大きさになった時にインキポンプ72の作動を停
止させてインキの供給を停止するようにすれば、版胴内
部のインキ量を一定に制御することもできる。
【0032】図2及び3の例では、ドクターブレード5
1が図2の符号Eで示される版胴の回転の下降側の領域
で摺接しているため、版胴の回転が停止した時でも、溝
56から印刷インキが流出することがないので好都合で
あるが、本発明においては、かかるドクターブレード5
1を版胴の回転の上昇側で摺接させることを妨げるもの
ではない。
【0033】図4は、本発明の他の具体例を示すもので
あり、多孔金属板、メッシュ構造体等の材料の一端をク
ランプベース22に固定し、他端をバネ23を介して伸
縮自在に可動とすることにより伸縮性とした円筒状版胴
2を備え、該版胴2の下方には、これと僅かな隙間を置
いて対向配置された紙胴45を備えている点で、図1の
装置と異なっている。該紙胴45は版胴45とほぼ同一
の半径を有する剛性の高い円筒であり、その中心軸線回
りに矢印Bの方向に回転可能であるが、図1のプレスロ
ーラ41とは異なり、上下移動せず、その外周面には印
刷用紙Pの端部を把持する紙クランパ46を備えてい
る。
【0034】印刷を行う場合には、装置を使用する使用
者が印刷開始のスイッチを入れると、図示されていない
駆動モータが回転し、該駆動モータに連動した版胴2が
矢印Aの方向に回転し始める。更に該駆動モータは印刷
用紙Pを案内板62上から版胴2の近傍に送付する給紙
機構61に連動していて、印刷用紙Pを版胴2の回転毎
にその近傍に順次送り込む。そして、印刷用紙Pが版胴
2の近傍に送付されると、センサー63がその印刷用紙
Pの位置を認知し、紙胴45の紙クランパ46が開き、
印刷用紙Pの端部を固定し、紙胴45は版胴2の回転に
同期して矢印Bの方向に回転して紙送りする。孔版印刷
された印刷用紙Pは紙クランパ46から離脱し排紙台6
6に収容される。
【0035】図5は、図4の版胴2の内部構造を示す概
略図であり、版胴2の内部には、基部53から二股に分
岐するドクターブレード51とスキージブレード52を
備えた断面概略V字状の2枚刃として一体に形成された
インキ供給刷出装置を備えている点で、図1乃至3の装
置と共通する。しかし、該インキ供給刷出装置は、その
基部53でホルダー26に取り付けられている点で図1
乃至3の装置と異なる。また、版胴2の内部には、版胴
2の一回転毎に一回転するように版胴2と連動するカム
24が設けられている。そして、ホルダー26は、カム
フォロア28を備え、バネ25によって該カムフォロア
28がカム24に常に当接するように付勢されるととも
に、カム24の回転に伴い支点27回りに揺動可能に配
置されている。
【0036】該支点27は、版胴2の回転中にドクター
ブレード51の先端を版胴2の内周面に常に摺接させた
状態に保つ一方でスキージブレード52の先端を版胴2
の内周面から着脱可能に上下移動させるに適当な位置に
配置される。かかる動作は、例えば、図5に示すよう
に、支点27からスキージブレード52の先端までの距
離を、支点27からドクターブレード51の先端までの
距離をよりも短くすることで良好に達成することができ
る。
【0037】図5に示されるように、印刷時、印刷用紙
Pが版胴2の回転に同期した状態で版胴2と紙胴45と
の間に送られる間は、ホルダー26はバネ25の作用に
よりスキージブレード52を下方に移動させ、版胴2の
内周面を下方に押圧して版胴2を外方へ膨出させ、版胴
2を紙胴45上の印刷用紙Pに押圧させるとともに、版
胴2内周面から印刷インキを刷り出し、孔版原紙3を介
して印刷インキを印刷用紙Pに転移させ、孔版印刷を行
う。
【0038】また、図6に示されるように、版胴2のク
ランプベース22が下方に位置し、紙胴2が印刷用紙P
の給付を待機する状態では、ホルダー26はカム24に
よってバネ25に抗して押圧され、支点27を中心に反
時計回り僅かに揺動されるので、スキージーブレード5
2の先端は上方へ移動させられ、版胴2の内周面から離
脱する。
【0039】図5及び6の状態において、ドクターブレ
ード51は常に版胴2の内周面に摺接するように保たれ
ているため、版胴2の内部の余剰印刷インキはドクター
ブレード51によって掻き取られ、版胴の停止時及び回
転時を問わず、ドクターブレード51の版胴回転方向上
流側に画定された断面略V字状の溝56に溜められる。
そして、版胴回転時には該溝56に溜められた印刷イン
キは版胴2の回転とともにドクターブレード51の版胴
2との摺接点から版胴2に押し込まれ、版胴2は一定量
の印刷インキを含浸した状態でスキージブレード52へ
到達し、そこで印刷インキが刷り出されるので、安定に
孔版印刷が行われる。
【0040】また、図1乃至3の場合と同様に、図4乃
至6の場合も該溝56に溜められた印刷インキは版胴の
回転によりインキ渦を形成し、そのインキ渦はドクター
ブレード5と平行に配設さたインキ攪拌パイプ55に安
定化される。このインキ渦は、スキージブレード52が
版胴2を押圧する位置とは離隔した位置に形成されるの
で、スキージブレード52による版胴2の変形の影響を
受けずに安定に維持され、このインキ渦の大きさは版胴
内のインキ量を正確に反映するので、図1乃至3に関連
して前述したように、溝56にインキ量検知手段(図示
せず)設けて該インキ渦の大小を測定することにより版
胴のインキ量を正確に測定することができ、インキ渦の
大きさが所定の大きさよりも小さくなった時にインキ量
検知手段が反応してインキポンプ72を作動させ、ディ
ストリビュータ73から印刷インキが溝56に補給され
るようにして、版胴内部のインキ量を一定に制御するこ
ともできる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、インキを版胴内周面か
ら印刷用紙に刷り出すためにスキージブレードを利用す
る回転式孔版印刷装置において、スキージブレードから
分岐してスキージブレードとは異なった位置で版胴の内
周面と摺接するドクターブレードを備えたインキ供給刷
出装置を使用したので、版胴内部の余剰インキはドクタ
ーブレードによって掻き取られて、ドクターブレードと
版胴との間に形成されるインキ溜め部に保持されるとと
もに、該インキ溜め部からは常に一定量のインキが版胴
に供給されるのでスキージブレードから安定に印刷イン
キが刷り出される。
【0042】さらに、該インキ溜め部は、スキージブレ
ードの版胴摺接部位とは離隔した位置に形成されるの
で、版胴の回転中そこに形成されるインキ渦は安定なも
のとなるので、インキ渦の大小は正確に版胴内のインキ
量を反映し、この大小を測定することにより、版胴内に
必要量の印刷インキを正確に補給することができ、版胴
のインキ量を一定に保持することができるようになり、
余剰の印刷インキが版胴から漏れ出すことも防止でき
る。
【0043】また、本発明のインキ供給刷出装置はスキ
ージブレードとドクターブレードを2枚刃のユニットと
して備えているので、既存の回転式孔版印刷装置の版胴
に容易に適用することができ、装置の部品点数を減らし
コストを削減することにも貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転式孔版印刷装置の具体例の全体を
概略的に示す側面図である。
【図2】図1の版胴の内部構造を非印刷状態で示す側面
図である。
【図3】図1の版胴の内部構造を印刷状態で示す側面図
である。
【図4】本発明の回転式孔版印刷装置の具体例の全体を
概略的に示す側面図である。
【図5】図4の版胴の内部構造を印刷状態で示す側面図
である。
【図6】図4の版胴の内部構造を非印刷状態で示す側面
図である。
【符号の説明】
1 孔版印刷装置 10 筐体 2 版胴 21 クランプ 22 クランプベース 23 バネ 24 カム 25 バネ 26 ホルダー 27 支点 28 カムフォロア 3 孔版原紙 41 プレスローラ 45 紙胴 46 紙クランパ 51 ドクターブレード 52 スキージブレード 53 基部 54 取付具 55 インキ攪拌パイプ 56 溝 61 給紙機構 62 案内板 63 センサー 64 案内板 65 分離爪 66 排紙台 P 印刷用紙

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に孔版原紙を装着されて自身の中
    心軸線周りに回転するインキ通過性の円筒状版胴を備え
    てなる回転式孔版印刷装置の版胴内周面に印刷インキを
    供給するとともにこれを該内周面から刷り出させるイン
    キ供給刷出装置であって、該版胴と印刷用紙との接触領
    域に対向した位置で該版胴の内周面に摺接して該内周面
    から印刷インキを印刷用紙に刷り出させるスキージブレ
    ードと、該スキージブレードと離隔して該版胴の内周面
    に摺接して自身と版胴内周面との間にインキ溜め部を形
    成すると共にそこから版胴の内周面に印刷インキを供給
    するドクターブレードとを、基部から分岐した2枚刃の
    ユニットとして備えてなることを特徴とする回転式孔版
    印刷装置のインキ供給刷出装置。
  2. 【請求項2】 外周面に孔版原紙を装着されて自身の中
    心軸線周りに回転するインキ通過性の円筒状版胴と、印
    刷用紙を該版胴の回転に同期して移動させる状態にて孔
    版原紙に押圧するように版胴の外側に配置されたプレス
    ローラと、該版胴の内周面に印刷インキを供給するとと
    もにこれを該内周面から刷り出すように版胴の内部に配
    置されたインキ供給刷出装置を有する回転式孔版印刷装
    置において、該インキ供給刷出装置が、該プレスローラ
    に対向した位置で該版胴の内周面に摺接して該内周面か
    ら印刷インキを印刷用紙に刷り出させるスキージブレー
    ドと、該スキージブレードと離隔して該版胴の内周面に
    摺接して自身と版胴内周面との間にインキ溜め部を形成
    すると共にそこから該版胴の内周面に印刷インキを供給
    するドクターブレードとを、基部から分岐した2枚刃の
    ユニットとして備えてなることを特徴とする回転式孔版
    印刷装置。
  3. 【請求項3】 ドクターブレードは版胴の回転の下降側
    で版胴内周面に摺接している請求項2に記載の回転式孔
    版印刷装置。
  4. 【請求項4】 スキージブレードは前記プレスローラが
    印刷用紙を版胴に押圧して版胴が内方に撓んだ時だけ版
    胴内周面と摺接するように版胴内周面から僅かな間隔を
    於いて固定されている請求項3に記載の回転式孔版印刷
    装置。
  5. 【請求項5】 前記インキ溜め部には、そこに版胴の回
    転時に形成されるインキ渦を安定化させるインキ攪拌パ
    イプがドクターブレードと平行に配置されている請求項
    4に記載の回転式孔版印刷装置。
  6. 【請求項6】 外周面に孔版原紙を装着されて自身の中
    心軸線周りに回転するインキ通過性で伸縮性の円筒状版
    胴を備え、該版胴に対向して設けられた紙送り装置上を
    印刷用紙が該版胴の回転に同期して移動する状態にて孔
    版原紙が印刷用紙に対して押圧されるように該版胴をそ
    の内周面から押圧して膨出させて孔版印刷を行う回転式
    孔版印刷装置において、該版胴をその内周面から押圧し
    て印刷用紙まで膨出させると共に該内周面から印刷イン
    キを印刷用紙に刷り出させるように該版胴の内周面に摺
    接するスキージブレードと、該スキージブレードと離隔
    して該版胴の内周面に摺接して自身と版胴内周面との間
    にインキ溜め部を形成すると共にそこから該内周面に印
    刷インキを供給するドクターブレードとを、基部から分
    岐した2枚刃のユニットとして備えてなるインキ供給刷
    出装置を有することを特徴とする回転式孔版印刷装置。
  7. 【請求項7】 ドクターブレードは版胴の回転の下降側
    で版胴内周面に摺接する請求項6に記載の回転式孔版印
    刷装置。
  8. 【請求項8】 インキ供給刷出装置は、ドクターブレー
    ドを常に版胴内周面に摺接させる一方でスキージブレー
    ドを版胴内周面から脱着できるように、支点回りに回動
    可能に配置されている請求項7に記載の回転式孔版印刷
    装置。
  9. 【請求項9】 前記インキ溜め部には、そこに版胴の回
    転時に形成されるインキ渦を安定化させるインキ攪拌パ
    イプがドクターブレードと平行に配置されている請求項
    8に記載の回転式孔版印刷装置。
JP22698695A 1995-08-14 1995-08-14 回転式孔版印刷装置のインキ供給刷出装置 Pending JPH0952427A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22698695A JPH0952427A (ja) 1995-08-14 1995-08-14 回転式孔版印刷装置のインキ供給刷出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22698695A JPH0952427A (ja) 1995-08-14 1995-08-14 回転式孔版印刷装置のインキ供給刷出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0952427A true JPH0952427A (ja) 1997-02-25

Family

ID=16853722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22698695A Pending JPH0952427A (ja) 1995-08-14 1995-08-14 回転式孔版印刷装置のインキ供給刷出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0952427A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0755798B1 (en) Ink-supply control device and stencil printing machine having the same
US6295924B1 (en) Stencil printing apparatus
US20090147047A1 (en) Printer
JPH0952426A (ja) 回転式孔版印刷装置
JP2625435B2 (ja) 孔版式製版印刷装置
JP2005297193A (ja) 孔版印刷装置
KR0168236B1 (ko) 공판식 제판인쇄장치의 착판 및 배판장치
JP3523930B2 (ja) 孔版印刷ドラム
JPH1120290A (ja) 孔版印刷用ドラム
JP3668056B2 (ja) 印刷装置及び現像装置
JP4596401B2 (ja) インキ量検知装置及びインキ量検知センサ
KR0168237B1 (ko) 공판식 인쇄기기의 인쇄용 원지필름 장착기구
CN100377890C (zh) 模版印刷机
JP2001162916A (ja) 孔版印刷装置
KR0121168Y1 (ko) 공판식 제판인쇄장치의 클램프 장치
JP4774277B2 (ja) 孔版印刷装置
JP2898113B2 (ja) 孔版印刷装置
JP3731018B2 (ja) 孔版印刷装置
JPH09300806A (ja) 薄肉版胴型輪転孔版印刷機ならびに該印刷機のインク馴染み運転方法および印刷運転方法
JP2007283705A (ja) 孔版印刷装置
JP2005297196A (ja) 孔版印刷装置
JPH09331419A (ja) 給紙装置
JPH04221673A (ja) ブランケットシリンダ清掃装置
JP2000118115A (ja) 孔版印刷装置
JP2006123345A (ja) インキ量検知装置、インキ量検知方法、印刷装置および孔版印刷装置