JPH0952888A - 2−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒドロフランの製造方法 - Google Patents
2−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒドロフランの製造方法Info
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- JPH0952888A JPH0952888A JP8166733A JP16673396A JPH0952888A JP H0952888 A JPH0952888 A JP H0952888A JP 8166733 A JP8166733 A JP 8166733A JP 16673396 A JP16673396 A JP 16673396A JP H0952888 A JPH0952888 A JP H0952888A
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Abstract
原子に対して110〜1000モル倍の、エレクトロニ
ックパラメーター(Electronic Param
eter:ν−Values)が2080〜2090c
m-1であり、かつステリックパラメーター(Steri
c Parameter:θ−Values)が135
〜190°である下記一般式(1) 【化1】 (式中R1、R2およびR3はそれぞれ炭素数が7以上の
置換アリール基を表す)で示されるトリス(置換アリー
ル)ホスファイトの存在下に、2−メチル−2−プロペ
ン−1−オールを水素および一酸化炭素と反応させる。 【効果】 医薬、農薬など、各種のファインケミカルズ
の合成中間体として有用な2−ヒドロキシ−4−メチル
テトラヒドロフランを工業的に有利に製造することがで
きる。
Description
プロペン−1−オール(メタリルアルコール)をロジウ
ム化合物の存在下に水素および一酸化炭素と反応させて
2−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒドロフランを製造
する方法に関する。本発明によって得られる2−ヒドロ
キシ−4−メチルテトラヒドロフランは、医薬、農薬な
ど、各種のファインケミカルズの合成中間体として有用
であり、例えば、還元することにより、ポリエステル等
の高分子化合物の原料や有機化合物の合成中間体として
有用な2−メチル−1,4−ブタンジオールに変換する
ことができる。
よび一酸化炭素と反応させてアルデヒドを製造する方法
は、ヒドロホルミル化反応あるいはオキソ反応とよばれ
ており、工業的に有用な合成法である。ヒドロホルミル
化反応では、触媒として通常コバルト化合物やロジウム
化合物が用いられている。中でもロジウム化合物は、ヒ
ドロホルミル化反応に対する触媒活性、アルデヒド選択
性においてコバルト触媒より一段と優れている。かかる
ロジウム化合物としては、ロジウムと一酸化炭素との錯
体であるロジウムカルボニル化合物が一般的に使用され
るが、ロジウムカルボニル化合物自体は反応性に富む不
安定な化合物であるため、通常、リン、ヒ素、アンチモ
ンなどを含む配位子によって修飾して安定化した形の化
合物として使用される。この際、配位子としてトリフェ
ニルホスフィン等の有機リン化合物が好んで用いられて
いる。
してテトラヒドロフラン類を製造することは公知であ
り、数多くの例が報告されている。例えば、特公昭53
−19563号公報にはアリルアルコールをヒドロホル
ミル化して2−ヒドロキシテトラヒドロフランを合成す
る方法が開示されている。該公報に記載された方法によ
れば、触媒としてロジウム化合物を使用し、これを修飾
する配位子としてトリフェニルホスフィンを用い、4k
g/cm2以下の低い圧力で反応を行い、高いヒドロホ
ルミル化選択率が達成されている。また、文献〔J. Pra
kt. Chem., 314, 840-850(1972) 〕には、置換基を有す
るアリルアルコールをトリフェニルホスフィンで修飾さ
れたロジウム化合物であるRhCl(CO)(PP
h3)2を用いてヒドロホルミル化し、次いで還元するこ
とにより1,4−ブタンジオール類を製造する方法が記
載されているが、この際、中間体であるヒドロホルミル
化生成物として2−ヒドロキシテトラヒドロフラン類が
生成することが開示されている。
ファインケミカルズの合成中間体として有用な2−ヒド
ロキシ−4−メチルテトラヒドロフランを工業的に製造
すべく、出発物質として2−メチル−2−プロペン−1
−オールを用いて上記文献に記載された合成法の実施を
試みたところ、以下の問題点が存在することを認めた。
すなわち、2−メチル−2−プロペン−1−オールのヒ
ドロホルミル化を、触媒として従来から工業的に最も好
んで用いられているトリフェニルホスフィンを配位子に
もつロジウム化合物を使用し、4kg/cm2以下の低
い圧力で実施すると、その反応速度は極めて小さい。こ
のため、2−メチル−2−プロペン−1−オールのヒド
ロホルミル化を工業的に実施するためにはロジウム触媒
の濃度を高くせざるを得ない。しかるにロジウム化合物
は極めて高価であるので、触媒として使用するにあたっ
ては長期に亘って循環使用しなければ経済性が損なわれ
てしまう。一方、反応圧力を例えば100kg/cm2
まで高めるとヒドロホルミル化の反応速度は大きくなる
が、それでもなお経済的に満足できるほどにロジウム化
合物の使用量を減らすことはできない。
オールのヒドロホルミル化によって2−ヒドロキシ−4
−メチルテトラヒドロフランを工業的に有利に製造する
ためには、トリフェニルホスフィンを配位子として使用
した場合よりも反応速度が大きくなるような配位子を使
った触媒系を構築することが重要な課題となる。
を解決すべく鋭意検討した結果、2−メチル−2−プロ
ペン−1−オールのヒドロホルミル化を行う際に特定の
リン化合物を反応系に共存させると、触媒であるロジウ
ム化合物の濃度が低くても反応速度を大きくすることが
でき、工業的に有利に実施しうる反応系となることを見
出し、本発明を完成させるに至った。
びロジウム1グラム原子に対して110〜1000モル
倍の、エレクトロニックパラメーター(Electro
nic Parameter:ν−Values)が2
080〜2090cm-1であり、かつステリックパラメ
ーター(Steric Parameter:θ−Va
lues)が135〜190°である下記一般式(1)
数が7以上の置換アリール基を表す)で示されるトリス
(置換アリール)ホスファイトの存在下に、2−メチル
−2−プロペン−1−オールを水素および一酸化炭素と
反応させることを特徴とする2−ヒドロキシ−4−メチ
ルテトラヒドロフランの製造方法である。
ーターは、文献〔C.A.Tolman, Chem. Rev.,177, 313(19
77)〕の記載に従って定義された値であり、エレクトロ
ニックパラメーターとはジクロルメタン中で測定された
Ni(CO)3L(Lはリン配位子)のCOのA1赤外
吸収スペクトルの振動数で定義されるものであり、また
ステリックパラメーターとはリン原子の中心から2.2
8オングストロームの位置でリンに結合している基の最
も外側にある原子のファンデルワールス半径を囲むよう
に描いた円錐の頂角で定義されるものである。
ホスファイトは、エレクトロニックパラメーターが20
80〜2090cm-1であり、かつステリックパラメー
ターが135〜190°であることが必要である。トリ
ス(置換アリール)ホスファイトとしてエレクトロニッ
クパラメーターまたはステリックパラメーターのいずれ
か一方がこの範囲外にあるものを使用すると、2−メチ
ル−2−プロペン−1−オールのヒドロホルミル化反応
において大きな反応速度と2−ヒドロキシ−4−メチル
テトラヒドロフランへの高い選択率を同時に達成するこ
とはできない。
R3はそれぞれ炭素数が7以上の置換アリール基を表
す。R1、R2およびR3の炭素数の上限については特に
制限はない。また、かかる置換アリール基は、ヒドロホ
ルミル化反応を阻害しない限りいかなる置換基を有して
いてもよい。このような置換アリール基としては、例え
ば、トリル基、キシリル基、t−ブチルフェニル基など
が挙げられる。
アリール)ホスファイトの具体例を示せば、トリス(2
−メチルフェニル)ホスファイト、トリス(2,6−ジ
メチルフェニル)ホスファイト、トリス(2−イソプロ
ピルフェニル)ホスファイト、トリス(2−フェニルフ
ェニル)ホスファイト、トリス(2−t−ブチルフェニ
ル)ホスファイト、トリス(2−t−ブチル−5−メチ
ルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−
ブチルフェニル)ホスファイト、ジ(2−メチルフェニ
ル)(2−t−ブチルフェニル)ホスファイト、ジ(2
−t−ブチルフェニル)(2−メチルフェニル)ホスフ
ァイトなどが挙げられるが、これらの中でもトリス(2
−t−ブチルフェニル)ホスファイト、トリス(2−t
−ブチル−5−メチルフェニル)ホスファイト、トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトが本
発明を工業的に実施する上で好ましい。なお、トリス
(置換アリール)ホスファイトとしては、1種類の化合
物を使用してもよいし、2種以上の化合物を併用しても
よい。
化合物としては、ヒドロホルミル化触媒能を有するかま
たはヒドロホルミル化反応条件下にヒドロホルミル化触
媒能を有するように変化する任意のロジウム化合物が使
用できる。かかるロジウム化合物の具体例としては、例
えば、Rh4(CO)12、Rh6(CO)16、Rh(aca
c)(CO)2、酸化ロジウム、塩化ロジウム、ロジウム
アセチルアセトナート、酢酸ロジウムなどが挙げられ
る。
媒作用を示すため、本発明に従うヒドロホルミル化反応
を行うに際しては、ロジウム化合物の濃度は、ロジウム
原子換算で0.005〜0.03ミリグラム原子/リッ
トルの低濃度の濃度範囲に設定することが望ましい。
ル)ホスファイトをロジウム1グラム原子に対して11
0モル倍以上1000モル倍以下の濃度範囲で使用す
る。トリス(置換アリール)ホスファイトの使用量が、
ロジウム1グラム原子に対して110モル倍未満の濃度
では、ヒドロホルミル化反応における選択率が低下する
と同時に、反応混合液から生成物を蒸発分離する際に触
媒の熱劣化が促進されて触媒活性の低下を引き起こす傾
向がある。また、トリス(置換アリール)ホスファイト
の使用量が、ロジウム1グラム原子に対して1000モ
ル倍を超えると、ヒドロホルミル化反応の速度が低下す
る傾向にあり好ましくない。
常60〜150℃の範囲内の温度、好ましくは80〜1
30℃の範囲内の温度で実施される。反応温度が60℃
未満の場合には、反応速度が小さくなり、一方、反応温
度が150℃を超える場合には触媒として存在するロジ
ウム化合物の安定性を維持しにくくなる傾向にある。
ガスにおいて、水素/一酸化炭素のモル比は入りガス組
成として通常1/5〜5/1の範囲から選ばれる。な
お、反応系中にヒドロホルミル化反応に対して不活性な
ガス、例えばメタン、エタン、プロパン、窒素、ヘリウ
ム、アルゴンなどが少量存在しても差支えない。
0〜150気圧の範囲内から選ばれる。反応圧力が60
気圧未満の場合には、ヒドロホルミル化反応における選
択率が低下する傾向にある。一方、反応に使用する装置
および操作性の観点から、反応圧力を150気圧以下に
保持して反応を実施することが工業的に有利である。反
応は攪拌型反応槽または気泡塔型反応槽中で連続方式ま
たはバッチ方式で行うことができる。
溶媒の不存在下に実施することもできるが、反応系中で
不活性な溶媒の存在下に行なってもよい。かかる溶媒と
しては、例えば、エタノール、ブタノール、エチレング
リコール等のアルコール類;ヘキサン、ヘプタン、オク
タン等の飽和脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、
キシレン、クメン、プソイドクメン、エチルベンゼン等
の芳香族炭化水素類;酢酸エチル、フタル酸ジオクチル
等のエステル類;テトラヒドロフラン等のエーテル類な
どを挙げることができる。
応では、第3級アミンを反応系に添加することにより、
2−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒドロフランのアセ
タール化反応を抑制し、副生物の生成を防止して2−ヒ
ドロキシ−4−メチルテトラヒドロフランの収率を高め
ることができる。第3級アミンの濃度は、反応液1リッ
トルに対して100ミリモル以下とすることが好まし
く、反応液1リットルに対して20ミリモル以下とする
ことがより好ましい。第3級アミンの濃度が反応液1リ
ットルに対して100ミリモルを超えると、反応速度が
低下する傾向にある。
えば、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリオク
チルアミン等の脂肪族アルキル第3級アミン類;N,
N,N´,N´−テトラメチル−1,2−ジアミノエタ
ン、N,N,N´,N´−テトラメチル−1,3−ジア
ミノプロパン等のアルキル置換3級ジアミン類;N,N
−ジメチルエタノールアミン、トリエタノールアミン等
の第3級アルカノールアミン類;N−メチルピペリジ
ン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の
脂環式第3級アミン類;ピリジン、ルチジン等の環状不
飽和第3級アミン類などが挙げられる。
−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒドロフランは、例え
ば、反応混合液を減圧下に約130℃以下の温度で蒸発
させることにより、触媒と分離することができる。そし
て蒸発により得られた2−ヒドロキシ−4−メチルテト
ラヒドロフランを含む留分を蒸留などの公知の手段を用
いて精製することにより、2−ヒドロキシ−4−メチル
テトラヒドロフランを単離することができる。なお、蒸
発残渣中に含まれるロジウム化合物の全部または一部を
再びヒドロホルミル化反応に循環して再使用することも
可能である。ロジウム化合物は極めて高価であるため、
ロジウム化合物の循環再使用は工業上有利である。
チルテトラヒドロフランは、水素化触媒の存在下に水素
と接触させることにより、2−メチル−1,4−ブタン
ジオールに変換することができる。水素化の原料として
は、ヒドロホルミル化反応によって得られた反応混合液
から蒸発によって取得した2−ヒドロキシ−4−メチル
テトラヒドロフランを含む留分を使用してもよいし、該
留分から単離した2−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒ
ドロフランを使用してもよい。
に用いられる公知の触媒を使用することができ、例え
ば、ラネーニッケル、ラネーコバルト、パラジウム黒、
銅クロマイト触媒などが挙げられる。また、これらの金
属を、活性炭、ケイソウ土、アルミナ等に担持させたニ
ッケルケイソウ土、パラジウムアルミナ、ルテニウム炭
素なども使用できる。これらの触媒は、部分的にモリブ
デン、タングステン、鉄、レニウム、マンガン、タング
ステンなどで変性されていてもよい。
で行う場合には、反応混合液に対して金属換算で0.0
1〜10重量%であることが好ましい。
フランの水素化は、20〜150℃の範囲の温度で行う
ことが好ましく、50〜150℃の範囲の温度で行うこ
とがより好ましい。水素圧力は、1〜100気圧の範囲
であることが好ましく、5〜100気圧の範囲であるこ
とがより好ましい。
フランの水素化は、溶媒の不存在下に実施することもで
きるが、反応に不活性な溶媒の存在下に実施してもよ
い。かかる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、ブタノール、オクタノール等のア
ルコール類;ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の飽和脂
肪族炭化水素類;ジブチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類などが挙げられる。
フランの水素化は、液相中に触媒を懸濁させた状態で攪
拌式または気泡塔型の反応器で行うこともできるし、担
持触媒を充填した固定床型の反応器で行うこともでき
る。また、連続方式またはバッチ方式のいずれの方式で
行うこともできる。
フランの水素化生成物である2−メチル−1,4−ブタ
ンジオールは、反応混合物から濾過、遠心分離等により
触媒を分離し、次いで蒸留などの公知の手段を用いて単
離することができる。
るが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
い。
lの電磁攪拌式オートクレーブにジカルボニルアセチル
アセトナートロジウム0.31mg(0.0012ミリ
モル)、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホ
スファイト〔エレクトロニックパラメーター:ν=20
85.6cm-1、ステリックパラメーター:θ=175
°〕646mg(1ミリモル)、2−メチル−2−プロ
ペン−1−オール100ml(25℃、1.19モル)
およびトリエタノールアミン149mg(1ミリモル)
を空気に触れないようにして仕込み、オートクレーブ内
を水素/一酸化炭素=3/1の混合ガスで90kg/c
m2の圧力に保った。水素/一酸化炭素=3/1の混合
ガスを供給し、かつオフガスを30リットル/hで流し
ながら1000rpmで攪拌を開始し、オートクレーブ
内の温度を30分かけて90℃に上げた。この状態で
2.5時間反応させた。得られた反応混合物をガスクロ
マトグラフィーにて分析したところ、原料である2−メ
チル−2−プロペン−1−オールの転化率は90%、ヒ
ドロホルミル化選択率は87%であった。
取出し、分子蒸留装置を用いて2.0mmHgの減圧下
125℃にて生成物と触媒を分離したところ、110g
の蒸発成分が得られた。この蒸発成分110gをさらに
減圧下に蒸留することにより、2−ヒドロキシ−4−メ
チルテトラヒドロフランを86g(0.84モル)得
た。
ェニル)ホスファイト646mgに代えてトリフェニル
ホスフィン〔エレクトロニックパラメーター:ν=20
68.9cm-1、ステリックパラメーター:θ=145
°〕262mg(1ミリモル)を用たこと以外は実施例
1と同様の操作により2−メチル−2−プロペン−1−
オールのヒドロホルミル化反応を実施したところ、原料
の転化率は29%に止まった。なお、ヒドロホルミル化
選択率は89%であった。
lの電磁攪拌式オートクレーブにジカルボニルアセチル
アセトナートロジウム0.181mg(0.0007ミ
リモル)、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)
ホスファイト226mg(0.35ミリモル)、2−メ
チル−2−プロペン−1−オール100ml(25℃、
1.19モル)およびトリエタノールアミン75mg
(0.5ミリモル)を空気に触れないようにして仕込
み、オートクレーブ内を水素/一酸化炭素=1/1の混
合ガスで60kg/cm2の圧力に保った。水素/一酸
化炭素=1/1の混合ガスを供給し、かつオフガスを1
0リットル/hで流しながら1000rpmで攪拌を開
始し、オートクレーブ内の温度を30分かけて90℃に
上げた。この状態で6時間反応させた。得られた反応混
合物をガスクロマトグラフィーにて分析したところ、原
料の転化率は84%、ヒドロホルミル化選択率は85%
であった。
ェニル)ホスファイトの仕込み量を45.2mg(0.
07ミリモル)としたこと以外は実施例2と同様の操作
により2−メチル−2−プロペン−1−オールのヒドロ
ホルミル化反応を実施したところ、原料の転化率は89
%、ヒドロホルミル化選択率は57%であった。
lの電磁攪拌式オートクレーブにジカルボニルアセチル
アセトナートロジウム0.516mg(0.002ミリ
モル)、トリス(2−t−ブチル−5−メチルフェニ
ル)ホスファイト〔エレクトロニックパラメーター:ν
=2085.6cm-1、ステリックパラメーター:θ=
175°〕520mg(1ミリモル)および2−メチル
−2−プロペン−1−オール100ml(25℃、1.
19モル)を空気に触れないようにして仕込み、オート
クレーブ内を水素/一酸化炭素=1/1の混合ガスで1
20kg/cm2の圧力に保った。水素/一酸化炭素=
1/1の混合ガスを供給し、かつオフガスを10リット
ル/hで流しながら1000rpmで攪拌を開始し、オ
ートクレーブ内の温度を30分かけて90℃に上げた。
この状態で3時間反応させた。得られた反応混合物をガ
スクロマトグラフィーにて分析したところ、原料の転化
率は91%、ヒドロホルミル化選択率は90%であっ
た。
ルの電磁攪拌式オートクレーブに、実施例1で得られた
蒸発成分100g、メタノール250gおよびラネーニ
ッケル5gを仕込み、オートクレーブ内を水素ガスで置
換した後、水素ガスで50kg/cm2の圧力に保っ
た。1000rpmで攪拌を開始し、オートクレーブ内
の温度を80℃に昇温した。オートクレーブ内の圧力を
50kg/cm2に保ったまま、80℃で3時間反応さ
せ、さらに100℃に昇温して同温度で3時間反応させ
たところ、仕込んだ原料はすべて水素化されていた。得
られた反応混合物85gを蒸留により精製し、2−メチ
ル−1,4−ブタンジオールを70g(0.67モル)
得た。
ペン−1−オールのヒドロホルミル化反応を実施する際
に、使用するロジウム触媒が低濃度であっても工業的に
満足し得る反応速度が達成され、良好な収率で2−ヒド
ロキシ−4−メチルテトラヒドロフランを得ることがで
きる。
Claims (4)
- 【請求項1】 ロジウム化合物およびロジウム1グラム
原子に対して110〜1000モル倍の、エレクトロニ
ックパラメーター(ElectronicParame
ter:ν−Values)が2080〜2090cm
-1であり、かつステリックパラメーター(Steric
Parameter:θ−Values)が135〜
190°である下記一般式(1) 【化1】 (式中R1、R2およびR3はそれぞれ炭素数が7以上の
置換アリール基を表す)で示されるトリス(置換アリー
ル)ホスファイトの存在下に、2−メチル−2−プロペ
ン−1−オールを水素および一酸化炭素と反応させるこ
とを特徴とする2−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒド
ロフランの製造方法。 - 【請求項2】 ロジウム化合物をロジウム原子換算で
0.005〜0.03ミリグラム原子/リットルの濃度
範囲で使用し、かつ反応圧力が60〜150気圧である
ことを特徴とする請求項1に記載の2−ヒドロキシ−4
−メチルテトラヒドロフランの製造方法。 - 【請求項3】 トリス(置換アリール)ホスファイトが
トリス(2−t−ブチルフェニル)ホスファイト、トリ
ス(2−t−ブチル−5−メチルフェニル)ホスファイ
ト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスフ
ァイトからなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物
であることを特徴とする請求項1または2に記載の2−
ヒドロキシ−4−メチルテトラヒドロフランの製造方
法。 - 【請求項4】 第3級アミンを反応液1リットルに対し
て100ミリモル以下の濃度範囲で添加することを特徴
とする請求項1ないし請求項3に記載の2−ヒドロキシ
−4−メチルテトラヒドロフランの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16673396A JP4290229B2 (ja) | 1995-06-09 | 1996-06-06 | 2−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒドロフランの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-168195 | 1995-06-09 | ||
| JP16819595 | 1995-06-09 | ||
| JP16673396A JP4290229B2 (ja) | 1995-06-09 | 1996-06-06 | 2−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒドロフランの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0952888A true JPH0952888A (ja) | 1997-02-25 |
| JP4290229B2 JP4290229B2 (ja) | 2009-07-01 |
Family
ID=26491004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16673396A Expired - Lifetime JP4290229B2 (ja) | 1995-06-09 | 1996-06-06 | 2−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒドロフランの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4290229B2 (ja) |
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| JP2007320944A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Kuraray Co Ltd | 2−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒドロピランの製造方法 |
| WO2020012830A1 (ja) | 2018-07-13 | 2020-01-16 | 株式会社クラレ | 環状ヘミアセタール化合物の製造方法 |
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1996
- 1996-06-06 JP JP16673396A patent/JP4290229B2/ja not_active Expired - Lifetime
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