JPH0957314A - タンデムコールドミル駆動装置 - Google Patents
タンデムコールドミル駆動装置Info
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- JPH0957314A JPH0957314A JP7211650A JP21165095A JPH0957314A JP H0957314 A JPH0957314 A JP H0957314A JP 7211650 A JP7211650 A JP 7211650A JP 21165095 A JP21165095 A JP 21165095A JP H0957314 A JPH0957314 A JP H0957314A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧延ラインの停止時に圧延材の逆行を防ぐこ
とにより、この逆行に起因する板切れを防止することの
できるタンデムコールドミル駆動装置を得る。 【解決手段】 タンデムコールドミルの速度基準値と検
出速度との偏差に基づいてミル駆動電動機の電流基準値
を演算して電流制御装置に加える場合、この電流基準値
を保持し、この電流基準値から所定の時間変化率でゼロ
に収束する電流基準値を出力する電流基準制御手段と、
圧延ラインの運転中は速度制御手段の電流基準値をその
ままミル駆動電動機の電流制御装置に加え、圧延ライン
停止時に速度制御手段の電流基準値を電流基準制御手段
に保持させると共に、圧延ラインの停止中は速度制御手
段の電流基準値の代わりに電流基準制御手段から出力さ
れる電流基準値をミル駆動電動機の電流制御装置に加え
る電流基準切換手段とを備える。
とにより、この逆行に起因する板切れを防止することの
できるタンデムコールドミル駆動装置を得る。 【解決手段】 タンデムコールドミルの速度基準値と検
出速度との偏差に基づいてミル駆動電動機の電流基準値
を演算して電流制御装置に加える場合、この電流基準値
を保持し、この電流基準値から所定の時間変化率でゼロ
に収束する電流基準値を出力する電流基準制御手段と、
圧延ラインの運転中は速度制御手段の電流基準値をその
ままミル駆動電動機の電流制御装置に加え、圧延ライン
停止時に速度制御手段の電流基準値を電流基準制御手段
に保持させると共に、圧延ラインの停止中は速度制御手
段の電流基準値の代わりに電流基準制御手段から出力さ
れる電流基準値をミル駆動電動機の電流制御装置に加え
る電流基準切換手段とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンデムコールド
ミル駆動装置に関する。
ミル駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタンデムコールドミル駆動装置と
して図5に示すものがあった。これは上位計算機とミル
駆動装置とを併せたものからなっている。上位計算機側
では圧延スケジュール及び各種の実測値等を用いて最適
な速度基準値Vref を出力する速度基準演算手段1を備
えている。そして、速度基準値Vref と速度検出器2で
検出された速度フィードバック値VFBとを減算器3に加
え、速度偏差量ΔV(=Vref −VFB)をミル駆動装置
に加える。ミル駆動装置は速度制御手段4及び電流基準
出力スイッチ5を備えている。速度制御手段4は速度偏
差量ΔVに対してPI演算を行い、得られた値を電流基
準値Iref として出力する。電流基準出力スイッチ5は
圧延ラインの運転時にオン動作して電流基準値Iref を
図示省略の電流制御装置に加える。
して図5に示すものがあった。これは上位計算機とミル
駆動装置とを併せたものからなっている。上位計算機側
では圧延スケジュール及び各種の実測値等を用いて最適
な速度基準値Vref を出力する速度基準演算手段1を備
えている。そして、速度基準値Vref と速度検出器2で
検出された速度フィードバック値VFBとを減算器3に加
え、速度偏差量ΔV(=Vref −VFB)をミル駆動装置
に加える。ミル駆動装置は速度制御手段4及び電流基準
出力スイッチ5を備えている。速度制御手段4は速度偏
差量ΔVに対してPI演算を行い、得られた値を電流基
準値Iref として出力する。電流基準出力スイッチ5は
圧延ラインの運転時にオン動作して電流基準値Iref を
図示省略の電流制御装置に加える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】タンデムコールドミル
を備える冷間圧延設備では、ロールの組替時や外部指令
が与えられた時にラインを停止させる。ライン停止時に
上位計算機からの速度基準値がゼロであっても、板の張
力があり、かつ、圧延静止トルクがあるためミル駆動電
動機に電流が流れてトルクを発生している。従って、ミ
ル駆動電動機の電流制御装置には電流基準値Iref が与
えられている。この状態で電流基準出力スイッチ5をオ
フ状態にし、電流基準値Iref をゼロにすると、後方張
力fb により図6(a)に示す圧延の状態から、図6
(b)に示すように圧延材12の逆行状態になる。この
時、圧延材12には逆圧延される部分が生じる。逆圧延さ
れた部分はラインの再起動時にさらに圧延されて、いわ
ゆる、二重圧延されるため板切れを起こす虞れがある。
を備える冷間圧延設備では、ロールの組替時や外部指令
が与えられた時にラインを停止させる。ライン停止時に
上位計算機からの速度基準値がゼロであっても、板の張
力があり、かつ、圧延静止トルクがあるためミル駆動電
動機に電流が流れてトルクを発生している。従って、ミ
ル駆動電動機の電流制御装置には電流基準値Iref が与
えられている。この状態で電流基準出力スイッチ5をオ
フ状態にし、電流基準値Iref をゼロにすると、後方張
力fb により図6(a)に示す圧延の状態から、図6
(b)に示すように圧延材12の逆行状態になる。この
時、圧延材12には逆圧延される部分が生じる。逆圧延さ
れた部分はラインの再起動時にさらに圧延されて、いわ
ゆる、二重圧延されるため板切れを起こす虞れがある。
【0004】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、圧延ラインの停止時に圧延材の逆行を防
ぐことにより、この逆行に起因する板切れを防止するこ
とのできるタンデムコールドミル駆動装置を得ることを
目的とする。
されたもので、圧延ラインの停止時に圧延材の逆行を防
ぐことにより、この逆行に起因する板切れを防止するこ
とのできるタンデムコールドミル駆動装置を得ることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、タンデムコー
ルドミルの速度基準値と検出速度との偏差に基づいてミ
ル駆動電動機の電流基準値を演算して電流制御装置に加
える場合、この電流基準値を保持し、この電流基準値か
ら所定の時間変化率でゼロに収束する電流基準値を出力
する電流基準制御手段と、圧延ラインの運転中は速度制
御手段の電流基準値をそのままミル駆動電動機の電流制
御装置に加え、圧延ライン停止時に速度制御手段の電流
基準値を電流基準制御手段に保持させると共に、圧延ラ
インの停止中は速度制御手段の電流基準値の代わりに電
流基準制御手段から出力される電流基準値をミル駆動電
動機の電流制御装置に加える電流基準切換手段とを備え
る。
ルドミルの速度基準値と検出速度との偏差に基づいてミ
ル駆動電動機の電流基準値を演算して電流制御装置に加
える場合、この電流基準値を保持し、この電流基準値か
ら所定の時間変化率でゼロに収束する電流基準値を出力
する電流基準制御手段と、圧延ラインの運転中は速度制
御手段の電流基準値をそのままミル駆動電動機の電流制
御装置に加え、圧延ライン停止時に速度制御手段の電流
基準値を電流基準制御手段に保持させると共に、圧延ラ
インの停止中は速度制御手段の電流基準値の代わりに電
流基準制御手段から出力される電流基準値をミル駆動電
動機の電流制御装置に加える電流基準切換手段とを備え
る。
【0006】もう一つの発明は、タンデムコールドミル
の速度基準値と検出速度との偏差を速度制御手段に加え
て電流基準値を演算してミル駆動電動機の電流制御装置
に加える場合、ミル駆動電動機の電流を検出する電流検
出手段と、検出された電流値に外部から入力されたドル
ーピングゲインを乗算してドルーピング補正量を出力し
て速度基準値と検出速度との偏差を補正するドルーピン
グ補正制御手段と、圧延ラインの運転中は任意に選択可
能なドルーピングゲインをドルーピング補正制御手段に
加え、圧延ラインの停止時以降、速度制御手段の出力が
所定の時間変化率でゼロに収束するようなドルーピング
ゲインをドルーピング補正制御手段に加えるドルーピン
グゲイン切換手段とを備える。
の速度基準値と検出速度との偏差を速度制御手段に加え
て電流基準値を演算してミル駆動電動機の電流制御装置
に加える場合、ミル駆動電動機の電流を検出する電流検
出手段と、検出された電流値に外部から入力されたドル
ーピングゲインを乗算してドルーピング補正量を出力し
て速度基準値と検出速度との偏差を補正するドルーピン
グ補正制御手段と、圧延ラインの運転中は任意に選択可
能なドルーピングゲインをドルーピング補正制御手段に
加え、圧延ラインの停止時以降、速度制御手段の出力が
所定の時間変化率でゼロに収束するようなドルーピング
ゲインをドルーピング補正制御手段に加えるドルーピン
グゲイン切換手段とを備える。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態を示
すブロック図であり、図中、図5と同一の要素には同一
の符号を付してその説明を省略する。ここでは、図5の
構成に対して、電流基準制御手段6及び電流基準切換手
段7が新たに付加されている。このうち、電流基準制御
手段6は、速度制御手段4から出力される電流基準を一
時的に保持し、時間の経過に従ってゼロに収束する電流
基準を出力するものである。電流基準切換手段7は、圧
延ラインの運転中は速度制御手段4の電流基準をそのま
ま電流基準出力スイッチ5に送出し、圧延ラインの停止
の瞬間に速度制御手段4の電流基準を電流基準制御手段
6に加え、圧延ラインの停止中は、電流基準制御手段6
の電流基準を電流基準出力スイッチ5に送出するもので
ある。なお、電流基準切換手段7はゲートとも呼ばれ、
その機能をスイッチで表現すると、速度制御手段4の出
力端と電流基準出力スイッチ5との間に接続された常閉
スイッチ7aと、速度制御手段4の出力端と電流基準制御
手段6の入力端とに接続された常開スイッチ7bと、電流
基準制御手段6の出力端と電流基準出力スイッチ5との
間に接続された常開スイッチ7cとでなり、これらのスイ
ッチは連動するようになっている。
いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態を示
すブロック図であり、図中、図5と同一の要素には同一
の符号を付してその説明を省略する。ここでは、図5の
構成に対して、電流基準制御手段6及び電流基準切換手
段7が新たに付加されている。このうち、電流基準制御
手段6は、速度制御手段4から出力される電流基準を一
時的に保持し、時間の経過に従ってゼロに収束する電流
基準を出力するものである。電流基準切換手段7は、圧
延ラインの運転中は速度制御手段4の電流基準をそのま
ま電流基準出力スイッチ5に送出し、圧延ラインの停止
の瞬間に速度制御手段4の電流基準を電流基準制御手段
6に加え、圧延ラインの停止中は、電流基準制御手段6
の電流基準を電流基準出力スイッチ5に送出するもので
ある。なお、電流基準切換手段7はゲートとも呼ばれ、
その機能をスイッチで表現すると、速度制御手段4の出
力端と電流基準出力スイッチ5との間に接続された常閉
スイッチ7aと、速度制御手段4の出力端と電流基準制御
手段6の入力端とに接続された常開スイッチ7bと、電流
基準制御手段6の出力端と電流基準出力スイッチ5との
間に接続された常開スイッチ7cとでなり、これらのスイ
ッチは連動するようになっている。
【0008】なお、従来装置においては、圧延ラインの
停止時以降、電流基準出力スイッチ5を開放したが、本
実施の形態では少なくとも電流基準制御手段6が出力す
る電流基準値Iref2がゼロになるまでは閉成させておく
ものとする。
停止時以降、電流基準出力スイッチ5を開放したが、本
実施の形態では少なくとも電流基準制御手段6が出力す
る電流基準値Iref2がゼロになるまでは閉成させておく
ものとする。
【0009】上記にように構成された実施の形態の動作
について、特に、従来装置と構成を異にする部分を中心
にして以下に説明する。速度制御手段4は速度偏差ΔV
を入力し、この速度偏差ΔVに対して、例えば、PID
演算を実行して電流基準値Iref1を出力する。圧延ライ
ンの運転中、電流基準切換手段7の常閉スイッチ7aはオ
ン状態に保持され、常開スイッチ7b,7cはオフ状態に保
持される。従って、電流基準値Iref1はそのまま、電流
基準出力スイッチ5を介して、電動機の電流制御装置に
加えられる。一方、圧延ラインが停止した場合には、電
流基準切換手段7の常閉スイッチ7aはオフ状態に切換え
られ、常開スイッチ7b,7cはオン状態に切換えられる。
圧延ラインの停止中は、電流基準値Iref1が電流基準制
御手段6に入力され続ける。電流基準制御手段6は圧延
ライン停止時点の電流基準値Iref1を保持すると共に、
次式の演算を行い、得られた電流基準値Iref2を出力す
る。
について、特に、従来装置と構成を異にする部分を中心
にして以下に説明する。速度制御手段4は速度偏差ΔV
を入力し、この速度偏差ΔVに対して、例えば、PID
演算を実行して電流基準値Iref1を出力する。圧延ライ
ンの運転中、電流基準切換手段7の常閉スイッチ7aはオ
ン状態に保持され、常開スイッチ7b,7cはオフ状態に保
持される。従って、電流基準値Iref1はそのまま、電流
基準出力スイッチ5を介して、電動機の電流制御装置に
加えられる。一方、圧延ラインが停止した場合には、電
流基準切換手段7の常閉スイッチ7aはオフ状態に切換え
られ、常開スイッチ7b,7cはオン状態に切換えられる。
圧延ラインの停止中は、電流基準値Iref1が電流基準制
御手段6に入力され続ける。電流基準制御手段6は圧延
ライン停止時点の電流基準値Iref1を保持すると共に、
次式の演算を行い、得られた電流基準値Iref2を出力す
る。
【0010】 Iref2=Iref1−IrefH/K …(1) Iref2→Iref1 …(2) ただし IrefH:電流基準保持値 K :電動機の電流値がゼロに収束する時間(s) → :(1) 式の計算後にIref2をIref1に代入すること
を示す記号 である。
を示す記号 である。
【0011】図2(a),(b)は圧延ラインの停止時
における速度基準Vref 及び電流基準値Iref2の時間的
な変化を示したものである。すなわち、速度基準演算手
段1は圧延ラインを停止するに当たり、時刻t1 から速
度基準Vref を減少させて時刻ts にてゼロにする。速
度制御手段4はこの速度基準Vref と速度フィードバッ
ク値VFBとの差に対してPI演算を実行しており、時刻
ts においてある大きさの電流基準Iref1を出力してい
る。この時刻ts にて電流基準切換手段7が切換え動作
をする。従って、電流基準制御手段6は時刻ts 以降、
時間の経過に従って直線的に減衰し、時間Kを経過した
時にゼロに収束する電流基準値Iref2を出力する。
における速度基準Vref 及び電流基準値Iref2の時間的
な変化を示したものである。すなわち、速度基準演算手
段1は圧延ラインを停止するに当たり、時刻t1 から速
度基準Vref を減少させて時刻ts にてゼロにする。速
度制御手段4はこの速度基準Vref と速度フィードバッ
ク値VFBとの差に対してPI演算を実行しており、時刻
ts においてある大きさの電流基準Iref1を出力してい
る。この時刻ts にて電流基準切換手段7が切換え動作
をする。従って、電流基準制御手段6は時刻ts 以降、
時間の経過に従って直線的に減衰し、時間Kを経過した
時にゼロに収束する電流基準値Iref2を出力する。
【0012】タンデムコールドミルの場合、スタンドが
複数存在するが、Kの値はどのスタンドにおいても一定
とし、残留電流値にバラツキがあっても電流基準値I
ref2は同一の時間でゼロになるようにする。各スタンド
の電流基準値Iref2が同一の時間で、かつ、一定の時間
変化率でゼロに収束すれば、従来の装置で電流基準出力
スイッチ5をオフさせたことによる急激な電流基準値の
変化が無い状態で各スタンド間張力がゼロになるため圧
延ライン停止時の圧延材の逆行を防ぐことができる。
複数存在するが、Kの値はどのスタンドにおいても一定
とし、残留電流値にバラツキがあっても電流基準値I
ref2は同一の時間でゼロになるようにする。各スタンド
の電流基準値Iref2が同一の時間で、かつ、一定の時間
変化率でゼロに収束すれば、従来の装置で電流基準出力
スイッチ5をオフさせたことによる急激な電流基準値の
変化が無い状態で各スタンド間張力がゼロになるため圧
延ライン停止時の圧延材の逆行を防ぐことができる。
【0013】なお、上記の実施の形態によれば、一定の
時間変化率でゼロに収束する電流基準制御手段6につい
て説明したが、この代わりに一次遅れのPI制御系を用
いることもできる。この場合、電流基準制御手段6は速
度フィードバック値がゼロになるタイミングにて電流基
準値Iref1を入力してこれを保持する。そして、保持し
た電流基準値をIrefHとして次式により電流基準値I
ref2を演算、出力する。
時間変化率でゼロに収束する電流基準制御手段6につい
て説明したが、この代わりに一次遅れのPI制御系を用
いることもできる。この場合、電流基準制御手段6は速
度フィードバック値がゼロになるタイミングにて電流基
準値Iref1を入力してこれを保持する。そして、保持し
た電流基準値をIrefHとして次式により電流基準値I
ref2を演算、出力する。
【0014】 Iref1→Iref2 …(3) Iref2=IrefH・{1−1/(1+T・s)}…(4) ただし T:時定数(s) s:ラプラス演算子 である。
【0015】図3(a),(b) は電流基準制御手段6として
一次遅れ系を用いた時の圧延ラインの停止時における速
度基準Vref 及び電流基準値Iref2の時間的な変化を示
したものである。この場合、電流基準制御手段6は時刻
ts 以降、時間の経過に従って指数関数的に減衰し、3
T時間を経過した時にゼロに収束する電流基準値Ire f2
を出力する。そこで、各スタンドの時定数を一定にする
ことにより、各スタンドの電流基準値Iref2は同一の時
間でゼロになる。電流基準値Iref2がゼロになるまでの
間、電流基準出力スイッチ5は閉成されているので、従
来装置で問題となった圧延ライン停止時の圧延材の逆行
を防ぐことができる。
一次遅れ系を用いた時の圧延ラインの停止時における速
度基準Vref 及び電流基準値Iref2の時間的な変化を示
したものである。この場合、電流基準制御手段6は時刻
ts 以降、時間の経過に従って指数関数的に減衰し、3
T時間を経過した時にゼロに収束する電流基準値Ire f2
を出力する。そこで、各スタンドの時定数を一定にする
ことにより、各スタンドの電流基準値Iref2は同一の時
間でゼロになる。電流基準値Iref2がゼロになるまでの
間、電流基準出力スイッチ5は閉成されているので、従
来装置で問題となった圧延ライン停止時の圧延材の逆行
を防ぐことができる。
【0016】図4は本発明のもう一つの実施の形態を示
すブロック図である。図中、図5と同一の要素には同一
の符号を付してその説明を省略する。ここでは、図5の
構成に対して、電流検出器8、制御手段9及びドルーピ
ングゲイン切換手段10が新たに付加され、さらに、一つ
の減算器3のみを用いた図5の構成に対して、二つの減
算器3a,3bを用いる点が図5と構成を異にしている。な
お、この実施の形態におても、圧延ラインの停止時以
降、少なくとも電流基準値Iref2がゼロになるまでは電
流基準出力スイッチ5を閉成させておくものとする。
すブロック図である。図中、図5と同一の要素には同一
の符号を付してその説明を省略する。ここでは、図5の
構成に対して、電流検出器8、制御手段9及びドルーピ
ングゲイン切換手段10が新たに付加され、さらに、一つ
の減算器3のみを用いた図5の構成に対して、二つの減
算器3a,3bを用いる点が図5と構成を異にしている。な
お、この実施の形態におても、圧延ラインの停止時以
降、少なくとも電流基準値Iref2がゼロになるまでは電
流基準出力スイッチ5を閉成させておくものとする。
【0017】ここで、減算器3aは速度基準演算手段1の
速度基準Vref から速度検出器2の速度フィードバック
値VFBを減算して速度偏差ΔV1 を出力する。電流検出
器8はミル駆動電動機の電流を検出して電流フィードバ
ック値IFBを出力する。ドルーピング補正制御手段9は
電流フィードバック値IFBを入力し、電動機が過大なト
ルクを発生しないように電流の大きさに応じて速度基準
を補正するドルーピング補正量ΔDを出力する。この場
合、ドルーピング補正制御手段9は次式により電流フィ
ードバック値IFBに対して、ドルーピングゲイン切換手
段10から出力されるゲインG1 又はG2 を乗算してドル
ーピング補正量ΔDを求める。
速度基準Vref から速度検出器2の速度フィードバック
値VFBを減算して速度偏差ΔV1 を出力する。電流検出
器8はミル駆動電動機の電流を検出して電流フィードバ
ック値IFBを出力する。ドルーピング補正制御手段9は
電流フィードバック値IFBを入力し、電動機が過大なト
ルクを発生しないように電流の大きさに応じて速度基準
を補正するドルーピング補正量ΔDを出力する。この場
合、ドルーピング補正制御手段9は次式により電流フィ
ードバック値IFBに対して、ドルーピングゲイン切換手
段10から出力されるゲインG1 又はG2 を乗算してドル
ーピング補正量ΔDを求める。
【0018】 ΔD=IFB×G1 (G2 ) …(5) ドルーピングゲイン切換手段10はスイッチで表現される
常閉スイッチ10a と常開スイッチ10b とを有している。
そして、圧延ラインの運転時には、常閉スイッチ10a を
介して、オペレータが任意に設定するゲインG2 を出力
してドルーピング補正制御手段9に加える。また、圧延
ラインの停止時には、常閉スイッチ10bを介して、ゲイ
ンG1 を出力してドルーピング補正制御手段9に加え
る。一方、減算器3aは速度基準演算手段1の速度基準V
ref から速度検出器2の速度フィードバック値VFBを減
算して速度偏差ΔV1 を出力する。さらに、減算器3bは
速度偏差ΔV1 からドルーピング補正量ΔDを減算して
速度偏差ΔV2 を出力して速度制御手段4に加える。
常閉スイッチ10a と常開スイッチ10b とを有している。
そして、圧延ラインの運転時には、常閉スイッチ10a を
介して、オペレータが任意に設定するゲインG2 を出力
してドルーピング補正制御手段9に加える。また、圧延
ラインの停止時には、常閉スイッチ10bを介して、ゲイ
ンG1 を出力してドルーピング補正制御手段9に加え
る。一方、減算器3aは速度基準演算手段1の速度基準V
ref から速度検出器2の速度フィードバック値VFBを減
算して速度偏差ΔV1 を出力する。さらに、減算器3bは
速度偏差ΔV1 からドルーピング補正量ΔDを減算して
速度偏差ΔV2 を出力して速度制御手段4に加える。
【0019】この場合、圧延ラインの停止により速度偏
差量ΔV1 がゼロになっても、各スタンド間張力及び圧
延静止トルクにより電流基準値Iref2を出力した状態に
あるので、電流検出器8の電流フィードバック値IFBも
ドルーピング補正制御手段9に入力され続ける。従っ
て、各スタンドの電流基準残留値及び速度制御手段4内
部のPI制御の周期との同期を考慮しながら各スタンド
のドルーピングゲインG1 を設定すれば、ドルーピング
補正量ΔDにより電流基準値は同一の時間でゼロにな
る。
差量ΔV1 がゼロになっても、各スタンド間張力及び圧
延静止トルクにより電流基準値Iref2を出力した状態に
あるので、電流検出器8の電流フィードバック値IFBも
ドルーピング補正制御手段9に入力され続ける。従っ
て、各スタンドの電流基準残留値及び速度制御手段4内
部のPI制御の周期との同期を考慮しながら各スタンド
のドルーピングゲインG1 を設定すれば、ドルーピング
補正量ΔDにより電流基準値は同一の時間でゼロにな
る。
【0020】各スタンドの電流基準値Iref が同一の時
間でゼロに収束すれば、従来の装置で電流基準出力スイ
ッチ5をオフさせたことによる急激な電流基準値の変化
が無い状態で各スタンド間張力がゼロになるため、圧延
ライン停止時の圧延材の逆行を防ぐことができる。な
お、圧延ラインの停止時における速度基準Vref 及び電
流基準値Iref の時間的な変化は、図3を用いて説明し
たと同様であるので、その詳しい説明を省略する。
間でゼロに収束すれば、従来の装置で電流基準出力スイ
ッチ5をオフさせたことによる急激な電流基準値の変化
が無い状態で各スタンド間張力がゼロになるため、圧延
ライン停止時の圧延材の逆行を防ぐことができる。な
お、圧延ラインの停止時における速度基準Vref 及び電
流基準値Iref の時間的な変化は、図3を用いて説明し
たと同様であるので、その詳しい説明を省略する。
【0021】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように本発
明によれば、圧延ラインの停止時に圧延材の逆行を防ぐ
ことができ、これによって、圧延材の逆行に起因する板
切れを防止することができる。
明によれば、圧延ラインの停止時に圧延材の逆行を防ぐ
ことができ、これによって、圧延材の逆行に起因する板
切れを防止することができる。
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示すブロック
図。
図。
【図2】図1に示した実施の形態の動作を説明するため
に、速度基準及び電流基準と時間との関係を示した線
図。
に、速度基準及び電流基準と時間との関係を示した線
図。
【図3】図1に示した実施の形態中、主要素の構成を変
更した場合の動作を説明するために、速度基準及び電流
基準と時間との関係を示した線図。
更した場合の動作を説明するために、速度基準及び電流
基準と時間との関係を示した線図。
【図4】本発明の他の実施の形態の構成を示すブロック
図。
図。
【図5】従来のタンデムコールドミル駆動装置の構成を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図6】図5に示した従来のタンデムコールドミル駆動
装置による圧延状態を説明するための説明図。
装置による圧延状態を説明するための説明図。
1 速度基準演算手段 2 速度検出器 3,3a,3b 減算器 4 速度制御手段 5 電流基準出力スイッチ 6 電流基準制御手段 7 電流基準切換手段 8 電流検出器 9 ドルーピング補正制御手段 10 ドルーピングゲイン切換手段 11 圧延ロール 12 圧延材
Claims (3)
- 【請求項1】タンデムコールドミルの速度基準値を演算
する速度基準演算手段と、前記タンデムコールドミルの
速度を検出する速度検出手段と、演算された前記速度基
準値と検出された前記速度との偏差を演算する減算手段
と、演算された速度の偏差に基づいてミル駆動電動機の
電流基準値を演算する速度制御手段と、前記電流基準値
を保持し、この電流基準値から所定の時間変化率でゼロ
に収束する電流基準値を出力する電流基準制御手段と、
圧延ラインの運転中は前記速度制御手段の電流基準値を
ミル駆動電動機の電流制御装置に加え、圧延ライン停止
時に前記速度制御手段の電流基準値を前記電流基準制御
手段に保持させると共に、圧延ラインの停止中は前記速
度制御手段の電流基準値の代わりに前記電流基準制御手
段から出力される電流基準値をミル駆動電動機の電流制
御装置に加える電流基準切換手段とを備えるタンデムコ
ールドミル駆動装置。 - 【請求項2】前記電流基準制御手段をPI制御の一次遅
れ系で構成した請求項1に記載のタンデムコールドミル
駆動装置。 - 【請求項3】タンデムコールドミルの速度基準値を演算
する速度基準演算手段と、前記タンデムコールドミルの
速度を検出する速度検出手段と、演算された前記速度基
準値と検出された前記速度との偏差を演算する第1の減
算手段と、ミル駆動電動機の電流を検出する電流検出手
段と、検出された電流値に外部から入力されたドルーピ
ングゲインを乗算してドルーピング補正量を出力するド
ルーピング補正制御手段と、圧延ラインの運転中は任意
に選択可能なドルーピングゲインを前記ドルーピング補
正制御手段に加え、圧延ラインの停止時以降、前記速度
制御手段の出力が所定の時間変化率でゼロに収束するよ
うなドルーピングゲインを前記ドルーピング補正制御手
段に加えるドルーピングゲイン切換手段と、前記第1の
減算手段の出力から前記ドルーピング補正制御手段の出
力を減算する第2の減算手段と、この第2の減算手段の
出力に基づいてミル駆動電動機の電流基準値を演算する
速度制御手段とを備え、前記速度制御手段の出力をミル
駆動電動機の電流制御装置に加えるタンデムコールドミ
ル駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7211650A JPH0957314A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | タンデムコールドミル駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7211650A JPH0957314A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | タンデムコールドミル駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0957314A true JPH0957314A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16609311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7211650A Pending JPH0957314A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | タンデムコールドミル駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0957314A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023001772A (ja) * | 2021-06-21 | 2023-01-06 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | モータ制御装置 |
| CN117066275A (zh) * | 2023-08-31 | 2023-11-17 | 新余钢铁股份有限公司 | 冷床移钢小车位置检测控制方法及冷床移钢小车系统 |
-
1995
- 1995-08-21 JP JP7211650A patent/JPH0957314A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023001772A (ja) * | 2021-06-21 | 2023-01-06 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | モータ制御装置 |
| CN117066275A (zh) * | 2023-08-31 | 2023-11-17 | 新余钢铁股份有限公司 | 冷床移钢小车位置检测控制方法及冷床移钢小车系统 |
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