JPH0957722A - 無機質板の製造方法 - Google Patents

無機質板の製造方法

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JPH0957722A
JPH0957722A JP7216965A JP21696595A JPH0957722A JP H0957722 A JPH0957722 A JP H0957722A JP 7216965 A JP7216965 A JP 7216965A JP 21696595 A JP21696595 A JP 21696595A JP H0957722 A JPH0957722 A JP H0957722A
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JP
Japan
Prior art keywords
green sheet
film
inorganic plate
conveyor
producing
Prior art date
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Pending
Application number
JP7216965A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kubo
雅昭 久保
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリーンシートから効率的に脱水させること
ができる無機質板の製造方法を提供することにある。 【解決手段】 抄造機(10)を用いてコンベア(5)
の上で水性スラリー(3)を抄造してグリーンシート
(7)とする無機質板の製造方法において、上記グリー
ンシート(7)から脱水させる際に、上記コンベア
(5)上方に配設した不透水性のフィルム(1)で上記
グリーンシート(7)を覆うとともに、上記フィルム
(1)を介して同グリーンシート(7)に振動を与え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無機質板の製造方
法に関し、具体的には、建築用板などに利用するのに有
用な無機質板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、無機質板の製造方法として
は、ハチェック方式、長網方式などの抄造方式か、ある
いは、押出成形か注型成形かのいずれかの方式で製造さ
れる方法が知られていた。このうち、抄造方式による無
機質板の製造方法が、生産性において優れているために
一般によく行われていたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この無機質板
の製造方法においては、グリーンシートから脱水させる
際に、減圧度を大きくしたり、脱水時間を長くしたりし
ていたものであり、そのために、動力量を上げたり、脱
水設備を大きくする必要が生じていた。その上、抄造機
のフェルトなどが過度に傷つけられ、劣化が著しいもの
であった。すなわち、上述のような問題が生じていたの
は、グリーンシートから効率的に脱水させられないこと
に起因していた。
【0004】本発明は、上記の欠点を除去するためにな
されたもので、その目的とするところは、グリーンシー
トから効率的に脱水させることができる無機質板の製造
方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
無機質板の製造方法は、抄造機(10)を用いてコンベ
ア(5)の上で水性スラリー(3)を抄造してグリーン
シート(7)とする無機質板の製造方法において、上記
グリーンシート(7)から脱水させる際に、上記コンベ
ア(5)上方に配設した不透水性のフィルム(1)で上
記グリーンシート(7)を覆うとともに、上記フィルム
(1)を介して同グリーンシート(7)に振動を与える
ことを特徴とする。
【0006】本発明の請求項2に係る無機質板の製造方
法は、上記フィルム(1)が上記コンベア(5)ととも
に移動するものであることを特徴とする。
【0007】本発明の請求項3に係る無機質板の製造方
法は、上記抄造機(10)が長網方式であることを特徴
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
【0009】図1は、本発明の一実施形態に係る無機質
板の製造方法を示した概略図である。
【0010】本発明の無機質板の製造方法は、図1に示
すごとく、抄造機(10)を用いてコンベア(5)の上
で水性スラリー(3)を抄造してグリーンシート(7)
とする無機質板の製造方法において、上記グリーンシー
ト(7)から脱水する際に、上記コンベア(5)上方に
配設した不透水性のフィルム(1)で上記グリーンシー
ト(7)を覆うとともに、上記フィルム(1)を介して
同グリーンシート(7)に振動を与えるものである。
【0011】上記抄造機(10)は、例えば、ハチェッ
ク方式、長網方式などのものが挙げられ、特に、この抄
造機(10)が長網方式であると、図1に示すごとく、
サクションボックス(4)を用いて減圧して、より効果
的にグリーンシート(7)から脱水をさせることができ
るものである。
【0012】上記コンベア(5)は、例えば、図1に示
すごとく、大ロール(8)に巻かれており、上記サクシ
ョンボックス(4)の上方に配設されているものであ
る。このコンベア(5)の上に水性スラリー(3)が載
せられ、この水性スラリー(3)が抄造されてグリーン
シート(7)となるものである。
【0013】上記水性スラリー(3)は、例えば、セメ
ントと骨材とを主成分とするものであり、必要に応じて
補強材や繊維などが補助成分として配合されているもの
である。
【0014】上記セメントとしては、例えば、ポルトラ
ンドセメント、フライアッシュセメント、高炉セメント
などのものが用いられるものである。
【0015】また、上記骨材としては、御影石、蛇紋石
などの砕石、ケイ石粉、シラスバルーン、ガラスバルー
ン、シリカ、パーライト、砂、および、ビーズなどのも
のが用いられる。
【0016】そして、必要に応じて配合される補強材と
しては、通常パルプ粉などが用いられているが、これに
限定されるものではない。さらに、上記繊維としては、
例えば、セルロース系のパルプ繊維、石綿などの鉱物性
繊維、ポリプロピレン、ビニロンなどの有機質の樹脂系
繊維、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維などを用いるこ
とができるものである。
【0017】上記フィルム(1)は、不透水性であっ
て、図1に示すごとく、上記コンベア(5)上方に配設
されているものである。そして、上記グリーンシート
(7)を覆っているものである。このフィルム(1)と
しては、例えば、樹脂シートが挙げられ、具体的には、
塩化ビニル樹脂やポリエステルなどによって作られたシ
ートである。このフィルム(1)は、例えば、図1に示
すごとく、小ロール(9)に巻かれており、環状に回転
しているものである。
【0018】本発明の無機質板の製造方法は、さらに、
上記フィルム(1)を介して同グリーンシート(7)に
振動を与えるものである。振動を与えるものとしては、
様々なものが考えられ、特に限定されるものではない
が、例えば、図1に示すごとく、グリーンシート(7)
を覆っているフィルム(1)にバイブレーター(2)を
当てるのも一つの方法として挙げられるものである。
【0019】また、脱水の後、プレス成形がなされる場
合は、このグリーンシート(7)を下金型と上金型との
間に配設するものであり、下金型には、必要に応じて、
脱水孔が設けられ、この下金型の上面にフェルトが敷設
されていてもかまわない。
【0020】さらに、無機質板として得るのに、養生硬
化の方法としては、オートクレーブ中で行い、このオー
トクレーブ中で150〜200℃の温度で、7〜15h
r養生硬化されて無機質板が得られる。
【0021】なお、このオートクレーブ養生の前に、必
要に応じてグリーンシート(7)を常温で2〜5hr放
置し、その後、水蒸気を満たした50〜90℃の温度で
10〜100hrの湿熱養生を行なうなどの方法を採る
こともできるものである。
【0022】本発明は、このような製造方法をとること
によって、グリーンシート(7)から脱水させる際に、
フィルム(1)が不透水性であるために、グリーンシー
ト(7)を覆ったとしても水分を吸い上げることがな
く、フィルム(1)を介してグリーンシート(7)に与
えられる振動によって、グリーンシート(7)の表面を
損なうことなく、脱水が促進されて、効率的に脱水させ
ることができ、減圧度を大きくする必要もなく、脱水時
間も短くてよいものであり、そのために、動力量も下げ
られ、脱水設備も特に大きくする必要がないものとな
る。
【0023】なお、図1に示すごとく、上記フィルム
(1)が上記コンベア(5)とともに移動するものであ
ると、コンベア(5)の流れる速度が同じものに比べ
て、より長い時間フィルム(1)がグリーンシート
(7)を覆うことができ、フィルム(1)を介してグリ
ーンシート(7)に振動をより長い時間与えることがで
きるものである。すなわち、より効率的に脱水させるこ
とができるものである。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げる。
【0025】実施例1 ポルトランドセメント40重量部、ケイ石粉15重量
部、パルプ粉5重量部、フライアッシュ40重量部を配
合した濃度10wt%の水性スラリーを長網方式の抄造
機(10)で抄造し、図1に示すごとく、グリーンシー
ト(7)を得た。
【0026】このグリーンシート(7)を10mにわた
って並べられたサクションボックス(4)で減圧されな
がら、幅20cmのコンベア(5)の上に載って、10
m/minのスピードで流され、フィルム(1)を介し
て同グリーンシート(7)に1台のバイブレーター
(2)〔表1中では、振動機と記す。〕を当てることで
振動を与えて同グリーンシート(7)の脱水を行った。
【0027】なお、サクションボックス(4)での減圧
によって、その時の真空度は、25cmHgを示してい
た。また、この抄造されたグリーンシート(7)の含水
率は、55%を示していた。
【0028】この後、抄造されたグリーンシート(7)
は、圧力4MPa、時間1secのプレス成形がなされ
た。この時のグリーンシート(7)の状態は、良好であ
った。そして、温度60℃、20hrの養生の後、温度
170℃、6hrのオートクレーブ養生を経て、厚さ1
2mmの無機質板を得ることができた。
【0029】実施例2 実施例1と同様にして、グリーンシート(7)を得て、
このグリーンシート(7)を10mにわたって並べられ
たサクションボックス(4)で減圧されながら、幅20
cmのコンベア(5)の上に載って、10m/minの
スピードで流され、フィルム(1)を介して同グリーン
シート(7)に1台のバイブレーター(2)〔表1中で
は、振動機と記す。〕を当てることで振動を与えて同グ
リーンシート(7)の脱水を行った。
【0030】なお、サクションボックス(4)での減圧
によって、その時の真空度は、35cmHgを示してい
た。また、この抄造されたグリーンシート(7)の含水
率は、50%を示していた。
【0031】この後、抄造されたグリーンシート(7)
は、圧力4MPa、時間1secのプレス成形がなされ
た。この時のグリーンシート(7)の状態は、良好であ
った。そして、温度60℃、20hrの養生の後、温度
170℃、6hrのオートクレーブ養生を経て、厚さ1
2mmの無機質板を得ることができた。
【0032】実施例3 実施例1と同様にして、グリーンシート(7)を得て、
このグリーンシート(7)を10mにわたって並べられ
たサクションボックス(4)で減圧されながら、幅20
cmのコンベア(5)の上に載って、10m/minの
スピードで流され、フィルム(1)を介して同グリーン
シート(7)に2台のバイブレーター(2)〔表1中で
は、振動機と記す。〕を当てることで振動を与えて同グ
リーンシート(7)の脱水を行った。
【0033】なお、サクションボックス(4)での減圧
によって、その時の真空度は、25cmHgを示してい
た。また、この抄造されたグリーンシート(7)の含水
率は、50%を示していた。
【0034】この後、抄造されたグリーンシート(7)
は、圧力4MPa、時間1secのプレス成形がなされ
た。この時のグリーンシート(7)の状態は、良好であ
った。そして、温度60℃、20hrの養生の後、温度
170℃、6hrのオートクレーブ養生を経て、厚さ1
2mmの無機質板を得ることができた。
【0035】比較例1 実施例1と同様にして、グリーンシート(7)を得て、
このグリーンシート(7)を10mにわたって並べられ
たサクションボックス(4)で減圧されながら、幅20
cmのコンベア(5)の上に載って、10m/minの
スピードで流されて、グリーンシート(7)の脱水が行
なれた。
【0036】なお、サクションボックス(4)での減圧
によって、その時の真空度は、25cmHgを示してい
た。また、この抄造されたグリーンシート(7)の含水
率は、65%を示していた。
【0037】この後、抄造されたグリーンシート(7)
は、圧力4MPa、時間1secのプレス成形がなされ
た。この時のグリーンシート(7)の状態は、若干表面
にクラックが生じていた。そして、温度60℃、20h
rの養生の後、温度170℃、6hrのオートクレーブ
養生を経て、厚さ12mmの無機質板を得ることができ
た。
【0038】比較例2 実施例1と同様にして、グリーンシート(7)を得て、
このグリーンシート(7)を10mにわたって並べられ
たサクションボックス(4)で減圧されながら、幅20
cmのコンベア(5)の上に載って、10m/minの
スピードで流されて、グリーンシート(7)の脱水が行
なれた。
【0039】なお、サクションボックス(4)での減圧
によって、その時の真空度は、35cmHgを示してい
た。また、この抄造されたグリーンシート(7)の含水
率は、60%を示していた。
【0040】この後、抄造されたグリーンシート(7)
は、圧力4MPa、時間1secのプレス成形がなされ
た。この時のグリーンシート(7)の状態は、若干表面
にクラックが生じていた。そして、温度60℃、20h
rの養生の後、温度170℃、6hrのオートクレーブ
養生を経て、厚さ12mmの無機質板を得ることができ
た。
【0041】比較例3 実施例1と同様にして、グリーンシート(7)を得て、
このグリーンシート(7)を10mにわたって並べられ
たサクションボックス(4)で減圧されながら、幅20
cmのコンベア(5)の上に載って、10m/minの
スピードで流され、同グリーンシート(7)に1台のバ
イブレーター(2)〔表1中では、振動機と記す。〕を
直に当てることで振動を与えて同グリーンシート(7)
の脱水を行った。
【0042】なお、サクションボックス(4)での減圧
によって、その時の真空度は、25cmHgを示してい
た。また、この抄造されたグリーンシート(7)の含水
率は、57%を示していた。
【0043】この後、抄造されたグリーンシート(7)
は、圧力4MPa、時間1secのプレス成形がなされ
た。この時のグリーンシート(7)は、表面に水が浮き
出て状態が悪かった。そして、温度60℃、20hrの
養生の後、温度170℃、6hrのオートクレーブ養生
を経て、厚さ12mmの無機質板を得た。
【0044】下記の表1に実施例1〜3と比較例1〜3
について、バイブレーター(2)を用いた台数、真空
度、プレス前の含水率、プレス後のシート状態をそれぞ
れまとめておいた。
【0045】
【表1】
【0046】この表1を見て、実施例1〜3のものと比
較例1〜3のものを比べてみてわかるように、グリーン
シート(7)から脱水させる際に、フィルム(1)が不
透水性であるために、グリーンシート(7)を覆ったと
しても水分を吸い上げることがなく、フィルム(1)を
介してグリーンシート(7)に与えられる振動によっ
て、グリーンシート(7)の表面を損なうことなく、脱
水が促進されて、効率的に脱水させることができるとい
える。
【0047】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る無機質板の製造
方法によると、グリーンシート(7)から脱水させる際
に、フィルム(1)が不透水性であるために、グリーン
シート(7)を覆ったとしても水分を吸い上げることが
なく、フィルム(1)を介してグリーンシート(7)に
与えられる振動によって、脱水が促進されて、効率的に
脱水させることができ、減圧度を大きくする必要もな
く、脱水時間も短くてよいものであり、そのために、動
力量も下げられ、脱水設備も特に大きくする必要がない
ものとなる。
【0048】本発明の請求項2に係る無機質板の製造方
法によると、請求項1記載の場合に加えて、コンベア
(5)の流れる速度が同じものに比べて、より長い時間
フィルム(1)がグリーンシート(7)を覆うことがで
き、フィルム(1)を介してグリーンシート(7)に振
動をより長い時間与えることができるものである。
【0049】すなわち、より効率的に脱水させることが
できるものである。本発明の請求項3に係る無機質板の
製造方法によると、請求項1または請求項2記載の場合
に加えて、より効果的にグリーンシート(7)から脱水
をさせることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る無機質板の製造方法
を示した概略図である。
【符号の説明】
1 フィルム 3 水性スラリー 5 コンベア 7 グリーンシート 10 抄造機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抄造機を用いてコンベアの上で水性スラ
    リーを抄造してグリーンシートとする無機質板の製造方
    法において、上記グリーンシートから脱水させる際に、
    上記コンベア上方に配設した不透水性のフィルムで上記
    グリーンシートを覆うとともに、上記フィルムを介して
    同グリーンシートに振動を与えることを特徴とする無機
    質板の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記フィルムが上記コンベアとともに移
    動するものであることを特徴とする請求項1記載の無機
    質板の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記抄造機が長網方式であることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の無機質板の製造方
    法。
JP7216965A 1995-08-25 1995-08-25 無機質板の製造方法 Pending JPH0957722A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN118061330A (zh) * 2024-03-27 2024-05-24 唐山三石建筑科技有限公司 工业固体废料制作耐火板的制备方法

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Effective date: 20020514