JPH0958196A - 抗菌性を有する転写フィルム - Google Patents
抗菌性を有する転写フィルムInfo
- Publication number
- JPH0958196A JPH0958196A JP17390495A JP17390495A JPH0958196A JP H0958196 A JPH0958196 A JP H0958196A JP 17390495 A JP17390495 A JP 17390495A JP 17390495 A JP17390495 A JP 17390495A JP H0958196 A JPH0958196 A JP H0958196A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- weight
- antibacterial agent
- transfer film
- antibacterial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 最終製品であるカードや化粧板に長期間にわ
たって高い抗菌作用を付与することができる転写フィル
ムを提供する。 【構成】 基材シート1上に剥離層2、保護層3、着色
層4、シルバー隠蔽層5、磁性層6および接着層7を順
次積層して構成され、カード本体等に接着層7で接着さ
れ、接着後に基材シート1が剥離層2で剥離される転写
フィルムであって、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等
に有機系抗菌剤を0.01重量%〜10重量%、ワック
スを2重量%〜12重量%の固形分比で添加したシルク
印刷用塗料を用いシルクスクリーン印刷等で保護層3を
形成した。
たって高い抗菌作用を付与することができる転写フィル
ムを提供する。 【構成】 基材シート1上に剥離層2、保護層3、着色
層4、シルバー隠蔽層5、磁性層6および接着層7を順
次積層して構成され、カード本体等に接着層7で接着さ
れ、接着後に基材シート1が剥離層2で剥離される転写
フィルムであって、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等
に有機系抗菌剤を0.01重量%〜10重量%、ワック
スを2重量%〜12重量%の固形分比で添加したシルク
印刷用塗料を用いシルクスクリーン印刷等で保護層3を
形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、抗菌性を有する転写
フィルム、特に、カードや化粧板の製造に用いる転写フ
ィルムに関する。
フィルム、特に、カードや化粧板の製造に用いる転写フ
ィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の転写フィルムとしては、従来、
特開平7−47798号公報、特開昭63−822号公
報あるいは特開昭61−117732号公報等に記載さ
れたものが知られる。例えば、特開平7−47798号
公報には、基材シートに抗菌剤とワックスやシリコーン
を添加した剥離性塗料で離型層を形成し、この離型層上
に絵柄印刷層、隠蔽層および接着剤層を積層形成した転
写フィルムが記載されている。
特開平7−47798号公報、特開昭63−822号公
報あるいは特開昭61−117732号公報等に記載さ
れたものが知られる。例えば、特開平7−47798号
公報には、基材シートに抗菌剤とワックスやシリコーン
を添加した剥離性塗料で離型層を形成し、この離型層上
に絵柄印刷層、隠蔽層および接着剤層を積層形成した転
写フィルムが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の特開平7−47798号公報に記載の転写フィ
ルムにあっては、剥離層に抗菌剤を含有させて抗菌性を
得るため、最終製品であるカードや化粧板に抗菌性を付
与することができないことがあるという問題があった。
すなわち、このような転写フィルムはカード基体や化粧
板基体に接着剤層で接着した後に剥離層から基材シート
を剥離して最終製品であるカードや化粧板を製造する
が、この剥離の際に剥離層が基材シートに付着すること
があり、この場合にカードや化粧板に抗菌性を持たせる
ことができなかった。この発明は、上記問題に鑑みてな
されたもので、最終製品であるカードや化粧板に確実に
抗菌性を付与することができる転写フィルムを提供する
ことを目的とする。
た従来の特開平7−47798号公報に記載の転写フィ
ルムにあっては、剥離層に抗菌剤を含有させて抗菌性を
得るため、最終製品であるカードや化粧板に抗菌性を付
与することができないことがあるという問題があった。
すなわち、このような転写フィルムはカード基体や化粧
板基体に接着剤層で接着した後に剥離層から基材シート
を剥離して最終製品であるカードや化粧板を製造する
が、この剥離の際に剥離層が基材シートに付着すること
があり、この場合にカードや化粧板に抗菌性を持たせる
ことができなかった。この発明は、上記問題に鑑みてな
されたもので、最終製品であるカードや化粧板に確実に
抗菌性を付与することができる転写フィルムを提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、シート状基材上に剥離層を介して保護
層、印刷層および接着層が積層された転写フィルムであ
って、前記保護層をワックスと抗菌剤とを添加含有させ
た樹脂組成物で構成した。
め、この発明は、シート状基材上に剥離層を介して保護
層、印刷層および接着層が積層された転写フィルムであ
って、前記保護層をワックスと抗菌剤とを添加含有させ
た樹脂組成物で構成した。
【0005】そして、この発明は、前記抗菌剤を有機系
抗菌剤とし、前記樹脂組成物に固形分比で0.01重量
%〜10重量%、前記ワックスが2重量%〜12重量%
含有した態様(請求項2)に、また、前記抗菌剤を無機
系抗菌剤とし、前記樹脂組成物に固形分比で0.01重
量%〜10重量%、前記ワックスが8重量%〜18重量
%含有した態様(請求項3)に構成することができる。
抗菌剤とし、前記樹脂組成物に固形分比で0.01重量
%〜10重量%、前記ワックスが2重量%〜12重量%
含有した態様(請求項2)に、また、前記抗菌剤を無機
系抗菌剤とし、前記樹脂組成物に固形分比で0.01重
量%〜10重量%、前記ワックスが8重量%〜18重量
%含有した態様(請求項3)に構成することができる。
【0006】
【作用】この発明によれば、最終製品であるカードや化
粧板に用いた状態で最表面に位置する保護層に抗菌剤を
添加するため、抗菌作用を確実に得ることができる。そ
して、保護層には抗菌剤とともにワックスが添加するた
め、抗菌剤はワックスとともに表面に滲み出し、高い抗
菌作用が得られる。
粧板に用いた状態で最表面に位置する保護層に抗菌剤を
添加するため、抗菌作用を確実に得ることができる。そ
して、保護層には抗菌剤とともにワックスが添加するた
め、抗菌剤はワックスとともに表面に滲み出し、高い抗
菌作用が得られる。
【0007】そして、抗菌剤を有機系抗菌剤とし、前記
樹脂組成物の固形分比で0.01重量%〜10重量%、
前記ワックスを2重量%〜12重量%とすることで(請
求項2)、あるいは、抗菌剤を無機系抗菌剤とし、前記
樹脂組成物の固形分比で0.01重量%〜10重量%、
前記ワックスを2重量%〜12重量%とすることで(請
求項3)、抗菌剤が保護層表面に滲み出す量が適切にな
り、抗菌効果が効率的に発揮され、効果の持続性も良好
なものが得られる。これに対し、ワックスの含有量が前
記範囲より多いと保護層表面に滲み出す抗菌剤の量が多
すぎ抗菌効果の持続性が低下し、逆に、ワックスの含有
量を前記範囲より少なくすると抗菌剤の保護層表面に滲
み出す量が少なく抗菌効果が発揮されにくく、抗菌剤含
有量を多くしなければならない。
樹脂組成物の固形分比で0.01重量%〜10重量%、
前記ワックスを2重量%〜12重量%とすることで(請
求項2)、あるいは、抗菌剤を無機系抗菌剤とし、前記
樹脂組成物の固形分比で0.01重量%〜10重量%、
前記ワックスを2重量%〜12重量%とすることで(請
求項3)、抗菌剤が保護層表面に滲み出す量が適切にな
り、抗菌効果が効率的に発揮され、効果の持続性も良好
なものが得られる。これに対し、ワックスの含有量が前
記範囲より多いと保護層表面に滲み出す抗菌剤の量が多
すぎ抗菌効果の持続性が低下し、逆に、ワックスの含有
量を前記範囲より少なくすると抗菌剤の保護層表面に滲
み出す量が少なく抗菌効果が発揮されにくく、抗菌剤含
有量を多くしなければならない。
【0008】ここで、抗菌剤が無機系の場合と有機系の
場合でワックスの最適な含有量が異なるのは、有機系抗
菌剤は蒸気圧をもつため塗膜内部に存在するものも抗菌
効果を発揮しやすいのに対し、無機系抗菌剤は塗膜内部
に存在するものは抗菌効果を発揮しにくい性質があるた
めであるが、本発明によれば無機系抗菌剤のこのような
欠点も解消できる。
場合でワックスの最適な含有量が異なるのは、有機系抗
菌剤は蒸気圧をもつため塗膜内部に存在するものも抗菌
効果を発揮しやすいのに対し、無機系抗菌剤は塗膜内部
に存在するものは抗菌効果を発揮しにくい性質があるた
めであるが、本発明によれば無機系抗菌剤のこのような
欠点も解消できる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明の第1実施例にかかる転写フィ
ルムの模式断面図である。図1に示すように、この第1
実施例の転写フィルム10は、基材シート1上に剥離層
2、保護層3、着色層4、シルバー隠蔽層5、磁性層6
および接着層7を順次積層して構成される。
明する。図1はこの発明の第1実施例にかかる転写フィ
ルムの模式断面図である。図1に示すように、この第1
実施例の転写フィルム10は、基材シート1上に剥離層
2、保護層3、着色層4、シルバー隠蔽層5、磁性層6
および接着層7を順次積層して構成される。
【0010】基材シート1は、薄葉紙、硫酸紙、クラフ
ト紙等の紙類、あるいは、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂シート(フィ
ルム)、または、アルミニウムや銅等の金属板等から構
成される。離型層2は、シリコーン樹脂やシリコーンア
クリル樹脂等を用いたグラビアコートやオフセット印刷
等により形成される。
ト紙等の紙類、あるいは、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂シート(フィ
ルム)、または、アルミニウムや銅等の金属板等から構
成される。離型層2は、シリコーン樹脂やシリコーンア
クリル樹脂等を用いたグラビアコートやオフセット印刷
等により形成される。
【0011】保護層3は、樹脂に有機系抗菌剤または無
機系抗菌剤を添加し、この抗菌剤が添加された樹脂組成
物を用いてシルクスクリーン印刷等により形成される。
樹脂組成物は、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、ポリウレ
タン樹脂、ポリエチレン樹脂あるいはポリスチレン樹脂
にワックス、シリコン、有機溶剤を混合してなり、抗菌
剤が0.01重量%〜10重量%、好ましくは、0.0
5重量%〜3.0重量%の比率で添加される。この樹脂
組成物は、シルク印刷用塗料に上記抗菌剤を添加したも
ので代表されるが、種々の塗料を用いることができる。
機系抗菌剤を添加し、この抗菌剤が添加された樹脂組成
物を用いてシルクスクリーン印刷等により形成される。
樹脂組成物は、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、ポリウレ
タン樹脂、ポリエチレン樹脂あるいはポリスチレン樹脂
にワックス、シリコン、有機溶剤を混合してなり、抗菌
剤が0.01重量%〜10重量%、好ましくは、0.0
5重量%〜3.0重量%の比率で添加される。この樹脂
組成物は、シルク印刷用塗料に上記抗菌剤を添加したも
ので代表されるが、種々の塗料を用いることができる。
【0012】有機系抗菌剤としては、2−(4−チアリ
ゾル)−ベンゾイミダゾール、2−ベンゾイミダゾール
カルバミン酸メチル、2−(メトキシカルボニル)ベン
ゾイミダゾール、N−(フルオロジクロロメチルチオ)
−フタルイミド、N,N−ジメチル−N’−(ジクロロ
フルオロメチル)チオ−N’−フェニルスルファミド、
2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、
1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、ビス(2−
ピリジルチオール−1−オキシド)亜鉛、ビス(2−ピ
リジルチオ−1−オキシド)ナトリウム、2,3,5,
6−チトラクロロ−4−(メチルスルフォニル)−ピリ
ジン、10,10’−オキシビスフェノキサアルシン等
を1種または2種以上を混合したものから選択される。
ゾル)−ベンゾイミダゾール、2−ベンゾイミダゾール
カルバミン酸メチル、2−(メトキシカルボニル)ベン
ゾイミダゾール、N−(フルオロジクロロメチルチオ)
−フタルイミド、N,N−ジメチル−N’−(ジクロロ
フルオロメチル)チオ−N’−フェニルスルファミド、
2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、
1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、ビス(2−
ピリジルチオール−1−オキシド)亜鉛、ビス(2−ピ
リジルチオ−1−オキシド)ナトリウム、2,3,5,
6−チトラクロロ−4−(メチルスルフォニル)−ピリ
ジン、10,10’−オキシビスフェノキサアルシン等
を1種または2種以上を混合したものから選択される。
【0013】また、無機系抗菌剤としては、ゼオライ
ト、シリカアルミナ等に銀、銅、亜鉛等の抗菌性金属を
担持させたもの、または、水酸化アルミウムや酸化マグ
ネシウムの結晶分子の中に亜鉛や銅の原子を結合させた
複塩の固溶体等が用いられる。さらに、ワックスとして
は、合成系のものを使用するのが好ましく、融点は10
0°C以上のものが特に好ましく、代表的なものとして
酸化ポリエチレンが挙げられる。
ト、シリカアルミナ等に銀、銅、亜鉛等の抗菌性金属を
担持させたもの、または、水酸化アルミウムや酸化マグ
ネシウムの結晶分子の中に亜鉛や銅の原子を結合させた
複塩の固溶体等が用いられる。さらに、ワックスとして
は、合成系のものを使用するのが好ましく、融点は10
0°C以上のものが特に好ましく、代表的なものとして
酸化ポリエチレンが挙げられる。
【0014】着色層4は、ポリエステル系樹脂やエポキ
シ系樹脂と顔料とを適当な溶剤に溶解させたものを、ロ
ールコータ、グラビアコータあるいはリバースコータに
より塗工して形成される。シルバー隠蔽層5は、金属顔
料や濃色の顔料、例えば、シルバー、ゴールド、ブラッ
クあるいは茶等の顔料を含有した樹脂から構成される。
磁性層6は、磁性材料を含み、所定の情報を磁気記録す
る。接着層7は、ポリ酢酸ビニル系等の接着剤をグラビ
アコート等により塗工して形成される。
シ系樹脂と顔料とを適当な溶剤に溶解させたものを、ロ
ールコータ、グラビアコータあるいはリバースコータに
より塗工して形成される。シルバー隠蔽層5は、金属顔
料や濃色の顔料、例えば、シルバー、ゴールド、ブラッ
クあるいは茶等の顔料を含有した樹脂から構成される。
磁性層6は、磁性材料を含み、所定の情報を磁気記録す
る。接着層7は、ポリ酢酸ビニル系等の接着剤をグラビ
アコート等により塗工して形成される。
【0015】この第1実施例の転写フィルム10にあっ
ては、前述したように、接着層7によりカード本体や化
粧板本体に接着した後に剥離層2で基材シート1を剥離
してカードや化粧板を製造する。ここで、基材シート1
の剥離に際しては、剥離層2が基材シート1に貼合し基
材シート1とともに剥離され、化粧板やカードの表面に
は抗菌剤を含む保護層3が最表面に露呈する。このた
め、カードや化粧板に高い抗菌性が得られ、カードを媒
介とする感染を防止でき、また、水回り関係場所に化粧
板を用いてもカビ等が発生することを防止できる。ま
た、保護層3は、抗菌剤とともにワックスを含み表面に
ワックスとともに抗菌剤が滲み出すため、長期間にわた
って高い抗菌性を維持できる。
ては、前述したように、接着層7によりカード本体や化
粧板本体に接着した後に剥離層2で基材シート1を剥離
してカードや化粧板を製造する。ここで、基材シート1
の剥離に際しては、剥離層2が基材シート1に貼合し基
材シート1とともに剥離され、化粧板やカードの表面に
は抗菌剤を含む保護層3が最表面に露呈する。このた
め、カードや化粧板に高い抗菌性が得られ、カードを媒
介とする感染を防止でき、また、水回り関係場所に化粧
板を用いてもカビ等が発生することを防止できる。ま
た、保護層3は、抗菌剤とともにワックスを含み表面に
ワックスとともに抗菌剤が滲み出すため、長期間にわた
って高い抗菌性を維持できる。
【0016】そして、保護層3は、抗菌剤が固形分比で
0.01重量%〜10重量%、好ましくは、0.05重
量%〜3.0重量%の割合で添加されたシルク印刷用塗
料等の樹脂組成物からなるため、表面にマット化と称せ
られるザラツキが生じることもなく、また、高い抗菌作
用を発揮することができる。すなわち、樹脂組成物の抗
菌剤の混合割合が固形分比で10重量%を超えるとマッ
ト化が生じ、また、その混合割合が0.01重量%に満
たなければ有効な抗菌作用を得ることができないが、抗
菌剤の割合を0.01重量%〜10重量%とすることで
マット化を生じること無く高い抗菌作用が得られる。
0.01重量%〜10重量%、好ましくは、0.05重
量%〜3.0重量%の割合で添加されたシルク印刷用塗
料等の樹脂組成物からなるため、表面にマット化と称せ
られるザラツキが生じることもなく、また、高い抗菌作
用を発揮することができる。すなわち、樹脂組成物の抗
菌剤の混合割合が固形分比で10重量%を超えるとマッ
ト化が生じ、また、その混合割合が0.01重量%に満
たなければ有効な抗菌作用を得ることができないが、抗
菌剤の割合を0.01重量%〜10重量%とすることで
マット化を生じること無く高い抗菌作用が得られる。
【0017】図2はこの発明の第2実施例にかかる転写
フィルムの部分模式断面図である。なお、この第2実施
例および後述する第3実施例においては、上述した第1
実施例と同一の部分についての説明は割愛する。この第
2実施例の転写フィルムは、着色層4上に第1のアンカ
ー層8a、金属蒸着隠蔽層5’および第2のアンカー層
8bを順次積層し、この第2のアンカー層8b上に磁性
層6を設けるものである。第1のアンカー層8aおよび
第2のアンカー層8bは接着剤を塗工して構成され、金
属蒸着隠蔽層5’はアルミニウム等を蒸着して構成され
る。
フィルムの部分模式断面図である。なお、この第2実施
例および後述する第3実施例においては、上述した第1
実施例と同一の部分についての説明は割愛する。この第
2実施例の転写フィルムは、着色層4上に第1のアンカ
ー層8a、金属蒸着隠蔽層5’および第2のアンカー層
8bを順次積層し、この第2のアンカー層8b上に磁性
層6を設けるものである。第1のアンカー層8aおよび
第2のアンカー層8bは接着剤を塗工して構成され、金
属蒸着隠蔽層5’はアルミニウム等を蒸着して構成され
る。
【0018】図3はこの発明の第3実施例にかかる転写
フィルムの部分模式断面図である。この第3実施例の転
写フィルムは、保護層3を透明として、保護層3上に絵
柄印刷層9を設け、この絵柄印刷層9を着色層4で被覆
して着色層4上に接着層7を設けたものである。絵柄印
刷層9は、各種のインキ等を用いグラビア印刷等で絵柄
や文字を印刷して形成される。
フィルムの部分模式断面図である。この第3実施例の転
写フィルムは、保護層3を透明として、保護層3上に絵
柄印刷層9を設け、この絵柄印刷層9を着色層4で被覆
して着色層4上に接着層7を設けたものである。絵柄印
刷層9は、各種のインキ等を用いグラビア印刷等で絵柄
や文字を印刷して形成される。
【0019】これら第2実施例および第3実施例にあっ
ても、保護層3がワックスと抗菌剤とを含み、カードや
化粧板に用いられた状態で保護層3が最表面に露呈して
保護層3の表面にワックスとともに抗菌剤が滲み出す。
このため、上述した第1実施例と同様に、長期間にわた
って高い抗菌性を維持できる。
ても、保護層3がワックスと抗菌剤とを含み、カードや
化粧板に用いられた状態で保護層3が最表面に露呈して
保護層3の表面にワックスとともに抗菌剤が滲み出す。
このため、上述した第1実施例と同様に、長期間にわた
って高い抗菌性を維持できる。
【0020】そして、上述した第1、第2および第3実
施例にかかる転写フィルムは、以下に述べるようにして
カードに適用される。すなわち、通常、プラスチックカ
ードは白色のポリ塩化ビニルからなるコアシートの表側
と裏側の両面に、透明なポリ塩化ビニルからなるオーバ
ーシートを積層して構成されている。本発明の転写フィ
ルムをカード表側のオーバーシート上に接着層が接する
ように所定の位置で貼り合わせ、熱プレスを用いて、例
えば、150°C、圧力25kg/cm2 、15分の条
件で熱プレスする。冷却後、転写フィルムのシート状基
材1を剥離層2とともに保護層3から剥離した後、所定
のサイズに打ち抜き加工することにより、抗菌効果のあ
り、意匠的にも優れたカードが得られる。
施例にかかる転写フィルムは、以下に述べるようにして
カードに適用される。すなわち、通常、プラスチックカ
ードは白色のポリ塩化ビニルからなるコアシートの表側
と裏側の両面に、透明なポリ塩化ビニルからなるオーバ
ーシートを積層して構成されている。本発明の転写フィ
ルムをカード表側のオーバーシート上に接着層が接する
ように所定の位置で貼り合わせ、熱プレスを用いて、例
えば、150°C、圧力25kg/cm2 、15分の条
件で熱プレスする。冷却後、転写フィルムのシート状基
材1を剥離層2とともに保護層3から剥離した後、所定
のサイズに打ち抜き加工することにより、抗菌効果のあ
り、意匠的にも優れたカードが得られる。
【0021】ここで、カードの裏面にも抗菌効果をもた
せたい場合には、本発明の転写フィルムを表側と同様に
転写することでも可能であるが、特に意匠的な効果を望
まない場合には、カード裏側のオーバーシートとして、
樹脂材料(通常はポリ塩化ビニル)に所望の抗菌剤を練
り込んでシート状に成形したものを用いてカードを構成
することによっても可能である。オーバーシートに練り
込む抗菌剤としては種々のものが使用できるが、好まし
くは水酸化カルシウム、酸化マグネシウムの結晶分子の
中に亜鉛や銅の原子を結合させた複塩の固溶体を使用す
るのがよい。オーバーシートへの抗菌剤の添加割合とし
ては樹脂100重量部に対し抗菌剤0.1〜10重量部
程度である。
せたい場合には、本発明の転写フィルムを表側と同様に
転写することでも可能であるが、特に意匠的な効果を望
まない場合には、カード裏側のオーバーシートとして、
樹脂材料(通常はポリ塩化ビニル)に所望の抗菌剤を練
り込んでシート状に成形したものを用いてカードを構成
することによっても可能である。オーバーシートに練り
込む抗菌剤としては種々のものが使用できるが、好まし
くは水酸化カルシウム、酸化マグネシウムの結晶分子の
中に亜鉛や銅の原子を結合させた複塩の固溶体を使用す
るのがよい。オーバーシートへの抗菌剤の添加割合とし
ては樹脂100重量部に対し抗菌剤0.1〜10重量部
程度である。
【0022】本発明の効果を確認するため、以下の実施
例1,2および比較例1を作成し、MRSAの抗菌試験
を行ったところ、表1に示すような結果が得られ、本発
明の実施例1,2が抗菌効果において優れていることが
実証された。
例1,2および比較例1を作成し、MRSAの抗菌試験
を行ったところ、表1に示すような結果が得られ、本発
明の実施例1,2が抗菌効果において優れていることが
実証された。
【0023】
【表1】
【0024】1.実施例1 下記の組成物をボールミルで24時間分散して塗料(樹
脂組成物)を作成し、この塗料を用い塗工して本発明の
転写フィルムの保護層とした。 ・組成物 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(商品名 VMCH (株)ユニオンカーバ イド製) 30重量部 ビス(2−ピリジルチオール−1−オキシド)亜鉛 0.03重量部 酸化ポリエチレンワックス 2.0重量部 MEK/トルエン(1:1)溶剤 200重量部
脂組成物)を作成し、この塗料を用い塗工して本発明の
転写フィルムの保護層とした。 ・組成物 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(商品名 VMCH (株)ユニオンカーバ イド製) 30重量部 ビス(2−ピリジルチオール−1−オキシド)亜鉛 0.03重量部 酸化ポリエチレンワックス 2.0重量部 MEK/トルエン(1:1)溶剤 200重量部
【0025】2.実施例2 上記実施例1における抗菌剤を無機系抗菌剤であるノバ
ロンAG300(東亜合成化学(株)製)0.03重量
部と、酸化ポリエチレンワックスを3.2重量部とし、
他の組成は実施例1と同じである。 3.比較例1 実施例1においてワックスを取り除いたもので、他の組
成は実施例1と同じである。
ロンAG300(東亜合成化学(株)製)0.03重量
部と、酸化ポリエチレンワックスを3.2重量部とし、
他の組成は実施例1と同じである。 3.比較例1 実施例1においてワックスを取り除いたもので、他の組
成は実施例1と同じである。
【0026】ただし、抗菌試験の試験条件は下記の通り
である。 a)菌液の調整 普通ブイヨン培地(栄研化学(株)製)で35°C、1
6〜20時間振とう培養した試験菌の培養液を同培地で
菌数が108 /mlとなるように希釈後、減菌リン酸緩
衝液で1000倍に希釈し、菌液とした。 b)試験片の調整 試験片の試験面に菌液0.5mlを滴下し、上からポリ
エチレンシートを貸せた後、25°Cで保存し、24時
間保存後の試験片の生菌数を測定し、また同様に、菌液
0.5mlをシャーレに滴下したものを対照試料とし
た。 c)生菌数の測定 試験片および対照試料をSCDLP培地(日本製薬
(株)製)10mlでそれぞれ洗い出し、この洗い出し
液について標準寒天培地(栄研化学(株)製)を用いた
混釈平板培養法(35°C、48時間培養)により生菌
数を測定し、試験片または対照試料当たりに換算した。
判定は、99.9%以上減菌したものが○、99.9%
未満の減菌を×により表す。
である。 a)菌液の調整 普通ブイヨン培地(栄研化学(株)製)で35°C、1
6〜20時間振とう培養した試験菌の培養液を同培地で
菌数が108 /mlとなるように希釈後、減菌リン酸緩
衝液で1000倍に希釈し、菌液とした。 b)試験片の調整 試験片の試験面に菌液0.5mlを滴下し、上からポリ
エチレンシートを貸せた後、25°Cで保存し、24時
間保存後の試験片の生菌数を測定し、また同様に、菌液
0.5mlをシャーレに滴下したものを対照試料とし
た。 c)生菌数の測定 試験片および対照試料をSCDLP培地(日本製薬
(株)製)10mlでそれぞれ洗い出し、この洗い出し
液について標準寒天培地(栄研化学(株)製)を用いた
混釈平板培養法(35°C、48時間培養)により生菌
数を測定し、試験片または対照試料当たりに換算した。
判定は、99.9%以上減菌したものが○、99.9%
未満の減菌を×により表す。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
転写フィルムよれば、最終製品であるカードや化粧板に
用いた状態で最表面に位置する保護層に抗菌剤をワック
スとともに添加するため、長期間にわたって優れた抗菌
効果を得ることができる。そして、保護層の抗菌剤の含
有割合を固形分比で0.01重量%〜10重量%とする
ため、保護層にマット化等の不都合を生じること無く有
効な抗菌作用が得られる。
転写フィルムよれば、最終製品であるカードや化粧板に
用いた状態で最表面に位置する保護層に抗菌剤をワック
スとともに添加するため、長期間にわたって優れた抗菌
効果を得ることができる。そして、保護層の抗菌剤の含
有割合を固形分比で0.01重量%〜10重量%とする
ため、保護層にマット化等の不都合を生じること無く有
効な抗菌作用が得られる。
【0028】そして、この発明の転写フィルムは、ワッ
クスの含有量を塗料の固形分に対して、有機系抗菌剤を
使用した場合は2重量%〜12重量%、無機系抗菌剤を
使用した場合は8重量%〜18重量%とすることで、抗
菌剤が保護層に滲み出す量が適切になり、抗菌効果が持
続的に発揮され、抗菌効果の持続性も良好となる。
クスの含有量を塗料の固形分に対して、有機系抗菌剤を
使用した場合は2重量%〜12重量%、無機系抗菌剤を
使用した場合は8重量%〜18重量%とすることで、抗
菌剤が保護層に滲み出す量が適切になり、抗菌効果が持
続的に発揮され、抗菌効果の持続性も良好となる。
【図1】この発明の第1実施例にかかる転写フィルムの
一部模式断面図である。。
一部模式断面図である。。
【図2】この発明の第2実施例にかかる転写フィルムの
一部模式断面図である。
一部模式断面図である。
【図3】この発明の第3実施例にかかる転写フィルムの
一部模式断面図である。
一部模式断面図である。
1 シート状基材 2 剥離層 3 保護層 4 着色層 5 シルバー隠蔽層 6 磁性層 7 接着層
Claims (3)
- 【請求項1】 シート状基材上に剥離層を介して保護
層、印刷層および接着層が積層された転写フィルムであ
って、前記保護層をワックスと抗菌剤とを添加含有させ
た樹脂組成物で構成したことを特徴とする抗菌性を有す
る転写フィルム。 - 【請求項2】 前記抗菌剤を有機系抗菌剤とし、前記樹
脂組成物に固形分比で0.01重量%〜10重量%、前
記ワックスが2〜12重量%含有した請求項1記載の抗
菌性を有する転写フィルム。 - 【請求項3】 前記抗菌剤を無機系抗菌剤とし、前記樹
脂組成物に固形分比で0.01重量%〜10重量%、前
記ワックスが8〜18重量%含有した請求項1記載の抗
菌性を有する転写フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17390495A JPH0958196A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-19 | 抗菌性を有する転写フィルム |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-169339 | 1995-06-13 | ||
| JP16933995 | 1995-06-13 | ||
| JP17390495A JPH0958196A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-19 | 抗菌性を有する転写フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0958196A true JPH0958196A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=26492712
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17390495A Pending JPH0958196A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-19 | 抗菌性を有する転写フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0958196A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6428647B1 (en) | 1999-09-28 | 2002-08-06 | Yemoon Tech Co., Ltd. | Organic solvent composition for film transfer and a method for wet transferring of transfer film |
| KR100364850B1 (ko) * | 2000-05-29 | 2002-12-26 | 최한택 | 열전사지 제조방법 및 그 물품 |
| JP2012509791A (ja) * | 2008-11-24 | 2012-04-26 | キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド | 抗菌積層構造体 |
| JP2021091631A (ja) * | 2019-12-10 | 2021-06-17 | 三井化学株式会社 | 抗菌性転写フィルムとその製造方法、抗菌性物品の製造方法 |
| JP2022061973A (ja) * | 2020-10-07 | 2022-04-19 | 大日本印刷株式会社 | 情報積層体、積層体およびオーバーシート体 |
| JP2023003122A (ja) * | 2021-06-23 | 2023-01-11 | 凸版印刷株式会社 | 抗ウイルス性転写箔、抗ウイルス性カード、抗ウイルス性転写箔の製造方法、及び抗ウイルス性カードの製造方法 |
-
1995
- 1995-06-19 JP JP17390495A patent/JPH0958196A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6428647B1 (en) | 1999-09-28 | 2002-08-06 | Yemoon Tech Co., Ltd. | Organic solvent composition for film transfer and a method for wet transferring of transfer film |
| KR100364850B1 (ko) * | 2000-05-29 | 2002-12-26 | 최한택 | 열전사지 제조방법 및 그 물품 |
| JP2012509791A (ja) * | 2008-11-24 | 2012-04-26 | キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド | 抗菌積層構造体 |
| JP2021091631A (ja) * | 2019-12-10 | 2021-06-17 | 三井化学株式会社 | 抗菌性転写フィルムとその製造方法、抗菌性物品の製造方法 |
| JP2022061973A (ja) * | 2020-10-07 | 2022-04-19 | 大日本印刷株式会社 | 情報積層体、積層体およびオーバーシート体 |
| JP2023003122A (ja) * | 2021-06-23 | 2023-01-11 | 凸版印刷株式会社 | 抗ウイルス性転写箔、抗ウイルス性カード、抗ウイルス性転写箔の製造方法、及び抗ウイルス性カードの製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2694795B2 (ja) | カードの製造方法 | |
| WO2009154177A1 (ja) | 静電吸着シート | |
| JPH02261645A (ja) | 感圧接着フイルム複合体 | |
| JP2591952B2 (ja) | 被熱転写シート | |
| JPH04128086A (ja) | サインパネル及びサインパネルの製造方法 | |
| JP5436035B2 (ja) | 静電吸着シート | |
| JPH0958196A (ja) | 抗菌性を有する転写フィルム | |
| US20070141125A1 (en) | Thermal image with antimicrobial property | |
| JP3707858B2 (ja) | 感圧粘着ラベル | |
| JP4267301B2 (ja) | シートおよび記録物 | |
| JPH07285197A (ja) | 分解性積層体 | |
| JPH09276027A (ja) | 抗菌小物 | |
| JP4267305B2 (ja) | シートおよび記録物 | |
| JP3349307B2 (ja) | 抗菌性素材及びその製造方法 | |
| JPH07244461A (ja) | 静電吸着体 | |
| JP3770926B2 (ja) | 表示方法 | |
| JPH07509670A (ja) | 熱転写印刷受容体 | |
| JP3016739B2 (ja) | 熱転写印刷用粘着フィルム | |
| JPH06128537A (ja) | 装飾用粘着シート及びその製造方法 | |
| JP2835720B2 (ja) | 被熱転写シート | |
| JP2944083B2 (ja) | ラミネートフィルム | |
| JPH0717517Y2 (ja) | 転写シート | |
| JP2000296699A (ja) | 転写シート | |
| JP2978141B2 (ja) | 被熱転写シート | |
| JP4150436B2 (ja) | ステッカーアルバム用基材の製造方法、ステッカーアルバム用基材 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041012 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041210 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050208 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |