JPH0958498A - 油圧制御弁 - Google Patents

油圧制御弁

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JPH0958498A
JPH0958498A JP20978695A JP20978695A JPH0958498A JP H0958498 A JPH0958498 A JP H0958498A JP 20978695 A JP20978695 A JP 20978695A JP 20978695 A JP20978695 A JP 20978695A JP H0958498 A JPH0958498 A JP H0958498A
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JP
Japan
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oil
valve body
grooves
groove
valve
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Application number
JP20978695A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Sakai
正光 阪井
Kazufumi Sugimoto
和史 杉本
Shigehisa Matsushita
茂久 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブボディーの各部の加工に要する加工工
数を大幅に削減し、製品コストの低減を図ると共に、バ
ルブボディーの大幅な軽量化により、動作中の自励振動
の発生を有効に抑制する。 【解決手段】 周方向に略等配をなして複数の窓孔が開
設された内スリーブ42に外スリーブ43を嵌着し、各窓孔
と外スリーブ43の内周面とにより囲われ、内スリーブ42
の内周面に沿って並ぶ複数の油溝A,A…を形成する。
内スリーブ42及び外スリーブ43の外側を一体的に被包
し、外周に周設された導圧溝45,45…及び封止部材の装
着溝46,46…を含めた合成樹脂の成形により本体筒44を
形成してバルブボディー40を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルブボディーと
バルブスプールとの同軸上での相対角変位により油圧の
制御動作をなす回転式の油圧制御弁に関し、特に、自動
車に装備される油圧式の動力舵取装置において、操舵補
助用のパワーシリンダへの送給油圧を舵輪操作に応じて
制御すべく用いられる油圧制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧式の動力舵取装置は、自動車の舵取
機構中に配した複動式の油圧シリンダ(パワーシリン
ダ)等の油圧アクチュエータの発生力により舵取りを補
助し、舵輪(ステアリングホィール)の操作に要する運
転者の労力負担を軽減して、快適な操舵感覚を得ようと
するものであり、前記パワーシリンダの両シリンダ室
と、エンジンにて駆動される油圧ポンプ及び作動油を収
納する油タンクとの間に、舵輪に加わる操舵トルクの方
向及び大きさに応じて油圧の給排を行う油圧制御弁を配
して構成されている。
【0003】前記油圧制御弁としては、一般的に、舵輪
の回転を直接的に利用する回転式の油圧制御弁が用いら
れている。これは、舵輪に連なる入力軸と舵取機構に連
なる出力軸とをトーションバーを介して同軸的に連結
し、一方の連結端に係合された筒形のバルブボディーの
内側に、他方の連結端に一体的に形成したバルブスプー
ルを相対回転自在に嵌め合わせてなり、舵輪に操舵トル
クが加えられたとき、前記トーションバーの捩れに伴っ
てバルブボディーとバルブスプールとの間に相対角変位
を生ぜしめ、この相対角変位を利用して油圧の給排動作
を行う構成となっている。
【0004】バルブボディーとバルブスプールとの嵌合
周上(前者の内周と後者の外周)には、各複数の油溝が
周方向に略等配をなして並設してあり、バルブボディー
とバルブスプールとは、夫々の油溝が周方向に千鳥配置
され、両側に相隣する油溝同士が相互に連通するように
位置決めされている。各油溝間の連通部は、バルブボデ
ィーとバルブスプールとの間の相対角変位に応じて面積
を増減する絞り部として作用する。
【0005】油圧源たる前記油圧ポンプからの作動油圧
の供給は、前記油溝のいくつか(給油溝)に対してなさ
れ、これらの給油溝の両側に相隣する油溝(送油溝)
は、送油先となる前記パワーシリンダの両シリンダ室に
夫々連通させてあり、更に、これらの送油溝の他側に相
隣する油溝(排油溝)は、排油先たる前記油タンクに連
通させてある。
【0006】而して、舵輪に操舵トルクが加えられたと
き、入力軸と出力軸との間、即ち、バルブボディーとバ
ルブスプールとの間に前記トーションバーの捩れを伴っ
て相対角変位が生じ、前記絞り部の絞り面積が変化す
る。その結果、油圧ポンプから給油溝に供給される油圧
は、絞り面積を増した側の絞り部を経て同側に相隣する
送油溝に導入され、該送油溝に連通する前記パワーシリ
ンダの一方のシリンダ室に送給される。
【0007】これによりパワーシリンダは、他方のシリ
ンダ室との間に生じる圧力差に応じた油圧力を発生し、
この油圧力が操舵補助力として舵取機構に加えられて舵
取りが補助される。また、この動作に伴ってパワーシリ
ンダの他方のシリンダ室から作動油が押し出され、油圧
制御弁の他方の送油溝に戻り、この戻り油は、該送油溝
の一側にて絞り面積を増した絞り部を経て排油溝に導入
され、排油先となる油タンクに排出される。
【0008】前記給油溝と油圧ポンプとの連通、及び前
記一対の送油溝と各別のシリンダ室との連通は、一般的
に、前記バルブボディーの外周に相互間を液密に封止し
て周設された各別の導圧溝を介してなされている。即
ち、バルブボディーの内側に並ぶ複数の給油溝と各複数
の送油溝とは、夫々に対応する周方向位置にてバルブボ
ディーの周壁を貫通する通油孔により各別の導圧溝に連
通されており、油圧ポンプからの給油は、対応する導圧
溝に導入された後、前記通油孔を経て前記給油溝に供給
され、また、各送油溝への導入油は、夫々の通油孔を経
て対応する導圧溝に集められ、前記シリンダ室に送給さ
れる構成となっている。
【0009】なお前記排油溝と油タンクとの連通は、前
記トーションバーの挿通のためにバルブスプールの内側
に形成された中空部を利用し、バルブボディーの軸方向
一側に形成された排油室を介してなされている。即ち、
バルブスプールの外側に並ぶ複数の排油溝は、夫々に対
応する周方向位置にてバルブスプールを貫通する第1の
通油孔により、また前記排油室は、バルブボディーとの
嵌合域を外れた位置にてバルブスプールを貫通する第2
の通油孔により、前記中空部に夫々連通させてあり、排
出溝に受け入れられた戻り油は、第1の通油孔を経て前
記中空部に集められ、更に、第2の通油孔を経て排油室
に導入されて、該排油室に連結された排油管を経て油タ
ンクに排出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】さて、以上の如き油圧
制御弁において、舵輪に連なる入力軸又は舵取機構に連
なる出力軸に係合されるバルブボディーは、内周面に略
等配をなして複数の油溝を備えている。これらの油溝
は、従来一般的には、各油溝に相当する幅を有する複数
の歯が装着された加工治具(ブローチ)を挿通するブロ
ーチ加工により、筒体の内面に複数の凹溝を一括して形
成し、これらの凹溝の両側を、前記筒体の両端部内周に
嵌着されたカラーリングにより塞ぎ、軸方向に所定の長
さを有して形成されるが、この形成には、前記ブローチ
加工等の特殊な加工を要する上、前記カラーリングの嵌
着部位の精密な加工を要し、多大の加工工数を要すると
いう難点があった。
【0011】この難点を解消するため、実開平5-37646
号公報には、前記油溝に相当する矩形の窓孔を周方向に
複数備えるブッシュを別体に設け、該ブッシュを本体筒
の内側に密に嵌合して、該本体筒の内周面と前記窓孔と
により前記油溝を形成するようになした油圧制御弁が開
示されており、この構成によれば、油溝の形成のための
加工が容易となり、バルブボディーの加工工数を低減し
得るとされている。
【0012】ところがバルブボディーには、内周面にお
ける前記油溝の形成に加えて、外周面に周設された前記
導圧溝と、これらの間の封止部材の装着溝との加工が必
要であり、実開平5-37646号公報に開示された油圧制御
弁においては、外周側でのこれらの加工はそのまま実施
されることから、バルブボディー全体での加工工数の低
減効果は小さい。
【0013】一方、前記バルブボディーには、前述した
如き油圧の給排動作中に絞り部を通過する油流に起因し
て自励振動が生じることがあり、この振動が発生した場
合、送油先となるパワーシリンダのシリンダ室への送給
油圧が変動して、安定した操舵補助が行えなくなる不都
合があった。この自励振動の抑制には、バルブボディー
を軽量化し、慣性を低下せしめることが有効である。前
記実開平5-37646号公報には、自励振動に関する記述は
存在しないが、バルブスプールとの嵌合部となる前記ブ
ッシュをバルブスプールと同系の鉄系材料により製作す
る一方、本体筒をアルミニウム合金等の軽量の金属材料
により製作することにより、バルブボディーの軽量化を
図り得ることが開示されている。ところが、軽量金属の
採用による軽量化には限度があり、自励振動を有効に抑
制し得るものではない。
【0014】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、バルブボディーの各部の加工に要する加工工数
を大幅に削減でき、製品コストの低減に寄与し得ると共
に、バルブボディーの大幅な軽量化が可能であり、動作
中の自励振動の発生を効果的に抑制し得る油圧制御弁を
提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る油圧制御弁
は、複数の導圧溝と各導圧溝間の封止部材の装着溝とを
その外周面に周設してなる筒形のバルブボディーと、該
バルブボディーの内側に同軸上での相対角変位可能に嵌
め合わせたバルブスプールとを備え、両者の嵌合周上に
並ぶ各複数の油溝を千鳥配置して、周方向に相隣する油
溝間に前記相対角変位に応じて絞り面積を変える絞り部
を構成し、前記油溝の一部又は全部を前記複数の導圧溝
のいずれかを介して油圧源、送油先又は排油先に連通さ
せてなる油圧制御弁において、前記バルブボディーは、
周方向に略等配をなして複数の窓孔が開設された内スリ
ーブと、該内スリーブの外側に嵌着され、その内周面と
前記窓孔の夫々とにより前記油溝を形成する外スリーブ
と、これらをその内側に一体的に被包し、その外周面に
前記導圧溝及び前記装着溝を含めて成形された合成樹脂
製の本体筒とを具備することを特徴とする。
【0016】本発明においては、複数の窓孔が開設され
た内スリーブに外スリーブを嵌着して、前記窓孔の夫々
の対応位置に油溝が形成された芯材を作製し、この芯材
の外側に、射出成形等の成形法により合成樹脂製の本体
筒を一体成形してバルブボディーを構成し、合成樹脂材
料の採用により全体重量の大幅な軽量化を図ると共に、
前記本体筒の成形を外周面の導圧溝及び封止部材の装着
溝を含めて実施し、これらの形成に要する加工工数を削
減する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る油圧
制御弁を備えるラック・ピニオン式の動力舵取装置の全
体構成を示す模式図である。ラック・ピニオン式の舵取
機構は、舵輪1の下側に同軸的に連設された舵輪軸10の
下端にピニオン11を固設し、該ピニオン11を車体の前部
に左右方向に延設されたラック軸12の中途部に噛合せし
め、舵取りのための舵輪1の回転をラック軸12の軸方向
の摺動に変換し、該ラック軸12の両端に各別のナックル
アームを介して連結された左右一対の操向車輪(一般的
には前輪)13,13の向きを変え、舵取りを行わせる構成
となっている。
【0018】以上の如きラック・ピニオン式の舵取機構
の舵取り動作を油圧により補助する動力舵取装置は、ラ
ック軸12の中途に構成された操舵補助用のパワーシリン
ダSと、油圧源となる油圧ポンプPと、排油先となる油
タンクTと、舵輪軸10の下端部に構成された本発明に係
る油圧制御弁4とを備え、これらを結んで図示の如き循
環油路を構成してなり、舵輪1の操作に応じた油圧制御
弁4の後述する動作により、油圧ポンプPの発生油圧を
パワーシリンダSに送給する一方、該パワーシリンダS
からの戻り油を油タンクTに排出する作動油の循環を生
ぜしめ、前記送給油圧によりパワーシリンダSが発生す
る油圧力(操舵補助力)をラック軸12に加え、該ラック
軸12の摺動を補助する構成となっている。
【0019】図2は、以上の如く構成された動力舵取装
置の要部の構成を示す縦断面図である。図中2は、中空
の入力軸、同じく3は、ピニオン軸(出力軸)であり、
これらは、夫々の一端部を突き合わせ、筒形をなすバル
ブハウジング20の内部に同軸回りでの回動自在に支承さ
れている。入力軸2の突き合わせ端部(下端部)は、ピ
ニオン軸3の突き合わせ端部(上端部)に連設された円
筒部3aに適長内嵌されて、所定の角度範囲内での相対回
転自在に支持させてあり、これらは、入力軸2の中空部
に内挿されて上端部にピン結合された細径のトーション
バー5をピニオン軸3の上端部にスプライン結合するこ
とにより相互に連結されている。
【0020】入力軸2の上半部は、バルブハウジング20
の上部に適長突出させてあり、この突出端は、舵輪1の
下側に連設された前記舵輪軸10に連結されている。また
ピニオン軸3の下半部には、前記ピニオン11が形成して
あり、該ピニオン11は、バルブハウジング20の下部に交
叉するラックハウジング21内に支承された前記ラック軸
12に噛合させてある。
【0021】而して、舵輪1が回動操作された場合、こ
れに伴う舵輪軸10の回転が入力軸2に加わり、更に、ト
ーションバー5を介してピニオン軸3に伝達され、これ
の下半部のピニオン11と噛合するラック軸12の軸長方向
の摺動に変換されて舵取りが行われるが、このときのラ
ック軸12の摺動は、操向車輪13,13(図1参照)が接地
する路面からの反力に抗して行われるから、入力軸2と
ピニオン軸3との間には、トーションバー5の捩れを伴
って舵輪1に加わる操舵トルクに応じた相対角変位が生
じる。
【0022】本発明に係る油圧制御弁4は、このように
生じる相対角変位を利用して前記パワーシリンダSへの
送給油圧を制御する動作をなすものであり、前記バルブ
ハウジング20の内部に同軸回動自在に保持された円筒形
のバルブボディー40と、これの内側に回動自在に嵌め合
わせたバルブスプール41とを備えてなる。図3は、油圧
制御弁4の構成部分の拡大図である。
【0023】油圧制御弁4のバルブボディー40は、図示
の如く、ピニオン軸3上端の円筒部3aに打設されたダウ
エルピン30に下縁部を係合させ、該ピニオン軸3と一体
回転するようになしてあり、バルブスプール41は、バル
ブボディー40の内側に嵌挿された入力軸2の中途部に一
体的に構成されている。これにより、バルブボディー40
とバルブスプール41との間には、舵輪1の操作に伴って
入力軸2とピニオン軸3との間に生じる相対角変位、即
ち、舵輪1に加わる操舵トルクの方向及び大きさに応じ
た相対角変位が生じることになる。
【0024】さて、本発明に係る油圧制御弁4の特徴
は、以上の如くピニオン軸3と一体回転するバルブボデ
ィー40の構成にある。図4は、バルブボディー40の縦断
面図であり、本図に示す如くバルブボディー40は、同軸
的に嵌着された内スリーブ42及び外スリーブ43と、これ
らの外側を被包する本体筒44とを備えてなる。
【0025】図5は、内スリーブ42と外スリーブ43との
組付け態様を示す斜視図である。内スリーブ42及び外ス
リーブ43は共に、バルブスプール41、即ち、入力軸2と
同系の鉄系材料からなる薄肉の筒体であり、内スリーブ
42は、その周壁を内外に貫通する複数の窓孔 42a,42a…
を備えている。これらの窓孔 42a,42a…は、所定の幅を
有して軸長方向に延びる矩形の開口であり、内スリーブ
42の周方向に等配をなして並設されている。
【0026】一方外スリーブ43は、内スリーブ42の外径
と略等しい内径と軸方向長さとを有しており、図5
(a)中に矢符により示す如く、内スリーブ42の外側に
圧入されて、図5(b)に示す如く、軸方向及び周方向
の相対移動を拘束した状態に一体化されており、この一
体化により内スリーブ42の内周には、前記窓孔 42a,42a
…の夫々の四辺により周囲を画定され、外スリーブの内
周面を底とする矩形の油溝A,A…が、周方向に略等配
をなして並設されたことになる。
【0027】以上の如く一体化された内スリーブ42及び
外スリーブ43の外側を被包する本体筒44は、両スリーブ
42,43を芯材とする射出成形により、その外周面に適宜
の間隔を隔てて周設された3本の導圧溝45,45,45と、
これら相互間及び両端の導圧溝45,45の他側に夫々周設
された4本の装着溝46,46…とを含めて成形された合成
樹脂製の筒体である。この成形に際し、内スリーブ42の
窓孔 42a,42a…の外側は外スリーブ43により閉塞された
状態にあるから、前記窓孔 42a,42a…の夫々により形成
された油溝A,A…はそのまま残る。
【0028】このように形成された油溝A,A…の夫々
及び各油溝A,A間のランドは、各別の周方向位置にて
外スリーブ43及び本体筒44を貫通する通油孔47,47,47
により、本体筒44の外側の導圧溝45,45,45に連通させ
てあり、このようにして、内周面の油溝A,A…と外周
面の導圧溝45,45…及び装着溝46,46…とを備えたバル
ブボディー40が構成される。
【0029】前記油溝A,A…は、複数の窓孔 42a,42a
…が開設された内スリーブ42の外側に外スリーブ43を圧
入することにより得られ、前記窓孔 42a,42a…は、内ス
リーブ42の外側又は内側から、切削、研削、プレス等の
一般的な加工法を実施することにより容易に形成でき
る。また、バルブボディー40外周の導圧溝45,45…及び
装着溝46,46…は、前述の如く、本体筒44の成形と同時
に得られ、更に、導圧溝45,45,45の夫々をバルブボデ
ィー40の内側に連通する通油孔47,47,47の形成は容易
である。従って、本発明におけるバルブボディー40は、
従来に比して大幅に少ない加工工数により得ることがで
きる。
【0030】また、バルブボディー40の大部分を占める
本体筒44が合成樹脂製であることから、全てを金属製と
してある従来のバルブボディーに比して大幅な軽量化が
可能である。本体筒44の材料となる合成樹脂は、良好な
成形性を有する高密度樹脂であり、耐油性に優れると共
に、動作中に予想される作動油の温度範囲、例えば、−
40℃〜+135 ℃なる温度範囲内での特性変化が小さく、
更に、本体筒44としての成形後に予想される内圧(13
MPa前後)に対して有害な変形が生じず、圧力保持が
可能であるという条件を満たすべく選定される。このよ
うな合成樹脂の一例として、適量(30%前後)のガラ
ス繊維を強化材として添加してなるポリブチレンテレフ
タレート(PBT)樹脂を使用し得る。
【0031】このように構成されたバルブボディー40
は、外周の装着溝46,46…の夫々に封止リング6,6…
を巻装し、これらと共に、バルブハウジング20の内側に
同軸回動自在に嵌合され、ピニオン軸3上端の円筒部3a
に打設されたダウエルピン30に下縁の一部を係合させ
て、該ピニオン軸3と一体回転するように装着される。
このとき、バルブボディー40外周の導圧溝45,45,45
は、バルブハウジング20の内周との間に夫々の両側を前
記封止リング6,6により液密に封止された3つの室を
形成しており、中央の導圧溝45は、図2に示す如くバル
ブハウジング20の外側に開口するポンプポート22に連通
され、これに接続された図示しない給油管により、油圧
源となる前記油圧ポンプPに接続されており、また両側
の導圧溝45,45は、同じくバルブハウジング20の外側に
開口する一対のシリンダポート23,24に連通され、これ
らに接続された送油管により、送油先となる前記パワー
シリンダSの両シリンダ室に各別に連通されている。
【0032】バルブボディー40の内側のバルブスプール
41の外周面には、バルブボディー40の内周における油溝
A,A…と同数の油溝B,B…が、図3に示す如く周方
向に等配をなして形成されており、バルブボディー40と
バルブスプール41とは、夫々の油溝A,Bが周方向に千
鳥配置され、相隣する油溝A,B間に前記相対角変位に
応じて絞り面積を変える複数の絞り部を形成するように
位置決めされている。
【0033】バルブハウジング20内側のバルブボディー
40の上部には、バルブハウジング20の外側に開口するタ
ンクポート26を経て前記油タンクTに接続された排油室
25が形成してある。バルブスプール41外周の油溝B,B
…の内、一つ置きに位置する半数は、該当位置にてバル
ブスプール41を貫通する各別の通油孔27,27…(図3に
一つのみ図示)により、バルブスプール41内側の中空部
に連通されており、この中空部は、バルブボディー40の
嵌合部位を外れた位置にてバルブスプール41を貫通する
通油孔28により前記排油室25に連通させてあり、前記油
溝B,B…は、油タンクTへの排油のための排油溝を構
成している。
【0034】また、残りの半数の油溝B,B…は、これ
らの外側に位置するバルブボディー40のランドの該当位
置に開口する通油孔47により、バルブボディー40外周の
中央の導圧溝45に連通され、該導圧溝45に導入される油
圧ポンプPからの給油を受け入れる給油溝を構成し、更
に、バルブボディー40内周の油溝A,A…は、夫々の該
当位置に開口する通油孔47,47…により、バルブボディ
ー40外周の両側の導圧溝45,45に交互に連通され、前記
パワーシリンダSの両シリンダ室への送油のための送油
溝を構成している。
【0035】而して、油圧ポンプPから油圧制御弁4に
供給される油圧は、バルブボディー40外周の中央の導圧
溝45と、該導圧溝45に連通する通油孔47とを経て前記給
油溝に導入され、これらの両側の絞り部に前述の如く生
じる絞り面積の変化に応じて両側に相隣する一対の送油
溝の一方に導入されて、シリンダポート23又は24を経て
前記パワーシリンダSの両シリンダ室のいずれか一方に
送給される。この油圧送給に伴いパワーシリンダSは、
他方のシリンダ室との間に生じる圧力差に応じた油圧力
を発生し、前述した如く、この油圧力が操舵補助力とし
てラック軸12に加えられる。
【0036】一方、この動作によりパワーシリンダSの
他方のシリンダ室から押し出される作動油は、シリンダ
ポート24又は23を経て他方の送油溝に戻り、この送油溝
の他側に相隣する排油溝に受け入れられ、夫々に開口す
る通油孔27,27…を経てバルブスプール41内側の中空部
に導入され、更に、通油孔28、排油室25及びタンクポー
ト26を経て油タンクTに排出される。
【0037】本発明に係る油圧制御弁4においては、バ
ルブボディー40の大部分を占める本体筒44が合成樹脂製
であり、大幅に軽量化されて慣性が低下せしめられてい
ることから、前述した如く行われる油圧の給排動作中に
発生する自励振動を効果的に抑制でき、パワーシリンダ
Sへの送給油圧が変動せず、安定した操舵補助が行える
ようになる。
【0038】なお、以上の実施の形態においては、ラッ
ク・ピニオン式の動力舵取装置への適用例について述べ
たが、本発明に係る油圧制御弁4の適用範囲はこれに限
るものではなく、ボールねじ式等、他の形式の動力舵取
装置への適用も可能であり、更には、同軸上にて相対角
変位するバルブボディーとバルブスプールとを備え、両
者の嵌合周上に並ぶ油溝間の絞り面積の変化により油圧
の制御動作をなす回転式の油圧制御弁全般に適用できる
ことは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る油圧制御
弁においては、内スリーブに外スリーブを嵌着して、外
スリーブの内周面と内スリーブに開設された複数の窓孔
とにより油溝を形成し、またこれらを芯材とする合成樹
脂の成形により、外周の複数の導圧溝及びこれらの間の
封止部材の装着溝を含めて本体筒を構成したから、内側
の油溝、並びに外側の導圧溝及び装着溝の形成のための
加工が簡略化され、加工工数の大幅な削減が可能とな
り、製品コストの低減に寄与し得ると共に、本体筒とし
ての合成樹脂材料の採用により、バルブボディーの大幅
な軽量化により動作中の自励振動の発生を効果的に抑制
でき、安定した制御動作が行える等、本発明は優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧制御弁を備えるラック・ピニ
オン式の動力舵取装置の全体構成を示す模式図である。
【図2】図1に示す動力舵取装置の要部の構成を示す縦
断面図である。
【図3】油圧制御弁の構成部分の拡大断面図である。
【図4】バルブボディーの縦断面図である。
【図5】内スリーブと外スリーブとの組付け態様を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 舵輪 2 入力軸 3 ピニオン軸 4 油圧制御弁 5 トーションバー 6 封止リング 40 バルブボディー 41 バルブスプール 42 内スリーブ 42a 窓孔 43 外スリーブ 44 本体筒 45 導圧溝 46 装着溝 A 油溝 B 油溝 P 油圧ポンプ S パワーシリンダ T 油タンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の導圧溝と各導圧溝間の封止部材の
    装着溝とをその外周面に周設してなる筒形のバルブボデ
    ィーと、該バルブボディーの内側に同軸上での相対角変
    位可能に嵌め合わせたバルブスプールとを備え、両者の
    嵌合周上に並ぶ各複数の油溝を千鳥配置して、周方向に
    相隣する油溝間に前記相対角変位に応じて絞り面積を変
    える絞り部を構成し、前記油溝の一部又は全部を前記複
    数の導圧溝のいずれかを介して油圧源、送油先又は排油
    先に連通させてなる油圧制御弁において、前記バルブボ
    ディーは、周方向に略等配をなして複数の窓孔が開設さ
    れた内スリーブと、該内スリーブの外側に嵌着され、そ
    の内周面と前記窓孔の夫々とにより前記油溝を形成する
    外スリーブと、これらをその内側に一体的に被包し、そ
    の外周面に前記導圧溝及び前記装着溝を含めて成形され
    た合成樹脂製の本体筒とを具備することを特徴とする油
    圧制御弁。
JP20978695A 1995-08-17 1995-08-17 油圧制御弁 Pending JPH0958498A (ja)

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