JPH0959162A - 胆石溶解剤 - Google Patents
胆石溶解剤Info
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- JPH0959162A JPH0959162A JP21838095A JP21838095A JPH0959162A JP H0959162 A JPH0959162 A JP H0959162A JP 21838095 A JP21838095 A JP 21838095A JP 21838095 A JP21838095 A JP 21838095A JP H0959162 A JPH0959162 A JP H0959162A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ウルソデオキシコ−ル酸アミノクエン酸及び
そのナトリウム塩を有効成分とする、カルシウム胆石治
療用医薬組成物。 【効果】 人膵液酵素やコリルグリシンハイドラーゼに
対し抵抗性を有し、経口吸収性に優れたカルシウム胆石
溶解用医薬組成物が提供される。
そのナトリウム塩を有効成分とする、カルシウム胆石治
療用医薬組成物。 【効果】 人膵液酵素やコリルグリシンハイドラーゼに
対し抵抗性を有し、経口吸収性に優れたカルシウム胆石
溶解用医薬組成物が提供される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、胆石溶解剤に関する。
更に詳しくは、ウルソデオキシコール酸アミノクエン酸
及びそのナトリウム塩を有効成分として含有する胆石溶
解剤に関する。
更に詳しくは、ウルソデオキシコール酸アミノクエン酸
及びそのナトリウム塩を有効成分として含有する胆石溶
解剤に関する。
【0002】
【従来の技術】食生活の欧米化に伴い、わが国の胆石保
有率は約10%におよび、胆石症は日常臨床上遭遇する
頻度の高い消化器疾患の一つになっていると報告され、
胆石溶解療法は胆嚢温存・非侵襲的治療法として確立さ
れてきている。胆石はその成分によりコレステロール結
石と色素石(ビリルビンカルシウムと黒色石)に大別さ
れている。胆石溶解剤として繁用されている薬物として
は、ウルソデオキシコール酸及びケノデオキシコール酸
が知られているが、これらの胆汁酸は、純コレステロー
ル石に対しては有効であるが、他のコレステロール石、
たとえばカルシウムを含有するコレステロール混成石ま
たはコレステロール混合石、さらには、ビリルビンカル
シウム石または炭酸カルシウム石等に対しては、その溶
解効果が疑問視されている。
有率は約10%におよび、胆石症は日常臨床上遭遇する
頻度の高い消化器疾患の一つになっていると報告され、
胆石溶解療法は胆嚢温存・非侵襲的治療法として確立さ
れてきている。胆石はその成分によりコレステロール結
石と色素石(ビリルビンカルシウムと黒色石)に大別さ
れている。胆石溶解剤として繁用されている薬物として
は、ウルソデオキシコール酸及びケノデオキシコール酸
が知られているが、これらの胆汁酸は、純コレステロー
ル石に対しては有効であるが、他のコレステロール石、
たとえばカルシウムを含有するコレステロール混成石ま
たはコレステロール混合石、さらには、ビリルビンカル
シウム石または炭酸カルシウム石等に対しては、その溶
解効果が疑問視されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記事情の下で、カル
シウムを含有するコレステロール混成石またはコレステ
ロール混合石、さらには、ビリルビンカルシウム石また
は炭酸カルシウム石等に対して溶解効果のある薬剤の開
発が望まれていた。
シウムを含有するコレステロール混成石またはコレステ
ロール混合石、さらには、ビリルビンカルシウム石また
は炭酸カルシウム石等に対して溶解効果のある薬剤の開
発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明者は、
臨床において第一選択とされることの多い、ウルソデオ
キシコール酸の誘導体について研究中に、ウルソデオキ
シコール酸アミノクエン酸及びそのナトリウム塩が優れ
た胆石溶解作用を持つことを見いだし、本発明を完成さ
せた。
臨床において第一選択とされることの多い、ウルソデオ
キシコール酸の誘導体について研究中に、ウルソデオキ
シコール酸アミノクエン酸及びそのナトリウム塩が優れ
た胆石溶解作用を持つことを見いだし、本発明を完成さ
せた。
【0005】本発明の化合物は、モノアミノトリカルボ
ン酸とウルソデオキシコール酸を反応することにより製
造することができる。
ン酸とウルソデオキシコール酸を反応することにより製
造することができる。
【0006】すなわち、冷却したメタノ−ルまたはエタ
ノールにチオニルクロライドを添加した後、モノアミノ
カルボン酸を加え、−10℃〜50℃、好ましくは30
〜40℃で、5〜48時間、好ましくは24〜48時間
攪拌し、濃縮してモノアミノカルボン酸のエステル体を
得る。
ノールにチオニルクロライドを添加した後、モノアミノ
カルボン酸を加え、−10℃〜50℃、好ましくは30
〜40℃で、5〜48時間、好ましくは24〜48時間
攪拌し、濃縮してモノアミノカルボン酸のエステル体を
得る。
【0007】一方、ウルソデオキシコール酸はトリエチ
ルアミン、トリプロピルアミンまたはトリ−n−ブチル
アミンを含有するジオキサン、THF等の環状エーテル
に懸濁し、エチルクロロカルボン酸を加えて更に攪拌
し、引き続きトリ−n−ブチルアミンに懸濁したモノア
ミノカルボン酸のエステル体と混合し、30〜40℃
で、15〜24時間攪拌下反応させる。反応液を濃縮
後、シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メ
タノール=15:1〜5:1)により分画し、得られた
ジメチルエステル体を加水分解後、1N塩酸でpH1と
して、酢酸エチル抽出を行い、酢酸エチル層を濃縮、結
晶化してウルソデオキシコール酸−2−アミノクエン酸
を得る。
ルアミン、トリプロピルアミンまたはトリ−n−ブチル
アミンを含有するジオキサン、THF等の環状エーテル
に懸濁し、エチルクロロカルボン酸を加えて更に攪拌
し、引き続きトリ−n−ブチルアミンに懸濁したモノア
ミノカルボン酸のエステル体と混合し、30〜40℃
で、15〜24時間攪拌下反応させる。反応液を濃縮
後、シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メ
タノール=15:1〜5:1)により分画し、得られた
ジメチルエステル体を加水分解後、1N塩酸でpH1と
して、酢酸エチル抽出を行い、酢酸エチル層を濃縮、結
晶化してウルソデオキシコール酸−2−アミノクエン酸
を得る。
【0008】更に、ウルソデオキシコール酸−2−アミ
ノクエン酸を水に溶解し1N水酸化ナトリウムによりp
H11にしたものを、合成吸着剤(HP−20)カラム
を通し、メタノールで溶出することによってウルソデオ
キシコール酸−2−アミノクエン酸3ナトリウム塩を得
ることができる。
ノクエン酸を水に溶解し1N水酸化ナトリウムによりp
H11にしたものを、合成吸着剤(HP−20)カラム
を通し、メタノールで溶出することによってウルソデオ
キシコール酸−2−アミノクエン酸3ナトリウム塩を得
ることができる。
【0009】以下に、本発明化合物のカルシウム溶解
性、胆汁移行性、吸収性及び安定性について、ウルソデ
オキシコール酸−2−アミノクエン酸3ナトリウム(以
下UDCAクエン酸3Naとする)を用いて説明する。
性、胆汁移行性、吸収性及び安定性について、ウルソデ
オキシコール酸−2−アミノクエン酸3ナトリウム(以
下UDCAクエン酸3Naとする)を用いて説明する。
【0010】(1)胆汁排泄率 ウイスタ−系ラットに30mg/kgのUDCAクエン
酸3Naを静脈内投与した後、経時的に胆汁を採取しそ
の胆汁排泄率をHPLC(3α−HSD固定化酵素カラ
ムを用いた蛍光検出法)により測定した。結果を表1に
示す。
酸3Naを静脈内投与した後、経時的に胆汁を採取しそ
の胆汁排泄率をHPLC(3α−HSD固定化酵素カラ
ムを用いた蛍光検出法)により測定した。結果を表1に
示す。
【0011】
【表1】
【0012】投与後1時間で49.2%の胆汁排泄率を
示し、胆汁への移行性が優れていることが示唆された。
示し、胆汁への移行性が優れていることが示唆された。
【0013】(2)反転腸管モデルを用いた吸収性の検
討 12−24時間絶食したラットを脱血死させた後、回腸
部を取り出し内腔を生理食塩水にて3回よく洗浄する。
上部と下部に分割し、各セグメントの中ほど10cmを
実験に用いた。UDCAクエン酸3Naのほかに対照と
して、タウロコール酸ナトリウムを用いた。
討 12−24時間絶食したラットを脱血死させた後、回腸
部を取り出し内腔を生理食塩水にて3回よく洗浄する。
上部と下部に分割し、各セグメントの中ほど10cmを
実験に用いた。UDCAクエン酸3Naのほかに対照と
して、タウロコール酸ナトリウムを用いた。
【0014】0.3%グルコース含有クレブス−リンゲ
ル重炭酸緩衝液(pH7.4)に本発明化合物またはタ
ウロコール酸ナトリウムを溶解した溶液(終濃度0.1
mM)を袋状にした各セグメント及びフラスコに入れ、
袋状にした各セグメントは同一溶液を入れたフラスコ中
に入れて、CO2 −O2 (95:5)ガスを吹き込みな
がら37℃で1時間インキュベートした。インキュベー
ト後の反転腸管内外の胆汁酸濃度を測定し、外液中濃度
に対する内液中濃度の比を算出した。結果を表2に示し
た。
ル重炭酸緩衝液(pH7.4)に本発明化合物またはタ
ウロコール酸ナトリウムを溶解した溶液(終濃度0.1
mM)を袋状にした各セグメント及びフラスコに入れ、
袋状にした各セグメントは同一溶液を入れたフラスコ中
に入れて、CO2 −O2 (95:5)ガスを吹き込みな
がら37℃で1時間インキュベートした。インキュベー
ト後の反転腸管内外の胆汁酸濃度を測定し、外液中濃度
に対する内液中濃度の比を算出した。結果を表2に示し
た。
【0015】
【表2】
【0016】回腸下部での比が1以上の値を示し、本発
明化合物はタウロコール酸と同様に能動的に吸収されて
いることが示唆された。
明化合物はタウロコール酸と同様に能動的に吸収されて
いることが示唆された。
【0017】(3)酵素安定性−1 UDCAクエン酸3Naのトリプシン活性人膵液酵素に
対する安定性を検討した。
対する安定性を検討した。
【0018】UDCAクエン酸3Naの他にhippury-L-
phenylalanine(CPA),benzoly-L-arginine-p-nitroanili
de(BANA)を基質として用いた。
phenylalanine(CPA),benzoly-L-arginine-p-nitroanili
de(BANA)を基質として用いた。
【0019】終濃度1mMになるように0.05M M
OPS緩衝液(pH7.0)で調製した各基質2.4m
lにトリプシン活性人膵液酵素液0.6mlを加えて、
37℃で48時間インキュベートした。途中0.5,
1,2,12,24時間で各試料を300μl採取した
後、9倍量のエタノールを添加することにより反応を停
止し、TLC(EtOH:NH4 OH=3:1)にて反
応生成物の確認を行った。
OPS緩衝液(pH7.0)で調製した各基質2.4m
lにトリプシン活性人膵液酵素液0.6mlを加えて、
37℃で48時間インキュベートした。途中0.5,
1,2,12,24時間で各試料を300μl採取した
後、9倍量のエタノールを添加することにより反応を停
止し、TLC(EtOH:NH4 OH=3:1)にて反
応生成物の確認を行った。
【0020】反応0.5時間及び48時間の各試料のT
LC挙動を図1に示した。
LC挙動を図1に示した。
【0021】本発明化合物は48時間後においても膵酵
素によって水解されなかった。 (4)酵素安定性−2 UDCAクエン酸3Naのコリルグリシンヒドロラ−ゼ
に対する安定性をNairらの方法(P.P.Nair:Enzymat
ic cleavage of bile acid conjugates,"BileSalt Meta
bolism,"ed.by L.Schiff,T.B.Carey,J.R.Dietschy, and
J.M.Dietschy,C C Thomas Springfield,lll,USA,1969,
pp.172-183 )により検討した。
素によって水解されなかった。 (4)酵素安定性−2 UDCAクエン酸3Naのコリルグリシンヒドロラ−ゼ
に対する安定性をNairらの方法(P.P.Nair:Enzymat
ic cleavage of bile acid conjugates,"BileSalt Meta
bolism,"ed.by L.Schiff,T.B.Carey,J.R.Dietschy, and
J.M.Dietschy,C C Thomas Springfield,lll,USA,1969,
pp.172-183 )により検討した。
【0022】すなわち、0.025M酢酸ナトリウム緩
衝液2ml,同緩衝液に溶解した本発明化合物(終濃
度:0.5,0.75,1.0,1.5,2.0mM)
1.5ml、1.56%2−メルカプトエタノール溶液
0.5ml、3.27%EDTA溶液0.5ml、及
び、コリルグリシンヒドロラーゼ溶液(終濃度4ユニッ
ト)0.5mlからなる反応液を37℃で24時間イン
キュベートした。反応途中(1,2,3,18時間)で
各試料を200μl採取した後、9倍量のエタノールを
添加することにより反応を停止し、遠心後、上清をとり
濃縮後、TLC(EtOH:NH4 OH=3:1)にて
反応生成物の確認を行った。対照としてグリココール酸
を基質として、同様の反応を行った。
衝液2ml,同緩衝液に溶解した本発明化合物(終濃
度:0.5,0.75,1.0,1.5,2.0mM)
1.5ml、1.56%2−メルカプトエタノール溶液
0.5ml、3.27%EDTA溶液0.5ml、及
び、コリルグリシンヒドロラーゼ溶液(終濃度4ユニッ
ト)0.5mlからなる反応液を37℃で24時間イン
キュベートした。反応途中(1,2,3,18時間)で
各試料を200μl採取した後、9倍量のエタノールを
添加することにより反応を停止し、遠心後、上清をとり
濃縮後、TLC(EtOH:NH4 OH=3:1)にて
反応生成物の確認を行った。対照としてグリココール酸
を基質として、同様の反応を行った。
【0023】基質濃度2mMの時のTLC結果を図2に
示した。
示した。
【0024】UDCAクエン酸3Naは、18時間経過
しても10%以下がUDCAとなるだけで、グリココー
ル酸に比較してコリルグリシンヒドロラーゼに対し抵抗
性を有していた。
しても10%以下がUDCAとなるだけで、グリココー
ル酸に比較してコリルグリシンヒドロラーゼに対し抵抗
性を有していた。
【0025】(5)カルシウム溶解能 胆汁酸の0.01Mリン酸塩緩衝液(pH6.5,7.
4及び8.5)2mlに炭酸カルシウム4mgを加え
て、室温で13時間振盪した。その後、3000rpm
で15分間遠心分離し、上澄液をクロマトディスクでろ
過し、ろ液を0.1N塩酸で希釈後原子吸光光度計を用
い、ろ液中のカルシウム濃度を測定した。結果を表3に
示した。
4及び8.5)2mlに炭酸カルシウム4mgを加え
て、室温で13時間振盪した。その後、3000rpm
で15分間遠心分離し、上澄液をクロマトディスクでろ
過し、ろ液を0.1N塩酸で希釈後原子吸光光度計を用
い、ろ液中のカルシウム濃度を測定した。結果を表3に
示した。
【0026】
【表3】
【0027】UDCAクエン酸3Naのカルシウム溶解
性は、pH8.5では0.21mg/dlであったが、
pH6.5では3.76mg/dlと、酸性度が増すに
従い、溶解性が上昇した。
性は、pH8.5では0.21mg/dlであったが、
pH6.5では3.76mg/dlと、酸性度が増すに
従い、溶解性が上昇した。
【0028】一般に、肝胆汁のpH(7.1−8.5)
に比して,胆嚢胆汁のpHは低い(5.5−7.7)と
報告されている。したがって、本発明化合物は弱酸性p
Hでカルシウム溶解能を有することから、胆嚢中に生成
するカルシウムを含有するコレステロール混成石または
コレステロール混合石、さらには、ビリルビンカルシウ
ム石または炭酸カルシウム石等に対して溶解効果が期待
できる。
に比して,胆嚢胆汁のpHは低い(5.5−7.7)と
報告されている。したがって、本発明化合物は弱酸性p
Hでカルシウム溶解能を有することから、胆嚢中に生成
するカルシウムを含有するコレステロール混成石または
コレステロール混合石、さらには、ビリルビンカルシウ
ム石または炭酸カルシウム石等に対して溶解効果が期待
できる。
【0029】本発明化合物を胆石溶解剤として患者に投
与する際は、経口投与若しくは非経口投与(筋肉内,皮
下,静脈内,坐薬等)により投与されるが、通常は経口
投与される。投与量は、年齢、症状により異なるが、ウ
ルソデオキシコール酸アミノクエン酸の量として、通常
成人1日あたり50〜3000mg、好ましくは250
〜1500mgを経口で用いる。本発明の化合物を製剤
化するためには、製剤の技術分野における通常の方法で
錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、注射剤及び坐薬等の
剤型とする。
与する際は、経口投与若しくは非経口投与(筋肉内,皮
下,静脈内,坐薬等)により投与されるが、通常は経口
投与される。投与量は、年齢、症状により異なるが、ウ
ルソデオキシコール酸アミノクエン酸の量として、通常
成人1日あたり50〜3000mg、好ましくは250
〜1500mgを経口で用いる。本発明の化合物を製剤
化するためには、製剤の技術分野における通常の方法で
錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、注射剤及び坐薬等の
剤型とする。
【0030】すなわち、経口用固形製剤を調剤する場合
は、主薬に賦形剤、更に必要に応じて結合剤、崩壊剤、
滑沢剤、着色剤、矯味矯臭剤等を加えた後、錠剤、被覆
錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等とする。
は、主薬に賦形剤、更に必要に応じて結合剤、崩壊剤、
滑沢剤、着色剤、矯味矯臭剤等を加えた後、錠剤、被覆
錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等とする。
【0031】以下に、本発明の内容を実施例により詳細
に説明する。
に説明する。
【0032】
実施例1(ウルソデオキシコール酸アミノクエン酸の合
成) −10℃に冷却したメタノ−ル5mlにチオニルクロラ
イド1mlを少量ずつ滴下し、モノアミノカルボン酸2
00mgを加え、37℃で48時間攪拌した後、濃縮、
メタノール洗浄(2回)してモノアミノカルボン酸メチ
ルエステル体を得た。
成) −10℃に冷却したメタノ−ル5mlにチオニルクロラ
イド1mlを少量ずつ滴下し、モノアミノカルボン酸2
00mgを加え、37℃で48時間攪拌した後、濃縮、
メタノール洗浄(2回)してモノアミノカルボン酸メチ
ルエステル体を得た。
【0033】トリ−n−ブチルアミン900μlに懸濁
したモノアミノカルボン酸メチルエステル体に、ウルソ
デオキシコール酸314mgをジオキサン2mlとトリ
−n−ブチルアミン295μlに加えて10℃で攪拌し
ながら、エチルクロロカルボン酸119μlを加えて更
に30分攪拌したものを混合し、37℃で攪拌しながら
24時間反応させた。
したモノアミノカルボン酸メチルエステル体に、ウルソ
デオキシコール酸314mgをジオキサン2mlとトリ
−n−ブチルアミン295μlに加えて10℃で攪拌し
ながら、エチルクロロカルボン酸119μlを加えて更
に30分攪拌したものを混合し、37℃で攪拌しながら
24時間反応させた。
【0034】反応液を濃縮後、シリカゲルクロマトグラ
フィー(クロロホルム:メタノール=15:1〜5:
1)により分画した。
フィー(クロロホルム:メタノール=15:1〜5:
1)により分画した。
【0035】得られたジメチルエステル体を加水分解
(5%水酸化ナトリウム−80%メタノール溶液を加
え、60℃で約3時間還流する)後、1N塩酸でpH1
として、酢酸エチル抽出を行う。酢酸エチル層を濃縮
後、メタノールを用いて結晶化を行った。
(5%水酸化ナトリウム−80%メタノール溶液を加
え、60℃で約3時間還流する)後、1N塩酸でpH1
として、酢酸エチル抽出を行う。酢酸エチル層を濃縮
後、メタノールを用いて結晶化を行った。
【0036】MS(SIMS):m/z 566(M+H)+ IR(KBr,cm-1)νmax :3400(OH),2936,2868(CH),262
2(COOH),1732,1715(CO), 1652(CONH) 1H−NMR(DMSO−d6 )δppm :0.608(3H,18-
CH3 ),0.872(3H,19-CH3 ), 0.872 (3H,21-CH3 ),
2.919 〜3.082 (4H, クエン酸のCH2 ),3.328(2H,3β
-H,7α-H),3.869(1H、7β-OH),4.444(1H、 3α-OH),7.720
(1H,NH),12.000〜13.000(3H、 COOH ) 。
2(COOH),1732,1715(CO), 1652(CONH) 1H−NMR(DMSO−d6 )δppm :0.608(3H,18-
CH3 ),0.872(3H,19-CH3 ), 0.872 (3H,21-CH3 ),
2.919 〜3.082 (4H, クエン酸のCH2 ),3.328(2H,3β
-H,7α-H),3.869(1H、7β-OH),4.444(1H、 3α-OH),7.720
(1H,NH),12.000〜13.000(3H、 COOH ) 。
【0037】実施例2(ウルソデオキシコール酸アミノ
クエン酸3ナトリウムの製造) 実施例1と同様にして得た酢酸エチル濃縮物を水(30
ml)に溶解した後、1N NaOHでpH11に調整
し、合成吸着剤(HP−20)カラムを通し、メタノー
ル(100ml)で溶出した。溶出液を濃縮後、メタノ
ール及び酢酸エチルを用いて結晶化を行い、ウルソデオ
キシコール酸−2−アミノクエン酸3ナトリウム塩を得
た。
クエン酸3ナトリウムの製造) 実施例1と同様にして得た酢酸エチル濃縮物を水(30
ml)に溶解した後、1N NaOHでpH11に調整
し、合成吸着剤(HP−20)カラムを通し、メタノー
ル(100ml)で溶出した。溶出液を濃縮後、メタノ
ール及び酢酸エチルを用いて結晶化を行い、ウルソデオ
キシコール酸−2−アミノクエン酸3ナトリウム塩を得
た。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、人膵液酵素やコリルグ
リシンハイドラーゼに対し抵抗性を有し、経口吸収性に
優れた、特に胆汁中で効果を発揮するカルシウム胆石溶
解用医薬組成物が提供される。
リシンハイドラーゼに対し抵抗性を有し、経口吸収性に
優れた、特に胆汁中で効果を発揮するカルシウム胆石溶
解用医薬組成物が提供される。
【図1】トリプシン活性を有する人膵液で処理した時の
反応生成物の挙動を示すTLC図である。
反応生成物の挙動を示すTLC図である。
【図2】コリルグリシンヒドラーゼで処理した時の反応
生成物の挙動を示すTLC図である。
生成物の挙動を示すTLC図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記化学式で表されるウルソデオキシコ
ール酸アミノクエン酸またはそのナトリウム塩を有効成
分とする胆石溶解剤 【化1】 - 【請求項2】 ウルソデオキシコール酸アミノクエン酸
3ナトリウムを有効成分とする請求項1記載の胆石溶解
剤
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21838095A JPH0959162A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 胆石溶解剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21838095A JPH0959162A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 胆石溶解剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0959162A true JPH0959162A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16718999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21838095A Pending JPH0959162A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 胆石溶解剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0959162A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002528460A (ja) * | 1998-10-28 | 2002-09-03 | アベンティス・ファーマ・ドイチユラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 胆汁酸で置換されたフェニルアルケノイルグアニジン類、その製造方法、その薬剤または診断薬としての使用、およびそれらを含有する薬剤 |
| JP2009530399A (ja) * | 2006-03-22 | 2009-08-27 | シンデクサ ファーマシューティカルズ コーポレーション | Erストレスに関連する疾病の治療のための化合物及び方法 |
-
1995
- 1995-08-28 JP JP21838095A patent/JPH0959162A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002528460A (ja) * | 1998-10-28 | 2002-09-03 | アベンティス・ファーマ・ドイチユラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 胆汁酸で置換されたフェニルアルケノイルグアニジン類、その製造方法、その薬剤または診断薬としての使用、およびそれらを含有する薬剤 |
| JP2009530399A (ja) * | 2006-03-22 | 2009-08-27 | シンデクサ ファーマシューティカルズ コーポレーション | Erストレスに関連する疾病の治療のための化合物及び方法 |
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