JPH0959254A - 2−ヒドロキシピリジン類および/または2(1h)−ピリドン類の製造法 - Google Patents

2−ヒドロキシピリジン類および/または2(1h)−ピリドン類の製造法

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JPH0959254A
JPH0959254A JP7214647A JP21464795A JPH0959254A JP H0959254 A JPH0959254 A JP H0959254A JP 7214647 A JP7214647 A JP 7214647A JP 21464795 A JP21464795 A JP 21464795A JP H0959254 A JPH0959254 A JP H0959254A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 医薬および農薬の製造中間体として有用な2
−ヒドロキシピリジン類および/または2(1H)−ピ
リドン類を収率良く安価に製造する方法を提供する。 【構成】 下記の一般式(I) 【化1】 (式中、R1は置換されてもよいアラルキル基を示し、
Xはメチル基または水素原子を表す。)で示される2−
アラルキルオキシピリジン類を触媒存在下、水素化分解
反応に付すことを特徴とする、下記の一般式(II) 【化2】 (式中、Xは上記と同じである。)で示される2−ヒド
ロキシピリジン類および/または下記の一般式(III) 【化3】 (式中、Xは上記と同じである。)で示される2(1
H)−ピリドン類の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬および農薬の
製造中間体として有用な2−ヒドロキシピリジン類およ
び/または2(1H)−ピリドン類の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】医薬および農薬の製造中間体として有用
な2−ヒドロキシピリジン類および/または2(1H)
−ピリドン類の一般的な製造法として、置換ピリジン類
より誘導する方法と2−ヒドロキシピリジン環あるいは
2(1H)−ピリドン環を合成する方法が挙げられる
【0003】置換ピリジン類より誘導する方法として
は、2−クロロピリジン類を三級アルコール中アルカリ
で処理することにより2−ヒドロキシピリジン類あるい
は2(1H)−ピリドン類を得る方法(独国特許3,8
14,358)、または、2−クロロピリジン類より得
られる2−メトキシピリジン類をナトリウム トリメチ
ルシランチオラートにより2−ヒドロキシピリジン類へ
と変換するヘテロサイクルズ(Heterocycle
s,1993年,323頁)記載の方法が挙げられる。
これらの方法において原料となる2−クロロピリジン類
はピリジン類をテトラヘドロン レターズ(Tetra
hedron Letters,1971年,2807
頁)記載の方法により酸化して得られるピリジン N−
オキシド類を、ケミストリー オブ ヘテロサイクリッ
ク コンパウンズ(Chemistry of Het
erocyclic Compounds,14巻,補
巻2,1974年)記載の方法により塩素化して得られ
る。従って、2−ヒドロキシピリジン類あるいは2(1
H)−ピリドン類はピリジン類より3工程を経て製造さ
れるため、工程全体としては低収率であり、また、塩素
化に用いるオキシ塩化リンの廃液処理が必須である。
【0004】2−アミノピリジン類を酸性条件下亜硝酸
ナトリウムで処理した後に加水分解することにより2−
ヒドロキシピリジン類あるいは2(1H)−ピリドン類
へと導く方法が知られているが[ジャーナル オブ ヘ
テロサイクリック ケミストリー(Journal o
f Heterocyclic Chemistry,
1995年,259頁)]、その原料となる2−アミノ
ピリジン類は例えばジャーナル オブ ロシアン フィ
ジカル ケミカル ソサイエティー(Journal
of Russian Physical Chemi
cal Society,1915年,835頁)記載
のピリジン類のアミノ化により合成されるため、工程全
体としては低収率である。
【0005】ピリジン−2−カルボン酸 N−オキシド
類を無水酢酸により酸無水物とした後、アルカリ加水分
解するスイス国特許644,847、および、特開昭6
0−61,567記載の方法が挙げられるが、原料とな
るピリジン−2−カルボン酸類は例えば2−メチルピリ
ジン類を過マンガン酸塩などの酸化剤により酸化するこ
とにより製造されるため[ジャーナル オブ オーガニ
ック ケミストリー(Journal of Orga
nic Chemistry,1946年,14巻,1
4頁)]、工程全体としては低収率であり、また、酸化
剤の廃棄処理が問題となる。さらに、硫酸銅存在下15
0℃から700℃で加熱することにより3−メチルピリ
ジン類の2位に水酸基を導入する方法がテトラヘドロン
レターズ(Tetrahedron Letter
s,1977年, 2193頁)、および、ポーランド
国特許102,246に記載されているが、実用的な反
応ではない。
【0006】また、2−ベンジルオキシピリジンをエタ
ノール中パラジウム炭素を触媒として用いナトリウムエ
トキシドで処理することにより2−ヒドロキシピリジン
あるいは2(1H)−ピリドンを製造する方法[ジャー
ナル オブ インディアンケミストリー セクション
B(Journal of Indian Chemi
stry.,Section B,1984年,295
頁)]が知られているが低収率でありより効率の良い製
造法が求められている。
【0007】2−ヒドロキシピリジン環あるいは2(1
H)−ピリドン環を合成する方法としては、2−ペンテ
ノン酸メチルとビス(N,N−ジメチルアミノ)メトキ
シメタンを反応させた後にナトリウムメチラートおよび
アンモニアにより処理することにより2−ヒドロキシ−
5−メチルピリジンあるいは5−メチル−2(1H)−
ピリドンを製造する方法(欧州特許592,896)、
5−オキソヘキサン酸メチルをパラジウム存在下にアン
モニアおよび水素と反応させることにより2−ヒドロキ
シピリジンあるいは2(1H)−ピリドン類を製造する
方法(欧州特許123,362)、2,4−ペンタジエ
ナミドをテトラクロロパラジウム(II)酸リチウムで処
理することにより2−ヒドロキシピリジンあるいは2
(1H)−ピリドン類を製造する方法(特開昭51−1
43,672、および、ケミストリー アンド インダ
ストリー,1975年,745頁)、および、2,4−
ヘキサジエン酸にクロロ炭酸エチルおよびアジ化ナトリ
ウムを作用させることにより得られる1,3−ペンタジ
エニルイソシアネートを加熱し2−ヒドロキシ−6−メ
チルピリジンあるいは6−メチル−2(1H)−ピリド
ンを製造するキミカセラピューティカ(Chimica
Therapeutica,1970年,5巻,6
号,416頁)記載の方法が挙げられるが、いずれも低
収率であり実用に耐える製造法ではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、医薬および
農薬の製造中間体として有用な2−ヒドロキシピリジン
類あるいは2(1H)−ピリドン類の製造法を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために種々の検討を行った結果、2−ヒド
ロキシピリジン類および/または2(1H)−ピリドン
類を、2−アラルキルオキシピリジン類から高収率かつ
簡便に製造しうることを見いだし、本発明を完成するに
至った。
【0010】すなわち本発明は、下記の一般式(I)
【0011】
【化4】
【0012】(式中、 R1は置換されてもよいアラルキ
ル基を表す。Xはメチル基または水素原子を表す。)で
示される2−アラルキルオキシピリジン類を、触媒存在
下、水素化分解反応に付すことを特徴とする、下記の一
般式(II)
【0013】
【化5】
【0014】(式中、 Xは上記と同じである。)で示
される2−ヒドロキシピリジン類および/または下記の
一般式(III)
【化6】 (式中、Xは上記と同じである。)で示される2(1
H)−ピリドン類の製造法に関する。
【0015】
【発明の実施の形態】
【0016】上記一般式中、アラルキル基としては、ベ
ンジル基、フェネチル基などが挙げられ、これらはメチ
ル基、エチル基などの低級アルキル基、メトキシ基、プ
ロポキシ基などの低級アルコキシ基、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子などのハロゲン原子、シアノ基、ニトロ
基などにより適宜置換されてもよい。
【0017】本発明の2−ヒドロキシピリジン類および
/またはその互変異性体である2(1H)−ピリドン類
の製造法は下記のスキームで示される。
【0018】
【化7】
【0019】(式中、 R1およびXは上記と同じであ
る。)
【0020】触媒としては接触水素化分解反応に用いら
れる触媒であればよいが、例えば、パラジウム−炭素、
パラジウムブラック、パラジウム−硫酸バリウムなどの
パラジウム触媒、酸化プラチナなどのプラチナ触媒、ま
たは、ラネーニッケルなどのニッケル触媒などの遷移金
属触媒が挙げられる。
【0021】反応に際して、溶媒を用いることができ
る。溶媒としては反応に関与しないものであればいかな
るものでも用いうるが、例えば、ヘキサン、オクタンな
どの炭化水素、シクロヘキサン、シクロオクタンなど脂
環式炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン
などのエーテル類、トルエン、キシレンなどの芳香族炭
化水素、メタノール、プロパノールなどの低級アルコー
ル、または、酢酸メチル、酪酸エチルなどのエステルが
挙げられる。
【0022】反応は、水素を連続的にもしくは逐次的に
添加することにより行われる。通常、水素圧が常圧から
20気圧の範囲で行われ、好ましくは常圧から2気圧で
行われる。
【0023】反応は、一般に、20℃から100℃で行
われ、より好ましくは、20℃から40℃で行われる。
【0024】本発明の製造法において原料となる一般式
(I)で表される2−アラルキルオキシピリジン類はジ
ャーナル オブ ケミカル ソサイエティー パーキン
トランスアクション II(Journal of C
hemical Society Perkin Tr
ansaction II,1988年,10号,279
1頁)記載の方法、あるいは下記の方法により製造する
ことができる(参考例6、7参照)。
【0025】
【化8】
【0026】(式中、R2は、低級アルキル基、シクロ
アルキル基、置換されてもよいアリール基、または、置
換されてもよいアラルキル基を表し、また、 R1、Xは
上記と同じである。)
【0027】上記一般式中、低級アルキル基としては、
メチル基、エチル基、プロピル基などが挙げられ、シク
ロアルキル基としては、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基、シクロオクチル基などが挙げられる。また、ア
リール基としてはフェニル基、ナフチル基などが挙げら
れ、これらはメチル基、エチル基などの低級アルキル
基、メトキシ基、プロポキシ基などの低級アルコキシ
基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原
子、シアノ基、ニトロ基などにより適宜置換されてもよ
い。そして、アラルキル基としては、ベンジル基、フェ
ネチル基などが挙げられる。
【0028】上記一般式(IV)で示される2−スルホニ
ルピリジンにアラルキルアルコールの塩を作用させるこ
とにより上記一般式(I)で示される2−アラルキルオ
キシピリジンを製造することができる。
【0029】アラルキルアルコールとしては、ベンジル
アルコール、p−メチルベンジルアルコール、p−メト
キシベンジルアルコール、p−ニトロベンジルアルコー
ル、o−ニトロベンジルアルコール、および、p−クロ
ロベンジルアルコールなどが挙げられ、また、アラルキ
ルアルコールの塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩、または、アンモニウム塩が挙げられるが、
好ましくはアルカリ金属塩が用いられ、より好ましくは
ナトリウム塩が用いられる。
【0030】アルカリ金属塩としてはリチウム塩、ナト
リウム塩、カリウム塩などが挙げられ、アルカリ土類金
属塩としてはマグネシウム塩、カルシウム塩などが挙げ
られる。また、アンモニウム塩としては、アンモニウム
塩、エチルアンモニウム塩などのアルキルアンモニウム
塩、ジ−n−ブチルアンモニウム塩などのジアルキルア
ンモニウム塩、トリメチルアンモニウム塩などのトリア
ルキルアンモニウム塩、テトラ−n−ブチルアンモニウ
ム塩などのテトラアルキルアンモニウム塩、ベンジルア
ンモニウム塩などのアラルキルアンモニウム塩、ジベン
ジルアンモニウム塩などのジアラルキルアンモニウム
塩、ベンジルメチルアンモニウム塩などのアラルキルア
ルキルアンモニウム塩、ベンジルジメチルアンモニウム
塩などのアラルキルジアルキルアンモニウム塩、そし
て、ベンジルトリメチルアンモニウム塩などのアラルキ
ルトリアルキルアンモニウム塩が挙げられる。
【0031】反応に際して、溶媒を用いることもでき
る。溶媒としては反応に関与しないものであればいかな
るものでも用いうるが、例えば、ヘキサン、オクタンな
どの炭化水素、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタ
ンなどのハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、テト
ラヒドロフランなどのエーテル類、トルエン、キシレン
などの芳香族炭化水素などが挙げられる。また、反応
は、一般に、20℃から120℃で行われ、より好まし
くは、60℃から80℃で行われる。
【0032】出発物質である(IV)は、シンセシス(S
ynthesis,1989年,623頁)記載の方
法、あるいは、下記の反応により製造することができる
(参考例1〜5参照)。
【0033】
【化9】
【0034】(式中、 R1、R2、および、Xは上記と
同じでありR3はアシロキシ基、低級アルキルチオ基、
アリールチオ基、または、トリ低級アルキルシロキシ基
を表す。)
【0035】上記一般式中、アシロキシ基としてはアセ
トキシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基
などが挙げられ、低級アルキルチオ基としてはメチルチ
オ基、プロピルチオ基などが挙げられる。また、アリー
ルチオ基としてはフェニルチオ基、2−ナフチルチオ基
などが挙げられ、トリ低級アルキルシロキシ基としては
トリメチルシロキシ基、t−ブチルジメチルシロキシ基
などが挙げられる。
【0036】出発物質である化合物(V)は、対応する
スルフィン酸ナトリウムよりオーガニック シンセシス
(Organic Synthesis,57巻,88
頁,1977年)記載の方法で得ることができる。他方
の出発物質である化合物(VI)は、例えば、インダスト
リアル アンド エンジニアリング ケミストリー(I
ndustrial and Engineering
Chemistry,41巻,12号,2920頁,
1949年)記載の方法で得ることができる。
【0037】上記一般式(V)で示されるスルホニルシ
アニドと上記一般式(VI)で示されるジエンとの反応
は、ディールス−アルダー反応条件下に行うことがで
き、溶媒および重合禁止剤の存在下、あるいは、非存在
下に一般に、20℃から120℃で行われ、より好まし
くは60℃から100℃で行われる。
【0038】重合禁止剤としては、4−メトキシフェノ
ール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール
などのフェノール類、ヒドロキノン、ジ−tert−ブ
チルヒドロキノンなどのヒドロキノン類、1−ナフトー
ル、2−ナフトールなどのナフトール類、そして、カテ
コール、p−tert−ブチルカテコールなどのカテコ
ール類などが挙げられる。重合禁止剤の添加量はジエン
の重量の10ppmから1,000ppmであり、好ま
しくは100ppmから500ppmである。溶媒とし
ては反応に関与しないものであればいかなるものでも用
いうるが、例えば、ヘキサン、オクタンなどの炭化水
素、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタンなどのハ
ロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ランなどのエーテル類、トルエン、キシレンなどの芳香
族炭化水素が挙げられる。
【0039】本発明の製造法で得られる2−アラルキル
オキシピリジン類は、触媒存在下の水素化分解反応によ
り、2−ヒドロキシピリジン類および/または2(1
H)−ピリドン類に簡便に変換される。
【0040】
【発明の効果】本発明の方法により、医薬、農薬の製造
中間体である2−ヒドロキシピリジン類および/または
2(1H)−ピリドン類を、2−アラルキルオキシピリ
ジン類から高収率かつ安価に製造することができる。こ
の方法の原料である2−アラルキルオキシピリジン類
は、2−スルホニルピリジンにアラルキルアルコールの
アルカリ金属塩を作用させることにより簡便に製造しう
る。
【0041】
【実施例】以下、実施例および参考例により本発明を更
に詳しく説明する。なお、本発明はこれらによって制限
されるものではない。
【0042】参考例1 5−メチル−2−フェニルスルホニルピリジンの合成
【0043】
【化10】
【0044】室温下、4−メトキシフェノール(5.2
mg,0.04mmol)を加えた1−アセトキシイソ
プレン(17.3g,137.1mmol)にベンゼン
スルホニルシアニド(14.4g,85.7mmol)
を加え80℃で1時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液を加え溶液をアルカリ性とし室温ま
で放冷した後、生じた固体を水(200ml)で二度洗
浄し、続いて、ジエチルエーテル(200ml)で洗浄
し、減圧下に溶媒を溜去することにより下記の物性値を
有する5−メチル−2−フェニルスルホニルピリジンを
白色固体(19.0g,収率95.2%)として得た。
【0045】1H NMR(200MHz,CDCl3
δ :2.40(s,3H,−CH3),7.52−
7.60(m,3H,Ar−H),7.70(dd,1
H,J=1.8,8.6Hz,H−4),8.03−
8.07(m,2H,Ar−H),8.09(d,1
H,J=8.6Hz,H−3),8.49(d,1H,
J=1.8Hz,H−6) CIMS(m/z):234(M++1),169(M+
−SO2) 融点:118℃〜120℃
【0046】参考例2 5−メチル−2−メチルスルホニルピリジンの合成
【0047】
【化11】
【0048】参考例1においてベンゼンスルホニルシア
ニドに代えメタンスルホニルシアニドを用いることによ
り下記の物性値を有する5−メチル−2−メチルスルホ
ニルピリジンを白色固体(収率69.3%)として得
た。
【0049】1H NMR(200MHz,CDCl3
δ :2.47(s,3H,−CH3), 3.21
(s,3H,−SO2−CH3),7.75(dd,1
H,J=1.9,8.0Hz,H−4),7.99
(d,1H,J=8.0Hz,H−3),8.56
(d,1H,J=1.9Hz,H−6) 融点:85.5℃〜86.5℃
【0050】参考例3 4−メチル−2−フェニルスルホニルピリジンの合成
【0051】
【化12】
【0052】参考例1において1−アセトキシイソプレ
ンに代え1−アセトキシ−3−メチル−1,3−ブタジ
エンを用いることにより下記の物性値を有する4−メチ
ル−2−フェニルスルホニルピリジンを白色固体(収率
85.0%)として得た。
【0053】1H NMR(200MHz,CDCl3
δ :2.47(s,3H,−CH3),7.25(d
d,1H,J=1.6,4.8Hz,H−5),7.5
3−7.62(m,3H,Ar−H),8.04−8.
08(m,2H,Ar−H),8.10(d,1H,J
=1.6Hz,H−3),8.52(d,1H,J=
4.8Hz,H−6) 融点:128℃〜129℃
【0054】参考例4 6−メチル−2−フェニルスルホニルピリジンの合成
【0055】
【化13】
【0056】参考例1において1−アセトキシイソプレ
ンに代え4−アセトキシ−1,3−ペンタジエンを用い
ることにより下記の物性値を有する6−メチル−2−フ
ェニルスルホニルピリジンを黄色半固体(収率25.8
%)として得た。
【0057】1H NMR(200MHz,CDCl3
δ :2.74(s,3H,−CH3), 7.35
(dd,1H,J=4.6,7.4Hz,H−4),
7.57(dd,1H,J=1.2,7.4Hz,H−
3),7.61−7.64(m,3H, Ar−H),
8.00−8.04(m,2H,Ar−H),8.40
(dd,1H,J=1.2,4.6Hz,H−5) IR(KBr)νmax / cm-1:3075,1760,
1455,1315(SO2),1165(SO2),7
30,600
【0058】参考例5 2−フェニルスルホニルピリジンの合成
【0059】
【化14】
【0060】参考例1において1−アセトキシイソプレ
ンに代え1−アセトキシ−1,3−ブタジエンを用いる
ことにより下記の物性値を有する2−フェニルスルホニ
ルピリジンを白色固体(収率85.5%)として得た。
【0061】1H NMR(200MHz,CDCl3
δ :7.48(dt,1H,J=1.8,7.7H
z,H−4),7.54−7.62(m,3H, Ar
−H),7.65(dt,1H,J=1.6,7.7H
z,H−5),8.05−8.10(m,2H,Ar−
H),8.22(dd,1H,J=1.6,7.7H
z,H−3),8.67(dd,1H,J=1.8,
7.7Hz,H−6) 融点:91.5℃〜92.5℃
【0062】参考例6 2−ベンジルオキシピリジンの合成
【0063】
【化15】
【0064】室温下、2−フェニルスルホニルピリジン
(5.0g,22.8mmol)のテトラヒドロフラン
(300ml)溶液に、ナトリウム ベンジラートのベ
ンジルアルコール溶液(1.5M,16.7ml,2
5.1mmol)を加え、1時間加熱還流した。反応液
を室温まで放冷後、析出したベンゼンスルフィン酸ナト
リウムを濾過し、濾液を水、飽和食塩水で洗浄した後、
減圧蒸留に付しベンジルアルコールを溜去することによ
り、残査として下記の物性値を有する2−ベンジルオキ
シピリジン(3.1g,16.8mmol,収率73.
8%)を無色液体として得た。
【0065】1H NMR(200MHz,CDCl3
δ:5.38(s,2H,−CH2−Ph),6.81
(dd,1H,J=1.8,7.7Hz,H−3),
6.92(dt,1H,J=1.8,7.7Hz,H−
5),7.31−7.50(m,5H,Ar−H),
7.59(dt,1H,J=1.9,7.7Hz,H−
4),8.18(dd,1H,J=1.9,7.7H
z,H−6) EIMS(m/z):185(M+),91(PhCH2
+),79(C55+) IR(KBr)νmax / cm-1:3050,1610,
1570,1480,1440
【0066】参考例7 4−メチル−2−ベンジルオキシピリジンの合成
【0067】
【化16】
【0068】参考例6において2−フェニルスルホニル
ピリジンに代え4−メチル−2−メチルスルホニルピリ
ジンを用いることにより下記の物性値を有する4−メチ
ル−2−ベンジルオキシピリジンを無色液体(収率9
1.3%)として得た。
【0069】1H NMR(200MHz,CDCl3
δ:2.30(s,3H,−CH3),5.36(s,
2H,−CH2−Ph),6.63(d,1H,J=
0.9Hz,H−3),6.72(dd,1H,J=
0.9,5.3Hz,H−5),7.30−7.48
(m,5H,Ar−H),8.03(d,1H,J=
5.3Hz,H−6) EIMS(m/z):199(M+),91(Ph−C
2 +),79(C55+) IR(KBr)νmax / cm-1:3075,1750,
1620,1570,1460,1425
【0070】実施例1 2(1H)−ピリドン(2−ヒドロキシピリジン)の合
【0071】
【化17】
【0072】窒素雰囲気下、2−ベンジルオキシピリジ
ン(4.4g,23.8mmol)のメタノール(50
ml)溶液にパラジウム−炭素(10%w/w,440
mg,10wt%)を加え、常圧、25℃において接触
水素化分解反応を行った。反応器を窒素置換した後、触
媒を濾別し、濾液を濃縮することにより下記の物性値を
有する2(1H)−ピリドン(1.64g,19.3m
mol,収率81.1%)を白色固体として得た。
【0073】1H NMR(200MHz,CDCl3
δ:6.29(dt,1H,J=1.0,7.7Hz,
H−5),6.59(dd,1H,J=1.0,7.7
Hz,H−3),7.38(dt,1H,J=2.1,
7.7Hz,H−4),7.48(dd,1H,J=
2.1,7.7Hz,H−6),13.09(br−
s,1H,−NH−CO) EIMS(m/z):95(M+) 融点:103℃〜105℃
【0074】実施例2 4−メチル−2(1H)−ピリドン(2−ヒドロキシ−
4−メチルピリジン)の合成
【0075】
【化18】
【0076】実施例1において2−ベンジルオキシピリ
ジンに代え4−メチル−2−ベンジルオキシピリジンを
用いることにより下記の物性値を有する4−メチル−2
(1H)−ピリドンを白色固体(収率89.8%)とし
て得た。
【0077】1H NMR(200MHz,CDCl3
δ:2.22(s,3H,−CH3),6.12(d
d,1H,J=1.6,6.8Hz,H−5),6.3
7(d,1H,J=1.6Hz,H−3),7.24
(d,1H,J=6.8Hz,H−6),13.10
(br−s,1H,−NH−CO) EIMS(m/z):109(M+) 融点:127℃〜131℃

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(I) 【化1】 (式中、 R1は置換されてもよいアラルキル基を表す。
    Xはメチル基または水素原子を表す。)で示される2−
    アラルキルオキシピリジン類を、触媒存在下、水素化分
    解反応に付すことを特徴とする、下記の一般式(II) 【化2】 (式中、Xは上記と同じである。)で示される2−ヒド
    ロキシピリジン類および/または下記の一般式(III) 【化3】 (式中、Xは上記と同じである。)で示される2(1
    H)−ピリドン類の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5990105A (en) * 1998-01-16 1999-11-23 Hoffmann-La Roche Inc. Benzosulfone derivatives
US6197962B1 (en) 1998-01-26 2001-03-06 Kuraray Co., Ltd. Method for producing 2-sulfonylpyridine derivatives and method for producing 2-{[(2-pyridyl)methyl]thio}-1H-benzimidazole derivatives
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JP2002173482A (ja) * 2000-12-07 2002-06-21 Kuraray Co Ltd 2,4−ジヒドロキシピリジンの製造方法

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