JPH0959522A - 帯電防止性に優れた熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
帯電防止性に優れた熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH0959522A JPH0959522A JP23069895A JP23069895A JPH0959522A JP H0959522 A JPH0959522 A JP H0959522A JP 23069895 A JP23069895 A JP 23069895A JP 23069895 A JP23069895 A JP 23069895A JP H0959522 A JPH0959522 A JP H0959522A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 末端にハロゲン原子や強酸基を有する4級ア
ンモニウム塩基含有帯電防止性ポリマーと炭酸カルシウ
ムを含有する熱可塑性樹脂組成物に於いて、その混練中
及び成形加工中のガス発生を防止することにより、配合
物の分散性、色相、帯電防止性の優れた成形加工適性の
良好な熱可塑性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂(A)100重量部に対し
て、4級アンモニウム塩基含有帯電防止性ポリマー
(B)5〜40重量部、炭酸カルシウム粉末(C)5〜
200重量部およびハイドロタルサイト(D)0.1〜
5重量部を配合することを特徴とする熱可塑性樹脂組成
物。
ンモニウム塩基含有帯電防止性ポリマーと炭酸カルシウ
ムを含有する熱可塑性樹脂組成物に於いて、その混練中
及び成形加工中のガス発生を防止することにより、配合
物の分散性、色相、帯電防止性の優れた成形加工適性の
良好な熱可塑性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂(A)100重量部に対し
て、4級アンモニウム塩基含有帯電防止性ポリマー
(B)5〜40重量部、炭酸カルシウム粉末(C)5〜
200重量部およびハイドロタルサイト(D)0.1〜
5重量部を配合することを特徴とする熱可塑性樹脂組成
物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形時の発泡を抑
制することができる帯電防止性に優れた熱可塑性樹脂組
成物を提供するものである。この樹脂組成物は、包装用
フィルム、合成紙、中空容器等の成形材料として有用で
ある。
制することができる帯電防止性に優れた熱可塑性樹脂組
成物を提供するものである。この樹脂組成物は、包装用
フィルム、合成紙、中空容器等の成形材料として有用で
ある。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂は、軽量性、成形性、耐薬
品性、優美な外観などに優れた特性を有しているので、
フィルムなどの包装材料、家電・音響機器等のハウジン
グ、自動車内装材料、雑貨などに広く用いられている。
しかし、その反面、殆どの熱可塑性樹脂は絶縁体である
ため、帯電列の異なる物体との摩擦や剥離、流体の流動
により発生した静電荷を容易に蓄積する欠点を持ってお
り、放電、雷撃、塵埃の吸着のような様々な静電気障害
を引き起こしている。このような静電気障害を防止する
ためプラスチックの電気特性、特に表面固有抵抗をその
使用目的に応じて減じるため、界面活性剤を主体とする
帯電防止剤をプラスチックの表面に塗布したり、或い
は、成形加工時にプラスチックの内部に練り込むことが
行なわれている。しかし、これら帯電防止技術はプラス
チックの表面を帯電防止剤で覆うことを原理としている
ため、反復摩擦や水洗等で帯電防止剤が脱落して製品の
帯電防止効果が消失したり、帯電防止剤のブリード(滲
み出し)により印刷性が悪化したり、低湿度下で帯電防
止効果が失活したりする問題がある。
品性、優美な外観などに優れた特性を有しているので、
フィルムなどの包装材料、家電・音響機器等のハウジン
グ、自動車内装材料、雑貨などに広く用いられている。
しかし、その反面、殆どの熱可塑性樹脂は絶縁体である
ため、帯電列の異なる物体との摩擦や剥離、流体の流動
により発生した静電荷を容易に蓄積する欠点を持ってお
り、放電、雷撃、塵埃の吸着のような様々な静電気障害
を引き起こしている。このような静電気障害を防止する
ためプラスチックの電気特性、特に表面固有抵抗をその
使用目的に応じて減じるため、界面活性剤を主体とする
帯電防止剤をプラスチックの表面に塗布したり、或い
は、成形加工時にプラスチックの内部に練り込むことが
行なわれている。しかし、これら帯電防止技術はプラス
チックの表面を帯電防止剤で覆うことを原理としている
ため、反復摩擦や水洗等で帯電防止剤が脱落して製品の
帯電防止効果が消失したり、帯電防止剤のブリード(滲
み出し)により印刷性が悪化したり、低湿度下で帯電防
止効果が失活したりする問題がある。
【0003】これら従来の帯電防止剤の欠点を改良する
目的で、熱可塑性樹脂に永久帯電防止性ポリマーを10
〜20重量%配合して永久制電性ポリマー組成物をつく
る試みがなされ、ABS、HIPS、ポリメチルメタク
リレート、ポリスチレンの分野では実用化されている。
目的で、熱可塑性樹脂に永久帯電防止性ポリマーを10
〜20重量%配合して永久制電性ポリマー組成物をつく
る試みがなされ、ABS、HIPS、ポリメチルメタク
リレート、ポリスチレンの分野では実用化されている。
【0004】かかる永久帯電防止性ポリマーとしては、 ポリエチレオキシド、ポリエーテルエステルアミド、
ポリエーテルアミドイミド、エチレンオキシド・エピハ
ロヒドリン共重合体、メトキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート共重合体等のポリエーテル類; 4級アンモニウム塩基含有メタクリレート共重合体、
4級アンモニウム塩基含有マレイミド共重合体、4級ア
ンモニウム塩基含有メタクリルイミド共重合体等の4級
アンモニウム塩基含有親水性ポリマー; ポリスチレンスルホン酸ソーダ; カルボベタイングラフト共重合体;等が挙げられる。
ポリエーテルアミドイミド、エチレンオキシド・エピハ
ロヒドリン共重合体、メトキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート共重合体等のポリエーテル類; 4級アンモニウム塩基含有メタクリレート共重合体、
4級アンモニウム塩基含有マレイミド共重合体、4級ア
ンモニウム塩基含有メタクリルイミド共重合体等の4級
アンモニウム塩基含有親水性ポリマー; ポリスチレンスルホン酸ソーダ; カルボベタイングラフト共重合体;等が挙げられる。
【0005】例えば特開平6−271780号公報に
は、(A)熱可塑性樹脂100重量部と(B)下記構造
単位(5),(6),(7)が下記の割合で線状に配列
してなる重量平均分子量1,000〜50,000の
(メタ)アクリル酸エステル系共重合体3〜30重量部
とを含有してなる熱可塑性樹脂組成物、が開示されてい
る。
は、(A)熱可塑性樹脂100重量部と(B)下記構造
単位(5),(6),(7)が下記の割合で線状に配列
してなる重量平均分子量1,000〜50,000の
(メタ)アクリル酸エステル系共重合体3〜30重量部
とを含有してなる熱可塑性樹脂組成物、が開示されてい
る。
【0006】一般式(5):
【化5】 (式中、R1 は水素原子またはメチル基)で表されるポ
リオレフィン構造単位65〜99モル%、
リオレフィン構造単位65〜99モル%、
【0007】一般式(6):
【化6】 (式中、R2 は水素原子またはメチル基、R3 は炭素数
1〜12のアルキル基を示す)で表される(メタ)アク
リレート構造単位0〜15モル%、及び
1〜12のアルキル基を示す)で表される(メタ)アク
リレート構造単位0〜15モル%、及び
【0008】一般式(7):
【化7】 (式中、R4 は水素原子またはメチル基、R5 は炭素数
2〜8のアルキル基、R6 およびR7 はそれぞれ炭素数
1〜4のアルキル基、R8 は炭素数1〜12のアルキル
基、炭素数6〜12のアリールアルキル基または炭素数
6〜12の脂環アルキル基、Xはハロゲン原子、CH3
OSO3 又はC2 H5 OSO2 を示す)で表される(メ
タ)アクリル酸エステル構造単位1〜35モル%。
2〜8のアルキル基、R6 およびR7 はそれぞれ炭素数
1〜4のアルキル基、R8 は炭素数1〜12のアルキル
基、炭素数6〜12のアリールアルキル基または炭素数
6〜12の脂環アルキル基、Xはハロゲン原子、CH3
OSO3 又はC2 H5 OSO2 を示す)で表される(メ
タ)アクリル酸エステル構造単位1〜35モル%。
【0009】一方、合成紙(特公昭46−40794号
公報、特公昭60−36173号公報、特公平1−56
091号公報、同62−35412号公報)、プリペー
ドカード用塩白シート、易焼却用ゴミ袋、電子機器のハ
ウジング等の充填剤として炭酸カルシウムが熱可塑性樹
脂に配合されている。この炭酸カルシウムが配合される
組成物において、永久帯電防止性ポリマーとして4級ア
ンモニウム塩基含有親水性ポリマーやポリスチレンスル
ホン酸ソーダ、エチレンオキシド・エピクロルヒドリン
共重合体のような、Cl~、HSO 3 ~、PO4 ~ ~ ~等
の強酸基を有するポリマーを用いると、樹脂組成物を押
出機、射出成形機等で加熱、溶融、混練する際に炭酸カ
ルシウムと永久帯電防止性ポリマーの酸基が反応してガ
ス等が発生する傾向がある。
公報、特公昭60−36173号公報、特公平1−56
091号公報、同62−35412号公報)、プリペー
ドカード用塩白シート、易焼却用ゴミ袋、電子機器のハ
ウジング等の充填剤として炭酸カルシウムが熱可塑性樹
脂に配合されている。この炭酸カルシウムが配合される
組成物において、永久帯電防止性ポリマーとして4級ア
ンモニウム塩基含有親水性ポリマーやポリスチレンスル
ホン酸ソーダ、エチレンオキシド・エピクロルヒドリン
共重合体のような、Cl~、HSO 3 ~、PO4 ~ ~ ~等
の強酸基を有するポリマーを用いると、樹脂組成物を押
出機、射出成形機等で加熱、溶融、混練する際に炭酸カ
ルシウムと永久帯電防止性ポリマーの酸基が反応してガ
ス等が発生する傾向がある。
【0010】樹脂の混練中にガス等の発生が起こると、
配合した炭酸カルシウムや永久帯電防止性ポリマーが樹
脂中に分散不良となったり、得られた組成物の色相不
良、帯電防止能の低下、フィルム、容器に成形加工時の
発泡等の問題が発生することが判明した。
配合した炭酸カルシウムや永久帯電防止性ポリマーが樹
脂中に分散不良となったり、得られた組成物の色相不
良、帯電防止能の低下、フィルム、容器に成形加工時の
発泡等の問題が発生することが判明した。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、末端にハロ
ゲン原子や強酸基を有する4級アンモニウム塩基含有帯
電防止性ポリマーと炭酸カルシウムを含有する熱可塑性
樹脂組成物において、その混練中及び成形加工中のガス
発生を防止することにより、配合物の分散性、色相、帯
電防止性の優れた成形加工適性の良好な熱可塑性樹脂組
成物を提供することを目的としている。
ゲン原子や強酸基を有する4級アンモニウム塩基含有帯
電防止性ポリマーと炭酸カルシウムを含有する熱可塑性
樹脂組成物において、その混練中及び成形加工中のガス
発生を防止することにより、配合物の分散性、色相、帯
電防止性の優れた成形加工適性の良好な熱可塑性樹脂組
成物を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性樹脂
(A)100重量部に対して、4級化アンモニウム塩基
含有帯電防止性ポリマー(B)を5〜40重量部、炭酸
カルシウム粉末(C)5〜200重量部およびハイドロ
タルサイト(D)0.1〜5重量部を配合してなる熱可
塑性樹脂組成物、を提供するものである。
(A)100重量部に対して、4級化アンモニウム塩基
含有帯電防止性ポリマー(B)を5〜40重量部、炭酸
カルシウム粉末(C)5〜200重量部およびハイドロ
タルサイト(D)0.1〜5重量部を配合してなる熱可
塑性樹脂組成物、を提供するものである。
【0013】
【作用】4級化アンモニウム塩基含有帯電防止性ポリマ
ー(B)と炭酸カルシウム(C)とを熱可塑性樹脂
(A)中に配合混練する際に、ハイドロタルサイト
(D)を添加配合することにより、炭酸カルシウム
(C)と4級化アンモニウム塩基含有帯電防止剤(B)
の溶融混練中に起こる反応をハイドロタルサイト(D)
が4級化アンモニウム塩基含有帯電防止性ポリマー
(B)が含有するハロゲン原子、あるいは強酸基を捕捉
し、安定化させ、炭酸カルシウムとの反応によるガス発
生を防止する。
ー(B)と炭酸カルシウム(C)とを熱可塑性樹脂
(A)中に配合混練する際に、ハイドロタルサイト
(D)を添加配合することにより、炭酸カルシウム
(C)と4級化アンモニウム塩基含有帯電防止剤(B)
の溶融混練中に起こる反応をハイドロタルサイト(D)
が4級化アンモニウム塩基含有帯電防止性ポリマー
(B)が含有するハロゲン原子、あるいは強酸基を捕捉
し、安定化させ、炭酸カルシウムとの反応によるガス発
生を防止する。
【0014】
【発明の実施の形態】(1)樹脂組成物 本発明の樹脂組成物は、熱可塑性樹脂(A)100重量
部と4級アンモニウム塩基含有帯電防止剤(B)5〜4
0重量部と炭酸カルシウム粉末(C)5〜200重量部
とハイドロタルサイト(D)0.1〜5重量部を含んで
なる熱可塑性樹脂組成物である。
部と4級アンモニウム塩基含有帯電防止剤(B)5〜4
0重量部と炭酸カルシウム粉末(C)5〜200重量部
とハイドロタルサイト(D)0.1〜5重量部を含んで
なる熱可塑性樹脂組成物である。
【0015】熱可塑性樹脂(A) 熱可塑性樹脂としては、結晶性ポリオレフィン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンフタレート、ポリ
スチレン、ABS、HIPS、ポリメチルメタクリレー
ト等が挙げられる。中でも結晶性ポリオレフィンが安価
で好ましい。具体的な結晶性ポリオレフィンは、高密度
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン
共重合体、プロピレン・ブテン−1共重合体、ポリ(4
−メチルペンテン−1)、プロピレン・エチレン・ブテ
ン−1共重合体、プロピレン・3−メチルペンテン−1
共重合体、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレ
ン、エチレン・αオレフィン共重合体、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合
体、マレイン酸グラフトポリエチレン又はポリプロピレ
ン、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリ
ル酸金属塩共重合体、ポリ(4−メチルペンテン−
1)、ポリブチレン、プロピレン・3−メチルペンテン
−1共重合体等が挙げられる。結晶化度は20〜70%
である。
チレンテレフタレート、ポリブチレンフタレート、ポリ
スチレン、ABS、HIPS、ポリメチルメタクリレー
ト等が挙げられる。中でも結晶性ポリオレフィンが安価
で好ましい。具体的な結晶性ポリオレフィンは、高密度
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン
共重合体、プロピレン・ブテン−1共重合体、ポリ(4
−メチルペンテン−1)、プロピレン・エチレン・ブテ
ン−1共重合体、プロピレン・3−メチルペンテン−1
共重合体、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレ
ン、エチレン・αオレフィン共重合体、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合
体、マレイン酸グラフトポリエチレン又はポリプロピレ
ン、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリ
ル酸金属塩共重合体、ポリ(4−メチルペンテン−
1)、ポリブチレン、プロピレン・3−メチルペンテン
−1共重合体等が挙げられる。結晶化度は20〜70%
である。
【0016】4級アンモニウム塩基含有帯電防止性ポリ
マー(B) 4級アンモニウム塩基含有帯電防止性ポリマーとして
は、スチレン−アミノトリアルキルメタクリル酸エステ
ル共重合体の4級化物、例えば下記式(1)で示される
4級アンモニウム塩基含有メタクリレート共重合体;
マー(B) 4級アンモニウム塩基含有帯電防止性ポリマーとして
は、スチレン−アミノトリアルキルメタクリル酸エステ
ル共重合体の4級化物、例えば下記式(1)で示される
4級アンモニウム塩基含有メタクリレート共重合体;
【化8】
【0017】スチレン−無水マレイン酸共重合体をイミ
ド変性したのち、これを4級化してカチオン化したポリ
マー(特公平1−29820号公報)、スチレン−マレ
イミド−アクリロントリル共重合体を4級化してカチオ
ン化したポリマー、例えば下記式(2)で示されるポリ
マー;
ド変性したのち、これを4級化してカチオン化したポリ
マー(特公平1−29820号公報)、スチレン−マレ
イミド−アクリロントリル共重合体を4級化してカチオ
ン化したポリマー、例えば下記式(2)で示されるポリ
マー;
【化9】
【0018】下記の如き式(3)で示される4級アンモ
ニウム塩基含有メタクリルイミド共重合体;
ニウム塩基含有メタクリルイミド共重合体;
【化10】
【0019】特開平6−271780号公報に記載のよ
うに、下記(5)〜(7)の構造単位が線状に配列して
なる重量平均分子量1,000〜50,000の(メ
タ)アクリル酸エステル系共重合体;
うに、下記(5)〜(7)の構造単位が線状に配列して
なる重量平均分子量1,000〜50,000の(メ
タ)アクリル酸エステル系共重合体;
【化11】 (式中、R1 は水素原子またはメチル基)で表されるポ
リオレフィン構造単位65〜99モル%、:
リオレフィン構造単位65〜99モル%、:
【0020】
【化12】 (式中、R2 は水素原子またはメチル基、R3 は炭素数
1〜12のアルキル基を示す)で表される(メタ)アク
リレート構造単位0〜15モル%、及び:
1〜12のアルキル基を示す)で表される(メタ)アク
リレート構造単位0〜15モル%、及び:
【0021】
【化13】 (式中、R4 は水素原子またはメチル基、R5 は炭素数
2〜8のアルキル基、R6 およびR7 はそれぞれ炭素数
1〜4のアルキル基、R8 は炭素数1〜12のアルキル
基、炭素数6〜12のアリールアルキル基または炭素数
6〜12の脂環アルキル基、Xはハロゲン原子、CH3
OSO3 又はC2 H5 OSO2 を示す)で表される(メ
タ)アクリル酸エステル構造単位1〜35モル%、
2〜8のアルキル基、R6 およびR7 はそれぞれ炭素数
1〜4のアルキル基、R8 は炭素数1〜12のアルキル
基、炭素数6〜12のアリールアルキル基または炭素数
6〜12の脂環アルキル基、Xはハロゲン原子、CH3
OSO3 又はC2 H5 OSO2 を示す)で表される(メ
タ)アクリル酸エステル構造単位1〜35モル%、
【0022】(なお、上記の構造単位は、規則的に配列
していてもよいし、不規則に配列していてもよい。)、
例えば式(4)で示される化合物;
していてもよいし、不規則に配列していてもよい。)、
例えば式(4)で示される化合物;
【化14】 である。
【0023】これら4級アンモニウム塩基含有帯電防止
性ポリマーは、数平均分子量が1,000〜50,00
0、好ましくは3,000〜20,000の範囲のもの
である。4級アンモニウム塩基含有帯電防止性ポリマー
の熱可塑性樹脂(A)100重量部に対する配合量が5
重量部未満では優れた永久帯電防止能が得られない。ま
た40重量部を越えては帯電防止能は優れるものの組成
物の着色、耐熱性の不良等の問題が生じる。好ましく
は、10〜30重量部の範囲である。
性ポリマーは、数平均分子量が1,000〜50,00
0、好ましくは3,000〜20,000の範囲のもの
である。4級アンモニウム塩基含有帯電防止性ポリマー
の熱可塑性樹脂(A)100重量部に対する配合量が5
重量部未満では優れた永久帯電防止能が得られない。ま
た40重量部を越えては帯電防止能は優れるものの組成
物の着色、耐熱性の不良等の問題が生じる。好ましく
は、10〜30重量部の範囲である。
【0024】中でも好ましいポリマーは、特開平6−2
71780号公報に開示される式(4)で示されるメタ
クリル酸エステル系共重合体であり、このものは、第一
工業製薬(株)より永久帯電防止剤“レオレックスAS
−70”、“同AS−170”の商品名で販売されてい
る。
71780号公報に開示される式(4)で示されるメタ
クリル酸エステル系共重合体であり、このものは、第一
工業製薬(株)より永久帯電防止剤“レオレックスAS
−70”、“同AS−170”の商品名で販売されてい
る。
【0025】炭酸カルシウム(C) 炭酸カルシウム(C)の例としては、重質炭酸カルシウ
ム、軽質炭酸カルシウム、及びコロイダル炭酸カルシウ
ム等が挙げられる。炭酸カルシウムの平均粒径は0.1
μm〜10μm、好ましくは0.2μm〜5μmの範囲
のものを例示することができる。炭酸カルシウムの配合
量が5重量部未満ではハイドロタルサイトを含有しなく
とも帯電防止剤(B)との反応によるガス発生が少なく
成形加工品の材料として使用できる。又、炭酸カルシウ
ムの分散性、色相不良、帯電防止能の低下等の問題発生
もない。また、炭酸カルシウムの配合量が200重量部
を越えては成形加工時に均一な流動性が得られず、フィ
ルム成形に於いては膜切れ、肉厚不良、延伸切れ等の問
題が発生し、一方型物成形では成形品の強度低下、肉厚
不均一等の問題が発生する。、好ましくは、10〜10
0重量部の範囲である。
ム、軽質炭酸カルシウム、及びコロイダル炭酸カルシウ
ム等が挙げられる。炭酸カルシウムの平均粒径は0.1
μm〜10μm、好ましくは0.2μm〜5μmの範囲
のものを例示することができる。炭酸カルシウムの配合
量が5重量部未満ではハイドロタルサイトを含有しなく
とも帯電防止剤(B)との反応によるガス発生が少なく
成形加工品の材料として使用できる。又、炭酸カルシウ
ムの分散性、色相不良、帯電防止能の低下等の問題発生
もない。また、炭酸カルシウムの配合量が200重量部
を越えては成形加工時に均一な流動性が得られず、フィ
ルム成形に於いては膜切れ、肉厚不良、延伸切れ等の問
題が発生し、一方型物成形では成形品の強度低下、肉厚
不均一等の問題が発生する。、好ましくは、10〜10
0重量部の範囲である。
【0026】ハイドロタルサイト(D) ハイドロタルサイトとしては、合成ハイドロタルサイト
〔Mg4.5 Al2 (OH)13CO3 ・3.5H2 O〕、
天然ハイドロタルサイト〔Mg6 Al2 (OH)16CO
3 ・4H2 O〕、いずれでもよいが合成ハイドロタルサ
イトが安価で良い。例えば協和化学(株)社製 DHT
−4A(商品名、化学式:Mg4.5 Al2 (OH)13C
O3 ・3.5H2 O)を例示することができる。ハイド
ロサルタイト(D)の配合量が0.1重量部未満では、
帯電防止性ポリマーと炭酸カルシウムとの反応による炭
酸ガスの発生を抑制するのに十分な量とならない。また
5重量部を越えては、ハイドロサルタイト(D)が帯電
防止剤中の酸基を捕捉し安定させる量より余剰となり、
逆にハイドロサルタイト自体に存在する層間水の脱水が
起こる為に炭酸カルシウムの分散不良や、組成物の変
色、耐熱性不良等の問題が生じる。ハイドロサルタイト
の配合量は帯電防止剤(B)の含有量に対して0.2重
量%〜20重量%が、好ましくは1重量%〜10重量%
がよい。
〔Mg4.5 Al2 (OH)13CO3 ・3.5H2 O〕、
天然ハイドロタルサイト〔Mg6 Al2 (OH)16CO
3 ・4H2 O〕、いずれでもよいが合成ハイドロタルサ
イトが安価で良い。例えば協和化学(株)社製 DHT
−4A(商品名、化学式:Mg4.5 Al2 (OH)13C
O3 ・3.5H2 O)を例示することができる。ハイド
ロサルタイト(D)の配合量が0.1重量部未満では、
帯電防止性ポリマーと炭酸カルシウムとの反応による炭
酸ガスの発生を抑制するのに十分な量とならない。また
5重量部を越えては、ハイドロサルタイト(D)が帯電
防止剤中の酸基を捕捉し安定させる量より余剰となり、
逆にハイドロサルタイト自体に存在する層間水の脱水が
起こる為に炭酸カルシウムの分散不良や、組成物の変
色、耐熱性不良等の問題が生じる。ハイドロサルタイト
の配合量は帯電防止剤(B)の含有量に対して0.2重
量%〜20重量%が、好ましくは1重量%〜10重量%
がよい。
【0027】尚、本発明の樹脂組成物は必要に応じて、
炭酸カルシウムと他の無機フィラー、例えば酸化チタ
ン、珪藻土、タルク、雲母等、有機フィラーを併用して
もよく、また、少量の酸化防止剤、紫外線安定剤、分散
剤、滑剤、等を配合することが成形加工上好ましい。本
発明の樹脂組成物は、例えばオープンロール、ニーダ
ー、単軸スクリュー押出機、二軸スクリュー押出機など
で混練して調製できる。
炭酸カルシウムと他の無機フィラー、例えば酸化チタ
ン、珪藻土、タルク、雲母等、有機フィラーを併用して
もよく、また、少量の酸化防止剤、紫外線安定剤、分散
剤、滑剤、等を配合することが成形加工上好ましい。本
発明の樹脂組成物は、例えばオープンロール、ニーダ
ー、単軸スクリュー押出機、二軸スクリュー押出機など
で混練して調製できる。
【0028】本発明の熱可塑性樹脂組成物の成形加工法
としては、押出成形、射出成形、中空成形、圧空成形、
フィルム成形、プレス成形、一軸延伸フィルム成形、二
軸延伸フィルム成形等の各種成形に供することができ
る。成形においては他樹脂との多層化も可能であり、目
的に応じて片面、両面に本発明の樹脂組成物を適用する
ことができる。これらの成形加工品は、合成紙、各種の
包装材料、電子部品用パーツボックス、磁気テープ、オ
ーディオテープのケース、スリップシートなど静電気除
去を目的とした多くの分野で利用される。
としては、押出成形、射出成形、中空成形、圧空成形、
フィルム成形、プレス成形、一軸延伸フィルム成形、二
軸延伸フィルム成形等の各種成形に供することができ
る。成形においては他樹脂との多層化も可能であり、目
的に応じて片面、両面に本発明の樹脂組成物を適用する
ことができる。これらの成形加工品は、合成紙、各種の
包装材料、電子部品用パーツボックス、磁気テープ、オ
ーディオテープのケース、スリップシートなど静電気除
去を目的とした多くの分野で利用される。
【0029】
【実施例】本発明の帯電防止性の優れた樹脂組成物につ
いてその実施例及び比較例を挙げて更に具体的に説明す
る。 (実施例−1) 〔1〕樹脂組成物の調製 メルトフローレート(MFR)が4.0g/0分、結晶
化度が64%、融点167℃のプロピレン単独重合体1
00重量部と、式(4)で示される4級アンモニウム塩
基含有アクリレート共重合体〔第一工業製薬(株)製レ
オレックスAS−170(商品名);数平均分子量約1
8,700〕15重量部と、平均粒径が1.5μmの重
質炭酸カルシウム30重量部及びハイドロサルタイト
(協和化学工業(株)製:DHT−4A、商品名)0.
3重量部を混合し、220℃に設定された二軸型混練造
粒機〔(株)神戸製鋼所製NEX−T60、商品名〕に
て溶融混練後、ダイからストランド状に押し出し、水中
で冷却した後、2〜3mmの粒状に切断してペレット
(樹脂組成物)を得た。
いてその実施例及び比較例を挙げて更に具体的に説明す
る。 (実施例−1) 〔1〕樹脂組成物の調製 メルトフローレート(MFR)が4.0g/0分、結晶
化度が64%、融点167℃のプロピレン単独重合体1
00重量部と、式(4)で示される4級アンモニウム塩
基含有アクリレート共重合体〔第一工業製薬(株)製レ
オレックスAS−170(商品名);数平均分子量約1
8,700〕15重量部と、平均粒径が1.5μmの重
質炭酸カルシウム30重量部及びハイドロサルタイト
(協和化学工業(株)製:DHT−4A、商品名)0.
3重量部を混合し、220℃に設定された二軸型混練造
粒機〔(株)神戸製鋼所製NEX−T60、商品名〕に
て溶融混練後、ダイからストランド状に押し出し、水中
で冷却した後、2〜3mmの粒状に切断してペレット
(樹脂組成物)を得た。
【0030】〔2〕成形加工 前記ペレットを、押出機を用いて230℃で溶融し、ダ
イ内に供給して1mm厚みのシート状に押し出し、これ
を冷却ロールにて60℃まで冷却した。次いで130℃
に設定された加熱ロールで予熱し、周速の異なる一対の
ロール間で縦方向に5倍に延伸し、250μmの一軸延
伸フィルムを得た。このフィルムの表面固有抵抗値は2
0℃、50%RH(相対湿度)で1.5×1010Ωであ
った。また該延伸フィルムの白色度は93%,不透明度
は95%、フィルム表面の発泡による膨れや陥没は皆無
であった。
イ内に供給して1mm厚みのシート状に押し出し、これ
を冷却ロールにて60℃まで冷却した。次いで130℃
に設定された加熱ロールで予熱し、周速の異なる一対の
ロール間で縦方向に5倍に延伸し、250μmの一軸延
伸フィルムを得た。このフィルムの表面固有抵抗値は2
0℃、50%RH(相対湿度)で1.5×1010Ωであ
った。また該延伸フィルムの白色度は93%,不透明度
は95%、フィルム表面の発泡による膨れや陥没は皆無
であった。
【0031】得られた成形品の評価方法は次の方法で行
った。 〔評価方法〕 表面固有抵抗 20℃、50%RHの条件下で24時間、フィルムを放
置後、(株)川口電気製作所表面固有抵抗測定機VE−
40型(商品名)を用いて表面固有抵抗値を測定した。 白色度 JIS L−1015による。
った。 〔評価方法〕 表面固有抵抗 20℃、50%RHの条件下で24時間、フィルムを放
置後、(株)川口電気製作所表面固有抵抗測定機VE−
40型(商品名)を用いて表面固有抵抗値を測定した。 白色度 JIS L−1015による。
【0032】表面性 延伸フィルムの縦20cm、横30cmの中に発泡によ
るフィルム膨れや陥没の数を目視にて次のように判定し
た。 全くないもの :○ 1個〜3個のもの :○△ 4個〜10個のもの:△ 11個以上のもの :×
るフィルム膨れや陥没の数を目視にて次のように判定し
た。 全くないもの :○ 1個〜3個のもの :○△ 4個〜10個のもの:△ 11個以上のもの :×
【0033】フィラー分散性 表面性評価と同じサンプルを用い直径0.5mm以上の
凸起物(フィラーの凝集による)の数を目視にて次のよ
うに判定した。 0〜1個のもの :○ 2〜5個のもの :○△ 6〜20個のもの:△ 21個以上のもの:×
凸起物(フィラーの凝集による)の数を目視にて次のよ
うに判定した。 0〜1個のもの :○ 2〜5個のもの :○△ 6〜20個のもの:△ 21個以上のもの:×
【0034】(実施例−2)実施例−1において樹脂組
成物の製造例の中の樹脂(A)のプロピレン単独重合体
の代わりに高密度ポリエチレン(MFR0.5g/10
分,融点134℃)を用いる以外は実施例1と同様にし
て、ペレット及び成形加工品(延伸フィルム)を得た。
得られた延伸フィルムの評価結果は表−1に示す通りで
あった。
成物の製造例の中の樹脂(A)のプロピレン単独重合体
の代わりに高密度ポリエチレン(MFR0.5g/10
分,融点134℃)を用いる以外は実施例1と同様にし
て、ペレット及び成形加工品(延伸フィルム)を得た。
得られた延伸フィルムの評価結果は表−1に示す通りで
あった。
【0035】(実施例3〜7、比較例1〜3)実施例−
1の樹脂組成物の製造例の中の炭酸カルシウム(C)、
4級アンモニウム塩基含有アクリレート共重合体、ハイ
ドロサルタイトの配合量を表−1に記載の如く変更した
以外は実施例−1と同様にしてペレット及び成形加工品
(延伸フィルム)を得た。得られた延伸フィルムの評価
結果は表−1に示す通りであった。
1の樹脂組成物の製造例の中の炭酸カルシウム(C)、
4級アンモニウム塩基含有アクリレート共重合体、ハイ
ドロサルタイトの配合量を表−1に記載の如く変更した
以外は実施例−1と同様にしてペレット及び成形加工品
(延伸フィルム)を得た。得られた延伸フィルムの評価
結果は表−1に示す通りであった。
【0036】(実施例−8、9)実施例−1の組成物中
の4級アンモニウム塩基含有アクリレート共重合体(レ
オレックスAS−170)の代わりに、式(1)で示さ
れる数平均分子量が約16,200の4級アンモニウム
塩基含有メタクリレート共重合体(実施例9)、または
式(2)で示される数平均分子量が14,800の4級
アンモニウム塩基含有マレイミド共重合体(実施例1
0)を用いる他は同様にして延伸フィルムを得た。得ら
れた延伸フィルムの評価結果は表1に示す通りであっ
た。
の4級アンモニウム塩基含有アクリレート共重合体(レ
オレックスAS−170)の代わりに、式(1)で示さ
れる数平均分子量が約16,200の4級アンモニウム
塩基含有メタクリレート共重合体(実施例9)、または
式(2)で示される数平均分子量が14,800の4級
アンモニウム塩基含有マレイミド共重合体(実施例1
0)を用いる他は同様にして延伸フィルムを得た。得ら
れた延伸フィルムの評価結果は表1に示す通りであっ
た。
【0037】
【表1】
【0038】(実施例−10)実施例−1で得られた樹
脂組成物a層用と、MFRが2g/10分、結晶化度6
7%、融点167℃のプロピレン単独重合体b層用とを
230℃に設定された別々の押出機に供給し、溶融混練
後、これらを共押出ダイに供給して同ダイ内で実施例−
1で得た樹脂組成物層(a層)が外側になる様に共押出
成形を実施し、3層構造(a層/b層/a層=200μ
m/500μm/200μm)のシートを得た。次いで
130℃に設定された加熱ロールでこの三層シートを予
熱し、周速の異なる一対のロール間で6倍に延伸し、1
63μm(a層/b層/a層=40μm/83μm/4
0μm)の一軸延伸フィルムを得た。この得られたフィ
ルムの評価結果を表−2に示す。
脂組成物a層用と、MFRが2g/10分、結晶化度6
7%、融点167℃のプロピレン単独重合体b層用とを
230℃に設定された別々の押出機に供給し、溶融混練
後、これらを共押出ダイに供給して同ダイ内で実施例−
1で得た樹脂組成物層(a層)が外側になる様に共押出
成形を実施し、3層構造(a層/b層/a層=200μ
m/500μm/200μm)のシートを得た。次いで
130℃に設定された加熱ロールでこの三層シートを予
熱し、周速の異なる一対のロール間で6倍に延伸し、1
63μm(a層/b層/a層=40μm/83μm/4
0μm)の一軸延伸フィルムを得た。この得られたフィ
ルムの評価結果を表−2に示す。
【0039】(実施例−11)MFRが2g/10分、
結晶化度67%、融点167℃のプロピレン単独重合体
100重量部と、平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム
30重量部を混合し、220℃に設定された二軸型混練
造粒機にて溶融混練し、組成物を得た。この組成物を2
30℃に設定された押出機のダイ内に供給し2.0m/
m厚みのシート状に押出し、これを冷却ロールにて60
℃まで冷却した。次いで130℃設定された加熱ロール
で予熱し周速の異なる一対のロール間で5倍に延伸し、
450μmのフィルム(b層)を得た。
結晶化度67%、融点167℃のプロピレン単独重合体
100重量部と、平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム
30重量部を混合し、220℃に設定された二軸型混練
造粒機にて溶融混練し、組成物を得た。この組成物を2
30℃に設定された押出機のダイ内に供給し2.0m/
m厚みのシート状に押出し、これを冷却ロールにて60
℃まで冷却した。次いで130℃設定された加熱ロール
で予熱し周速の異なる一対のロール間で5倍に延伸し、
450μmのフィルム(b層)を得た。
【0040】一方、実施例−1で得られた樹脂組成物
(a層)を230℃に設定された2台の押出機で溶融し
た後、ダイス内に供給し、フィルム状に押し出して、前
記(b層)の5倍延伸フィルムの両側に押し出しラミネ
ートし、3層構造の積層フィルム(a層/b層/a層)
を得た。次いで、この積層フィルムを約155℃まで再
加熱した後、横方向に7倍延伸し、次いでA層の表面に
コロナ放電処理を行って、(a)/(b)/(a)の各
層の厚みがそれぞれ(20μm/60μm/20μm)
からなる3層構造の延伸フィルムを得た。この得られた
延伸フィルムの評価結果を表2に示す。
(a層)を230℃に設定された2台の押出機で溶融し
た後、ダイス内に供給し、フィルム状に押し出して、前
記(b層)の5倍延伸フィルムの両側に押し出しラミネ
ートし、3層構造の積層フィルム(a層/b層/a層)
を得た。次いで、この積層フィルムを約155℃まで再
加熱した後、横方向に7倍延伸し、次いでA層の表面に
コロナ放電処理を行って、(a)/(b)/(a)の各
層の厚みがそれぞれ(20μm/60μm/20μm)
からなる3層構造の延伸フィルムを得た。この得られた
延伸フィルムの評価結果を表2に示す。
【0041】
【表2】
【0042】
【発明の効果】本発明により、帯電防止性効果と成形加
工適性(耐熱性、分散性が良く、変色、発泡のない)の
良好な樹脂組成物を提供する。
工適性(耐熱性、分散性が良く、変色、発泡のない)の
良好な樹脂組成物を提供する。
Claims (2)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂(A)100重量部に対し
て、4級アンモニウム塩基含有帯電防止性ポリマー
(B)5〜40重量部、炭酸カルシウム粉末(C)5〜
200重量部およびハイドロタルサイト(D)0.1〜
5重量部を配合することを特徴とする熱可塑性樹脂組成
物。 - 【請求項2】 4級アンモニウム塩基含有帯電防止性ポ
リマーが、下記の、式(1)で示される4級アンモニウ
ム塩基含有メタクリレート共重合体、式(2)で示され
る4級アンモニウム塩基含有マレイミド共重合体、式
(3)で示される4級アンモニウム塩基含有メタクリル
イミド共重合体および式(4)で示されるエチレン・ア
クリル酸アルキルエステル・アミノトリアルキルメタク
リレート共重合体の4級塩より選ばれた数平均分子量が
3,000〜20,000のポリマーである請求項1記
載の熱可塑性樹脂組成物。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23069895A JPH0959522A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | 帯電防止性に優れた熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23069895A JPH0959522A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | 帯電防止性に優れた熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0959522A true JPH0959522A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16911923
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23069895A Pending JPH0959522A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | 帯電防止性に優れた熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0959522A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100757666B1 (ko) * | 2006-07-14 | 2007-09-11 | 단국대학교 산학협력단 | 대전방지 점착제 및 그 제조방법 |
| JP2009058741A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Canon Inc | 電子写真装置用導電性部材 |
| CN116285330A (zh) * | 2023-01-19 | 2023-06-23 | 湖北合聚高分子材料有限公司 | 一种碳纤维增强pa6t/10t阻燃材料及其制备方法 |
-
1995
- 1995-08-17 JP JP23069895A patent/JPH0959522A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100757666B1 (ko) * | 2006-07-14 | 2007-09-11 | 단국대학교 산학협력단 | 대전방지 점착제 및 그 제조방법 |
| JP2009058741A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Canon Inc | 電子写真装置用導電性部材 |
| CN116285330A (zh) * | 2023-01-19 | 2023-06-23 | 湖北合聚高分子材料有限公司 | 一种碳纤维增强pa6t/10t阻燃材料及其制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040518 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040525 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20040721 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050111 |