JPH0959800A - ストリップの洗浄装置 - Google Patents
ストリップの洗浄装置Info
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- JPH0959800A JPH0959800A JP21364795A JP21364795A JPH0959800A JP H0959800 A JPH0959800 A JP H0959800A JP 21364795 A JP21364795 A JP 21364795A JP 21364795 A JP21364795 A JP 21364795A JP H0959800 A JPH0959800 A JP H0959800A
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- Japan
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- cleaning
- gutter
- cleaning gutter
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋼ストリップの電解酸洗に際して発生した気
泡を効率的にストリップ下面より脱離除去して脱スケー
ルを均一に行うための装置を提供する。 【構成】 ストリップ下面に近接して配置される上面が
開口した円形断面の洗浄樋と処理供給管とからなり、洗
浄樋の長手方向中央の位置において洗浄樋底近傍に洗浄
樋断面の接線方向に処理液を噴出するように処理液供給
管を取付け、下記のように規定する。 25度<洗浄樋の開口角度k<180 度、 洗浄樋内径H>2×処理液供給管内径D
泡を効率的にストリップ下面より脱離除去して脱スケー
ルを均一に行うための装置を提供する。 【構成】 ストリップ下面に近接して配置される上面が
開口した円形断面の洗浄樋と処理供給管とからなり、洗
浄樋の長手方向中央の位置において洗浄樋底近傍に洗浄
樋断面の接線方向に処理液を噴出するように処理液供給
管を取付け、下記のように規定する。 25度<洗浄樋の開口角度k<180 度、 洗浄樋内径H>2×処理液供給管内径D
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストリップの洗浄装
置、特に電解酸洗などストリップの清浄化処理によって
発生するガス等の気泡の除去が効果的に行われるストリ
ップの洗浄装置に関する。
置、特に電解酸洗などストリップの清浄化処理によって
発生するガス等の気泡の除去が効果的に行われるストリ
ップの洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ストリップ、例えばステンレス鋼ストリ
ップの製造工程において、焼鈍後の脱スケールは不可欠
であり、種々の方法が行われている。そのうち電解反応
を利用した電解脱スケール法がよく用いられている。な
お、以下の説明においてストリップとしてステンレス鋼
ストリップを例にとって説明する。
ップの製造工程において、焼鈍後の脱スケールは不可欠
であり、種々の方法が行われている。そのうち電解反応
を利用した電解脱スケール法がよく用いられている。な
お、以下の説明においてストリップとしてステンレス鋼
ストリップを例にとって説明する。
【0003】図1は、電解脱スケール法の説明図であ
り、ステンレス鋼ストリップ16は、焼鈍後、直ちに溶融
塩 (主成分NaOH、NaNO3)に浸漬してから、図示のよう
な、例えば50℃、15%HNO3溶液の電解浴の酸洗液10内を
走行しながら、それぞれ陽極12、陰極14の電極対による
間接通電交番電解を受け、脱スケール処理が行われる。
このときストリップ16の表面が溶解するが、同時にH2等
のガスが発生する。このように今日行われている脱スケ
ールの問題の1つはストリップの上面に比べ下面の脱ス
ケールが十分に行われないことがあることである。その
原因は図1に示すように、電解によって発生した水素ガ
スなどが気泡としてストリップ下面にトラップされて電
解反応を阻害するためと考えられている。
り、ステンレス鋼ストリップ16は、焼鈍後、直ちに溶融
塩 (主成分NaOH、NaNO3)に浸漬してから、図示のよう
な、例えば50℃、15%HNO3溶液の電解浴の酸洗液10内を
走行しながら、それぞれ陽極12、陰極14の電極対による
間接通電交番電解を受け、脱スケール処理が行われる。
このときストリップ16の表面が溶解するが、同時にH2等
のガスが発生する。このように今日行われている脱スケ
ールの問題の1つはストリップの上面に比べ下面の脱ス
ケールが十分に行われないことがあることである。その
原因は図1に示すように、電解によって発生した水素ガ
スなどが気泡としてストリップ下面にトラップされて電
解反応を阻害するためと考えられている。
【0004】このための対策としては、例えば特開昭55
−122900号公報にはストリップの下面側に空気の気泡を
強制的に供給するステンレス鋼ストリップの電解酸洗に
おける気泡除去の方法と装置が提案されている。しかし
この方法はストリップの中央部が下面から見て凹の場合
にはかえって供給した空気がトラップされるという問題
がある。
−122900号公報にはストリップの下面側に空気の気泡を
強制的に供給するステンレス鋼ストリップの電解酸洗に
おける気泡除去の方法と装置が提案されている。しかし
この方法はストリップの中央部が下面から見て凹の場合
にはかえって供給した空気がトラップされるという問題
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電解
酸洗などの鋼ストリップの清浄化に際して発生した気泡
を効率的にストリップ下面より脱離除去してストリップ
の清浄化を均一に行うための装置を提供することであ
る。
酸洗などの鋼ストリップの清浄化に際して発生した気泡
を効率的にストリップ下面より脱離除去してストリップ
の清浄化を均一に行うための装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らが種
々検討を重ねた結果、ストリップの下面においてストリ
ップの幅方向に延在し、ストリップ下面に対向した側が
開いた開口部を備えた、横断面が円形の洗浄樋を設け、
該洗浄樋の上記開口部をノズル口として走行するストリ
ップと向流関係で流体を吹き付けるとともに、流体の流
れをストリップの幅方向において中心から両端部に向か
うようにすることにより、ストリップ下面にトラップさ
れるガスが効果的に除去されることを知り、本発明を完
成した。
々検討を重ねた結果、ストリップの下面においてストリ
ップの幅方向に延在し、ストリップ下面に対向した側が
開いた開口部を備えた、横断面が円形の洗浄樋を設け、
該洗浄樋の上記開口部をノズル口として走行するストリ
ップと向流関係で流体を吹き付けるとともに、流体の流
れをストリップの幅方向において中心から両端部に向か
うようにすることにより、ストリップ下面にトラップさ
れるガスが効果的に除去されることを知り、本発明を完
成した。
【0007】ここに、本発明の要旨とするところは、ス
トリップ下面に近接しかつストリップ幅方向に延在して
配置され、ストリップとの対向面にストリップの幅方向
に伸びた開口部を備えた円形横断面の洗浄樋と、該洗浄
樋の長手方向中央の位置において該洗浄樋の底近傍から
洗浄樋内部に開いた処理液供給管とから成り、前記開口
部が該処理液の噴出用のノズル口を構成し、好ましくは
さらに下記条件を満足する構成としたことを特徴とする
ストリップの洗浄装置である。 25度<洗浄樋の開口角度k<180 度、 洗浄樋内径H>2×処理液供給管内径D
トリップ下面に近接しかつストリップ幅方向に延在して
配置され、ストリップとの対向面にストリップの幅方向
に伸びた開口部を備えた円形横断面の洗浄樋と、該洗浄
樋の長手方向中央の位置において該洗浄樋の底近傍から
洗浄樋内部に開いた処理液供給管とから成り、前記開口
部が該処理液の噴出用のノズル口を構成し、好ましくは
さらに下記条件を満足する構成としたことを特徴とする
ストリップの洗浄装置である。 25度<洗浄樋の開口角度k<180 度、 洗浄樋内径H>2×処理液供給管内径D
【0008】
【作用】次に、本発明の作用について添付図面を参照し
ながら、詳細に説明する。図2は本発明にかかる洗浄装
置とストリップの位置関係を示す平面図であり、図3
は、図2のA−A断面図である。図4は本発明にかかる
ストリップ洗浄装置をステンレス鋼ストリップの電解酸
洗ラインに設置した例の説明図である。
ながら、詳細に説明する。図2は本発明にかかる洗浄装
置とストリップの位置関係を示す平面図であり、図3
は、図2のA−A断面図である。図4は本発明にかかる
ストリップ洗浄装置をステンレス鋼ストリップの電解酸
洗ラインに設置した例の説明図である。
【0009】図示例において本発明にかかる洗浄装置は
洗浄樋44と処理液供給管42とから構成され、その洗浄樋
44はストリップ16の下面に近接させて、ストリップの走
行方向に対してほぼ直角に配置し、その長さはストリッ
プの幅Lより少々大きくしておくのがよい。
洗浄樋44と処理液供給管42とから構成され、その洗浄樋
44はストリップ16の下面に近接させて、ストリップの走
行方向に対してほぼ直角に配置し、その長さはストリッ
プの幅Lより少々大きくしておくのがよい。
【0010】洗浄樋44の流体力学的な役割は、同じく図
示例では円形断面の処理液供給管42からの処理液をノズ
ル口を兼ねる開口部43から噴出させる噴流をストリップ
の幅まで扇状に広げ、渦流同志の衝突し合う湾曲した1
対の螺旋流の前線を作ることである。図中、処理液の流
れは矢印をもって示す。
示例では円形断面の処理液供給管42からの処理液をノズ
ル口を兼ねる開口部43から噴出させる噴流をストリップ
の幅まで扇状に広げ、渦流同志の衝突し合う湾曲した1
対の螺旋流の前線を作ることである。図中、処理液の流
れは矢印をもって示す。
【0011】処理液供給管42の洗浄樋への取り付け位置
は、洗浄樋44の長手方向の中央で、洗浄樋底近傍におい
て、好ましくは樋断面の接線方向にその吐出口が開くよ
うに設ける。これにより図3からも分かるように、処理
液は洗浄樋内部を内壁に沿って流れ、ノズル口を兼ねる
開口部43から接線方向に噴出される。図示例では処理液
供給管42はストリップとほぼ平行に水平に設けられてお
り、洗浄樋の底部においてその吐出口が洗浄樋内壁に沿
ってその接線方向に開いている。
は、洗浄樋44の長手方向の中央で、洗浄樋底近傍におい
て、好ましくは樋断面の接線方向にその吐出口が開くよ
うに設ける。これにより図3からも分かるように、処理
液は洗浄樋内部を内壁に沿って流れ、ノズル口を兼ねる
開口部43から接線方向に噴出される。図示例では処理液
供給管42はストリップとほぼ平行に水平に設けられてお
り、洗浄樋の底部においてその吐出口が洗浄樋内壁に沿
ってその接線方向に開いている。
【0012】このとき開口部43からの処理液の噴出方向
は、ストリップ16の走行方向に対して向流方向となるよ
うにされるが、そのためには処理液供給管42を洗浄樋44
に対して上流側から取り付ける。
は、ストリップ16の走行方向に対して向流方向となるよ
うにされるが、そのためには処理液供給管42を洗浄樋44
に対して上流側から取り付ける。
【0013】洗浄樋44はストリップ16に向かって角度k
で開口する。そして開口部43は走行するストリップを迎
える側Mではその端面形状がストリップと平行に、送る
側Nではそれをストリップと直角となるように成形する
のが好ましい。
で開口する。そして開口部43は走行するストリップを迎
える側Mではその端面形状がストリップと平行に、送る
側Nではそれをストリップと直角となるように成形する
のが好ましい。
【0014】こうすることにより供給管42から洗浄樋内
に吹き込まれた処理液46は、断面図でみれば、図3に示
すように洗浄樋44の内壁に沿いつつ、反転し (矢印48参
照)、ストリップ16の下面に吹き付けられ( 矢印50参照)
、その先端は走行するストリップ16に同伴する流れ58
と領域Bにおいて衝突し、2つの渦56、64を生ずる。
に吹き込まれた処理液46は、断面図でみれば、図3に示
すように洗浄樋44の内壁に沿いつつ、反転し (矢印48参
照)、ストリップ16の下面に吹き付けられ( 矢印50参照)
、その先端は走行するストリップ16に同伴する流れ58
と領域Bにおいて衝突し、2つの渦56、64を生ずる。
【0015】これを平面で見れば、図2に示すように処
理液46は洗浄樋44の内曲面に沿って反転する過程で扇形
に広がり( 矢印48, 50参照) 、その先端52はストリップ
の同伴流60と衝突して1対の渦流56, 64を生じ、領域F
BEにおいて湾曲した前線を形づくる。そしてそのよう
な渦流は湾曲した前線に沿ってストリップ中央側からス
トリップ縁部に向かって流れていく。従って渦流56、64
は渦巻きながらストリップ縁部に流下する1対の螺旋流
になっている。
理液46は洗浄樋44の内曲面に沿って反転する過程で扇形
に広がり( 矢印48, 50参照) 、その先端52はストリップ
の同伴流60と衝突して1対の渦流56, 64を生じ、領域F
BEにおいて湾曲した前線を形づくる。そしてそのよう
な渦流は湾曲した前線に沿ってストリップ中央側からス
トリップ縁部に向かって流れていく。従って渦流56、64
は渦巻きながらストリップ縁部に流下する1対の螺旋流
になっている。
【0016】走行するストリップ下面に付着した気泡は
この領域FBEに至ると強烈な渦流により攪乱洗浄され
て鋼板から離脱し、図2の線A−Aより上半分ではスト
リップ下面を湾曲し螺旋流によって領域BFに沿ってス
トリップの縁外まで運ばれる。図2の線A−Aより下半
分では同じくストリップ下面の領域BEに沿って気泡は
ストリップの縁外まで運ばれる。
この領域FBEに至ると強烈な渦流により攪乱洗浄され
て鋼板から離脱し、図2の線A−Aより上半分ではスト
リップ下面を湾曲し螺旋流によって領域BFに沿ってス
トリップの縁外まで運ばれる。図2の線A−Aより下半
分では同じくストリップ下面の領域BEに沿って気泡は
ストリップの縁外まで運ばれる。
【0017】このようにしてストリップの縁外に出た気
泡はその後処理槽液面まで浮上して処理液外に分離さ
れ、排気装置により処理される。このような作用を発揮
する本発明装置においては処理液噴流を運動エネルギー
の損失を極力抑えて反転しつつストリップ幅まで十分に
扇状に広げることが実用上は重要なポイントであり、そ
のための洗浄樋の寸法要件については流体模型試験を行
って最適な範囲を求めた。
泡はその後処理槽液面まで浮上して処理液外に分離さ
れ、排気装置により処理される。このような作用を発揮
する本発明装置においては処理液噴流を運動エネルギー
の損失を極力抑えて反転しつつストリップ幅まで十分に
扇状に広げることが実用上は重要なポイントであり、そ
のための洗浄樋の寸法要件については流体模型試験を行
って最適な範囲を求めた。
【0018】すなわち、洗浄樋の上面に形成される開口
部の開口角度kは噴流の反転と洗浄樋からのスムースな
流出に影響を及ぼす。k>180 度では噴流の反転が不十
分で鋼帯に衝突したとき走行方向に分かれる割合が多く
なる。またk<25度では開口が狭く洗浄樋からの噴流の
流出が阻害される。好ましくはこの開口角度は30〜90度
である。
部の開口角度kは噴流の反転と洗浄樋からのスムースな
流出に影響を及ぼす。k>180 度では噴流の反転が不十
分で鋼帯に衝突したとき走行方向に分かれる割合が多く
なる。またk<25度では開口が狭く洗浄樋からの噴流の
流出が阻害される。好ましくはこの開口角度は30〜90度
である。
【0019】洗浄樋の内径Hは噴流の扇状の広がりの状
況に影響する。HがDに比べ小さいと噴流は洗浄樋に衝
突する状態になり、平面図でみた場合、流れは洗浄樋の
長手方向に上下2方向に分かれ、ストリップを洗浄する
成分は弱くなる。洗浄樋内径H>2×処理液供給管内径
Dが必要である。
況に影響する。HがDに比べ小さいと噴流は洗浄樋に衝
突する状態になり、平面図でみた場合、流れは洗浄樋の
長手方向に上下2方向に分かれ、ストリップを洗浄する
成分は弱くなる。洗浄樋内径H>2×処理液供給管内径
Dが必要である。
【0020】処理液噴出流量をしだいに減少させていく
と、反転扇形流とストリップの同伴流とが衝突する前線
の領域FBEはしだいに洗浄樋側に後退し、しまいに洗
浄樋の位置を越えてしまう。そうすると気泡除去ができ
なくなる。前線が湾曲しているためストリップの縁部か
ら先にこの現象が起こる。このようにストリップ全幅最
適な気泡除去条件を得るための処理液噴出流量はライン
速度に応じた限界値があり、これはあらかじめ流体試験
により求めておく。
と、反転扇形流とストリップの同伴流とが衝突する前線
の領域FBEはしだいに洗浄樋側に後退し、しまいに洗
浄樋の位置を越えてしまう。そうすると気泡除去ができ
なくなる。前線が湾曲しているためストリップの縁部か
ら先にこの現象が起こる。このようにストリップ全幅最
適な気泡除去条件を得るための処理液噴出流量はライン
速度に応じた限界値があり、これはあらかじめ流体試験
により求めておく。
【0021】
(実施例1)本例では、ステンレス鋼ストリップの電解
酸洗におけるストリップ下面に付着した気泡の除去洗浄
を図2および3の装置を使って行った。
酸洗におけるストリップ下面に付着した気泡の除去洗浄
を図2および3の装置を使って行った。
【0022】本発明にかかる洗浄装置の配置は図4に示
すように、陽極12、陰極14の両電極対の間において洗浄
樋44がストリップ16の幅方向に延在するようにし、処理
液供給管42はその上流側に取り付け、供給液が洗浄樋の
内壁に沿って吐出されるようにした。
すように、陽極12、陰極14の両電極対の間において洗浄
樋44がストリップ16の幅方向に延在するようにし、処理
液供給管42はその上流側に取り付け、供給液が洗浄樋の
内壁に沿って吐出されるようにした。
【0023】本例では、上記態様において下記の寸法の
本発明にかかる洗浄装置を用いてストリップ下面に付着
した気泡を洗浄除去するために必要な処理液噴出流量と
ライン速度の関係を求めた。
本発明にかかる洗浄装置を用いてストリップ下面に付着
した気泡を洗浄除去するために必要な処理液噴出流量と
ライン速度の関係を求めた。
【0024】気泡除去の可否を判定するために処理槽の
側面を一部ガラス窓とし目視観察を行った。ストリップ
幅中央部は流れが強く当たるため気泡も除去されやすい
が、ストリップの縁辺は流れが弱まるため中央部に比べ
除去されにくい傾向がある。ここではストリップの端か
ら端まで全幅で完全に気泡が除去される条件における流
量とライン速度の関係を求めた。結果を図5にグラフで
示す。
側面を一部ガラス窓とし目視観察を行った。ストリップ
幅中央部は流れが強く当たるため気泡も除去されやすい
が、ストリップの縁辺は流れが弱まるため中央部に比べ
除去されにくい傾向がある。ここではストリップの端か
ら端まで全幅で完全に気泡が除去される条件における流
量とライン速度の関係を求めた。結果を図5にグラフで
示す。
【0025】 (実施例2)本例では、実施例1でその気泡除去効果を
確認した構造を備えた本発明にかかる洗浄装置を実際の
電解酸洗ラインに適用して電解洗浄試験を行った。
確認した構造を備えた本発明にかかる洗浄装置を実際の
電解酸洗ラインに適用して電解洗浄試験を行った。
【0026】すなわち、フェライト系ステンレス鋼であ
るJIS SUS430鋼の冷間圧延後のストリップ (板厚0.5 m
m、板幅300 mm) を830 ℃で焼鈍後、直ちに溶融塩 (主
成分NaOH、NaNO3)に浸漬し、引き続いて図4に示すよう
な電解酸洗装置により、50℃、15%HNO3中で間接通電交
番電解酸洗を行った。
るJIS SUS430鋼の冷間圧延後のストリップ (板厚0.5 m
m、板幅300 mm) を830 ℃で焼鈍後、直ちに溶融塩 (主
成分NaOH、NaNO3)に浸漬し、引き続いて図4に示すよう
な電解酸洗装置により、50℃、15%HNO3中で間接通電交
番電解酸洗を行った。
【0027】その際に、図4に示すように、ストリップ
下面側に図2、3に示す本発明にかかる洗浄装置を配置
することにより発生したH2、O2、NO2 をストリップ下面
から離脱、除去する試験を行った。
下面側に図2、3に示す本発明にかかる洗浄装置を配置
することにより発生したH2、O2、NO2 をストリップ下面
から離脱、除去する試験を行った。
【0028】ライン速度および処理液噴出流量は図5の
結果をもとに、 ライン速度 50 m/min 処理液噴出流量 Q=2.0 ×2 (m3/h) とした。
結果をもとに、 ライン速度 50 m/min 処理液噴出流量 Q=2.0 ×2 (m3/h) とした。
【0029】次に、HNO3中での電解酸洗後に水洗、乾燥
したストリップより試験片を切り出し、スポットテスト
により、酸洗時のストリップ下面の表面のCr濃度を調べ
た。ここに、スポットテストは、次のような要領で行う
試験である。
したストリップより試験片を切り出し、スポットテスト
により、酸洗時のストリップ下面の表面のCr濃度を調べ
た。ここに、スポットテストは、次のような要領で行う
試験である。
【0030】腐食性試験溶液(FeCl3・6H2O 10g, NaCl 5
g,36%HCl 2.5ml, H2O 200 ml) を1滴試験面に滴下して
5分間保持した後水洗し、生じた腐食斑点濃さを標準試
料 (Cr含有率12, 13, 14, 15および16%) と見比べなが
らCr濃度を判定した。Cr濃度の変動が少ないほど酸洗が
均一に行われた、つまり気泡の除去が効果的に行われた
ことを意味する。
g,36%HCl 2.5ml, H2O 200 ml) を1滴試験面に滴下して
5分間保持した後水洗し、生じた腐食斑点濃さを標準試
料 (Cr含有率12, 13, 14, 15および16%) と見比べなが
らCr濃度を判定した。Cr濃度の変動が少ないほど酸洗が
均一に行われた、つまり気泡の除去が効果的に行われた
ことを意味する。
【0031】なお、上述の試験はストリップの板幅方向
に3点、ライン方向に3点の合計9点で実施した。本発
明例および気泡除去を全く行わない従来例の各場合の試
験結果を比較し、表1に示す。
に3点、ライン方向に3点の合計9点で実施した。本発
明例および気泡除去を全く行わない従来例の各場合の試
験結果を比較し、表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】洗浄樋やスリットノズルなどの気泡離脱
を全く行わない場合は、脱スケールが不十分なため、ス
ポットテストにより、表面のCr濃度の低い部分が多く認
められるが、本発明による洗浄装置を用いたものはCr濃
度の低い部分は少なくなり、満足すべき効果が得られる
ことが分かり、これまで何かと問題の多かった酸洗がよ
り均一にできることから、本発明の実際上の意義は大き
い。
を全く行わない場合は、脱スケールが不十分なため、ス
ポットテストにより、表面のCr濃度の低い部分が多く認
められるが、本発明による洗浄装置を用いたものはCr濃
度の低い部分は少なくなり、満足すべき効果が得られる
ことが分かり、これまで何かと問題の多かった酸洗がよ
り均一にできることから、本発明の実際上の意義は大き
い。
【図1】従来の電解酸洗ラインで電解により生成した気
泡の成長の様子を示す説明図である。
泡の成長の様子を示す説明図である。
【図2】本発明にかかる洗浄装置とストリップの位置関
係を示す平面図である。
係を示す平面図である。
【図3】本発明にかかる洗浄装置を示す図2のA−A断
面図である。
面図である。
【図4】本発明にかかる洗浄装置を設置する電解酸洗ラ
インの説明図である。
インの説明図である。
【図5】本発明の、鋼帯下面から完全に気泡を除去する
条件における液噴出流量とライン速度の関係を示す図で
ある。
条件における液噴出流量とライン速度の関係を示す図で
ある。
10:酸洗液 12:陽極 14:陰極 16:ス
トリップ 22:気泡 42:洗浄液噴出ノズル 44:洗
浄樋
トリップ 22:気泡 42:洗浄液噴出ノズル 44:洗
浄樋
Claims (2)
- 【請求項1】 ストリップ下面に近接しかつストリップ
幅方向に延在して配置され、ストリップとの対向面にス
トリップの幅方向に伸びた開口部を備えた円形横断面の
洗浄樋と、該洗浄樋の長手方向中央の位置において該洗
浄樋の底近傍から洗浄樋内部に開いた処理液供給管とか
ら成り、前記開口部が該処理液の噴出用のノズル口を構
成することを特徴とするストリップの洗浄装置。 - 【請求項2】 さらに下記条件を満足する構成とした請
求項1記載のストリップ洗浄装置。 25度<洗浄樋の開口角度k<180 度、 洗浄樋内径H>2×処理液供給管内径D
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21364795A JPH0959800A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | ストリップの洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21364795A JPH0959800A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | ストリップの洗浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0959800A true JPH0959800A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16642627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21364795A Withdrawn JPH0959800A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | ストリップの洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0959800A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI460781B (ja) * | 2012-03-08 | 2014-11-11 |
-
1995
- 1995-08-22 JP JP21364795A patent/JPH0959800A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI460781B (ja) * | 2012-03-08 | 2014-11-11 |
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