JPH0959829A - 繊維集合体の加撚方法及び加撚装置並びに紡績糸の製造方法 - Google Patents
繊維集合体の加撚方法及び加撚装置並びに紡績糸の製造方法Info
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- JPH0959829A JPH0959829A JP22591595A JP22591595A JPH0959829A JP H0959829 A JPH0959829 A JP H0959829A JP 22591595 A JP22591595 A JP 22591595A JP 22591595 A JP22591595 A JP 22591595A JP H0959829 A JPH0959829 A JP H0959829A
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】繊維集合体Sを走行させ、該繊維集合体を
互いに交差して走行する一対の走行体t10、t10’
の間に通し、該一対の走行体で繊維集合体に撚りと送り
を与えるとともに、該一対の走行体の繊維集合体送り方
向の成分の速度がニップ点における繊維集合体走行速度
と実質的に一致するよう繊維集合体を挟むようにした繊
維集合体の加撚方法に関するものである。 【効果】加撚、解撚作業を効果的に行うことができるの
で、糸条の製造速度を上げることができるとともに、安
定した加撚が可能となる。
互いに交差して走行する一対の走行体t10、t10’
の間に通し、該一対の走行体で繊維集合体に撚りと送り
を与えるとともに、該一対の走行体の繊維集合体送り方
向の成分の速度がニップ点における繊維集合体走行速度
と実質的に一致するよう繊維集合体を挟むようにした繊
維集合体の加撚方法に関するものである。 【効果】加撚、解撚作業を効果的に行うことができるの
で、糸条の製造速度を上げることができるとともに、安
定した加撚が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、短繊維の集合から
なるスライバーやフィラメント束等の繊維集合体に加撚
を施すための繊維集合体の加撚方法及び加撚装置並びに
加撚を施して紡績糸を製造する紡績糸の製造方法に関す
るものである。
なるスライバーやフィラメント束等の繊維集合体に加撚
を施すための繊維集合体の加撚方法及び加撚装置並びに
加撚を施して紡績糸を製造する紡績糸の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、互いに空気流の旋回方向が逆であ
る第1空気ノズルと、第1空気ノズルの下流側に位置す
る第2空気ノズルを用いて、繊維集合体に、第1空気ノ
ズルの加撚方向とは逆の撚りを、第2空気ノズルにより
加えるとともに、第2空気ノズル以降における解撚作用
により、ほぼ無撚りとなる芯繊維の周囲に繊維が巻き付
いた、一種の結束紡績糸を製造するようにした繊維集合
体の加撚方法及び加撚装置が知られている。
る第1空気ノズルと、第1空気ノズルの下流側に位置す
る第2空気ノズルを用いて、繊維集合体に、第1空気ノ
ズルの加撚方向とは逆の撚りを、第2空気ノズルにより
加えるとともに、第2空気ノズル以降における解撚作用
により、ほぼ無撚りとなる芯繊維の周囲に繊維が巻き付
いた、一種の結束紡績糸を製造するようにした繊維集合
体の加撚方法及び加撚装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の繊維集
合体の加撚方法及び加撚装置の一例としての概略説明図
である図4及び本発明の加撚方法により製造された糸条
と従来の加撚方法により製造された糸条の正面図である
図5を用いて、本発明が解決しようとする課題について
説明する。
合体の加撚方法及び加撚装置の一例としての概略説明図
である図4及び本発明の加撚方法により製造された糸条
と従来の加撚方法により製造された糸条の正面図である
図5を用いて、本発明が解決しようとする課題について
説明する。
【0004】図4(a)において、1は、紡績機のドラ
フト装置のフロントローラーや繊維加工機械のフィード
ローラー等の一対の挟持ローラーからなる繊維供給ロー
ラーであり、2は、繊維供給ローラー1の下流側(繊維
供給ローラー1から遠ざかる方向、即ち、左側方向を、
「下流側」と称する。)に配置された、旋回空気流を発
生させるための空気噴射ノズルを有する第1空気ノズル
であり、また、3は、第1空気ノズル2の下流側に配置
された、第1空気ノズル2とは逆の旋回空気流を発生せ
るための空気噴射ノズルを有する第2空気ノズルであ
り、4は、製造された糸条Yを挟持しながら、図示され
ていない巻取りパッケージ方向に送り出すための一対の
ローラーからなるニップローラーである。
フト装置のフロントローラーや繊維加工機械のフィード
ローラー等の一対の挟持ローラーからなる繊維供給ロー
ラーであり、2は、繊維供給ローラー1の下流側(繊維
供給ローラー1から遠ざかる方向、即ち、左側方向を、
「下流側」と称する。)に配置された、旋回空気流を発
生させるための空気噴射ノズルを有する第1空気ノズル
であり、また、3は、第1空気ノズル2の下流側に配置
された、第1空気ノズル2とは逆の旋回空気流を発生せ
るための空気噴射ノズルを有する第2空気ノズルであ
り、4は、製造された糸条Yを挟持しながら、図示され
ていない巻取りパッケージ方向に送り出すための一対の
ローラーからなるニップローラーである。
【0005】最初に、繊維供給ローラー1から出た繊維
集合体Sは、第1空気ノズル2を経て第2空気ノズル3
に導入され、その後、第2空気ノズル3の旋回空気流に
よる加撚作業により、繊維供給ローラー1のニップ点1
aまで撚りが到達し、大部分の繊維(以下、「芯繊維〕
と称する。)に撚りが付与され集束される。一方、第2
空気ノズル3により、撚りが付与されずに集束把持され
なかった残りの繊維(以下、「巻き付き繊維」と称す
る。)は、第1空気ノズル2の第2空気ノズル3と逆の
旋回空気流によって、第2空気ノズル3により加撚され
た芯繊維の周囲に、芯繊維の加撚方向とは逆方向に巻き
付くことになる。
集合体Sは、第1空気ノズル2を経て第2空気ノズル3
に導入され、その後、第2空気ノズル3の旋回空気流に
よる加撚作業により、繊維供給ローラー1のニップ点1
aまで撚りが到達し、大部分の繊維(以下、「芯繊維〕
と称する。)に撚りが付与され集束される。一方、第2
空気ノズル3により、撚りが付与されずに集束把持され
なかった残りの繊維(以下、「巻き付き繊維」と称す
る。)は、第1空気ノズル2の第2空気ノズル3と逆の
旋回空気流によって、第2空気ノズル3により加撚され
た芯繊維の周囲に、芯繊維の加撚方向とは逆方向に巻き
付くことになる。
【0006】そして、第2空気ノズル3により芯繊維に
付与された撚りは、第2空気ノズル3の加撚領域を通過
した時点で解撚が始まることになるが、この芯繊維の解
撚により、芯繊維の周囲に、芯繊維の加撚方向とは逆方
向に巻き付いている巻き付き繊維が、巻き付き繊維の撚
り方向と同じ方向の解撚により、より強く芯繊維の周囲
に巻き付いて、解撚されてほぼ無撚りになった芯繊維の
周囲に、巻き付き繊維が巻き付いた、一種の結束紡績糸
が製造されることになる。
付与された撚りは、第2空気ノズル3の加撚領域を通過
した時点で解撚が始まることになるが、この芯繊維の解
撚により、芯繊維の周囲に、芯繊維の加撚方向とは逆方
向に巻き付いている巻き付き繊維が、巻き付き繊維の撚
り方向と同じ方向の解撚により、より強く芯繊維の周囲
に巻き付いて、解撚されてほぼ無撚りになった芯繊維の
周囲に、巻き付き繊維が巻き付いた、一種の結束紡績糸
が製造されることになる。
【0007】上述したように、繊維集合体Sは、第2空
気ノズル3により、加撚されることになるが、繊維集合
体Sの加撚は、旋回空気流により行われているために、
2つのローラー等の挟持による機械的な加撚に比べて、
効率が悪く、従って、旋回空気流の旋回回転数が、その
まま、繊維集合体Sの加撚にはならず、効率的な加撚、
解撚作業を行うことができない。従って、繊維供給ロー
ラー1とニップローラー4間の繊維集合体Sの芯繊維の
単位長さ当たりの撚り数を示す図4(b)に示されてい
るように、第2空気ノズル3による繊維集合体Sの解撚
作業は、第2空気ノズル3からニップローラー4まで続
き、ニップローラー4に達した時点で、ほぼ零となる。
気ノズル3により、加撚されることになるが、繊維集合
体Sの加撚は、旋回空気流により行われているために、
2つのローラー等の挟持による機械的な加撚に比べて、
効率が悪く、従って、旋回空気流の旋回回転数が、その
まま、繊維集合体Sの加撚にはならず、効率的な加撚、
解撚作業を行うことができない。従って、繊維供給ロー
ラー1とニップローラー4間の繊維集合体Sの芯繊維の
単位長さ当たりの撚り数を示す図4(b)に示されてい
るように、第2空気ノズル3による繊維集合体Sの解撚
作業は、第2空気ノズル3からニップローラー4まで続
き、ニップローラー4に達した時点で、ほぼ零となる。
【0008】図4(b)に示されているように、第2空
気ノズル3により繊維集合体Sの芯繊維に付与される単
位長さ当たりの撚り数は、第2空気ノズル3の加撚領域
で一番大きく、第2空気ノズル3から繊維供給ローラー
1に向かうにしたがって減少し、また、第2空気ノズル
3からニップローラー4に向かうにしたがって減少する
とともに、ニップローラー4において、ほぼ零となる。
気ノズル3により繊維集合体Sの芯繊維に付与される単
位長さ当たりの撚り数は、第2空気ノズル3の加撚領域
で一番大きく、第2空気ノズル3から繊維供給ローラー
1に向かうにしたがって減少し、また、第2空気ノズル
3からニップローラー4に向かうにしたがって減少する
とともに、ニップローラー4において、ほぼ零となる。
【0009】上述したように、従来の繊維集合体の加撚
方法及び加撚装置においては、繊維集合体Sの加撚、解
撚が、第2空気ノズル3の旋回空気流により行われてい
るために、加撚、解撚効率が悪いため、糸条Yの製造速
度を上げることができず、また、巻き付き繊維の芯繊維
への巻き付きが解撚領域のバルーンしている途中で行わ
れるため、遠心力により、繊維端が芯繊維から飛び出し
て毛羽となり、毛羽の多い糸条Yが製造されるという問
題がある。また、繊維集合体Sの解撚作業が、第2空気
ノズル3からニップローラー4までの間で、徐々に行わ
れ、フロントローラーとニップローラーとの間の張力の
大小によって、芯繊維が弛んだ状態で巻き付き繊維が芯
繊維に巻き付くので、糸条Yの断面が全て丸くならず、
一部分が偏平になる(図5(b)に示すように、チリチ
リ状になる。)という問題がある。
方法及び加撚装置においては、繊維集合体Sの加撚、解
撚が、第2空気ノズル3の旋回空気流により行われてい
るために、加撚、解撚効率が悪いため、糸条Yの製造速
度を上げることができず、また、巻き付き繊維の芯繊維
への巻き付きが解撚領域のバルーンしている途中で行わ
れるため、遠心力により、繊維端が芯繊維から飛び出し
て毛羽となり、毛羽の多い糸条Yが製造されるという問
題がある。また、繊維集合体Sの解撚作業が、第2空気
ノズル3からニップローラー4までの間で、徐々に行わ
れ、フロントローラーとニップローラーとの間の張力の
大小によって、芯繊維が弛んだ状態で巻き付き繊維が芯
繊維に巻き付くので、糸条Yの断面が全て丸くならず、
一部分が偏平になる(図5(b)に示すように、チリチ
リ状になる。)という問題がある。
【0010】本発明の目的は、上述した従来の繊維集合
体の加撚方法及び加撚装置が有する課題を解決するとと
もに、撚り変動の少ない繊維集合体の加撚方法及び加撚
装置を提供することにある。
体の加撚方法及び加撚装置が有する課題を解決するとと
もに、撚り変動の少ない繊維集合体の加撚方法及び加撚
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、第1には、繊維集合体を走行させ、
該繊維集合体を互いに交差して走行する一対の走行体の
間に通し、該一対の走行体で繊維集合体に撚りと送りを
与えるとともに、該一対の走行体の繊維集合体送り方向
の成分の速度がニップ点における繊維集合体走行速度と
実質的に一致するよう繊維集合体を挟むようにしたもの
であり、第2には、ドラフト装置のフロントローラーを
通過した繊維集合体を、該繊維集合体を挟んで撚りを付
与する加撚装置に導入し、該加撚装置で発生した撚りを
前記フロントローラーまで伝播させるとともに、前記撚
りは加撚装置における糸との接触範囲内で解消されるよ
うにしたものであり、第3には、互いに交差して走行す
る一対の走行体を備え、該一対の走行体の少なくとも繊
維集合体との接触部分が弾性部材で形成されているとと
もに、前記一対の走行体が互いに所定の圧で押し付けら
れて繊維集合体との接触部分が弾性変形され、且つ、少
なくとも一方の走行体の繊維集合体との接触部分が凸状
曲面に形成されているものである。
を達成するために、第1には、繊維集合体を走行させ、
該繊維集合体を互いに交差して走行する一対の走行体の
間に通し、該一対の走行体で繊維集合体に撚りと送りを
与えるとともに、該一対の走行体の繊維集合体送り方向
の成分の速度がニップ点における繊維集合体走行速度と
実質的に一致するよう繊維集合体を挟むようにしたもの
であり、第2には、ドラフト装置のフロントローラーを
通過した繊維集合体を、該繊維集合体を挟んで撚りを付
与する加撚装置に導入し、該加撚装置で発生した撚りを
前記フロントローラーまで伝播させるとともに、前記撚
りは加撚装置における糸との接触範囲内で解消されるよ
うにしたものであり、第3には、互いに交差して走行す
る一対の走行体を備え、該一対の走行体の少なくとも繊
維集合体との接触部分が弾性部材で形成されているとと
もに、前記一対の走行体が互いに所定の圧で押し付けら
れて繊維集合体との接触部分が弾性変形され、且つ、少
なくとも一方の走行体の繊維集合体との接触部分が凸状
曲面に形成されているものである。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の繊維集合体の加撚装置の斜
視図である図1、本発明の繊維集合体の加撚装置を構成
する加撚ユニットの軸線に沿った垂直断面図である図2
及び本発明の繊維集合体の加撚方法及び加撚装置の概略
説明図である図3を用いて、本発明の繊維集合体の加撚
方法及び加撚装置について説明するが、本発明の趣旨を
越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではな
い。
視図である図1、本発明の繊維集合体の加撚装置を構成
する加撚ユニットの軸線に沿った垂直断面図である図2
及び本発明の繊維集合体の加撚方法及び加撚装置の概略
説明図である図3を用いて、本発明の繊維集合体の加撚
方法及び加撚装置について説明するが、本発明の趣旨を
越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではな
い。
【0013】5は、図4に示されている繊維供給ローラ
ー1と同様の繊維供給ローラーであり、具体的には、ス
テープルファイバーからなるスライバー等の繊維集合体
Sをドラフトするドラフト装置のフロントローラーであ
る。6は、上述した繊維供給ローラー5の下流側に配置
された、旋回及び吸引空気流を発生せるための空気噴射
ノズルを有する第1空気ノズル2と同様の空気ノズルで
ある。Tは、後述する、互いに交叉するように配置され
た回転軸を有する一対の加撚ユニットからなる加撚部材
であり、空気ノズル6の下流側に配設されている。7
は、上述したニップローラー4と同様のニップローラ
ー、即ち、糸送り出しローラーである。
ー1と同様の繊維供給ローラーであり、具体的には、ス
テープルファイバーからなるスライバー等の繊維集合体
Sをドラフトするドラフト装置のフロントローラーであ
る。6は、上述した繊維供給ローラー5の下流側に配置
された、旋回及び吸引空気流を発生せるための空気噴射
ノズルを有する第1空気ノズル2と同様の空気ノズルで
ある。Tは、後述する、互いに交叉するように配置され
た回転軸を有する一対の加撚ユニットからなる加撚部材
であり、空気ノズル6の下流側に配設されている。7
は、上述したニップローラー4と同様のニップローラ
ー、即ち、糸送り出しローラーである。
【0014】繊維供給ローラー5から送りだされた繊維
集合体Sは、空気ノズル6により吸引及び集束され、集
束された繊維集合体Sの芯繊維には、加撚部材Tによ
り、繊維供給ローラー5と加撚部材Tとの間において、
空気ノズル6により付与される撚りとは逆方向の撚りが
加えられるとともに、芯繊維の周囲には、巻き付き繊維
が、空気ノズル6により、芯繊維の撚り方向とは逆方向
に巻き付けられる。加撚部材Tにより芯繊維に付与され
た撚りは、加撚部材Tのニップ点を通過した時点で、加
撚部材Tの接触領域を通過するまでに、後述するよう
に、瞬時に解撚され、この芯繊維の解撚により、芯繊維
の周囲に、芯繊維の加撚方向とは逆方向に巻き付いてい
る巻き付き繊維が、巻き付き繊維の撚り方向と同じ方向
の解撚により、瞬時に芯繊維の周囲に巻き付いて、解撚
されてほぼ無撚りになった芯繊維の周囲に、巻き付き繊
維が巻き付いた、一種の結束紡績糸が製造されることに
なる。このようにして製造された糸条Yは、ニップロー
ラー7により引き出された後、図示されていない巻取り
パッケージに巻き取られる。
集合体Sは、空気ノズル6により吸引及び集束され、集
束された繊維集合体Sの芯繊維には、加撚部材Tによ
り、繊維供給ローラー5と加撚部材Tとの間において、
空気ノズル6により付与される撚りとは逆方向の撚りが
加えられるとともに、芯繊維の周囲には、巻き付き繊維
が、空気ノズル6により、芯繊維の撚り方向とは逆方向
に巻き付けられる。加撚部材Tにより芯繊維に付与され
た撚りは、加撚部材Tのニップ点を通過した時点で、加
撚部材Tの接触領域を通過するまでに、後述するよう
に、瞬時に解撚され、この芯繊維の解撚により、芯繊維
の周囲に、芯繊維の加撚方向とは逆方向に巻き付いてい
る巻き付き繊維が、巻き付き繊維の撚り方向と同じ方向
の解撚により、瞬時に芯繊維の周囲に巻き付いて、解撚
されてほぼ無撚りになった芯繊維の周囲に、巻き付き繊
維が巻き付いた、一種の結束紡績糸が製造されることに
なる。このようにして製造された糸条Yは、ニップロー
ラー7により引き出された後、図示されていない巻取り
パッケージに巻き取られる。
【0015】次に、空気ノズル6の下流側に配設された
一対の加撚ユニットT1、T2からなる加撚部材Tにつ
いて説明する。
一対の加撚ユニットT1、T2からなる加撚部材Tにつ
いて説明する。
【0016】t1は、垂直フレームであり、垂直フレー
ムt1の上部には、加撚部材Tの一方の加撚ユニットT
1が配設されている。t2は、垂直フレームt1のほぼ
中間に取着された水平フレームであり、水平フレームt
2の先端部には、加撚部材Tのもう一方の加撚ユニット
T2が配設されている。
ムt1の上部には、加撚部材Tの一方の加撚ユニットT
1が配設されている。t2は、垂直フレームt1のほぼ
中間に取着された水平フレームであり、水平フレームt
2の先端部には、加撚部材Tのもう一方の加撚ユニット
T2が配設されている。
【0017】次に、加撚ユニットT1、T2等について
説明するが、加撚ユニットT1、T2の構成、取着手段
等は同じであるので、垂直フレームt1に配設された加
撚ユニットT1について説明する。なお、加撚ユニット
T2の、加撚ユニットT1に対応する部分には、その符
号にダッシュ(’)が付してある。
説明するが、加撚ユニットT1、T2の構成、取着手段
等は同じであるので、垂直フレームt1に配設された加
撚ユニットT1について説明する。なお、加撚ユニット
T2の、加撚ユニットT1に対応する部分には、その符
号にダッシュ(’)が付してある。
【0018】t3は、軸受けt4を介して、垂直フレー
ムt1に取着されたボスt5に支持されている回転軸で
ある。t6は、所定の間隔をおいて平板状鍔部t7及び
円筒状鍔部t8が配設された保持部材であり、保持部材
t6は、平板状鍔部t7が回転軸t3の先端部側に位置
するように回転軸t3に適当な固着手段により取着され
ており、円筒状鍔部t8内には、所定の間隙をおいて、
ボスt5の一部が配置されている。また、円筒状鍔部t
8の垂直フレームt1側に位置する開口部の円周方向外
側には縁部t9が突設されている。
ムt1に取着されたボスt5に支持されている回転軸で
ある。t6は、所定の間隔をおいて平板状鍔部t7及び
円筒状鍔部t8が配設された保持部材であり、保持部材
t6は、平板状鍔部t7が回転軸t3の先端部側に位置
するように回転軸t3に適当な固着手段により取着され
ており、円筒状鍔部t8内には、所定の間隙をおいて、
ボスt5の一部が配置されている。また、円筒状鍔部t
8の垂直フレームt1側に位置する開口部の円周方向外
側には縁部t9が突設されている。
【0019】t10は、ゴム或いは軟質樹脂等の軟弾性
材で形成された適当な軟らかさと弾性を有する中央部が
膨らんだ樽形の形状を有する、走行体としての空洞ロー
ラーであり、空洞ローラーt10の一方の端部t11
を、保持部材t6の平板状鍔部t7の外周部に挿着し、
また、空洞ローラーt10のもう一方の端部t12を、
保持部材t6の円筒状鍔部t8に挿着することにより、
空洞ローラーt10が保持部材t6に嵌合されるように
構成されている。このようにして保持部材t6に嵌合さ
れた空洞ローラーt10の一方の端部t12は、保持部
材t6の円筒状鍔部t8に突設された縁部t9に当接
し、空洞ローラーt10が縁部t9を越えて垂直フレー
ムt1側に移動しないように構成されている。また、保
持部材t6に嵌合された空洞ローラーt10の一方の端
部t11は、ボルトt13等の適当な固着具により回転
軸t3の端面に取着された、空洞ローラーt10の端部
t11の内径よりやや大きな外径を有するフランジt1
4に当接しており、従って、空洞ローラーt10がフラ
ンジt14を越えて回転軸t3の端部側に移動しないよ
うに構成されている。
材で形成された適当な軟らかさと弾性を有する中央部が
膨らんだ樽形の形状を有する、走行体としての空洞ロー
ラーであり、空洞ローラーt10の一方の端部t11
を、保持部材t6の平板状鍔部t7の外周部に挿着し、
また、空洞ローラーt10のもう一方の端部t12を、
保持部材t6の円筒状鍔部t8に挿着することにより、
空洞ローラーt10が保持部材t6に嵌合されるように
構成されている。このようにして保持部材t6に嵌合さ
れた空洞ローラーt10の一方の端部t12は、保持部
材t6の円筒状鍔部t8に突設された縁部t9に当接
し、空洞ローラーt10が縁部t9を越えて垂直フレー
ムt1側に移動しないように構成されている。また、保
持部材t6に嵌合された空洞ローラーt10の一方の端
部t11は、ボルトt13等の適当な固着具により回転
軸t3の端面に取着された、空洞ローラーt10の端部
t11の内径よりやや大きな外径を有するフランジt1
4に当接しており、従って、空洞ローラーt10がフラ
ンジt14を越えて回転軸t3の端部側に移動しないよ
うに構成されている。
【0020】上述したように、保持部材t6の平板状鍔
部t7及び円筒状鍔部t8に挿着された空洞ローラーt
10は、その端部t11、t12が、それぞれ、回転軸
t3の端面に取着されたフランジt14及び円筒状鍔部
t8に突設された縁部t9に当接するように構成されて
いるので、回転軸t3の軸線方向への移動が阻止され、
ぶれることなく安定した状態で回転することができる。
部t7及び円筒状鍔部t8に挿着された空洞ローラーt
10は、その端部t11、t12が、それぞれ、回転軸
t3の端面に取着されたフランジt14及び円筒状鍔部
t8に突設された縁部t9に当接するように構成されて
いるので、回転軸t3の軸線方向への移動が阻止され、
ぶれることなく安定した状態で回転することができる。
【0021】稼働中に暖まった加撚ユニットT1を停止
させた際に、暖まった空洞ローラーt10内の空気より
外気温が低いと、空洞ローラーt10が冷えた時に、空
洞ローラーt10が収縮したり或いは変形したりするこ
とがある。このような空洞ローラーt10の収縮或いは
変形を防止するために、円筒状鍔部t8に適当数の透孔
t15が穿設されている。透孔t15が空洞ローラーt
10ではなく、円筒状鍔部t8に設けられているため、
透孔t15が、繊維集合体Sに接触することがない。
させた際に、暖まった空洞ローラーt10内の空気より
外気温が低いと、空洞ローラーt10が冷えた時に、空
洞ローラーt10が収縮したり或いは変形したりするこ
とがある。このような空洞ローラーt10の収縮或いは
変形を防止するために、円筒状鍔部t8に適当数の透孔
t15が穿設されている。透孔t15が空洞ローラーt
10ではなく、円筒状鍔部t8に設けられているため、
透孔t15が、繊維集合体Sに接触することがない。
【0022】t16は、走行体としての空洞ローラーt
10が配設された側と反対側の回転軸t3の端部に取着
されたプーリーであり、プーリーt16を、駆動源につ
ながるベルトt17により回転させることにより、回転
軸t3を駆動させて、保持部材t6に挿着された空洞ロ
ーラーt10を回転するように構成されている。
10が配設された側と反対側の回転軸t3の端部に取着
されたプーリーであり、プーリーt16を、駆動源につ
ながるベルトt17により回転させることにより、回転
軸t3を駆動させて、保持部材t6に挿着された空洞ロ
ーラーt10を回転するように構成されている。
【0023】図1に示されているように、上述したよう
な構成を有する加撚ユニットT1、T2の一方の加撚ユ
ニットT1の回転軸t3と、もう一方の加撚ユニットT
2の回転軸t3’とは、交叉するように配置されてお
り、そして、加撚ユニットT1、T2を、空洞ローラー
t10、t10’同士が、ほぼ中央部の大径領域におい
て面接触するように配設し、面接触している空洞ローラ
ーt10、t10’同士の接触領域において繊維集合体
Sを把持し、繊維集合体Sを加撚、解撚するように構成
されている。また、空洞ローラーt10、t10’が、
空洞ローラーt10、t10’同士の接触領域、更に
は、少なくとも繊維集合体Sのニップ領域において凸状
曲面を有するように樽形に構成され、ニップ力が、ニッ
プ領域の中央部分において最も強く、繊維集合体Sに対
する入口及び出口に向かう程、弱くなるようになされて
いる。
な構成を有する加撚ユニットT1、T2の一方の加撚ユ
ニットT1の回転軸t3と、もう一方の加撚ユニットT
2の回転軸t3’とは、交叉するように配置されてお
り、そして、加撚ユニットT1、T2を、空洞ローラー
t10、t10’同士が、ほぼ中央部の大径領域におい
て面接触するように配設し、面接触している空洞ローラ
ーt10、t10’同士の接触領域において繊維集合体
Sを把持し、繊維集合体Sを加撚、解撚するように構成
されている。また、空洞ローラーt10、t10’が、
空洞ローラーt10、t10’同士の接触領域、更に
は、少なくとも繊維集合体Sのニップ領域において凸状
曲面を有するように樽形に構成され、ニップ力が、ニッ
プ領域の中央部分において最も強く、繊維集合体Sに対
する入口及び出口に向かう程、弱くなるようになされて
いる。
【0024】空洞ローラーt10、t10’は、繊維集
合体Sを完全にニップし、繊維集合体Sに仮撚りを付与
している。完全にニップしているため、空洞ローラーt
10、t10’における繊維集合体Sの送り方向の成分
の速度と、繊維集合体Sの空洞ローラーt10、t1
0’のニップ領域における走行速度とが実質的に一致し
ている。このように、繊維集合体Sを、空洞ローラーt
10、t10’同士の接触領域により、完全に把持する
ようにしたので、空洞ローラーt10、t10’の回転
数の撚り成分とほぼ同じ数の撚りを繊維集合体Sに付与
することができるとともに、空洞ローラーt10、t1
0’の回転数の撚り成分とほぼ同じ数の解撚を行うこと
ができるので、加撚部材Tによる加撚、解撚作業を効果
的に行うことができる。従って、繊維集合体Sの供給速
度及び製造された糸条Yの引き取り速度を上げることが
できるので、糸条Yの製造速度を上げることができる。
また、繊維集合体Sを、空洞ローラーt10、t10’
同士の接触領域により把持するようにしたので、繊維集
合体Sの送り出しを確実に行うことができ、従って、繊
維集合体Sを、繊維供給ローラー5と加撚部材Tとの間
で、安定した緊張状態に維持することができるので、安
定した加撚が可能となり、均一な糸条Yを製造すること
ができる。
合体Sを完全にニップし、繊維集合体Sに仮撚りを付与
している。完全にニップしているため、空洞ローラーt
10、t10’における繊維集合体Sの送り方向の成分
の速度と、繊維集合体Sの空洞ローラーt10、t1
0’のニップ領域における走行速度とが実質的に一致し
ている。このように、繊維集合体Sを、空洞ローラーt
10、t10’同士の接触領域により、完全に把持する
ようにしたので、空洞ローラーt10、t10’の回転
数の撚り成分とほぼ同じ数の撚りを繊維集合体Sに付与
することができるとともに、空洞ローラーt10、t1
0’の回転数の撚り成分とほぼ同じ数の解撚を行うこと
ができるので、加撚部材Tによる加撚、解撚作業を効果
的に行うことができる。従って、繊維集合体Sの供給速
度及び製造された糸条Yの引き取り速度を上げることが
できるので、糸条Yの製造速度を上げることができる。
また、繊維集合体Sを、空洞ローラーt10、t10’
同士の接触領域により把持するようにしたので、繊維集
合体Sの送り出しを確実に行うことができ、従って、繊
維集合体Sを、繊維供給ローラー5と加撚部材Tとの間
で、安定した緊張状態に維持することができるので、安
定した加撚が可能となり、均一な糸条Yを製造すること
ができる。
【0025】また、繊維集合体Sを、空洞ローラーt1
0、t10’同士の接触領域により、完全に把持してい
るので、空洞ローラーt10、t10’の回転数の撚り
成分とほぼ同じ数の解撚を、空洞ローラーt10、t1
0’同士の接触領域中央部、即ち、ニップ点を出た直後
に、しかも、瞬時に、行うことができる。従って、繊維
供給ローラー5とニップローラー7間の繊維集合体Sの
芯繊維の単位長さ当たりの撚り数を示す図3(b)に示
されているように、加撚部材Tにより、加撚部材Tと繊
維供給ローラー5との間に位置する繊維集合体Sの芯繊
維に付与された撚りは、空洞ローラーt10、t10’
のニップ点を出た直後に、しかも、接触領域を出るまで
に、瞬時に、解撚されて、ほぼ零となる。
0、t10’同士の接触領域により、完全に把持してい
るので、空洞ローラーt10、t10’の回転数の撚り
成分とほぼ同じ数の解撚を、空洞ローラーt10、t1
0’同士の接触領域中央部、即ち、ニップ点を出た直後
に、しかも、瞬時に、行うことができる。従って、繊維
供給ローラー5とニップローラー7間の繊維集合体Sの
芯繊維の単位長さ当たりの撚り数を示す図3(b)に示
されているように、加撚部材Tにより、加撚部材Tと繊
維供給ローラー5との間に位置する繊維集合体Sの芯繊
維に付与された撚りは、空洞ローラーt10、t10’
のニップ点を出た直後に、しかも、接触領域を出るまで
に、瞬時に、解撚されて、ほぼ零となる。
【0026】上述したように、加撚部材Tと繊維供給ロ
ーラー5との間において繊維集合体Sの芯繊維に付与さ
れた撚りは、空洞ローラーt10、t10’のニップ点
を出た直後に、しかも、接触領域を出るまでに、瞬時
に、解撚されてほぼ零となるので、芯繊維の周囲に、芯
繊維の加撚方向とは逆方向に巻き付いている巻き付き繊
維が、瞬時に解撚されてほぼ無撚りになった芯繊維の周
囲に、より強く巻き付き、しかも、巻き付き繊維は、空
洞ローラーt10、t10’に接触しながら、芯繊維の
周囲に巻き込まれるので、巻き付き繊維が飛び出ること
が防止でき、従って、芯繊維の周囲への巻き付き繊維の
巻き付きが促進され、毛羽の少ない、断面形状が丸くて
均一な糸条Y(図5(a)参照)となる。
ーラー5との間において繊維集合体Sの芯繊維に付与さ
れた撚りは、空洞ローラーt10、t10’のニップ点
を出た直後に、しかも、接触領域を出るまでに、瞬時
に、解撚されてほぼ零となるので、芯繊維の周囲に、芯
繊維の加撚方向とは逆方向に巻き付いている巻き付き繊
維が、瞬時に解撚されてほぼ無撚りになった芯繊維の周
囲に、より強く巻き付き、しかも、巻き付き繊維は、空
洞ローラーt10、t10’に接触しながら、芯繊維の
周囲に巻き込まれるので、巻き付き繊維が飛び出ること
が防止でき、従って、芯繊維の周囲への巻き付き繊維の
巻き付きが促進され、毛羽の少ない、断面形状が丸くて
均一な糸条Y(図5(a)参照)となる。
【0027】加撚部材Tの送り出し速度成分と撚り成分
との変更は、空洞ローラーt10、t10’の回転速度
或いは空洞ローラーt10、t10’の繊維集合体Sに
対する傾斜角度等を、適宜、調節することにより変える
ことができ、芯繊維を、繊維供給ローラー5と加撚部材
Tとの間で緊張状態に維持することにより、芯繊維が弛
むことなく、加撚部材Tによって効果的に芯繊維を加撚
することができる。繊維供給ローラー5と加撚部材Tと
の間で芯繊維を緊張状態とする、即ち、芯繊維に所定の
張力を付与することは、加撚部材Tで発生した撚りを、
繊維供給ローラー5位置まで伝播するために必要であ
る。このため、一例として、繊維供給ローラー5の周速
度と空洞ローラーt10、t10’における繊維集合体
Sの送り方向の成分の速度とをほぼ同一とするか、或い
は、繊維供給ローラー5の周速度より空洞ローラーt1
0、t10’の速度を、若干、速くする。しかし、この
速度の関係は、絶対的な条件ではなく、撚り方向や供給
繊維の種類等によって変更される。
との変更は、空洞ローラーt10、t10’の回転速度
或いは空洞ローラーt10、t10’の繊維集合体Sに
対する傾斜角度等を、適宜、調節することにより変える
ことができ、芯繊維を、繊維供給ローラー5と加撚部材
Tとの間で緊張状態に維持することにより、芯繊維が弛
むことなく、加撚部材Tによって効果的に芯繊維を加撚
することができる。繊維供給ローラー5と加撚部材Tと
の間で芯繊維を緊張状態とする、即ち、芯繊維に所定の
張力を付与することは、加撚部材Tで発生した撚りを、
繊維供給ローラー5位置まで伝播するために必要であ
る。このため、一例として、繊維供給ローラー5の周速
度と空洞ローラーt10、t10’における繊維集合体
Sの送り方向の成分の速度とをほぼ同一とするか、或い
は、繊維供給ローラー5の周速度より空洞ローラーt1
0、t10’の速度を、若干、速くする。しかし、この
速度の関係は、絶対的な条件ではなく、撚り方向や供給
繊維の種類等によって変更される。
【0028】上述した繊維供給ローラー5と加撚部材T
との間で、繊維集合体Sを、緊張状態とするのと同様
に、加撚部材Tとニップローラー7との間においても、
糸条Yを構成する芯繊維を緊張状態とすることにより、
内部トルクを有し、不安定な状態にある糸条Yが縮ん
で、形態の悪い糸条Yが製造されることがなく、安定し
た、しかも、形状の良好な糸条Yを製造することができ
る。空洞ローラーt10、t10’の送り方向の成分の
速度とニップローラー7の周速度とは、糸条Yが切れる
ことがないように調整することが好ましい。
との間で、繊維集合体Sを、緊張状態とするのと同様
に、加撚部材Tとニップローラー7との間においても、
糸条Yを構成する芯繊維を緊張状態とすることにより、
内部トルクを有し、不安定な状態にある糸条Yが縮ん
で、形態の悪い糸条Yが製造されることがなく、安定し
た、しかも、形状の良好な糸条Yを製造することができ
る。空洞ローラーt10、t10’の送り方向の成分の
速度とニップローラー7の周速度とは、糸条Yが切れる
ことがないように調整することが好ましい。
【0029】なお、上述したように、走行体としての空
洞ローラーt10を、軟弾性材で形成するとともに、胴
部が中央部で膨らんだ樽形に形成したので、一対の空洞
ローラーt10、t10’を、膨らんだ中央部で接触さ
せ、この接触状態を、空洞ローラーt10、t10’同
士の接近・離反により調節することにより、接触面積、
接触圧等を、適宜、調節することができる。空洞ローラ
ーt10、t10’同士の接触面積、接触圧等は、繊維
集合体Sの長さ、繊維集合体Sを構成する繊維の種類、
加撚ユニットT1、T2の回転速度等を考慮して、空洞
ローラーt10、t10’同士を当接させた際に、接触
面が曲面を形成しないように、適宜、設定する。また、
軟弾性材で形成される空洞ローラーt10、t10’の
軟らかさ或いは弾性度は、同じく、繊維集合体Sの長
さ、繊維集合体Sを構成する繊維の種類、加撚ユニット
T1、T2の回転速度等を考慮して、適宜、設定される
ものである。
洞ローラーt10を、軟弾性材で形成するとともに、胴
部が中央部で膨らんだ樽形に形成したので、一対の空洞
ローラーt10、t10’を、膨らんだ中央部で接触さ
せ、この接触状態を、空洞ローラーt10、t10’同
士の接近・離反により調節することにより、接触面積、
接触圧等を、適宜、調節することができる。空洞ローラ
ーt10、t10’同士の接触面積、接触圧等は、繊維
集合体Sの長さ、繊維集合体Sを構成する繊維の種類、
加撚ユニットT1、T2の回転速度等を考慮して、空洞
ローラーt10、t10’同士を当接させた際に、接触
面が曲面を形成しないように、適宜、設定する。また、
軟弾性材で形成される空洞ローラーt10、t10’の
軟らかさ或いは弾性度は、同じく、繊維集合体Sの長
さ、繊維集合体Sを構成する繊維の種類、加撚ユニット
T1、T2の回転速度等を考慮して、適宜、設定される
ものである。
【0030】また、走行体の繊維集合体との接触部分を
凸状曲面に形成すると、走行体と繊維集合体との接触領
域内での瞬時の解撚を効果的に行うことができる。前記
凸状曲面は、一対の走行体のうち、少なくとも一方の走
行体に形成されていればよく、例えば、一方の走行体を
ローラー形状とし、他方の走行体を無端ベルト形状とし
て、一方の走行体の繊維集合体との接触部分を凸状曲面
に形成し、他方の走行体の繊維集合体との接触部分を平
面に形成するようにしてもよい。
凸状曲面に形成すると、走行体と繊維集合体との接触領
域内での瞬時の解撚を効果的に行うことができる。前記
凸状曲面は、一対の走行体のうち、少なくとも一方の走
行体に形成されていればよく、例えば、一方の走行体を
ローラー形状とし、他方の走行体を無端ベルト形状とし
て、一方の走行体の繊維集合体との接触部分を凸状曲面
に形成し、他方の走行体の繊維集合体との接触部分を平
面に形成するようにしてもよい。
【0031】走行体としては、空洞ローラーに限られる
ものではなく、他の形状、構造のものであってもよい。
走行体で仮撚りが付与される繊維集合体としては、ステ
ープルファイバーの集合体に限らず、フィラメントの集
合体であってもよい。
ものではなく、他の形状、構造のものであってもよい。
走行体で仮撚りが付与される繊維集合体としては、ステ
ープルファイバーの集合体に限らず、フィラメントの集
合体であってもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏するものである。
ているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0033】加撚、解撚作業を効果的に行うことができ
るので、糸条の製造速度を上げることができるととも
に、安定した加撚が可能となる。
るので、糸条の製造速度を上げることができるととも
に、安定した加撚が可能となる。
【0034】繊維集合体に付与された撚りが、走行体同
士のニップ点を通過した直後に、走行体同士の接触範囲
を通過するまでに、ほぼ零に解撚されるので、巻き付き
繊維が、瞬時に解撚されて、ほぼ無撚りになった芯繊維
の周囲に、より強く巻き付く。
士のニップ点を通過した直後に、走行体同士の接触範囲
を通過するまでに、ほぼ零に解撚されるので、巻き付き
繊維が、瞬時に解撚されて、ほぼ無撚りになった芯繊維
の周囲に、より強く巻き付く。
【0035】しかも、巻き付き繊維が、走行体に接触し
ながら、芯繊維の周囲に巻き込まれるので、遠心力によ
り、巻き付き繊維が飛び出ることが防止でき、従って、
芯繊維の周囲への巻き付き繊維の巻き付きが促進され、
毛羽の少ない、断面形状の丸い糸条を製造することがで
きる。
ながら、芯繊維の周囲に巻き込まれるので、遠心力によ
り、巻き付き繊維が飛び出ることが防止でき、従って、
芯繊維の周囲への巻き付き繊維の巻き付きが促進され、
毛羽の少ない、断面形状の丸い糸条を製造することがで
きる。
【図1】図1は本発明の繊維集合体の加撚装置の斜視図
である。
である。
【図2】図2は本発明の繊維集合体の加撚装置を構成す
る加撚ユニットの軸線に沿った垂直断面図である。
る加撚ユニットの軸線に沿った垂直断面図である。
【図3】図3は本発明の繊維集合体の加撚方法及び加撚
装置の概略説明図である。
装置の概略説明図である。
【図4】図4は従来の繊維集合体の加撚方法及び加撚装
置の一例としての概略説明図である。
置の一例としての概略説明図である。
【図5】図5は本発明の加撚方法により製造された糸条
と従来の加撚方法により製造された糸条の正面図であ
る。
と従来の加撚方法により製造された糸条の正面図であ
る。
S・・・・・・・繊維集合体 T・・・・・・・加撚部材 Y・・・・・・・糸条 t10・・・・・空洞ローラー(走行体) 5・・・・・・・繊維供給ローラー 6・・・・・・・空気ノズル 7・・・・・・・ニップローラー
Claims (3)
- 【請求項1】繊維集合体を走行させ、該繊維集合体を互
いに交差して走行する一対の走行体の間に通し、該一対
の走行体で繊維集合体に撚りと送りを与えるとともに、
該一対の走行体の繊維集合体送り方向の成分の速度がニ
ップ点における繊維集合体走行速度と実質的に一致する
よう繊維集合体を挟むことを特徴とする繊維集合体の加
撚方法。 - 【請求項2】ドラフト装置のフロントローラーを通過し
た繊維集合体を、該繊維集合体を挟んで撚りを付与する
加撚装置に導入し、該加撚装置で発生した撚りを前記フ
ロントローラーまで伝播させるとともに、前記撚りは加
撚装置における糸との接触範囲内で解消されることを特
徴とする紡績糸の製造方法。 - 【請求項3】互いに交差して走行する一対の走行体を備
え、該一対の走行体の少なくとも繊維集合体との接触部
分が弾性部材で形成されているとともに、前記一対の走
行体が互いに所定の圧で押し付けられて繊維集合体との
接触部分が弾性変形され、且つ、少なくとも一方の走行
体の繊維集合体との接触部分が凸状曲面に形成されてい
ることを特徴とする加撚装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22591595A JPH0959829A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 繊維集合体の加撚方法及び加撚装置並びに紡績糸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22591595A JPH0959829A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 繊維集合体の加撚方法及び加撚装置並びに紡績糸の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0959829A true JPH0959829A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16836886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22591595A Withdrawn JPH0959829A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 繊維集合体の加撚方法及び加撚装置並びに紡績糸の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0959829A (ja) |
-
1995
- 1995-08-10 JP JP22591595A patent/JPH0959829A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040119 |