JPH0960565A - 燃料噴射装置 - Google Patents
燃料噴射装置Info
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- JPH0960565A JPH0960565A JP21329795A JP21329795A JPH0960565A JP H0960565 A JPH0960565 A JP H0960565A JP 21329795 A JP21329795 A JP 21329795A JP 21329795 A JP21329795 A JP 21329795A JP H0960565 A JPH0960565 A JP H0960565A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃料の噴射切れが素早く行われるとともに燃
料供給圧力が低い場合にも燃料噴射が可能であり、小型
化可能な燃料噴射装置を提供する。 【解決手段】 ニードル弁とともに往復移動する制御ピ
ストン22の反噴孔側には圧力制御室65が設けられて
いる。高圧燃料通路と連通する燃料通路62と圧力制御
室65との間には、制御ピストン22の外周壁とインジ
ェクタボディ13の内周壁とにより環状隙間64が形成
されている。コモンレール圧力PC が高圧になるエンジ
ンの高回転時において環状隙間64において燃料が流れ
易くなるので、圧力制御室65への燃料流入を容易にす
ることにより素早い燃料噴射切れを実現することができ
る。また、コモンレール圧力PC の低圧時においては圧
力制御室65の圧力が低下し易くなるので、低圧時にお
いても燃料噴射を可能とすることができる。
料供給圧力が低い場合にも燃料噴射が可能であり、小型
化可能な燃料噴射装置を提供する。 【解決手段】 ニードル弁とともに往復移動する制御ピ
ストン22の反噴孔側には圧力制御室65が設けられて
いる。高圧燃料通路と連通する燃料通路62と圧力制御
室65との間には、制御ピストン22の外周壁とインジ
ェクタボディ13の内周壁とにより環状隙間64が形成
されている。コモンレール圧力PC が高圧になるエンジ
ンの高回転時において環状隙間64において燃料が流れ
易くなるので、圧力制御室65への燃料流入を容易にす
ることにより素早い燃料噴射切れを実現することができ
る。また、コモンレール圧力PC の低圧時においては圧
力制御室65の圧力が低下し易くなるので、低圧時にお
いても燃料噴射を可能とすることができる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(以下、
「内燃機関」をエンジンという)の燃料噴射装置に関す
る。
「内燃機関」をエンジンという)の燃料噴射装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平3−43658号公
報、特開平3−965号公報、特開平1−257753
号公報に開示されているように、ニードル弁の反噴孔側
に設けた圧力制御室の圧力を電磁弁により調整し、燃料
噴射時期および燃料噴射量を制御する燃料噴射装置が知
られている。このような燃料噴射装置の一例を図10お
よび図11に示す。図10および図11に示す燃料噴射
装置は、図示しない蓄圧管(以下、「蓄圧管」をコモン
レールという)で蓄圧した高圧燃料をインジェクタに供
給する蓄圧式燃料噴射装置である。
報、特開平3−965号公報、特開平1−257753
号公報に開示されているように、ニードル弁の反噴孔側
に設けた圧力制御室の圧力を電磁弁により調整し、燃料
噴射時期および燃料噴射量を制御する燃料噴射装置が知
られている。このような燃料噴射装置の一例を図10お
よび図11に示す。図10および図11に示す燃料噴射
装置は、図示しない蓄圧管(以下、「蓄圧管」をコモン
レールという)で蓄圧した高圧燃料をインジェクタに供
給する蓄圧式燃料噴射装置である。
【0003】図10に示すように、インジェクタ100
内にはニードル弁101、プレッシャピン102および
制御ピストン103が往復移動可能に収容されており、
プレッシャピン102はスプリング104により図10
の下方に付勢されている。制御ピストン103の反噴孔
側には圧力制御室110が設けられている。コモンレー
ルから供給された高圧燃料は、燃料フィルタ111を通
して燃料通路112から圧力制御室110に供給される
とともにニードル弁101の外周に設けられた燃料溜ま
り105にも供給される。図11に示すように、高圧燃
料通路112と圧力制御室110との間には燃料供給絞
り孔113が設けられており、圧力制御室110の燃料
流出側には電磁弁120により開閉制御される燃料流出
絞り孔114が設けられている。燃料流出絞り孔114
の流路抵抗は燃料供給絞り孔113の流路抵抗よりも小
さい。
内にはニードル弁101、プレッシャピン102および
制御ピストン103が往復移動可能に収容されており、
プレッシャピン102はスプリング104により図10
の下方に付勢されている。制御ピストン103の反噴孔
側には圧力制御室110が設けられている。コモンレー
ルから供給された高圧燃料は、燃料フィルタ111を通
して燃料通路112から圧力制御室110に供給される
とともにニードル弁101の外周に設けられた燃料溜ま
り105にも供給される。図11に示すように、高圧燃
料通路112と圧力制御室110との間には燃料供給絞
り孔113が設けられており、圧力制御室110の燃料
流出側には電磁弁120により開閉制御される燃料流出
絞り孔114が設けられている。燃料流出絞り孔114
の流路抵抗は燃料供給絞り孔113の流路抵抗よりも小
さい。
【0004】電磁コイル123への通電オフ時、電磁弁
120の弁部材121はスプリング122の付勢力によ
り図10の下方に付勢され燃料流出絞り孔114を閉塞
している。電磁弁120の閉弁時、ニードル弁101が
スプリング104の付勢力および圧力制御室110の燃
料圧力からニードル弁101の閉弁方向に受ける力は、
燃料溜まり105からニードル弁101の開弁方向に受
ける力よりも大きいので、インジェクタ100から燃料
は噴射されない。
120の弁部材121はスプリング122の付勢力によ
り図10の下方に付勢され燃料流出絞り孔114を閉塞
している。電磁弁120の閉弁時、ニードル弁101が
スプリング104の付勢力および圧力制御室110の燃
料圧力からニードル弁101の閉弁方向に受ける力は、
燃料溜まり105からニードル弁101の開弁方向に受
ける力よりも大きいので、インジェクタ100から燃料
は噴射されない。
【0005】電磁コイル123への通電オン時、電磁コ
イル123に発生する磁力により弁部材121は図10
の上方にリフトされ圧力制御室110と低圧側とが連通
する。電磁弁120が開弁し燃料流出絞り孔114から
圧力制御室110内の高圧燃料が流出すると圧力制御室
110内の圧力が低下する。圧力制御室110内の燃料
圧力が所定圧以下になるとニードル弁101は図10の
上方にリフトし、インジェクタ100から燃料が噴射さ
れる。
イル123に発生する磁力により弁部材121は図10
の上方にリフトされ圧力制御室110と低圧側とが連通
する。電磁弁120が開弁し燃料流出絞り孔114から
圧力制御室110内の高圧燃料が流出すると圧力制御室
110内の圧力が低下する。圧力制御室110内の燃料
圧力が所定圧以下になるとニードル弁101は図10の
上方にリフトし、インジェクタ100から燃料が噴射さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10および図11に
示すようなインジェクタ100では、コモンレールから
インジェクタ100に供給される燃料供給圧力(以下、
コモンレールからインジェクタに供給される燃料供給圧
力をコモンレール圧力という)PC が低下するにしたが
い、コモンレール圧力PC および圧力制御室110内の
圧力PV に比較してスプリング104の付勢力が相対的
に大きくなるため、インジェクタ100から燃料噴射を
可能とするためにはコモンレール圧力PC が低下するに
したがい制御室圧力比PV /PC (以下、PV /PC を
kpsという)を小さくする必要がある。つまり、コモ
ンレール圧力PC の低下よりも圧力制御室110内の圧
力P V をさらに低下させる必要がある。例えば、スプリ
ング104のセット荷重を60N、制御ピストン103
の外径を5mm、ニードル弁101の最大外径を4mm、ニ
ードル弁101のシート径を2.25mmとした場合にイ
ンジェクタ100から噴射可能な制御室圧力比kpsの
条件を図12に示す。図12から判るように、コモンレ
ール圧力PC が低下するにしたがい制御室圧力比kps
は徐々に減少する必要がある。
示すようなインジェクタ100では、コモンレールから
インジェクタ100に供給される燃料供給圧力(以下、
コモンレールからインジェクタに供給される燃料供給圧
力をコモンレール圧力という)PC が低下するにしたが
い、コモンレール圧力PC および圧力制御室110内の
圧力PV に比較してスプリング104の付勢力が相対的
に大きくなるため、インジェクタ100から燃料噴射を
可能とするためにはコモンレール圧力PC が低下するに
したがい制御室圧力比PV /PC (以下、PV /PC を
kpsという)を小さくする必要がある。つまり、コモ
ンレール圧力PC の低下よりも圧力制御室110内の圧
力P V をさらに低下させる必要がある。例えば、スプリ
ング104のセット荷重を60N、制御ピストン103
の外径を5mm、ニードル弁101の最大外径を4mm、ニ
ードル弁101のシート径を2.25mmとした場合にイ
ンジェクタ100から噴射可能な制御室圧力比kpsの
条件を図12に示す。図12から判るように、コモンレ
ール圧力PC が低下するにしたがい制御室圧力比kps
は徐々に減少する必要がある。
【0007】図10および図11に示すように圧力制御
室の燃料流入側および燃料流出側に絞り孔を設けたもの
では、燃料流入絞り孔113の流量係数:C1 、流路面
積:A1 、燃料流出絞り孔114の流量係数:C2 、流
路面積:A2 とすると、制御室圧力比kpsは次式(1)
で表される。 kps=(C1 ×A1)2 /((C1 ×A1)2 +( C2 ×A2)2 )・・・(1) つまり、燃料流入絞り孔113および燃料流出絞り孔1
14の形状が決まれば制御室圧力比kpsはコモンレー
ル圧力PC に関係なく一定である。ここで制御室圧力比
kpsを小さくしコモンレール圧力PC が低圧でも噴射
可能とするためには、式(1)よりA1 を小さくするか、
A2 を大きくする必要がある。A2 を大きくする、つま
り弁部材121のシート面積を大きくすると弁部材12
1が圧力制御室110から開弁方向に受ける油圧力が大
きくなるので、弁部材121を閉弁方向に付勢するスプ
リング122の付勢力を大きくする必要がある。これに
伴い弁部材121を開弁方向に吸引する電磁コイル12
3を大きくする必要があるため電磁弁自体の体格が大き
くなってしまうという問題がある。一方A1 を小さくす
ると、燃料供給絞り孔113の流路抵抗が大きくなるの
で高圧燃料が高圧燃料通路112から圧力制御室110
に流入しにくくなる。圧力制御室110に高圧燃料が流
入しにくくなると次に述べるような問題点が生じる。
室の燃料流入側および燃料流出側に絞り孔を設けたもの
では、燃料流入絞り孔113の流量係数:C1 、流路面
積:A1 、燃料流出絞り孔114の流量係数:C2 、流
路面積:A2 とすると、制御室圧力比kpsは次式(1)
で表される。 kps=(C1 ×A1)2 /((C1 ×A1)2 +( C2 ×A2)2 )・・・(1) つまり、燃料流入絞り孔113および燃料流出絞り孔1
14の形状が決まれば制御室圧力比kpsはコモンレー
ル圧力PC に関係なく一定である。ここで制御室圧力比
kpsを小さくしコモンレール圧力PC が低圧でも噴射
可能とするためには、式(1)よりA1 を小さくするか、
A2 を大きくする必要がある。A2 を大きくする、つま
り弁部材121のシート面積を大きくすると弁部材12
1が圧力制御室110から開弁方向に受ける油圧力が大
きくなるので、弁部材121を閉弁方向に付勢するスプ
リング122の付勢力を大きくする必要がある。これに
伴い弁部材121を開弁方向に吸引する電磁コイル12
3を大きくする必要があるため電磁弁自体の体格が大き
くなってしまうという問題がある。一方A1 を小さくす
ると、燃料供給絞り孔113の流路抵抗が大きくなるの
で高圧燃料が高圧燃料通路112から圧力制御室110
に流入しにくくなる。圧力制御室110に高圧燃料が流
入しにくくなると次に述べるような問題点が生じる。
【0008】燃料噴射装置への要求の一つとしてエミッ
ション向上のために燃料の噴射切れを素早く行うことが
求められている。燃料の噴射切れを素早く行うことは、
当然短い時間内で燃料噴射を終了するということである
が、エンジンへの影響を考えた場合、時間ではなくクラ
ンク角度が重要であり小さな回転角度範囲内において最
大噴射状態から噴射を終了することが求められる。ま
た、噴射開始から噴射終了までの定められたクランク回
転角度内に定められた量の燃料を噴射するためには、エ
ンジン高回転時ほど短時間で噴射を終了する必要がある
ため、一般的にエンジン高回転時ほどコモンレール圧力
を高くしている。したがって、コモンレール圧力が高く
なるほど短い時間で最大噴射状態から噴射終了する必要
があるといえる。ここで、燃料の噴射切れを素早く行う
ためには、ニードル弁101の閉弁速度を速くする必要
がある。そのためには、電磁弁120により燃料流出絞
り孔114を閉塞したのち燃料供給絞り孔113から高
圧燃料を大量に素早く圧力制御室110に供給する必要
がある。燃料供給絞り孔113から大量の高圧燃料を圧
力制御室110に供給するためには燃料供給絞り孔11
3の流路面積A1 は大きいほうが望ましいため、流路面
積A1 が小さくなると燃料の噴射切れが悪化するという
問題がある。
ション向上のために燃料の噴射切れを素早く行うことが
求められている。燃料の噴射切れを素早く行うことは、
当然短い時間内で燃料噴射を終了するということである
が、エンジンへの影響を考えた場合、時間ではなくクラ
ンク角度が重要であり小さな回転角度範囲内において最
大噴射状態から噴射を終了することが求められる。ま
た、噴射開始から噴射終了までの定められたクランク回
転角度内に定められた量の燃料を噴射するためには、エ
ンジン高回転時ほど短時間で噴射を終了する必要がある
ため、一般的にエンジン高回転時ほどコモンレール圧力
を高くしている。したがって、コモンレール圧力が高く
なるほど短い時間で最大噴射状態から噴射終了する必要
があるといえる。ここで、燃料の噴射切れを素早く行う
ためには、ニードル弁101の閉弁速度を速くする必要
がある。そのためには、電磁弁120により燃料流出絞
り孔114を閉塞したのち燃料供給絞り孔113から高
圧燃料を大量に素早く圧力制御室110に供給する必要
がある。燃料供給絞り孔113から大量の高圧燃料を圧
力制御室110に供給するためには燃料供給絞り孔11
3の流路面積A1 は大きいほうが望ましいため、流路面
積A1 が小さくなると燃料の噴射切れが悪化するという
問題がある。
【0009】本発明はこのような問題を解決するために
なされたものであり、燃料の噴射切れが素早く行われる
とともに燃料供給圧力が低い場合にも燃料噴射が可能で
あり、小型化可能な燃料噴射装置を提供することを目的
とする。
なされたものであり、燃料の噴射切れが素早く行われる
とともに燃料供給圧力が低い場合にも燃料噴射が可能で
あり、小型化可能な燃料噴射装置を提供することを目的
とする。
【0010】
(解決手段)前記目的を達成するための本発明の請求項
1記載の燃料噴射装置は、エンジンの各気筒ごとに設け
られたインジェクタに高圧燃料を供給し、前記インジェ
クタの噴射ノズルから各気筒の燃焼室に燃料を噴出する
燃料噴射装置であって、噴射ノズルの噴孔に高圧燃料を
供給可能な高圧燃料通路と前記噴孔とを断続する弁部材
と、前記弁部材の反噴孔側に設けられ前記高圧燃料通路
から供給される燃料圧力により前記弁部材を前記噴孔遮
断方向に付勢する圧力制御室と低圧燃料通路とを断続す
る電磁弁とを備え、前記圧力制御室と前記低圧燃料通路
との間に前記圧力制御室から前記低圧燃料通路に流出す
る燃料量を制限する第1の絞り孔を設け、前記高圧燃料
通路側と前記圧力制御室側との差圧に対する前記第1の
絞り孔の前記圧力制御室側と前記低圧燃料通路側との差
圧の比が前記高圧燃料通路の燃料圧力が下降するにした
がい小さくなる流量制限機構を前記高圧燃料通路から前
記圧力制御室への燃料供給経路中に設けることを特徴と
する燃料噴射装置。
1記載の燃料噴射装置は、エンジンの各気筒ごとに設け
られたインジェクタに高圧燃料を供給し、前記インジェ
クタの噴射ノズルから各気筒の燃焼室に燃料を噴出する
燃料噴射装置であって、噴射ノズルの噴孔に高圧燃料を
供給可能な高圧燃料通路と前記噴孔とを断続する弁部材
と、前記弁部材の反噴孔側に設けられ前記高圧燃料通路
から供給される燃料圧力により前記弁部材を前記噴孔遮
断方向に付勢する圧力制御室と低圧燃料通路とを断続す
る電磁弁とを備え、前記圧力制御室と前記低圧燃料通路
との間に前記圧力制御室から前記低圧燃料通路に流出す
る燃料量を制限する第1の絞り孔を設け、前記高圧燃料
通路側と前記圧力制御室側との差圧に対する前記第1の
絞り孔の前記圧力制御室側と前記低圧燃料通路側との差
圧の比が前記高圧燃料通路の燃料圧力が下降するにした
がい小さくなる流量制限機構を前記高圧燃料通路から前
記圧力制御室への燃料供給経路中に設けることを特徴と
する燃料噴射装置。
【0011】本発明の請求項2記載の燃料噴射装置は、
請求項1記載の燃料噴射装置において、前記流量制限機
構は前記弁部材の外周壁と前記弁部材を往復移動可能に
支持するシリンダの内周壁とにより形成される環状隙間
であることを特徴とする。本発明の請求項3記載の燃料
噴射装置は、請求項2記載の燃料噴射装置において、前
記高圧燃料通路と前記環状隙間との間の前記弁部材の外
周壁または前記シリンダの内周壁に環状溝を設けること
を特徴とする。
請求項1記載の燃料噴射装置において、前記流量制限機
構は前記弁部材の外周壁と前記弁部材を往復移動可能に
支持するシリンダの内周壁とにより形成される環状隙間
であることを特徴とする。本発明の請求項3記載の燃料
噴射装置は、請求項2記載の燃料噴射装置において、前
記高圧燃料通路と前記環状隙間との間の前記弁部材の外
周壁または前記シリンダの内周壁に環状溝を設けること
を特徴とする。
【0012】本発明の請求項4記載の燃料噴射装置は、
請求項2または3記載の燃料噴射装置において、前記環
状隙間の軸方向形成範囲において前記弁部材を中空状に
形成することを特徴とする。本発明の請求項5記載の燃
料噴射装置は、請求項2、3または4記載の燃料噴射装
置において、前記流量制限機構として前記環状隙間に加
え前記高圧燃料通路と前記圧力制御室とを連通する絞り
通路を少なくとも一つ備えることを特徴とする。
請求項2または3記載の燃料噴射装置において、前記環
状隙間の軸方向形成範囲において前記弁部材を中空状に
形成することを特徴とする。本発明の請求項5記載の燃
料噴射装置は、請求項2、3または4記載の燃料噴射装
置において、前記流量制限機構として前記環状隙間に加
え前記高圧燃料通路と前記圧力制御室とを連通する絞り
通路を少なくとも一つ備えることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項6記載の燃料噴射装置は、
請求項5記載の燃料噴射装置において、前記絞り通路
は、第2の絞り孔および絞り溝通路の少なくとも一つを
有することを特徴とする。本発明の請求項7記載の燃料
噴射装置は、請求項6記載の燃料噴射装置において、前
記第2の絞り孔は前記弁部材の内部に設けられ、前記絞
り溝通路は前記弁部材の外周壁にほぼ軸方向に沿って設
けられることを特徴とする。
請求項5記載の燃料噴射装置において、前記絞り通路
は、第2の絞り孔および絞り溝通路の少なくとも一つを
有することを特徴とする。本発明の請求項7記載の燃料
噴射装置は、請求項6記載の燃料噴射装置において、前
記第2の絞り孔は前記弁部材の内部に設けられ、前記絞
り溝通路は前記弁部材の外周壁にほぼ軸方向に沿って設
けられることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項8記載の燃料噴射装置は、
請求項4記載の燃料噴射装置において、前記弁部材に設
けられた中空部は前記圧力制御室と連通し、前記流量制
限機構として前記環状隙間に加え前記高圧燃料通路と前
記中空部とを連通する第2の絞り孔を設けることを特徴
とする。本発明の請求項9記載の燃料噴射装置は、請求
項1〜8のいずれか一項記載の燃料噴射装置において、
蓄圧管において蓄圧された高圧燃料を前記インジェクタ
に供給することを特徴とする。
請求項4記載の燃料噴射装置において、前記弁部材に設
けられた中空部は前記圧力制御室と連通し、前記流量制
限機構として前記環状隙間に加え前記高圧燃料通路と前
記中空部とを連通する第2の絞り孔を設けることを特徴
とする。本発明の請求項9記載の燃料噴射装置は、請求
項1〜8のいずれか一項記載の燃料噴射装置において、
蓄圧管において蓄圧された高圧燃料を前記インジェクタ
に供給することを特徴とする。
【0015】(作用および発明の効果)本発明の請求項
1または2記載の燃料噴射装置によると、圧力制御室と
低圧燃料通路との間に圧力制御室から低圧燃料通路に流
出する燃料量を制限する第1の絞り孔を設け、高圧燃料
通路側と圧力制御室側との差圧に対する第1の絞り孔の
圧力制御室側と低圧燃料通路側との差圧の比が高圧燃料
通路の燃料圧力が下降するにしたがい小さくなる流量制
限機構を高圧燃料通路から圧力制御室への燃料供給経路
中に設けている。
1または2記載の燃料噴射装置によると、圧力制御室と
低圧燃料通路との間に圧力制御室から低圧燃料通路に流
出する燃料量を制限する第1の絞り孔を設け、高圧燃料
通路側と圧力制御室側との差圧に対する第1の絞り孔の
圧力制御室側と低圧燃料通路側との差圧の比が高圧燃料
通路の燃料圧力が下降するにしたがい小さくなる流量制
限機構を高圧燃料通路から圧力制御室への燃料供給経路
中に設けている。
【0016】このため、高圧燃料通路の燃料圧力が上
昇するにしたがい流量制限機構において燃料が流れ易く
なるので、電磁弁の閉弁時において圧力制御室の圧力が
素早く上昇する。すると弁部材の下降速度が上昇するの
で燃料の噴射切れが素早く行われることにより排ガス中
に排出される有害物質を低減できる。また高圧燃料通
路の燃料圧力が下降するにしたがい流量制限機構の流路
抵抗が大きくなるので、第1の絞り孔の流路面積を大き
くすることなく高圧燃料通路の燃料圧力が低い場合にお
いても燃料を噴射可能な程度に圧力制御室の燃料圧力が
低下する。
昇するにしたがい流量制限機構において燃料が流れ易く
なるので、電磁弁の閉弁時において圧力制御室の圧力が
素早く上昇する。すると弁部材の下降速度が上昇するの
で燃料の噴射切れが素早く行われることにより排ガス中
に排出される有害物質を低減できる。また高圧燃料通
路の燃料圧力が下降するにしたがい流量制限機構の流路
抵抗が大きくなるので、第1の絞り孔の流路面積を大き
くすることなく高圧燃料通路の燃料圧力が低い場合にお
いても燃料を噴射可能な程度に圧力制御室の燃料圧力が
低下する。
【0017】本発明の請求項3記載の燃料噴射装置によ
ると、高圧燃料通路と環状隙間との間の弁部材の外周壁
またはシリンダの内周壁に環状溝を設けることにより、
環状溝に燃料が一様に案内されて環状隙間の円周方向の
圧力分布が均一になるのでシリンダに対する弁部材の偏
心を防止することができる。本発明の請求項4記載の燃
料噴射装置によると、請求項2または3記載の構成に加
え、環状隙間の軸方向形成範囲において弁部材を中空状
に形成することにより、弁部材の環状隙間における剛性
が低下して環状隙間が燃料圧力により広がるため燃料圧
力が高いほど環状隙間の流路抵抗が減少し易くなる。こ
れにより、高圧燃料通路の燃料圧力が高いほど電磁弁が
開弁状態から閉弁するときに圧力制御室に燃料が速やか
に流入するので燃料の噴射切れが素早く行われる。
ると、高圧燃料通路と環状隙間との間の弁部材の外周壁
またはシリンダの内周壁に環状溝を設けることにより、
環状溝に燃料が一様に案内されて環状隙間の円周方向の
圧力分布が均一になるのでシリンダに対する弁部材の偏
心を防止することができる。本発明の請求項4記載の燃
料噴射装置によると、請求項2または3記載の構成に加
え、環状隙間の軸方向形成範囲において弁部材を中空状
に形成することにより、弁部材の環状隙間における剛性
が低下して環状隙間が燃料圧力により広がるため燃料圧
力が高いほど環状隙間の流路抵抗が減少し易くなる。こ
れにより、高圧燃料通路の燃料圧力が高いほど電磁弁が
開弁状態から閉弁するときに圧力制御室に燃料が速やか
に流入するので燃料の噴射切れが素早く行われる。
【0018】また、弁部材に形成した空間部の径または
軸方向長を変更することにより他部材の形状を変更する
ことなく環状隙間の流路特性を簡単に調整することがで
きるので設計の自由度が向上する。本発明の請求項5〜
8のいずれか一項記載の燃料噴射装置によると、流量制
限機構として環状隙間に加え高圧燃料通路と圧力制御室
とを連通する絞り通路を少なくとも一つ備えることによ
り、高圧燃料通路と圧力制御室間における流路特性の調
整のための設計自由度が向上する。
軸方向長を変更することにより他部材の形状を変更する
ことなく環状隙間の流路特性を簡単に調整することがで
きるので設計の自由度が向上する。本発明の請求項5〜
8のいずれか一項記載の燃料噴射装置によると、流量制
限機構として環状隙間に加え高圧燃料通路と圧力制御室
とを連通する絞り通路を少なくとも一つ備えることによ
り、高圧燃料通路と圧力制御室間における流路特性の調
整のための設計自由度が向上する。
【0019】本発明の請求項9記載の燃料噴射装置によ
ると、蓄圧管において蓄圧された高圧燃料を前記インジ
ェクタに供給することにより、燃料噴射時期および燃料
噴射を高精度に制御できる。
ると、蓄圧管において蓄圧された高圧燃料を前記インジ
ェクタに供給することにより、燃料噴射時期および燃料
噴射を高精度に制御できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による蓄圧式燃料噴
射装置を図1および図2に示す。図2に示す燃料噴射装
置のインジェクタ1には図示しないコモンレールで蓄圧
された高圧燃料が図示しない燃料配管を介して供給され
ている。
づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による蓄圧式燃料噴
射装置を図1および図2に示す。図2に示す燃料噴射装
置のインジェクタ1には図示しないコモンレールで蓄圧
された高圧燃料が図示しない燃料配管を介して供給され
ている。
【0021】インジェクタ1の下端部に設けられた噴射
ノズル10のノズルボディ11には噴孔11aを開閉す
るニードル弁20が往復移動可能に収容されている。ノ
ズルボディ11およびインジェクタボディ13はディス
タンスピース12を挟んでリテーニングナット14で結
合されている。ニードル弁20の反噴孔側には、プレッ
シャピン21、およびこのプレッシャピン21と反噴孔
側で接触あるいは連結する制御ピストン22が配設され
ている。プレッシャピン21はスプリング23内に貫挿
されており、スプリング23はプレッシャピン21を図
2の下方に付勢している。制御ピストン22の反噴孔側
には圧力制御室65が設けられている。
ノズル10のノズルボディ11には噴孔11aを開閉す
るニードル弁20が往復移動可能に収容されている。ノ
ズルボディ11およびインジェクタボディ13はディス
タンスピース12を挟んでリテーニングナット14で結
合されている。ニードル弁20の反噴孔側には、プレッ
シャピン21、およびこのプレッシャピン21と反噴孔
側で接触あるいは連結する制御ピストン22が配設され
ている。プレッシャピン21はスプリング23内に貫挿
されており、スプリング23はプレッシャピン21を図
2の下方に付勢している。制御ピストン22の反噴孔側
には圧力制御室65が設けられている。
【0022】ニードル弁20、プレッシャピン21およ
び制御ピストン22は噴孔11aと後述する高圧燃料通
路61とを断続する弁部材を構成している。また、ノズ
ルボディ11およびインジェクタボディ13は、ニード
ル弁20、プレッシャピン21および制御ピストン22
からなる弁部材を往復移動可能に支持するシリンダを構
成している。
び制御ピストン22は噴孔11aと後述する高圧燃料通
路61とを断続する弁部材を構成している。また、ノズ
ルボディ11およびインジェクタボディ13は、ニード
ル弁20、プレッシャピン21および制御ピストン22
からなる弁部材を往復移動可能に支持するシリンダを構
成している。
【0023】燃料フィルタ60から高圧燃料通路61に
導入した高圧燃料は、ニードル弁20周囲に環状に形成
された燃料溜まり24と圧力制御室65とに供給されて
いる。燃料溜まり24内の高圧燃料の圧力はニードル弁
20をリフト方向つまりインジェクタ1の開弁方向に付
勢し、圧力制御室65内の高圧燃料の圧力は制御ピスト
ン22を図2の下方つまりインジェクタ1の閉弁方向に
付勢する。
導入した高圧燃料は、ニードル弁20周囲に環状に形成
された燃料溜まり24と圧力制御室65とに供給されて
いる。燃料溜まり24内の高圧燃料の圧力はニードル弁
20をリフト方向つまりインジェクタ1の開弁方向に付
勢し、圧力制御室65内の高圧燃料の圧力は制御ピスト
ン22を図2の下方つまりインジェクタ1の閉弁方向に
付勢する。
【0024】燃料通路67は制御ピストン22およびニ
ードル弁20の摺動クリアランスからのリーク燃料を回
収するための低圧燃料通路であり、低圧燃料通路32a
に連通している。電磁弁30は、圧力制御室65と低圧
燃料通路32aとを断続する電磁二方弁である。平板弁
座31およびシリンダ32はリテーニングナット33に
よりインジェクタボディ13と連結され、電磁弁30の
コア34はリテーニングナット33の端部にかしめられ
ている。平板弁座31には圧力制御室65と低圧燃料通
路32aとを連通可能な第1の絞り孔としての燃料流出
絞り孔66が形成されている。電磁コイル35はコア3
4内に巻装されており、コネクタ40から電力が供給さ
れる。低圧燃料通路32a、33a、コア34内に形成
された燃料通路34a、スクリュウナット41に形成さ
れた燃料通路41aを通してインジェクタ1内の余剰燃
料が排出される。
ードル弁20の摺動クリアランスからのリーク燃料を回
収するための低圧燃料通路であり、低圧燃料通路32a
に連通している。電磁弁30は、圧力制御室65と低圧
燃料通路32aとを断続する電磁二方弁である。平板弁
座31およびシリンダ32はリテーニングナット33に
よりインジェクタボディ13と連結され、電磁弁30の
コア34はリテーニングナット33の端部にかしめられ
ている。平板弁座31には圧力制御室65と低圧燃料通
路32aとを連通可能な第1の絞り孔としての燃料流出
絞り孔66が形成されている。電磁コイル35はコア3
4内に巻装されており、コネクタ40から電力が供給さ
れる。低圧燃料通路32a、33a、コア34内に形成
された燃料通路34a、スクリュウナット41に形成さ
れた燃料通路41aを通してインジェクタ1内の余剰燃
料が排出される。
【0025】弁部材36はシリンダ32の内壁に往復移
動可能に支持されており、弁部材36の先端に球状部材
37が摺動自在に支持されている。弁部材36はスプリ
ング39により燃料流出絞り孔66を閉塞する方向に付
勢されている。弁部材36の電磁コイル35側にはアー
マチャ38が固定されている。電磁コイル35への通電
オン時、電磁コイル35に発生する磁力により弁部材3
6はアーマチャ38とともにスプリング39の付勢力に
抗してリフトされ球状部材37が平板弁座31から離座
する。すると、燃料流出絞り孔66を介して圧力制御室
65と低圧燃料通路32aとが連通する。
動可能に支持されており、弁部材36の先端に球状部材
37が摺動自在に支持されている。弁部材36はスプリ
ング39により燃料流出絞り孔66を閉塞する方向に付
勢されている。弁部材36の電磁コイル35側にはアー
マチャ38が固定されている。電磁コイル35への通電
オン時、電磁コイル35に発生する磁力により弁部材3
6はアーマチャ38とともにスプリング39の付勢力に
抗してリフトされ球状部材37が平板弁座31から離座
する。すると、燃料流出絞り孔66を介して圧力制御室
65と低圧燃料通路32aとが連通する。
【0026】燃料通路62は高圧燃料通路61と連通し
ており、図1に示すように、燃料通路62と対向する制
御ピストン22の外周壁に環状溝22aが形成されてい
る。この環状溝22aにより環状通路63が形成されて
いる。制御ピストン22の外周壁とインジェクタボディ
13の内周壁との間には所定の摺動クリアランスが形成
されており、この摺動クリアランスにより環状通路63
の圧力制御室65側に環状隙間64が形成されている。
環状通路63のニードル弁側よりも圧力制御室側の方が
摺動クリアランスによるシール長が短いので、燃料通路
62から環状通路63に導入された高圧燃料は環状通路
63から環状隙間64を介して圧力制御室65に導入さ
れ易くなっている。また、制御ピストン22の外壁に環
状通路63を形成することにより、燃料通路62から供
給される高圧燃料が制御ピストン22の外周に均一に導
入されインジェクタボディ13に対して制御ピストン2
2が偏心することを防止している。
ており、図1に示すように、燃料通路62と対向する制
御ピストン22の外周壁に環状溝22aが形成されてい
る。この環状溝22aにより環状通路63が形成されて
いる。制御ピストン22の外周壁とインジェクタボディ
13の内周壁との間には所定の摺動クリアランスが形成
されており、この摺動クリアランスにより環状通路63
の圧力制御室65側に環状隙間64が形成されている。
環状通路63のニードル弁側よりも圧力制御室側の方が
摺動クリアランスによるシール長が短いので、燃料通路
62から環状通路63に導入された高圧燃料は環状通路
63から環状隙間64を介して圧力制御室65に導入さ
れ易くなっている。また、制御ピストン22の外壁に環
状通路63を形成することにより、燃料通路62から供
給される高圧燃料が制御ピストン22の外周に均一に導
入されインジェクタボディ13に対して制御ピストン2
2が偏心することを防止している。
【0027】次に、インジェクタ1の作動について説明
する。 (1)電磁コイル35への通電オフ時、弁部材36はスプ
リング39の付勢力により平板弁座31に付勢されてお
り燃料流出絞り孔66は閉塞されている。このため圧力
制御室65の圧力PV はコモンレール圧力Pcと等しく
なっている。ここで燃料溜まり24内の圧力からニード
ル弁20が図2の上方に受ける力は、スプリング23の
付勢力および圧力制御室65内の圧力から制御ピストン
22が図2の下方に受ける力の和よりも小さいのでニー
ドル弁20は噴孔11aを閉塞している。
する。 (1)電磁コイル35への通電オフ時、弁部材36はスプ
リング39の付勢力により平板弁座31に付勢されてお
り燃料流出絞り孔66は閉塞されている。このため圧力
制御室65の圧力PV はコモンレール圧力Pcと等しく
なっている。ここで燃料溜まり24内の圧力からニード
ル弁20が図2の上方に受ける力は、スプリング23の
付勢力および圧力制御室65内の圧力から制御ピストン
22が図2の下方に受ける力の和よりも小さいのでニー
ドル弁20は噴孔11aを閉塞している。
【0028】(2) 電磁コイルへ35への通電オン時、ア
ーマチャ38はコア34との間に発生する磁力により図
2の上方に吸引され弁部材36とともに球状部材37が
リフトする。これにともない燃料流出絞り孔66は低圧
燃料通路32aと連通するので圧力制御室65内の高圧
燃料が燃料流出絞り孔66から低圧燃料通路32aに流
出する。圧力制御室65から燃料流出絞り孔66を経て
高圧燃料が低圧側に流出するのに伴い環状隙間64をへ
て燃料通路62から高圧燃料が圧力制御室65に流入す
る。
ーマチャ38はコア34との間に発生する磁力により図
2の上方に吸引され弁部材36とともに球状部材37が
リフトする。これにともない燃料流出絞り孔66は低圧
燃料通路32aと連通するので圧力制御室65内の高圧
燃料が燃料流出絞り孔66から低圧燃料通路32aに流
出する。圧力制御室65から燃料流出絞り孔66を経て
高圧燃料が低圧側に流出するのに伴い環状隙間64をへ
て燃料通路62から高圧燃料が圧力制御室65に流入す
る。
【0029】電磁弁30の開弁時において、燃料流出絞
り孔66を通って流出する燃料流量QOr、環状隙間64
を経由して燃料通路62から圧力制御室65に流入する
燃料流量QCLは一般的に次式(2)、(3)で表される。 Qor=C2 ×A2 ×SQRT(2×△Por/ρ)・・・(2) C2 :燃料流出絞り孔の流量係数、A2 :燃料流出絞り
孔の流路面積 △Por:PV と低圧燃料通路(ドレン圧≒0)との差圧 ρ:燃料密度 QCL=(π×DP ×h3 ×△PCL)/(12×μ×L)・・・(3) DP :制御ピストン径、h:環状隙間間隔 μ:燃料の粘性係数、L:環状隙間の軸方向長 △PCL:PC −PV Qorは差圧△Porの平方根に比例し、QCLは差圧△PCL
に比例する。電磁弁30が開弁し燃料流出絞り孔66と
低圧燃料通路32aとが連通しているとき、QorとQCL
とは等しくなっている。またQorおよびQCLはコモンレ
ール圧力PC が高いほど多くなる。第1実施例では、P
C =150MPa において、△Por:△PCL=1:1、△
Por/△PCL=1になるように設定されており、このと
きkps=0.5である。コモンレール圧力PC が15
0MPa よりも小さくなりQorおよびQCLが1/4になれ
ば式(2)および(3)より△Porおよび△PCLはそれぞれ1
/16、1/4となるのでその比は△Por:△PCL=
1:4、△Por/△PCL=1/4となる。このときkp
s=0.2であり、PC =23.4MPa である。このよ
うに、コモンレール圧力PC が下降すると△Por/△P
CLおよび制御室圧力比kpsが小さくなり、コモンレー
ル圧力PC が上昇すると△Por/△PCLおよび制御室圧
力比kpsが大きくなる。
り孔66を通って流出する燃料流量QOr、環状隙間64
を経由して燃料通路62から圧力制御室65に流入する
燃料流量QCLは一般的に次式(2)、(3)で表される。 Qor=C2 ×A2 ×SQRT(2×△Por/ρ)・・・(2) C2 :燃料流出絞り孔の流量係数、A2 :燃料流出絞り
孔の流路面積 △Por:PV と低圧燃料通路(ドレン圧≒0)との差圧 ρ:燃料密度 QCL=(π×DP ×h3 ×△PCL)/(12×μ×L)・・・(3) DP :制御ピストン径、h:環状隙間間隔 μ:燃料の粘性係数、L:環状隙間の軸方向長 △PCL:PC −PV Qorは差圧△Porの平方根に比例し、QCLは差圧△PCL
に比例する。電磁弁30が開弁し燃料流出絞り孔66と
低圧燃料通路32aとが連通しているとき、QorとQCL
とは等しくなっている。またQorおよびQCLはコモンレ
ール圧力PC が高いほど多くなる。第1実施例では、P
C =150MPa において、△Por:△PCL=1:1、△
Por/△PCL=1になるように設定されており、このと
きkps=0.5である。コモンレール圧力PC が15
0MPa よりも小さくなりQorおよびQCLが1/4になれ
ば式(2)および(3)より△Porおよび△PCLはそれぞれ1
/16、1/4となるのでその比は△Por:△PCL=
1:4、△Por/△PCL=1/4となる。このときkp
s=0.2であり、PC =23.4MPa である。このよ
うに、コモンレール圧力PC が下降すると△Por/△P
CLおよび制御室圧力比kpsが小さくなり、コモンレー
ル圧力PC が上昇すると△Por/△PCLおよび制御室圧
力比kpsが大きくなる。
【0030】PC =150MPa においてkps=0.5
となるように設計した場合においてコモンレール圧力P
C の高低に伴う制御室圧力比kpsの変化を図3に示
す。図3においてはインジェクタボディ13および制御
ピストン22の高圧燃料による弾性変形は考慮されてい
ない。実際にはコモンレール圧力PC の高圧時には弾性
変形により環状隙間間隔hは広げられ、コモンレール圧
力PC が下降すると高圧時よりも環状隙間間隔hが小さ
くなるので、高圧時よりも燃料流出絞り孔66に対する
環状隙間64の流路抵抗が大きくなる。このため、コモ
ンレール圧力PCが下降すると高圧時よりも圧力制御室
65の圧力がさらに低下し易くなる。また、コモンレー
ル圧力PC が下降すると高圧時よりも環状隙間間隔hが
小さくなるので環状隙間64における流量が1/4にな
っても環状隙間64の差圧△PCLは1/4まで下がらな
いため、kpsは0.2よりもさらに小さくなる。
となるように設計した場合においてコモンレール圧力P
C の高低に伴う制御室圧力比kpsの変化を図3に示
す。図3においてはインジェクタボディ13および制御
ピストン22の高圧燃料による弾性変形は考慮されてい
ない。実際にはコモンレール圧力PC の高圧時には弾性
変形により環状隙間間隔hは広げられ、コモンレール圧
力PC が下降すると高圧時よりも環状隙間間隔hが小さ
くなるので、高圧時よりも燃料流出絞り孔66に対する
環状隙間64の流路抵抗が大きくなる。このため、コモ
ンレール圧力PCが下降すると高圧時よりも圧力制御室
65の圧力がさらに低下し易くなる。また、コモンレー
ル圧力PC が下降すると高圧時よりも環状隙間間隔hが
小さくなるので環状隙間64における流量が1/4にな
っても環状隙間64の差圧△PCLは1/4まで下がらな
いため、kpsは0.2よりもさらに小さくなる。
【0031】第1実施例では、高圧燃料通路61と圧力
制御室65との間に環状隙間64を設け、圧力制御室6
5と低圧燃料通路32aとの間に燃料流出絞り孔66を
設けることにより、環状隙間64と燃料流出絞り孔66
との流量特性の違いを利用して図3に示すようなコモン
レール圧力PC が下降するほど制御室圧力比kpsが減
少する特性を有している。このような構成により、特に
素早い燃料噴射切れが要求されるコモンレール圧力PC
が高圧になるエンジンの高回転時においては圧力制御室
の燃料流入側を絞り孔で形成するよりも環状隙間で形成
する方が燃料が流れ易くなるので、圧力制御室65への
燃料流入を容易にすることにより素早い燃料噴射切れを
実現することができる。
制御室65との間に環状隙間64を設け、圧力制御室6
5と低圧燃料通路32aとの間に燃料流出絞り孔66を
設けることにより、環状隙間64と燃料流出絞り孔66
との流量特性の違いを利用して図3に示すようなコモン
レール圧力PC が下降するほど制御室圧力比kpsが減
少する特性を有している。このような構成により、特に
素早い燃料噴射切れが要求されるコモンレール圧力PC
が高圧になるエンジンの高回転時においては圧力制御室
の燃料流入側を絞り孔で形成するよりも環状隙間で形成
する方が燃料が流れ易くなるので、圧力制御室65への
燃料流入を容易にすることにより素早い燃料噴射切れを
実現することができる。
【0032】また第1実施例では、燃料流出絞り孔66
の流路面積を増大させることなく、環状隙間64および
燃料流出絞り孔66の流路特性の違いによりコモンレー
ル圧力PC の低圧時においては高圧時よりも制御室圧力
比kpsが小さくなるので圧力制御室65の圧力が低下
しやすくなり、コモンレール圧力PC の低圧時において
も燃料噴射を可能とすることができる。このため、電磁
弁の体格が大きくならないので装置を小型化できる。
の流路面積を増大させることなく、環状隙間64および
燃料流出絞り孔66の流路特性の違いによりコモンレー
ル圧力PC の低圧時においては高圧時よりも制御室圧力
比kpsが小さくなるので圧力制御室65の圧力が低下
しやすくなり、コモンレール圧力PC の低圧時において
も燃料噴射を可能とすることができる。このため、電磁
弁の体格が大きくならないので装置を小型化できる。
【0033】(第2実施例)本発明の第2実施例を図4
に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分には同一符
号を付す。制御ピストン70の燃料通路62と対向する
外周壁には環状溝70aが形成されており、この環状溝
70aにより環状通路63が形成されている。また、制
御ピストン70の圧力制御室65側の端面から環状溝7
0a付近まで円柱状の凹部70bが形成されており、こ
の凹部70bにより円柱状の中空部71が形成されてい
る。
に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分には同一符
号を付す。制御ピストン70の燃料通路62と対向する
外周壁には環状溝70aが形成されており、この環状溝
70aにより環状通路63が形成されている。また、制
御ピストン70の圧力制御室65側の端面から環状溝7
0a付近まで円柱状の凹部70bが形成されており、こ
の凹部70bにより円柱状の中空部71が形成されてい
る。
【0034】電磁弁30への通電オン時燃料流出絞り孔
66を介して圧力制御室65と低圧側とが連通すると、
燃料通路62から環状隙間64を介して圧力制御室65
に高圧燃料が流入する。このとき、制御ピストン70に
中空部71が形成されているため制御ピストン70の剛
性が低下しているので燃料通路62から流入する高圧燃
料の圧力により制御ピストン70の弾性変形の度合いが
大きくなる。このため、燃料通路62から高圧燃料が環
状隙間64に流入すると環状隙間間隔が第1実施例より
も大きくなり燃料通路62から圧力制御室65に燃料が
流入しやすくなるので、特にコモンレール圧力高圧時に
おける燃料噴射切れが素早く行われる。
66を介して圧力制御室65と低圧側とが連通すると、
燃料通路62から環状隙間64を介して圧力制御室65
に高圧燃料が流入する。このとき、制御ピストン70に
中空部71が形成されているため制御ピストン70の剛
性が低下しているので燃料通路62から流入する高圧燃
料の圧力により制御ピストン70の弾性変形の度合いが
大きくなる。このため、燃料通路62から高圧燃料が環
状隙間64に流入すると環状隙間間隔が第1実施例より
も大きくなり燃料通路62から圧力制御室65に燃料が
流入しやすくなるので、特にコモンレール圧力高圧時に
おける燃料噴射切れが素早く行われる。
【0035】このような構成を有する第2実施例におけ
るコモンレール圧力PC と制御室圧力比kpsの関係を
図5の点線に示す。実線は比較のために示した第1実施
例の特性曲線である。第2実施例では、PC =150MP
a においてkps=0.5となるように環状隙間64の
軸方向長を第1実施例よりも長くしているため、図5に
おいて点線は実線よりも下側に位置している。図5に示
される点線の特性は他部材の形状を変更することなく制
御ピストン70に形成する中空部71の径または深さを
変更することにより容易に調整することができるので、
設計の自由度が向上する。
るコモンレール圧力PC と制御室圧力比kpsの関係を
図5の点線に示す。実線は比較のために示した第1実施
例の特性曲線である。第2実施例では、PC =150MP
a においてkps=0.5となるように環状隙間64の
軸方向長を第1実施例よりも長くしているため、図5に
おいて点線は実線よりも下側に位置している。図5に示
される点線の特性は他部材の形状を変更することなく制
御ピストン70に形成する中空部71の径または深さを
変更することにより容易に調整することができるので、
設計の自由度が向上する。
【0036】(第3実施例)本発明の第3実施例を図6
に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分には同一符
号を付す。制御ピストン72の燃料通路62と対向する
外周壁には環状溝72aが形成されており、この環状溝
72aにより環状通路63が形成されている。また、制
御ピストン72の圧力制御室65側の端面から環状溝7
2a付近まで円柱状の凹部72bが形成れており、この
凹部72bにより円柱状の中空部73が形成されてい
る。また環状通路63と中空部73とを連通するように
制御ピストン72を径方向に貫通する第2の絞り孔とし
ての燃料供給絞り孔74が環状溝72aの位置に形成さ
れている。これにより、電磁弁30への通電オン時燃料
流出絞り孔66を介して圧力制御室65から低圧側に燃
料が流出すると、環状隙間64だけでなく燃料供給絞り
孔74を介して燃料通路62から圧力制御室65に高圧
燃料が供給される。
に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分には同一符
号を付す。制御ピストン72の燃料通路62と対向する
外周壁には環状溝72aが形成されており、この環状溝
72aにより環状通路63が形成されている。また、制
御ピストン72の圧力制御室65側の端面から環状溝7
2a付近まで円柱状の凹部72bが形成れており、この
凹部72bにより円柱状の中空部73が形成されてい
る。また環状通路63と中空部73とを連通するように
制御ピストン72を径方向に貫通する第2の絞り孔とし
ての燃料供給絞り孔74が環状溝72aの位置に形成さ
れている。これにより、電磁弁30への通電オン時燃料
流出絞り孔66を介して圧力制御室65から低圧側に燃
料が流出すると、環状隙間64だけでなく燃料供給絞り
孔74を介して燃料通路62から圧力制御室65に高圧
燃料が供給される。
【0037】第3実施例においては、高圧の燃料通路6
2から圧力制御室65に燃料を供給する経路として環状
隙間64に加え燃料供給絞り孔74を設けたことによ
り、図7に示すような特性を得ることができる。図7に
おいて実線は制御ピストン72に形成した中空部により
発生する弾性変形の小さい場合であり、点線は弾性変形
の効果が大きい場合を示している。これらはどちらもP
C =150MPa においてkps=0.5となるよう設計
した場合である。
2から圧力制御室65に燃料を供給する経路として環状
隙間64に加え燃料供給絞り孔74を設けたことによ
り、図7に示すような特性を得ることができる。図7に
おいて実線は制御ピストン72に形成した中空部により
発生する弾性変形の小さい場合であり、点線は弾性変形
の効果が大きい場合を示している。これらはどちらもP
C =150MPa においてkps=0.5となるよう設計
した場合である。
【0038】第3実施例では、環状隙間64に加え燃料
供給絞り孔74からも圧力制御室65に燃料を供給する
ため、コモンレール圧力PC と制御室圧力比kpsとの
関係は環状隙間と絞り孔の特性を合わせた特性を有して
いる。つまり、コモンレール圧力PC が上昇するにし
たがい制御室圧力比kpsも増加する。さらに、弾性
変形の効果の大小にかかわらず特性曲線とkps軸との
交点がkps>0に位置する。この特性曲線とkps軸
との交点の値は、環状隙間間隔が小さく弾性変形による
影響が無視できる程度であれば前述した式(1)で表すこ
とができる。
供給絞り孔74からも圧力制御室65に燃料を供給する
ため、コモンレール圧力PC と制御室圧力比kpsとの
関係は環状隙間と絞り孔の特性を合わせた特性を有して
いる。つまり、コモンレール圧力PC が上昇するにし
たがい制御室圧力比kpsも増加する。さらに、弾性
変形の効果の大小にかかわらず特性曲線とkps軸との
交点がkps>0に位置する。この特性曲線とkps軸
との交点の値は、環状隙間間隔が小さく弾性変形による
影響が無視できる程度であれば前述した式(1)で表すこ
とができる。
【0039】第3実施例は、第1実施例および第2実施
例に比較して構造が複雑になるがコモンレール圧力PC
と制御室圧力比kpsとの関係に関する設計自由度を高
めることができる。 (第4実施例)本発明の第4実施例を図8に示す。第2
実施例と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
例に比較して構造が複雑になるがコモンレール圧力PC
と制御室圧力比kpsとの関係に関する設計自由度を高
めることができる。 (第4実施例)本発明の第4実施例を図8に示す。第2
実施例と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
【0040】第4実施例では、第3実施例において制御
ピストンに設けた燃料供給絞り孔にかえてインジェクタ
ボディ13に高圧燃料通路61と圧力制御室65とを直
接連通する第2の絞り孔としての燃料供給絞り孔75を
設けている。第4実施例では環状隙間64に加えて高圧
燃料通路61と圧力制御室65とを連通する燃料供給絞
り孔75を設けたことにより、第3実施例と同様にコモ
ンレール圧力PC と制御室圧力比kpsとの特性を表す
特性曲線がkps軸とkps>0の範囲で交わる。
ピストンに設けた燃料供給絞り孔にかえてインジェクタ
ボディ13に高圧燃料通路61と圧力制御室65とを直
接連通する第2の絞り孔としての燃料供給絞り孔75を
設けている。第4実施例では環状隙間64に加えて高圧
燃料通路61と圧力制御室65とを連通する燃料供給絞
り孔75を設けたことにより、第3実施例と同様にコモ
ンレール圧力PC と制御室圧力比kpsとの特性を表す
特性曲線がkps軸とkps>0の範囲で交わる。
【0041】(第5実施例)本発明の第5実施例を図9
に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分には同一符
号を付す。制御ピストン80の燃料通路62と対向する
外周壁には環状溝80aが形成されており、この環状溝
80aにより環状通路63が形成されている。制御ピス
トン80の圧力制御室65側端面から環状溝80a付近
まで円柱状の凹部80bが形成されており、この凹部8
0bにより円柱状の中空部81が形成されている。また
制御ピストン80の外周壁には、環状溝80aから圧力
制御室65に向けて軸方向に溝が形成されており、この
溝により絞り溝通路82が形成されている。絞り溝通路
82は環状通路63と圧力制御室65とを連通してい
る。
に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分には同一符
号を付す。制御ピストン80の燃料通路62と対向する
外周壁には環状溝80aが形成されており、この環状溝
80aにより環状通路63が形成されている。制御ピス
トン80の圧力制御室65側端面から環状溝80a付近
まで円柱状の凹部80bが形成されており、この凹部8
0bにより円柱状の中空部81が形成されている。また
制御ピストン80の外周壁には、環状溝80aから圧力
制御室65に向けて軸方向に溝が形成されており、この
溝により絞り溝通路82が形成されている。絞り溝通路
82は環状通路63と圧力制御室65とを連通してい
る。
【0042】第5実施例では第3および第4実施例にお
いて形成した燃料供給絞り孔に代えて制御ピストン80
の外周壁に絞り溝通路82を設けたことにより第3実施
例および第4実施例と同様に特性曲線がkps軸とkp
s>0の位置で交わる。第5実施例では、制御ピストン
80の外壁に溝を形成しこの溝により絞り溝通路82を
形成したが、本発明では、シリンダであるインジェクタ
ボディに溝を形成して絞り溝通路を形成することも可能
である。
いて形成した燃料供給絞り孔に代えて制御ピストン80
の外周壁に絞り溝通路82を設けたことにより第3実施
例および第4実施例と同様に特性曲線がkps軸とkp
s>0の位置で交わる。第5実施例では、制御ピストン
80の外壁に溝を形成しこの溝により絞り溝通路82を
形成したが、本発明では、シリンダであるインジェクタ
ボディに溝を形成して絞り溝通路を形成することも可能
である。
【0043】以上説明した本発明の実施例では、コモン
レールにより蓄圧した高圧燃料をインジェクタに供給す
る蓄圧式燃料噴射装置について説明した、本発明ではコ
モンレールを介さず燃料噴射ポンプからインジェクタに
燃料を供給する燃料噴射装置に本発明の構成を適用する
ことも可能である。また本実施例では、制御ピストンの
外壁に環状溝を設けて環状通路を形成したが、本発明で
はインジェクタボディの内壁に環状溝を設けて環状通路
を形成することも可能である。
レールにより蓄圧した高圧燃料をインジェクタに供給す
る蓄圧式燃料噴射装置について説明した、本発明ではコ
モンレールを介さず燃料噴射ポンプからインジェクタに
燃料を供給する燃料噴射装置に本発明の構成を適用する
ことも可能である。また本実施例では、制御ピストンの
外壁に環状溝を設けて環状通路を形成したが、本発明で
はインジェクタボディの内壁に環状溝を設けて環状通路
を形成することも可能である。
【図1】本発明の第1実施例による燃料噴射装置の主要
部を示す断面図である。
部を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例による燃料噴射装置のイン
ジェクタを示す断面図である。
ジェクタを示す断面図である。
【図3】第1実施例におけるコモンレール圧力PC と制
御室圧力比kpsとの関係を示す特性図である。
御室圧力比kpsとの関係を示す特性図である。
【図4】本発明の第2実施例による燃料噴射装置の主要
部を示す断面図である。
部を示す断面図である。
【図5】第2実施例におけるコモンレール圧力PC と制
御室圧力比kpsとの関係を示す特性図である。
御室圧力比kpsとの関係を示す特性図である。
【図6】本発明の第3実施例による燃料噴射装置の主要
部を示す断面図である。
部を示す断面図である。
【図7】第3実施例におけるコモンレール圧力PC と制
御室圧力比kpsとの関係を示す特性図である。
御室圧力比kpsとの関係を示す特性図である。
【図8】本発明の第4実施例による燃料噴射装置の主要
部を示す断面図である。
部を示す断面図である。
【図9】(A)は本発明の第5実施例による燃料噴射装
置の主要部を示す断面図であり、(B)は(A)の絞り
溝通路を含む制御ピストンの断面図である。
置の主要部を示す断面図であり、(B)は(A)の絞り
溝通路を含む制御ピストンの断面図である。
【図10】従来例のインジェクタを示す断面図である。
【図11】従来例によるインジェクタの主要部を示す断
面図である。
面図である。
【図12】コモンレール圧力PC と制御室圧力比kps
との関係において噴射可能領域を示す特性図である。
との関係において噴射可能領域を示す特性図である。
1 インジェクタ 10 噴射ノズル 11a 噴孔 11 ノズルボディ 13 インジェクタボディ 20 ニードル弁(弁部材) 21 プレッシャピストン(弁部材) 22 制御ピストン(弁部材) 30 電磁弁 35 電磁コイル 61 高圧燃料通路 62 燃料通路(高圧燃料通路) 63 環状通路 64 環状隙間 65 圧力制御室 66 燃料流出絞り孔(第1の絞り孔) 71 中空部 74、75 燃料供給絞り孔(第2の絞り孔) 82 絞り溝通路
Claims (9)
- 【請求項1】 内燃機関の各気筒ごとに設けられたイン
ジェクタに高圧燃料を供給し、前記インジェクタの噴射
ノズルから各気筒の燃焼室に燃料を噴出する燃料噴射装
置であって、 噴射ノズルの噴孔に高圧燃料を供給可能な高圧燃料通路
と前記噴孔とを断続する弁部材と、 前記弁部材の反噴孔側に設けられ前記高圧燃料通路から
供給される燃料圧力により前記弁部材を前記噴孔遮断方
向に付勢する圧力制御室と低圧燃料通路とを断続する電
磁弁とを備え、 前記圧力制御室と前記低圧燃料通路との間に前記圧力制
御室から前記低圧燃料通路に流出する燃料量を制限する
第1の絞り孔を設け、前記高圧燃料通路側と前記圧力制
御室側との差圧に対する前記第1の絞り孔の前記圧力制
御室側と前記低圧燃料通路側との差圧の比が前記高圧燃
料通路の燃料圧力が下降するにしたがい小さくなる流量
制限機構を前記高圧燃料通路から前記圧力制御室への燃
料供給経路中に設けることを特徴とする燃料噴射装置。 - 【請求項2】 前記流量制限機構は前記弁部材の外周壁
と前記弁部材を往復移動可能に支持するシリンダの内周
壁とにより形成される環状隙間であることを特徴とする
請求項1記載の燃料噴射装置。 - 【請求項3】 前記高圧燃料通路と前記環状隙間との間
の前記弁部材の外周壁または前記シリンダの内周壁に環
状溝を設けることを特徴とする請求項2記載の燃料噴射
装置。 - 【請求項4】 前記環状隙間の軸方向形成範囲において
前記弁部材を中空状に形成することを特徴とする請求項
2または3記載の燃料噴射装置。 - 【請求項5】 前記流量制限機構として前記環状隙間に
加え前記高圧燃料通路と前記圧力制御室とを連通する絞
り通路を少なくとも一つ備えることを特徴とする請求項
2、3または4記載の燃料噴射装置。 - 【請求項6】 前記絞り通路は、第2の絞り孔および絞
り溝通路の少なくとも一つを有することを特徴とする請
求項5記載の燃料噴射装置。 - 【請求項7】 前記第2の絞り孔は前記弁部材の内部に
設けられ、前記絞り溝通路は前記弁部材の外周壁にほぼ
軸方向に沿って設けられることを特徴とする請求項6記
載の燃料噴射装置。 - 【請求項8】 前記弁部材に設けられた中空部は前記圧
力制御室と連通し、前記流量制限機構として前記環状隙
間に加え前記高圧燃料通路と前記中空部とを連通する第
2の絞り孔を設けることを特徴とする請求項4記載の燃
料噴射装置。 - 【請求項9】 蓄圧管において蓄圧された高圧燃料を前
記インジェクタに供給することを特徴とする請求項1〜
8のいずれか一項記載の燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21329795A JPH0960565A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21329795A JPH0960565A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 燃料噴射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0960565A true JPH0960565A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16636797
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21329795A Pending JPH0960565A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 燃料噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0960565A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007239651A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Isuzu Motors Ltd | 燃料噴射弁の製造方法 |
| JP2008274938A (ja) * | 2007-05-01 | 2008-11-13 | Delphi Technologies Inc | 燃料噴射器 |
-
1995
- 1995-08-22 JP JP21329795A patent/JPH0960565A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007239651A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Isuzu Motors Ltd | 燃料噴射弁の製造方法 |
| JP2008274938A (ja) * | 2007-05-01 | 2008-11-13 | Delphi Technologies Inc | 燃料噴射器 |
| US7971802B2 (en) | 2007-05-01 | 2011-07-05 | Delphi Technologies Holding S.Arl | Fuel injector |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041026 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041105 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050524 |