JPH0961702A - 測距システムおよびオートフォーカスカメラ - Google Patents
測距システムおよびオートフォーカスカメラInfo
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- JPH0961702A JPH0961702A JP22178895A JP22178895A JPH0961702A JP H0961702 A JPH0961702 A JP H0961702A JP 22178895 A JP22178895 A JP 22178895A JP 22178895 A JP22178895 A JP 22178895A JP H0961702 A JPH0961702 A JP H0961702A
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Landscapes
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Focusing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 測距用ラインセンサに結像した像のコントラ
スト不足を速やかに検出する測距システムおよびそれを
備えたオートフォーカスカメラを提供する。 【解決手段】 ラインセンサ31、32を構成する光電
変換素子33に、電荷蓄積により上昇した電位が所定値
に到達したときにラッチ信号を発するラッチ部33cを
設ける。カウンタ34、35によってラッチ信号の数を
計数するとともに、電荷蓄積開始時からラッチ信号入力
時までの経過時間を計測する。カウンタ34、35に最
初のラッチ信号が入力された時間と最後のラッチ信号が
入力された時間を比較して、ラインセンサ31、32の
像の最明部と最暗部の明るさの違いを検出し、像のコン
トラストが十分であるか否かを判断する。
スト不足を速やかに検出する測距システムおよびそれを
備えたオートフォーカスカメラを提供する。 【解決手段】 ラインセンサ31、32を構成する光電
変換素子33に、電荷蓄積により上昇した電位が所定値
に到達したときにラッチ信号を発するラッチ部33cを
設ける。カウンタ34、35によってラッチ信号の数を
計数するとともに、電荷蓄積開始時からラッチ信号入力
時までの経過時間を計測する。カウンタ34、35に最
初のラッチ信号が入力された時間と最後のラッチ信号が
入力された時間を比較して、ラインセンサ31、32の
像の最明部と最暗部の明るさの違いを検出し、像のコン
トラストが十分であるか否かを判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受光素子に結像す
る1対の像の位置から測距対象までの距離を検出する測
距システムおよびそれを用いたオートフォーカスカメラ
に関するものであり、特に、受光素子に結像した像のコ
ントラストの判定に関するものである。
る1対の像の位置から測距対象までの距離を検出する測
距システムおよびそれを用いたオートフォーカスカメラ
に関するものであり、特に、受光素子に結像した像のコ
ントラストの判定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりオートフォーカスカメラでは、
被写体からの光を1対のラインセンサに導いて2つの像
を形成し、それらの像位置の差から被写体までの距離を
検出して撮影レンズの焦点調節を行っている。具体的に
は、測距用の光学系により被写体からの光を光電変換素
子から成る1対のラインセンサに導いて結像させ、光電
変換素子の蓄積電荷を2つのラインセンサ間で画素ごと
に比較する相関演算を行って、2つの被写体像の距離を
検出する。2つの被写体像の距離は、測距用光学系とラ
インセンサとの間隔等の測距系の幾何的条件および被写
体までの距離に依存して定まるものであり、逆に、2つ
の被写体像の距離が求められると、測距系の幾何的条件
からから被写体までの距離が算出される。こうして算出
した被写体までの距離に応じて撮影レンズの焦点位置を
調節するモーターを制御することにより、被写体に対し
て自動的に焦点調節が行われる。
被写体からの光を1対のラインセンサに導いて2つの像
を形成し、それらの像位置の差から被写体までの距離を
検出して撮影レンズの焦点調節を行っている。具体的に
は、測距用の光学系により被写体からの光を光電変換素
子から成る1対のラインセンサに導いて結像させ、光電
変換素子の蓄積電荷を2つのラインセンサ間で画素ごと
に比較する相関演算を行って、2つの被写体像の距離を
検出する。2つの被写体像の距離は、測距用光学系とラ
インセンサとの間隔等の測距系の幾何的条件および被写
体までの距離に依存して定まるものであり、逆に、2つ
の被写体像の距離が求められると、測距系の幾何的条件
からから被写体までの距離が算出される。こうして算出
した被写体までの距離に応じて撮影レンズの焦点位置を
調節するモーターを制御することにより、被写体に対し
て自動的に焦点調節が行われる。
【0003】一眼レフカメラの自動焦点調節において
は、撮影レンズを透過して入射した光を1対のラインセ
ンサに導いて、1対の被写体像を結像させる。通常、こ
れら2つの像の距離が合焦時の距離に一致するように、
撮影レンズの焦点調節モーターを駆動する。この場合、
被写体までの距離を算出することなく直接自動焦点調節
がなされることになるが、必要に応じて、検出した被写
体像間距離および測距系の幾何的条件から被写体までの
距離を算出することも行われる。
は、撮影レンズを透過して入射した光を1対のラインセ
ンサに導いて、1対の被写体像を結像させる。通常、こ
れら2つの像の距離が合焦時の距離に一致するように、
撮影レンズの焦点調節モーターを駆動する。この場合、
被写体までの距離を算出することなく直接自動焦点調節
がなされることになるが、必要に応じて、検出した被写
体像間距離および測距系の幾何的条件から被写体までの
距離を算出することも行われる。
【0004】本出願人は、測距演算の詳しい方法につい
て公開特許公報・昭59−126517号に示した。
て公開特許公報・昭59−126517号に示した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法で被写体ま
での距離を算出するためには、ラインセンサに結像した
1対の像が十分なコントラストを有していることが必須
の条件である。コントラストが低いとき、すなわちライ
ンセンサの光電変換素子の蓄積電荷にあまり差がないと
きには、像を認識することができなくなって、被写体像
間距離を求めることが不可能となる。このようなとき
は、被写体に対して正しく焦点を合わせることができな
くなるから、あらかじめ、ラインセンサ上の像のコント
ラストが十分であるか否かを判定する必要がある。
での距離を算出するためには、ラインセンサに結像した
1対の像が十分なコントラストを有していることが必須
の条件である。コントラストが低いとき、すなわちライ
ンセンサの光電変換素子の蓄積電荷にあまり差がないと
きには、像を認識することができなくなって、被写体像
間距離を求めることが不可能となる。このようなとき
は、被写体に対して正しく焦点を合わせることができな
くなるから、あらかじめ、ラインセンサ上の像のコント
ラストが十分であるか否かを判定する必要がある。
【0006】このため従来では、相関演算を行うときに
コントラストの演算を行っていた。具体的には、光電変
換素子による電荷蓄積を所定期間行い、相関演算を行う
ために、各光電変換素子の蓄積電荷を電位として測距演
算装置に転送する。測距演算装置はそれぞれのラインセ
ンサについて、隣接する光電変換素子の電位の差分値を
求めその総和を算出する。算出した総和を所定値と比較
し、所定値以上であるときはコントラストが十分にある
と判断して相関演算を行う。一方、算出した総和が所定
値に満たないときには、像のコントラストが不足してい
ると判断する。この場合、相関演算は行わず、表示や音
によってカメラ使用者に警告する、あるいは測距用の補
助光を発光する等の措置を講じることになる。
コントラストの演算を行っていた。具体的には、光電変
換素子による電荷蓄積を所定期間行い、相関演算を行う
ために、各光電変換素子の蓄積電荷を電位として測距演
算装置に転送する。測距演算装置はそれぞれのラインセ
ンサについて、隣接する光電変換素子の電位の差分値を
求めその総和を算出する。算出した総和を所定値と比較
し、所定値以上であるときはコントラストが十分にある
と判断して相関演算を行う。一方、算出した総和が所定
値に満たないときには、像のコントラストが不足してい
ると判断する。この場合、相関演算は行わず、表示や音
によってカメラ使用者に警告する、あるいは測距用の補
助光を発光する等の措置を講じることになる。
【0007】ところがこの方法では、光電変換素子電位
の演算装置への転送、すなわち蓄積電荷の読み出しが常
時行われることになる。このため、コントラスト不足で
あると判断するまでに要する時間が長くなり、差分値や
総和の算出に要する時間も加わって、コントラスト不足
に対処する措置が遅れがちであった。たとえば、コント
ラスト不足時に自動的に補助光を発光するように設定さ
れたシステムでは、補助光の発光が遅れることになる。
コントラスト不足検出の遅延は、オートフォーカスカメ
ラにおいては、移動する被写体に対する焦点調節の追従
性の低下を招き、自動焦点調節の機能の低下をもたらす
要因となるものである。
の演算装置への転送、すなわち蓄積電荷の読み出しが常
時行われることになる。このため、コントラスト不足で
あると判断するまでに要する時間が長くなり、差分値や
総和の算出に要する時間も加わって、コントラスト不足
に対処する措置が遅れがちであった。たとえば、コント
ラスト不足時に自動的に補助光を発光するように設定さ
れたシステムでは、補助光の発光が遅れることになる。
コントラスト不足検出の遅延は、オートフォーカスカメ
ラにおいては、移動する被写体に対する焦点調節の追従
性の低下を招き、自動焦点調節の機能の低下をもたらす
要因となるものである。
【0008】本発明は、ラインセンサに結像した像のコ
ントラスト不足を速やかに検出する測距システムおよび
その測距システムを備えたオートフォーカスカメラを提
供することを目的とする。
ントラスト不足を速やかに検出する測距システムおよび
その測距システムを備えたオートフォーカスカメラを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、測距対象からの光を1対の光電変換素
子列に導き、各光電変換素子列が光電変換して蓄積した
電荷の分布を比較することにより測距を行う測距システ
ムにおいて、少なくとも一方の光電変換素子列につい
て、蓄積電荷が所定量に最初に到達した光電変換素子が
その所定量に到達するのに要した第1の時間と、全ての
光電変換素子の蓄積電荷が前記所定量に到達するのに要
した第2の時間とを検出し、第2の時間と第1の時間の
差または比を求めることを行って、求めた値が所定値以
上であるときに測距のための電荷分布の比較を行う。
に、本発明では、測距対象からの光を1対の光電変換素
子列に導き、各光電変換素子列が光電変換して蓄積した
電荷の分布を比較することにより測距を行う測距システ
ムにおいて、少なくとも一方の光電変換素子列につい
て、蓄積電荷が所定量に最初に到達した光電変換素子が
その所定量に到達するのに要した第1の時間と、全ての
光電変換素子の蓄積電荷が前記所定量に到達するのに要
した第2の時間とを検出し、第2の時間と第1の時間の
差または比を求めることを行って、求めた値が所定値以
上であるときに測距のための電荷分布の比較を行う。
【0010】光電変換素子の蓄積電荷は、受光した光量
が多いほど速やかに上昇する。したがって、光電変換素
子の蓄積電荷の所定量への到達時間は受光光量の多寡を
表すことになり、第1の時間と第2の時間はそれぞれ、
光電変換素子列における最も明るい部位と最も暗い部位
の明るさに対応する。最明部と最暗部とで受光光量の差
が小さいということは、光電変換素子列上の像のコント
ラストが小さいということであり、測距は困難である。
第2の時間と第1の時間の差または比を求めることで最
明部と最暗部の明るさの違いの程度が判り、差または比
の値が所定値以上であるときは、十分なコントラストが
ある可能性が高く、各光電変換素子列の蓄積電荷の分布
を比較する。逆に、求めた値が所定値未満であるときに
は、測距のために蓄積電荷の分布の比較を行わない。こ
れにより、コントラスト不足で正しく測距ができないと
きに、測距のための演算を無駄に行うことが回避され
る。
が多いほど速やかに上昇する。したがって、光電変換素
子の蓄積電荷の所定量への到達時間は受光光量の多寡を
表すことになり、第1の時間と第2の時間はそれぞれ、
光電変換素子列における最も明るい部位と最も暗い部位
の明るさに対応する。最明部と最暗部とで受光光量の差
が小さいということは、光電変換素子列上の像のコント
ラストが小さいということであり、測距は困難である。
第2の時間と第1の時間の差または比を求めることで最
明部と最暗部の明るさの違いの程度が判り、差または比
の値が所定値以上であるときは、十分なコントラストが
ある可能性が高く、各光電変換素子列の蓄積電荷の分布
を比較する。逆に、求めた値が所定値未満であるときに
は、測距のために蓄積電荷の分布の比較を行わない。こ
れにより、コントラスト不足で正しく測距ができないと
きに、測距のための演算を無駄に行うことが回避され
る。
【0011】第2の時間と第1の時間を検出し差または
比を求めて所定値と比較することは、一方の光電変換素
子列のみについて行ってもよく、両方の光電変換素子列
について行ってもよい。両方について行うと、コントラ
スト判定の信頼性が高くなる。
比を求めて所定値と比較することは、一方の光電変換素
子列のみについて行ってもよく、両方の光電変換素子列
について行ってもよい。両方について行うと、コントラ
スト判定の信頼性が高くなる。
【0012】また、測距対象からの光を1対の光電変換
素子列に導き、各光電変換素子列が所定の時間光電変換
して蓄積した電荷の分布を比較することにより測距距離
を行う測距システムにおいて、少なくとも一方の光電変
換素子列について、蓄積電荷が所定量に最初に到達した
光電変換素子がその所定量に到達するのに要した時間を
検出し、前記所定の時間と検出した時間の差または比を
求めることを行って、求めた値が所定値以上であるとき
に測距を行う。
素子列に導き、各光電変換素子列が所定の時間光電変換
して蓄積した電荷の分布を比較することにより測距距離
を行う測距システムにおいて、少なくとも一方の光電変
換素子列について、蓄積電荷が所定量に最初に到達した
光電変換素子がその所定量に到達するのに要した時間を
検出し、前記所定の時間と検出した時間の差または比を
求めることを行って、求めた値が所定値以上であるとき
に測距を行う。
【0013】この場合、光電変換素子列の光電変換は所
定の時間で打ち切られる。この所定時間は通常の測距条
件において、光電変換素子列が十分な光量を受光できる
程度に定められるものである。ここで検出される時間は
最も明るい部位の受光光量に対応するものであり、この
時間が長くなるのは測距対象からの光が微弱なときであ
り、このとき測距は困難になる。所定時間と検出した時
間との差または比の値を求めることにより、光電変換素
子列が測距のために必要な光量を受光しているか否かが
判定される。求めた値が所定値以上であるときは、十分
な光量が得られるときであり、このときは 各光電変換
素子列の蓄積電荷の分布を比較する。逆に、求めた値が
所定値未満であるときは、光量が不足しているときであ
り、電荷分布の比較を行わない。これにより、光量不足
で正しく測距ができないときに、測距のための演算を無
駄に行うことが回避される。
定の時間で打ち切られる。この所定時間は通常の測距条
件において、光電変換素子列が十分な光量を受光できる
程度に定められるものである。ここで検出される時間は
最も明るい部位の受光光量に対応するものであり、この
時間が長くなるのは測距対象からの光が微弱なときであ
り、このとき測距は困難になる。所定時間と検出した時
間との差または比の値を求めることにより、光電変換素
子列が測距のために必要な光量を受光しているか否かが
判定される。求めた値が所定値以上であるときは、十分
な光量が得られるときであり、このときは 各光電変換
素子列の蓄積電荷の分布を比較する。逆に、求めた値が
所定値未満であるときは、光量が不足しているときであ
り、電荷分布の比較を行わない。これにより、光量不足
で正しく測距ができないときに、測距のための演算を無
駄に行うことが回避される。
【0014】前記時間を検出し、所定時間との差または
比を求めて所定値と比較することは、一方の光電変換素
子列のみについて行ってもよく、両方の光電変換素子列
について行ってもよい。両方について行うと、コントラ
スト判定の信頼性は高いものになる。
比を求めて所定値と比較することは、一方の光電変換素
子列のみについて行ってもよく、両方の光電変換素子列
について行ってもよい。両方について行うと、コントラ
スト判定の信頼性は高いものになる。
【0015】上記の測距システムをオートフォーカスカ
メラに備えて被写体の測距を行い、その測距結果に基づ
いてカメラの撮影レンズの焦点調節を自動的に行う。こ
の構成のカメラでは、被写体のコントラストが低いとき
または被写体が全体的に暗いときに、測距不能であるこ
とや測距結果の信頼性が低いことが速やかに検知され、
測距のために無駄な演算をすることが避けられる。
メラに備えて被写体の測距を行い、その測距結果に基づ
いてカメラの撮影レンズの焦点調節を自動的に行う。こ
の構成のカメラでは、被写体のコントラストが低いとき
または被写体が全体的に暗いときに、測距不能であるこ
とや測距結果の信頼性が低いことが速やかに検知され、
測距のために無駄な演算をすることが避けられる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の測距システムをオートフ
ォーカスカメラに適用した実施形態の構成を図1に示
す。カメラ本体1は、左右1対のラインセンサ31、3
2を有する測距用IC(AFIC)3、ラインセンサ3
1、32に被写体からの光をそれぞれ結像させる左右の
レンズ21、22から成る測距用光学系2、マイクロプ
ロセッサより成りAFIC3に接続された測距演算装置
4、撮影レンズ5、および撮影レンズ5の焦点位置を変
化させるレンズ駆動装置6を備えている。ラインセンサ
31、32はそれぞれ複数の光電変換素子を一列に配列
して構成されている。
ォーカスカメラに適用した実施形態の構成を図1に示
す。カメラ本体1は、左右1対のラインセンサ31、3
2を有する測距用IC(AFIC)3、ラインセンサ3
1、32に被写体からの光をそれぞれ結像させる左右の
レンズ21、22から成る測距用光学系2、マイクロプ
ロセッサより成りAFIC3に接続された測距演算装置
4、撮影レンズ5、および撮影レンズ5の焦点位置を変
化させるレンズ駆動装置6を備えている。ラインセンサ
31、32はそれぞれ複数の光電変換素子を一列に配列
して構成されている。
【0017】撮影レンズ5の後方にはフィルム7が供給
されるようになっており、撮影レンズ5とフィルム7の
間にはシャッタ9が設けられている。シャッタ9は露出
制御装置8によって駆動される。レンズ駆動装置6およ
び露出制御装置8は測距演算装置4によって制御され
る。
されるようになっており、撮影レンズ5とフィルム7の
間にはシャッタ9が設けられている。シャッタ9は露出
制御装置8によって駆動される。レンズ駆動装置6およ
び露出制御装置8は測距演算装置4によって制御され
る。
【0018】また、測距演算装置4に接続して、測距用
の補助光を発光する補助光装置10、LEDより成り測
距不能時に点灯して使用者に警告を発する警告装置1
1、および不図示のシャッタレリースボタンに連動する
2つのスイッチS1、S2が備えられている。スイッチ
S1はレリースボタンが半押しされたときに閉結し、ス
イッチS2はレリースボタンがさらに押し込まれたとき
に閉結する。スイッチS1が閉結すると、測距演算装置
4はAFIC3に対してラインセンサ31、32による
光電変換の開始を指示して、測距を開始する。スイッチ
S2が閉結すると、測距演算装置4は露出制御装置8に
対してシャッタ9の開閉を指示し、撮影が行われる。
の補助光を発光する補助光装置10、LEDより成り測
距不能時に点灯して使用者に警告を発する警告装置1
1、および不図示のシャッタレリースボタンに連動する
2つのスイッチS1、S2が備えられている。スイッチ
S1はレリースボタンが半押しされたときに閉結し、ス
イッチS2はレリースボタンがさらに押し込まれたとき
に閉結する。スイッチS1が閉結すると、測距演算装置
4はAFIC3に対してラインセンサ31、32による
光電変換の開始を指示して、測距を開始する。スイッチ
S2が閉結すると、測距演算装置4は露出制御装置8に
対してシャッタ9の開閉を指示し、撮影が行われる。
【0019】測距演算装置4はAFIC3に所定の時間
光電変換を行わせた後、光電変換を中止する指示を与え
る。その後、ラインセンサ31、32の各光電変換素子
から蓄積電荷に対応する電位を読み出す。測距演算装置
4は、左右のラインセンサ間で画素ごとに電位を比較す
る相関演算を行って被写体までの距離を算出し、算出し
た距離に応じてレンズ駆動装置6を介して撮影レンズ5
を駆動する。光電変換、測距演算およびレンズ駆動の一
連の処理は、スイッチS1が閉結している間すなわちレ
リースボタンが半押しされている間常時反復される。こ
れにより、撮影レンズ5は、被写体の移動にかかわら
ず、常に被写体に対して焦点が合った状態となる。レリ
ースボタンがさらに押し込まれスイッチS2が閉結する
と、露出制御装置8によってシャッタ9が開かれて被写
体光がフィルム7に結像し、被写体の鮮明な像がフィル
ム7に記録される。
光電変換を行わせた後、光電変換を中止する指示を与え
る。その後、ラインセンサ31、32の各光電変換素子
から蓄積電荷に対応する電位を読み出す。測距演算装置
4は、左右のラインセンサ間で画素ごとに電位を比較す
る相関演算を行って被写体までの距離を算出し、算出し
た距離に応じてレンズ駆動装置6を介して撮影レンズ5
を駆動する。光電変換、測距演算およびレンズ駆動の一
連の処理は、スイッチS1が閉結している間すなわちレ
リースボタンが半押しされている間常時反復される。こ
れにより、撮影レンズ5は、被写体の移動にかかわら
ず、常に被写体に対して焦点が合った状態となる。レリ
ースボタンがさらに押し込まれスイッチS2が閉結する
と、露出制御装置8によってシャッタ9が開かれて被写
体光がフィルム7に結像し、被写体の鮮明な像がフィル
ム7に記録される。
【0020】図2に、AFIC3と測距演算装置4の構
成を示す。図において、実線矢印は処理されるデータの
流れを表し、点線矢印は制御信号の流れを表す。AFI
C3には左右のラインセンサ31、32に加えて、2つ
のカウンタ34、35、およびこれらにクロック信号を
与えるクロック36が設けられている。左右のラインセ
ンサ31、32を構成する光電変換素子33はそれぞ
れ、受光部33a、蓄積部33bおよびラッチ部33c
より成る。受光部33aは受けた光を電荷に変換して蓄
積部33bに出力する。蓄積部33bは受光部33aか
ら与えられた電荷を電位として蓄積していく。ラッチ部
33cは個々の蓄積部33bの電位が上昇して所定値に
達した時、または、測距演算装置4から指令を受けた時
にラッチ信号を出力するよう、各蓄積部33bに対応し
て設けられている。このような光電変換素子33が左右
のラインセンサ31、32に128ずつ配列されてい
る。
成を示す。図において、実線矢印は処理されるデータの
流れを表し、点線矢印は制御信号の流れを表す。AFI
C3には左右のラインセンサ31、32に加えて、2つ
のカウンタ34、35、およびこれらにクロック信号を
与えるクロック36が設けられている。左右のラインセ
ンサ31、32を構成する光電変換素子33はそれぞ
れ、受光部33a、蓄積部33bおよびラッチ部33c
より成る。受光部33aは受けた光を電荷に変換して蓄
積部33bに出力する。蓄積部33bは受光部33aか
ら与えられた電荷を電位として蓄積していく。ラッチ部
33cは個々の蓄積部33bの電位が上昇して所定値に
達した時、または、測距演算装置4から指令を受けた時
にラッチ信号を出力するよう、各蓄積部33bに対応し
て設けられている。このような光電変換素子33が左右
のラインセンサ31、32に128ずつ配列されてい
る。
【0021】測距演算装置4は、スイッチS1の閉結に
よりスタートするタイマー41、ラインセンサ31、3
2による光電変換と電荷蓄積の開始を指示する積分開始
信号INTを発生する積分開始指示回路42、光電変換
と電荷蓄積の終了を指示する積分終了信号TRMを発生
する積分終了指示回路43を備えている。測距演算回路
4は、また、測距のための種々の演算を行う距離演算部
60と、距離演算部60による測距演算に先立ち、ライ
ンセンサ31、32に結像した像が十分なコントラスト
を有しているか否かを判定するコントラスト検出部50
を備えている。これらの構成と動作については後述す
る。
よりスタートするタイマー41、ラインセンサ31、3
2による光電変換と電荷蓄積の開始を指示する積分開始
信号INTを発生する積分開始指示回路42、光電変換
と電荷蓄積の終了を指示する積分終了信号TRMを発生
する積分終了指示回路43を備えている。測距演算回路
4は、また、測距のための種々の演算を行う距離演算部
60と、距離演算部60による測距演算に先立ち、ライ
ンセンサ31、32に結像した像が十分なコントラスト
を有しているか否かを判定するコントラスト検出部50
を備えている。これらの構成と動作については後述す
る。
【0022】シャッタレリースボタンが半押しされスイ
ッチS1が閉結すると、タイマー41は計時動作を開始
するとともに、積分開始指示回路42に信号発生を指令
する信号を与える。また、タイマー41は計時開始後所
定の時間TEが経過した時に、積分終了指示回路43に
所定時間TEが経過したことを知らせる信号を与える。
積分開始指示回路42はタイマー41からの指令信号に
より、左右ラインセンサ31、32に積分開始信号IN
Tを与える。この積分開始信号INTはカウンタ34、
35にも与えられて、カウンタ34、35はクロック3
6からのクロック信号に基づく計時を開始する。
ッチS1が閉結すると、タイマー41は計時動作を開始
するとともに、積分開始指示回路42に信号発生を指令
する信号を与える。また、タイマー41は計時開始後所
定の時間TEが経過した時に、積分終了指示回路43に
所定時間TEが経過したことを知らせる信号を与える。
積分開始指示回路42はタイマー41からの指令信号に
より、左右ラインセンサ31、32に積分開始信号IN
Tを与える。この積分開始信号INTはカウンタ34、
35にも与えられて、カウンタ34、35はクロック3
6からのクロック信号に基づく計時を開始する。
【0023】積分開始信号INTにより、全ての光電変
換素子33の蓄積部33bは蓄積している電荷を放電し
て電位を0にする初期化を行い、受光部33aは光電変
換を開始する。受光部33aが光電変換を行うことによ
り生じた電荷は蓄積部33bに与えられて、蓄積部33
bの電位は受光部33aが受光した光量に応じて上昇し
ていく。蓄積部33bの電位が所定の電位V0に到達す
るとラッチ部33cからラッチ信号が出力される。受光
部33aによる光電変換と蓄積部33bによる電荷蓄積
は、ラッチ部33cからのラッチ信号出力後も継続され
る。
換素子33の蓄積部33bは蓄積している電荷を放電し
て電位を0にする初期化を行い、受光部33aは光電変
換を開始する。受光部33aが光電変換を行うことによ
り生じた電荷は蓄積部33bに与えられて、蓄積部33
bの電位は受光部33aが受光した光量に応じて上昇し
ていく。蓄積部33bの電位が所定の電位V0に到達す
るとラッチ部33cからラッチ信号が出力される。受光
部33aによる光電変換と蓄積部33bによる電荷蓄積
は、ラッチ部33cからのラッチ信号出力後も継続され
る。
【0024】積分開始後所定の時間TEが経過すると、
タイマー41からの信号に基づいて、積分終了指示回路
43より積分終了信号TRMが全ての光電変換素子33
に与えられる。この積分終了信号TRMにより、各光電
変換素子33の受光部33aは光電変換を中止し、蓄積
部33bは蓄積した電荷を保持する。また、ラッチ部3
3cは、積分開始信号INTを与えられた後ラッチ信号
を出力していないときは、ラッチ信号を出力する。した
がって、各光電変換素子33は、蓄積電荷が所定量に到
達した時または積分終了時のいずれかに、ラッチ信号を
出力することになる。
タイマー41からの信号に基づいて、積分終了指示回路
43より積分終了信号TRMが全ての光電変換素子33
に与えられる。この積分終了信号TRMにより、各光電
変換素子33の受光部33aは光電変換を中止し、蓄積
部33bは蓄積した電荷を保持する。また、ラッチ部3
3cは、積分開始信号INTを与えられた後ラッチ信号
を出力していないときは、ラッチ信号を出力する。した
がって、各光電変換素子33は、蓄積電荷が所定量に到
達した時または積分終了時のいずれかに、ラッチ信号を
出力することになる。
【0025】左ラインセンサ31の全光電変換素子33
からのラッチ信号はカウンタ34に入力され、右ライン
センサ35の全光電変換素子33からのラッチ信号はカ
ウンタ35に入力される。これらのカウンタ34、35
は、積分開始信号INTによって積分開始と同時に計時
を開始しており、ラッチ信号が入力された時に、積分開
始時からの経過時間を計測することができる。
からのラッチ信号はカウンタ34に入力され、右ライン
センサ35の全光電変換素子33からのラッチ信号はカ
ウンタ35に入力される。これらのカウンタ34、35
は、積分開始信号INTによって積分開始と同時に計時
を開始しており、ラッチ信号が入力された時に、積分開
始時からの経過時間を計測することができる。
【0026】カウンタ34は、左ラインセンサ31から
入力されるラッチ信号の数を計数し、最初にラッチ信号
が入力された時にそれまでの経過時間TL1をコントラ
スト検出部50に出力し、128番目のラッチ信号すな
わち最後のラッチ信号が入力された時にそれまでの経過
時間TL2をコントラスト検出部50に出力する。カウ
ンタ35は、同様に、右ラインセンサ32から入力され
るラッチ信号を計数し、最初および最後のラッチ信号が
入力された時に、積分開始後のそれぞれの経過時間TR
1およびTR2をコントラスト検出部50に出力する。
入力されるラッチ信号の数を計数し、最初にラッチ信号
が入力された時にそれまでの経過時間TL1をコントラ
スト検出部50に出力し、128番目のラッチ信号すな
わち最後のラッチ信号が入力された時にそれまでの経過
時間TL2をコントラスト検出部50に出力する。カウ
ンタ35は、同様に、右ラインセンサ32から入力され
るラッチ信号を計数し、最初および最後のラッチ信号が
入力された時に、積分開始後のそれぞれの経過時間TR
1およびTR2をコントラスト検出部50に出力する。
【0027】カウンタ34、35から出力される第1の
経過時間TL1およびTR1は、左右ラインセンサ3
1、32それぞれにおける最も明るい部位すなわち受光
光量の最も多い光電変換素子の蓄積電荷が所定量に到達
するのに要した時間を表す。第2の経過時間TL2およ
びTR2は、左右ラインセンサ31、32それぞれにお
ける最も暗い部位すなわち受光光量の最も少ない光電変
換素子の蓄積電荷が前記所定量に到達するのに要した時
間、すなわち各ラインセンサ31、32の全ての光電変
換素子の蓄積電荷が前記所定量に到達するのに要した時
間、または積分時間TEを表す。図4に像の明るさと第
1および第2の経過時間の関係を示す。
経過時間TL1およびTR1は、左右ラインセンサ3
1、32それぞれにおける最も明るい部位すなわち受光
光量の最も多い光電変換素子の蓄積電荷が所定量に到達
するのに要した時間を表す。第2の経過時間TL2およ
びTR2は、左右ラインセンサ31、32それぞれにお
ける最も暗い部位すなわち受光光量の最も少ない光電変
換素子の蓄積電荷が前記所定量に到達するのに要した時
間、すなわち各ラインセンサ31、32の全ての光電変
換素子の蓄積電荷が前記所定量に到達するのに要した時
間、または積分時間TEを表す。図4に像の明るさと第
1および第2の経過時間の関係を示す。
【0028】コントラスト検出部50は、第1のコント
ラスト演算回路51および第1の測距可否判定回路52
より成る。第1のコントラスト演算回路51はカウンタ
34、35から4つの経過時間TL1、TL2、TR
1、TR2を与えられて、式(1)および式(2)より
2つの値PLおよびPRを算出する。 PL = log (TL2/TL1)/log2 ≡ log2(TL2/TL1) (1) PR = log (TR2/TR1)/log2 ≡ log2(TR2/TR1) (2)
ラスト演算回路51および第1の測距可否判定回路52
より成る。第1のコントラスト演算回路51はカウンタ
34、35から4つの経過時間TL1、TL2、TR
1、TR2を与えられて、式(1)および式(2)より
2つの値PLおよびPRを算出する。 PL = log (TL2/TL1)/log2 ≡ log2(TL2/TL1) (1) PR = log (TR2/TR1)/log2 ≡ log2(TR2/TR1) (2)
【0029】光電変換素子33の蓄積部33bの電位が
所定値V0に到達するのに要する時間は、その光電変換
素子に結像した像部位の明るさに反比例する。したがっ
て、TL2/TL1あるいはTR2/TR1が大きい
程、左右サインセンサ31、32それぞれの最明部と最
暗部の明るさの違いが大きいことになる。式(1)およ
び(2)によりこれらの比の値の対数として求めた値P
LおよびPRは、最明部と最暗部の相対EV値を表して
おり、値が1違うごとに明るさが2倍違うことを意味し
ている。最明部と最暗部とで明るさに差がないとき、す
なわち像にコントラストが全くないときには、PLやP
Rの値は0になる。
所定値V0に到達するのに要する時間は、その光電変換
素子に結像した像部位の明るさに反比例する。したがっ
て、TL2/TL1あるいはTR2/TR1が大きい
程、左右サインセンサ31、32それぞれの最明部と最
暗部の明るさの違いが大きいことになる。式(1)およ
び(2)によりこれらの比の値の対数として求めた値P
LおよびPRは、最明部と最暗部の相対EV値を表して
おり、値が1違うごとに明るさが2倍違うことを意味し
ている。最明部と最暗部とで明るさに差がないとき、す
なわち像にコントラストが全くないときには、PLやP
Rの値は0になる。
【0030】第1の測距可否判定回路52は、上記2つ
の値PLおよびPRに基づいて、左右ラインセンサ3
1、32に結像した像が測距を行うのに十分なコントラ
ストを有しているか否かを判定する。具体的には、PL
およびPRを所定値P0と比較して、PLおよびPRが
共にP0以上であるときに測距可能と判断し、PLまた
はPRのどちらか一方でもP0未満であるときにコント
ラスト不足のため測距不能であると判断する。
の値PLおよびPRに基づいて、左右ラインセンサ3
1、32に結像した像が測距を行うのに十分なコントラ
ストを有しているか否かを判定する。具体的には、PL
およびPRを所定値P0と比較して、PLおよびPRが
共にP0以上であるときに測距可能と判断し、PLまた
はPRのどちらか一方でもP0未満であるときにコント
ラスト不足のため測距不能であると判断する。
【0031】ここで測距不能であると判断した場合、測
距可否判定回路52は、警告装置11のLEDを点滅さ
せて使用者にコントラスト不足であることを知らせると
ともに、タイマー41に再スタートを指示する信号RS
Tを与えてラインセンサ31、32による光電変換と電
荷蓄積を再度行わせる。このとき、測距可否判定回路5
2は補助光装置10を発光させる。光量不足で被写体全
体が暗いという理由により左右ラインセンサ31、32
の像に十分なコントラストがなかった場合、このように
測距用補助光により被写体を照射することで測距が可能
になる。補助光を発光しつつ光電変換と電荷蓄積を行っ
ても2つの値PLおよびPRがP0以上にならないとき
は、警告装置11のLEDを点灯させた状態にして使用
者に測距不能であることを知らせ、撮影レンズ6の焦点
を無限遠に合わせるようにレンズ駆動装置6を制御す
る。
距可否判定回路52は、警告装置11のLEDを点滅さ
せて使用者にコントラスト不足であることを知らせると
ともに、タイマー41に再スタートを指示する信号RS
Tを与えてラインセンサ31、32による光電変換と電
荷蓄積を再度行わせる。このとき、測距可否判定回路5
2は補助光装置10を発光させる。光量不足で被写体全
体が暗いという理由により左右ラインセンサ31、32
の像に十分なコントラストがなかった場合、このように
測距用補助光により被写体を照射することで測距が可能
になる。補助光を発光しつつ光電変換と電荷蓄積を行っ
ても2つの値PLおよびPRがP0以上にならないとき
は、警告装置11のLEDを点灯させた状態にして使用
者に測距不能であることを知らせ、撮影レンズ6の焦点
を無限遠に合わせるようにレンズ駆動装置6を制御す
る。
【0032】なお、全ての光電変換素子33の蓄積部3
3bの電位が積分時間TE内に所定値V0に到達しなか
った場合、第2の経過時間TL2やTR2は積分時間T
Eを表すことになる。このとき、PLやPRの値は像の
最明部と最暗部の明るさの違いを表さない。しかしなが
ら、これは、所定の積分時間TEの間光電変換を行って
も所定電位V0に到達しないほど最暗部が暗い場合であ
り、最明部がある程度以上の明るさであれば、すなわち
TL1やTR1がある程度以下の小さな値であれば十分
なコントラストがあることになる。したがって、この場
合もPLおよびPRを所定値P0と比較することによっ
て測距の可否を判定しても何等差し支えない。
3bの電位が積分時間TE内に所定値V0に到達しなか
った場合、第2の経過時間TL2やTR2は積分時間T
Eを表すことになる。このとき、PLやPRの値は像の
最明部と最暗部の明るさの違いを表さない。しかしなが
ら、これは、所定の積分時間TEの間光電変換を行って
も所定電位V0に到達しないほど最暗部が暗い場合であ
り、最明部がある程度以上の明るさであれば、すなわち
TL1やTR1がある程度以下の小さな値であれば十分
なコントラストがあることになる。したがって、この場
合もPLおよびPRを所定値P0と比較することによっ
て測距の可否を判定しても何等差し支えない。
【0033】逆にいえば、TL2やTR2は積分時間T
E以上の大きな値にはなり得ないから、TL1やTL2
がある程度以上の大きさのときは、コントラスト不足で
あると判断することができる。具体的には、T0=TE
/2P0 なる所定時間T0を設定し、TL1またはTR1
が所定値T0よりも大きいときにはコントラスト不足で
あると判断する。この場合、カウンタ34、35から第
1の経過時間TL1およびTR1を直接第1の測距可否
判定回路52に与えて、測距の可否を判断することにな
る。
E以上の大きな値にはなり得ないから、TL1やTL2
がある程度以上の大きさのときは、コントラスト不足で
あると判断することができる。具体的には、T0=TE
/2P0 なる所定時間T0を設定し、TL1またはTR1
が所定値T0よりも大きいときにはコントラスト不足で
あると判断する。この場合、カウンタ34、35から第
1の経過時間TL1およびTR1を直接第1の測距可否
判定回路52に与えて、測距の可否を判断することにな
る。
【0034】第1の経過時間TL1またはTR1の少な
くとも一方が所定値T0を超えるときには、たとえ所定
の積分時間TE光電変換を行ってもPLまたはPRの少
なくとも一方が前記所定値P0未満になるから、TL1
やTR1の検出後に光電変換を継続する意味はない。し
たがって、このようしてコントラスト不足と判定した時
点で光電変換を終了してもよい。ただし、第1の経過時
間TL1およびTR1がともに所定値T0以下のときに
は、コントラスト判定のために、PLおよびPRの算出
とこれらと所定値P0との比較は必要である。
くとも一方が所定値T0を超えるときには、たとえ所定
の積分時間TE光電変換を行ってもPLまたはPRの少
なくとも一方が前記所定値P0未満になるから、TL1
やTR1の検出後に光電変換を継続する意味はない。し
たがって、このようしてコントラスト不足と判定した時
点で光電変換を終了してもよい。ただし、第1の経過時
間TL1およびTR1がともに所定値T0以下のときに
は、コントラスト判定のために、PLおよびPRの算出
とこれらと所定値P0との比較は必要である。
【0035】左右ラインセンサ31、32の像のそれぞ
れの最明部と最暗部の明るさの違いを式(1)、(2)
により比の値として求めることに代えて、第1のコント
ラスト演算回路51は最明部と最暗部の明るさの違いを
式(3)および式(4)により、第2の経過時間と第1
の経過時間の差として求めるようにしてもよい。 DL = TL2−TL1 (3) DR = TR2−TR1 (4)
れの最明部と最暗部の明るさの違いを式(1)、(2)
により比の値として求めることに代えて、第1のコント
ラスト演算回路51は最明部と最暗部の明るさの違いを
式(3)および式(4)により、第2の経過時間と第1
の経過時間の差として求めるようにしてもよい。 DL = TL2−TL1 (3) DR = TR2−TR1 (4)
【0036】このとき、第1の測距可否判定回路52
は、2つの値DLおよびDRを所定値D0と比較して、
DL、DRがともにD0以上であるときに測距可能であ
ると判断することになる。この場合も、T0’=TE−
D0 なる所定値T0’を設定し、TL1またはTR1が
所定値T0’を超えたときにはコントラスト不足と判断
して、その時点で光電変換を終了するようにしてもよ
い。
は、2つの値DLおよびDRを所定値D0と比較して、
DL、DRがともにD0以上であるときに測距可能であ
ると判断することになる。この場合も、T0’=TE−
D0 なる所定値T0’を設定し、TL1またはTR1が
所定値T0’を超えたときにはコントラスト不足と判断
して、その時点で光電変換を終了するようにしてもよ
い。
【0037】PLおよびPRまたはDLおよびDRに基
づき左右ラインセンサ31、32の像が十分なコントラ
ストを有していると判断した場合、測距可否判定回路5
2は左右ラインセンサ31、32に対して各蓄積部32
bの電位を出力することを指令する信号OUTを与え
る。各光電変換素子33はこの信号OUTに応じて、蓄
積部33bの電位を距離演算部60に出力する。
づき左右ラインセンサ31、32の像が十分なコントラ
ストを有していると判断した場合、測距可否判定回路5
2は左右ラインセンサ31、32に対して各蓄積部32
bの電位を出力することを指令する信号OUTを与え
る。各光電変換素子33はこの信号OUTに応じて、蓄
積部33bの電位を距離演算部60に出力する。
【0038】距離演算部60は、AD変換器61、6
2、RAM63、64、差分変換回路65、66、RA
M67、68、第2のコントラスト演算回路69、第2
の測距可否判定回路70、相関演算回路71および被写
体距離演算回路72より成る。左ラインセンサ31の各
光電変換素子33からの出力電位はAD変換器61によ
って順次ディジタル値に変換され、変換後の128画素
の値VL1〜VL128がRAM63に格納される。右ライ
ンセンサ32の光電変換素子33からの出力電位も同様
にAD変換器62によって順次ディジタル値に変換さ
れ、変換後の128画素の値VR1〜VR128がRAM6
4に格納される。
2、RAM63、64、差分変換回路65、66、RA
M67、68、第2のコントラスト演算回路69、第2
の測距可否判定回路70、相関演算回路71および被写
体距離演算回路72より成る。左ラインセンサ31の各
光電変換素子33からの出力電位はAD変換器61によ
って順次ディジタル値に変換され、変換後の128画素
の値VL1〜VL128がRAM63に格納される。右ライ
ンセンサ32の光電変換素子33からの出力電位も同様
にAD変換器62によって順次ディジタル値に変換さ
れ、変換後の128画素の値VR1〜VR128がRAM6
4に格納される。
【0039】差分変換回路65は、RAM63の画素値
を読み出して4画素ごとに差をとって(ALj=VLj+4
−VLj、j=1,2,・・・,124)、その差分値AL1〜AL124
をRAM67に格納する。差分変換回路66も同様にR
AM64の画素値を4画素ごとに差をとり(ARj=V
Rj+4−VRj、j=1,2,・・・,124)、差分値AR1〜AR
124をRAM68に格納する。このようにして差分値を
求めることはフィルタ処理と呼ばれ、この処理により左
右ラインセンサ31、32の感度差が除去されて、相関
演算の信頼性が向上する。
を読み出して4画素ごとに差をとって(ALj=VLj+4
−VLj、j=1,2,・・・,124)、その差分値AL1〜AL124
をRAM67に格納する。差分変換回路66も同様にR
AM64の画素値を4画素ごとに差をとり(ARj=V
Rj+4−VRj、j=1,2,・・・,124)、差分値AR1〜AR
124をRAM68に格納する。このようにして差分値を
求めることはフィルタ処理と呼ばれ、この処理により左
右ラインセンサ31、32の感度差が除去されて、相関
演算の信頼性が向上する。
【0040】第2のコントラスト演算回路69は式
(5)の演算を行ってコントラスト値Cを算出する。
(5)の演算を行ってコントラスト値Cを算出する。
【0041】
【数1】
【0042】第2の測距可否判定回路70は算出された
コントラスト値Cに基づいて測距が可能であるか否かを
判定する。具体的には、コントラスト値Cを所定値C0
と比較して、コントラスト値Cが所定値C0以上である
ときに測距可能と判断し、コントラスト値Cが所定値C
0未満であるときに、コントラスト不足により相関演算
の信頼性が低く、測距不能であると判断する。
コントラスト値Cに基づいて測距が可能であるか否かを
判定する。具体的には、コントラスト値Cを所定値C0
と比較して、コントラスト値Cが所定値C0以上である
ときに測距可能と判断し、コントラスト値Cが所定値C
0未満であるときに、コントラスト不足により相関演算
の信頼性が低く、測距不能であると判断する。
【0043】第2の測距可否判定回路70は、測距不能
と判断したときに、前述の第1の測距可否判定回路52
と同様に、警告装置11のLEDを点滅させて使用者に
コントラスト不足であることを知らせるとともに、タイ
マー41に再スタートを指示する信号RSTを与えてラ
インセンサ31、32による光電変換と電荷蓄積を再度
行わせる。このとき、測距可否判定回路52は補助光装
置10を発光させて、被写体を照射する。補助光を点灯
させて再度光電変換と電荷蓄積を行っても、算出したコ
ントラスト値Cが所定値C0に満たないときは、警告装
置11のLEDを継続して点灯させて使用者に測距不能
であることを知らせ、撮影レンズ5の焦点を無限遠に合
わせるようにレンズ駆動装置6を制御する。
と判断したときに、前述の第1の測距可否判定回路52
と同様に、警告装置11のLEDを点滅させて使用者に
コントラスト不足であることを知らせるとともに、タイ
マー41に再スタートを指示する信号RSTを与えてラ
インセンサ31、32による光電変換と電荷蓄積を再度
行わせる。このとき、測距可否判定回路52は補助光装
置10を発光させて、被写体を照射する。補助光を点灯
させて再度光電変換と電荷蓄積を行っても、算出したコ
ントラスト値Cが所定値C0に満たないときは、警告装
置11のLEDを継続して点灯させて使用者に測距不能
であることを知らせ、撮影レンズ5の焦点を無限遠に合
わせるようにレンズ駆動装置6を制御する。
【0044】測距可能と判断したとき、第2の測距可否
判定回路70は相関演算回路71に相関演算の開始を指
令する。相関演算回路71は、RAM67とRAM68
の画素値の相関を求めるために、式(6)の演算を行
う。ここで求められるH(m,k)は比較した左右像の一
致度を表すものであり、値が小さいほど一致度が高いこ
とを意味する。
判定回路70は相関演算回路71に相関演算の開始を指
令する。相関演算回路71は、RAM67とRAM68
の画素値の相関を求めるために、式(6)の演算を行
う。ここで求められるH(m,k)は比較した左右像の一
致度を表すものであり、値が小さいほど一致度が高いこ
とを意味する。
【0045】
【数2】
【0046】ここでは、RAM67の画素AL3〜AL
122を40画素ずつの3ブロック(AL3〜AL42)、
(AL43〜AL82)、(AL83〜AL122)に分割し、
それぞれをRAM68の40画素より成り1画素ずつず
れた85ブロック(AR1〜AR40)〜(AR85〜AR
124)と比較している。算出したH(1,1)〜H(3,85)
の255の値は被写体距離演算回路72に与えられる。
122を40画素ずつの3ブロック(AL3〜AL42)、
(AL43〜AL82)、(AL83〜AL122)に分割し、
それぞれをRAM68の40画素より成り1画素ずつず
れた85ブロック(AR1〜AR40)〜(AR85〜AR
124)と比較している。算出したH(1,1)〜H(3,85)
の255の値は被写体距離演算回路72に与えられる。
【0047】被写体距離演算回路72は、相関演算回路
71から与えられたH(1,1)〜H(3,85)のうち値が
最小のものH(m1,k1)を見い出す。ここで見い出され
たm1、k1は、RAM67の3ブロックのうちの第m1
のブロックと、RAM68の第k1画素から始まるブロ
ックが最もよく一致していることを示すものである。次
いで、このH(m1,k1)とH(m1,k1-1)、H(m1,k1+
1)を用いて補間処理を行い、最大の一致度H0(m1,k
0)となるkの値k0を算出する。そして、光電変換素子
33の配列ピッチおよび左右ラインセンサ31、32の
設置間隔を考慮して、第m1目のブロックの最初の画素
番号(40・m1−37=3、43または83)とk0の
値からラインセンサ31、32の像の最もよく一致して
いる部位の間隔を算出する。こうして算出した像間隔と
測距用光学系2とラインセンサ31、32の間隔等の測
距系の幾何的条件とから、被写体までの距離を算出す
る。
71から与えられたH(1,1)〜H(3,85)のうち値が
最小のものH(m1,k1)を見い出す。ここで見い出され
たm1、k1は、RAM67の3ブロックのうちの第m1
のブロックと、RAM68の第k1画素から始まるブロ
ックが最もよく一致していることを示すものである。次
いで、このH(m1,k1)とH(m1,k1-1)、H(m1,k1+
1)を用いて補間処理を行い、最大の一致度H0(m1,k
0)となるkの値k0を算出する。そして、光電変換素子
33の配列ピッチおよび左右ラインセンサ31、32の
設置間隔を考慮して、第m1目のブロックの最初の画素
番号(40・m1−37=3、43または83)とk0の
値からラインセンサ31、32の像の最もよく一致して
いる部位の間隔を算出する。こうして算出した像間隔と
測距用光学系2とラインセンサ31、32の間隔等の測
距系の幾何的条件とから、被写体までの距離を算出す
る。
【0048】被写体距離演算回路72は、算出した被写
体距離をレンズ駆動装置6に出力する。レンズ駆動装置
6は与えられた被写体距離に対応する撮影レンズ5の焦
点位置を算出して、撮影レンズ5の焦点位置を設定す
る。こうしてオートフォーカスがなされる。
体距離をレンズ駆動装置6に出力する。レンズ駆動装置
6は与えられた被写体距離に対応する撮影レンズ5の焦
点位置を算出して、撮影レンズ5の焦点位置を設定す
る。こうしてオートフォーカスがなされる。
【0049】以上の測距処理の流れを、図3のフローチ
ャートに示す。シャッタレリースボタンの半押しによっ
て測距処理が始まり(ステップ#100)、積分開始信
号INTによって光電変換と電荷の蓄積が開始される
(#105)。光電変換の進行につれて光電変換素子3
3の蓄積電荷が上昇し、最明部の電位が所定電位V0に
到達した時の第1の経過時間TL1、TR1、および最
暗部の電位が所定電位V0に到達した時の第2の経過時
間TL2、TR2が検知される(#110)。所定の積
分時間TEが経過したときに積分終了信号TRMが発せ
られ、光電変換および電荷の蓄積が終了する(#11
5)。最暗部の電位が所定電位V0に到達していなかっ
た場合は、この時点で第2の経過時間TL2、TR2が
検知される(#120)。
ャートに示す。シャッタレリースボタンの半押しによっ
て測距処理が始まり(ステップ#100)、積分開始信
号INTによって光電変換と電荷の蓄積が開始される
(#105)。光電変換の進行につれて光電変換素子3
3の蓄積電荷が上昇し、最明部の電位が所定電位V0に
到達した時の第1の経過時間TL1、TR1、および最
暗部の電位が所定電位V0に到達した時の第2の経過時
間TL2、TR2が検知される(#110)。所定の積
分時間TEが経過したときに積分終了信号TRMが発せ
られ、光電変換および電荷の蓄積が終了する(#11
5)。最暗部の電位が所定電位V0に到達していなかっ
た場合は、この時点で第2の経過時間TL2、TR2が
検知される(#120)。
【0050】第2の経過時間と第1の経過時間との比P
L、PRまたは差DL、DRを求めることにより、最明
部と最暗部の明るさの違いを検出する(#125)。次
いで、比の値PL、PRまたは差の値DL、DRを所定
値P0またはD0と比較して、2つのラインセンサの像が
十分なコントラストを有しているか否かを判断する(#
130)。2つのラインセンサの像のうち一方でもコン
トラストが不十分な場合は、その電荷蓄積において補助
光を発光したか否かを判定する(#135)。補助光未
発光のときは、使用者にコントラスト不足であることを
警告し(#140)、補助光を発光させて(#14
5)、光電変換と電荷蓄積を再度行う(#105)。ス
テップ#135の判定で、補助光を発光していたときに
は、測距不能であることを使用者に警告し(#15
0)、撮影レンズ5の焦点を無限遠に合わせる(#15
5)。その後、#ステップ105に戻り光電変換と電荷
蓄積を再開する。
L、PRまたは差DL、DRを求めることにより、最明
部と最暗部の明るさの違いを検出する(#125)。次
いで、比の値PL、PRまたは差の値DL、DRを所定
値P0またはD0と比較して、2つのラインセンサの像が
十分なコントラストを有しているか否かを判断する(#
130)。2つのラインセンサの像のうち一方でもコン
トラストが不十分な場合は、その電荷蓄積において補助
光を発光したか否かを判定する(#135)。補助光未
発光のときは、使用者にコントラスト不足であることを
警告し(#140)、補助光を発光させて(#14
5)、光電変換と電荷蓄積を再度行う(#105)。ス
テップ#135の判定で、補助光を発光していたときに
は、測距不能であることを使用者に警告し(#15
0)、撮影レンズ5の焦点を無限遠に合わせる(#15
5)。その後、#ステップ105に戻り光電変換と電荷
蓄積を再開する。
【0051】ステップ#130の判定において、2つの
ラインセンサの像が十分なコントラストを有していると
判断したときには、ラインセンサ31、32の光電変換
素子の電位すなわち画素値を測距演算部60に読み出す
(#160)。次いで隣接画素の画素値の差からコント
ラストを厳密に算出する(#165)。算出したコント
ラスト値Cを所定値C0と比較することにより、信頼性
のある相関演算を行い得るか否かを判断する(#17
0)。コントラスト値Cが所定値C0よりも小さいとき
には、コントラスト不足で信頼性が低くなると判断し
て、ステップ#135に進み前述の処理を行う。コント
ラスト値Cが所定値C0以上のときは、信頼性高く被写
体距離を算出し得ると判断して、2つのラインセンサの
像の相関演算を行い(#175)、被写体距離を算出し
(#180)、撮影レンズ5を被写体に対して焦点が合
うように駆動する(#185)。
ラインセンサの像が十分なコントラストを有していると
判断したときには、ラインセンサ31、32の光電変換
素子の電位すなわち画素値を測距演算部60に読み出す
(#160)。次いで隣接画素の画素値の差からコント
ラストを厳密に算出する(#165)。算出したコント
ラスト値Cを所定値C0と比較することにより、信頼性
のある相関演算を行い得るか否かを判断する(#17
0)。コントラスト値Cが所定値C0よりも小さいとき
には、コントラスト不足で信頼性が低くなると判断し
て、ステップ#135に進み前述の処理を行う。コント
ラスト値Cが所定値C0以上のときは、信頼性高く被写
体距離を算出し得ると判断して、2つのラインセンサの
像の相関演算を行い(#175)、被写体距離を算出し
(#180)、撮影レンズ5を被写体に対して焦点が合
うように駆動する(#185)。
【0052】ラインセンサ31、32の光電変換素子の
電位の読み出し以降の処理は、従来の方法とほぼ同様で
あるが、本発明では、電位の読み出しに先立ち、ライン
センサ31、32の像の最明部と最暗部の明るさの違い
を判定している点で従来の測距システムと異なってい
る。第1の経過時間TL1、TR1および第2の経過時
間TL2、TR2の検知は、光電変換および電荷蓄積と
並行して行われ、電荷蓄積が終了する前、または遅くて
も電荷蓄積終了直後に像の最明部と最暗部の明るさの違
いの判定が完了する。したがって、像がコントラスト不
足であるときに、時間を要する光電変換素子の電位の読
み出しや従来のようなコントラスト計算あるいは相関演
算を行うことなく、直ちに適切な措置を講じることが可
能となる。
電位の読み出し以降の処理は、従来の方法とほぼ同様で
あるが、本発明では、電位の読み出しに先立ち、ライン
センサ31、32の像の最明部と最暗部の明るさの違い
を判定している点で従来の測距システムと異なってい
る。第1の経過時間TL1、TR1および第2の経過時
間TL2、TR2の検知は、光電変換および電荷蓄積と
並行して行われ、電荷蓄積が終了する前、または遅くて
も電荷蓄積終了直後に像の最明部と最暗部の明るさの違
いの判定が完了する。したがって、像がコントラスト不
足であるときに、時間を要する光電変換素子の電位の読
み出しや従来のようなコントラスト計算あるいは相関演
算を行うことなく、直ちに適切な措置を講じることが可
能となる。
【0053】なお、上記実施形態においては、左右のラ
インセンサ31、32それぞれについて、第1の経過時
間および第2の経過時間を検知して最明部と最暗部の明
るさの違いを判定する場合について説明したが、いずれ
か一方のラインセンサのみについて第1およびおよび第
2の経過時間を検知して最明部と最暗部の明るさの違い
を判定するようにしてもよい。その場合、他方のライン
センサの光電変換素子33にはラッチ部33cを設ける
必要はなく、カウンタ34、35の一方も不要になる。
ただし、両方のラインセンサ31、32について最明部
と最暗部の明るさの違いを判定する方が、判定結果の信
頼性が高くなる。
インセンサ31、32それぞれについて、第1の経過時
間および第2の経過時間を検知して最明部と最暗部の明
るさの違いを判定する場合について説明したが、いずれ
か一方のラインセンサのみについて第1およびおよび第
2の経過時間を検知して最明部と最暗部の明るさの違い
を判定するようにしてもよい。その場合、他方のライン
センサの光電変換素子33にはラッチ部33cを設ける
必要はなく、カウンタ34、35の一方も不要になる。
ただし、両方のラインセンサ31、32について最明部
と最暗部の明るさの違いを判定する方が、判定結果の信
頼性が高くなる。
【0054】
【発明の効果】本発明の測距システムによると、測距対
象の最明部と最暗部の明るさの差を速やかに検出するこ
とができ、厳密なコントラスト演算を行う前に、測距が
可能であるか否かを判断することができる。したがっ
て、測距対象がコントラスト不足の状態にあるときに、
コントラスト演算や蓄積電荷の分布の比較演算を無駄に
行うことが回避されて、コントラスト不足であることを
使用者に速やかに報知することや、測距のための補助光
の発光等の適切な処置を速やかに講じることが可能にな
る。
象の最明部と最暗部の明るさの差を速やかに検出するこ
とができ、厳密なコントラスト演算を行う前に、測距が
可能であるか否かを判断することができる。したがっ
て、測距対象がコントラスト不足の状態にあるときに、
コントラスト演算や蓄積電荷の分布の比較演算を無駄に
行うことが回避されて、コントラスト不足であることを
使用者に速やかに報知することや、測距のための補助光
の発光等の適切な処置を速やかに講じることが可能にな
る。
【0055】請求項2の測距システムでは、測距対象の
最明部の明るさに基づいて、測距対象が測距を行うに十
分な明るさであるか否かを速やかに判断することができ
る。したがって、測距対象が全体的に光量不足の状態に
あるときに、コントラスト演算や蓄積電荷の分布の比較
演算を無駄に行うことが回避されて、測距のための補助
光の発光等の他の適切な処置を速やかに講じることが可
能になる。その結果測距処理を迅速に行うことができ
る。
最明部の明るさに基づいて、測距対象が測距を行うに十
分な明るさであるか否かを速やかに判断することができ
る。したがって、測距対象が全体的に光量不足の状態に
あるときに、コントラスト演算や蓄積電荷の分布の比較
演算を無駄に行うことが回避されて、測距のための補助
光の発光等の他の適切な処置を速やかに講じることが可
能になる。その結果測距処理を迅速に行うことができ
る。
【0056】請求項3のオートフォーカスカメラでは、
被写体のコントラスト不足または全体的な明るさ不足を
速やかに検出することができる。このような、測距不能
な状態や信頼性の低い測距しか行えない状態にあるとき
に、種々の演算を無駄に行うことや、焦点位置調節のた
めに撮影レンズを無駄に駆動することを避けることがで
きる。したがって、オートフォーカス処理全体としての
能率が向上する。
被写体のコントラスト不足または全体的な明るさ不足を
速やかに検出することができる。このような、測距不能
な状態や信頼性の低い測距しか行えない状態にあるとき
に、種々の演算を無駄に行うことや、焦点位置調節のた
めに撮影レンズを無駄に駆動することを避けることがで
きる。したがって、オートフォーカス処理全体としての
能率が向上する。
【図1】 本発明の一実施形態であるオートフォーカス
カメラの概略構成を示す図。
カメラの概略構成を示す図。
【図2】 測距用ICおよび測距演算装置の構成と信号
の流れを示す図。
の流れを示す図。
【図3】 測距処理の流れを示すフローチャート。
【図4】 ラインセンサの像の明るさとラインセンサを
構成する光電変換素子の電位が所定電位に到達するのに
要する時間の関係を示す図。
構成する光電変換素子の電位が所定電位に到達するのに
要する時間の関係を示す図。
1 オートフォーカスカメラ本体 2 測距用光学系 3 測距用IC 4 測距演算装置 5 撮影レンズ 6 レンズ駆動装置 7 フィルム 8 露出制御装置 9 シャッタ 10 補助光装置 11 警告装置 21、22 測距用レンズ 31 左ラインセンサ 32 右ラインセンサ 33 光電変換素子 33a 受光部 33b 蓄積部 33c ラッチ部 34、35 カウンタ 36 クロック 41 タイマー 42 積分開始指示回路 43 積分終了指示回路 50 コントラスト検出部 51 第1のコントラスト演算回路 52 第1の測距可否判定回路 60 距離演算部 61、62 AD変換器 63、64 RAM 65、66 差分変換回路 67、68 RAM 69 第2のコントラスト演算回路 70 第2の測距可否判定回路 71 相関演算回路 72 被写体距離演算回路 S1、S2 スイッチ、 TL1、TR1 第1の経過時間 (第1の時間) TL2、TR2 第2の経過時間 (第2の時間) TE 積分時間
Claims (3)
- 【請求項1】 測距対象からの光を1対の光電変換素子
列に導き、各光電変換素子列が光電変換して蓄積した電
荷の分布を比較することにより測距を行う測距システム
において、 少なくとも一方の光電変換素子列について、蓄積電荷が
所定量に最初に到達した光電変換素子が前記所定量に到
達するのに要した第1の時間と、全ての光電変換素子の
蓄積電荷が前記所定量に到達するのに要した第2の時間
とを検出し、第2の時間と第1の時間の差または比を求
めることを行い、求めた値が所定値以上であるときに測
距のための電荷分布の比較を行うことを特徴とする測距
システム。 - 【請求項2】 測距対象からの光を1対の光電変換素子
列に導き、各光電変換素子列が所定の時間光電変換して
蓄積した電荷の分布を比較することにより測距距離を行
う測距システムにおいて、 少なくとも一方の光電変換素子列について、蓄積電荷が
所定量に最初に到達した光電変換素子が前記所定量に到
達するのに要した時間を検出し、前記所定の時間と検出
した時間の差または比を求めることを行い、求めた値が
所定値以上であるときに測距のための電荷分布の比較を
行うことを特徴とする測距システム。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の測距シ
ステムを備えて被写体の測距を行い、その測距結果に基
づいて撮影レンズの焦点調節を自動的に行うことを特徴
とするオートフォーカスカメラ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22178895A JPH0961702A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 測距システムおよびオートフォーカスカメラ |
| US08/697,568 US5808291A (en) | 1995-08-30 | 1996-08-28 | Image information detection system and optical equipment using the system |
| US09/084,089 US5939705A (en) | 1995-08-30 | 1998-05-26 | Image information detection system and optical equipment using the system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22178895A JPH0961702A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 測距システムおよびオートフォーカスカメラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0961702A true JPH0961702A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16772218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22178895A Pending JPH0961702A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 測距システムおよびオートフォーカスカメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0961702A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007052072A (ja) * | 2005-08-15 | 2007-03-01 | Canon Inc | 焦点検出装置、光学機器および焦点検出方法 |
-
1995
- 1995-08-30 JP JP22178895A patent/JPH0961702A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007052072A (ja) * | 2005-08-15 | 2007-03-01 | Canon Inc | 焦点検出装置、光学機器および焦点検出方法 |
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