JPH0961704A - 測距システムおよびオートフォーカスカメラ - Google Patents
測距システムおよびオートフォーカスカメラInfo
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- JPH0961704A JPH0961704A JP22179195A JP22179195A JPH0961704A JP H0961704 A JPH0961704 A JP H0961704A JP 22179195 A JP22179195 A JP 22179195A JP 22179195 A JP22179195 A JP 22179195A JP H0961704 A JPH0961704 A JP H0961704A
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Landscapes
- Focusing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 測距用ラインセンサに結像した左右像の明る
さの差を検出して速やかに測距の可否を判定する測距シ
ステムおよびその測距システムを備えたオートフォーカ
スカメラを提供する。 【解決手段】 左右ラインセンサ31、32を構成する
光電変換素子33に、電荷蓄積により上昇した電位が所
定値に到達したときにラッチ信号を発するラッチ部33
cを設ける。カウンタ34、35によって電荷蓄積開始
時からラッチ信号入力時までの経過時間を計測する。そ
れぞれのカウンタ34、35に最初のラッチ信号が入力
された時間を比較して、ラインセンサ31、32の左右
像の最明部の明るさの違いを検出し、明るさの違いが所
定値を超えるときに測距不可であると判定する。
さの差を検出して速やかに測距の可否を判定する測距シ
ステムおよびその測距システムを備えたオートフォーカ
スカメラを提供する。 【解決手段】 左右ラインセンサ31、32を構成する
光電変換素子33に、電荷蓄積により上昇した電位が所
定値に到達したときにラッチ信号を発するラッチ部33
cを設ける。カウンタ34、35によって電荷蓄積開始
時からラッチ信号入力時までの経過時間を計測する。そ
れぞれのカウンタ34、35に最初のラッチ信号が入力
された時間を比較して、ラインセンサ31、32の左右
像の最明部の明るさの違いを検出し、明るさの違いが所
定値を超えるときに測距不可であると判定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受光素子に結像す
る1対の像の位置から測距対象までの距離を検出する測
距システムおよびそれを用いたオートフォーカスカメラ
に関するものであり、特に、1対の像の明るさの差の検
出に関するものである。
る1対の像の位置から測距対象までの距離を検出する測
距システムおよびそれを用いたオートフォーカスカメラ
に関するものであり、特に、1対の像の明るさの差の検
出に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりオートフォーカスカメラでは、
被写体からの光を1対のラインセンサに導いて2つの像
を形成し、それらの像位置の差から被写体までの距離を
検出して撮影レンズの焦点調節を行っている。具体的に
は、測距用の光学系により被写体からの光を光電変換素
子から成る1対のラインセンサに導いて結像させ、光電
変換素子の蓄積電荷を2つのラインセンサ間で画素ごと
に比較する相関演算を行って、2つの被写体像の距離を
検出する。2つの被写体像の距離は、測距用光学系とラ
インセンサとの間隔等の測距系の幾何的条件および被写
体までの距離に依存して定まるものであり、逆に、2つ
の被写体像の距離が求められると、測距系の幾何的条件
からから被写体までの距離が算出される。こうして算出
した被写体までの距離に応じて撮影レンズの焦点位置を
調節するモーターを制御することにより、被写体に対し
て自動的に焦点調節が行われる。
被写体からの光を1対のラインセンサに導いて2つの像
を形成し、それらの像位置の差から被写体までの距離を
検出して撮影レンズの焦点調節を行っている。具体的に
は、測距用の光学系により被写体からの光を光電変換素
子から成る1対のラインセンサに導いて結像させ、光電
変換素子の蓄積電荷を2つのラインセンサ間で画素ごと
に比較する相関演算を行って、2つの被写体像の距離を
検出する。2つの被写体像の距離は、測距用光学系とラ
インセンサとの間隔等の測距系の幾何的条件および被写
体までの距離に依存して定まるものであり、逆に、2つ
の被写体像の距離が求められると、測距系の幾何的条件
からから被写体までの距離が算出される。こうして算出
した被写体までの距離に応じて撮影レンズの焦点位置を
調節するモーターを制御することにより、被写体に対し
て自動的に焦点調節が行われる。
【0003】本出願人は、測距演算の詳しい方法につい
て公開特許公報・昭59−126517号に示した。
て公開特許公報・昭59−126517号に示した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法で被写体ま
での距離を正しく算出するためには、ラインセンサに結
像した1対の像がほぼ同等な明るさを有していることが
必要である。たとえば、もし使用者が誤って一方のライ
ンセンサへの光路を塞いでしまうと、相関演算を行うこ
とができなくなり、たとえできたとしても相関演算の結
果は信頼性の乏しいものとなる。また、逆光撮影時のよ
うに光学的ノイズの影響を受け易い状態では、一方のラ
インセンサの像に著しく明るい部位が生じることがあ
り、この場合も相関演算の信頼性が低下することにな
る。このようなときは、被写体に対して正しく焦点を合
わせることができなくなるから、ラインセンサ上の像の
明るさが左右でほぼ同等であるか否かを判定する必要が
ある。
での距離を正しく算出するためには、ラインセンサに結
像した1対の像がほぼ同等な明るさを有していることが
必要である。たとえば、もし使用者が誤って一方のライ
ンセンサへの光路を塞いでしまうと、相関演算を行うこ
とができなくなり、たとえできたとしても相関演算の結
果は信頼性の乏しいものとなる。また、逆光撮影時のよ
うに光学的ノイズの影響を受け易い状態では、一方のラ
インセンサの像に著しく明るい部位が生じることがあ
り、この場合も相関演算の信頼性が低下することにな
る。このようなときは、被写体に対して正しく焦点を合
わせることができなくなるから、ラインセンサ上の像の
明るさが左右でほぼ同等であるか否かを判定する必要が
ある。
【0005】このため従来では、像のコントラストと相
関演算によって算出される左右像の一致度とを考慮し
て、左右像の明るさに著しい相違があるか否かを判定し
ていた。
関演算によって算出される左右像の一致度とを考慮し
て、左右像の明るさに著しい相違があるか否かを判定し
ていた。
【0006】ところがこの方法では、相関演算を行った
後に判定がなされることになり、また、相関演算を行う
ためにラインセンサの電位の演算装置への転送、すなわ
ち蓄積電荷の読み出しを常時行う必要がある。このた
め、左右像の明るさの著しい相違により正しく測距する
ことができないと判断するまでに要する時間が長くな
り、使用者に警告を発する等の対応措置が遅れがちであ
った。
後に判定がなされることになり、また、相関演算を行う
ためにラインセンサの電位の演算装置への転送、すなわ
ち蓄積電荷の読み出しを常時行う必要がある。このた
め、左右像の明るさの著しい相違により正しく測距する
ことができないと判断するまでに要する時間が長くな
り、使用者に警告を発する等の対応措置が遅れがちであ
った。
【0007】本発明は、左右ラインセンサに結像した左
右像の明るさの差を検出して速やかに測距の可否を判定
する測距システムおよびその測距システムを備えたオー
トフォーカスカメラを提供することを目的とする。
右像の明るさの差を検出して速やかに測距の可否を判定
する測距システムおよびその測距システムを備えたオー
トフォーカスカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、測距対象からの光を1対の光電変換素
子列に導き、各光電変換素子列が光電変換して蓄積した
電荷の分布を比較することにより測距を行う測距システ
ムにおいて、光電変換素子列それぞれについて、蓄積電
荷が所定量に最初に到達した光電変換素子がその所定量
に到達するのに要した時間を検出し、検出した2つの時
間の差または比を求め、求めた値が所定の範囲内にある
ときに測距のための電荷分布の比較を行う。
に、本発明では、測距対象からの光を1対の光電変換素
子列に導き、各光電変換素子列が光電変換して蓄積した
電荷の分布を比較することにより測距を行う測距システ
ムにおいて、光電変換素子列それぞれについて、蓄積電
荷が所定量に最初に到達した光電変換素子がその所定量
に到達するのに要した時間を検出し、検出した2つの時
間の差または比を求め、求めた値が所定の範囲内にある
ときに測距のための電荷分布の比較を行う。
【0009】光電変換素子の蓄積電荷は、受光した光量
が多いほど速やかに上昇する。したがって、光電変換素
子の蓄積電荷の所定量への到達時間は受光光量の多寡を
表すことになり、検出される2つの時間は、それぞれの
光電変換素子列における最も明るい部位の明るさに対応
する。光電変換素子列それぞれの最明部の位置は測距対
象までの距離に応じて異なるものであるが、測距対象の
最も明るい部位がそれぞれの光電変換素子列において最
明部となるはずであり、通常の測距条件では検出される
2つの時間はほぼ等しくなる。すなわち、検出した2つ
の時間の差または比は、通常の場合、それぞれ0または
1に近い値となる。これらの時間に大きな差が生じるの
は、何らかの理由で測距対象からの光が一方の光電変換
素子列に到達しなくなっているとき、または光学的ノイ
ズが発生しているときであり、このときは正しく測距を
行うことができない。
が多いほど速やかに上昇する。したがって、光電変換素
子の蓄積電荷の所定量への到達時間は受光光量の多寡を
表すことになり、検出される2つの時間は、それぞれの
光電変換素子列における最も明るい部位の明るさに対応
する。光電変換素子列それぞれの最明部の位置は測距対
象までの距離に応じて異なるものであるが、測距対象の
最も明るい部位がそれぞれの光電変換素子列において最
明部となるはずであり、通常の測距条件では検出される
2つの時間はほぼ等しくなる。すなわち、検出した2つ
の時間の差または比は、通常の場合、それぞれ0または
1に近い値となる。これらの時間に大きな差が生じるの
は、何らかの理由で測距対象からの光が一方の光電変換
素子列に到達しなくなっているとき、または光学的ノイ
ズが発生しているときであり、このときは正しく測距を
行うことができない。
【0010】ここでは、検出した2つの時間の差または
比の値が所定の範囲内にあるときに、測距が可能である
と判断して電荷分布の比較を行い、求めた値が所定範囲
外にあるときは測距不能であると判断して電荷分布の比
較を行わない。これにより、測距対象からの光が一方の
光電変換素子列に到達せず測距不能であるときに、誤っ
た測距結果を生じることや、無駄な演算を行うことが回
避される。
比の値が所定の範囲内にあるときに、測距が可能である
と判断して電荷分布の比較を行い、求めた値が所定範囲
外にあるときは測距不能であると判断して電荷分布の比
較を行わない。これにより、測距対象からの光が一方の
光電変換素子列に到達せず測距不能であるときに、誤っ
た測距結果を生じることや、無駄な演算を行うことが回
避される。
【0011】上記の測距システムをオートフォーカスカ
メラに備えて被写体の測距を行い、その測距結果に基づ
いてカメラの撮影レンズの焦点調節を自動的に行う。こ
の構成のカメラでは、被写体の光が一方の光電変換素子
列に到達しない状態にあることや光学的ノイズの発生が
検知され、測距不能であることを速やかに判断すること
に可能となる。
メラに備えて被写体の測距を行い、その測距結果に基づ
いてカメラの撮影レンズの焦点調節を自動的に行う。こ
の構成のカメラでは、被写体の光が一方の光電変換素子
列に到達しない状態にあることや光学的ノイズの発生が
検知され、測距不能であることを速やかに判断すること
に可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の測距システムをオートフ
ォーカスカメラに適用した実施形態の構成を図1に示
す。カメラ本体1は、左右1対のラインセンサ31、3
2を有する測距用IC(AFIC)3、ラインセンサ3
1、32に被写体からの光をそれぞれ結像させる左右の
レンズ21、22から成る測距用光学系2、マイクロプ
ロセッサより成りAFIC3に接続された測距演算装置
4、撮影レンズ5、および撮影レンズ5の焦点位置を変
化させるレンズ駆動装置6を備えている。ラインセンサ
31、32はそれぞれ複数の光電変換素子を一列に配列
して構成されている。
ォーカスカメラに適用した実施形態の構成を図1に示
す。カメラ本体1は、左右1対のラインセンサ31、3
2を有する測距用IC(AFIC)3、ラインセンサ3
1、32に被写体からの光をそれぞれ結像させる左右の
レンズ21、22から成る測距用光学系2、マイクロプ
ロセッサより成りAFIC3に接続された測距演算装置
4、撮影レンズ5、および撮影レンズ5の焦点位置を変
化させるレンズ駆動装置6を備えている。ラインセンサ
31、32はそれぞれ複数の光電変換素子を一列に配列
して構成されている。
【0013】撮影レンズ5の後方にはフィルム7が供給
されるようになっており、撮影レンズ5とフィルム7の
間にはシャッタ9が設けられている。シャッタ9は露出
制御装置8によって駆動される。レンズ駆動装置6およ
び露出制御装置8は測距演算装置4によって制御され
る。
されるようになっており、撮影レンズ5とフィルム7の
間にはシャッタ9が設けられている。シャッタ9は露出
制御装置8によって駆動される。レンズ駆動装置6およ
び露出制御装置8は測距演算装置4によって制御され
る。
【0014】また、測距演算装置4に接続して、測距用
の補助光を発光する補助光装置10、LEDより成り測
距不能時に点灯して使用者に警告を発する警告装置1
1、および不図示のシャッタレリースボタンに連動する
2つのスイッチS1、S2が備えられている。スイッチ
S1はレリースボタンが半押しされたときに閉結し、ス
イッチS2はレリースボタンがさらに押し込まれたとき
に閉結する。スイッチS1が閉結すると、測距演算装置
4はAFIC3に対してラインセンサ31、32による
光電変換の開始を指示して、測距を開始する。スイッチ
S2が閉結すると、測距演算装置4は露出制御装置8に
対してシャッタ9の開閉を指示し、撮影が行われる。
の補助光を発光する補助光装置10、LEDより成り測
距不能時に点灯して使用者に警告を発する警告装置1
1、および不図示のシャッタレリースボタンに連動する
2つのスイッチS1、S2が備えられている。スイッチ
S1はレリースボタンが半押しされたときに閉結し、ス
イッチS2はレリースボタンがさらに押し込まれたとき
に閉結する。スイッチS1が閉結すると、測距演算装置
4はAFIC3に対してラインセンサ31、32による
光電変換の開始を指示して、測距を開始する。スイッチ
S2が閉結すると、測距演算装置4は露出制御装置8に
対してシャッタ9の開閉を指示し、撮影が行われる。
【0015】測距演算装置4はAFIC3に所定の時間
光電変換を行わせた後、光電変換を中止する指示を与え
る。その後、ラインセンサ31、32の各光電変換素子
から蓄積電荷に対応する電位を読み出す。測距演算装置
4は、左右のラインセンサ間で画素ごとに電位を比較す
る相関演算を行って被写体までの距離を算出し、算出し
た距離に応じてレンズ駆動装置6を介して撮影レンズ5
を駆動する。光電変換、測距演算およびレンズ駆動の一
連の処理は、スイッチS1が閉結している間すなわちレ
リースボタンが半押しされている間常時反復される。こ
れにより、撮影レンズ5は、被写体の移動にかかわら
ず、常に被写体に対して焦点が合った状態となる。レリ
ースボタンがさらに押し込まれスイッチS2が閉結する
と、露出制御装置8によってシャッタ9が開かれて被写
体光がフィルム7に結像し、被写体の鮮明な像がフィル
ム7に記録される。
光電変換を行わせた後、光電変換を中止する指示を与え
る。その後、ラインセンサ31、32の各光電変換素子
から蓄積電荷に対応する電位を読み出す。測距演算装置
4は、左右のラインセンサ間で画素ごとに電位を比較す
る相関演算を行って被写体までの距離を算出し、算出し
た距離に応じてレンズ駆動装置6を介して撮影レンズ5
を駆動する。光電変換、測距演算およびレンズ駆動の一
連の処理は、スイッチS1が閉結している間すなわちレ
リースボタンが半押しされている間常時反復される。こ
れにより、撮影レンズ5は、被写体の移動にかかわら
ず、常に被写体に対して焦点が合った状態となる。レリ
ースボタンがさらに押し込まれスイッチS2が閉結する
と、露出制御装置8によってシャッタ9が開かれて被写
体光がフィルム7に結像し、被写体の鮮明な像がフィル
ム7に記録される。
【0016】図2に、AFIC3と測距演算装置4の構
成を示す。図において、実線矢印は処理されるデータの
流れを表し、点線矢印は制御信号の流れを表す。AFI
C3には左右のラインセンサ31、32に加えて、2つ
のカウンタ34、35、およびこれらにクロック信号を
与えるクロック36が設けられている。左右のラインセ
ンサ31、32を構成する光電変換素子33はそれぞ
れ、受光部33a、蓄積部33bおよびラッチ部33c
より成る。受光部33aは受けた光を電荷に変換して蓄
積部33bに出力する。蓄積部33bは受光部33aか
ら与えられた電荷を電位として蓄積していく。ラッチ部
33cは個々の蓄積部33bの電位が上昇して所定値に
達した時、または、測距演算装置4から指令を受けた時
にラッチ信号を出力するよう、各蓄積部33bに対応し
て設けられている。このような光電変換素子33が左右
のラインセンサ31、32に128ずつ配列されてい
る。
成を示す。図において、実線矢印は処理されるデータの
流れを表し、点線矢印は制御信号の流れを表す。AFI
C3には左右のラインセンサ31、32に加えて、2つ
のカウンタ34、35、およびこれらにクロック信号を
与えるクロック36が設けられている。左右のラインセ
ンサ31、32を構成する光電変換素子33はそれぞ
れ、受光部33a、蓄積部33bおよびラッチ部33c
より成る。受光部33aは受けた光を電荷に変換して蓄
積部33bに出力する。蓄積部33bは受光部33aか
ら与えられた電荷を電位として蓄積していく。ラッチ部
33cは個々の蓄積部33bの電位が上昇して所定値に
達した時、または、測距演算装置4から指令を受けた時
にラッチ信号を出力するよう、各蓄積部33bに対応し
て設けられている。このような光電変換素子33が左右
のラインセンサ31、32に128ずつ配列されてい
る。
【0017】測距演算装置4は、スイッチS1の閉結に
よりスタートするタイマー41、ラインセンサ31、3
2による光電変換と電荷蓄積の開始を指示する積分開始
信号INTを発生する積分開始指示回路42、光電変換
と電荷蓄積の終了を指示する積分終了信号TRMを発生
する積分終了指示回路43を備えている。測距演算回路
4は、また、測距のための種々の演算を行う距離演算部
60と、距離演算部60による測距演算に先立ち、ライ
ンセンサ31、32の受光光量、すなわち左右像の明る
さが略等しいか否かを判定する光量差検出部50を備え
ている。これらの構成と動作については後述する。
よりスタートするタイマー41、ラインセンサ31、3
2による光電変換と電荷蓄積の開始を指示する積分開始
信号INTを発生する積分開始指示回路42、光電変換
と電荷蓄積の終了を指示する積分終了信号TRMを発生
する積分終了指示回路43を備えている。測距演算回路
4は、また、測距のための種々の演算を行う距離演算部
60と、距離演算部60による測距演算に先立ち、ライ
ンセンサ31、32の受光光量、すなわち左右像の明る
さが略等しいか否かを判定する光量差検出部50を備え
ている。これらの構成と動作については後述する。
【0018】シャッタレリースボタンが半押しされスイ
ッチS1が閉結すると、タイマー41は計時動作を開始
するとともに、積分開始指示回路42に信号発生を指令
する信号を与える。また、タイマー41は計時開始後所
定の時間TEが経過した時に、積分終了指示回路43に
所定時間TEが経過したことを知らせる信号を与える。
積分開始指示回路42はタイマー41からの指令信号に
より、左右ラインセンサ31、32に積分開始信号IN
Tを与える。この積分開始信号INTはカウンタ34、
35にも与えられて、カウンタ34、35はクロック3
6からのクロック信号に基づく計時を開始する。
ッチS1が閉結すると、タイマー41は計時動作を開始
するとともに、積分開始指示回路42に信号発生を指令
する信号を与える。また、タイマー41は計時開始後所
定の時間TEが経過した時に、積分終了指示回路43に
所定時間TEが経過したことを知らせる信号を与える。
積分開始指示回路42はタイマー41からの指令信号に
より、左右ラインセンサ31、32に積分開始信号IN
Tを与える。この積分開始信号INTはカウンタ34、
35にも与えられて、カウンタ34、35はクロック3
6からのクロック信号に基づく計時を開始する。
【0019】積分開始信号INTにより、全ての光電変
換素子33の蓄積部33bは蓄積している電荷を放電し
て電位を0にする初期化を行い、受光部33aは光電変
換を開始する。受光部33aが光電変換を行うことによ
り生じた電荷は蓄積部33bに与えられて、蓄積部33
bの電位は受光部33aが受光した光量に応じて上昇し
ていく。蓄積部33bの電位が所定の電位V0に到達す
るとラッチ部33cからラッチ信号が出力される。受光
部33aによる光電変換と蓄積部33bによる電荷蓄積
は、ラッチ部33cからのラッチ信号出力後も継続され
る。
換素子33の蓄積部33bは蓄積している電荷を放電し
て電位を0にする初期化を行い、受光部33aは光電変
換を開始する。受光部33aが光電変換を行うことによ
り生じた電荷は蓄積部33bに与えられて、蓄積部33
bの電位は受光部33aが受光した光量に応じて上昇し
ていく。蓄積部33bの電位が所定の電位V0に到達す
るとラッチ部33cからラッチ信号が出力される。受光
部33aによる光電変換と蓄積部33bによる電荷蓄積
は、ラッチ部33cからのラッチ信号出力後も継続され
る。
【0020】積分開始後所定の時間TEが経過すると、
タイマー41からの信号に基づいて、積分終了指示回路
43より積分終了信号TRMが全ての光電変換素子33
に与えられる。この積分終了信号TRMにより、各光電
変換素子33の受光部33aは光電変換を中止し、蓄積
部33bは蓄積した電荷を保持する。また、ラッチ部3
3cは、積分開始信号INTを与えられた後ラッチ信号
を出力していないときは、ラッチ信号を出力する。した
がって、各光電変換素子33は、蓄積電荷が所定量に到
達した時または積分終了時のいずれかに、ラッチ信号を
出力することになる。
タイマー41からの信号に基づいて、積分終了指示回路
43より積分終了信号TRMが全ての光電変換素子33
に与えられる。この積分終了信号TRMにより、各光電
変換素子33の受光部33aは光電変換を中止し、蓄積
部33bは蓄積した電荷を保持する。また、ラッチ部3
3cは、積分開始信号INTを与えられた後ラッチ信号
を出力していないときは、ラッチ信号を出力する。した
がって、各光電変換素子33は、蓄積電荷が所定量に到
達した時または積分終了時のいずれかに、ラッチ信号を
出力することになる。
【0021】左ラインセンサ31の全光電変換素子33
からのラッチ信号はカウンタ34に入力され、右ライン
センサ35の全光電変換素子33からのラッチ信号はカ
ウンタ35に入力される。これらのカウンタ34、35
は、積分開始信号INTによって積分開始と同時に計時
を開始しており、ラッチ信号が入力された時に、積分開
始時からの経過時間を計測することができる。
からのラッチ信号はカウンタ34に入力され、右ライン
センサ35の全光電変換素子33からのラッチ信号はカ
ウンタ35に入力される。これらのカウンタ34、35
は、積分開始信号INTによって積分開始と同時に計時
を開始しており、ラッチ信号が入力された時に、積分開
始時からの経過時間を計測することができる。
【0022】カウンタ34は、左ラインセンサ31から
最初にラッチ信号が入力された時にそれまでの経過時間
TL1を光量差検出部50に出力する。カウンタ35
は、同様に、右ラインセンサ32から最初にラッチ信号
が入力された時にそれまでの経過時間TR1を光量差検
出部50に出力する。
最初にラッチ信号が入力された時にそれまでの経過時間
TL1を光量差検出部50に出力する。カウンタ35
は、同様に、右ラインセンサ32から最初にラッチ信号
が入力された時にそれまでの経過時間TR1を光量差検
出部50に出力する。
【0023】カウンタ34、35から出力される経過時
間TL1およびTR1は、左右ラインセンサ31、32
それぞれにおける最も明るい部位すなわち受光光量の最
も多い光電変換素子の蓄積電荷が所定量に到達するのに
要した時間を表す。もし、左右ラインセンサ31、32
の像が暗く積分時間TE内に蓄積部33bの電位が所定
電位V0に到達する光電変換素子がなかったときには、
経過時間TL1やTR1は積分時間TEを表すことにな
る。図4に像の明るさと所定電位に到達するまでの経過
時間の関係を示す。
間TL1およびTR1は、左右ラインセンサ31、32
それぞれにおける最も明るい部位すなわち受光光量の最
も多い光電変換素子の蓄積電荷が所定量に到達するのに
要した時間を表す。もし、左右ラインセンサ31、32
の像が暗く積分時間TE内に蓄積部33bの電位が所定
電位V0に到達する光電変換素子がなかったときには、
経過時間TL1やTR1は積分時間TEを表すことにな
る。図4に像の明るさと所定電位に到達するまでの経過
時間の関係を示す。
【0024】光量差検出部50は、光量差演算回路51
および第1の測距可否判定回路52より成る。光量差演
算回路51はカウンタ34、35から2つの経過時間T
L1、TR1を与えられて、式(1)より値Pを算出す
る。 P = | log (TR1/TL1)/log2 | ≡ | log2(TR1/TL1) | (1)
および第1の測距可否判定回路52より成る。光量差演
算回路51はカウンタ34、35から2つの経過時間T
L1、TR1を与えられて、式(1)より値Pを算出す
る。 P = | log (TR1/TL1)/log2 | ≡ | log2(TR1/TL1) | (1)
【0025】光電変換素子33の蓄積部33bの電位が
所定値V0に到達するのに要する時間は、その光電変換
素子に結像した像部位の明るさに反比例する。したがっ
て、TR1/TL1が1から離れる程、左右サインセン
サ31、32の最明部の明るさの違いが大きいことにな
る。式(1)によりこの比の値の対数の絶対値として求
めた値Pは、左右像の最明部の相対EV値を表してお
り、値が1違うごとに明るさが2倍違うことを意味して
いる。左右の最明部の明るさに差がないときには、Pの
値は0になる。
所定値V0に到達するのに要する時間は、その光電変換
素子に結像した像部位の明るさに反比例する。したがっ
て、TR1/TL1が1から離れる程、左右サインセン
サ31、32の最明部の明るさの違いが大きいことにな
る。式(1)によりこの比の値の対数の絶対値として求
めた値Pは、左右像の最明部の相対EV値を表してお
り、値が1違うごとに明るさが2倍違うことを意味して
いる。左右の最明部の明るさに差がないときには、Pの
値は0になる。
【0026】ただし、経過時間TL1およびTR1がと
もに積分時間TEを表しているときには、光量差演算回
路51は値Pとして大きな数値を設定する。これによ
り、積分終了によって2つの経過時間TL1およびTR
1が互いに等しくなった場合に、値Pが0となることが
回避される。
もに積分時間TEを表しているときには、光量差演算回
路51は値Pとして大きな数値を設定する。これによ
り、積分終了によって2つの経過時間TL1およびTR
1が互いに等しくなった場合に、値Pが0となることが
回避される。
【0027】第1の測距可否判定回路52は、上記値P
に基づいて、左右ラインセンサ31、32に結像した像
が測距を行うのに適切な程度に、同等の明るさを有して
いるか否かを判定する。具体的には、値Pを所定値P0
と比較して、PがP0以下であるときに測距可能と判断
し、PがP0より大きいときに左右像の明るさの差が大
き過ぎて測距不能であると判断する。
に基づいて、左右ラインセンサ31、32に結像した像
が測距を行うのに適切な程度に、同等の明るさを有して
いるか否かを判定する。具体的には、値Pを所定値P0
と比較して、PがP0以下であるときに測距可能と判断
し、PがP0より大きいときに左右像の明るさの差が大
き過ぎて測距不能であると判断する。
【0028】ここで測距不能であると判断した場合、測
距可否判定回路52は、警告装置11のLEDを点灯さ
せて使用者に測距不能であることを知らせるとともに、
撮影レンズ6の焦点を無限遠に合わせるようにレンズ駆
動装置6を制御する。
距可否判定回路52は、警告装置11のLEDを点灯さ
せて使用者に測距不能であることを知らせるとともに、
撮影レンズ6の焦点を無限遠に合わせるようにレンズ駆
動装置6を制御する。
【0029】左右ラインセンサ31、32の像の最明部
の明るさの違いを式(1)により比の値として求めるこ
とに代えて、光量差演算回路51は左右像の最明部の明
るさの違いを式(2)により、経過時間の差として求め
るようにしてもよい。 D = | TR1−TL1 | (2)
の明るさの違いを式(1)により比の値として求めるこ
とに代えて、光量差演算回路51は左右像の最明部の明
るさの違いを式(2)により、経過時間の差として求め
るようにしてもよい。 D = | TR1−TL1 | (2)
【0030】このとき、第1の測距可否判定回路52
は、値Dを所定値D0と比較して、DがD0以下であると
きに測距可能であると判断することになる。この場合
も、経過時間TL1およびTR1がともに積分時間TE
を表しているときには、光量差演算回路51は値Dとし
て大きな数値を設定する。
は、値Dを所定値D0と比較して、DがD0以下であると
きに測距可能であると判断することになる。この場合
も、経過時間TL1およびTR1がともに積分時間TE
を表しているときには、光量差演算回路51は値Dとし
て大きな数値を設定する。
【0031】値PまたはDに基づき左右ラインセンサ3
1、32の像が略同等な明るさを有していると判断した
場合、測距可否判定回路52は左右ラインセンサ31、
32に対して各蓄積部32bの電位を出力することを指
令する信号OUTを与える。各光電変換素子33はこの
信号OUTに応じて、蓄積部33bの電位を距離演算部
60に出力する。
1、32の像が略同等な明るさを有していると判断した
場合、測距可否判定回路52は左右ラインセンサ31、
32に対して各蓄積部32bの電位を出力することを指
令する信号OUTを与える。各光電変換素子33はこの
信号OUTに応じて、蓄積部33bの電位を距離演算部
60に出力する。
【0032】距離演算部60は、AD変換器61、6
2、RAM63、64、差分変換回路65、66、RA
M67、68、コントラスト演算回路69、第2の測距
可否判定回路70、相関演算回路71および被写体距離
演算回路72より成る。左ラインセンサ31の各光電変
換素子33からの出力電位はAD変換器61によって順
次ディジタル値に変換され、変換後の128画素の値V
L1〜VL128がRAM63に格納される。右ラインセン
サ32の光電変換素子33からの出力電位も同様にAD
変換器62によって順次ディジタル値に変換され、変換
後の128画素の値VR1〜VR128がRAM64に格納
される。
2、RAM63、64、差分変換回路65、66、RA
M67、68、コントラスト演算回路69、第2の測距
可否判定回路70、相関演算回路71および被写体距離
演算回路72より成る。左ラインセンサ31の各光電変
換素子33からの出力電位はAD変換器61によって順
次ディジタル値に変換され、変換後の128画素の値V
L1〜VL128がRAM63に格納される。右ラインセン
サ32の光電変換素子33からの出力電位も同様にAD
変換器62によって順次ディジタル値に変換され、変換
後の128画素の値VR1〜VR128がRAM64に格納
される。
【0033】差分変換回路65は、RAM63の画素値
を読み出して4画素ごとに差をとって(ALj=VLj+4
−VLj、j=1,2,・・・,124)、その差分値AL1〜AL124
をRAM67に格納する。差分変換回路66も同様にR
AM64の画素値を4画素ごとに差をとり(ARj=V
Rj+4−VRj、j=1,2,・・・,124)、差分値AR1〜AR
124をRAM68に格納する。このようにして差分値を
求めることはフィルタ処理と呼ばれ、この処理により左
右ラインセンサ31、32の感度差が除去されて、相関
演算の信頼性が向上する。
を読み出して4画素ごとに差をとって(ALj=VLj+4
−VLj、j=1,2,・・・,124)、その差分値AL1〜AL124
をRAM67に格納する。差分変換回路66も同様にR
AM64の画素値を4画素ごとに差をとり(ARj=V
Rj+4−VRj、j=1,2,・・・,124)、差分値AR1〜AR
124をRAM68に格納する。このようにして差分値を
求めることはフィルタ処理と呼ばれ、この処理により左
右ラインセンサ31、32の感度差が除去されて、相関
演算の信頼性が向上する。
【0034】コントラスト演算回路69は式(3)の演
算を行ってコントラスト値Cを算出する。
算を行ってコントラスト値Cを算出する。
【0035】
【数1】
【0036】第2の測距可否判定回路70は算出された
コントラスト値Cに基づいて測距が可能であるか否かを
判定する。具体的には、コントラスト値Cを所定値C0
と比較して、コントラスト値Cが所定値C0以上である
ときに測距可能と判断し、コントラスト値Cが所定値C
0未満であるときに、コントラスト不足により相関演算
の信頼性が低く、測距不能であると判断する。
コントラスト値Cに基づいて測距が可能であるか否かを
判定する。具体的には、コントラスト値Cを所定値C0
と比較して、コントラスト値Cが所定値C0以上である
ときに測距可能と判断し、コントラスト値Cが所定値C
0未満であるときに、コントラスト不足により相関演算
の信頼性が低く、測距不能であると判断する。
【0037】第2の測距可否判定回路70は、測距不能
と判断したときに、警告装置11のLEDを点滅させて
使用者にコントラスト不足であることを知らせるととも
に、タイマー41に再スタートを指示する信号RSTを
与えてラインセンサ31、32による光電変換と電荷蓄
積を再度行わせる。このとき、測距可否判定回路52は
補助光装置10を発光させて、被写体を照射する。光量
不足で被写体全体が暗いという理由により左右ラインセ
ンサ31、32の像に十分なコントラストがなかった場
合、このように測距用補助光により被写体を照射するこ
とで測距が可能になる。補助光を点灯させて再度光電変
換と電荷蓄積を行っても、算出したコントラスト値Cが
所定値C0に満たないときは、警告装置11のLEDを
継続して点灯させて使用者に測距不能であることを知ら
せ、撮影レンズ5の焦点を無限遠に合わせるようにレン
ズ駆動装置6を制御する。
と判断したときに、警告装置11のLEDを点滅させて
使用者にコントラスト不足であることを知らせるととも
に、タイマー41に再スタートを指示する信号RSTを
与えてラインセンサ31、32による光電変換と電荷蓄
積を再度行わせる。このとき、測距可否判定回路52は
補助光装置10を発光させて、被写体を照射する。光量
不足で被写体全体が暗いという理由により左右ラインセ
ンサ31、32の像に十分なコントラストがなかった場
合、このように測距用補助光により被写体を照射するこ
とで測距が可能になる。補助光を点灯させて再度光電変
換と電荷蓄積を行っても、算出したコントラスト値Cが
所定値C0に満たないときは、警告装置11のLEDを
継続して点灯させて使用者に測距不能であることを知ら
せ、撮影レンズ5の焦点を無限遠に合わせるようにレン
ズ駆動装置6を制御する。
【0038】測距可能と判断したとき、第2の測距可否
判定回路70は相関演算回路71に相関演算の開始を指
令する。相関演算回路71は、RAM67とRAM68
の画素値の相関を求めるために、式(4)の演算を行
う。ここで求められるH(m,k)は比較した左右像の一
致度を表すものであり、値が小さいほど一致度が高いこ
とを意味する。
判定回路70は相関演算回路71に相関演算の開始を指
令する。相関演算回路71は、RAM67とRAM68
の画素値の相関を求めるために、式(4)の演算を行
う。ここで求められるH(m,k)は比較した左右像の一
致度を表すものであり、値が小さいほど一致度が高いこ
とを意味する。
【0039】
【数2】
【0040】ここでは、RAM67の画素AL3〜AL
122を40画素ずつの3ブロック(AL3〜AL42)、
(AL43〜AL82)、(AL83〜AL122)に分割し、
それぞれをRAM68の40画素より成り1画素ずつず
れた85ブロック(AR1〜AR40)〜(AR85〜AR
124)と比較している。算出したH(1,1)〜H(3,85)
の255の値は被写体距離演算回路72に与えられる。
122を40画素ずつの3ブロック(AL3〜AL42)、
(AL43〜AL82)、(AL83〜AL122)に分割し、
それぞれをRAM68の40画素より成り1画素ずつず
れた85ブロック(AR1〜AR40)〜(AR85〜AR
124)と比較している。算出したH(1,1)〜H(3,85)
の255の値は被写体距離演算回路72に与えられる。
【0041】被写体距離演算回路72は、相関演算回路
71から与えられたH(1,1)〜H(3,85)のうち値が
最小のものH(m1,k1)を見い出す。ここで見い出され
たm1、k1は、RAM67の3ブロックのうちの第m1
のブロックと、RAM68の第k1画素から始まるブロ
ックが最もよく一致していることを示すものである。次
いで、このH(m1,k1)とH(m1,k1-1)、H(m1,k1+
1)を用いて補間処理を行い、最大の一致度H0(m1,k
0)となるkの値k0を算出する。そして、光電変換素子
33の配列ピッチおよび左右ラインセンサ31、32の
設置間隔を考慮して、第m1目のブロックの最初の画素
番号(40・m1−37=3、43または83)とk0の
値からラインセンサ31、32の像の最もよく一致して
いる部位の間隔を算出する。こうして算出した像間隔と
測距用光学系2とラインセンサ31、32の間隔等の測
距系の幾何的条件とから、被写体までの距離を算出す
る。
71から与えられたH(1,1)〜H(3,85)のうち値が
最小のものH(m1,k1)を見い出す。ここで見い出され
たm1、k1は、RAM67の3ブロックのうちの第m1
のブロックと、RAM68の第k1画素から始まるブロ
ックが最もよく一致していることを示すものである。次
いで、このH(m1,k1)とH(m1,k1-1)、H(m1,k1+
1)を用いて補間処理を行い、最大の一致度H0(m1,k
0)となるkの値k0を算出する。そして、光電変換素子
33の配列ピッチおよび左右ラインセンサ31、32の
設置間隔を考慮して、第m1目のブロックの最初の画素
番号(40・m1−37=3、43または83)とk0の
値からラインセンサ31、32の像の最もよく一致して
いる部位の間隔を算出する。こうして算出した像間隔と
測距用光学系2とラインセンサ31、32の間隔等の測
距系の幾何的条件とから、被写体までの距離を算出す
る。
【0042】被写体距離演算回路72は、算出した被写
体距離をレンズ駆動装置6に出力する。レンズ駆動装置
6は与えられた被写体距離に対応する撮影レンズ5の焦
点位置を算出して、撮影レンズ5の焦点位置を設定す
る。こうしてオートフォーカスがなされる。
体距離をレンズ駆動装置6に出力する。レンズ駆動装置
6は与えられた被写体距離に対応する撮影レンズ5の焦
点位置を算出して、撮影レンズ5の焦点位置を設定す
る。こうしてオートフォーカスがなされる。
【0043】以上の測距処理の流れを、図3のフローチ
ャートに示す。シャッタレリースボタンの半押しによっ
て測距処理が始まり(ステップ#100)、積分開始信
号INTによって光電変換と電荷の蓄積が開始される
(#105)。光電変換の進行につれて光電変換素子3
3の蓄積電荷が上昇し、最明部の電位が所定電位V0に
到達した時の経過時間TL1、TR1が検知される(#
110)。所定の積分時間TEが経過したときに積分終
了信号TRMが発せられ、光電変換および電荷の蓄積が
終了する(#115)。最明部の電位が所定電位V0に
到達していなかった場合は、この時点で経過時間TL
1、TR1が検知される(#120)。
ャートに示す。シャッタレリースボタンの半押しによっ
て測距処理が始まり(ステップ#100)、積分開始信
号INTによって光電変換と電荷の蓄積が開始される
(#105)。光電変換の進行につれて光電変換素子3
3の蓄積電荷が上昇し、最明部の電位が所定電位V0に
到達した時の経過時間TL1、TR1が検知される(#
110)。所定の積分時間TEが経過したときに積分終
了信号TRMが発せられ、光電変換および電荷の蓄積が
終了する(#115)。最明部の電位が所定電位V0に
到達していなかった場合は、この時点で経過時間TL
1、TR1が検知される(#120)。
【0044】経過時間TR1、TL1の比Pまたは差D
を求めることにより、左右像の最明部の明るさの違いを
検出する(#125)。次いで、比の値Pまたは差の値
Dを所定値P0またはD0と比較して、2つのラインセン
サの像が略同等な明るさであるか否かを判断する(#1
30)。明るさが大きく違う場合は、測距不能であるこ
とを使用者に警告し(#135)、撮影レンズ5の焦点
を無限遠に合わせる(#140)。その後、#ステップ
105に戻り光電変換と電荷蓄積を再開する。
を求めることにより、左右像の最明部の明るさの違いを
検出する(#125)。次いで、比の値Pまたは差の値
Dを所定値P0またはD0と比較して、2つのラインセン
サの像が略同等な明るさであるか否かを判断する(#1
30)。明るさが大きく違う場合は、測距不能であるこ
とを使用者に警告し(#135)、撮影レンズ5の焦点
を無限遠に合わせる(#140)。その後、#ステップ
105に戻り光電変換と電荷蓄積を再開する。
【0045】ステップ#130の判定において、2つの
ラインセンサの像の明るさが略同等であると判断したと
きには、ラインセンサ31、32の光電変換素子の電位
すなわち画素値を測距演算部60に読み出す(#14
5)。次いで隣接画素の画素値の差からコントラストを
算出する(#150)。算出したコントラスト値Cを所
定値C0と比較することにより、信頼性のある相関演算
を行い得るか否かを判断する(#155)。
ラインセンサの像の明るさが略同等であると判断したと
きには、ラインセンサ31、32の光電変換素子の電位
すなわち画素値を測距演算部60に読み出す(#14
5)。次いで隣接画素の画素値の差からコントラストを
算出する(#150)。算出したコントラスト値Cを所
定値C0と比較することにより、信頼性のある相関演算
を行い得るか否かを判断する(#155)。
【0046】コントラスト値Cが所定値C0よりも小さ
いときには、コントラスト不足で信頼性が低くなると判
断して、その電荷蓄積において補助光を発光したか否か
を判定する(#160)。補助光を発光していなかった
ときは、使用者にコントラスト不足であることを警告し
(#165)、補助光を発光させて(#170)、光電
変換と電荷蓄積を再度行う(#105)。ステップ#1
60の判定で、補助光を発光していたときには、測距不
能であることを使用者に警告し(#175)、撮影レン
ズ5の焦点を無限遠に合わせる(#180)。その後、
#ステップ105に戻り光電変換と電荷蓄積を再開す
る。コントラスト値Cが所定値C0以上のときには、信
頼性高く被写体距離を算出し得ると判断して、2つのラ
インセンサの像の相関演算を行い(#185)、被写体
距離を算出し(#190)、撮影レンズ5を被写体に対
して焦点が合うように駆動する(#195)。
いときには、コントラスト不足で信頼性が低くなると判
断して、その電荷蓄積において補助光を発光したか否か
を判定する(#160)。補助光を発光していなかった
ときは、使用者にコントラスト不足であることを警告し
(#165)、補助光を発光させて(#170)、光電
変換と電荷蓄積を再度行う(#105)。ステップ#1
60の判定で、補助光を発光していたときには、測距不
能であることを使用者に警告し(#175)、撮影レン
ズ5の焦点を無限遠に合わせる(#180)。その後、
#ステップ105に戻り光電変換と電荷蓄積を再開す
る。コントラスト値Cが所定値C0以上のときには、信
頼性高く被写体距離を算出し得ると判断して、2つのラ
インセンサの像の相関演算を行い(#185)、被写体
距離を算出し(#190)、撮影レンズ5を被写体に対
して焦点が合うように駆動する(#195)。
【0047】ラインセンサ31、32の光電変換素子の
電位の読み出し以降の処理は、従来の方法とほぼ同様で
あるが、本発明では、電位の読み出しに先立ち、ライン
センサ31、32の像の最明部の明るさの違いを判定し
ている点で従来の測距システムと異なっている。経過時
間TL1、TR1の検知は、光電変換および電荷蓄積と
並行して行われ、電荷蓄積が終了する前、または遅くて
も電荷蓄積終了直後に左右像の最明部の明るさの違いの
判定が完了する。したがって、左右像の明るさに大きな
違いがあるときに、時間を要する光電変換素子の電位の
読み出しや相関演算を行うことなく、直ちに適切な措置
を講じることが可能となる。
電位の読み出し以降の処理は、従来の方法とほぼ同様で
あるが、本発明では、電位の読み出しに先立ち、ライン
センサ31、32の像の最明部の明るさの違いを判定し
ている点で従来の測距システムと異なっている。経過時
間TL1、TR1の検知は、光電変換および電荷蓄積と
並行して行われ、電荷蓄積が終了する前、または遅くて
も電荷蓄積終了直後に左右像の最明部の明るさの違いの
判定が完了する。したがって、左右像の明るさに大きな
違いがあるときに、時間を要する光電変換素子の電位の
読み出しや相関演算を行うことなく、直ちに適切な措置
を講じることが可能となる。
【0048】
【発明の効果】本発明の測距システムによるときは、測
距対象からの光が一方の光電変換素子列に到達せず測距
不能であるとき、あるいは光学的ノイズの発生により正
しい測距ができないときに、これを速やかに検知するこ
とができるとともに、誤った測距結果を生じることや、
無駄な演算を行うことが回避される。したがって、測距
精度が高くなり測距の処理能率が向上する。
距対象からの光が一方の光電変換素子列に到達せず測距
不能であるとき、あるいは光学的ノイズの発生により正
しい測距ができないときに、これを速やかに検知するこ
とができるとともに、誤った測距結果を生じることや、
無駄な演算を行うことが回避される。したがって、測距
精度が高くなり測距の処理能率が向上する。
【0049】請求項2のオートフォーカスカメラでは、
測距対象からの光が一方の光電変換素子列に到達せず測
距不能であるにもかかわらず、正しくない測距を行っ
て、ピントの合っていない像を撮影することが回避され
る。また、逆光撮影時等で光学的ノイズが発生し異常に
明るい像部位が生じたときに、正しくない測距を行うこ
とが防止される。しかも、測距のための無駄なコントラ
スト演算や電荷分布の比較演算を行わないため、測距不
能であることを速やかにカメラ使用者に警告することが
可能になり、焦点調節のための撮影レンズの無駄な駆動
を行わないことと相俟って、オートフォーカスの処理全
体の効率が向上する。
測距対象からの光が一方の光電変換素子列に到達せず測
距不能であるにもかかわらず、正しくない測距を行っ
て、ピントの合っていない像を撮影することが回避され
る。また、逆光撮影時等で光学的ノイズが発生し異常に
明るい像部位が生じたときに、正しくない測距を行うこ
とが防止される。しかも、測距のための無駄なコントラ
スト演算や電荷分布の比較演算を行わないため、測距不
能であることを速やかにカメラ使用者に警告することが
可能になり、焦点調節のための撮影レンズの無駄な駆動
を行わないことと相俟って、オートフォーカスの処理全
体の効率が向上する。
【図1】 本発明の一実施形態であるオートフォーカス
カメラの概略構成を示す図。
カメラの概略構成を示す図。
【図2】 測距用ICおよび測距演算装置の構成と信号
の流れを示す図。
の流れを示す図。
【図3】 測距処理の流れを示すフローチャート。
【図4】 ラインセンサの像の明るさとラインセンサを
構成する光電変換素子の電位が所定電位に到達するのに
要する時間の関係を示す図。
構成する光電変換素子の電位が所定電位に到達するのに
要する時間の関係を示す図。
1 オートフォーカスカメラ本体 2 測距用光学系 3 測距用IC 4 測距演算装置 5 撮影レンズ 6 レンズ駆動装置 7 フィルム 8 露出制御装置 9 シャッタ 10 補助光装置 11 警告装置 21、22 測距用レンズ 31 左ラインセンサ 32 右ラインセンサ 33 光電変換素子 33a 受光部 33b 蓄積部 33c ラッチ部 34、35 カウンタ 36 クロック 41 タイマー 42 積分開始指示回路 43 積分終了指示回路 50 光量差検出部 51 光量差演算回路 52 第1の測距可否判定回路 60 距離演算部 61、62 AD変換器 63、64 RAM 65、66 差分変換回路 67、68 RAM 69 コントラスト演算回路 70 第2の測距可否判定回路 71 相関演算回路 72 被写体距離演算回路 S1、S2 スイッチ、 TL1、TR1 経過時間 TE 積分時間
Claims (2)
- 【請求項1】 測距対象からの光を1対の光電変換素子
列に導き、各光電変換素子列が光電変換して蓄積した電
荷の分布を比較することにより測距を行う測距システム
において、 前記光電変換素子列それぞれについて、蓄積電荷が所定
量に最初に到達した光電変換素子が前記所定量に到達す
るのに要した時間を検出し、検出した2つの時間の差ま
たは比を求め、求めた値が所定の範囲内にあるときに測
距のための電荷分布の比較を行うことを特徴とする測距
システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の測距システムを備えて
被写体の測距を行い、その測距結果に基づいて撮影レン
ズの焦点調節を自動的に行うことを特徴とするオートフ
ォーカスカメラ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22179195A JPH0961704A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 測距システムおよびオートフォーカスカメラ |
| US08/697,568 US5808291A (en) | 1995-08-30 | 1996-08-28 | Image information detection system and optical equipment using the system |
| US09/084,089 US5939705A (en) | 1995-08-30 | 1998-05-26 | Image information detection system and optical equipment using the system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22179195A JPH0961704A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 測距システムおよびオートフォーカスカメラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0961704A true JPH0961704A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16772265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22179195A Pending JPH0961704A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 測距システムおよびオートフォーカスカメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0961704A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100704764B1 (ko) * | 2000-07-26 | 2007-04-09 | 삼성테크윈 주식회사 | 패시브 방식의 자동 초점 조절 장치 및 그 방법, 및 이장치를 포함하는 카메라 시스템 |
| JP2012163598A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-30 | Ricoh Co Ltd | 撮像装置および撮像方法 |
| JP2018017876A (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及びその制御方法、及び画像処理装置及び方法 |
-
1995
- 1995-08-30 JP JP22179195A patent/JPH0961704A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100704764B1 (ko) * | 2000-07-26 | 2007-04-09 | 삼성테크윈 주식회사 | 패시브 방식의 자동 초점 조절 장치 및 그 방법, 및 이장치를 포함하는 카메라 시스템 |
| JP2012163598A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-30 | Ricoh Co Ltd | 撮像装置および撮像方法 |
| JP2018017876A (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及びその制御方法、及び画像処理装置及び方法 |
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