JPH0964170A - 複合半導体基板 - Google Patents

複合半導体基板

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JPH0964170A
JPH0964170A JP21777295A JP21777295A JPH0964170A JP H0964170 A JPH0964170 A JP H0964170A JP 21777295 A JP21777295 A JP 21777295A JP 21777295 A JP21777295 A JP 21777295A JP H0964170 A JPH0964170 A JP H0964170A
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JP
Japan
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substrate
semiconductor
layer
single crystal
semiconductor substrate
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JP21777295A
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English (en)
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Kazuhiro Fujii
一宏 藤井
Michimasa Shimizu
道正 清水
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大ウェハ径の場合にも反りが小さい複合半導
体基板を提供するものである。 【解決手段】 1または相互に分離された複数個の半導
体単結晶領域11と、これを支持する支持基板14と
が、ガラス物質13によって接合された複合半導体基板
において、前記半導体単結晶領域11の底面および側面
は絶縁膜12によって覆われており、前記絶縁膜12に
接して、半導体多結晶またはアモルファス半導体からな
る層17が設けられ、前記支持基板14の裏面に反り補
正層15と、さらに前記反り補正層15を覆う被覆層1
6とが設けられている複合半導体基板である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体基板に関する
ものであり、特に高機能あるいは高性能な半導体デバイ
スを作り込むのに適した半導体装置用誘電体分離基板を
含む複合半導体基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体単結晶領域を相互に分離する方法
として知られている誘電体分離技術は、標準的な接合分
離基板に比べてデバイス間の分離技術が極めて良好であ
り、適用回路の制限が少ないことから、高耐圧や大電流
のパワーICに適している。典型的な誘電体分離方式と
しては、EPIC(Epitaxial Passivated IntegratedC
ircuit )方式が知られているが、大ウェハ径への対応
や、製造コスト等の問題から他の方法についても種々検
討されている。複数の半導体基板を貼り合わせて基板を
製造するSOI(Silicon On Insulator)技術もその一
つである。中でも基板の貼り合わせについての優れた方
法として、例えば、特開昭61−242033号公報に
開示された方法がある。
【0003】前記公報には、四塩化珪素を主成分とする
原料を酸水素炎で燃焼して得られるすす状物質を半導体
基板表面に堆積し、支持基板を重ね合わせた後、ヘリウ
ムガスと酸素ガスの混合雰囲気で加熱処理しすす状物質
を焼結して半導体基板を接合する方法が開示されてい
る。この方法は、結晶欠陥の少ない、大ウェハ径の複合
半導体基板を比較的低コストで製造できる点で優れた方
法である。従来の、この種の貼り合わせ方法によって製
造された複数個の半導体単結晶領域を有する基板は、図
1に示すように、通常はSiO2 等の絶縁膜12で覆わ
れた半導体単結晶島11がガラス物質層13によって支
持基板14に接合されている。また、SiO2 等の絶縁
膜12で覆われた半導体単結晶島11とガラス物質層1
3との間に半導体多結晶層17等を介在させることもあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近、
さらに大きなウェハ径を有する半導体基板が求められる
ようになり、従来の上記公報の方法によって接合された
半導体基板の中には、ガラス物質層、絶縁層、支持基板
およびそれらの界面に内部応力が残っており、大型ウェ
ハ化に伴う反り(外周部と中央部との高低の差)が大き
くなり、その結果、半導体基板に各種デバイスを作り込
む生産ラインにおいて搬送が困難になったり、微細なフ
ォトリソグラフィ精度を高めることが難しいという問題
点が生じている。
【0005】また、特公昭58−45182号公報に
は、絶縁層とガラス層との間に半導体多結晶層を設け、
ガラス層からの不純物が半導体単結晶島に拡散するのを
防ぐ効果を有する誘電体分離基板について記載されてい
るが、半導体多結晶層の存在により反りが大きくなる場
合があり、このような場合にも反りをコントロールする
手段が求められていた。
【0006】この反りを低減するために、種々の方法が
考えられる。例えば、支持基板側の露出面に逆の反りを
与える膜を被着させる方法などは、最も効果的と考えら
れる。しかしながら、多くの場合、前記逆の反りを与え
る膜は、デバイスプロセス工程中に除去され、その結果
結局基板の反りが大きくなってしまい、生産ライン途中
でストップするなど、トラブルの原因となることがあ
る。
【0007】本発明の目的は、上記の従来の複合半導体
基板における課題を解消し、反りが小さい大ウェハ径の
複合半導体基板を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、1または相互
に分離された複数個の半導体単結晶領域と、これを支持
する支持基板とが、ガラス物質によって接合された複合
半導体基板において、前記半導体単結晶領域の底面およ
び側面は絶縁膜によって覆われており、前記絶縁膜に接
して、半導体多結晶またはアモルファス半導体からなる
層が設けられ、前記支持基板の裏面に反り補正層と、さ
らに前記反り補正層を覆う被覆層とが設けられているこ
とを特徴とする複合半導体基板に関する。
【0009】本発明の一態様においては、前記反り補正
層がSiO2 、またはSiO2 を主成分とするガラス物
質層からなるものである。
【0010】本発明の一態様においては、前記被覆層が
シリコン窒化膜からなるものである。
【0011】本発明の特長は、ガラス物質によって貼り
合わされた構造の誘電体分離基板の反りを、ガラスの厚
さや組成にかかわらず、根本的に解消することができる
構造にある。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の複合半導体基板の構成に
ついて図2を参照しながら説明する。複数個の半導体単
結晶領域11は相互に分離されており、互いに電気的に
絶縁されている。図中に示されているように、半導体単
結晶領域11の周囲は絶縁膜12によって覆われてい
る。また、半導体多結晶またはアモルファス半導体から
なる層17が絶縁膜12に接して複数の半導体単結晶領
域11を相互に連結するように設けられており、この層
17を設けることにより、ガラス層からの不純物が半導
体単結晶領域11に拡散するのを防ぐ効果や、デバイス
プロセス中の半導体単結晶領域11のずれを小さくする
効果をもたらしている。該半導体単結晶領域11および
これらを連結した上記の各層は、ガラス物質層13を介
して支持基板14に接合されている。さらに、前記支持
基板14の裏面は反り補正層15によって被覆され、さ
らにまた、反り補正層15を覆うように被覆層16が設
けられている。このように本発明の複合半導体基板は、
反り補正層15により反りが解消され、さらに被覆層1
6が反り補正層15の表面を被覆、保護し、デバイスプ
ロセス途中に反り補正層15が除去されることを防止す
るような構成となっている。
【0013】半導体単結晶領域11の材質としてはシリ
コンが代表的であるが、GaAs、GaAlAs、In
P、SiC等の各種化合物半導体やGe等の単元素半導
体であっても良い。
【0014】絶縁膜12としては特に制限されないが、
SiO2 膜が好適に使用される。絶縁膜の厚さとして
は、通常0.5〜2.0μmである。
【0015】前記絶縁膜12に接して設けられる半導体
多結晶層17としては、シリコン、Ge等の単元素半導
体の多結晶層、あるいはGaAs、GaAlAs、In
P、SiC等の各種化合物半導体の多結晶層が挙げら
れ、また、アモルファス半導体層17としては、アモル
ファスシリコン、シリコンゲルマニウム等からなるアモ
ルファス半導体層が挙げられる。当該半導体多結晶層ま
たはアモルファス半導体層の厚さは通常0.1〜100
μm、好ましくは1〜50μmである。
【0016】ガラス物質層13はシリコン、ホウ素およ
び酸素を主成分とするものが好ましい。ガラス物質層の
厚さは薄すぎると完全に接合されない場合があり、ま
た、厚すぎると接合強度が低下するので0.5〜500
μm、好ましくは0.5〜100μmである。なお、ガ
ラス物質層の焼結温度を低くするためにリン化合物やゲ
ルマニウム化合物を添加することもできる。
【0017】支持基板14としては、半導体単結晶領域
11と同じ材質が好ましいが、必ずしも同じ材質である
必要はなく、ガラス物質との接合性がよく、接合プロセ
ス中に変質や変形が発生せず、接合後の接合面に歪みが
生じにくい材料を選択することもできる。
【0018】本発明においては、特に支持基板14とし
て、従来技術において熱膨張係数の差によって基板に大
きな反りを与える材料やデバイスプロセス中に変質しや
すい材料も利用できることも大きな特長である。利用で
きる材料としては、例えば支石英ガラス、サファイア、
アルミナ、炭化珪素焼結体、マグネシア、窒化珪素、耐
熱性ガラス等が挙げられる。
【0019】本発明において、反り補正層15として
は、SiO2 膜、またはSiO2 からなるガラス物質層
が好適に使用される。反り補正層15がSiO2 膜の場
合の膜の厚さは、通常0.5〜4.0μmである。
【0020】また、反り補正層15としてSiO2 から
なるガラス物質層が使用される場合、該ガラス物質は、
前記ガラス物質13と同じようなシリコン、ホウ素およ
び酸素を主成分とするものが好ましく、その場合のガラ
ス物質層の厚さは薄すぎると完全に接合されない場合が
あり、また、厚すぎると接合強度が低下するので0.5
〜500μm、好ましくは0.5〜100μmである。
なお、ガラス物質層の焼結温度を低くするためにリン化
合物やゲルマニウム化合物を添加することもできる。
【0021】本発明において被覆層16としては、シリ
コン窒化膜、SiC、Si−O−N、Si−Ti−O−
C(チラノコーティング膜)、TiN、Al2 3 、A
lN、BN、CaF、ポリSi等の膜が使用される。特
にシリコン窒化膜は、CVD法により容易に反り補正層
15を被覆、保護し、デバイスプロセス途中に反り補正
層15が除去されることを防止するので好ましい。
【0022】以上の説明における半導体単結晶領域11
の大きさ又は層の厚さは、半導体単結晶領域相互間で互
いに異なっていてもよい。また、一部の半導体単結晶領
域11が支持基板14と直接接合されていたり、支持基
板14の一部分がデバイス表面に現れた構造であっても
よい。
【0023】なお、図2において半導体単結晶領域11
は相互に分離されているが、該半導体単結晶領域11が
1個であって、絶縁層12および半導体多結晶またはア
モルファス半導体からなる層17と、ガラス物質層13
とを介して支持基板14と接合されていても良い。
【0024】次に本発明の複合半導体基板の製造方法の
一例を図3に従って説明する。まず、半導体単結晶領域
11となる半導体基板10の表面に分離溝を形成する。
図3ではV字溝となっているが、トレンチ等の形状でも
よく、目的とするデバイスや製造コストを考慮して選ぶ
ことができる。V字溝は、KOHを用いた湿式の異方性
エッチングやSF6 ガスを用いたドライエッチング等の
通常普通に用いられている方法により製造することがで
きる。溝の深さは、半導体単結晶領域11の厚さよりも
少し深い程度にするのが良く、通常0.1〜300μm
程度である。ここで半導体基板10は最終的に半導体単
結晶領域11となるので、材料としては半導体単結晶領
域と同一の半導体である。
【0025】次に半導体基板10の表面に絶縁膜12を
形成する。絶縁膜としてはSiO2膜が好適に使用され
る。SiO2 膜はCVD法等によって形成されるが、半
導体基板10がシリコンである場合は表面を熱酸化して
得られるSiO2 が好適に使用される。
【0026】次いで絶縁膜12の上に半導体多結晶また
はアモルファス半導体層17を形成する。半導体多結晶
またはアモルファス半導体層17を形成する方法は特に
限定されないが、例えば多結晶シリコンの場合はCVD
(chemical vapour deposition)法等により製造するこ
とができ、またアモルファス半導体の場合は、プラズマ
CVD法等により製造することができる。
【0027】次にスート堆積法によりすす状物質層3を
形成した後、支持基板14を重ね合わせ、さらにすす状
物質層4を支持基板14の上に形成した後、加熱処理に
よりすす状物質層3を焼結させることにより半導体基板
10と支持基板14とがガラス物質層13を介して貼り
合わせられ、同時に支持基板14の裏面は反り補正層と
なるガラス物質層15により被覆される。
【0028】ガラス物質層13および15はシリコン、
ホウ素および酸素を主成分とし、これに所望によりリン
化合物やゲルマニウム化合物を含有させることができ
る。ガラス物質層13および15の組成や製造方法はそ
れぞれ異なっていてもよいが、同一であることが製造設
備および工程上好ましい。該ガラス物質層はスート堆積
法、CVD、スピンコート法等によって製造することが
できる。中でもスート堆積法は溝のすみずみまでガラス
物質で充填されるので特に好ましい。
【0029】スート堆積法は、例えばSiCl4 の如き
ケイ素化合物およびBCl3 の如きホウ素化合物を主成
分とする原料を酸水素炎中で燃焼させることで得られる
SiO2 およびB2 3 を主成分とするすす状物質3
を、半導体基板10の表面に堆積させ、支持基板14と
重ね合わせた後、加熱処理し焼結することによって半導
体基板10と支持基板14とを貼り合わせる方法であ
る。
【0030】スート堆積法による複合半導体基板を製造
する際に使用されるケイ素化合物としては、酸水素炎中
で燃焼させることによりSiO2 を生成する化合物であ
ればよく、一般式SiR1 2 3 4 で表される化合
物(置換基R1 、R2 、R3およびR4 は互いに同一で
も異なっていてもよく、ハロゲン、水素、アルキル基、
アルキルオキシ基から選ばれる置換基である。);ジシ
ロキサン、ポリシロキサン等のケイ素原子を2個以上含
有するシロキサン類;ジシラン、ポリシラン等のケイ素
原子を2個以上含有するシラン類等を挙げることができ
る。この中でも、得られるSiO2 の質および粒度等の
観点から好ましいのは、一般式SiR12 3 4
表される化合物であって、置換基R1 、R2 、R3 およ
びR4 (R1 〜R4 は互いに同一でも異なっていてもよ
い。)が、塩素、水素、炭素数1〜3のアルキル基、炭
素数1〜3のアルキルオキシ基から選ばれる置換基の場
合である。この中でも特に好ましいのは、上記の置換基
1 、R2 、R3 およびR 4 (R1 〜R4 は互いに同一
でも異なっていてもよい。)が、塩素または水素の場合
である。これらケイ素化合物の具体例として、SiCl
4 、SiH4 、Si 2 6 、SiHCl3 、Si(OE
t)4 およびSi(OMe)4 等を挙げることができ
る。
【0031】ホウ素化合物としては、三塩化ホウ素、ボ
ラン類(BH3 、B2 6 )、BHCl2 、B(OE
t)3 およびB(OMe)3 等を挙げることができ、こ
の中でも供給が容易であることから三塩化ホウ素が好ま
しい。
【0032】なお、すす状物質の焼結温度を低くするた
めに所望により添加されるリン化合物およびゲルマニウ
ム化合物としては、酸水素炎中で燃焼させることにより
リンおよびゲルマニウムの酸化物を生成するような化合
物であれば良く、リン化合物としては、五塩化リン、オ
キシ塩化リン(POCl3 )、ホスフィン(PH3 )等
を挙げることができ、また、ゲルマニウム化合物として
は、四塩化ゲルマニウム、ゲルマン(GeH4 )等を挙
げることができる。これらの中でも、供給が容易である
ことから好ましいのは五塩化リン、オキシ塩化リン(P
OCl3 )および四塩化ゲルマニウムである。
【0033】上記原料の酸水素炎中への供給は、上記原
料が気体であればバルブ等で流量を調整しながら、直接
酸水素炎中に、または水素若しくは酸素に混合して酸水
素炎中に供給して行う。上記原料が液体であれば、噴霧
装置によって供給するか、あるいは水素ガス、酸素ガス
またはアルゴンガス若しくは窒素ガス等の不活性ガスを
キャリアとして、原料の蒸気を同伴させることにより、
あるいは原料を加熱することにより原料そのものの蒸気
圧により圧送するなどの方法により供給することができ
る。
【0034】酸水素炎中に供給された上記原料は火炎加
水分解され、SiO2 およびB2 3 を主成分とするす
す状物質を生成する。このすす状物質はガラスの超微粒
子であって、粒径は0.05〜0.2μm程度である。
なお、酸水素炎とは、酸素と水素を同時に供給すること
によって得られる燃焼炎である。
【0035】生成するすす状物質は、貼り合わせを行う
半導体基板10の表面、および支持基板14の表面に直
ちに堆積させられる。堆積は、酸水素炎を半導体基板1
0、および支持基板14に直接吹き付けることによって
行うことが好ましい。
【0036】次いで、前記すす状物質を加熱処理するこ
とによって焼結させる。焼結は、半導体基板10に設け
られた溝の谷間の部分に空孔が出来るだけ生じないない
ようにするために、実質的に酸素ガス中において行うの
が良い。即ち、酸素ガスが90%以上且つヘリウムガス
が2%以下が好ましく、その他のガスとしては半導体基
板等に対し反応性がないものが使用される。特に酸素ガ
スが95%以上、さらに好ましくは99%以上である。
焼結時の熱処理温度は800〜1400℃である。すす
状物質は焼結されるとガラス化し、半導体基板10と支
持基板14とが貼り合わされ、支持基板14は反り補正
層となるガラス物質層15により被覆される。
【0037】前記製造工程において、すす状物質層3を
形成した後、支持基板14を重ね合わせて、熱処理を施
し、先に半導体基板10と支持基板14とをガラス物質
層13を介して貼り合わせた後、前記支持基板14の裏
面、または貼り合わせ基板全面に反り補正層15として
SiO2 、またはSiO2 を主成分とするガラス物質層
15を形成してもよい。ガラス物質層15は、例えば支
持基板14がシリコン、またはシリコンを主成分とする
半導体基板のような場合には、基板表面を熱酸化処理す
ることにより容易に得られる。
【0038】次に、前記貼り合わせ基板の全面に、例え
ば減圧CVD法により被覆層16としてシリコン窒化膜
を形成する。シリコン窒化膜の形成は、例えば原料ガス
としてアンモニアとジクロルシランを使用し、減圧下、
温度700〜1000℃で基板上に堆積してシリコン窒
化膜16を基板全面を被覆する。被覆層16は過度に厚
くする必要はなく、通常20〜500nmの厚さであれ
ばよい。
【0039】この後、半導体基板10を、貼り合わせ面
の反対側から図3におけるAのラインまで研削しさらに
研磨することにより、複合半導体基板が製造される。貼
り合わせに用いる半導体基板がV字状の溝、トレンチ溝
等の溝付き基板であれば、研削・研磨工程を経て、島状
に分離された半導体単結晶領域11が得られる。
【0040】
【実施例】本発明について、さらに具体的に以下に示す
が、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 図2に示す複合半導体基板を以下のようにして作製し
た。V字状に加工した凹部を有する基板を次のようにし
て製作した。まず、図3に示すように、面方位(10
0)面を有する6インチ径、厚さ625μmのシリコン
基板10の表面に、フォトリソグラフィおよび異方性エ
ッチングにより50μmの深さにV溝を形成した。V溝
の形成は、フォトエッチングによりSiO2 のマスクを
作製し、Siが露出した領域をKOHの20%水溶液9
0重量部、イソプロピルアルコール5重量部およびn−
ブチルアルコール5重量部からなる、いわゆる異方性エ
ッチング液を用いて温度80℃でエッチングすることに
より作製した。
【0041】引き続き熱酸化によってV溝の表面に絶縁
膜12としてSiO2 を1.5μmの厚さに形成した。
次いでV溝が形成してある面にCVDにより多結晶シリ
コン層17を20μmの厚さに形成した。
【0042】次いで、ガラス物質のシリコンとホウ素の
原子比(Si/B)aが2.5となるようにガス状のS
iCl4 (供給量250ml/min)およびガス状の
BCl3 (供給量100ml/min)を水素(供給量
850ml/min)と酸素(供給量5000ml/m
in)からなる燃焼炎中に供給し、分解して得られるす
す状物質3をV溝が形成された半導体基板10の表面に
堆積させた。すす状物質3の堆積量はこれを焼結させた
時に20μmとなるように調節した。別に用意した面方
位(100)面を有する6インチ径、厚さ480μmの
シリコン基板14をすす状物質3の堆積の上に重ね合わ
せ、続いて該シリコン基板14の上に再度前記と同様な
方法によりすす状物質4を堆積した。また、すす状物質
4の堆積量はこれを焼結させた時に22μmとなるよう
に調節した。次いで、加熱炉内において酸素雰囲気中で
1280℃に昇温し48時間加熱したところ、すす状物
質は焼結し、すす状物質3および4はそれぞれ厚さ20
μmおよび22μmまで体積収縮すると同時にガラス化
し、半導体基板11と支持基板14とが貼り合わされる
と同時に、前記支持基板14の裏面がすす状物質が焼結
してできるガラス物質層15によって覆われた。
【0043】このようにして接合された基板を、超音波
画像探査装置(オリンパス社製 UH Pulse20
0)で溝充填状態を調べたところ、空孔が全く存在しな
いことが確認された。さらに、この基板のへき開面を走
査型電子顕微鏡で観察したところ、V字状の溝の隅々ま
でガラスが充填されていた。ガラス物質の組成比を求め
るために同一条件で作製した試料を用い、ガラス物質を
フッ化水素系の水溶液で溶解し、ICPにより定量分析
を行ったところ、Si/Bの原子比aは2.5であっ
た。
【0044】次に、前記貼り合わせ基板の全面に、減圧
CVD法でシリコン窒化膜を形成した。使用した原料ガ
スはアンモニアとジクロルシランを原料ガスとして使用
し、圧力0.4Torr、温度800℃で25分間堆積
したところ、約80nmの厚さのシリコン窒化膜16が
貼り合わせ基板の全面に被覆された。
【0045】続いて、シリコン基板10の貼り合わせの
反対面から研磨加工を施し、所定の厚みに加工後、さら
にメカノケミカル研磨法を用いて研磨加工し、絶縁酸化
膜12または多結晶シリコン層17が表面に現れるまで
不要部分を除去し、互いに絶縁分離された島状の半導体
領域11を形成した。このときの反りは、半導体単結晶
領域を上にして平面上に載置したときに、周囲より中央
部が55μmだけ上に対して凸状である程度であった。
このため、搬送時のトラブルもなく、フォトリソグラフ
ィ工程における歩留りもよかった。
【0046】この基板を5mm角のチップに切り出した
試料1について、走査型電子顕微鏡を用いてチップ断面
の焼結状態を観察したところ、試料1の半導体基板と支
持基板とは均一に接合されており、貼り合わせ状態は良
好であった。また、溝の充填状態を観察したところ、微
小な空孔の生成がなく、えぐれ等の損傷もみられなかっ
た。
【0047】実施例2 V溝を形成したシリコンウェハ10と支持基板14とを
絶縁酸化膜12、多結晶シリコン層17およびガラス物
質層13により接合した貼り合わせ基板を実施例1と同
様な方法により作製した後、前記貼り合わせ基板を10
50℃の水蒸気と酸素との混合雰囲気中に16時間保持
し、前記貼り合わせ基板のシリコン露出面の全面に厚さ
2μmの熱酸化膜15を形成した。その後、実施例1と
同様な方法により、さらに窒化膜16をその上に被覆し
た後、シリコンウェハ10の表面を研削、研磨して複合
半導体基板を作製した。このときの反りは、半導体単結
晶領域を上にして平面上に載置したときに、周囲より中
央部が46μmだけ上に対して凸状である程度であっ
た。このため、搬送時のトラブルもなく、フォトリソグ
ラフィ工程における歩留りもよかった。
【0048】実施例3 支持基板14を厚さ480μmの石英ガラスとした以外
は、実施例1と同様の方法により基板を作製した。この
ときの反りは、半導体単結晶領域を上にして平面上に載
置したときに、周囲より中央部が50μmだけ上に対し
て凸状である程度であった。このため、搬送時のトラブ
ルもなく、フォトリソグラフィ工程における歩留りもよ
かった。
【0049】実施例4 支持基板14を厚さ480μmのサファイアとした以外
は、実施例1と同様の方法により基板を作製した。この
ときの反りは、半導体単結晶領域を上にして平面上に載
置したときに、周囲より中央部が47μmだけ上に対し
て凸状である程度であった。このため、搬送時のトラブ
ルもなく、フォトリソグラフィ工程における歩留りもよ
かった。
【0050】実施例5 支持基板14を厚さ480μmのアルミナ焼結体とした
以外は、実施例1と同様の方法により基板を作製した。
このときの反りは、半導体単結晶領域を上にして平面上
に載置したときに、周囲より中央部が52μmだけ上に
対して凸状である程度であった。このため、搬送時のト
ラブルもなく、フォトリソグラフィ工程における歩留り
もよかった。
【0051】実施例6 支持基板14を厚さ480μmの炭化珪素焼結体とした
以外は、実施例1と同様の方法により基板を作製した。
このときの反りは、半導体単結晶領域を上にして平面上
に載置したときに、周囲より中央部が49μmだけ上に
対して凸状である程度であった。このため、搬送時のト
ラブルもなく、フォトリソグラフィ工程における歩留り
もよかった。
【0052】実施例7 半導体多結晶層17をアモルファスシリコン層17とし
た以外は、実施例1と同様の方法で、基板を作製した。
アモルファスシリコン層17は、原料ガスとして希釈し
ていないジシランを用い、プラズマCVD法により堆積
した。堆積条件は、3Torrの圧力、用いた周波数は
13.56MHzである。このときの反りは、半導体単
結晶領域を上にして平面上に載置したときに、周囲より
中央部が51μmだけ上に対して凸状である程度であっ
た。このため、搬送時のトラブルもなく、フォトリソグ
ラフィ工程における歩留りもよかった。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の複
合半導体基板は大型ウェハ径を有する場合にも反りが小
さく、厳格な規格が要求されるデバイス製造ラインに投
入可能であり、また、フォトリソグラフィの精度を上
げ、歩留りを向上させることができ、実用上有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の誘電体分離技術によって製造された複合
半導体基板を示す縦断面図である。
【図2】本発明の複合半導体基板の1つの実施態様を示
す縦断面図である。
【図3】本発明の複合半導体基板の製造工程を示す図で
ある。
【符号の説明】
3 すす状物質層 4 すす状物質層 10 半導体基板 11 半導体単結晶領域 12 絶縁膜 13 ガラス物質層 14 支持基板 15 反り補正層 16 被覆層 17 半導体多結晶またはアモルファス半導体層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1または相互に分離された複数個の半導
    体単結晶領域と、これを支持する支持基板とが、ガラス
    物質によって接合された複合半導体基板において、前記
    半導体単結晶領域の底面および側面は絶縁膜によって覆
    われており、前記絶縁膜に接して、半導体多結晶または
    アモルファス半導体からなる層が設けられ、前記支持基
    板の裏面に反り補正層と、さらに前記反り補正層を覆う
    被覆層とが設けられていることを特徴とする複合半導体
    基板。
  2. 【請求項2】 前記反り補正層がSiO2 、またはSi
    2 を主成分とするガラス物質層からなることを特徴と
    する請求項1記載の複合半導体基板。
  3. 【請求項3】 前記被覆層がシリコン窒化膜からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の複合半導体基板。
JP21777295A 1995-08-25 1995-08-25 複合半導体基板 Pending JPH0964170A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100304197B1 (ko) * 1998-03-30 2001-11-30 윤종용 소이제조방법

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