JPH0967521A - 熱可塑性樹脂複合材料及びその製造方法 - Google Patents
熱可塑性樹脂複合材料及びその製造方法Info
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- JPH0967521A JPH0967521A JP22205295A JP22205295A JPH0967521A JP H0967521 A JPH0967521 A JP H0967521A JP 22205295 A JP22205295 A JP 22205295A JP 22205295 A JP22205295 A JP 22205295A JP H0967521 A JPH0967521 A JP H0967521A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 引張強度,曲げ強度,弾性率等の機械的性
能、耐熱性、表面平滑性に優れる低コストな材料を提供
すること。 【解決手段】 熱可塑性マトリックス樹脂と;繊維状複
鎖構造型粘土鉱物と、熱可塑性マトリックス樹脂と相溶
化可能で且つ繊維状複鎖構造型粘土鉱物に結合している
相溶化樹脂とから成る粘土鉱物複合体とを有する熱可塑
性樹脂複合材料。
能、耐熱性、表面平滑性に優れる低コストな材料を提供
すること。 【解決手段】 熱可塑性マトリックス樹脂と;繊維状複
鎖構造型粘土鉱物と、熱可塑性マトリックス樹脂と相溶
化可能で且つ繊維状複鎖構造型粘土鉱物に結合している
相溶化樹脂とから成る粘土鉱物複合体とを有する熱可塑
性樹脂複合材料。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械的強度,耐熱
性,表面平滑性,寸法安定性等に優れる熱可塑性樹脂複
合材料及びその製造方法に関するものである。
性,表面平滑性,寸法安定性等に優れる熱可塑性樹脂複
合材料及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高強度,高耐熱性を併せ持ったプ
ラスチック(エンジニアリングプラスチック)の開発が
進んでいる。高強度,高耐熱性といった要求を満たすた
め、従来より、ガラス繊維による補強,ワラストナ
イト等の天然鉱物繊維による補強,カーボン繊維によ
る補強,チタン酸カリウム,ホウ酸アルミニウム等の
ウィスカーによる補強など数多くの改良が試みられてい
る。
ラスチック(エンジニアリングプラスチック)の開発が
進んでいる。高強度,高耐熱性といった要求を満たすた
め、従来より、ガラス繊維による補強,ワラストナ
イト等の天然鉱物繊維による補強,カーボン繊維によ
る補強,チタン酸カリウム,ホウ酸アルミニウム等の
ウィスカーによる補強など数多くの改良が試みられてい
る。
【0003】ところが、上記のガラス繊維による補強
では、引張強度,曲げ強度,弾性率等の機械的性能の一
部の向上やプラスチックの種類によっては耐熱性の向上
は見られるものの、ガラス繊維の繊維径が通常9〜13
μmと大きいため、成形品の表面平滑性が著しく悪くな
る。
では、引張強度,曲げ強度,弾性率等の機械的性能の一
部の向上やプラスチックの種類によっては耐熱性の向上
は見られるものの、ガラス繊維の繊維径が通常9〜13
μmと大きいため、成形品の表面平滑性が著しく悪くな
る。
【0004】上記の天然鉱物繊維による補強では、天
然鉱物繊維の繊維径が通常1〜13μmであるため、
よりも表面平滑性には若干優れるものの、未だ悪い。ま
た、機械的性能及び耐熱性については程向上は見られ
ない。
然鉱物繊維の繊維径が通常1〜13μmであるため、
よりも表面平滑性には若干優れるものの、未だ悪い。ま
た、機械的性能及び耐熱性については程向上は見られ
ない。
【0005】上記のカーボン繊維による補強では、機
械的性能及び耐熱性についてはよりも優れるものの、
表面平滑性についてはと同様に著しく悪くなる。ま
た、カーボン繊維は非常に高価であり、実用的ではな
い。
械的性能及び耐熱性についてはよりも優れるものの、
表面平滑性についてはと同様に著しく悪くなる。ま
た、カーボン繊維は非常に高価であり、実用的ではな
い。
【0006】上記のウィスカーによる補強では、機械
的性能,耐熱性及び表面平滑性の何れも、よりも優れ
ているが、ウィスカーはと同様に非常に高価であり、
実用的ではない。
的性能,耐熱性及び表面平滑性の何れも、よりも優れ
ているが、ウィスカーはと同様に非常に高価であり、
実用的ではない。
【0007】一方、引張強度,曲げ強度,弾性率等の機
械的性能、耐熱性、表面平滑性を狙った従来技術とし
て、特開昭63−251461号公報に示されるものも
知られている。このものは、ナイロン樹脂と、ナイロン
樹脂中に均一に分散している繊維状複鎖構造型粘土鉱物
とから成るナイロン複合材料である。
械的性能、耐熱性、表面平滑性を狙った従来技術とし
て、特開昭63−251461号公報に示されるものも
知られている。このものは、ナイロン樹脂と、ナイロン
樹脂中に均一に分散している繊維状複鎖構造型粘土鉱物
とから成るナイロン複合材料である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このナイロ
ン複合材料では、表面平滑性には優れ、低コストである
ものの、引張強度,曲げ強度,弾性率等の機械的性能に
ついては未だ不十分である。これは、粘土鉱物及びナイ
ロン樹脂間の結合力が乏しいためと考えられる。
ン複合材料では、表面平滑性には優れ、低コストである
ものの、引張強度,曲げ強度,弾性率等の機械的性能に
ついては未だ不十分である。これは、粘土鉱物及びナイ
ロン樹脂間の結合力が乏しいためと考えられる。
【0009】故に、本発明は、引張強度,曲げ強度,弾
性率等の機械的性能、耐熱性、表面平滑性に優れる低コ
ストな材料を提供することを、その技術的課題とするも
のである。
性率等の機械的性能、耐熱性、表面平滑性に優れる低コ
ストな材料を提供することを、その技術的課題とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために請求項1の発明においては、熱可塑性樹脂複合
材料を、熱可塑性マトリックス樹脂と、繊維状複鎖構造
型粘土鉱物、及び熱可塑性マトリックス樹脂と相溶化可
能で且つ前記繊維状複鎖構造型粘土鉱物に結合している
相溶化樹脂とから成る粘土鉱物複合体とから構成した。
るために請求項1の発明においては、熱可塑性樹脂複合
材料を、熱可塑性マトリックス樹脂と、繊維状複鎖構造
型粘土鉱物、及び熱可塑性マトリックス樹脂と相溶化可
能で且つ前記繊維状複鎖構造型粘土鉱物に結合している
相溶化樹脂とから成る粘土鉱物複合体とから構成した。
【0011】請求項1の発明では、引張強度,曲げ強
度,弾性率等の機械的性能及び耐熱性を向上させること
ができる。この作用は次のように考えられる。繊維状複
鎖構造型粘土鉱物(以下粘土鉱物と称する)に熱可塑性
マトリックス樹脂と相溶化可能な相溶化樹脂を結合して
いるので、粘土鉱物と相溶化樹脂とから成る粘土鉱物複
合体を熱可塑性マトリックス樹脂中に分散する際に、相
溶化樹脂が熱可塑性マトリックス樹脂と相溶化してアロ
イ化層となり、粘土鉱物がそのアロイ化層を介して熱可
塑性マトリックス樹脂に強固に結合する。つまり、この
アロイ化層の介在により粘土鉱物及び熱可塑性マトリッ
クス樹脂間の結合力は、粘土鉱物及び熱可塑性マトリッ
クス樹脂を直接結合させる従来技術よりも大きくなる。
度,弾性率等の機械的性能及び耐熱性を向上させること
ができる。この作用は次のように考えられる。繊維状複
鎖構造型粘土鉱物(以下粘土鉱物と称する)に熱可塑性
マトリックス樹脂と相溶化可能な相溶化樹脂を結合して
いるので、粘土鉱物と相溶化樹脂とから成る粘土鉱物複
合体を熱可塑性マトリックス樹脂中に分散する際に、相
溶化樹脂が熱可塑性マトリックス樹脂と相溶化してアロ
イ化層となり、粘土鉱物がそのアロイ化層を介して熱可
塑性マトリックス樹脂に強固に結合する。つまり、この
アロイ化層の介在により粘土鉱物及び熱可塑性マトリッ
クス樹脂間の結合力は、粘土鉱物及び熱可塑性マトリッ
クス樹脂を直接結合させる従来技術よりも大きくなる。
【0012】また、繊維径の大きいガラス繊維等を用い
ないので、表面平滑性に優れたものになる。更に、粘土
鉱物を用いているので、低コストになる。
ないので、表面平滑性に優れたものになる。更に、粘土
鉱物を用いているので、低コストになる。
【0013】上記請求項1において、粘度鉱物複合体を
熱可塑性マトリックス樹脂中へ均一に分散させると共
に、粘度鉱物及び熱可塑性マトリックス樹脂間の結合力
を更に向上させるために、相溶化樹脂の含有量を、粘土
鉱物100重量部に対して10〜70重量部にすると好
ましい。ここで、含有量が10重量部未満であると、粘
土鉱物及び熱可塑性マトリックス樹脂間の結合力が小さ
くなり、引張強度,曲げ強度,弾性率等の機械的性能及
び耐熱性の向上効果が小さくなる。一方、含有量が70
重量部を越えると、粘土鉱物複合体中の粘土鉱物の解繊
状態が悪くなり、粘土鉱物複合体が熱可塑性マトリック
ス樹脂へ均一に分散するのを阻害する恐れがあり、その
結果、引張強度,曲げ強度,弾性率等の機械的性能及び
耐熱性の向上効果が小さくなる恐れがある。
熱可塑性マトリックス樹脂中へ均一に分散させると共
に、粘度鉱物及び熱可塑性マトリックス樹脂間の結合力
を更に向上させるために、相溶化樹脂の含有量を、粘土
鉱物100重量部に対して10〜70重量部にすると好
ましい。ここで、含有量が10重量部未満であると、粘
土鉱物及び熱可塑性マトリックス樹脂間の結合力が小さ
くなり、引張強度,曲げ強度,弾性率等の機械的性能及
び耐熱性の向上効果が小さくなる。一方、含有量が70
重量部を越えると、粘土鉱物複合体中の粘土鉱物の解繊
状態が悪くなり、粘土鉱物複合体が熱可塑性マトリック
ス樹脂へ均一に分散するのを阻害する恐れがあり、その
結果、引張強度,曲げ強度,弾性率等の機械的性能及び
耐熱性の向上効果が小さくなる恐れがある。
【0014】上記請求項1において、粘土鉱物複合体の
含有量を、熱可塑性マトリックス樹脂100重量部に対
して5〜70重量部にすると好ましい。ここで、含有量
が5重量部未満であると、引張強度,曲げ強度,弾性率
等の機械的性能及び耐熱性の向上効果が小さくなる。一
方、含有量が70重量部を越えると、引張強度,曲げ強
度,弾性率等の機械的性能及び耐熱性の向上効果が小さ
くなる。
含有量を、熱可塑性マトリックス樹脂100重量部に対
して5〜70重量部にすると好ましい。ここで、含有量
が5重量部未満であると、引張強度,曲げ強度,弾性率
等の機械的性能及び耐熱性の向上効果が小さくなる。一
方、含有量が70重量部を越えると、引張強度,曲げ強
度,弾性率等の機械的性能及び耐熱性の向上効果が小さ
くなる。
【0015】上記技術的課題を解決するために請求項4
の発明においては、繊維状複鎖構造型粘土鉱物,相溶化
樹脂のモノマー及び重合触媒を混合し、繊維状複鎖構造
型粘土鉱物にモノマー及び重合触媒を吸着させる第1混
合工程と、該混合物を加熱し、繊維状複鎖構造型粘土鉱
物とモノマーとを反応させると共に、モノマーを重合さ
せる重合反応工程と、該重合反応混合物を冷却して解繊
し、粘土鉱物複合体を得る冷却解繊工程と、熱可塑性マ
トリックス樹脂と粘土鉱物複合体とを混合する第2混合
工程と、該混合物を加熱して溶融混練し、熱可塑性マト
リックス樹脂と粘土鉱物複合体中の相溶化樹脂とを相溶
化させてそれらの境界にアロイ層を形成する溶融混練ア
ロイ化工程と、該反応物を冷却し、熱可塑性樹脂複合材
料を得る冷却工程とを順次行った。
の発明においては、繊維状複鎖構造型粘土鉱物,相溶化
樹脂のモノマー及び重合触媒を混合し、繊維状複鎖構造
型粘土鉱物にモノマー及び重合触媒を吸着させる第1混
合工程と、該混合物を加熱し、繊維状複鎖構造型粘土鉱
物とモノマーとを反応させると共に、モノマーを重合さ
せる重合反応工程と、該重合反応混合物を冷却して解繊
し、粘土鉱物複合体を得る冷却解繊工程と、熱可塑性マ
トリックス樹脂と粘土鉱物複合体とを混合する第2混合
工程と、該混合物を加熱して溶融混練し、熱可塑性マト
リックス樹脂と粘土鉱物複合体中の相溶化樹脂とを相溶
化させてそれらの境界にアロイ層を形成する溶融混練ア
ロイ化工程と、該反応物を冷却し、熱可塑性樹脂複合材
料を得る冷却工程とを順次行った。
【0016】請求項4の発明では、引張強度,曲げ強
度,弾性率等の機械的性能、耐熱性、表面平滑性に優れ
る低コストな熱可塑性樹脂複合材料を容易に製造するこ
とができる。
度,弾性率等の機械的性能、耐熱性、表面平滑性に優れ
る低コストな熱可塑性樹脂複合材料を容易に製造するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0018】実施の形態に係る熱可塑性樹脂複合材料
は、熱可塑性マトリックス樹脂と、粘土鉱物複合体とか
ら成る。
は、熱可塑性マトリックス樹脂と、粘土鉱物複合体とか
ら成る。
【0019】熱可塑性マトリックス樹脂としては、ポリ
アミド,ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテ
レフタレート,ポリカーボネート,ポリアクリレート,
ポリアセタール,ポリフェニレンオキサイド,ABS樹
脂,AES樹脂,AS樹脂,ポリスチレン,メタクリル
酸樹脂等の非常に幅広い種類の熱可塑性樹脂を用いるこ
とができる。
アミド,ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテ
レフタレート,ポリカーボネート,ポリアクリレート,
ポリアセタール,ポリフェニレンオキサイド,ABS樹
脂,AES樹脂,AS樹脂,ポリスチレン,メタクリル
酸樹脂等の非常に幅広い種類の熱可塑性樹脂を用いるこ
とができる。
【0020】粘土鉱物複合体は、熱可塑性マトリックス
樹脂中に均一に分散したもので、繊維状複鎖構造型粘土
鉱物と、相溶化樹脂とから成る。
樹脂中に均一に分散したもので、繊維状複鎖構造型粘土
鉱物と、相溶化樹脂とから成る。
【0021】粘土鉱物は、繊維状をなした複鎖構造型の
珪酸マグネシウムを主成分とするものである。粘土鉱物
は、多孔質で無数の縦穴中空の細孔をもち、その細孔分
布は10〜100Åで、表面積は250〜400m2 /
gと非常に大きい。粘土鉱物の細孔表面及び外表面に
は、多数の水酸基が存在し、負に帯電している。尚、粘
土鉱物は、上記細孔以外に、100〜1000Åの単繊
維間の隙間をもっている。
珪酸マグネシウムを主成分とするものである。粘土鉱物
は、多孔質で無数の縦穴中空の細孔をもち、その細孔分
布は10〜100Åで、表面積は250〜400m2 /
gと非常に大きい。粘土鉱物の細孔表面及び外表面に
は、多数の水酸基が存在し、負に帯電している。尚、粘
土鉱物は、上記細孔以外に、100〜1000Åの単繊
維間の隙間をもっている。
【0022】粘土鉱物は、セピオライト,アタパルジャ
イトと呼ばれ、直径が0.005〜0.3μm,長さが
0.02〜50μmである。ここで、直径が0.005
μm未満及び長さが0.02μm未満であると、粘土鉱
物による補強効果が発揮され難くなり、機械的性能及び
耐熱性向上の効果を発揮され難くなる。一方、直径が
0.3μmを超え、長さが50μmを超えると、粘土鉱
物の熱可塑性マトリックス樹脂中への分散状態が悪くな
り、最終的な成形品にひけやそりが発生したりその寸法
精度が悪くなると共に、表面平滑性が悪くなる恐れがあ
る。また、直径が0.01〜0.3μm,長さが0.1
〜40μmの範囲が好ましく、この場合、粘土鉱物複合
体の熱可塑性マトリックス樹脂中への分散性が良くな
り、機械的性能,耐熱性,表面平滑性及び寸法安定性を
著しく向上させることができる。
イトと呼ばれ、直径が0.005〜0.3μm,長さが
0.02〜50μmである。ここで、直径が0.005
μm未満及び長さが0.02μm未満であると、粘土鉱
物による補強効果が発揮され難くなり、機械的性能及び
耐熱性向上の効果を発揮され難くなる。一方、直径が
0.3μmを超え、長さが50μmを超えると、粘土鉱
物の熱可塑性マトリックス樹脂中への分散状態が悪くな
り、最終的な成形品にひけやそりが発生したりその寸法
精度が悪くなると共に、表面平滑性が悪くなる恐れがあ
る。また、直径が0.01〜0.3μm,長さが0.1
〜40μmの範囲が好ましく、この場合、粘土鉱物複合
体の熱可塑性マトリックス樹脂中への分散性が良くな
り、機械的性能,耐熱性,表面平滑性及び寸法安定性を
著しく向上させることができる。
【0023】相溶化樹脂は、熱可塑性マトリックス樹脂
中への分散時に熱可塑性マトリックス樹脂と相溶化して
アロイ化層を形成するものである。また、相溶化樹脂
は、粘土鉱物の多数の細孔表面及び外表面に存在する水
酸基に結合(水素又はイオン結合)していると共に、粘
土鉱物の多数の細孔表面及び外表面に吸着されている。
中への分散時に熱可塑性マトリックス樹脂と相溶化して
アロイ化層を形成するものである。また、相溶化樹脂
は、粘土鉱物の多数の細孔表面及び外表面に存在する水
酸基に結合(水素又はイオン結合)していると共に、粘
土鉱物の多数の細孔表面及び外表面に吸着されている。
【0024】相溶化樹脂は、非反応性モノマー,反応性
モノマー及び重合触媒(重合開始剤)を原料として重合
させたものである。
モノマー及び重合触媒(重合開始剤)を原料として重合
させたものである。
【0025】非反応性モノマーは、熱可塑性マトリック
ス樹脂と物理的に混合してアロイ材料を生成するもので
ある。非反応性モノマーとしては、メタクリル酸メチ
ル,メタクリル酸エチル,メタクリル酸ブチル,メタク
リル酸ラウリル,アクリル酸メチル,アクリル酸エチ
ル,アクリル酸ブチル,スチレン,ビニルトルエン,ア
クリロニトリル,ジシクロペンタジエン,1,4−ヘキ
サジエン,エチリデンノルボネン又はその混合物等を用
いることができる。
ス樹脂と物理的に混合してアロイ材料を生成するもので
ある。非反応性モノマーとしては、メタクリル酸メチ
ル,メタクリル酸エチル,メタクリル酸ブチル,メタク
リル酸ラウリル,アクリル酸メチル,アクリル酸エチ
ル,アクリル酸ブチル,スチレン,ビニルトルエン,ア
クリロニトリル,ジシクロペンタジエン,1,4−ヘキ
サジエン,エチリデンノルボネン又はその混合物等を用
いることができる。
【0026】反応性モノマーは、非反応性モノマーと協
働してポリマーとなり、そのポリマーが熱可塑性マトリ
ックス樹脂と化学的に反応してアロイ材料を生成するも
のである。反応性モノマーとしては、α,β−不飽和カ
ルボン酸又はその誘導体を用いることができ、具体的に
は、アクリル酸,メタクリル酸等のモノカルボン酸、マ
レイン酸,フマル酸,イタコン酸等のジカルボン酸、無
水カルボン酸,無水イタコン酸等のジカルボン酸無水
物、グリシジルメタアクリレート,アクリルアミド等が
挙げられる。
働してポリマーとなり、そのポリマーが熱可塑性マトリ
ックス樹脂と化学的に反応してアロイ材料を生成するも
のである。反応性モノマーとしては、α,β−不飽和カ
ルボン酸又はその誘導体を用いることができ、具体的に
は、アクリル酸,メタクリル酸等のモノカルボン酸、マ
レイン酸,フマル酸,イタコン酸等のジカルボン酸、無
水カルボン酸,無水イタコン酸等のジカルボン酸無水
物、グリシジルメタアクリレート,アクリルアミド等が
挙げられる。
【0027】重合触媒は、モノマーの重合を活性化する
ものである。重合触媒としては、ベンゾイルパーオキサ
イド,オクタノイルパーオキサイド,デカノイルパーオ
キサイド,ラウロイルパーオキサイド,t−ブチルヒド
ロパーオキサイド,ジ−t−ブチルヒドロパーオキサイ
ド,t−ブチルパーオキシアセテート等の有機過酸化物
やアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)等のアゾ化
合物等を用いることができ、これらの選択は重合させる
モノマーの種類によって決定される。
ものである。重合触媒としては、ベンゾイルパーオキサ
イド,オクタノイルパーオキサイド,デカノイルパーオ
キサイド,ラウロイルパーオキサイド,t−ブチルヒド
ロパーオキサイド,ジ−t−ブチルヒドロパーオキサイ
ド,t−ブチルパーオキシアセテート等の有機過酸化物
やアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)等のアゾ化
合物等を用いることができ、これらの選択は重合させる
モノマーの種類によって決定される。
【0028】粘土鉱物複合体の含有量は、熱可塑性マト
リックス樹脂100重量部に対して5〜70重量部であ
る。ここで、含有量が5重量部未満であると、引張強
度,曲げ強度,弾性率等の機械的性能及び耐熱性の向上
効果が小さくなる。一方、含有量が70重量部を越える
と、引張強度,曲げ強度,弾性率等の機械的性能及び耐
熱性の向上効果が小さくなる。
リックス樹脂100重量部に対して5〜70重量部であ
る。ここで、含有量が5重量部未満であると、引張強
度,曲げ強度,弾性率等の機械的性能及び耐熱性の向上
効果が小さくなる。一方、含有量が70重量部を越える
と、引張強度,曲げ強度,弾性率等の機械的性能及び耐
熱性の向上効果が小さくなる。
【0029】相溶化樹脂の含有量は、粘土鉱物100重
量部に対して10〜70重量部にすると好ましい。ここ
で、含有量が10重量部未満であると、粘土鉱物及び熱
可塑性マトリックス樹脂間の結合力が小さくなり、引張
強度,曲げ強度,弾性率等の機械的性能及び耐熱性の向
上効果が小さくなる。一方、含有量が70重量部を越え
ると、粘土鉱物複合体中の粘土鉱物の解繊状態が悪くな
り、粘土鉱物複合体が熱可塑性マトリックス樹脂へ均一
に分散するのを阻害する恐れがあり、その結果、引張強
度,曲げ強度,弾性率等の機械的性能及び耐熱性の向上
効果が小さくなる恐れがある。
量部に対して10〜70重量部にすると好ましい。ここ
で、含有量が10重量部未満であると、粘土鉱物及び熱
可塑性マトリックス樹脂間の結合力が小さくなり、引張
強度,曲げ強度,弾性率等の機械的性能及び耐熱性の向
上効果が小さくなる。一方、含有量が70重量部を越え
ると、粘土鉱物複合体中の粘土鉱物の解繊状態が悪くな
り、粘土鉱物複合体が熱可塑性マトリックス樹脂へ均一
に分散するのを阻害する恐れがあり、その結果、引張強
度,曲げ強度,弾性率等の機械的性能及び耐熱性の向上
効果が小さくなる恐れがある。
【0030】以下、上記した熱可塑性樹脂複合材料の製
造方法を説明する。
造方法を説明する。
【0031】まず、重合触媒を相溶化樹脂のモノマーに
溶解しておき、該混合物と粘土鉱物を凝縮器,水分離器
の付いた加熱,冷却可能なニーダー等の混合機に投入
し、常温にて粘土鉱物の細孔及び外表面にモノマー及び
重合触媒の混合物が均一に吸着されるまで混合する(第
1混合工程)。
溶解しておき、該混合物と粘土鉱物を凝縮器,水分離器
の付いた加熱,冷却可能なニーダー等の混合機に投入
し、常温にて粘土鉱物の細孔及び外表面にモノマー及び
重合触媒の混合物が均一に吸着されるまで混合する(第
1混合工程)。
【0032】次に、上記混合機中に窒素ガス等の不活性
ガスを流し込み、不活性雰囲気下で加熱してモノマーを
重合させると同時に、モノマーと粘土鉱物とを反応させ
てモノマーを粘土鉱物の水酸基と結合させる(重合反応
工程)。尚、モノマー中に粘土鉱物と反応するモノマー
がない場合には、重合のみとなる(重合工程)。ここ
で、不活性雰囲気下で重合反応工程を行うのは、空気中
の酸素による重合速度の抑制を防止すると共に、重合物
(ポリマー)の酸化を防止するためである。また、重合
反応中には、粘土鉱物の付着水,結晶水の一部,粘土鉱
物及びモノマーの反応により生成した反応生成水等が発
生するので、水分離器により系外に除去している。ま
た、本工程で重要なのは、反応温度と反応時間である。
反応が不十分である場合には、モノマー分が残り、低分
子量の樹脂ができ、機械的強度及び耐熱性の向上が阻害
される恐れがあるためである。
ガスを流し込み、不活性雰囲気下で加熱してモノマーを
重合させると同時に、モノマーと粘土鉱物とを反応させ
てモノマーを粘土鉱物の水酸基と結合させる(重合反応
工程)。尚、モノマー中に粘土鉱物と反応するモノマー
がない場合には、重合のみとなる(重合工程)。ここ
で、不活性雰囲気下で重合反応工程を行うのは、空気中
の酸素による重合速度の抑制を防止すると共に、重合物
(ポリマー)の酸化を防止するためである。また、重合
反応中には、粘土鉱物の付着水,結晶水の一部,粘土鉱
物及びモノマーの反応により生成した反応生成水等が発
生するので、水分離器により系外に除去している。ま
た、本工程で重要なのは、反応温度と反応時間である。
反応が不十分である場合には、モノマー分が残り、低分
子量の樹脂ができ、機械的強度及び耐熱性の向上が阻害
される恐れがあるためである。
【0033】次に、上記重合混合物を冷却しながら解繊
して粘土鉱物複合体を得る(冷却解繊工程)。この場
合、本工程においても重合反応工程と同様に不活性雰囲
気下で行うのが望ましい。また、解繊状態が悪いと、大
きなダマができ、粘土鉱物複合体の熱可塑性マトリック
ス樹脂へ均一分散され難く、機械的性能,耐熱性,表面
平滑性および寸法安定性の低下に繋がる。
して粘土鉱物複合体を得る(冷却解繊工程)。この場
合、本工程においても重合反応工程と同様に不活性雰囲
気下で行うのが望ましい。また、解繊状態が悪いと、大
きなダマができ、粘土鉱物複合体の熱可塑性マトリック
ス樹脂へ均一分散され難く、機械的性能,耐熱性,表面
平滑性および寸法安定性の低下に繋がる。
【0034】次に、熱可塑性マトリックス樹脂と粘土鉱
物複合体とを混合する(第2混合工程)。この混合はナ
ウタミキサー,ヘンシェルミキサー等で予備混合する方
法と、オートフィダー付2軸押出機で所定量を秤量しな
がら投入する方法がある。
物複合体とを混合する(第2混合工程)。この混合はナ
ウタミキサー,ヘンシェルミキサー等で予備混合する方
法と、オートフィダー付2軸押出機で所定量を秤量しな
がら投入する方法がある。
【0035】次に、2軸押出機等にて所定の温度で該混
合物を加熱して溶融混練し、粘土鉱物複合体の相溶化樹
脂を熱可塑性マトリックス樹脂と相溶化させてアロイ化
層を形成することにより、熱可塑性マトリックス樹脂中
に粘土鉱物複合体を均一に分散させる(溶融混練アロイ
化工程)。この工程により、機械的性能,耐熱性,表面
平滑性および寸法安定性が著しく向上する。
合物を加熱して溶融混練し、粘土鉱物複合体の相溶化樹
脂を熱可塑性マトリックス樹脂と相溶化させてアロイ化
層を形成することにより、熱可塑性マトリックス樹脂中
に粘土鉱物複合体を均一に分散させる(溶融混練アロイ
化工程)。この工程により、機械的性能,耐熱性,表面
平滑性および寸法安定性が著しく向上する。
【0036】最後に、上記アロイ化物を冷却して目的の
熱可塑性樹脂複合材料を得る(冷却工程)。尚、冷却
は、冷水による急冷でも放冷による徐冷でも良い。
熱可塑性樹脂複合材料を得る(冷却工程)。尚、冷却
は、冷水による急冷でも放冷による徐冷でも良い。
【0037】尚、熱可塑性樹脂複合材料を原料として、
直接射出成形により各種の成形品を成形しても良いし、
他の相溶化する熱可塑性樹脂と所定の割合で混合したも
のを原料として射出成形により成形品を成形しても良
い。
直接射出成形により各種の成形品を成形しても良いし、
他の相溶化する熱可塑性樹脂と所定の割合で混合したも
のを原料として射出成形により成形品を成形しても良
い。
【0038】尚、本発明の実施の形態に係る熱可塑性樹
脂複合材料は、アウトサイドドアハンドル,ホイルカバ
ー,フェンダーパネル,バンパー,インストルメントパ
ネル,インサイドドアハンドル,ドアトリム等の自動車
内外装品等に適用できる。
脂複合材料は、アウトサイドドアハンドル,ホイルカバ
ー,フェンダーパネル,バンパー,インストルメントパ
ネル,インサイドドアハンドル,ドアトリム等の自動車
内外装品等に適用できる。
【0039】
【実施例】以下、具体例について説明する。
【0040】(実施例1〜14)まず、相溶化樹脂モノ
マーであるメタクリル酸メチル100重量部,アクリロ
ニトリル45重量部,無水マレイン酸3重量部と、重合
触媒であるアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)1
重量部を混合し、均一に溶解したモノマー混合物を得
た。
マーであるメタクリル酸メチル100重量部,アクリロ
ニトリル45重量部,無水マレイン酸3重量部と、重合
触媒であるアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)1
重量部を混合し、均一に溶解したモノマー混合物を得
た。
【0041】次に、粘土鉱物である中国産セピオライト
100重量部(平均繊維径0.2μm,平均繊維長5μ
m)を凝縮器及び水分離器の付いた加熱,冷却可能な試
験用2lニーダーに入れた。次いで、攪拌しながら、窒
素ガスを流して窒素ガス雰囲気とし、ニーダー中に表1
に示す組成の上記モノマー混合物を添加してモノマー混
合物がセピオライトに均一に吸着されるまで混合した。
尚、この混合時間は30分〜2時間である。
100重量部(平均繊維径0.2μm,平均繊維長5μ
m)を凝縮器及び水分離器の付いた加熱,冷却可能な試
験用2lニーダーに入れた。次いで、攪拌しながら、窒
素ガスを流して窒素ガス雰囲気とし、ニーダー中に表1
に示す組成の上記モノマー混合物を添加してモノマー混
合物がセピオライトに均一に吸着されるまで混合した。
尚、この混合時間は30分〜2時間である。
【0042】次に、窒素ガス雰囲気中で攪拌しながら、
ニーダーのジャケット部に80〜90℃の熱媒体を1〜
1.5時間流して重合を開始させ、次いで熱媒体の温度
を130〜150℃に上げてモノマーの重合を進めると
同時に、モノマーとセピオライトとの反応を進めた。こ
の時、セピオライト中の吸着水及び結晶水の一部を未反
応のモノマーと共沸して凝縮器内で凝縮させ、水分離器
にて未反応モノマーを反応系内に戻し、凝縮水を系外に
取り出した。尚、反応時間は4〜6時間である。
ニーダーのジャケット部に80〜90℃の熱媒体を1〜
1.5時間流して重合を開始させ、次いで熱媒体の温度
を130〜150℃に上げてモノマーの重合を進めると
同時に、モノマーとセピオライトとの反応を進めた。こ
の時、セピオライト中の吸着水及び結晶水の一部を未反
応のモノマーと共沸して凝縮器内で凝縮させ、水分離器
にて未反応モノマーを反応系内に戻し、凝縮水を系外に
取り出した。尚、反応時間は4〜6時間である。
【0043】次に、重合反応終了後も窒素ガス雰囲気中
で攪拌しながら、熱媒体温度を室温まで下げて重合反応
混合物を冷却,解繊して粘土鉱物複合体を得た。ここ
で、粘度鉱物複合体中の粘度鉱物の解繊状態を目視によ
り評価した。この結果を表1に示す。尚、表1におい
て、○はダマが全く存在しない,△はダマが少量存在す
る,×がダマが多く存在することを意味する。つまり、
この評価が良い程、粘度鉱物複合体が熱可塑性マトリッ
クス樹脂中へ均一に分散する。
で攪拌しながら、熱媒体温度を室温まで下げて重合反応
混合物を冷却,解繊して粘土鉱物複合体を得た。ここ
で、粘度鉱物複合体中の粘度鉱物の解繊状態を目視によ
り評価した。この結果を表1に示す。尚、表1におい
て、○はダマが全く存在しない,△はダマが少量存在す
る,×がダマが多く存在することを意味する。つまり、
この評価が良い程、粘度鉱物複合体が熱可塑性マトリッ
クス樹脂中へ均一に分散する。
【0044】表1に示す組成の粘土鉱物複合体を所定量
のヘンシェルミキサーで熱可塑性マトリックス樹脂であ
る100重量部のナイロン6(東レ株式会社製,CM1
017)と混合した。
のヘンシェルミキサーで熱可塑性マトリックス樹脂であ
る100重量部のナイロン6(東レ株式会社製,CM1
017)と混合した。
【0045】次に、2軸押出機等にて240〜260℃
で該混合物を加熱して溶融混練し、粘土鉱物複合体をナ
イロン6中に均一に分散させ、次いで、冷却して目的の
熱可塑性樹脂複合材料を得た。
で該混合物を加熱して溶融混練し、粘土鉱物複合体をナ
イロン6中に均一に分散させ、次いで、冷却して目的の
熱可塑性樹脂複合材料を得た。
【0046】この熱可塑性樹脂複合材料を原料として射
出成形により性能評価試験用テストピースを成形した。
このテストピースを用いて性能評価試験を下記に示すA
STM規格,JIS規格に基づいて行った。この試験結
果を表1に示す。また、粘土鉱物の含有量と引張破断強
度との関係を示すグラフを図1に,粘土鉱物の含有量と
曲げ弾性率との関係を示すグラフを図2に,粘土鉱物の
含有量と熱変形温度との関係を示すグラフを図3に夫々
示す。
出成形により性能評価試験用テストピースを成形した。
このテストピースを用いて性能評価試験を下記に示すA
STM規格,JIS規格に基づいて行った。この試験結
果を表1に示す。また、粘土鉱物の含有量と引張破断強
度との関係を示すグラフを図1に,粘土鉱物の含有量と
曲げ弾性率との関係を示すグラフを図2に,粘土鉱物の
含有量と熱変形温度との関係を示すグラフを図3に夫々
示す。
【0047】 (性能評価試験) (規格) 引張破断強度 : ASTM D638 引張破断伸び : ASTM D638 曲げ弾性率 : ASTM D790 熱変形温度 : ASTM D648(荷重18.6kgf/cm2 ) 10点平均粗さ : JIS B0601
【0048】
【表1】
【0049】(比較例1〜3)熱可塑性マトリックス樹
脂のモノマーである6−アミノ−nカプロン酸100重
量部と表2に示す組成の粘土鉱物をステンレス製の反応
容器内に入れ、予備攪拌混合した。次いで、オイルバス
内に設置して窒素ガス雰囲気下で220℃で1.5時間
反応させた後、さらに温度を260℃に上げて重合させ
て熱可塑性樹脂複合材料を得た。
脂のモノマーである6−アミノ−nカプロン酸100重
量部と表2に示す組成の粘土鉱物をステンレス製の反応
容器内に入れ、予備攪拌混合した。次いで、オイルバス
内に設置して窒素ガス雰囲気下で220℃で1.5時間
反応させた後、さらに温度を260℃に上げて重合させ
て熱可塑性樹脂複合材料を得た。
【0050】(比較例4)100重量部のナイロン6の
みを使用した例。
みを使用した例。
【0051】(比較例5〜7)100重量部のナイロン
6と表2に示す組成のガラス繊維(セントラル硝子株式
会社製,ECS10・871F;平均繊維径11μm,
平均繊維長3mm,純粋なガラス繊維100重量部をγ
−アミノプロピルエトキシシラン0.6重量部で表面処
理したもの)を混合し、熱可塑性樹脂複合材料を得た。
6と表2に示す組成のガラス繊維(セントラル硝子株式
会社製,ECS10・871F;平均繊維径11μm,
平均繊維長3mm,純粋なガラス繊維100重量部をγ
−アミノプロピルエトキシシラン0.6重量部で表面処
理したもの)を混合し、熱可塑性樹脂複合材料を得た。
【0052】(比較例8,9)100重量部のナイロン
6と表2に示す組成のワラストナイト(平均繊維径5μ
m,平均繊維長60μm,純粋なワラストナイト100
重量部をγ−アミノプロピルエトキシシラン0.6重量
部で表面処理したもの)を混合し、熱可塑性樹脂複合材
料を得た。
6と表2に示す組成のワラストナイト(平均繊維径5μ
m,平均繊維長60μm,純粋なワラストナイト100
重量部をγ−アミノプロピルエトキシシラン0.6重量
部で表面処理したもの)を混合し、熱可塑性樹脂複合材
料を得た。
【0053】上記の比較例1〜9の材料を用いてテスト
ピースを作成し、その性能評価試験実施例と同様な方法
で行い、その結果を表2に示す。
ピースを作成し、その性能評価試験実施例と同様な方法
で行い、その結果を表2に示す。
【0054】
【表2】
【0055】図1〜図3及び表1,2から明らかなよう
に、本実施例1〜14の殆ど全ての複合材料は、比較例
1〜3の複合材料(粘土鉱物による補強)よりも、粘土
鉱物の含有量が同等のものにおいて、引張破断強度,曲
げ弾性率及び耐熱性に優れている。これは、粘土鉱物及
び熱可塑性マトリックス樹脂間に相溶化樹脂と熱可塑性
マトリックス樹脂とのアロイ化層が存在するためと考え
られる。
に、本実施例1〜14の殆ど全ての複合材料は、比較例
1〜3の複合材料(粘土鉱物による補強)よりも、粘土
鉱物の含有量が同等のものにおいて、引張破断強度,曲
げ弾性率及び耐熱性に優れている。これは、粘土鉱物及
び熱可塑性マトリックス樹脂間に相溶化樹脂と熱可塑性
マトリックス樹脂とのアロイ化層が存在するためと考え
られる。
【0056】また、表1,2から明らかなように、本実
施例1〜14のものは、比較例4(マトリックス樹脂の
み)のものよりも、引張破断強度,曲げ弾性率及び耐熱
性に優れている。
施例1〜14のものは、比較例4(マトリックス樹脂の
み)のものよりも、引張破断強度,曲げ弾性率及び耐熱
性に優れている。
【0057】また、表1,2から明らかなように、本実
施例1〜14のものは、比較例5〜7(ガラス繊維によ
る補強)のものと同等に、引張破断強度及び曲げ弾性率
に優れており、比較例5〜7のものよりも、表面平滑性
に著しく優れている。
施例1〜14のものは、比較例5〜7(ガラス繊維によ
る補強)のものと同等に、引張破断強度及び曲げ弾性率
に優れており、比較例5〜7のものよりも、表面平滑性
に著しく優れている。
【0058】更に、表1,2から明らかなように、本実
施例1〜14のものは、比較例8,9(ワラストナイト
による補強)のものよりも、引張破断強度,曲げ弾性
率,耐熱性及び表面平滑性に優れている。
施例1〜14のものは、比較例8,9(ワラストナイト
による補強)のものよりも、引張破断強度,曲げ弾性
率,耐熱性及び表面平滑性に優れている。
【0059】(実施例15〜23)まず、相溶化樹脂モ
ノマーであるメタクリル酸メチル100重量部,アクリ
ロニトリル15重量部,無水マレイン酸6重量部と、重
合触媒であるアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)
0.8重量部を混合し、均一に溶解したモノマー混合物
を得た。
ノマーであるメタクリル酸メチル100重量部,アクリ
ロニトリル15重量部,無水マレイン酸6重量部と、重
合触媒であるアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)
0.8重量部を混合し、均一に溶解したモノマー混合物
を得た。
【0060】次に、粘土鉱物である中国産セピオライト
100重量部(平均繊維径0.2μm,平均繊維長5μ
m)を実施例1〜14と同様なニーダーに入れた。次い
で、攪拌しながら窒素ガスを流して窒素ガス雰囲気と
し、ニーダー中に表3に示す組成の上記モノマー混合物
を添加してモノマー混合物がセピオライトに均一に吸着
されるまで混合した。尚、この混合時間は30分〜2時
間である。
100重量部(平均繊維径0.2μm,平均繊維長5μ
m)を実施例1〜14と同様なニーダーに入れた。次い
で、攪拌しながら窒素ガスを流して窒素ガス雰囲気と
し、ニーダー中に表3に示す組成の上記モノマー混合物
を添加してモノマー混合物がセピオライトに均一に吸着
されるまで混合した。尚、この混合時間は30分〜2時
間である。
【0061】次に、窒素ガス雰囲気中で攪拌しながら、
ニーダーのジャケット部に80〜90℃の熱媒体を1時
間流して重合を開始させ、次いで熱媒体の温度を140
〜150℃に上げてモノマーの重合を進めると同時に、
モノマーとセピオライトとの反応を進めた。この時、セ
ピオライト中の吸着水及び結晶水の一部を未反応のモノ
マーと共沸して凝縮器内で凝縮させ、水分離器にて未反
応モノマーを反応系内に戻し、凝縮水を系外に取り出し
た。尚、反応時間は4〜6時間である。
ニーダーのジャケット部に80〜90℃の熱媒体を1時
間流して重合を開始させ、次いで熱媒体の温度を140
〜150℃に上げてモノマーの重合を進めると同時に、
モノマーとセピオライトとの反応を進めた。この時、セ
ピオライト中の吸着水及び結晶水の一部を未反応のモノ
マーと共沸して凝縮器内で凝縮させ、水分離器にて未反
応モノマーを反応系内に戻し、凝縮水を系外に取り出し
た。尚、反応時間は4〜6時間である。
【0062】次に、重合反応終了後も窒素ガス雰囲気中
で攪拌しながら、熱媒体温度を室温まで下げて重合反応
混合物を冷却,解繊して粘土鉱物複合体を得た。ここ
で、粘度鉱物複合体中の粘度鉱物の解繊状態を目視によ
り評価した。この結果を表3に示す。尚、表3におい
て、○はダマが全く存在しない,△はダマが少量存在す
る,×がダマが多く存在することを意味する。つまり、
この評価が良い程、粘度鉱物複合体が熱可塑性マトリッ
クス樹脂中へ均一に分散することになる。
で攪拌しながら、熱媒体温度を室温まで下げて重合反応
混合物を冷却,解繊して粘土鉱物複合体を得た。ここ
で、粘度鉱物複合体中の粘度鉱物の解繊状態を目視によ
り評価した。この結果を表3に示す。尚、表3におい
て、○はダマが全く存在しない,△はダマが少量存在す
る,×がダマが多く存在することを意味する。つまり、
この評価が良い程、粘度鉱物複合体が熱可塑性マトリッ
クス樹脂中へ均一に分散することになる。
【0063】表3に示す組成の粘土鉱物複合体を所定量
のヘンシェルミキサーで熱可塑性マトリックス樹脂であ
る100重量部のポリカーボネート(帝人化成株式会社
製,パンライトK−1300)と混合した。
のヘンシェルミキサーで熱可塑性マトリックス樹脂であ
る100重量部のポリカーボネート(帝人化成株式会社
製,パンライトK−1300)と混合した。
【0064】次に、2軸押出機等にて280〜310℃
で該混合物を加熱して溶融混練し、粘土鉱物複合体をポ
リカーボネート中に均一に分散させ、次いで、冷却して
目的の熱可塑性樹脂複合材料を得た。
で該混合物を加熱して溶融混練し、粘土鉱物複合体をポ
リカーボネート中に均一に分散させ、次いで、冷却して
目的の熱可塑性樹脂複合材料を得た。
【0065】(比較例10)100重量部のポリカーボ
ネートのみを使用した例。
ネートのみを使用した例。
【0066】(比較例11〜13)100重量部のポリ
カーボネートと表3に示す組成のガラス繊維(比較例5
〜7と同一)とから成る熱可塑性樹脂複合材料。
カーボネートと表3に示す組成のガラス繊維(比較例5
〜7と同一)とから成る熱可塑性樹脂複合材料。
【0067】実施例15〜23,比較例10〜13の熱
可塑性樹脂複合材料を原料として射出成形により性能評
価試験用テストピースを成形した。これらのテストピー
スを用いて実施例1〜14と同様な方法で性能評価試験
を行い、その試験結果を表3に示す。
可塑性樹脂複合材料を原料として射出成形により性能評
価試験用テストピースを成形した。これらのテストピー
スを用いて実施例1〜14と同様な方法で性能評価試験
を行い、その試験結果を表3に示す。
【0068】
【表3】
【0069】表3から明らかなように、本実施例15〜
23のものは、比較例10(マトリックス樹脂のみ)の
ものよりも、引張破断強度,曲げ弾性率及び耐熱性に優
れている。
23のものは、比較例10(マトリックス樹脂のみ)の
ものよりも、引張破断強度,曲げ弾性率及び耐熱性に優
れている。
【0070】また、本実施例15〜23のものは、比較
例11〜13(ガラス繊維による補強)のものと同等
に、引張破断強度及び曲げ弾性率に優れており、比較例
11〜13のものよりも、表面平滑性に著しく優れてい
る。
例11〜13(ガラス繊維による補強)のものと同等
に、引張破断強度及び曲げ弾性率に優れており、比較例
11〜13のものよりも、表面平滑性に著しく優れてい
る。
【0071】(実施例24〜32)まず、相溶化樹脂モ
ノマーであるスチレンモノマー100重量部,無水マレ
イン酸4重量部と、重合触媒であるアゾビスイソブチロ
ニトリル(AIBN)0.8重量部を混合し、均一に溶
解したモノマー混合物を得た。
ノマーであるスチレンモノマー100重量部,無水マレ
イン酸4重量部と、重合触媒であるアゾビスイソブチロ
ニトリル(AIBN)0.8重量部を混合し、均一に溶
解したモノマー混合物を得た。
【0072】次に、粘土鉱物であるスペイン産セピオラ
イト100重量部(平均繊維径0.1μm,平均繊維長
5μm)を実施例1〜14と同様なニーダーに入れた。
次いで、攪拌しながら窒素ガスを流して窒素ガス雰囲気
とし、ニーダー中に表4に示す組成の上記モノマー混合
物を添加してモノマー混合物がセピオライトに均一に吸
着されるまで混合した。尚、この混合時間は30分〜2
時間である。
イト100重量部(平均繊維径0.1μm,平均繊維長
5μm)を実施例1〜14と同様なニーダーに入れた。
次いで、攪拌しながら窒素ガスを流して窒素ガス雰囲気
とし、ニーダー中に表4に示す組成の上記モノマー混合
物を添加してモノマー混合物がセピオライトに均一に吸
着されるまで混合した。尚、この混合時間は30分〜2
時間である。
【0073】次に、窒素ガス雰囲気中で攪拌しながら、
ニーダーのジャケット部に100〜110℃の熱媒体を
1〜1.5時間流して重合を開始させ、次いで熱媒体の
温度を140〜150℃に上げてモノマーの重合を進め
ると同時に、モノマーとセピオライトとの反応を進め
た。この時、セピオライト中の吸着水及び結晶水の一部
を未反応のモノマーと共沸して凝縮器内で凝縮させ、水
分離器にて未反応モノマーを反応系内に戻し、凝縮水を
系外に取り出した。尚、反応時間は4〜6時間である。
ニーダーのジャケット部に100〜110℃の熱媒体を
1〜1.5時間流して重合を開始させ、次いで熱媒体の
温度を140〜150℃に上げてモノマーの重合を進め
ると同時に、モノマーとセピオライトとの反応を進め
た。この時、セピオライト中の吸着水及び結晶水の一部
を未反応のモノマーと共沸して凝縮器内で凝縮させ、水
分離器にて未反応モノマーを反応系内に戻し、凝縮水を
系外に取り出した。尚、反応時間は4〜6時間である。
【0074】次に、重合反応終了後も窒素ガス雰囲気中
で攪拌しながら、熱媒体温度を室温まで下げて重合反応
混合物を冷却,解繊して粘土鉱物複合体を得た。
で攪拌しながら、熱媒体温度を室温まで下げて重合反応
混合物を冷却,解繊して粘土鉱物複合体を得た。
【0075】表4に示す組成の粘土鉱物複合体を所定量
のヘンシェルミキサーで熱可塑性マトリックス樹脂であ
る100重量部の変性フェニレンオキサイド(日本ジー
イープラスチック株式会社製,ノリルSEI)と混合し
た。
のヘンシェルミキサーで熱可塑性マトリックス樹脂であ
る100重量部の変性フェニレンオキサイド(日本ジー
イープラスチック株式会社製,ノリルSEI)と混合し
た。
【0076】次に、2軸押出機等にて280〜310℃
で該混合物を加熱して溶融混練し、粘土鉱物複合体を変
性フェニレンオキサイド中に均一に分散させ、次いで、
冷却して目的の熱可塑性樹脂複合材料を得た。
で該混合物を加熱して溶融混練し、粘土鉱物複合体を変
性フェニレンオキサイド中に均一に分散させ、次いで、
冷却して目的の熱可塑性樹脂複合材料を得た。
【0077】(比較例14)100重量部の変性フェニ
レンオキサイドのみを使用した例。
レンオキサイドのみを使用した例。
【0078】(比較例15〜17)100重量部の変性
フェニレンオキサイドと表4に示す組成のガラス繊維
(比較例5〜7と同一)とから成る熱可塑性樹脂複合材
料。
フェニレンオキサイドと表4に示す組成のガラス繊維
(比較例5〜7と同一)とから成る熱可塑性樹脂複合材
料。
【0079】実施例24〜32,比較例14〜17の熱
可塑性樹脂複合材料を原料として射出成形により性能評
価試験用テストピースを成形した。これらのテストピー
スを用いて実施例1〜14と同様な方法で性能評価試験
を行い、その試験結果を表4に示す。
可塑性樹脂複合材料を原料として射出成形により性能評
価試験用テストピースを成形した。これらのテストピー
スを用いて実施例1〜14と同様な方法で性能評価試験
を行い、その試験結果を表4に示す。
【0080】
【表4】
【0081】表4から明らかなように、本実施例24〜
32のものは、比較例14(マトリックス樹脂のみ)の
ものよりも、引張破断強度,曲げ弾性率及び耐熱性に優
れている。
32のものは、比較例14(マトリックス樹脂のみ)の
ものよりも、引張破断強度,曲げ弾性率及び耐熱性に優
れている。
【0082】また、本実施例24〜32のものは、比較
例15〜17(ガラス繊維による補強)のものと同等
に、引張破断強度及び曲げ弾性率に優れており、比較例
15〜17のものよりも、表面平滑性に著しく優れてい
る。
例15〜17(ガラス繊維による補強)のものと同等
に、引張破断強度及び曲げ弾性率に優れており、比較例
15〜17のものよりも、表面平滑性に著しく優れてい
る。
【0083】(実施例33〜41)まず、相溶化樹脂モ
ノマーであるスチレンモノマー100重量部,アクリロ
ニトリル40重量部,無水マレイン酸4重量部と、重合
触媒であるAIBN,ベンゾイルパーオキサイド(BP
O)0.8重量部を混合し、均一に溶解したモノマー混
合物を得た。
ノマーであるスチレンモノマー100重量部,アクリロ
ニトリル40重量部,無水マレイン酸4重量部と、重合
触媒であるAIBN,ベンゾイルパーオキサイド(BP
O)0.8重量部を混合し、均一に溶解したモノマー混
合物を得た。
【0084】次に、粘土鉱物である中国産セピオライト
100重量部(平均繊維径0.2μm,平均繊維長5μ
m)を実施例1〜14と同様なニーダーに入れた。次い
で、攪拌しながら窒素ガスを流して窒素ガス雰囲気と
し、ニーダー中に表5に示す組成の上記モノマー混合物
を添加してモノマー混合物がセピオライトに均一に吸着
されるまで混合した。尚、この混合時間は30分〜2時
間である。
100重量部(平均繊維径0.2μm,平均繊維長5μ
m)を実施例1〜14と同様なニーダーに入れた。次い
で、攪拌しながら窒素ガスを流して窒素ガス雰囲気と
し、ニーダー中に表5に示す組成の上記モノマー混合物
を添加してモノマー混合物がセピオライトに均一に吸着
されるまで混合した。尚、この混合時間は30分〜2時
間である。
【0085】次に、窒素ガス雰囲気中で攪拌しながら、
ニーダーのジャケット部に80〜90℃の熱媒体を1時
間流して重合を開始させ、次いで熱媒体の温度を140
〜150℃に上げてモノマーの重合を進めると同時に、
モノマーとセピオライトとの反応を進めた。この時、セ
ピオライト中の吸着水及び結晶水の一部を未反応のモノ
マーと共沸して凝縮器内で凝縮させ、水分離器にて未反
応モノマーを反応系内に戻し、凝縮水を系外に取り出し
た。尚、反応時間は4〜6時間である。
ニーダーのジャケット部に80〜90℃の熱媒体を1時
間流して重合を開始させ、次いで熱媒体の温度を140
〜150℃に上げてモノマーの重合を進めると同時に、
モノマーとセピオライトとの反応を進めた。この時、セ
ピオライト中の吸着水及び結晶水の一部を未反応のモノ
マーと共沸して凝縮器内で凝縮させ、水分離器にて未反
応モノマーを反応系内に戻し、凝縮水を系外に取り出し
た。尚、反応時間は4〜6時間である。
【0086】次に、重合反応終了後も窒素ガス雰囲気中
で攪拌しながら、熱媒体温度を室温まで下げて重合反応
混合物を冷却,解繊して粘土鉱物複合体を得た。
で攪拌しながら、熱媒体温度を室温まで下げて重合反応
混合物を冷却,解繊して粘土鉱物複合体を得た。
【0087】表5に示す組成の粘土鉱物複合体を所定量
のヘンシェルミキサーで熱可塑性マトリックス樹脂であ
るポリカーボネート(帝人化成株式会社製,パンライト
K−1300)65重量部及びポリブチレンテレフタレ
ート35重量部の混合物と混合した。
のヘンシェルミキサーで熱可塑性マトリックス樹脂であ
るポリカーボネート(帝人化成株式会社製,パンライト
K−1300)65重量部及びポリブチレンテレフタレ
ート35重量部の混合物と混合した。
【0088】次に、2軸押出機等にて280〜310℃
で該混合物を加熱して溶融混練し、粘土鉱物複合体を熱
可塑性マトリックス樹脂中に均一に分散させ、次いで、
冷却して目的の熱可塑性樹脂複合材料を得た。
で該混合物を加熱して溶融混練し、粘土鉱物複合体を熱
可塑性マトリックス樹脂中に均一に分散させ、次いで、
冷却して目的の熱可塑性樹脂複合材料を得た。
【0089】(比較例18)ポリカーボネートとポリブ
チレンテレフタレートの混合物に相溶化剤としてモディ
パーA4400(日本油脂株式会社製;エチレングリシ
ジルメタアクリレート共重合体にアクリロニトリル−ス
チレン共重合体をグラフトしたもの)を添加して2軸押
出機にてペレット化した熱可塑性樹脂複合材料。
チレンテレフタレートの混合物に相溶化剤としてモディ
パーA4400(日本油脂株式会社製;エチレングリシ
ジルメタアクリレート共重合体にアクリロニトリル−ス
チレン共重合体をグラフトしたもの)を添加して2軸押
出機にてペレット化した熱可塑性樹脂複合材料。
【0090】(比較例19〜21)比較例18のもの
に、表5に示す組成のガラス繊維(比較例5〜7と同
一)を添加した熱可塑性樹脂複合材料。
に、表5に示す組成のガラス繊維(比較例5〜7と同
一)を添加した熱可塑性樹脂複合材料。
【0091】実施例33〜41,比較例18〜21の熱
可塑性樹脂複合材料を原料として射出成形により性能評
価試験用テストピースを成形した。これらのテストピー
スを用いて実施例1〜14と同様な方法で性能評価試験
を行い、その試験結果を表3に示す。
可塑性樹脂複合材料を原料として射出成形により性能評
価試験用テストピースを成形した。これらのテストピー
スを用いて実施例1〜14と同様な方法で性能評価試験
を行い、その試験結果を表3に示す。
【0092】
【表5】
【0093】表5から明らかなように、本実施例33〜
41のものは、比較例18(マトリックス樹脂に相溶化
剤を添加)のものよりも、引張破断強度,曲げ弾性率及
び耐熱性に優れている。
41のものは、比較例18(マトリックス樹脂に相溶化
剤を添加)のものよりも、引張破断強度,曲げ弾性率及
び耐熱性に優れている。
【0094】また、本実施例33〜41のものは、比較
例19〜21(ガラス繊維による補強)のものと同等
に、引張破断強度及び曲げ弾性率に優れており、比較例
19〜21のものよりも、表面平滑性に著しく優れてい
る。
例19〜21(ガラス繊維による補強)のものと同等
に、引張破断強度及び曲げ弾性率に優れており、比較例
19〜21のものよりも、表面平滑性に著しく優れてい
る。
【0095】
【発明の効果】請求項1の発明は、以下の如く効果を有
する。
する。
【0096】引張強度,曲げ強度,弾性率等の機械的性
能、耐熱性及び表面平滑性を向上させることができ、低
コストにすることができる。
能、耐熱性及び表面平滑性を向上させることができ、低
コストにすることができる。
【0097】請求項2の発明は、以下の如く効果を有す
る。
る。
【0098】粘度鉱物及び熱可塑性マトリックス樹脂間
の結合力を更に向上させることができると共に、粘度鉱
物複合体を熱可塑性マトリックス樹脂中へ均一に分散さ
せることができる。その結果、引張強度,曲げ強度,弾
性率等の機械的性能及び耐熱性を一層向上させることが
できる。
の結合力を更に向上させることができると共に、粘度鉱
物複合体を熱可塑性マトリックス樹脂中へ均一に分散さ
せることができる。その結果、引張強度,曲げ強度,弾
性率等の機械的性能及び耐熱性を一層向上させることが
できる。
【0099】請求項3の発明は、以下の如く効果を有す
る。
る。
【0100】引張強度,曲げ強度,弾性率等の機械的性
能及び耐熱性を一層向上させることができる。
能及び耐熱性を一層向上させることができる。
【0101】請求項4の発明は、以下の如く効果を有す
る。
る。
【0102】引張強度,曲げ強度,弾性率等の機械的性
能、耐熱性、表面平滑性に優れる低コストな熱可塑性樹
脂複合材料を容易に製造することができる。
能、耐熱性、表面平滑性に優れる低コストな熱可塑性樹
脂複合材料を容易に製造することができる。
【図1】本実施例1〜14の熱可塑性樹脂複合材料にお
ける粘土鉱物含有量及び引張破断強度の関係を示すグラ
フである。
ける粘土鉱物含有量及び引張破断強度の関係を示すグラ
フである。
【図2】本実施例1〜14の熱可塑性樹脂複合材料にお
ける粘土鉱物含有量及び曲げ弾性率の関係を示すグラフ
である。
ける粘土鉱物含有量及び曲げ弾性率の関係を示すグラフ
である。
【図3】本実施例1〜14の熱可塑性樹脂複合材料にお
ける粘土鉱物含有量及び熱変形温度の関係を示すグラフ
である。
ける粘土鉱物含有量及び熱変形温度の関係を示すグラフ
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 熱可塑性マトリックス樹脂と、 繊維状複鎖構造型粘土鉱物と、前記熱可塑性マトリック
ス樹脂と相溶化可能で且つ前記繊維状複鎖構造型粘土鉱
物に結合している相溶化樹脂とから成る粘土鉱物複合体
を有する熱可塑性樹脂複合材料。 - 【請求項2】 請求項1において、前記相溶化樹脂の含
有量は、前記繊維状複鎖構造型粘土鉱物100重量部に
対して10〜70重量部である熱可塑性樹脂複合材料。 - 【請求項3】 請求項1において、前記粘土鉱物複合体
の含有量は、前記熱可塑性マトリックス樹脂100重量
部に対して5〜70重量部である熱可塑性樹脂複合材
料。 - 【請求項4】 繊維状複鎖構造型粘土鉱物,相溶化樹脂
のモノマー及び重合触媒を混合し、前記繊維状複鎖構造
型粘土鉱物に前記モノマー及び重合触媒を吸着させる第
1混合工程と、 該混合物を加熱し、前記繊維状複鎖構造型粘土鉱物と前
記モノマーとを反応させると共に、該モノマーを重合さ
せる重合反応工程と、 該重合反応混合物を冷却して解繊し、粘土鉱物複合体を
得る冷却解繊工程と、 熱可塑性マトリックス樹脂と前記粘土鉱物複合体とを混
合する第2混合工程と、 該混合物を加熱して溶融混練し、前記熱可塑性マトリッ
クス樹脂と前記粘土鉱物複合体中の相溶化樹脂とを相溶
化させてそれらの境界にアロイ層を形成する溶融混練ア
ロイ化工程と、 該反応物を冷却し、熱可塑性樹脂複合材料を得る冷却工
程と、 を有する熱可塑性樹脂複合材料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22205295A JPH0967521A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 熱可塑性樹脂複合材料及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22205295A JPH0967521A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 熱可塑性樹脂複合材料及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0967521A true JPH0967521A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16776350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22205295A Pending JPH0967521A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 熱可塑性樹脂複合材料及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0967521A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1050163C (zh) * | 1997-04-22 | 2000-03-08 | 淮阴工业专科学校 | 用凹凸棒粘土作为填充剂生产聚氨酯合成革的方法 |
| DE10012126A1 (de) * | 1999-12-17 | 2001-07-12 | Ind Tech Res Inst | Modifizierte Tonminerale und Polymer-Verbundmaterialien, die selbige umfassen |
| US6849680B2 (en) | 2001-03-02 | 2005-02-01 | Southern Clay Products, Inc. | Preparation of polymer nanocomposites by dispersion destabilization |
| WO2025243653A1 (ja) * | 2024-05-24 | 2025-11-27 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物 |
-
1995
- 1995-08-30 JP JP22205295A patent/JPH0967521A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1050163C (zh) * | 1997-04-22 | 2000-03-08 | 淮阴工业专科学校 | 用凹凸棒粘土作为填充剂生产聚氨酯合成革的方法 |
| DE10012126A1 (de) * | 1999-12-17 | 2001-07-12 | Ind Tech Res Inst | Modifizierte Tonminerale und Polymer-Verbundmaterialien, die selbige umfassen |
| US6849680B2 (en) | 2001-03-02 | 2005-02-01 | Southern Clay Products, Inc. | Preparation of polymer nanocomposites by dispersion destabilization |
| WO2025243653A1 (ja) * | 2024-05-24 | 2025-11-27 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物 |
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