JPH0968199A - 軸流送風機、空気調和機 - Google Patents

軸流送風機、空気調和機

Info

Publication number
JPH0968199A
JPH0968199A JP22409395A JP22409395A JPH0968199A JP H0968199 A JPH0968199 A JP H0968199A JP 22409395 A JP22409395 A JP 22409395A JP 22409395 A JP22409395 A JP 22409395A JP H0968199 A JPH0968199 A JP H0968199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
radius
boss
point
leading edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22409395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2932975B2 (ja
Inventor
Hisafumi Ikeda
尚史 池田
Takayuki Yoshida
孝行 吉田
Katsuhisa Otsuta
勝久 大蔦
Yasuo Hironaka
康雄 廣中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP22409395A priority Critical patent/JP2932975B2/ja
Publication of JPH0968199A publication Critical patent/JPH0968199A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2932975B2 publication Critical patent/JP2932975B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 換気扇やエアコンなどに用いられる軸流送風
機に係り、特にその空力性能を極限まで広くすることを
可能にした軸流送風機に関するものである。 【解決手段】 羽根1を取り付けて回転するボス部2
と、回転方向に面する羽根前縁部、回転方向と反対方向
に面する羽根後縁部、および上記ボス部に対向する羽根
外周部から周が構成される羽根とを有する軸流送風機の
回転軸と直交する平面に軸流送風機を投影した投影図に
おいて、回転軸を原点Oとし、原点Oと羽根前縁部上の
任意の点1bs’とを結ぶ直線O−1bs’を原点Oを
中心に回転方向に回転させ、この直線O−1bs’とボ
ス部半径であるボス部側面との交点1bb’と前記1b
s’における接線を回転方向に対し、凹となるような任
意曲線で結び羽根前縁部とするように羽根形状を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用、工業用な
どの空気調和装置等に広く用いられる軸流送風機に関し
て、特に空力騒音を極限まで低くすることを可能にした
軸流送風機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】送風機は、空調機や換気扇等に幅広く使
われており、その羽根車から発生する騒音をできる限り
低くすることは、社会的にも非常に重要である。従来技
術の中で、低騒音化を図る手法としては、特公平2−2
000号公報に見られるように、羽根車の3次元形状を
決めるパラメータを明らかにし、形状を最適化すること
によるものであった。図97は特公平2ー2000号公
報に示された従来の羽根車を示す斜視図である。図にお
いて1は羽根車の羽根、1aは羽根先端部、1bは羽根
前縁部、1cは羽根後縁部、1dは羽根外周部、2は羽
根を取り付けるボス部、3は回転軸、4は回転方向であ
る。
【0003】また、図98は回転軸3と直交する平面に
羽根車を投影したときの投影図で、1’は平面投影図に
おける羽根、1a’は平面投影図における羽根先端部、
1b’は平面投影図における羽根前縁部、1c’は平面
投影図における羽根後縁部、1d’は平面投影図におけ
る羽根外周部である。また図100は図99におけるボ
ス部翼弦線中心点Pb’から外周部翼弦線中心点Pt’
までの半径方向への軌跡Pb’−PR’−Pt’につい
て、任意の半径Rにおける翼弦線中心点PRを平面OX
面に半径Rで回転投影した翼弦線中心点PRの半径方向
分布、および羽根1の同一位置での断面を示している。
また図100は、翼弦戦中心点PRを相対的な原点とし
て羽根面を形成したとき、羽根1を半径Rの円筒面で切
断し、その断面を2次元平面に展開して得られる展開図
で、5はそり線、5aは羽根負圧面、5bは羽根圧力
面、6は回転軸平行線である。
【0004】この羽根車において、羽根1を構成する諸
因子を明確にすることにより羽根1の3次元的曲面形状
を具体化に定義している。図98における回転軸と直交
する平面に羽根車を投影したときの投影面において、上
記羽根のボス部を半径Rbの円筒面で切断したときの断
面における翼弦線中心点をPb’とし、上記回転軸を原
点Oとして、上記O点とPb’点とを結ぶ直線をX軸と
した座標系で、上記羽根を半径Rの円筒面で切断したと
きの翼弦線中心点をPR’として、直線Pb’として、
直線Pb’−Oと上記X軸とのなす角度をδθ(δθ:
回転方向前進角)とした場合、δθの半径方向分布をδ
θ=δθt×(R−Rb)/(Rt−Rb)(Rt:羽
根チップ半径、Rb:羽根ボス部半径、δθt:直線P
R’−OとX軸とのなす角度)で与え、δθt=40゜
〜50゜とし、かつ図98において、回転軸を中心とす
る半径Rの円筒面で羽根車を切断したときの断面におけ
る翼弦線中心点PRと、羽根のボス部を半径Rbの円筒
面で切断したときの断面における翼弦線中心点Pbを通
り、上記回転軸と直交する平面SCとの距離をLsとし
たとき、気流の吸込側を正方向とした座標系において上
記翼弦線中心点PRを上記SC平面に対して常に正方向
に位置させ、δZ=tan−1(LS/(R−Rb))
(δZ:吸込方向前傾角)で表現できるδZの値をδZ
=12.5゜〜32.5゜とし、
【0005】かつ図100において、羽根を半径Rの円
筒面で切断し、その断面を2次元平面に展開して得られ
る展開図において、その羽根断面におけるそり線の形状
を円弧形状とし、その円弧形状を形成するための中心角
をθ(θ:そり角)とした場合、θの半径方向分布をθ
=(θt−θb)×(R−Rb)/(Rt−Rb)+θ
b(θt:羽根チップでのそり角、θb:羽根ボス部で
のそり角)で与え、θt=20゜〜30゜、θb=27゜
〜37゜、θt<θbとし、また、羽根の取付位置はそ
の翼弦線1b−1cと、回転軸3と平行で羽根前縁部1
bを通る直線6とのなす角度を食い違い角ξとした場
合、ξの半径方向分布を、ξ=(ξt−ξb)×(R−
Rb)/(Rt−Rb)+ξb(ξt:羽根チップでの
食い違い角、ξb:羽根ボス部での食い違い角)で与
え、ξt=62゜〜72゜、ξb=53゜〜63゜、ξt>
ξbとし、さらに、この図100におけるLは翼弦長で
あり、図101に示した羽根間の円周方向距離Tを用い
た節弦比T/Lで羽根の大きさを限定しており、各半径
の点においてT/L=1〜1.1としている。このよう
な3次元曲面形状の羽根車にすることにより、羽根面上
の境界層の発達が抑制されたり、放出渦の状態が変化す
るため、ある程度広い動作領域にわたり、相当低騒音の
軸流送風機となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の軸流送風機は以
上のよう低騒音の特徴を有しているが、風量が多く、風
圧がさほどかからない動作点付近では、図102に示す
ように羽根前縁ボス部付近では吸い込む空気が羽根の負
圧面側へ衝突し、羽根負圧面上の流れに乱れを発生させ
圧力変動をもたらし、騒音増大するという問題があっ
た。また、吸込流れの圧損が大きいとき、すなわち吸込
口側にホコリ等が付着し、吸込みにくくなったときなど
には、羽根負圧面上では羽根前縁付近で流れの剥離現象
が生じ、大きな乱れを含んだ流れが羽根負圧面上を流れ
るため大きな圧力変動が生じ、騒音が増大するという問
題点があった。
【0007】さらに従来の軸流送風機の羽根は強度上、
羽根前縁ボス部付近の板厚を一部厚くすることにより応
力集中を逃がす傾向にあった。そのため、羽根前縁部が
局所的に厚くなることにより、流れがこの板厚の厚い羽
根前縁ボス部に衝突し、それにより生じた乱れが羽根面
上の流れに乱れを与え、圧力変動の増大を招き、騒音が
悪化する傾向にあった。本発明は、上記のような問題点
を解消するためになされたもので、羽根前縁ボス部での
吸込流れの衝突を防ぐとともに、高静圧化も図った高性
能、低騒音でかつ強度的にも十分な軸流送風機を得るこ
とを目的とする。さらに又、本発明は低騒音の空気調和
機を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る軸流送
風機は、回転するボス部に取りつけられ、回転方向に面
する羽根前縁部、回転方向と反対方向に面する羽根後縁
部、及び上記ボス部に対向する羽根外周部により周囲が
構成される羽根と、羽根前縁部の前記ボス部よりに沿っ
て一辺が、羽根前縁部に隣接したボス部の外周に沿って
他辺が配置されるとともに、少なくとも羽根前縁部また
はボス部のいずれか一方に取りつけられて羽根に一体に
形成される、厚みがほぼ羽根厚と同一の板状部材と、を
備えたものである。
【0009】又、第2の発明に係る軸流送風機は、回転
の軸中心を原点Oとし、任意半径における羽根前縁部上
の点1bs’との半径O−1bs’を回転方向に角度β
回転させたときのボス部外周上との交点を1bb’とし
て、板状部材が上記1bs’と上記1bb’とを通るよ
うなほぼ三角形の形状としたものである。又、第3の発
明に係る軸流送風機は、回転の軸中心を原点Oとし、任
意半径における羽根前縁部上の点1bs’との半径O−
1bs’を回転方向に角度β回転させたときのボス部外
周上との交点を1bb’として、板状部材が上記1b
s’と上記1bb’との間に配置される際、角度βを1
0〜40度に選択したものである。
【0010】又、第4の発明に係る軸流送風機は、回転
の軸中心を原点Oとし、任意半径における羽根前縁部上
の点1bs’とし、羽根外周部半径をRtとして、板状
部材の一辺が羽根前縁部の1bs’とボス部との間に配
置される際、半径O−1bs’を羽根外周部半径Rtの
40〜75%に選択したものである。又、第5の発明に
係る軸流送風機は、板状部材は、羽根前縁部に回転方向
から密着して取りつけられるものである。
【0011】又、第6の発明に係る軸流送風機は、回転
するボス部に取りつけられ、回転方向に面する羽根前縁
部、回転方向と反対方向に面する羽根後縁部、及びボス
部に対向する羽根外周部により周囲が構成される羽根
と、羽根前縁部の前記ボス部寄りに沿って一辺が、羽根
前縁部に隣接したボス部の外周に沿って他辺が配置され
るとともに、少なくとも羽根前縁部またはボス部のいず
れか一方に取りつけられて羽根に一体に形成される、厚
みがほぼ羽根厚と同一の板状部材であって、回転の軸中
心を原点Oとし、任意半径における羽根前縁部上の点1
bs’とし、前記bs’と原点Oとの半径O−1bs’
を回転方向に角度β回転させたときのボス部外周上との
交点を1bb’として、1bs’と1bb’とを通るよ
うな板状部材と、を備え、角度βを10〜40度に選択
し、半径O−1bs’を羽根外周部半径Rtの40〜7
5%に選択したものである。
【0012】又、第7の発明に係る軸流送風機は、回転
するボス部に取りつけられ、回転方向に面する羽根前縁
部、回転方向と反対方向に面する羽根後縁部、及びボス
部に対向する羽根外周部により周囲が構成される羽根
と、回転の軸中心を原点Oとし、任意半径における羽根
前縁部上の点1bs’との半径O−1bs’を回転方向
に角度β回転させたときのボス部外周上との交点を1b
b’として、1bs’と1bb’とを通るような形状に
羽根前縁部のボス部寄り部分を回転方向に延長させた羽
根形状と、を備え、角度βを10〜40度に選択したも
のである。又、第8の発明に係る軸流送風機は、半径O
−1bs’を羽根外周部半径Rtの40〜75%に選択
したものである。又、第9の発明に係る軸流送風機は、
個個の羽根に対し角度βを変化させた複数の羽根を有す
るものである。又、第10の発明に係る軸流送風機は、
個個の羽根に対し半径O−1bs’を変化させた複数の
羽根を有するものである。
【0013】又、第11の発明に係る軸流送風機は、羽
根前縁部のボス部より部分を回転方向延長させた羽根形
状を、1bs’及び1bb’における接線を回転方向に
対し、凹となるような曲線で結び羽根前縁部とするよう
に形成したものである。又、第12の発明に係る軸流送
風機は、羽根前縁部とボス部との接続部を羽根外周部半
径の15〜35%の大きさの半径とする回転方向に対し
凹となるような曲線で結び、羽根前縁部とするように羽
根形状を形成したものである。
【0014】又、第13の発明に係る軸流送風機は、羽
根を取り付けて回転するボス部と、回転方向に面する羽
根前縁部、回転方向と反対方向に面する羽根後縁部、お
よびボス部に対向する羽根外周部から周が構成される羽
根と、回転の軸中心を原点Oとし、原点Oと羽根前縁部
上の任意の点1bs’とを結ぶ直線1bs’−Oを原点
Oを中心に回転方向に回転させたときの、直線1bs’
− Oとボス部半径であるボス部側面との交点1bb’
と点1bs’における接線を回転方向に対し、凹となる
ような任意曲線で結び羽根前縁部とするように羽根形状
を形成したものである。
【0015】又、第14発明に係る軸流送風機は、回転
の軸中心を原点Oとし、羽根の付け根の羽根前縁部上の
点1baO ’と原点Oを結んだ直線1baO’−O
を、原点Oを中心に回転方向に20〜50°の間である
角度δαb分回転させた時のボス部半径Rbの点1b
b’と羽根外周部半径の40〜70%の半径Rsをもつ
羽根前縁部上の点1bs’の間の形状を、羽根前縁部を
基準として、羽根のボス部半径Rbである羽根前縁部上
の点1ba’から角度δαb分回転方向に回転させたと
きのボス部半径Rbの羽根前縁部上の点1bb’の間に
存在するボス部半径Rb〜半径Rsの間の半径Rcの点
1bC’と原点Oを結んだ直線1bC’−Oと直線1b
a’−Oとのなす角度を示すδαの半径方向分布を δα=(δαb/(Rb−RS)2)×(R−RS)2
(Rb≦R≦Rs) で与え、羽根と連続するように、羽根前縁部上の点1b
s’よりボス部寄り部分の羽根前縁部を回転方向に延長
し、羽根形状を形成したものである。
【0016】又、第15の発明に係る送風機は、回転の
軸中心を原点Oとし、ベースの羽根1O’のボス部半径
Rbにおける羽根前縁部上の点1baO’と原点Oを結
んだ直線1baO’−Oを、原点Oを中心に回転方向に
20〜50°の間である角度δαb分回転させた時の点
を羽根前縁ボス部延長終点1bb’としたとき、羽根を
任意半径Rの円筒面で切断し、その断面を2次元平面に
展開して得られる展開図において、羽根1Oとそり角
θ、食い違い角ξが同一のまま、ボス部半径Rbでの翼
弦を、点1bbまで延長し、このときの羽根1Oのボス
部半径Rbにおける翼弦長LbOと前記点1bb〜羽根
後縁部1Cbまでの翼弦長Lb、この差を△Lbとし、
羽根外周部半径の40〜60%の半径Rsでの羽根前縁
部上の点1bsでの翼弦長LSとすると、ボス部半径R
bから羽根前縁部上の点1bsまでの翼弦長Lの半径方
向分布を L=△Lb/(Rs−Rb)2×(R−Rs)2+LS
(Rb≦R≦Rs) で与え、羽根形状を形成したものである。
【0017】又、第16の発明に係る軸流送風機は、軸
流送風機の羽根を任意半径Rの円筒面で切断し、その断
面を2次元平面に展開して得られる展開図において、そ
の羽根断面におけるそり線の形状を円弧形状とし、その
円弧を形成するための中心角をθ(θ:そり角)とした
場合、θの半径方向分布をθ=(θt−θb)×(R−
Rb)/(Rt−Rb)+θb(θt:羽根外周部での
そり角、θb:羽根ボス部半径Rbにおけるそり角)で
与え、θt=25゜〜35゜、θb=30゜〜55゜、θt
<θbとし、上記展開図において、羽根の翼弦線と上記
回転軸と平行で上記羽根の前縁部を通る直線とのなす角
度をξ(ξ:食い違い角)とするとき、ξの半径方向分
布を、ξ=(ξt−ξb)×(R−Rb)/(Rt−R
b)+ξb(ξt:羽根外周部での食い違い角ξ、ξ
b:ボス部半径Rbにおける食い違い角)で与え、ξt
=55゜〜70゜、ξb=40゜〜65゜、ξt>ξbと
し、さらに、翼弦長L、羽根間の円周方向距離(ピッ
チ)であるTとの比で定義される節弦比T/Lの値を、
各半径点においてT/L=1.1〜2.0とし、かつ上
記回転軸と直交する平面に軸流送風機を投影した投影図
において、上記羽根のボス部半径Rbの円筒面で切断し
たときの断面における翼弦線中心点をPb’とし、上記
回転軸を原点Oとして、上記O点とPb’点とを結ぶ直
線をX軸とした座標系で、上記羽根を任意半径Rの円筒
面で切断した時の翼弦線中心点をPR’として、直線P
R’−Oと上記X軸とのなす角度をδθ(δθ:回転方
向前進角)とした場合、δθの半径方向分布を δθ=δθt×(R−Rb)/(Rt−Rb) (Rt:羽根外周部半径、Rb:羽根ボス部半径、δθ
t:直線Pt’−OとX軸のなす角度)で与え、δθt
を25〜40°とし、まず羽根形状を形成し、この時の
羽根の付け根の羽根前縁部上の点1ba’と原点Oを結
んだ直線1ba’−Oを、原点Oを中心に回転方向に2
0〜50°の間である角度δαb分回転させた時のボス
部半径Rbの点1bb’と羽根外周部半径の40〜70
%の半径Rsをもつ羽根前縁部上の点1bs’の間の形
状を、前記羽根前縁部を基準として、前記羽根のボス部
半径Rbである羽根前縁部上の点1ba’から前記角度
δαb分回転方向に回転させたときのボス部半径Rbの
羽根前縁部上の点1bb’の間に存在するボス部半径R
b〜半径Rsの間の半径Rcの点1bC’と原点Oを結
んだ直線1bC’−Oと直線1ba’−Oとのなす角度
を示すδαの半径方向分布を δα=(δαb/(Rb−RS)2)×(R−RS)2
(Rb≦R≦Rs) で与え、前記羽根と連続するように、羽根前縁部上の点
1bs’よりボス部寄り部分の羽根前縁部を回転方向に
延長し、羽根形状を形成したものである。
【0018】又、第17の発明に係る軸流送風機は、軸
流送風機の羽根を任意半径Rの円筒面で切断し、その断
面を2次元平面に展開して得られる展開図において、そ
の羽根断面におけるそり線の形状を円弧形状とし、その
円弧を形成するための中心角をθ(θ:そり角)とした
場合、θの半径方向分布をθ=(θt−θb)×(R−
Rb)/(Rt−Rb)+θb(θt:羽根外周部での
そり角、θb:羽根ボス部半径Rbにおけるそり角)で
与え、θt=25゜〜35゜、θb=30゜〜55゜、θt
<θbとし、上記展開図において、羽根の翼弦線と上記
回転軸と平行で上記羽根の前縁部を通る直線とのなす角
度をξ(ξ:食い違い角)とするとき、ξの半径方向分
布を、ξ=(ξt−ξb)×(R−Rb)/(Rt−R
b)+ξb(ξt:羽根外周部での食い違い角ξ、ξ
b:ボス部半径Rbにおける食い違い角)で与え、ξt
=55゜〜70゜、ξb=40゜〜65゜、ξt>ξbと
し、かつ上記回転軸と直交する平面に軸流送風機を投影
した投影図において、上記羽根のボス部半径Rbの円筒
面で切断したときの断面における翼弦線中心点をPb
O’とし、上記回転軸を原点Oとして、上記O点とPb
O’点とを結ぶ直線をX軸とした座標系で、上記羽根を
任意半径Rの円筒面で切断した時の翼弦線中心点をPR
O’として、直線PRO’−Oと上記X軸とのなす角度
をδθ(δθ:回転方向前進角)とした場合、δθの半
径方向分布を δθ=δθt×(R−Rb)/(Rt−Rb) (Rt:羽根外周部半径、Rb:羽根ボス部半径、δθ
t:直線PtO’−OとX軸のなす角度)で与え、δθ
tを25〜40°とし、さらに、翼弦長LO、羽根間の
円周方向距離(ピッチ)であるTとの比で定義される節
弦比T/LOの値を、各半径点においてT/LO=1.
1〜2.0とし、まず羽根形状1O’を形成し、前記投
影図において、羽根1O’のボス部半径Rbにおける羽
根前縁部上の点1baO’と原点Oを結んだ直線1ba
O’−Oを、原点Oを中心に回転方向に20〜50°の
間である角度δαb分回転させた時の点を羽根前縁ボス
部延長終点1bb’としたとき、羽根を任意半径Rの円
筒面で切断し、その断面を2次元平面に展開して得られ
る展開図において、前記羽根1Oとそり角θ、食い違い
角ξが同一のまま、ボス部半径Rbでの翼弦を、前記点
1bbまで延長し、このときの前記羽根1Oのボス部半
径Rbにおける翼弦長LbOと前記点1bb〜羽根後縁
部1Cbまでの翼弦長Lb、この差を△Lbとし、羽根
外周部半径の40〜60%の半径Rsでの羽根前縁部上
の点1bsでの翼弦長LSとすると、ボス部半径Rbか
ら前記羽根前縁部上の点1bsまでの翼弦長Lの半径方
向分布を L=△Lb/(Rs−Rb)2×(R−Rs)2+LS
(Rb≦R≦Rs) で与え、羽根形状を形成したものである。又、第18の
発明に係る空気調和機は上述の軸流送風機を使用したも
のである。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施例1 以下、一実施例を図に基づいて説明する。図1はこの発
明における軸流送風機の一実施例を示す斜視図である。
例えば3枚羽根形状のものであり、動作については、主
に1枚の羽根1について述べるが、他の羽根についても
同様である。図において、1は3次元形状を持つ軸流送
風機の羽根、2はこの羽根を取り付けるボス部、3は羽
根1の回転軸、4は回転方向を示す矢印、1bは羽根前
縁部、1dは羽根外周部、1Cは羽根後縁部、7は羽根
前縁部1bのボス部よりに取り付けられる三角形平板で
ある。図2は図1の平面図である。
【0020】図3は、回転軸3と直交する平面に羽根1
を投影した投影図である。図において、図1と同一符号
のものは同一のものを示す。1’は投影図における羽
根、1b’は投影図における羽根前縁部、1c’は投影
図における羽根後縁部、1d’は投影図における羽根外
周部である。図において、羽根厚とほぼ同一でかつほぼ
三角形した平板7’を、一辺7b’がほぼボス部2の円
周に沿い、他の一辺7c’は羽根前縁部1b’のボス部
よりに密着させ、回転方向から羽根に一体になるように
外挿し、羽根形状を形成している。図4は、図3の三角
形平板7’と羽根前縁部1b’付近を任意半径Rの円筒
面で切断したY−Y断面を、二次元平面に展開した拡大
図である。図において、1は軸流送風機の羽根、7は羽
根前縁部1bのボス部寄りに外挿される三角形平板、7
cはこの三角形平板7と羽根前縁部1bとの接着面、7
aは羽根前縁部1bと連続する三角形平板7の吸い込み
側端部を示す。
【0021】このように形成することにより、高圧損
時、図3のX−X断面を示す図5のように三角形平板7
の羽根前縁部1bにつながる一辺7aで圧力面9から負
圧面8への流れの回り込みにより発生する安定した縦渦
10により、流れは羽根面上に沿い、かつ吸い込み流れ
12が、この縦渦10に誘導されながら外部へ送風され
る。これにより、従来の軸流送風機における問題点とし
て、図101に示したような、高圧損時における羽根前
縁部1b付近の吸い込み流れ12の剥離による羽根負圧
面8上の流れ11の乱れを無くせ、低騒音化を図ること
ができる。図6は、従来の軸流送風機と上記の発明の一
実施例による軸流送風機との流量係数φに対する圧力係
数ψの関係および比騒音Ks[dB(A)]を実験的に求
めた特性図である。
【0022】ここで、流量係数φ、圧力係数ψ、比騒音
Ksについて説明する。流量係数φは、以下のように表
せ、無次元数である。 φ=Q/(π2/4・D3・(1-ν2)・N) Q:風量[m3/min] D:羽根外周部半径[m] ν:ボス比(ボス部半径/羽根外周部半径) N:回転数[r.p.m] また、圧力係数ψは、羽根外周速uに相当する動圧と圧
力上昇Pの比の無次元数である。 ψ=7200Ps/(ρ(πDN)2) Ps:静圧[Pa] D:羽根外周部半径[m] N:回転数[r.p.m] ρ:空気密度[Kg/m3] 一方、比騒音Ksは次式のように定義される。 Ks=SPL−10Log(Q・Ps2.5) SPL:騒音特性(SOUND PRESSURE LEVEL)[dB
(A)] Q :風量[m3/min] Ps:静圧[mmAq]
【0023】図中黒丸、黒四角は従来の軸流送風機の特
性、最小比騒音を、×、□はこの発明の一実施例におけ
る軸流送風機の特性、最小比騒音を示す。この特性図か
らわかるように、従来に比べ、羽根が失速していない動
作領域が低風量側まで延びかつ全体的に高静圧化が図れ
ている。一方、比騒音Ksは最大で1[dB(A)]の低減
が図れ低騒音である。
【0024】この軸流送風機は、羽根を取り付けて回転
するボス部と、回転方向に面する羽根前縁部、回転方向
と反対方向に面する羽根後縁部、およびボス部に対向す
る羽根外周部から周が構成される羽根とを有する軸流送
風機の回転軸と直交する平面に軸流送風機を投影した投
影図において、羽根前縁部に厚みが羽根厚とほぼ同一の
平板を一辺がほぼボス部円周に沿い、他の一辺は羽根前
縁部のボス部寄りに密着させるように、回転方向から外
挿するように羽根に一体に形成したものであるので、吸
い込み口にホコリが堆積した時などの高圧損時、三角形
平板の羽根前縁部につながる一辺で圧力面から負圧面へ
の流れの回り込みにより発生する縦渦により、流れは羽
根面上に沿い、かつ吸い込み流れが、この縦渦に誘導さ
れながら外部へ送風されることにより、高圧損時におけ
る羽根前縁部1b付近の吸い込み流れ12の剥離による
羽根負圧面8上の流れ11の乱れを無くせ、低騒音化を
図ることができる。
【0025】実施例2 以下、他の一実施例を図に基づいて説明する。図7はこ
の発明における軸流送風機の一実施例を示す斜視図で、
例えば3枚羽根形状のものであり、動作については、主
に1枚の羽根1について述べるが、他の羽根についても
同様である。図において、1は3次元形状を持つ軸流送
風機の羽根、2はこの羽根を取り付けるボス部、3は羽
根1の回転軸、4は回転方向を示す矢印、1bは羽根前
縁部、1dは羽根外周部、1Cは羽根後縁部、7は羽根
前縁部1bのボス部よりに取り付けられる三角形平板で
ある。また図8は図7の平面図である。
【0026】図9は、回転軸3と直交する平面に羽根1
を投影した投影図である。図において、図8と同一符号
のものは同一のものを示す。1’は投影図における羽
根、1b’は投影図における羽根前縁部、1c’は投影
図における羽根後縁部、1d’は投影図における羽根外
周部である。図において、回転軸を原点Oとし、上記O
点と羽根前縁部1b’上の任意の点1bs’とを結ぶ直
線をX軸とした座標系において、直線O−1bs’を原
点Oを中心に回転方向にβ回転させたときのボス部側面
との交点1bb’と前記点1bs’を通るように、羽根
厚とほぼ同一でかつほぼ三角形した平板7’を、一辺7
b’がほぼボス部2’の円周に沿うようにし、他の一辺
7c’は羽根前縁部1b’のボス部よりに密着させ、回
転方向から羽根に一体になるように外挿し、接着材によ
り接着または溶着することにより羽根形状を形成してい
る。
【0027】図10は、図9の三角形平板7’と羽根前
縁部1b’付近を任意半径Rの円筒面で切断したY−Y
断面を、二次元平面に展開した拡大図である。図におい
て、1’は軸流送風機の羽根、7’は羽根前縁部1bの
ボス部寄りに外挿される三角形平板、7c’はこの三角
形平板7’と羽根前縁部1b’との接着面、7a’は羽
根前縁部1b’と三角形平板吸い込み側端部を示す。図
11は、三角形平板7を羽根前縁部1bに取り付け方法
の一例を示したものである。14は三角形平板の挿入方
向、15は3次元可動な取付冶具、1は羽根、2はボス
部、3は回転軸を示す。三角形平板7の取付方法は、ま
ず冶具15を回転軸に挿入し、三角形平板7を取り付け
る羽根前縁部1bの高さ、角度に合わせた後、三角形平
板7の羽根前縁部1bに密着させる部分7c凹部とボス
部側面と密着させる部分7b 平面部に接着剤を塗り、
冶具15を挿入方向14のように移動させることにより
取り付ける。
【0028】以上のように羽根形状を形成することによ
り、高圧損時、図9のX−X断面を示す図12のように
三角形平板7の羽根前縁部1bにつながる一辺7aで圧
力面9から負圧面8への流れの回り込みにより発生する
安定した縦渦10により、流れは羽根面上に沿い、かつ
吸い込み流れ12がこの縦渦10に誘導されながら外部
へ送風される。これにより、従来の軸流送風機における
問題点として、図102に示したような、高圧損時にお
ける羽根前縁部1b付近の吸い込み流れ12の剥離によ
る羽根負圧面8上の流れ11の乱れを無くせ、低騒音化
を図ることができる。また、既存の軸流送風機を容易に
改良できる。
【0029】ここで、前記三角形平板7の一頂点が通る
羽根前縁部1b上の点1bsおよび前記直線O−1bs
を原点O中心に回転させ、ボス部2の側面との交点1b
bを求める時の回転角度βが、大きすぎたり、小さすぎ
ると逆に羽根に乱れを与えてしまい、騒音悪化してしま
う。従って、この羽根前縁部1b上の点1bsの位置お
よび回転角度βの最適範囲が存在する。図13は回転角
度β=一定の時例えば、約20〜30度の時、羽根前縁
部1b上の点1bsの位置を羽根外周部半径Rtに対す
る点1bsでの半径Rsの比率によって、騒音特性への
影響を実験的に求めたものである。このとき比騒音Ks
は、動作点によって変化するため、比騒音Ksが最小と
なる動作点での値を最小比騒音Ksminとしてグラフ
化している。ここで、比騒音Ksは次式のように定義さ
れる。 Ks=SPL−10Log(Q・Ps2.5) SPL:騒音特性(SOUND PRESSURE LEVEL)[dB
(A)] Q :風量[m3/min] Ps:静圧[mmAq] 図に示すように、羽根前縁部1b上の点1bsの位置で
の半径Rsは、羽根外周部半径Rtの0.4〜0.75倍の値
の間にあるとき、最小比騒音Ksminの値は小さく低
騒音である。また、図中Rs/Rt=0(Y軸上)は平
板を取り付けていない従来の軸流送風機の値を示すが、
従来の値に比べ、最大1[dB(A)]低騒音になっている
ことが分かる。
【0030】図14は点1bsの位置を示す比率Rs/
Rt=一定の時、例えば0.6〜0.7の時、の図9に
おける回転角度βによる騒音特性への影響を実験的に求
めたものである。このとき比騒音Ksは動作点によって
変化するため比騒音Ksが最小となる動作点での値を最
小比騒音Ksminとしてグラフ化している。図に示す
ように、羽根前縁部1b上の点1bsと原点Oを結んだ
直線O−1bsを原点O中心にファン回転方向へ回転させ
るときの回転角度βは、10°〜40°の間にあると
き、最小比騒音Ksminの値は小さく低騒音である。
また、図中約ー10°付近の値は、平板を取り付けてい
ない従来の軸流送風機の値を示すが、従来の値に比べ、
最大1[dB(A)]低騒音になっていることが分かる。
【0031】図15は1bsの位置の半径Rsと羽根外
周部半径Rtとの比率Rs/Rtと前記回転角度βの騒
音特性への影響を実験的に検討し、比騒音Ksが最小に
なる動作点での値をグラフ化した結果を示す。図15よ
り、0.4≦Rs/Rt≦0.75かつ10°≦β≦40°で
あれば、最小比騒音Ksminは十分小さく、低騒音で
ある。
【0032】この軸流送風機は、羽根を取り付けて回転
するボス部と、回転方向に面する羽根前縁部、回転方向
と反対方向に面する羽根後縁部、および上記ボス部に対
向する羽根外周部から周が構成される羽根とを有する軸
流送風機の回転軸と直交する平面に軸流送風機を投影し
た投影図において、羽根前縁部に厚みが羽根厚とほぼ同
一で、かつほぼ三角形をした平板を一辺がボス部円周に
沿い、かつ回転軸を原点Oとし上記O点と任意半径にお
ける羽根前縁部上の点1bs’とを結ぶ直線をX軸とし
た座標系において、直線O−1bs’を原点Oを中心に
回転方向に角度β分回転させたときの半径Rbのボス部
との交点を1bb’を頂点とし、上記角度βを10゜〜
40゜とし、他の一辺は羽根外周部半径Rtの40〜7
5%の羽根前縁部上の点1bs’を通るような形状に
し、羽根前縁部のボス部寄りに密着させ、回転方向から
外挿するように羽根に一体に形成したものであるので、
高圧損時、三角形平板7の羽根前縁部1bにつながる一
辺7aで圧力面から負圧面への流れの回り込みにより発
生する縦渦により、流れは羽根面上に沿い、かつ吸い込
み流れがこの縦渦に誘導されながら外部へ送風されるこ
とにより、高圧損時における羽根前縁部1b付近の吸い
込み流れ12の剥離による羽根負圧面8上の流れの11
の乱れを無くせ、低騒音化を図ることができる。
【0033】実施例3 以下、他の一実施例を図に基づいて説明する。図16は
この発明における軸流送風機の一実施例を示す斜視図
で、例えば3枚羽根形状のものであり、動作について
は、主に1枚の羽根1について述べるが、他の羽根につ
いても同様である。図において、1は3次元形状を持つ
軸流送風機の羽根、2はこの羽根を取り付けるボス部、
3は羽根1の回転軸、4は回転方向を示す矢印、1bは
羽根前縁部、1dは羽根外周部、1Cは羽根後縁部を示
す。
【0034】また、図17は、図16の平面図である。
図18は、回転軸3と直交する平面に羽根1を投影した
投影図である。図において、図17と同一符号のものは
同一のものを示す。1’は投影図における羽根、1b’
は投影図における羽根前縁部、1c’は投影図における
羽根後縁部、1d’は投影図における羽根外周部であ
る。図において、回転軸を原点Oとし、上記O点と羽根
前縁部1b’上の任意の点1bs’とを結ぶ直線をX軸
とした座標系において、直線O−1bs’を原点Oを中
心に回転方向に角度β回転させたときのボス部側面との
交点1bb’と前記点1bs’を通る直線1bb’−1
bs’が羽根前縁部1b’となるように、羽根前縁部1
b’のボス部2寄りの部分を軸流送風機の回転方向に延
長したような羽根形状を形成している。
【0035】このように形成することにより、高圧損
時、図18の羽根前縁部1b’の一部である1bs’−
1bb’のX−X断面である図19において、前記1b
s−1bbの圧力面9から負圧面8への流れの回り込み
により発生する安定した縦渦10により、流れは羽根面
上に沿い、かつ吸い込み流れ12がこの縦渦10に誘導
されながら外部へ送風される。これにより、従来の軸流
送風機における問題点として、図102に示したよう
な、高圧損時における羽根前縁部1b付近の吸い込み流
れ12の剥離による羽根負圧面8上の流れ11の乱れを
無くせ、低騒音化を図ることができる。
【0036】また、実施例2のように別部品を取り付け
ることにより羽根形状を形成するのと違い、羽根を一体
成形で製作することから、つなぎ目での凹部や接着剤に
よる凸部による流れの乱れの発生を防げ、低騒音化を図
ることができる。ここで、羽根前縁部1bのボス部2よ
りの部分1bs’−1bb’を回転方向に延長する際の
点1bsの位置および前記直線O−1bsを原点O中心
に回転させ、ボス部2の側面との交点1bbを決定する
時の回転角度βが、大きすぎたり、小さすぎると逆に羽
根に乱れを与えてしまい、騒音悪化してしまう。従っ
て、この羽根前縁部1b上の点1bsの位置および回転
角度βの最適範囲が存在する。図20は回転角度β=一
定の時の、羽根前縁部1b上の点1bsの位置を羽根外
周部半径Rtに対する点1bsでの半径Rsの比率によ
って、騒音特性への影響を実験的に求めたものである。
このとき比騒音Ksは、動作点によって変化するため、
比騒音Ksが最小となる動作点での値を最小比騒音Ks
minとしてグラフ化している。ここで、比騒音Ksは
次式のように定義される。 Ks=SPL−10Log(Q・Ps2.5) SPL:騒音特性(SOUND PRESSURE LEVEL)[dB
(A)] Q :風量[m3/min] Ps:静圧[mmAq]
【0037】図に示すように、羽根前縁部1b上の点1
bsの位置での半径Rsは、羽根外周部半径Rtの0.4
〜0.75倍の値の間にあるとき、最小比騒音Ksminの
値は小さく低騒音である。また、図中Rs/Rt=0
(Y軸上)は平板を取り付けていない従来の軸流送風機
の値を示すが、従来の値に比べ、最大2[dB(A)]低騒
音になっていることが分かる。
【0038】図21は点1bsの位置を示す比率Rs/
Rt=一定の時の、図18における回転角度βによる騒
音特性への影響を実験的に求めたものである。このとき
比騒音Ksは動作点によって変化するため比騒音Ksが
最小となる動作点での値を最小比騒音Ksminとして
グラフ化している。図に示すように、羽根前縁部1b上
の点1bsと原点Oを結んだ直線O−1bsを原点O中
心にファン回転方向へ回転させるときの回転角度βは、1
0°〜40°の間にあるとき、最小比騒音Ksminの
値は小さく低騒音である。また、図中約ー10°付近の
値は、平板を取り付けていない従来の軸流送風機の値を
示すが、従来の値に比べ、最大2[dB(A)]低騒音にな
っていることが分かる。
【0039】図22は1bsの位置の半径Rsと羽根外
周部半径Rtとの比率Rs/Rtと前記回転角度βの騒
音特性への影響を実験的に検討し、比騒音Ksが最小に
なる動作点での値をグラフ化した結果を示す。図22よ
り、0.4≦Rs/Rt≦0.75かつ10°≦β≦40°で
あれば、最小比騒音Ksminは十分小さく、低騒音で
ある。
【0040】この軸流送風機は、羽根を取り付けて回転
するボス部と、回転方向に面する羽根前縁部、回転方向
と反対方向に面する羽根後縁部、およびボス部に対向す
る羽根外周部から周が構成される羽根とを有する軸流送
風機の回転軸と直交する平面に軸流送風機を投影した投
影図において、回転軸Oと羽根前縁部上の羽根外周部半
径の40〜75%の半径である点1bs’とを結ぶ直線
O−1bs’を原点Oを中心に回転方向に10〜40°
の間である角度分回転させ、この直線O−1bs’とボ
ス部半径であるボス部側面との交点1bb’と前記1b
s’を直線で結び、羽根前縁部のボス部寄りの部分を回
転方向に延長させた羽根形状を形成したものであるの
で、高圧損時、羽根前縁部1b’の一部であるX−X断
面において、圧力面9から負圧面8への流れの回り込み
により発生する縦渦により、流れは羽根面上に沿い、か
つ吸い込み流れがこの縦渦に誘導されながら外部へ送風
されることにより、高圧損時における羽根前縁部1b付
近の吸い込み流れ12の剥離による羽根負圧面8上の流
れ11の乱れを無くせ、低騒音化を図ることができる。
【0041】実施例4 以下、他の一実施例を図に基づいて説明する。図23は
この発明における軸流送風機の一実施例を示す斜視図
で、例えば3枚羽根形状のものであり、動作について
は、主に1枚の羽根1について述べるが、他の羽根につ
いても同様である。図において、1は3次元形状を持つ
軸流送風機の羽根、2はこの羽根を取り付けるボス部、
3は羽根1の回転軸、4は回転方向を示す矢印、1bは
羽根前縁部、1dは羽根外周部、1Cは羽根後縁部であ
る。
【0042】図24は、回転軸3と直交する平面に羽根
1を投影した投影図である。図において、図23と同一
符号のものは同一のものを示す。1I’は投影図におけ
る羽根、1bI’は投影図における羽根前縁部、1cI’
は投影図における羽根後縁部、1I’は投影図における
羽根外周部である。また、添字II、IIIは他の羽根の同
一のものを示す。図において、回転軸を原点Oとし、上
記O点と各羽根で異なる羽根外周部半径Rtの40〜7
5%の半径における羽根前縁部1b’上の点1bs’と
を結ぶ直線をX軸とした座標系において、直線O−1b
s’を原点Oを中心に回転方向に角度β回転させたとき
のボス部側面との交点1bb’と前記点1bs’を通る
直線1bb’−1bs’が羽根前縁部1b’となるよう
に、各羽根の羽根前縁部1b’のボス部2寄りの部分を
軸流送風機の回転方向に延長したような羽根形状を形成
している。このように形成することにより、高圧損時、
図24の羽根前縁部1b’の一部である1bs’−1b
b’のA−A断面である図25において、前記1bs−
1bbの圧力面9から負圧面8への流れの回り込みによ
り発生する安定した縦渦10により、流れは羽根面上に
沿い、かつ吸い込み流れ12がこの縦渦10に誘導され
ながら外部へ送風される。これにより、従来の軸流送風
機における問題点として、図101に示したような、高
圧損時における羽根前縁部1b付近の吸い込み流れ12
の剥離による羽根負圧面8上の流れ11の乱れを無く
せ、低騒音化を図ることができる。
【0043】また、各羽根の羽根前縁部1bI’、1bI
I’、1bIII’のボス部より部分が異なるため、図26
のように、従来図中実線で示した羽根枚数Zと回転数N
[r.p.m]により決まる回転音およびこの発生周波数
(NZ/60[Hz])の正数倍の音によるピーク音が破線
のようになくなり、特定周波数による音を低減できる。
これにより、製品で問題になる異常音を回避できる。
【0044】この軸流送風機は、羽根を取り付けて回転
するボス部と、回転方向に面する羽根前縁部、回転方向
と反対方向に面する羽根後縁部、およびボス部に対向す
る羽根外周部から周が構成される羽根とを有する軸流送
風機の回転軸と直交する平面に軸流送風機を投影した投
影図において、回転軸Oと羽根前縁部上の羽根外周部半
径の40〜75%の半径である点1bs’とを結ぶ直線
O−1bs’を原点Oを中心に回転方向に10〜40°
の間である角度分回転させ、この直線O−1bs’とボ
ス部半径であるボス部側面との交点1bb’を、範囲で
各羽根ごとに変えて羽根形状を形成したものであるの
で、高圧損時、羽根前縁部1b’の一部である1bs’
−1bb’の圧力面9から負圧面8への流れの回り込み
により発生する安定した縦渦10により、流れは羽根面
上に沿い、かつ吸い込み流れ12がこの縦渦10に誘導
されながら外部へ送風されことにより、高圧損時におけ
る羽根前縁部1b付近の吸い込み流れ12の剥離による
羽根負圧面8上の流れ11の乱れを無くせ、低騒音化を
図ることができる。また、各羽根の羽根前縁部のボス部
より部分が異なるため、従来の軸流送風機における羽根
枚数Zと回転数N[r.p.m]により決まる回転音および
この発生周波数(NZ/60[Hz])の正数倍の音による
ピーク音がなくなり、特定周波数による音を低減でき
る。これにより、製品で問題になる異常音を回避でき
る。
【0045】実施例5 以下、他の一実施例を図に基づいて説明する。図27は
この発明における軸流送風機の一実施例を示す斜視図
で、例えば3枚羽根形状のものであり、動作について
は、主に1枚の羽根1について述べるが、他の羽根につ
いても同様である。図において、1は3次元形状を持つ
軸流送風機の羽根、2はこの羽根を取り付けるボス部、
3は羽根1の回転軸、4は回転方向を示す矢印、1bは
羽根前縁部、1dは羽根外周部、1Cは羽根後縁部であ
る。図28は図27の正面図である。
【0046】図29は、回転軸3と直交する平面に羽根
1を投影した投影図である。図において、図28と同一
符号のものは同一のものを示す。1’は投影図における
羽根、1b’は投影図における羽根前縁部、1c’は投
影図における羽根後縁部、1d’は投影図における羽根
外周部である。投影図において、回転軸Oと羽根前縁部
上の任意の点1bs’とを結ぶ直線O−1bs’を原点
Oを中心に回転方向に回転させたときの、直線O−1b
s’とボス部半径であるボス部側面との交点1bb’と
前記点1bs’における接線を回転方向に対し、凹とな
るような任意曲線で結び羽根前縁部とするように羽根形
状を形成している。
【0047】このように形成することにより、高圧損
時、図29のX−X断面を示す図30のように、羽根前
縁部1bのボス部寄りの部分の羽根の圧力面9から負圧
面8への流れの回り込みにより発生する安定した縦渦1
0により、流れは羽根面上に沿い、かつ吸い込み流れ1
2が、この縦渦10に誘導されながら図31のように外
部へ送風される。これにより、従来の軸流送風機におけ
る問題点として、図102に示したような、高圧損時に
おける羽根前縁部1b付近の吸い込み流れ12の剥離に
よる羽根負圧面8上の流れ11の乱れを無くせ、低騒音
化を図ることができる。図32は、従来の軸流送風機と
上記第5の発明の一実施例による軸流送風機との流量係
数φに対する圧力係数ψの関係および比騒音Ks[dB
(A)]を実験的に求めた特性図である。図中黒丸、黒四
角は従来の軸流送風機の特性、最小比騒音を、×、□は
この発明の一実施例における軸流送風機の特性、最小比
騒音を示す。この特性図からわかるように、従来に比
べ、動作領域が低風量側まで延びかつ全体的に高静圧化
が図れている。一方、比騒音Ksは最大で2.5[dB
(A)]の低減が図れ低騒音である。
【0048】この軸流送風機は、羽根を取り付けて回転
するボス部と、回転方向に面する羽根前縁部、回転方向
と反対方向に面する羽根後縁部、およびボス部に対向す
る羽根外周部から周が構成される羽根とを有する軸流送
風機の回転軸と直交する平面に軸流送風機を投影した投
影図において、回転軸Oと羽根前縁部上の任意の点1b
s’とを結ぶ直線O−1bs’を原点Oを中心に回転方
向に回転させたときの、直線O−1bs’とボス部半径
であるボス部側面との交点1bb’と前記点1bs’に
おける接線を回転方向に対し、凹となるような任意曲線
で結び羽根前縁部とするように羽根形状を形成したもの
であるので、高圧損時、羽根前縁部のボス部寄りの部分
の羽根の圧力面9から負圧面8への流れの回り込みによ
り発生する縦渦により、流れは羽根面上に沿い、かつ吸
い込み流れが、この縦渦に誘導されながら外部へ送風さ
れることにより、高圧損時における羽根前縁部1b付近
の吸い込み流れの剥離による羽根負圧面上の流れの乱れ
を無くせ、低騒音化を図ることができる。
【0049】実施例6 以下、他の一実施例を図に基づいて説明する。図33は
この発明における軸流送風機の一実施例を示す斜視図
で、例えば3枚羽根形状のものであり、動作について
は、主に1枚の羽根1について述べるが、他の羽根につ
いても同様である。図において、1は3次元形状を持つ
軸流送風機の羽根、2はこの羽根を取り付けるボス部、
3は羽根1の回転軸、4は回転方向を示す矢印、1bは
羽根前縁部、1dは羽根外周部、1Cは羽根後縁部であ
る。図34は図33の正面図である。
【0050】図35は、回転軸3と直交する平面に羽根
1を投影した投影図である。図において、図34と同一
符号のものは同一のものを示す。1’は投影図における
羽根、1b’は投影図における羽根前縁部、1c’は投
影図における羽根後縁部、1d’は投影図における羽根
外周部である。図において、回転軸を原点Oとし、上記
O点と羽根前縁部1b’上の任意の点1bs’とを結ぶ
直線をX軸とした座標系において、直線O−1bs’を
原点Oを中心に回転方向にβ回転させたときのボス部側
面との交点1bb’と前記点1bs’における接線を回
転方向に対し、凹となるような任意曲線で結び羽根前縁
部1b’とするように結んだ羽根形状を形成している。
【0051】このように形成することにより、高圧損
時、図35の羽根前縁部1b’の一部である1bs’−
1bb’のX−X断面である図36における前記1bs
−1bbの圧力面9から負圧面8への流れの回り込みに
より発生する安定した縦渦10により、流れは羽根面上
に沿い、かつ吸い込み流れ12がこの縦渦10に誘導さ
れながら外部へ送風される。これにより、従来の軸流送
風機における問題点として、図102に示したような、
高圧損時における羽根前縁部1b付近の吸い込み流れ1
2の剥離による羽根負圧面8上の流れの乱れを無くせ、
低騒音化を図ることができる。
【0052】ここで、羽根前縁部1bのボス部2よりの
部分1bs’−1bb’を回転方向に延長する際の点1
bsの位置および前記直線O−1bsを原点O中心に回
転させ、ボス部2の側面との交点1bbを決定する時の
回転角度βが、大きすぎたり、小さすぎると逆に羽根に
乱れを与えてしまい、騒音悪化してしまう。従って、こ
の羽根前縁部1b上の点1bsの位置および回転角度β
の最適範囲が存在する。図37は回転角度β=一定の時
の、羽根前縁部1b上の点1bsの位置を羽根外周部半
径Rtに対する点1bsでの半径Rsの比率によって、
騒音特性への影響を実験的に求めたものである。このと
き比騒音Ksは、動作点によって変化するため、比騒音
Ksが最小となる動作点での値を最小比騒音Ksmin
としてグラフ化している。ここで、比騒音Ksは次式の
ように定義される。 Ks=SPL−10Log(Q・Ps2.5) SPL:騒音特性(SOUND PRESSURE LEVEL)[dB
(A)] Q :風量[m3/min]
【0053】Ps:静圧[mmAq] 図に示すように、羽根前縁部1b上の点1bsの位置で
の半径Rsは、羽根外周部半径Rtの0.4〜0.75倍の値
の間にあるとき、最小比騒音Ksminの値は小さく低
騒音である。また、図中Rs/Rt=0(Y軸上)は従
来の軸流送風機の値を示す。この結果、従来の値に比
べ、最大2[dB(A)]低騒音になっていることが分か
る。図38は点1bsの位置を示す比率Rs/Rt=一
定の時の、図35における回転角度βによる騒音特性へ
の影響を実験的に求めたものである。このとき比騒音K
sは動作点によって変化するため比騒音Ksが最小とな
る動作点での値を最小比騒音Ksminとしてグラフ化
している。
【0054】図に示すように、羽根前縁部1b上の点1
bsと原点Oを結んだ直線O−1bsを原点O中心にファ
ン回転方向へ回転させるときの回転角度βは、10°〜
40°の間にあるとき、最小比騒音Ksminの値は小
さく低騒音である。また、図中約ー10°付近の値は、
従来の軸流送風機の値を示すが、本発明による軸流送風
機は従来に比べ、最大2[dB(A)]低騒音になっている
ことが分かる。図39は羽根前縁部上の点1bsの位置
の半径Rsと羽根外周部半径Rtとの比率Rs/Rtと
前記回転角度βの騒音特性への影響を実験的に検討し、
比騒音Ksが最小になる動作点での値をグラフ化した結
果を示す。図39より、0.4≦Rs/Rt≦0.75かつ1
0°≦β≦40°であれば、最小比騒音Ksminは十
分小さく、低騒音である。
【0055】この軸流送風機は、羽根を取り付けて回転
するボス部と、回転方向に面する羽根前縁部、回転方向
と反対方向に面する羽根後縁部、およびボス部に対向す
る羽根外周部から周が構成される羽根とを有する軸流送
風機の回転軸と直交する平面に軸流送風機を投影した投
影図において、回転軸Oと羽根前縁部上の羽根外周部半
径の40〜75%の半径である点1bs’とを結ぶ直線
O−1bs’を原点Oを中心に回転方向に10〜40°
の間である角度分回転させ、この直線O−1bs’とボ
ス部半径であるボス部側面との交点1bb’と前記1b
s’における接線を回転方向に対し、凹となるような任
意曲線で結び羽根前縁部とするように羽根形状を形成し
たものであるので、高圧損時、羽根前縁部のボス部付近
である1bs’−1bb’の圧力面9から負圧面8への
流れの回り込みにより発生する縦渦により、流れは羽根
面上に沿い、かつ吸い込み流れがこの縦渦に誘導されな
がら外部へ送風されることにより、高圧損時における羽
根前縁部1b付近の吸い込み流れの剥離による羽根負圧
面上の流れの乱れを無くせ、低騒音化を図ることができ
る。
【0056】実施例7 以下、他の一実施例を図に基づいて説明する。図40は
この発明における軸流送風機の一実施例を示す斜視図
で、例えば3枚羽根形状のものであり、動作について
は、主に1枚の羽根1について述べるが、他の羽根につ
いても同様である。図において、1は3次元形状を持つ
軸流送風機の羽根、2はこの羽根を取り付けるボス部、
3は羽根1の回転軸、4は回転方向を示す矢印、1bは
羽根前縁部、1dは羽根外周部、1Cは羽根後縁部を示
す。また、図41は図40の正面図を示す。図42は、
回転軸3と直交する平面に羽根1を投影した投影図であ
る。図において、図41と同一符号のものは同一のもの
を示す。1’は投影図における羽根、1b’は投影図に
おける羽根前縁部、1c’は投影図における羽根後縁
部、1d’は投影図における羽根外周部である。図にお
いて、羽根外周部半径Rtの15〜35%の大きさを半
径とするR曲線で羽根前縁部とボス部との接続部を結
び、羽根前縁部とするように羽根形状を形成している。
【0057】このように形成することにより、高圧損
時、図42の羽根前縁部1b’のA−A断面である図4
3において、圧力面9から負圧面8への流れの回り込み
により発生する安定した縦渦10により、流れは羽根面
上に沿い、かつ吸い込み流れ12がこの縦渦10に誘導
されながら図44のように外部へ送風される。これによ
り、従来の軸流送風機における問題点として、図102
に示したような、高圧損時における羽根前縁部1b付近
の吸い込み流れ12の剥離による羽根負圧面8上の流れ
11の乱れを無くせ、低騒音化を図ることができる。
【0058】また、従来の軸流送風機では、台風などの
強風により強制的にファンが高回転するときの対処とし
て、図98のように羽根前縁部1bのボス部寄り付近と
ボス部2との接続部の羽根の板厚を一部厚くして、羽根
の付け根の強風による応力集中を回避し、破損を防止し
ていた。そのため、図98のB−B断面を展開した展開
図である図103に示すように、板厚の厚い羽根前縁部
1bで吸い込み流れ12が衝突し、負圧面上の吸い込み
流れ11が乱れていた。本発明において、羽根前縁部1
bのボス部寄り付近とボス部2との接続部は大きなR曲
線であるため、応力集中を回避でき、板厚を局部的に厚
くする必要がなくなる。しかし、羽根前縁部1bとボス
部2との接続部のR曲線の半径RRが小さすぎたり、大
きすぎたりすると逆に騒音悪化し、また強度不足にな
る。従って、このR曲線の半径RRの最適範囲が存在す
る。
【0059】図45は、R曲線の半径RRの大きさに対
する羽根外周部半径Rtとの比率(=RR/Rt)によ
って、騒音特性への影響を実験的に求めたものである。
このとき比騒音Ksは、動作点によって変化するため、
比騒音Ksが最小となる動作点での値を最小比騒音Ks
minとしてグラフ化している。図45より、R曲線の
半径RRが、羽根外周部半径Rtの10〜35%の間の
大きさであれば、最小比騒音Ksminは小さく従来に
比べ、1[dB(A)]低騒音である。また図46は、R曲
線の半径RRの大きさに対する羽根外周部半径Rtとの
比率(=RR/Rt)によって、羽根前縁部ボス部寄り
の最大応力σの値を実験的に求めたものである。図46
より、R曲線の半径RRが羽根外周部半径Rtの15%
以上であれば、十分強度があることがわかる。よって、
図45、図46よりR曲線の半径RRが、羽根外周部半
径Rtの15〜35%の間にあれば、低騒音で、かつ強
度が十分である。
【0060】この軸流送風機は、羽根を取り付けて回転
するボス部と、回転方向に面する羽根前縁部、回転方向
と反対方向に面する羽根後縁部、およびボス部に対向す
る羽根外周部から周が構成される羽根とを有する軸流送
風機の回転軸と直交する平面に軸流送風機を投影した投
影図において、羽根前縁部とボス部の接続部分を、羽根
外周部半径の15〜35%の大きさを半径とするR曲線
で結び、羽根前縁部とするように羽根形状を形成したも
のであるので、高圧損時、羽根前縁部1b’のボス部寄
り部分において、圧力面9から負圧面8への流れの回り
込みにより発生する縦渦により、流れは羽根面上に沿
い、かつ吸い込み流れがこの縦渦に誘導されながら外部
へ送風され、高圧損時における羽根前縁部1b付近の吸
い込み流れの剥離による羽根負圧面8上の流れの乱れを
無くせ、低騒音化を図ることができ、かつ台風などの強
風により強制的にファンが高回転するときの対処とし
て、羽根前縁部1bのボス部寄り付近とボス部2との接
続部の羽根の板厚を一部厚くして、羽根の付け根の強風
による応力集中を回避し、破損を防止することなく、羽
根前縁部1bのボス部寄り付近ととボス部との接続部は
大きなR曲線であるため、応力集中を回避でき、板厚を
局部的に厚くする必要がなくなる。
【0061】実施例8 以下、他の一実施例を図に基づいて説明する。図47は
この発明における軸流送風機の一実施例を示す斜視図
で、例えば3枚羽根形状のものであり、動作について
は、主に1枚の羽根1について述べるが、他の羽根につ
いても同様である。図において、1は3次元形状を持つ
軸流送風機の羽根、2はこの羽根を取り付けるボス部、
3は羽根1の回転軸、4は回転方向を示す矢印、1bは
羽根前縁部、1dは羽根外周部、1Cは羽根後縁部を示
す。また、図48は図47の正面図を示す。
【0062】図49は、回転軸3と直交する平面に羽根
1を投影した投影図である。図において、図48と同一
符号のものは同一のものを示す。1’は投影図における
羽根、1b’は投影図における羽根前縁部、1c’は投
影図における羽根後縁部、1d’は投影図における羽根
外周部である。図において、図中破線で示したベースの
羽根1O’の羽根外周部半径Rtと羽根ボス部半径Rb
の間である任意半径Rsをもつ羽根前縁部1bO’上の
点1bs’(1bs’:羽根前縁ボス部延長開始点)、
羽根の付け根であるボス部半径Rbの羽根前縁部1b
O’上の点1baO’と原点Oを結んだ直線1baO’
−Oを、原点Oを中心に回転方向に角度δαb(δα
b:羽根前縁ボス部前進延長角)分回転させた時の点1
bb’(1bb’:羽根前縁ボス部延長終点)とする
時、前記直線1baO’−Oを、0°〜前記羽根前縁ボ
ス部前進延長角δαbの間の任意角度δα分回転させ、
羽根外周部方向に延長したときの半径Rbと半径Rsの
間の任意半径Rcにおける点1bc’とすると、この時
の任意回転角度δαの半径方向分布を δα=(δαb/(Rb−RS)2)×(R−RS)2
(Rb≦R≦Rs) で与え、前記羽根と連続するように、ベースの羽根1
O’の羽根前縁部1bO’を基準にして、半径Rsの羽
根前縁ボス部延長開始点1bs’から前記点1bc’を
通り、ボス部半径Rbの羽根前縁ボス部延長終点1b
b’の間の羽根前縁部1bO’を回転方向に前進延長さ
せ、羽根形状を形成したものである。
【0063】図50は、図49における図中破線で示し
たベースの羽根1O’のボス部半径Rbでの翼弦線中心
点PbO’を相対的な原点として、羽根面を形成したと
き、べースの羽根1O’をボス部半径Rbの円筒面で切
断し、その断面を二次元平面に展開して得られる展開図
を示す。なお実線が本発明の羽根1を示す。図中、ベー
スの羽根のそり線5を円弧形状とし、その円弧を形成す
るための中心角であるそり角θ、円弧を形成する半径を
RRとする。このようにベースの羽根1Oに対し、本発
明での軸流送風機の羽根は、図49で示した直線1ba
O’−Oを原点O中心に回転方向にδαb回転させた時
のボス部半径Rbにおける点1bb’の図50の展開図
における点1bbまでを、同一円弧で回転方向に延長さ
せたものである。
【0064】このように形成することにより、高圧損
時、図49の半径RcにおけるX−X断面である図51
において、圧力面9から負圧面8への流れの回り込みに
より発生する安定した縦渦10により、流れは羽根面上
に沿い、かつ吸い込み流れ12がこの縦渦10に誘導さ
れながら図52のように外部へ送風される。これによ
り、従来の軸流送風機における問題点として、図102
に示したような、高圧損時における羽根前縁部1b付近
の吸い込み流れ12の剥離による羽根負圧面8上の流れ
11の乱れを無くせ、低騒音化を図ることができる。ま
た、従来の軸流送風機では、台風などの強風により強制
的にファンが高回転するときの対処として、図98のよ
うに羽根前縁部1bのボス部寄り付近とボス部2との接
続部の羽根の板厚を一部厚くして、羽根の付け根の強風
による応力集中を回避し、破損を防止していた。そのた
め、図98のB−B断面を展開した展開図である図10
3に示すように、板厚の厚い羽根前縁部1bで吸い込み
流れ12が衝突し、負圧面上の吸い込み流れ11が乱れ
ていた。本発明において、図37のように羽根1とボス
部の接続部をR形状ぎみに羽根形状を形成したものであ
るため、応力集中を回避でき、板厚を局部的に厚くする
必要がなくなる。
【0065】しかし、前記直線1ba’−Oを原点O中
心に回転方向させる時の羽根ボス部前進延長角δαbお
よび羽根前縁ボス部延長開始点1bs’での半径Rsが
大きすぎると図50に相当する図53のように吸い込み
流れ12が羽根前縁部1bbで衝突し、羽根面に乱れを
発生させ騒音悪化し、小さすぎると効果がなくなり、か
つ強度不足となる。従って、この角度δαbおよび半径
Rsの最適範囲が存在する。図54は、羽根前縁ボス部
延長開始点1bsにおける半径Rs=一定の時の羽根前
縁ボス部前進延長角δαbの大きさによって、騒音特性
への影響を実験的に求めたものである。このとき比騒音
Ksは、動作点によって変化するため、比騒音Ksが最
小となる動作点での値を最小比騒音Ksminとしてグ
ラフ化している。図に示すように、羽根前縁ボス部前進
延長角δαbが20〜50°の間であれば、ベースの羽
根である従来の軸流送風機に対し、最小比騒音Ksmi
nの値は小さく、最高2.5[dB(A)]低騒音である。
【0066】図55は、羽根前縁ボス部前進延長角δα
b=一定の時の、図49における羽根前縁ボス部延長開
始点1bs’における半径Rsと羽根外周部半径Rtの
比率(=Rs/Rt)の大きさによって、騒音特性への
影響を実験的に求めたものである。このとき比騒音Ks
は、動作点によって変化するため、比騒音Ksが最小と
なる動作点での値を最小比騒音Ksminとしてグラフ
化している。図に示すように、羽根前縁ボス部延長開始
点1bs’における半径Rsが羽根外周部半径Rtの4
0〜70%の間にあれば、最小比騒音Ksminは低
く、ベースの羽根である従来の軸流送風機に対し、最高
2.5[dB(A)]低騒音である。図56は、羽根前縁ボ
ス部延長開始点1bsにおける半径Rsと羽根外周部半
径Rtの比率(=Rs/Rt)と羽根前縁ボス部前進延
長角δαbの騒音特性への影響を実験的に検討し、比騒
音Ksが最小になる動作点での値をグラフ化したもので
ある。図より、0.4≦Rs/Rt≦0.7かつ20°≦δα
b≦50°であれば、最小比騒音Ksminは十分小さ
く、最高2.5[dB(A)]低騒音である。
【0067】図57は、羽根前縁ボス部延長開始点1b
sにおける半径Rsと羽根外周部半径Rtの比率と羽根
前縁ボス部前進延長角δαbの羽根への最大応力σへの
影響を実験的に検討したものである。図中Rb/Rtで
の値を示す●はベースの羽根である軸流送風機の羽根前
縁部ボス部より部分を局所的に板厚を厚くしなかった場
合の最大応力である。図より、0.4≦Rs/Rtかつ
20°≦δαbであれば、羽根の強度は十分である。従
って、図56、57より0.4≦Rs/Rt≦0.7かつ20
°≦δαb≦50°であれば、低騒音でかつ強度が十分
な羽根を得られる。
【0068】この発明に係る軸流送風機は、羽根を取り
付けて回転するボス部と、回転方向に面する羽根前縁
部、回転方向と反対方向に面する羽根後縁部、および上
記ボス部に対向する羽根外周部から周が構成される羽根
とを有する軸流送風機の回転軸と直交する平面に軸流送
風機を投影した投影図において、回転軸を原点Oとし、
羽根の付け根の羽根前縁部上の点1baO ’と原点O
を結んだ直線1baO ’−Oを、原点Oを中心に回転
方向に20〜50°の間である角度δαb分回転させた
時のボス部半径Rbの点1bb’と羽根外周部半径の4
0〜70%の半径Rsをもつ羽根前縁部上の点1bs’
の間の形状を、前記羽根前縁部を基準として、前記羽根
のボス部半径Rbである羽根前縁部上の点1ba’から
前記角度δαb分回転方向に回転させたときのボス部半
径Rbの羽根前縁部上の点1bb’の間に存在するボス
部半径Rb〜半径Rsの間の半径Rcの点1bC’と原
点Oを結んだ直線1bC’−Oと直線1ba’−Oとの
なす角度を示すδαの半径方向分布を δα=(δαb/(Rb−RS)2)×(R−RS)2
(Rb≦R≦Rs) で与え、前記羽根と連続するように、羽根前縁部上の点
1bs’よりボス部寄り部分の羽根前縁部を回転方向に
延長し、羽根形状を形成したものである。
【0069】この発明に係る軸流送風機は、羽根を取り
付けて回転するボス部と、回転方向に面する羽根前縁
部、回転方向と反対方向に面する羽根後縁部、および上
記ボス部に対向する羽根外周部から周が構成される羽根
とを有する軸流送風機の回転軸と直交する平面に軸流送
風機を投影した投影図において、回転軸を原点Oとし、
羽根の付け根の羽根前縁部上の点1baO ’と原点O
を結んだ直線1baO ’−Oを、原点Oを中心に回転
方向に20〜50°の間である角度δαb分回転させた
時のボス部半径Rbの点1bb’と羽根外周部半径の4
0〜70%の半径Rsをもつ羽根前縁部上の点1bs’
の間の形状を、前記羽根前縁部を基準として、前記羽根
のボス部半径Rbである羽根前縁部上の点1baO ’
から前記角度δαb分回転方向に回転させたときのボス
部半径Rbの羽根前縁部上の点1bb’の間に存在する
ボス部半径Rb〜半径Rsの間の半径Rcの点1bC’
と原点Oを結んだ直線1bC’−Oと直線1baO ’
−Oとのなす角度を示すδαの半径方向分布を δα=(δαb/(Rb−RS)2)×(R−RS)2
(Rb≦R≦Rs) で与え、前記羽根と連続するように、羽根前縁部上の点
1bs’よりボス部寄り部分の羽根前縁部を回転方向に
延長し、羽根形状を形成したものであるので、高圧損
時、羽根前縁部のボス部寄り部分において、圧力面9か
ら負圧面8への流れの回り込みにより発生する縦渦によ
り、流れは羽根面上に沿い、かつ吸い込み流れがこの縦
渦に誘導されながら外部へ送風され、高圧損時における
羽根前縁部1b付近の吸い込み流れ12の剥離による羽
根負圧面8上の流れ11の乱れを無くせ、低騒音化を図
ることができ、かつ、台風などの強風により強制的にフ
ァンが高回転するときの対処として、羽根前縁部のボス
部寄り付近とボス部との接続部の羽根の板厚を一部厚く
して、羽根の付け根の強風による応力集中を回避し、破
損を防止することなく、羽根1とボス部の接続部をR形
状ぎみに羽根形状を形成したものであるため、応力集中
を回避でき、板厚を局部的に厚くする必要がなくなる。
【0070】この発明に係る軸流送風機は、羽根を取り
付けて回転するボス部と、回転方向に面する羽根前縁
部、回転方向と反対方向に面する羽根後縁部、および上
記ボス部に対向する羽根外周部から周が構成される羽根
とを有する軸流送風機の回転軸と直交する平面に軸流送
風機を投影した投影図において、羽根の付け根の羽根前
縁部上の点1ba’と原点Oを結んだ直線1ba’−O
を、原点Oを中心に回転方向に20〜50°の間である
角度δαb分回転させた時のボス部半径Rbの点1b
b’と羽根外周部半径の40〜70%の半径Rsをもつ
羽根前縁部上の点1bs’の間の形状を、前記羽根前縁
部を基準として、前記羽根のボス部半径Rbである羽根
前縁部上の点1ba’から前記角度δαb分回転方向に
回転させたときのボス部半径Rbの羽根前縁部上の点1
bb’の間に存在するボス部半径Rb〜半径Rsの間の
半径Rcの点1bC’と原点Oを結んだ直線1bC’−
Oと直線1ba’−Oとのなす角度を示すδαの半径方
向分布を δα=(δαb/(Rb−RS)2)×(R−RS)2
(Rb≦R≦Rs) で与え、前記羽根と連続するように、羽根前縁部上の点
1bs’よりボス部寄り部分の羽根前縁部を回転方向に
延長し、羽根形状を形成したものであるので、高圧損
時、羽根前縁部のボス部寄り部分において、圧力面9か
ら負圧面8への流れの回り込みにより発生する縦渦によ
り、流れは羽根面上に沿い、かつ吸い込み流れがこの縦
渦に誘導されながら外部へ送風され、高圧損時における
羽根前縁部1b付近の吸い込み流れ12の剥離による羽
根負圧面8上の流れ11の乱れを無くせ、低騒音化を図
ることができ、かつ、台風などの強風により強制的にフ
ァンが高回転するときの対処として、羽根前縁部のボス
部寄り付近とボス部との接続部の羽根の板厚を一部厚く
して、羽根の付け根の強風による応力集中を回避し、破
損を防止することなく、羽根1とボス部の接続部をR形
状ぎみに羽根形状を形成したものであるため、応力集中
を回避でき、板厚を局部的に厚くする必要がなくなる。
【0071】実施例9 以下、他の一実施例を図に基づいて説明する。図58は
この発明における軸流送風機の一実施例を示す斜視図
で、例えば3枚羽根形状のものであり、動作について
は、主に1枚の羽根1について述べるが、他の羽根につ
いても同様である。図において、1は3次元形状を持つ
軸流送風機の羽根、2はこの羽根を取り付けるボス部、
3は羽根1の回転軸、4は回転方向を示す
【0072】また、図59は図58の正面図を示す。こ
の図におけるLは翼弦長であり、羽根間の円周方向距離
(ピッチ)Tを示す。また、Lsは、羽根外周部半径R
tの40〜60%の半径Rsである羽根前縁部1b上の
点1bsを通る翼弦の長さを示す。図60は、回転軸3
と直交する平面に羽根1を投影した投影図である。図に
おいて、図59と同一符号のものは同一のものを示す。
1’は投影図における羽根、1b’は投影図における羽
根前縁部、1c’は投影図における羽根後縁部、1d’
は投影図における羽根外周部である。図中破線で示した
ベースの羽根1O’の羽根外周部半径Rtと羽根ボス部
半径Rbの間である任意半径Rsをもつ羽根前縁部1b
O’上の点1bs’(1bs’:羽根前縁ボス部延長開
始点)、羽根の付け根であるボス部半径Rbの羽根前縁
部1bO’上の点1baO’と原点Oを結んだ直線1b
aO’−Oを、原点Oを中心に回転方向に角度δαb
(δαb:羽根前縁ボス部前進延長角)分回転させた時
の点1bb’(1bb’:羽根前縁ボス部延長終点)と
するとき、前記羽根前縁ボス部延長開始点における半径
Rsから羽根前縁ボス部延長終点1bb’における半径
Rbまでの羽根の翼弦長を回転方向に延長した形状であ
る。また、半径Rs〜ボス部半径Rbの間の任意半径R
である上記延長後の羽根前縁部1b’上の点を1bR’
とする。
【0073】図61は、図60における図中破線で示し
たベースの羽根1O’のボス部半径Rbでの弧1ba
O’−1cb’の中点である翼弦線中心点PbO’を相
対的な原点として、羽根面を形成したとき、べースの羽
根1O’をボス部半径Rbの円筒面で切断し、その断面
を二次元平面に展開して得られる展開図を示す。なお実
線が本発明の羽根1を示す。図中、ベースの羽根のそり
線5を円弧形状とし、その円弧を形成するための中心角
であるそり角θ、円弧を形成する半径をRROとする。
図中ベースの羽根1Oに対し、羽根1は、前記羽根1O
とそり角θ、食い違い角ξが同一のまま、ボス部半径R
bでの翼弦を、図60で示した羽根前縁ボス部延長終点
1bb’まで回転方向に延長し、本図における前記羽根
1Oのボス部半径Rbにおける翼弦長LbOと点1bb
〜羽根後縁部1Cbまでの翼弦長Lb、この差を△Lb
(=Lb−LbO)とし、羽根ボス部延長開始点1bs
における半径Rsでの翼弦長LSとすると、ボス部半径
Rbから前記半径Rsまでの翼弦長Lの半径方向分布を L=△Lb/(Rs−Rb)2×(R−Rs)2+LS
(Rb≦R≦Rs) で与え、羽根形状を形成したものである。
【0074】このように形成することにより、図61の
ようにベースの羽根1Oに比べ翼弦長が長くなり、羽根
面上での圧力上昇が稼げるとともに、高圧損時、図60
のX−X断面である図62において、圧力面9から負圧
面8への流れの回り込みにより発生する安定した縦渦1
0により、流れは羽根面上に沿い、かつ吸い込み流れ1
2がこの縦渦10に誘導されながら図63のように外部
へ送風される。これにより、従来の軸流送風機における
問題点として、図101に示したような、高圧損時にお
ける羽根前縁部1b付近の吸い込み流れ12の剥離によ
る羽根負圧面8上の流れ11の乱れを無くせ、低騒音化
を図ることができる。
【0075】また、従来の軸流送風機では、台風などの
強風により強制的にファンが高回転するときの対処とし
て、図97のように羽根前縁部1bのボス部寄り付近と
ボス部2との接続部の羽根の板厚を一部厚くして、羽根
の付け根の強風による応力集中を回避し、破損を防止し
ていた。そのため、図97のB−B断面を展開した展開
図である図102に示すように、板厚の厚い羽根前縁部
1bで吸い込み流れ12が衝突し、負圧面上の吸い込み
流れ11が乱れていた。本発明において、図60のよう
に羽根1とボス部の接続部をR形状ぎみに羽根形状を形
成したものであるため、応力集中を回避でき、板厚を局
部的に厚くする必要がなくなる。
【0076】しかし、前記直線1baO ‘−Oを原点
O中心に回転方向させる時の羽根ボス部前進延長角δα
bつまり、ボス部半径Rbにおける翼弦長Lbが大きす
ぎると図61に相当する図64図において、羽根後縁部
1Cb付近で、羽根負圧面8上の流れ11や縦渦10が
羽根負圧面8から剥離を起こしたり、図65に示す軸流
送風機全周をボス部半径Rbの円筒面で切断し、その断
面を二次元平面に展開して得られる全周展開図に示すよ
うに、羽根1の負圧面8を剥離した負圧面上の流れ11
と縦渦10が次に旋回してくる羽根1Nの圧力面9Nの
流れ13に乱れを与え、騒音悪化が起こり、また、羽根
前縁ボス部延長開始点1bs’での半径Rsが小さすぎ
ると効果がなくなり、かつ強度不足となる。
【0077】従って、この角度δαbおよび半径Rsの
最適範囲が存在する。図66は、ベースになる従来の軸
流送風機と上記第9の発明の一実施例による軸流送風機
との流量係数φに対する圧力係数ψの関係および比騒音
Ks[dB(A)]を実験的に求めた特性図である。図中
黒丸、黒四角は従来の軸流送風機の特性、最小比騒音
を、×、□は第9の発明の一実施例における軸流送風機
の特性、最小比騒音を示す。この特性図からわかるよう
に、従来に比べ、動作領域が低風量側まで延びかつ全体
的に高静圧化が図れている。一方、比騒音Ksは最大で
3[dB(A)]の低減が図れ低騒音である。
【0078】図67は、羽根前縁ボス部延長開始点1b
sにおける半径Rs=一定の時の羽根前縁ボス部前進延
長角δαbの大きさによって、騒音特性への影響を実験
的に求めたものである。このとき比騒音Ksは、動作点
によって変化するため、比騒音Ksが最小となる動作点
での値を最小比騒音Ksminとしてグラフ化してい
る。図に示すように、羽根前縁ボス部前進延長角δαb
が20〜50°の間であれば、ベースの羽根である従来
の軸流送風機に対し、最小比騒音Ksminの値は小さ
く、最高3.0[dB(A)]低騒音である。
【0079】図68は、羽根前縁ボス部前進延長角δα
b=一定の時の、図60における羽根前縁ボス部延長開
始点1bs’における半径Rsと羽根外周部半径Rtの
比率(=Rs/Rt)の大きさによって、騒音特性への
影響を実験的に求めたものである。このとき比騒音Ks
は、動作点によって変化するため、比騒音Ksが最小と
なる動作点での値を最小比騒音Ksminとしてグラフ
化している。図に示すように、羽根前縁ボス部延長開始
点1bs’における半径Rsが羽根外周部半径Rtの4
0〜60%の間にあれば、最小比騒音Ksminは低
く、ベースの羽根である従来の軸流送風機に対し、最高
3.0[dB(A)]低騒音である。図69は、羽根前縁ボ
ス部延長開始点1bsにおける半径Rsと羽根外周部半
径Rtの比率(=Rs/Rt)と羽根前縁ボス部前進延
長角δαbの騒音特性への影響を実験的に検討し、比騒
音Ksが最小になる動作点での値をグラフ化したもので
ある。
【0080】図より、0.4≦Rs/Rt≦0.6かつ20°
≦δαb≦50°であれば、最小比騒音Ksminは十
分小さく低騒音である。図70は、羽根前縁ボス部延長
開始点1bsにおける半径Rsと羽根外周部半径Rtの
比率と羽根前縁ボス部前進延長角δαbの羽根への最大
応力σへの影響を実験的に検討したものである。図中R
b/Rtでの値を示す●はベースの羽根である軸流送風
機の羽根前縁部ボス部より部分を局所的に板厚を厚くし
なかった場合の最大応力である。図より、0.4≦Rs
/Rtかつ20°≦δαbであれば、羽根の強度は十分
である。従って、図69、70より0.4≦Rs/Rt≦
0.6かつ20°≦δαb≦50°であれば、低騒音でか
つ強度が十分な羽根を得られる。
【0081】この発明に係る軸流送風機は、羽根を取り
付けて回転するボス部と、回転方向に面する羽根前縁
部、回転方向と反対方向に面する羽根後縁部、および上
記ボス部に対向する羽根外周部から周が構成される羽根
とを有する軸流送風機の回転軸と直交する平面に軸流送
風機を投影した投影図において、回転軸を原点Oとし、
ベースの羽根1O’のボス部半径Rbにおける羽根前縁
部上の点1baO’と原点Oを結んだ直線1baO’−
Oを、原点Oを中心に回転方向に20〜50°の間であ
る角度δαb分回転させた時の点を羽根前縁ボス部延長
終点1bb’としたとき、羽根を任意半径Rの円筒面で
切断し、その断面を2次元平面に展開して得られる展開
図において、前記羽根1Oとそり角θ、食い違い角ξが
同一のまま、ボス部半径Rbでの翼弦を、前記点1bb
まで延長し、このときの前記羽根1Oのボス部半径Rb
における翼弦長LbOと前記点1bb〜羽根後縁部1C
bまでの翼弦長Lb、この差を△Lbとし、羽根外周部
半径の40〜60%の半径Rsでの羽根前縁部上の点1
bsでの翼弦長LSとすると、ボス部半径Rbから前記
羽根前縁部上の点1bsまでの翼弦長Lの半径方向分布
を L=△Lb/(Rs−Rb)2×(R−Rs)2+LS
(Rb≦R≦Rs) で与え、羽根形状を形成したものである。
【0082】この発明に係る軸流送風機は、羽根を取り
付けて回転するボス部と、回転方向に面する羽根前縁
部、回転方向と反対方向に面する羽根後縁部、および上
記ボス部に対向する羽根外周部から周が構成される羽根
とを有する軸流送風機の回転軸と直交する平面に軸流送
風機を投影した投影図において、回転軸を原点Oとし、
ベースの羽根1O’のボス部半径Rbにおける羽根前縁
部上の点1baO’と原点Oを結んだ直線1baO’−
Oを、原点Oを中心に回転方向に20〜50°の間であ
る角度δαb分回転させた時の点を羽根前縁ボス部延長
終点1bb’としたとき、羽根を任意半径Rの円筒面で
切断し、その断面を2次元平面に展開して得られる展開
図において、前記羽根1Oとそり角θ、食い違い角ξが
同一のまま、ボス部半径Rbでの翼弦を、前記点1bb
まで延長し、このときの前記羽根1Oのボス部半径Rb
における翼弦長LbOと前記点1bb〜羽根後縁部1C
bまでの翼弦長Lb、この差を△Lbとし、羽根外周部
半径の40〜60%の半径Rsでの羽根前縁部上の点1
bsでの翼弦長LSとすると、ボス部半径Rbから前記
羽根前縁部上の点1bsまでの翼弦長Lの半径方向分布
を L=△Lb/(Rs−Rb)2×(R−Rs)2+LS
(Rb≦R≦Rs) で与え、羽根形状を形成したものであるので、ベースの
羽根1Oに比べ翼弦長が長くなり、羽根面上での圧力上
昇が稼げるとともに、高圧損時、羽根前縁部のボス部寄
り部分において、圧力面9から負圧面8への流れの回り
込みにより発生する縦渦により、流れは羽根面上に沿
い、かつ吸い込み流れがこの縦渦に誘導されながら外部
へ送風され、高圧損時における羽根前縁部付近の吸い込
み流れの剥離による羽根負圧面上の流れの乱れを無く
せ、低騒音化を図ることができ、かつ、台風などの強風
により強制的にファンが高回転するときの対処として、
羽根前縁部のボス部寄り付近とボス部との接続部の羽根
の板厚を一部厚くして、羽根の付け根の強風による応力
集中を回避し、破損を防止することなく、羽根とボス部
の接続部をR形状ぎみに羽根形状を形成したものである
ため、応力集中を回避でき、板厚を局部的に厚くする必
要がなくなる。
【0083】この発明に係る軸流送風機は、羽根を取り
付けて回転するボス部と、回転方向に面する羽根前縁
部、回転方向と反対方向に面する羽根後縁部、および上
記ボス部に対向する羽根外周部から周が構成される羽根
とを有する軸流送風機の回転軸と直交する平面に軸流送
風機を投影した投影図において、ベースの羽根1O’の
ボス部半径Rbにおける羽根前縁部上の点1baO’と
原点Oを結んだ直線1baO’−Oを、原点Oを中心に
回転方向に20〜50°の間である角度δαb分回転さ
せた時の点を羽根前縁ボス部延長終点1bb’としたと
き、羽根を任意半径Rの円筒面で切断し、その断面を2
次元平面に展開して得られる展開図において、前記羽根
1Oとそり角θ、食い違い角ξが同一のまま、ボス部半
径Rbでの翼弦を、前記点1bbまで延長し、このとき
の前記羽根1Oのボス部半径Rbにおける翼弦長LbO
と前記点1bb〜羽根後縁部1Cbまでの翼弦長Lb、
この差を△Lbとし、羽根外周部半径の40〜60%の
半径Rsでの羽根前縁部上の点1bsでの翼弦長LSと
すると、ボス部半径Rbから前記羽根前縁部上の点1b
sまでの翼弦長Lの半径方向分布を L=△Lb/(Rs−Rb)2×(R−Rs)2+LS
(Rb≦R≦Rs) で与え、羽根形状を形成したものであるので、ベースの
羽根1Oに比べ翼弦長が長くなり、羽根面上での圧力上
昇が稼げるとともに、高圧損時、羽根前縁部のボス部寄
り部分において、圧力面9から負圧面8への流れの回り
込みにより発生する縦渦により、流れは羽根面上に沿
い、かつ吸い込み流れがこの縦渦に誘導されながら外部
へ送風され、高圧損時における羽根前縁部付近の吸い込
み流れの剥離による羽根負圧面上の流れの乱れを無く
せ、低騒音化を図ることができ、かつ、台風などの強風
により強制的にファンが高回転するときの対処として、
羽根前縁部のボス部寄り付近とボス部との接続部の羽根
の板厚を一部厚くして、羽根の付け根の強風による応力
集中を回避し、破損を防止することなく、羽根とボス部
の接続部をR形状ぎみに羽根形状を形成したものである
ため、応力集中を回避でき、板厚を局部的に厚くする必
要がなくなる。
【0084】実施例10 以下、他の一実施例を図に基づいて説明する。図71は
この発明における軸流送風機の一実施例を示す斜視図
で、例えば3枚羽根形状のものであり、動作について
は、主に1枚の羽根1について述べるが、他の羽根につ
いても同様である。図において、1は3次元形状を持つ
軸流送風機の羽根、2はこの羽根を取り付けるボス部、
3は羽根1の回転軸、4は回転方向を示す矢印、1bは
羽根前縁部、1dは羽根外周部、1Cは羽根後縁部を示
す。図72は、図71における正面図である。図中Lは
翼弦長であり、羽根間の円周方向距離(ピッチ)である
Tとの比で定義される節弦比T/Lの値を各半径点にお
いて、T/L=1.1〜2.0としている。図73は、
回転軸3と直交する平面に羽根1を投影した投影図であ
る。図において、図72と同一符号のものは同一のもの
を示す。1’は投影図における羽根、1b’は投影図に
おける羽根前縁部、1c’は投影図における羽根後縁
部、1d’は投影図における羽根外周部である。また、
図中破線は、本発明による軸流送風機の羽根1’を形成
する際のベースになる羽根1O’で、1bO’はベース
になる羽根の羽根前縁部、1dO’はベースになる羽根
の羽根外周部、1CO’はベースになる羽根の羽根後縁
部を示す。
【0085】また回転軸3から任意半径Rの円筒面でベ
ースの羽根1O’を切断し、その断面を二次元平面に展
開して得られる展開図における円弧1bRO’−PR
O’−1cRO’は、羽根断面形状となる。ここで、P
RO’は弧1bRO’−1cRO’の中点であり、回転
軸3と直交する平面に羽根1O’を投影した投影図にお
ける翼弦線中心点となる。この投影図におけるPRO’
の位置を明確化するために、ボス部半径Rbの円筒面で
羽根1O’を切断し、その断面を二次元平面に展開して
得られる展開図におけるボス部翼弦線中心点PbO’と
し、回転軸3の投影図における位置Oとを結ぶ直線Pb
O’−OをX軸として、Oを原点とした座標系を投影図
に形成する。またPtO’は羽根外周部半径Rtにおけ
る羽根外周部1dO’での翼弦線中心点とする。上記座
標系において、直線PRO’−OとX軸のなす角度をδ
θ(δθ:回転方向前進角)とし、羽根外周部での翼弦
線中心点PtO’と原点Oを結んだ直線PtO’−Oと
X軸のなす角度をδθtとし、δθ=δθt×(R−R
b)/(Rt−Rb)で与え、δθt=25〜40°と
している。
【0086】本発明による軸流送風機は、この前記図中
は破線で示したベースの羽根1O’の羽根外周部半径R
tと羽根ボス部半径Rbの間である任意半径Rsをもつ
羽根前縁部1bO’上の点1bs’(1bs’:羽根前
縁ボス部延長開始点)、羽根の付け根であるボス部半径
Rbの羽根前縁部1bO’上の点1baO’と原点Oを
結んだ直線1baO’−Oを、原点Oを中心に回転方向
に角度δαb(δαb:羽根前縁ボス部前進延長角)分
回転させた時の点1bb’(1bb’:羽根前縁ボス部
延長終点)とする時、前記直線1baO’−Oを、0°
〜前記羽根前縁ボス部前進延長角δαbの間の任意角度
δα分回転させ、羽根外周部方向に延長したときの半径
Rbと半径Rsの間の任意半径Rcにおける点1bc’
とすると、この時の任意回転角度δαの半径方向分布を δα=(δαb/(Rb−RS)2)×(R−RS)2
(Rb≦R≦Rs) で与え、前記羽根と連続するように、ベースの羽根1
O’の羽根前縁部1bO’を基準にして、半径Rsの羽
根前縁ボス部延長開始点1bs’から前記点1bc’を
通り、ボス部半径Rbの羽根前縁ボス部延長終点1b
b’の間の羽根前縁部1bO’を回転方向に前進延長さ
せ、羽根形状を形成したものである。
【0087】図74は、図73における図中破線で示し
たベースの羽根1O’のボス部半径Rbでの翼弦線中心
点PbO’を相対的な原点として、羽根面を形成したと
き、べースの羽根1O’をボス部半径Rbの円筒面で切
断し、その断面を二次元平面に展開して得られる展開図
を示す。なお実線が本発明の羽根1を示す。図中、ベー
スの羽根のそり線5を円弧形状とし、その円弧を形成す
るための中心角であるそり角θ、円弧を形成する半径を
RRとする。このとき、そり角θの半径方向分布を θ=(θt−θb)×(R−Rb)/(Rt−Rb)+
θb (θt:羽根外周部でのそり角、θb:羽根ボス
部でのそり角) とし、θt=25〜35°、θb=30〜55°、θt
<θbとしている。また、羽根の取付位置は、その翼弦
線1baO−1COと、回転軸3と平行でベースの羽根
1Oの羽根前縁部1baOを通る直線6とのなす角度を
食い違い角ξとし、ξに半径方向の分布をもたせること
により決定する。すなわちξの半径方向分布を ξ=(ξt−ξb)×(R−Rb)/(Rt−Rb)+
ξb (ξt:羽根外周部での食い違い角、ξb:羽
根ボス部での食い違い角) とし、ξt=55〜70°、ξb=40〜65°、ξt
>ξbとしている。このようなベースの羽根1Oに対
し、本発明での軸流送風機の羽根は、図73で示した直
線1baO’−Oを原点O中心に回転方向にδαb回転
させた時のボス部半径Rbにおける点1bb’の図74
の展開図における点1bbまでを、同一円弧で回転方向
に延長させたものである。
【0088】このように形成することにより、高圧損
時、図73の半径RcにおけるX−X断面である図75
において、圧力面9から負圧面8への流れの回り込みに
より発生する縦渦10により、流れは羽根面上に沿い、
かつ吸い込み流れ12がこの縦渦10に誘導されながら
図76のように外部へ送風される。これにより、従来の
軸流送風機における問題点として、図102に示したよ
うな、高圧損時における羽根前縁部1b付近の吸い込み
流れ12の剥離による羽根負圧面8上の流れ11の乱れ
を無くせ、低騒音化を図ることができる。また、従来の
軸流送風機では、台風などの強風により強制的にファン
が高回転するときの対処として、図98のように羽根前
縁部1bのボス部寄り付近とボス部2との接続部の羽根
の板厚を一部厚くして、羽根の付け根の強風による応力
集中を回避し、破損を防止していた。そのため、図98
のB−B断面を展開した展開図である図103に示すよ
うに、板厚の厚い羽根前縁部1bで吸い込み流れ12が
衝突し、負圧面上の吸い込み流れ11が乱れていた。本
発明において、図73のように羽根1とボス部の接続部
をR形状ぎみに羽根形状を形成したものであるため、応
力集中を回避でき、板厚を局部的に厚くする必要がなく
なる。
【0089】しかし、前記直線1baO’−Oを原点O
中心に回転方向させる時の羽根ボス部前進延長角δαb
および羽根前縁ボス部延長開始点1bs’での半径Rs
が大きすぎると図74に相当する図77のように吸い込
み流れ12が羽根前縁部1bbで衝突し、羽根面に乱れ
を発生させ騒音悪化し、小さすぎると効果がなくなり、
かつ強度不足となる。従って、この角度δαbおよび半
径Rsの最適範囲が存在する。図78は、羽根前縁ボス
部延長開始点1bsにおける半径Rs=一定の時の羽根
前縁ボス部前進延長角δαbの大きさによって、騒音特
性への影響を実験的に求めたものである。このとき比騒
音Ksは、動作点によって変化するため、比騒音Ksが
最小となる動作点での値を最小比騒音Ksminとして
グラフ化している。図に示すように、羽根前縁ボス部前
進延長角δαbが20〜50°の間であれば、ベースの
羽根である従来の軸流送風機に対し、最小比騒音Ksm
inの値は小さく、最高2.5[dB(A)]低騒音であ
る。
【0090】図79は、羽根前縁ボス部前進延長角δα
b=一定の時の、図73における羽根前縁ボス部延長開
始点1bs’における半径Rsと羽根外周部半径Rtの
比率(=Rs/Rt)の大きさによって、騒音特性への
影響を実験的に求めたものである。このとき比騒音Ks
は、動作点によって変化するため、比騒音Ksが最小と
なる動作点での値を最小比騒音Ksminとしてグラフ
化している。図に示すように、羽根前縁ボス部延長開始
点1bs’における半径Rsが羽根外周部半径Rtの4
0〜70%の間にあれば、最小比騒音Ksminは低
く、ベースの羽根である従来の軸流送風機に対し、最高
2.5[dB(A)]低騒音である。図80は、羽根前縁ボ
ス部延長開始点1bsにおける半径Rsと羽根外周部半
径Rtの比率(=Rs/Rt)と羽根前縁ボス部前進延
長角δαbの騒音特性への影響を実験的に検討し、比騒
音Ksが最小になる動作点での値をグラフ化したもので
ある。図より、0.4≦Rs/Rt≦0.7かつ20°≦δα
b≦50°であれば、最小比騒音Ksminは十分小さ
く、最高2.5[dB(A)]低騒音である。図81は、羽
根前縁ボス部延長開始点1bsにおける半径Rsと羽根
外周部半径Rtの比率と羽根前縁ボス部前進延長角δα
bの羽根への最大応力σへの影響を実験的に検討したも
のである。図中Rb/Rtでの値を示す●はベースの羽
根である軸流送風機の羽根前縁部ボス部より部分を局所
的に板厚を厚くしなかった場合の最大応力である。図よ
り、0.4≦Rs/Rtかつ20°≦δαbであれば、
羽根の強度は十分である。従って、図80、81より0.
4≦Rs/Rt≦0.7かつ20°≦δαb≦50°であれ
ば、低騒音でかつ強度が十分な羽根を得られる。
【0091】この軸流送風機は、羽根を取り付けて回転
するボス部と、回転方向に面する羽根前縁部、回転方向
と反対方向に面する羽根後縁部、およびボス部に対向す
る羽根外周部から周が構成される羽根とを有する軸流送
風機の羽根を任意半径Rの円筒面で切断し、その断面を
2次元平面に展開して得られる展開図において、その羽
根断面におけるそり線の形状を円弧形状とし、その円弧
を形成するための中心角をθ(θ:そり角)とした場
合、θの半径方向分布をθ=(θt−θb)×(R−R
b)/(Rt−Rb)+θb(θt:羽根外周部でのそ
り角、θb:羽根ボス部半径Rbにおけるそり角)で与
え、θt=25゜〜35゜、θb=30゜〜55゜、θt<
θbとし、上記展開図において、羽根の翼弦線と上記回
転軸と平行で上記羽根の前縁部を通る直線とのなす角度
をξ(ξ:食い違い角)とするとき、ξの半径方向分布
を、ξ=(ξt−ξb)×(R−Rb)/(Rt−R
b)+ξb(ξt:羽根外周部での食い違い角ξ、ξ
b:ボス部半径Rbにおける食い違い角)で与え、ξt
=55゜〜70゜、ξb=40゜〜65゜、ξt>ξbと
し、さらに、この図におけるLは翼弦長であり、図5に
おいて示した羽根間の円周方向距離(ピッチ)であるT
との比で定義される節弦比T/Lの値を、各半径点にお
いてT/L=1.1〜2.0とし、かつ上記回転軸と直
交する平面に軸流送風機を投影した投影図において、上
記羽根のボス部半径Rbの円筒面で切断したときの断面
における翼弦線中心点をPb’とし、上記回転軸を原点
Oとして、上記O点とPb’点とを結ぶ直線をX軸とし
た座標系で、上記羽根を任意半径Rの円筒面で切断した
時の翼弦線中心点をPR’として、直線PR’−Oと上
記X軸とのなす角度をδθ(δθ:回転方向前進角)と
した場合、δθの半径方向分布を δθ=δθt×(R−Rb)/(Rt−Rb) (Rt:羽根外周部半径、Rb:羽根ボス部半径、δθ
t:直線Pt’−OとX軸のなす角度)で与え、δθt
を25〜40°とし、まず羽根形状を形成し、この時の
羽根の付け根の羽根前縁部上の点1baO’と原点Oを
結んだ直線1baO’−Oを、原点Oを中心に回転方向
に20〜50°の間である角度δαb分回転させた時の
ボス部半径Rbの点1bb’と羽根外周部半径の40〜
70%の半径Rsをもつ羽根前縁部上の点1bs’の間
の形状を、前記羽根前縁部を基準として、前記羽根のボ
ス部半径Rbである羽根前縁部上の点1baO’から前
記角度δαb分回転方向に回転させたときのボス部半径
Rbの羽根前縁部上の点1bb’の間に存在するボス部
半径Rb〜半径Rsの間の半径Rcの点1bC’と原点
Oを結んだ直線1bC’−Oと直線1baO’−Oとの
なす角度を示すδαの半径方向分布を δα=(δαb/(Rb−RS)2)×(R−RS)2
(Rb≦R≦Rs) で与え、前記羽根と連続するように、羽根前縁部上の点
1bs’よりボス部寄り部分の羽根前縁部を回転方向に
延長し、羽根形状を形成したものであるので、高圧損
時、羽根前縁部のボス部寄り部分において、圧力面9か
ら負圧面8への流れの回り込みにより発生する縦渦によ
り、流れは羽根面上に沿い、かつ吸い込み流れがこの縦
渦に誘導されながら外部へ送風され、高圧損時における
羽根前縁部1b付近の吸い込み流れ12の剥離による羽
根負圧面8上の流れ11の乱れを無くせ、低騒音化を図
ることができ、かつ、台風などの強風により強制的にフ
ァンが高回転するときの対処として、羽根前縁部のボス
部寄り付近とボス部との接続部の羽根の板厚を一部厚く
して、羽根の付け根の強風による応力集中を回避し、破
損を防止することなく、羽根1とボス部の接続部をR形
状ぎみに羽根形状を形成したものであるため、応力集中
を回避でき、板厚を局部的に厚くする必要がなくなる。
【0092】実施例11 以下、他の一実施例を図に基づいて説明する。図82は
この発明における軸流送風機の一実施例を示す斜視図
で、例えば3枚羽根形状のものであり、動作について
は、主に1枚の羽根1について述べるが、他の羽根につ
いても同様である。図において、1は3次元形状を持つ
軸流送風機の羽根、2はこの羽根を取り付けるボス部、
3は羽根1の回転軸、4は回転方向を示す矢印、1bは
羽根前縁部、1dは羽根外周部、1Cは羽根後縁部を示
す。図83は、図82の平面図である。図中Lは翼弦長
であり、羽根間の円周方向距離(ピッチ)であるTとの
比で定義される節弦比T/Lの値を各半径点において、
T/L=1.1〜2.0としている。
【0093】図84は、回転軸3と直交する平面に羽根
1、この羽根1’のベースになる羽根1O’を投影した
投影図である。図において、図83と同一符号のものは
同一のものを示す。1’は投影図における羽根、1b’
は投影図における羽根前縁部、1c’は投影図における
羽根後縁部、1d’は投影図における羽根外周部であ
る。また、図中破線は、本発明による軸流送風機の羽根
1’を形成する際のベースになる羽根1O’で、1b
O’はベースになる羽根の羽根前縁部、1dO’はベー
スになる羽根の羽根外周部、1CO’はベースになる羽
根の羽根後縁部を示す。また回転軸3から任意半径Rの
円筒面でベースの羽根1O’を切断し、その断面を二次
元平面に展開して得られる展開図における円弧1bR
O’−PRO’−1cRO’は、羽根断面形状となる。
ここで、PRO’は弧1bRO’−1cRO’の中点で
あり、回転軸3と直交する平面に羽根1O’を投影した
投影図における翼弦線中心点となる。この投影図におけ
るPRO’の位置を明確化するために、ボス部半径Rb
の円筒面で羽根1O’を切断し、その断面を二次元平面
に展開して得られる展開図におけるボス部翼弦線中心点
PbO’とし、回転軸3の投影図における位置Oとを結
ぶ直線PbO’−OをX軸として、Oを原点とした座標
系を投影図に形成する。またPtO’は羽根外周部半径
Rtにおける羽根外周部1dO’での翼弦線中心点とす
る。上記座標系において、直線PRO’−OとX軸のな
す角度をδθ(δθ:回転方向前進角)とし、羽根外周
部での翼弦線中心点PtO’と原点Oを結んだ直線Pt
O’−OとX軸のなす角度をδθtとし、 δθ=δθt×(R−Rb)/(Rt−Rb)で与え、
δθt=25〜40° としている。本発明による軸流送風機は、図中破線で示
したベースの羽根1O’の羽根外周部半径Rtと羽根ボ
ス部半径Rbの間である任意半径Rsをもつ羽根前縁部
1bO’上の点1bs’(1bs’:羽根前縁ボス部延
長開始点)、羽根の付け根であるボス部半径Rbの羽根
前縁部1bO’上の点1baO’と原点Oを結んだ直線
1baO’−Oを、原点Oを中心に回転方向に角度δα
b(δαb:羽根前縁ボス部前進延長角)分回転させた
時の点1bb’(1bb’:羽根前縁ボス部延長終点)
とするとき、前記羽根前縁ボス部延長開始点における半
径Rsから羽根前縁ボス部延長終点1bb’における半
径Rbまでの羽根の翼弦長を回転方向に延長した形状で
ある。次の図で詳細に述べる。
【0094】図85は、図84における図中破線で示し
たベースの羽根1O’のボス部半径Rbでの翼弦線中心
点PbO’を相対的な原点として、羽根面を形成したと
き、べースの羽根1O’をボス部半径Rbの円筒面で切
断し、その断面を二次元平面に展開して得られる展開図
を示す。なお実線が本発明の羽根1を示す。図中、ベー
スの羽根のそり線5を円弧形状とし、その円弧を形成す
るための中心角であるそり角θ、円弧を形成する半径を
RROとする。このとき、そり角θの半径方向分布を θ=(θt−θb)×(R−Rb)/(Rt−Rb)+
θb (θt:羽根外周部でのそり角、θb:羽根ボス
部でのそり角) とし、θt=25〜35°、θb=30〜55°、θt
<θbとしている。また、羽根の取付位置は、その翼弦
線1baO−1COと、回転軸3と平行でベースの羽根
1Oの羽根前縁部1baOを通る直線6とのなす角度を
食い違い角ξとし、ξに半径方向の分布をもたせること
により決定する。すなわちξの半径方向分布を ξ=(ξt−ξb)×(R−Rb)/(Rt−Rb)+
ξb (ξt:羽根外周部での食い違い角、ξb:羽
根ボス部での食い違い角) とし、ξt=55〜70°、ξb=40〜65°、ξt
>ξbとしている。このようなベースの羽根1Oに対
し、本発明での軸流送風機の羽根1は、前記羽根1Oと
そり角θ、食い違い角ξが同一のまま、ボス部半径Rb
での翼弦を、図84で示した羽根前縁ボス部延長終点1
bb’まで回転方向に延長し、本図における前記羽根1
Oのボス部半径Rbにおける翼弦長LbOと点1bb〜
羽根後縁部1Cbまでの翼弦長Lb、この差を△Lb
(=Lb−LbO)とし、羽根ボス部延長開始点1bs
における半径Rsでの翼弦長LSとすると、ボス部半径
Rbから前記半径Rsまでの翼弦長Lの半径方向分布を L=△Lb/(Rs−Rb)2×(R−Rs)2+LS
(Rb≦R≦Rs) で与え、羽根形状を形成したものである。
【0095】このように形成することにより、図85の
ようにベースの羽根1Oに比べ翼弦長が長くなり、羽根
面上での圧力上昇が稼げるとともに、高圧損時、図84
のY−Y断面である図86において、圧力面9から負圧
面8への流れの回り込みにより発生する安定した縦渦1
0により、流れは羽根面上に沿い、かつ吸い込み流れ1
2がこの縦渦10に誘導されながら図87のように外部
へ送風される。これにより、従来の軸流送風機における
問題点として、図102に示したような、高圧損時にお
ける羽根前縁部1b付近の吸い込み流れ12の剥離によ
る羽根負圧面8上の流れ11の乱れを無くせ、低騒音化
を図ることができる。また、従来の軸流送風機では、台
風などの強風により強制的にファンが高回転するときの
対処として、図98のように羽根前縁部1bのボス部寄
り付近とボス部2との接続部の羽根の板厚を一部厚くし
て、羽根の付け根の強風による応力集中を回避し、破損
を防止していた。そのため、図98のB−B断面を展開
した展開図である図103に示すように、板厚の厚い羽
根前縁部1bで吸い込み流れ12が衝突し、負圧面上の
吸い込み流れ11が乱れていた。本発明において、図8
4のように羽根1とボス部の接続部をR形状ぎみに羽根
形状を形成したものであるため、応力集中を回避でき、
板厚を局部的に厚くする必要がなくなる。
【0096】しかし、前記直線1ba’−Oを原点O中
心に回転方向させる時の羽根ボス部前進延長角δαbつ
まり、ボス部半径Rbにおける翼弦長Lbが大きすぎる
と図85に相当する図88において、羽根後縁部1Cb
付近で、羽根負圧面8上の流れ11や縦渦10が羽根負
圧面8から剥離を起こしたり、図89に示す軸流送風機
全周をボス部半径Rbの円筒面で切断し、その断面を二
次元平面に展開して得られる全周展開図を示すように、
羽根1の負圧面8を剥離した負圧面上の流れ11と縦渦
10が次に旋回してくる羽根1Nの圧力面9Nの流れ1
3に乱れを与え、騒音悪化が起こり、また、羽根前縁ボ
ス部延長開始点1bs’での半径Rsが小さすぎると効
果がなくなり、かつ強度不足となる。従って、この角度
δαbおよび半径Rsの最適範囲が存在する。
【0097】図90は、ベースになる従来の軸流送風機
と上記第11の発明の一実施例による軸流送風機との流
量係数φに対する圧力係数ψの関係および比騒音Ks
[dB(A)]を実験的に求めた特性図である。図中黒
丸、黒四角は従来の軸流送風機の特性、最小比騒音を、
×、□は第11の発明の一実施例における軸流送風機の
特性、最小比騒音を示す。この特性図からわかるよう
に、従来に比べ、動作領域が低風量側まで延びかつ全体
的に高静圧化が図れている。一方、比騒音Ksは最大で
3[dB(A)]の低減が図れ低騒音である。図91は、羽
根前縁ボス部延長開始点1bsにおける半径Rs=一定
の時の羽根前縁ボス部前進延長角δαbの大きさによっ
て、騒音特性への影響を実験的に求めたものである。こ
のとき比騒音Ksは、動作点によって変化するため、比
騒音Ksが最小となる動作点での値を最小比騒音Ksm
inとしてグラフ化している。図に示すように、羽根前
縁ボス部前進延長角δαbが20〜50°の間であれ
ば、ベースの羽根である従来の軸流送風機に対し、最小
比騒音Ksminの値は小さく、最高3.0[dB(A)]
低騒音である。
【0098】図92は、羽根前縁ボス部前進延長角δα
b=一定の時の、図47における羽根前縁ボス部延長開
始点1bs’における半径Rsと羽根外周部半径Rtの
比率(=Rs/Rt)の大きさによって、騒音特性への
影響を実験的に求めたものである。このとき比騒音Ks
は、動作点によって変化するため、比騒音Ksが最小と
なる動作点での値を最小比騒音Ksminとしてグラフ
化している。図に示すように、羽根前縁ボス部延長開始
点1bs’における半径Rsが羽根外周部半径Rtの4
0〜60%の間にあれば、最小比騒音Ksminは低
く、ベースの羽根である従来の軸流送風機に対し、最高
3.0[dB(A)]低騒音である。図93は、羽根前縁ボ
ス部延長開始点1bsにおける半径Rsと羽根外周部半
径Rtの比率(=Rs/Rt)と羽根前縁ボス部前進延
長角δαbの騒音特性への影響を実験的に検討し、比騒
音Ksが最小になる動作点での値をグラフ化したもので
ある。
【0099】図より、0.4≦Rs/Rt≦0.6かつ20°
≦δαb≦50°であれば、最小比騒音Ksminは十
分小さく低騒音である。図94は、羽根前縁ボス部延長
開始点1bsにおける半径Rsと羽根外周部半径Rtの
比率と羽根前縁ボス部前進延長角δαbの羽根への最大
応力σへの影響を実験的に検討したものである。図中R
b/Rtでの値を示す●はベースの羽根である軸流送風
機の羽根前縁部ボス部より部分を局所的に板厚を厚くし
なかった場合の最大応力である。図より、0.4≦Rs
/Rtかつ20°≦δαbであれば、羽根の強度は十分
である。従って、図93、94より0.4≦Rs/Rt≦
0.6かつ20°≦δαb≦50°であれば、低騒音でか
つ強度が十分な羽根を得られる。
【0100】この軸流送風機は、羽根を取り付けて回転
するボス部と、回転方向に面する羽根前縁部、回転方向
と反対方向に面する羽根後縁部、およびボス部に対向す
る羽根外周部から周が構成される羽根とを有する軸流送
風機の羽根を任意半径Rの円筒面で切断し、その断面を
2次元平面に展開して得られる展開図において、その羽
根断面におけるそり線の形状を円弧形状とし、その円弧
を形成するための中心角をθ(θ:そり角)とした場
合、θの半径方向分布をθ=(θt−θb)×(R−R
b)/(Rt−Rb)+θb(θt:羽根外周部でのそ
り角、θb:羽根ボス部半径Rbにおけるそり角)で与
え、θt=25゜〜35゜、θb=30゜〜55゜、θt<
θbとし、上記展開図において、羽根の翼弦線と上記回
転軸と平行で上記羽根の前縁部を通る直線とのなす角度
をξ(ξ:食い違い角)とするとき、ξの半径方向分布
を、ξ=(ξt−ξb)×(R−Rb)/(Rt−R
b)+ξb(ξt:羽根外周部での食い違い角ξ、ξ
b:ボス部半径Rbにおける食い違い角)で与え、ξt
=55゜〜70゜、ξb=40゜〜65゜、ξt>ξbと
し、かつ上記回転軸と直交する平面に軸流送風機を投影
した投影図において、上記羽根のボス部半径Rbの円筒
面で切断したときの断面における翼弦線中心点をPb
O’とし、上記回転軸を原点Oとして、上記O点とPb
O’点とを結ぶ直線をX軸とした座標系で、上記羽根を
任意半径Rの円筒面で切断した時の翼弦線中心点をPR
O’として、直線PRO’−Oと上記X軸とのなす角度
をδθ(δθ:回転方向前進角)とした場合、δθの半
径方向分布を δθ=δθt×(R−Rb)/(Rt−Rb) (Rt:羽根外周部半径、Rb:羽根ボス部半径、δθ
t:直線PtO’−OとX軸のなす角度)で与え、δθ
tを25〜40°とし、さらに、翼弦長LO、羽根間の
円周方向距離(ピッチ)であるTとの比で定義される節
弦比T/LOの値を、各半径点においてT/LO=1.
1〜2.0とし、まず羽根形状1O’を形成し、前記投
影図において、羽根1O’のボス部半径Rbにおける羽
根前縁部上の点1baO’と原点Oを結んだ直線1ba
O’−Oを、原点Oを中心に回転方向に20〜50°の
間である角度δαb分回転させた時の点を羽根前縁ボス
部延長終点1bb’としたとき、羽根を任意半径Rの円
筒面で切断し、その断面を2次元平面に展開して得られ
る展開図において、前記羽根1Oとそり角θ、食い違い
角ξが同一のまま、ボス部半径Rbでの翼弦を、前記点
1bbまで延長し、このときの前記羽根1Oのボス部半
径Rbにおける翼弦長LbOと前記点1bb〜羽根後縁
部1Cbまでの翼弦長Lb、この差を△Lbとし、羽根
外周部半径の40〜60%の半径Rsでの羽根前縁部上
の点1bsでの翼弦長LSとすると、ボス部半径Rbか
ら前記羽根前縁部上の点1bsまでの翼弦長Lの半径方
向分布を L=△Lb/(Rs−Rb)2×(R−Rs)2+LS
(Rb≦R≦Rs) で与え、羽根形状を形成したものであるので、ベースの
羽根1Oに比べ翼弦長が長くなり、羽根面上での圧力上
昇が稼げるとともに、高圧損時、羽根前縁部のボス部寄
り部分において、圧力面9から負圧面8への流れの回り
込みにより発生する縦渦により、流れは羽根面上に沿
い、かつ吸い込み流れがこの縦渦に誘導されながら外部
へ送風され、高圧損時における羽根前縁部付近の吸い込
み流れの剥離による羽根負圧面上の流れの乱れを無く
せ、低騒音化を図ることができ、かつ、台風などの強風
により強制的にファンが高回転するときの対処として、
羽根前縁部のボス部寄り付近とボス部との接続部の羽根
の板厚を一部厚くして、羽根の付け根の強風による応力
集中を回避し、破損を防止することなく、羽根とボス部
の接続部をR形状ぎみに羽根形状を形成したものである
ため、応力集中を回避でき、板厚を局部的に厚くする必
要がなくなる。
【0101】実施例12 図95は、上記の発明に係る軸流送風機を組み込んだ空
気調和機の室外機を示す斜視図である。図95は、上述
の発明に係る羽根1を有する軸流送風機20を組み込ん
だ空気調和機の室外機18を示す説明図である。又図9
6は、同様に本発明の軸流送風機20を含めた冷凍サイ
クルの説明図である。図96において、冷房時の冷媒の
流れを実線矢印で、暖房時の冷媒の流れを破線矢印で示
す。暖房時において圧縮機21から四方弁23を通った
冷媒は室内側熱交換器25にて凝縮され、フレア27、
延長パイプ28、フレアバルブ26を介し絞り29で圧
力が低下して室外側熱交換器24にて蒸発し、圧縮機へ
戻る。この室外機熱交換器24は外気環境の変化にさら
されており、露や霜がつきやすい。又周囲のホコリ等を
吸い込み汚れる機械が一段と多い。このような室外熱交
換器24に、露や霜が全面あるいは一部に付着したり、
ゴミ等が多少なりとついた場合、風路抵抗が過大とな
り、高圧力損失状態となる。しかも、蒸発器として使う
場合には高風量が必要となる。このような条件において
も、本発明形状の羽根を有する軸流送風機は特性的に広
い範囲での能力が発揮できるとともに低騒音を保つこと
ができる。さらに従来の装置に比し多い風量を得ること
ができるので、熱交換器による熱交換能力がふえ、効率
の良い空気調和機が実現できる。
【0102】
【発明の効果】この発明に係る軸流送風機は、翼面で生
成する気体の圧力上昇を高くできるので、風路抵抗すな
わち圧力損失が大きい時でも使用できる。さらに抵抗の
小さい風路でも羽根表面渦によって風を外部から取り込
めるようになり、風量を多く出せる。したがって、ファ
ン性能として失速の少ない使用範囲が広い軸流送風機が
得られる。又、この発明に係る軸流送風機は、羽根形状
により安定して渦を制御でき、渦が風の流れを羽根面に
沿わせるので次に回転してくる羽根の圧力面側の流れの
乱れを防止でき騒音を低下させることができる。又、本
発明においては、性能が良く強度的にも信頼性の高い軸
流送風機が得られる。又、周囲の変化の影響が少ない空
気調和機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明に係る実施例1による軸流送風機の斜視
【図2】 発明に係る実施例1による軸流送風機の正面
【図3】 発明に係る実施例1による軸流送風機の回転
軸と直交する平面に羽根を投影したときの投影図
【図4】 発明に係る実施例1による軸流送風機の図3
におけるY−Y断面図
【図5】 発明に係る実施例1による軸流送風機の図3
におけるX−X断面図
【図6】 発明に係る実施例1による軸流送風機と従来
の軸流送風機の流量係数φと比騒音Ks、圧力係数ψの
関係を示すグラフ
【図7】 発明に係る実施例2による軸流送風機の斜視
【図8】 発明に係る実施例2による軸流送風機の正面
【図9】 発明に係る実施例2による軸流送風機の回転
軸と直交する平面に羽根を投影したときの投影図
【図10】 発明に係る実施例2による軸流送風機の図
9におけるY−Y断面図
【図11】 発明に係る実施例2による軸流送風機の三
角形平板7の取付方法を示す図
【図12】 発明に係る実施例2による軸流送風機の図
9におけるX−X断面図
【図13】 発明に係る実施例2による軸流送風機の回
転角度β=一定での羽根外周部半径Rtに対する三角形
平板7の頂点である羽根前縁部上の点1bsにおける任
意半径Rsの比率Rs/Rtに対する最小比騒音のグラ
【図14】 発明に係る実施例2による軸流送風機の任
意半径Rs/Rt =一定における三角形平板7のボス
部半径Rbにおける頂点を決定するときの回転角度βに
対する最小比騒音のグラフ
【図15】 発明に係る実施例2による軸流送風機の羽
根外周部半径Rtに対する三角形平板7の頂点である羽
根前縁部上の点1bsにおける任意半径Rsの比率Rs
/Rtと三角形平板7のボス部半径Rbにおける頂点を
決定するときの回転角度βに対する最小比騒音Ksmin
のグラフ
【図16】 発明に係る実施例3による軸流送風機の斜
視図
【図17】 発明に係る実施例3による軸流送風機の正
面図
【図18】 発明に係る実施例3による軸流送風機の回
転軸と直交する平面に羽根を投影したときの投影図
【図19】 発明に係る実施例3による軸流送風機の図
18におけるX−X断面図
【図20】 発明に係る実施例3による軸流送風機の回
転角度β=一定での羽根外周部半径Rtに対する三角形
平板7の頂点である羽根前縁部上の点1bsにおける任
意半径Rsの比率Rs/Rtに対する最小比騒音のグラ
【図21】 発明に係る実施例3による軸流送風機の任
意半径Rs/Rt=一定における三角形平板7のボス部
半径Rbにおける頂点を決定するときの回転角度βに対
する最小比騒音のグラフ
【図22】 発明に係る実施例3による軸流送風機の羽
根外周部半径Rtに対する三角形平板7の頂点である羽
根前縁部上の点1bsにおける任意半径Rsの比率Rs
/Rtと三角形平板7のボス部半径Rbにおける頂点を
決定するときの回転角度βに対する最小比騒音のグラフ
【図23】 発明に係る実施例4による軸流送風機の斜
視図
【図24】 発明に係る実施例4による軸流送風機の正
面図
【図25】 発明に係る実施例4による軸流送風機の図
24におけるA−A断面図
【図26】 発明に係る実施例4による軸流送風機と従
来の軸流送風機の周波数特性図
【図27】 発明に係る実施例5による軸流送風機の斜
視図
【図28】 発明に係る実施例5による軸流送風機の正
面図
【図29】 発明に係る実施例5による軸流送風機の回
転軸と直交する平面に羽根を投影したときの投影図
【図30】 発明に係る実施例5による軸流送風機の図
29におけるX−X断面図
【図31】 発明に係る実施例5による軸流送風機の負
圧面上の流れを示す斜視図
【図32】 発明に係る実施例4による軸流送風機と従
来の軸流送風機の流量係数φと比騒音Ks、圧力係数ψ
の関係を示すグラフ
【図33】 発明に係る実施例6による軸流送風機の斜
視図
【図34】 発明に係る実施例6による軸流送風機の正
面図
【図35】 発明に係る実施例6による軸流送風機の回
転軸と直交する平面に羽根を投影したときの投影図
【図36】 発明に係る実施例6による軸流送風機の図
35におけるX−X断面図
【図37】 発明に係る実施例6による軸流送風機の回
転角度β=一定での羽根外周部半径Rtに対する羽根前
縁部上の点1bsにおける任意半径Rsの比率Rs/R
tに対する最小比騒音のグラフ
【図38】 発明に係る実施例6による軸流送風機の任
意半径Rs=一定における回転角度βに対する最小比騒
音のグラフ
【図39】 発明に係る実施例6による軸流送風機の羽
根外周部半径Rtに対する任意半径Rsの比率Rs/R
tと回転角度βに対する最小比騒音のグラフ
【図40】 発明に係る実施例7による軸流送風機の斜
視図
【図41】 発明に係る実施例7による軸流送風機の正
面図
【図42】 発明に係る実施例7による軸流送風機の回
転軸と直交する平面に羽根を投影したときの投影図
【図43】 発明に係る実施例7による軸流送風機の図
42におけるA−A断面図
【図44】 発明に係る実施例7による軸流送風機の負
圧面上の流れを示す斜視図
【図45】 発明に係る実施例7による軸流送風機の羽
根外周部Rtに対する羽根前縁部ボス部付近とボス部と
の接続部分のコーナーRの半径RRに対する最小比騒音
のグラフ
【図46】 発明に係る実施例7による軸流送風機の羽
根外周部Rtに対する羽根前縁部とボス部との接続部分
のR形状の半径RRに対するこの部分にかかる最大応力
σのグラフ
【図47】 発明に係る実施例8による軸流送風機の斜
視図
【図48】 発明に係る実施例8による軸流送風機の正
面図
【図49】 発明に係る実施例8による軸流送風機の回
転軸と直交する平面に羽根を投影したときの投影図
【図50】 発明に係る図49の羽根のボス部半径Rb
の円筒面で切断し、その断面を二次元平面に展開して得
られる展開図
【図51】 発明に係る図49におけるX−X断面にお
ける安定した縦渦および流れの様子を示した図
【図52】 発明に係る実施例8による軸流送風機の負
圧面上の流れを示す斜視図
【図53】 発明に係る実施例8による軸流送風機の羽
根前縁ボス部前進延長角δαbが大きいときの羽根負圧
面上の流れを示した図
【図54】 発明に係る実施例8による軸流送風機の羽
根前縁部上の羽根前縁ボス部延長開始点1bsにおける
半径Rs=一定時における羽根前縁ボス部前進延長角δ
αbに対する最小比騒音のグラフ
【図55】 発明に係る実施例8による軸流送風機の羽
根前縁ボス部前進延長角δαb=一定時における、羽根
外周部半径Rtに対する羽根前縁ボス部延長開始点1b
sにおける半径Rsとの比率Rs/Rtに対する最小比
騒音のグラフ
【図56】 発明に係る実施例8による軸流送風機の羽
根前縁ボス部前進延長角δαbと羽根外周部半径Rtに
対する羽根前縁ボス部延長開始点1bsにおける半径R
sとの比率Rs/Rtに対する最小比騒音のグラフ
【図57】 発明に係る実施例8による軸流送風機の羽
根前縁ボス部前進延長角δαbと羽根外周部半径Rtに
対する羽根前縁ボス部延長開始点1bsにおける半径R
sとの比率Rs/Rtに対する羽根にかかる最大応力σ
のグラフ
【図58】 発明に係る実施例9による軸流送風機の斜
視図
【図59】 発明に係る実施例9による軸流送風機の正
面図
【図60】 発明に係る実施例9による軸流送風機の回
転軸と直交する平面に羽根を投影したときの投影図
【図61】 発明に係る図60の羽根のボス部半径Rb
の円筒面で切断し、その断面を二次元平面に展開して得
られる展開図
【図62】 発明に係る実施例9による軸流送風機の図
60におけるX−X断面における流れを示した図
【図63】 発明に係る実施例9による軸流送風機の負
圧面上の流れを示す斜視図
【図64】 発明に係る実施例9による軸流送風機の図
61に相当する図における羽根前縁ボス部前進延長角δ
αbが大きすぎたときの負圧面上の流れを示した図
【図65】 発明に係る実施例9による軸流送風機の図
60における任意半径Rの円筒面で軸流送風機全周を切
断し、その断面を二次元平面に展開して得られる全周展
開図
【図66】 発明に係る実施例9による軸流送風機と実
施例9の軸流送風機の羽根のベースとなる羽根をもつ軸
流送風機の流量係数φと比騒音Ks、圧力係数ψの関係
を示した図
【図67】 発明に係る実施例9による軸流送風機の羽
根前縁部上の羽根前縁ボス部延長開始点1bsにおける
半径Rs=一定時における羽根前縁ボス部前進延長角δ
αbに対する最小比騒音のグラフ
【図68】 発明に係る実施例9による軸流送風機の羽
根前縁ボス部前進延長角δαb=一定時における、羽根
外周部半径Rtに対する羽根前縁ボス部延長開始点1b
sにおける半径Rsとの比率Rs/Rtに対する最小比
騒音のグラフ
【図69】 発明に係る実施例9による軸流送風機の羽
根前縁ボス部前進延長角δαbと羽根外周部半径Rtに
対する羽根前縁ボス部延長開始点1bsにおける半径R
sとの比率Rs/Rtに対する最小比騒音のグラフ
【図70】 発明に係る実施例9による軸流送風機の羽
根前縁ボス部前進延長角δαbと羽根外周部半径Rtに
対する羽根前縁ボス部延長開始点1bsにおける半径R
sとの比率Rs/Rtに対する羽根にかかる最大応力σ
のグラフ
【図71】 発明に係る実施例10による軸流送風機の
斜視図
【図72】 発明に係る実施例10による軸流送風機の
正面図
【図73】 発明に係る実施例10による軸流送風機の
回転軸と直交する平面に羽根を投影したときの投影図
【図74】 発明に係る実施例10による軸流送風機の
羽根のボス部半径Rbの円筒面で切断し、その断面を二
次元平面に展開して得られる展開図
【図75】 発明に係る実施例10による軸流送風機の
図73のX−X断面における流れを示した図
【図76】 発明に係る実施例10による軸流送風機の
負圧面上の流れを示す斜視図
【図77】 発明に係る実施例10による軸流送風機の
羽根前縁ボス部前進延長角δαbが大きいときの羽根負
圧面上の流れを示した図
【図78】 発明に係る実施例10による軸流送風機の
羽根前縁部上の羽根前縁ボス部延長開始点1bsにおけ
る半径Rs=一定時における羽根前縁ボス部前進延長角
δαbに対する最小比騒音のグラフ
【図79】 発明に係る実施例10による軸流送風機の
羽根前縁ボス部前進延長角δαb=一定時における、羽
根外周部半径Rtに対する羽根前縁ボス部延長開始点1
bsにおける半径Rsとの比率Rs/Rtに対する最小
比騒音のグラフ
【図80】 発明に係る実施例10による軸流送風機の
羽根前縁ボス部前進延長角δαbと羽根外周部半径Rt
に対する羽根前縁ボス部延長開始点1bsにおける半径
Rsとの比率Rs/Rtに対する最小比騒音のグラフ
【図81】 発明に係る実施例10による軸流送風機の
羽根前縁ボス部前進延長角δαbと羽根外周部半径Rt
に対する羽根前縁ボス部延長開始点1bsにおける半径
Rsとの比率Rs/Rtに対する羽根にかかる最大応力
σのグラフ
【図82】 発明に係る実施例11による軸流送風機の
斜視図
【図83】 発明に係る実施例11による軸流送風機の
正面図
【図84】 発明に係る実施例11による軸流送風機の
回転軸と直交する平面に羽根を投影したときの投影図
【図85】 発明に係る実施例11による軸流送風機の
羽根のボス部半径Rbの円筒面で切断し、その断面を二
次元平面に展開して得られる展開図
【図86】 発明に係る実施例11による軸流送風機の
図84におけるY−Y断面における流れを示した図
【図87】 発明に係る実施例11による軸流送風機の
負圧面上の流れを示す斜視図
【図88】 発明に係る実施例11による軸流送風機の
図85に相当する図における羽根前縁ボス部前進延長角
δαbが大きすぎたときの負圧面上の流れを示した図
【図89】 発明に係る実施例11による軸流送風機の
図84における任意半径Rの円筒面で軸流送風機全周を
切断し、その断面を二次元平面に展開して得られる全周
展開図
【図90】 発明に係る実施例11による軸流送風機と
実施例11の軸流送風機の羽根のベースとなる羽根をも
つ軸流送風機の流量係数φと比騒音Ks、圧力係数ψの
関係を示した図
【図91】 発明に係る実施例11による軸流送風機の
羽根前縁部上の羽根前縁ボス部延長開始点1bsにおけ
る半径Rs=一定時における羽根前縁ボス部前進延長角
δαbに対する最小比騒音のグラフ
【図92】 発明に係る実施例11による軸流送風機の
羽根前縁ボス部前進延長角δαb=一定時における、羽
根外周部半径Rtに対する羽根前縁ボス部延長開始点1
bsにおける半径Rsとの比率Rs/Rtに対する最小
比騒音のグラフ
【図93】 発明に係る実施例11による軸流送風機の
羽根前縁ボス部前進延長角δαbと羽根外周部半径Rt
に対する羽根前縁ボス部延長開始点1bsにおける半径
Rsとの比率Rs/Rtに対する最小比騒音のグラフ
【図94】 発明に係る実施例11による軸流送風機の
羽根前縁ボス部前進延長角δαbと羽根外周部半径Rt
に対する羽根前縁ボス部延長開始点1bsにおける半径
Rsとの比率Rs/Rtに対する羽根にかかる最大応力
σのグラフ
【図95】 発明に係る第1〜11による軸流送風機の
一つを組み込んだ空気調和機の室外機の斜視図
【図96】 発明に係る冷凍サイクルの説明図
【図97】 従来の軸流送風機を示す斜視図
【図98】 従来の軸流送風機の回転軸と直交する平面
に羽根を投影したときの投影図
【図99】 従来の軸流送風機の羽根の翼弦線中心点P
Wの半径方向分布および羽根の同位置での断面図
【図100】 従来の軸流送風機の羽根の任意半径Rの
円筒面で切断し、その断面を二次元平面に展開して得ら
れる展開図
【図101】 従来の軸流送風機の正面図
【図102】 発明に係わる従来の軸流送風機の図98
におけるA−A断面における高圧損時の羽根負圧面上の
流れを示した図
【図103】 従来の軸流送風機の図97におけるB−
B断面における羽根前縁部のボス部付近で羽根板厚が厚
い箇所における羽根前縁部および羽根負圧面上の流れを
示した図
【符号の説明】
1. 羽根 1O. ベースになる羽根 1’. 投影図における羽根 1O’. 投影図におけるベースの羽根 1a. 羽根先端部 1a’. 投影図における羽根先端部 1aO’. 投影図におけるベースになる羽根の羽根先
端部 1b. 羽根前縁部 1bO. ベースになる羽根の羽根前縁部 1baO .ベースになる羽根の羽根前縁部のボス部
半径における点 1b’. 投影図における羽根前縁部 1bO’. 投影図におけるベースになる羽根の羽根前
縁部 1baO’.ベースになる羽根の羽根前縁部のボス部半
径における点 1C. 羽根後縁部 1CO. ベースになる羽根の羽根後縁部 1cb. 羽根後縁部上のボス部半径における点 1C’. 投影図における羽根後縁部 1CO’. 投影図におけるベースになる羽根の羽根後
縁部 1cb’. 投影図における羽根後縁部上のボス部半径
における点 1d. 羽根外周部 1dO. ベースになる羽根の羽根外周部 1d’. 投影図における羽根外周部 1dO’. 投影図におけるベースになる羽根の羽根外
周部 2. ボス部 3. 回転軸 4. 回転方向 5. そり線 6. 回転軸平行線 7. 三角形平板を切削したもの 7’. 投影図における三角形平板 8. 羽根負圧面 8N. 次に旋回してくる羽根の羽根負圧面 9. 羽根圧力面 9N. 次に旋回してくる羽根の羽根圧力面 10. 羽根前縁部のボス部寄りの部分に発生する縦
渦 11. 羽根負圧面上の流れ 12. 羽根の吸い込み流れ 13. 羽根圧力面上の流れ 14. 三角形平板7の挿入方向 15. 三角形平板7の挿入冶具 16. 羽根外周部における渦 17. モータ 18. 空気調和機の本体 20. 軸流送風機 22. アキュムレータ 23. 四方弁 24. 室外熱交換器 25. 室内熱交換器 26. フレアバルブ 27. フレア 29. 絞り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣中 康雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するボス部に取りつけられ、回転方
    向に面する羽根前縁部、回転方向と反対方向に面する羽
    根後縁部、及び上記ボス部に対向する羽根外周部により
    周囲が構成される羽根と、 上記羽根前縁部の前記ボス部寄りに沿って一辺が、上記
    羽根前縁部に隣接した上記ボス部の外周に沿って他辺が
    配置されるとともに、少なくとも上記羽根前縁部または
    上記ボス部のいずれか一方に取りつけられて上記羽根に
    一体に形成される、厚みがほぼ羽根厚と同一の板状部材
    と、を備えたことを特徴とする軸流送風機。
  2. 【請求項2】 回転の軸中心を原点Oとし、任意半径に
    おける羽根前縁部上の点1bs’との半径O−1bs’
    を回転方向に角度β回転させたときのボス部外周上との
    交点を1bb’として、板状部材が上記1bs’と上記
    1bb’とを通るようなほぼ三角形の形状としたことを
    特徴とする請求項1記載の軸流送風機。
  3. 【請求項3】 回転の軸中心を原点Oとし、任意半径に
    おける羽根前縁部上の点1bs’との半径O−1bs’
    を回転方向に角度β回転させたときのボス部外周上との
    交点を1bb’として、板状部材の他辺が羽根前縁部と
    この1bb’との間に配置される際、上記角度βを10
    〜40度に選択したことを特徴とする請求項1記載の軸
    流送風機。
  4. 【請求項4】 回転の軸中心を原点Oとし、任意半径に
    おける羽根前縁部上の点1bs’とし、羽根外周部半径
    をRtとして、板状部材の一辺が羽根前縁部の1bs’
    とボス部との間に配置される際、半径O−1bs’を上
    記羽根外周部半径Rtの40〜75%に選択したことを
    特徴とする請求項1記載の軸流送風機。
  5. 【請求項5】 板状部材は、羽根前縁部に回転方向から
    密着して取りつけられることを特徴とする請求項1記載
    の軸流送風機。
  6. 【請求項6】 回転するボス部に取りつけられ、回転方
    向に面する羽根前縁部、回転方向と反対方向に面する羽
    根後縁部、及び上記ボス部に対向する羽根外周部により
    周囲が構成される羽根と、 上記羽根前縁部の前記ボス部寄りに沿って一辺が、上記
    羽根前縁部に隣接した上記ボス部の外周に沿って他辺が
    配置されるとともに、少なくとも上記羽根前縁部または
    上記ボス部のいずれか一方に取りつけられて上記羽根に
    一体に形成される、厚みがほぼ羽根厚と同一の板状部材
    であって、回転の軸中心を原点Oとし、任意半径におけ
    る上記羽根前縁部上の点1bs’とし、前記1bs’と
    原点Oとの半径O−1bs’を回転方向に角度β回転さ
    せたときの上記ボス部外周上との交点を1bb’とし
    て、上記1bs’と1bb’とを通るような板状部材
    と、を備え、上記角度βを10〜40度に選択し、半径
    O−1bs’を上記羽根外周部半径Rtの40〜75%
    に選択したことを特徴とする軸流送風機。
  7. 【請求項7】 回転するボス部に取りつけられ、回転方
    向に面する羽根前縁部、回転方向と反対方向に面する羽
    根後縁部、及び上記ボス部に対向する羽根外周部により
    周囲が構成される羽根と、 回転の軸中心を原点Oとし、任意半径における上記羽根
    前縁部上の点1bs’との半径O−1bs’を回転方向
    に角度β回転させたときの上記ボス部外周上との交点を
    1bb’として、上記1bs’と上記1bb’とを通る
    ような形状に上記羽根前縁部の上記ボス部寄り部分を回
    転方向に延長させた羽根形状と、を備え、上記角度βを
    10〜40度に選択したことを特徴とする軸流送風機。
  8. 【請求項8】 半径O−1bs’を羽根外周部半径Rt
    の40〜75%に選択したことを特徴とする請求項7記
    載の軸流送風機。
  9. 【請求項9】 個個の羽根に対し角度βを変化させた複
    数の羽根を有することを特徴とする請求項2または3ま
    たは6または7または8項記載の軸流送風機。
  10. 【請求項10】 個個の羽根に対し半径O−1bs’を
    変化させた複数の羽根を有することを特徴とする請求項
    2または3または4または6または7または8または9
    項記載の軸流送風機。
  11. 【請求項11】 羽根前縁部のボス部より部分を回転方
    向延長させた羽根形状を、1bs’及び1bb’におけ
    る接線を回転方向に対し、凹となるような曲線で結び上
    記羽根前縁部とするように形成したことを特徴とする請
    求項2または3または4または6または7または8項記
    載の軸流送風機。
  12. 【請求項12】 羽根前縁部とボス部との接続部を羽根
    外周部半径の15〜35%の大きさの半径とする回転方
    向に対し凹となるような曲線で結び、羽根前縁部とする
    ように羽根形状を形成したことを特徴とする請求項1な
    いし11のうちのいずれか1項記載の軸流送風機。
  13. 【請求項13】 羽根を取り付けて回転するボス部と、
    回転方向に面する羽根前縁部、回転方向と反対方向に面
    する羽根後縁部、および上記ボス部に対向する羽根外周
    部から周が構成される羽根と、回転の軸中心を原点Oと
    し、原点Oと羽根前縁部上の任意の点1bs’とを結ぶ
    直線1bs’−Oを原点Oを中心に回転方向に回転させ
    たときの、直線1bs’− Oとボス部半径であるボス
    部側面との交点1bb’と前記点1bs’における接線
    を回転方向に対し、凹となるような任意曲線で結び羽根
    前縁部とするように羽根形状を形成したことを特徴とす
    る軸流送風機。
  14. 【請求項14】 回転の軸中心を原点Oとし、羽根の付
    け根の羽根前縁部上の点1baO ’と原点Oを結んだ
    直線1baO ’−Oを、原点Oを中心に回転方向に2
    0〜50°の間である角度δαb分回転させた時のボス
    部半径Rbの点1bb’と羽根外周部半径の40〜70
    %の半径Rsをもつ羽根前縁部上の点1bs’の間の形
    状を、前記羽根前縁部を基準として、前記羽根のボス部
    半径Rbである羽根前縁部上の点1ba’から前記角度
    δαb分回転方向に回転させたときのボス部半径Rbの
    羽根前縁部上の点1bb’の間に存在するボス部半径R
    b〜半径Rsの間の半径Rcの点1bC’と原点Oを結
    んだ直線1bC’−Oと直線1ba’−Oとのなす角度
    を示すδαの半径方向分布を δα=(δαb/(Rb−RS)2)×(R−RS)2
    (Rb≦R≦Rs) で与え、前記羽根と連続するように、羽根前縁部上の点
    1bs’よりボス部寄り部分の羽根前縁部を回転方向に
    延長し、羽根形状を形成したことを特徴とする請求項1
    3記載の軸流送風機。
  15. 【請求項15】 回転の軸中心を原点Oとし、ベースの
    羽根1O’のボス部半径Rbにおける羽根前縁部上の点
    1baO’と原点Oを結んだ直線1baO’−Oを、原
    点Oを中心に回転方向に20〜50°の間である角度δ
    αb分回転させた時の点を羽根前縁ボス部延長終点1b
    b’としたとき、羽根を任意半径Rの円筒面で切断し、
    その断面を2次元平面に展開して得られる展開図におい
    て、前記羽根1Oとそり角θ、食い違い角ξが同一のま
    ま、ボス部半径Rbでの翼弦を、前記点1bbまで延長
    し、このときの前記羽根1Oのボス部半径Rbにおける
    翼弦長LbOと前記点1bb〜羽根後縁部1Cbまでの
    翼弦長Lb、この差を△Lbとし、羽根外周部半径の4
    0〜60%の半径Rsでの羽根前縁部上の点1bsでの
    翼弦長LSとすると、ボス部半径Rbから前記羽根前縁
    部上の点1bsまでの翼弦長Lの半径方向分布を L=△Lb/(Rs−Rb)2×(R−Rs)2+LS
    (Rb≦R≦Rs) で与え、羽根形状を形成したことを特徴とする請求項1
    3記載の軸流送風機。
  16. 【請求項16】 軸流送風機の羽根を任意半径Rの円筒
    面で切断し、その断面を2次元平面に展開して得られる
    展開図において、その羽根断面におけるそり線の形状を
    円弧形状とし、その円弧を形成するための中心角をθ
    (θ:そり角)とした場合、θの半径方向分布をθ=
    (θt−θb)×(R−Rb)/(Rt−Rb)+θb
    (θt:羽根外周部でのそり角、θb:羽根ボス部半径
    Rbにおけるそり角)で与え、θt=25゜〜35゜、θ
    b=30゜〜55゜、θt<θbとし、 上記展開図において、羽根の翼弦線と上記回転軸と平行
    で上記羽根の前縁部を通る直線とのなす角度をξ(ξ:
    食い違い角)とするとき、ξの半径方向分布を、ξ=
    (ξt−ξb)×(R−Rb)/(Rt−Rb)+ξb
    (ξt:羽根外周部での食い違い角ξ、ξb:ボス部半
    径Rbにおける食い違い角)で与え、ξt=55゜〜7
    0゜、ξb=40゜〜65゜、ξt>ξbとし、 さらに、翼弦長L、羽根間の円周方向距離(ピッチ)で
    あるTとの比で定義される節弦比T/Lの値を、各半径
    点においてT/L=1.1〜2.0とし、 かつ上記回転軸と直交する平面に軸流送風機を投影した
    投影図において、上記羽根のボス部半径Rbの円筒面で
    切断したときの断面における翼弦線中心点をPb’と
    し、上記回転軸を原点Oとして、上記O点とPb’点と
    を結ぶ直線をX軸とした座標系で、上記羽根を任意半径
    Rの円筒面で切断した時の翼弦線中心点をPR’とし
    て、直線PR’−Oと上記X軸とのなす角度をδθ(δ
    θ:回転方向前進角)とした場合、δθの半径方向分布
    を δθ=δθt×(R−Rb)/(Rt−Rb) (Rt:羽根外周部半径、Rb:羽根ボス部半径、δθ
    t:直線Pt’−OとX軸のなす角度)で与え、δθt
    を25〜40°とし、まず羽根形状を形成し、この時の
    羽根の付け根の羽根前縁部上の点1ba’と原点Oを結
    んだ直線1ba’−Oを、原点Oを中心に回転方向に2
    0〜50°の間である角度δαb分回転させた時のボス
    部半径Rbの点1bb’と羽根外周部半径の40〜70
    %の半径Rsをもつ羽根前縁部上の点1bs’の間の形
    状を、前記羽根前縁部を基準として、前記羽根のボス部
    半径Rbである羽根前縁部上の点1ba’から前記角度
    δαb分回転方向に回転させたときのボス部半径Rbの
    羽根前縁部上の点1bb’の間に存在するボス部半径R
    b〜半径Rsの間の半径Rcの点1bC’と原点Oを結
    んだ直線1bC’−Oと直線1ba’−Oとのなす角度
    を示すδαの半径方向分布を δα=(δαb/(Rb−RS)2)×(R−RS)2
    (Rb≦R≦Rs) で与え、前記羽根と連続するように、羽根前縁部上の点
    1bs’よりボス部寄り部分の羽根前縁部を回転方向に
    延長し、羽根形状を形成したことを特徴とする請求項1
    3記載の軸流送風機。
  17. 【請求項17】 軸流送風機の羽根を任意半径Rの円筒
    面で切断し、その断面を2次元平面に展開して得られる
    展開図において、その羽根断面におけるそり線の形状を
    円弧形状とし、その円弧を形成するための中心角をθ
    (θ:そり角)とした場合、θの半径方向分布をθ=
    (θt−θb)×(R−Rb)/(Rt−Rb)+θb
    (θt:羽根外周部でのそり角、θb:羽根ボス部半径
    Rbにおけるそり角)で与え、θt=25゜〜35゜、θ
    b=30゜〜55゜、θt<θbとし、 上記展開図において、羽根の翼弦線と上記回転軸と平行
    で上記羽根の前縁部を通る直線とのなす角度をξ(ξ:
    食い違い角)とするとき、ξの半径方向分布を、ξ=
    (ξt−ξb)×(R−Rb)/(Rt−Rb)+ξb
    (ξt:羽根外周部での食い違い角ξ、ξb:ボス部半
    径Rbにおける食い違い角)で与え、ξt=55゜〜7
    0゜、ξb=40゜〜65゜、ξt>ξbとし、 かつ上記回転軸と直交する平面に軸流送風機を投影した
    投影図において、上記羽根のボス部半径Rbの円筒面で
    切断したときの断面における翼弦線中心点をPbO’と
    し、上記回転軸を原点Oとして、上記O点とPbO’点
    とを結ぶ直線をX軸とした座標系で、上記羽根を任意半
    径Rの円筒面で切断した時の翼弦線中心点をPRO’と
    して、直線PRO’−Oと上記X軸とのなす角度をδθ
    (δθ:回転方向前進角)とした場合、δθの半径方向
    分布を δθ=δθt×(R−Rb)/(Rt−Rb) (Rt:羽根外周部半径、Rb:羽根ボス部半径、δθ
    t:直線PtO’−OとX軸のなす角度)で与え、δθ
    tを25〜40°とし、 さらに、翼弦長LO、羽根間の円周方向距離(ピッチ)
    であるTとの比で定義される節弦比T/LOの値を、各
    半径点においてT/LO=1.1〜2.0とし、まず羽
    根形状1O’を形成し、 前記投影図において、羽根1O’のボス部半径Rbにお
    ける羽根前縁部上の点1baO’と原点Oを結んだ直線
    1baO’−Oを、原点Oを中心に回転方向に20〜5
    0°の間である角度δαb分回転させた時の点を羽根前
    縁ボス部延長終点1bb’としたとき、羽根を任意半径
    Rの円筒面で切断し、その断面を2次元平面に展開して
    得られる展開図において、前記羽根1Oとそり角θ、食
    い違い角ξが同一のまま、ボス部半径Rbでの翼弦を、
    前記点1bbまで延長し、このときの前記羽根1Oのボ
    ス部半径Rbにおける翼弦長LbOと前記点1bb〜羽
    根後縁部1Cbまでの翼弦長Lb、この差を△Lbと
    し、羽根外周部半径の40〜60%の半径Rsでの羽根
    前縁部上の点1bsでの翼弦長LSとすると、ボス部半
    径Rbから前記羽根前縁部上の点1bsまでの翼弦長L
    の半径方向分布を L=△Lb/(Rs−Rb)2×(R−Rs)2+LS
    (Rb≦R≦Rs) で与え、羽根形状を形成したことを特徴とする請求項1
    3記載の軸流送風機。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし17のうちのいずれか
    1項記載の軸流送風機を使用したことを特徴とする空気
    調和機。
JP22409395A 1995-08-31 1995-08-31 軸流送風機、空気調和機 Expired - Lifetime JP2932975B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22409395A JP2932975B2 (ja) 1995-08-31 1995-08-31 軸流送風機、空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22409395A JP2932975B2 (ja) 1995-08-31 1995-08-31 軸流送風機、空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0968199A true JPH0968199A (ja) 1997-03-11
JP2932975B2 JP2932975B2 (ja) 1999-08-09

Family

ID=16808442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22409395A Expired - Lifetime JP2932975B2 (ja) 1995-08-31 1995-08-31 軸流送風機、空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2932975B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004113732A1 (ja) * 2003-06-18 2004-12-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 送風機
JP2007182901A (ja) * 2003-06-18 2007-07-19 Mitsubishi Electric Corp 送風機
WO2015049914A1 (ja) * 2013-10-01 2015-04-09 シャープ株式会社 プロペラファンおよび送風装置
WO2015125306A1 (ja) * 2014-02-24 2015-08-27 三菱電機株式会社 軸流送風機
CN105927586A (zh) * 2016-06-03 2016-09-07 华中科技大学 一种改型的开式轴流风扇叶及其改型方法
US9897108B2 (en) 2012-12-27 2018-02-20 Mitsubishi Electric Corporation Propeller fan, air blower, outdoor unit
CN108561335A (zh) * 2018-05-22 2018-09-21 广东美的制冷设备有限公司 轴流风轮以及家用电器
CN108561333A (zh) * 2018-05-22 2018-09-21 广东美的制冷设备有限公司 轴流风轮以及家用电器
CN108561334A (zh) * 2018-05-22 2018-09-21 广东美的制冷设备有限公司 轴流风轮以及家用电器
CN110332150A (zh) * 2019-08-06 2019-10-15 三菱重工海尔(青岛)空调机有限公司 一种基于叶型曲线的扇叶优化设计方法以及高效风扇
CN116928138A (zh) * 2022-03-31 2023-10-24 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种轴流风叶以及空调器

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004113732A1 (ja) * 2003-06-18 2004-12-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 送風機
JP2007182901A (ja) * 2003-06-18 2007-07-19 Mitsubishi Electric Corp 送風機
US7331758B2 (en) 2003-06-18 2008-02-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Blower
US9897108B2 (en) 2012-12-27 2018-02-20 Mitsubishi Electric Corporation Propeller fan, air blower, outdoor unit
WO2015049914A1 (ja) * 2013-10-01 2015-04-09 シャープ株式会社 プロペラファンおよび送風装置
CN105473853A (zh) * 2013-10-01 2016-04-06 夏普株式会社 螺旋桨式风扇和送风装置
CN105473853B (zh) * 2013-10-01 2017-07-07 夏普株式会社 螺旋桨式风扇和送风装置
JP6072274B2 (ja) * 2013-10-01 2017-02-01 シャープ株式会社 プロペラファンおよび送風装置
JPWO2015125306A1 (ja) * 2014-02-24 2017-03-30 三菱電機株式会社 軸流送風機
WO2015125306A1 (ja) * 2014-02-24 2015-08-27 三菱電機株式会社 軸流送風機
US10208770B2 (en) 2014-02-24 2019-02-19 Mitsubishi Electric Corporation Axial flow fan
CN105927586A (zh) * 2016-06-03 2016-09-07 华中科技大学 一种改型的开式轴流风扇叶及其改型方法
CN108561335A (zh) * 2018-05-22 2018-09-21 广东美的制冷设备有限公司 轴流风轮以及家用电器
CN108561333A (zh) * 2018-05-22 2018-09-21 广东美的制冷设备有限公司 轴流风轮以及家用电器
CN108561334A (zh) * 2018-05-22 2018-09-21 广东美的制冷设备有限公司 轴流风轮以及家用电器
CN110332150A (zh) * 2019-08-06 2019-10-15 三菱重工海尔(青岛)空调机有限公司 一种基于叶型曲线的扇叶优化设计方法以及高效风扇
CN116928138A (zh) * 2022-03-31 2023-10-24 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种轴流风叶以及空调器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2932975B2 (ja) 1999-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2426362A2 (en) Turbo fan and air conditioner with turbo fan
EP2835538B1 (en) Axial flow fan and air-conditioning apparatus having the same
JP3203994B2 (ja) 軸流送風機
JP6415741B2 (ja) 送風機、および、それを備えた空気調和装置
EP1083391B1 (en) Axial flow fan for air conditioner
JPH0968199A (ja) 軸流送風機、空気調和機
JP4689262B2 (ja) 軸流ファン、空気調和機の室外機
EP4008911A1 (en) Axial fan for outdoor unit of air conditioner
JPH01195991A (ja) 横断流送風機
JP7337308B1 (ja) 羽根車、送風機及び空気調和機
JPH0777198A (ja) 軸流ファンのブレード
JP3803184B2 (ja) 軸流ファン
JPH06173895A (ja) プロペラファン
CN111043062B (zh) 对旋风扇
CN216430052U (zh) 一种轴流叶轮、轴流风机及空调器
JP2004197694A (ja) 送風機
CN213360556U (zh) 轴流风叶、轴流风机和空调器
JPH0579496A (ja) 送風機の羽根車
EP3798451B1 (en) Propeller fan and air conditioner outdoor unit provided with propeller fan
JP2956566B2 (ja) 送風機用羽根車
WO2022158108A1 (ja) プロペラファン、及び空気調和機
JP3515437B2 (ja) 横流ファン及びそれを用いた空気調和機
JP3054616B2 (ja) 横流ファン及びそれを用いた空気調和機
JPH10220394A (ja) 軸流送風機並びにそれを備えた空気調和機および換気扇
JPH0972297A (ja) クロスフローファン及び空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080528

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090528

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110528

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110528

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120528

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120528

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term