JPH0968276A - 車軸駆動装置のフリーホィール防止装置 - Google Patents
車軸駆動装置のフリーホィール防止装置Info
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- JPH0968276A JPH0968276A JP22392595A JP22392595A JPH0968276A JP H0968276 A JPH0968276 A JP H0968276A JP 22392595 A JP22392595 A JP 22392595A JP 22392595 A JP22392595 A JP 22392595A JP H0968276 A JPH0968276 A JP H0968276A
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- oil filter
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Landscapes
- Check Valves (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 油圧式無段変速装置を装備した車軸駆動装置
において、フリーホィールを防止する手段を簡単な構成
で得られるようにする。 【解決手段】 油圧式無段変速装置を構成する油圧ポン
プPと油圧モータMと、この両者を流体接続するための
閉回路を備えたセンタセクション5と、前記油圧ポンプ
Pを駆動する入力軸3上に配置して前記閉回路へ作動油
を補給するためのチャージポンプ11とを有し、油圧モ
ータMのモーター軸より動力伝達機構を介して車軸を駆
動可能とした車軸駆動装置において、油フィルター12
をハウジング内の油溜まり内に配置し、チャージポンプ
11の吸入ポートと吐出ポートの各々を油フィルター1
2内部に開放し、該吐出ポートと油フィルターの内部と
をつなぐ油路中に、絞り弁30、もしくは、油フィルタ
ー12内から吐出側へのみ油の流れを許容するチェック
バルブ31を介装した。
において、フリーホィールを防止する手段を簡単な構成
で得られるようにする。 【解決手段】 油圧式無段変速装置を構成する油圧ポン
プPと油圧モータMと、この両者を流体接続するための
閉回路を備えたセンタセクション5と、前記油圧ポンプ
Pを駆動する入力軸3上に配置して前記閉回路へ作動油
を補給するためのチャージポンプ11とを有し、油圧モ
ータMのモーター軸より動力伝達機構を介して車軸を駆
動可能とした車軸駆動装置において、油フィルター12
をハウジング内の油溜まり内に配置し、チャージポンプ
11の吸入ポートと吐出ポートの各々を油フィルター1
2内部に開放し、該吐出ポートと油フィルターの内部と
をつなぐ油路中に、絞り弁30、もしくは、油フィルタ
ー12内から吐出側へのみ油の流れを許容するチェック
バルブ31を介装した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧式無段変速装
置を備えた車軸駆動装置において設けられる、フリーホ
ィールを防止する装置に関する。
置を備えた車軸駆動装置において設けられる、フリーホ
ィールを防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】走行車両を傾斜地でエンジンを停止させ
た状態で止めているときに、その車軸駆動装置に油圧式
変速装置が備えられている場合では不測に車両が転がり
落ちていき(フリーホィール)暴走することがある。例
えば、車両を坂道に停車してエンジンを止めた場合に、
チャージポンプも止まって閉回路への作動油の補給が行
われていない状態のときに、油圧モータには車両重量に
相当する負荷によって、傾斜下方へ下ろうとする回転力
が加わっている。よって、油圧モータがポンプ作用をし
て閉回路内の作動油を循環させようとするが、該閉回路
内が作動油で満杯となっていれば、中立状態の油圧ポン
プがその循環をブロックして油圧モータが回転すること
はない。
た状態で止めているときに、その車軸駆動装置に油圧式
変速装置が備えられている場合では不測に車両が転がり
落ちていき(フリーホィール)暴走することがある。例
えば、車両を坂道に停車してエンジンを止めた場合に、
チャージポンプも止まって閉回路への作動油の補給が行
われていない状態のときに、油圧モータには車両重量に
相当する負荷によって、傾斜下方へ下ろうとする回転力
が加わっている。よって、油圧モータがポンプ作用をし
て閉回路内の作動油を循環させようとするが、該閉回路
内が作動油で満杯となっていれば、中立状態の油圧ポン
プがその循環をブロックして油圧モータが回転すること
はない。
【0003】ところが、閉回路内の作動油には圧力がか
かっているので、時間の経過とともに、シリンダーブロ
ック内に収容されたピストンの各々の外周の摺動部や、
シリンダーブロックとセンタセクションとの回転摺動面
等を通じて漏れていき、閉回路内に負圧が発生すると、
油中の微小のエアが膨張して、油圧モータの回転を許容
して暴走してしまうのである。このフリーホィールを防
止するために、例えば、実公平7−25481号技術の
ように、チャージポンプのポンプケースに、チャージポ
ンプの出口と油溜まりとの間を連通する補助油路を穿設
し、該補助油路のチャージポンプ出口側に吸入手段(チ
ェックプレート)を設けて、エンジンが停止して坂道で
停止したときに、閉回路の一方が高負圧になった側に、
補助油路を通じて油を補給するように構成していた。
かっているので、時間の経過とともに、シリンダーブロ
ック内に収容されたピストンの各々の外周の摺動部や、
シリンダーブロックとセンタセクションとの回転摺動面
等を通じて漏れていき、閉回路内に負圧が発生すると、
油中の微小のエアが膨張して、油圧モータの回転を許容
して暴走してしまうのである。このフリーホィールを防
止するために、例えば、実公平7−25481号技術の
ように、チャージポンプのポンプケースに、チャージポ
ンプの出口と油溜まりとの間を連通する補助油路を穿設
し、該補助油路のチャージポンプ出口側に吸入手段(チ
ェックプレート)を設けて、エンジンが停止して坂道で
停止したときに、閉回路の一方が高負圧になった側に、
補助油路を通じて油を補給するように構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記技術の油
圧式変速装置のチャージポンプのポンプケースは、ハウ
ジングの外側に設置されているので、該ポンプケースの
ハウジング側への取付面には油漏れ防止用のシールが必
要となり、そのシールを嵌合するための凹部の加工も必
要となる。そして、閉回路内が負圧となって吸入手段が
開くときに、油溜まりからポンプの吐出側へ至る経路が
長く、その加工に手間がかかり、フリーホィールを防止
する装置を構成するには高価となっていたのである。ま
た、吸入手段は油溜まりと直接連通していたので、閉回
路へ油を補給すると、油溜まり内の異物も吸い込むこと
があり、油圧式変速装置の故障の原因となることがあっ
た。
圧式変速装置のチャージポンプのポンプケースは、ハウ
ジングの外側に設置されているので、該ポンプケースの
ハウジング側への取付面には油漏れ防止用のシールが必
要となり、そのシールを嵌合するための凹部の加工も必
要となる。そして、閉回路内が負圧となって吸入手段が
開くときに、油溜まりからポンプの吐出側へ至る経路が
長く、その加工に手間がかかり、フリーホィールを防止
する装置を構成するには高価となっていたのである。ま
た、吸入手段は油溜まりと直接連通していたので、閉回
路へ油を補給すると、油溜まり内の異物も吸い込むこと
があり、油圧式変速装置の故障の原因となることがあっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
する為に次の如く構成したものである。即ち、請求項1
の如く、油圧式無段変速装置を構成する油圧ポンプと油
圧モータと、この両者を流体接続するための閉回路を備
えたセンタセクションと、前記油圧ポンプを駆動する入
力軸上に配置して前記閉回路へ作動油を補給するための
チャージポンプとを有し、油圧モータのモーター軸より
動力伝達機構を介して車軸を駆動可能とした車軸駆動装
置において、油フィルターをハウジング内の油溜まり内
に配置し、チャージポンプの吸入ポートと吐出ポートの
各々を油フィルター内部に開放し、該吐出ポートと油フ
ィルターの内部とをつなぐ油路中に、絞り弁、もしく
は、油フィルター内から吐出側へのみ油の流れを許容す
るチェックバルブを介装したものである。
する為に次の如く構成したものである。即ち、請求項1
の如く、油圧式無段変速装置を構成する油圧ポンプと油
圧モータと、この両者を流体接続するための閉回路を備
えたセンタセクションと、前記油圧ポンプを駆動する入
力軸上に配置して前記閉回路へ作動油を補給するための
チャージポンプとを有し、油圧モータのモーター軸より
動力伝達機構を介して車軸を駆動可能とした車軸駆動装
置において、油フィルターをハウジング内の油溜まり内
に配置し、チャージポンプの吸入ポートと吐出ポートの
各々を油フィルター内部に開放し、該吐出ポートと油フ
ィルターの内部とをつなぐ油路中に、絞り弁、もしく
は、油フィルター内から吐出側へのみ油の流れを許容す
るチェックバルブを介装したものである。
【0006】また、請求項2の如く、前記油フィルター
を、前記センタセクションの一面と、該一面に向かい合
うハウジングの内面との間に配置し、前記ポンプケース
を、前記センタセクションの一面に設置し、該一面で前
記閉回路に通じる作動油補給ポートとチャージポンプの
吐出ポートを接続するとともに、ハウジング内面とポン
プケースの間に付勢手段を介装し、所定圧力によってポ
ンプケースを介してチャージポンプをセンタセクション
の一面に押し付けたものである。
を、前記センタセクションの一面と、該一面に向かい合
うハウジングの内面との間に配置し、前記ポンプケース
を、前記センタセクションの一面に設置し、該一面で前
記閉回路に通じる作動油補給ポートとチャージポンプの
吐出ポートを接続するとともに、ハウジング内面とポン
プケースの間に付勢手段を介装し、所定圧力によってポ
ンプケースを介してチャージポンプをセンタセクション
の一面に押し付けたものである。
【0007】また、請求項3の如く前記チェックバルブ
を、球体と、該球体を収納する有底の円筒体で構成し、
該円筒体の下端側の底面に孔を開口して球体に対するシ
ート面を構成し、円筒体の上端側を開口して、その開口
周縁に複数の突起を設け、該突起の少なくとも一つを内
方へ曲折して球体の抜け止めとし、他の突起を外方へ曲
折してポンプケースに対する抜け止めとするとともに、
チェックバルブを介装する油路を、吐出ポートに連なっ
て油フィルター内部へ開放する直線状で略垂直な向き
で、前記円筒体の直径に等しくポンプケースに設けたも
のである。
を、球体と、該球体を収納する有底の円筒体で構成し、
該円筒体の下端側の底面に孔を開口して球体に対するシ
ート面を構成し、円筒体の上端側を開口して、その開口
周縁に複数の突起を設け、該突起の少なくとも一つを内
方へ曲折して球体の抜け止めとし、他の突起を外方へ曲
折してポンプケースに対する抜け止めとするとともに、
チェックバルブを介装する油路を、吐出ポートに連なっ
て油フィルター内部へ開放する直線状で略垂直な向き
で、前記円筒体の直径に等しくポンプケースに設けたも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に添付の図面に示した本発明の
実施例の構成を説明する。図1は車軸駆動装置の断面
図、図2はセンタセクションの平面断面図、図3は本発
明の第一実施例を示す要部拡大断面図、図4は同じく第
二実施例を示す要部断面図、図5は第一,第二実施例の
油圧回路図である。
実施例の構成を説明する。図1は車軸駆動装置の断面
図、図2はセンタセクションの平面断面図、図3は本発
明の第一実施例を示す要部拡大断面図、図4は同じく第
二実施例を示す要部断面図、図5は第一,第二実施例の
油圧回路図である。
【0009】図1において、車軸駆動装置の構成から説
明する。ハウジングは上半割ケース1と下半割ケース2
を水平な接合面で接合して構成している。このハウジン
グ内に油圧式無段変速装置を収納して、また、ハウジン
グ内を油溜まりとしてその作動油を充填している。
明する。ハウジングは上半割ケース1と下半割ケース2
を水平な接合面で接合して構成している。このハウジン
グ内に油圧式無段変速装置を収納して、また、ハウジン
グ内を油溜まりとしてその作動油を充填している。
【0010】該上半割ケース1の内部に、側面断面視で
L字形のセンタセクション5がボルト6・6・・・によ
って固定される。該センタセクション5の上部水平面に
ポンプ取付面20が形成されて、該ポンプ取付面20
に、油圧ポンプPを構成するシリンダブロック16が回
転自在に設置されている。該シリンダブロック16の複
数のシリンダ孔内に、複数のピストン13・13・・・
がバネ18・18・・・に付勢されて出退自在に挿入さ
れている。該ピストン13の頭部に、可動斜板8に嵌装
されたスラストベアリングの下面が接当している。シリ
ンダブロック16の回転中心位置にポンプ軸となる入力
軸3が係合されている。前記入力軸3の回転軸線は垂直
方向に沿って延び、その上端側は上半割ケース1に支持
され、下端側はセンタセクション5に支持される。前記
入力軸3の上端側は更に上方へ延びて上半割ケース1の
外方へ突出させている。該入力軸3の上端に入力プーリ
ー(図示せず)が固設されて、ベルトを介してエンジン
等から動力が入力される。
L字形のセンタセクション5がボルト6・6・・・によ
って固定される。該センタセクション5の上部水平面に
ポンプ取付面20が形成されて、該ポンプ取付面20
に、油圧ポンプPを構成するシリンダブロック16が回
転自在に設置されている。該シリンダブロック16の複
数のシリンダ孔内に、複数のピストン13・13・・・
がバネ18・18・・・に付勢されて出退自在に挿入さ
れている。該ピストン13の頭部に、可動斜板8に嵌装
されたスラストベアリングの下面が接当している。シリ
ンダブロック16の回転中心位置にポンプ軸となる入力
軸3が係合されている。前記入力軸3の回転軸線は垂直
方向に沿って延び、その上端側は上半割ケース1に支持
され、下端側はセンタセクション5に支持される。前記
入力軸3の上端側は更に上方へ延びて上半割ケース1の
外方へ突出させている。該入力軸3の上端に入力プーリ
ー(図示せず)が固設されて、ベルトを介してエンジン
等から動力が入力される。
【0011】また、センタセクション5の側部垂直面に
モータ取付面21が形成されている。該モータ取付面2
1に、油圧モータMを構成するシリンダブロック17が
回転自在に設置されている。該シリンダブロック17の
複数のシリンダ孔内に複数のピストン14・14・・・
がバネ19・19・・・に付勢されて出退自在に挿入さ
れている。該ピストン14・14・・・の頭部は固定斜
板9のベアリングに接当している。該固定斜板9は上半
割ケース1と下半割ケース2との間に挟持固定されてい
る。シリンダブロック17の回転中心位置にモーター軸
4が係合されている。前記上半割ケース1と下半割ケー
ス2との接合面には、モーター軸4の軸受部分を構成し
ている。
モータ取付面21が形成されている。該モータ取付面2
1に、油圧モータMを構成するシリンダブロック17が
回転自在に設置されている。該シリンダブロック17の
複数のシリンダ孔内に複数のピストン14・14・・・
がバネ19・19・・・に付勢されて出退自在に挿入さ
れている。該ピストン14・14・・・の頭部は固定斜
板9のベアリングに接当している。該固定斜板9は上半
割ケース1と下半割ケース2との間に挟持固定されてい
る。シリンダブロック17の回転中心位置にモーター軸
4が係合されている。前記上半割ケース1と下半割ケー
ス2との接合面には、モーター軸4の軸受部分を構成し
ている。
【0012】また、ハウジング内には図示しない左右一
対の車軸が収容されており、前記モーター軸4上にはギ
ヤ25が設けられて、該ギヤ25は歯車等の動力伝達機
構を介して前記車軸に連動連結されている。そして、前
記モータ軸4の先端はハウジングより外側へ突出して、
該モーター軸4上に車軸を制動するためのブレーキディ
スク15を固設している。
対の車軸が収容されており、前記モーター軸4上にはギ
ヤ25が設けられて、該ギヤ25は歯車等の動力伝達機
構を介して前記車軸に連動連結されている。そして、前
記モータ軸4の先端はハウジングより外側へ突出して、
該モーター軸4上に車軸を制動するためのブレーキディ
スク15を固設している。
【0013】前記センタセクション5内には、図2に示
すように平行に一対の油路5a・5bが穿設されて、そ
れぞれは前記ポンプ取付面20に開口した一対のキドニ
ーポートと、モータ取付面21に開口した一対のキドニ
ーポートとを連通し、油圧ポンプPと油圧モータMの間
で作動油が循環するための閉回路を構成している。この
油路5a・5bの開口端にはそれぞれ作動油補給用のチ
ェックバルブC・Cが配設されている。
すように平行に一対の油路5a・5bが穿設されて、そ
れぞれは前記ポンプ取付面20に開口した一対のキドニ
ーポートと、モータ取付面21に開口した一対のキドニ
ーポートとを連通し、油圧ポンプPと油圧モータMの間
で作動油が循環するための閉回路を構成している。この
油路5a・5bの開口端にはそれぞれ作動油補給用のチ
ェックバルブC・Cが配設されている。
【0014】そして、該センタセクション5の下部水平
面に作動油補給ポート5cが開口され、後述するチャー
ジポンプ11の吐出側と連通している。該作動油補給ポ
ート5cのセンタセクション5内ではチェックバルブC
・Cの入口ポートに至る互いに直交して水平方向に開口
した油路5d・5eと連通され、該油路5dの開口端は
ボルト6の挿入孔を有するスリーブ6aによって封鎖さ
れている。
面に作動油補給ポート5cが開口され、後述するチャー
ジポンプ11の吐出側と連通している。該作動油補給ポ
ート5cのセンタセクション5内ではチェックバルブC
・Cの入口ポートに至る互いに直交して水平方向に開口
した油路5d・5eと連通され、該油路5dの開口端は
ボルト6の挿入孔を有するスリーブ6aによって封鎖さ
れている。
【0015】前記可動斜板8は走行車両に装備されたレ
バーまたはペダル等の変速操作具に連動連係され、前記
可動斜板8を中立位置から左右に傾動操作することによ
って、油圧ポンプPからの油吐出量及び油吐出方向が変
更され、その作動油をセンタセクション5の閉回路を通
じて油圧モータMに送油することで、油圧モータMのモ
ーター軸4に無段階な出力回転が得られるように油圧式
無段変速装置を構成している。
バーまたはペダル等の変速操作具に連動連係され、前記
可動斜板8を中立位置から左右に傾動操作することによ
って、油圧ポンプPからの油吐出量及び油吐出方向が変
更され、その作動油をセンタセクション5の閉回路を通
じて油圧モータMに送油することで、油圧モータMのモ
ーター軸4に無段階な出力回転が得られるように油圧式
無段変速装置を構成している。
【0016】前記チェックバルブC・Cにはその入口側
と出口側を開放するためのプッシュピン33・33を備
えており、該プッシュピン33・33の先端はセンタセ
クション5よりバネに付勢されて外方へ平行に突出し
て、バイパス操作体22と対向している。該バイパス操
作体22には長孔22aが開口され、該長孔22aにカ
ムピン34が挿入され、該カムピン34は操作軸35に
固設されて、該操作軸35は上端をハウジング外に突出
してバイパスレバー23を固設している。故に、車両を
牽引する時などでは、該バイパスレバー23を回転操作
すると、カムピン34を介してバイパス操作体22を押
圧操作し、プッシュピン33・33を押し込んでチェッ
クバルブC・Cを開き、閉回路をハウジング内に開放
し、油圧モータの自由回転が得られるようにしている。
と出口側を開放するためのプッシュピン33・33を備
えており、該プッシュピン33・33の先端はセンタセ
クション5よりバネに付勢されて外方へ平行に突出し
て、バイパス操作体22と対向している。該バイパス操
作体22には長孔22aが開口され、該長孔22aにカ
ムピン34が挿入され、該カムピン34は操作軸35に
固設されて、該操作軸35は上端をハウジング外に突出
してバイパスレバー23を固設している。故に、車両を
牽引する時などでは、該バイパスレバー23を回転操作
すると、カムピン34を介してバイパス操作体22を押
圧操作し、プッシュピン33・33を押し込んでチェッ
クバルブC・Cを開き、閉回路をハウジング内に開放
し、油圧モータの自由回転が得られるようにしている。
【0017】前記センタセクション5の下部水平面には
図3に示すように、ポンプケース10が付設されてい
る。該ポンプケース10は焼結金属を成型して構成さ
れ、該ポンプケース10内に、前記閉回路内に油の補給
をするためのチャージポンプ11が収容されている。該
チャージポンプ11はインナーギヤ11aとアウターギ
ア11bからなり、該アウターギア11bの外周はポン
プケース10内面で回転自在に案内され、該アウターギ
ア11bに一部が噛み合うインナーギア11aが収納さ
れ、該インナーギア11aが、センタセクション5の下
部水平面より突出した前記入力軸3の下端にピン36を
介して軸方向へは摺動可能で、かつ、相対回転不能に係
合されており、チャージポンプ11の軸心は垂直方向を
向くように構成されて、該入力軸3によりチャージポン
プ11が駆動される。前記インナーギヤ11aとアウタ
ーギア11bの噛み合い部分の一方側には吸入ポート、
他方側には吐出ポートが形成される。但し、チャージポ
ンプは前述したギアポンプに限定するものではなく、ト
ロコイドポンプ式であっても、ベーンポンプ式であって
もよい。
図3に示すように、ポンプケース10が付設されてい
る。該ポンプケース10は焼結金属を成型して構成さ
れ、該ポンプケース10内に、前記閉回路内に油の補給
をするためのチャージポンプ11が収容されている。該
チャージポンプ11はインナーギヤ11aとアウターギ
ア11bからなり、該アウターギア11bの外周はポン
プケース10内面で回転自在に案内され、該アウターギ
ア11bに一部が噛み合うインナーギア11aが収納さ
れ、該インナーギア11aが、センタセクション5の下
部水平面より突出した前記入力軸3の下端にピン36を
介して軸方向へは摺動可能で、かつ、相対回転不能に係
合されており、チャージポンプ11の軸心は垂直方向を
向くように構成されて、該入力軸3によりチャージポン
プ11が駆動される。前記インナーギヤ11aとアウタ
ーギア11bの噛み合い部分の一方側には吸入ポート、
他方側には吐出ポートが形成される。但し、チャージポ
ンプは前述したギアポンプに限定するものではなく、ト
ロコイドポンプ式であっても、ベーンポンプ式であって
もよい。
【0018】そして、前記ポンプケース10の下部水平
面と下半割ケース2の内底面の間にはバネ26が介装さ
れて、ポンプケース10をセンタセクション5の下部水
平面に押圧付勢して、このバネ26によってチャージポ
ンプ11のポンプ吐出圧を規定している。つまり、ポン
プの吐出圧がバネ26の所定の押圧力相当以上となる
と、ポンプケース10がインナーギア11a・アウター
ギア11bと共に入力軸3の軸線方向に沿って移動し、
センタセクション5の下部水平面から離れて、ハウジン
グ内の油溜りにその規定値以上の圧油を放出するように
し、チャージリリーフバルブの役目を果たすように構成
している。また、センタセクション5の下部水平面に複
数のガイドピン27・27・・・を下方へ突出し、一
方、ポンプケース10の端面周囲に前記ガイドピン27
・27・・・が嵌合可能な凹部を形成し、前述のように
ポンプケース10が移動する時に、ガイドピン27・2
7・・・によってポンプケース10をガイドして、位置
がずれないようにしている。
面と下半割ケース2の内底面の間にはバネ26が介装さ
れて、ポンプケース10をセンタセクション5の下部水
平面に押圧付勢して、このバネ26によってチャージポ
ンプ11のポンプ吐出圧を規定している。つまり、ポン
プの吐出圧がバネ26の所定の押圧力相当以上となる
と、ポンプケース10がインナーギア11a・アウター
ギア11bと共に入力軸3の軸線方向に沿って移動し、
センタセクション5の下部水平面から離れて、ハウジン
グ内の油溜りにその規定値以上の圧油を放出するように
し、チャージリリーフバルブの役目を果たすように構成
している。また、センタセクション5の下部水平面に複
数のガイドピン27・27・・・を下方へ突出し、一
方、ポンプケース10の端面周囲に前記ガイドピン27
・27・・・が嵌合可能な凹部を形成し、前述のように
ポンプケース10が移動する時に、ガイドピン27・2
7・・・によってポンプケース10をガイドして、位置
がずれないようにしている。
【0019】そして、前記ポンプケース10を収容する
ように、センタセクション5の下部水平面と下半割ケー
ス2の内底面の間に油フィルター12が介装されてい
る。即ち、該油フィルター12は多孔質材料を、環状
で、かつ、ポンプケース10の全てを覆う程度の大きさ
に成形されており、その環状端縁部の各々にシール材1
2a・12bが被装され、その一方12aが前記センタ
セクション5の下部水平面に密着し、他方12bが下半
割ケース2の内底面に密着して、油フィルター12の内
外が区画されるように、センタセクション5の下部水平
面と下半割ケース2の内底面との間に配置される。
ように、センタセクション5の下部水平面と下半割ケー
ス2の内底面の間に油フィルター12が介装されてい
る。即ち、該油フィルター12は多孔質材料を、環状
で、かつ、ポンプケース10の全てを覆う程度の大きさ
に成形されており、その環状端縁部の各々にシール材1
2a・12bが被装され、その一方12aが前記センタ
セクション5の下部水平面に密着し、他方12bが下半
割ケース2の内底面に密着して、油フィルター12の内
外が区画されるように、センタセクション5の下部水平
面と下半割ケース2の内底面との間に配置される。
【0020】そして、本発明の第一実施例は図3に示す
ように、前記ポンプケース10の下面には吸入口10a
と、本発明のフリーホィールを防止するための手段とな
る絞り30が開口され油フィルター12内と連通してい
る。吸入口10aはチャージポンプの吸入ポートに位置
し、絞り30は吐出ポートに連通するポンプケース10
内面に設けた溝10bにオリフィスとして形成してお
り、該吐出ポートと油フィルター12内の油溜まりが絞
り30を介して連通するようにしている。該吐出ポート
はセンタセクション5に設けた閉回路への作動油補給ポ
ート5cと連通されている。そして、前記絞り30及び
吸入口10aはポンプケース10を製造するときに、鋳
抜き又はキリ孔加工によって成形される。
ように、前記ポンプケース10の下面には吸入口10a
と、本発明のフリーホィールを防止するための手段とな
る絞り30が開口され油フィルター12内と連通してい
る。吸入口10aはチャージポンプの吸入ポートに位置
し、絞り30は吐出ポートに連通するポンプケース10
内面に設けた溝10bにオリフィスとして形成してお
り、該吐出ポートと油フィルター12内の油溜まりが絞
り30を介して連通するようにしている。該吐出ポート
はセンタセクション5に設けた閉回路への作動油補給ポ
ート5cと連通されている。そして、前記絞り30及び
吸入口10aはポンプケース10を製造するときに、鋳
抜き又はキリ孔加工によって成形される。
【0021】また、第一実施例に代えて、図4に示す第
二実施例のように、ポンプケース10の下面で油フィル
ター12内に開口する油孔10cを溝10bに連なるよ
うに設けて、その内周面をタップ加工して雌ネジを形成
し、一方、前記雌ネジに合致する大きさのネジ29の中
に貫通状の絞り30’を設け、該ネジ29を油孔10c
に螺装して構成することもできる。
二実施例のように、ポンプケース10の下面で油フィル
ター12内に開口する油孔10cを溝10bに連なるよ
うに設けて、その内周面をタップ加工して雌ネジを形成
し、一方、前記雌ネジに合致する大きさのネジ29の中
に貫通状の絞り30’を設け、該ネジ29を油孔10c
に螺装して構成することもできる。
【0022】このように絞り30を設けることによっ
て、チャージポンプ11が駆動されている最中は、常
時、絞り30から吐出油の一部が漏れているので、絞り
30の径は、チャージポンプ11の容積効率を極力低下
させない範囲で、なおかつ、チャージポンプ11駆動停
止時で閉回路に負圧が発生した際に、絞り30から吐出
ポートへ油が円滑に流通されるようなものに適宜設定さ
れる。
て、チャージポンプ11が駆動されている最中は、常
時、絞り30から吐出油の一部が漏れているので、絞り
30の径は、チャージポンプ11の容積効率を極力低下
させない範囲で、なおかつ、チャージポンプ11駆動停
止時で閉回路に負圧が発生した際に、絞り30から吐出
ポートへ油が円滑に流通されるようなものに適宜設定さ
れる。
【0023】また、前記絞り30の代わりに、図6から
図9に示すように、チェックバルブ31を用いることも
可能である。図6は本発明の第三実施例を示す要部拡大
断面図、図7は本発明の第四実施例を示す要部拡大断面
図、図8は本発明の第五実施例を示す要部拡大断面図、
図9は本発明の第六実施例を示す要部拡大断面図、図1
0は第六実施例のチェックバルブを装着したポンプケー
スの平面図、図11は図10に於けるX−X矢視断面
図、図12はポンプケースの斜視図、図13は第六実施
例のチェックバルブを示す斜視図、図14は第三実施例
から第六実施例の油圧回路図である。
図9に示すように、チェックバルブ31を用いることも
可能である。図6は本発明の第三実施例を示す要部拡大
断面図、図7は本発明の第四実施例を示す要部拡大断面
図、図8は本発明の第五実施例を示す要部拡大断面図、
図9は本発明の第六実施例を示す要部拡大断面図、図1
0は第六実施例のチェックバルブを装着したポンプケー
スの平面図、図11は図10に於けるX−X矢視断面
図、図12はポンプケースの斜視図、図13は第六実施
例のチェックバルブを示す斜視図、図14は第三実施例
から第六実施例の油圧回路図である。
【0024】図6の第三実施例では、溝10bに連なっ
て、ポンプケース10の下面で油フィルター12内に開
口する油孔10cを段差状に形成し、その段差部をシー
ト面とし、油孔10cの中に鋼球(球体)31aを挿入
して、抜け止め輪32を油孔10cに係止してチェック
バルブ31が構成される。
て、ポンプケース10の下面で油フィルター12内に開
口する油孔10cを段差状に形成し、その段差部をシー
ト面とし、油孔10cの中に鋼球(球体)31aを挿入
して、抜け止め輪32を油孔10cに係止してチェック
バルブ31が構成される。
【0025】図7の第四実施例では、油孔10cの内周
面に雌ネジを形成し、この雌ネジに穴付の雄ネジ40を
螺着し、該雄ネジ40の外端面に孔40aを開口して、
油孔10cに連通させ、この孔40aの開口内周縁を鋼
球31aのシート面とし、穴内に鋼球31aを挿入し、
抜け止めピン41で係止してチェックバルブ31を構成
している。図8の第五実施例では、油孔10cの開口端
に鋼球31aの受止体42が圧着固定され、該受止体4
2には油孔10cに通じる孔42aが開口され、この孔
42aの開口内周縁を鋼球31aのシート面としてい
る。該油孔10cの受止体42と反対側から、鋼球31
aを挿入して抜け止めピン44で係止したカラー43が
挿入されて、チェックバルブ31が構成される。
面に雌ネジを形成し、この雌ネジに穴付の雄ネジ40を
螺着し、該雄ネジ40の外端面に孔40aを開口して、
油孔10cに連通させ、この孔40aの開口内周縁を鋼
球31aのシート面とし、穴内に鋼球31aを挿入し、
抜け止めピン41で係止してチェックバルブ31を構成
している。図8の第五実施例では、油孔10cの開口端
に鋼球31aの受止体42が圧着固定され、該受止体4
2には油孔10cに通じる孔42aが開口され、この孔
42aの開口内周縁を鋼球31aのシート面としてい
る。該油孔10cの受止体42と反対側から、鋼球31
aを挿入して抜け止めピン44で係止したカラー43が
挿入されて、チェックバルブ31が構成される。
【0026】第六実施例は図9乃至図13に示すよう
に、前記ポンプケース10下面に開口した油孔10c
に、鋼球31aを挿入した円筒体45が上方より挿入さ
れて、チェックバルブ31が構成される。該円筒体45
はプレス加工により有底のものに形成されて、この底部
中央に油フィルター12内と油孔10cを連通する孔4
5aが開口され、この孔45aの開口内周縁を鋼球31
aのシート面としている。該円筒体45の上部の開口周
縁には少なくとも三箇所の突起が設けられ、本実施例で
は四箇所の突起45b・45b、45c、45dを設
け、突起45b・45bは円筒体45の内側へ曲げられ
て、鋼球31aが円筒体45内より抜け出ないようにし
ている。前記突起45cは円筒体45の外側に曲げられ
て、ポンプケース10の溝10bに係止して、チャージ
ポンプ11の吐出圧を受けた状態で、円筒体45がポン
プケース10の油孔10cから抜け出ることを防止して
いる。前記突起45dは外側に曲げられて、油孔10c
の内周面に係止して、円筒体45が前記インナーギア1
1a、アウターギア11b方向へ抜け出ることを防止し
ている。なお、突起45b・45b、45c、45dの
代わりに、円筒体45の上部開口周縁を一部、外側へ又
は内側へくちばし状に変形させてもよい。
に、前記ポンプケース10下面に開口した油孔10c
に、鋼球31aを挿入した円筒体45が上方より挿入さ
れて、チェックバルブ31が構成される。該円筒体45
はプレス加工により有底のものに形成されて、この底部
中央に油フィルター12内と油孔10cを連通する孔4
5aが開口され、この孔45aの開口内周縁を鋼球31
aのシート面としている。該円筒体45の上部の開口周
縁には少なくとも三箇所の突起が設けられ、本実施例で
は四箇所の突起45b・45b、45c、45dを設
け、突起45b・45bは円筒体45の内側へ曲げられ
て、鋼球31aが円筒体45内より抜け出ないようにし
ている。前記突起45cは円筒体45の外側に曲げられ
て、ポンプケース10の溝10bに係止して、チャージ
ポンプ11の吐出圧を受けた状態で、円筒体45がポン
プケース10の油孔10cから抜け出ることを防止して
いる。前記突起45dは外側に曲げられて、油孔10c
の内周面に係止して、円筒体45が前記インナーギア1
1a、アウターギア11b方向へ抜け出ることを防止し
ている。なお、突起45b・45b、45c、45dの
代わりに、円筒体45の上部開口周縁を一部、外側へ又
は内側へくちばし状に変形させてもよい。
【0027】以上のように構成された車軸駆動装置は、
エンジン稼動時には入力軸3がエンジン動力によって回
転され油圧ポンプPが駆動され、同時にチャージポンプ
11も駆動される。中立位置の可動斜板8を人為的に傾
倒することによって、その傾倒方向と傾倒角度に応じた
圧油が油圧モータMに圧油が送油されて、回転方向と回
転数が変更されモータ軸4から図示しない車軸が駆動さ
れ、車両が走行する。そして同時に油圧ポンプPと油圧
モータMとの間で循環する作動油が減少すると、チャー
ジポンプ11から吐出された作動油が補給される。この
ときチャージポンプ11の吐出側の絞り30からハウジ
ング内に漏れるが、その漏れ量はポンプの容積効率の低
下を極力抑制するよう設定されている。なお、チェック
バルブ31の場合にはチャージポンプ11から吐出され
る作動油の圧力を受けて閉じるので漏れることはない。
エンジン稼動時には入力軸3がエンジン動力によって回
転され油圧ポンプPが駆動され、同時にチャージポンプ
11も駆動される。中立位置の可動斜板8を人為的に傾
倒することによって、その傾倒方向と傾倒角度に応じた
圧油が油圧モータMに圧油が送油されて、回転方向と回
転数が変更されモータ軸4から図示しない車軸が駆動さ
れ、車両が走行する。そして同時に油圧ポンプPと油圧
モータMとの間で循環する作動油が減少すると、チャー
ジポンプ11から吐出された作動油が補給される。この
ときチャージポンプ11の吐出側の絞り30からハウジ
ング内に漏れるが、その漏れ量はポンプの容積効率の低
下を極力抑制するよう設定されている。なお、チェック
バルブ31の場合にはチャージポンプ11から吐出され
る作動油の圧力を受けて閉じるので漏れることはない。
【0028】そして、可動斜板8を中立位置にして車両
を坂道で停車し、エンジンを止めた場合には、閉回路内
の作動油は循環しない状態となり、チャージポンプ11
の駆動も止まって閉回路への作動油の補給は行われない
状態となっている。また、油圧モータMには車両の重量
に相当する負荷によって、傾斜下方へ下ろうとする力が
加わって、油圧モータMがポンプの作用をするようにな
り、閉回路内に圧力がかかる。そして、時間の経過とと
もに、油圧ポンプPや油圧モータMのシリンダーブロッ
ク16・17内に収容されたピストンの各々の外周の摺
動部や、シリンダーブロック16・17とセンタセクシ
ョンと5の回転摺動面等を通じて漏れるので、閉回路内
に負圧が発生するが、その負圧を受けてハウジング内の
油溜まりから、油フィルター12によってろ過された清
浄な作動油は絞り30またはチェックバルブ31を通っ
てチャージポンプ11停止時の吐出ポート、そして、セ
ンタセクション5内の作動油補給ポート5c、油路5d
・5eを経てチェックバルブC・Cのうち低圧側を開い
て、その漏れた分が閉回路内へ補給されて、閉回路内は
常に作動油で満たされ油圧モータMを回転させるに至ら
ず、フリーホィールが発生することもないのである。
を坂道で停車し、エンジンを止めた場合には、閉回路内
の作動油は循環しない状態となり、チャージポンプ11
の駆動も止まって閉回路への作動油の補給は行われない
状態となっている。また、油圧モータMには車両の重量
に相当する負荷によって、傾斜下方へ下ろうとする力が
加わって、油圧モータMがポンプの作用をするようにな
り、閉回路内に圧力がかかる。そして、時間の経過とと
もに、油圧ポンプPや油圧モータMのシリンダーブロッ
ク16・17内に収容されたピストンの各々の外周の摺
動部や、シリンダーブロック16・17とセンタセクシ
ョンと5の回転摺動面等を通じて漏れるので、閉回路内
に負圧が発生するが、その負圧を受けてハウジング内の
油溜まりから、油フィルター12によってろ過された清
浄な作動油は絞り30またはチェックバルブ31を通っ
てチャージポンプ11停止時の吐出ポート、そして、セ
ンタセクション5内の作動油補給ポート5c、油路5d
・5eを経てチェックバルブC・Cのうち低圧側を開い
て、その漏れた分が閉回路内へ補給されて、閉回路内は
常に作動油で満たされ油圧モータMを回転させるに至ら
ず、フリーホィールが発生することもないのである。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、入力軸が停止した状態で閉回路内に負圧が
生じると、ハウジング内の油は絞り、或いは、チェック
バルブを通じて閉回路へ導入され、この導入された油
は、油フィルターによりろ過されたものであるため、異
物が閉回路内に侵入する恐れがほとんどなくなり、油圧
式無段変速装置が保護される。また、ポンプケースが油
溜まり内にあるので、ポンプケースの外に油が漏れても
よく、所定の吐出油が閉回路へ補給されるだけの最低限
の気密性を考慮しておくだけで良く、ポンプケースを低
コストで製作できるようになる。
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、入力軸が停止した状態で閉回路内に負圧が
生じると、ハウジング内の油は絞り、或いは、チェック
バルブを通じて閉回路へ導入され、この導入された油
は、油フィルターによりろ過されたものであるため、異
物が閉回路内に侵入する恐れがほとんどなくなり、油圧
式無段変速装置が保護される。また、ポンプケースが油
溜まり内にあるので、ポンプケースの外に油が漏れても
よく、所定の吐出油が閉回路へ補給されるだけの最低限
の気密性を考慮しておくだけで良く、ポンプケースを低
コストで製作できるようになる。
【0030】請求項2の如く構成したので、ポンプケー
スから外方へ油が漏れて良いのを積極的に利用して、付
勢手段によりポンプケースがチャージリリーフ機能を果
たし、専用のチャージリリーフ弁を必要とせずに設けら
れる。また、センタセクションにチャージリリーフバル
ブを組み込むための加工が不要となり、低コスト化を図
れる。
スから外方へ油が漏れて良いのを積極的に利用して、付
勢手段によりポンプケースがチャージリリーフ機能を果
たし、専用のチャージリリーフ弁を必要とせずに設けら
れる。また、センタセクションにチャージリリーフバル
ブを組み込むための加工が不要となり、低コスト化を図
れる。
【0031】請求項3の如く構成したので、チェック弁
体を備えた円筒体の採用により、チェックバルブを組み
込むためにポンプケースに穿設する孔は、ポンプケース
の形成型時に一体形成可能で、機械加工を不要とするこ
とができる。また、円筒体はプレス加工等で無加工で製
作でき、該円筒体に対するチェック弁体の抜け止め、及
び、ポンプケースに対する円筒体の抜け止めは、その上
端部に設けた突起の曲折部分の各々で簡単に行える。従
って、チェックバルブを安価に製作でき、ポンプケース
への組み込みも簡単に行える。
体を備えた円筒体の採用により、チェックバルブを組み
込むためにポンプケースに穿設する孔は、ポンプケース
の形成型時に一体形成可能で、機械加工を不要とするこ
とができる。また、円筒体はプレス加工等で無加工で製
作でき、該円筒体に対するチェック弁体の抜け止め、及
び、ポンプケースに対する円筒体の抜け止めは、その上
端部に設けた突起の曲折部分の各々で簡単に行える。従
って、チェックバルブを安価に製作でき、ポンプケース
への組み込みも簡単に行える。
【図1】車軸駆動装置の断面図である。
【図2】センタセクションの平面断面図である。
【図3】本発明の第一実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
る。
【図4】同じく第二実施例を示す要部断面図である。
【図5】第一,第二実施例の油圧回路図である。
【図6】本発明の第三実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
る。
【図7】本発明の第四実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
る。
【図8】本発明の第五実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
る。
【図9】本発明の第六実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
る。
【図10】第六実施例のチェックバルブを装着したポン
プケースの平面図である。
プケースの平面図である。
【図11】図10に於けるX−X矢視断面図である。
【図12】ポンプケースの斜視図である。
【図13】第六実施例のチェックバルブを示す斜視図で
ある。
ある。
【図14】第三実施例から第六実施例の油圧回路図であ
る。
る。
P 油圧ポンプ M 油圧モータ 3 入力軸 10 ポンプケース 10c 油孔 11 チャージポンプ 12 油フィルター 30 絞り 31 チェックバルブ 31a 球体 45 円筒体
Claims (3)
- 【請求項1】 油圧式無段変速装置を構成する油圧ポン
プと油圧モータと、この両者を流体接続するための閉回
路を備えたセンタセクションと、前記油圧ポンプを駆動
する入力軸上に配置して前記閉回路へ作動油を補給する
ためのチャージポンプとを有し、油圧モータのモーター
軸より動力伝達機構を介して車軸を駆動可能とした車軸
駆動装置において、油フィルターをハウジング内の油溜
まり内に配置し、チャージポンプの吸入ポートと吐出ポ
ートの各々を油フィルター内部に開放し、該吐出ポート
と油フィルターの内部とをつなぐ油路中に、絞り弁、も
しくは、油フィルター内から吐出側へのみ油の流れを許
容するチェックバルブを介装したことを特徴とする車軸
駆動装置のフリーホィール防止装置。 - 【請求項2】 前記油フィルターを、前記センタセクシ
ョンの一面と、該一面に向かい合うハウジングの内面と
の間に配置し、前記ポンプケースを、前記センタセクシ
ョンの一面に設置し、該一面で前記閉回路に通じる作動
油補給ポートとチャージポンプの吐出ポートを接続する
とともに、ハウジング内面とポンプケースの間に付勢手
段を介装し、所定圧力によってポンプケースを介してチ
ャージポンプをセンタセクションの一面に押し付けたこ
とを特徴とする請求項1記載の車軸駆動装置のフリーホ
ィール防止装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のチェックバルブを、球体
と、該球体を収納する有底の円筒体で構成し、該円筒体
の下端側の底面に孔を開口して球体に対するシート面を
構成し、該円筒体の上端側を開口して、その開口周縁に
複数の突起を設け、該突起の少なくとも一つを内方へ曲
折して球体の抜け止めとし、他の突起を外方へ曲折して
ポンプケースに対する抜け止めとするとともに、前記チ
ェックバルブを介装する油路を、吐出ポートに連なって
油フィルター内部へ開放する直線状で略垂直な向きで、
前記円筒体の直径に等しくポンプケースに設けたことを
特徴とする車軸駆動装置のフリーホィール防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22392595A JPH0968276A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 車軸駆動装置のフリーホィール防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22392595A JPH0968276A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 車軸駆動装置のフリーホィール防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0968276A true JPH0968276A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16805866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22392595A Pending JPH0968276A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 車軸駆動装置のフリーホィール防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0968276A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2025090225A (ja) * | 2023-12-05 | 2025-06-17 | シナノケンシ株式会社 | 増圧ポンプ |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP22392595A patent/JPH0968276A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2025090225A (ja) * | 2023-12-05 | 2025-06-17 | シナノケンシ株式会社 | 増圧ポンプ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040413 |
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040608 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040706 |