JPH0969431A - 積層型電磁石 - Google Patents

積層型電磁石

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JPH0969431A
JPH0969431A JP22388995A JP22388995A JPH0969431A JP H0969431 A JPH0969431 A JP H0969431A JP 22388995 A JP22388995 A JP 22388995A JP 22388995 A JP22388995 A JP 22388995A JP H0969431 A JPH0969431 A JP H0969431A
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JP
Japan
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frame
cores
laminated
electromagnet
core
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JP22388995A
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English (en)
Inventor
Masami Sano
正美 佐野
Takashi Sakagami
貴志 坂上
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層型電磁石の高精度の磁極面を確保し、ま
た、剛性を向上し、更に、溶接を廃止して安価なコスト
で短時間に製造する。 【解決手段】 コ字型断面のフレーム1に複数枚のコア
4を積層して収納し、フレーム1の左側に端板7をボル
ト6により装着し、フレーム2の右側に端板7をピン9
により装着する。この際フレーム1と右側の端板7との
間に若干のすきまを設ける。複数枚のコア4を、その側
面に押え板5をあてがってボルト6で締め付けて、コア
4の基準円弧面に圧接させる。また、複数枚のコア4
を、その上面に押え板をあてがってボルトで締め付け
て、コア4の基準平面に圧接させる。この後、複数枚の
コア4とフレーム1と両端板7とを、タイロッド8によ
り締め付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シンクロトロン等
に用いる積層型電磁石に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の湾曲形状の積層型電磁石の構造に
ついて説明する。
【0003】この積層型電磁石の構造は、図8(a)に
示すように、積層面の垂直方向軸Zに対してX方向に徐
々にずらして10〜20kg/cm2 の面圧を確保しつ
つ複数枚の打抜コア(鉄芯)21を積層し、両端を積層
圧保持のための端板22で保持した後、複数枚の打抜コ
ア21及び2枚の端板22を円弧上の曲りをもつ側板2
3と溶接固定して一体化する構造としている。なお、複
数枚の打抜コア21と2枚の端板22とに4本のタイロ
ッド24を挿通する。
【0004】この種の積層型電磁石が記載された文献と
しては、特公平3−78764号公報を挙げることがで
きる。しかしながら、この積層型電磁石の構造には、次
に述べる欠点があった。
【0005】(1)精度が不正確で、量産時の再現性が
悪い。主に積層固定時の溶接熱入力により残留応力が存
在し、磁極面の平坦度や湾曲の弧形状の精度が、確保し
難く、生産個体のばらつきも大であった。
【0006】(2)打抜コア(鉄芯)の材料費が高価で
ある。鉄芯は、厚み0.1〜1mm位のけい素鋼板で構
成されるが、元々側板を用いて各コアの配列を行うの
で、図8(b)に示すように、打抜コア21は、コアの
切欠き25を有し、打抜コアの製造のための金型の形状
複雑化によるコストアップによって、コアの価格が高騰
している。更に、溶接時の入熱を極少化して精度を確保
するために、図9(a)と(b)に示すように、コア2
1と側板23とをリップ溶接する場合もある。(a)
は、コア21の凹部側面と側板23の端側面とをリップ
溶接した構造であり、(b)は、コア21の表面と側板
23の隅角部面とをリップ溶接した構造であり、この場
合は、コアのコストのみならず、側板の加工コストも高
価となる。この種の技術が記載された文献としては、実
開平3−34211号公報及び特開平5−226146
号公報を挙げることができる。
【0007】(3)組立、芯出しの作業ステップが多く
て作業コストが高価となり、また、熟練工を要する。
【0008】通常、溶接方式の積層型電磁石の完成まで
に次のステップを踏む。 湾曲形状の型当治具で成形する。 油圧プレスにてZ方向に押込む。 タイロッドで締め付ける。 自動溶接機等により溶接する。 歪の修正作業を行う。 以上のように、作業ステップが多く、また、,及び
の作業等は、熟練を要することや、型当治具、油圧プ
レス及び自動溶接機の工具及び装置を要することによる
作業コスト及び作業時間が多くかかっていた。
【0009】(4)保守性に優れない構造である。この
構造による積層型電磁石は、完成後には打抜コアをばら
せない構造であるから、鉄芯の絶縁不良や変形等の故障
時又は鉄芯形状の変更の際には、電磁石一式を再製作し
なければならず、改造や保守への融通性のない構造であ
る。
【0010】(5)剛性の小さい構造である。溶接方式
の積層型電磁石においては、図8に示すように、数本の
分離された側板23と打抜コア21とが溶接部隅肉脚長
によって一体化されるため、電磁石全体としての剛性が
小さくなり、コイル導体に働く電磁力に対して強制的に
耐えられない大きい変形が生じ、磁極面の平坦度や湾曲
の弧形状の精度を損ずる等の不都合もある。
【0011】図10は、図8のタイプよりも曲がり方の
大きい場合に採用する鉄芯形状が扇形の湾曲積層型電磁
石である。扇形形状の確保のために幅の違うコア21を
組み合せたり、コア21間にスペーサ26を挿入したり
するが、精度面やコスト面で図8のタイプより更に不利
な構造である。
【0012】この種の積層型電磁石が記載された文献と
しては、特開平5−258950号公報及び特開昭62
−13006号公報を挙げることができる。
【0013】なお、フレームがコ字型の積層型電磁石が
記載された文献としては、実開平2−108300号公
報を挙げることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
技術に鑑み、積層型電磁石において、次の課題を解決し
ようとするものである。
【0015】(1)シンクロトロン等に用いるビームの
安定走行のために、必要な高精度の磁極面を確保しつ
つ、湾曲形状及び直線形状の積層型電磁石を実現する。
【0016】(2)特に高磁場、長い積層長の電磁石に
対応するためには、コイル導体に発生する大きい電磁力
に耐え得る剛性を確保する。
【0017】(3)高価なコストと長い製作時間を要す
る積層と溶接の作業を簡素化し、安価で短時間に製作で
きる積層型電磁石を供給する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次の手段を採用する。
【0019】(1)コ字型断面のフレームに複数枚のコ
アを収納し、前記フレームの両端面にそれぞれ端板を装
着し、前記複数枚のコアと前記フレームと前記両端板と
をねじ構造で締め付ける積層型電磁石。 (2)前記電磁石の形状が湾曲形状である前記(1)記
載の積層型電磁石。 (3)前記電磁石の形状が直線形状である前記(1)記
載の積層型電磁石。 (4)前記ねじ構造が前記複数枚のコアと前記両端板と
に挿通したタイロッドである前記(1)記載の積層型電
磁石。 (5)前記ねじ構造が前記フレームと前記両端板の一方
との間に設けたリーマボルトである前記(1)記載の積
層型電磁石。 (6)前記フレームの周辺部に設けた凹所に冷却管を収
納する前記(1)記載の積層型電磁石。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0021】まず、本発明の第1実施形態を図1〜図6
に示す。図1(a)に示すように、積層の磁石面及び湾
曲の弧形状の組立精度は、あらかじめ高精度に位置決め
のための基準平面2と基準円弧面3を加工された金属製
コ字型のフレーム1に複数枚のコア4を、上面に押え板
5と側面に押え板5を介して、それぞれボルト6で締付
けることにより確保する。
【0022】また、図1におけるZ軸方向の積層面圧力
は、図1(b)と図2に示すように、4本のタイロッド
8を締め込んでそれらの締め付け力を加減することによ
り、調節される。
【0023】図2において、フレーム1と端板7との間
にピン9を設ける。コアの厚さの薄い積層型偏向電磁石
の場合には、タイロッド8を省略し、ピン9をリーマボ
ルトに代えることにより、複数枚のコア4の締付けとフ
レーム1の口開きの防止を図ることができる(詳細は後
述する。)。
【0024】積層された複数枚のコア4の積層方向Zへ
の面圧は、通常良好な占積率を確保するためにタイロッ
ド8の締付力の加減によって10〜20kg/cm2
あるる。
【0025】この締付力によるZ方向の反力が、フレー
ム1に伝達しないようにするために、フレーム1と端板
7との間にすきまを設けている。
【0026】また、図4に示すように、X方向とY方向
へのコア4の押え板5の反力は、コ字型のフレーム1の
口を破線状に開くような形で発生する。これは、フレー
ム1のコア4との当り面の精度(平面度)が損なわれる
から、支障となる。したがって、図2に示すように、フ
レーム1と端板7との間のピン9を設ける機構を採用
し、端板7の剛性によりフレーム1の変形を防止する。
【0027】本発明の第2実施形態の直線形状の積層型
電磁石を図7に示す。このタイプでは、真直なタイロッ
ド8の軸荷重Pは、いずれも等しく、各コア4の均等な
圧力を期待することができる。
【0028】本発明の第1実施形態の湾曲形状の積層型
電磁石は、図7に示される第2実施形態の直線形状の積
層型電磁石におけるような各コアの均等な圧力を期待す
ることができない。しかしながら、図2における軸荷重
o とPi を調整して、コア全枚数の内部圧力の重ね合
せによるモーメント効果の全体的なバランスが釣り合う
ようにすることができれば、支障がないのである。
【0029】コアには、溶接固定の細工が不要であり、
タイロッドを挿通する長穴のみを設ければ足りるのであ
るから、コアは、シンプルな形状となり、コストが安価
である。
【0030】積層型電磁石は、コアを全てコ字型のフレ
ームに収納する構造であるから、その剛性が飛躍的に上
昇し、電磁石内に発生するコイルの電磁力を始め、自重
たわみ、輸送時の衝撃等にも耐えられる。
【0031】また、コアとフレームとの接触圧及び接触
面積が十分に確保できることを踏まえて、図5に示すよ
うに、高周波励磁の際コア4に鉄損により発生する熱や
コイル導体10に発生するジュール熱を取り去るため
に、冷却管12をフレーム1の凹所13に沿わせて設け
る等の有効な除熱対策を採択することができる。なお、
2つのコイル導体10を継ぎ材11により保持する。
【0032】再言すると、本発明においてては、溶接に
よるコアの拘束を行わないので、コア自体の交換の必要
が生じた際も容易に対処可能である。
【0033】ただし、本発明は、湾曲状の積層型電磁石
全てに適用できるものではない。図6(a)に示すよう
に、弧の曲りの度合(弧と弦との距離の最大値)bがコ
アの幅aより小さい場合(b<a)の湾曲形状では、所
期の目的を達成できるが、図6(b)に示すように、b
>aの場合の湾曲形状では、最早、フレーム内に積層さ
れた全コアに圧縮力を均等に分布させるようなタイロッ
ドの配置が、不可能となる。
【0034】なお、本発明は、その技術の特徴に照らし
て、上半体群の積層コア(鉄芯)と下半体群の積層コア
とをボルトにより締結する結合(分割)型(実開平3−
86600号公報参照)の電磁石にも、全体が一群の1
枚型の電磁石にも適用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、粒子加速器等に用いることができ、次の効果を奏す
る。
【0036】(1)ビームを偏向(場合によっては収
束)させる積層型電磁石として磁極面精度が高いから、
ビームの軌道安定に寄与し、ひいては取出ビームの強度
向上に役立つ。
【0037】(2)困難で熟練を要する歪低減のための
溶接技術を廃止したことにより、コストを低下させて安
価な積層型電磁石を短時間で製造することができる。
【0038】(3)電磁石に要求される剛性を向上する
ことができ、また、発熱に対処する冷却構造を装備する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における要部の斜視図を
示し、(a)は断面図、(b)は透視図である。
【図2】本発明の第1実施形態の断面図である。
【図3】図2の側面図であり、(a)はα方向に見た
図、(b)はβ方向に見た図である。
【図4】本発明の第1実施形態におけるフレームに生じ
る変形の様子を説明するための断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に冷却構造を装備した場
合を示し、(a)は断面図、(b)は(a)の一部の斜
視図である。
【図6】本発明がどのような湾曲状の積層型電磁石に適
用できるか否かを説明するための図であり、(a)は適
用可の図、(b)は適用不可の図である。
【図7】本発明の第2実施形態の断面図である。
【図8】従来の湾曲状の積層型電磁石を示し、(a)は
斜視図、(b)は(a)をα方向に見た図である。
【図9】従来の湾曲状の積層型電磁石においてリップ溶
接した場合の平面図であり、(a)は第1のリップ溶接
構造、(b)は第2のリップ溶接構造を、それぞれ示
す。
【図10】従来の他の湾曲状の積層型電磁石の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 フレーム 2 基準平面 3 基準円弧面 4 コア 5 押え板 6 ボルト 7 端板 8 タイロッド 9 ピン 10 コイル導体 11 継ぎ材 12 冷却管 13 凹所

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コ字型断面のフレームに複数枚のコアを
    収納し、前記フレームの両端面にそれぞれ端板を装着
    し、前記複数枚のコアと前記フレームと前記両端板とを
    ねじ構造で締め付けることを特徴とする積層型電磁石。
  2. 【請求項2】 前記電磁石の形状が湾曲形状であること
    を特徴とする請求項1記載の積層型電磁石。
  3. 【請求項3】 前記電磁石の形状が直線形状であること
    を特徴とする請求項1記載の積層型電磁石。
  4. 【請求項4】 前記ねじ構造が前記複数枚のコアと前記
    両端板とに挿通したタイロッドであることを特徴とする
    請求項1記載の積層型電磁石。
  5. 【請求項5】 前記ねじ構造が前記フレームと前記両端
    板の一方との間に設けたリーマボルトであることを特徴
    とする請求項1記載の積層型電磁石。
  6. 【請求項6】 前記フレームの周辺部に設けた凹所に冷
    却管を収納することを特徴とする請求項1記載の積層型
    電磁石。
JP22388995A 1995-08-31 1995-08-31 積層型電磁石 Pending JPH0969431A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007213848A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Mitsubishi Electric Corp 荷電粒子加速装置用電磁石装置
JP2014022243A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Hitachi Ltd 偏向電磁石およびそれを用いた粒子線治療装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990908