JPH0971035A - インクジェット記録用シート及びその製造方法 - Google Patents
インクジェット記録用シート及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH0971035A JPH0971035A JP7228992A JP22899295A JPH0971035A JP H0971035 A JPH0971035 A JP H0971035A JP 7228992 A JP7228992 A JP 7228992A JP 22899295 A JP22899295 A JP 22899295A JP H0971035 A JPH0971035 A JP H0971035A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electron beam
- recording sheet
- layer
- curable resin
- ink
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- Pending
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- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鏡面状の高光沢表面を有し、インク吸収性、
耐水性および記録の鮮明性が優れたインクジェット記録
用シートを提供する。 【解決手段】 平滑な成型面とシート状支持体間に、顔
料と電子線硬化型樹脂を重量比で95/5〜70/30
の範囲で含有する塗料を塗布・乾燥した層を設け、その
層を平滑な成型面に押し当てた状態で電子線を照射して
インク受容層を形成し、前記成型面から剥離してなるイ
ンクジェット記録用シートであり、且つ前記顔料が非結
晶性シリカ、アルミナ、擬ベーマイトから選ばれる少な
くとも1種の顔料を含み、前記電子線硬化型樹脂が水性
エマルジョンタイプの電子線硬化型樹脂を含有するイン
クジェット記録用シート。
耐水性および記録の鮮明性が優れたインクジェット記録
用シートを提供する。 【解決手段】 平滑な成型面とシート状支持体間に、顔
料と電子線硬化型樹脂を重量比で95/5〜70/30
の範囲で含有する塗料を塗布・乾燥した層を設け、その
層を平滑な成型面に押し当てた状態で電子線を照射して
インク受容層を形成し、前記成型面から剥離してなるイ
ンクジェット記録用シートであり、且つ前記顔料が非結
晶性シリカ、アルミナ、擬ベーマイトから選ばれる少な
くとも1種の顔料を含み、前記電子線硬化型樹脂が水性
エマルジョンタイプの電子線硬化型樹脂を含有するイン
クジェット記録用シート。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
用シートに関し、特に鏡面状の高い表面光沢と吸水性、
耐水性及び鮮明で高精細な画像品質を有するインクジェ
ット記録用シートとその製造方法に関する。
用シートに関し、特に鏡面状の高い表面光沢と吸水性、
耐水性及び鮮明で高精細な画像品質を有するインクジェ
ット記録用シートとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】水性インクを用いるインクジェット記録
方式は、その普及に伴い、従来からのオフィス等での書
類のアウトプットとしての用途ばかりでなく、最近では
POSシステム等への用途も拡大している。また、プリ
ンターと記録用シート双方の急速な性能向上にともなっ
て、プリント速度、解像度が著しく向上し、更に近年で
はカラー化への市場の要請が高まっている。また広幅の
カラー記録への対応も容易なことから、急速に用途拡大
が進んでいる。記録用シートに関しては、インク吸収速
度の向上、インク受容量の増加、ドット形状の均一性向
上等の要望にこたえ、高解像度の優れた記録品質を得る
ために、基材表面にインク受容層を設けた塗工タイプの
記録用シートが開発されている。
方式は、その普及に伴い、従来からのオフィス等での書
類のアウトプットとしての用途ばかりでなく、最近では
POSシステム等への用途も拡大している。また、プリ
ンターと記録用シート双方の急速な性能向上にともなっ
て、プリント速度、解像度が著しく向上し、更に近年で
はカラー化への市場の要請が高まっている。また広幅の
カラー記録への対応も容易なことから、急速に用途拡大
が進んでいる。記録用シートに関しては、インク吸収速
度の向上、インク受容量の増加、ドット形状の均一性向
上等の要望にこたえ、高解像度の優れた記録品質を得る
ために、基材表面にインク受容層を設けた塗工タイプの
記録用シートが開発されている。
【0003】例えば、特開昭62−158084号公報
には、微粒子合成シリカをインク受容層として用いた、
高いインク吸収性、色再現性および記録濃度を有するイ
ンクジェット記録用シートが開示されている。即ち、前
記の要求特性に応じるために、微粒子合成シリカのよう
な吸収性の優れた白色顔料を主成分とする被覆層を、直
接セルロースパルプを主成分とする紙シートの表面に設
けた記録用シートであるが、紙シート上に微粒子合成シ
リカのような吸収性の優れた白色顔料を主成分とする被
覆層を直接設けた場合、塗布量が少ないと印字したドッ
トのにじみが大きく、鮮明で精細な画像が得られないば
かりでなく、裏抜け等の問題があった。塗布量を増やす
ことで、インクの裏抜けを防止する方法もあるが、ドッ
トの広がりを十分に抑えることはできなかった。更にこ
の方法では、高い光沢を有する記録用シートは得られな
かった。
には、微粒子合成シリカをインク受容層として用いた、
高いインク吸収性、色再現性および記録濃度を有するイ
ンクジェット記録用シートが開示されている。即ち、前
記の要求特性に応じるために、微粒子合成シリカのよう
な吸収性の優れた白色顔料を主成分とする被覆層を、直
接セルロースパルプを主成分とする紙シートの表面に設
けた記録用シートであるが、紙シート上に微粒子合成シ
リカのような吸収性の優れた白色顔料を主成分とする被
覆層を直接設けた場合、塗布量が少ないと印字したドッ
トのにじみが大きく、鮮明で精細な画像が得られないば
かりでなく、裏抜け等の問題があった。塗布量を増やす
ことで、インクの裏抜けを防止する方法もあるが、ドッ
トの広がりを十分に抑えることはできなかった。更にこ
の方法では、高い光沢を有する記録用シートは得られな
かった。
【0004】特開平1−97678号公報には、基材上
に擬ベーマイトゾルを塗工した記録用シートが開示され
ている。この記録用シートは、鮮明な画像を得ることが
可能であるが、良好な品質の画像を得るためには、擬ベ
ーマイトゾルを多量に使用する必要があるが、擬ベーマ
イトゾルの濃度が低いために、多量に塗工することは困
難であった。高い表面光沢を有するインクジェット記録
用シートとしては、基材の一方の面にキャスティング法
によって顔料を含有する塗工層を設けたシートが開示さ
れている(特開平5−59694号公報)。この方法に
よれば、従来の塗工方法に比べて表面光沢は向上する
が、鏡面のような強光沢を有するシートを得るには不十
分であり、インク受容層の耐水性も不十分であった。
に擬ベーマイトゾルを塗工した記録用シートが開示され
ている。この記録用シートは、鮮明な画像を得ることが
可能であるが、良好な品質の画像を得るためには、擬ベ
ーマイトゾルを多量に使用する必要があるが、擬ベーマ
イトゾルの濃度が低いために、多量に塗工することは困
難であった。高い表面光沢を有するインクジェット記録
用シートとしては、基材の一方の面にキャスティング法
によって顔料を含有する塗工層を設けたシートが開示さ
れている(特開平5−59694号公報)。この方法に
よれば、従来の塗工方法に比べて表面光沢は向上する
が、鏡面のような強光沢を有するシートを得るには不十
分であり、インク受容層の耐水性も不十分であった。
【0005】インクジェット記録用シートに電離性放射
線による硬化技術を応用する試みとしては、透明な紫外
線硬化させたカチオン性アクリル共重合体層とアニオン
性アクリル共重合体層とを設けたシートがある(特開昭
62−221591号公報)。しかし透明な記録用シー
トの製造は可能であるが、インクの吸収性が不十分であ
った。
線による硬化技術を応用する試みとしては、透明な紫外
線硬化させたカチオン性アクリル共重合体層とアニオン
性アクリル共重合体層とを設けたシートがある(特開昭
62−221591号公報)。しかし透明な記録用シー
トの製造は可能であるが、インクの吸収性が不十分であ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、鏡面状の強
光沢表面を有し、水性インクによるインクジェット方式
のプリンターあるいはプロッターで記録を行った場合
に、インク吸収性に優れ、ドット再現性が良好で、鮮明
で高精細な高品位画像を高速でプリントできるインクジ
ェット記録用シートとその製造方法を提供する。
光沢表面を有し、水性インクによるインクジェット方式
のプリンターあるいはプロッターで記録を行った場合
に、インク吸収性に優れ、ドット再現性が良好で、鮮明
で高精細な高品位画像を高速でプリントできるインクジ
ェット記録用シートとその製造方法を提供する。
【0007】本出願人は、先に、高平滑面上に塗工した
塗料を電子線で硬化させた上塗り層に、シート上に塗工
した下塗り層を重ね圧着後、再度電子線を照射して上塗
り層と下塗り層を一体化し、次いで一体化した塗工層を
高平滑面上から剥離することにより、強光沢面を有する
インクジェット記録用シートが得られることを見出し、
特許出願を行った(特願平6−172618)。この記
録シートは、強光沢面を有しており、鮮明な記録が可能
である。しかしインク受容層に含有される顔料が30%
未満と低いためか、インクの吸収が遅く、インクの定着
までに時間がかかるという問題があることが明らかにな
った。本発明者らは、電子線硬化型の樹脂に、下記特定
の顔料を特定の範囲で配合することで、上記問題を解決
できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
塗料を電子線で硬化させた上塗り層に、シート上に塗工
した下塗り層を重ね圧着後、再度電子線を照射して上塗
り層と下塗り層を一体化し、次いで一体化した塗工層を
高平滑面上から剥離することにより、強光沢面を有する
インクジェット記録用シートが得られることを見出し、
特許出願を行った(特願平6−172618)。この記
録シートは、強光沢面を有しており、鮮明な記録が可能
である。しかしインク受容層に含有される顔料が30%
未満と低いためか、インクの吸収が遅く、インクの定着
までに時間がかかるという問題があることが明らかにな
った。本発明者らは、電子線硬化型の樹脂に、下記特定
の顔料を特定の範囲で配合することで、上記問題を解決
できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の態様を含
む。 〔1〕 平滑な成型面とシート状支持体間に、顔料と電
子線硬化型樹脂を重量比で95/5〜70/30の範囲
で含有する塗料を塗布・乾燥した層を設け、その層を平
滑な成型面に押し当てた状態で電子線を照射してインク
受容層を形成し、前記成型面から剥離してなるインクジ
ェット記録用シートであり、且つ前記顔料が非結晶性シ
リカ、アルミナ、擬ベーマイトから選ばれる少なくとも
1種の顔料を含み、前記電子線硬化型樹脂が水性エマル
ジョンタイプの電子線硬化型樹脂を含有するインクジェ
ット記録用シート。
む。 〔1〕 平滑な成型面とシート状支持体間に、顔料と電
子線硬化型樹脂を重量比で95/5〜70/30の範囲
で含有する塗料を塗布・乾燥した層を設け、その層を平
滑な成型面に押し当てた状態で電子線を照射してインク
受容層を形成し、前記成型面から剥離してなるインクジ
ェット記録用シートであり、且つ前記顔料が非結晶性シ
リカ、アルミナ、擬ベーマイトから選ばれる少なくとも
1種の顔料を含み、前記電子線硬化型樹脂が水性エマル
ジョンタイプの電子線硬化型樹脂を含有するインクジェ
ット記録用シート。
【0009】〔2〕 前記顔料が、平均粒径0.01〜
10μmの非結晶性シリカ、アルミナ、擬ベーマイトか
ら選ばれる少なくとも1種を含む〔1〕記載のインクジ
ェット記録用シート。 〔3〕 シート状支持体とインク受容層の間に下塗り層
を有する〔1〕または〔2〕記載のインクジェット記録
用シート。 〔4〕 下塗り層が、電子線硬化型樹脂含有層を電子線
で硬化した層である〔3〕記載のインクジェット記録用
シート。
10μmの非結晶性シリカ、アルミナ、擬ベーマイトか
ら選ばれる少なくとも1種を含む〔1〕記載のインクジ
ェット記録用シート。 〔3〕 シート状支持体とインク受容層の間に下塗り層
を有する〔1〕または〔2〕記載のインクジェット記録
用シート。 〔4〕 下塗り層が、電子線硬化型樹脂含有層を電子線
で硬化した層である〔3〕記載のインクジェット記録用
シート。
【0010】〔5〕 水性エマルジョンタイプの電子線
硬化型樹脂が分子内に2つ以下のエチレン性不飽和結合
を有するアクリレート系またはメタクリレート系のオリ
ゴマーである〔1〕、〔2〕または〔3〕記載のインク
ジェット記録用シート。
硬化型樹脂が分子内に2つ以下のエチレン性不飽和結合
を有するアクリレート系またはメタクリレート系のオリ
ゴマーである〔1〕、〔2〕または〔3〕記載のインク
ジェット記録用シート。
【0011】〔6〕 平滑な成型面とシート状支持体間
に、顔料と電子線硬化型樹脂を重量比で95/5〜70
/30の範囲で含有する塗料を塗布・乾燥した層を設
け、その層を平滑な成型面に押し当てた状態で電子線を
照射してインク受容層を形成し、前記成型面から剥離す
るインクジェット記録用シートの製造方法であり、且つ
前記顔料が非結晶性シリカ、アルミナ、擬ベーマイトか
ら選ばれる少なくとも1種の顔料を含み、前記電子線硬
化型樹脂が水性エマルジョンタイプの電子線硬化型樹脂
を含有するインクジェット記録用シートの製造方法。
に、顔料と電子線硬化型樹脂を重量比で95/5〜70
/30の範囲で含有する塗料を塗布・乾燥した層を設
け、その層を平滑な成型面に押し当てた状態で電子線を
照射してインク受容層を形成し、前記成型面から剥離す
るインクジェット記録用シートの製造方法であり、且つ
前記顔料が非結晶性シリカ、アルミナ、擬ベーマイトか
ら選ばれる少なくとも1種の顔料を含み、前記電子線硬
化型樹脂が水性エマルジョンタイプの電子線硬化型樹脂
を含有するインクジェット記録用シートの製造方法。
【0012】〔7〕 非結晶性シリカ、アルミナ、擬ベ
ーマイトから選ばれる少なくとも1種の顔料と水性エマ
ルジョンタイプの電子線硬化型樹脂を含有する塗料をシ
ート状支持体に塗工後、乾燥処理により水を除去し、次
にこの塗工層に平滑な成型面を押し当てた状態で電子線
を照射し、前記平滑な成型面より剥離する〔6〕記載の
インクジェット記録用シートの製造方法。 〔8〕 非結晶性シリカ、アルミナ、擬ベーマイトから
選ばれる少なくとも1種の顔料と水性エマルジョンタイ
プの電子線硬化型樹脂を含有する塗料を平滑な成型面に
塗工後、乾燥処理により水を除去し、次にこの塗工層に
シート状支持体を押し当てた状態で電子線を照射し、前
記平滑な成型面より剥離する〔6〕記載のインクジェッ
ト記録用シートの製造方法。
ーマイトから選ばれる少なくとも1種の顔料と水性エマ
ルジョンタイプの電子線硬化型樹脂を含有する塗料をシ
ート状支持体に塗工後、乾燥処理により水を除去し、次
にこの塗工層に平滑な成型面を押し当てた状態で電子線
を照射し、前記平滑な成型面より剥離する〔6〕記載の
インクジェット記録用シートの製造方法。 〔8〕 非結晶性シリカ、アルミナ、擬ベーマイトから
選ばれる少なくとも1種の顔料と水性エマルジョンタイ
プの電子線硬化型樹脂を含有する塗料を平滑な成型面に
塗工後、乾燥処理により水を除去し、次にこの塗工層に
シート状支持体を押し当てた状態で電子線を照射し、前
記平滑な成型面より剥離する〔6〕記載のインクジェッ
ト記録用シートの製造方法。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明では、水性エマルジョンタ
イプの電子線硬化型樹脂を使用することにより、インク
受容層塗料中に上記特定の顔料を比較的に多量に添加し
ても塗液が増粘し過ぎることがなく、疎水性の樹脂を使
用した場合にも、高いインク吸収性が得られるばかりで
なく、ポリビニルアルコールやポリビニルピロリドンの
ような親水性樹脂を使用した場合に比較して、耐水性の
優れたインク受容層を製造することができる。また、樹
脂の硬化処理が平滑な成型面上で行われるため、通常の
キャスト方式では得られない強光沢平滑面を有するイン
クジェット記録用シートを得ることができるのである。
イプの電子線硬化型樹脂を使用することにより、インク
受容層塗料中に上記特定の顔料を比較的に多量に添加し
ても塗液が増粘し過ぎることがなく、疎水性の樹脂を使
用した場合にも、高いインク吸収性が得られるばかりで
なく、ポリビニルアルコールやポリビニルピロリドンの
ような親水性樹脂を使用した場合に比較して、耐水性の
優れたインク受容層を製造することができる。また、樹
脂の硬化処理が平滑な成型面上で行われるため、通常の
キャスト方式では得られない強光沢平滑面を有するイン
クジェット記録用シートを得ることができるのである。
【0014】本発明に用いられる電子線硬化型樹脂とし
ては、エチレン性不飽和結合を有するアクリレート系ま
たはメタクリレート系のオリゴマーを使用することがで
きる。特に限定するものではないが、例えばウレタンア
クリレート、ウレタンメタクリレート、エポキシアクリ
レート、エポキシメタクリレート、ポリエステルアクリ
レート、ポリエステルメタクリレート、ポリエーテルア
クリレート、ポリエーテルメタクリレート、メラミンア
クリレート、メラミンメタクリレート等の各種アクリレ
ート類、またはメタクリレート類、或いはこれらの共重
合物等の電子線硬化型オリゴマーの水性エマルジョンを
挙げることができる。これらの中でも分子内にエチレン
性不飽和結合を2つ以下含むものがインク吸収性の点で
好ましく、より好ましくは分子内にエチレン性不飽和結
合を1つ含むものである。
ては、エチレン性不飽和結合を有するアクリレート系ま
たはメタクリレート系のオリゴマーを使用することがで
きる。特に限定するものではないが、例えばウレタンア
クリレート、ウレタンメタクリレート、エポキシアクリ
レート、エポキシメタクリレート、ポリエステルアクリ
レート、ポリエステルメタクリレート、ポリエーテルア
クリレート、ポリエーテルメタクリレート、メラミンア
クリレート、メラミンメタクリレート等の各種アクリレ
ート類、またはメタクリレート類、或いはこれらの共重
合物等の電子線硬化型オリゴマーの水性エマルジョンを
挙げることができる。これらの中でも分子内にエチレン
性不飽和結合を2つ以下含むものがインク吸収性の点で
好ましく、より好ましくは分子内にエチレン性不飽和結
合を1つ含むものである。
【0015】更に必要に応じて電子線硬化型樹脂とし
て、エチレングリコール系ジアクリレート、エチレング
リコール系メタクリレート、アクリロイルモルフォリ
ン、N−ビニルピロリドン等の電子線硬化型の水溶性モ
ノマーを含有させることができる。これにより耐水性改
良等の効果を得ることが出来る。また、耐水性が低下し
ない範囲、或いは本発明の効果を阻害しない範囲でポリ
ビニルアルコールまたはその変性物、澱粉またはその変
性物、ポリビニルピロリドン、カゼイン等の水溶性樹脂
を含有させてもよい。
て、エチレングリコール系ジアクリレート、エチレング
リコール系メタクリレート、アクリロイルモルフォリ
ン、N−ビニルピロリドン等の電子線硬化型の水溶性モ
ノマーを含有させることができる。これにより耐水性改
良等の効果を得ることが出来る。また、耐水性が低下し
ない範囲、或いは本発明の効果を阻害しない範囲でポリ
ビニルアルコールまたはその変性物、澱粉またはその変
性物、ポリビニルピロリドン、カゼイン等の水溶性樹脂
を含有させてもよい。
【0016】電子線硬化型樹脂の水性エマルジョンを含
有するインク受容層塗料に、更に電子線硬化型の水溶性
モノマーを含有させる場合、電子線硬化型樹脂の水性エ
マルジョンと電子線硬化型の水溶性モノマーの重量比は
特に限定しないが、固形分(不揮発分)で、水性エマル
ジョンの電子線硬化型樹脂/電子線硬化型の水溶性モノ
マー=100〜70/0〜30の範囲が好ましく、より
好ましくは100〜80/0〜20である。電子線硬化
型の水溶性モノマーの配合比が多いと電子線照射後の塗
工層の吸水性が低下し、水性インクの吸水性が劣る場合
もある。
有するインク受容層塗料に、更に電子線硬化型の水溶性
モノマーを含有させる場合、電子線硬化型樹脂の水性エ
マルジョンと電子線硬化型の水溶性モノマーの重量比は
特に限定しないが、固形分(不揮発分)で、水性エマル
ジョンの電子線硬化型樹脂/電子線硬化型の水溶性モノ
マー=100〜70/0〜30の範囲が好ましく、より
好ましくは100〜80/0〜20である。電子線硬化
型の水溶性モノマーの配合比が多いと電子線照射後の塗
工層の吸水性が低下し、水性インクの吸水性が劣る場合
もある。
【0017】電子線硬化型樹脂(電子線硬化型樹脂の水
性エマルジョンと電子線硬化型の水溶性モノマーを含
む)と顔料の重量比は、顔料/電子線硬化型樹脂=95
/5〜70/30の範囲であり、好ましくは95/5〜
75/25である。顔料の配合比率が95%を超える
と、インク受容層の塗膜強度が低下するため好ましくな
い。逆に顔料の配合比率が70%未満では、インクの吸
収性が低下する。
性エマルジョンと電子線硬化型の水溶性モノマーを含
む)と顔料の重量比は、顔料/電子線硬化型樹脂=95
/5〜70/30の範囲であり、好ましくは95/5〜
75/25である。顔料の配合比率が95%を超える
と、インク受容層の塗膜強度が低下するため好ましくな
い。逆に顔料の配合比率が70%未満では、インクの吸
収性が低下する。
【0018】本発明では、インク受容層中に非結晶性シ
リカ、アルミナまたは擬ベーマイトを含有させる。これ
らの中で、非結晶性シリカはインク保持能力に優れるた
め好ましい。また安価でもある。これらのインク受容性
顔料の平均粒径は0.01〜10μmの範囲が好まし
く、より好ましくは0.015〜8μmである。平均粒
径が小さい場合には、顔料の配合効果が不十分となる場
合があり、逆に大きいと、画像の鮮明さが劣る場合もあ
る。平均粒径は、例えば、コールターカウンター法で、
積算重量割合50%に対応する粒径として求めることが
できる。
リカ、アルミナまたは擬ベーマイトを含有させる。これ
らの中で、非結晶性シリカはインク保持能力に優れるた
め好ましい。また安価でもある。これらのインク受容性
顔料の平均粒径は0.01〜10μmの範囲が好まし
く、より好ましくは0.015〜8μmである。平均粒
径が小さい場合には、顔料の配合効果が不十分となる場
合があり、逆に大きいと、画像の鮮明さが劣る場合もあ
る。平均粒径は、例えば、コールターカウンター法で、
積算重量割合50%に対応する粒径として求めることが
できる。
【0019】更に必要に応じて炭酸カルシウム、クレ
ー、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、硫酸バリ
ウム、二酸化チタン、サチンホワイト、タルク、雲母、
酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、ゼオライト、ハイドロ
タルサイト、スメクタイト、燐酸カルシウム、珪酸カル
シウム、焼成クレー等の白色顔料を配合してもよい。
ー、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、硫酸バリ
ウム、二酸化チタン、サチンホワイト、タルク、雲母、
酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、ゼオライト、ハイドロ
タルサイト、スメクタイト、燐酸カルシウム、珪酸カル
シウム、焼成クレー等の白色顔料を配合してもよい。
【0020】支持体とインク受容層との間に下塗り層を
設けることもできる。これによりインク受容層の密着性
を改善でき、また支持体への塗液浸透性を小さく出来
る。下塗り層は高分子材料を含み、特に限定せず例え
ば、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステ
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合物、ポリ酢酸ビニル、
スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ニトリル−ブタ
ジエンゴム(NBR)、メチルメタクリレート−ブタジ
エンゴム(MBR)、ポリエステル系樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、アルキッド樹脂等の水性エマルジョンの他に、
これらの共重合物の樹脂エマルジョンが使用できる。ま
たこれらの高分子にカルボキシル基、カチオン性基等の
官能基を導入したものも使用可能であり、ポリアクリル
アミド系樹脂、ポリビニルアセタール樹脂等も使用可能
である。更に、澱粉、澱粉誘導体、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルアルコール変性物、カゼイン、セルロー
ス誘導体等の水溶性樹脂も使用可能である。これらの高
分子材料は、必要に応じて2種以上を混合して使用する
こともできる。
設けることもできる。これによりインク受容層の密着性
を改善でき、また支持体への塗液浸透性を小さく出来
る。下塗り層は高分子材料を含み、特に限定せず例え
ば、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステ
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合物、ポリ酢酸ビニル、
スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ニトリル−ブタ
ジエンゴム(NBR)、メチルメタクリレート−ブタジ
エンゴム(MBR)、ポリエステル系樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、アルキッド樹脂等の水性エマルジョンの他に、
これらの共重合物の樹脂エマルジョンが使用できる。ま
たこれらの高分子にカルボキシル基、カチオン性基等の
官能基を導入したものも使用可能であり、ポリアクリル
アミド系樹脂、ポリビニルアセタール樹脂等も使用可能
である。更に、澱粉、澱粉誘導体、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルアルコール変性物、カゼイン、セルロー
ス誘導体等の水溶性樹脂も使用可能である。これらの高
分子材料は、必要に応じて2種以上を混合して使用する
こともできる。
【0021】下塗り層として、電子線の照射によって硬
化可能な樹脂を使用することも可能であり、特に限定す
るものではないが、エチレン性不飽和結合を1つ有する
モノマーとしては、N−ビニルピロリドン、アクリロニ
トリルあるいはその誘導体、スチレンあるいはその誘導
体、アクリルアミド等のアミド基含有モノマー、ラウリ
ル(メタ)アクリレートのような脂肪酸系アクリレート
あるいはメタクリレート、ベンジルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレー
ト、フェノキシエチルアクリレート、ノニルフェノキシ
エチルアクリレート、ε−カプロラクトン付加物のアク
リレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシ−フェノキシプロピルアクリレート、シクロ
ヘキシル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、3−フェノキシプロピ
ルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート等の
アクリレートまたはメタクリレート等を例示できる。
化可能な樹脂を使用することも可能であり、特に限定す
るものではないが、エチレン性不飽和結合を1つ有する
モノマーとしては、N−ビニルピロリドン、アクリロニ
トリルあるいはその誘導体、スチレンあるいはその誘導
体、アクリルアミド等のアミド基含有モノマー、ラウリ
ル(メタ)アクリレートのような脂肪酸系アクリレート
あるいはメタクリレート、ベンジルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレー
ト、フェノキシエチルアクリレート、ノニルフェノキシ
エチルアクリレート、ε−カプロラクトン付加物のアク
リレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシ−フェノキシプロピルアクリレート、シクロ
ヘキシル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、3−フェノキシプロピ
ルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート等の
アクリレートまたはメタクリレート等を例示できる。
【0022】エチレン性不飽和結合を2つ有するモノマ
ーとしては、例えばジビニルベンゼンまたはその誘導
体、エチレングリコールあるいはプロピレングリコール
鎖を有するジアクリレートまたはジメタクリレート、ヘ
キサンジオールジ(メタ)アクリレートのような直鎖の
炭化水素のジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカン
ジメチロールジアクリレート、変性ビスフェノールAの
ジアクリレート等を例示できる。これらエチレン性不飽
和結合を1つあるいは2つ等有する化合物は、必要に応
じて2種以上を混合して使用することもできる。
ーとしては、例えばジビニルベンゼンまたはその誘導
体、エチレングリコールあるいはプロピレングリコール
鎖を有するジアクリレートまたはジメタクリレート、ヘ
キサンジオールジ(メタ)アクリレートのような直鎖の
炭化水素のジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカン
ジメチロールジアクリレート、変性ビスフェノールAの
ジアクリレート等を例示できる。これらエチレン性不飽
和結合を1つあるいは2つ等有する化合物は、必要に応
じて2種以上を混合して使用することもできる。
【0023】インク受容層と支持体の間に下塗り層を設
ける場合には、下塗り層はインク受容層を設ける前に、
支持体上に通常の塗工方法、例えば、バー、エアナイ
フ、ブレード、ロール、リップ、コンマ、スリットダイ
等の塗工装置で塗工され、必要に応じて乾燥処理や電子
線硬化処理が施される。下塗り層には、必要に応じて顔
料を配合することも可能であり、例えば、非結晶性シリ
カ、アルミナ、擬ベーマイト、炭酸カルシウム、クレ
ー、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、硫酸バリ
ウム、二酸化チタン、サチンホワイト、タルク、雲母、
酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、ゼオライト、ハイドロ
タルサイト、スメクタイト、燐酸カルシウム、珪酸カル
シウム、焼成クレー等の白色顔料が使用可能である。
ける場合には、下塗り層はインク受容層を設ける前に、
支持体上に通常の塗工方法、例えば、バー、エアナイ
フ、ブレード、ロール、リップ、コンマ、スリットダイ
等の塗工装置で塗工され、必要に応じて乾燥処理や電子
線硬化処理が施される。下塗り層には、必要に応じて顔
料を配合することも可能であり、例えば、非結晶性シリ
カ、アルミナ、擬ベーマイト、炭酸カルシウム、クレ
ー、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、硫酸バリ
ウム、二酸化チタン、サチンホワイト、タルク、雲母、
酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、ゼオライト、ハイドロ
タルサイト、スメクタイト、燐酸カルシウム、珪酸カル
シウム、焼成クレー等の白色顔料が使用可能である。
【0024】下塗り層の塗工量は、好ましくは1〜15
g/m2 、より好ましくは2〜8g/m2 である。下塗
り層の塗工量が少ないと、下塗り層の効果が十分に得ら
れない場合もある。逆に、下塗り層の塗工量が多くても
効果はあたまうちになり、コスト上昇等の問題を生じ
る。
g/m2 、より好ましくは2〜8g/m2 である。下塗
り層の塗工量が少ないと、下塗り層の効果が十分に得ら
れない場合もある。逆に、下塗り層の塗工量が多くても
効果はあたまうちになり、コスト上昇等の問題を生じ
る。
【0025】支持体としては、紙シート、白色フィル
ム、合成紙、ポリオレフィンラミネート紙等が使用でき
る。紙シートを支持体として使用する場合には、平滑度
は高いほどよく、塗工タイプのアート紙あるいはキャス
トコート紙等が好ましい。支持体の坪量は50〜300
g/m2 が好ましい。支持体の坪量が小さいと、支持体
の剛度が不足し、高級感も得られない。逆に、支持体の
坪量が大きいと、得られるインクジェット記録シートが
厚すぎ、プリンターの走行性が不良となる場合もある。
ム、合成紙、ポリオレフィンラミネート紙等が使用でき
る。紙シートを支持体として使用する場合には、平滑度
は高いほどよく、塗工タイプのアート紙あるいはキャス
トコート紙等が好ましい。支持体の坪量は50〜300
g/m2 が好ましい。支持体の坪量が小さいと、支持体
の剛度が不足し、高級感も得られない。逆に、支持体の
坪量が大きいと、得られるインクジェット記録シートが
厚すぎ、プリンターの走行性が不良となる場合もある。
【0026】インク受容層中には、必要に応じて、第4
級アンモニウム塩等を有するカチオン性樹脂を配合して
もよい。これによりインクの耐水性を向上させることが
出来る。カチオン性樹脂を含有させる場合の配合量は、
顔料100重量部に対し0〜50重量部が好ましく、よ
り好ましくは5〜40重量部である。カチオン性樹脂の
配合量が多いと、インクの受容性が低下する場合もあ
る。
級アンモニウム塩等を有するカチオン性樹脂を配合して
もよい。これによりインクの耐水性を向上させることが
出来る。カチオン性樹脂を含有させる場合の配合量は、
顔料100重量部に対し0〜50重量部が好ましく、よ
り好ましくは5〜40重量部である。カチオン性樹脂の
配合量が多いと、インクの受容性が低下する場合もあ
る。
【0027】インク受容層は支持体上あるいは平滑な成
型面上に通常使用される塗工方法で塗工される。例え
ば、バー、エアナイフ、ブレード、ロール、リップ、コ
ンマ、スリットダイ等の塗工方法が使用可能である。イ
ンク受容層の塗工量は特に限定しないが、10〜50g
/m2 程度、好ましくは15〜40g/m2 である。イ
ンク受容層の塗工量が少ないと、受容層のインク吸収能
力が不足し、ニジミ等の問題が生じる場合がある。逆に
塗工量が多いと、高価な電子線硬化型樹脂を必要以上に
使用することになり、硬化に必要な電子線の吸収線量が
増加し、好ましくない。
型面上に通常使用される塗工方法で塗工される。例え
ば、バー、エアナイフ、ブレード、ロール、リップ、コ
ンマ、スリットダイ等の塗工方法が使用可能である。イ
ンク受容層の塗工量は特に限定しないが、10〜50g
/m2 程度、好ましくは15〜40g/m2 である。イ
ンク受容層の塗工量が少ないと、受容層のインク吸収能
力が不足し、ニジミ等の問題が生じる場合がある。逆に
塗工量が多いと、高価な電子線硬化型樹脂を必要以上に
使用することになり、硬化に必要な電子線の吸収線量が
増加し、好ましくない。
【0028】本発明の好ましい態様ではインク受容層は
平滑な成型面上に塗工された後乾燥され、次いで支持体
を塗工層に圧着した状態で電子線照射により硬化処理さ
れ、次いで成型面から剥離される。平滑な成型面として
は、ポリエステルのようなプラスチックフィルム、キャ
ストドラム等を使用することができる。特に限定しない
が、平滑な成型面の表面粗さRaは0.1μm以下が好
ましい。別の態様ではインク受容層塗液は支持体に塗工
後乾燥され、次いで平滑な成型面に圧着した状態で電子
線を照射し硬化され、次いで成型面から剥離することで
製造することも可能である。
平滑な成型面上に塗工された後乾燥され、次いで支持体
を塗工層に圧着した状態で電子線照射により硬化処理さ
れ、次いで成型面から剥離される。平滑な成型面として
は、ポリエステルのようなプラスチックフィルム、キャ
ストドラム等を使用することができる。特に限定しない
が、平滑な成型面の表面粗さRaは0.1μm以下が好
ましい。別の態様ではインク受容層塗液は支持体に塗工
後乾燥され、次いで平滑な成型面に圧着した状態で電子
線を照射し硬化され、次いで成型面から剥離することで
製造することも可能である。
【0029】電子線照射に使用する装置としては、例え
ば、エレクトロンカーテン方式、スキャニング方式等の
装置を使用することができる。インク受容層は、100
kV以上の加速電圧、例えば100〜300kVの加速
電圧で電子線照射することによって硬化する。硬化に必
要な吸収線量は、塗工層上のフィルムを通して電子線を
照射する場合には、通常、フィルム下のフィルムと接し
ている塗工層表面の吸収線量が0.5〜15Mrad程
度、好ましくは0.5〜10Mradとする。支持体を
通して電子線を照射する場合には、支持体と接している
塗工層表面の吸収線量が通常0.5〜15Mrad、好
ましくは0.5〜10Mradの範囲である。吸収線量
が小さいと硬化が不十分となり、耐水性が不足するばか
りでなく、ブロッキング等の原因となる場合がある。逆
に、吸収線量が多いと、樹脂の硬化が進み過ぎ、インク
吸収性が低下し、支持体として紙シートや合成紙を使用
したときに、シート強度が低下する場合がある。
ば、エレクトロンカーテン方式、スキャニング方式等の
装置を使用することができる。インク受容層は、100
kV以上の加速電圧、例えば100〜300kVの加速
電圧で電子線照射することによって硬化する。硬化に必
要な吸収線量は、塗工層上のフィルムを通して電子線を
照射する場合には、通常、フィルム下のフィルムと接し
ている塗工層表面の吸収線量が0.5〜15Mrad程
度、好ましくは0.5〜10Mradとする。支持体を
通して電子線を照射する場合には、支持体と接している
塗工層表面の吸収線量が通常0.5〜15Mrad、好
ましくは0.5〜10Mradの範囲である。吸収線量
が小さいと硬化が不十分となり、耐水性が不足するばか
りでなく、ブロッキング等の原因となる場合がある。逆
に、吸収線量が多いと、樹脂の硬化が進み過ぎ、インク
吸収性が低下し、支持体として紙シートや合成紙を使用
したときに、シート強度が低下する場合がある。
【0030】インク受容層塗料には更に、必要に応じて
滑剤、防黴剤、帯電防止剤、蛍光染料、有機有色顔料、
離型剤等の助剤を必要に応じて適宜添加しても良い。必
要に応じてpHコントロールを行っても良い。
滑剤、防黴剤、帯電防止剤、蛍光染料、有機有色顔料、
離型剤等の助剤を必要に応じて適宜添加しても良い。必
要に応じてpHコントロールを行っても良い。
【0031】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は勿論これらに限定されるものでは
ない。尚、以下の実施例において、部および%は全て重
量部および重量%である。
説明するが、本発明は勿論これらに限定されるものでは
ない。尚、以下の実施例において、部および%は全て重
量部および重量%である。
【0032】実施例1 ポリエチレンを両面に各々30g/m2 ラミネートした
ポリエチレンラミネート紙(坪量200g/m2 )の一
面上に、電子線硬化型樹脂であるウレタンアクリレート
オリゴマーの水性エマルジョン(東亜合成株式会社製、
ネオタンUE、固形分50%)40部に、平均粒径3.
5μmの非結晶性シリカ(水沢化学株式会社製、ミズカ
シル)80部を混合し60%の濃度に調整した塗料を、
メイヤーバーを用いて乾燥後の塗工量が25g/m2 に
なるように塗工し、乾燥後、該塗工層表面にポリエチレ
ンテレフタレート(以下PET)フィルム(表面あらさ
Ra=0.02μm,厚さ70μm,商品名:ルミラ
ー,東レ株式会社製)を圧着し、次いでPETフィルム
の上から紙シートに向けて200kVの加速電圧で、P
ETフィルム下の吸収線量が2Mradになるように電
子線を照射して塗工層を硬化後、塗工層からPETフィ
ルムを剥離することにより、インクジェット記録用シー
トを作製した。
ポリエチレンラミネート紙(坪量200g/m2 )の一
面上に、電子線硬化型樹脂であるウレタンアクリレート
オリゴマーの水性エマルジョン(東亜合成株式会社製、
ネオタンUE、固形分50%)40部に、平均粒径3.
5μmの非結晶性シリカ(水沢化学株式会社製、ミズカ
シル)80部を混合し60%の濃度に調整した塗料を、
メイヤーバーを用いて乾燥後の塗工量が25g/m2 に
なるように塗工し、乾燥後、該塗工層表面にポリエチレ
ンテレフタレート(以下PET)フィルム(表面あらさ
Ra=0.02μm,厚さ70μm,商品名:ルミラ
ー,東レ株式会社製)を圧着し、次いでPETフィルム
の上から紙シートに向けて200kVの加速電圧で、P
ETフィルム下の吸収線量が2Mradになるように電
子線を照射して塗工層を硬化後、塗工層からPETフィ
ルムを剥離することにより、インクジェット記録用シー
トを作製した。
【0033】実施例2 坪量150g/m2 のポリエチレンラミネート紙の一面
上に、ウレタンアクリレートオリゴマーの水性エマルジ
ョン(東亜合成株式会社製、ネオタンUE、固形分50
%)40部に、N−ビニルピロリドン5部および平均粒
径8.5μmの非結晶性シリカ(水沢化学株式会社製、
ミズカシル)75部を混合し、60%の濃度に調整した
塗料を、メイヤーバーを用いて乾燥後の塗工量が35g
/m2 になるように塗工し、乾燥後、該塗工層表面にP
ETフィルム(表面あらさRa=0.02μm,厚さ7
0μm,商品名:ルミラー,東レ株式会社製)を貼合
せ、PETフィルムの上から紙シートに向けて200k
Vの加速電圧で、フィルム下の吸収線量が3Mradに
なるように電子線を照射して塗工層を硬化し、次いで塗
工層からPETフィルムを剥離することにより、インク
ジェット記録用シートを作製した。
上に、ウレタンアクリレートオリゴマーの水性エマルジ
ョン(東亜合成株式会社製、ネオタンUE、固形分50
%)40部に、N−ビニルピロリドン5部および平均粒
径8.5μmの非結晶性シリカ(水沢化学株式会社製、
ミズカシル)75部を混合し、60%の濃度に調整した
塗料を、メイヤーバーを用いて乾燥後の塗工量が35g
/m2 になるように塗工し、乾燥後、該塗工層表面にP
ETフィルム(表面あらさRa=0.02μm,厚さ7
0μm,商品名:ルミラー,東レ株式会社製)を貼合
せ、PETフィルムの上から紙シートに向けて200k
Vの加速電圧で、フィルム下の吸収線量が3Mradに
なるように電子線を照射して塗工層を硬化し、次いで塗
工層からPETフィルムを剥離することにより、インク
ジェット記録用シートを作製した。
【0034】実施例3 坪量150g/m2 の前出のポリエチレンラミネート紙
の一面上に、ウレタンアクリレートオリゴマーの水性エ
マルジョン(東亜合成株式会社製、ネオタンUE、固形
分50%)40部に、平均粒径3.5μmの非結晶性シ
リカ(水沢化学株式会社製、ミズカシル)80部を混合
し、60%の濃度に調整した塗料を、メイヤーバーを用
いて乾燥後の塗工量が25g/m2 になるように塗工
し、乾燥後、塗工層表面にPETフィルムを貼合せ、P
ETフィルムの上から紙シートに向けて200kVの加
速電圧で、フィルム下の吸収線量が4Mradになるよ
うに電子線を照射して塗工層を硬化し、次いで塗工層か
らPETフィルムを剥離することにより、インクジェッ
ト記録用シートを作製した。
の一面上に、ウレタンアクリレートオリゴマーの水性エ
マルジョン(東亜合成株式会社製、ネオタンUE、固形
分50%)40部に、平均粒径3.5μmの非結晶性シ
リカ(水沢化学株式会社製、ミズカシル)80部を混合
し、60%の濃度に調整した塗料を、メイヤーバーを用
いて乾燥後の塗工量が25g/m2 になるように塗工
し、乾燥後、塗工層表面にPETフィルムを貼合せ、P
ETフィルムの上から紙シートに向けて200kVの加
速電圧で、フィルム下の吸収線量が4Mradになるよ
うに電子線を照射して塗工層を硬化し、次いで塗工層か
らPETフィルムを剥離することにより、インクジェッ
ト記録用シートを作製した。
【0035】実施例4 ポリエチレンラミネート紙の代わりに、坪量100g/
m2 の硫酸バリウム含有の白色PETフィルムを用いた
以外は、実施例1の操作を繰り返して、インクジェット
記録用シートを得た。
m2 の硫酸バリウム含有の白色PETフィルムを用いた
以外は、実施例1の操作を繰り返して、インクジェット
記録用シートを得た。
【0036】実施例5 ポリエチレンラミネート紙の代わりに、坪量128g/
m2 のキャストコート紙(新王子製紙株式会社製、OK
エナメル)を使用し、光沢面に塗工した以外は、実施例
1の操作を繰り返して、インクジェット記録用シートを
得た。
m2 のキャストコート紙(新王子製紙株式会社製、OK
エナメル)を使用し、光沢面に塗工した以外は、実施例
1の操作を繰り返して、インクジェット記録用シートを
得た。
【0037】実施例6 ポリエチレンラミネート紙の代わりに、坪量85g/m
2 の合成紙(王子油化合成紙株式会社製、FPG11
0)を使用した以外は、実施例1の操作を繰り返して、
インクジェット記録用シートを得た。
2 の合成紙(王子油化合成紙株式会社製、FPG11
0)を使用した以外は、実施例1の操作を繰り返して、
インクジェット記録用シートを得た。
【0038】実施例7 鏡面状の高平滑ドラム上(表面あらさRa=0.05μ
m)に、ウレタンアクリレートオリゴマーの水性エマル
ジョン(東亜合成株式会社製、ネオタンUE、固形分5
0%)40部に、平均粒径3.5μmの非結晶性シリカ
(水沢化学株式会社製、ミズカシル)80部を混合し6
0%の濃度に調整した塗料を、乾燥後の塗工量が25g
/m2 になるように塗工し、乾燥後、塗工層表面にシー
ト状支持体である坪量200g/m2 のポリエチレンラ
ミネート紙を貼合せ、次いでポリエチレンラミネート紙
を通して300kVの加速電圧で、ポリエチレンラミネ
ート紙下の吸収線量が2Mradになるように電子線を
照射して塗工層を硬化後、塗工層を高平滑ドラムから剥
離することにより、インクジェット記録用シートを作製
した。
m)に、ウレタンアクリレートオリゴマーの水性エマル
ジョン(東亜合成株式会社製、ネオタンUE、固形分5
0%)40部に、平均粒径3.5μmの非結晶性シリカ
(水沢化学株式会社製、ミズカシル)80部を混合し6
0%の濃度に調整した塗料を、乾燥後の塗工量が25g
/m2 になるように塗工し、乾燥後、塗工層表面にシー
ト状支持体である坪量200g/m2 のポリエチレンラ
ミネート紙を貼合せ、次いでポリエチレンラミネート紙
を通して300kVの加速電圧で、ポリエチレンラミネ
ート紙下の吸収線量が2Mradになるように電子線を
照射して塗工層を硬化後、塗工層を高平滑ドラムから剥
離することにより、インクジェット記録用シートを作製
した。
【0039】実施例8 顔料として平均粒径3.5μmの非結晶性シリカ(水沢
化学株式会社製、ミズカシル)80部を、平均粒径3.
5μmの非結晶性シリカ(水沢化学株式会社製、ミズカ
シル)70部と平均粒径2μmのアルミナ微粉末(住友
化学株式会社製、AKP−G015)10部に置き換え
た以外は同様にインク受容層を形成し、実施例6の操作
を繰り返してインクジェット記録用シートを得た。
化学株式会社製、ミズカシル)80部を、平均粒径3.
5μmの非結晶性シリカ(水沢化学株式会社製、ミズカ
シル)70部と平均粒径2μmのアルミナ微粉末(住友
化学株式会社製、AKP−G015)10部に置き換え
た以外は同様にインク受容層を形成し、実施例6の操作
を繰り返してインクジェット記録用シートを得た。
【0040】実施例9 電子線硬化型樹脂としてウレタンアクリレートオリゴマ
ーの水性エマルジョン(荒川化学株式会社製、ニューフ
ロンティアWE、固形分40%)62.5部と、顔料と
して平均粒径1.5μmの非結晶性シリカ(水沢化学工
業株式会社 製、ミズカシル)75部を含有する塗液を
使用した以外は、実施例1の操作を繰り返してインクジ
ェット記録用シートを得た。
ーの水性エマルジョン(荒川化学株式会社製、ニューフ
ロンティアWE、固形分40%)62.5部と、顔料と
して平均粒径1.5μmの非結晶性シリカ(水沢化学工
業株式会社 製、ミズカシル)75部を含有する塗液を
使用した以外は、実施例1の操作を繰り返してインクジ
ェット記録用シートを得た。
【0041】実施例10 支持体として実施例5で使用したキャストコート紙を使
用し、支持体上に下塗り層として、ポリビニルアルコー
ル(日本合成化学株式会社製、KL−05)を、乾燥重
量で2g/m2 塗工した以外は、実施例1の操作を繰り
返してインクジェット記録用シートを得た。
用し、支持体上に下塗り層として、ポリビニルアルコー
ル(日本合成化学株式会社製、KL−05)を、乾燥重
量で2g/m2 塗工した以外は、実施例1の操作を繰り
返してインクジェット記録用シートを得た。
【0042】実施例11 支持体として実施例5で使用したキャストコート紙を使
用し、支持体上に下塗り層として、ポリビニルアルコー
ル(日本合成化学株式会社製、KL−05)を、乾燥重
量で6g/m2 塗工した以外は、実施例1の操作を繰り
返してインクジェット記録用シートを得た。
用し、支持体上に下塗り層として、ポリビニルアルコー
ル(日本合成化学株式会社製、KL−05)を、乾燥重
量で6g/m2 塗工した以外は、実施例1の操作を繰り
返してインクジェット記録用シートを得た。
【0043】実施例12 支持体として実施例5で使用したキャストコート紙を使
用し、支持体上に下塗り層として、電子線硬化型のウレ
タン系ジアクリレートオリゴマー(荒川化学株式会社
製、商品名:ビームセット505)と、ポリエチレング
リコール系ジアクリレートである二官能モノマー(東亜
合成株式会社製、M240)を、ウレタン系ジアクリレ
ートオリゴマー/ポリエチレングリコール系ジアクリレ
ート二官能モノマー=70/30の比率で混合後、メイ
ヤーバーで4g/m2 塗工し、次いで加速電圧180k
Vで1Mradの電子線を照射して樹脂を硬化した。
用し、支持体上に下塗り層として、電子線硬化型のウレ
タン系ジアクリレートオリゴマー(荒川化学株式会社
製、商品名:ビームセット505)と、ポリエチレング
リコール系ジアクリレートである二官能モノマー(東亜
合成株式会社製、M240)を、ウレタン系ジアクリレ
ートオリゴマー/ポリエチレングリコール系ジアクリレ
ート二官能モノマー=70/30の比率で混合後、メイ
ヤーバーで4g/m2 塗工し、次いで加速電圧180k
Vで1Mradの電子線を照射して樹脂を硬化した。
【0044】一方、鏡面状の高平滑ドラム上(表面あら
さRa=0.05μm)に、ウレタンアクリレートオリ
ゴマーの水性エマルジョン(東亜合成株式会社製、ネオ
タンUE、固形分50%)40部に、平均粒径3.5μ
mの非結晶性シリカ(水沢化学株式会社製、ミズカシ
ル)80部を混合し60%の濃度に調整した塗料を、乾
燥後の塗工量が30g/m2 になるように塗工し、乾燥
後、先に下塗り層を設けたキャストコート紙の下塗り層
表面をこの塗工層表面に圧着させた状態でキャストコー
ト紙の裏面から300kVの加速電圧で、下塗り層表面
の吸収線量が3Mradの電子線を照射して塗工層を硬
化した。次いで、塗工層を高平滑ドラムから剥離するこ
とにより、インクジェット記録用シートを作製した。
さRa=0.05μm)に、ウレタンアクリレートオリ
ゴマーの水性エマルジョン(東亜合成株式会社製、ネオ
タンUE、固形分50%)40部に、平均粒径3.5μ
mの非結晶性シリカ(水沢化学株式会社製、ミズカシ
ル)80部を混合し60%の濃度に調整した塗料を、乾
燥後の塗工量が30g/m2 になるように塗工し、乾燥
後、先に下塗り層を設けたキャストコート紙の下塗り層
表面をこの塗工層表面に圧着させた状態でキャストコー
ト紙の裏面から300kVの加速電圧で、下塗り層表面
の吸収線量が3Mradの電子線を照射して塗工層を硬
化した。次いで、塗工層を高平滑ドラムから剥離するこ
とにより、インクジェット記録用シートを作製した。
【0045】実施例13 顔料として、非結晶性シリカ80部に代えて平均粒径2
0〜30nmのコロイダルシリカ(触媒化成株式会社
製、商品名:カタロイドSi50、固形分50%)40
部と、平均粒径3.5μmの非結晶性シリカ(水沢化学
株式会社製、ミズカシル)40部を使用した以外は、実
施例1の操作を繰り返してインクジェット記録用シート
を得た。
0〜30nmのコロイダルシリカ(触媒化成株式会社
製、商品名:カタロイドSi50、固形分50%)40
部と、平均粒径3.5μmの非結晶性シリカ(水沢化学
株式会社製、ミズカシル)40部を使用した以外は、実
施例1の操作を繰り返してインクジェット記録用シート
を得た。
【0046】比較例1 実施例1で使用したインク受容層塗液において顔料を全
く配合せずウレタンアクリレートオリゴマーの水性エマ
ルジョンをそのまま使用した以外は、実施例1の操作を
繰り返した。
く配合せずウレタンアクリレートオリゴマーの水性エマ
ルジョンをそのまま使用した以外は、実施例1の操作を
繰り返した。
【0047】比較例2 実施例1で使用した非結晶性シリカ80部の代わりに、
カオリンクレー(エンゲルハード社製、UW90)を8
0部使用した以外は、実施例1と同様に塗料を調製し、
操作を繰り返した。
カオリンクレー(エンゲルハード社製、UW90)を8
0部使用した以外は、実施例1と同様に塗料を調製し、
操作を繰り返した。
【0048】比較例3 インク受容層塗料の非結晶性シリカとウレタンアクリレ
ートオリゴマーの乾燥状態での配合比を50/50にし
た以外は、実施例1の操作を繰り返した。
ートオリゴマーの乾燥状態での配合比を50/50にし
た以外は、実施例1の操作を繰り返した。
【0049】比較例4 電子線硬化型のウレタン系ジアクリレートオリゴマー
(荒川化学株式会社製、ビームセット505)とポリエ
チレングリコール系ジアクリレートである二官能モノマ
ー(東亜合成株式会社製、M240)をウレタン系ジア
クリレートオリゴマー/ポリエチレングリコール系ジア
クリレート二官能モノマー=70/30の比率で混合し
た混合液100部に、実施例1で使用した3.5μmの
非結晶性シリカを混合したが、増粘のためシリカは25
部しか配合できなかった。この塗液を使用し、以下の操
作は実施例1を繰り返した。
(荒川化学株式会社製、ビームセット505)とポリエ
チレングリコール系ジアクリレートである二官能モノマ
ー(東亜合成株式会社製、M240)をウレタン系ジア
クリレートオリゴマー/ポリエチレングリコール系ジア
クリレート二官能モノマー=70/30の比率で混合し
た混合液100部に、実施例1で使用した3.5μmの
非結晶性シリカを混合したが、増粘のためシリカは25
部しか配合できなかった。この塗液を使用し、以下の操
作は実施例1を繰り返した。
【0050】比較例5 ウレタンアクリレートオリゴマーの水性エマルジョン
(東亜合成株式会社製、ネオタンUE、固形分50%)
40部の代わりに非電子線硬化型のアクリル系エマルジ
ョン(住友化学工業株式会社製、S−3931、固形分
39%)51.3部を使用し、電子線照射を行なわなか
った以外は、実施例1の操作を繰り返した。 比較例6 塗工層にPETフィルムを圧着しなかった以外は、実施
例1の操作を繰り返した。各実施例、比較例で得られた
シートを下記の試験方法で試験し、その品質を評価し
た。結果は表1に示す通りである。試験方法 (1)光沢度:JIS Z8741に示された方法で測
定し、75度鏡面光沢度で評価した。
(東亜合成株式会社製、ネオタンUE、固形分50%)
40部の代わりに非電子線硬化型のアクリル系エマルジ
ョン(住友化学工業株式会社製、S−3931、固形分
39%)51.3部を使用し、電子線照射を行なわなか
った以外は、実施例1の操作を繰り返した。 比較例6 塗工層にPETフィルムを圧着しなかった以外は、実施
例1の操作を繰り返した。各実施例、比較例で得られた
シートを下記の試験方法で試験し、その品質を評価し
た。結果は表1に示す通りである。試験方法 (1)光沢度:JIS Z8741に示された方法で測
定し、75度鏡面光沢度で評価した。
【0051】(2)インク吸収性:インクジェットプリ
ンター(キヤノン社製、BJC820ー 1A)を用い、
印字したインクが乾燥するまでの時間を測定した。評価
は以下の5段階で行った。尚、乾燥したか否かは印字直
後に上質紙(新王子製紙株式会社製、サンフラワー)を
印字表面に押し当て、紙へのインクの転写の有無で判定
した。 5・・・ 10秒未満 4・・・ 10〜20秒 3・・・ 20〜60秒 2・・・ 60〜120秒 1・・・ 120秒以上
ンター(キヤノン社製、BJC820ー 1A)を用い、
印字したインクが乾燥するまでの時間を測定した。評価
は以下の5段階で行った。尚、乾燥したか否かは印字直
後に上質紙(新王子製紙株式会社製、サンフラワー)を
印字表面に押し当て、紙へのインクの転写の有無で判定
した。 5・・・ 10秒未満 4・・・ 10〜20秒 3・・・ 20〜60秒 2・・・ 60〜120秒 1・・・ 120秒以上
【0052】(3)混色によるインクのにじみ:インク
ジェットプリンター(キヤノン社製、BJC820ー 1
A)を用い、グリーンのベタ印字部分(シアンとイエロ
ーの2色のインクの重なり部分)のにじみ具合を官能評
価した。評価は以下の5段階で行った。 5・・・ インクのにじみがない 4・・・ インクのにじみがほとんどない 3・・・ インクのにじみが認められる 2・・・ インクのにじみがやや大きい 1・・・ インクのにじみが顕著である
ジェットプリンター(キヤノン社製、BJC820ー 1
A)を用い、グリーンのベタ印字部分(シアンとイエロ
ーの2色のインクの重なり部分)のにじみ具合を官能評
価した。評価は以下の5段階で行った。 5・・・ インクのにじみがない 4・・・ インクのにじみがほとんどない 3・・・ インクのにじみが認められる 2・・・ インクのにじみがやや大きい 1・・・ インクのにじみが顕著である
【0053】(4)ドット形状および太り:インクジェ
ットプリンター(キヤノン社製、BJC820ー 1A)
を用い、記録の鮮明性を、印字したドットのドットの形
状および太り具合をズームステレオスコープ(セナー
)で50倍で観察し、評価した。評価は以下の5段階
で行った。 5・・・ ドット形状が真円であり、ドットの太りが小さい 4・・・ ドット形状がほぼ円であり、ドットの太りが小さい 3・・・ ドット形状、ドットの太りともに普通である 2・・・ ドットの形状が不良であり、ドットの太りも大きい 1・・・ ドット形状が極めて不良であり、ドットの太りも極めて大きい
ットプリンター(キヤノン社製、BJC820ー 1A)
を用い、記録の鮮明性を、印字したドットのドットの形
状および太り具合をズームステレオスコープ(セナー
)で50倍で観察し、評価した。評価は以下の5段階
で行った。 5・・・ ドット形状が真円であり、ドットの太りが小さい 4・・・ ドット形状がほぼ円であり、ドットの太りが小さい 3・・・ ドット形状、ドットの太りともに普通である 2・・・ ドットの形状が不良であり、ドットの太りも大きい 1・・・ ドット形状が極めて不良であり、ドットの太りも極めて大きい
【0054】(5)耐水性:シート表面に水滴を落と
し、5秒後に布で拭き取った後の表面を、目視評価し
た。評価は以下の5段階で行った。 5・・・ 表面は全く変化なく良好な光沢面を維持している 4・・・ 表面はほとんど変化ない 3・・・ 表面にややくもりが認められるが、べたつき等はほとんどない 2・・・ 表面に明らかなくもりやべたつきが認められる 1・・・ 表面のくもりとべたつきが著しい
し、5秒後に布で拭き取った後の表面を、目視評価し
た。評価は以下の5段階で行った。 5・・・ 表面は全く変化なく良好な光沢面を維持している 4・・・ 表面はほとんど変化ない 3・・・ 表面にややくもりが認められるが、べたつき等はほとんどない 2・・・ 表面に明らかなくもりやべたつきが認められる 1・・・ 表面のくもりとべたつきが著しい
【0055】(6)表面強度:シートの表面強度をセロ
ハンテープ(ニチバン 製)剥離試験で評価した。評価
は官能評価で行い、以下の3段階で評価した。 3・・・ 表面強度は良好である 2・・・ 表面強度は普通である 1・・・ 表面強度が弱い
ハンテープ(ニチバン 製)剥離試験で評価した。評価
は官能評価で行い、以下の3段階で評価した。 3・・・ 表面強度は良好である 2・・・ 表面強度は普通である 1・・・ 表面強度が弱い
【0056】
【表1】
【0057】表1から明らかなように、各実施例で得ら
れたインクジェット記録用シートは、極めて高い鏡面性
を有し、しかも良好なインク吸収性、画像品質、耐水性
を有している。
れたインクジェット記録用シートは、極めて高い鏡面性
を有し、しかも良好なインク吸収性、画像品質、耐水性
を有している。
【0058】これに対し、比較例1で得られた記録用シ
ートは、顔料を全く配合していないため、インクの吸収
性がなく、比較例2で得られた記録用シートも、顔料と
してカオリンを含有させたためインク吸収性は劣る。比
較例3で得られた記録用シートも、非結晶性シリカの配
合率が低いため、インク吸収性は劣っていた。また比較
例4で得られた記録用シートは、非結晶質シリカの配合
率が低いためインク吸収性はほとんど無い。一方、比較
例5で得られた記録用シートは、樹脂が電子線硬化型で
ないため、塗工層を高平滑成形面に押し当てた状態での
樹脂の架橋による面の形成効果がなく、鏡面性を得るこ
とはできなかった。比較例6で得られた記録用シート
は、高平滑成形面を使用していないため、鏡面性は得ら
れない。
ートは、顔料を全く配合していないため、インクの吸収
性がなく、比較例2で得られた記録用シートも、顔料と
してカオリンを含有させたためインク吸収性は劣る。比
較例3で得られた記録用シートも、非結晶性シリカの配
合率が低いため、インク吸収性は劣っていた。また比較
例4で得られた記録用シートは、非結晶質シリカの配合
率が低いためインク吸収性はほとんど無い。一方、比較
例5で得られた記録用シートは、樹脂が電子線硬化型で
ないため、塗工層を高平滑成形面に押し当てた状態での
樹脂の架橋による面の形成効果がなく、鏡面性を得るこ
とはできなかった。比較例6で得られた記録用シート
は、高平滑成形面を使用していないため、鏡面性は得ら
れない。
【0059】
【発明の効果】本発明に係わるインクジェット記録用シ
ートは、鏡面状の高光沢面を有し、水性インクによるイ
ンクジェット方式のプリンターあるいはプロッターで記
録を行った場合に、インク吸収性に優れ、ドット再現性
が良好で、鮮明で高精細の高品位画像を高速でプリント
することができる。更に、支持体とインク受容層の間に
下塗り層を設けることにより、高い表面強度を付与する
ことが可能である。
ートは、鏡面状の高光沢面を有し、水性インクによるイ
ンクジェット方式のプリンターあるいはプロッターで記
録を行った場合に、インク吸収性に優れ、ドット再現性
が良好で、鮮明で高精細の高品位画像を高速でプリント
することができる。更に、支持体とインク受容層の間に
下塗り層を設けることにより、高い表面強度を付与する
ことが可能である。
Claims (3)
- 【請求項1】 平滑な成型面とシート状支持体間に、顔
料と電子線硬化型樹脂を重量比で95/5〜70/30
の範囲で含有する塗料を塗布・乾燥した層を設け、その
層を平滑な成型面に押し当てた状態で電子線を照射して
インク受容層を形成し、前記成型面から剥離してなるイ
ンクジェット記録用シートであり、且つ前記顔料が非結
晶性シリカ、アルミナ、擬ベーマイトから選ばれる少な
くとも1種の顔料を含み、前記電子線硬化型樹脂が水性
エマルジョンタイプの電子線硬化型樹脂を含有するイン
クジェット記録用シート。 - 【請求項2】 シート状支持体とインク受容層の間に下
塗り層を有し、下塗り層が、電子線硬化型樹脂含有層を
電子線により硬化されてなる層である請求項1記載のイ
ンクジェット記録用シート。 - 【請求項3】 平滑な成型面とシート状支持体間に、顔
料と電子線硬化型樹脂を重量比で95/5〜70/30
の範囲で含有する塗料を塗布・乾燥した層を設け、その
層を平滑な成型面に押し当てた状態で電子線を照射して
インク受容層を形成し、前記成型面から剥離するインク
ジェット記録用シートの製造方法であり、且つ前記顔料
が非結晶性シリカ、アルミナ、擬ベーマイトから選ばれ
る少なくとも1種の顔料を含み、前記電子線硬化型樹脂
が水性エマルジョンタイプの電子線硬化型樹脂を含有す
るインクジェット記録用シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7228992A JPH0971035A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | インクジェット記録用シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7228992A JPH0971035A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | インクジェット記録用シート及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0971035A true JPH0971035A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16885074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7228992A Pending JPH0971035A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | インクジェット記録用シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0971035A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000062314A (ja) * | 1998-08-21 | 2000-02-29 | Nippon Kakoh Seishi Kk | インクジェット記録紙及びその製造方法 |
| WO2003076203A1 (en) * | 2002-03-08 | 2003-09-18 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Ink jet recording sheet |
| WO2004048115A1 (ja) * | 2002-11-22 | 2004-06-10 | Oji Paper Co., Ltd. | インクジェット記録材料 |
| JP2008545067A (ja) * | 2005-07-02 | 2008-12-11 | エム−リール オサケ ユキチュア ユルキネン | キャストコートデバイス |
| JP2008296593A (ja) * | 2002-03-01 | 2008-12-11 | C I Kasei Co Ltd | 化粧シートおよびその製造方法 |
-
1995
- 1995-09-06 JP JP7228992A patent/JPH0971035A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000062314A (ja) * | 1998-08-21 | 2000-02-29 | Nippon Kakoh Seishi Kk | インクジェット記録紙及びその製造方法 |
| JP2008296593A (ja) * | 2002-03-01 | 2008-12-11 | C I Kasei Co Ltd | 化粧シートおよびその製造方法 |
| WO2003076203A1 (en) * | 2002-03-08 | 2003-09-18 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Ink jet recording sheet |
| WO2004048115A1 (ja) * | 2002-11-22 | 2004-06-10 | Oji Paper Co., Ltd. | インクジェット記録材料 |
| CN100439116C (zh) * | 2002-11-22 | 2008-12-03 | 王子制纸株式会社 | 喷墨记录材料 |
| JP2008545067A (ja) * | 2005-07-02 | 2008-12-11 | エム−リール オサケ ユキチュア ユルキネン | キャストコートデバイス |
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