JPH0971688A - 複写機用白色ベルトゴム組成物およびそれを用いた複写機用白色ベルト - Google Patents

複写機用白色ベルトゴム組成物およびそれを用いた複写機用白色ベルト

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JPH0971688A
JPH0971688A JP22995595A JP22995595A JPH0971688A JP H0971688 A JPH0971688 A JP H0971688A JP 22995595 A JP22995595 A JP 22995595A JP 22995595 A JP22995595 A JP 22995595A JP H0971688 A JPH0971688 A JP H0971688A
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JP
Japan
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copying machine
belt
rubber composition
white belt
white
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JP22995595A
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Inventor
Masaru Miyake
賢 三宅
Daizo Nakayama
大三 中山
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紙離れ性、耐溶剤性および耐汚れ性の全てに優
れ、黄色の変色むらが生じず、白色性の優れたベルトを
得ることのできる複写機用白色ベルトゴム組成物を提供
する。 【解決手段】下記の(A)成分および(B)成分を主成
分とする複写機用白色ベルトゴム組成物であって、過酸
化物加硫剤が配合され、かつ、上記(A)成分と(B)
成分の含有割合(A/B)が、重量比で、A/B=95
/5〜40/60に設定されている。 (A)エチレン−プロピレンゴムおよびエチレン−プロ
ピレン−ジエンゴムの少なくとも一方。 (B)水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機の自動原
稿送り部の複写機用紙送りベルトの形成材料として用い
られる複写機用白色ベルトゴム組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】複数枚の原稿を連続的に自動複写できる
複写機として、図1に示すようなものがある。すなわ
ち、この複写機1は、本体の一側部の上端に配設されて
いる原稿用置台2に、複数枚の原稿3を、表面を下に向
けた状態で積層状に載置し、原稿台カバー4を、一端縁
を中心に図示の矢印Aのように回転させて原稿台ガラス
5上に倒し、その状態でスイッチ(図示せず)を押して
作動させると、原稿台カバー4の裏面に設けられている
白色ゴム製の紙送りベルト6(無端弾性ベルト)が矢印
B方向に走行し、原稿用置台2に載置された原稿3を、
コピーを終えるごとに上部側から一枚ずつ原稿台ガラス
5上に搬送するようになっている。この場合、コピーに
応動して、複写紙用カセット7または11に収納されて
いる複写紙8または10が複写機1の内部に搬送され、
原稿3の表面の文字や図柄等が転写されてコピートレイ
9に送り出される。図1において、17はコピーを終え
た原稿3の収納トレイである。このような複写機1の上
記紙送りベルト6は、図2に示すように2個の駆動ロー
ラ12の回転により走行し原稿3を搬送するようになっ
ている。この紙送りベルト6は、原稿3を搬送するため
に摩擦力を必要とし、また原稿3の排出のために原稿離
れ性を必要とする。さらに、上記紙送りベルト6は、原
稿3を原稿台ガラス5上に搬送しコピーを行うために、
白色でなければならない。そして、上記紙送りベルト6
の形成材料としては、従来から、エチレン−プロピレン
−ジエンゴム(以下「EPDM」と略す)と、エピクロ
ルヒドリン−エチレンオキサイド−アリルグリシジルエ
ーテルの三元共重合体(以下「ECO」と略す)とを主
成分とするゴム組成物が用いられている。しかし、上記
EPDMとECOとを主成分とするゴム組成物を形成材
料として作製された紙送りベルトは、電気抵抗値が高く
なって複写紙が帯電吸着して原稿離れ性が低下したり、
耐溶剤性が悪く溶剤でベルトを洗浄するとベルトが伸び
て稼働時にスリップするという問題を有している。この
ような上記問題を解決するために、本発明者らは、一連
の研究を重ねた結果、上記EPDMとECOを主成分と
するゴム組成物に代えて、EPDMとアクリロニトリル
−ブタジエンゴム(以下「NBR」と略す)とを主成分
とするゴム組成物をベルトの形成材料とすると、上記問
題が解決できることを突き止めた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ゴ
ム組成物を形成材料として用いて所望の形状に加硫成形
された紙送りベルト6では、ベルト全体の白色度が劣る
(全体的に黄色に近い)、あるいは黄色むらが発生する
という問題が生じる。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、紙離れ性、耐溶剤性および耐汚れ性の全てに
優れ、黄色の変色むらが生じず、白色性の優れたベルト
を得ることのできる複写機用白色ベルトゴム組成物の提
供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の複写機用白色ベルトゴム組成物は、下記
の(A)成分および(B)成分を主成分とする複写機用
白色ベルトゴム組成物であって、過酸化物が配合され、
かつ、上記(A)成分と(B)成分の配合割合(A/
B)が、重量比で、A/B=95/5〜40/60に設
定されているという構成をとる。 (A)エチレン−プロピレンゴム(以下「EPM」と略
す)およびEPDMの少なくとも一方。 (B)水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム(以下
「H−NBR」と略す)。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明者らは、黄色に
変色しない白色ベルト用ゴム組成物を得るために、まず
上記黄変の原因を中心に研究を重ねた。そして、原因追
求の結果、従来用いられているゴム組成物において、E
PMあるいはEPDMとともにNBRを用いる場合、こ
のNBR中の−CNが酸化劣化中に黄色化合物を形成す
るという知見を得た。そして、この知見に基づき、上記
NBRの優れた特性である優れた紙離れ性および耐溶剤
性を保持しつつ、白色度の高いベルトを得るため、従来
のNBRに代わる新たなゴム成分を見出すべく、さらに
研究を重ねた。その結果、上記NBRに代えて、H−N
BRを用いるとともに、このH−NBRと〔(B)成
分〕と、EPMおよびEPDMの少なくとも一方
〔(A)成分〕との配合割合(A/B)を、重量比で、
A/B=95/5〜40/60の範囲に設定すると、得
られるベルトの電気抵抗値を適正な範囲に設定可能とな
って複写紙の帯電吸着が防止されるとともに、耐汚れ性
が向上し、従来のNBRの有する優れた特性である優れ
た紙離れ性および耐溶剤性をも備え、しかも、形成され
たベルト全体の白色度が大幅に向上し、しかも黄色の変
色むらが防止された、白色ベルトが得られることを見出
しこの発明に到達した。
【0007】つぎに、この発明を詳しく説明する。
【0008】この発明の複写機用白色ベルトゴム組成物
は、EPMおよびEPDMの少なくとも一方〔(A)成
分〕と、H−NBR〔(B)成分〕と、過酸化物加硫剤
を用いて得られる。
【0009】上記(A)成分である、EPMおよびEP
DMとしては、特に限定するものではなく従来公知のも
のが用いられる。
【0010】上記(A)成分とともに用いられる(B)
成分である、H−NBRとしては、特に限定するもので
はなく従来公知のものが用いられる。
【0011】上記EPMおよびEPDMの少なくとも一
方〔(A)成分〕と、上記H−NBR〔(B)成分〕の
配合割合(A/B)は、重量比で、A/B=95/5〜
40/60の範囲に設定することが好ましい。特に好ま
しくはA/B=90/10〜60/40である。すなわ
ち、(A)成分が95を超える((B)成分が5未満)
と、電気抵抗が高くなってしまい原稿用紙がベルトに帯
電吸着され、搬送不具合が発生し、逆に(A)成分が4
0未満((B)成分が60を超える)では、電気抵抗が
小さく搬送性は良好となるが、トナー等の極性物との親
和性からベルト汚れが生じ耐汚れ性が低下する傾向がみ
られるからである。
【0012】上記過酸化物加硫に用いられる加硫剤とし
ては、ジクミルパーオキサイド、1,3−ビス(t−ブ
チルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、1,1−ビス
(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチ
ルパーオキシ)ヘキシン、n−ブチル−4,4−ビス
(t−ブチルパーオキシ)バレレート等があげられる。
上記加硫剤の配合量としては、上記(A)成分と(B)
成分の合計量100重量部(以下「部」と略す)に対し
て2.0〜3.0部の割合に設定することが好ましい。
【0013】この発明の複写機用白色ベルトゴム組成物
には、上記(A)成分、(B)成分および過酸化物加硫
剤以外に、顔料、充填剤、軟化剤、加硫促進助剤、加工
助剤等のその他の添加剤が適宜に配合される。
【0014】上記充填剤としては、シリカ粉末等があげ
られ、上記顔料としては、酸化チタン等が用いられる。
【0015】この発明の複写機用白色ベルトゴム組成物
は、例えばつぎのようにして得られる。すなわち、上記
EPMおよびEPDMの少なくとも一方〔(A)成分〕
と、H−NBR〔(B)成分〕と、これに過酸化物加硫
剤と、その他の添加剤を所定の割合で配合し、混練りす
ることにより得られる。
【0016】ついで、上記ゴム組成物を用い、所定の成
形用金型内に充填して、165℃×30分の加硫条件に
より加硫を行い所望の形状の複写機用白色ベルトを作製
することができる。
【0017】このようにして得られた複写機用白色ベル
トは、加硫成形時に黄変の発生が抑制され、白色の度合
いの高いものとなる。
【0018】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0019】
【実施例1〜8、比較例1〜4】下記の表1〜表2に示
す各成分を同表に示す割合で配合し混練することにより
複写機用白色ベルトゴム組成物を作製した。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】このようにして得られた各実施例品および
比較例品の複写機用白色ベルトゴム組成物を、所定形状
の成形用金型に充填し、165℃×30分の条件で加硫
することにより複写機用紙送りベルトを作製した。そし
て、この紙送りベルトを用いて破断強度および破断伸び
をJIS K 6301に準じて測定した。また、上記
ベルトの黄色むらの発生を目視により確認し黄色むらの
発生の有無を評価した。そして、ベルト表面の電気抵抗
値を23℃×55%RHの条件下で、JISK 691
1に準じて測定した。また、耐汚れ性をつぎのようにし
て測定評価した。すなわち、図3に示すように、表面に
トナーを塗布した紙(コクヨ社製、コヒー17)20面
上に、上記作製したベルトの試験片(110mm×35
mm×厚み1mm)21を載せ、さらに、この試験片2
1上に重りW(400g)22を載置した。この状態
で、試験片21を矢印A方向に500mm/minで引
っ張った。この測定を同じ試験片21で2回繰り返した
後、試験片21表面のトナーによる汚れを目視にて観察
した。その結果、試験後、洗浄用溶剤で3回拭き取った
後、トナー汚れが拭き取れたものを○、半分以上トナー
汚れが拭き取れたものを△、殆どトナー汚れが拭き取れ
なかったものを×として表示した。さらに、ベルトの白
色度を、反射濃度計(マクベス濃度計RD−9/4)に
より測定した。これらの測定・評価結果を下記の表3〜
表5に併せて示した。
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】
【表5】
【0026】上記表3〜表5の結果から、実施例品1〜
8および比較例1,2,4品とも破断強度等の物性値お
よび表面電気抵抗値に関して大きな差はないが、比較例
1,2品は実施例品に比べていずれも反射濃度計での測
定値が高く白色の度合いに劣ることがわかる。特に、E
PDMとH−NBRの配合比が、EPDM/H−NBR
=95/5(実施例1)および90/10(実施例2)
であるEPDMが高配合量のものでは、耐汚れ性におい
て優れた結果が得られた。また、比較例3品は表面電気
抵抗値が他のものに比べて高く紙搬送性に劣ることがわ
かる。これらのことから、実施例品は、機械特性および
紙搬送性に優れ、耐汚れ性に関しても劣るものではなく
黄色むらが生じず白色度の高いものであることが明らか
である。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明の複写機用白色
ベルトゴム組成物は、上記EPMおよびEPDMの少な
くとも一方〔(A)成分〕、および、H−NBR
〔(B)成分〕を主成分として配合し、これに過酸化物
加硫剤を含有したものである。しかも、上記(A)成分
と(B)成分の配合割合(A/B)を、重量比で、A/
B=95/5〜40/60の範囲に設定することによ
り、得られるベルトの電気抵抗値を適正な範囲に設定可
能となって複写紙の帯電吸着が防止されるとともに、耐
汚れ性が得られる。そして、NBR自身の有する特性で
ある紙離れ性および耐溶剤性をも有している。したがっ
て、例えば、従来のNBRを併用したものに比べて白色
ベルトの黄色むらの発生が防止され、しかもベルト全体
の白色度が大幅に向上した白色ベルトが得られる。
【0028】このように、この発明の複写機用白色ベル
トゴム組成物を用いて、複写機の白色ベルトを作製する
と、従来のように黄色むらのない所望の白色性に優れ
た、しかも各種特性に優れたベルトが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機の斜視図である。
【図2】上記複写機に用いられる紙送りベルト部分の正
面図である。
【図3】複写機用ベルトの耐汚れ性の測定評価方法を示
す説明図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 複写機用白色ベルトゴム組成物および
それを用いた複写機用白色ベルト
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機の自動原
稿送り部の複写機用紙送りベルトの形成材料として用い
られる複写機用白色ベルトゴム組成物およびそれを用い
た複写機用白色ベルトに関するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、紙離れ性、対溶剤性および対汚れ性の全てに
優れ、黄色の変色むらが生じず、白色性の優れたベルト
を得ることのできる複写機用白色ベルトゴム組成物およ
びそれを用いた複写機用白色ベルトの提供をその目的と
する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、下記の(A)成分および(B)成分を
主成分とする複写機用白色ベルトゴム組成物であって、
過酸化物が配合され、かつ、上記(A)成分と(B)成
分の配合割合(A/B)が、重量比で、A/B=95/
5〜40/60に設定されている複写機用白色ベルトゴ
ム組成物を第1の要旨とし、上記複写機用白色ベルトゴ
ム組成物を用いてなる複写機用白色ベルトを第2の要旨
とする。 (A)エチレン−プロピレンゴム(以下「EPM」と略
す)およびEPDMの少なくとも一方。 (B)水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム(以下
「H−NBR」と略す)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(A)成分および(B)成分を主
    成分とする複写機用白色ベルトゴム組成物であって、過
    酸化物が配合され、かつ、上記(A)成分と(B)成分
    の配合割合(A/B)が、重量比で、A/B=95/5
    〜40/60に設定されていることを特徴とする複写機
    用白色ベルトゴム組成物。 (A)エチレン−プロピレンゴムおよびエチレン−プロ
    ピレン−ジエンゴムの少なくとも一方。 (B)水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム。
JP22995595A 1995-09-07 1995-09-07 複写機用白色ベルトゴム組成物およびそれを用いた複写機用白色ベルト Pending JPH0971688A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1129643A (ja) * 1997-07-11 1999-02-02 Emiyuula:Kk 摩擦抵抗値の大なるゴム素材及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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