JPH0972374A - Er流体封入防振支持装置の導電構造 - Google Patents

Er流体封入防振支持装置の導電構造

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JPH0972374A
JPH0972374A JP25568495A JP25568495A JPH0972374A JP H0972374 A JPH0972374 A JP H0972374A JP 25568495 A JP25568495 A JP 25568495A JP 25568495 A JP25568495 A JP 25568495A JP H0972374 A JPH0972374 A JP H0972374A
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JP
Japan
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fluid
support device
conductor
reinforcing ring
electrode plate
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Application number
JP25568495A
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English (en)
Inventor
Mamoru Tanabe
守 田辺
Yasuo Hanada
泰男 花田
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MARUGO GOMME KOGYO KK
Original Assignee
MARUGO GOMME KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 〔課題〕 電気絶縁性に優れた低コストのER流体封入
防振支持装置の導電構造を提供する。 〔解決手段〕 導電性を有する外筒10と内筒12との
間に外周近くに補強リング18を巻装してゴム弾性材を
張装し、ゴム弾性材にER流体を封入する複数の流体室
20、22を形成するとともに、流体室20、22を外
筒10の内周に沿って形成されたオリフィス通路26で
連通する他、オリフィス通路26の底に電極板32を敷
設し、電極板32に外部電圧を導電する導電体34を接
続する一方、導電体34と外筒10との間に電圧を印加
するER流体封入防振支持装置において、補強リング1
8を電気絶縁樹脂で構成するとともに、補強リング18
の側面に貫通孔33をあけ、この貫通孔33から導電体
34を差し込んで電極板32に接続したことを特徴とす
るER流体封入防振支持装置の導電構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン振動に基
づく自動車の振動を遮断、減衰するため等に用いられる
ER流体封入防振支持装置の電気絶縁・流体シール構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴム弾性材の中にオリフィス通路で連通
させた複数の流体封入流体室を隔成し、振動時に流体を
流動させてその流動抵抗や液柱共振によって振動を効果
的に防振しようとする流体封入防振支持装置は知られて
いる。この場合、防振しようとする振動の周波数は車速
等によって異なるから、流体室間を流れる液体の流動抵
抗や液柱共振を一元的に設定していたのでは各々の周波
数の振動を効果的に防振することはできない。
【0003】このため、オリフィス通路等に機械式の流
量調整弁を設けて周波数に応じてその流量を変えようと
する試みもなされている(例えば、特開平4−1253
38号公報)。しかし、このようなものは構造が複雑に
なるとともに、作動の信頼性にも疑問がある。
【0004】そこで、流体室間を移動する移動流体とし
て、電界の有無で粘性度が変わる電気レオロジー流体
(Electro Rheological流体、略し
てER流体)を用い、これに印加する電圧のオンオフで
流量を変えて対処しようとするものが提案されている
(例えば、特開平3−149425号公報)。このよう
なものは構造が簡単になるとともに、可動部分もないか
ら、作動に信頼性も期待できるのであるが、これを可能
にするには、流体流動空間に設けられる一方の極である
電極板に接続する導電体をゴム弾性材中を挿通して設け
なければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、導電される
電圧は5Kvにも達する高電圧であるのに対してこの種
の装置に用いられるゴム弾性材は強度面からカーボンを
配合した難導電体ではあるものの完全な電気絶縁体では
ない。従って、電気絶縁性の問題が生ずるが、これを解
決するため、本出願人は、導電体を樹脂からなる電気絶
縁スリーブで被覆する案件を特願平7−067100号
として提案している。
【0006】しかし、このような方法は、絶縁スリーブ
を必要とする上に組立工数の複雑化と増大化をもたら
せ、コストの上昇を招く。又、導電体が挿通するゴム弾
性材の中には補強のために導電体が接近・貫通する金属
製の補強リングを入れているため、印加電圧が5Kvを
越したり、100°C近い高温になると(高温になるほ
ど導電性は増す)、電気的にリークが起こって絶縁性を
壊すことがある。本発明は、電気絶縁性に優れ、且つ、
低コストで製作できるER流体封入防振支持装置の導電
構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、導電性を有する外筒と内筒との間に外周近くに補強
リングを巻装してゴム弾性材を張装し、ゴム弾性材にE
R流体を封入する複数の流体室を形成するとともに、流
体室を外筒の内周に沿って形成されたオリフィス通路で
連通する他、オリフィス通路の底に電極板を敷設し、電
極板に外部電圧を導電する導電体を接続する一方、導電
体と外筒との間に電圧を印加するER流体封入防振支持
装置において、補強リングを電気絶縁樹脂で構成すると
ともに、補強リングの側面に貫通孔をあけ、この貫通孔
から導電体を差し込んで電極板に接続したことを特徴と
するER流体封入防振支持装置の導電構造を提供する。
【0008】又、本発明は、以上の構成において、補強
リングの貫通孔にゴム弾性材を充填し、導電体をゴム弾
性材に芯状に加硫接着したことを特徴とする導電構造、
補強リングの側面にボスを突設し、ボスを穿孔して貫通
孔を延長したことを特徴とする導電構造を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。図3は本発明の実施例を示すロールイ
ンシュレータ用の流体封入防振支持装置の縦断面図、図
4は横断面図であるが、本例における流体封入防振支持
装置は、導電体である金属製の外筒10の内側に内筒1
2を平行配置し、軸芯と直角方向に一定間隔を隔ててゴ
ム弾性材からなる側壁14を内方に彎曲させた形状で張
設するとともに、内筒12を含む平面で外筒10及び側
壁14間に同じくゴム弾性材の隔壁16を架橋したもの
である。尚、ゴム弾性材の外周付近には、後述する空室
部分を切り欠いた補強リング18を芯金状に巻装して全
体の強度維持を図っている。
【0010】以上により、隔壁16を隔てた両側に二つ
の空室20、22が形成されるから、これにER流体を
注入してここを流体室20、22とするのである。ここ
でER流体とは、電圧印加により粘性変化を示す効果
(ER効果)を有する流体のことであり、電気絶縁性媒
体中に誘電体粒子を分散させた粒子分散型ER流体や、
均一系液晶型ER流体が知られている。ここでは、どち
らのER流体とも使用できるが、例えば、特願平6−2
54789号で用いられているような、誘電体粒子が有
機高分子化合物からなる芯体とER効果を有する無機物
からなる表層とによって形成される無機・有機複合粒子
である粒子分散型ER流体は、大きなER効果を呈し、
電圧印加時に容易に固体状態を示すことから、本発明に
は、この粒子分散型ER流体を使用することが特に好ま
しい。
【0011】両流体室20、22はオリフィス構造で連
通される。図5はこのオリフィス構造を構成するオリフ
ィス通路部材24の側面図、図6は図5のAーA断面図
であるが、本例におけるオリフィス構造は、外周にオリ
フィス通路26を形成した半円形のオリフィス通路部材
24を隔壁16の両端に一方(本例では下方)の流体室
22を跨ぐようにして嵌着するのである。そして、隔壁
16の一方の外方端に連通溝28を形成しておくととも
に、連通溝28より遠い側のオリフィス通路部材24の
一端側に連通孔30を形成しておく。
【0012】このようにすることで、振動に伴って両流
体室20、22が拡縮すると、これらの中に存在するE
R流体は連通孔30、オリフィス通路26及び連通溝2
8を通って相互に行き来する。このときのオリフィス通
路26を流動するER流体の液柱共振等を防振する振動
の周波数にチューニングしておくのである。
【0013】以上のオリフィス通路26における外筒1
0との対向部(底部)の一部に外筒10と完全に電気的
絶縁した状態で電極板32を取り付ける。具体的には、
オリフィス通路部材24を高性能の電気絶縁材で構成
し、オリフィス通路26の底面の一部にこの曲面に沿っ
た形状の電極板32の表面を他の部分と面一にして埋め
込む方法をとっている。
【0014】以上の構成で、電極板32と外筒10との
間に電圧を印加すると、これらの間に存在するER流体
のみは固体状態となり、オリフィス通路26の断面積を
減少させて流量を減らす。一方、電圧の印加を止める
と、電極板32と外筒10間のER流体は流体状態に戻
り、オリフィス通路26の断面積は大きくなって流量は
増す。
【0015】このためには、電極板32と外筒10との
間に電圧が印加可能に構成される必要があるが、ここで
用いられるゴム弾性材は弱いながらも導電性を有してい
ること、供給される電圧は5Kvを越える高電圧がある
こと、電極板32はオリフィス通路26内に設けられて
いることから、その導電構造には高い電気絶縁性(勿
論、流体シール性も)が要求されるのは前述したとおり
である。この場合、ゴム弾性材の中には前記した補強リ
ング18が存在するから、これが導電性のものである
と、ここから電気的リークを起こすおそれがある。
【0016】このため、本発明では、この補強リング1
8を完全な電気絶縁体である樹脂で構成する。図1は補
強リング18の斜視図であるが、補強リング18は、二
つのリング体18aを上下二つの架橋板18bで連結し
たような形状をしており、リング体18aが側壁14の
外周に嵌装され、架橋板18bが隔壁16中を挿通する
ようにゴム弾性材中に埋め込まれているものである。具
体的には、補強リング18の側面(隔壁16が存在する
部分が好ましい)に貫通孔33をあけ、これに導電体3
4を通してその先端を電極板32に接続するのである。
【0017】図2はこの導電構造の一例を示す流体防振
支持装置の縦断面図であるが、本例における導電体34
は、電極板32に接触する径小部34aと、側壁14外
に突出して電圧供給コネクタに接続可能な径大部34b
とからなる円筒形のものとしている。尚、径大部34b
の露出部分は外部電圧供給用のコネクタが接続できる形
状にしてある。このように導電体34を円筒形とするの
は、後述する加硫接着が確実であり、且つ、低コストで
できるからである。
【0018】この場合、貫通孔33の内部にもゴム弾性
材を充填し(隔壁16から連続させればよい)、これに
導電体34を芯状に加硫接着するとすれば、導電体34
の周囲を伝わって流体が漏出するような事態を防止でき
る。更に、この場合、導電体34の径大部34bをゴム
弾性材の中に突入させるようにすれば、その段差面も加
硫接着されてシール性により優れたものとなる。ところ
で、本例では、補強リング18の貫通孔33の部分にボ
ス35を突設し、このボス35にも穿孔して貫通孔33
の長さをリング体18aの幅よりも延長しているが、こ
れは、外筒10との距離をできるだけ離してより確実に
電気絶縁性を確保するためであり、導電体34と外筒1
0とが確実に離れておれば、必ずしもこのような措置は
必要ではない。
【0019】以上、本発明の二三の実施例を説明した
が、本発明は、これに限定されるものではない。例え
ば、前記した例では、一つのオリフィス通路に電極板を
部分的に敷設したものを示したが、これに限らず、複数
のオリフィス通路を設けてその中の一又は複数の通路の
一部又は全部に敷設するものであってもよい。又、電極
板の幅や域は前記したもの以外に種々の態様のものが考
えられる。更に、電極板と外筒との間に印加する電圧は
ER流体を固化させないまでも粘性度を高める中間の場
合もある。これらは系の流動抵抗や液柱共振を目的周波
数にチューニングするためのチューニング要素となるも
のであるから、その要素は多いほどよいからである。こ
の他、導電体は円筒形であるとしたが、断面四角形等の
異形のものであってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上、本発明は、補強リングを電気絶縁
樹脂で構成したものであるから、5Kvを越す高電圧が
印加されたり、100℃近い高温のときでも、電気的リ
ークを起こさず、完全な電気絶縁性が確保されて期待ど
おりの性能が得られる。又、従来、必要としていた電気
絶縁スリーブ等は不要になるのであるから、部品点数を
減らすとともに、それに基づく工数の削減が可能にな
り、コスト低減にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す補強リングの斜視図であ
る。
【図2】本発明の一例を示す流体封入防振支持装置の縦
断面図である。
【図3】本発明の一例を示す流体封入防振支持装置の縦
断面図である。
【図4】本発明の一例を示す流体封入防振支持装置の横
断面図である。
【図5】本発明の一例を示すオリフィス通路部材の側面
図である。
【図6】図5のAーA断面図である。
【符号の説明】
10 外筒 12 内筒 18 補強リング 20 流体室 22 流体室 26 オリフィス通路 32 電極板 33 貫通孔 34 導電体 35 ボス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有する外筒と内筒との間に外周
    近くに補強リングを巻装してゴム弾性材を張装し、ゴム
    弾性材にER流体を封入する複数の流体室を形成すると
    ともに、流体室を外筒の内周に沿って形成されたオリフ
    ィス通路で連通する他、オリフィス通路の底に電極板を
    敷設し、電極板に外部電圧を導電する導電体を接続する
    一方、導電体と外筒との間に電圧を印加するER流体封
    入防振支持装置において、補強リングを電気絶縁樹脂で
    構成するとともに、補強リングの側面に貫通孔をあけ、
    この貫通孔から導電体を差し込んで電極板に接続したこ
    とを特徴とするER流体封入防振支持装置の導電構造。
  2. 【請求項2】 補強リングの貫通孔にゴム弾性材を充填
    し、導電体をゴム弾性材に芯状に加硫接着したことを特
    徴とする請求項1記載のER流体封入防振支持装置の導
    電構造。
  3. 【請求項3】 補強リングの側面にボスを突設し、ボス
    を穿孔して貫通孔を延長したことを特徴とする請求項1
    又は2記載のER流体封入防振支持装置の導電構造。
JP25568495A 1995-09-06 1995-09-06 Er流体封入防振支持装置の導電構造 Pending JPH0972374A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011163534A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Toyota Motor Corp 車両

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011163534A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Toyota Motor Corp 車両
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