JPH0976505A - インクジェットヘッドとその製造方法およびインクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェットヘッドとその製造方法およびインクジェット記録装置Info
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- JPH0976505A JPH0976505A JP23541395A JP23541395A JPH0976505A JP H0976505 A JPH0976505 A JP H0976505A JP 23541395 A JP23541395 A JP 23541395A JP 23541395 A JP23541395 A JP 23541395A JP H0976505 A JPH0976505 A JP H0976505A
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- head
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ヘッドの損傷を防止すると共に、均一性が良好
でばらつきが少なく同一形状の電極を多数設けることが
可能であって、隣接電極間の電界の相互干渉がなく、ヘ
ッド先端に安定なインク層を形成して高品質の記録を可
能としたインクジェット記録装置を提供する。 【解決手段】溶媒中に色剤を分散させたインク中の色剤
成分を凝集させて記録媒体上に飛翔させることにより記
録を行うインクジェット記録装置において、記録媒体1
15に対向するヘッド基板101上に、その壁面に底部
から先端部に向かって形成されたインク案内溝103を
有する凸状電極102を形成し、ヘッド基板101にイ
ンク107を供給すると共に、凸状電極102に信号電
圧を印加することにより、インク中の色剤成分をインク
案内溝103に沿って凸状電極102の先端部に向けて
搬送し先端部から記録媒体115に向けて飛翔させる。
でばらつきが少なく同一形状の電極を多数設けることが
可能であって、隣接電極間の電界の相互干渉がなく、ヘ
ッド先端に安定なインク層を形成して高品質の記録を可
能としたインクジェット記録装置を提供する。 【解決手段】溶媒中に色剤を分散させたインク中の色剤
成分を凝集させて記録媒体上に飛翔させることにより記
録を行うインクジェット記録装置において、記録媒体1
15に対向するヘッド基板101上に、その壁面に底部
から先端部に向かって形成されたインク案内溝103を
有する凸状電極102を形成し、ヘッド基板101にイ
ンク107を供給すると共に、凸状電極102に信号電
圧を印加することにより、インク中の色剤成分をインク
案内溝103に沿って凸状電極102の先端部に向けて
搬送し先端部から記録媒体115に向けて飛翔させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶剤中に色剤を分
散させたインク中の色剤成分を凝集させ、記録媒体上に
飛翔させて記録を行うためのインクジェットヘッドとそ
の製造方法およびインクジェット記録装置に関する。
散させたインク中の色剤成分を凝集させ、記録媒体上に
飛翔させて記録を行うためのインクジェットヘッドとそ
の製造方法およびインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ技術の発達、情報化
社会の進展とともに、情報出力機器の一つとして、主に
液体のインクを小滴、液柱、または霧状にして空気中を
飛翔させ、記録紙等の記録媒体に文字、グラフ、画像な
どを記録するインクジェットプリンタの開発が盛んに行
われている。インクジェットプリンタの特徴としては、
インクを飛翔させて記録するので基本的に非接触・ノン
インパクト記録であって騒音が少なく、またインクを用
いる直接記録であるため、電子写真プリンタのように現
像、定着などの複雑な処理をせず、普通紙への記録が可
能であり、さらにカラーインクのインク滴の重ね合せが
可能であることから比較的容易に高品質のカラー記録が
できる等が挙げられる。
社会の進展とともに、情報出力機器の一つとして、主に
液体のインクを小滴、液柱、または霧状にして空気中を
飛翔させ、記録紙等の記録媒体に文字、グラフ、画像な
どを記録するインクジェットプリンタの開発が盛んに行
われている。インクジェットプリンタの特徴としては、
インクを飛翔させて記録するので基本的に非接触・ノン
インパクト記録であって騒音が少なく、またインクを用
いる直接記録であるため、電子写真プリンタのように現
像、定着などの複雑な処理をせず、普通紙への記録が可
能であり、さらにカラーインクのインク滴の重ね合せが
可能であることから比較的容易に高品質のカラー記録が
できる等が挙げられる。
【0003】インクジェットプリンタの方式としては様
々な方式があるが、発熱抵抗素子により瞬間的に気泡を
発生させ、この気泡の圧力でインクを飛ばすバブルジェ
ット方式(原 利民他、画像電子学会誌、vol.11,2(19
82))や、圧電素子または電歪素子を用いて電気信号を機
械振動に変換して圧力パルスを発生させ、この圧力パル
スでインクを飛ばす方式(E.Stemme et.al.,IEEE Tran
s.ED20-1,p14(1973))などが代表的なものである。
々な方式があるが、発熱抵抗素子により瞬間的に気泡を
発生させ、この気泡の圧力でインクを飛ばすバブルジェ
ット方式(原 利民他、画像電子学会誌、vol.11,2(19
82))や、圧電素子または電歪素子を用いて電気信号を機
械振動に変換して圧力パルスを発生させ、この圧力パル
スでインクを飛ばす方式(E.Stemme et.al.,IEEE Tran
s.ED20-1,p14(1973))などが代表的なものである。
【0004】これらのインクジェットプリンタでは、何
れもインクノズルを用いているが、解像度を高めるため
にノズル数を多数にするなどによりインクノズルの大き
さが小さくなると、溶媒の蒸発などによりインクノズル
の目詰まりが発生しやすくなり、信頼性低下の大きな原
因となる。例えば、バブルジェット方式では瞬間的に発
生する高温度の蒸気による気泡を圧力源として用いてい
るが、ノズルとインクとの高温による熱的あるいは化学
的な反応などによる固形物のノズル壁への付着が問題に
なる。また、圧電素子や電歪素子を用いる方式では、イ
ンク経路などの複雑な機構により目詰まりが発生し易く
なる。
れもインクノズルを用いているが、解像度を高めるため
にノズル数を多数にするなどによりインクノズルの大き
さが小さくなると、溶媒の蒸発などによりインクノズル
の目詰まりが発生しやすくなり、信頼性低下の大きな原
因となる。例えば、バブルジェット方式では瞬間的に発
生する高温度の蒸気による気泡を圧力源として用いてい
るが、ノズルとインクとの高温による熱的あるいは化学
的な反応などによる固形物のノズル壁への付着が問題に
なる。また、圧電素子や電歪素子を用いる方式では、イ
ンク経路などの複雑な機構により目詰まりが発生し易く
なる。
【0005】近年、さらに高解像度のプリンタのニーズ
が高まっているが、従来のバブルジェット方式では直径
20μm以下の粒径のインク滴を形成し難く、記録媒体
上では直径50μm程度の最小ドット径しか得られない
という欠点があった。
が高まっているが、従来のバブルジェット方式では直径
20μm以下の粒径のインク滴を形成し難く、記録媒体
上では直径50μm程度の最小ドット径しか得られない
という欠点があった。
【0006】これらの問題を解決する方式として、図5
に示すような薄膜状の電極と記録紙背面にある対向電極
間に高電圧を印加し、静電引力により細いスリットから
インク柱(滴)を引き出す方式や、図6に示すように帯
電した色材成分を含むインクを用いて色材の濃度を高め
て飛翔させる方式(WO93/11866:PCT/AU92/00665)など
がある。前者はドット毎のノズルを必要としないスリッ
ト状ノズルのため、後者はノズルレス方式のため目詰ま
りの問題を低減することができると共に、微小粒径のイ
ンク滴を安定に生成して飛翔させることが可能なため、
高解像度化が可能になる。
に示すような薄膜状の電極と記録紙背面にある対向電極
間に高電圧を印加し、静電引力により細いスリットから
インク柱(滴)を引き出す方式や、図6に示すように帯
電した色材成分を含むインクを用いて色材の濃度を高め
て飛翔させる方式(WO93/11866:PCT/AU92/00665)など
がある。前者はドット毎のノズルを必要としないスリッ
ト状ノズルのため、後者はノズルレス方式のため目詰ま
りの問題を低減することができると共に、微小粒径のイ
ンク滴を安定に生成して飛翔させることが可能なため、
高解像度化が可能になる。
【0007】しかし、これらの静電方式のインクジェッ
トプリンタのヘッドは、図5および図6に示すようにヘ
ッド基板41,51の端面に電極アレイ42,52の先
端が突出するか、あるいはほぼ接して設けられているた
め、プリンタアッセンブリにおいて電極アレイに記録紙
などが接触して破損し易いという欠点があった。またヘ
ッド製造方法の観点からは、半導体作製プロセスで見ら
れるような高精度の作製技術、例えばステッパ露光技術
などを用いることができないため、加工精度、均一性お
よび歩留まりなどに問題があった。特に、ヘッドの先端
曲率半径を適度に小さく、均一に作製することができな
いため、ヘッド先端に高電圧を印加する必要があり、低
電圧駆動化の妨げになると同時に、形状不均一性にも起
因する異常放電の問題を抱えていた。
トプリンタのヘッドは、図5および図6に示すようにヘ
ッド基板41,51の端面に電極アレイ42,52の先
端が突出するか、あるいはほぼ接して設けられているた
め、プリンタアッセンブリにおいて電極アレイに記録紙
などが接触して破損し易いという欠点があった。またヘ
ッド製造方法の観点からは、半導体作製プロセスで見ら
れるような高精度の作製技術、例えばステッパ露光技術
などを用いることができないため、加工精度、均一性お
よび歩留まりなどに問題があった。特に、ヘッドの先端
曲率半径を適度に小さく、均一に作製することができな
いため、ヘッド先端に高電圧を印加する必要があり、低
電圧駆動化の妨げになると同時に、形状不均一性にも起
因する異常放電の問題を抱えていた。
【0008】さらに、インクがヘッド先端で濃縮し凝集
して飛翔するためには、ヘッド先端にインク層が毛管現
象などにより安定して形成していることが必要である
が、上述したヘッド基板端面に形成したヘッドの先端で
は、重力の影響がヘッド先端で等価でないなどの理由で
インク層を安定して形成することが困難であった。
して飛翔するためには、ヘッド先端にインク層が毛管現
象などにより安定して形成していることが必要である
が、上述したヘッド基板端面に形成したヘッドの先端で
は、重力の影響がヘッド先端で等価でないなどの理由で
インク層を安定して形成することが困難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の静電力で液状インクの中の色材成分を飛翔させるイン
クジェットプリンタヘッドは、ヘッド基板の端面に電極
アレイが位置しているため、プリンタアッセンブリにお
いて電極アレイに記録紙などが接触して破損し易く、ま
たヘッド製造上、半導体作製プロセスで見られるような
高精度の作製技術を用いることができないため、加工精
度、均一性および歩留まりなどに問題があった。特に、
ヘッドの先端曲率半径を適度に小さく、均一に作製する
ことができないため、ヘッド先端に高電圧を印加する必
要があり、低電圧駆動化の妨げになると同時に、形状不
均一性にも起因する異常放電の問題があり、さらにイン
クがヘッド先端で濃縮し凝集して飛翔するためには、ヘ
ッド先端にインク層が毛管現象などにより安定して形成
していることが必要であるが、ヘッド基板端面に形成す
ると、重力の影響がヘッド先端で等価でないなどの理由
でインク層を安定して形成することが困難であるという
問題があった。
の静電力で液状インクの中の色材成分を飛翔させるイン
クジェットプリンタヘッドは、ヘッド基板の端面に電極
アレイが位置しているため、プリンタアッセンブリにお
いて電極アレイに記録紙などが接触して破損し易く、ま
たヘッド製造上、半導体作製プロセスで見られるような
高精度の作製技術を用いることができないため、加工精
度、均一性および歩留まりなどに問題があった。特に、
ヘッドの先端曲率半径を適度に小さく、均一に作製する
ことができないため、ヘッド先端に高電圧を印加する必
要があり、低電圧駆動化の妨げになると同時に、形状不
均一性にも起因する異常放電の問題があり、さらにイン
クがヘッド先端で濃縮し凝集して飛翔するためには、ヘ
ッド先端にインク層が毛管現象などにより安定して形成
していることが必要であるが、ヘッド基板端面に形成す
ると、重力の影響がヘッド先端で等価でないなどの理由
でインク層を安定して形成することが困難であるという
問題があった。
【0010】本発明は上記の問題点を解消すべくなされ
たもので、静電力を用いてインク中の色剤成分を凝集さ
せ記録媒体に飛翔させてインクジェット記録を行う際に
ヘッドの損傷を防止すると共に、均一性が良好でばらつ
きが少なく同一形状のヘッドを多数設けることが可能で
あり、またヘッド先端に安定なインク層を形成して高品
質の記録を可能とし、しかも高集積化が容易で、且つ生
産性に富んだインクジェットヘッドとその製造方法およ
びインクジェット記録装置を提供することを目的とす
る。
たもので、静電力を用いてインク中の色剤成分を凝集さ
せ記録媒体に飛翔させてインクジェット記録を行う際に
ヘッドの損傷を防止すると共に、均一性が良好でばらつ
きが少なく同一形状のヘッドを多数設けることが可能で
あり、またヘッド先端に安定なインク層を形成して高品
質の記録を可能とし、しかも高集積化が容易で、且つ生
産性に富んだインクジェットヘッドとその製造方法およ
びインクジェット記録装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係るインクジェットヘッドは、溶媒中に色
剤を分散させたインク中の色剤成分を凝集させて記録媒
体上に飛翔させることにより記録を行うインクジェット
記録装置に用いられるインクジェットヘッドであって、
記録媒体に対向して設けられるヘッド基板と、このヘッ
ド基板上に設けられ、その壁面に底部から先端部に向か
って形成された溝を有する凸状電極と、ヘッド基板上の
少なくとも凸状電極の付近に前記インクを供給するイン
ク供給手段とを有することを特徴とする。
め、本発明に係るインクジェットヘッドは、溶媒中に色
剤を分散させたインク中の色剤成分を凝集させて記録媒
体上に飛翔させることにより記録を行うインクジェット
記録装置に用いられるインクジェットヘッドであって、
記録媒体に対向して設けられるヘッド基板と、このヘッ
ド基板上に設けられ、その壁面に底部から先端部に向か
って形成された溝を有する凸状電極と、ヘッド基板上の
少なくとも凸状電極の付近に前記インクを供給するイン
ク供給手段とを有することを特徴とする。
【0012】本発明に係るインクジェットヘッドの製造
方法は、第1の基板の第1主面上に凹部を設ける工程
と、この凹部を含む前記第1主面上にエッチング停止層
を形成する工程と、この凹部内のエッチング停止層上に
凹部の深さ方向に沿って少なくとも一つの筋状の凸部を
形成する工程と、エッチング停止層の凹部内を埋めるよ
うにエッチング停止層上に電極層を形成する工程と、こ
の電極層上に第2の基板を設ける工程と、第1の基板を
除去する工程と、エッチング停止層および凸部を除去し
て電極層を露出させることにより凸部に対応した溝を有
する凸状電極を形成する工程とを含むことを特徴とす
る。
方法は、第1の基板の第1主面上に凹部を設ける工程
と、この凹部を含む前記第1主面上にエッチング停止層
を形成する工程と、この凹部内のエッチング停止層上に
凹部の深さ方向に沿って少なくとも一つの筋状の凸部を
形成する工程と、エッチング停止層の凹部内を埋めるよ
うにエッチング停止層上に電極層を形成する工程と、こ
の電極層上に第2の基板を設ける工程と、第1の基板を
除去する工程と、エッチング停止層および凸部を除去し
て電極層を露出させることにより凸部に対応した溝を有
する凸状電極を形成する工程とを含むことを特徴とす
る。
【0013】本発明に係るインクジェット記録装置は、
溶媒中に色剤を分散させたインク中の色剤成分を凝集さ
せて記録媒体上に飛翔させることにより記録を行うイン
クジェット記録装置であって、記録媒体に対向して設け
られるヘッド基板上に、その壁面に底部から先端部に向
かって形成された溝を有する凸状電極を形成し、ヘッド
基板上の少なくとも凸状電極の付近にインクを供給し
て、該インク中の少なくとも色剤成分を少なくとも溝に
沿って先端部に向けて搬送することにより該先端部から
記録媒体に向けて飛翔させることを特徴とする。
溶媒中に色剤を分散させたインク中の色剤成分を凝集さ
せて記録媒体上に飛翔させることにより記録を行うイン
クジェット記録装置であって、記録媒体に対向して設け
られるヘッド基板上に、その壁面に底部から先端部に向
かって形成された溝を有する凸状電極を形成し、ヘッド
基板上の少なくとも凸状電極の付近にインクを供給し
て、該インク中の少なくとも色剤成分を少なくとも溝に
沿って先端部に向けて搬送することにより該先端部から
記録媒体に向けて飛翔させることを特徴とする。
【0014】より具体的には、本発明に係るインクジェ
ット記録装置は、記録媒体に対向して設けられるヘッド
基板と、このヘッド基板上に設けられ、その壁面に底部
から先端部に向かって形成された溝を有する凸状電極
と、ヘッド基板上の少なくとも凸状電極の付近にインク
を供給するインク供給手段と、このインク供給手段によ
りヘッド基板上に供給されるインク中の少なくとも色剤
成分を凸状電極の先端部から記録媒体に向けて飛翔させ
るための画像信号に応じた電圧を凸状電極に印加する電
圧印加手段とを有することを特徴とする。
ット記録装置は、記録媒体に対向して設けられるヘッド
基板と、このヘッド基板上に設けられ、その壁面に底部
から先端部に向かって形成された溝を有する凸状電極
と、ヘッド基板上の少なくとも凸状電極の付近にインク
を供給するインク供給手段と、このインク供給手段によ
りヘッド基板上に供給されるインク中の少なくとも色剤
成分を凸状電極の先端部から記録媒体に向けて飛翔させ
るための画像信号に応じた電圧を凸状電極に印加する電
圧印加手段とを有することを特徴とする。
【0015】さらに具体的には、本発明に係るインクジ
ェット記録装置は所定極性に帯電した色剤を分散させた
インク中の色剤成分を凝集させて記録媒体上に飛翔させ
ることにより記録を行うインクジェット記録装置であっ
て、記録媒体に対向して設けられるヘッド基板と、この
ヘッド基板上に設けられ、その壁面に底部から先端部に
向かって形成された溝を有する凸状電極と、ヘッド基板
上の少なくとも凸状電極の付近にインクを供給するイン
ク供給手段と、このインク供給手段によりヘッド基板上
に供給されるインク中の少なくとも色剤成分を凸状電極
の先端部から記録媒体に向けて飛翔させるための色剤の
帯電極性と同一極性の画像信号に応じた電圧を前記凸状
電極に印加する電圧印加手段とを有することを特徴とす
る。
ェット記録装置は所定極性に帯電した色剤を分散させた
インク中の色剤成分を凝集させて記録媒体上に飛翔させ
ることにより記録を行うインクジェット記録装置であっ
て、記録媒体に対向して設けられるヘッド基板と、この
ヘッド基板上に設けられ、その壁面に底部から先端部に
向かって形成された溝を有する凸状電極と、ヘッド基板
上の少なくとも凸状電極の付近にインクを供給するイン
ク供給手段と、このインク供給手段によりヘッド基板上
に供給されるインク中の少なくとも色剤成分を凸状電極
の先端部から記録媒体に向けて飛翔させるための色剤の
帯電極性と同一極性の画像信号に応じた電圧を前記凸状
電極に印加する電圧印加手段とを有することを特徴とす
る。
【0016】本発明において、凸状電極の形状として
は、四角錐や円錐、紡錘型などの他、四角錐の先端を切
り取ったメキシカンピラミッドなど、毛管現象や凸状電
極への電圧印加によって凸状電極の先端がインクで安定
して濡れた状態となり、かつインクの凝集および飛翔の
ための電界が十分に印加できる形状であればよく、必ず
しも先端が先鋭である必要はない。また、この凸状電極
に形成される溝の断面形状は、半球形状、台形状および
V形状など、インクが毛管現象により凸状電極の先端に
十分供給される形状であれば種々選択することができ
る。また、この溝の幅は平均して0.1μm以上である
ことが好ましい。
は、四角錐や円錐、紡錘型などの他、四角錐の先端を切
り取ったメキシカンピラミッドなど、毛管現象や凸状電
極への電圧印加によって凸状電極の先端がインクで安定
して濡れた状態となり、かつインクの凝集および飛翔の
ための電界が十分に印加できる形状であればよく、必ず
しも先端が先鋭である必要はない。また、この凸状電極
に形成される溝の断面形状は、半球形状、台形状および
V形状など、インクが毛管現象により凸状電極の先端に
十分供給される形状であれば種々選択することができ
る。また、この溝の幅は平均して0.1μm以上である
ことが好ましい。
【0017】一方、筋状の凸部を構成する層はレジス
ト、ガラスまたはヘッド導電材料と選択エッチング可能
な金属等が好適である。さらに、エッチング停止層とし
ては例えば第1の基板にシリコン単結晶基板を用いた場
合、その凹部内を含む表面を熱酸化で形成してもよく、
あるいは他の方法により形成してもよい。特に、熱酸化
法を用いた場合は、一般的な半導体製造工程等とのプロ
セス整合性や工程の簡易化を図ることもできるので好ま
しい。
ト、ガラスまたはヘッド導電材料と選択エッチング可能
な金属等が好適である。さらに、エッチング停止層とし
ては例えば第1の基板にシリコン単結晶基板を用いた場
合、その凹部内を含む表面を熱酸化で形成してもよく、
あるいは他の方法により形成してもよい。特に、熱酸化
法を用いた場合は、一般的な半導体製造工程等とのプロ
セス整合性や工程の簡易化を図ることもできるので好ま
しい。
【0018】このように本発明においては、ヘッド基板
上に壁面に底部から先端部に向かって形成された溝を有
する凸状電極を形成してインクジェットヘッドを構成
し、ヘッド基板上の少なくとも凸状電極の付近に溶媒中
に色剤を分散させたインクを供給して、インク中の少な
くとも色剤成分をヘッド基板上、つまり基板の主面から
記録媒体に向けて飛翔させることで記録を行うため、ヘ
ッド基板端面に形成されたヘッドを持つ従来のインクジ
ェットヘッドのようなヘッドアッセンブリにおけるヘッ
ド先端の損傷が防止される。
上に壁面に底部から先端部に向かって形成された溝を有
する凸状電極を形成してインクジェットヘッドを構成
し、ヘッド基板上の少なくとも凸状電極の付近に溶媒中
に色剤を分散させたインクを供給して、インク中の少な
くとも色剤成分をヘッド基板上、つまり基板の主面から
記録媒体に向けて飛翔させることで記録を行うため、ヘ
ッド基板端面に形成されたヘッドを持つ従来のインクジ
ェットヘッドのようなヘッドアッセンブリにおけるヘッ
ド先端の損傷が防止される。
【0019】また、ヘッド基板の表面にヘッド先端であ
る凸状電極が設けられているため、ヘッド基板の端面に
ヘッド先端を設ける従来の技術では用いることができな
かった高精度の半導体加工プロセスを利用した製造方法
により、均一性が良好でばらつきが少なく、同一形状の
凸状電極を多数形成したラインヘッドなどのマルチヘッ
ドの実現が容易となる。特に、本発明によるインクジェ
ットヘッドの製造方法によると、ヘッド先端曲率半径を
適度に小さく、均一に作製できるため、ヘッド先端に高
電圧を印加する必要がなく、低電圧駆動化が可能となる
と同時に、形状不均一性に起因する異常放電を防止する
ことが可能となる。
る凸状電極が設けられているため、ヘッド基板の端面に
ヘッド先端を設ける従来の技術では用いることができな
かった高精度の半導体加工プロセスを利用した製造方法
により、均一性が良好でばらつきが少なく、同一形状の
凸状電極を多数形成したラインヘッドなどのマルチヘッ
ドの実現が容易となる。特に、本発明によるインクジェ
ットヘッドの製造方法によると、ヘッド先端曲率半径を
適度に小さく、均一に作製できるため、ヘッド先端に高
電圧を印加する必要がなく、低電圧駆動化が可能となる
と同時に、形状不均一性に起因する異常放電を防止する
ことが可能となる。
【0020】また、インク中の色剤成分が凝集して飛翔
するためには、ヘッド先端にインク層が毛管現象などに
より安定して形成していることが必要であり、また色剤
成分が凝集して飛翔するためには、ヘッド先端にインク
層が毛管現象などにより安定して形成されることが必要
であるが、本発明ではヘッド先端である凸状電極の壁面
に底部から先端部に向かって溝が形成されていることに
より、この先端に十分に到達するインク層を安定して形
成することが可能となり、高性能・高分解能のインクジ
ェット記録装置を実現することができる。
するためには、ヘッド先端にインク層が毛管現象などに
より安定して形成していることが必要であり、また色剤
成分が凝集して飛翔するためには、ヘッド先端にインク
層が毛管現象などにより安定して形成されることが必要
であるが、本発明ではヘッド先端である凸状電極の壁面
に底部から先端部に向かって溝が形成されていることに
より、この先端に十分に到達するインク層を安定して形
成することが可能となり、高性能・高分解能のインクジ
ェット記録装置を実現することができる。
【0021】さらに、本発明によるインクジェットヘッ
ドの製造方法においては、フォトリソグラフィ、異方性
エッチングなどを用いて形成した凹部および凹部内面の
正確な形状に沿って形成されたエッチング停止層および
筋状の凸部を原型として用いて、これに電極層を充填す
ることによりヘッドが作成されるので、凹部形状の溝を
含めて凸状電極の形状を高精度に均一に、かつ微細に形
成することができる。また、エッチング停止層を熱酸化
法で形成した絶縁層とすれば、第1の凹部内に形成され
た熱酸化絶縁層の第1の凹部内への成長作用により、第
1の凹部先端が鋭くなるため、ヘッド先端部を先鋭に、
しかも均一な形状にすることができる。このようにして
作製されるインクジェットヘッドによると、インク射出
性能、信頼性が大幅に向上する。
ドの製造方法においては、フォトリソグラフィ、異方性
エッチングなどを用いて形成した凹部および凹部内面の
正確な形状に沿って形成されたエッチング停止層および
筋状の凸部を原型として用いて、これに電極層を充填す
ることによりヘッドが作成されるので、凹部形状の溝を
含めて凸状電極の形状を高精度に均一に、かつ微細に形
成することができる。また、エッチング停止層を熱酸化
法で形成した絶縁層とすれば、第1の凹部内に形成され
た熱酸化絶縁層の第1の凹部内への成長作用により、第
1の凹部先端が鋭くなるため、ヘッド先端部を先鋭に、
しかも均一な形状にすることができる。このようにして
作製されるインクジェットヘッドによると、インク射出
性能、信頼性が大幅に向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
るインクジェット記録装置の概略構成図である。同図に
おいて、ヘッド基板101は例えばガラス基板などの絶
縁性の基板であり、このヘッド基板101上に凸状電極
102とその引き出し電極104が形成されている。こ
こで、凸状電極102には壁面に底部から先端部に向け
て形成されたインク案内溝103が設けられている。な
お、引き出し電極103の凸状電極102に接続された
側と反対側の端部は外部に露出している。また、ヘッド
基板101の上方には、凸状電極102に対応する位置
にインク滴吐出口105を有する上部カバー106が配
置されている。
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
るインクジェット記録装置の概略構成図である。同図に
おいて、ヘッド基板101は例えばガラス基板などの絶
縁性の基板であり、このヘッド基板101上に凸状電極
102とその引き出し電極104が形成されている。こ
こで、凸状電極102には壁面に底部から先端部に向け
て形成されたインク案内溝103が設けられている。な
お、引き出し電極103の凸状電極102に接続された
側と反対側の端部は外部に露出している。また、ヘッド
基板101の上方には、凸状電極102に対応する位置
にインク滴吐出口105を有する上部カバー106が配
置されている。
【0023】図2は、ラインヘッドなどのマルチヘッド
を構成した場合の図1の一部を拡大して示す図であり、
ヘッド基板101上に主走査方向Xに沿って複数の凸状
電極102が設けられている。また、同図にも示される
ように本実施形態では凸状電極102の形状はピラミッ
ド状であり、その先端は尖鋭となっている。そして、凸
状電極102のピラミッドの各壁面にインク案内溝10
3が形成されている。また、この例ではインク案内溝1
03は底部から先端部に近付くにつれて幅狭の形状とな
っている。
を構成した場合の図1の一部を拡大して示す図であり、
ヘッド基板101上に主走査方向Xに沿って複数の凸状
電極102が設けられている。また、同図にも示される
ように本実施形態では凸状電極102の形状はピラミッ
ド状であり、その先端は尖鋭となっている。そして、凸
状電極102のピラミッドの各壁面にインク案内溝10
3が形成されている。また、この例ではインク案内溝1
03は底部から先端部に近付くにつれて幅狭の形状とな
っている。
【0024】本実施形態で用いるインク107は、例え
ば108 Ωcm以上の絶縁性の溶媒中にコロイド状に例
えばプラス帯電性の色剤を帯電制御材やバインダ等とと
もに分散させたものであり、色剤はプラス極性に帯電さ
れているものとする。このインク107は、インクタン
クおよびポンプを含むインク還流機構108により、イ
ンク流路109を介してインク供給口110からヘッド
基板101上に供給される。
ば108 Ωcm以上の絶縁性の溶媒中にコロイド状に例
えばプラス帯電性の色剤を帯電制御材やバインダ等とと
もに分散させたものであり、色剤はプラス極性に帯電さ
れているものとする。このインク107は、インクタン
クおよびポンプを含むインク還流機構108により、イ
ンク流路109を介してインク供給口110からヘッド
基板101上に供給される。
【0025】ヘッド基板101上に供給されたインク1
07は、ヘッド基板101の表面を副走査方向Y(記録
媒体の相対移動方向)に沿って流れ、一部は凸状電極1
02に到達する。凸状電極102に到達したインク10
7は、凸状電極102の壁面に形成されたインク案内溝
103に沿って毛管現象により上昇し、インク滴の飛翔
ポイントである凸状電極102の先端に到達する。ヘッ
ド基板104上に供給されたインク107のうち、凸状
電極102に到達しなかったインクはインク回収口11
1からインク流路109を介して還流機構108により
回収される。
07は、ヘッド基板101の表面を副走査方向Y(記録
媒体の相対移動方向)に沿って流れ、一部は凸状電極1
02に到達する。凸状電極102に到達したインク10
7は、凸状電極102の壁面に形成されたインク案内溝
103に沿って毛管現象により上昇し、インク滴の飛翔
ポイントである凸状電極102の先端に到達する。ヘッ
ド基板104上に供給されたインク107のうち、凸状
電極102に到達しなかったインクはインク回収口11
1からインク流路109を介して還流機構108により
回収される。
【0026】上述したヘッド基板101、インク案内溝
103を有する凸状電極102、引き出し電極104、
インク滴吐出孔105を有する上部カバー106、イン
ク還流機構108、およびインク吐出口110とインク
排出口111を有するインク流路109によって、イン
クジェットヘッドが構成される。
103を有する凸状電極102、引き出し電極104、
インク滴吐出孔105を有する上部カバー106、イン
ク還流機構108、およびインク吐出口110とインク
排出口111を有するインク流路109によって、イン
クジェットヘッドが構成される。
【0027】引き出し電極104には、駆動回路112
および直流バイアス電源113が直列に接続されてい
る。駆動回路112は、記録すべき画像信号に応じてオ
ン・オフする例えば200Vのプラス極性の信号パルス
電圧を発生し、これが直流バイアス電源113から供給
される例えばDC1kVのバイアス電圧に重畳され、引
き出し電極103を介して凸状電極102に印加され
る。
および直流バイアス電源113が直列に接続されてい
る。駆動回路112は、記録すべき画像信号に応じてオ
ン・オフする例えば200Vのプラス極性の信号パルス
電圧を発生し、これが直流バイアス電源113から供給
される例えばDC1kVのバイアス電圧に重畳され、引
き出し電極103を介して凸状電極102に印加され
る。
【0028】すなわち、凸状電極102にはインク10
7中の色剤の帯電極性と同一極性の電圧が印加される。
従って、凸状電極102の先端に達したインク107中
の凝集した色剤成分が静電反発力によってヘッド基板1
01の表面に対しほぼ垂直方向にインク滴114として
射出される。この射出されたインク滴114は、上部カ
バー106に設けられたインク滴吐出孔105を通過
し、ヘッド基板101に上部カバー106を介して対向
して配置された記録媒体である記録紙115に向けて、
記録紙115の背面に設けられた接地電位の対向電極1
16に引っ張られて飛翔することによって記録紙115
上に到達する。これにより、記録紙115上に画像が記
録される。
7中の色剤の帯電極性と同一極性の電圧が印加される。
従って、凸状電極102の先端に達したインク107中
の凝集した色剤成分が静電反発力によってヘッド基板1
01の表面に対しほぼ垂直方向にインク滴114として
射出される。この射出されたインク滴114は、上部カ
バー106に設けられたインク滴吐出孔105を通過
し、ヘッド基板101に上部カバー106を介して対向
して配置された記録媒体である記録紙115に向けて、
記録紙115の背面に設けられた接地電位の対向電極1
16に引っ張られて飛翔することによって記録紙115
上に到達する。これにより、記録紙115上に画像が記
録される。
【0029】このように本実施形態のインクジェット記
録装置では、インクジェットヘッドにおいて記録紙11
5に対向するヘッド先端をなす凸状電極102をヘッド
基板101の端面でなく主面上に設けることができるた
め、記録紙115との接触などによる凸状電極102の
破損のおそれは非常に少ない。
録装置では、インクジェットヘッドにおいて記録紙11
5に対向するヘッド先端をなす凸状電極102をヘッド
基板101の端面でなく主面上に設けることができるた
め、記録紙115との接触などによる凸状電極102の
破損のおそれは非常に少ない。
【0030】また、凸状電極102の壁面にインク案内
溝103が設けられているため、凸状電極102の先端
部に毛管現象等によりインクが案内されることにより、
容易に安定してインク層が形成され、高性能・高品質の
インクジェット記録装置を実現することができる。
溝103が設けられているため、凸状電極102の先端
部に毛管現象等によりインクが案内されることにより、
容易に安定してインク層が形成され、高性能・高品質の
インクジェット記録装置を実現することができる。
【0031】なお、凸状電極102の表面の一部または
全部をインク案内溝103の溝形状を維持しつつ絶縁層
で覆ってもよく、要はインク107が凝集され飛翔する
に十分な電界をインク107に与えることが可能であれ
ばよい。また、インク107中の色剤はマイナス極性に
帯電されていてもよく、その場合には引き出し電極10
4を介して凸状電極102に印加する電圧の極性をマイ
ナスにすればよい。
全部をインク案内溝103の溝形状を維持しつつ絶縁層
で覆ってもよく、要はインク107が凝集され飛翔する
に十分な電界をインク107に与えることが可能であれ
ばよい。また、インク107中の色剤はマイナス極性に
帯電されていてもよく、その場合には引き出し電極10
4を介して凸状電極102に印加する電圧の極性をマイ
ナスにすればよい。
【0032】次に、本実施形態に係るインクジェットヘ
ッドの製造方法について説明する。図3は、インクジェ
ットヘッドの製造工程を示す断面図であり、特に1個の
凸状電極102およびインク溜り105の形成プロセス
を示している。また、マルチヘッドの場合、図3は図2
の主走査方向Xと直交する断面、すなわち副走査方向Y
の断面を示している。
ッドの製造方法について説明する。図3は、インクジェ
ットヘッドの製造工程を示す断面図であり、特に1個の
凸状電極102およびインク溜り105の形成プロセス
を示している。また、マルチヘッドの場合、図3は図2
の主走査方向Xと直交する断面、すなわち副走査方向Y
の断面を示している。
【0033】まず、Si単結晶基板201の第1主面側
に、凸状電極102の形状に対応した、例えば逆ピラミ
ッド状の凹部を形成する。このような凹部を形成する方
法としては、例えばSi単結晶基板の異方性エッチング
を利用することができる。すなわち、まず図3(a)に
示すように、p型で(100)結晶面方位のSi単結晶
基板201上に、厚さ0.1μmのSiO2 熱酸化層2
02をドライ酸化法により形成し、その上にレジスト2
03をスピンコート法により塗布する。次に、図3
(b)に示すように、例えばステッパを用いて10μm
角の正方形状の開口部204が得られるよう露光、現像
等によりパターニングした後、NH4 F・HF混合溶液
により、SiO2 熱酸化層202のエッチングを行う。
そして、残ったレジストを除去した後、例えば30wt
%のKOH水溶液を用いて異方性エッチングを行い、図
3(c)に示すように、深さ7.1μmの逆ピラミッド
状の凹部205をSi単結晶基板201上に形成する。
に、凸状電極102の形状に対応した、例えば逆ピラミ
ッド状の凹部を形成する。このような凹部を形成する方
法としては、例えばSi単結晶基板の異方性エッチング
を利用することができる。すなわち、まず図3(a)に
示すように、p型で(100)結晶面方位のSi単結晶
基板201上に、厚さ0.1μmのSiO2 熱酸化層2
02をドライ酸化法により形成し、その上にレジスト2
03をスピンコート法により塗布する。次に、図3
(b)に示すように、例えばステッパを用いて10μm
角の正方形状の開口部204が得られるよう露光、現像
等によりパターニングした後、NH4 F・HF混合溶液
により、SiO2 熱酸化層202のエッチングを行う。
そして、残ったレジストを除去した後、例えば30wt
%のKOH水溶液を用いて異方性エッチングを行い、図
3(c)に示すように、深さ7.1μmの逆ピラミッド
状の凹部205をSi単結晶基板201上に形成する。
【0034】次に、NH4 F・HF混合溶液を用いて、
SiO2 酸化層202を一旦除去した後、図3(d)に
示すように、凹部205内を含むSi単結晶基板201
上に凹部205内ではその内面に沿って窪んだ形状とな
るように、SiO2 熱酸化絶縁層をエッチング停止層2
06として形成する。本実施形態では、SiO2 熱酸化
絶縁層からなるエッチング停止層206を厚さが0.3
μm程度となるようにWet酸化法により形成した。こ
の場合、エッチング層206は凹部205の内面上で図
3(d)に示すように凹部205の深さ方向の中央部が
膨らんだ構造となることにより、後述のようにして形成
されるヘッド先端である凸状電極102の先端部を先鋭
にすることができる。これにより凸状電極102の先端
への電界集中効果を高め、高解像度化と同時に低電圧駆
動化を促進することが可能となる。
SiO2 酸化層202を一旦除去した後、図3(d)に
示すように、凹部205内を含むSi単結晶基板201
上に凹部205内ではその内面に沿って窪んだ形状とな
るように、SiO2 熱酸化絶縁層をエッチング停止層2
06として形成する。本実施形態では、SiO2 熱酸化
絶縁層からなるエッチング停止層206を厚さが0.3
μm程度となるようにWet酸化法により形成した。こ
の場合、エッチング層206は凹部205の内面上で図
3(d)に示すように凹部205の深さ方向の中央部が
膨らんだ構造となることにより、後述のようにして形成
されるヘッド先端である凸状電極102の先端部を先鋭
にすることができる。これにより凸状電極102の先端
への電界集中効果を高め、高解像度化と同時に低電圧駆
動化を促進することが可能となる。
【0035】次いで、図3(e)に示すように、凹部2
05の内面上に筋状の凸部207を例えばガラスを用い
て気相堆積法により形成する。次いで、SiO2 熱酸化
絶縁層からなるエッチング停止層206および筋状の凸
部207上に、凸状電極102および引き出し電極10
4となる電極層208として、例えばモリブデン層、タ
ンタル層やクロム層を凹部205を埋めるように形成す
る。本実施形態では、電極層208としてスパッタリン
グ法によりモリブデン層を厚さ5μmとなるように形成
した。この際、副走査方向においては電極層208がほ
ぼ個別電極102および引き出し電極104となる部分
に選択的に形成されるように、マスクを用いてスパッタ
リングを行う。なお、電極層208の材質や導電性によ
っては、インクとの濡れ性などを考慮して、さらにIT
O層のような導電層を積層して形成してもよい。
05の内面上に筋状の凸部207を例えばガラスを用い
て気相堆積法により形成する。次いで、SiO2 熱酸化
絶縁層からなるエッチング停止層206および筋状の凸
部207上に、凸状電極102および引き出し電極10
4となる電極層208として、例えばモリブデン層、タ
ンタル層やクロム層を凹部205を埋めるように形成す
る。本実施形態では、電極層208としてスパッタリン
グ法によりモリブデン層を厚さ5μmとなるように形成
した。この際、副走査方向においては電極層208がほ
ぼ個別電極102および引き出し電極104となる部分
に選択的に形成されるように、マスクを用いてスパッタ
リングを行う。なお、電極層208の材質や導電性によ
っては、インクとの濡れ性などを考慮して、さらにIT
O層のような導電層を積層して形成してもよい。
【0036】なお、凸状電極102の形状を大きくする
ことが要求される場合、すなわち凹部205の開口の大
きさや深さが大きくなった場合には、電極層208を十
分に厚く形成して凹部内205を完全に埋めることが困
難となることがある。そのような場合には、電極層20
8上にSi単結晶基板201の第1主面側から他の単数
または複数の材料からなる芯材層を形成して凹部205
内を埋めればよい。
ことが要求される場合、すなわち凹部205の開口の大
きさや深さが大きくなった場合には、電極層208を十
分に厚く形成して凹部内205を完全に埋めることが困
難となることがある。そのような場合には、電極層20
8上にSi単結晶基板201の第1主面側から他の単数
または複数の材料からなる芯材層を形成して凹部205
内を埋めればよい。
【0037】次に、電極層208の上に図3(f)に示
すように、電極層208間を跨ぐようにパイレックスガ
ラス基板209を例えば静電接着法を用いて、Si単結
晶基板201と電極層208を介するように接着する。
そして、このパイレックスガラス基板209をそのまま
ヘッド基板101とするか、またはこれに比較的厚いガ
ラス基板を接着してヘッド基板101とする。
すように、電極層208間を跨ぐようにパイレックスガ
ラス基板209を例えば静電接着法を用いて、Si単結
晶基板201と電極層208を介するように接着する。
そして、このパイレックスガラス基板209をそのまま
ヘッド基板101とするか、またはこれに比較的厚いガ
ラス基板を接着してヘッド基板101とする。
【0038】なお、電極層208の厚さが十分に厚く、
構造材としての強度が十分に得られる場合には、図3
(g)の工程を省いて、電極層208を直接ヘッド基板
101に接着することも可能である。
構造材としての強度が十分に得られる場合には、図3
(g)の工程を省いて、電極層208を直接ヘッド基板
101に接着することも可能である。
【0039】次に、図3(g)に示すように、エチレン
ジアミン、ピロカテコールおよびピラジンの混合水溶液
でSi単結晶基板201をエッチング除去し、次いで熱
酸化層および筋状の凸部ガラスをNH4 F・HF等の各
種混酸またはHF水溶液を用いて除去する。これによっ
て図3(g)に示すように、電極層208に凹部形状の
溝210が形成され、図1および図2に示したようなイ
ンク案内溝103を有するピラミッド状の凸状電極10
2が形成される。
ジアミン、ピロカテコールおよびピラジンの混合水溶液
でSi単結晶基板201をエッチング除去し、次いで熱
酸化層および筋状の凸部ガラスをNH4 F・HF等の各
種混酸またはHF水溶液を用いて除去する。これによっ
て図3(g)に示すように、電極層208に凹部形状の
溝210が形成され、図1および図2に示したようなイ
ンク案内溝103を有するピラミッド状の凸状電極10
2が形成される。
【0040】このように実施形態に係るインクジェット
ヘッドは、異方性エッチングにより形成された凹部20
5を有するSi単結晶基板201上にSiO2 熱酸化絶
縁層からなるエッチング層206を形成した後、電極層
208を凹部205内に充填することによって凸状電極
102を形成している。従って、凹部205の形状に応
じて均一性・再現性に優れた凸状電極102を形成する
ことができる。
ヘッドは、異方性エッチングにより形成された凹部20
5を有するSi単結晶基板201上にSiO2 熱酸化絶
縁層からなるエッチング層206を形成した後、電極層
208を凹部205内に充填することによって凸状電極
102を形成している。従って、凹部205の形状に応
じて均一性・再現性に優れた凸状電極102を形成する
ことができる。
【0041】さらに、異方性エッチングによる凹部20
5の形状再現性および凹部205内へのエッチング停止
層206となるSiO2 熱酸化絶縁層の成長作用によ
り、凹部205の底部形状を良好に尖らせた逆ピラミッ
ド状とすることもできるため、先端への電界集中効果を
大幅に高めた凸状電極102を安定して形成することが
できる。その結果、従来のようにヘッド先端である凸状
電極102に高電圧を印加する必要がなく、低電圧駆動
化が可能となる同時に、形状不均一性にも起因する異常
放電を防止することが可能となる。また、熱酸化法は一
般的な半導体製造工程とのプロセス整合性が良いため、
工程の簡易化を図ることもできる。
5の形状再現性および凹部205内へのエッチング停止
層206となるSiO2 熱酸化絶縁層の成長作用によ
り、凹部205の底部形状を良好に尖らせた逆ピラミッ
ド状とすることもできるため、先端への電界集中効果を
大幅に高めた凸状電極102を安定して形成することが
できる。その結果、従来のようにヘッド先端である凸状
電極102に高電圧を印加する必要がなく、低電圧駆動
化が可能となる同時に、形状不均一性にも起因する異常
放電を防止することが可能となる。また、熱酸化法は一
般的な半導体製造工程とのプロセス整合性が良いため、
工程の簡易化を図ることもできる。
【0042】また、インク滴が凝集して飛翔するために
は、ヘッド先端である凸状電極102の先端部にインク
層が毛管現象などにより安定して形成されることが必要
であるが、凸状電極102の壁面に凹部形状のインク案
内溝103を形成したため、毛管現象によりヘッド基板
102上のインクが凸状電極102の先端へ登り、その
先端でインク層を安定して形成することが可能となるた
め、インク射出性能、信頼性を大幅に向上させることが
できる。
は、ヘッド先端である凸状電極102の先端部にインク
層が毛管現象などにより安定して形成されることが必要
であるが、凸状電極102の壁面に凹部形状のインク案
内溝103を形成したため、毛管現象によりヘッド基板
102上のインクが凸状電極102の先端へ登り、その
先端でインク層を安定して形成することが可能となるた
め、インク射出性能、信頼性を大幅に向上させることが
できる。
【0043】なお、上記実施形態ではピラミッド形状の
凸状電極102の広い壁面上にインク案内溝103を設
けたが、図4(a)に示すようにピラミッドの稜線を形
成する位置にインク案内溝103を形成してもよい。ま
た、凸状電極102の形状はピラミッド形状である必要
はなく、例えば図4(b)に示すようなコーン形状と
し、このコーンの壁面にインク案内溝103を形成して
もよい。
凸状電極102の広い壁面上にインク案内溝103を設
けたが、図4(a)に示すようにピラミッドの稜線を形
成する位置にインク案内溝103を形成してもよい。ま
た、凸状電極102の形状はピラミッド形状である必要
はなく、例えば図4(b)に示すようなコーン形状と
し、このコーンの壁面にインク案内溝103を形成して
もよい。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によればヘッ
ド基板上に、壁面に底部から先端部に向かって形成され
た溝を有する凸状電極を形成し、ヘッド基板上の少なく
とも前記凸状電極の付近に前記インクを供給して、イン
ク中の少なくとも色剤成分を少なくともインク案内溝に
沿って先端部に向けて搬送し該先端部から記録媒体に向
けて飛翔させることで記録を行うため、ヘッド基板端面
に形成されたヘッドを持つ従来のインクジェットヘッド
のようなヘッドアッセンブリにおけるヘッド先端の損傷
が防止される。
ド基板上に、壁面に底部から先端部に向かって形成され
た溝を有する凸状電極を形成し、ヘッド基板上の少なく
とも前記凸状電極の付近に前記インクを供給して、イン
ク中の少なくとも色剤成分を少なくともインク案内溝に
沿って先端部に向けて搬送し該先端部から記録媒体に向
けて飛翔させることで記録を行うため、ヘッド基板端面
に形成されたヘッドを持つ従来のインクジェットヘッド
のようなヘッドアッセンブリにおけるヘッド先端の損傷
が防止される。
【0045】また、本発明ではヘッド基板の表面にヘッ
ド先端である凸状電極が設けられているため、ヘッド基
板端面にヘッド先端である凸状電極が設けられていたた
めに従来用いることができなかった高精度の半導体加工
プロセスを利用した製造方法により、均一性が良好でば
らつきが少なく同一形状の凸状電極を多数形成したマル
チヘッドの実現が容易となる。特に、本発明によるイン
クジェットヘッドの製造方法によると、ヘッド先端曲率
半径を適度に小さく、均一に作製できるため、ヘッド先
端に高電圧を印加する必要がなく、低電圧駆動化が可能
となると同時に、形状不均一性に起因する異常放電を防
止することが可能となる。
ド先端である凸状電極が設けられているため、ヘッド基
板端面にヘッド先端である凸状電極が設けられていたた
めに従来用いることができなかった高精度の半導体加工
プロセスを利用した製造方法により、均一性が良好でば
らつきが少なく同一形状の凸状電極を多数形成したマル
チヘッドの実現が容易となる。特に、本発明によるイン
クジェットヘッドの製造方法によると、ヘッド先端曲率
半径を適度に小さく、均一に作製できるため、ヘッド先
端に高電圧を印加する必要がなく、低電圧駆動化が可能
となると同時に、形状不均一性に起因する異常放電を防
止することが可能となる。
【0046】また、インク中の色剤成分が凝集してイン
ク滴として飛翔するためには、凸状電極の先端にインク
層が安定して形成されることが必要であるが、本発明で
は凸状電極の壁面にインク案内溝があるため、毛管現象
により凸状電極の先端へインクが確実に供給され、イン
ク層を安定して形成することが可能となるため、高性能
・高分解能のインクジェット記録装置を実現できる。
ク滴として飛翔するためには、凸状電極の先端にインク
層が安定して形成されることが必要であるが、本発明で
は凸状電極の壁面にインク案内溝があるため、毛管現象
により凸状電極の先端へインクが確実に供給され、イン
ク層を安定して形成することが可能となるため、高性能
・高分解能のインクジェット記録装置を実現できる。
【0047】さらに、本発明によるインクジェットヘッ
ドの製造方法によれば、フォトリソグラフィ、異方性エ
ッチングなどを用いて形成した凹部および凹部内面の正
確な形状に沿って形成されたエッチング停止層および筋
状の凸部を原型として用いて、これに電極層を充填する
ことによりヘッドが作成されるので、凹部形状の溝を含
めて凸状電極の形状を高精度に均一に、かつ微細に形成
することができる。また、エッチング停止層を熱酸化法
で形成した絶縁層とすれば、第1の凹部内に形成された
熱酸化絶縁層の第1の凹部内への成長作用により、第1
の凹部先端が鋭くなるため、ヘッド先端部を先鋭に、し
かも均一な形状にすることができる。このようにして作
製されるインクジェットヘッドによると、インク射出性
能、信頼性が大幅に向上する。
ドの製造方法によれば、フォトリソグラフィ、異方性エ
ッチングなどを用いて形成した凹部および凹部内面の正
確な形状に沿って形成されたエッチング停止層および筋
状の凸部を原型として用いて、これに電極層を充填する
ことによりヘッドが作成されるので、凹部形状の溝を含
めて凸状電極の形状を高精度に均一に、かつ微細に形成
することができる。また、エッチング停止層を熱酸化法
で形成した絶縁層とすれば、第1の凹部内に形成された
熱酸化絶縁層の第1の凹部内への成長作用により、第1
の凹部先端が鋭くなるため、ヘッド先端部を先鋭に、し
かも均一な形状にすることができる。このようにして作
製されるインクジェットヘッドによると、インク射出性
能、信頼性が大幅に向上する。
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェット記録
装置の概略構成図
装置の概略構成図
【図2】同実施形態に係るインクジェットヘッドの主要
部の構成を示す斜視図
部の構成を示す斜視図
【図3】同実施形態に係るインクジェットヘッドの製造
方法を説明するための工程断面図
方法を説明するための工程断面図
【図4】本発明の他の実施形態に係るインクジェットヘ
ッドにおける凸状電極の構成を示す図
ッドにおける凸状電極の構成を示す図
【図5】第1の従来例に係るインクジェットヘッドの要
部の構成を示す斜視図
部の構成を示す斜視図
【図6】第2の従来例に係るインクジェットヘッドの要
部の構成を示す斜視図
部の構成を示す斜視図
101…ヘッド基板 102…凸状電極 103…インク案内溝 104…引き出し電極 105…インク滴吐出孔 106…上カバー 107…インク 108…インク還流機構 109…インク流路 110…インク供給口 111…インク回収孔 112…駆動回路 113…バイアス電源 115…記録紙 116…対向電極 201…Si単結晶基板(第1の基板) 202…熱酸化層 203…レジスト 204…矩形開口部 205…凹部 206…エッチング停止層 207…筋状凸部 208…電極層 209…ガラスパイレックス基板(第2の基板) 210…溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 照夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 中尾 英之 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内
Claims (5)
- 【請求項1】溶媒中に色剤を分散させたインク中の色剤
成分を凝集させて記録媒体上に飛翔させることにより記
録を行うインクジェット記録装置に用いられるインクジ
ェットヘッドにおいて、 前記記録媒体に対向して設けられるヘッド基板と、 前記ヘッド基板上に設けられ、その壁面に底部から先端
部に向かって形成された溝を有する凸状電極と、 前記ヘッド基板上の少なくとも前記凸状電極の付近に前
記インクを供給するインク供給手段とを有することを特
徴とするインクジェットヘッド。 - 【請求項2】第1の基板の第1主面上に凹部を設ける工
程と、 前記凹部を含む前記第1主面上にエッチング停止層を形
成する工程と、 前記凹部内の前記エッチング停止層上に前記凹部の深さ
方向に沿って少なくとも一つの筋状の凸部を形成する工
程と、 前記エッチング停止層の前記凹部内を埋めるように前記
エッチング停止層上に電極層を形成する工程と、 前記電極層上に第2の基板を設ける工程と、 前記第1の基板を除去する工程と、 前記エッチング停止層および前記凸部を除去して前記電
極層を露出させることにより前記凸部に対応した溝を有
する凸状電極を形成する工程とを有することを特徴とす
るインクジェットヘッドの製造方法。 - 【請求項3】溶媒中に色剤を分散させたインク中の色剤
成分を凝集させて記録媒体上に飛翔させることにより記
録を行うインクジェット記録装置において、 前記記録媒体に対向して設けられるヘッド基板上に、そ
の壁面に底部から先端部に向かって形成された溝を有す
る凸状電極を形成し、前記ヘッド基板上の少なくとも前
記凸状電極の付近に前記インクを供給して、該インク中
の少なくとも色剤成分を少なくとも前記溝に沿って前記
先端部に向けて搬送し該先端部から前記記録媒体に向け
て飛翔させることを特徴とするインクジェット記録装
置。 - 【請求項4】溶媒中に色剤を分散させたインク中の色剤
成分を凝集させて記録媒体上に飛翔させることにより記
録を行うインクジェット記録装置において、 記録媒体に対向して設けられるヘッド基板と、 前記ヘッド基板上に設けられ、その壁面に底部から先端
部に向かって形成された溝を有する凸状電極と、 前記ヘッド基板上の少なくとも前記凸状電極の付近に前
記インクを供給するインク供給手段と、 前記インク供給手段により前記ヘッド基板上に供給され
るインク中の少なくとも色剤成分を前記凸状電極の先端
部から前記記録媒体に向けて飛翔させるための画像信号
に応じた電圧を前記凸状電極に印加する電圧印加手段と
を有することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項5】溶媒中に所定極性に帯電した色剤を分散さ
せたインク中の色剤成分を凝集させて記録媒体上に飛翔
させることにより記録を行うインクジェット記録装置に
おいて、 記録媒体に対向して設けられるヘッド基板と、 前記ヘッド基板上に設けられ、その壁面に底部から先端
部に向かって形成された溝を有する凸状電極と、 前記ヘッド基板上の少なくとも前記凸状電極の付近に前
記インクを供給するインク供給手段と、 前記インク供給手段により前記ヘッド基板上に供給され
るインク中の少なくとも色剤成分を前記凸状電極の先端
部から前記記録媒体に向けて飛翔させるための前記色剤
の帯電極性と同一極性の画像信号に応じた電圧を前記凸
状電極に印加する電圧印加手段とを有することを特徴と
するインクジェット記録装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23541395A JP3657662B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | インクジェットヘッドの製造方法およびインクジェット記録装置 |
| US08/712,668 US6092889A (en) | 1995-09-13 | 1996-09-13 | Ink-jet head and ink-jet recording device each having a protruded-type electrode |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23541395A JP3657662B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | インクジェットヘッドの製造方法およびインクジェット記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0976505A true JPH0976505A (ja) | 1997-03-25 |
| JP3657662B2 JP3657662B2 (ja) | 2005-06-08 |
Family
ID=16985733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23541395A Expired - Fee Related JP3657662B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | インクジェットヘッドの製造方法およびインクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3657662B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100434529B1 (ko) * | 1998-01-07 | 2004-07-16 | 삼성전자주식회사 | 전기장을 이용한 마이크로 잉크젯 프린트 헤더 및그 제조 방법 |
| US6919169B2 (en) | 2003-04-25 | 2005-07-19 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method of producing a liquid ejection head |
| JP2009045870A (ja) * | 2007-08-22 | 2009-03-05 | Ricoh Co Ltd | 液滴飛翔装置と液滴飛翔方法及び画像形成装置 |
| KR101231039B1 (ko) * | 2010-11-08 | 2013-02-07 | 제주대학교 산학협력단 | 유체 순환형 정전기력 잉크젯 노즐 |
-
1995
- 1995-09-13 JP JP23541395A patent/JP3657662B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100434529B1 (ko) * | 1998-01-07 | 2004-07-16 | 삼성전자주식회사 | 전기장을 이용한 마이크로 잉크젯 프린트 헤더 및그 제조 방법 |
| US6919169B2 (en) | 2003-04-25 | 2005-07-19 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method of producing a liquid ejection head |
| JP2009045870A (ja) * | 2007-08-22 | 2009-03-05 | Ricoh Co Ltd | 液滴飛翔装置と液滴飛翔方法及び画像形成装置 |
| KR101231039B1 (ko) * | 2010-11-08 | 2013-02-07 | 제주대학교 산학협력단 | 유체 순환형 정전기력 잉크젯 노즐 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3657662B2 (ja) | 2005-06-08 |
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Legal Events
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Effective date: 20040720 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040921 |
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| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050308 |
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