JPH0976649A - 熱転写型被記録材料 - Google Patents
熱転写型被記録材料Info
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- JPH0976649A JPH0976649A JP7259490A JP25949095A JPH0976649A JP H0976649 A JPH0976649 A JP H0976649A JP 7259490 A JP7259490 A JP 7259490A JP 25949095 A JP25949095 A JP 25949095A JP H0976649 A JPH0976649 A JP H0976649A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal transfer
- dye
- recording material
- layer
- receiving layer
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱転写型被記録材料表面の表面平滑性に優
れ、記録画像の画像濃度・画像光沢度が高く階調再現性
に優れ、且つ常に色彩・色調の安定した熱転写型被記録
材料を提供すること。 【解決手段】 ベース紙上に、加熱により熱転写シート
から移行する昇華染料を受理する染料受理層を有する熱
転写型被記録材料であって、離型シート上に染料受理層
及び樹脂固形分比率が30〜70%のコロイダルシリカ複合
アクリルエマルジョンを配合して成る合成樹脂層の乾燥
塗膜の軟化点が45〜80℃と成る様に形成した転写シート
を作成し、ドライラミネート法により転写シートとベー
ス紙を一体化させた後、離型シートを剥離除去し表面平
滑度が10000秒以上の染料受理層を有する熱転写型被記
録材料。
れ、記録画像の画像濃度・画像光沢度が高く階調再現性
に優れ、且つ常に色彩・色調の安定した熱転写型被記録
材料を提供すること。 【解決手段】 ベース紙上に、加熱により熱転写シート
から移行する昇華染料を受理する染料受理層を有する熱
転写型被記録材料であって、離型シート上に染料受理層
及び樹脂固形分比率が30〜70%のコロイダルシリカ複合
アクリルエマルジョンを配合して成る合成樹脂層の乾燥
塗膜の軟化点が45〜80℃と成る様に形成した転写シート
を作成し、ドライラミネート法により転写シートとベー
ス紙を一体化させた後、離型シートを剥離除去し表面平
滑度が10000秒以上の染料受理層を有する熱転写型被記
録材料。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱昇華性染料を含
有する色材層が設けられた色材シートからサーマルヘッ
ド等での加熱により前記色材層中の熱昇華性染料が昇華
転写して記録画像を得ることが出来る熱転写型被記録材
料に関するものである。
有する色材層が設けられた色材シートからサーマルヘッ
ド等での加熱により前記色材層中の熱昇華性染料が昇華
転写して記録画像を得ることが出来る熱転写型被記録材
料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱昇華型染料を含有した色材層を有する
熱転写シートと該熱転写シートの背後面からサーマルヘ
ッドの加熱により移行する昇華染料を受理する熱転写型
被記録材料とを用いる昇華型熱転写記録方式は、階調再
現性に優れたカラー写真に近いカラーハードコピーを提
供するものとして注目されている。
熱転写シートと該熱転写シートの背後面からサーマルヘ
ッドの加熱により移行する昇華染料を受理する熱転写型
被記録材料とを用いる昇華型熱転写記録方式は、階調再
現性に優れたカラー写真に近いカラーハードコピーを提
供するものとして注目されている。
【0003】従来、熱転写型被記録材料としては、熱可
塑性のブチラール樹脂等をバインダーとし、微粉末シリ
カ、炭酸カルシウム等を混合分散させた塗工液を上質紙
等の基材上に塗布乾燥して染料受理層を形成していた。
しかしながら、上質紙の様な表面平滑性の低い基材に染
料受理層を形成させた場合、特にハイライト部等に転写
抜けが発生し階調再現性に優れ、且つ美麗な記録画像を
得ることが出来ない。特にハイライト部の多い画像では
転写抜けは致命的な欠陥となっていた。また、表面平滑
性の低い基材を使用した熱転写型被記録材料は、色材シ
ートの色材層面と熱転写型被記録材料の染料受理層面と
を重ね合わせ画像記録させる際の密着性が劣るため、染
料受理層への昇華染料の染料染着が起こり難く光沢度及
び画像濃度の高い記録画像を得ることが出来ない問題点
があった。
塑性のブチラール樹脂等をバインダーとし、微粉末シリ
カ、炭酸カルシウム等を混合分散させた塗工液を上質紙
等の基材上に塗布乾燥して染料受理層を形成していた。
しかしながら、上質紙の様な表面平滑性の低い基材に染
料受理層を形成させた場合、特にハイライト部等に転写
抜けが発生し階調再現性に優れ、且つ美麗な記録画像を
得ることが出来ない。特にハイライト部の多い画像では
転写抜けは致命的な欠陥となっていた。また、表面平滑
性の低い基材を使用した熱転写型被記録材料は、色材シ
ートの色材層面と熱転写型被記録材料の染料受理層面と
を重ね合わせ画像記録させる際の密着性が劣るため、染
料受理層への昇華染料の染料染着が起こり難く光沢度及
び画像濃度の高い記録画像を得ることが出来ない問題点
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の記録
画像の階調再現性、画像濃度特性及び画像光沢度等の問
題点を解消し、熱転写型被記録材料の表面平滑性に優れ
ると共に記録画像が常に安定した色彩・色調値を示す熱
転写型被記録材料を提供することを目的とするものであ
る。
画像の階調再現性、画像濃度特性及び画像光沢度等の問
題点を解消し、熱転写型被記録材料の表面平滑性に優れ
ると共に記録画像が常に安定した色彩・色調値を示す熱
転写型被記録材料を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前述の問
題点を解決すべく鋭意検討した結果、離型シートの該離
型層上に染料受理層を形成した積層体を作成し、該積層
体の該染料受理層上に樹脂固形分比率が30〜70%のコロ
イダルシリカ複合アクリルエマルジョンを配合して成る
合成樹脂を乾燥塗膜の軟化点が45〜80℃と成る様に形成
した転写シートを作成し、ドライラミネート方式により
該合成樹脂層面とベース紙とを接着剤層を介して一体化
せしめた後、該離型シートを剥離除去することにより表
面平滑度が王研式高平滑度計で10000秒以上の染料受理
層であることを特徴とすることにより、前述の問題点が
解消されることを見い出し本発明に至った。
題点を解決すべく鋭意検討した結果、離型シートの該離
型層上に染料受理層を形成した積層体を作成し、該積層
体の該染料受理層上に樹脂固形分比率が30〜70%のコロ
イダルシリカ複合アクリルエマルジョンを配合して成る
合成樹脂を乾燥塗膜の軟化点が45〜80℃と成る様に形成
した転写シートを作成し、ドライラミネート方式により
該合成樹脂層面とベース紙とを接着剤層を介して一体化
せしめた後、該離型シートを剥離除去することにより表
面平滑度が王研式高平滑度計で10000秒以上の染料受理
層であることを特徴とすることにより、前述の問題点が
解消されることを見い出し本発明に至った。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
を更に詳細に説明する。図1は、本発明の転写シートの
断面構成図であって、転写シート4は離型シート1の上
に染料受理層2及び合成樹脂層3を有している。本発明
の離型シートは、プラスチックシート支持体上に離型層
を形成させたものである。プラスチックシート支持体と
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン
テレフタレート、トリアセテート、ポリカーボネート等
のプラスチックシートを挙げることが出来る。特に2軸
延伸されたポリエチレンテレフタレートが強度、耐熱
性、寸法安定性等に於いて優れており好ましい。プラス
チックシート支持体の厚みとしては、特に限定はないが
12〜150μmが適当である。また、プラスチックシート支
持体上に形成される離型層用樹脂は、プラスチックシー
ト支持体との接着性、染料受理層との離型性及び塗工適
性等を考慮して選択されるべきであり、アクリル/ステ
アリン酸の共重合体と有機酸とを熱架橋して成る離型剤
を使用するのが好ましい。プラスチックシート支持体上
に形成される離型層の形成厚みは0.1〜7.0μmが好まし
く、特に0.5〜5.0μmが好適である。
を更に詳細に説明する。図1は、本発明の転写シートの
断面構成図であって、転写シート4は離型シート1の上
に染料受理層2及び合成樹脂層3を有している。本発明
の離型シートは、プラスチックシート支持体上に離型層
を形成させたものである。プラスチックシート支持体と
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン
テレフタレート、トリアセテート、ポリカーボネート等
のプラスチックシートを挙げることが出来る。特に2軸
延伸されたポリエチレンテレフタレートが強度、耐熱
性、寸法安定性等に於いて優れており好ましい。プラス
チックシート支持体の厚みとしては、特に限定はないが
12〜150μmが適当である。また、プラスチックシート支
持体上に形成される離型層用樹脂は、プラスチックシー
ト支持体との接着性、染料受理層との離型性及び塗工適
性等を考慮して選択されるべきであり、アクリル/ステ
アリン酸の共重合体と有機酸とを熱架橋して成る離型剤
を使用するのが好ましい。プラスチックシート支持体上
に形成される離型層の形成厚みは0.1〜7.0μmが好まし
く、特に0.5〜5.0μmが好適である。
【0007】本発明の離型層は、必要に応じて粒子径0.
01〜5μmの二酸化硅素、炭酸カルシウム、アルミナな
どの無機顔料やポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリスチロール、ポリカーボネ
ート、アクリル酸エチル樹脂、メタクリル酸樹脂等のプ
ラスチックパウダー、更に、澱粉、セルロースなどの微
粉末でマット化(粗面化)することも可能であり、マッ
ト化度の程度はマット化剤の種類、粒子径及び添加量に
よってコントロールすることも可能である。
01〜5μmの二酸化硅素、炭酸カルシウム、アルミナな
どの無機顔料やポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリスチロール、ポリカーボネ
ート、アクリル酸エチル樹脂、メタクリル酸樹脂等のプ
ラスチックパウダー、更に、澱粉、セルロースなどの微
粉末でマット化(粗面化)することも可能であり、マッ
ト化度の程度はマット化剤の種類、粒子径及び添加量に
よってコントロールすることも可能である。
【0008】本発明に於いて、離型シート1上に形成さ
れる染料受理層2は、熱転写シートからサーマルヘッド
の加熱により移行して来る昇華染料を受理する働きを成
すものである。本発明の染料受理層には染料染着性に優
れる樹脂が含まれている。染料染着性に優れる樹脂とし
ては、ポリエステル、塩化ビニル/酢酸ビニル/無水マ
レイン酸の三元共重合体樹脂を用いることが好ましく、
その他ポリ酢酸ビニル、スチレンアクリル、エチレン酢
酸ビニル共重合体樹脂等の様な昇華染料を染着し得る樹
脂を用いることが出来る。染料受理層に使用されるその
他の成分として、染料受理層の白色度及び画像のコント
ラストを向上させる目的で炭酸カルシウム、酸化チタ
ン、シリカなどの無機顔料及びポリスチレン、ポリエチ
レン、尿素/ホルマリン樹脂、メチルセルロースなどの
有機顔料を用いることも可能である。
れる染料受理層2は、熱転写シートからサーマルヘッド
の加熱により移行して来る昇華染料を受理する働きを成
すものである。本発明の染料受理層には染料染着性に優
れる樹脂が含まれている。染料染着性に優れる樹脂とし
ては、ポリエステル、塩化ビニル/酢酸ビニル/無水マ
レイン酸の三元共重合体樹脂を用いることが好ましく、
その他ポリ酢酸ビニル、スチレンアクリル、エチレン酢
酸ビニル共重合体樹脂等の様な昇華染料を染着し得る樹
脂を用いることが出来る。染料受理層に使用されるその
他の成分として、染料受理層の白色度及び画像のコント
ラストを向上させる目的で炭酸カルシウム、酸化チタ
ン、シリカなどの無機顔料及びポリスチレン、ポリエチ
レン、尿素/ホルマリン樹脂、メチルセルロースなどの
有機顔料を用いることも可能である。
【0009】また、画像記録時の熱転写シートと熱転写
型被記録材料との融着を防止するために、非反応型のメ
チルスチリル変成シリコーンオイル或いはアクリル/シ
リコーンのグラフトポリマー、ポリウレタン/シリコー
ンのグラフトポリマー、自己架橋型シリコーン変成アク
リル樹脂、フッソパウダー、シリコーンパウダー等の各
種添加剤を添加することも可能である。
型被記録材料との融着を防止するために、非反応型のメ
チルスチリル変成シリコーンオイル或いはアクリル/シ
リコーンのグラフトポリマー、ポリウレタン/シリコー
ンのグラフトポリマー、自己架橋型シリコーン変成アク
リル樹脂、フッソパウダー、シリコーンパウダー等の各
種添加剤を添加することも可能である。
【0010】本発明の染料受理層は、染料受理層面の表
面平滑性に優れると共に記録画像の階調再現性、画像濃
度特性及び画像光沢度が高く、且つ安定した色彩・色調
を示す様にするために離型層上に表面平滑度が10000秒
以上となる様に形成させたものが好ましい。平滑度が10
000秒未満の場合には、画像記録時の熱転写シートと熱
転写型被記録材料との密着性が不充分となるため、染料
染着効率が低下し階調再現性及び画像濃度が劣る記録画
像となり好ましくない。また、離型層上に形成する染料
受理層の乾燥塗膜の形成厚みは0.5〜5.0μmが好まし
い。特に好ましくは乾燥塗膜の形成厚みが1.0〜3.0μm
である。
面平滑性に優れると共に記録画像の階調再現性、画像濃
度特性及び画像光沢度が高く、且つ安定した色彩・色調
を示す様にするために離型層上に表面平滑度が10000秒
以上となる様に形成させたものが好ましい。平滑度が10
000秒未満の場合には、画像記録時の熱転写シートと熱
転写型被記録材料との密着性が不充分となるため、染料
染着効率が低下し階調再現性及び画像濃度が劣る記録画
像となり好ましくない。また、離型層上に形成する染料
受理層の乾燥塗膜の形成厚みは0.5〜5.0μmが好まし
い。特に好ましくは乾燥塗膜の形成厚みが1.0〜3.0μm
である。
【0011】次に、本発明の染料受理層2上に形成する
合成樹脂層3は、染料受理層との接着性はもとより、熱
転写シートからサーマルヘッドの加熱により移行して来
る昇華染料を合成樹脂層表面で止め記録画像の画像濃度
を高めると共にサーマルヘッドからの熱で合成樹脂層が
熱変形を起こさず染料受理層表面の表面平滑性を低下さ
せることの無い耐熱性を有することが要求される。ま
た、昇華染料を染料受理層に効率良く染料染着させるた
めの熱転写シートと熱転写型被記録材料との密着性を高
めるべく適度な柔軟性も要求される。
合成樹脂層3は、染料受理層との接着性はもとより、熱
転写シートからサーマルヘッドの加熱により移行して来
る昇華染料を合成樹脂層表面で止め記録画像の画像濃度
を高めると共にサーマルヘッドからの熱で合成樹脂層が
熱変形を起こさず染料受理層表面の表面平滑性を低下さ
せることの無い耐熱性を有することが要求される。ま
た、昇華染料を染料受理層に効率良く染料染着させるた
めの熱転写シートと熱転写型被記録材料との密着性を高
めるべく適度な柔軟性も要求される。
【0012】本発明に於ける合成樹脂層は、樹脂固形分
比率が30〜70%のコロイダルシリカ複合アクリルエマル
ジョンを配合して成る合成樹脂を乾燥塗膜の軟化点が45
〜80℃と成る様に形成させたものである。合成樹脂層に
使用する合成樹脂としては、コロイダルシリカ複合アク
リルエマルジョンを主バインダーとし、他の合成樹脂を
配合して用いることも可能である。対象樹脂としては、
ポリエステル、スチレンアクリル、ポリビニルアルコー
ル、ポリエチレン、アクリル等の樹脂である。
比率が30〜70%のコロイダルシリカ複合アクリルエマル
ジョンを配合して成る合成樹脂を乾燥塗膜の軟化点が45
〜80℃と成る様に形成させたものである。合成樹脂層に
使用する合成樹脂としては、コロイダルシリカ複合アク
リルエマルジョンを主バインダーとし、他の合成樹脂を
配合して用いることも可能である。対象樹脂としては、
ポリエステル、スチレンアクリル、ポリビニルアルコー
ル、ポリエチレン、アクリル等の樹脂である。
【0013】本発明の合成樹脂層を形成するコロイダル
シリカ複合アクリルエマルジョンの樹脂固形分比率が30
%未満の場合には、耐熱性及び断熱性が低下し画像記録
時のサーマルヘッドの熱で合成樹脂層の熱変形に伴う染
料受理層の表面平滑性が低下し画像濃度及び画像光沢度
が劣る記録画像となり好ましくない。また、逆に樹脂固
形分比率が70%超の場合には、硬い塗膜となり柔軟性の
低下が大きく画像記録時の熱転写シートと熱転写被記録
材料との密着性が不充分となるため、昇華染料の染料染
着効率が低下し階調再現性及び画像濃度の劣る記録画像
となり好ましくない。
シリカ複合アクリルエマルジョンの樹脂固形分比率が30
%未満の場合には、耐熱性及び断熱性が低下し画像記録
時のサーマルヘッドの熱で合成樹脂層の熱変形に伴う染
料受理層の表面平滑性が低下し画像濃度及び画像光沢度
が劣る記録画像となり好ましくない。また、逆に樹脂固
形分比率が70%超の場合には、硬い塗膜となり柔軟性の
低下が大きく画像記録時の熱転写シートと熱転写被記録
材料との密着性が不充分となるため、昇華染料の染料染
着効率が低下し階調再現性及び画像濃度の劣る記録画像
となり好ましくない。
【0014】本発明の合成樹脂層の乾燥塗膜の軟化点が
45℃未満の場合には、画像記録時のサーマルヘッドの熱
で合成樹脂層が熱変形を起こし染料受理層表面に悪影響
し表面平滑性の低下となるため画像光沢度が劣る記録画
像となり好ましくない。また、昇華染料の染料染着適性
が向上するため昇華染料の染着密度低下に伴い画像濃度
及び画像光沢度が劣る記録画像となり好ましくない。逆
に乾燥塗膜の軟化点が80℃超の場合には、硬い塗膜とな
り柔軟性の低下が大きく画像記録時の熱転写シートと熱
転写型被記録材料との密着性が不充分となるため、昇華
染料の染料染着効率が低下し階調再現性及び画像濃度の
劣る記録画像となり好ましくない。
45℃未満の場合には、画像記録時のサーマルヘッドの熱
で合成樹脂層が熱変形を起こし染料受理層表面に悪影響
し表面平滑性の低下となるため画像光沢度が劣る記録画
像となり好ましくない。また、昇華染料の染料染着適性
が向上するため昇華染料の染着密度低下に伴い画像濃度
及び画像光沢度が劣る記録画像となり好ましくない。逆
に乾燥塗膜の軟化点が80℃超の場合には、硬い塗膜とな
り柔軟性の低下が大きく画像記録時の熱転写シートと熱
転写型被記録材料との密着性が不充分となるため、昇華
染料の染料染着効率が低下し階調再現性及び画像濃度の
劣る記録画像となり好ましくない。
【0015】また、合成樹脂層には炭酸カルシウム、酸
化チタン、シリカ等の無機顔料、蛍光増白剤、酸化防止
剤を添加することは公知であり、本発明に於いても合成
樹脂層にこれ等の添加剤を添加することは可能である。
尚、軟化点は、Thermomechanical Analyzer,商品名T
MA-2940(Dupont社製)にて測定した軟化温度で表示
する。次に、図2は転写シート4の合成樹脂層面とベー
ス紙6とを接着剤層5を介してドライラミネート方式に
より一体化せしめた後、離型シートを剥離除去している
様子を現す断面構成図である。また、図3は図2で離型
シートを剥離除去し得られた本発明に係る熱転写型被記
録材料7の断面構成図である。
化チタン、シリカ等の無機顔料、蛍光増白剤、酸化防止
剤を添加することは公知であり、本発明に於いても合成
樹脂層にこれ等の添加剤を添加することは可能である。
尚、軟化点は、Thermomechanical Analyzer,商品名T
MA-2940(Dupont社製)にて測定した軟化温度で表示
する。次に、図2は転写シート4の合成樹脂層面とベー
ス紙6とを接着剤層5を介してドライラミネート方式に
より一体化せしめた後、離型シートを剥離除去している
様子を現す断面構成図である。また、図3は図2で離型
シートを剥離除去し得られた本発明に係る熱転写型被記
録材料7の断面構成図である。
【0016】本発明の転写シートとベース紙とを接着す
るための接着層5は、ポリウレタン系の2液型接着剤或
いはアクリル系の2液型接着剤等の公知の接着剤を使用
することが出来る。接着剤の形成厚みは3〜8μm程度
が好ましい。本発明に使用するベース紙6としては、コ
ート紙、アート紙、合成紙、キャスト紙等の公知のもの
が使用可能であり、50〜200g/m2の重量のものが好ま
しい。尚、本発明に於いて離型シート1の離型剤及び染
料受理層2及び合成樹脂層3及び接着剤層5の塗料を形
成させる方法としては、マイヤーバーコーティング、グ
ラビアコーティング、エアナイフコーティング、ロール
コーティング等のコーティング方法により塗布、乾燥し
て形成することが出来る。
るための接着層5は、ポリウレタン系の2液型接着剤或
いはアクリル系の2液型接着剤等の公知の接着剤を使用
することが出来る。接着剤の形成厚みは3〜8μm程度
が好ましい。本発明に使用するベース紙6としては、コ
ート紙、アート紙、合成紙、キャスト紙等の公知のもの
が使用可能であり、50〜200g/m2の重量のものが好ま
しい。尚、本発明に於いて離型シート1の離型剤及び染
料受理層2及び合成樹脂層3及び接着剤層5の塗料を形
成させる方法としては、マイヤーバーコーティング、グ
ラビアコーティング、エアナイフコーティング、ロール
コーティング等のコーティング方法により塗布、乾燥し
て形成することが出来る。
【0017】
【実施例】次に、実施例によって本発明を更に詳細に説
明するが、具体例によって限定されるものではない。
尚、実施例中の部は、固形分重量比率を示す。
明するが、具体例によって限定されるものではない。
尚、実施例中の部は、固形分重量比率を示す。
【0018】実施例1 厚さ50μmの透明なポリエチレンテレフタレートの片面
に、下記組成の塗料を塗布乾燥して厚さ3μmの離型層
を形成し離型シートを得た。 [離型層用処方] 離型剤(商品名テスファイン322、日立化成ポリマー(株)製) 15部 硬化剤(パラトルエンスルフォン酸、関東化学(株)製) 5部 マット化剤(商品名ミズカシールSK7(粒子径1.5μm)水澤化学(株)製)5部 トルエン 25部 酢酸エチル 25部 メチルエチルケトン 25部
に、下記組成の塗料を塗布乾燥して厚さ3μmの離型層
を形成し離型シートを得た。 [離型層用処方] 離型剤(商品名テスファイン322、日立化成ポリマー(株)製) 15部 硬化剤(パラトルエンスルフォン酸、関東化学(株)製) 5部 マット化剤(商品名ミズカシールSK7(粒子径1.5μm)水澤化学(株)製)5部 トルエン 25部 酢酸エチル 25部 メチルエチルケトン 25部
【0019】次に、この離型層上に下記組成の塗料を塗
布乾燥して厚さ2μmの染料受理層を得た。 [染料受理層用処方] ポリエステル樹脂(商品名エリーテルUE3320、ユニチカ(株)製 15部 酸化チタン(商品名FA55W、古河機械金属(株)製) 5部 融着防止剤(商品名SA45、帝国化学(株)製) 1部 帯電防止剤(商品名エリークPS-909、吉村油化学(株)製) 2部 トルエン 25部 酢酸エチル 25部 メチルエチルケトン 20部 ジメチルホルムアミド 7部
布乾燥して厚さ2μmの染料受理層を得た。 [染料受理層用処方] ポリエステル樹脂(商品名エリーテルUE3320、ユニチカ(株)製 15部 酸化チタン(商品名FA55W、古河機械金属(株)製) 5部 融着防止剤(商品名SA45、帝国化学(株)製) 1部 帯電防止剤(商品名エリークPS-909、吉村油化学(株)製) 2部 トルエン 25部 酢酸エチル 25部 メチルエチルケトン 20部 ジメチルホルムアミド 7部
【0020】次いで、この染料受理層上にコロイダルシ
リカ複合アクリルエマルジョン(商品名モビニール803
0、ヘキスト合成(株)製)とポリエステル樹脂(商品名
バイロナールMD1200、東洋紡(株)製)との樹脂固形分
比率が30/70の混合塗料を塗布乾燥して厚さが15μmで
軟化点が80℃の合成樹脂層を形成し転写シートを得た。
次いで、ドライラミネーターにて、得られた転写シート
の合成樹脂層上に下記に記載のポリウレタン系の接着剤
塗料を速度60m/min、乾燥温度が80℃で塗布乾燥し厚さ
5μmに形成し、コート紙(商品名NPiスーパーアー
ト127.9(g/m2)、日本製紙(株)製)と重ね合わせラミ
圧力5kg/cm2でラミネートにより一体化した後、離型
シートを剥離除去し、染料受理層面の王研式高平滑度計
による平滑度が11500秒の熱転写型被記録材料を得た。
リカ複合アクリルエマルジョン(商品名モビニール803
0、ヘキスト合成(株)製)とポリエステル樹脂(商品名
バイロナールMD1200、東洋紡(株)製)との樹脂固形分
比率が30/70の混合塗料を塗布乾燥して厚さが15μmで
軟化点が80℃の合成樹脂層を形成し転写シートを得た。
次いで、ドライラミネーターにて、得られた転写シート
の合成樹脂層上に下記に記載のポリウレタン系の接着剤
塗料を速度60m/min、乾燥温度が80℃で塗布乾燥し厚さ
5μmに形成し、コート紙(商品名NPiスーパーアー
ト127.9(g/m2)、日本製紙(株)製)と重ね合わせラミ
圧力5kg/cm2でラミネートにより一体化した後、離型
シートを剥離除去し、染料受理層面の王研式高平滑度計
による平滑度が11500秒の熱転写型被記録材料を得た。
【0021】 [接着剤層用処方] ポリウレタン樹脂(東洋モートン(株)製、商品名アドコート577-1) 15部 硬化剤(東洋モートン(株)製、商品名CAT−10L) 5部 トルエン 40部 酢酸エチル 40部 上記で得られた熱転写型被記録材料に就いて、昇華型熱
転写プリンターを用いてテストパターンをプリントし評
価用の記録画像を得た。尚、インクシートは市販の日本
ビクター(株)製の商品名BC−P241SJを使用し、熱
転写プリンターは市販の日本ビクター(株)製の商品名T
RUE PRINT2200(解像度300DPI、記録速度
7mm/秒)を使用した。
転写プリンターを用いてテストパターンをプリントし評
価用の記録画像を得た。尚、インクシートは市販の日本
ビクター(株)製の商品名BC−P241SJを使用し、熱
転写プリンターは市販の日本ビクター(株)製の商品名T
RUE PRINT2200(解像度300DPI、記録速度
7mm/秒)を使用した。
【0022】実施例2 合成樹脂層用塗料として、実施例1で使用したポリエス
テル樹脂を同種の商品名バイロナールMD1100(東洋紡
(株)製)に変更し乾燥塗膜の軟化点が45℃の合成樹脂層
とした以外は実施例1と同様にして染料受理層面の王研
式高平滑度計による平滑度が13000秒の転写型被記録材
料を作成した。
テル樹脂を同種の商品名バイロナールMD1100(東洋紡
(株)製)に変更し乾燥塗膜の軟化点が45℃の合成樹脂層
とした以外は実施例1と同様にして染料受理層面の王研
式高平滑度計による平滑度が13000秒の転写型被記録材
料を作成した。
【0023】実施例3 合成樹脂層用塗料として、実施例1で使用したポリエス
テル樹脂をアクリル樹脂(商品名プライマルHA−8、
日本アクリル(株)製)に変更し、また、樹脂混合比率を
70/30に変更し乾燥塗膜の軟化点が70℃の合成樹脂層と
した以外は実施例1と同様にして染料受理層面の王研式
高平滑度計による平滑度が11000秒の転写型被記録材料
を作成した。
テル樹脂をアクリル樹脂(商品名プライマルHA−8、
日本アクリル(株)製)に変更し、また、樹脂混合比率を
70/30に変更し乾燥塗膜の軟化点が70℃の合成樹脂層と
した以外は実施例1と同様にして染料受理層面の王研式
高平滑度計による平滑度が11000秒の転写型被記録材料
を作成した。
【0024】比較例1 合成樹脂層用塗料として、実施例1の樹脂の固形分比率
を25/75とし乾燥塗膜の軟化点が70℃の合成樹脂層とし
た以外は実施例1と同様にして染料受理層面の王研式高
平滑度計による平滑度が12000秒の熱転写型被記録材料
を作成した。
を25/75とし乾燥塗膜の軟化点が70℃の合成樹脂層とし
た以外は実施例1と同様にして染料受理層面の王研式高
平滑度計による平滑度が12000秒の熱転写型被記録材料
を作成した。
【0025】比較例2 合成樹脂層用塗料として、実施例3の樹脂の固形分比率
を75/25とし乾燥塗膜の軟化点が78℃の合成樹脂層とし
た以外は実施例3と同様にして染料受理層面の王研式高
平滑度計による平滑度が8500秒の熱転写型被記録材料を
作成した。
を75/25とし乾燥塗膜の軟化点が78℃の合成樹脂層とし
た以外は実施例3と同様にして染料受理層面の王研式高
平滑度計による平滑度が8500秒の熱転写型被記録材料を
作成した。
【0026】比較例3 合成樹脂層用塗料として、実施例1で使用したポリエス
テル樹脂を同種の商品名バイロナールMD1400(東洋紡
(株)製)に変更し乾燥塗膜の軟化点が40℃の合成樹脂層
とした以外は実施例1と同様にして染料受理層面の王研
式高平滑度計による平滑度が13000秒の熱転写型被記録
材料を作成した。
テル樹脂を同種の商品名バイロナールMD1400(東洋紡
(株)製)に変更し乾燥塗膜の軟化点が40℃の合成樹脂層
とした以外は実施例1と同様にして染料受理層面の王研
式高平滑度計による平滑度が13000秒の熱転写型被記録
材料を作成した。
【0027】比較例4 合成樹脂層用塗料として、実施例1で使用したポリエス
テル樹脂をポリビニルアルコール樹脂(商品名PVA11
7、クラレ(株)製)に変更し乾燥塗膜の軟化点が83℃の
合成樹脂層とした以外は実施例1と同様にして染料受理
層面の王研式高平滑度計による平滑度が9000秒の熱転写
型被記録材料を作成した。
テル樹脂をポリビニルアルコール樹脂(商品名PVA11
7、クラレ(株)製)に変更し乾燥塗膜の軟化点が83℃の
合成樹脂層とした以外は実施例1と同様にして染料受理
層面の王研式高平滑度計による平滑度が9000秒の熱転写
型被記録材料を作成した。
【0028】比較例5 離型層用塗料として、実施例1で使用したマット化剤を
変更し粒子径3.5μmのシリカを5部添加した以外は実施
例1と同様にして染料受理層面の王研式高平滑度計によ
る平滑度が6500秒の熱転写型被記録材料を作成した。 [離型層用処方] 離型剤(日立化成ポリマー(株)製、商品名テスファイン322) 25部 硬化剤(関東化学(株)製、パラトルエンスルフォン酸) 5部 マット化剤(富士シリシア化学(株)製、商品名サイリシア445(粒子径3.5μm)) 5部 トルエン 25部 酢酸エチル 25部 メチルエチルケトン 15部
変更し粒子径3.5μmのシリカを5部添加した以外は実施
例1と同様にして染料受理層面の王研式高平滑度計によ
る平滑度が6500秒の熱転写型被記録材料を作成した。 [離型層用処方] 離型剤(日立化成ポリマー(株)製、商品名テスファイン322) 25部 硬化剤(関東化学(株)製、パラトルエンスルフォン酸) 5部 マット化剤(富士シリシア化学(株)製、商品名サイリシア445(粒子径3.5μm)) 5部 トルエン 25部 酢酸エチル 25部 メチルエチルケトン 15部
【0029】次いで、各熱転写型被記録材料に就いて、
下記の方法により各熱転写型被記録材料の平滑度、光沢
度、画像濃度、階調再現性、保存性、融着発生の有無等
の評価を行った。 (1)平滑度 染料受理層表面の平滑性は、王研式高平滑度計にて測定
した。 (2)光沢度 記録画像の光沢度は、(株)堀場製作所製の商品名グロス
チェッカーIG−310を使用し、照射角度60度に於ける
マゼンタ色の画像光沢度を測定した。 (3)画像濃度 記録画像の画像濃度は、マクベス(株)製のマクベスRD
−918型反射濃度計を使用しマゼンタ色の反射濃度を測
定した。
下記の方法により各熱転写型被記録材料の平滑度、光沢
度、画像濃度、階調再現性、保存性、融着発生の有無等
の評価を行った。 (1)平滑度 染料受理層表面の平滑性は、王研式高平滑度計にて測定
した。 (2)光沢度 記録画像の光沢度は、(株)堀場製作所製の商品名グロス
チェッカーIG−310を使用し、照射角度60度に於ける
マゼンタ色の画像光沢度を測定した。 (3)画像濃度 記録画像の画像濃度は、マクベス(株)製のマクベスRD
−918型反射濃度計を使用しマゼンタ色の反射濃度を測
定した。
【0030】(4)階調再現性 記録画像を目視で確認し転写抜けの発生の無い部分をD
OT%で表記した。目標値は10%DOT再現である。 (5)記録画像の保存性 記録画像物を20℃、65%RHの環境下に30日間保存し
た。保存前後に於けるマゼンタ色の画像濃度差を表記し
た。画像濃度差目標値は0.10以下である。(画像濃度測
定:マクベスRD918型反射濃度計) (6)熱転写記録時の融着発生の有無 画像記録の際の熱転写シートの色材層面と各熱転写記録
用受像シートの染料受理層面との融着に就いては、剥離
音の発生の有無により評価した。各熱転写記録用受像シ
ートに就いての性能評価結果を表1及び表2に示す。
OT%で表記した。目標値は10%DOT再現である。 (5)記録画像の保存性 記録画像物を20℃、65%RHの環境下に30日間保存し
た。保存前後に於けるマゼンタ色の画像濃度差を表記し
た。画像濃度差目標値は0.10以下である。(画像濃度測
定:マクベスRD918型反射濃度計) (6)熱転写記録時の融着発生の有無 画像記録の際の熱転写シートの色材層面と各熱転写記録
用受像シートの染料受理層面との融着に就いては、剥離
音の発生の有無により評価した。各熱転写記録用受像シ
ートに就いての性能評価結果を表1及び表2に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】*表中の平滑度、画像濃度、画像光沢度は
表記した数値が大きい程良好な評価結果を示し、階調再
現性、保存性は表記した数値が小さい程良好な評価結果
を示す。 *表中の総合評価の欄の○は目標範囲内であり良好な評
価結果を示し、△及び×は1或いは複数の性能項目に於
ける性能が目標未達であることを示す。
表記した数値が大きい程良好な評価結果を示し、階調再
現性、保存性は表記した数値が小さい程良好な評価結果
を示す。 *表中の総合評価の欄の○は目標範囲内であり良好な評
価結果を示し、△及び×は1或いは複数の性能項目に於
ける性能が目標未達であることを示す。
【0034】表2から明らかな様に、合成樹脂層として
樹脂固形分比率が30〜70%のコロイダルシリカ複合アク
リルエマルジョンを配合して成る合成樹脂層を乾燥塗膜
の軟化点が45〜80℃と成る様に形成させ、且つ染料受理
層表面の王研式高平滑度が10000秒以上である熱転写型
被記録材料は、本発明の主目的である熱転写型被記録材
料の表面平滑性に優れると共に記録画像の階調再現性、
画像濃度特性及び画像光沢度に優れた色彩・色調の安定
した熱転写型被記録材料を得ることが出来た。また、比
較例では、何れのものでも記録画像の画像光沢度、画像
濃度或いは階調再現性等の何れか、または複数の性能が
本発明の目標範囲外の熱転写型被記録材料であった。
樹脂固形分比率が30〜70%のコロイダルシリカ複合アク
リルエマルジョンを配合して成る合成樹脂層を乾燥塗膜
の軟化点が45〜80℃と成る様に形成させ、且つ染料受理
層表面の王研式高平滑度が10000秒以上である熱転写型
被記録材料は、本発明の主目的である熱転写型被記録材
料の表面平滑性に優れると共に記録画像の階調再現性、
画像濃度特性及び画像光沢度に優れた色彩・色調の安定
した熱転写型被記録材料を得ることが出来た。また、比
較例では、何れのものでも記録画像の画像光沢度、画像
濃度或いは階調再現性等の何れか、または複数の性能が
本発明の目標範囲外の熱転写型被記録材料であった。
【0035】
【発明の効果】本発明の熱転写型被記録材料は、離型シ
ートの該離型層上に染料受理層及び特定の樹脂の配合比
率と軟化点が限定された合成樹脂層を形成させた転写シ
ートを作成し、該転写シートの該合成樹脂層面とベース
紙とをドライラミネート法で接着剤層を介して一体化物
を作成した後、該離型シートを剥離除去することにより
作成することが出来る。本発明による熱転写型被記録材
料は、染料受理層の表面平滑性に優れることは勿論のこ
とであるが、従来品の問題点であった記録画像の階調再
現性、画像濃度特性及び画像光沢度等の問題点を解消
し、記録画像が常に安定した色彩・色調値を示す等優れ
た特徴を有するものである。
ートの該離型層上に染料受理層及び特定の樹脂の配合比
率と軟化点が限定された合成樹脂層を形成させた転写シ
ートを作成し、該転写シートの該合成樹脂層面とベース
紙とをドライラミネート法で接着剤層を介して一体化物
を作成した後、該離型シートを剥離除去することにより
作成することが出来る。本発明による熱転写型被記録材
料は、染料受理層の表面平滑性に優れることは勿論のこ
とであるが、従来品の問題点であった記録画像の階調再
現性、画像濃度特性及び画像光沢度等の問題点を解消
し、記録画像が常に安定した色彩・色調値を示す等優れ
た特徴を有するものである。
【図1】転写シートの構成断面図である。
【図2】転写シート4の合成樹脂層面とベース紙とを接
着剤層を介してドライラミネート方式により一体化せし
めた後、離型シートを剥離除去している様子を現す断面
構成図である。
着剤層を介してドライラミネート方式により一体化せし
めた後、離型シートを剥離除去している様子を現す断面
構成図である。
【図3】本発明の熱転写型被記録材料の断面構成図であ
る。
る。
1 離型シート 2 染料受理層 3 合成樹脂層 4 転写シート 5 接着剤層 6 ベース紙 7 熱転写型被記録材料
Claims (1)
- 【請求項1】 ベース紙上に、加熱により熱転写シート
から移行する昇華染料を受理する染料受理層を有する熱
転写型被記録材料であって、離型シートの該離型層上に
染料受理層を形成した積層体を作成し、該積層体の該染
料受理層上に樹脂固形分比率が30〜70%のコロイダルシ
リカ複合アクリルエマルジョンを配合して成る合成樹脂
を乾燥塗膜の軟化点が45〜80℃と成る様に形成した転写
シートを作成し、ドライラミネート方式により該合成樹
脂層面とベース紙とを接着剤層を介して一体化せしめた
後、該離型シートを剥離除去することにより表面平滑度
が王研式高平滑度計で10000秒以上の染料受理層を有す
ることを特徴とする熱転写型被記録材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7259490A JP2994244B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 熱転写型被記録材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7259490A JP2994244B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 熱転写型被記録材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0976649A true JPH0976649A (ja) | 1997-03-25 |
| JP2994244B2 JP2994244B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=17334822
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7259490A Expired - Fee Related JP2994244B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 熱転写型被記録材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2994244B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004002752A1 (ja) * | 2002-07-01 | 2004-01-08 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | 水圧転写用フィルム及びそれを用いた水圧転写体の製造方法 |
| JP2007296827A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Komatsu Seiren Co Ltd | 防炎性印字用シート |
| CN102416787A (zh) * | 2011-09-26 | 2012-04-18 | 东莞市良展有机硅科技有限公司 | 一种将硅胶制品热转印到纺织品上的方法 |
| JP2022536962A (ja) * | 2019-06-18 | 2022-08-22 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | レトルト接着剤組成物 |
-
1995
- 1995-09-13 JP JP7259490A patent/JP2994244B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004002752A1 (ja) * | 2002-07-01 | 2004-01-08 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | 水圧転写用フィルム及びそれを用いた水圧転写体の製造方法 |
| US7514138B2 (en) | 2002-07-01 | 2009-04-07 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | Hydraulic transfer film and method for producing hydraulic transfer body using the same |
| KR100941357B1 (ko) * | 2002-07-01 | 2010-02-11 | 디아이씨 가부시끼가이샤 | 수압 전사용 필름 및 이를 이용한 수압 전사체의 제조 방법 |
| JP2007296827A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Komatsu Seiren Co Ltd | 防炎性印字用シート |
| CN102416787A (zh) * | 2011-09-26 | 2012-04-18 | 东莞市良展有机硅科技有限公司 | 一种将硅胶制品热转印到纺织品上的方法 |
| JP2022536962A (ja) * | 2019-06-18 | 2022-08-22 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | レトルト接着剤組成物 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2994244B2 (ja) | 1999-12-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |