JPH0978436A - 不織布とその製造方法 - Google Patents
不織布とその製造方法Info
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- JPH0978436A JPH0978436A JP8168987A JP16898796A JPH0978436A JP H0978436 A JPH0978436 A JP H0978436A JP 8168987 A JP8168987 A JP 8168987A JP 16898796 A JP16898796 A JP 16898796A JP H0978436 A JPH0978436 A JP H0978436A
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- Japan
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- woven fabric
- resin
- nonwoven fabric
- mfr
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Abstract
(57)【要約】
【目 的】 低応力で伸長すると共に、横方向に十分な
伸長性を有し、エラスティック材との貼合わせによって
プリーツしわのない伸縮性製品が得られるような不織布
を提供する。 【構 成】 MFRが5〜20g/10分のポリプロピレン
A10重量%と、MFRがポリプロピレンAより10〜
20g/10分大きなポリプロピレンB90重量%とで偏芯
芯鞘型の捲縮複合繊維を紡糸し、捕集ベルト上に捕集し
たのち、熱エンボスで交絡して得られ、横方向の引張伸
度が150%以上、最大引張荷重が400g/5cm 以上で
あり、かつ引張荷重F(g/5cm)と引張伸度ε(%)との
間に0≦ε≦50のときF≦ε、50≦ε≦100のと
きF≦3×ε−100の関係を有する不織布を原反と
し、ロール間距離5mの延伸機にて延伸温度130℃、
延伸倍率1.5で、巾縮み量が60%となるように縦方
向に延伸する。
伸長性を有し、エラスティック材との貼合わせによって
プリーツしわのない伸縮性製品が得られるような不織布
を提供する。 【構 成】 MFRが5〜20g/10分のポリプロピレン
A10重量%と、MFRがポリプロピレンAより10〜
20g/10分大きなポリプロピレンB90重量%とで偏芯
芯鞘型の捲縮複合繊維を紡糸し、捕集ベルト上に捕集し
たのち、熱エンボスで交絡して得られ、横方向の引張伸
度が150%以上、最大引張荷重が400g/5cm 以上で
あり、かつ引張荷重F(g/5cm)と引張伸度ε(%)との
間に0≦ε≦50のときF≦ε、50≦ε≦100のと
きF≦3×ε−100の関係を有する不織布を原反と
し、ロール間距離5mの延伸機にて延伸温度130℃、
延伸倍率1.5で、巾縮み量が60%となるように縦方
向に延伸する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パップ剤や使い捨てお
むつ等の医療、衛生材、梱包材その他の産業用資材等に
用いられる不織布と、その製造方法、ことに横方向の伸
長性に優れた不織布とその製造方法に関する。
むつ等の医療、衛生材、梱包材その他の産業用資材等に
用いられる不織布と、その製造方法、ことに横方向の伸
長性に優れた不織布とその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】使い捨ておむつを例にとっていえば、こう
したおむつには通常、ウエスト部や股ぐら部等に伸長性
を与えるゴム紐等のエラスティックな材料と布状の触感
を有する不織布を複合化した素材が用いられている。こ
うした素材の製造方法としては従来、ゴム紐等を不織布
に通して複合する方法、特公昭62−28456号等に
見られるように、エラスティックな材料を引延ばした上
に不織布を貼り合わせて複合する方法等が採用されてい
るが、こうした方法は加工が複雑であったり、またゴム
紐やエラスティックな材料は収縮した状態で用いられる
ため、複合された不織布がプリーツ状となって乳児のか
ぶれの原因となりがちである。こうした問題は、複合さ
れる不織布の伸長性が不足することによって発生する。
したおむつには通常、ウエスト部や股ぐら部等に伸長性
を与えるゴム紐等のエラスティックな材料と布状の触感
を有する不織布を複合化した素材が用いられている。こ
うした素材の製造方法としては従来、ゴム紐等を不織布
に通して複合する方法、特公昭62−28456号等に
見られるように、エラスティックな材料を引延ばした上
に不織布を貼り合わせて複合する方法等が採用されてい
るが、こうした方法は加工が複雑であったり、またゴム
紐やエラスティックな材料は収縮した状態で用いられる
ため、複合された不織布がプリーツ状となって乳児のか
ぶれの原因となりがちである。こうした問題は、複合さ
れる不織布の伸長性が不足することによって発生する。
【0003】不織布の伸長性を与える試みもなされてい
る。WO94−23109号には、不織布に伸長性を与
える方法として、合成樹脂からなる不織布を樹脂の融点
以下、軟化点以上の温度で加熱して延伸する方法が開示
されているが、この方法では十分な伸長性を有する不織
布が得られない。
る。WO94−23109号には、不織布に伸長性を与
える方法として、合成樹脂からなる不織布を樹脂の融点
以下、軟化点以上の温度で加熱して延伸する方法が開示
されているが、この方法では十分な伸長性を有する不織
布が得られない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、横方
向に十分な伸長性を有し、低応力での伸びが大きな不織
布と、その製造方法を提供しようとするものである。
向に十分な伸長性を有し、低応力での伸びが大きな不織
布と、その製造方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題の解決手段】第1の発明の不織布は、横方向の引
張伸度が150%以上、最大引張荷重が400g/5cm以
上であり、かつ好ましくは縦方向の引張荷重が5%伸長
時で800g/5cm以上であることを特徴とする。不織布
は縦方向にある程度の引張強さが必要で、余りに伸び易
いと、製造時にロールに巻き取る際、型崩れし易く、ロ
ールの回転数を上げて適度な張力で巻取ると、巻取後収
縮して抜取りが困難となり、寸法安定性も損なわれるよ
うになる。縦方向の引張荷重を5%伸長時で800g/5c
m以上にすることにより、こうした問題を解消すること
ができる。なお本発明でいう引張伸度とは、JIS L
1906で規定する引張試験によって求める伸び率で
ある。
張伸度が150%以上、最大引張荷重が400g/5cm以
上であり、かつ好ましくは縦方向の引張荷重が5%伸長
時で800g/5cm以上であることを特徴とする。不織布
は縦方向にある程度の引張強さが必要で、余りに伸び易
いと、製造時にロールに巻き取る際、型崩れし易く、ロ
ールの回転数を上げて適度な張力で巻取ると、巻取後収
縮して抜取りが困難となり、寸法安定性も損なわれるよ
うになる。縦方向の引張荷重を5%伸長時で800g/5c
m以上にすることにより、こうした問題を解消すること
ができる。なお本発明でいう引張伸度とは、JIS L
1906で規定する引張試験によって求める伸び率で
ある。
【0006】第2の発明は、第1の発明の不織布におい
て、引張試験特性における5cm巾の試験片に掛けられる
引張荷重F(g/5cm)と引張伸度ε(%)との間に、 (1) 0≦ε≦50のとき F≦ε (2) 50≦ε≦100のとき F≦3×ε−100 の関係があることを特徴とする。
て、引張試験特性における5cm巾の試験片に掛けられる
引張荷重F(g/5cm)と引張伸度ε(%)との間に、 (1) 0≦ε≦50のとき F≦ε (2) 50≦ε≦100のとき F≦3×ε−100 の関係があることを特徴とする。
【0007】第3の発明は、上記第1及び第2の発明の
不織布を得るため、合成樹脂からなる不織布の原反を、
延伸温度が樹脂の融点より20〜40℃低い温度で、延
伸倍率が1.4〜1.8倍、延伸行路長が2.5m 以
上、巾縮み量が60%以上となるように縦方向に延伸し
てなることを特徴とする。ここで巾縮み量%は、
〔{(延伸前の不織布巾)−(延伸後の不織布巾)}/
(延伸前の不織布巾)〕×100で与えられる。
不織布を得るため、合成樹脂からなる不織布の原反を、
延伸温度が樹脂の融点より20〜40℃低い温度で、延
伸倍率が1.4〜1.8倍、延伸行路長が2.5m 以
上、巾縮み量が60%以上となるように縦方向に延伸し
てなることを特徴とする。ここで巾縮み量%は、
〔{(延伸前の不織布巾)−(延伸後の不織布巾)}/
(延伸前の不織布巾)〕×100で与えられる。
【0008】また延伸行路長とは、延伸処理中に速度差
を付けているロール間距離をいう。本発明で用いる合成
樹脂は、例えばポリオレフィン、ポリエステル、ポリア
ミド等、繊維形成可能なものであればよい。具体的に
は、ポリオレフィンではポリエチレン、ポリプロピレン
及びそれらのモノマーと他のα−オレフィンとの共重合
体があげられる。ポリエステルではポリエチレンテレフ
タレートなどが、ポリアミドではナイロンなどが例示さ
れる。これらの中ではポリオレフィン樹脂が好ましく、
ポリプロピレンが特に好ましい。
を付けているロール間距離をいう。本発明で用いる合成
樹脂は、例えばポリオレフィン、ポリエステル、ポリア
ミド等、繊維形成可能なものであればよい。具体的に
は、ポリオレフィンではポリエチレン、ポリプロピレン
及びそれらのモノマーと他のα−オレフィンとの共重合
体があげられる。ポリエステルではポリエチレンテレフ
タレートなどが、ポリアミドではナイロンなどが例示さ
れる。これらの中ではポリオレフィン樹脂が好ましく、
ポリプロピレンが特に好ましい。
【0009】また本発明で用いる不織布の原反は、スパ
ンボンド法、カード法その他の方法によって製造された
ものを利用することができるが、本発明による延伸処理
は、巾縮みが大きく皺が発生し易いこと、延伸処理によ
り横強度が低下し易いことから、引張伸度の大きな捲縮
糸による不織布や引張強度の縦横比の小さな不織布を用
いるのが望ましい。とりわけ以下に記す第4の発明に基
づく偏芯芯鞘型の捲縮複合繊維より得られた原反に用い
ると、相乗効果により、より一層横方向の伸びのよい不
織布を得ることができるので好ましい。
ンボンド法、カード法その他の方法によって製造された
ものを利用することができるが、本発明による延伸処理
は、巾縮みが大きく皺が発生し易いこと、延伸処理によ
り横強度が低下し易いことから、引張伸度の大きな捲縮
糸による不織布や引張強度の縦横比の小さな不織布を用
いるのが望ましい。とりわけ以下に記す第4の発明に基
づく偏芯芯鞘型の捲縮複合繊維より得られた原反に用い
ると、相乗効果により、より一層横方向の伸びのよい不
織布を得ることができるので好ましい。
【0010】延伸処理は、延伸行路長が2.5m以上あ
れば、一段延伸でも、多段延伸でもよい。また延伸温度
Tを(融点−40℃)≦T≦(融点−20℃)に維持す
るための熱源としては、オーブン、赤外線ヒータ、熱ロ
ール等を用いることができる。
れば、一段延伸でも、多段延伸でもよい。また延伸温度
Tを(融点−40℃)≦T≦(融点−20℃)に維持す
るための熱源としては、オーブン、赤外線ヒータ、熱ロ
ール等を用いることができる。
【0011】第4の発明は、上記第1及び第2の不織布
を得るための別の方法として、MFRが5〜20g/10分
のポリオレフィン樹脂Aと、MFRが樹脂Aより10〜
20g/10分程度大きなポリオレフィン樹脂Bを重量比A
/Bが10/90〜20/80の割合で偏芯芯鞘型の捲
縮複合繊維に紡糸し、捕集ベルト上に捕集したのち、熱
エンボス等の交絡手段にて交絡処理してなることを特徴
とする。
を得るための別の方法として、MFRが5〜20g/10分
のポリオレフィン樹脂Aと、MFRが樹脂Aより10〜
20g/10分程度大きなポリオレフィン樹脂Bを重量比A
/Bが10/90〜20/80の割合で偏芯芯鞘型の捲
縮複合繊維に紡糸し、捕集ベルト上に捕集したのち、熱
エンボス等の交絡手段にて交絡処理してなることを特徴
とする。
【0012】本発明で用いられる紡糸口金のノズルの偏
心量は0.5mm以上、好ましくは1.0mmである。紡出
されたフィラメントは、エアー等の冷却流体により冷却
し、延伸エアにてフィラメントに張力を加え、所期の繊
度とするが、フィラメントをより緩縮させるためには繊
度は小さい方がよく、3デニール以下、好ましくは2デ
ニール以下が望ましい。
心量は0.5mm以上、好ましくは1.0mmである。紡出
されたフィラメントは、エアー等の冷却流体により冷却
し、延伸エアにてフィラメントに張力を加え、所期の繊
度とするが、フィラメントをより緩縮させるためには繊
度は小さい方がよく、3デニール以下、好ましくは2デ
ニール以下が望ましい。
【0013】交絡手段としては、熱エンボス、ウォータ
ジェット、ホットエアスルー、ニードルパンチ等を使用
することができる。目付については、低伸長時の低応力
化を図るために、30g/m2 以下が好ましいが、用途に
よっては、これより高目付の不織布も十分使用可能であ
る。なお、樹脂Aと樹脂Bは、樹脂Aを芯に、樹脂Bを
鞘に用いてもよいし、逆に樹脂Aを鞘に、樹脂Bを芯に
用いてもよい。
ジェット、ホットエアスルー、ニードルパンチ等を使用
することができる。目付については、低伸長時の低応力
化を図るために、30g/m2 以下が好ましいが、用途に
よっては、これより高目付の不織布も十分使用可能であ
る。なお、樹脂Aと樹脂Bは、樹脂Aを芯に、樹脂Bを
鞘に用いてもよいし、逆に樹脂Aを鞘に、樹脂Bを芯に
用いてもよい。
【0014】本発明で用いられるポリオレフィン樹脂
は、具体的にはポリエチレン、ポリプロピレン及びそれ
らのモノマーと他のα−オレフィンとの共重合体が例と
して上げられるが、このなかではポリプロピレンが好ま
しい。なお本発明におけるMFR(メルトフローレイ
ト)の測定方法は、ASTMD1238に準じて行われ
る方法が適用される。
は、具体的にはポリエチレン、ポリプロピレン及びそれ
らのモノマーと他のα−オレフィンとの共重合体が例と
して上げられるが、このなかではポリプロピレンが好ま
しい。なお本発明におけるMFR(メルトフローレイ
ト)の測定方法は、ASTMD1238に準じて行われ
る方法が適用される。
【0015】
実施例1 繊度が3デニール、目付が15g/ m2 、5cm当りの引
張強度が縦方向で1920g 、横方向で2160g であ
るポリプロピレン(融点164℃)よりなるスパンボン
ド不織布を原反とし、これをオーブンを熱源とし、送り
出しロールと引取りロールのロール間距離が5mの延伸
機にて延伸温度を130℃、延伸倍率を1.4とし、巾
縮み量が65%となるように縦方向に延伸し、伸長性不
織布を得た。表1に延伸条件及び得られた不織布の物性
を示す。
張強度が縦方向で1920g 、横方向で2160g であ
るポリプロピレン(融点164℃)よりなるスパンボン
ド不織布を原反とし、これをオーブンを熱源とし、送り
出しロールと引取りロールのロール間距離が5mの延伸
機にて延伸温度を130℃、延伸倍率を1.4とし、巾
縮み量が65%となるように縦方向に延伸し、伸長性不
織布を得た。表1に延伸条件及び得られた不織布の物性
を示す。
【0016】実施例2 延伸倍率を1.5とし、巾縮み量を69%とする以外
は、実施例1と同様にして伸長性不織布を得た。表1に
延伸条件及び得られた不織布の物性を示す。 実施例3 延伸倍率を1.8とし、巾縮み量を81%とする以外
は、実施例1と同様にして伸長性不織布を得た。表1に
延伸条件及び得られた不織布の物性を示す。
は、実施例1と同様にして伸長性不織布を得た。表1に
延伸条件及び得られた不織布の物性を示す。 実施例3 延伸倍率を1.8とし、巾縮み量を81%とする以外
は、実施例1と同様にして伸長性不織布を得た。表1に
延伸条件及び得られた不織布の物性を示す。
【0017】実施例4 ロール間距離を2.7m とし、延伸倍率を1.5とする
以外は、実施例1と同様にして伸長性不織布を得た。表
1に延伸条件及び得られた不織布の物性を示す。 比較例1 延伸倍率を1.2とし、巾縮み量を50%とする以外
は、実施例1と同様にして伸長性不織布を得た。表2に
延伸条件及び得られた不織布の物性を示す。
以外は、実施例1と同様にして伸長性不織布を得た。表
1に延伸条件及び得られた不織布の物性を示す。 比較例1 延伸倍率を1.2とし、巾縮み量を50%とする以外
は、実施例1と同様にして伸長性不織布を得た。表2に
延伸条件及び得られた不織布の物性を示す。
【0018】比較例2 延伸温度を120℃、巾縮み量を60%とし、延伸倍率
を1.5とする以外は実施例1と同様にして伸長性不織
布を得た。表2に延伸条件及び得られた不織布の物性を
示す。
を1.5とする以外は実施例1と同様にして伸長性不織
布を得た。表2に延伸条件及び得られた不織布の物性を
示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】表1及び表2から見られるように、延伸温
度がポリプロピレンの融点164℃より20℃〜40℃
低い範囲内で、かつ延伸倍率が1.4〜1.8倍、ロー
ル間距離(延伸行路長)が2.5m 以上、延伸後の巾縮
み量が60%以上となるように延伸処理した実施例1〜
4の不織布は、いづれもソフトな肌触りで風合いがよい
うえ、横方向の最大引張伸度が150%以上あり、破断
までの最大引張荷重も400g/5cm以上に達するう
え、引張伸度εが50%であるときの5cm当たりの引張
荷重Fは50g以下、引張伸度εが100%のときの5
cm当たりの引張荷重Fは3×100−100=200g
以下となり、低応力での伸びもよかった。
度がポリプロピレンの融点164℃より20℃〜40℃
低い範囲内で、かつ延伸倍率が1.4〜1.8倍、ロー
ル間距離(延伸行路長)が2.5m 以上、延伸後の巾縮
み量が60%以上となるように延伸処理した実施例1〜
4の不織布は、いづれもソフトな肌触りで風合いがよい
うえ、横方向の最大引張伸度が150%以上あり、破断
までの最大引張荷重も400g/5cm以上に達するう
え、引張伸度εが50%であるときの5cm当たりの引張
荷重Fは50g以下、引張伸度εが100%のときの5
cm当たりの引張荷重Fは3×100−100=200g
以下となり、低応力での伸びもよかった。
【0022】これに対し、延伸倍率が1.4以下、巾縮
み量が50%の比較例1では、横方向の最大引張伸度が
116%で、横方向の伸びが悪く、また引張伸度εが5
0%であるときの5cm当たりの引張荷重Fは70g、引
張荷重εが100%であるときの5cm当たりの引張荷重
Fは870gとなり、各実施例に比べ大きな引張荷重を
要した。換言すれば低応力での伸びが悪かった。
み量が50%の比較例1では、横方向の最大引張伸度が
116%で、横方向の伸びが悪く、また引張伸度εが5
0%であるときの5cm当たりの引張荷重Fは70g、引
張荷重εが100%であるときの5cm当たりの引張荷重
Fは870gとなり、各実施例に比べ大きな引張荷重を
要した。換言すれば低応力での伸びが悪かった。
【0023】また延伸温度がポリプロピレンの融点16
4℃より40℃以上低い比較例2では、横方向の最大引
張伸度が120%で、横方向の伸びが悪かった。 実施例5 三井石油化学工業株式会社製でMFR(230℃、荷重
2.16Kg)が5g/10分のポリプロピレン(商品名「ハ
イポール」)10重量部と、同社製のMFRが16g/10
分のポリプロピレン( 同商品)90重量部とを用いて
0.6mmφ、1097孔、偏心量1.0mmの紡糸口金に
より単孔当たり1.0g/分の吐出量で複合溶融紡糸を行
い、紡出された約2デニールのフィラメントをそのまゝ
捕集面上に堆積させ、ついで熱エンボスロールで交絡し
て目付23g/m2の伸長性不織布を得た。その結果を表3
に示す。
4℃より40℃以上低い比較例2では、横方向の最大引
張伸度が120%で、横方向の伸びが悪かった。 実施例5 三井石油化学工業株式会社製でMFR(230℃、荷重
2.16Kg)が5g/10分のポリプロピレン(商品名「ハ
イポール」)10重量部と、同社製のMFRが16g/10
分のポリプロピレン( 同商品)90重量部とを用いて
0.6mmφ、1097孔、偏心量1.0mmの紡糸口金に
より単孔当たり1.0g/分の吐出量で複合溶融紡糸を行
い、紡出された約2デニールのフィラメントをそのまゝ
捕集面上に堆積させ、ついで熱エンボスロールで交絡し
て目付23g/m2の伸長性不織布を得た。その結果を表3
に示す。
【0024】ここでMFRは、ASTM D1238に
準じて測定した。 実施例6 実施例5と同じ商品名の商品で、MFRが20g/10分の
ポリプロピレンと、35g/10分のポリプロピレンを10
/90の重量比で用いて実施例5と同じ条件で複合溶融
紡糸を行って同じ目付23g/m2の伸長性不織布を得た。
その結果を表3に示す。
準じて測定した。 実施例6 実施例5と同じ商品名の商品で、MFRが20g/10分の
ポリプロピレンと、35g/10分のポリプロピレンを10
/90の重量比で用いて実施例5と同じ条件で複合溶融
紡糸を行って同じ目付23g/m2の伸長性不織布を得た。
その結果を表3に示す。
【0025】実施例7 重量比を20/80に変える以外は、実施例5と同じ商
品のポリプロピレンを用い、実施例5と同じ条件で複合
溶融紡糸を行って目付23g/m2の伸長性不織布を得た。
その結果を表3に示す。 比較例3 実施例5と同じ商品名の商品で、MFRが16g/10分
のポリプロピレンと、35g/10分のポリプロピレンを
10/90の重量比で用いて実施例5と同じ条件で複合
溶融紡糸を行って同じ目付23g/m2 の不織布を得た。
その結果を表4に示す。
品のポリプロピレンを用い、実施例5と同じ条件で複合
溶融紡糸を行って目付23g/m2の伸長性不織布を得た。
その結果を表3に示す。 比較例3 実施例5と同じ商品名の商品で、MFRが16g/10分
のポリプロピレンと、35g/10分のポリプロピレンを
10/90の重量比で用いて実施例5と同じ条件で複合
溶融紡糸を行って同じ目付23g/m2 の不織布を得た。
その結果を表4に示す。
【0026】比較例4 重量比を30/70に変える以外は、実施例5と同じ商
品のポリプロピレンを用い、実施例5と同じ条件で複合
溶融紡糸を行って、目付23g/m2 の不織布を得た。そ
の結果を表4に示す。 比較例5 実施例5と同じ商品名の商品で、MFRが16g/10分
のポリプロピレンと、60g/10分のポリプロピレンを
10/90の重量比で用いて実施例5と同じ条件で紡糸
したところ、糸切れを発生し、紡糸することができなか
った。
品のポリプロピレンを用い、実施例5と同じ条件で複合
溶融紡糸を行って、目付23g/m2 の不織布を得た。そ
の結果を表4に示す。 比較例5 実施例5と同じ商品名の商品で、MFRが16g/10分
のポリプロピレンと、60g/10分のポリプロピレンを
10/90の重量比で用いて実施例5と同じ条件で紡糸
したところ、糸切れを発生し、紡糸することができなか
った。
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】表3及び表4に見られるように、MFRが
鞘で用いられるポリプロピレンよりも芯で用いられるポ
リプロピレンの方が10〜20g/10分大きく、しかも
両者の重量比が10/90〜20/80の割合で用いた
実施例5〜7の不織布においては、いづれも横方向の最
大引張伸度が150%以上あり、またまた引張伸度εが
50%であるときの5cm当たりの引張荷重Fは50g以
下、引張伸度εが100%のときの5cm当たりの引張荷
重Fは3×100−100=200g以下となり、低応
力での伸びがよいうえ、最大引張荷重も400g/5cm
以上に達した。
鞘で用いられるポリプロピレンよりも芯で用いられるポ
リプロピレンの方が10〜20g/10分大きく、しかも
両者の重量比が10/90〜20/80の割合で用いた
実施例5〜7の不織布においては、いづれも横方向の最
大引張伸度が150%以上あり、またまた引張伸度εが
50%であるときの5cm当たりの引張荷重Fは50g以
下、引張伸度εが100%のときの5cm当たりの引張荷
重Fは3×100−100=200g以下となり、低応
力での伸びがよいうえ、最大引張荷重も400g/5cm
以上に達した。
【0030】これに対し、芯に用いられたポリプロピレ
ンのMFRが鞘で用いられたポリプロピレンのMFRよ
り4g/10分だけ大きく、10g/10分に達しない比較
例3で得られる不織布は、横方向の引張伸度が141%
で、各実施例より劣り、しかも引張伸度εが50%であ
るときの5cm当たりの引張荷重は65gで、50gを越
え、引張伸度εが100%であるときの5cm当たりの引
張荷重も235gで、200gを越え、同じ引張伸度ε
を得るのに各実施例に比べ、大きな引張荷重を要した。
ンのMFRが鞘で用いられたポリプロピレンのMFRよ
り4g/10分だけ大きく、10g/10分に達しない比較
例3で得られる不織布は、横方向の引張伸度が141%
で、各実施例より劣り、しかも引張伸度εが50%であ
るときの5cm当たりの引張荷重は65gで、50gを越
え、引張伸度εが100%であるときの5cm当たりの引
張荷重も235gで、200gを越え、同じ引張伸度ε
を得るのに各実施例に比べ、大きな引張荷重を要した。
【0031】また鞘と芯で用いられるポリプロピレンの
重量比が30/70で、20/80を越える比較例4で
得られる不織布は、引張伸度εが50%であるときの5
cm当たりの引張荷重が69gで50gを越え、また引張
伸度εが100%であるときの5cm当たりの引張荷重も
293gと200gを越え、同じ引張伸度を得るのに各
実施例に比べ大きな引張荷重を要した。
重量比が30/70で、20/80を越える比較例4で
得られる不織布は、引張伸度εが50%であるときの5
cm当たりの引張荷重が69gで50gを越え、また引張
伸度εが100%であるときの5cm当たりの引張荷重も
293gと200gを越え、同じ引張伸度を得るのに各
実施例に比べ大きな引張荷重を要した。
【0032】また芯に用いられたポリプロピレンのMF
Rが鞘で用いられたポリプロピレンのMFRより50g/
10分以上大きな比較例5では、糸切れにより紡糸する
ことができなかった。
Rが鞘で用いられたポリプロピレンのMFRより50g/
10分以上大きな比較例5では、糸切れにより紡糸する
ことができなかった。
【0033】実施例8 実施例5で得られた不織布を原反とし、これを熱板を熱
源とし、送り出しロールと引取りロールのロール間距離
が5mの延伸機にて延伸温度を130℃、延伸倍率を
1.5とし、巾縮み量が60%となるように縦方向に延
伸して伸長性不織布を得た。表5に延伸条件及び得られ
た不織布の物性を示す。
源とし、送り出しロールと引取りロールのロール間距離
が5mの延伸機にて延伸温度を130℃、延伸倍率を
1.5とし、巾縮み量が60%となるように縦方向に延
伸して伸長性不織布を得た。表5に延伸条件及び得られ
た不織布の物性を示す。
【表5】 表5に見られるように、延伸前の不織布の原反として偏
芯芯鞘型の捲縮複合繊維による不織布を用いたことによ
り、より一層横方向の伸びのよい不織布を得ることがで
きた。
芯芯鞘型の捲縮複合繊維による不織布を用いたことによ
り、より一層横方向の伸びのよい不織布を得ることがで
きた。
【発明の効果】本発明及び本発明方法で得られる不織布
によれば以上のように、横方向の引張伸度が150%以
上で、横方向に十分な伸長性を有し、また低応力での伸
びが大きく、エラスティック材との単なる貼合せによっ
てプリーツしわのない伸縮性製品を得ることが可能とな
る。
によれば以上のように、横方向の引張伸度が150%以
上で、横方向に十分な伸長性を有し、また低応力での伸
びが大きく、エラスティック材との単なる貼合せによっ
てプリーツしわのない伸縮性製品を得ることが可能とな
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久田 稔 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内
Claims (12)
- 【請求項1】合成樹脂からなり、横方向の引張伸度が1
50%以上、最大引張荷重が400g/5cm 以上であるこ
とを特徴とする不織布。 - 【請求項2】縦方向の引張荷重が5%伸長時で800g/
5cm以上である請求項1記載の不織布。 - 【請求項3】引張試験特性において、横方向の引張荷重
F(g/5cm)と引張伸度ε(%)との間に (1) 0≦ε≦50のとき F≦ε (2) 50≦ε≦100のとき F≦3×ε−100 の関係があることを特徴とする請求項1又は2記載の不
織布。 - 【請求項4】合成樹脂からなる不織布の原反を、延伸温
度が樹脂の融点より20〜40℃低い温度で、延伸倍率
が1.4〜1.8倍、延伸行路長が2.5m以上、幅縮
み量が60%以上となるように縦方向に延伸してなる請
求項1ないし3のいづれかの請求項に記載の不織布。 - 【請求項5】原反は捲縮糸による不織布である請求項4
記載の不織布。 - 【請求項6】原反は、MFRが5〜20g/10分のポリオ
レフィン樹脂Aと、MFRが樹脂Aより10〜20g/10
分程度大きなポリオレフィン樹脂Bを重量比A/Bが1
0/90〜20/80の割合で偏芯芯鞘型の捲縮複合繊
維に紡糸し、捕集ベルト上に捕集したのち、熱エンボス
等の交絡手段にて交絡処理してなる不織布である請求項
4記載の不織布。 - 【請求項7】合成樹脂がポリオレフィンである請求項1
ないし5のいづれかの請求項に記載の不織布。 - 【請求項8】ポリオレフィンがポリプロピレンである請
求項6又は7記載の不織布。 - 【請求項9】合成樹脂からなる不織布の原反を、延伸温
度が樹脂の融点より20〜40℃低い温度で、延伸倍率
が1.4〜1.8倍、延伸行路長が2.5m以上、幅縮
み量が60%以上となるように縦方向に延伸することを
特徴とする請求項1ないし3のいづれかの請求項に記載
の不織布の製造方法。 - 【請求項10】合成樹脂がポリオレフィンである請求項
9記載の不織布の製造方法。 - 【請求項11】原反は、MFRが5〜20g/10分のポリ
オレフィン樹脂Aと、MFRが樹脂Aより10〜20g/
10分程度大きなポリオレフィン樹脂Bを重量比A/Bが
10/90〜20/80の割合で偏芯芯鞘型の捲縮複合
繊維に紡糸し、捕集ベルト上に捕集したのち、熱エンボ
ス等の交絡手段にて交絡処理してなる不織布である請求
項9記載の不織布の製造方法。 - 【請求項12】MFRが5〜20g/10分のポリオレフィ
ン樹脂Aと、MFRが樹脂Aより10〜20g/10分程度
大きなポリオレフィン樹脂Bを重量比A/Bが10/9
0〜20/80の割合で偏芯芯鞘型の捲縮複合繊維に紡
糸し、捕集ベルト上に捕集したのち、熱エンボス等の交
絡手段にて交絡処理してなる請求項1ないし3のいづれ
かの請求項に記載の不織布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8168987A JPH0978436A (ja) | 1995-07-03 | 1996-06-28 | 不織布とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16719295 | 1995-07-03 | ||
| JP7-167193 | 1995-07-03 | ||
| JP16719395 | 1995-07-03 | ||
| JP7-167192 | 1995-07-03 | ||
| JP8168987A JPH0978436A (ja) | 1995-07-03 | 1996-06-28 | 不織布とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0978436A true JPH0978436A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=27322815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8168987A Pending JPH0978436A (ja) | 1995-07-03 | 1996-06-28 | 不織布とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0978436A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000119946A (ja) * | 1998-10-16 | 2000-04-25 | Kuraray Co Ltd | 高伸度不織布及びその製造方法 |
| JP2010111986A (ja) * | 2008-10-08 | 2010-05-20 | Chisso Corp | 複合スパンボンド不織布 |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP8168987A patent/JPH0978436A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000119946A (ja) * | 1998-10-16 | 2000-04-25 | Kuraray Co Ltd | 高伸度不織布及びその製造方法 |
| JP2010111986A (ja) * | 2008-10-08 | 2010-05-20 | Chisso Corp | 複合スパンボンド不織布 |
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