JPH0980231A - 偏光板 - Google Patents
偏光板Info
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- JPH0980231A JPH0980231A JP7238260A JP23826095A JPH0980231A JP H0980231 A JPH0980231 A JP H0980231A JP 7238260 A JP7238260 A JP 7238260A JP 23826095 A JP23826095 A JP 23826095A JP H0980231 A JPH0980231 A JP H0980231A
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- Japan
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- film
- polarizing plate
- polarizing
- polarizing film
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Abstract
(57)【要約】
【課題】トリアセテ−トフィルムを透明支持層とする従
来の偏光板に劣らぬ偏光性能を有し、かつ高温、高湿、
紫外線等の耐久性に優れ、また防汚性、耐薬品性に優れ
る偏光板を提供する。 【解決手段】偏光フィルムの片面または両面に、特定の
光線透過率、酸素透過係数および透湿度を有し、かつ紫
外線吸収剤を含有してなるフッ素系重合体フィルムが設
けられてなる偏光板。
来の偏光板に劣らぬ偏光性能を有し、かつ高温、高湿、
紫外線等の耐久性に優れ、また防汚性、耐薬品性に優れ
る偏光板を提供する。 【解決手段】偏光フィルムの片面または両面に、特定の
光線透過率、酸素透過係数および透湿度を有し、かつ紫
外線吸収剤を含有してなるフッ素系重合体フィルムが設
けられてなる偏光板。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は偏光特性に優れ、か
つ耐候性、耐水性、耐湿熱性、対薬品性、防汚性に優れ
た偏光板に関する。
つ耐候性、耐水性、耐湿熱性、対薬品性、防汚性に優れ
た偏光板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、偏光フィルムを透明層で支持して
なる偏光板はよく知られている。該透明層に要求される
性能として、1)偏光フィルムを支持するための機械的性
質、2)偏光フィルムの偏光特性を保持するための光学特
性、3)偏光フィルムに耐久性を付与するための保護的性
質等が挙げられる。
なる偏光板はよく知られている。該透明層に要求される
性能として、1)偏光フィルムを支持するための機械的性
質、2)偏光フィルムの偏光特性を保持するための光学特
性、3)偏光フィルムに耐久性を付与するための保護的性
質等が挙げられる。
【0003】これらの要求性能を全て満足する樹脂は未
だ見出だされておらず、偏光板の性能に最も影響を与え
る光学的性質、すなわち透明性に優れていることならび
に光学的に等方であることを優先してトリアセテ−トフ
ィルムが使用されている。該トリアセテ−トフィルムを
透明支持層として使用している偏光板を、最近の液晶表
示装置に適用して自動車に搭載させると、該装置が高
温、高湿、紫外線にさらされるため、偏光板が脱色し、
偏光特性が大きく低下する問題が生じ、実用性に難点が
あった。そのため、OA機器や卓上電子計算機等の液晶
表示装置等のさらなる普及を計るためには、偏光特性を
低下させることなく、耐高温高湿、耐紫外線等の耐久性
に優れ、より過酷な条件に耐える偏光板が要求されてい
る。
だ見出だされておらず、偏光板の性能に最も影響を与え
る光学的性質、すなわち透明性に優れていることならび
に光学的に等方であることを優先してトリアセテ−トフ
ィルムが使用されている。該トリアセテ−トフィルムを
透明支持層として使用している偏光板を、最近の液晶表
示装置に適用して自動車に搭載させると、該装置が高
温、高湿、紫外線にさらされるため、偏光板が脱色し、
偏光特性が大きく低下する問題が生じ、実用性に難点が
あった。そのため、OA機器や卓上電子計算機等の液晶
表示装置等のさらなる普及を計るためには、偏光特性を
低下させることなく、耐高温高湿、耐紫外線等の耐久性
に優れ、より過酷な条件に耐える偏光板が要求されてい
る。
【0004】過酷な条件下での使用による偏光板の性能
低下の原因は、熱と湿度、さらには紫外線の相乗作用に
より偏光板を構成する偏光フィルムが変質することであ
る。したがって、偏光フィルムの変質をさけるために、
偏光フィルムの片面または両面に防湿層を設けた透明樹
脂層を接着させたり(特開平3−148603号公
報)、トリアセテ−トフィルムを他の透湿性フィルムに
代えた(特公平3−23881号公報)偏光板が提案さ
れている。
低下の原因は、熱と湿度、さらには紫外線の相乗作用に
より偏光板を構成する偏光フィルムが変質することであ
る。したがって、偏光フィルムの変質をさけるために、
偏光フィルムの片面または両面に防湿層を設けた透明樹
脂層を接着させたり(特開平3−148603号公
報)、トリアセテ−トフィルムを他の透湿性フィルムに
代えた(特公平3−23881号公報)偏光板が提案さ
れている。
【0005】しかしながら、前者の方法では、酸化ケイ
素、酸化インジウム、酸化アルミニウム等からな防湿層
を透明樹脂層に真空蒸着方式、スパッタリング方式等で
付設するという製造工程的に複雑であり、製造コストの
上昇につながっていた。また、後者の方法では、トリア
セテ−トフィルムに匹敵する光学的特質(透明性と光学
等方性)を有するフィルムを見出だすには至らず、耐久
性は向上しても初期の偏光特性は低下し、本質的な問題
解決にはいたっていないのが現状である。
素、酸化インジウム、酸化アルミニウム等からな防湿層
を透明樹脂層に真空蒸着方式、スパッタリング方式等で
付設するという製造工程的に複雑であり、製造コストの
上昇につながっていた。また、後者の方法では、トリア
セテ−トフィルムに匹敵する光学的特質(透明性と光学
等方性)を有するフィルムを見出だすには至らず、耐久
性は向上しても初期の偏光特性は低下し、本質的な問題
解決にはいたっていないのが現状である。
【0006】
【発明が解決使用とする課題】本発明はこれらの実情に
鑑み、トリアセテ−トフィルムを透明支持層とする従来
の偏光板に劣らぬ偏光性能を有し、かつ高温、高湿、紫
外線等の耐久性に優れ、また防汚性、耐薬品性に優れる
偏光板を提供することを目的とする。
鑑み、トリアセテ−トフィルムを透明支持層とする従来
の偏光板に劣らぬ偏光性能を有し、かつ高温、高湿、紫
外線等の耐久性に優れ、また防汚性、耐薬品性に優れる
偏光板を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
目的は、偏光フィルムの片面または両面に、光線透過率
が80%以上、酸素透過係数が10cc・mil/10
0in2 ・24hr・atm以下、透湿度が5g/m2
・24hr・0.1mm以下であり、かつ紫外線吸収剤
を含有してなるフッ素系重合体フィルムが設けられてな
る偏光板を提供することによって達成される。
目的は、偏光フィルムの片面または両面に、光線透過率
が80%以上、酸素透過係数が10cc・mil/10
0in2 ・24hr・atm以下、透湿度が5g/m2
・24hr・0.1mm以下であり、かつ紫外線吸収剤
を含有してなるフッ素系重合体フィルムが設けられてな
る偏光板を提供することによって達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のフッ素系重合体フィルム
は、光線透過率が80%以上、酸素透過係数が10cc
・mil/100in2 ・24hr・atm以下、透湿
度が5g/m2 ・24hr・0.1mm以下という特性
を有している。これらの特性と紫外線吸収剤との相乗効
果により、偏光フィルムの偏光特性を維持したままで高
温、高湿、紫外線等の耐久性に優れ、また防汚性、耐薬
品性に優れるのである。
は、光線透過率が80%以上、酸素透過係数が10cc
・mil/100in2 ・24hr・atm以下、透湿
度が5g/m2 ・24hr・0.1mm以下という特性
を有している。これらの特性と紫外線吸収剤との相乗効
果により、偏光フィルムの偏光特性を維持したままで高
温、高湿、紫外線等の耐久性に優れ、また防汚性、耐薬
品性に優れるのである。
【0009】光線透過率が80%未満の場合には、偏光
フィルムとしての機能性の低下が生じ、酸素透過率が1
0cc・mil/100in2 ・24hr・atmを越
えると、酸素により、後述する偏光フィルムに含有され
ている色素が酸化され易くなり、さらには、透湿度が5
g/m2 ・24hr・0.1mmを越えると、水分によ
る該色素の劣化が大きくなる。本発明においては、偏光
フィルムの透明支持層として上記の光線透過率、酸素透
過率、透湿度を満足することによって90℃、95%R
Hという高温高湿条件下においても初期の優れた偏光性
能を維持し、また紫外線に長時間さらしても偏光性能を
持続することができるのである。
フィルムとしての機能性の低下が生じ、酸素透過率が1
0cc・mil/100in2 ・24hr・atmを越
えると、酸素により、後述する偏光フィルムに含有され
ている色素が酸化され易くなり、さらには、透湿度が5
g/m2 ・24hr・0.1mmを越えると、水分によ
る該色素の劣化が大きくなる。本発明においては、偏光
フィルムの透明支持層として上記の光線透過率、酸素透
過率、透湿度を満足することによって90℃、95%R
Hという高温高湿条件下においても初期の優れた偏光性
能を維持し、また紫外線に長時間さらしても偏光性能を
持続することができるのである。
【0010】このようなフッ素系重合体フィルムを得る
樹脂としては、ポリビニルフルオロライド系樹脂(PV
F)、ポリビニリデンフルオロライド系樹脂(PVD
F)、トリフロロモノクロルエチレン−ビニルエ−テル
交互共重合体系樹脂(FEV)、ポリクロロトリフルオ
ロエチレン(PCTFE)、四フッ化エチレン・六フッ
化エチレン・パ−フルオロアルコキシエチレン共重合体
(EPE)等を挙げることができるが、偏光フィルムと
の粘着性により、水に対する接触角度が小さいPCTF
E、PVDF、PVFが好ましく、とくに防汚性、透湿
度、酸素透過性の点からPVFが好ましい。
樹脂としては、ポリビニルフルオロライド系樹脂(PV
F)、ポリビニリデンフルオロライド系樹脂(PVD
F)、トリフロロモノクロルエチレン−ビニルエ−テル
交互共重合体系樹脂(FEV)、ポリクロロトリフルオ
ロエチレン(PCTFE)、四フッ化エチレン・六フッ
化エチレン・パ−フルオロアルコキシエチレン共重合体
(EPE)等を挙げることができるが、偏光フィルムと
の粘着性により、水に対する接触角度が小さいPCTF
E、PVDF、PVFが好ましく、とくに防汚性、透湿
度、酸素透過性の点からPVFが好ましい。
【0011】また、本発明におけるフッ素系重合体フィ
ルムはキャスト法で形成することができ、1〜100μ
mの厚みのものが使用でき、偏光特性、作業性等の点か
ら5〜30μmの厚みのものが好ましい。
ルムはキャスト法で形成することができ、1〜100μ
mの厚みのものが使用でき、偏光特性、作業性等の点か
ら5〜30μmの厚みのものが好ましい。
【0012】また、かかるフッ素系重合体フィルムは親
水化処理されていることが偏光フィルムとの接着性の点
で好ましい。親水化処理は酸素プラズマ法、コロナ放電
処理等により行うことができる。さらに別の親水化処理
手段として透明性の親水性樹脂を該フッ素系重合体フィ
ルムの片面に厚さ1〜30μmにコ−ティングする方法
を挙げることができる。
水化処理されていることが偏光フィルムとの接着性の点
で好ましい。親水化処理は酸素プラズマ法、コロナ放電
処理等により行うことができる。さらに別の親水化処理
手段として透明性の親水性樹脂を該フッ素系重合体フィ
ルムの片面に厚さ1〜30μmにコ−ティングする方法
を挙げることができる。
【0013】本発明においては、上記フッ素系重合体フ
ィルムに紫外線吸収剤が含有されていることが必要であ
る。かかる紫外線吸収剤は通常の紫外線吸収剤であれば
その種類に限定されるものではないが、フッ素系重合体
フィルムの光線透過性を疎外しないものが好ましく、具
体的には2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3’,5’
−ジ−t−ブチル−4’ヒドロキシベンゾエ−ト、2,
4−ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系
化合物、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチル
フェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2’−ヒドロキ
シ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル等のベ
ンゾトリアゾ−ル系化合物、フェニルサリシリケ−ト系
化合物等を挙げることができる。
ィルムに紫外線吸収剤が含有されていることが必要であ
る。かかる紫外線吸収剤は通常の紫外線吸収剤であれば
その種類に限定されるものではないが、フッ素系重合体
フィルムの光線透過性を疎外しないものが好ましく、具
体的には2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3’,5’
−ジ−t−ブチル−4’ヒドロキシベンゾエ−ト、2,
4−ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系
化合物、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチル
フェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2’−ヒドロキ
シ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル等のベ
ンゾトリアゾ−ル系化合物、フェニルサリシリケ−ト系
化合物等を挙げることができる。
【0014】該紫外線吸収剤の含有量は、フッ素系樹脂
に対して0.1〜5.0重量%が好ましく、光線透過
率、偏光性能の点から0.1〜0.5重量%がより好ま
しい。
に対して0.1〜5.0重量%が好ましく、光線透過
率、偏光性能の点から0.1〜0.5重量%がより好ま
しい。
【0015】本発明における偏光フィルムはとくに限定
はないが、一般にはポリビニルアルコ−ル系フィルム、
部分ホルマ−ル化ポリビニルアルコ−ル系フィルム、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体系部分ケン化フィルム等の
親水性高分子フィルムに、ヨウ素または二色性染料を吸
着させた偏光フィルム、ポリアルコ−ルの脱水処理やポ
リ塩化ビニルの脱塩酸処理物等のポリエン配向フィルム
からなる偏光フィルムなどが使用でき、偏光特性の点か
らポリビニルアルコ−ル系フィルムにヨウ素を吸着させ
た偏光フィルムが好ましい。該偏光フィルムの厚みは限
定されるものではないが、通常5〜50μmの範囲が好
ましい。
はないが、一般にはポリビニルアルコ−ル系フィルム、
部分ホルマ−ル化ポリビニルアルコ−ル系フィルム、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体系部分ケン化フィルム等の
親水性高分子フィルムに、ヨウ素または二色性染料を吸
着させた偏光フィルム、ポリアルコ−ルの脱水処理やポ
リ塩化ビニルの脱塩酸処理物等のポリエン配向フィルム
からなる偏光フィルムなどが使用でき、偏光特性の点か
らポリビニルアルコ−ル系フィルムにヨウ素を吸着させ
た偏光フィルムが好ましい。該偏光フィルムの厚みは限
定されるものではないが、通常5〜50μmの範囲が好
ましい。
【0016】本発明の偏光板は、偏光フィルムの片面ま
たは両面に、紫外線吸収剤含有フッ素系重合体よりなフ
ィルムを設ける方法として (イ)偏光フィルムにポリウレタン系、ポリエステル
系、アクリル系等の接着剤を用いて上記フィルムを貼り
合わせる方法、 (ロ)偏光フィルム上に紫外線吸収剤含有フッ素系重合
体の溶液を塗布、乾燥する方法がいずれも採用される。 (イ)の場合、ポリウレタン系、ポリエステル系、アク
リル系等の接着剤は光線透過率80%以上のものを使用
することが好ましい。(ロ)の場合、偏光フィルム上に
直接または偏光フィルム上にアンカ−コ−ティングを施
してから、フッ素系重合体をケトン類、エステル類、塩
素系炭化水素化合物、アミド系化合物、アルコ−ル類、
芳香族化合物等に溶解した溶液を流延し、乾燥する。
たは両面に、紫外線吸収剤含有フッ素系重合体よりなフ
ィルムを設ける方法として (イ)偏光フィルムにポリウレタン系、ポリエステル
系、アクリル系等の接着剤を用いて上記フィルムを貼り
合わせる方法、 (ロ)偏光フィルム上に紫外線吸収剤含有フッ素系重合
体の溶液を塗布、乾燥する方法がいずれも採用される。 (イ)の場合、ポリウレタン系、ポリエステル系、アク
リル系等の接着剤は光線透過率80%以上のものを使用
することが好ましい。(ロ)の場合、偏光フィルム上に
直接または偏光フィルム上にアンカ−コ−ティングを施
してから、フッ素系重合体をケトン類、エステル類、塩
素系炭化水素化合物、アミド系化合物、アルコ−ル類、
芳香族化合物等に溶解した溶液を流延し、乾燥する。
【0017】また、本発明の偏光板は上述のように、偏
光フィルムの片面または両面にフッ素系重合体のフィル
ムを設けてなるが、該偏光フィルムの片面または両面に
従来の透明保護層を設け、該透明保護層の少なくとも1
層の片側または両側にフッ素系重合体のフィルムが設け
られた構造を有していてもよい。
光フィルムの片面または両面にフッ素系重合体のフィル
ムを設けてなるが、該偏光フィルムの片面または両面に
従来の透明保護層を設け、該透明保護層の少なくとも1
層の片側または両側にフッ素系重合体のフィルムが設け
られた構造を有していてもよい。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳述するが、本
発明はこれら実施例により何等限定されるものではな
い。なお、実施例中において、「%」とは、とくにこと
わりのない限り重量%の意味である。また、実施例中に
おける各評価は以下の方法により測定した値である。 (1)退色性評価(△E) 試料に紫外線照射装置を用いて紫外線を照射し、携帯型
分光色差計(NF−90型、日本電色工業社製)により
退色性の評価を行った。 紫外線照射装置:EYE Super UV Tester (SUV-W型、大日本プラスチック工業 社製) 紫外線照射条件:波長領域 295〜450nm ブラックパネル温度 45℃ 湿度 70%RH 出力 50mW/cm2 △E=[(L1 −L0 )2 +(a1 −a0 )2 +(b1 −b0 )2 ]1/2 L1 、a1 、b1 :紫外線照射後の測定値 L0 、a0 、b0 :紫外線照射前の測定値 [L値が大きい程明度が高く、a(+)値が大きい程赤
色の度合いが大きく、a(−)値が大きい程緑色の度合
いが大きく、b(+)値が大きい程黄色の度合いが大き
く、b(−)値が大きい程青色の度合いが大きいことを
示す。]△Eの値 退色性の感覚的評価内容 0〜0.5 微かに退色 0.5〜1.5 わずかに退色 1.5〜3.0 感知できる程に退色 3.0〜6.0 目立つ程に退色 6.0〜12.0 大いに退色 12.0以上 多大に退色
発明はこれら実施例により何等限定されるものではな
い。なお、実施例中において、「%」とは、とくにこと
わりのない限り重量%の意味である。また、実施例中に
おける各評価は以下の方法により測定した値である。 (1)退色性評価(△E) 試料に紫外線照射装置を用いて紫外線を照射し、携帯型
分光色差計(NF−90型、日本電色工業社製)により
退色性の評価を行った。 紫外線照射装置:EYE Super UV Tester (SUV-W型、大日本プラスチック工業 社製) 紫外線照射条件:波長領域 295〜450nm ブラックパネル温度 45℃ 湿度 70%RH 出力 50mW/cm2 △E=[(L1 −L0 )2 +(a1 −a0 )2 +(b1 −b0 )2 ]1/2 L1 、a1 、b1 :紫外線照射後の測定値 L0 、a0 、b0 :紫外線照射前の測定値 [L値が大きい程明度が高く、a(+)値が大きい程赤
色の度合いが大きく、a(−)値が大きい程緑色の度合
いが大きく、b(+)値が大きい程黄色の度合いが大き
く、b(−)値が大きい程青色の度合いが大きいことを
示す。]△Eの値 退色性の感覚的評価内容 0〜0.5 微かに退色 0.5〜1.5 わずかに退色 1.5〜3.0 感知できる程に退色 3.0〜6.0 目立つ程に退色 6.0〜12.0 大いに退色 12.0以上 多大に退色
【0019】(2)耐湿性評価 試料を80℃、90%RHの条件下に1週間さらし、試
料の光線透過率および偏光度を測定した。光線透過率は
UVスペクトロメ−タ−(島津製作所社製)を用い、偏
光度は分光光度計(UV−21000型、偏光子付測定
ホルダ−使用、島津製作所社製)を用いて測定した。
料の光線透過率および偏光度を測定した。光線透過率は
UVスペクトロメ−タ−(島津製作所社製)を用い、偏
光度は分光光度計(UV−21000型、偏光子付測定
ホルダ−使用、島津製作所社製)を用いて測定した。
【0020】(3)防汚性評価 屋外暴露試験により上記の測定機を用いて暴露試験前後
の△E値を測定してその差で評価した。 試験場所:倉敷地区屋上二階南向45度の傾斜場所 期間: 6ケ月評価基準 △Eの差 ◎: 0〜1.5 ○: 1.5〜3.0 △: 3.0〜5.0 ×: 5.0以上
の△E値を測定してその差で評価した。 試験場所:倉敷地区屋上二階南向45度の傾斜場所 期間: 6ケ月評価基準 △Eの差 ◎: 0〜1.5 ○: 1.5〜3.0 △: 3.0〜5.0 ×: 5.0以上
【0021】実施例1 厚み40μmのポリビニルアルコ−ル系偏光フィルム
(サンリッツ社製)の両面に、厚み200μmのトリア
セテ−トフィルムを貼合わせた。また、2,4−ジ−t
−ブチルフェニル−3’,5’−ジ−t−ブチル−4’
ヒドロキシベンゾエ−ト(ケミプロ化成)を0.5重量
%含有したポリフッ化ビニル樹脂をジメチルホルムアミ
ドに溶解してキャスト法により厚み25μmのフィルム
を作成した。ついで上記のアセテ−トフィルムの片面に
ポリエ−テルを原料とするポリウレタン樹脂をジオキサ
ンに溶解させ、3%溶液に調整したものをアプリケ−タ
−バ−で塗布し、乾燥後厚み5μmの塗布物に30μm
のアクリル系粘着剤(EEXCELAR2000A、W
・HBRADY社製)を用いて、ポリフッ化ビニル樹脂
のキャストフィルムを貼り合わせ偏光板を作成した。こ
のキャストフィルムの光線透過率は88%、酸素透過係
数は2.8cc・mil/100in2 ・24hr・a
tm、透湿度は1.1g/m2 ・24hr・0.1mm
であった。
(サンリッツ社製)の両面に、厚み200μmのトリア
セテ−トフィルムを貼合わせた。また、2,4−ジ−t
−ブチルフェニル−3’,5’−ジ−t−ブチル−4’
ヒドロキシベンゾエ−ト(ケミプロ化成)を0.5重量
%含有したポリフッ化ビニル樹脂をジメチルホルムアミ
ドに溶解してキャスト法により厚み25μmのフィルム
を作成した。ついで上記のアセテ−トフィルムの片面に
ポリエ−テルを原料とするポリウレタン樹脂をジオキサ
ンに溶解させ、3%溶液に調整したものをアプリケ−タ
−バ−で塗布し、乾燥後厚み5μmの塗布物に30μm
のアクリル系粘着剤(EEXCELAR2000A、W
・HBRADY社製)を用いて、ポリフッ化ビニル樹脂
のキャストフィルムを貼り合わせ偏光板を作成した。こ
のキャストフィルムの光線透過率は88%、酸素透過係
数は2.8cc・mil/100in2 ・24hr・a
tm、透湿度は1.1g/m2 ・24hr・0.1mm
であった。
【0022】得られた偏光板は2枚平行透過率が43
%、偏光度が99.5%と優れており、透湿度は23℃
−90%RH条件下で1.3g/m2 ・24hr・0.
1mm、酸素透過係数は3.0cc・mil/100i
n2 ・24hr・atmと優れていた。また、この偏光
板を用いて各種の評価を行い、結果を表1に示す。
%、偏光度が99.5%と優れており、透湿度は23℃
−90%RH条件下で1.3g/m2 ・24hr・0.
1mm、酸素透過係数は3.0cc・mil/100i
n2 ・24hr・atmと優れていた。また、この偏光
板を用いて各種の評価を行い、結果を表1に示す。
【0023】実施例2 厚み40μmのポリビニルアルコ−ル系偏光フィルム
(サンリッツ社製)の両面に、透明性ポリウレタン系接
着剤を用いて、フェニルサリシレ−ト(ケミプロ化成)
を0.3重量%含有したポリフッ化ビニル樹脂のキャス
トフィルム(厚み25μm、実施例1と同様にして作成
したもの)を貼り合わせ偏光板を作成した。このキャス
トフィルムの光線透過率は90%、酸素透過係数は3.
0cc・mil/100in2 ・24hr・atm、透
湿度は1.3g/m2 ・24hr・0.1mmであっ
た。
(サンリッツ社製)の両面に、透明性ポリウレタン系接
着剤を用いて、フェニルサリシレ−ト(ケミプロ化成)
を0.3重量%含有したポリフッ化ビニル樹脂のキャス
トフィルム(厚み25μm、実施例1と同様にして作成
したもの)を貼り合わせ偏光板を作成した。このキャス
トフィルムの光線透過率は90%、酸素透過係数は3.
0cc・mil/100in2 ・24hr・atm、透
湿度は1.3g/m2 ・24hr・0.1mmであっ
た。
【0024】得られた偏光板は2枚平行透過率が45
%、偏光度が98.3%と優れており、透湿度は23℃
−90%RH条件下で1.6g/m2 ・24hr・0.
1mm、酸素透過係数は3.5cc・mil/100i
n2 ・24hr・atmと優れていた。また、この偏光
板を用いて各種の評価を行い、結果を表1に示す。
%、偏光度が98.3%と優れており、透湿度は23℃
−90%RH条件下で1.6g/m2 ・24hr・0.
1mm、酸素透過係数は3.5cc・mil/100i
n2 ・24hr・atmと優れていた。また、この偏光
板を用いて各種の評価を行い、結果を表1に示す。
【0025】比較例1 厚み40μmのポリビニルアルコ−ル系偏光フィルム
(サンリッツ社製)の両面に、厚み200μmのトリア
セテ−トフィルムを貼合わせ偏光板を作成した。この偏
光板の各種評価を行い、結果を表1に示す。
(サンリッツ社製)の両面に、厚み200μmのトリア
セテ−トフィルムを貼合わせ偏光板を作成した。この偏
光板の各種評価を行い、結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】偏光フィルムの保護層として、特定の光
線透過率、酸素透過係数、透湿度を有する紫外線吸収剤
含有フッ素系重合体フィルムを用いることにより、偏光
フィルムのもつ偏光度を疎外することなく、透明性に優
れ、かつ耐候性、耐薬品性、防汚性、退色性、耐湿熱性
に優れた偏光板を得ることができる。
線透過率、酸素透過係数、透湿度を有する紫外線吸収剤
含有フッ素系重合体フィルムを用いることにより、偏光
フィルムのもつ偏光度を疎外することなく、透明性に優
れ、かつ耐候性、耐薬品性、防汚性、退色性、耐湿熱性
に優れた偏光板を得ることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】偏光フィルムの片面または両面に、光線透
過率が80%以上、酸素透過係数が10cc・mil/
100in2 ・24hr・atm以下、透湿度が5g/
m2 ・24hr・0.1mm以下であり、かつ紫外線吸
収剤を含有してなるフッ素系重合体フィルムが設けられ
てなる偏光板。 - 【請求項2】偏光フィルムの片面または両面に、透明保
護層を有し、該透明保護層の少なくとも1層の片側また
は両側に、光線透過率が80%以上、酸素透過係数が1
0cc・mil/100in2 ・24hr・atm以
下、透湿度が5g/m2 ・24hr・0.1mm以下で
あり、かつ紫外線吸収剤を含有してなるフッ素系重合体
フィルムが設けられてなる偏光板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7238260A JPH0980231A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 偏光板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7238260A JPH0980231A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 偏光板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0980231A true JPH0980231A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17027543
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7238260A Pending JPH0980231A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 偏光板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0980231A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002156524A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-05-31 | Nitto Denko Corp | 円偏光板、有機el発光装置及び液晶表示装置 |
| JP2002341135A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-27 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 低透湿性フィルム |
| JP2009098701A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-05-07 | Adeka Corp | 光学フィルム及び光学シート |
| TWI425256B (zh) * | 2005-07-21 | 2014-02-01 | Konica Minolta Opto Inc | 偏光板及液晶顯示裝置,以及面內具配向性之親水性聚合物薄膜之製造方法 |
| JPWO2018079854A1 (ja) * | 2016-10-31 | 2019-07-25 | 富士フイルム株式会社 | 光学フィルムおよび液晶表示装置 |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP7238260A patent/JPH0980231A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US11022837B2 (en) | 2016-10-31 | 2021-06-01 | Fujifilm Corporation | Optical film and liquid crystal display device |
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