JPH0980376A - 液晶カラー画像形成方法及び液晶カラー画像形成装置 - Google Patents

液晶カラー画像形成方法及び液晶カラー画像形成装置

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JPH0980376A
JPH0980376A JP23555795A JP23555795A JPH0980376A JP H0980376 A JPH0980376 A JP H0980376A JP 23555795 A JP23555795 A JP 23555795A JP 23555795 A JP23555795 A JP 23555795A JP H0980376 A JPH0980376 A JP H0980376A
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JP
Japan
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liquid crystal
color
signal
image
exposure
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Application number
JP23555795A
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English (en)
Inventor
Akiro Terajima
章朗 寺嶋
Toshihiko Narita
俊彦 成田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速に仕上がり品質のよいカラー画像を得
る。 【解決手段】 画像信号処理部において表示画像が形成
されると、表示画像の各液晶素子21に対応するR、
G、Bの色成分に基づく色信号が設定され、これに基づ
いて輝度信号Yが設定される。輝度信号Yによる露光
は、所定の露光量で、液晶素子21の周縁に沿って有効
透過領域21Bを移動させて複数回行い、色成分差とな
る補正色信号RGBによる露光は、各補正色信号毎に行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶カラー画像形
成方法及び液晶カラー画像形成装置に関し、特に、縦横
に複数配列された各液晶素子の透過度合いを制御して画
像を形成する液晶カラー画像形成方法及び液晶カラー画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビモニタ等に液晶表示装置を
適用したものがある。液晶表示装置は液晶パネルを主構
成の部品として組み立てられている。この液晶パネル
は、デジタル画像を表示して、その透過画像を感光材料
に投影して焼き付けるプリンタに適用されている。
【0003】液晶パネルは縦横に配列された複数の液晶
素子から構成されている。液晶パネルでの画像の表示
は、これらの液晶素子の透過状態を電気的に制御するこ
とによって行い、露光光がこのような液晶パネルを透過
して、画像を感光材料に焼付けするようになっている。
【0004】ところが、液晶パネルを構成する液晶素子
は電気的に透過状態を制御しているため、個々の液晶素
子には製造上、配線部分に該当するブラックストライプ
部が設けられている。このブラックストライプ部は、電
気的制御に関係なく露光光を透過することができないた
め、液晶パネルを露光光により露光してプリントを得た
場合にブラックストライプ部に対応する部分が白抜けと
なって、プリント上で目立つことがある。
【0005】このため、液晶素子における有効な光透過
部分がブラックストライプ部に重なるように液晶パネル
を移動して複数回にわたって感光材料上の同一部分を露
光し、プリント上に露光されない領域を無くして、解像
度が高く、白抜け部分がない仕上がり品質のよい画像を
得る方法が提案されている。
【0006】しかし、カラー画像を得るためにはR、
G、Bの各色信号による露光を行う必要があるため、上
記のように移動して露光する場合には、1つの色信号に
対して必要な回数分の3倍の露光回数が必要となる。例
えば、1の色信号に対して4回露光する場合には、合計
は12回となる。従って、露光回数が増加して処理時間
の短縮を図ることができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、迅速に仕上がり品質のよいカラー画像を得ること
ができる液晶カラー画像形成方法及び液晶カラー画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の液晶カラ
ー画像形成方法は、所定のピッチ寸法で縦横に複数配列
され、それぞれ有効光透過領域及び少なくとも配線に起
因する光不透過領域を備えた液晶素子群から構成される
液晶パネル上に、該有効光透過領域の透過状態に応じて
画像を表示して、露光光による露光によって感光材料上
にカラー画像を焼付けする液晶カラー画像形成方法にお
いて、表示画像における原色信号RGBをR信号、G信
号及びB信号に分解し、分解された各色信号に基づいた
輝度信号Yと、前記原色信号RGBから該輝度信号Yを
減じた各補正色信号RGBとを求め、前記感光材料上の
所定の焼付領域に対して、前記液晶パネルを、液晶素子
の有効光透過領域が液晶素子の四隅に位置するように移
動可能とし、各位置で輝度信号Yに応じて露光すると共
に、所定の一位置で各補正色信号RGBに応じて露光す
ること、を特徴としている。
【0009】これによれば、カラー画像を焼付けするた
めに必要なR、G、Bの各色信号から輝度信号Yを求め
て、輝度信号Yに基づいた複数回の露光と、各色信号か
ら輝度信号Yを減じて得られる補正色信号RGBに基づ
いた露光とを行う。輝度信号Yに基づく露光の場合に
は、液晶素子の有効光透過領域が液晶素子の四隅に位置
するように移動させて、感光材料上の所定の焼付領域に
対して行う。これにより、合計の露光回数をR、G、B
各々に対して移動させながら露光する場合よりも減少さ
せることができる。従って、露光されない感光材料上の
部分がない仕上がり品質のよいカラー画像を迅速に得る
ことができる。
【0010】請求項2記載の液晶カラー画像形成装置
は、所定のピッチ寸法で縦横に複数配列され、それぞれ
有効光透過領域及び少なくとも配線に起因する光不透過
領域を備えた液晶素子群から構成される液晶パネルと、
R、G、Bの各色光を与えるカラーフィルタと、を有
し、該有効光透過領域の透過状態に応じて該液晶パネル
上に画像を表示して、露光光により感光材料上の所定の
焼付領域にカラー画像を焼付けする液晶カラー画像形成
装置において、前記液晶パネルを、液晶素子の有効光透
過領域が液晶素子の四隅に位置するように配列平面上に
おけるX及びY方向で移動可能とする移動機構と、所定
の移動量を前記移動機構に与える移動手段と、前記液晶
パネルに表示される画像の原色信号をR、G、Bの各色
信号に分解し、該色信号に基づいて輝度信号Yを演算す
ると共に、該色信号の各々から該輝度信号Yを減じて各
補正色信号RGBを演算する信号処理手段と、前記液晶
素子を輝度信号に基づいて露光する際に、前記移動手段
に移動の指示を与える移動制御手段と、を有することを
特徴としている。
【0011】これによれば、液晶素子群から構成される
液晶パネルを用いて、カラーフィルタによりカラー画像
を焼付けする際に、移動制御手段により、輝度信号Yに
基づいて露光する際には、液晶パネルを、液晶素子の有
効光透過領域が液晶素子の四隅に位置するように配列平
面上におけるX及びY方向で移動させて露光を行う。輝
度信号Yは、信号処理部において色信号に基づいて得る
ことができる。これにより、所定の焼付領域に対して輝
度信号Yに基づいた露光を複数回行い、補正色信号RG
Bに基づいた露光は各々1回行って、カラー画像を得る
ことができる。従って、露光回数を少なくして、簡便な
構造で、迅速に且つ仕上がり品質のよいカラー画像を焼
付けすることができる。
【0012】請求項3記載の液晶カラー画像形成装置
は、前記移動手段が圧電素子であることを特徴としてい
る。
【0013】これによれば、液晶パネルを圧電素子によ
って移動させることができるので、装置構成を簡単にす
ると共に装置のサイズを小型化することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明の
液晶カラー画像形成方法及び装置を詳細に説明する。図
1には、本発明の実施の形態に係る液晶画像形成装置1
0が示されている。
【0015】液晶画像形成装置10には、プリント部1
2が配設されている。プリント部12には露光用の光源
14が備えられており、光源14は、ハロゲンランプと
リフレクタとによって構成されている。光源14から照
射される光源の焼付光軸L上に、R(レッド)、G(グ
リーン)、B(ブルー)の各色の色分解フィルタ16が
配設されている。これらの各色分解フィルタ16は、ド
ライバ18からの信号に応じて、光軸L上へ挿入又は離
脱する。
【0016】色分解フィルタ16の下方の焼付光軸Lに
は、後に説明する液晶パネル20が設けられている。液
晶パネル20には、コントローラ24からの信号に応じ
て液晶パネル20における液晶素子21(図5参照)の
透過状態を制御する液晶パネルドライバ22が接続され
ている。
【0017】また、液晶パネル20には、液晶パネル2
0を図1の鎖線Mで示す平面内で移動させる液晶パネル
移動部26が設けられている。液晶パネル移動部26
は、移動手段として例えばPZT(pbTiO3 とpb
ZrO3 との混晶)及び高分子膜(例えばフッ化ビニリ
デン)等の圧電素子28、64(図2及び図3参照)が
適用されており、これらは、コントローラ24によって
制御されるようになっている。
【0018】液晶パネル20の下方の焼付光軸Lには、
焼付用レンズ32を挟んでブラックシャッタ34が配置
されている。ブラックシャッタ34は、ドライバ36か
らの駆動信号に応じて開閉し、焼付光軸L上の光を通過
又は遮断するようになっている。また、レンズ32は、
光軸Lに沿って移動可能となっており、これにより引伸
倍率を変更することができる。
【0019】ブラックシャッタ34の下方であって焼付
光軸Lの最下方には、印画紙38が配置されている。印
画紙38は、搬送ローラ40によって挟持されると共
に、搬送ローラ40の駆動により搬送されるようになっ
ている。所定の搬送量で印画紙38が搬送されて印画紙
38上の所定の焼付領域が光軸L下の所定の露光ステー
ジ上に配置されると、搬送ローラ40の駆動が停止し
て、露光ステージ上に焼付領域が位置決めされるように
なっている。印画紙38の一端は、図示されていない回
転軸に層状に巻き取られている。
【0020】液晶画像形成装置10には、ネガ画像記憶
部30が備えられている。ネガ画像記憶部30は、図示
しない画像読取装置が接続されている。ネガ画像記憶部
30は、画像読取装置により読み取られたネガ画像を画
像データとして記憶するようになっている。ネガ画像記
憶部30はコントローラ24に接続されており、記憶さ
れた画像データから焼付けの対象となる画像データが選
別されてコントローラ24へ送信されるようになってい
る。
【0021】次に図2及び図3を参照して、液晶パネル
20及びその周辺部の構造を説明する。
【0022】液晶パネル20は、支持板20Aと表示面
20Bから構成されている。支持板20Aは枠状に形成
されている。支持板20Aの中央に設けられた矩形孔
は、表示面20Bを保持している。また支持板20Aに
は図示しない配線基板が取り付けられている。表示面2
0Bには、電気的な手段によって透過状態が制御され、
白色、黒色及びそれらの中間色を表示可能な多数(一例
として約51万)の液晶素子21(図5参照)が、所定
のピッチ寸法(1つの液晶素子21の中央から隣接する
他の液晶素子21の中央までの距離)でマトリクス状に
配列されている。液晶素子21のピッチ寸法は、例えば
40μmにすることができる。
【0023】液晶パネル20の一方の対辺には、一対の
ブロック材42が配置されている。ブロック材42に
は、液晶パネル20の側面とほぼ等しい面積の開口面積
を有する挿入口46が設けられ、液晶パネル20の該対
辺側端部が挿入されている。この挿入口46は、ブロッ
ク材42の反対面まで貫通されており、この反対面には
板材44が取付けられている。
【0024】ここで、一方のブロック材42に対応する
板材44には、挿入口46の開口面に対向して補助部材
48が取り付けられ、この補助部材48の挿入口46側
対向面には、圧電素子28が配置されている。この補助
部材48及び圧電素子28は、挿入口46に嵌入されて
いる。補助部材48と板材44との接着は、ネジ等を用
いて固定してもよく、また接着剤等により接着してもよ
い。圧電素子28は、液晶パネル20の幅方向側面とブ
ロック材42の内部で対面して接触し、制御手段によっ
て設定された幅方向(液晶素子21の配列平面上におけ
るX方向)の移動量分、液晶パネル20を移動させるこ
とができるようになっている。
【0025】また、他方の板材44には、圧縮コイルば
ね50を介して、押圧部材52が配置され、挿入口46
に収容されている。押圧部材52と板材44との間の圧
縮コイルばね50の一端は、板材44に設けられた円溝
54に収容され、他端は押圧部材52に当接されてい
る。これにより、液晶パネル20は、押圧部材52によ
って、圧電素子28に接触する方向に押圧されている。
【0026】一対のブロック材42は、液晶パネル20
の他方の対辺に配置された一対の固定板56に各々ビス
58によって螺合されている。一方の固定板56の外側
面には、ブラケット60が所定間隔をもって取り付けら
れ、固定板56との対向面には、補助部材62に取り付
けられた圧電素子64が配置され、固定板56と接触し
ている。圧電素子64は、制御手段によって設定された
長手方向(液晶素子21の配列平面上におけるY方向)
の移動量分、固定板56及びブロック材42を介して液
晶パネル20を移動させることができるようになってい
る。
【0027】一対の各固定板56及びブラケット60に
は、各々同軸上の円孔が設けられ、シャフト66が貫通
している。シャフト66の端部は、ブラケット60の近
傍でE型リング68によって係止され、軸方向の移動が
阻止されている。
【0028】前記圧電素子64が配設された側と反対側
の固定板56とブラケット60との間のシャフト66に
は、圧縮コイルばね70が取り付けられている。圧縮コ
イルばね70は、固定板56を介して液晶パネル20を
圧電素子64に接触する方向に付勢する作用を有してい
る。
【0029】これにより、図3(B)に示される如く、
通常は、液晶パネル20が圧電素子28に接触し、固定
板56が圧電素子64に接触した状態とされ(基準位置
(0,0))、圧電素子28のみが作用すると液晶パネ
ル20は(x,0)方向に移動され、圧電素子64のみ
が作用すると液晶パネル20は、ブロック材42、固定
板56と共に、(0,y)方向に移動され、圧電素子2
8及び圧電素子64が共に作用すると、液晶パネル20
は、(x,y)方向に移動することになる。
【0030】前述したように、液晶画像形成装置10に
は、各種の処理を行うコントローラ24が備えられてい
る。
【0031】図4に示すように、コントローラ24は、
ネガ画像記憶部30に接続されており、ネガ画像記憶部
30は、コントローラ24からの指示に基づいて焼付け
の対象となる画像データをコントローラ24へ送信する
ようになっている。コントローラ24には、画像入力部
80が備えられており、ネガ画像記憶部30から送信さ
れた画像データが、画像入力部80によりコントローラ
24に入力されるようになっている。
【0032】画像入力部80には、画像信号処理部82
が接続されている。画像信号処理部82は、コントロー
ラ24に入力されたネガ画像について、表示画像の形成
を行うと共に、指定された表示画像に基づいて、各液晶
素子21の透過状態を設定するようになっている。これ
により、設定された各液晶素子21の透過状態により、
液晶パネル20上に表示画像が表示できるようになって
いる。
【0033】画像信号処理部82には、演算部84が接
続されている。演算部84では、入力された画像信号に
対してカラー画像を表示するための各色信号の演算を行
うようになっている。ここで表示画像の原色信号から、
後述する処理の基づいて、輝度信号Y及び輝度信号Yに
基づいて補正された補正色信号が演算される。
【0034】演算部84は、焼付制御部86に接続され
ている。焼付制御部86は、ドライバ18を介して色分
解フィルタ16に接続されると共に、液晶パネルドライ
バ22を介して液晶パネル20に接続されている。これ
により、色分解フィルタ16の挿入及び液晶パネル20
上の画像の表示を制御して、各補正色信号及び輝度信号
Yに基づいて所定の露光を行い、印画紙38上の所定の
焼付領域にカラー画像を焼付けできるようになってい
る。
【0035】焼付制御部86には、圧電素子28、64
(図3参照)に接続された移動制御部88が接続されて
いる。これにより、移動制御部88は、焼付制御部86
からの信号に応じて圧電素子28、64を通電状態及び
非通電状態に切り換えて、液晶パネル20を所定量で所
定方向に移動するようになっている。
【0036】次にカラー画像形成処理について説明す
る。液晶画像形成装置10では、コントローラ24の画
像入力部80に入力された画像の原色信号を、R、G、
Bの各色成分に分解して各々に対する色信号を得ると共
に、各色成分に基づいて輝度信号Yを得て、輝度信号Y
と輝度信号Yを除いた補正後の色信号とに基づいて、印
画紙38上に加色方式によりカラー画像を印画紙38上
に形成する。
【0037】図5(A)に示されるように、1つの液晶
素子21は、表面積の約53%の配線部分としてのブラ
ックストライプ部21Aと、有効透過領域21Bとを有
している。コントローラ24の移動制御部88は、ブラ
ックストライプ部21Aに対応する印画紙38上の焼付
領域に、液晶パネル20を移動させた後の画像が焼付け
されるように移動方向及び移動量を制御している。
【0038】移動制御部88により設定される移動は、
1の液晶素子21の少なくともブラックストライプ部2
1Aの1辺に沿った方向で且つ、その1辺の幅寸法以内
に設定されている。これにより、有効透過領域21Bが
液晶素子21の周縁に沿って移動して液晶素子21の四
隅に配置され、移動後の液晶素子21を透過した露光光
が、移動前にブラックストライプ部21Aによって露光
されなかった部分を露光するようになっている。
【0039】図5(B)に示されるように、印画紙38
の所定の焼付領域(図5(B)において点線で示された
領域)には、各色成分に基づいた補正色信号による露光
(図5(B)上段)と、各色信号に基づいて得られた輝
度信号Yによる露光(図5(B)下段)とによって、カ
ラー画像が形成されるようになっている。
【0040】図6(A)は、色信号として設定された各
色成分を模式的に示したものである。画像信号処理部8
2において生成された表示画像の原色成分は、は、R、
G、Bの各色成分に分解され、色信号として各々設定さ
れる。一方、輝度信号Yは、R、G、Bの各色成分の混
合成分となっている。即ち、原色信号を生成する際に、
各色差を生じる色信号のみを、対応する色分解フィルタ
16のみを光軸L上に挿入して各補正色信号に基づく各
々の露光により生成し、色差を生じない色信号を色分解
フィルタ16を全て光軸L上に挿入して輝度信号Yに基
づく露光により生成するようになっている。
【0041】原色成分を分割して得られた各色信号RG
Bが演算部84において得られると、下記式(1)に基
づいて、輝度信号Yが演算される。
【0042】
【数1】 Y=R×0.3+G×0.59+B×0.11 ・・・(1) Y:輝度信号 R:表示画像におけるR信号 G:表示画像におけるG信号 B:表示画像におけるB信号 上記式に基づいて輝度信号Yが得られると、露光時間及
び露光回数に基づいて露光量(Ey)が決定される。輝
度信号Yによる露光量(Ey)が決定されると、これに
基づいて各色信号を補正し、各色露光量を下記式(2)
に基づいて得る。
【0043】
【数2】 R=Er−Ey G=Eg−Ey ・・・(2) B=Eb−Ey Ey:輝度信号Yによる露光量 Er:補正後のR色信号による露光量 Eg:補正後のG色信号による露光量 Eb:補正後のB色信号による露光量 図5(B)に示されるように、液晶素子21には、x方
向及びy方向への移動が各々設定されており、設定され
た移動を行ると共に、上記式により得られた補正色信号
及び輝度信号Yによる露光処理が行われるようになって
いる。
【0044】即ち、移動前の原位置、圧電素子64(図
3参照)による(0,y)への移動位置、圧電素子28
及び64による(x,y)への移動位置及び圧電素子2
8による(x,0)への移動位置において、輝度信号Y
による露光が行われる。一方、補正色信号による露光
は、原位置においてR、G、Bの各補正色信号により行
われる。これにより、液晶素子21の周辺に沿って規定
された液晶素子21に対応する印画紙38上の焼付領域
は、領域内全てが液晶素子21の有効透過領域21Bに
よって透過した露光光により露光されるようになってい
る。
【0045】従って、画像信号処理部82において表示
画像が形成されると、表示画像の各液晶素子21に対応
するR、G、Bの色成分に基づく色信号が設定され、こ
れに基づいて輝度信号Yが設定される。輝度信号Yによ
る露光は、所定の露光量で、液晶素子21の周縁に沿っ
て有効透過領域21Bを移動させて複数回行い、色成分
差となる補正色信号RGBによる露光は、各補正色信号
RGB毎に行う。これにより、液晶素子21の一部を占
めるブラックストライプ部21Aに対応する印画紙38
上の白抜けを生じることなく、画像を焼付けすることが
できるようになっている。
【0046】次に本実施の形態の作用を説明する。ネガ
画像記憶部30により一時記憶された焼付露光の対象と
なる画像データが、コントローラ24を介して液晶パネ
ルドライバ22に送信されると、液晶パネルドライバ2
2が作動して、送信された画像データに基づいて、マト
リクス状に配列された液晶素子21から構成される液晶
パネル20上にネガ画像が形成され、以下に説明するカ
ラー画像形成処理に従って、カラー画像が印画紙38に
焼付けされる。
【0047】以下に、図7を参照して、本実施の形態に
おけるカラー画像の形成について説明する。
【0048】ネガ画像記憶部30に記憶されているカラ
ー画像が焼付けの対象となると、ステップ100におい
て、印画紙38へ焼付けされる画像の画像データが、コ
ントローラ24に入力する。
【0049】画像データが入力すると、ステップ102
において、画像データに基づいて液晶パネル20の表示
面に形成される表示画像が形成され、ステップ104に
おいて、カラー画像に基づく表示画像を印画紙38に焼
付けするための色成分が設定される。各液晶素子21が
表示する画像は、色分解フィルタ16により生成される
R、G、Bの各色成分に対する透過状態として設定され
ている。
【0050】液晶素子毎の色成分が設定されると、ステ
ップ106において、設定された色成分に基づいて輝度
信号Yが演算されて決定される。輝度信号Yの演算に
は、前述した式(1)が適用される。
【0051】輝度信号Yが決定されると、ステップ10
8において、決定された輝度信号Yを各々の色信号から
減じて補正色信号RGBが決定される。色信号は各R、
G、B毎に各々決定され、輝度信号Yによる露光量に基
づいて、画像データに基づいて設定された色成分に基づ
く色信号を補正することによって決定される(式(2)
参照)。
【0052】補正色信号RGBが決定すると、ステップ
110において、輝度信号Yに基づいて画像を表示し、
ステップ112において、色分解フィルタ16が全て光
軸L上に挿入し、露光ステージに位置決めされた印画紙
38の所定の焼付領域に、輝度信号Yによる露光処理が
行われる。ここで、輝度信号Yによる露光量は、予め本
実施の形態では露光処理を4回行うことが設定されてい
るので、4回の露光量で適正な露光量となるように調整
されている。
【0053】輝度信号Yによる露光処理が終了すると、
ステップ114において、4回移動して輝度信号Yによ
る露光を行ったか否かが判断される。4回の移動を伴う
輝度信号Yの露光が終了していない場合には、判断は否
定されてステップ116に移行し、設定されている移動
方向に対応して、選択された圧電素子28及び64を通
電して、コントローラ24の移動制御部88から圧電素
子28を介して所定の移動量が液晶パネル移動部26に
与えられ、液晶パネル20を移動する。
【0054】液晶パネル20を移動すると、ステップ1
12に戻り、移動位置において輝度信号Yによる露光処
理が行われる。輝度信号Yによる露光処理は、予め設定
された移動順序に従って、設定された移動量で移動し
て、合計4回行われるようになっている。4回の輝度信
号Yによる露光が終了すると、ステップ114における
判断は肯定されて、ステップ118に移行する。
【0055】ステップ118では、R、G、Bの内の所
定の1の補正色信号RGBに基づいて液晶パネル20上
に画像を表示する。これに伴って、対応する色分解フィ
ルタ16のみが光軸L上に挿入する。
【0056】補正色信号RGBに基づいた画像が表示さ
れると、ステップ120において、表示された補正色信
号RGBに基づく露光処理が行われる。このときには液
晶パネル20は移動しないため、規定位置において露光
処理が行われる。
【0057】所定の1の補正色信号RGBによる露光処
理が終了すると、ステップ122において、R、G、B
の全ての補正色信号RGBによる露光処理を終了したか
否かが判断される。全ての補正色信号に基づいた露光処
理が終了していない場合には、判断は否定されてステッ
プ124に移行する。
【0058】ステップ124では、終了していないR、
G、Bの内の1の補正色信号RGBに基づいて液晶パネ
ル20上に画像が表示され、ステップ120に戻り、表
示された補正色信号RGBによる露光処理が行われる。
【0059】一方、全ての補正色信号RGBによる露光
処理が終了すると、ステップ122に判断は肯定され
て、一連のカラー画像形成処理を終了する。
【0060】カラー画像形成処理において印画紙38
は、位置決めされた状態で搬送されない。このため、印
画紙38上の所定の焼付領域には、輝度信号Yによる4
回の露光処理及び補正色信号RGBによる3回の露光処
理によって、合計7回の露光処理による画像が重ねられ
て焼付けされ、鮮明なカラー画像を得ることができる。
【0061】なお、移動を伴う露光処理においては、処
理順序即ち、輝度信号Yでの露光における移動順序並び
に、輝度信号Yによる露光と補正色信号RGBによる露
光との露光順序に関係なく迅速に仕上がり品質のよいカ
ラー画像を得ることができる。また、移動位置への移動
と移動位置おけるネガ画像の表示は、いずれを先に行っ
てもよい。
【0062】本実施の形態では、輝度信号Yを式(1)
に従って得たが、この式(1)に限定されない。
【0063】例えば、図6(B)に示されるように、上
記式(1)に従って輝度信号Yを得る代わりに、最も低
い色信号を有するR、G、B信号を疑似輝度信号Y′と
して用いることもできる。これにより、補正色信号RG
Bによる3回の露光を2回にして合計6回にすることが
でき、より迅速に同程度の仕上がり品質のよいカラー画
像を得ることができる。
【0064】本実施の形態では移動手段として電気的制
御が容易で構造をコンパクト化することができる圧電素
子を用いたが、液晶パネル20の移動を移動機構に与え
ることができれば、これに限られない。
【0065】なお、本実施の形態では、液晶パネル20
を用いた露光ステージを1つ有する画像形成装置を用い
たが、例えば1つの印画紙38に対して2つの露光ステ
ージを有し、一方では、通常のネガフィルムの露光を行
う画像焼付部となる所謂インデックスプリンタに適用し
てもよい。これにより、一層仕上がり品質のよいインデ
ックスプリントを得ることができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、迅
速に仕上がり品質のよいカラー画像を得ることができ
る。
【0067】また、簡便に且つ装置サイズの小型化を図
りながら仕上がり品質のよいカラー画像を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る液晶画像形成装置の
概略図である。
【図2】本実施の形態に係る液晶画像形成装置の液晶パ
ネル及びその周辺部の構造を示す分解斜視図である。
【図3】(A)は、本実施の形態に係る液晶画像形成装
置の液晶パネル及びその周辺部の構造を示す平面図、
(B)は、図3(A)の液晶パネルの移動を座標表示し
た場合の特性図である。
【図4】本実施の形態に係る液晶画像形成装置の制御系
統を示す概念図である。
【図5】(A)は、本実施の形態に係る液晶画像形成装
置の液晶パネルを構成する液晶素子の概略図、(B)
は、本実施の形態に係るカラー画像形成処理を説明する
概念図である。
【図6】(A)は、各色信号と輝度信号との関係を概念
的に説明した図、(B)は、各色信号と輝度信号との他
の関係を概念的に説明した図である。
【図7】本発明の他の実施の形態に係る液晶画像形成処
理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 液晶画像形成装置 12 プリント部 16 色分解フィルタ(カラーフィルタ) 18 ドライバ 20 液晶パネル 21 液晶素子 21A ブラックストライプ部 24 コントローラ(液晶素子制御手段) 26 液晶パネル移動部(移動機構) 28 圧電素子(移動手段) 64 圧電素子(移動手段) 82 画像処理部 84 演算部(信号処理手段) 86 焼付制御部(移動制御手段) 88 移動制御部(移動制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のピッチ寸法で縦横に複数配列さ
    れ、それぞれ有効光透過領域及び少なくとも配線に起因
    する光不透過領域を備えた液晶素子群から構成される液
    晶パネル上に、該有効光透過領域の透過状態に応じて画
    像を表示して、露光光による露光によって感光材料上に
    カラー画像を焼付けする液晶カラー画像形成方法におい
    て、 表示画像における原色信号RGBをR信号、G信号及び
    B信号に分解し、 分解された各色信号に基づいた輝度信号Yと、前記原色
    信号RGBから該輝度信号Yを減じた各補正色信号RG
    Bとを求め、 前記感光材料上の所定の焼付領域に対して、前記液晶パ
    ネルを、液晶素子の有効光透過領域が液晶素子の四隅に
    位置するように移動可能とし、各位置で輝度信号Yに応
    じて露光すると共に、所定の一位置で各補正色信号RG
    Bに応じて露光すること、 を特徴とする液晶カラー画像形成方法。
  2. 【請求項2】 所定のピッチ寸法で縦横に複数配列さ
    れ、それぞれ有効光透過領域及び少なくとも配線に起因
    する光不透過領域を備えた液晶素子群から構成される液
    晶パネルと、R、G、Bの各色光を与えるカラーフィル
    タと、を有し、該有効光透過領域の透過状態に応じて該
    液晶パネル上に画像を表示して、露光光により感光材料
    上の所定の焼付領域にカラー画像を焼付けする液晶カラ
    ー画像形成装置において、 前記液晶パネルを、液晶素子の有効光透過領域が液晶素
    子の四隅に位置するように配列平面上におけるX及びY
    方向で移動可能とする移動機構と、 所定の移動量を前記移動機構に与える移動手段と、 前記液晶パネルに表示される画像の原色信号をR、G、
    Bの各色信号に分解し、該色信号に基づいて輝度信号Y
    を演算すると共に、該色信号の各々から該輝度信号Yを
    減じて各補正色信号RGBを演算する信号処理手段と、 前記液晶素子を輝度信号に基づいて露光する際に、前記
    移動手段に移動の指示を与える移動制御手段と、 を有する液晶カラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段が圧電素子であることを特
    徴とする請求項2記載の液晶カラー画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114371569A (zh) * 2021-12-02 2022-04-19 深圳莱宝高科技股份有限公司 一体黑光阻层及其制备工艺、一体黑显示器件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114371569A (zh) * 2021-12-02 2022-04-19 深圳莱宝高科技股份有限公司 一体黑光阻层及其制备工艺、一体黑显示器件
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