JPH0983908A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH0983908A
JPH0983908A JP23281695A JP23281695A JPH0983908A JP H0983908 A JPH0983908 A JP H0983908A JP 23281695 A JP23281695 A JP 23281695A JP 23281695 A JP23281695 A JP 23281695A JP H0983908 A JPH0983908 A JP H0983908A
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JP
Japan
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image
display device
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JP23281695A
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English (en)
Inventor
Koichi Takahashi
高橋浩一
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0983908A publication Critical patent/JPH0983908A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型、軽量で、観察画角80°以上を可能に
し、かつ、画面全体において鮮明な画像が観察でき、さ
らに、大きい射出瞳径を有する画像表示装置。 【解決手段】 画像表示素子6と、その画像の実像を空
中に投影するリレー光学系5と、その実像を観察者眼球
に導く接眼光学系3とからなる画像表示装置であり、リ
レー光学系5と接眼光学系3の間に、少なくとも1つの
反射面4bを有し、かつ、観察者視軸2に対して傾くか
偏心した少なくとも2面4a、4bで構成された偏心光
学素子4を具備し、接眼光学系3は凹面で構成された反
射鏡であり、観察者視軸2に対して傾くか偏心してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置に関
し、特に、観察者の頭部又は顔面に保持することを可能
にする頭部又は顔面装着式画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、テレビジョン、コンピュータ
の画像を表示するCRT、LCD(液晶表示装置)等の
ディスプレイは、観察者の没入感、臨場感をより大きく
体感したいという要求のために、表示画面はより大き
く、より高解像のものが要求されている。また、近年で
は、人工現実感(バーチャルリアリティ)の効果を得る
ために、大型ディスプレイが種々開発されており、その
条件としてもまた、広画角、高解像があげられる。
【0003】他方、小さいディスプレイであっても、画
面を拡大視して観察することができれば、観察画角は大
きくなり、没入感、臨場感が増大し、さらに、バーチャ
ルリアリティの効果を得ることができるため、頭部装着
式の小型の画像表示装置が種々開発されている。
【0004】頭部装着式画像表示装置の従来技術とし
て、偏心して配置した接眼凹面鏡とリレー光学系を使用
した本出願人の特開平5−134208号の実施例の断
面図を図58に示す。図58において、Pは観察者眼球
33の回旋中心、Cは観察者にとって正面に相当する観
察者視軸、Q1 は観察者瞳位置、S8 はOを回転中心と
する回転楕円体、16はその回転楕円体の反射面、17
はリレー光学系の光軸、Q2 は回転楕円体の焦点、15
はリレー光学系、14は2次元画像表示素子である。
【0005】さらに、偏心して配置した、接眼凹面鏡、
リレー光学系と、偏心補正光学系を使用した本出願人の
先願(特願平5−21208号)の実施例の断面図を図
59に示す。図59において、22は観察者瞳位置、2
3は接眼凹面鏡、24は観察者視軸、28は偏心補正光
学系、34は2次元画像表示素子、35はリレー光学系
である。
【0006】この画像表示装置は、画像表示素子34の
画像をリレー光学系35で空中に実像を形成し、偏心補
正光学系28を介して接眼光学系23によってその実像
を観察者眼球に投影することで、接眼光学系23で発生
する像面の傾きと湾曲が補正されて、観察者にはフラッ
トな観察者像を提供できるものである。
【0007】さらに、従来の周知なものとして、特開平
3−101709号のものがある。図60に示すよう
に、この画像表示装置は、2次元画像表示素子の表示画
像を正レンズよりなるリレー光学系にて空中像として伝
達し、凹面反射鏡からなる接眼光学系でこの空中像を拡
大して観察者の眼球内に投影するものである。
【0008】また、従来の他のタイプのものとして、米
国特許第4,669,810号のものがある。この装置
は、図61に示すように、CRTの画像をリレー光学系
を介して中間像を形成し、反射ホログラフィック素子と
ホログラム面を有するコンバイナによって観察者の眼に
投影するものである。
【0009】また、従来の他のタイプのものとして、米
国特許第5,287,218号のものがある。この装置
は、図62に示すように、第1ミラーによって形成され
た観察者物体の中間像を、第2ミラーと、屈折要素と回
折要素を有するリレー光学系とによって像面に再結像す
るものである。
【0010】一方、画像表示素子を2枚用い、リレー光
学系を2種類使用して、注視点を高解像にする従来の画
像表示装置として、本出願人による特開平5−1342
08号の実施例の断面図を図63に示す。2枚の2次元
画像表示素子と、2種類のリレー光学系と、接眼光学系
とからなる画像表示装置において、接眼光学系の射出瞳
位置と共役なリレー光学系の近傍位置に光路を分割する
ハーフミラーを配備している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】頭部に装着するタイプ
の画像表示装置において、広い画角を確保することは画
像観察時の臨場感を高めるために必要な条件である。水
平画角40°程度から強く感じ始め、画角が広くなれば
なる程その心理効果は増大することが知られている。さ
らに、臨場感等を得るための画像表示装置には、広い画
角と共に、高い解像力を有すること、また、画面周辺を
観察するときに眼球の回旋運動によって視野がケラレな
いために、観察者の瞳位置を光学系の射出瞳とした場合
の瞳径をできるだけ大きくすることが重要である。
【0012】上記した課題に対して、従来の技術による
画像表示装置においては、まず、図58及び図60の画
像表示装置では、凹面鏡の接眼光学系とリレー光学系の
みであるため、収差補正上の制限から観察画角を大きく
することが困難である。また、図59の画像表示装置で
は、偏心補正光学系によって上記課題を解決している
が、偏心補正光学系は偏心したプリズムであるため、そ
の効果は限定されたものである。
【0013】さらに、図61及び図62の光学系では、
ホログラフィック素子又は回折光学素子を用いている。
これらの素子のパワーは回折角によって決まり、回折角
は素子のピッチに依存するため、素子自体のパワーは制
限を受ける。したがって、接眼光学系に用いる場合には
広い画角を設定することが難しくなる。また、リレー光
学系に用いる場合においても、波長による回折効率が異
なるいわゆる素子の分光透過率の差が大きい現象とな
り、観察像の色のバランスが悪化する。
【0014】他方、画像表示素子を複数枚使用し、光学
系の中でそれぞれの光路を結合して観察者の瞳に画像を
投影するタイプである図63のものにおいては、光路を
分割するためのハーフミラーの位置がリレー光学系のレ
ンズ群の中に配置されていること、光路を分割するため
の素子が別に必要であることから、リレー光学系自体が
長くなる。したがって、装置全体が大型化する。
【0015】本発明は従来技術の上記の問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的は、小型、軽量
で、単眼観察時の観察画角80°以上を可能にし、か
つ、画面全体において鮮明な画像が観察でき、さらに、
大きい射出瞳径を有する画像表示装置を提供することで
ある。
【0016】本発明の別の発明の目的は、小型、軽量
で、単眼観察時の観察画角80°以上を可能にし、か
つ、画面全体において鮮明な画像が観察でき、さらに、
大きい射出瞳径を有する画像表示装置において、選択的
に観察画像の解像力あるいは画像を変えることが可能な
画像表示装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の画像表示装置は、画像を表示する画像表示素
子と、前記画像の実像を空中に投影するリレー光学系
と、前記実像を観察者眼球に導く接眼光学系とからなる
画像表示装置において、前記リレー光学系と前記接眼光
学系の間に、少なくとも1つの反射面を有し、かつ、観
察者視軸に対して傾いた、又は、偏心した少なくとも2
面で構成された偏心光学素子を具備し、前記接眼光学系
は凹面で構成された反射鏡であり、前記観察者視軸に対
して傾いて、又は、偏心していることを特徴とするもの
である。
【0018】もう1つの本発明の画像表示装置は、画像
を表示する画像表示素子と、前記画像の実像を空中に投
影するリレー光学系と、前記実像を観察者眼球に導く接
眼光学系とからなる画像表示装置において、前記リレー
光学系と前記接眼光学系の間に、少なくとも1つの反射
面を有し、かつ、観察者視軸に対して傾いた、又は、偏
心した少なくとも2面で構成された偏心光学素子を具備
し、前記接眼光学系は、少なくとも2面を有し、観察者
側から第1面、第2面とした場合、第1面は透過面であ
り、第2面は観察者に対して凹面を向けた反射面又は半
透過面であり、前記観察者視軸に対して傾いて、又は、
偏心していることを特徴とするものである。
【0019】本発明の別の画像表示装置は、画像を表示
する画像表示素子と、前記画像の実像を空中に投影する
リレー光学系と、前記実像を観察者眼球に導く接眼光学
系とからなる画像表示装置において、前記リレー光学系
と前記接眼光学系の間に、少なくとも1つの半透過面を
有し、かつ、観察者視軸に対して傾いた、又は、偏心し
た少なくとも2面で構成された偏心光学素子を具備し、
前記偏心光学素子の前記少なくとも半透過面に対して、
反射側と透過側それぞれに第1リレー光学系及び第2リ
レー光学系を具備し、前記第1リレー光学系及び前記第
2リレー光学系の物体面近傍にそれぞれ第1画像表示素
子及び第2画像表示素子を具備することを特徴とするも
のである。
【0020】以下に、上記本発明の画像表示装置の作用
について説明する。以下の説明においては、特に指定し
ない限り、光学系の設計上の利便性から、観察者の瞳位
置から画像表示素子に向けて光線を追跡する逆光線追跡
によって行う。
【0021】本発明による装置全体の構成について、図
を用いて説明する。図53は、観察者右眼に本発明の画
像表示装置を装着した状態を観察者の上方より観察した
図である。図53において、1は観察者の瞳、8は観察
者の眼球、2は観察者が正面を向いたときの視軸、12
は観察者の鼻、13は観察者の耳である。
【0022】本発明の画像表示装置は、観察像を表示す
る画像表示素子6と、この画像表示素子6の実像を空中
に形成するリレー光学系5と、その実像を眼球に投影す
ると共に、光軸を屈曲させる働きを有する接眼光学系3
と、上記リレー光学系5と接眼光学系3の間に配備され
た偏心光学素子4とからなる。
【0023】偏心光学素子4は、少なくとも1つの反射
面を有し、観察者視軸に対して傾いた、又は、偏心した
少なくとも2面で構成されている。また、接眼光学系3
は、凹面で構成された反射鏡であることを特徴とする。
【0024】以下に、このような構成をとる理由と作用
を説明する。接眼光学系は、凹面で構成された反射鏡で
あることが重要である。頭部装着式画像表示装置は人間
の身体、特に頭部に装着する装置であるため、屈折系の
接眼光学系を用いた場合は、装置が顔面から突出する量
が大きく、装着時のバランスが悪い。また、装置を装着
して移動、回転等を行うときに装置が物にぶつかるおそ
れも生じる。凹面の反射鏡であれば、顔面からの突出量
が少ないものとなるため、装置の構成上有利となる。さ
らに、この反射鏡が観察者視軸に対して傾いて、又は、
偏心していることが望ましい。凹面鏡を観察者眼球の正
面に配置すると、瞳から出た光線はそのまま観察者顔面
側に反射するため、他の光学素子が顔面と干渉してしま
い、配備することができない。凹面鏡を観察者視軸に対
して傾ける、又は、偏心させることで、凹面鏡で反射後
の視軸が屈曲し、顔面の側方、上方等に他の光学素子を
配備することができる。
【0025】さらに、観察者視軸と反射後の観察者視軸
のなす角をαとすると、次式を満足することが望まし
い。 30°<α<60° ・・・(1) (1)式の下限の30°よりも小さい場合は、接眼光学
系によって反射した光線と観察者顔面が干渉してしま
う。(1)式の上限の60°を越えると、接眼光学系に
おける反射角が大きくなりすぎ、収差が他の光学系で補
正できないものとなる。
【0026】また、偏心光学素子は少なくとも1つの反
射面を有し、接眼光学系で反射後の観察者視軸に対して
傾いた、又は、偏心した少なくとも2面で構成されてい
ることが重要である。このとき、接眼光学系で反射後の
視軸と偏心光学系の第2面のなす角をβとするとき、次
式を満足することが望ましい。
【0027】 40°<β<80° ・・・(2) (2)式の下限の40°よりも小さい場合は、偏心光学
素子による反射角が非常に大きくなり、上側(鼻側)の
軸外光線が視軸から大きく離れてしまう。(2)式の上
限の80°を越えると、偏心光学素子によって反射した
光線は接眼光学系側に戻ってしまうため、リレー光学系
と接眼光学系が干渉してしまう。
【0028】瞳を出た光線は、接眼光学系によって反射
されるが、接眼光学系が偏心した凹面鏡であるために、
傾いて湾曲した像面を形成する。この傾いて湾曲した像
面をリレー光学系において非球面等を用いて補正しよう
とすると、リレー光学系が大型で非常に複雑なものにな
ってしまう。そこで、本発明においては、少なくとも1
つの反射面を有し、観察者視軸に対して傾いた、又は、
偏心した2面で構成された偏心光学素子を接眼光学系と
リレー光学系の間に配備することによって、像面の傾き
と湾曲を同時に補正することに成功したものである。
【0029】この点を図54を用いて詳しく説明する。
図54において、1は観察者の瞳位置、2は正面を向い
た場合の観察者の視軸、3は接眼光学系、4は偏心光学
素子、4aは偏心光学素子の接眼光学系側の面(第1
面)、4bは偏心光学素子の観察者側の面(第2面)で
ある。接眼光学系3によって形成される像面30は、視
軸2に対して図のように傾いて湾曲している。以下に、
画像表示素子のフラットな物体面が接眼光学系3で形成
される像面30に変換される作用を順追跡によって説明
する。
【0030】リレー光学系のみによって形成される像面
は、図54に示すように、上側光線Jは略無限遠に結像
し、下側光線SはK点に結像している。このような結像
状態を偏心光学素子4によって、接眼光学系3で形成さ
れる像面30に変換することができる。
【0031】まず、像面の傾きの補正について説明す
る。画像表示素子からの上側光線Jはリレー光学系を介
して偏心光学系4に大きな入射角を持って入射し、偏心
光学素子4の中での長い光路を有して接眼光学系3側に
射出される。逆に、下側光線Sは偏心光学系4に対して
略垂直に入射し、短い光路を有して接眼光学系3側に射
出される。つまり、偏心光学素子4は、光学的には、図
において上側は長く、下側は短い楔形状を有することに
なる。この効果によって、上側光線Jの結像位置は近い
位置になり、下側光線Sの結像位置はほとんど変化しな
いために、像面の傾きを大幅に補正することができる。
さらに、像面の湾曲補正については、偏心光学素子4の
第1面4aが接眼光学系3に対して凸面を向けた曲面で
あり、強い正のパワーを有しているため、リレー光学系
によって投影され、事実上楔形状をした偏心光学素子4
によって傾き補正された像面を接眼光学系3によって形
成された像面30のような湾曲した像面に変換すること
ができる。
【0032】一方、偏心光学素子4は、光学系全体の瞳
収差の補正に有効である。以下に、その説明をする。図
55(a)に偏心光学素子がない場合の瞳1の結像状態
を示す。上側光線Jは画像表示素子の近傍JGに結像
し、下側光線Sはリレー光学系よりも接眼光学系側SG
に結像しており、非常に大きな瞳収差が示されている。
この瞳収差は、偏心光学素子4によって有効に補正され
る。偏心光学素子4によって補正された瞳の結像状態を
図55(b)に示す。偏心光学素子4の第1面4aが接
眼光学系に対して凸面を向けた曲面であるため、強い正
のパワーを有しており、特に上側の曲率が強い構成であ
る。上側光線Jは第1面4aに入射し、第2面4bで反
射して再び第1面4aで屈折されるため、上側光線Jに
対するパワーは非常に強く、上側光線Jの瞳結像位置は
偏心光学素子4に近くなり、反対に、第1面4aの下側
は比較的曲率の弱い形状であるため、下側光線Sの瞳結
像位置は偏心光学素子4の光路差によって若干変化する
程度である。したがって、瞳収差が補正され、偏心光学
素子4とリレー光学系5の間のGの位置に瞳共役位置が
形成される。
【0033】接眼光学系として、少なくとも2面を有
し、観察者側から第1面、第2面とした場合、第1面は
透過面であり、第2面は観察者に対して凹面を向けた反
射面又は半透過面であり、観察者視軸に対して傾いた、
又は、偏心したものであることが画像表示装置に有効に
作用する。
【0034】より広画角な小型の画像表示装置において
は、接眼光学系の最初の反射面である第2面の傾き角が
大きくなり、高次コマ収差の発生が増える。また、面の
傾きによって発生する非点収差も増大するため、接眼光
学系が通常の表面鏡ではこれらの収差補正を十分に行う
ことが困難になってしまう場合がある。そこで、接眼光
学系である凹面鏡に入射する前に、屈折作用を有する第
1面を配備することによって、反射面である第2面での
光束径を小さくできる。したがって、高次のコマ収差の
発生が少なくなり、画像表示画面周辺まで鮮明に画像を
観察することができる。また、画像周辺での主光線は第
1面によって屈折されるために、反射面である第2面に
入射する光線高を低くすることができるため、表面鏡の
場合よりもさらに観察画角を大きく設定することが可能
となる。上述した本発明の構成による画像表示装置にお
いては、水平画角90°を達成している(後記の実施例
6、7参照)。
【0035】また、接眼光学系の少なくとも1面は非球
面であることが収差補正上有効である。これは、観察者
視軸方向をZ方向、このZ方向に直交する左右方向をY
方向と定義する場合、Y方向に偏心又は視軸から傾いて
配置される接眼光学系で発生するコマ収差、特に高次コ
マ収差やコマフレアーを補正するために重要な条件であ
る。
【0036】本発明のように、観察者眼球の前方に偏心
したあるいは傾いた反射面を有するタイプの接眼光学系
を用いる画像表示装置においては、観察者視軸上におい
ても反射面に入射する光線が斜めになるため、コマ収差
が発生する。このコマ収差は反射面の傾き角が大きくな
るに従って大きくなる。しかしながら、小型で広画角の
画像表示装置を実現しようとすると、偏心量又は傾き角
をある程度大きくしないと観察者顔面と光路が干渉する
ため、広画角な観察像を確保することが困難になる。そ
のため、広画角の画像表示装置になればなる程反射面の
傾き角が大きくなり、高次コマ収差の発生を如何に補正
するかが重要な問題となる。
【0037】このような複雑なコマ収差を補正するため
には、接眼光学系を構成する少なくとも1面を偏心した
非球面とすることで、光学系のパワーを視軸に対して非
対称な構成にすることができ、さらに、軸外においては
非球面の効果を利用することができるため、軸上を含め
たコマ収差の補正を有効に行うことが可能となる。
【0038】また、接眼光学系の少なくとも1面はアナ
モフィック面であることが重要である。つまり、Y−Z
面内の曲率半径と、この面と直交するX−Z面内の曲率
半径が異なる面であることである。この条件は、接眼光
学系が視軸に対して偏心あるいは傾いているために起こ
る収差を補正するための条件である。一般に、球面が偏
心していると、その面に入射する光線は、入射面内と入
射面に直交する面内で光線に対する曲率が異なる。この
ため、本発明のように観察者眼球の前に反射面が視軸に
対して偏心あるいは傾いて配置されている接眼光学系で
は、観察画像中心に当たる視軸上の観察像も上記理由に
より非点収差が発生する。この軸上の非点収差を補正す
るために、接眼光学系の第1面、第2面の何れか1面の
曲率半径は入射面内とこれと直交する面内において異な
るものとすることが重要になる。
【0039】観察者視軸を含む上下方向の面をX−Z
面、観察者視軸を含む左右方向の面をY−Z面と定義す
る場合、アナモフィック面である接眼光学系の少なくと
も1面のY−Z面内における曲率半径をRy 、X−Z面
内における曲率半径をRx とするとき、 Ry /Rx >1 ・・・(3) を満たすことが望ましい。
【0040】(3)式は、接眼光学系が視軸に対して傾
いているために起こる収差、特に軸上を含む非点収差を
補正するための条件である。一般的に、画角が大きくな
ると、高次の非点収差が現れ、凸レンズ系では子午像は
画角が大きくなると負の方向に大きくなり、球欠像は正
の方向に大きくなる。これらの非点収差を補正するため
には、子午面内のパワーを小さくし、球欠面内のパワー
を大きくするような光学系の構成にすることが必要とな
る。したがって、少なくとも1つのアナモフィック面に
おける曲率半径はY方向を大きく、X方向を小さくする
ことが収差補正上好ましい。
【0041】また、偏心光学素子の少なくとも1面は非
球面であることが収差補正上有効である。これは、Y方
向に偏心又は視軸から傾いて配置される接眼光学系で発
生するコマ収差、特に高次コマ収差やコマフレアーを補
正するために重要な条件である。上述した接眼光学系の
少なくとも1面が非球面であることと同様に、コマ収差
の補正の効果を得ることができる。また、偏心光学素子
においては、光束は斜めに入射し、屈折され、第2面で
反射して再び第1面で屈折されるため、第2面で発生す
るコマ収差の補正を偏心した非球面である第1面で行う
ことができる。
【0042】その場合、偏心光学素子の少なくとも1面
はアナモフィック面であることが重要である。つまり、
Y−Z面内の曲率半径と、この面と直交するX−Z面内
の曲率半径が異なる面であることである。この条件も上
述した接眼光学系の何れか1面がアナモフィック面であ
ることと同様に、接眼光学系が視軸に対して偏心あるい
は傾いているために起こる収差、特に軸上を含めた非点
収差を補正するための条件である。
【0043】また、画像表示素子の表示面は視軸に対し
て傾いて配備されていることが重要である。光学素子を
構成する屈折面あるいは反射面が偏心又は傾いている場
合、瞳からの光線は屈折面あるいは反射面での屈折角又
は反射角が像高によって異なり、像面が視軸に対して傾
くことがある。その場合、画像表示素子面を視軸に対し
て傾いて配備することで、像面の傾きを補正することが
可能となる。
【0044】また、リレー光学系の少なくとも1面は、
観察者視軸に対してティルトあるいはディセンタリング
していることが望ましい。リレー光学系の少なくとも1
面がティルトあるいはディセンタリングすることによ
り、観察者視軸に対して画像表示素子側の画像とその反
対側の画像での非対称に発生するコマ収差の補正や画像
表示素子を配置する面を、偏心光学素子の第2面での反
射後の光軸に対して略垂直に配置することが可能とな
る。
【0045】また、リレー光学系の全ての光学素子が同
軸上に配備されていると、装置全体の製作性が良好にな
り、それに伴ってコストダウンにも繋がる。リレー光学
系の全ての光学素子が同軸上に配備されていれば、偏心
光学素子から画像表示素子までの光学系を通常用いられ
る鏡胴に装填できるため、リレー光学系自体の製作性は
向上し、装置全体の組立が容易となるため、装置のコス
トダウンが可能となる。
【0046】図56は、観察者右眼に本発明の第2発明
の画像表示装置を装着した状態を観察者の上方より観察
した図である。図56において、1は観察者の瞳、8は
観察者の眼球、2は観察者が正面を向いたときの視軸、
12は観察者の鼻、13は観察者の耳である。
【0047】第2発明の画像表示装置は、観察像を表示
する画像表示素子を2つ6a、6b用い、これらの画像
表示素子6a、6bの実像を空中に形成する2つのリレ
ー光学系5a、5bと、その実像を眼球8に投影すると
共に、光軸を屈曲させる働きを有する接眼光学系3と、
上記リレー光学系5a、5bと接眼光学系3の間に配備
された偏心光学素子4とからなる。
【0048】偏心光学素子4は、少なくとも1つの半透
過面を有し、観察者視軸に対して傾いた、又は、偏心し
た少なくとも2面で構成されている。また、接眼光学系
3は、凹面で構成された反射鏡であることを特徴とす
る。
【0049】実際に上記した構成で使用した場合を、後
記の実施例8を例にとって説明する。偏心光学素子4の
第2面4bを半透過面とすることによって、接眼光学系
3で反射された光線は、半透過面である偏心光学素子4
の第2面4bで反射したものと、透過したものとに分割
される。偏心光学素子4で反射した側の光学系の仕様
は、水平画角80°、射出瞳径12mmとし、透過側の
光学系の仕様は、水平画角40°、射出瞳径8mmとし
ている。反射側の光学系による提示画面は全体を表示す
るものとし、透過側の画像表示素子6bは画素密度の高
いものとすることで、提示画面は中心部のみを高解像に
して観察者に提供することとする。
【0050】別の使用法としては、反射側の光学系によ
って画面全体を表示しており、観察者の眼球8の視線を
検知する手段あるいは観察者の頭部の動きを検知する手
段を設けているものとする。それらの検知手段による信
号によって観察者の注視している部分又は観察者の見た
い部分を選択し、その選択された部分の画像のみを透過
側の光学系で高解像に表示させる。又は、別の画像を表
示させることが可能となる。
【0051】これらの構成による画像表示装置を用いる
ことによって、例えば、観察者は観察画面中央部あるい
は注視する領域は高解像で観察できるため、大きな臨場
感を得ることができ、解像が高いために疲労を低減する
ことができる。一方、別の使用法によれば、注視した領
域に全体の画像とは異なる画像を表示することで、強い
立体感が得られる等の効果が期待できる。
【0052】この場合、第1リレー光学系又は第2リレ
ー光学系の少なくとも1面は、観察者視軸に対してティ
ルトあるいはディセンタリングしていることが望まし
い。第1、第2それぞれのリレー光学系の少なくとも1
面が観察者視軸に対してティルトあるいはディセンタリ
ングすることにより、観察者視軸に対して画像表示素子
側の画像とその反対側の画像での非対称に発生するコマ
収差の補正や、画像表示素子を配置する面を偏心光学素
子の第2面での反射後の光軸に対して略垂直に配置する
ことが可能となる。
【0053】また、第1リレー光学系及び第2リレー光
学系それぞれの光学素子が同軸上に配備されていると、
装置全体の製作性が良好になり、それに伴ってコストダ
ウンにも繋がる。第1、第2リレー光学系の全ての光学
素子が同軸上に配備されていれば、偏心光学素子から画
像表示素子までの光学系を通常用いられる鏡胴に装填で
きるため、リレー光学系自体の製作性は向上し、さらに
装置全体の組立が容易となるため、装置のコストダウン
が可能となる。
【0054】また、第1リレー光学系及び第2リレー光
学系と接眼光学系によって形成されるそれぞれの射出瞳
位置が異なるものとすることが望ましい。通常、観察者
が画面中心を観察している場合の光学系の射出瞳位置は
観察者の虹彩位置近傍に設定される。一方、観察者が画
面周辺に注視しているとき、光学系の射出瞳の位置が眼
球の虹彩近傍に設定されていたならば、眼球自体が回転
するため眼球に入射する光束はケラレやすくなる。そこ
で、光学系の射出瞳位置を観察者の眼球の回旋中心近傍
とすることで、この光束のケラレを解消することができ
る。
【0055】また、第1画像表示素子と第2画像表示素
子は、それぞれ異なった画像を表示することによって、
本発明を有効に利用することになる。上述したように、
偏心光学素子によって透過と反射に分割され、一方には
画面全体の画像を表示できるように画像表示素子に画像
を表示し、もう一方にはある部分のみの画像を表示する
ことによって、ある部分の画像のみを高解像にする、又
は、スポット的に別の画像を表示することができる。こ
のような効果を得るためには、第1、第2の画像表示素
子には別の画像を表示することが必要となる。
【0056】第1画像表示素子と第2画像表示素子の何
れか一方を移動可能にすることで有効に作用させること
が可能となる。例えば、偏心光学素子の反射側の第1画
像表示素子を固定にし、透過側の第2画像表示素子を移
動できるようにする。この場合、例えば観察者の視線を
検知した情報によって観察者の注視している領域を選択
し、その部分のみを高解像とする場合、高解像とする領
域を提示する画角は全体の表示画角に比べて狭いもので
よい。さらに、注視点は全体の画像の中を動き回るた
め、その注視点の移動に伴って透過側の画像表示素子を
移動させることが必要となる。
【0057】画像表示素子と接眼光学系を観察者頭部に
対して位置決めする位置決め手段を有することによっ
て、観察者は安定した観察像を観察することが可能とな
る。
【0058】画像表示素子と接眼光学系を観察者頭部に
対して支持する支持手段を有し、観察者頭部に装着でき
るようにすることによって、観察者は自由な観察姿勢
や、観察方向で画像を観察することが可能となる。
【0059】また、少なくとも2組の以上のような画像
表示装置を一定の間隔で支持する支持手段を有すること
によって、観察者は左右両眼で楽に観察することが可能
となる。また、左右の組の画像表示面に視差を与えた画
像を表示し、両眼でそれらを観察することによって、立
体像を楽しむことが可能となる。
【0060】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の画像表示の実施
例1から13について、それぞれの単眼用の画像表示装
置の断面図である図1〜図13を参照して説明する。
【0061】各実施例の構成パラメータは後記するが、
以下の説明において、面番号は、観察者の瞳位置1ある
いは回旋中心位置1’から画像表示素子6、6bへ向う
逆追跡の面番号として示してある。そして、座標の取り
方は、図1に示すように、観察者の虹彩位置1あるいは
回旋中心位置1’を原点とし、観察者視軸2を原点から
接眼光学系3に向かう方向を正とするZ軸、観察者視軸
2に直交し、観察者眼球から見て上下方向の下から上を
正とするX軸、観察者視軸2に直交し、観察者眼球から
みて左右方向の左から右を正とするY軸と定義する。つ
まり、紙面内をYーZ面とし、紙面と垂直方向の面をX
−Z面とする。また、光軸は紙面のY−Z面内で折り曲
げられるものとする。
【0062】そして、後記する構成パラメータ中におい
て、偏心量Y,Zと傾き角θが記載されている面につい
ては、特にことわりのないかぎり基準面である1面(瞳
位置1又は1’)からのその面の面頂のY軸方向、Z軸
方向の偏心量、及び、その面の中心軸のZ軸からの傾き
角を意味し、その場合、θが正は反時計回りを意味す
る。また、(前の面に対して)ことわりのある面に関し
ては、その前の面の中心軸に沿ってその前の面で与えら
れている面間隔の点が基準点になり、その前の面の中心
軸を新たなZ軸方向とし、新たなY軸方向、Z軸方向の
偏心量、及び、その面の中心軸の新たなZ軸からの傾き
角を意味する。なお、偏心量Y,Zと傾き角θの記載の
ない面は、その前の面と同軸であることを意味する。
【0063】また、面間隔は、同軸系部分についてのみ
与えられ、その面から次の面又は次の面の基準点までの
軸上間隔である。なお、面間隔は、光軸に沿って逆追跡
の方向を正として示してある。
【0064】また、各面において、非回転対称な非球面
形状は、その面を規定する座標上で、Ry 、Rx はそれ
ぞれY−Z面(紙面)内の近軸曲率半径、X−Z面内で
の近軸曲率半径、Kx 、Ky はそれぞれX−Z面、Y−
Z面内の円錐係数、AR、BRはそれぞれZ軸に対して
回転対称な4次、6次の非球面係数、AP、BPはそれ
ぞれZ軸に対して回転非対称な4次、6次の非球面係数
とすると、非球面式は以下に示す通りである。
【0065】 Z =[( X2/Rx )+ (Y2/Ry ) ]/[1+{ 1-(1+Kx ) ( X2/Rx 2) -(1+Ky ) ( Y2/Ry 2)}1/2 ] +AR[ (1-AP) X2+( 1+AP) Y2 2 +BR[ (1-BP) X2+( 1+BP) Y2 3 なお、面と面の間の媒質の屈折率はd線の屈折率で表
す。アッベ数はd線のアッベ数で表す。長さの単位はm
mである。
【0066】さて、以下に示す実施例は全て右眼用の画
像表示装置であり、左眼用は構成す光学要素を全てY−
Z面に対称に配備することで実現できる。また、実際の
装置においては、接眼光学系によって光軸が屈曲する方
向は、観察者の上方あるいは下方、側方何れの方向にあ
ってもよいことは言うまでもない。
【0067】それぞれの断面図において、図中、1は観
察者瞳位置、2は観察者視軸、3は接眼光学系、4は偏
心光学素子、5、5a、5bはリレー光学系、6、6
a、6bは画像表示素子である。
【0068】各実施例における実際の光線経路は、実施
例1を例にとると次のようになる。すなわち、画像表示
素子6から発した光線束はリレー光学系5に入射し、さ
らに偏心光学素子4の第1面4aに入射し、第2面4b
で反射されて再び第1面4aで屈折されて、接眼光学系
3に入射し、反射されて観察者の瞳の虹彩位置又は眼球
の回旋中心を射出瞳1として観察者の眼球内に投影され
る。なお、偏心光学素子4の第2面4bが半透過面であ
る場合(実施例8〜13)は、第2の画像表示素子6b
から発した光線束は第2のリレー光学系5bに入射し、
さらに偏心光学素子4の第2面4bに入射して屈折さ
れ、次いでその第1面4aで屈折されて接眼光学系3に
入射し、反射されて観察者の瞳の虹彩位置又は眼球の回
旋中心を射出瞳として観察者の眼球内に投影される。第
1の画像表示素子6aから発した光線束については、実
施例1と同様である。
【0069】〔実施例1〕本実施例は、図1に断面図を
示すが、水平画角80°、垂直画角64.3°、瞳径1
2mmである。後記する構成パラメータにおいて、2、
3、4、5面はアナモフィック非球面であり、他の面は
球面である。接眼光学系3は表面反射の凹面鏡である。
リレー光学系5は2枚の球面レンズで構成されており、
同軸上に配備されている。
【0070】〔実施例2〕本実施例は、図2に断面図を
示すが、水平画角80°、垂直画角64.3°、瞳径1
2mmである。後記する構成パラメータにおいて、2、
3、4、5面はアナモフィック非球面であり、他の面は
球面である。接眼光学系3は表面反射の凹面鏡である。
リレー光学系5は3枚の球面レンズで構成されており、
同軸上に配備されている。
【0071】〔実施例3〕本実施例は、図3に断面図を
示すが、水平画角80°、垂直画角64.3°、瞳径1
2mmである。後記する構成パラメータにおいて、2、
3、4、5面はアナモフィック非球面であり、他の面は
球面である。接眼光学系3は表面反射の凹面鏡である。
リレー光学系5は4枚の球面レンズで構成されており、
同軸上に配備されている。
【0072】〔実施例4〕本実施例は、図4に断面図を
示すが、水平画角80°、垂直画角64.3°、瞳径1
2mmである。後記する構成パラメータにおいて、2、
3、4、5面はアナモフィック非球面であり、他の面は
球面である。接眼光学系3は表面反射の凹面鏡である。
リレー光学系5は3枚の球面レンズで構成されており、
それぞれが偏心して配備されている。
【0073】〔実施例5〕本実施例は、図5に断面図を
示すが、水平画角80°、垂直画角64.3°、瞳径1
2mmである。後記する構成パラメータにおいて、2、
3、4、5面はアナモフィック非球面であり、他の面は
球面である。接眼光学系3は表面反射の凹面鏡である。
リレー光学系5は4枚の球面レンズで構成されており、
それぞれが偏心して配備されている。
【0074】〔実施例6〕本実施例は、図6に断面図を
示すが、水平画角90°、垂直画角73.7°、瞳径1
2mmである。後記する構成パラメータにおいて、3、
5、6、7面はアナモフィック非球面であり、他の面は
球面である。接眼光学系3は裏面反射の凹面鏡である。
リレー光学系5は1枚の球面レンズで構成されており、
偏心して配備されている。
【0075】〔実施例7〕本実施例は、図7に断面図を
示すが、水平画角90°、垂直画角73.7°、瞳径1
2mmである。後記する構成パラメータにおいて、2、
3、4、5、6、7面はアナモフィック非球面であり、
他の面は球面である。接眼光学系3は裏面反射の凹面鏡
である。リレー光学系5は2枚の球面レンズで構成され
ており、それぞれ偏心して配備されている。
【0076】〔実施例8〕本実施例は、図8に実施例3
と本実施例を組み合わせた場合の断面図を示すが、実施
例3において偏心光学素子4を透過した場合のリレー光
学系5bである。水平画角40°、垂直画角30.6
°、瞳径8mmであり、射出瞳1’位置は実施例3の場
合よりも10mm眼球内部側に設定されている。つま
り、実施例3の偏心光学系4で反射して眼球に投影する
光学系の射出瞳1位置は観察者虹彩位置とし、本実施例
の射出瞳1’位置は観察者眼球の回旋中心位置を想定し
いてる。後記する構成パラメータにおいては、偏心光学
素子4の第2面4bを半透過面とした場合の透過後のリ
レー光学系5b及び画像表示素子6bについてのみの構
成パラメータを示す。2、3面はアナモフィック面であ
り、他の面は球面である。リレー光学系5bは偏心した
2枚のレンズで構成されている。
【0077】〔実施例9〕本実施例は、図9に実施例3
と本実施例を組み合わせた場合の断面図を示すが、実施
例3において偏心光学素子4を透過した場合のリレー光
学系5bである。水平画角40°、垂直画角30.6
°、瞳径8mmであり、射出瞳1’位置は実施例3の場
合よりも10mm眼球内部側に設定されている。つま
り、実施例3の偏心光学系4で反射して眼球に投影する
光学系の射出瞳1位置は観察者虹彩位置とし、本実施例
の射出瞳1’位置は観察者眼球の回旋中心位置を想定し
ている。後記する構成パラメータにおいては、偏心光学
素子4の第2面4bを半透過面とした場合の透過後のリ
レー光学系5b及び画像表示素子6bについてのみの構
成パラメータを示す。全ての面は球面である。リレー光
学系5bは偏心した4枚のレンズで構成されている。
【0078】〔実施例10〕本実施例は、図10に実施
例1と本実施例を組み合わせた場合の断面図を示すが、
実施例1において偏心光学素子4を透過した場合のリレ
ー光学系5bである。水平画角40°、垂直画角30.
6°、瞳径8mmである。後記する構成パラメータにお
いては、偏心光学素子4の第2面4bを半透過面とした
場合の透過後のリレー光学系5b及び画像表示素子6b
についてのみの構成パラメータを示す。2、3面はアナ
モフィック面であり、他の面は球面である。リレー光学
系5bは偏心した2枚のレンズで構成されている。
【0079】〔実施例11〕本実施例は、図11に実施
例1と本実施例を組み合わせた場合の断面図を示すが、
実施例1において偏心光学素子4を透過した場合のリレ
ー光学系5bである。水平画角60°、垂直画角46.
8°、瞳径4mmである。後記する構成パラメータにお
いては、偏心光学素子4の第2面4bを半透過面とした
場合の透過後のリレー光学系5b及び画像表示素子6b
についてのみの構成パラメータを示す。2、3面はアナ
モフィック面であり、他の面は球面である。リレー光学
系5bは偏心した3枚のレンズで構成されている。
【0080】〔実施例12〕本実施例は、図12に実施
例1と本実施例を組み合わせた場合の断面図を示すが、
実施例1において偏心光学素子4を透過した場合のリレ
ー光学系5bである。水平画角60°、垂直画角46.
8°、瞳径4mmである。後記する構成パラメータにお
いては、偏心光学素子4の第2面4bを半透過面とした
場合の透過後のリレー光学系5b及び画像表示素子6b
についてのみの構成パラメータを示す。全ての面は球面
である。リレー光学系5bは偏心した4枚のレンズで構
成されている。
【0081】〔実施例13〕本実施例は、図13に実施
例1と本実施例を組み合わせた場合の断面図を示すが、
実施例1において偏心光学素子4を透過した場合のリレ
ー光学系5bである。水平画角60°、垂直画角46.
8°、瞳径12mmである。後記する構成パラメータに
おいては、偏心光学素子4の第2面4bを半透過面とし
た場合の透過後のリレー光学系5b及び画像表示素子6
bについてのみの構成パラメータを示す。9面はアナモ
フィック面であり、他の面は球面である。リレー光学系
5bは偏心した5枚のレンズで構成されている。
【0082】以下に、上記実施例1〜13の構成パラメ
ータを示す。 実施例1 面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数 (偏心量) (傾き角) 1 ∞(瞳) 2 Ry -111.388 Y -64.014 θ -12.78° Rx -86.545 Z 58.000 Ky 0.459 Kx 0.192096 AR 1.36748×10-9 BR -1.4175 ×10-14 AP 4.38595 BP 5.4541 3 Ry -77.957 1.5163 64.10 Rx -52.428 Y -56.150 θ 8.10° Ky 1.434719 Z 1.258 Kx -1.374891 AR 1.67809×10-8 BR 1.12419×10-9 AP -3.33644 BP -0.0794838 4 Ry 695.598 1.5163 64.10 Rx 485.520 Y -86.093 θ 8.69° Ky 0 Z -18.794 Kx 0 AR -2.20897×10-9 BR -1.22261×10-10 AP 2.23678 BP -0.480876 5 Ry -77.957 Y -56.150 θ 8.10° Rx -52.428 Z 1.258 Ky 1.434719 Kx -1.374891 AR 1.67809×10-8 BR 1.12419×10-9 AP -3.33644 BP -0.0794838 6 58.359 15.137 1.6200 60.30 Y -87.854 θ -20.00° Z 17.781 7 -47.862 2.725 8 33.696 18.082 1.6200 60.30 9 -172.352 10 (画像表示素子) Y -104.726 θ -40.31° Z 59.103 (1)α = 45.92° (2)β = 64.54° (3)Ry /Rx = 1.287 。
【0083】実施例2 面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数 (偏心量) (傾き角) 1 ∞(瞳) 2 Ry -112.203 Y -53.425 θ -8.16° Rx -90.880 Z 61.039 Ky 0.451178 Kx -0.101448 AR 3.88648×10-8 BR -9.06912×10-16 AP 0.0861223 BP 9.22942 3 Ry -81.167 1.5163 64.10 Rx -81.265 Y -76.922 θ 10.73° Ky 0 Z -29.869 Kx 0 AR 6.88835×10-7 BR -7.81868×10-17 AP -0.0769981 BP -61.8293 4 Ry 1330.917 1.5163 64.10 Rx 501.536 Y -98.239 θ 10.29° Ky 0 Z -45.058 Kx 0 AR -2.07833×10-7 BR -2.56955×10-12 AP 0.0781516 BP -1.40503 5 Ry -81.167 Y -76.922 θ 10.73° Rx -81.265 Z -29.869 Ky 0 Kx 0 AR 6.88835×10-7 BR -7.81868×10-17 AP -0.0769981 BP -61.8293 6 77.096 5.769 1.5156 67.48 Y -103.000 θ -0.20° Z 2.925 7 -245.058 0.104 8 45.547 8.576 1.4904 70.01 9 384.615 8.997 10 52.418 9.844 1.7440 44.70 11 -260.865 12 (画像表示素子) Y -112.269 θ -26.72° Z 47.392 (1)α = 40.12° (2)β = 69.07° (3)Ry /Rx = 1.234 。
【0084】実施例3 面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数 (偏心量) (傾き角) 1 ∞(瞳) 2 Ry -105.401 Y -61.929 θ -12.18° Rx -82.442 Z 58.871 Ky 0.32259 Kx -0.300804 AR 8.96399×10-8 BR -1.32457×10-11 AP -0.153282 BP -0.759759 3 Ry -67.34402 1.5163 64.10 Rx -73.913 Y -101.890 θ 0.30° Ky 0 Z -21.088 Kx 0 AR 4.69582×10-7 BR 1.45754×10-17 AP 0.416985 BP 79.5618 4 Ry 3743.526 1.5163 64.10 Rx 524.001 Y -93.251 θ 13.90° Ky 0 Z -43.646 Kx 0 AR -5.00425×10-7 BR -3.17601×10-18 AP -0.0496521 BP-225.626 5 Ry -67.34402 Y -101.890 θ 0.30° Rx -73.913 Z -21.088 Ky 0 Kx 0 AR 4.69582×10-7 BR 1.45754×10-17 AP 0.416985 BP 79.5618 6 67.892 6.321 1.6222 59.85 Y -108.096 θ 7.97° Z 8.892 7 2208.561 0.100 8 63.733 14.798 1.5413 65.28 9 -37.410 1.500 1.7492 27.84 10 -136.209 5.690 11 78.917 7.308 1.7071 41.54 12 -145.382 13 (画像表示素子) Y -113.106 θ -27.06° Z 57.453 (1)α = 44.64° (2)β = 68.48° (3)Ry /Rx = 1.278 。
【0085】実施例4 面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数 (偏心量) (傾き角) 1 ∞(瞳) 2 Ry -109.904 Y -55.940 θ -6.92° Rx -83.989 Z 61.537 Ky 0.428494 Kx -0.532434 AR 3.28945×10-8 BR -1.04062×10-11 AP 0.527877 BP -0.574124 3 Ry -76.875 1.5163 64.10 Rx -65.883 Y -95.341 θ 7.88° Ky 0 Z -21.808 Kx 0 AR 3.86415×10-7 BR -2.38015×10-15 AP -0.255819 BP -48.3338 4 Ry ∞ 1.5163 64.10 Rx 1021.605 Y -100.607 θ 14.03° Ky 0 Z -39.240 Kx 0 AR -3.60578×10-7 BR -1.22311×10-12 AP 0.00340833 BP -4.6892 5 Ry -76.875 Y -95.341 θ 7.88° Rx -65.883 Z -21.808 Ky 0 Kx 0 AR 3.86415×10-7 BR -2.38015×10-15 AP -0.255819 BP -48.3338 6 60.013 6.793 1.5724 63.05 Y -105.323 θ 8.00° Z 9.850 7 -379.236 3.771 8 55.272 10.002 1.4870 70.40 (前の面に対して) Y -11.564 θ -1.22° 9 159.339 5.097 10 57.151 6.743 1.7440 44.70 (前の面に対して) Y 4.307 θ -0.40° 11 -314.604 12 (画像表示素子) Y -116.282 θ -27.86° Z 56.050 (1)α = 45.51° (2)β = 67.96° (3)Ry /Rx = 1.309 。
【0086】実施例5 面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数 (偏心量) (傾き角) 1 ∞(瞳) 2 Ry -108.292 Y -59.495 θ -9.83° Rx -79.370 Z 60.618 Ky 0.382543 Kx -0.453369 AR 7.44552×10-8 BR -1.03433×10-11 AP-0.0465857 BP -0.728438 3 Ry -68.341 1.5163 64.10 Rx -76.363 Y -104.494 θ -2.87° Ky 0 Z -21.110 Kx 0 AR 4.20324×10-7 BR 5.21401×10-17 AP 0.348125 BP 86.8929 4 Ry 3931.564 1.5163 64.10 Rx 524.169 Y -93.134 θ 12.92° Ky 0 Z -43.016 Kx 0 AR -4.50503×10-7 BR -3.87229×10-18 AP -0.0326903 BP-246.938 5 Ry -68.341 Rx -76.363 Y -104.494 θ -2.87° Ky 0 Z -21.110 Kx 0 AR 4.20324×10-7 BR 5.21401×10-17 AP 0.348125 BP 86.8929 6 53.501 5.744 1.6213 60.04 Y -106.005 θ 7.99° Z 8.678 7 910.262 1.818 8 82.254 12.273 1.5015 68.85 (前の面に対して) Y -1.248 θ 1.71° 9 -32.255 1.500 1.7537 27.65 10 -126.971 6.201 11 80.878 8.569 1.7472 37.78 (前の面に対して) Y -5.058 θ -0.67° 12 -110.466 13 (画像表示素子) Y -113.999 θ -25.58° Z 58.114 (1)α = 44.74° (2)β = 68.11° (3)Ry /Rx = 1.364 。
【0087】実施例6 面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数 (偏心量) (傾き角) 1 ∞(瞳) 2 -233.041 1.5163 64.10 Y -22.047 θ 0.29° Z 34.302 3 Ry -114.001 1.5163 64.10 Rx -81.811 Y -36.872 θ -3.10° Ky -0.318922 Z 53.698 Kx -1.223384 AR -1.27632×10-8 BR -1.98599×10-11 AP 0.874636 BP -0.0719209 4 -233.041 Y -22.047 θ 0.29° Z 34.302 5 Ry -30.184 1.5163 64.10 Rx -35.791 Y -79.260 θ 3.45° Ky 0 Z -6.489 Kx 0 AR -1.22945×10-7 BR 2.40034×10-11 AP -4.74593 BP 4.25653 6 Ry 438.067 1.5163 64.10 Rx 183.437 Y -80.870 θ 17.97° Ky 0 Z -34.008 Kx 0 AR -2.71656×10-6 BR -5.96538×10-12 AP -0.0398252 BP -3.66615 7 Ry -30.184 Y -79.260 θ 3.45° Rx -35.791 Z -6.489 Ky 0 Kx 0 AR -1.22945×10-7 BR 2.40034×10-11 AP -4.74593 BP 4.25653 8 51.279 12.204 1.5461 64.91 Y -92.011 θ 14.56° Z 7.641 9 -70.168 10 (画像表示素子) Y -91.178 θ -21.16° Z 30.143 (1)α = 47.34° (2)β = 62.62° (3)Ry /Rx = 1.393 。
【0088】実施例7 面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数 (偏心量) (傾き角) 1 ∞(瞳) 2 Ry -373.183 1.5613 64.10 Rx -75.059 Y -3.825 θ -0.25° Ky 17.364969 Z 37.967 Kx 2.377611 AR -4.15168×10-8 BR -5.39101×10-12 AP 0.828229 BP 0.643677 3 Ry -132.229 1.5163 64.10 Rx -88.147 Y -36.237 θ -3.03° Ky -0.331173 Z 63.339 Kx 0.067343 AR -7.18554×10-9 BR -2.44529×10-11 AP 0.917801 BP -0.323349 4 Ry -373.183 Y -3.825 θ -0.25° Rx -75.059 Z 37.967 Ky 17.364969 Kx 2.377611 AR -4.15168×10-8 BR -5.39101×10-12 AP 0.828229 BP 0.643677 5 Ry -61.889 1.5163 64.10 Rx -49.865 Y -83.034 θ -0.72° Ky 1.699213 Z -0.828 Kx 1.143702 AR -2.48578×10-6 BR 1.66064×10-9 AP 0.534039 BP 0.0185837 6 Ry 431.270 1.5163 64.10 Rx 198.825 Y -79.884 θ 15.44° Ky 0 Z -29.714 Kx 0 AR -1.62921×10-6 BR -7.35071×10-10 AP -0.313916 BP 0.24977 7 Ry -61.889 Y -83.034 θ -0.72° Rx -49.865 Z -0.828 Ky 1.699213 Kx 1.143702 AR -2.48578×10-6 BR 1.66064×10-9 AP 0.534039 BP 0.0185837 8 38.136 8.764 1.5031 68.68 Y -85.727 θ -4.99° Z 5.788 9 -236.271 2.607 10 43.114 13.062 1.5448 65.02 (前の面に対して) Y -5.194 θ -2.17° 11 -45.856 12 (画像表示素子) Y -96.173 θ -34.64° Z 37.830 (1)α = 46.14° (2)β = 59.74° (3)Ry /Rx = 1.500 。
【0089】実施例8 面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数 (偏心量) (傾き角) 1 ∞(瞳) 2 Ry -84.615 1.6902 49.71 Rx -73.913 Y -128.861 θ 17.10° Ky 0 Z -22.878 Kx 0 AR 4.69582×10-7 BR 1.45754×10-17 AP 0.416985 BP 79.5618 3 Ry 82.728 Y -103.442 θ 40.44° Rx 249.950 Z -47.206 4 -28.950 -14.985 1.5808 62.51 Y -125.678 θ 18.31° Z -62.192 5 3813.470 6 (画像表示素子) Y -144.436 θ 63.74° Z -84.700 。
【0090】実施例9 面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数 (偏心量) (傾き角) 1 ∞(瞳) 2 -323.236 -7.207 1.7042 48.23 Y -107.529 θ 29.72° Z -52.535 3 52.268 -3.498 4 -29.741 -11.298 1.5465 64.88 (前の面に対して) Y -3.367 θ 28.77° 5 40.931 -1.500 1.7550 27.60 6 -55.531 -25.228 7 -24.174 -12.307 1.7440 44.70 (前の面に対して) Y 2.885 θ -15.31° 8 -66.571 9 (画像表示素子) Y -158.100 θ 58.89° Z -100.029 。
【0091】実施例10 面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数 (偏心量) (傾き角) 1 ∞(瞳) 2 Ry -42.329 1.5163 64.10 Rx -24.539 Y -91.899 θ 8.71° Z -25.000 3 Ry 134.564 Y -88.969 θ 14.86° Rx 343.377 Z -45.000 4 -36.961 -18.755 1.7440 44.70° Y -100.533 θ 22.12° Z -48.242 5 38.135 6 (画像表示素子) Y -120.450 θ 66.47° Z -70.004 。
【0092】実施例11 面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数 (偏心量) (傾き角) 1 ∞(瞳) 2 Ry -81.104 1.5163 64.10 Rx -47.397 Y -79.911 θ 6.94° Z -25.155 3 Ry 42.175 Y -78.471 θ 25.08° Rx 39.364 Z -38.689 4 -22.367 -10.196 1.4870 70.40 Y -87.441 θ 44.44° Z -36.167 5 23.352 6 -42.608 -10.816 1.6200 60.30 Y -100.685 θ 37.28° Z -54.715 7 35.469 8 (画像表示素子) Y -116.293 θ 59.33° Z -77.220 。
【0093】実施例12 面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数 (偏心量) (傾き角) 1 ∞(瞳) 2 -365.923 -3.323 1.7550 27.60 Y -83.315 θ 34.77° Z -36.028 3 41.750 -1.485 4 -17.739 -6.276 1.5860 58.90 (前の面に対して) Y -2.819 θ 18.17° 5 11.854 -1.500 1.7138 29.48 6 -17.298 -6.594 7 -307.817 -5.534 1.7440 44.70 (前の面に対して) Y 0.197 θ -0.35° 8 18.583 9 (画像表示素子) Y -119.626 θ 68.66° Z -66.719 。
【0094】実施例13 面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数 (偏心量) (傾き角) 1 ∞(瞳) 2 -135.581 -9.980 1.5890 41.97 Y -64.929 θ 21.43° Z -29.363 3 70.448 -9.143 4 -28.619 -7.343 1.5413 65.29 (前の面に対して) Y -16.976 θ 22.75° 5 12.765 -1.500 1.7178 29.27 6 -33.973 -2.324 7 -83.265 -4.082 1.7464 39.29 (前の面に対して) Y -0.985 θ -5.19° 8 30.115 -3.845 9 Ry 81.517 -9.665 1.7440 44.70 Rx -610.184 (前の面に対して) Ky 0 Y -6.096 θ 17.36° Kx 0 Z -1.368 AR 3.63931×10-6 BR 2.57844×10-10 AP -0.58506 BP -2.19839 10 28.364 11 (画像表示素子) Y -121.221 θ 56.90° Z -74.435 。
【0095】次に、上記実施例1の横収差図を図14〜
図16に、同様に実施例2〜13の横収差図をそれぞれ
図17〜図19、図20〜図22、図23〜図25、図
26〜図28、図29〜図31、図32〜図34、図3
5〜図37、図38〜図40、図41〜図43、図44
〜図46、図47〜図49、図50〜図52に示す。こ
れらの横収差図において、括弧内に示された数字は(水
平画角,垂直画角)(度数表示)を表し、その画角にお
ける横収差を示す。
【0096】以上、本発明の画像表示装置を実施例に基
づいて説明してきたが、本発明はこれらの実施例に限定
されず種々の変形が可能である。本発明の画像表示装置
を頭部装着式画像表示装置(HMD)20として構成す
るには、図57(a)に断面図、(b)に斜視図を示す
ように、例えば、ヘッドバンド21を取り付けて観察者
の頭部に装着して使用する。この使用例の場合に、接眼
光学系3の反射面を半透過ミラー(ハーフミラー)26
とし、このハーフミラー26の前方に液晶シャッター2
5を配備し、外界像を選択的に又は画像表示素子の画像
と重畳して観察できるようにしている。
【0097】以上の本発明の画像表示装置は、例えば次
にように構成することができる。
【0098】〔1〕 画像を表示する画像表示素子と、
前記画像の実像を空中に投影するリレー光学系と、前記
実像を観察者眼球に導く接眼光学系とからなる画像表示
装置において、前記リレー光学系と前記接眼光学系の間
に、少なくとも1つの反射面を有し、かつ、観察者視軸
に対して傾いた、又は、偏心した少なくとも2面で構成
された偏心光学素子を具備し、前記接眼光学系は凹面で
構成された反射鏡であり、前記観察者視軸に対して傾い
て、又は、偏心していることを特徴とする画像表示装
置。
【0099】〔2〕 前記接眼光学系へ入射前の観察者
視軸と反射後の観察者視軸のなす角をαとすると、 30°<α<60° ・・・(1) を満足することを特徴とする上記〔1〕記載の画像表示
装置。
【0100】〔3〕 前記接眼光学系で反射後の視軸と
前記偏心光学系の反射面のなす角をβとするとき、 40°<β<80° ・・・(2) を満足することを特徴とする上記〔1〕又は〔2〕記載
の画像表示装置。
【0101】〔4〕 前記偏心光学素子の接眼光学系側
の面が前記接眼光学系に対して凸面を向けた曲面からな
ることを特徴とする上記〔1〕記載の画像表示装置。
【0102】〔5〕 前記偏心光学素子の接眼光学系側
の面が観察者眼球側の曲率がその反対側に比べてより強
い正パワーを有する曲面からなることを特徴とする上記
〔4〕記載の画像表示装置。
【0103】〔6〕 画像を表示する画像表示素子と、
前記画像の実像を空中に投影するリレー光学系と、前記
実像を観察者眼球に導く接眼光学系とからなる画像表示
装置において、前記リレー光学系と前記接眼光学系の間
に、少なくとも1つの反射面を有し、かつ、観察者視軸
に対して傾いた、又は、偏心した少なくとも2面で構成
された偏心光学素子を具備し、前記接眼光学系は、少な
くとも2面を有し、観察者側から第1面、第2面とした
場合、第1面は透過面であり、第2面は観察者に対して
凹面を向けた反射面又は半透過面であり、前記観察者視
軸に対して傾いて、又は、偏心していることを特徴とす
る画像表示装置。
【0104】〔7〕 前記接眼光学系を構成する少なく
とも1面は非球面であることを特徴とする上記〔1〕又
は〔6〕記載の画像表示装置。
【0105】〔8〕 前記接眼光学系を構成する少なく
とも1面はアナモフィック面であることを特徴とする上
記〔7〕記載の画像表示装置。
【0106】
〔9〕 前記観察者視軸を含む上下方向の
面をX−Z面、前記観察者視軸を含む左右方向の面をY
−Z面と定義する場合、前記接眼光学系の少なくとも1
面のY−Z面内における曲率半径をRy 、X−Z面内に
おける曲率半径をRx とするとき、 Ry /Rx >1 ・・・(3) を満足することを特徴とする上記〔7〕又は〔8〕記載
の画像表示装置。
【0107】〔10〕 前記偏心光学系を構成する少な
くとも1面は非球面であることを特徴とする上記〔1〕
又は〔6〕記載の画像表示装置。
【0108】〔11〕 前記偏心光学系を構成する少な
くとも1面はアナモフィック面であることを特徴とする
上記〔10〕記載の画像表示装置。
【0109】〔12〕 前記画像表示素子の表示面は前
記観察者視軸に対して傾いて配備されていることを特徴
とする上記〔1〕又は〔6〕記載の画像表示装置。
【0110】〔13〕 前記リレー光学系は前記観察者
視軸に対して傾いてあるいは偏心して配備されているこ
とを特徴とする上記〔1〕又は〔6〕記載の画像表示装
置。
【0111】〔14〕 前記リレー光学系の全ての光学
素子が同軸上に配備されていることを特徴とする上記
〔1〕又は〔6〕記載の画像表示装置。
【0112】〔15〕 画像を表示する画像表示素子
と、前記画像の実像を空中に投影するリレー光学系と、
前記実像を観察者眼球に導く接眼光学系とからなる画像
表示装置において、前記リレー光学系と前記接眼光学系
の間に、少なくとも1つの半透過面を有し、かつ、観察
者視軸に対して傾いた、又は、偏心した少なくとも2面
で構成された偏心光学素子を具備し、前記偏心光学素子
の前記少なくとも半透過面に対して、反射側と透過側そ
れぞれに第1リレー光学系及び第2リレー光学系を具備
し、前記第1リレー光学系及び前記第2リレー光学系の
物体面近傍にそれぞれ第1画像表示素子及び第2画像表
示素子を具備することを特徴とする画像表示装置。
【0113】〔16〕 前記第1リレー光学系又は前記
第2リレー光学系を構成する少なくとも1つの光学素子
は、観察者視軸に対しティルト又はディセンタリングし
ていることを特徴とする上記〔15〕記載の画像表示装
置。
【0114】〔17〕 前記第1リレー光学系及び前記
第2リレー光学系の少なくとも一方のリレー光学系を構
成する光学素子は、同軸上に配備されていることを特徴
とする上記〔15〕記載の画像表示装置。
【0115】〔18〕 前記第1リレー光学系及び前記
第2リレー光学系と前記接眼光学系とによって形成され
るそれぞれの射出瞳位置が異なることを特徴とする上記
〔15〕記載の画像表示装置。
【0116】〔19〕 前記第1画像表示素子と前記第
2画像表示素子には、それぞれ異なった画像が表示され
ることを特徴とする上記〔15〕記載の画像表示装置。
【0117】〔20〕 前記第1画像表示素子と前記第
2画像表示素子の何れか一方を移動可能にしたことを特
徴とする上記〔15〕記載の画像表示装置。
【0118】〔21〕 前記画像表示素子と前記接眼光
学系を観察者頭部に対して位置決めする位置決め手段を
有することを特徴とする上記〔1〕から〔20〕の何れ
か1項記載の画像表示装置。
【0119】〔22〕 前記画像表示素子と前記接眼光
学系を観察者頭部に対して支持する支持手段を有し、観
察者頭部に装着できることを特徴とする上記〔1〕から
〔21〕の何れか1項記載の画像表示装置。
【0120】〔23〕 前記画像表示装置の少なくとも
2組を一定の間隔で支持する支持手段を有することを特
徴とする上記〔1〕から〔22〕の何れか1項記載の画
像表示装置。
【0121】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像表示装置によると、小型、軽量で、単眼観察時の
観察画角80°以上を可能にし、かつ、画面全体におい
て鮮明な画像が観察でき、さらに、大きい射出瞳径を有
する画像表示装置を提供できる。さらに、そのような画
像表示装置において、選択的に観察画像の解像力あるい
は画像を変えることが可能な画像表示装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の画像表示装置の光路図であ
る。
【図2】本発明の実施例2の画像表示装置の光路図であ
る。
【図3】本発明の実施例3の画像表示装置の光路図であ
る。
【図4】本発明の実施例4の画像表示装置の光路図であ
る。
【図5】本発明の実施例5の画像表示装置の光路図であ
る。
【図6】本発明の実施例6の画像表示装置の光路図であ
る。
【図7】本発明の実施例7の画像表示装置の光路図であ
る。
【図8】本発明の実施例8の画像表示装置の光路図であ
る。
【図9】本発明の実施例9の画像表示装置の光路図であ
る。
【図10】本発明の実施例10の画像表示装置の光路図
である。
【図11】本発明の実施例11の画像表示装置の光路図
である。
【図12】本発明の実施例12の画像表示装置の光路図
である。
【図13】本発明の実施例13の画像表示装置の光路図
である。
【図14】本発明の実施例1の横収差図の一部である。
【図15】本発明の実施例1の横収差図の別の部分であ
る。
【図16】本発明の実施例1の横収差図の残りの部分で
ある。
【図17】本発明の実施例2の横収差図の一部である。
【図18】本発明の実施例2の横収差図の別の部分であ
る。
【図19】本発明の実施例2の横収差図の残りの部分で
ある。
【図20】本発明の実施例3の横収差図の一部である。
【図21】本発明の実施例3の横収差図の別の部分であ
る。
【図22】本発明の実施例3の横収差図の残りの部分で
ある。
【図23】本発明の実施例4の横収差図の一部である。
【図24】本発明の実施例4の横収差図の別の部分であ
る。
【図25】本発明の実施例4の横収差図の残りの部分で
ある。
【図26】本発明の実施例5の横収差図の一部である。
【図27】本発明の実施例5の横収差図の別の部分であ
る。
【図28】本発明の実施例5の横収差図の残りの部分で
ある。
【図29】本発明の実施例6の横収差図の一部である。
【図30】本発明の実施例6の横収差図の別の部分であ
る。
【図31】本発明の実施例6の横収差図の残りの部分で
ある。
【図32】本発明の実施例7の横収差図の一部である。
【図33】本発明の実施例7の横収差図の別の部分であ
る。
【図34】本発明の実施例7の横収差図の残りの部分で
ある。
【図35】本発明の実施例8の横収差図の一部である。
【図36】本発明の実施例8の横収差図の別の部分であ
る。
【図37】本発明の実施例8の横収差図の残りの部分で
ある。
【図38】本発明の実施例9の横収差図の一部である。
【図39】本発明の実施例9の横収差図の別の部分であ
る。
【図40】本発明の実施例9の横収差図の残りの部分で
ある。
【図41】本発明の実施例10の横収差図の一部であ
る。
【図42】本発明の実施例10の横収差図の別の部分で
ある。
【図43】本発明の実施例10の横収差図の残りの部分
である。
【図44】本発明の実施例11の横収差図の一部であ
る。
【図45】本発明の実施例11の横収差図の別の部分で
ある。
【図46】本発明の実施例11の横収差図の残りの部分
である。
【図47】本発明の実施例12の横収差図の一部であ
る。
【図48】本発明の実施例12の横収差図の別の部分で
ある。
【図49】本発明の実施例12の横収差図の残りの部分
である。
【図50】本発明の実施例13の横収差図の一部であ
る。
【図51】本発明の実施例13の横収差図の別の部分で
ある。
【図52】本発明の実施例13の横収差図の残りの部分
である。
【図53】本発明の画像表示装置を説明するための観察
者の上方から見た図である。
【図54】本発明の画像表示装置の光学系を説明するた
めの図である。
【図55】本発明の画像表示装置において偏心光学素子
の作用を説明するための図である。
【図56】観察者右眼に本発明の第2発明の画像表示装
置を装着した状態を観察者の上方より観察した図であ
る。
【図57】本発明による頭部装着式画像表示装置の断面
図と斜視図である。
【図58】従来の1つの画像表示装置の光学系を示す図
である。
【図59】従来の1つの画像表示装置の光学系を示す図
である。
【図60】従来の1つの画像表示装置の光学系を示す図
である。
【図61】従来の1つの画像表示装置の光学系を示す図
である。
【図62】従来の1つの画像表示装置の光学系を示す図
である。
【図63】従来の1つの画像表示装置の光学系を示す図
である。
【符号の説明】
1…観察者瞳位置 1’…透過側の射出瞳 2…観察者視軸 3…接眼光学系 4…偏心光学素子 4a…偏心光学素子の接眼光学系側の面(第1面) 4b…偏心光学素子の観察者側の面(第2面) 5、5a、5b…リレー光学系 6、6a、6b…画像表示素子 8…観察者の眼球 12…観察者の鼻 13…観察者の耳 20…頭部装着式画像表示装置(HMD) 21…ヘッドバンド 25…液晶シャッター 26…半透過ミラー(ハーフミラー) 30…接眼光学系によって形成される像面 J…上側光線 S…下側光線 K…結像点 G…瞳共役位置 JG…画像表示素子の近傍 SG…リレー光学系よりも接眼光学系側

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表示する画像表示素子と、前記画
    像の実像を空中に投影するリレー光学系と、前記実像を
    観察者眼球に導く接眼光学系とからなる画像表示装置に
    おいて、 前記リレー光学系と前記接眼光学系の間に、少なくとも
    1つの反射面を有し、かつ、観察者視軸に対して傾い
    た、又は、偏心した少なくとも2面で構成された偏心光
    学素子を具備し、 前記接眼光学系は凹面で構成された反射鏡であり、前記
    観察者視軸に対して傾いて、又は、偏心していることを
    特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 画像を表示する画像表示素子と、前記画
    像の実像を空中に投影するリレー光学系と、前記実像を
    観察者眼球に導く接眼光学系とからなる画像表示装置に
    おいて、 前記リレー光学系と前記接眼光学系の間に、少なくとも
    1つの反射面を有し、かつ、観察者視軸に対して傾い
    た、又は、偏心した少なくとも2面で構成された偏心光
    学素子を具備し、 前記接眼光学系は、少なくとも2面を有し、観察者側か
    ら第1面、第2面とした場合、第1面は透過面であり、
    第2面は観察者に対して凹面を向けた反射面又は半透過
    面であり、前記観察者視軸に対して傾いて、又は、偏心
    していることを特徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 画像を表示する画像表示素子と、前記画
    像の実像を空中に投影するリレー光学系と、前記実像を
    観察者眼球に導く接眼光学系とからなる画像表示装置に
    おいて、 前記リレー光学系と前記接眼光学系の間に、少なくとも
    1つの半透過面を有し、かつ、観察者視軸に対して傾い
    た、又は、偏心した少なくとも2面で構成された偏心光
    学素子を具備し、 前記偏心光学素子の前記少なくとも半透過面に対して、
    反射側と透過側それぞれに第1リレー光学系及び第2リ
    レー光学系を具備し、 前記第1リレー光学系及び前記第2リレー光学系の物体
    面近傍にそれぞれ第1画像表示素子及び第2画像表示素
    子を具備することを特徴とする画像表示装置。
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