JPH0984179A - エッジレススピーカ及びエッジレススピーカの組立方法 - Google Patents

エッジレススピーカ及びエッジレススピーカの組立方法

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JPH0984179A
JPH0984179A JP23303295A JP23303295A JPH0984179A JP H0984179 A JPH0984179 A JP H0984179A JP 23303295 A JP23303295 A JP 23303295A JP 23303295 A JP23303295 A JP 23303295A JP H0984179 A JPH0984179 A JP H0984179A
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JP
Japan
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sliding
diaphragm
sliding portion
speaker
peripheral surface
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Application number
JP23303295A
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English (en)
Inventor
Takashi Morishige
隆司 森重
Koushirou Kogure
幸史郎 木暮
Yuichi Mori
雄一 毛利
Tomohiro Suenaga
智裕 末永
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信頼性を高めること。 【構成】 シール材20の外周部に湾曲形状のフランジ
21を設け、フレーム9の内面9a側への付勢力により
フレーム9の内面9aである摺動面に対して摺動自在に
弾接させ、振動板13が振動すると、シール材20のフ
ランジ21がフレーム9の内面9aである摺動面に弾接
しつつ摺動させるようにした。 【効果】 振動板13の振動に伴う摺動面に対するフラ
ンジ21の追従性が良好となり、上述したように、フレ
ーム9やリング16等の部品の寸法精度のバラツキや、
温度変化等による寸法変化が生じた場合であっても、そ
れらのバラツキや寸法変化をシール材20の摺動面側へ
の付勢力による弾接によって吸収することができるた
め、フレーム9の内面9aとの間の密閉状態を維持する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカフレーム
の開口内周面と振動板の外周面との間に取り付けられて
いる環状のエッジを除去してなり、低音用スピーカとし
て好適なエッジレススピーカ及びエッジレススピーカの
組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年における低音用スピーカとしては、
小口径スピーカであり、十分な音圧が得られ、しかも音
歪が低くされるように、スピーカフレームの開口内周面
と振動板の外周面との間に取り付けられている環状のエ
ッジを除去した構成のエッジレススピーカが知られてい
る。
【0003】すなわち、スピーカフレームの開口内周面
と振動板周囲のリング外周面との間に、幅1mm程度の
微小間隙(環状空間)を形成することで、振動板の振動
がスムーズに行われるばかりか、振動板前後の空気の流
れが妨げられ、低音用スピーカとして機能するものであ
る。
【0004】図10は、このようなエッジレススピーカ
の一構成例を示すものであり、キャンセルマグネット
2、ポールヨーク3、マグネット4及びプレート5によ
って磁気回路1が構成されている。ポールピース3aと
プレート5との磁気ギャップ内には、ボビン7に付着さ
れたボイスコイル8が介在されている。
【0005】ボビン7の上下段は、一端がフレーム9に
取り付けられている上ダンパ10及び下ダンパ11によ
って支持されている。またボビン7の上段には、中心部
分にセンターキャップ12が取り付けられた振動板13
の中心孔14が固着されている。振動板13の外周端部
に取り付けられているリング16とフレーム9の内面9
aとの間には、振動板13が振動した際にリング16が
フレーム9の内面9aに接触しないように、幅が略1m
m程度の環状空間が設けられている。
【0006】そして、駆動時においては、上ダンパ10
及び下ダンパ11によって支持されているボビン7の上
下動作に伴って振動板13が振動するとき、振動板13
の外周端部のリング16がフレーム9の内面9aに沿っ
て接触せずに移動することから、振動板13の振動振幅
が大きくされるので、小口径スピーカであっても、十分
な音圧が得られ、しかも音歪が低くされた低音再生が可
能とされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したエ
ッジレススピーカにあっては、リング16とフレーム9
の内面9aとの間に環状空間を設けることで、フレーム
9の内面9aへのリング16の接触が回避されるように
なっているが、その環状空間を精度よく維持させるため
には各部品の取付精度に厳密性が要求されるばかりか、
振動板13の振動に伴い環状空間に発生する空気の流通
によって不要な風きり音等が発生し、音質劣化(性能劣
化)を招いてしまうという不具合がある。
【0008】そこで、これらの不具合を解消するため
に、たとえば図11に示すように、リング16の端部全
周にフレーム9の内面9aとの間を密閉状態とするリン
グ状のシール材17を取り付け、フレーム9の内面9a
に対して摺接させることにより、リング16とフレーム
9の内面9aとの間が一定に保たれるばかりか、シール
材17によって振動板13の前後の空気の流れが妨げら
れるので、上述した不具合が解消されるものと考えられ
る。
【0009】ところが、フレーム9やリング16等の部
品の寸法精度のバラツキや、温度変化等による寸法変化
が生じると、シール材17とフレーム9の内面9aとの
間に部分的な隙間を生じるおそれがあり、その部分に空
気の流通が発生してしまうと、やはり不要な風きり音等
が発生してしまい、音質劣化(性能劣化)を招いてしま
うことにより、信頼性が低下してしまうという不具合が
あった。
【0010】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、信頼性を向上させることができるエッジレ
ススピーカ及びエッジレススピーカの組立方法を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
振動板と一体に設けられ、前記振動板の外周側面とスピ
ーカフレームの開口内周面の間を密閉し、前記開口内周
面に対して摺動自在とされた摺動部を有するエッジレス
スピーカであって、前記摺動部は湾曲形状とされ、前記
摺動面に対して弾接するように付勢されていることを特
徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、振動板と一体に設
けられ、前記振動板の外周側面とスピーカフレームの開
口内周面の間を密閉し、前記開口内周面に対して摺動自
在とされた摺動部を有するエッジレススピーカであっ
て、前記摺動部は変形可能な部材からなり、前記摺動部
の一部に切り込み又は切り欠きが形成されていることを
特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、振動板と一体に設
けられ、前記振動板の外周側面とスピーカフレームの開
口内周面の間を密閉し、前記開口内周面に対して摺動自
在とされた摺動部を有するエッジレススピーカであっ
て、前記摺動部は変形可能であり且つ切り込み又は切り
欠きが形成されている第1及び第2の摺動部材からな
り、前記第1及び第2の摺動部材は、互いの前記切り込
み又は切り欠きが重ならないように配設されていること
を特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、振動板の外周面側
に取り付けられたリングに、前記開口内周面との間を密
閉するとともに、前記開口内周面の摺動面に対し摺動自
在とされた摺動部を取り付けるエッジレススピーカの組
立方法であって、前記リングの一部によって前記摺動部
を挟み込み、前記摺動部を前記リング側に固定すること
を特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明は、振動板の外周面側
に取り付けられたリングに設けられており、スピーカフ
レームの開口内周面との間を密閉する摺動部を有し、前
記摺動部は前記開口内周面に対し摺動自在とされたエッ
ジレススピーカであって、前記リングと前記摺動部とを
一体成形としたことを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明は、振動板と一体に設
けられ、前記振動板の外周側面とスピーカフレームの開
口内周面の間を密閉し、前記開口内周面に対して摺動自
在とされた摺動部を有するエッジレススピーカであっ
て、前記摺動部を繊維性多孔質部材で形成したことを特
徴とする。
【0017】請求項7記載の発明は、振動板と一体に設
けられ、前記振動板の外周側面とスピーカフレームの開
口内周面の間を密閉し、前記開口内周面に対して摺動自
在とされた摺動部を有するエッジレススピーカであっ
て、前記摺動部を繊維性多孔質部材で形成するととも
に、前記繊維性多孔質部材の主たる繊維方向を、前記摺
動部の摺動方向と同一としたことを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明のエッジレススピーカでは、摺動面に対
し摺動自在とされた摺動部を湾曲形状とし、摺動面側へ
の付勢力により摺動面に対して弾接させるようにしたの
で、スピーカフレームやリング等の部品の寸法精度のバ
ラツキや、温度変化等による寸法変化が生じた場合であ
っても、それらのバラツキや寸法変化を摺動部の摺動面
側への付勢力による弾接によって吸収することができる
ため、スピーカフレームの開口内周面との間の密閉状態
を維持することができる。
【0019】また、変形可能な部材からなる摺動部の一
部に切り込み又は切り欠きを形成したので、摺動部に適
度な変形性を与えることができるため、摺動部の摺動を
スムーズに行わせることができる。
【0020】更に、互いの切り込み又は切り欠きが重な
らないように第1及び第2の摺動部材を貼着したので、
摺動部に適度な変形性を与えつつ、切り込み又は切り欠
きによる空気の流通を抑えることができる。
【0021】更にまた、リングの一部によって摺動部を
挟み込み、摺動部をリング側に固定するようにしたの
で、摺動面に摺接しつつ摺動する摺動部の摩擦によるリ
ング側からの離脱が防止される。
【0022】また、リングと摺動部とを一体成形とした
ので、摺動時に摺動部に加わる摺動面からの反力を摺動
部とリングとの全体で受けることができるため、摺動部
による摺動面への圧力変化を少なくすることができ、摺
動面に対する摺接力を均一にすることができる。
【0023】更に、摺動部を繊維性多孔質部材で形成し
たので、弾力性があるにも関わらず摺動部が摺動する際
の摺動面との摩擦を小さくすることができるため、摺動
部を比較的大きなものとすることができ、スピーカフレ
ームの開口内周面との間の密閉状態を良好に維持するこ
とができる。
【0024】更にまた、摺動部を繊維性多孔質部材で形
成するとともに、繊維性多孔質部材の主たる繊維方向
を、摺動部の摺動方向と同一としたので、摺動面に対し
垂直方向には適度な弾性力が与えられるので、スピーカ
フレームの開口内周面との間の密閉状態を良好に維持す
ることができ、摺動面の摺動方向では適度な剛性力が与
えられるので、摺動部の形状保持が可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の詳細
を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する図に
おいて、図10と共通する部分には同一符号を付し重複
する説明を省略する。
【0026】[第1の実施の形態]図1は、本発明のエ
ッジレススピーカの一実施の形態を示すものであり、リ
ング16の端部には、ゴム、発泡ゴム等の弾性体や繊維
性多孔質部材からなる変形自在の摺動部としてのシール
材20が貼着されている。シール材20は、振動板13
又はリング16と、フレーム9の内面9aとの間の空間
全体を密閉するように配設される。このことにより、フ
レーム9内(言い換えればキャビネット内外部)での空
気の流通が制限される。
【0027】シール材20の外周部には、湾曲形状のフ
ランジ21が設けられており、フレーム9の内面9a側
への付勢力によりフレーム9の内面9aである摺動面に
対して摺動自在に弾接している。
【0028】このような構成では、振動板13が振動す
ると、シール材20のフランジ21がフレーム9の内面
9aである摺動面に弾接しつつ摺動するため、振動板1
3の振動に伴う摺動面に対するフランジ21の追従性が
良好となり、上述したように、フレーム9やリング16
等の部品の寸法精度のバラツキや、温度変化等による寸
法変化が生じた場合であっても、それらのバラツキや寸
法変化をシール材20の摺動面側への付勢力による弾接
によって吸収することができるため、フレーム9の内面
9aとの間の密閉状態を維持することができる。
【0029】[第2の実施の形態]図2は、図1のシー
ル材20の構成を変えた場合の第2の実施の形態を示す
ものであり、フランジ21に所定間隔をおいて複数の切
り欠き22が設けられている。
【0030】すなわち、この実施の形態においては、フ
ランジ21に複数の切り欠き22を設けることにより、
図1のシール材20に比べてフランジ21部分の剛性が
下げられるため、フランジ21に適度な変形性が与えら
れるため、振動板13の振動に伴うシール材20の摺動
面における追従性がより良好なものとされ、シール材2
0の摺動がスムーズに行われる。
【0031】なお、この実施の形態においては、フラン
ジ21に複数の切り欠き22を設けた場合について説明
したが、この例に限らず、切り込みを設けるようにして
もよい。
【0032】[第3の実施の形態]図3及び図4は、図
2のシール材20の構成を変えた場合の第3の実施の形
態を示すものであり、同図に示すシール材20Aは第1
及び第2の摺動部材である2枚のシール片20a,20
bからなり、それぞれのフランジ21a,21bに設け
られている複数の切り欠き22が互いに重なり合わない
ように各フランジ21a,21bが重ね合わされてい
る。
【0033】すなわち、この実施の形態においては、上
下に位置するフランジ21a,21bのそれぞれの切り
欠き22が重ならないように配設されているため、上記
第2の実施の形態と同様に、フランジ21に与えられる
適度な変形性が維持されるとともに、それぞれの切り欠
き22が互いのフランジ21a,21bによって覆われ
るので、互いの切り欠き22による空気の流通が抑えら
れ、不要な風きり音等の発生が防止される。
【0034】[第4の実施の形態]図5は、図1のリン
グ16に対するシール材の取り付け方法を示すものであ
り、リング16の一部に固定片部16aを設け、その固
定片部16aを折曲げることによりシール材20Bの端
部23をリング16側に挟み込んで固定したものであ
る。
【0035】なお、固定片部16aによるシール材20
Bの固定に際しては、上述した折曲げによる固定に限ら
ず、固定片部16aを熱圧着することによりシール材2
0Bの端部23を挟持させるようにしてもよい。
【0036】これにより、たとえばシール材20Bの材
料として軽量化等を図るために多孔質高分子材料を用い
た場合、通常、シール材20Bをリング16の端面に接
着剤により接着固定させる方法がとられるが、この場
合、多孔質であるために、リング16の端面に対する実
質的な接着面積が少なくなり、十分な接着力を得ようと
すると、接着剤の種類、量の管理、温度、圧着時間等の
設定を厳密に管理する必要があり、組立の容易性や品質
向上を図る上で妨げとなってしまうばかりか、シール材
20Bが摺動する際に摺動面との摩擦によってリング1
6の端面から剥がれてしまうおそれもあるが、リング1
6側への熱圧着による固定によつてこれらの不具合が解
消される。
【0037】なお、リング16に関しては、エンビ、ス
チロール等の熱可塑性部材を用い、シール材20Bの端
部23を熱変形させつつリング16の固定片部16aに
よって挟持させるようにしてもよく、更に熱可塑性部材
は接着効果を有しているので、熱を加えることによりリ
ング16に対するシール材20Bの接着固定がより強固
に行われる。
【0038】[第5の実施の形態]図6は、図5のシー
ル材20Bの構成を変えた場合の第5の実施の形態を示
すものであり、リング16とシール材20Bとが一体成
形によって形成されている。
【0039】この場合、シール材20Bによるフレーム
9の内面9aに対しての弾接力を得るために、シール材
20Bの部分を高分子からなる変形自在の材質としても
よく、またリング16とシール材20Bとの全体を同様
に変形自在の材質としてもよい。
【0040】何れにしても、シール材20Bがリング1
6に一体化されることにより、フレーム9の内面9aと
の弾接によって受ける摺動面からの反力をシール材20
Bを含むリング16全体で受けることができるため、シ
ール材20Bとフレーム9の摺動面との当接部分での圧
力変化を少なくすることができ、摺動面に対するシール
材20Bによる摺接力が均−に保たれるので、摺動面に
対するシール材20Bによる摺動動作が滑らかに行われ
る。
【0041】ちなみに、図6の場合では、シール材20
Bが振動板13の外周端部の外側に取り付けられた形態
を示しているが、これに限らず、図7に示すように、シ
ール材20Bを振動板13の外周端部の内側に取り付け
た形態としてもよい。
【0042】[第6の実施の形態]図8は、図5のシー
ル材20Bの構成を変えた場合の第6の実施の形態を示
すものであり、リング16の端面の略全体にグラスウー
ル、カーボンフアイバー等の繊維性多孔質部材からなる
シール材20Cを設けたものである。
【0043】すなわち、フレーム9の内面9aである摺
動面に弾接するシール材20Cは、摺動時における摩擦
を小さくするためにシール材20Cの摺動範囲に比べて
小さくすることが好ましいが、フレーム9内部の密閉度
を上げるためにはシール材20Cの内面9aである摺動
面に対する当接面積をできる限り大きくすることが好ま
しいとする相反する面がある。
【0044】そこで、シール材20Cを繊維性多孔質部
材によって形成することにより、弾力性があるにも関わ
らずシール材20Cが摺動する際の摺動面との摩擦を小
さくすることができるため、シール材20Cを比較的大
きなものとすることができ、フレーム9の内面9aであ
る摺動面との密閉度を上げることができる。
【0045】[第7の実施の形態]図9は、第7の実施
の形態を示すものであり、繊維性多孔質部材からなるシ
ール材20Cの主たる繊維方向をフレーム9の内面9a
である摺動面と平行(シール材20Cの摺動方向)とし
たものである。
【0046】これにより、フレーム9の内面9aである
摺動面に対し垂直方向には適度な弾性力が与えられるの
で、フレーム9の内面9aである摺動面との間の密閉状
態を良好に維持することができ、摺動面の摺動方向では
適度な剛性力が与えられるので、シール材20Cの形状
保持を維持することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエッジレ
ススピーカ及びエッジレススピーカの組立方法では、摺
動面に対し摺動自在とされた摺動部を湾曲形状とし、摺
動面側への付勢力により摺動面に対して弾接させるよう
にしたので、スピーカフレームやリング等の部品の寸法
精度のバラツキや、温度変化等による寸法変化が生じた
場合であっても、それらのバラツキや寸法変化を摺動部
の摺動面側への付勢力による弾接によって吸収すること
ができるため、スピーカフレームの開口内周面との間の
密閉状態を維持することができる。
【0048】また、変形可能な部材からなる摺動部の一
部に切り込み又は切り欠きを形成したので、摺動部に適
度な変形性を与えることができるため、摺動部の摺動を
スムーズに行わせることができる。
【0049】更に、互いの切り込み又は切り欠きが重な
らないように第1及び第2の摺動部材を貼着したので、
摺動部に適度な変形性を与えつつ、切り込み又は切り欠
きによる空気の流通を抑えることができる。
【0050】更にまた、リングの一部によって摺動部を
挟み込み、摺動部をリング側に固定するようにしたの
で、摺動面に摺接しつつ摺動する摺動部の摩擦によるリ
ング側からの離脱が防止される。
【0051】また、リングと摺動部とを一体成形とした
ので、摺動時に摺動部に加わる摺動面からの反力を摺動
部とリングとの全体で受けることができるため、摺動部
による摺動面への圧力変化を少なくすることができ、摺
動面に対する摺接力を均−にすることができる。
【0052】更に、摺動部を繊維性多孔質部材で形成し
たので、弾力性があるにも関わらず摺動部が摺動する際
の摺動面との摩擦を小さくすることができるため、摺動
部を比較的大きなものとすることができ、スピーカフレ
ームの開口内周面との間の密閉状態を良好に維持するこ
とができる。
【0053】更にまた、摺動部を繊維性多孔質部材で形
成するとともに、繊維性多孔質部材の主たる繊維方向
を、摺動部の摺動方向と同一としたので、摺動面に対し
垂直方向には適度な弾性力が与えられるので、スピーカ
フレームの開口内周面との間の密閉状態を良好に維持す
ることができ、摺動面の摺動方向では適度な剛性力が与
えられるので、摺動部の形状保持が可能となる。したが
って、振動板の振動動作がスムーズに行われるので、振
動板の振動振幅も十分なものとなり、性能劣化か防止さ
れることから、信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエッジレススピーカの一実施の形態を
示す断面図である。
【図2】図1のシール材の構成を変えた場合の第2の実
施の形態を示す平面図である。
【図3】図2のシール材の構成を変えた場合の第3の実
施の形態を示す平面図である。
【図4】図3のシール材を示す断面図である。
【図5】図1のリングに対するシール材の取り付け方法
を示す断面図である。
【図6】図5のシール材の構成を変えた場合の第5の実
施の形態を示す断面図である。
【図7】図5のシール材の構成を変えた場合の第5の実
施の形態を示す断面図である。
【図8】図5のシール材の構成を変えた場合の第6の実
施の形態を示す断面図である。
【図9】図8の繊維性多孔質部材からなるシール材の繊
維の配設方向を説明するための第7の実施の形態を示す
断面図である。
【図10】従来のエッジレススピーカを示す半裁断面図
である。
【図11】図10のエッジレススピーカにシール材を設
けた場合を説明するための半裁断面図である。
【符号の説明】
9 フレーム 9a 内面 13 振動板 16 リング 16a 固定片部 20,20A,20B,20C シール材 21,21a,21b フランジ 22 切り欠き 20a,20b シール片
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】[第1の実施の形態]図1は、本発明のエ
ッジレススピーカの一実施の形態を示すものであり、リ
ング16の端部には、ゴム、発泡ゴム等の弾性体や繊維
性多孔質部材からなる変形自在の摺動部としてのシール
材20が貼着されている。シール材20は、振動板13
又はリング16と、フレーム9の内面9aとの間の空間
全体を密閉するように配設される。このことにより、フ
レーム9内(言い換えればキャビネット内外部)での空
気の流通が制限される。すなわち、ここでの振動板13
又はリング16と内面9aとの間の空間(環状空間)全
体を密閉する状態とは、振動板13の振動に伴いキャビ
ネット内部に圧力変化を生じて発生する不要な風きり音
等が発生しない程度に、空気の流通が制限されるよう閉
ざされた状態をいう。
フロントページの続き (72)発明者 末永 智裕 埼玉県所沢市花園四丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板と一体に設けられ、前記振動板の
    外周側面とスピーカフレームの開口内周面の間を密閉
    し、前記開口内周面に対して摺動自在とされた摺動部を
    有するエッジレススピーカであって、 前記摺動部は湾曲形状とされ、前記摺動面に対して弾接
    するように付勢されていることを特徴とするエッジレス
    スピーカ。
  2. 【請求項2】 振動板と一体に設けられ、前記振動板の
    外周側面とスピーカフレームの開口内周面の間を密閉
    し、前記開口内周面に対して摺動自在とされた摺動部を
    有するエッジレススピーカであって、 前記摺動部は変形可能な部材からなり、前記摺動部の一
    部に切り込み又は切り欠きが形成されていることを特徴
    とするエッジレススピーカ。
  3. 【請求項3】 振動板と一体に設けられ、前記振動板の
    外周側面とスピーカフレームの開口内周面の間を密閉
    し、前記開口内周面に対して摺動自在とされた摺動部を
    有するエッジレススピーカであって、 前記摺動部は変形可能であり且つ切り込み又は切り欠き
    が形成されている第1及び第2の摺動部材からなり、 前記第1及び第2の摺動部材は、互いの前記切り込み又
    は切り欠きが重ならないように配設されていることを特
    徴とするエッジレススピーカ。
  4. 【請求項4】 振動板の外周面側に取り付けられたリン
    グに、前記開口内周面との間を密閉するとともに、前記
    開口内周面の摺動面に対し摺動自在とされた摺動部を取
    り付けるエッジレススピーカの組立方法であって、 前記リングの一部によって前記摺動部を挟み込み、前記
    摺動部を前記リング側に固定することを特徴とするエッ
    ジレススピーカの組立方法。
  5. 【請求項5】 振動板の外周面側に取り付けられたリン
    グに設けられており、スピーカフレームの開口内周面と
    の間を密閉する摺動部を有し、前記摺動部は前記開口内
    周面に対し摺動自在とされたエッジレススピーカであっ
    て、 前記リングと前記摺動部とを一体成形としたことを特徴
    とするエッジレススピーカ。
  6. 【請求項6】 振動板と一体に設けられ、前記振動板の
    外周側面とスピーカフレームの開口内周面の間を密閉
    し、前記開口内周面に対して摺動自在とされた摺動部を
    有するエッジレススピーカであって、 前記摺動部を繊維性多孔質部材で形成したことを特徴と
    するエッジレススピーカ。
  7. 【請求項7】 振動板と一体に設けられ、前記振動板の
    外周側面とスピーカフレームの開口内周面の間を密閉
    し、前記開口内周面に対して摺動自在とされた摺動部を
    有するエッジレススピーカであって、 前記摺動部を繊維性多孔質部材で形成するとともに、前
    記繊維性多孔質部材の主たる繊維方向を、前記摺動部の
    摺動方向と同一としたことを特徴とするエッジレススピ
    ーカ。
JP23303295A 1995-03-30 1995-09-11 エッジレススピーカ及びエッジレススピーカの組立方法 Pending JPH0984179A (ja)

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