JPH0984354A - スイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング電源回路

Info

Publication number
JPH0984354A
JPH0984354A JP26090895A JP26090895A JPH0984354A JP H0984354 A JPH0984354 A JP H0984354A JP 26090895 A JP26090895 A JP 26090895A JP 26090895 A JP26090895 A JP 26090895A JP H0984354 A JPH0984354 A JP H0984354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching
power supply
supply circuit
filter
power factor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP26090895A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Yasumura
昌之 安村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP26090895A priority Critical patent/JPH0984354A/ja
Publication of JPH0984354A publication Critical patent/JPH0984354A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rectifiers (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング電源回路において小型/軽量化
及び体コスト化を図ると共に、電力変換効率等の向上を
図る。 【解決手段】 電流共振形スイッチングコンバータ10
0A、100B、100Cの各々に対して、ブリッジ整
流回路D1Aの出力ラインに挿入するフィルタチョークコ
イルLN と高速リカバリ型ダイオードD2 の接続点に対
して一次側直列共振回路(C1 、N1 )によりスイッチ
ング出力を整流出力ラインに帰還して力率改善を図る力
率改善回路10A、10B、10Cを接続した力率改善
電源回路部を商用交流電源ACに対して並列に設けて、
スイッチング電源回路を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば力率改善が
図られている電流共振形のスイッチング電源回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高周波の比較的大きい電流及び電
圧に耐えることができるスイッチング素子の開発によっ
て、商用電源を整流して所望の直流電圧を得る電源装置
としては、大部分がスイッチング方式の電源装置になっ
ている。スイッチング電源はスイッチング周波数を高く
することによりトランスその他のデバイスを小型にする
と共に、大電力のDC−DCコンバータとして各種の電
子機器の電源として使用される。
【0003】ところで、一般に商用電源を整流すると平
滑回路に流れる電流は歪み波形になるため、電源の利用
効率を示す力率が損なわれるという問題が生じる。ま
た、歪み電流波形となることによって発生する高調波を
抑圧するための対策が必要とされている。
【0004】そこで、電源回路において力率を改善する
力率改善手段として、整流回路系においてスイッチング
コンバータを設けて力率を1に近付ける、いわゆるアク
ティブフィルタを設ける方法が知られている。このアク
ティブフィルタは、独立に動作することから、例えば電
源回路が重負荷時の場合や、複数のスイッチングコンバ
ータに対して同時に力率を改善する場合にも適用するこ
とができる。
【0005】図13は、上記アクティブフィルタを備え
て力率改善を図るように構成されたスイッチング電源回
路の一例を示す回路図とされる。この図に示す電源回路
は、例えば交流入力電圧がAC100V系若しくはAC
200V系の何れか一方に対応する、いわゆる単レンジ
対応とされている。また、二次側の安定化直流出力電圧
が2チャンネル以上とされて、負荷電力が交流入力電圧
AC100V系では250W以上、交流入力電圧AC2
00V系では500W以上のような重負荷時に対応する
構成とされている。また、整流出力から二次側の安定化
直流出力電圧を得るためのスイッチングコンバータとし
て、スイッチング素子をハーフブリッジ結合した自励式
の電流共振形コンバータが用いられている。
【0006】この図13に示すスイッチング電源回路に
おいては、商用交流電源ACに対してコモンモードのノ
イズを除去するノイズフィルタとしてコモンモードチョ
ークコイルCMCとアクロスコンデンサCL が設けられ
ている。また、商用交流電源ACに対しては、フィルタ
チョークコイルLN 及びフィルタコンデンサCN によっ
て形成されるノーマルモードのローパスフィルタが2組
設けられている。そして、これらコモンモード及びノー
マルモードのノイズフィルタによって、スイッチングノ
イズなどの高周波ノイズが商用交流電源ACのラインに
流入するのを阻止するようにされている。
【0007】商用交流電源ACはブリッジ整流回路D1
により全波整流される。この場合には、ブリッジ整流回
路D1 の整流出力端子と平滑コンデンサCi1 ,Ci
2 ,Ci3 の正極端子間(整流出力ライン)に対してチ
ョークコイルCHの巻線Li及び高速リカバリ型ダイオ
ードD2 が直列に接続されている。
【0008】なお、チョークコイルCHの巻線Liは、
後述するスイッチング素子Q21のスイッチング期間に電
流を負荷側(スイッチングコンバータ部側)に流し込む
ために、整流平滑電圧よりも高いレベルの電圧源あるい
は電流源となるためのエネルギー蓄積手段として機能す
るインダクタンスとして挿入されている。また、高速リ
カバリ型ダイオードD2 は、後述するようにしてスイッ
チング素子Q21のスイッチング動作によって、整流出力
ラインに高周波電流が流れることに対応している。
【0009】上記チョークコイルCHの巻線Li及び高
速リカバリ型ダイオードD2 を介して整流出力ラインを
流れる整流電流は、平滑コンデンサCi1 ,Ci2 ,C
3により充放電されて、平滑コンデンサCi1 ,Ci2
,Ci3 の両端に、後段のスイッチングコンバータ部
200A〜200Cの動作電源となる整流平滑電圧が得
られる。なお、この場合には、例えば後段に複数設けら
れるスイッチングコンバータ部がに対応する電流容量が
得られるように、平滑コンデンサCi1 ,Ci2 ,Ci
3 が並列に設けられている。また、この場合の平滑コン
デンサCi1 ,Ci2 ,Ci3 としては、例えば、それ
ぞれ470μF/400Vの電解コンデンサが選定され
る。
【0010】また、アクティブフィルタを形成する部品
であるスイッチング素子Q21は、この場合には、例え
ば、MOS−FETトランジスタが用いられ、そのドレ
インがチョークコイルCHの巻線Liと高速リカバリ型
ダイオードD2 のアノードの接続点に接続され、ソース
は突入電流制限抵抗RD を介して一次側アースに接地さ
れるようにして設けられている。このスイッチング素子
21は、後述するアクティブフィルタ制御回路10内の
ドライブ回路からゲートに対してスイッチング駆動信号
が供給されることによって、スイッチング動作が行われ
る。なお、チョークコイルCHの巻線Liは、後述する
スイッチング素子Q21のスイッチング期間に電流を負荷
側(スイッチングコンバータ部側)に流し込むために、
整流平滑電圧よりも高いレベルの電圧源あるいは電流源
となるためのエネルギー蓄積手段として機能するインダ
クタンスとして挿入されている。また、高速リカバリ型
ダイオードD2 は、後述するようにしてスイッチング素
子Q21のスイッチング動作によって、整流出力ラインに
高周波電流が流れることに対応している。
【0011】アクティブフィルタ制御回路10は、この
場合には力率を1に近付けるように力率改善を行うアク
ティブフィルタの動作を制御するもので、例えば1石の
集積回路(IC)とされている。 この場合、アクティ
ブフィルタ制御回路10は電源投入時にスイッチング素
子Q21を駆動させる起動回路、所要のスイッチング周波
数を発生させる発振回路、上記発振周波数の信号を増幅
してスイッチング素子Q21を駆動するためのゲート信号
を生成するドライブ回路、上記ドライブ回路より出力さ
れるスイッチング駆動信号についてPWM制御を行うP
WM制御回路、及び、次に説明するフィードフォワード
回路及びフィードバック回路の入力に基づいて乗算を行
って、上記PWM制御回路の制御入力信号を生成する乗
算器等によって構成される。この場合、商用交流電源A
Cの両極に対して整流ダイオードD6A、D6Bが設けられ
て両波整流回路が形成され、この両波整流回路の出力が
抵抗R1 、R2 により分圧されてアクティブフィルタ制
御回路10に入力され、これによって、交流入力電圧に
対するフィードフォワード回路が形成されている。ま
た、フィードバック回路は平滑コンデンサCi1 ,Ci
2 ,Ci3 の両端電圧(整流平滑電圧)を抵抗R3 、R
4 により分圧した電圧値をアクティブフィルタ制御回路
10に入力するようにして形成される。つまり、この図
に示すアクティブフィルタ制御回路10に対しては、フ
ィードフォワード回路より交流入力電圧のレベルに対応
する電圧値が入力され、フィードバック回路からは、整
流平滑電圧レベルに対応する電圧値が入力されることに
なる。
【0012】このアクティブフィルタ制御回路10に
は、ブリッジ整流回路の正極出力が起動用の電源として
入力されており、また、チョークコイルCHに巻装され
た巻線N5 と整流ダイオードD5 による半波整流回路の
出力がアクティブフィルタ制御回路10の動作電源とし
て供給されている。
【0013】上記のように構成されるアクティブフィル
タによる力率改善動作の概略としては、次のようにな
る。例えば、アクティブフィルタ制御回路10ではフィ
ードフォワード回路より入力された電圧値に基づいて交
流入力電圧レベルを検出し、内部の乗算器に入力する。
また、一方でフィードバック回路から入力された電圧値
に基づいて整流平滑電圧の変動差分を検出して、この整
流平滑電圧の変動差分を内部の乗算器に入力する。そし
て、乗算器において、上記交流入力電圧レベルと整流平
滑電圧の変動差分を乗算するが、この乗算結果によって
例えば交流入力電圧VACと同一波形の電流指令値が生成
される。そして、PWM制御回路では上記電流指令値と
実際の交流入力電流レベルを比較して、この差に応じた
PWM信号を生成してドライブ回路に供給する。スイッ
チング素子Q21は、このPWM信号に基づくドライブ信
号によってスイッチング駆動される。この結果、交流入
力電流は交流入力電圧と同一波形となるように制御され
て、力率がほぼ1に近付くようにして力率改善が図られ
ることになる。また、この場合には、乗算器によって生
成される電流指令値は、整流平滑電圧の変動差分に応じ
て振幅が変化するように制御されるため、整流平滑電圧
の変動も抑制されることになる。
【0014】この電源回路においては、前述したような
重負荷の条件に対応するために、平滑コンデンサCi
1 ,Ci2 ,Ci3 により得られる整流平滑電圧を動作
電源とする複数のスイッチングコンバータ部が並列に設
けられている。この図では、3つのスイッチングコンバ
ータ部200A、200B、200Cが設けられてお
り、それぞれ、所定レベルに安定化された二次側直流出
力電圧EO1、EO2、EO3を出力可能とされている。
【0015】例えば、スイッチングコンバータ部200
Aの構成としては、図のようにハーフブリッジ結合され
た2つのスイッチング素子Q1 、Q2 が備えられ、平滑
コンデンサCi1 ,Ci2 ,Ci3 の正極端子と一次側
アース間に対してそれぞれのコレクタ、エミッタを介し
て接続されている。このスイッチング素子Q1 、Q2
各コレクタ−ベース間には、それぞれ起動抵抗RS 、R
S が挿入され、抵抗RB 、RB によりスイッチング素子
1 、Q2のベース電流(ドライブ電流)を調整する。
また、スイッチング素子Q1 、Q2の各ベース−エミッ
タ間にはそれぞれダンパーダイオードDD 、DD が挿入
される。そして、共振用コンデンサCB 、CB は次に説
明するドライブトランスPRTの駆動巻線NB 、NB
共に、自励発振用の直列共振回路を形成している。
【0016】ドライブトランスPRT (Power Regulati
ng Transformer)はスイッチング素子Q1 、Q2 のスイ
ッチング周波数を可変制御するもので、この図の場合に
は駆動巻線NB 、NB 及び共振電流検出巻線ND が巻回
され、更にこれらの各巻線に対して制御巻線NC が直交
する方向に巻回された直交型の可飽和リアクトルとされ
ている。このドライブトランスPRTのスイッチング素
子Q1 側の駆動巻線NB の一端は共振用コンデンサCB
を介して抵抗RB に、他端はスイッチング素子Q1 のエ
ミッタに接続される。また、スイッチング素子Q2 側の
駆動巻線NB の一端は一次側アースに接地されると共
に、他端は共振用コンデンサCB と接続されてスイッチ
ング素子Q1 側の駆動巻線NB と逆の極性の電圧が出力
されるようになされている。
【0017】絶縁コンバータトランスPIT (Power Is
olation Transformer)はスイッチング素子Q1 、Q2
スイッチング出力を二次側に伝送する。この絶縁コンバ
ータトランスPITの一次巻線N1 の一端は、直列共振
コンデンサC1 及び共振電流検出巻線ND の直列接続を
介してスイッチング素子Q1 のエミッタとスイッチング
素子Q2 のコレクタの接点(スイッチング出力点)に接
続され、他端は一次側アースに接地されることで、スイ
ッチング出力が得られるようにされる。そして、上記直
列共振コンデンサC1 及び一次巻線N1 を含む絶縁コン
バータトランスPITのインダクタンス成分により、ス
イッチング電源回路を電流共振形とするための直列共振
回路を形成している。なお、以降この直列共振回路につ
いては、特に一次側直列共振回路ともいうことにする。
このスイッチング電源回路の場合、絶縁コンバータトラ
ンスPITの二次側ではスイッチング動作によって一次
巻線N1 に得られる交番電圧が、センタータップを二次
側アースに接地した二次巻線N2 に対して励起され、整
流ダイオードD3A、D3B、及び平滑コンデンサC3 から
なる両波整流回路により直流電圧に変換されて出力電圧
01が得られる。
【0018】制御回路1は、例えば二次側の直流電圧出
力EO1と基準電圧を比較してその誤差に応じた直流電流
をドライブトランスPRTの制御巻線NC に供給する誤
差増幅器である。
【0019】上記構成のスイッチング電源のスイッチン
グ動作としては、先ず商用交流電源が投入されると、例
えば起動抵抗RS 、RS を介してスイッチング素子Q
1 、Q2 のベースにベース電流が供給されることになる
が、例えばスイッチング素子Q1 が先にオンとなったと
すれば、スイッチング素子Q2 はオフとなるように制御
される。そしてスイッチング素子Q1 の出力として、共
振電流検出巻線ND →一次巻線N1 →直列共振コンデン
サC1 に共振電流が流れるが、この共振電流が0となる
近傍でスイッチング素子Q2 がオン、スイッチング素子
1 がオフとなるように制御される。そして、スイッチ
ング素子Q2 を介して先とは逆方向の共振電流が流れ
る。以降、スイッチング素子Q1 、Q2 が交互にオンと
なる自励式のスイッチング動作が開始される。このよう
に、平滑コンデンサ平滑コンデンサCi1 ,Ci2 ,C
3 の端子電圧を動作電源としてスイッチング素子Q
1 、Q2 が交互に開閉を繰り返すことによって、絶縁コ
ンバータトランスPITの一次側巻線N1 に共振電流波
形に近いドライブ電流を供給し、二次側の二次巻線N2
に交番出力を得る。
【0020】また、二次側の直流出力電圧EO1が低下し
た時は制御回路1によって制御巻線NC に流れる電流が
制御され、スイッチング周波数が低くなるよう(共振周
波数に近くなるように)に制御され、一次巻線N1 に流
すドライブ電流が増加するように制御して、定電圧化を
図っている。なお、このような定電圧制御方式を以降は
スイッチング周波数制御方式ということにする。
【0021】なお、スイッチングコンバータ部200
B、及び200Cについては、上述したスイッチングコ
ンバータ部200Aの構成と同様であることから、スイ
ッチングコンバータ部200Aと同一部分は同一符号を
付して説明を省略する。
【0022】ここで、図14及び図15に上記図13に
示したスイッチング電源回路交流入力電流IACの波形を
交流入力電圧VACと共に示す。例えば図14は、図13
の電源回路が交流入力電圧VAC=230V時に対応する
場合の負荷電力PO =600W時の動作波形を示してい
る。図14(a)に示すように、AC230Vの交流入
力電圧が入力されている場合、交流入力電流IACは図1
4(b)に示すように、交流入力電圧の波形と同様の正
弦波とされて、実際には0.97程度の力率が得られ
る。なお、交流入力電流IACのレベルとしてはIAC
4.2Armsが得られ、入力電力は694Wとされ
る。また、図13の電源回路が交流入力電圧VAC=10
0Vに対応する場合の負荷電力PO =600W時の動作
波形としては、例えば図15(a)に示すようにAC1
00Vの交流入力電圧が入力されているときには、交流
入力電流IAC=8.8Armsとなって、その波形は図
15(b)に示すように正弦波となり、実際には0.9
9程度の力率が得られるものとされる。なお、このとき
の入力電力は709Wとなる。
【0023】また、図16(a)(b)の斜視図によ
り、図13のスイッチング電源回路に用いられるフィル
タチョークコイルLN 及びチョークコイルCHの構造例
を示す。フィルタチョークコイルLN は、例えば図16
(a)のように、アモルファスあるいは圧力粉鉄心など
の磁性体によるトロイダル型コアに対して、単線コイル
としての巻線Lを巻装して構成される。また、図16
(b)に示すチョークコイルCHは、同様にアモルファ
スや圧力粉鉄心などによるトロイダル型コアに、単線コ
イルによって巻線Li(及び巻線N5 )を巻装して構成
される。なお、フィルタチョークコイルLN とチョーク
コイルCHのサイズを比較した場合には、例えば、図1
6(a)(b)から分かるように、フィルタチョークコ
イルLN よりもチョークコイルCHのほうがコアのサイ
ズが大型化する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、機器のサイ
ズやコスト等の観点によれば、スイッチング電源回路に
おいてもできるだけ部品点数を削減したり、小型や安価
な部品を使用する等して、小型/軽量化及び低コスト化
を図ることが好ましい。また、電力変換効率などの電気
的特性面においても向上が図られることが好ましい。
【0025】例えば、図13に示した電源回路の場合、
アクティブフィルタを構成する部品群や、フィルタチョ
ークコイルLN 及びフィルタコンデンサCN によって形
成されるノーマルモードのローパスフィルタは、負荷電
力が大きくなるのに対応して大型化し、特に、図16に
示したフィルタチョークコイルLN とチョークコイルC
Hは、電源投入時の突入電流による飽和や定格動作時の
漏洩磁束の低減を図るために大型化/重量化して、コス
ト的に高価なものとなる。また、図13に示したアクテ
ィブフィルタでは、スイッチング素子Q21及び高速リカ
バリ型ダイオードダイオードD2 がターンオン/オフ時
に高レベルの高調波電流を発生させるために、図のよう
にフィルタチョークコイルLN 及びフィルタコンデンサ
N によるノーマルモードのローパスフィルタを2組結
合した、いわゆるπ型ノーマルモードフィルタを設ける
必要がある。また、図13に示したような構成のアクテ
ィブフィルタを設けたことによる電力損失も比較的大き
いことが知られており、例えばスイッチング素子Q21
ブリッジ整流回路D1 、高速リカバリ型ダイオードダイ
オードD2 等の半導体について大容量のものを選定する
必要があると共に、これらの部品における電力損失によ
る発熱低減のための放熱板を設けることも必要となる。
【0026】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
問題点を解決するため、商用電源を整流平滑化して得ら
れる整流平滑電圧を入力してスイッチング駆動され、二
次側直流出力電圧を出力する電流共振形のスイッチング
コンバータと、この電流共振形スイッチングコンバータ
のスイッチング出力を整流出力ラインに対して帰還する
ようにして力率改善を図るようにした力率改善回路とに
よって形成される複数の力率改善型コンバータ部を、商
用電源に対して並列に設けてスイッチング電源回路を構
成することとした。
【0027】そして、上記力率改善回路は、整流電流の
経路に対して直列に設けられるフィルタチョークコイル
及び高速リカバリ型ダイオードと、フィルタチョークコ
イルと共にローパスフィルタを形成するフィルタコンデ
ンサとを備え、電流共振形スイッチングコンバータの一
次側直列共振回路の絶縁トランスの一次側巻線が直列共
振コンデンサを介して、フィルタチョークコイル及び高
速リカバリ型ダイオードの接続点に対して接続するよう
にして形成することとした。
【0028】あるいは力率改善回路は、整流電流の経路
に対して直列に設けられるフィルタチョークコイル、高
速リカバリ型ダイオード及びチョークコイルの巻線と、
フィルタチョークコイルと共にローパスフィルタを形成
するフィルタコンデンサを備え、電流共振形スイッチン
グコンバータの一次側直列共振回路が、高速リカバリ型
ダイオードとチョークコイルの巻線との接続点に対して
接続されて形成されることとした。
【0029】あるいは力率改善回路は、第1の巻線と第
2の巻線を磁気結合して形成される磁気結合トランスを
備えて、整流電流の経路に対してフィルタチョークコイ
ル、高速リカバリ型ダイオード及び第1の巻線を直列に
挿入し、第2の巻線は電流共振形スイッチングコンバー
タの一次側直列共振回路に対して直列に接続され、フィ
ルタチョークコイルと共にローパスフィルタを形成する
フィルタコンデンサを備えて形成されることとした。
【0030】更には、力率改善回路において上記整流回
路を倍電圧整流回路として構成する、若しくは、交流入
力電圧の電圧値に応じてブリッジ整流回路と倍電圧整流
回路と自動切換えが可能な整流回路として形成し、この
ような整流回路の整流電流経路に対して、上述のように
電流共振形スイッチングコンバータの一次側直列共振回
路を介してスイッチング出力を帰還して力率改善を図る
構成を適用することとした。
【0031】そして上記構成によれば、例えば商用交流
電源に対して複数のスイッチングコンバータが並列に設
けられて重負荷に対応するようにされたスイッチング電
源回路において、アクティブフィルタを用いるよりも簡
略な回路構成によって形成される力率改善回路によって
力率改善を図ることが可能とされる。この結果、アクテ
ィブフィルタのスイッチング素子などを始めとして電力
損失を生じやすい部品の点数も削減される。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態と
してのスイッチング電源回路の構成を示す回路図とさ
れ、この場合には交流入力電圧AC100V系あるいは
AC200V系の単レンジで、負荷電力が250W〜6
00W程度の重負荷に対応するものとされるが、特にA
C200V系に対応の電源回路に適用して好適なものと
される。なお、先に従来例として示した図13の電源回
路と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。
【0033】この図に示す電源回路においては、商用交
流電源ACに対してコモンモードチョークコイルCMC
とアクロスコンデンサCL が設けられて、コモンモード
のノイズフィルタが形成されている。
【0034】この場合、商用交流電源ACに対して図の
ようにブリッジ整流回路D1A、D1B、D1Cが並列に設け
られ、各ブリッジ整流回路D1A、D1B、D1Cにより商用
交流電源ACを全波整流するようにされている。そし
て、ブリッジ整流回路D1Aの整流出力は、後述する力率
改善回路10Aを介して平滑コンデンサCi1 に充電さ
れる。そして、平滑コンデンサCi1 の両端電圧(整流
平滑電圧)を動作電源としてスイッチングコンバータ部
100Aが動作し、直流出力電圧EO1が得られる。ま
た、ブリッジ整流回路D1Bの整流出力は力率改善回路1
0Bを介して平滑コンデンサCi2 に充電され、この平
滑コンデンサCi2 の両端電圧によりスイッチングコン
バータ部100Bが動作して、直流出力電圧EO2を得る
ようにされる。同様にして、ブリッジ整流回路D1Cの整
流出力は力率改善回路10Cを介して平滑コンデンサC
3 に充電され、平滑コンデンサCi3 の両端電圧を動
作電源としてスイッチングコンバータ部100Cを動作
させ、これにより直流出力電圧EO3が得られ、このよう
に図1に示す電源回路では、直流出力電圧EO1、EO2
O3の3チャンネルの安定化された二次側直流電圧を得
ることができる。
【0035】つまり、本実施の形態の電源回路において
は、複数設けられるスイッチングコンバータ部に対応し
てブリッジ整流回路、力率改善回路がそれぞれ設けら
れ、商用交流電源ACに対して[ブリッジ整流回路−力
率改善回路−スイッチングコンバータ部]により形成さ
れる電源回路部が並列に接続されて構成されている。な
お、この図では上記[ブリッジ整流回路−力率改善回路
−スイッチングコンバータ部]からなる電源回路部は3
組とされているが、この図において並列に分岐される商
用電源ラインを矢印で延長して示していることから分か
るように、更に多くの電源回路部が設けられて構わな
い。あるいは2組とされてもよい。
【0036】また、本実施の形態の電源回路において
は、スイッチングコンバータ部100A、100B、1
00Cは電流共振型コンバータを用いるものとされる。
なお、この図に示すスイッチングコンバータ部100
A、100B、100Cは、図13に示したスイッチン
グコンバータ部200A、200B、200Cと同様
に、それぞれスイッチング素子をハーフブリッジ結合し
た自励式による電流共振形コンバータとされ、定電圧制
御方式としてはコンバータドライブトランスPRTによ
るスイッチング周波数制御方式を採るものとされている
ことから、図13と同一符号を付して説明を省略する。
また、スイッチングコンバータ部100B、100Cに
ついては回路構成の具体的図示を省略して、ブロック化
して示している。例えば、本実施の形態に示されるスイ
ッチングコンバータ部100A、100B、100C
は、それぞれの直流出力電圧EO1、EO2、EO3の負荷電
力が200Wに対応できるように構成されており、従っ
て、200W×3=600Wの総合負荷電力に対応可能
なスイッチング電源回路が構成される。
【0037】次に、本実施の形態の電源回路に設けられ
る力率改善回路について説明する。例えば、スイッチン
グコンバータ部100Aに対応して、ブリッジ整流回路
1Aの整流出力ラインに設けられる力率改善回路10A
は、図のようにフィルタチョークコイルLNA、フィルタ
コンデンサCNA、高速リカバリ型ダイオードD2 、及び
共振用コンデンサC2 を備えて形成されている。この場
合、フィルタチョークコイルLNAと高速リカバリ型ダイ
オードD2 は整流出力ラインに対して図のように直列に
接続して設けられる。また、フィルタコンデンサCNA
ブリッジ整流回路D1Aの正極出力端子と平滑コンデンサ
Ci1 の正極間に挿入されて、上記フィルタチョークコ
イルLNAと共にノーマルモードローパスフィルタを形成
するようにされている。共振用コンデンサC2 は図のよ
うに高速リカバリ型ダイオードD2 に対して並列に挿入
され、この接続形態によってフィルタチョークコイルL
NAと共振回路を形成するようにされている。そしてこの
場合には、電流共振形コンバータによるスイッチングコ
ンバータ部100Aの絶縁コンバータトランスPITの
一次巻線N1 の端部が、直列共振コンデンサC1 を介し
てフィルタチョークコイルLNAと高速リカバリ型ダイオ
ードD2 の接続点に対して接続されている。
【0038】上述のような接続形態により形成される力
率改善回路10では、スイッチングコンバータ部100
ASのスイッチング動作により、一次側直列共振回路を
形成する絶縁コンバータトランスPITの一次巻線N1
に得られるスイッチング出力が、直列共振コンデンサC
1 の静電容量結合を介して、フィルタチョークコイルL
NAと高速リカバリ型ダイオードD2 の接続点に対して帰
還されることになる。このようにして帰還されたスイッ
チング出力により、フィルタチョークコイルLNAを負荷
として整流出力ラインにスイッチング周期の交番電圧を
重畳するようにされ、これによって高速リカバリ型ダイ
オードD2 は整流出力電流をスイッチング周期で断続す
るスイッチング動作を行うようにされる。
【0039】従って、ブリッジ整流回路D1Aで整流され
た全波整流電圧は、上記スイッチング電圧が重畳されて
平滑コンデンサCiA に充電が行われることになる。そ
して、このスイッチング電圧の重畳分によって、平滑コ
ンデンサCiA の端子電圧をスイッチング周期で引き下
げることになる。すると、ブリッジ整流回路D1Aの整流
電圧レベルより平滑コンデンサCiA の端子電圧が低下
している期間に充電電流が流れるようになる。そして、
この場合には、商用交流電源ACからブリッジ整流回路
1Aに入力される入力電流I1 の平均波形が、商用交流
電源ACの電圧波形に近付くようにされる。つまり入力
電流I1 の導通角が拡大されることになる。
【0040】また、スイッチングコンバータ部100B
に対応して設けられる力率改善回路10B、及びスイッ
チングコンバータ部100Cに対応して設けられる力率
改善回路10Cの構成は、上述した力率改善10Aと同
様とされることから力率改善10Aと同一符号を付して
説明を省略する。従って、その力率改善動作も上述の力
率改善10Aと同様にして行われることから、ブリッジ
整流回路D1Bの入力電流I2 、及びブリッジ整流回路D
1Cの入力電流I3 の導通角も、ブリッジ整流回路D1A
入力電流I1 と同程度に拡大されることになる。
【0041】例えば、図2は本実施の形態の電源回路に
おける交流入力電圧、入力電流、及びKYDを示す波形
図とされるが、例えば、図2(a)に示すように交流入
力電圧VACが供給されているとすると、上述した入力電
流I1 、I2 、I3 はそれぞれ図2(b)(c)(d)
に示すように流れ、実際には力率改善回路10A、10
B、10Cの作用によって、その導通角が拡大されてい
る。図1の電源回路の場合、交流入力電流IACは入力電
流I1 、I2 、I3 を合成して得られることから、交流
入力電流IACの波形は図2(e)に示すように、実際に
は入力電流I1 、I2 、I3 と同程度の導通角を有する
ことになる。このようにして、交流入力電流IACの波形
の導通角が拡大されるように制御される結果、力率改善
が図られることになる。なお、本実施の形態の電源回路
においては、実際には所定の交流入力電圧と負荷条件の
もとで、例えば0.8程度の力率を得て力率改善を図る
ものとするように所要の部品が選定され、例えば欧州地
域などにおける高調波歪規制に充分なマージンで対応す
ることができる。
【0042】また、上述のような力率改善回路10A、
10B、10Cの構成に基づいて力率改善を行う電源回
路では、負荷が軽くなっていくに従ってスイッチングコ
ンバータ部(100A、100B、100C)側のスイ
ッチング周波数が高くなるように制御されることから、
絶縁コンバータトランスPITのドライブ電流が小さく
なるが、このドライブ電流によって全波整流出力ライン
に流れるスイッチング電流も小さいものになる。したが
って、軽負荷時には平均的な充電電流のレベルが小さく
なり、重負荷時には充電電流が大きくなるため、特に軽
負荷時に平滑コンデンサの端子電圧が異常に上昇する現
象を解消し、通常のMS(マグネット−スイッチ)方式
による力率改善方式では困難だったレギュレーションの
改善を行うことができる。
【0043】また、これらの力率改善回路10A、10
B、10Cではノーマルモードのローパスフィルタ(フ
ィルタチョークコイルLNA及びフィルタコンデンサ
NA)を、ブリッジ整流回路D1 の整流出力側に設ける
ようにしている。このような接続形態によれば、整流出
力ラインにフィルタチョークコイルLN、高速リカバリ
型ダイオードD2 が直列に接続されて挿入されているこ
とになるが、これら素子の各抵抗成分を合成して得られ
る値を、電源オン時の突入電流を所要のレベルにまで抑
制することのできるようなものに設定することで、通常
ACラインに挿入すべき突入電流制限抵抗を省略するこ
とが可能となり、また、電力消費が上記各素子の抵抗成
分により分散されるため、発熱も抑えられる。
【0044】そして、フィルタコンデンサCNAの一端は
直接アースに接地せずに、図のように平滑コンデンサC
1 の正極に接続されているが、これによりフィルタコ
ンデンサCNAの両端にかかる電圧は、ノーマルモードの
ローパスフィルタがACライン側に挿入されている場合
よりも低いものとすることができ、例えば、耐圧品を選
定する必要がなくなる。
【0045】更に、各力率改善回路10A、10B、1
0Cにおいて、フィルタチョークコイルLN と接続され
ている共振用コンデンサC2 からなる並列共振回路は、
負荷変動に対応して、その共振インピーダンスが変化す
るようにされており、このスイッチング電源の負荷が軽
くなった時に、整流平滑ラインに帰還されるスイッチン
グ電圧を抑圧するようにしており、軽負荷時の平滑コン
デンサの端子電圧の上昇を抑制することが可能とされて
いる。
【0046】また、先に従来例として示した図13の電
源回路に備えられたアクティブフィルタの構成では、例
えばスイッチング素子Q21には450V/20Aを選定
し、高速リカバリ型ダイオードD2 は600V/20
A、ブリッジ整流回路D1 の4本の整流ダイオードには
それぞれ600V/10Aを選定していた。これに対し
て、本実施の形態である図1の電源回路の力率改善10
A、10B、10Cにおいては、スイッチング素子Q21
は設けられず、また、高速リカバリ型ダイオードD2
電流容量10Aのものを、各ブリッジ整流回路D1A、D
1B、D1Cの4本の整流ダイオードには電流容量5Aのも
のを選定すればよい。これにより本実施の形態では、例
えば図13の回路で必要とされた、ブリッジ整流回路や
高速リカバリ型ダイオードD2 及びスイッチング素子Q
21などに対する放熱板は不要となる。
【0047】また、図13の電源回路では、図16に示
したような大型のトロイダルコアのチョークコイルCH
及びフィルタチョークコイルLN が設けられていたが、
図1の回路ではチョークコイルCHが省略されると共
に、フィルタチョークコイルLNAも小型なものが用いら
れる。図12は、本実施の形態の電源回路に用いられる
フィルタチョークコイルLNAの構造の一例を示す斜視図
とされ、この図に示すようにフェライト材などによるド
ラム型コアに単線を巻装した小型のリードインダクタと
して構成することができる。
【0048】そして、図1の電源回路では、上述のよう
に選定した部品によって構成されることで、それだけ電
力損失も低減されて電力変換効率が向上される。例え
ば、具体的には図13に示した電源回路の電力変換効率
ηACDCは、交流入力電圧VAC=230V時には、ηAC
DC=(アクティブフィルタの電力変換効率×スイッチ
ングコンバータ部の電力変換効率)=92%×94%≒
86.5%であり、アクティブフィルタを設けない力率
改善前の電源回路の構成での電力変換効率が90%であ
るのに対して約3.5%低下していた。これに対して、
図1の電源回路では、実際の交流入力電流IACは4.8
Armsとされて実効電流は増加するものの、電力変換
効率は91%とされて、力率改善前の電力変換効率90
%よりも1%向上されることになり、また、図13の電
源回路の入力電力が694Wであるのに対して、図1の
電源回路では659Wとなって、約35Wの消費電力の
低減が図られるという結果が得られている。
【0049】このようなことから、本実施の形態の電源
回路はスイッチングコンバータ部の数に対応してブリッ
ジ整流回路及び力率改善回路が設けられるものの、図1
3に示した電源回路と比較した場合には、より小型/軽
量化及び低コスト化を図ることが可能とされ、また、電
力変換効率等の特性面でも有利となる。
【0050】図3は、本発明のスイッチング電源回路の
実施の形態の構成を示す回路図とされる。なお 図1と
同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
この図に示す電源回路の場合、商用交流電源ACを整流
するブリッジ整流回路D1 は1つで共通とされており、
このブリッジ整流回路D1 の整流出力に対して図のよう
に力率改善回路11A、11B、11Cが並列に設けら
れ、これら力率改善回路11A、11B、11Cのそれ
ぞれの後段に対して、スイッチングコンバータ部101
A、101B、101Cが設けられた構成とされてい
る。そして、スイッチングコンバータ部101A、10
1B、101Cのそれぞれから安定化された二次側直流
出力電圧EO1、EO2、EO3が得られるようにされてい
る。つまり、この場合には[力率改善回路−スイッチン
グコンバータ部]により形成される電源回路部が、共通
のブリッジ整流回路D1 に対して並列に接続された構成
を採るものとされている。このようにすれば、例えば図
1の電源回路のように、並列に設けられるスイッチング
コンバータ部の数に応じてブリッジ整流回路を複数設け
る必要がなくなることから、それだけ部品点数を削減す
ることが可能となる。ただし、この場合にはブリッジ整
流回路D1 の電流容量が増加することから、例えば、実
際の電源回路基板面においてはブリッジ整流回路D1
対して放熱板を設けるようにされる。
【0051】また、図3に示す力率改善回路11Aの構
成は、ブリッジ整流回路D1 と平滑コンデンサCi1
正極端子間の整流出力ラインに対して、フィルタチョー
クコイルLNA、高速リカバリ型ダイオードD2 、及びチ
ョークコイルCHの巻線LiA が直列に接続されてい
る。そして、この場合のフィルタコンデンサCNAは、フ
ィルタチョークコイルLNAと高速リカバリ型ダイオード
2 の接続点と平滑コンデンサCi1 の正極端子間に挿
入されて、フィルタチョークコイルLNAと共にノーマル
モードのローパスフィルタを形成するようにしている。
また、共振用コンデンサC2 は、この場合にはチョーク
コイルCHの巻線LiA に対して並列に接続されて並列
共振回路を形成するようにしているが、作用的には図1
の場合と同様とされて、例えば負荷が軽くなったような
場合に平滑コンデンサCi1 の両端電圧が上昇するのを
抑制する動作が得られる。なお、この場合のチョークコ
イルCHは、EI−23型程度のサイズのフェライト材
等によるEI型コアに対してリッツ線を巻装した、小型
のチョークコイルとして構成される。
【0052】そしてこの場合には、後段のスイッチング
コンバータ部101Aの絶縁コンバータトランスPRT
の一次巻線N1 は、直列共振コンデンサC1 を介して、
力率改善11Aにおける高速リカバリ型ダイオードD2
とチョークコイルCHの巻線LiA の接続点に対して接
続される。つまりこの場合には、スイッチングコンバー
タ部101Aの一次側直列共振回路に供給されたスイッ
チング出力を、チョークコイルCHの磁気結合によって
整流出力ライン側に重畳するようにして帰還するように
する構成が採られている。このような構成の力率改善回
路では、チョークコイルCHの巻線LiA のインダクタ
ンスを負荷としてスイッチング電圧が重畳されて、この
重畳されたスイッチング電圧により高速リカバリ型ダイ
オードD2 のスイッチングを促すように動作することに
なる。このようにしても、図1の電源回路の力率改善回
路と同様の作用によって交流入力電流の導通角を拡大す
るように動作することになる。
【0053】スイッチングコンバータ部101A、10
1Bにそれぞれ対応して設けられる力率改善回路11
B、11Cは、上述の力率改善回路11Aと同様の構成
とされていることから、力率改善回路11Aと同一部分
は同一符号を付してその構成については説明を省略す
る。 従って、力率改善回路11B、11Cでは、力率
改善回路11Aと同様にして同程度に交流入力電流の導
通角を拡大するように動作することになる。 このよう
にして、力率改善回路11A、11B、11Cによって
商用交流電源ACに流れる交流入力電流の導通角が拡大
される結果、この場合にも図2(e)に示したような交
流入力電流IACが得られ、その波形が交流入力電圧に近
付いて力率改善が図られることになる。
【0054】また、スイッチングコンバータ部101
A、101B、101Cは、スイッチング素子Q1 、Q
2 をハーフブリッジ結合した自励式の電流共振形コンバ
ータとされていることから、図1のスイッチングコンバ
ータ部100Aと同一部分は同一符号を付して説明を省
略する。また、スイッチングコンバータ部101B、1
01Cは、スイッチングコンバータ部101Aと同様の
構成とされていることから具体的回路構成の図示は省略
し、ブロック化して示している。
【0055】本実施の形態のスイッチングコンバータ部
101Aにおいては、コンバータドライブトランスCD
Tは図1の場合のような制御巻線NC が巻装されない構
成とされ、従ってスイッチング周波数は固定とされる。
そして、この場合には絶縁コンバータトランスPRTに
おいて、一次巻線N1 及び二次巻線N2 にその巻回方向
が直交するように制御巻線NC が設けられた構成とされ
ている。この場合には、直流出力電圧EO1の変動に応じ
て可変されたレベルの直流電流が、制御回路1より制御
巻線NC に対して制御電流として供給されるが、これに
より、絶縁コンバータトランスPRTではその漏洩磁束
が可変されて一次巻線N1 のインダクタンスを変化させ
ることになる。このインダクタンス変化により、一次側
直列共振回路の共振周波数がスイッチング周波数に対し
て可変制御され、これにより二次側直流出力電圧EO1
定電圧化を図ることが可能となる。なお、以降はこのよ
うな定電圧制御について直列共振周波数制御方式という
ことにする。なお、スイッチングコンバータ部101
B、101Cにおいても同様にして、直列共振周波数制
御方式により、それぞれ二次側直流出力電圧EO2、EO3
の定電圧化が図られることになる。
【0056】そして、このような構成の電源回路によっ
ても、例えば図13の電源回路と比較した場合には、図
1の電源回路で説明したと同様に回路サイズの小型/軽
量化が図られ、電力変換効率も向上されることになる。
【0057】図4は、本発明の更に他の実施の形態とし
てのスイッチング電源回路の構成を示す回路図であり、
上記図1及び図3の電源回路と同一部分は同一符号を付
して説明を省略している。先ず、本実施の形態の電源回
路に用いられるスイッチングコンバータ部について説明
する。本実施の形態では図のように2つのスイッチング
コンバータ部102A、102Bが整流出力に対して並
列に設けられているが、実際には更に多くのスイッチン
グコンバータ部が備えられて構わないものとされる。ま
た、スイッチングコンバータ部102A及びスイッチン
グコンバータ部102Bは、後述するように同形式の他
励式電流共振形コンバータの構成とされていることから
同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0058】この図に示すスイッチングコンバータ部1
02Aは、スイッチング素子Q11、Q12に例えばMOS
−FETを用いた、ハーフブリッジ接続による他励式の
電流共振形コンバータとされる。この場合には、制御回
路1が直流出力電圧EO1に基づいて発振ドライブ回路2
を制御し、発振ドライブ回路2からスイッチング素子Q
11、Q12の各ゲートに供給するスイッチング駆動電圧を
変化させる(例えば駆動電圧のパルス幅可変制御を行
う)ことで、定電圧制御を行うようにされる。なお、各
スイッチング素子Q11、Q12のドレイン−ソース間に対
して図に示す方向に接続されるDD 、DD は、スイッチ
ング素子Q11、Q12のオフ時に帰還される電流の経路を
形成するダンパーダイオードとされる。また、起動回路
3は電源始動時に整流平滑ラインに得られる電圧あるい
は電流を検出して、発振ドライブ回路2を起動させるた
めに設けられており、この起動回路3には、絶縁コンバ
ータトランスPITに設けられた三次巻線N3 と整流ダ
イオードD4 及び平滑コンデンサC4 により生成される
低圧直流電圧が供給される。
【0059】また、スイッチングコンバータ部102B
は、上述のスイッチングコンバータ部102Aと同様の
ハーフブリッジ接続による他励式の電流共振形コンバー
タの構成とされて、定電圧化された直流出力電圧EO2
出力する。なお、スイッチングコンバータ部102Bの
起動回路3では、上記スイッチングコンバータ部102
Aの絶縁コンバータトランスPITの三次巻線N3 、整
流ダイオードD4 及び平滑コンデンサC4 により得られ
る低圧直流電圧を起動用電源として入力するようにして
いる。この実施の形態で用いられるような、電界効果型
のスイッチング素子は電圧駆動であり自励発振が困難に
なるため、この図のように発振ドライブ回路2と起動回
路3を設けることが好ましい。
【0060】この図4に示す電源回路の場合、ブリッジ
整流回路D1 の整流出力ラインに対して、図のようにフ
ィルタチョークコイルLN 及びフィルタコンデンサCN
により形成されるノーマルモードローパスフィルタLP
Fが設けられる。そして、このノーマルモードローパス
フィルタLPFの後段において、力率改善回路12Aは
スイッチングコンバータ部102Aに対応して設けら
れ、力率改善回路12Bはスイッチングコンバータ部1
02Bに対応して設けられる。例えば、先に実施の形態
として示した図1及び図3の電源回路においては、各力
率改善回路内にフィルタチョークコイルLNAとフィルタ
コンデンサCNAよりなるノーマルモードローパスフィル
タを設けていたのに対してが、本実施の形態ではブリッ
ジ整流回路D1 −ノーマルモードローパスフィルタLP
Fの回路部分が、後段の力率改善回路とスイッチングコ
ンバータ部からなる電源回路部の並列接続に対して、共
通に設けられる。
【0061】次に、本実施の形態の力率改善回路につい
て説明する。この図では2つの力率改善回路12A、1
2Bが示されているが、両者は同一の構成とされている
ことから、同一部分には同一符号を付して説明を省略す
る。例えば、スイッチングコンバータ部102Aに対応
して設けられる力率改善回路12Aは、図のように高速
リカバリ型ダイオードD2 、磁気結合トランスMCT及
び共振用コンデンサC2 を備えて構成される。磁気結合
トランスMCTは、一次巻線LP 及び二次巻線LiA
互いに磁気的に密結合するようにして巻装して構成され
る。この力率改善回路12Aでは、ブリッジ整流回路D
1 からスイッチングコンバータ部102A側の平滑コン
デンサCi1 への整流出力ラインに対して、ノーマルモ
ードローパスフィルタLPFのフィルタチョークコイル
NAを介して、高速リカバリ型ダイオードD2 及び磁気
結合トランスMCTの二次巻線LiA が直列に挿入され
る。この場合の共振用コンデンサC2 は、磁気結合トラ
ンスMCTの二次巻線LiA に対して並列に接続されて
並列共振回路を形成している。そして、磁気結合トラン
スMCTの一次巻線LP は、スイッチングコンバータ部
102Aの一次側直列共振回路に対して直列に接続する
ように設けられる。つまり、この場合には磁気結合トラ
ンスMCTの一次巻線LP の一端は、絶縁コンバータト
ランスPITの一次巻線N1 に対して接続され、他端は
直列共振コンデンサC1 を介して一次側アースに接地さ
れる。
【0062】このような力率改善12Aの構成では、ス
イッチングコンバータ部102Aの一次側直列共振回路
に得られたスイッチング電流は磁気結合トランスMCT
の一次巻線LP を流れることになる。これにより、磁気
結合トランスMCTでは一次巻線LP から二次巻線Li
A にスイッチング周期の交番電圧が励起されて、平滑コ
ンデンサCi1 への充電経路に対してスイッチング電圧
が重畳するようにされることになる。つまり本実施の形
態では、磁気結合トランスMCTの磁気結合によってス
イッチング出力を整流出力ラインに帰還するように構成
されている。このようにして帰還されたスイッチング電
圧よって、高速リカバリ型ダイオードD2 がスイッチン
グ周期で断続するように動作することになる結果、これ
までの説明と同様の作用によって交流入力電流の導通角
を拡大させることになる。
【0063】また、スイッチングコンバータ部102B
に対応する力率改善回路12Bにおいても、力率改善回
路12Aと同様の動作により、この場合には、平滑コン
デンサCi2 への充電経路に対してスイッチング電圧が
重畳されることによって交流入力電流の導通角を拡大さ
せるように作用する。このように力率改善回路12A、
12Bにより交流入力電流の導通角が広げられる結果、
例えば図2(e)に示すような交流入力電流IACが得ら
れて、力率改善を図ることが可能とされる。なお、上記
力率改善回路12A、及び12Bの動作によって、整流
出力ラインから商用交流電源AC側に流入しようとする
スイッチング周期の高調波電流は、ノーマルモードロー
パスフィルタLPFにより阻止される。
【0064】これまでの上記各実施の形態は、例えば負
荷電力250W〜600W程度の範囲の重負荷、及び交
流入力電圧AC100V系あるいはAC200V系の単
レンジに対応するものとして、特にAC200V系に対
応する電源回路に好適な電源回路の構成を示すものとさ
れていたが、次に、本発明のスイッチング電源回路とし
て、交流入力電圧AC100V系の単レンジに対応する
電源回路として好適とされる実施の形態について説明す
る。
【0065】図5は、上記のようなスイッチング電源回
路の一実施の形態を示す回路図とされる。なお、これま
で実施の形態として示した図1、図3及び図4の電源回
路と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。この
図に示す電源回路においては、商用交流電源ACに対し
て並列に倍電圧整流/力率改善回路13A、13B、1
3Cが設けられる。各倍電圧整流/力率改善回路13
A、13B、13Cは、それぞれに対応して設けられる
平滑コンデンサCiA1−CiB1、CiA2−CiB2、Ci
A3−CiB3の各直列接続と共に倍電圧整流回路を形成す
るようにされている。そして、スイッチングコンバータ
部103A、103B、103Cは、それぞれ平滑コン
デンサCiA1−CiB1、CiA2−CiB2、CiA3−Ci
B3の各直列接続により得られる整流平滑電圧を動作電源
として駆動され、スイッチングコンバータ部103A、
103B、103Cからそれぞれ安定化された二次側直
流出力電圧EO1、EO2、EO3が得られるようにされる。
つまり、本実施の形態では商用交流電源ACに対して
[倍電圧整流/力率改善回路−スイッチングコンバータ
部]からなる電源回路部が並列に設けられる構成とされ
る。
【0066】なお、この図に示すスイッチングコンバー
タ部103A、103B、103Cは、先に図1に示し
たスイッチングコンバータ部と同様の回路構成とされて
いることから、回路内部については同一符号を付してス
イッチング動作及び定電圧制御等については説明を省略
する。
【0067】そして、倍電圧整流/力率改善回路13
A、13B、13Cの動作は次のようになる。例えば倍
電圧整流/力率改善回路13Aにおいては、先ず商用交
流電源ACの正極ラインに対して直列に挿入されるフィ
ルタチョークコイルLNAと、商用交流電源ACに並列に
設けられるフィルタコンデンサCNAによりノーマルモー
ドローパスフィルタを形成している。また、整流ダイオ
ードD11は、上記フィルタチョークコイルLNAと平滑コ
ンデンサCiA1の正極端子間において、カソードが平滑
コンデンサCiA1の正極端子と接続されるように直列に
挿入される。整流ダイオードD12は、整流ダイオードD
11のアノードに対してカソードが接続され、一次側アー
スに対してアノードが接続されるように設けられる。な
お、この場合の整流ダイオードD11、D12は、後述する
ように整流電流経路に対してスイッチングコンバータ部
のスイッチング周期の高周波電流が流れることに対応し
て高速リカバリ型が用いられる。そして、この場合には
スイッチングコンバータ部103Aの絶縁コンバータト
ランスPITの一次巻線N1 が直列共振コンデンサC1
を介して整流ダイオードD11と整流ダイオードD12の接
続点に対して接続されており、これによって、一次側直
列共振回路に得られるスイッチング出力を直列共振コン
デンサC1 の静電容量結合を介して倍電圧整流電流が流
れる経路に帰還するようにしている。また、この場合に
は2つの共振用コンデンサC2 が設けられて、それぞれ
整流ダイオードD11と整流ダイオードD12に対して並列
に接続される。
【0068】上記のような構成の倍電圧整流/力率改善
回路13Aに対して、平滑コンデンサCiA1及びCiB1
は、整流ダイオードD11のカソードと一次側アース間に
対して直列に接続されると共に、平滑コンデンサCiA1
及びCiB1の接続点は、商用交流電源ACの負極側のラ
インに対して接続されている。
【0069】このような構成では、例えば交流入力電圧
ACが正の期間では、商用交流電源ACが整流ダイオー
ドD11により整流されて平滑コンデンサCiA1に充電さ
れる電流経路が形成される。一方、交流入力電圧VAC
負の期間には商用交流電源ACが整流ダイオードD11
より整流されて平滑コンデンサCiB1に充電される経路
が形成されることになる。この結果、直列接続された平
滑コンデンサCiA1−CiB1の両端には、交流入力電圧
ACの略2倍に対応する整流平滑電圧が得られることに
なり、このようにして本実施の形態の電源回路回路では
倍電圧整流を行うようにされている。
【0070】また、倍電圧整流/力率改善回路13Aに
おいては、前述のように整流ダイオードD11と整流ダイ
オードD12の接続点に対して、後段のスイッチングコン
バータ部103Aの一次側直列共振回路が接続されて、
その直列共振コンデンサC1の静電容量結合によってス
イッチング出力が帰還される。この場合、帰還されたス
イッチング出力は、フィルタチョークLNAのインダクタ
ンスを介する整流出力に対して、スイッチング周期の交
番電圧として重畳され、これによって、整流ダイオード
11と整流ダイオードD12ではスイッチング周期で整流
電流を断続するように動作する。これによって、例えば
図1における力率改善回路10Aと同様にして、整流入
力電流I1 の導通角を拡大するように作用することにな
る。
【0071】倍電圧整流/力率改善回路13B及び13
Cは、上記倍電圧整流/力率改善回路13Aと同様の構
成とされることから同一符号を付している。従って、倍
電圧整流/力率改善回路13B及び13Cにおいても倍
電圧整流/力率改善回路13Aと同様にして、商用交流
電源に対して倍電圧整流を行うようにされると共に、そ
れぞれ、倍電圧整流/力率改善回路13Bは整流入力電
流I2 について導通角を拡大し、倍電圧整流/力率改善
回路13Cは整流入力電流I3 について導通角を拡大す
るように作用することになる。
【0072】図6は、図5の電源回路における商用電源
周期での整流入力電流I1 、I2 、I3 及び交流入力電
流IACを示す波形図である。例えば、図6(a)に示す
ようにAC100Vの交流入力電圧VACが供給されてい
るとすると、上述した倍電圧整流/力率改善回路13
A、13B、13Cにそれぞれ流れる整流入力電流I
1 、I2 、I3 は、それぞれ図6(b)(c)(d)に
示すように導通角が拡大される波形が得られる。そし
て、整流入力電流I1 、I2 、I3 を合成して得られる
交流入力電流IACは、図のように整流入力電流I1 、I
2 、I3 と同程度に導通角が拡大された波形として得ら
れ、本実施の形態においては実際には所定の交流入力電
圧と負荷条件のもとで0.8程度に力率改善が図られる
ように設定される。
【0073】本実施の形態である図5の電源回路の場
合、例えば、整流ダイオードD11と整流ダイオードD12
については、それぞれ電流容量10Aのものを選定し、
放熱板は不要とされる。また、倍電圧整流回路を形成す
る整流平滑コンデンサは、それぞれ470μF/200
Vを採用することが可能とされる。更に、フィルタチョ
ークコイルLNAに関しては、先に図12で説明したと同
様の小型のリードインダクの構造でよいものとされ、フ
ィルタコンデンサCNAについても小容量品を用いること
ができ、何れも安価で小型軽量な部品を選定することが
可能となる。
【0074】また、図5の電源回路では、交流入力電流
ACは例えば負荷電力600W時には10.1Arms
とされて実効電流は増加するが、電力変換効率は92%
が得られ、力率改善前の電力変換効率90%よりも2%
向上されることになる。また、従来例である図13の電
源回路では、交流入力電圧AC100V時での電力変換
効率は約84.6%(交流入力電流IAC=8.8Arm
s)とされていたのに比較しても電力損失が著しく低減
されている。また、交流入力電圧AC100V時におい
て、図13の電源回路では入力電力が694Wであるの
に対して、図5の電源回路では652Wとなって、約5
7Wの消費電力の低減が図られるという結果が得られて
いる。
【0075】このようなことから、本実施の形態の電源
回路においても、図13に示した電源回路と比較した場
合には、より小型/軽量化及び低コスト化の促進が可能
とされ、また、電力変換効率等の特性面でも向上が図ら
れることになる。
【0076】図7は、本発明の更に他の実施の形態のス
イッチング電源回路の構成を示す回路図とされる。な
お、この電源回路も例えば図5の実施の形態に示した電
源回路と同様にして、交流入力電圧AC100V系の単
レンジに対応する電源回路に適用して好適とされ、後述
のように倍電圧整流/力率改善回路14A、14B、1
4Cを備えて力率改善を図るように構成されることか
ら、図5と同一部分は同一符号を付して説明を省略す
る。また、この図7のスイッチングコンバータ部104
A、104B、104Cは、先に実施の形態として図3
に示したスイッチングコンバータ部と同様の構成とされ
ていることから、同一部分には同一符号を付して、スイ
ッチング動作及び定電圧制御等については説明を省略す
る。
【0077】この図に示す電源回路においては、商用交
流電源ACに対してフィルタチョークコイルLN 及びフ
ィルタコンデンサCN により形成されるノーマルモード
のローパスフィルタLPFが設けられ、後述する[倍電
圧整流/力率改善回路−スイッチングコンバータ部]か
らなる回路部の並列接続に対して共通に作用するように
される。従って、この場合には、商用交流電源ACに並
列に設けられる[倍電圧整流/力率改善回路−スイッチ
ングコンバータ部]に対応する組数分に関わらずノーマ
ルモードローパスフィルタを1組で済ませることが可能
となる。
【0078】本実施の形態の電源回路に設けられる倍電
圧整流/力率改善回路14A、14B、及び14Cは共
に同様の構成であることから同一符号を付している。例
えば、倍電圧整流/力率改善回路14Aにおいては、図
5の電源回路に備えられた倍電圧整流/力率改善回路1
3Aと同様の接続形態により倍電圧整流用の2本の整流
ダイオードD11、D12が設けられる。各整流ダイオード
11、D12に対しては、共振用コンデンサC2 、C2
並列に接続される。また、この場合にはチョークコイル
CHの巻線Liが、フィルタチョークコイルLN と整流
ダイオードD11、D12の接続点との間に対して直列に挿
入され、この場合も、倍電圧整流/力率改善回路14A
の後段に接続されるスイッチングコンバータ部104A
の一次側直列共振回路は、整流ダイオードD11、D12
接続点に対して接続されている。なお、本実施の形態に
用いられるチョークコイルCHは、例えばフェライト材
等によるEI−28程度のサイズのコアに対してリッツ
線等を巻装して構成される。
【0079】このような構成の倍電圧整流/力率改善回
路14Aでは、例えば図3の電源回路における力率改善
と同様に、チョークコイルCHの磁気結合によってスイ
ッチングコンバータ部104Aの一次側直列共振回路に
得られたスイッチング出力を帰還する方式を採るものと
されている。従って、この場合にもチョークコイルCH
の巻線Liのインダクタンスを流れる整流出力に対して
重畳されるスイッチング周期の交番電圧によって、高速
リカバリ型の整流ダイオードD11、D12が整流電流をス
イッチング周期で断続する動作が得られ、これまで説明
してきた電源回路と同様の作用によって交流入力電流の
導通角を拡大して力率改善を図るようにされる。
【0080】また、[倍電圧整流/力率改善回路14B
−スイッチングコンバータ部104B]及び[倍電圧整
流/力率改善回路14C−−スイッチングコンバータ部
104C]からなる電源回路部についても、上述の[倍
電圧整流/力率改善回路14A−スイッチングコンバー
タ部104A]による電源回路部と同様の動作が得ら
れ、これにより交流入力電流の導通角を拡大して力率改
善が図られるようにされている。
【0081】図8は、本発明の更に他の実施の形態とし
てのスイッチング電源回路の構成を示す回路図とされ、
この場合にも交流入力電圧AC100V系の単レンジ及
び重負荷時に対応する電源回路として好適とされて、倍
電圧整流回路を備えた構成とされており、また、1組の
ノーマルモードローパスフィルタLPFが、後段の倍電
圧整流/力率改善回路の並列接続に対して共通に作用す
る構成とされていることから、図5及び図7の電源回路
と同一部分については同一符号を付して説明を省略す
る。
【0082】また、この電源回路の場合、商用交流電源
ACに対して並列に設けられる2組のスイッチングコン
バータ部105A、及び105Bは、ハーフブリッジ式
による他励式電流共振形コンバータの構成とされてい
る。また、この図8に示す電源回路の倍電圧整流/力率
改善回路15A及び15Bは、倍電圧整流回路に対して
磁気結合トランスMCTによって力率改善を図る構成を
適用したものとされていることから、先に実施の形態と
して示した図3の電源回路のスイッチングコンバータ部
と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。
【0083】例えば、倍電圧整流/力率改善回路15A
においては磁気結合トランスMCTが備えられており、
この場合磁気結合トランスMCTの二次巻線Liは、そ
の一端が高速リカバリ型の整流ダイオードD11、D12
接続点に接続され、他端がノーマルモードローパスフィ
ルタLPFのフィルタチョークコイルLN の端部と接続
されるようにして、商用交流電源ACの正極ラインに接
続されている。また、共振用コンデンサC2 は磁気結合
トランスMCTの二次巻線Liに対して並列に設けら
れ、磁気結合トランスMCTの一次巻線LP は、スイッ
チングコンバータ部105Aの一次側直列共振回路に対
して直列に挿入されている。
【0084】このような構成によれば、倍電圧整流/力
率改善回路15Aにおいては磁気結合トランスMCTの
磁気結合を介して、倍電圧整流電流の経路に対してスイ
ッチング出力が重畳されることになり、図3により説明
したと同様の作用によって、商用交流電源ACから倍電
圧整流/力率改善回路15Aに流入する入力電流の導通
角を拡大するように動作する。そして、スイッチングコ
ンバータ部105Bに対応して設けられている倍電圧整
流/力率改善回路15Bにおいても同様にして、平滑コ
ンデンサCiA2,CiB2と共に倍電圧整流を行うと共
に、帰還されたスイッチング出力に基づいて入力電流の
導通角を拡大するように動作して、商用交流電源ACに
流れる交流入力電流波形が交流入力電圧波形に近付いて
力率改善が図られることになる。
【0085】ところで、これまで説明してきた上記各実
施の形態は、交流入力電圧AC100V系、あるいは2
00V系の単レンジ及び重負荷に対応する電源回路に適
用して好適とされるスイッチング電源回路の構成につい
て説明してきたが、図9の回路図に、交流入力電圧AC
100V系と200V系を共用可能ないわゆるワイドレ
ンジ対応で、負荷電力250W〜600W程度の重負荷
に対応可能なスイッチング電源回路の一実施の形態を示
す。なお、先に実施の形態として示した図1及び図5の
スイッチング電源回路と同一部分については同一符号を
付して説明を省略する。
【0086】この電源回路では商用交流電源ACに対し
て、スイッチングコンバータ部106A、106B、1
06Cが並列に設けられ、この前段に対してそれぞれ、
力率改善整流回路16A、16B、16Cが接続して設
けられる。つまり、この場合には[力率改善整流回路−
スイッチングコンバータ部]からなる複数の電源回路部
が商用交流電源ACに対して並列に設けられて重負荷に
対応するように構成される。なお、スイッチングコンバ
ータ部106A、106B、106Cは、それぞれ平滑
コンデンサ[CiA1−CiB1],[CiA2−CiB2],
[CiA3−CiB3]の両端電圧を動作電源として駆動さ
れる。また、スイッチングコンバータ部106A、10
6B、106Cは、先に図1及び図5に示したスイッチ
ングコンバータ部と同様の構成であるため、同一符号を
付して説明を省略する。また、この電源回路では破線に
示すようにフィルタコンデンサCN が商用交流電源AC
に並列に設けられており、後述する力率改善整流回路1
6A、16B、16Cにおける正極側の整流入力ライン
に挿入されたフィルタチョークコイルLNA、LNA、LNA
と共に、ノーマルモードローパスフィルタを形成するよ
うにされる。つまり、この場合には力率改善整流回路1
6A、16B、16Cの並列接続に対してフィルタコン
デンサCN が共通に設けられる構成とされる。
【0087】この場合、力率改善整流回路16A、16
B、16Cはそれぞれ同様の構成であることから同一符
号を付している。そして、力率改善整流回路16Aにお
いては、先ず、前述のようにフィルタチョークコイルL
NAが、力率改善整流回路16Aの整流回路に対する正極
の整流入力ラインに直列に挿入されて、フィルタコンデ
ンサCN とによってノーマルモードローパスフィルタを
形成する。また、この場合にはブリッジ整流回路D1A
設けられて、図のように商用交流電源ACに対して設け
られる。このブリッジ整流回路D1Aは後述するようにス
イッチング周期で整流電流を断続するのに対応して、図
のように高速リカバリ型の整流ダイオードDF1、DF2
F3、DF4が用いられている。この場合、2つの共振コ
ンデンサC2 が設けられ、それぞれブリッジ整流回路D
1Aの整流ダイオードDF1、DF2に対して並列に設けられ
る。
【0088】また、力率改善整流回路16Aでは、ブリ
ッジ整流回路D1Aの正極出力端子(整流ダイオード
F2、DF4の接続点)が平滑コンデンサCiA1の正極端
子に接続される。また、負極入力端子(整流ダイオード
F3、DF4の接続点)が、電磁リレーRLのスイッチ部
1 を介して平滑コンデンサCiB1の接続点に対して接
続されている。この場合、一次側直列共振回路はブリッ
ジ整流回路D1Aの正極入力端子(整流ダイオードDF1
F2の接続点)に対して接続されて、後述のようにスイ
ッチング出力を整流電流の経路に供給するようにしてい
る。
【0089】そして、力率改善整流回路16Bも上述と
同様にして、平滑コンデンサCiA2−CiB2側と電磁リ
レーRLのスイッチ部S2 を介するようにして接続さ
れ、力率改善整流回路16Cは平滑コンデンサCiA3
CiB3側と電磁リレーRLのスイッチ部S3 を介するよ
うにして接続される。また、スイッチングコンバータ部
106B、106Cの各一次側直列共振回路は、上述と
同様の接続形態によって、力率改善整流回路16B、1
6Cのそれぞれのブリッジ整流回路D1Aの正極入力端子
に対して接続される。
【0090】この図の電源回路に示す電磁リレーRL
は、図のように1つのリレー駆動回路RLD に対して、
スイッチ部S1 、S2 、S3 が連動して切換わるように
構成されたタイプのものが用いられる。例えば、上記リ
レー駆動回路RLD は、ここでは図示しないスタンバイ
用のスタンバイ電源回路部などに対して接続されて、例
えば交流入力電圧AC150以上と150V以下とで、
リレー駆動回路RLD に対する電流の導通と非導通が切
換わるようにされている。そしてこのリレー駆動回路R
D の励磁作用によって、交流入力電圧AC150以上
の場合にはスイッチ部S1 、S2 、S3 がオフとなるよ
うに制御され、交流入力電圧AC150以下の場合には
スイッチ部S1 、S2 、S3 はオンとなるように制御さ
れる。
【0091】このような電磁リレーRLを備えた、本実
施の形態の電源回路の整流動作を、力率改善整流回路1
6Aを例に説明する。例えば、交流入力電圧がAC15
0以下、即ちAC100V系の交流入力電圧が商用交流
電源ACに対して入力されている場合には、上述した電
磁リレーRLの動作によってスイッチ部S1 がオン状態
に制御される。これによって、平滑コンデンサCiA1
CiB1の接続点は商用交流電源ACの負極ラインと接続
される。この場合、商用交流電源ACが正の期間には整
流ダイオードDF2を介して平滑コンデンサCiA1に充電
し、商用交流電源ACが負の期間には整流ダイオードD
F1を介して平滑コンデンサCiB1に充電することによ
り、商用交流電源ACを倍電圧整流する倍電圧整流回路
が形成される。
【0092】一方、交流入力電圧が200V系とされ
て、交流電源ACに対してAC150V以上の交流入力
電圧が入力されている場合には、電磁リレーRLによっ
てスイッチ部S1 がオフとなるように制御され、平滑コ
ンデンサCiA1、CiB1の接続点と商用交流電源ACの
負極ラインは遮断される。そして、この状態では商用交
流電源ACをブリッジ整流回路D1Aによって全波整流し
て、その整流出力によって平滑コンデンサCiA1、Ci
B1の直列接続に対して充電を行って全波整流平滑電圧を
得る動作となる。従って、この場合には商用交流電源A
Cのレベルに対応する整流平滑電圧が、直列接続された
平滑コンデンサCiA1、CiB1の両端に得られる。スイ
ッチングコンバータ部106Aは、このようにして得ら
れる倍電圧整流電圧もしくは全波整流平滑電圧を動作電
源としてスイッチング動作を行って、最終的に安定化さ
れた二次側直流出力電圧EO1を得るように動作する。
【0093】この力率改善整流回路16Aにおいては、
前述のようにブリッジ整流回路D1Aを形成する整流ダイ
オードDF1、DF2の接続点に対して、スイッチングコン
バータ部106Aの一次側直列共振回路が接続されてい
ることにより、直列共振コンデンサC1 の静電容量結合
を介して、上記一次側直列共振回路に得られるスイッチ
ング出力を力率改善整流回路16Aにおける整流入力ラ
インに帰還するようにされている。これによって、交流
入力電圧AC100V系時の倍電圧整流動作の場合と、
AC200V系時の全波整流動作の場合の両方の場合に
おいて、整流電流が流れる経路に対してスイッチング電
圧が重畳されて、整流ダイオードDF1、DF2が整流電流
をスイッチング周期で断続する動作が得られる。このた
め、商用交流電源ACから力率改善整流回路16Aの整
流経路に流入する商用周期の整流入力電流の導通角が拡
大さることになる。
【0094】そして、力率改善整流回路16B、16C
においても、電磁リレーRLの動作によってスイッチ部
2 、S3 が切換え制御されることで、力率改善整流回
路16Aと同様にして、交流入力電圧AC100V系
(AC150V以下)時には倍電圧整流動作が得られ、
AC200V系(AC150V以上)時にはブリッジ整
流回路D1Aによる全波整流平滑動作が得られるように自
動的に切換わる。また、力率改善整流回路16B、16
Cでは、力率改善整流回路16Aと同様の動作によっ
て、整流入力電流の導通角を拡大することになり、この
結果、力率改善整流回路16A、16B、16Cの各整
流入力電流を合成して得られる交流入力電流も導通角が
拡大されて力率改善が図られることになる。なお、本実
施の形態Nにおいても力率改善は0.8程度となるよう
に電源回路における所要の部品が選定される。
【0095】このようにして構成される本実施の形態の
電源回路では、例えば、ブリッジ整流回路D1Aを形成す
る4本の高速リカバリ型による整流ダイオードDF1、D
F2、DF3、DF4についてはそれぞれ電流容量として10
A品のものを選定し、スイッチング周期で整流電流を断
続する整流ダイオードDF1、DF2について放熱板が必要
とされるが、整流ダイオードDF3、DF4については不要
とされる。なお、各力率改善整流回路に対して設けられ
る平滑コンデンサについては、それぞれ1000μF/
400Vが選定される。また、フィルタチョークコイル
NAに関しては、先に図12で説明したと同様の小型の
リードインダクの構造でよいものとされ、フィルタコン
デンサCNAについては、図13の場合と同様の1μF/
400Vのものを用いるが、本実施の形態の力率改善整
流回路はアクティブフィルタのように高レベルのノイズ
を発生しないために、図9に示したように1組で済ませ
ることができる。
【0096】また、図9の電源回路では、例えば負荷電
力600Wで交流入力電圧AC100V時には、力率は
0.82程度に向上され、交流入力電流レベル、電力変
換効率及び入力電力は先に実施の形態として図5に示し
たスイッチング電源回路と同等となる。また、負荷電力
600Wで交流入力電圧AC200V時には力率は0.
8とされ、電力変換効率は93%で、入力電力は645
W(交流入力電流レベルは4.8Arms)となり、こ
れに対して交流入力電圧AC200V時における図13
の電源回路の電力変換効率は86.5%であり、入力電
力は694Wとされる。従って、本実施の形態のスイッ
チング電源回路においても図13に示した電源回路と比
較した場合には、より小型/軽量化及び低コスト化を図
ることが可能とされ、また、交流入力電圧AC100V
系と200V系の何れの場合においても電力変換効率の
向上や消費電力低減等の向上が図られることになる。
【0097】図10は、本発明の更に他の実施の形態の
スイッチング電源回路の構成を示す回路図とされる。こ
の図に示す電源回路は、上述の図9の電源回路と同様
に、ワイドレンジ対応とされ、電磁リレーRLにより交
流入力電圧AC100V系とAC200V系に対応して
倍電圧整流と全波整流を自動的に切換える構成とされて
いることから、図9と同一の構成部分は同一符号を付し
て説明を省略する。また、この図10の電源回路におけ
るスイッチングコンバータ部107A、107B、10
7Cは、先に実施の形態として図3、図7に示したスイ
ッチングコンバータ部と同様の構成とされていることか
ら、同一部分には同一符号を付して、スイッチング動作
及び定電圧制御等については説明を省略する。
【0098】この図に示す電源回路においては、商用交
流電源ACに対してフィルタチョークコイルLN 及びフ
ィルタコンデンサCN より形成される1組のノーマルモ
ードローパスフィルタLPFが設けられ、後段の[力率
改善整流回路−スイッチングコンバータ部]からなる回
路部の並列接続に対して共通に作用して、商用交流電源
に流入する高調波電流を阻止するようにされる。
【0099】この図の電源回路に設けられる力率改善整
流回路17A、17B、及び17Cは共に同様の構成で
あることから同一符号を付している。例えば、力率改善
整流回路17Aにおいては、図9の電源回路の力率改善
整流回路17Aと同様にして、ブリッジ整流回路D1A
共振用コンデンサC2 ,C2が設けられる。そして、こ
の場合にはチョークコイルCHの巻線Liが、ノーマル
モードローパスフィルタLPFのフィルタチョークコイ
ルLN と整流ダイオードDF1、DF2の接続点との間に対
して挿入される。つまり、チョークコイルCHの巻線L
iは、力率改善整流回路17Aの正極の整流入力ライン
に対して直列に設けられる。
【0100】このような構成の力率改善整流回路14A
によると、例えば図3及び図7に示した、チョークコイ
ルCHの磁気結合によってスイッチングコンバータ部1
07Aの一次側直列共振回路に得られたスイッチング出
力を帰還して力率改善を図る方式を適用したものとされ
る。従って、この場合には交流入力電圧AC100V系
時に対応する倍電圧整流時と、AC200V系時に対応
する全波整流平滑時の両者の場合において、チョークコ
イルCHの巻線Liのインダクタンスを流れる整流出力
に対してスイッチング周期の交番電圧が重畳され、高速
リカバリ型の整流ダイオードDF1、DF2が整流電流をス
イッチング周期で断続する動作が得られる。このため、
図3及び図9の電源回路と同様の作用によって整流入力
電流の導通角を拡大するようにされる。また、力率改善
整流回路14B及び14Cにおいても、力率改善整流回
路14Aと同様にして整流動作が切換えられると共に、
整流入力電流の導通角が拡大される結果、交流入力電流
の導通角が拡大されて力率改善が図られるように構成さ
れる。
【0101】図11の回路図は、ワイドレンジ対応とさ
れ、電磁リレーRLにより交流入力電圧AC100V系
とAC200V系に対応して倍電圧整流と全波整流を自
動的に切換えるようにし、更に他の実施の形態としての
スイッチング電源回路の構成を示す回路図とされる。ま
た、この図に示す電源回路では、1組のノーマルモード
ローパスフィルタLPFが、後段の力率改善整流回路の
並列接続に対して共通に作用する構成とされている。こ
のため、図9及び図10と同一部分については同一符号
を付して説明を省略する。
【0102】また、本実施の形態の電源回路の場合に
は、商用交流電源ACに対して並列に設けられる3組の
スイッチングコンバータ部108A、108B及び10
8Cは、ハーフブリッジ式による他励式電流共振形コン
バータの構成とされている。また、この図に示す電源回
路の力率改善整流回路18A、18B及び18Cは、倍
電圧整流/全波整流の切換え回路に対して、磁気結合ト
ランスMCTによって力率改善を図る構成を適用してい
る。このため、図3及び図8と同一部分については同一
符号を付して説明を省略する。
【0103】例えば、力率改善整流回路18Aにおいて
は、磁気結合トランスMCTの二次巻線Liはブリッジ
整流回路D1Aの正極入力ラインに対して直列に挿入され
る。つまり、この場合には、二次巻線Liはノーマルモ
ードローパスフィルタLPFのフィルタチョークコイル
と、ブリッジ整流回路D1Aの整流ダイオードDF1、DF2
の接続点の間に対して直列に挿入される。この場合、共
振用コンデンサC2 は1組とされて、磁気結合トランス
MCTの二次巻線Liに対して並列に設けられる。ま
た、磁気結合トランスMCTの一次巻線LP は、スイッ
チングコンバータ部108Aの一次側直列共振回路に対
して直列に挿入されている。
【0104】このような接続形態の力率改善整流回路1
8Aとされても、磁気結合トランスMCTの磁気結合を
介して、整流入力ラインに対してスイッチング出力が帰
還するようにして重畳されることになり、交流入力電圧
AC100V系時に対応する倍電圧整流時と、AC20
0V系時に対応する全波整流平滑時の何れの場合におい
ても、商用交流電源ACから力率改善整流回路18Aに
流入する整流入力電流の導通角を拡大するように作用す
る。そして、力率改善整流回路18Bにおいても、スイ
ッチングコンバータ部108Bの一次側直列共振回路よ
り帰還されたスイッチング出力に基づいて、力率改善整
流回路15Bへの整流入力電流の導通角を拡大するよう
に動作し、力率改善整流回路18Cにおいても同様にし
て整流入力電流の導通角を拡大するように動作する。こ
れによって商用交流電源ACに流れる交流入力電流の力
率改善を図るようにされる。なお、図9、図10及び図
11に示した電源回路において、全波整流回路と倍電圧
整流回路の切換えに用いられる電磁リレーRLの代わり
に、トライアックなどの両方向性サイリスタなどをはじ
めとする、他の素子が用いられても構わない。
【0105】また、上記各実施の形態においてこれまで
説明してきた本発明の力率改善方法は、電流共振形スイ
ッチング電源回路としての自励発振形/他励発振形、ス
イッチング周波数制御方式(ドライブトランスを直交形
のPRT(Power RegulatingTransformer)とする)/
直列共振周波数制御方式(絶縁トランスを直交形のPR
Tとする)、スイッチング素子のハーフブリッジ結合タ
イプ/フルブリッジ結合タイプ、また、フィルタコンデ
ンサ及びフィルタチョークコイルよりなるノーマルモー
ドローパスフィルタの共通化の構成等、各種方式・タイ
プの組み合わせパターンにより構成される電源回路に対
して適用が可能であって、上記各図に実施例として示し
た組み合わせのパターンに限定されるものでないことは
いうまでもない。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、商用交流
電源に対して複数の電流共振形スイッチングコンバータ
を並列に設けて重負荷に対応する電源回路の構成とした
うえで、各電流共振形スイッチングコンバータに対し
て、その一次側直列共振回路に得られるスイッチング出
力を帰還する方式により力率改善を図る簡略な構成の力
率改善回路を設けるようにしたことで、例えば従来のよ
うに電力損失の大きいアクティブフィルタのような大規
模な力率改善回路を設ける必要がなくなる。これによ
り、本発明では著しく電力損失が低減されて、大幅に電
力変換効率が向上されるという効果を有することとな
る。これにより、電源回路に設けるべき放熱板材料も削
減される。また、本発明では入力電力も低減されて消費
電力が節約されることから、上記電力変換効率の向上と
併せて電源回路としての信頼性が向上されることにな
る。
【0107】また、例えばアクティブフィルタでは大電
力対応のMOS−FETのスイッチング素子や、大型の
トロイダルコアを用いたフィルタチョークコイルやチョ
ークコイルなどのインダクタや、高耐圧のフィルタコン
デンサなどを選定する必要があったが、本発明では力率
改善のためのスイッチング素子は省略され、ノーマルモ
ードのローパスフィルタも小型で軽量な部品群により形
成されることから、それだけ、電源回路の小型/軽量化
及び低コスト化を図ることが可能となる。
【0108】このように本発明のスイッチング電源回路
は、アクティブフィルタにより力率改善を図る構成のス
イッチング電源回路よりも、小型/軽量化及び低コスト
化が促進されると共に電力変換効率の向上などの電気的
特性面においても向上が図られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態としてのスイッチング電
源回路の回路図である。
【図2】実施の形態のスイッチング電源回路の商用交流
電源周期での動作を示す波形図である。
【図3】他の実施の形態としてのスイッチング電源回路
を示す回路図である。
【図4】さらに他の実施の形態としてのスイッチング電
源回路を示す回路図である。
【図5】さらに他の実施の形態としてのスイッチング電
源回路を示す回路図である。
【図6】図5に示すスイッチング電源回路の商用交流電
源周期での動作を示す波形図である。
【図7】さらに他の実施の形態としてのスイッチング電
源回路を示す回路図である。
【図8】さらに他の実施の形態としてのスイッチング電
源回路を示す回路図である。
【図9】さらに他の実施の形態としてのスイッチング電
源回路を示す回路図である。
【図10】さらに他の実施の形態としてのスイッチング
電源回路を示す回路図である。
【図11】さらに他の実施の形態としてのスイッチング
電源回路を示す回路図である。
【図12】本実施の形態のイッチング電源回路に用いフ
ィルタチョークコイルを示す斜視図である。
【図13】従来例としてのスイッチング電源回路を示す
回路図である。
【図14】従来例のスイッチング電源回路において交流
入力電圧に対する交流入力電流を示す波形図である。
【図15】従来例のスイッチング電源回路において交流
入力電圧に対する交流入力電流を示す波形図である。
【図16】従来例のスイッチング電源回路に用いられる
フィルタチョークコイル及びチョークコイルの構造を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 制御回路 2 発振ドライブ回路 3 起動回路 4 誤差増幅器 10A〜10C、11A〜11C、12A、12B 力
率改善回路 13A〜13C、14A〜14C、15A、15B 倍
電圧整流/力率改善回路 16A〜16C、17A〜17C、18A〜18C 力
率改善整流回路 LN 、LNA フィルタチョークコイル CN 、CNA フィルタコンデンサ D1A、D1B、D1C ブリッジ整流回路 D2 高速リカバリ型ダイオード CH チョークコイル PIT(PRT) 絶縁コンバータトランス CDT(PRT) コンバータドライブトランス Q1 ,Q2 ,Q11,Q12 スイッチング素子 C1 直列共振コンデンサ N1 一次巻線 C2 共振用コンデンサ

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁トランスの一次側巻線及び直列共振
    コンデンサの直列接続により形成される一次側直列共振
    回路を備え、商用電源を整流平滑化して得られる平滑直
    流電圧を入力してスイッチング動作を行い、上記絶縁コ
    ンバータトランスの二次側から直流出力電圧を出力す
    る、電流共振形スイッチングコンバータ手段と、 整流電流経路に対して上記スイッチングコンバータ手段
    のスイッチング出力を帰還して力率改善を図るようにさ
    れた力率改善手段とを備えて形成される力率改善型コン
    バータ部を複数個備え、 上記複数の力率改善型コンバータ部が商用電源に対して
    それぞれ独立して接続されていることを特徴とするスイ
    ッチング電源回路。
  2. 【請求項2】 上記力率改善手段は、整流電流の経路に
    対して直列に設けられるフィルタチョークコイル及び高
    速リカバリ型ダイオードと、上記フィルタチョークコイ
    ルと共にローパスフィルタを形成するフィルタコンデン
    サとを備えていることを特徴とする請求項1に記載のス
    イッチング電源回路。
  3. 【請求項3】 上記一次側直列共振回路は、上記フィル
    タチョークコイル及び高速リカバリ型ダイオードの接続
    点に対して接続されてスイッチング出力を帰還するよう
    にされていることを特徴とする請求項2に記載のスイッ
    チング電源回路。
  4. 【請求項4】 上記高速リカバリ型ダイオードに対して
    並列に設けられる共振用コンデンサが備えられることを
    特徴とする請求項2又は請求項3に記載のスイッチング
    電源回路。
  5. 【請求項5】 上記力率改善手段は、整流電流の経路に
    対して直列に設けられるフィルタチョークコイル、高速
    リカバリ型ダイオード及びチョークコイルの巻線と、上
    記フィルタチョークコイルと共にローパスフィルタを形
    成するフィルタコンデンサとを備えていることを特徴と
    する請求項1に記載のスイッチング電源回路。
  6. 【請求項6】 上記一次側直列共振回路は、上記高速リ
    カバリ型ダイオードとチョークコイルの巻線との接続点
    に対して接続されて、スイッチング出力を帰還するよう
    にされていることを特徴とする請求項5に記載のスイッ
    チング電源回路。
  7. 【請求項7】 上記チョークコイルの巻線に対して並列
    に設けられる共振用コンデンサが備えられることを特徴
    とする請求項5又は請求項6に記載のスイッチング電源
    回路。
  8. 【請求項8】 上記力率改善手段は、第1の巻線と第2
    の巻線を磁気結合して形成される磁気結合トランスを備
    えて、 整流電流の経路に対してフィルタチョークコイル、高速
    リカバリ型ダイオード及び上記第1の巻線を直列に挿入
    し、 上記第2の巻線は、上記一次側直列共振回路に対して直
    列に接続され、 上記フィルタチョークコイルと共にローパスフィルタを
    形成するフィルタコンデンサを備えて構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源回
    路。
  9. 【請求項9】 上記第1の巻線に対して並列に設けられ
    る共振用コンデンサが備えられることを特徴とする請求
    項8に記載のスイッチング電源回路。
  10. 【請求項10】 商用電源を整流する整流手段は、上記
    複数の力率改善型コンバータ部に対応して複数組備えら
    れることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れかに
    記載のスイッチング電源回路。
  11. 【請求項11】 商用電源を整流する整流手段は1組と
    され、上記複数の力率改善型コンバータ部に対して共通
    に設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項9の
    何れかに記載のスイッチング電源回路。
  12. 【請求項12】 上記ローパスフィルタを形成するフィ
    ルタチョークコイル及びフィルタコンデンサ、又は上記
    フィルタコンデンサは1組とされて、上記複数の力率改
    善型コンバータ部に対して共通に設けられることを特徴
    とする請求項2乃至請求項9の何れかに記載のスイッチ
    ング電源回路。
  13. 【請求項13】 商用電源を倍電圧整流する倍電圧整流
    手段と、 絶縁トランスの一次側巻線及び直列共振コンデンサの直
    列接続により形成される一次側直列共振回路を備え、上
    記倍電圧整流手段より得られる平滑直流電圧を入力して
    スイッチング動作を行い、上記絶縁コンバータトランス
    の二次側から直流出力電圧を出力する、電流共振形スイ
    ッチングコンバータ手段と、 上記倍電圧整流手段の整流電流経路に対して、上記スイ
    ッチングコンバータ手段のスイッチング出力を帰還して
    力率改善を図るようにされた力率改善手段とからなる力
    率改善型コンバータ部を複数個備え、 上記複数の力率改善型コンバータ部が商用電源に対して
    それぞれ独立して接続されていることを特徴とするスイ
    ッチング電源回路。
  14. 【請求項14】 上記力率改善手段は、上記倍電圧整流
    手段の整流経路に直列に挿入されるフィルタチョークコ
    イルと、上記フィルタチョークコイルと共にローパスフ
    ィルタを形成するように設けられるフィルタコンデンサ
    とを備え、 上記倍電圧整流手段を形成する整流素子にスイッチング
    出力が印加されるように、上記一次側直列共振回路が接
    続されていることを特徴とする請求項13に記載のスイ
    ッチング電源回路。
  15. 【請求項15】 上記力率改善手段は、上記倍電圧整流
    手段の整流経路に直列に挿入されるフィルタチョークコ
    イルと、チョークコイルの巻線と、上記フィルタチョー
    クコイルと共にローパスフィルタを形成するように設け
    られるフィルタコンデンサとを備え、 上記倍電圧整流手段を形成する整流素子にスイッチング
    出力が印加されるように、上記一次側直列共振回路が接
    続されていることを特徴とする請求項13に記載のスイ
    ッチング電源回路。
  16. 【請求項16】 上記倍電圧整流手段を形成する整流素
    子に対して並列に共振用コンデンサが設けられることを
    特徴とする請求項14又は請求項15に記載のスイッチ
    ング電源回路。
  17. 【請求項17】 上記力率改善手段は、第1の巻線と第
    2の巻線を磁気結合して形成される磁気結合トランスを
    備えて、 フィルタチョークコイル及び上記第1の巻線を上記倍電
    圧整流手段の整流経路に直列に挿入し、 上記第2の巻線は、上記一次側直列共振回路に対して直
    列に接続され、 上記フィルタチョークコイルと共にローパスフィルタを
    形成するように設けられるフィルタコンデンサとを備え
    て構成されていることを特徴とする請求項13に記載の
    スイッチング電源回路。
  18. 【請求項18】 上記第1の巻線に対して並列に共振用
    コンデンサが設けられることを特徴とする請求項17に
    記載のスイッチング電源回路。
  19. 【請求項19】 上記ローパスフィルタを形成するフィ
    ルタチョークコイル及びフィルタコンデンサ、又は上記
    フィルタコンデンサは1組とされて、上記複数の力率改
    善型コンバータ部に対して共通に設けられることを特徴
    とする請求項14乃至請求項18の何れかに記載のスイ
    ッチング電源回路。
  20. 【請求項20】 交流入力電圧の電圧値に応じて商用電
    源を全波整流する全波整流回路と、商用電源を倍電圧整
    流する倍電圧整流回路とに切換えが可能とされる整流手
    段と、 絶縁トランスの一次側巻線及び直列共振コンデンサの直
    列接続により形成される一次側直列共振回路を備え、上
    記整流手段の整流出力に基づいて得られる平滑直流電圧
    を入力してスイッチング動作を行い、上記絶縁コンバー
    タトランスの二次側から直流出力電圧を出力する、電流
    共振形スイッチングコンバータ手段と、 上記整流手段の整流電流経路に対して、上記スイッチン
    グコンバータ手段のスイッチング出力を帰還して力率改
    善を図るようにされた力率改善手段とからなる力率改善
    型コンバータ部を複数個備え、 上記複数の力率改善型コンバータ部が商用電源に対して
    それぞれ独立して接続されていることを特徴とするスイ
    ッチング電源回路。
  21. 【請求項21】 上記力率改善手段は、上記整流手段の
    整流経路に直列に挿入されるフィルタチョークコイル
    と、上記フィルタチョークコイルと共にローパスフィル
    タを形成するように設けられるフィルタコンデンサとを
    備え、 上記整流手段を形成する整流素子にスイッチング出力が
    印加されるように、上記一次側直列共振回路が接続され
    ていることを特徴とする請求項20に記載のスイッチン
    グ電源回路。
  22. 【請求項22】 上記力率改善手段は、上記整流手段の
    整流経路に直列に挿入されるフィルタチョークコイル
    と、チョークコイルの巻線と、上記フィルタチョークコ
    イルと共にローパスフィルタを形成するように設けられ
    るフィルタコンデンサとを備え、 上記整流手段を形成する整流素子にスイッチング出力が
    印加されるように、上記一次側直列共振回路が接続され
    ていることを特徴とする請求項20に記載のスイッチン
    グ電源回路。
  23. 【請求項23】 上記整流手段を形成する整流素子に対
    して並列に共振用コンデンサが設けられることを特徴と
    する請求項21乃至請求項22の何れかに記載のスイッ
    チング電源回路。
  24. 【請求項24】 上記力率改善手段は、第1の巻線と第
    2の巻線を磁気結合して形成される磁気結合トランスを
    備えて、 フィルタチョークコイル及び上記第1の巻線を上記整流
    手段の整流経路に直列に挿入し、 上記第2の巻線は、上記一次側直列共振回路に対して直
    列に接続され、 上記フィルタチョークコイルと共にローパスフィルタを
    形成するように設けられるフィルタコンデンサとを備え
    て構成されていることを特徴とする請求項20に記載の
    スイッチング電源回路。
  25. 【請求項25】 上記第1の巻線に対して並列に共振用
    コンデンサが設けられることを特徴とする請求項24に
    記載のスイッチング電源回路。
  26. 【請求項26】 上記ローパスフィルタを形成するフィ
    ルタチョークコイル及びフィルタコンデンサ、又は上記
    フィルタコンデンサは1組とされて、上記複数の力率改
    善型コンバータ部に対して共通に設けられることを特徴
    とする請求項21乃至請求項25の何れかに記載のスイ
    ッチング電源回路。
  27. 【請求項27】 上記フィルタチョークコイルは、ドラ
    ム型のコアに対して単線が巻装されて形成されているこ
    とを特徴とする請求項2乃至請求項26の何れかに記載
    のスイッチング電源回路。
  28. 【請求項28】 上記スイッチングコンバータ手段は、
    上記絶縁トランスの二次側で得られる直流出力電圧に基
    づいて、当該スイッチングコンバータ手段のスイッチン
    グ素子のスイッチング周波数を可変することにより定電
    圧制御を行うように構成されていることを特徴とする請
    求項1乃至請求項27の何れかに記載のスイッチング電
    源回路。
  29. 【請求項29】 上記スイッチングコンバータ手段は、
    上記絶縁トランスの二次側で得られる直流出力電圧に基
    づいて、上記絶縁トランスの磁束を可変して定電圧制御
    を行うように構成されていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項27の何れかに記載のスイッチング電源回
    路。
  30. 【請求項30】 上記スイッチングコンバータ手段は他
    励式による電流共振形コンバータとされ、上記絶縁トラ
    ンスの二次側で得られる直流出力電圧に基づいて、スイ
    ッチング駆動信号を可変させることにより定電圧制御を
    行うように構成されていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項27の何れかに記載のスイッチング電源回路。
JP26090895A 1995-09-14 1995-09-14 スイッチング電源回路 Withdrawn JPH0984354A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26090895A JPH0984354A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 スイッチング電源回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26090895A JPH0984354A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 スイッチング電源回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0984354A true JPH0984354A (ja) 1997-03-28

Family

ID=17354437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26090895A Withdrawn JPH0984354A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 スイッチング電源回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0984354A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009064794A (ja) * 2008-12-26 2009-03-26 Hitachi Appliances Inc 電磁誘導加熱装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009064794A (ja) * 2008-12-26 2009-03-26 Hitachi Appliances Inc 電磁誘導加熱装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5073849A (en) Resonant DC to DC converter switching at zero current
JPH04331461A (ja) スイッチング電源装置
WO2002060044A1 (en) Power apparatus
JPH08154378A (ja) スイッチング電源回路
JP2799410B2 (ja) 直流コンバータ装置
JP2917857B2 (ja) 共振型コンバータ装置
JPH0984354A (ja) スイッチング電源回路
JP3027284B2 (ja) スイッチング電源
JPH0564451A (ja) 電源装置
JPH06284723A (ja) 電源装置
JPH0993928A (ja) スイッチング電源回路
WO2023197208A1 (en) Voltage regulation circuit and control method thereof
JPH09117139A (ja) スイッチング電源回路
JP3326655B2 (ja) 電流共振型スイッチング電源
JPH09117143A (ja) スイッチング電源回路
JPH08103076A (ja) スイッチング電源回路
JP3456803B2 (ja) スイッチング電源
JPH09131056A (ja) 力率改善コンバータ回路
JPH07231653A (ja) スイッチング電源装置
JP3081417B2 (ja) スイッチング電源
JP2003250272A (ja) スイッチング電源装置
JPH0993945A (ja) 力率改善回路
JP2001119940A (ja) 力率改善コンバータ回路
JPH10225117A (ja) スイッチング電源回路
JP2001178130A (ja) スイッチング電源回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021203