JPH0986371A - アンチロック液圧制御装置 - Google Patents
アンチロック液圧制御装置Info
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- JPH0986371A JPH0986371A JP24334895A JP24334895A JPH0986371A JP H0986371 A JPH0986371 A JP H0986371A JP 24334895 A JP24334895 A JP 24334895A JP 24334895 A JP24334895 A JP 24334895A JP H0986371 A JPH0986371 A JP H0986371A
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 130
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- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 claims 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】作動回路中において微小の液漏れが発生した場
合でも、ブレーキ作動時に発生する液圧を利用して作動
回路中の液漏れに応じてブレーキ液を補充できる液補充
機構を備えたアンチロック液圧制御装置提供する。 【解決手段】容積可変型のアンチロック液圧制御装置の
作動回路中に蓄圧機構50と前記液圧戻し機構2のピス
トン19に設けたチェックバルブ40とからなる液補充
機構を設け、液圧戻し機構2内のスプリング20の付勢
力をFB、ピストン19の断面積をBとし、蓄圧機構5
0内の蓄圧スプリング54の付勢力をFC、蓄圧ピスト
ン52の断面積をCとした時、FB/B> FC/C
の関係となるようにして、作動回路中の液漏量れに応
じてブレーキ操作時に発生する液圧を利用して、作動回
路中にブレーキ液を補充できるようにした。
合でも、ブレーキ作動時に発生する液圧を利用して作動
回路中の液漏れに応じてブレーキ液を補充できる液補充
機構を備えたアンチロック液圧制御装置提供する。 【解決手段】容積可変型のアンチロック液圧制御装置の
作動回路中に蓄圧機構50と前記液圧戻し機構2のピス
トン19に設けたチェックバルブ40とからなる液補充
機構を設け、液圧戻し機構2内のスプリング20の付勢
力をFB、ピストン19の断面積をBとし、蓄圧機構5
0内の蓄圧スプリング54の付勢力をFC、蓄圧ピスト
ン52の断面積をCとした時、FB/B> FC/C
の関係となるようにして、作動回路中の液漏量れに応
じてブレーキ操作時に発生する液圧を利用して、作動回
路中にブレーキ液を補充できるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキぺダル操
作に発生する液圧を利用して微小液漏れによって生じた
作動回路中の液量不足を補充できる液補充機構を備えた
容積可変型のアンチロック液圧制御装置に関するもので
あり、さらには、高圧アキュムレータ、圧力スイッチ、
大型のリザーバタンクなどを不要とするとともにブレー
キ配管中に失陥が発生した場合にも通常ブレーキ作動を
確保できるフェールセーフ機構を備えた容積可変型のア
ンチロック液圧制御装置において作動回路中の液漏れに
応じてブレーキ液を補充できる小型軽量の作動回路中の
液補充機能を備えたアンチロック液圧制御装置に関する
ものである。
作に発生する液圧を利用して微小液漏れによって生じた
作動回路中の液量不足を補充できる液補充機構を備えた
容積可変型のアンチロック液圧制御装置に関するもので
あり、さらには、高圧アキュムレータ、圧力スイッチ、
大型のリザーバタンクなどを不要とするとともにブレー
キ配管中に失陥が発生した場合にも通常ブレーキ作動を
確保できるフェールセーフ機構を備えた容積可変型のア
ンチロック液圧制御装置において作動回路中の液漏れに
応じてブレーキ液を補充できる小型軽量の作動回路中の
液補充機能を備えたアンチロック液圧制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりアンチロック液圧制御装置の一
種に容積可変型と称されるものが知られている。一例と
して実公平5−467号に記載のものを説明すると、こ
の装置は、マスタシリンダとホイールシリンダとを接続
する主液通路の途中にその主液通路を遮断するカットバ
ルブ有し、そのカットバルブよりホイールシリンダ側に
設けられた液圧制御ハウジングに液圧制御ピストンを摺
動自在に設け、この液圧制御ピストンにより液圧制御ハ
ウジング内をホイールシリンダおよびカットバルブに連
通した第1液圧室とその第1液圧室とは遮断された第2
液圧室とに区画している。そして第2液圧室の液圧を電
磁液圧制御弁の制御により増減させることによって液圧
制御ピストンを前後進させ、車輪のスリップ率が適正範
囲となるようにホイールシリンダの液圧を制御するよう
にしている。
種に容積可変型と称されるものが知られている。一例と
して実公平5−467号に記載のものを説明すると、こ
の装置は、マスタシリンダとホイールシリンダとを接続
する主液通路の途中にその主液通路を遮断するカットバ
ルブ有し、そのカットバルブよりホイールシリンダ側に
設けられた液圧制御ハウジングに液圧制御ピストンを摺
動自在に設け、この液圧制御ピストンにより液圧制御ハ
ウジング内をホイールシリンダおよびカットバルブに連
通した第1液圧室とその第1液圧室とは遮断された第2
液圧室とに区画している。そして第2液圧室の液圧を電
磁液圧制御弁の制御により増減させることによって液圧
制御ピストンを前後進させ、車輪のスリップ率が適正範
囲となるようにホイールシリンダの液圧を制御するよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような容積可変型のアンチロック液圧制御装置では、
高圧のアキュムレータや、その圧力を監視するための圧
力スイッチが必要となり、特に、アンチロック制御用液
圧回路(作動回路)内にブレーキ液を溜める大型のリザ
ーバタンクが必要となるため、装置全体が大型化し重量
も増大する。また、所定の液圧を保持する作動回路で
は、液圧ポンプやリザーバ等からの微小の液漏れ(じわ
漏れ)を想定してリザーバ等の能力にある程度の余裕を
持たせて液量を設定しておく必要があり、このため作動
回路中に配置するピストン径やスプリングスペース等を
大きくせざるを得ず、装置の小型軽量化の上で障害とな
っている。さらに上記回路中に失陥が発生した場合のフ
ェールセーフ対策が十分でない、等の問題があった。
たような容積可変型のアンチロック液圧制御装置では、
高圧のアキュムレータや、その圧力を監視するための圧
力スイッチが必要となり、特に、アンチロック制御用液
圧回路(作動回路)内にブレーキ液を溜める大型のリザ
ーバタンクが必要となるため、装置全体が大型化し重量
も増大する。また、所定の液圧を保持する作動回路で
は、液圧ポンプやリザーバ等からの微小の液漏れ(じわ
漏れ)を想定してリザーバ等の能力にある程度の余裕を
持たせて液量を設定しておく必要があり、このため作動
回路中に配置するピストン径やスプリングスペース等を
大きくせざるを得ず、装置の小型軽量化の上で障害とな
っている。さらに上記回路中に失陥が発生した場合のフ
ェールセーフ対策が十分でない、等の問題があった。
【0004】そこで本発明は、アンチロック液圧制御装
置において、作動回路中において微小の液漏れが発生し
た場合でも、ブレーキ作動時に発生する液圧を利用して
作動回路中の液漏れに応じてブレーキ液を補充できる液
補充機構を備えたアンチロック液圧制御装置提供すると
ともに、失陥が発生した場合でも通常のブレーキ作動を
確保できる、安全性が高く安価なアンチロック液圧制御
装置を提供し、上記問題点を解決することを目的とす
る。本発明のアンチロック液圧制御装置を採用すること
により車両重量を軽減できるとともに、作動回路中のじ
わ漏れによる液量不足を防止できるとともに作動回路中
に失陥が発生した場合でも確実に制動作用を行うことが
できる。
置において、作動回路中において微小の液漏れが発生し
た場合でも、ブレーキ作動時に発生する液圧を利用して
作動回路中の液漏れに応じてブレーキ液を補充できる液
補充機構を備えたアンチロック液圧制御装置提供すると
ともに、失陥が発生した場合でも通常のブレーキ作動を
確保できる、安全性が高く安価なアンチロック液圧制御
装置を提供し、上記問題点を解決することを目的とす
る。本発明のアンチロック液圧制御装置を採用すること
により車両重量を軽減できるとともに、作動回路中のじ
わ漏れによる液量不足を防止できるとともに作動回路中
に失陥が発生した場合でも確実に制動作用を行うことが
できる。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明が採用
した技術解決手段は、マスタシリンダとホイールシリン
ダとを連通するブレーキ配管中にピストン9によって液
圧室10と容積可変室11とを区画してなる液圧制御機
構1と、ピストン19によって入力液室16と出力液室
17とを区画してなる液圧戻し機構2とを有する作動回
路を設け、アンチロック制御時には前記液圧制御機構1
内の液圧室10内のブレーキ液を液圧ポンプ5で汲み上
げ液圧戻し機構内の入力液室16に供給し、出力液室1
7内のブレーキ液をマスタシリンダに還流し、液圧制御
機構1内の容積可変室11の容積を増減しブレーキ力を
制御するべく構成した容積可変型のアンチロック液圧制
御装置において、前記作動回路中に蓄圧機構50と前記
液圧戻し機構2のピストン19に設けたチェックバルブ
40とからなる液補充機構を設け、ブレーキ操作時に発
生する液圧を利用して、作動回路中にブレーキ液を補充
できるようにしたことを特徴とする作動回路中の液補充
機能を備えたアンチロック液圧制御装置である。
した技術解決手段は、マスタシリンダとホイールシリン
ダとを連通するブレーキ配管中にピストン9によって液
圧室10と容積可変室11とを区画してなる液圧制御機
構1と、ピストン19によって入力液室16と出力液室
17とを区画してなる液圧戻し機構2とを有する作動回
路を設け、アンチロック制御時には前記液圧制御機構1
内の液圧室10内のブレーキ液を液圧ポンプ5で汲み上
げ液圧戻し機構内の入力液室16に供給し、出力液室1
7内のブレーキ液をマスタシリンダに還流し、液圧制御
機構1内の容積可変室11の容積を増減しブレーキ力を
制御するべく構成した容積可変型のアンチロック液圧制
御装置において、前記作動回路中に蓄圧機構50と前記
液圧戻し機構2のピストン19に設けたチェックバルブ
40とからなる液補充機構を設け、ブレーキ操作時に発
生する液圧を利用して、作動回路中にブレーキ液を補充
できるようにしたことを特徴とする作動回路中の液補充
機能を備えたアンチロック液圧制御装置である。
【0006】
【実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施の形
態を説明する。図1は本発明の実施形態に係るフェール
セーフ機構と液補充機構とを備えたアンチロック液圧制
御装置の構成図である。なお、この図はマスタシリンダ
と一つのホイールシリンダとを接続するブレーキ配管系
の中にアンチロック制御を実行する作動回路を含んだ構
成をを示しており、他のホイールシリンダの配管系も同
様の構成となっている。また、スピードセンサやバルブ
を制御する電子制御装置等は従来のものと同様であるの
でここではそれらは省略された図となっている。
態を説明する。図1は本発明の実施形態に係るフェール
セーフ機構と液補充機構とを備えたアンチロック液圧制
御装置の構成図である。なお、この図はマスタシリンダ
と一つのホイールシリンダとを接続するブレーキ配管系
の中にアンチロック制御を実行する作動回路を含んだ構
成をを示しており、他のホイールシリンダの配管系も同
様の構成となっている。また、スピードセンサやバルブ
を制御する電子制御装置等は従来のものと同様であるの
でここではそれらは省略された図となっている。
【0007】図において、1は液圧制御機構(詳細構造
は後述する)、2は液圧戻し機構(詳細構造は後述す
る)、30はフェールセーフ機構(詳細構造は後述す
る)、40は液圧戻し機構内のピストンに設けたチェッ
クバルブ(詳細構造は後述する)、50は蓄圧機構(詳
細構造は後述する)であり、このチェックバルブ40と
蓄圧機構50とにより液補充機構を構成している。ま
た、3はホールドバルブ、4はディケイバルブ、5は液
圧ポンプ、6はリザーバであり、前述した各機器によっ
てアンチロック制御を実行するブレーキ配管回路が構成
されている。さらにW/Cはホイールシリンダであり、
ホールドバルブ、ディケイバルブ、液圧ポンプ、リザー
バは公知の構成のものである。また、ブレーキ配管系内
の作動回路とは、液圧制御機構1、液圧戻し機構2、液
圧ポンプ5、リザーバ6からなるアンチロック制御を実
行するための配管系の回路である。
は後述する)、2は液圧戻し機構(詳細構造は後述す
る)、30はフェールセーフ機構(詳細構造は後述す
る)、40は液圧戻し機構内のピストンに設けたチェッ
クバルブ(詳細構造は後述する)、50は蓄圧機構(詳
細構造は後述する)であり、このチェックバルブ40と
蓄圧機構50とにより液補充機構を構成している。ま
た、3はホールドバルブ、4はディケイバルブ、5は液
圧ポンプ、6はリザーバであり、前述した各機器によっ
てアンチロック制御を実行するブレーキ配管回路が構成
されている。さらにW/Cはホイールシリンダであり、
ホールドバルブ、ディケイバルブ、液圧ポンプ、リザー
バは公知の構成のものである。また、ブレーキ配管系内
の作動回路とは、液圧制御機構1、液圧戻し機構2、液
圧ポンプ5、リザーバ6からなるアンチロック制御を実
行するための配管系の回路である。
【0008】液圧制御機構1は液圧制御ハウジング内に
形成されたシリンダ8内に摺動自在に設けたピストン9
を備えており、このピストン9によってシリンダ8内を
液圧室10と容積可変室11とに区画している。液圧室
10はホールドバルブ3およびディケイバルブ4に連通
され、さらに、ホールドバルブ3は後述する液圧戻し機
構2の入力液室16、蓄圧機構50の蓄圧室51および
液圧ポンプ5の吐出口に連通され、ディケイバルブ4は
液圧ポンプ5の吸入口およびリザーバ6にそれぞれ図示
の如く連通している。
形成されたシリンダ8内に摺動自在に設けたピストン9
を備えており、このピストン9によってシリンダ8内を
液圧室10と容積可変室11とに区画している。液圧室
10はホールドバルブ3およびディケイバルブ4に連通
され、さらに、ホールドバルブ3は後述する液圧戻し機
構2の入力液室16、蓄圧機構50の蓄圧室51および
液圧ポンプ5の吐出口に連通され、ディケイバルブ4は
液圧ポンプ5の吸入口およびリザーバ6にそれぞれ図示
の如く連通している。
【0009】液圧制御機構1の容積可変室11は後述の
フェールセーフ機構30内の流路を介して常時は図示の
如くマスタシリンダと一つのホイールシリンダW/Cと
に連通している。即ち、フェールセーフ機構30は、ハ
ウジング内に形成した流路31a内を移動自在に貫通
し、かつ第1バルブ32aおよび第2バルブ32bを備
えたピストン32と、スプリング33とを有している。
流路31aは常時ホイールシリンダW/Cと連通してお
り、第2バルブ32bは液圧制御機構1内の容積可変室
11内に配置されており、第1バルブ32aは弁座37
と当接して流路を閉じる機能を有し、第2バルブ32b
は弁座38と当接して流路を閉じる機能を有している。
また、ピストン32はハウジング内に液圧室35を形成
しており、ピストン32の外周に形成した小径部36に
はスプリング33は配置されている。ピストン小径部3
6は図示の如く常時マスタシリンダおよび液圧戻し機構
2内の出力液室17に連通している。液圧室35は、図
1に示す如く液圧戻し機構2の入力液室16、蓄圧機構
50内の蓄圧室51、ホールドバルブ3を介して液圧制
御機構1内の液圧室10と連通しており、液圧室35に
は常時液圧室10および入力液室16の液圧が作用する
ようになっている。
フェールセーフ機構30内の流路を介して常時は図示の
如くマスタシリンダと一つのホイールシリンダW/Cと
に連通している。即ち、フェールセーフ機構30は、ハ
ウジング内に形成した流路31a内を移動自在に貫通
し、かつ第1バルブ32aおよび第2バルブ32bを備
えたピストン32と、スプリング33とを有している。
流路31aは常時ホイールシリンダW/Cと連通してお
り、第2バルブ32bは液圧制御機構1内の容積可変室
11内に配置されており、第1バルブ32aは弁座37
と当接して流路を閉じる機能を有し、第2バルブ32b
は弁座38と当接して流路を閉じる機能を有している。
また、ピストン32はハウジング内に液圧室35を形成
しており、ピストン32の外周に形成した小径部36に
はスプリング33は配置されている。ピストン小径部3
6は図示の如く常時マスタシリンダおよび液圧戻し機構
2内の出力液室17に連通している。液圧室35は、図
1に示す如く液圧戻し機構2の入力液室16、蓄圧機構
50内の蓄圧室51、ホールドバルブ3を介して液圧制
御機構1内の液圧室10と連通しており、液圧室35に
は常時液圧室10および入力液室16の液圧が作用する
ようになっている。
【0010】したがって、フェールセーフ機構30のピ
ストン32には、常時、液圧室35に作用する液圧、ス
プリング33の付勢力、さらには液圧制御機構内のピス
トン9を介して第2バルブ32bを左方に押す力が作用
しており、これらの力のバランスにより第1バルブ32
aは弁座37と離れ、また第2バルブ32bは常時弁座
38と当接し、マスタシリンダとホイールシリンダを連
通するとともにホイールシリンダと液圧制御機構1の容
積可変室11とを非連通状態としている。即ち、マスタ
シリンダの加圧室はフェールセーフ機構30のピストン
小径部36→開いている第1バルブ32a→流路31a
→ホイールシリンダW/Cと連通しており、さらにフェ
ールセーフ機構30のピストン小径部36→液圧戻し機
構の出力液室17に連通している。この結果、ブレーキ
ぺダルを踏み込むことによってマスタシリンダの加圧室
で発生したブレーキ液圧は、上記流路を介してホイール
シリンダに供給され、ブレーキが働く。
ストン32には、常時、液圧室35に作用する液圧、ス
プリング33の付勢力、さらには液圧制御機構内のピス
トン9を介して第2バルブ32bを左方に押す力が作用
しており、これらの力のバランスにより第1バルブ32
aは弁座37と離れ、また第2バルブ32bは常時弁座
38と当接し、マスタシリンダとホイールシリンダを連
通するとともにホイールシリンダと液圧制御機構1の容
積可変室11とを非連通状態としている。即ち、マスタ
シリンダの加圧室はフェールセーフ機構30のピストン
小径部36→開いている第1バルブ32a→流路31a
→ホイールシリンダW/Cと連通しており、さらにフェ
ールセーフ機構30のピストン小径部36→液圧戻し機
構の出力液室17に連通している。この結果、ブレーキ
ぺダルを踏み込むことによってマスタシリンダの加圧室
で発生したブレーキ液圧は、上記流路を介してホイール
シリンダに供給され、ブレーキが働く。
【0011】液圧戻し機構2は液圧制御ハウジング内に
形成したシリンダ18内に摺動自在に設けたピストン1
9を備えており、このピストン19によってシリンダ1
8内を入力液室16と出力液室17とに区画している
(図1状態ではピストン19がシリンダ内を右方側一杯
に移動しストッパ47と当接した状態を示しているため
入力液室16が線として表現されている)。出力液室1
7にはスプリング20が配置され、また出力液室17は
フェールセーフ機構30のピストン小径部36に連通し
ている。入力液室16は前述したようにホールドバルブ
3、液圧ポンプ5の吐出口、蓄圧機構50の蓄圧室51
に図示の如く連通しており、また、液圧戻し機構2のピ
ストン19は出力液室17内のスプリング20によって
常時は図のように右方に付勢されストッパ47に当接し
ている。
形成したシリンダ18内に摺動自在に設けたピストン1
9を備えており、このピストン19によってシリンダ1
8内を入力液室16と出力液室17とに区画している
(図1状態ではピストン19がシリンダ内を右方側一杯
に移動しストッパ47と当接した状態を示しているため
入力液室16が線として表現されている)。出力液室1
7にはスプリング20が配置され、また出力液室17は
フェールセーフ機構30のピストン小径部36に連通し
ている。入力液室16は前述したようにホールドバルブ
3、液圧ポンプ5の吐出口、蓄圧機構50の蓄圧室51
に図示の如く連通しており、また、液圧戻し機構2のピ
ストン19は出力液室17内のスプリング20によって
常時は図のように右方に付勢されストッパ47に当接し
ている。
【0012】ピストン19には液補充機構を構成するチ
ェックバルブ40が設けられており、このチェックバル
ブ40はピストン19に形成した流路41内に配置され
ており、同チェックバルブ40は、図に示すように同流
路41内に配置したボール42、同ボールを押圧するス
プリング43、ピストンの流路41内に形成した弁座4
4とによって構成されている。このチェックバルブ40
は非作動時には、スプリング43によってボール42を
弁座44に当接し、出力液室17と入力液室16との連
通を断っている。蓄圧機構50は、ハウジング内に液圧
戻し機構2内の入力液室16と連通する蓄圧室51と、
大気室53とを区画する蓄圧ピストン52を備えてお
り、大気室53内には蓄圧ピストン52を蓄圧室51側
に付勢する蓄圧スプリング54が配置されている。なお
55は蓄圧ピストン52の移動を規制するストッパ面で
ある。そして、前記液圧戻し機構2内のピストン19
と、蓄圧機構50内の蓄圧ピストン52との液圧作用状
態は次のような関係となっている。
ェックバルブ40が設けられており、このチェックバル
ブ40はピストン19に形成した流路41内に配置され
ており、同チェックバルブ40は、図に示すように同流
路41内に配置したボール42、同ボールを押圧するス
プリング43、ピストンの流路41内に形成した弁座4
4とによって構成されている。このチェックバルブ40
は非作動時には、スプリング43によってボール42を
弁座44に当接し、出力液室17と入力液室16との連
通を断っている。蓄圧機構50は、ハウジング内に液圧
戻し機構2内の入力液室16と連通する蓄圧室51と、
大気室53とを区画する蓄圧ピストン52を備えてお
り、大気室53内には蓄圧ピストン52を蓄圧室51側
に付勢する蓄圧スプリング54が配置されている。なお
55は蓄圧ピストン52の移動を規制するストッパ面で
ある。そして、前記液圧戻し機構2内のピストン19
と、蓄圧機構50内の蓄圧ピストン52との液圧作用状
態は次のような関係となっている。
【0013】即ち、液圧戻し機構2内のスプリング20
の付勢力をFB、ピストン19の断面積をBとし、蓄圧
機構内の蓄圧スプリング54の付勢力をFC、蓄圧ピス
トン52の断面積をCとすると、FB/B> FC/C
の関係となるようにする。上記の圧力関係により、通常
時は、液圧戻し機構2内のピストン19はスプリング2
0の作用によりストッパ47に突き当たっており、ま
た、蓄圧機構50内の蓄圧ピストン52はピストン19
によって発生する液圧、即ち、蓄圧室51内の液圧によ
り図1状態に示すスプリング54の付勢力に抗してスト
ッパ面55に当接した状態で維持されている。ところ
で、上記のような関係から液圧制御機構1内の液圧室1
0および液圧戻し機構2内の入力液室16には常時、蓄
圧機構50内の蓄圧ピストン52と蓄圧スプリング53
とによる液圧が作用していることとなる。 なお、前述
した式をFB/B<FC/Cとした場合には、通常時、
蓄圧スプリング54により、蓄圧ピストン52が図1中
左方に移動しストッパ55と当接状態となるため、後述
するような蓄圧ピストン52による液補充機能を果たす
ことができない。
の付勢力をFB、ピストン19の断面積をBとし、蓄圧
機構内の蓄圧スプリング54の付勢力をFC、蓄圧ピス
トン52の断面積をCとすると、FB/B> FC/C
の関係となるようにする。上記の圧力関係により、通常
時は、液圧戻し機構2内のピストン19はスプリング2
0の作用によりストッパ47に突き当たっており、ま
た、蓄圧機構50内の蓄圧ピストン52はピストン19
によって発生する液圧、即ち、蓄圧室51内の液圧によ
り図1状態に示すスプリング54の付勢力に抗してスト
ッパ面55に当接した状態で維持されている。ところ
で、上記のような関係から液圧制御機構1内の液圧室1
0および液圧戻し機構2内の入力液室16には常時、蓄
圧機構50内の蓄圧ピストン52と蓄圧スプリング53
とによる液圧が作用していることとなる。 なお、前述
した式をFB/B<FC/Cとした場合には、通常時、
蓄圧スプリング54により、蓄圧ピストン52が図1中
左方に移動しストッパ55と当接状態となるため、後述
するような蓄圧ピストン52による液補充機能を果たす
ことができない。
【0014】液圧ポンプ5の吸入口は前述したようにデ
ィケイバルブ4およびリザーバ6に接続されており、ア
ンチロック制御時に同ポンプ5が作動してリザーバ6あ
るいは開いているディケイバルブを介して液圧制御機構
1の液圧室10からブレーキ液を汲み上げることができ
るようになっている。なお、アンチロック制御時の液圧
ポンプ5の作動およびディケイバルブ4の開閉タイミン
グは従来より公知であり、また本件発明の特徴ではない
のでここでは詳細な説明は省略する。
ィケイバルブ4およびリザーバ6に接続されており、ア
ンチロック制御時に同ポンプ5が作動してリザーバ6あ
るいは開いているディケイバルブを介して液圧制御機構
1の液圧室10からブレーキ液を汲み上げることができ
るようになっている。なお、アンチロック制御時の液圧
ポンプ5の作動およびディケイバルブ4の開閉タイミン
グは従来より公知であり、また本件発明の特徴ではない
のでここでは詳細な説明は省略する。
【0015】以上の構成からなる作動回路中の液補充機
能を備えたアンチロック液圧制御装置の作動を説明す
る。 〔ブレーキ非作動時〕非作動時、作動回路中の液圧制御
機構の液圧室10は所定の液圧(液圧戻し機構2内のス
プリング20によって決定される)を有しているブレー
キ液圧によって充満され、液圧制御機構1、液圧戻し機
構2、フェールセーフ機構30、チェックバルブ40、
蓄圧機構50はいづれも図1状態を維持している。この
結果、フェールセーフ機構30のピストン32に形成し
た第1バルブ32aは常時弁座37と離れ、また第2バ
ルブ32bは弁座38と当接し、マスタシリンダとホイ
ールシリンダを連通するとともにホイールシリンダと液
圧制御機構1の容積可変室11とを非連通状態としてい
る。即ち、マスタシリンダの加圧室はフェールセーフ機
構30のピストン小径部36→開いている第1バルブ3
2a→流路31a→ホイールシリンダW/Cと連通して
いる。
能を備えたアンチロック液圧制御装置の作動を説明す
る。 〔ブレーキ非作動時〕非作動時、作動回路中の液圧制御
機構の液圧室10は所定の液圧(液圧戻し機構2内のス
プリング20によって決定される)を有しているブレー
キ液圧によって充満され、液圧制御機構1、液圧戻し機
構2、フェールセーフ機構30、チェックバルブ40、
蓄圧機構50はいづれも図1状態を維持している。この
結果、フェールセーフ機構30のピストン32に形成し
た第1バルブ32aは常時弁座37と離れ、また第2バ
ルブ32bは弁座38と当接し、マスタシリンダとホイ
ールシリンダを連通するとともにホイールシリンダと液
圧制御機構1の容積可変室11とを非連通状態としてい
る。即ち、マスタシリンダの加圧室はフェールセーフ機
構30のピストン小径部36→開いている第1バルブ3
2a→流路31a→ホイールシリンダW/Cと連通して
いる。
【0016】〔作動回路内に微小液漏れが発生していな
い時のブレーキ作動時〕ブレーキぺダルを踏み込みマス
タシリンダに液圧が発生する(マスタシリンダ加圧時)
と、この液圧はフェールセーフ機構30のピストン小径
部36→開いている第1バルブ32a→流路31aを介
してホイールシリンダW/Cに供給され、ブレーキが働
く。この時、第2バルブ32bが閉じているため、ピス
トン9の左端にはマスタシリンダの圧力が作用しない。
かつ、蓄圧ピストン52が図1のごとく右端に位置して
いる時にはチェックバルブ40は閉じている。また、ブ
レーキぺダルを開放するとマスタシリンダの液圧が減圧
(マスタシリンダ減圧時)し、ホイールシリンダからの
ブレーキ液は上記流路を通ってマスタシリンダに還流し
ブレーキが緩められる。
い時のブレーキ作動時〕ブレーキぺダルを踏み込みマス
タシリンダに液圧が発生する(マスタシリンダ加圧時)
と、この液圧はフェールセーフ機構30のピストン小径
部36→開いている第1バルブ32a→流路31aを介
してホイールシリンダW/Cに供給され、ブレーキが働
く。この時、第2バルブ32bが閉じているため、ピス
トン9の左端にはマスタシリンダの圧力が作用しない。
かつ、蓄圧ピストン52が図1のごとく右端に位置して
いる時にはチェックバルブ40は閉じている。また、ブ
レーキぺダルを開放するとマスタシリンダの液圧が減圧
(マスタシリンダ減圧時)し、ホイールシリンダからの
ブレーキ液は上記流路を通ってマスタシリンダに還流し
ブレーキが緩められる。
【0017】〔作動回路内に微小液漏れが発生している
時のブレーキ作動時〕作動回路内に微小液漏れが発生し
ている場合には、作動回路内の液量が少なくなるため液
量減少分を補うように蓄圧機構内の蓄圧ピストンは図2
(液減少時)の状態に移動する。この状態でマスタシリ
ンダに液圧が発生する(マスタシリンダ加圧時)と、こ
の液圧は液圧戻し機構内のピストン19に設けたチェッ
クバルブを図3(液補給時)のように開いて蓄圧機構内
の蓄圧室51内に流入し、蓄圧ピストン52を初期状態
(図1状態)に復帰させる(液補充完了)。その後、ブ
レーキ液はフェールセーフ機構30のピストン小径部3
6→開いている第1バルブ32a→流路31aを介して
ホイールシリンダW/Cに供給され、ブレーキを作動さ
せる。このようにして、作動回路内のブレーキ液がじわ
漏れによって減少しても、その液量分は蓄圧機構によっ
て補充され、その後ブレーキ操作時において発生するマ
スタシリンダの液圧を利用して液圧戻し機構2内のピス
トンに設けたチェックバルブ40を介して作動回路にブ
レーキ液を補給することができるため、従来のようなじ
わ漏れを想定した余裕のある機器を使用する必要が無く
なり、装置全体を小型化できる。
時のブレーキ作動時〕作動回路内に微小液漏れが発生し
ている場合には、作動回路内の液量が少なくなるため液
量減少分を補うように蓄圧機構内の蓄圧ピストンは図2
(液減少時)の状態に移動する。この状態でマスタシリ
ンダに液圧が発生する(マスタシリンダ加圧時)と、こ
の液圧は液圧戻し機構内のピストン19に設けたチェッ
クバルブを図3(液補給時)のように開いて蓄圧機構内
の蓄圧室51内に流入し、蓄圧ピストン52を初期状態
(図1状態)に復帰させる(液補充完了)。その後、ブ
レーキ液はフェールセーフ機構30のピストン小径部3
6→開いている第1バルブ32a→流路31aを介して
ホイールシリンダW/Cに供給され、ブレーキを作動さ
せる。このようにして、作動回路内のブレーキ液がじわ
漏れによって減少しても、その液量分は蓄圧機構によっ
て補充され、その後ブレーキ操作時において発生するマ
スタシリンダの液圧を利用して液圧戻し機構2内のピス
トンに設けたチェックバルブ40を介して作動回路にブ
レーキ液を補給することができるため、従来のようなじ
わ漏れを想定した余裕のある機器を使用する必要が無く
なり、装置全体を小型化できる。
【0018】〔アンチロック制御時〕 減圧時:ブレーキ作動中に例えば車輪がロック状態に陥
ると、図示せぬ検知装置が車輪のロックを検知し、電子
制御装置がブレーキ配管系内のホールドバルブ3を閉
じ、ディケイバルブ4を開き、さらに液圧ポンプ5を作
動する。すると液圧制御機構1のピストン9によって区
画された液圧室10内のブレーキ液が開いているディケ
イバルブ4を介してリザーバ6に流出し、液圧制御機構
1の液圧室10内の液圧が減圧しピストン9が図中右方
に移動するため、フェールセーフ機構30内のピストン
32が液圧室35の液圧によって図1中右方に移動し、
第1バルブ32aを閉じ、第2バルブ32bを開いてホ
イールシリンダのブレーキ液を液圧制御機構1内の容積
可変室11に導入し、ホイールシリンダの減圧を実行す
る。
ると、図示せぬ検知装置が車輪のロックを検知し、電子
制御装置がブレーキ配管系内のホールドバルブ3を閉
じ、ディケイバルブ4を開き、さらに液圧ポンプ5を作
動する。すると液圧制御機構1のピストン9によって区
画された液圧室10内のブレーキ液が開いているディケ
イバルブ4を介してリザーバ6に流出し、液圧制御機構
1の液圧室10内の液圧が減圧しピストン9が図中右方
に移動するため、フェールセーフ機構30内のピストン
32が液圧室35の液圧によって図1中右方に移動し、
第1バルブ32aを閉じ、第2バルブ32bを開いてホ
イールシリンダのブレーキ液を液圧制御機構1内の容積
可変室11に導入し、ホイールシリンダの減圧を実行す
る。
【0019】またこれと略同時に作動する液圧ポンプ5
によってリザーバ6内のブレーキ液が汲み上げられ、液
圧戻し機構2のピストン19によって区画された入力液
室16に流入する。入力液室16へのブレーキ液の流入
により液圧戻し機構2のピストン19はスプリング20
の付勢力に抗して移動し、出力液室17内のブレーキ液
をフェールセーフ機構30のピストン小径部36を介し
てマスタシリンダの加圧室に還流する。上記のようにア
ンチロック制御時のホイールシリンダの減圧は液圧制御
機構1のピストン9の移動に伴う容積可変室11の容積
の増大により行われる。
によってリザーバ6内のブレーキ液が汲み上げられ、液
圧戻し機構2のピストン19によって区画された入力液
室16に流入する。入力液室16へのブレーキ液の流入
により液圧戻し機構2のピストン19はスプリング20
の付勢力に抗して移動し、出力液室17内のブレーキ液
をフェールセーフ機構30のピストン小径部36を介し
てマスタシリンダの加圧室に還流する。上記のようにア
ンチロック制御時のホイールシリンダの減圧は液圧制御
機構1のピストン9の移動に伴う容積可変室11の容積
の増大により行われる。
【0020】再加圧時:再加圧時には図示せぬ電子制御
装置からの指令によりホールドバルブ3が開きディケイ
バルブ4が閉じる。この状態の時にも液圧ポンプ5は作
動しつづけているため、液圧ポンプ5が空転状態となり
吐出圧は低下する。この結果、マスタシリンダの加圧室
内の液圧および液圧戻し機構2のスプリング20の付勢
力により液圧戻し機構のピストン19が入力液室16側
に移動し、同入力液室16内に流入していたブレーキ液
が、ホールドバルブ3を通って液圧制御機構1の液圧室
10に流入し、液圧制御機構1のピストン9を容積可変
室11側に移動する。この結果、容積可変室11内のブ
レーキ液がフェールセーフ機構30の開いている第2バ
ルブ32bを介してホイールシリンダに戻され再加圧が
実行される。なお、再加圧時にはピストン9は図1中左
方に一杯には移動しないためフェールセーフ機構30の
第2バルブ32bを閉じることはない。
装置からの指令によりホールドバルブ3が開きディケイ
バルブ4が閉じる。この状態の時にも液圧ポンプ5は作
動しつづけているため、液圧ポンプ5が空転状態となり
吐出圧は低下する。この結果、マスタシリンダの加圧室
内の液圧および液圧戻し機構2のスプリング20の付勢
力により液圧戻し機構のピストン19が入力液室16側
に移動し、同入力液室16内に流入していたブレーキ液
が、ホールドバルブ3を通って液圧制御機構1の液圧室
10に流入し、液圧制御機構1のピストン9を容積可変
室11側に移動する。この結果、容積可変室11内のブ
レーキ液がフェールセーフ機構30の開いている第2バ
ルブ32bを介してホイールシリンダに戻され再加圧が
実行される。なお、再加圧時にはピストン9は図1中左
方に一杯には移動しないためフェールセーフ機構30の
第2バルブ32bを閉じることはない。
【0021】〔ブレーキ配管中に失陥が発生した時〕な
んらかの原因により作動回路中に失陥が発生すると、回
路中のブレーキ液圧が低下し、フェールセーフ機構30
内の液圧室35の液圧も低下する。この結果、フェール
セーフ機構30内のスプリング33の付勢力によって第
2バルブ32bを閉じ、第1バルブ32aを開いた状態
を維持できるため、マスタシリンダで発生したブレーキ
液圧は、マスタシリンダ→フェールセーフ機構30の開
いている第1バルブ32a→シート部材31の流路31
a→ホイールシリンダに供給され、ブレーキを掛けるこ
とができる。このように、フェールセーフ機構30は作
動回路中のブレーキ液圧が低下することにより、マスタ
シリンダとホイールシリンダとを直接連通する機能を有
しており、作動回路中に失陥が発生しても確実にブレー
キを働かせることができる。
んらかの原因により作動回路中に失陥が発生すると、回
路中のブレーキ液圧が低下し、フェールセーフ機構30
内の液圧室35の液圧も低下する。この結果、フェール
セーフ機構30内のスプリング33の付勢力によって第
2バルブ32bを閉じ、第1バルブ32aを開いた状態
を維持できるため、マスタシリンダで発生したブレーキ
液圧は、マスタシリンダ→フェールセーフ機構30の開
いている第1バルブ32a→シート部材31の流路31
a→ホイールシリンダに供給され、ブレーキを掛けるこ
とができる。このように、フェールセーフ機構30は作
動回路中のブレーキ液圧が低下することにより、マスタ
シリンダとホイールシリンダとを直接連通する機能を有
しており、作動回路中に失陥が発生しても確実にブレー
キを働かせることができる。
【0022】なお、上記実施の形態では、液圧制御機構
の液圧室10をホールドバルブ3を介して液圧ポンプに
連通しているが、このホールドバルブ3に代えてオリフ
ィスあるいは適宜構成からなる流量制御弁を使用するこ
とにより、アンチロック制御時の再加圧をゆっくり行う
ことが可能となり、再加圧時の制御精度を向上すること
ができる。また、上記実施例ではフェールセーフ機構3
0を備えたアンチロック制御回路に液補充機構を設けた
例について説明したが、フェールセーフ機構のないアン
チロック制御回路(即ちマスタシリンダと液圧戻し機構
の出力液室17とを連通するとともに、ホイールシリン
ダと液圧制御機構内の容積可変室11とを連通した配管
系)に適用できることは当然である。さらに、蓄圧機構
は本実施の形態では、液圧戻し機構に対応して配置して
あるが、この蓄圧機構はホールドバルブと液圧ポンプと
の間の配管中であれば何処に設けても同様の作用をする
ことができる。
の液圧室10をホールドバルブ3を介して液圧ポンプに
連通しているが、このホールドバルブ3に代えてオリフ
ィスあるいは適宜構成からなる流量制御弁を使用するこ
とにより、アンチロック制御時の再加圧をゆっくり行う
ことが可能となり、再加圧時の制御精度を向上すること
ができる。また、上記実施例ではフェールセーフ機構3
0を備えたアンチロック制御回路に液補充機構を設けた
例について説明したが、フェールセーフ機構のないアン
チロック制御回路(即ちマスタシリンダと液圧戻し機構
の出力液室17とを連通するとともに、ホイールシリン
ダと液圧制御機構内の容積可変室11とを連通した配管
系)に適用できることは当然である。さらに、蓄圧機構
は本実施の形態では、液圧戻し機構に対応して配置して
あるが、この蓄圧機構はホールドバルブと液圧ポンプと
の間の配管中であれば何処に設けても同様の作用をする
ことができる。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に述べた如く本発明のアンチロ
ック液圧制御装置では、アンチロック制御を実行する作
動回路中に失陥が生じたとしても、フェールセーフ機構
によりマスタシリンダとホイールシリンダとを直接連通
することができるため、安全性の高いアンチロック液圧
制御装置を提供することができる。また作動回路中の高
圧アキュムレータや、その圧力を監視するための圧力ス
イッチ、アンチロック制御用液圧回路内にブレーキ液を
溜めるためのリザーバタンクが不要となるため、装置全
体の小型軽量化を実現できる。さらに、作動回路中の液
漏れに対してブレーキを操作する毎にブレーキ液を補充
することができるため、液漏れを想定した余裕のある機
器を使用する必要がなくなり、装置全体を小型軽量化す
ることができ、装置全体のコストを低下させることがで
きる。また、ホールドバルブに代えてオリフィスを採用
した場合には、アンチロック制御の再加圧をゆっくり行
うことができ再加圧の制御を精度良く実行することがで
きる、等々の優れた効果を奏することができる。
ック液圧制御装置では、アンチロック制御を実行する作
動回路中に失陥が生じたとしても、フェールセーフ機構
によりマスタシリンダとホイールシリンダとを直接連通
することができるため、安全性の高いアンチロック液圧
制御装置を提供することができる。また作動回路中の高
圧アキュムレータや、その圧力を監視するための圧力ス
イッチ、アンチロック制御用液圧回路内にブレーキ液を
溜めるためのリザーバタンクが不要となるため、装置全
体の小型軽量化を実現できる。さらに、作動回路中の液
漏れに対してブレーキを操作する毎にブレーキ液を補充
することができるため、液漏れを想定した余裕のある機
器を使用する必要がなくなり、装置全体を小型軽量化す
ることができ、装置全体のコストを低下させることがで
きる。また、ホールドバルブに代えてオリフィスを採用
した場合には、アンチロック制御の再加圧をゆっくり行
うことができ再加圧の制御を精度良く実行することがで
きる、等々の優れた効果を奏することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係るアンチロック液圧制
御装置の構成図である。
御装置の構成図である。
【図2】作動回路中の液が減少した状態の時のチェック
バルブおよび蓄圧機構の断面図である。
バルブおよび蓄圧機構の断面図である。
【図3】作動回路中の液が減少した状態の時に作動回路
中に液を補充する状態のチェックバルブおよび蓄圧機構
の断面図である。
中に液を補充する状態のチェックバルブおよび蓄圧機構
の断面図である。
1 液圧制御機構 2 液圧戻し機構 3 ホールドバルブ 4 ディケイバルブ 5 液圧ポンプ 6 リザーバ 9 ピストン 10 液圧室 11 容積可変室 12 チェックバルブ 16 入力液室 17 出力液室 19 ピストン 30 フェールセーフ機構 32 ピストン 32a 第1バルブ 32b 第2バルブ 35 液圧室 40 チェックバルブ 44 ボール 45 スプリング 46 弁座 47 ストッパ 50 蓄圧機構 51 蓄圧室 52 蓄圧ピストン 53 大気室 54 スプリング
Claims (4)
- 【請求項1】マスタシリンダとホイールシリンダとを連
通するブレーキ配管中にピストン9によって液圧室10
と容積可変室11とを区画してなる液圧制御機構1と、
ピストン19によって入力液室16と出力液室17とを
区画してなる液圧戻し機構2とを有する作動回路を設
け、アンチロック制御時には前記液圧制御機構1内の液
圧室10内のブレーキ液を液圧ポンプ5で汲み上げ液圧
戻し機構内の入力液室16に供給し、出力液室17内の
ブレーキ液をマスタシリンダに還流し、液圧制御機構1
内の容積可変室11の容積を増減しブレーキ力を制御す
るべく構成した容積可変型のアンチロック液圧制御装置
において、前記作動回路中に蓄圧機構50と前記液圧戻
し機構2のピストン19に設けたチェックバルブ40と
からなる液補充機構を設け、ブレーキ操作時に発生する
液圧を利用して、作動回路中にブレーキ液を補充できる
ようにしたことを特徴とする作動回路中の液補充機能を
備えたアンチロック液圧制御装置。 - 【請求項2】液圧戻し機構2内のスプリング20の付勢
力をFB、ピストン19の断面積をBとし、蓄圧機構5
0内の蓄圧スプリング54の付勢力をFC、蓄圧ピスト
ン52の断面積をCとした時、 FB/B> FC/C の関係となるように構成したことを特徴とする請求項1
に記載の作動回路中の液補充機能を備えたアンチロック
液圧制御装置。 - 【請求項3】前記作動回路とマスタシリンダとを接続す
る流路と前記作動回路とホイールシリンダとを接続する
流路との間に、失陥による前記作動回路の減圧を検知し
て前記マスタシリンダとホイールシリンダとを直接連通
するフェールセーフ機構30を設けたことを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の作動回路中の液補充機
能を備えたアンチロック液圧制御装置。 - 【請求項4】前記作動回路は、ピストン9によって液圧
室10と容積可変室11とを区画してなる液圧制御機構
1と、ピストン19によって入力液室16と出力液室1
7とを区画してなる液圧戻し機構2とを備え、前記液圧
制御機構1の液圧室10は液圧制御機構2の入力液室1
6および蓄圧機構50の蓄圧室51に連通しており、前
記液圧戻し機構2の出力液室17はマスタシリンダの加
圧室に連通しており、さらに前記入力液室16および液
圧室10とは前記フェールセーフ機構内の液圧室35に
連通しており、作動回路中の液圧の低下によりフェール
セーフ機構30内の第1バルブ32aを開き第2バルブ
32bを閉じてマスタシリンダとホイールシリンダとを
直接連通すべく構成したことを特徴とする請求項3に記
載の作動回路中の液補充機能を備えたアンチロック液圧
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24334895A JPH0986371A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | アンチロック液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24334895A JPH0986371A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | アンチロック液圧制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0986371A true JPH0986371A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17102500
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24334895A Withdrawn JPH0986371A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | アンチロック液圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0986371A (ja) |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP24334895A patent/JPH0986371A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |