JPH0986630A - 伸縮ベルト及びそれを用いたベルトコンベヤ装置 - Google Patents
伸縮ベルト及びそれを用いたベルトコンベヤ装置Info
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- JPH0986630A JPH0986630A JP7249113A JP24911395A JPH0986630A JP H0986630 A JPH0986630 A JP H0986630A JP 7249113 A JP7249113 A JP 7249113A JP 24911395 A JP24911395 A JP 24911395A JP H0986630 A JPH0986630 A JP H0986630A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 メリヤス編みもしくはゴム編みからなる編
布、又は少なくともベルト幅方向の緯糸が伸縮性に富む
ポリウレタン繊維で構成される織布からなる抗張体3を
有していて、ベルト幅方向に伸縮可能な伸縮ベルト2に
対し、その早期クラックの発生を防止しつつ、特別のベ
ルト支持機構を要することなく、抗張体3のモジュラス
を高くし或いはベルト2の初期伸長率を大きくして、伸
縮ベルト2の中央部の弛みや搬送物の沈込みを防止し、
搬送物の円滑な搬送を実現する。 【解決手段】 伸縮ベルト2における抗張体3の少なく
とも一側面に低モジュラスのシリコンゴムからなるシリ
コンゴム層5を設ける。
布、又は少なくともベルト幅方向の緯糸が伸縮性に富む
ポリウレタン繊維で構成される織布からなる抗張体3を
有していて、ベルト幅方向に伸縮可能な伸縮ベルト2に
対し、その早期クラックの発生を防止しつつ、特別のベ
ルト支持機構を要することなく、抗張体3のモジュラス
を高くし或いはベルト2の初期伸長率を大きくして、伸
縮ベルト2の中央部の弛みや搬送物の沈込みを防止し、
搬送物の円滑な搬送を実現する。 【解決手段】 伸縮ベルト2における抗張体3の少なく
とも一側面に低モジュラスのシリコンゴムからなるシリ
コンゴム層5を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伸縮ベルト及びそ
れを用いたベルトコンベヤ装置に関する技術分野に属す
る。
れを用いたベルトコンベヤ装置に関する技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、パンをその生地から自動的に成
形するパン焼きラインにおいて、パン生地を計量してコ
ンベヤベルト上に配列した後にオーブン装置内を通過さ
せる場合、そのオーブン装置の通過前の状態では、パン
生地を互いに接近させて配置できない一方、オーブン装
置内では、ランニングコスト等の低減のためにパン生地
の配列間隔を小さくすることが要求される。このような
パン生地の間隔を搬送中に広げたり狭めたりする要求か
ら、パンや菓子等の搬送ラインでのコンベヤベルトとし
ては、幅方向に伸縮可能な伸縮ベルトが使用されてい
る。
形するパン焼きラインにおいて、パン生地を計量してコ
ンベヤベルト上に配列した後にオーブン装置内を通過さ
せる場合、そのオーブン装置の通過前の状態では、パン
生地を互いに接近させて配置できない一方、オーブン装
置内では、ランニングコスト等の低減のためにパン生地
の配列間隔を小さくすることが要求される。このような
パン生地の間隔を搬送中に広げたり狭めたりする要求か
ら、パンや菓子等の搬送ラインでのコンベヤベルトとし
ては、幅方向に伸縮可能な伸縮ベルトが使用されてい
る。
【0003】また、この他、例えば選果機において果物
や野菜等を搬送するためのコンベヤベルトにも伸縮ベル
トが使用される。
や野菜等を搬送するためのコンベヤベルトにも伸縮ベル
トが使用される。
【0004】そして、斯かる伸縮ベルトとして、従来、
例えば特公平2―29564号公報に示されるように、
メリヤス編みもしくはゴム編みからなる編布、又は少な
くともベルト幅方向の緯糸が伸縮性に富むポリウレタン
繊維で構成される織布からなる抗張体と、この抗張体の
少なくとも一側面に設けられた低モジュラス樹脂からな
る樹脂層とを有するものが提案されている。
例えば特公平2―29564号公報に示されるように、
メリヤス編みもしくはゴム編みからなる編布、又は少な
くともベルト幅方向の緯糸が伸縮性に富むポリウレタン
繊維で構成される織布からなる抗張体と、この抗張体の
少なくとも一側面に設けられた低モジュラス樹脂からな
る樹脂層とを有するものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こうして伸
縮ベルトをコンベヤベルトとして使用すると、その伸縮
ベルトの幅方向の伸縮性が大きいので、特に重い搬送物
を載置して搬送する場合、その搬送物がベルトの幅方向
中央部で沈み込む沈込みが生じるのは避けられない。そ
して、搬送物の有無等を光電管等のセンサで検出するよ
うにしていると、搬送物の沈込みによって搬送物を正確
に検出できなくなり、誤動作を招く虞れがある。
縮ベルトをコンベヤベルトとして使用すると、その伸縮
ベルトの幅方向の伸縮性が大きいので、特に重い搬送物
を載置して搬送する場合、その搬送物がベルトの幅方向
中央部で沈み込む沈込みが生じるのは避けられない。そ
して、搬送物の有無等を光電管等のセンサで検出するよ
うにしていると、搬送物の沈込みによって搬送物を正確
に検出できなくなり、誤動作を招く虞れがある。
【0006】また、ベルトの幅が拡張している状態で
は、ベルト全体が緊張状態にあるが、ベルト幅が小さく
なったときには、ベルトの幅方向中央部が弛み、搬送物
の安定した搬送が困難となる虞れがある。しかも、この
とき、球状や円柱状の搬送物は位置ずれしたり、ベルト
の中央部に集まって互いに接触したりする不具合もあ
る。
は、ベルト全体が緊張状態にあるが、ベルト幅が小さく
なったときには、ベルトの幅方向中央部が弛み、搬送物
の安定した搬送が困難となる虞れがある。しかも、この
とき、球状や円柱状の搬送物は位置ずれしたり、ベルト
の中央部に集まって互いに接触したりする不具合もあ
る。
【0007】そこで、このような伸縮ベルトの中央部の
弛みや搬送物の沈込みを回避するために、ベルト裏面側
に支持板を取り付けることが考えられるが、その支持板
をベルトの伸縮に対応させて寸法変化させる必要があ
り、その機構が複雑になるばかりか、ベルト裏面の摩耗
が増大したり、移動抵抗によって搬送物の踊りが生じた
りする等の問題が生じる。
弛みや搬送物の沈込みを回避するために、ベルト裏面側
に支持板を取り付けることが考えられるが、その支持板
をベルトの伸縮に対応させて寸法変化させる必要があ
り、その機構が複雑になるばかりか、ベルト裏面の摩耗
が増大したり、移動抵抗によって搬送物の踊りが生じた
りする等の問題が生じる。
【0008】また、抗張体のモジュラスを高くするか、
或いはベルトの初期伸長率を大きくするかして、ベルト
の応力を高めることも考えられるが、その場合、樹脂層
の伸長率が大きくなり、比較的短い時間でベルトにクラ
ック(外的な刺激なしで自然に発生する割れ)が発生し
て、実用性が低くなる。
或いはベルトの初期伸長率を大きくするかして、ベルト
の応力を高めることも考えられるが、その場合、樹脂層
の伸長率が大きくなり、比較的短い時間でベルトにクラ
ック(外的な刺激なしで自然に発生する割れ)が発生し
て、実用性が低くなる。
【0009】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、伸縮ベルトにおける構造
を改良することにより、上記のように抗張体のモジュラ
スを高くし或いはベルトの初期伸長率を大きくしつつ、
その早期クラックの発生を防止し、特別のベルト支持機
構を要することなく、伸縮ベルトの中央部の弛みや搬送
物の沈込みを防止することにある。
で、その目的とするところは、伸縮ベルトにおける構造
を改良することにより、上記のように抗張体のモジュラ
スを高くし或いはベルトの初期伸長率を大きくしつつ、
その早期クラックの発生を防止し、特別のベルト支持機
構を要することなく、伸縮ベルトの中央部の弛みや搬送
物の沈込みを防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、伸縮ベルトにおいて、抗張体に付
設される樹脂層をシリコンゴム層に変えることとした。
めに、この発明では、伸縮ベルトにおいて、抗張体に付
設される樹脂層をシリコンゴム層に変えることとした。
【0011】具体的には、請求項1の発明では、メリヤ
ス編みもしくはゴム編みからなる編布、又は少なくとも
ベルト幅方向の緯糸が伸縮性に富むポリウレタン繊維で
構成される織布からなる抗張体を有し、ベルト幅方向に
伸縮可能な伸縮ベルトとして、抗張体の少なくとも一側
面に低モジュラスのシリコンゴムからなるシリコンゴム
層を設ける。
ス編みもしくはゴム編みからなる編布、又は少なくとも
ベルト幅方向の緯糸が伸縮性に富むポリウレタン繊維で
構成される織布からなる抗張体を有し、ベルト幅方向に
伸縮可能な伸縮ベルトとして、抗張体の少なくとも一側
面に低モジュラスのシリコンゴムからなるシリコンゴム
層を設ける。
【0012】この構成により、抗張体の少なくとも一側
面に設けられるシリコンゴム層は低モジュラスのシリコ
ンゴムからなるので、抗張体のモジュラスを高くし或い
はベルトの初期伸長率を大きくしても、シリコンゴム層
が追従して伸びるようになり、シリコンゴム層の早期ク
ラックを防止することができる。すなわち、この抗張体
のモジュラスを高くし或いはベルトの初期伸長率を大き
くすることで、搬送物の沈込みを抑制でき、特別なベル
ト支持機構を要することなく、搬送物の円滑な搬送を実
現することができる。
面に設けられるシリコンゴム層は低モジュラスのシリコ
ンゴムからなるので、抗張体のモジュラスを高くし或い
はベルトの初期伸長率を大きくしても、シリコンゴム層
が追従して伸びるようになり、シリコンゴム層の早期ク
ラックを防止することができる。すなわち、この抗張体
のモジュラスを高くし或いはベルトの初期伸長率を大き
くすることで、搬送物の沈込みを抑制でき、特別なベル
ト支持機構を要することなく、搬送物の円滑な搬送を実
現することができる。
【0013】請求項2の発明では、抗張体の一側面にシ
リコンゴム層を設ける。また、請求項3の発明では、抗
張体の両側面にシリコンゴム層を設ける。
リコンゴム層を設ける。また、請求項3の発明では、抗
張体の両側面にシリコンゴム層を設ける。
【0014】請求項4の発明では、上記シリコンゴム
は、引張強さが100〜120kgf/cm2 であり、
伸びが700〜900%であり、硬さがHs20〜30
である特性を有するものとする。このことで、上記シリ
コンゴム層として望ましいシリコンゴムの特性が得られ
る。
は、引張強さが100〜120kgf/cm2 であり、
伸びが700〜900%であり、硬さがHs20〜30
である特性を有するものとする。このことで、上記シリ
コンゴム層として望ましいシリコンゴムの特性が得られ
る。
【0015】請求項5の発明では、上記構成の伸縮ベル
トを備えたベルトコンベヤ装置が対象である。すなわ
ち、この発明のベルトコンベヤ装置は、請求項1、2、
3又は4の発明の伸縮ベルトと、各々の一端部が上記伸
縮ベルトの幅方向の側縁部にベルト長さ方向に所定間隔
をあけて係止され、他端に係合部を有する複数の係合部
材と、上記伸縮ベルトの左右側方にそれぞれベルト進行
方向に沿って配置され、上記各係合部材の係合部がベル
ト進行方向に移動可能に係合されるガイド部材とを備え
たことを特徴とするものである。この発明でも、上記請
求項1の発明と同様の作用効果を奏することができる。
トを備えたベルトコンベヤ装置が対象である。すなわ
ち、この発明のベルトコンベヤ装置は、請求項1、2、
3又は4の発明の伸縮ベルトと、各々の一端部が上記伸
縮ベルトの幅方向の側縁部にベルト長さ方向に所定間隔
をあけて係止され、他端に係合部を有する複数の係合部
材と、上記伸縮ベルトの左右側方にそれぞれベルト進行
方向に沿って配置され、上記各係合部材の係合部がベル
ト進行方向に移動可能に係合されるガイド部材とを備え
たことを特徴とするものである。この発明でも、上記請
求項1の発明と同様の作用効果を奏することができる。
【0016】請求項6の発明では、請求項5の発明のベ
ルトコンベヤ装置において、伸縮ベルトの側縁部に係合
部材の係止される係止孔をベルト厚さ方向に貫通形成し
て、該係止孔に円筒状の鳩目部材を挿通固定する。
ルトコンベヤ装置において、伸縮ベルトの側縁部に係合
部材の係止される係止孔をベルト厚さ方向に貫通形成し
て、該係止孔に円筒状の鳩目部材を挿通固定する。
【0017】そして、上記係合部材は、ガイド部材及び
ベルト側縁部に亘って配置された連結部と、この連結部
のベルト側端部に基端部にて固定され、上記伸縮ベルト
の側縁部の係止孔における鳩目部材内に回動可能に挿通
された軸部と、この軸部の先端部に締結された締結部材
とを備えてなり、上記鳩目部材の各端部と該端部に対向
する連結部及び締結部材との間にそれぞれ軟質樹脂製の
樹脂ワッシャを介設する。
ベルト側縁部に亘って配置された連結部と、この連結部
のベルト側端部に基端部にて固定され、上記伸縮ベルト
の側縁部の係止孔における鳩目部材内に回動可能に挿通
された軸部と、この軸部の先端部に締結された締結部材
とを備えてなり、上記鳩目部材の各端部と該端部に対向
する連結部及び締結部材との間にそれぞれ軟質樹脂製の
樹脂ワッシャを介設する。
【0018】さらに、請求項7の発明では、上記1対の
樹脂ワッシャのうちの少なくとも一方は、鳩目部材内部
に挿通された円筒部を有するものとする。
樹脂ワッシャのうちの少なくとも一方は、鳩目部材内部
に挿通された円筒部を有するものとする。
【0019】これら請求項6又は7の発明によると、ベ
ルト側における鳩目部材の各端部と連結部及び締結部材
との間にそれぞれ軟質樹脂製の樹脂ワッシャが配置され
るので、鳩目部材と連結部及び締結部材とが直接接触す
るのを樹脂ワッシャによって回避することができる。こ
のため、抗張体のモジュラスを高くし或いはベルトの初
期伸長率を大きくしてベルトの応力を高めたとしても、
ベルトの伸縮の繰返しにより鳩目部材と連結部及び締結
部材とのずれが生じ難くなり、ずれによる摩耗を抑制す
ることができる。特に、請求項7の発明のように、樹脂
ワッシャの少なくとも一方に円筒部を設けると、鳩目部
材と軸部との間の摩耗をも円筒部によって防止すること
ができる。
ルト側における鳩目部材の各端部と連結部及び締結部材
との間にそれぞれ軟質樹脂製の樹脂ワッシャが配置され
るので、鳩目部材と連結部及び締結部材とが直接接触す
るのを樹脂ワッシャによって回避することができる。こ
のため、抗張体のモジュラスを高くし或いはベルトの初
期伸長率を大きくしてベルトの応力を高めたとしても、
ベルトの伸縮の繰返しにより鳩目部材と連結部及び締結
部材とのずれが生じ難くなり、ずれによる摩耗を抑制す
ることができる。特に、請求項7の発明のように、樹脂
ワッシャの少なくとも一方に円筒部を設けると、鳩目部
材と軸部との間の摩耗をも円筒部によって防止すること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図2及び図3は本発明の一実施形
態に係るパンの自動成形焼きラインの要部を示し、1は
ベルトコンベヤ装置で、ベルト幅方向に伸縮可能な伸縮
ベルト2と、この伸縮ベルト2を巻き掛ける複数のプー
リ9〜12とを有する。上記伸縮ベルト2の上側スパン
は1対のプーリ9,10間に水平に掛け渡されて搬送部
とされ、その始端側の上方にはパン生地Wを計量してベ
ルト2上に投下するパン生地成形機14が、またベルト
進行方向の中間部にはベルト2を通過させる間にパン生
地Wを焼くオーブン装置15がそれぞれ設置されてい
る。そして、伸縮ベルト2の上側スパン(搬送部)は始
端側から終端側に向かってベルト幅が伸長状態から収縮
状態に変化し、上記パン生地成形機14に対応するコン
ベヤ始端側部でベルト幅が広くなるように幅方向に伸長
し、オーブン装置15の進入位置からコンベヤ終端部ま
での範囲でベルト幅が狭くなるように幅方向の伸長度が
小さくなって収縮し、このことで、ベルト2上に載置さ
れた搬送物としての複数のパン生地W,W,…のベルト
幅方向の間隔をベルト進行方向(搬送方向)で自動的に
変化させるようにしている。
態に係るパンの自動成形焼きラインの要部を示し、1は
ベルトコンベヤ装置で、ベルト幅方向に伸縮可能な伸縮
ベルト2と、この伸縮ベルト2を巻き掛ける複数のプー
リ9〜12とを有する。上記伸縮ベルト2の上側スパン
は1対のプーリ9,10間に水平に掛け渡されて搬送部
とされ、その始端側の上方にはパン生地Wを計量してベ
ルト2上に投下するパン生地成形機14が、またベルト
進行方向の中間部にはベルト2を通過させる間にパン生
地Wを焼くオーブン装置15がそれぞれ設置されてい
る。そして、伸縮ベルト2の上側スパン(搬送部)は始
端側から終端側に向かってベルト幅が伸長状態から収縮
状態に変化し、上記パン生地成形機14に対応するコン
ベヤ始端側部でベルト幅が広くなるように幅方向に伸長
し、オーブン装置15の進入位置からコンベヤ終端部ま
での範囲でベルト幅が狭くなるように幅方向の伸長度が
小さくなって収縮し、このことで、ベルト2上に載置さ
れた搬送物としての複数のパン生地W,W,…のベルト
幅方向の間隔をベルト進行方向(搬送方向)で自動的に
変化させるようにしている。
【0021】上記伸縮ベルト2は、図1に拡大詳示する
ように、ベルト幅方向に100%以上伸長可能な抗張体
3を有し、この抗張体3はメリヤス編みもしくはゴム編
みからなる編布、又は少なくともベルト幅方向の緯糸が
伸縮性に富むポリウレタン繊維で構成されている。この
抗張体3の上側(搬送面側)には、低モジュラスのシリ
コンゴムからなるシリコンゴム層5が接着剤層4を介し
て接着されている。尚、図6に示す如く、抗張体3の上
側のみならず、下側(搬送面と反対側)にも同様のシリ
コンゴム層5を接着剤層4を介して接着してもよい。
ように、ベルト幅方向に100%以上伸長可能な抗張体
3を有し、この抗張体3はメリヤス編みもしくはゴム編
みからなる編布、又は少なくともベルト幅方向の緯糸が
伸縮性に富むポリウレタン繊維で構成されている。この
抗張体3の上側(搬送面側)には、低モジュラスのシリ
コンゴムからなるシリコンゴム層5が接着剤層4を介し
て接着されている。尚、図6に示す如く、抗張体3の上
側のみならず、下側(搬送面と反対側)にも同様のシリ
コンゴム層5を接着剤層4を介して接着してもよい。
【0022】このシリコンゴム層5を形成するシリコン
ゴムは、引張強さが100〜120kgf/cm2 であ
り、伸びが700〜900%であり、硬さがHs20〜
30である特性を有するものが好ましい。
ゴムは、引張強さが100〜120kgf/cm2 であ
り、伸びが700〜900%であり、硬さがHs20〜
30である特性を有するものが好ましい。
【0023】再び、図2及び図3に戻り、上記伸縮ベル
ト2の左右側方には、ベルト進行方向に沿って延びる下
方に開放された断面略コ字状の1対のガイドレール1
7,17がガイド部材として配設されている。この両ガ
イドレール17,17はそれぞれ伸縮ベルト2の左右側
縁部2a,2aを後述のアタッチメント19,19,…
を介して引っ張ってベルト幅を決定するもので、例えば
ベルト2の上側スパンのうち、上記パン生地成形機14
の位置からオーブン装置15の進入位置までの範囲は、
前者の位置から後者の位置に向かって両ガイドレール1
7,17間の間隔が次第に小さくなって伸縮ベルト2の
伸長度を次第に小さくし、オーブン装置15の入口位置
から終端位置までは両ガイドレール17,17間の間隔
が一定で伸縮ベルト2の伸長度を小さいままに保つよう
になっている。
ト2の左右側方には、ベルト進行方向に沿って延びる下
方に開放された断面略コ字状の1対のガイドレール1
7,17がガイド部材として配設されている。この両ガ
イドレール17,17はそれぞれ伸縮ベルト2の左右側
縁部2a,2aを後述のアタッチメント19,19,…
を介して引っ張ってベルト幅を決定するもので、例えば
ベルト2の上側スパンのうち、上記パン生地成形機14
の位置からオーブン装置15の進入位置までの範囲は、
前者の位置から後者の位置に向かって両ガイドレール1
7,17間の間隔が次第に小さくなって伸縮ベルト2の
伸長度を次第に小さくし、オーブン装置15の入口位置
から終端位置までは両ガイドレール17,17間の間隔
が一定で伸縮ベルト2の伸長度を小さいままに保つよう
になっている。
【0024】上記伸縮ベルト2の左右側縁部2a,2a
は各ガイドレール17に対し係合部材としての複数の金
属製アタッチメント19,19,…を介して係合されて
いる。すなわち、図5に拡大詳示するように、伸縮ベル
ト2の左右の側縁部2a,2aは伸縮しないように硬化
処理され、この各側縁部2aにはアタッチメント19,
19,…を係止するための複数の係止孔6,6,…がベ
ルト長さ方向に所定の間隔をあけてベルト厚さ方向に貫
通形成され、該各係止孔6には円筒状の金属製鳩目部材
7が挿通固定されている。上記各アタッチメント19
は、ガイドレール17とベルト2の側縁部2aとの間に
亘って配置された二股アーム状の連結部20を有し、こ
の連結部20のガイドレール17側たる基端部には該ガ
イドレール17に係合される係合部としてのガイドロー
ラ21がガイドレール17内で転動可能に軸支されてい
る。一方、連結部20の先端部には連結部20と直交方
向に延びる軸部としてのピン22が基端部にて一体的に
結合固定され、このピン22は上記伸縮ベルト2の側縁
部2aの各係止孔6における鳩目部材7内に回動可能に
挿通されている。ピン22の先端部にはねじ部22aが
形成され、該ねじ部22aには締結部材としてのナット
23が金属ワッシャ24を介して螺合締結されている。
そして、上記鳩目部材7のベルト2上面側(搬送面側)
側の端部7a(図5上側の端部)と該端部7aに対向す
るナット23側の金属ワッシャ24との間、及び鳩目部
材7のベルト2下面側(搬送面と反対側)の端部7bと
該端部7bに対向する連結部20との間にはそれぞれポ
リウレタン樹脂製の樹脂ワッシャ26,27が介設され
ている。
は各ガイドレール17に対し係合部材としての複数の金
属製アタッチメント19,19,…を介して係合されて
いる。すなわち、図5に拡大詳示するように、伸縮ベル
ト2の左右の側縁部2a,2aは伸縮しないように硬化
処理され、この各側縁部2aにはアタッチメント19,
19,…を係止するための複数の係止孔6,6,…がベ
ルト長さ方向に所定の間隔をあけてベルト厚さ方向に貫
通形成され、該各係止孔6には円筒状の金属製鳩目部材
7が挿通固定されている。上記各アタッチメント19
は、ガイドレール17とベルト2の側縁部2aとの間に
亘って配置された二股アーム状の連結部20を有し、こ
の連結部20のガイドレール17側たる基端部には該ガ
イドレール17に係合される係合部としてのガイドロー
ラ21がガイドレール17内で転動可能に軸支されてい
る。一方、連結部20の先端部には連結部20と直交方
向に延びる軸部としてのピン22が基端部にて一体的に
結合固定され、このピン22は上記伸縮ベルト2の側縁
部2aの各係止孔6における鳩目部材7内に回動可能に
挿通されている。ピン22の先端部にはねじ部22aが
形成され、該ねじ部22aには締結部材としてのナット
23が金属ワッシャ24を介して螺合締結されている。
そして、上記鳩目部材7のベルト2上面側(搬送面側)
側の端部7a(図5上側の端部)と該端部7aに対向す
るナット23側の金属ワッシャ24との間、及び鳩目部
材7のベルト2下面側(搬送面と反対側)の端部7bと
該端部7bに対向する連結部20との間にはそれぞれポ
リウレタン樹脂製の樹脂ワッシャ26,27が介設され
ている。
【0025】したがって、上記の実施形態では、伸縮ベ
ルト2がプーリ9〜12間で走行するとき、その上側ス
パンの搬送部において、1対のガイドレール17,17
内を伸縮ベルト2の両側縁部2a,2aのアタッチメン
ト19,19,…の各々におけるガイドローラ21が転
動し、このことによって伸縮ベルト2が両ガイドレール
17,17によりベルト幅方向に引っ張られた状態で走
行する。すなわち、伸縮ベルト2の上側スパン(搬送
部)は、始端側から終端側に向かってベルト幅が伸長状
態から収縮状態に変化し、パン生地成形機14に対応す
る始端側部でベルト幅が広くなるように幅方向に伸長
し、オーブン装置15の進入位置から終端部までの範囲
でベルト幅が狭くなるように幅方向の伸長度が小さくな
って収縮する。このことで、ベルト2上に載置されたパ
ン生地W,W,…のベルト幅方向の間隔がベルト進行方
向(搬送方向)で自動的に変化し、パン生地成形機14
から投下されたときは間隔が広いが、オーブン装置15
に進入するときには間隔が小さくなる。
ルト2がプーリ9〜12間で走行するとき、その上側ス
パンの搬送部において、1対のガイドレール17,17
内を伸縮ベルト2の両側縁部2a,2aのアタッチメン
ト19,19,…の各々におけるガイドローラ21が転
動し、このことによって伸縮ベルト2が両ガイドレール
17,17によりベルト幅方向に引っ張られた状態で走
行する。すなわち、伸縮ベルト2の上側スパン(搬送
部)は、始端側から終端側に向かってベルト幅が伸長状
態から収縮状態に変化し、パン生地成形機14に対応す
る始端側部でベルト幅が広くなるように幅方向に伸長
し、オーブン装置15の進入位置から終端部までの範囲
でベルト幅が狭くなるように幅方向の伸長度が小さくな
って収縮する。このことで、ベルト2上に載置されたパ
ン生地W,W,…のベルト幅方向の間隔がベルト進行方
向(搬送方向)で自動的に変化し、パン生地成形機14
から投下されたときは間隔が広いが、オーブン装置15
に進入するときには間隔が小さくなる。
【0026】この場合、上記伸縮ベルト2は、抗張体3
の上側(搬送面側)にシリコンゴム層5を積層してな
り、このシリコンゴム層5は低モジュラスのシリコンゴ
ムからなるので、抗張体3のモジュラスを高くし或いは
ベルト2の初期伸長率を大きくしても、シリコンゴム層
5が追従して伸びることとなり、シリコンゴム層5の早
期クラックを防止することができる。換言すれば、シリ
コンゴム層5の早期クラックを招くことなく、上記抗張
体3のモジュラスを高くし或いはベルト2の初期伸長率
を大きくできるので、搬送物たるパン生地W,W,…が
ベルト2の幅方向中央部で沈み込むのを抑制でき、特別
なベルト支持機構を要することなく、パン生地W,W,
…の円滑な搬送を達成することができる。
の上側(搬送面側)にシリコンゴム層5を積層してな
り、このシリコンゴム層5は低モジュラスのシリコンゴ
ムからなるので、抗張体3のモジュラスを高くし或いは
ベルト2の初期伸長率を大きくしても、シリコンゴム層
5が追従して伸びることとなり、シリコンゴム層5の早
期クラックを防止することができる。換言すれば、シリ
コンゴム層5の早期クラックを招くことなく、上記抗張
体3のモジュラスを高くし或いはベルト2の初期伸長率
を大きくできるので、搬送物たるパン生地W,W,…が
ベルト2の幅方向中央部で沈み込むのを抑制でき、特別
なベルト支持機構を要することなく、パン生地W,W,
…の円滑な搬送を達成することができる。
【0027】また、上記各アタッチメント19において
は、その連結部20先端のピン22がベルト2の側縁部
2aにおける各係止孔6内の鳩目部材7に挿通され、ピ
ン22の先端部にナット23が螺合締結されており、こ
のナット23の締結によりベルト2の側縁部2aの鳩目
部材7が金属ワッシャ24と連結部20の先端部との間
に挟まれた状態で固定されている。従って、金属製の鳩
目部材7の端部7a,7bが金属ワッシャ24及び連結
部20に直接に金属接触する場合には、上記のように抗
張体3のモジュラスを高くし或いはベルト2の初期伸長
率を大きくすると、鳩目部材7とアタッチメント19と
の間にずれが生じ易くなる。しかし、この実施形態で
は、ベルト2側における鳩目部材7の両端部7a,7b
と金属ワッシャ24(ナット23)及び連結部20との
間にそれぞれポリウレタン樹脂製の樹脂ワッシャ26,
27が介在されているので、鳩目部材7と金属ワッシャ
24及び連結部20とが直接接触するのをそれぞれ樹脂
ワッシャ26,27によって回避でき、ベルト2の応力
を高めたとしても、ベルト2の伸縮の繰返しにより鳩目
部材7と連結部20及び金属ワッシャ24(ナット2
3)との間のずれが生じ難くなり、ずれによる摩耗を抑
制することができる。
は、その連結部20先端のピン22がベルト2の側縁部
2aにおける各係止孔6内の鳩目部材7に挿通され、ピ
ン22の先端部にナット23が螺合締結されており、こ
のナット23の締結によりベルト2の側縁部2aの鳩目
部材7が金属ワッシャ24と連結部20の先端部との間
に挟まれた状態で固定されている。従って、金属製の鳩
目部材7の端部7a,7bが金属ワッシャ24及び連結
部20に直接に金属接触する場合には、上記のように抗
張体3のモジュラスを高くし或いはベルト2の初期伸長
率を大きくすると、鳩目部材7とアタッチメント19と
の間にずれが生じ易くなる。しかし、この実施形態で
は、ベルト2側における鳩目部材7の両端部7a,7b
と金属ワッシャ24(ナット23)及び連結部20との
間にそれぞれポリウレタン樹脂製の樹脂ワッシャ26,
27が介在されているので、鳩目部材7と金属ワッシャ
24及び連結部20とが直接接触するのをそれぞれ樹脂
ワッシャ26,27によって回避でき、ベルト2の応力
を高めたとしても、ベルト2の伸縮の繰返しにより鳩目
部材7と連結部20及び金属ワッシャ24(ナット2
3)との間のずれが生じ難くなり、ずれによる摩耗を抑
制することができる。
【0028】尚、図7に示すように、上記1対の樹脂ワ
ッシャ26,27のうちの一方(図7に示す例ではナッ
ト23側の樹脂ワッシャ26であるが、連結部20側の
樹脂ワッシャ27でもよい)に、鳩目部材7内部に挿通
された円筒部26aを一体形成してもよい。こうするこ
とで、鳩目部材7とピン22との間の摩耗をもポリウレ
タン樹脂製の円筒部26aによって防止することができ
る。尚、両方の樹脂ワッシャ26,27にそれぞれ同様
の円筒部を形成することもできる。
ッシャ26,27のうちの一方(図7に示す例ではナッ
ト23側の樹脂ワッシャ26であるが、連結部20側の
樹脂ワッシャ27でもよい)に、鳩目部材7内部に挿通
された円筒部26aを一体形成してもよい。こうするこ
とで、鳩目部材7とピン22との間の摩耗をもポリウレ
タン樹脂製の円筒部26aによって防止することができ
る。尚、両方の樹脂ワッシャ26,27にそれぞれ同様
の円筒部を形成することもできる。
【0029】また、上記実施形態は、パンの自動成形焼
きラインのコンベヤ装置に適用した場合であるが、この
発明は、選果機の搬送ラインやその他のベルトコンベヤ
装置において伸縮ベルトを使用する場合にも適用するこ
とができる。
きラインのコンベヤ装置に適用した場合であるが、この
発明は、選果機の搬送ラインやその他のベルトコンベヤ
装置において伸縮ベルトを使用する場合にも適用するこ
とができる。
【0030】
【実施例】次に、具体的に実施した実施例について説明
する。上記実施形態に示される、抗張体(東レ・デュポ
ン−マツモトテキスタイル製の商品名「MT−708
4」)の上面に厚さ1mmのシリコンゴム層(信越化学
工業製のシリコンゴム:商品名「KE−522」)を接
着してなる本発明例としての伸縮ベルトと、シリコンゴ
ム層をシリコン樹脂層(バイエル合成シリコーン製のシ
リコン樹脂:商品名「シロプレンRTV−2K68
6」)に代えた従来例としての伸縮ベルトとをそれぞれ
作製した。これらの機械的特性は表1に示すとおりであ
る。
する。上記実施形態に示される、抗張体(東レ・デュポ
ン−マツモトテキスタイル製の商品名「MT−708
4」)の上面に厚さ1mmのシリコンゴム層(信越化学
工業製のシリコンゴム:商品名「KE−522」)を接
着してなる本発明例としての伸縮ベルトと、シリコンゴ
ム層をシリコン樹脂層(バイエル合成シリコーン製のシ
リコン樹脂:商品名「シロプレンRTV−2K68
6」)に代えた従来例としての伸縮ベルトとをそれぞれ
作製した。これらの機械的特性は表1に示すとおりであ
る。
【0031】
【表1】
【0032】上記2種類の伸縮ベルトを使用して、その
初期伸長率を比較的小さい10%と比較的大きい25%
とした状態でベルトコンベヤ装置に装着した。このベル
トコンベヤ装置では、ベルトが1200mm進行する間
に最大伸長率30%に達し、その最大伸長率に伸長する
過程の中央部のベルト幅方向中央部に重さ500gの搬
送物を載置してその沈込み量を測定した。また、ベルト
の進行動作に伴うクラック発生までの時間、及び鳩目部
材が摩滅するまでの時間をそれぞれ測定した。その結果
は下記の表2のとおりである。
初期伸長率を比較的小さい10%と比較的大きい25%
とした状態でベルトコンベヤ装置に装着した。このベル
トコンベヤ装置では、ベルトが1200mm進行する間
に最大伸長率30%に達し、その最大伸長率に伸長する
過程の中央部のベルト幅方向中央部に重さ500gの搬
送物を載置してその沈込み量を測定した。また、ベルト
の進行動作に伴うクラック発生までの時間、及び鳩目部
材が摩滅するまでの時間をそれぞれ測定した。その結果
は下記の表2のとおりである。
【0033】
【表2】
【0034】この表2に示す結果から明らかなように、
ベルトの初期伸長率を25%に上げることで、搬送物の
沈込み量を3mmに小さくすることができる。
ベルトの初期伸長率を25%に上げることで、搬送物の
沈込み量を3mmに小さくすることができる。
【0035】また、本発明例では、従来例に比べ、クラ
ック発生までの時間及び鳩目部材の摩滅までの時間がい
ずれも大幅に長くなり、ベルトの初期伸長率を25%に
上げたにも拘らず、早期クラックの発生や鳩目部材の摩
耗を有効に防止できることが判る。
ック発生までの時間及び鳩目部材の摩滅までの時間がい
ずれも大幅に長くなり、ベルトの初期伸長率を25%に
上げたにも拘らず、早期クラックの発生や鳩目部材の摩
耗を有効に防止できることが判る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
伸縮ベルト又は請求項5の発明のベルトコンベヤ装置で
は、ベルト幅方向に伸縮可能な抗張体の少なくとも一側
面に低モジュラスのシリコンゴムからなるシリコンゴム
層を設けた。また、請求項2の発明では、抗張体の一側
面にシリコンゴム層を、また請求項3の発明では、抗張
体の両側面にシリコンゴム層をそれぞれ設けた。従っ
て、これらの発明によると、伸縮ベルトにおける抗張体
のモジュラスを高くし或いはベルトの初期伸長率を大き
くしても、シリコンゴム層の早期クラックを防止でき、
よって特別なベルト支持機構を要することなく、搬送物
の沈込みを抑制して搬送物の円滑な搬送を実現すること
ができる。
伸縮ベルト又は請求項5の発明のベルトコンベヤ装置で
は、ベルト幅方向に伸縮可能な抗張体の少なくとも一側
面に低モジュラスのシリコンゴムからなるシリコンゴム
層を設けた。また、請求項2の発明では、抗張体の一側
面にシリコンゴム層を、また請求項3の発明では、抗張
体の両側面にシリコンゴム層をそれぞれ設けた。従っ
て、これらの発明によると、伸縮ベルトにおける抗張体
のモジュラスを高くし或いはベルトの初期伸長率を大き
くしても、シリコンゴム層の早期クラックを防止でき、
よって特別なベルト支持機構を要することなく、搬送物
の沈込みを抑制して搬送物の円滑な搬送を実現すること
ができる。
【0037】請求項4の発明によると、シリコンゴムの
引張強さを100〜120kgf/cm2 とし、伸びを
700〜900%とし、硬さをHs20〜30としたこ
とにより、上記シリコンゴム層として望ましいシリコン
ゴムの特性が得られる。
引張強さを100〜120kgf/cm2 とし、伸びを
700〜900%とし、硬さをHs20〜30としたこ
とにより、上記シリコンゴム層として望ましいシリコン
ゴムの特性が得られる。
【0038】請求項6の発明では、請求項5の発明のベ
ルトコンベヤ装置において、伸縮ベルトの側縁部の係止
孔に鳩目部材を挿通固定する一方、ベルトをガイド部材
に係合案内する係合部材は、ガイド部材及びベルト側縁
部に亘って配置される連結部と、この連結部の先端に設
けられ、上記伸縮ベルトの側縁部の係止孔における鳩目
部材内に回動可能に挿通された軸部と、この軸部の先端
部に締結された締結部材とを備えてなるものとし、鳩目
部材の両端部と連結部及び締結部材との間にそれぞれ軟
質樹脂製の樹脂ワッシャを介設した。また、請求項7の
発明では、上記1対の樹脂ワッシャのうちの少なくとも
一方に、鳩目部材内部に挿通される円筒部を設けた。こ
れらの発明によると、鳩目部材と連結部及び締結部材と
が直接接触するのを樹脂ワッシャにより回避でき、抗張
体のモジュラスを高くし或いはベルトの初期伸長率を大
きくしてベルトの応力を高めたとしても、ベルトの伸縮
の繰返しにより鳩目部材と連結部及び締結部材とのずれ
を抑えて、ずれによる摩耗を防止することができ、伸縮
ベルトによる搬送を長期に亘り安定して確保することが
できる。特に、請求項7の発明によると、鳩目部材と軸
部との間の摩耗をも樹脂製円筒部によって防止すること
ができる。
ルトコンベヤ装置において、伸縮ベルトの側縁部の係止
孔に鳩目部材を挿通固定する一方、ベルトをガイド部材
に係合案内する係合部材は、ガイド部材及びベルト側縁
部に亘って配置される連結部と、この連結部の先端に設
けられ、上記伸縮ベルトの側縁部の係止孔における鳩目
部材内に回動可能に挿通された軸部と、この軸部の先端
部に締結された締結部材とを備えてなるものとし、鳩目
部材の両端部と連結部及び締結部材との間にそれぞれ軟
質樹脂製の樹脂ワッシャを介設した。また、請求項7の
発明では、上記1対の樹脂ワッシャのうちの少なくとも
一方に、鳩目部材内部に挿通される円筒部を設けた。こ
れらの発明によると、鳩目部材と連結部及び締結部材と
が直接接触するのを樹脂ワッシャにより回避でき、抗張
体のモジュラスを高くし或いはベルトの初期伸長率を大
きくしてベルトの応力を高めたとしても、ベルトの伸縮
の繰返しにより鳩目部材と連結部及び締結部材とのずれ
を抑えて、ずれによる摩耗を防止することができ、伸縮
ベルトによる搬送を長期に亘り安定して確保することが
できる。特に、請求項7の発明によると、鳩目部材と軸
部との間の摩耗をも樹脂製円筒部によって防止すること
ができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る伸縮ベルトの要部断
面図である。
面図である。
【図2】ベルトコンベヤ装置の概略側面図である。
【図3】ベルトコンベヤ装置の概略平面図である。
【図4】ベルト係合機構を示す平面図である。
【図5】アタッチメントのベルト側縁部との係合構造を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図6】伸縮ベルトの他の実施形態を示す図1相当図で
ある。
ある。
【図7】アタッチメントのベルト側縁部との係合構造の
他の実施形態を示す図5相当図である。
他の実施形態を示す図5相当図である。
1 ベルトコンベヤ装置 2 伸縮ベルト 3 抗張体 5 シリコンゴム層 6 係止孔 7 鳩目部材 17 ガイドレール(ガイド部材) 19 アタッチメント(係合部材) 20 連結部 21 ガイドローラ(係合部) 22 ピン(軸部) 23 ナット(締結部材) 24 金属ワッシャ(締結部材) 26,27 樹脂ワッシャ W パン生地(搬送物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D03D 15/08 D03D 15/08
Claims (7)
- 【請求項1】 メリヤス編みもしくはゴム編みからなる
編布、又は少なくともベルト幅方向の緯糸が伸縮性に富
むポリウレタン繊維で構成される織布からなる抗張体を
有し、ベルト幅方向に伸縮可能な伸縮ベルトであって、 上記抗張体の少なくとも一側面に低モジュラスのシリコ
ンゴムからなるシリコンゴム層が設けられていることを
特徴とする伸縮ベルト。 - 【請求項2】 請求項1記載の伸縮ベルトにおいて、 抗張体の一側面にシリコンゴム層が設けられていること
を特徴とする伸縮ベルト。 - 【請求項3】 請求項1記載の伸縮ベルトにおいて、 抗張体の両側面にシリコンゴム層が設けられていること
を特徴とする伸縮ベルト。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の伸縮ベルトに
おいて、 シリコンゴムは、引張強さが100〜120kgf/c
m2 であり、 伸びが700〜900%であり、 硬さがHs20〜30である特性を有することを特徴と
する伸縮ベルト。 - 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の伸縮ベル
トと、 各々の一端部が上記伸縮ベルトの幅方向の側縁部にベル
ト長さ方向に所定間隔をあけて係止され、他端に係合部
を有する複数の係合部材と、 上記伸縮ベルトの左右側方にそれぞれベルト進行方向に
沿って配置され、上記各係合部材の係合部がベルト進行
方向に移動可能に係合されるガイド部材とを備えたこと
を特徴とするベルトコンベヤ装置。 - 【請求項6】 請求項5記載のベルトコンベヤ装置にお
いて、 伸縮ベルトの側縁部には係合部材の係止される係止孔が
ベルト厚さ方向に貫通形成されていて、該係止孔には円
筒状の鳩目部材が挿通固定され、 係合部材は、ガイド部材及びベルト側縁部に亘って配置
された連結部と、 上記連結部のベルト側端部に基端部にて固定され、上記
伸縮ベルトの側縁部の係止孔における鳩目部材内に回動
可能に挿通された軸部と、 上記軸部の先端部に締結された締結部材とを備えてな
り、 上記鳩目部材の各端部と該端部に対向する連結部及び締
結部材との間にはそれぞれ軟質樹脂製の樹脂ワッシャが
介設されていることを特徴とするベルトコンベヤ装置。 - 【請求項7】 請求項6記載のベルトコンベヤ装置にお
いて、 1対の樹脂ワッシャのうちの少なくとも一方は、鳩目部
材内部に挿通された円筒部を有することを特徴とするベ
ルトコンベヤ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7249113A JP2965492B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 伸縮ベルト及びそれを用いたベルトコンベヤ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7249113A JP2965492B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 伸縮ベルト及びそれを用いたベルトコンベヤ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0986630A true JPH0986630A (ja) | 1997-03-31 |
| JP2965492B2 JP2965492B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=17188153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7249113A Expired - Lifetime JP2965492B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 伸縮ベルト及びそれを用いたベルトコンベヤ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2965492B2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0229564A (ja) * | 1989-06-05 | 1990-01-31 | Fuji Electric Co Ltd | 流水式製氷機 |
| JPH0362604A (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-18 | Nec Corp | 平面アンテナ |
| JPH0452174U (ja) * | 1990-09-08 | 1992-05-01 |
-
1995
- 1995-09-27 JP JP7249113A patent/JP2965492B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0229564A (ja) * | 1989-06-05 | 1990-01-31 | Fuji Electric Co Ltd | 流水式製氷機 |
| JPH0362604A (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-18 | Nec Corp | 平面アンテナ |
| JPH0452174U (ja) * | 1990-09-08 | 1992-05-01 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2965492B2 (ja) | 1999-10-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990727 |