JPH0987228A - 新規ポリカルボン酸又はその塩及びその製造方法 - Google Patents

新規ポリカルボン酸又はその塩及びその製造方法

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JPH0987228A
JPH0987228A JP7269173A JP26917395A JPH0987228A JP H0987228 A JPH0987228 A JP H0987228A JP 7269173 A JP7269173 A JP 7269173A JP 26917395 A JP26917395 A JP 26917395A JP H0987228 A JPH0987228 A JP H0987228A
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JP
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salt
hydrogen
alkyl group
polycarboxylic acid
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JP7269173A
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Kenji Namita
賢治 波多
Takanobu Maruyama
貴信 丸山
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Lion Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属封鎖性にすぐれたポリカルボン酸又はそ
の塩及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表わされるポリカル
ボン酸又はその塩。 (式中、Rは炭素数2〜22の飽和もしくは不飽和のア
ルキル基を示し、X及びYは水素又は式 で表わされる有機基を示し、前記R1は水素、炭素数1
〜8のアルキル基又は中和されていてもよいカルボキシ
ル基を示し、前記R2及びR3は水素又は炭素数1〜8の
アルキル基を示し、前記Mは水素イオン又は塩形成陽イ
オンを示し、前記XとYは同時に水素であることはない
ものとする)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なポリカルボン
酸又はその塩及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属封鎖性化合物としては、トリ
ポリリン酸ソーダ(STPP)やエチレンジアミン四酢
酸(EDTA)が広く用いられてきた。しかし、STP
Pは湖水等の富栄養化現象を生じさせることから、一
方、EDTAは生分解性が低く、環境問題を生じさせる
ことから、いずれもその使用は規制の方向にある。また
EDTAは含窒素化合物であるため、特に中性付近での
金属封鎖能が著しく低下するという欠点がある。これら
のSTPPやEDTAの代替品として、ゼオライトが提
案され、広く使用されている。しかし、ゼオライトは水
不溶性であるということと、金属封鎖能が低いという2
つの欠点を有している。水溶性でしかも窒素を含まない
金属封鎖性化合物として、カルボキシメトキシコハク酸
塩(USP3,914,297)、オキシジコハク酸塩
(USP3,128,287)、1,2−プロパンジオ
ールジコハク酸塩(USP4,017,541)などが
提案されている。しかし、これらの化合物の金属封鎖性
は未だ満足すべきものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、金属封鎖性
にすぐれたポリカルボン酸又はその塩及びその製造方法
を提供することをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った即ち、本発明によれば、下記一般式(1)で表
わされるポリカルボン酸又はその塩が提供される。 (式中、Rは炭素数2〜22の飽和もしくは不飽和のア
ルキル基を示し、X及びYは水素又は式 で表わされる有機基を示し、前記R1は水素、炭素数1
〜8のアルキル基又は中和されていてもよいカルボキシ
ル基を示し、前記R2及びR3は水素又は炭素数1〜8の
アルキル基を示し、前記Mは水素イオン又は塩形成陽イ
オンを示し、前記XとYは同時に水素であることはない
ものとする) また、本発明によれば、下記一般式(1) (式中、Rは炭素数2〜22の飽和もしくは不飽和のア
ルキル基を示し、X及びYは水素又は式 で表わされる有機基を示し、前記R1は水素、炭素数1
〜8のアルキル基又は中和されていてもよいカルボキシ
ル基を示し、前記R2及びR3は水素又は炭素数1〜8の
アルキル基を示し、前記Mは水素イオン又は塩形成性陽
イオンを示し、前記XとYは同時に水素であることはな
いものとする)で表わされるポリカルボン酸又はその塩
の製造方法において、下記一般式(3) (式中、Rは前記と同じ意味を有する)で表わされるジ
オール誘導体と、下記一般式(4) (式中、R1、R2及びR3は前記と同じ意味を有する)
で表わされるα,β−不飽和カルボン酸又はその反応性
誘導体とを塩基性触媒の存在下で反応させることを特徴
とする前記の方法が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】前記一般式(1)において、Rは
炭素数2〜22の飽和もしくは不飽和のアルキル基を示
す。その具体例としては、例えば、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、sec−プチル、t−ブチル、
へキシル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシ
ル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイコシル、ドコシ
ル、ビニル、アリル、へキセニル、ドデセニル、へキサ
デセニル、オレイル、ドコセニル等が挙げられる。X及
び/又はYを表わす前記一般式(2)の有機基におい
て、R1は水素、炭素数1〜8、好ましくは炭素数1〜
3のアルキル基又は中和されていてもよいカルボキシル
基(−COOM)を示すが、この場合のアルキル基とし
ては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、オクチル等が挙げられる。Mは水素イオン又は塩形
成性陽イオンを示し、塩形成性陽イオンの具体例として
は、Na、K、Li等のアルカリ金属、Ca、Mg等の
アルカリ土類金属、アンモニウム、アミンから誘導され
た有機アンモニウム等が挙げられる。
【0006】本発明における前記一般式(3)の化合物
と一般式(4)の化合物との反応は次の通りである。
【化1】 前記式中、R、X、Y、R1、R2及びR3は前記と同じ
意味を有する。pは1又は2の数を示す。前記反応は、
塩基性触媒の存在下マイケル付加型の反応に従って進行
する。反応温度は50℃以上の温度であればよく、その
上限は反応混合物の還流温度である。反応時間は30分
〜24時間、好ましくは2〜15時間である。
【0007】この反応には溶媒を用いてもよく、その場
合、溶媒として水又は水と有機溶媒との混合物が用いら
れる。有機溶媒としては、反応原料を溶解し得るもので
あれば任意のものが用いられ、このようなものとして
は、例えばジメチルスルホキシドや、ジメチルホルムア
ミド、ピリジン、ピコリン、t−ブチルアルコール、ジ
アセトンアルコール等がある。これらの反応溶媒は、
α,β−不飽和カルボン酸の0.1〜300倍、好まし
くは0.5〜10倍(重量)である。塩基性触媒として
は、アルカリ土類金属水酸化物が好ましく用いられる。
アルカリ土類金属水酸化物としては、ベリリウム、マグ
ネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム及び
ラジウムの水酸化物が挙げられる。また、これらのアル
カリ土類金属水酸化物には、リチウム、ナトリウム、カ
リウム、ルビジウム、セシウム、フランシウム等のアル
カリ金属の水酸化物を併用することもできる。また、ア
ンモニアや、有機アミンを併用することもできる。これ
らの塩基性触媒は、使用されるα,β−不飽和カルボン
酸の1.05〜3倍の当量数で用いられる。
【0008】本発明で反応原料として用いる前記式
(3)で表わされるジオール誘導体としては、1,2−
ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、3−メチ
ル−1,2−ブタンジオール、1,2−へキサンジオー
ル、3−メチル−1,2−ペンタンジオール、3,3−
ジメチル−1,2−ブタンジオール、1,2−オクタン
ジオール、1,2−デカンジオール、1,2−ドデカン
ジオール、1,2−テトラデカンジオール、1,2−へ
キサデカンジオール、1,2−オクタデカンジオール、
1,2−エイコサンジオール、1,2−ドコサンジオー
ル、1,2−テトラコサンジオール、3−ブテン−1,
2−ジオール、4−ペンテン−1,2−ジオール、7−
オクテン−1,2−ジオール、13−テトラデセン−
1,2−ジオール、17−オタタデセン−1,2−ジオ
ール、11−エイコセン−1,2−ジオール、23−テ
トラコセン−1,2−ジオール等が挙げられる。エチレ
ングリコールやプロパンジオールを用いても、金属イオ
ン封鎖性のすぐれた化合物を得ることができない。
【0009】本発明で他方の反応原料として用いる前記
式(4)で表わされるα,β−不飽和カルボン酸又はそ
の反応性誘導体としては、マレイン酸やフマル酸、シト
ラコン酸、2,3−ジメチルブテンジ酸等のα,β−不
飽和ジカルボン酸及びその塩や酸無水物等が好ましく用
いられる他、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、
2−へキセン酸等のα,β−不飽和モノカルボン酸及び
その塩や酸無水物が用いられる。これらのα,β−不飽
和カルボン酸及びその反応性誘導体の使用割合は、式
(3)で表わされるジオール誘導体に対し等モルあるい
はそれ以上のモル数であればよい。
【0010】前記反応により得られる本発明化合物は、
アルカリ性物質で中和された中和塩の形で得ることがで
きるが、必要に応じ、このものは、いったん酸型に変え
た後、あるいは他のアルカリ性物質で処理して塩形成性
陽イオンを他のものに変換することができる。この場合
のアルカリ性物質としては、アルカリ土類金属水酸化
物、アルカリ金属水酸化物、アンモニア、有機アミン等
の各種のものが用いられる。実用上はナトリウム塩にす
るのがよい。
【0011】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。以下において示す%はwt%を示す。また、以下
の実施例において示した化合物性能は以下の方法で評価
した。 (1)カルシウムイオン捕捉能評価法 予めpH10.0又は7.0に調整した0.001M
CaCl2溶液(100ppm、CaCO3換算)100
mlに4MKClを2ml添加する(イオン強度μ=
0.08、KCl)。 1%の試料溶液2mlを添加する。 上記試験溶液を、30℃に保持する。 カルシウムイオン電極を用いてCa濃度を求める。 残留Ca濃度より、捕捉Ca量を求める。 カルシウムイオン捕捉能を算出する。
【0012】(2)カルシウムイオンキレート安定度定
数評価法 カルシウムイオンキレート安定度定数(logK(C
a))としては、カルシウムイオン捕捉能測定時の結果
を用いる。残留Ca濃度より、捕捉Ca濃度、つまり錯
体の濃度を求め、残存キレート剤の濃度より算出した。
【0013】(3)洗浄力評価法 [洗剤組成〕 アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム 12% 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム 12% ケイ酸ナトリウム 10% 炭酸ナトリウム 10% カルボキシメチルセルロース 0.6% 硫酸ナトリウム 40.4% 試料(Na塩) 10% 水分 5% [洗浄条件〕 洗浄装置:Terg−O−Tometer 洗浄濃度:0.133% 洗浄温度:25℃ 洗浄時間:10分間 浴比 :30(人工汚垢布使用) 使用水 :3゜DH すすぎ温度:25℃ すすぎ時間:3分間×2回 [洗浄力] Rf0:原布の反射率 Rf1:洗浄前の布の反射率 Rf2:洗浄後の布の反射率
【0014】(4)歯石形成阻害効果評価法 [石灰化抑制能(pH保持能)評価法〕* 石灰化反応液組成 CaCl2 0.7mモル KH2PO4 2.59mモル NaCl 50mモル 水 1リットル 上記組成の石灰化反応液100mlに試料を20ppm
になる様に添加した。次いでこの試験溶液を37℃に加
温し、pH7.42に調整する。更に、試験溶液に、ヒ
ドロキシアパタイト60mg(4m2、セントラルグラ
ス社製、50mモルNaClを水1リットルに溶解した
水溶液に一晩浸漬したもの)を加え、37℃、8時間処
理後、pH保持能を評価する。*石灰化が進行し、歯石
が形成される際に、ヒドロキシアパタイト結晶成長時に
OH−イオンを取りこむ為、pHの低下現象が認められ
る。このpH低下現象を評価することにより、石炭化抑
制能が評価される。
【0015】実施例1 1,2−ブタンジオールの
ジコハク酸エーテルのナトリウム塩の合成 無水マレイン酸26.2g(0.267モル)に水40
gを加え、80℃に加熱撹絆して溶解させた。次いで、
この反応液に、1,2−ブタンジオール6.1g(0.
068モル)を加え溶解させた。さらに、この溶液に水
酸化カルシウム7.0g(0.095モル)と、50%
水酸化ナトリウム水溶液32.0g(0.4モル)を加
え、10時間反応させた。反応終了後水80gを加え、
ろ過し、さらにろ液に濃硫酸をpH1になるまで加え、
沈降したCaSO4をろ別した。水を留去し、メタノー
ル50mlを加えて不溶のNa2SO4をろ別した。メタ
ノールを留去し、水50mlを加えて、水酸化ナトリウ
ムでナトリウム塩に変換した後、メタノール300ml
を加えてデカンテーションを行った。得られた白色固体
を乾燥して、下記式で表される化合物20.1g(収率
72%)を得た。
【0016】この化合物のプロトンNMRを測定したと
ころ、以下の通りであり、目的物であることを確認し
た。 NMR δ(ppm,D2O):0.92(3H,t) 1.46〜1.67(2H,m) 2.70〜2.88(4H,m) 3.47(1H,m) 3.63(2H,m) 4.30(1H,m) 4.58(1H,t) この化合物のpH10におけるカルシウム捕捉能は24
1mg−CaCO3/g−ビルダーであった。なお比較
のためにクエン酸ナトリウムを評価すると210mg−
CaCO3/g−ビルダーであった。また、カルシウム
イオンキレート安定度定数を評価したところ、logK
(Ca)は5.4(pH10)及び4.7(pH7)で
あった。比較のためにクエン酸ナトリウムを評価すると
logK(Ca)は3.4(pH10)及び3.3(p
H7)であった。このように本発明の化合物は優れたカ
ルシウムイオン封鎖能を有するものである。次に洗浄力
を評価したところ、79%であり、クエン酸ナトリウム
の洗浄力71%と比較して優れていた。さらに歯石形成
阻害効果を石灰化抑制能(pH保持能)により評価した
ところ、比較物質であるアルギン酸ナトリウムが8時間
後pH6.5まで低下したのに対して、pH値は初期値
7.4を維持し、顕著なpH保持能が認められた。
【0017】実施例2 1,2−へキサンジオールのジ
コハク酸エーテルのナトリウム塩の合成 実施例1の1,2−ブタンジオールの代わりに1,2−
へキサンジオールを用いた以外は実施例1と同様に反応
を行い、下記式で表される化合物19.7g(収率66
%)を得た。 この化合物のカルシウムイオン捕捉能は226mg−C
aCO3/g−ビルダー(pH10)、カルシウムイオ
ンキレート安定度定数logK(Ca)は5.1(pH
10)及び4.6(pH7)、洗浄力は78%であり、
このものは優れたカルシウムイオン封鎖能を有するもの
であった。またこのものは高いpH保持能を有し、歯石
形成阻害効果を示した。
【0018】実施例3 1,2−デカンジオールのジコ
ハク酸エーテルのナトリウム塩の合成実施例1の1,2
−ブタンジオールの代わりに1,2−デカンジオールを
用いた以外は実施例1と同様に反応を行い、下記式で表
される化合物20.5g(収率61%)を得た。 この化合物のカルシウムイオン捕捉能は198mg−C
aCO3/g−ビルダー(pH10)、カルシウムイオ
ンキレート安定度定数logK(Ca)は4.8(pH
10)及び4.3(pH7)、洗浄力は77%であり、
このものは優れたカルシウムイオン封鎖能を有するもの
であった。またこのものは高いpH保持能を有し、歯石
形成阻害効果を示した。
【0019】実施例4 1,2−オクタデカンジオー
ルのジコハク酸エーテルのナトリウム塩の合成 実施例1の1,2−ブタンジオールの代わりに1,2−
オクタデカンジオールを用いた以外は実施例1と同様に
反応を行い、下記式で表される化合物24.6g(収率
57%)を得た。 この化合物のカルシウムイオン捕捉能は145mg−C
aCO3/g−ビルダー(pH10)、カルシウムイオ
ンキレート安定度定数logK(Ca)は4.6(pH
10)及び4.2(pH7)、洗浄力は78%であり、
このものは優れたカルシウムイオン封鎖能を有するもの
であった。またこのものは高いpH保持能を有し、歯石
形成阻害効果を示した。
【0020】比較例 実施例1の1,2−ブタンジオールの代わりに1,2−
プロパンジオールを用いた以外は実施例1と同様に反応
を行って、1,2−プロパンジオールのジコハク酸エー
テルのナトリウム塩を得た。この化合物のカルシウムイ
オン捕捉能は228mg−CaCO3/g−ビルダー
(pH10)、カルシウムイオンキレート安定度定数l
ogK(Ca)は4.3(pH10)及び3.9(pH
7)であり、カルシウムイオン封鎖能は本発明の化合物
よりも劣っていた。
【0021】
【発明の効果】本発明の化合物は、水溶性及び生分解に
すぐれ、かつ高い金属イオン封鎖能(キレート能)を有
し、洗浄用ビルダーとして好適のものである。本発明の
化合物は、広いpH範囲(中性〜アルカリ性)において
高いキレート能を有することから、中性洗浄剤用キレー
ト剤としても好適であり、またその高いキレート性によ
り、歯石形成防止性及び歯垢付着阻止能にもすぐれてい
ることから、歯周病予防剤としても有利に用いることが
できる。さらに本発明の化合物は、繊維・染色工業や金
属メッキ工業等におけるキレート剤として有利に用いる
ことができる。本発明による化合物の製造法は、安全か
つ容易に実施することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(1)で表わされるポリカルボ
    ン酸又はその塩。 (式中、Rは炭素数2〜22の飽和もしくは不飽和のア
    ルキル基を示し、X及びYは水素又は式 で表わされる有機基を示し、前記R1は水素、炭素数1
    〜8のアルキル基又は中和されていてもよいカルボキシ
    ル基を示し、前記R2及びR3は水素又は炭素数1〜8の
    アルキル基を示し、前記Mは水素イオン又は塩形成性陽
    イオンを示し、前記XとYは同時に水素であることはな
    いものとする)
  2. 【請求項2】 下記一般式(1) (式中、Rは炭素数2〜22の飽和もしくは不飽和のア
    ルキル基を示し、X及びYは水素又は式 で表わされる有機基を示し、前記R1は水素、炭素数1
    〜8のアルキル基又は中和されていてもよいカルボキシ
    ル基を示し、前記R2及びR3は水素又は炭素数1〜8の
    アルキル基を示し、前記Mは水素イオン又は塩形成性陽
    イオンを示し、前記XとYは同時に水素であることはな
    いものとする)で表わされるポリカルボン酸又はその塩
    の製造方法において、下記一般式(3) (式中、Rは前記と同じ意味を有する)で表わされるジ
    オール誘導体と、下記一般式(4) (式中、R1、R2及びR3は前記と同じ意味を有する)
    で表わされるα,β−不飽和カルボン酸又はその反応性
    誘導体とを塩基性触媒の存在下で反応させることを特徴
    とする前記の方法。
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