JPH0987613A - 摩擦材用充填剤及びその製造方法 - Google Patents

摩擦材用充填剤及びその製造方法

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Publication number
JPH0987613A
JPH0987613A JP28108795A JP28108795A JPH0987613A JP H0987613 A JPH0987613 A JP H0987613A JP 28108795 A JP28108795 A JP 28108795A JP 28108795 A JP28108795 A JP 28108795A JP H0987613 A JPH0987613 A JP H0987613A
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JP
Japan
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cashew dust
filler
friction material
water
cashew
Prior art date
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Pending
Application number
JP28108795A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsutoshi Sakamoto
勝利 坂本
Yasuyoshi Suzuki
康美 鈴木
Harutoshi Arai
春寿 荒井
Tadao Katahira
忠夫 片平
Mikio Nishimura
幹夫 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Tohoku Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Tohoku Chemical Industries Ltd filed Critical Tohoku Chemical Industries Ltd
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Publication of JPH0987613A publication Critical patent/JPH0987613A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 湿式で製造される摩擦材に用いられるカシュ
ーダスト表面に、親水性を付与することにより、カシュ
ーダストの分散性を向上する。 【構成】 通常の製法によるカシューダストを、更に水
中で微粉砕することにより、前記目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿式クラッチ、湿式ブ
レーキ等の摩擦材に用いられる充填剤に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動変速機に用いられる湿式摩擦材は、
概ね次の工程によって製造されている。即ち、繊維、充
填剤、摩擦調整剤を水に分散し、抄紙してペーパーを作
製し、前記ペーパーを所定の形状にカットしたものに結
合剤を含浸させ、乾燥硬化後、接着剤を塗布した芯金
に、このペーパーを接着させるというものである。
【0003】繊維には、コットン等の天然パルプ繊維、
アラミド等の有機合成繊維、ガラス等の無機繊維が用い
られ、充填剤にはクレー、シリカ、グラファイト、カシ
ューダスト等が用いられる。結合剤にはフェノール樹
脂、変性フェノール樹脂が使用されている。
【0004】充填剤の中でもカシューダストは、他の充
填剤と比較して柔軟性に富むため、摩擦係数を上げるこ
とを期待して湿式摩擦材に用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般的な製造
方法によるカシューダストは、空気中で衝撃粉砕される
ため、細かい物でも粒径が100〜150μm程度の粗
い粒子で、表面が疎水性で抄紙時用いられる水への分散
性が低い。又、成形後、所定の形にカットする際に、カ
シューダストの粒径が粗いため、カット面からカシュー
ダストが脱落したり、はみ出したりして所要の形状が得
られない。更に、成形後の表面にカシューダストが突起
して存在するため、摩擦材と相手材が均一に接触するこ
とができない等の問題があった。
【0006】本発明の目的は、微粒子で水に分散し易い
カシューダストと、その製造方法を提供し、前記カシュ
ーダストを用いることにより、表面が平滑で、相手材と
の接触が均一な摩擦材を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、粉砕され
たカシューダストの粒子を水中で、更に微粉砕し、その
平均粒径を20μm以下とし、又水中で粉砕することに
より、カシューダストの表面に親水性を付与し、極めて
水に分散しやすいカシューダストを得ることができた。
そして、本発明者らは、前記カシューダストを湿式摩擦
材用充填剤として用いることが非常に有効であることを
見出し、本発明となすに至ったものである。
【0008】
【作用】空気中で粉砕されたカシューダストは、表面が
疎水性で水に濡れ難い。その結果、水に浮きやすくな
り、抄紙しても紙の表面にカシューダストが偏在し、内
部に均一に分散しない。しかし、水中で微粉砕されたカ
シューダストは、前記の現象が起こらず、均一に水中に
分散され、且つ微粒子であるため、抄紙すると紙に均一
に分散する。
【0009】水中で微粉砕したカシューダストの水への
分散性の向上は、粉砕過程に於いてメカノケミカル反応
が生じたことにより、カシューダスト表面に水酸基など
の親水性基が導入されたためと解される。
【0010】カシューダスト微粒子が均一に分散された
摩擦材は、相手材との接触面積が増加し、摩擦係数が高
く、摩耗しても内部にカシューダストが均一分散してい
るため、表面の性状に変化がなく、摩擦係数の経時変化
が少ない。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、更に詳しく説
明する。
【0012】(1)カシューダストに水中粉砕製造法 空気中で粉砕されたカシューダスト粒子(平均粒径20
0μm)100部と水200部を混合し、これをアトラ
イター(MA−C10型、三井三池製作所)で200
r.p.mで10分間粉砕し、平均粒径13μmの微粒
子を得た。
【0013】(2)摩擦材の製造 前記(1)の処理によって得られたカシューダストを用
い、表−1に示した配合で、常法に従い湿式摩擦材を製
造した。併せて比較のため、従来の粒径の粗いカシュー
ダストを用いて湿式摩擦材を製造した。
【0014】
【表1】
【0015】前記摩擦材を所定形状に打ち抜き、これを
メタノールで固形分35%に調整されたフェノール樹脂
槽に浸漬し、80℃×1.0時間、更に150℃×2.
0時間乾燥硬化させた。
【0016】この摩擦材を芯金に接着し、性能比較を行
った。尚、抄紙時比較例ではカシューダストが水に浮
き、攪拌ミキサーで高速攪拌を行ったが、カシューダス
トの一部が水に浮き残ってしまった。実施例では容易に
分散した。
【0017】(3)評価 本発明の実施例による摩擦材と比較例による摩擦材との
摩擦性能について慣性吸収式摩擦試験機によりテストし
た。その結果を図1から図6に示した。
【0018】これらの結果から、本発明の摩擦材用充填
剤を用いた摩擦材では、従来の物よりも摩擦係数が大き
く、経時変化が極めて少ないことが明らかである。
【0019】
【発明の効果】以上のように詳しく説明したカシューダ
ストは、湿式摩擦材中に均一、且つ容易に分散し、しか
も粒径が細かいため、摩擦材と相手材の接触面積を増加
させ、安定的に高い摩擦係数を発現する効果を有する。
これが摩擦材の信頼性向上に寄与するところは非常に大
きく、工業上極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に於ける試験サイクル数とμの関係を
示した図である。ここでμとは、完全に係合したクラ
ッチを強制的に回転させた場合の最大摩擦係数である。
【図2】比較例に於ける試験サイクル数とμの関係を
示した図である。
【図3】実施例に於ける試験サイクル数とμの関係を
示した図である。ここでμとは、クラッチが係合を開
始し、回転数が低下する過程での動摩擦係数である。
【図4】比較例に於ける試験サイクル数とμの関係を
示した図である。
【図5】実施例に於ける試験サイクル数とμの関係を
示した図である。ここμとは、クラッチが係合を完了
する直前の最大摩擦係数である。
【図6】比較例に於ける試験サイクル数とμの関係を
示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片平 忠夫 東京都品川区西五反田7丁目9番4号 東 北化工株式会社内 (72)発明者 西村 幹夫 東京都品川区西五反田7丁目9番4号 東 北化工株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カシューポリマーを主成分とする硬化物
    を水中で微粉砕したことを特徴とする摩擦材用充填剤の
    製造方法
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された方法で製造された
    ことを特徴とする摩擦材用充填剤
JP28108795A 1995-09-25 1995-09-25 摩擦材用充填剤及びその製造方法 Pending JPH0987613A (ja)

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JPH0987613A true JPH0987613A (ja) 1997-03-31

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016050283A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 日産自動車株式会社 摩擦材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016050283A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 日産自動車株式会社 摩擦材

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