JPH0988521A - エンジンの動弁装置 - Google Patents
エンジンの動弁装置Info
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- JPH0988521A JPH0988521A JP24004095A JP24004095A JPH0988521A JP H0988521 A JPH0988521 A JP H0988521A JP 24004095 A JP24004095 A JP 24004095A JP 24004095 A JP24004095 A JP 24004095A JP H0988521 A JPH0988521 A JP H0988521A
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- Japan
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- rocker arm
- cam
- intake
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸・排気弁の開閉作動を正確に行うことと、
バルブリフト時間面積を拡大することの両立をはかる。 【解決手段】 吸気カム82の回転に伴ってそのカム面
のロッカアーム71に接する力点が、ロッカアーム71
の剛性の高い部位から低い部位へと移動するエンジンに
おいて、バルブリフト開始時に生じる吸気弁72の正加
速度の最大値Amaxを、バルブリフト終了時に生じる
吸気弁72の正加速度の最大値Bmaxより大きく設定
する。
バルブリフト時間面積を拡大することの両立をはかる。 【解決手段】 吸気カム82の回転に伴ってそのカム面
のロッカアーム71に接する力点が、ロッカアーム71
の剛性の高い部位から低い部位へと移動するエンジンに
おいて、バルブリフト開始時に生じる吸気弁72の正加
速度の最大値Amaxを、バルブリフト終了時に生じる
吸気弁72の正加速度の最大値Bmaxより大きく設定
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの動弁装置の
改良に関するものである。
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンが6000rpmで回転してい
るときに、吸・排気弁は1秒間に50回も開閉作動する
ので、カムに追従して往復動するロッカアーム等の部品
が変形することは避けられず、ロッカアームの変形が大
きいほど、吸・排気弁はカム面の形状にしたがった正確
な開閉作動を行えない。
るときに、吸・排気弁は1秒間に50回も開閉作動する
ので、カムに追従して往復動するロッカアーム等の部品
が変形することは避けられず、ロッカアームの変形が大
きいほど、吸・排気弁はカム面の形状にしたがった正確
な開閉作動を行えない。
【0003】従来のエンジンの動弁装置として、例えば
特開昭59−103907号公報等に開示されているよ
うに、カムの回転に従動するロッカアームがピボットを
支点として揺動し、バルブスプリングを伸縮させながら
吸・排気弁を開閉作動させる構造がある。
特開昭59−103907号公報等に開示されているよ
うに、カムの回転に従動するロッカアームがピボットを
支点として揺動し、バルブスプリングを伸縮させながら
吸・排気弁を開閉作動させる構造がある。
【0004】この種の動弁装置に用いられるカムのバル
ブリフト特性は、バルブリフト開始時とバルブリフト終
了時で対照的な形状に設定されている。
ブリフト特性は、バルブリフト開始時とバルブリフト終
了時で対照的な形状に設定されている。
【0005】カムの回転に追従するロッカアームを介し
て弁が開閉するとき、バルブリフト開始時とバルブリフ
ト終了時のそれぞれに弁を開く方向に加速する正の加速
度が働くが、バルブリフト開始時とバルブリフト終了時
で対照的なバルブリフト特性に設定された場合、バルブ
リフト開始時の正加速度の最大値と、バルブリフト終了
時の正加速度の最大値は等しくなる。
て弁が開閉するとき、バルブリフト開始時とバルブリフ
ト終了時のそれぞれに弁を開く方向に加速する正の加速
度が働くが、バルブリフト開始時とバルブリフト終了時
で対照的なバルブリフト特性に設定された場合、バルブ
リフト開始時の正加速度の最大値と、バルブリフト終了
時の正加速度の最大値は等しくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カムの回転
に伴って、カム面がロッカアームに接する力点はロッカ
アーム上で移動するが、この力点とロッカアームの揺動
支点またはロッカアームの弁に接する作用点までの距離
が大きくなる程、ロッカアームの剛性は低くなる。
に伴って、カム面がロッカアームに接する力点はロッカ
アーム上で移動するが、この力点とロッカアームの揺動
支点またはロッカアームの弁に接する作用点までの距離
が大きくなる程、ロッカアームの剛性は低くなる。
【0007】弁に働く正加速度に応じてロッカアームの
変形が生じるが、カムによるロッカアームの変形量は、
カム面のロッカアームに接する力点がロッカアームの揺
動支点またはロッカアームの弁に接する作用点から離れ
るのにしたがって大きくなる。
変形が生じるが、カムによるロッカアームの変形量は、
カム面のロッカアームに接する力点がロッカアームの揺
動支点またはロッカアームの弁に接する作用点から離れ
るのにしたがって大きくなる。
【0008】しかしながら、バルブリフト開始時の正加
速度の最大値と、バルブリフト終了時の正加速度の最大
値が等しくなるように設定された従来のカムにあって
は、カム面のロッカアームに接する力点がロッカアーム
の剛性の低い部位から高い部位へと移動する場合、カム
によるロッカアームの変形量は、バルブリフト終了時よ
りバルブリフト開始時の方が大きくなる。この結果、バ
ルブリフト開始時に生じるロッカアームの変形によりロ
ッカアームや排気弁がカムの動きに追従できなくなる、
いわゆるジャンプ等の不正運動が生じる。このジャンプ
量は、図5に破線で示すように、高速域で急増するた
め、バルブリフト開始時に生じる不正運動によってエン
ジンの最高回転数が制約される可能性がある。
速度の最大値と、バルブリフト終了時の正加速度の最大
値が等しくなるように設定された従来のカムにあって
は、カム面のロッカアームに接する力点がロッカアーム
の剛性の低い部位から高い部位へと移動する場合、カム
によるロッカアームの変形量は、バルブリフト終了時よ
りバルブリフト開始時の方が大きくなる。この結果、バ
ルブリフト開始時に生じるロッカアームの変形によりロ
ッカアームや排気弁がカムの動きに追従できなくなる、
いわゆるジャンプ等の不正運動が生じる。このジャンプ
量は、図5に破線で示すように、高速域で急増するた
め、バルブリフト開始時に生じる不正運動によってエン
ジンの最高回転数が制約される可能性がある。
【0009】本発明は上記の問題点を解消し、吸・排気
弁の開閉作動を正確に行うことと、バルブリフト時間面
積を拡大することを両立することを目的とする。
弁の開閉作動を正確に行うことと、バルブリフト時間面
積を拡大することを両立することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のエンジ
ンの動弁装置は、エンジン回転に同期して回転するカム
と、弁を閉弁方向に付勢するバルブスプリングと、カム
に追従して揺動することによりバルブスプリングに抗し
て弁を開閉駆動するロッカアームと、を備えるエンジン
において、バルブリフト開始時に生じる弁の正加速度の
最大値Amaxと、バルブリフト終了時に生じる弁の正
加速度の最大値Bmaxのうち、その発生時にカム面の
ロッカアームに接する力点に対するロッカアームの揺動
支点またはロッカアームの弁に接する作用点までの距離
が最小となるものを大きく設定する。
ンの動弁装置は、エンジン回転に同期して回転するカム
と、弁を閉弁方向に付勢するバルブスプリングと、カム
に追従して揺動することによりバルブスプリングに抗し
て弁を開閉駆動するロッカアームと、を備えるエンジン
において、バルブリフト開始時に生じる弁の正加速度の
最大値Amaxと、バルブリフト終了時に生じる弁の正
加速度の最大値Bmaxのうち、その発生時にカム面の
ロッカアームに接する力点に対するロッカアームの揺動
支点またはロッカアームの弁に接する作用点までの距離
が最小となるものを大きく設定する。
【0011】請求項2に記載のエンジンの動弁装置は、
エンジン回転に同期して回転し、プロフィールの大小異
なる低速カムおよび高速カムと、低速カムに追従して揺
動することによりバルブスプリングに抗して弁を開閉駆
動するメインロッカアームと、弁に当接する部位を持た
ず、低速カムより大きいプロフィールを有する高速カム
に追従することによりメインロッカアームに対して揺動
するサブロッカアームと、エンジン運転条件に応じてロ
ッカアームに対するサブロッカアームの相対変位を係止
するプロップと、を備えるエンジンにおいて、バルブリ
フト開始時に生じる弁の正加速度の最大値Amaxと、
バルブリフト終了時に生じる弁の正加速度の最大値Bm
axのうち、その発生時にカム面のサブロッカアームに
接する力点に対するサブロッカアームの揺動支点または
サブロッカアームのプロップに接する作用点までの距離
が最小となるものを大きく設定する。
エンジン回転に同期して回転し、プロフィールの大小異
なる低速カムおよび高速カムと、低速カムに追従して揺
動することによりバルブスプリングに抗して弁を開閉駆
動するメインロッカアームと、弁に当接する部位を持た
ず、低速カムより大きいプロフィールを有する高速カム
に追従することによりメインロッカアームに対して揺動
するサブロッカアームと、エンジン運転条件に応じてロ
ッカアームに対するサブロッカアームの相対変位を係止
するプロップと、を備えるエンジンにおいて、バルブリ
フト開始時に生じる弁の正加速度の最大値Amaxと、
バルブリフト終了時に生じる弁の正加速度の最大値Bm
axのうち、その発生時にカム面のサブロッカアームに
接する力点に対するサブロッカアームの揺動支点または
サブロッカアームのプロップに接する作用点までの距離
が最小となるものを大きく設定する。
【0012】
【作用】請求項1に記載のエンジンの動弁装置におい
て、エンジンの運転時、ロッカアームはカムの回転に従
動して揺動し、バルブスプリングを伸縮させながら吸・
排気弁を開閉作動させる。
て、エンジンの運転時、ロッカアームはカムの回転に従
動して揺動し、バルブスプリングを伸縮させながら吸・
排気弁を開閉作動させる。
【0013】カムの回転に追従するロッカアームを介し
て弁が開閉するとき、バルブリフト開始時とバルブリフ
ト終了時のそれぞれに弁を開く方向に加速する正の加速
度が働き、バルブリフトが最大となる付近で弁を閉じる
方向に加速する負の加速度が働く。
て弁が開閉するとき、バルブリフト開始時とバルブリフ
ト終了時のそれぞれに弁を開く方向に加速する正の加速
度が働き、バルブリフトが最大となる付近で弁を閉じる
方向に加速する負の加速度が働く。
【0014】ロッカアームは、その揺動支点とその弁に
接する作用点の2点で支持される梁として考えられる。
このため、カムの回転に伴って、カム面がロッカアーム
に接する力点はロッカアーム上で移動し、力点が揺動支
点または作用点から離れるのにしたがって、ロッカアー
ムの剛性は低くなる。
接する作用点の2点で支持される梁として考えられる。
このため、カムの回転に伴って、カム面がロッカアーム
に接する力点はロッカアーム上で移動し、力点が揺動支
点または作用点から離れるのにしたがって、ロッカアー
ムの剛性は低くなる。
【0015】本発明は、カム面がロッカアームの剛性の
低い部位に摺接するときに生じる正加速度の最大値を比
較的小さく設定することにより、ロッカアームの変形を
小さくして、弁のジャンプやバウンス等の不正運動を起
こすことを抑制し、この不正運動によってエンジンの最
高回転数が制限されることを抑える。
低い部位に摺接するときに生じる正加速度の最大値を比
較的小さく設定することにより、ロッカアームの変形を
小さくして、弁のジャンプやバウンス等の不正運動を起
こすことを抑制し、この不正運動によってエンジンの最
高回転数が制限されることを抑える。
【0016】また、カム面がロッカアームの剛性の高い
部位に摺接するときに生じる正加速度の最大値を比較的
大きく設定することにより、弁が開いている時間面積を
拡大して、吸・排気効率の向上がはかれる。
部位に摺接するときに生じる正加速度の最大値を比較的
大きく設定することにより、弁が開いている時間面積を
拡大して、吸・排気効率の向上がはかれる。
【0017】請求項2に記載のエンジンの動弁装置にお
いて、プロップがロッカアームに対するサブロッカアー
ムの揺動を係止せず、メインロッカームとサブロッカア
ームが独立して揺動する運転時に、弁は低速カムのプロ
フィールに従って開閉駆動され、弁の開き角度またはリ
フト量が小さくなる。このとき、サブロッカアームは高
速カムによって揺動されるものの、プロップがサブロッ
カアームに係合しない非係止位置に保持されることによ
り、メインロッカアームの動きを妨げない。ロッカアー
ムに対するサブロッカアームの揺動がプロップを介して
係止され、メインロッカームとサブロッカアームが一体
となって揺動する運転時に、弁は高速カムのプロフィー
ルに従って開閉駆動され、弁の開き角度またはリフト量
が大きくなる。高速カムの回転に追従するサブロッカア
ームを介して弁が開閉するとき、バルブリフト開始時と
バルブリフト終了時のそれぞれに弁を開く方向に加速す
る正の加速度が働き、バルブリフトが最大となる付近で
弁を閉じる方向に加速する負の加速度が働く。
いて、プロップがロッカアームに対するサブロッカアー
ムの揺動を係止せず、メインロッカームとサブロッカア
ームが独立して揺動する運転時に、弁は低速カムのプロ
フィールに従って開閉駆動され、弁の開き角度またはリ
フト量が小さくなる。このとき、サブロッカアームは高
速カムによって揺動されるものの、プロップがサブロッ
カアームに係合しない非係止位置に保持されることによ
り、メインロッカアームの動きを妨げない。ロッカアー
ムに対するサブロッカアームの揺動がプロップを介して
係止され、メインロッカームとサブロッカアームが一体
となって揺動する運転時に、弁は高速カムのプロフィー
ルに従って開閉駆動され、弁の開き角度またはリフト量
が大きくなる。高速カムの回転に追従するサブロッカア
ームを介して弁が開閉するとき、バルブリフト開始時と
バルブリフト終了時のそれぞれに弁を開く方向に加速す
る正の加速度が働き、バルブリフトが最大となる付近で
弁を閉じる方向に加速する負の加速度が働く。
【0018】高速カムの回転に伴って、カム面がサブロ
ッカアームに接する力点はサブロッカアーム上で移動す
るが、この力点からサブロッカアームの揺動支点または
サブロッカアームの弁に接する作用点までの距離が短い
程、ロッカアームの剛性は高い。
ッカアームに接する力点はサブロッカアーム上で移動す
るが、この力点からサブロッカアームの揺動支点または
サブロッカアームの弁に接する作用点までの距離が短い
程、ロッカアームの剛性は高い。
【0019】本発明は、カム面がサブロッカアームの剛
性の低い部位に摺接するときに生じる正加速度の最大値
を比較的小さく設定することにより、サブロッカアーム
の変形を小さくして、弁のジャンプやバウンス等の不正
運動を起こすことを抑制し、この不正運動によってエン
ジンの最高回転数が制限されることを抑える。
性の低い部位に摺接するときに生じる正加速度の最大値
を比較的小さく設定することにより、サブロッカアーム
の変形を小さくして、弁のジャンプやバウンス等の不正
運動を起こすことを抑制し、この不正運動によってエン
ジンの最高回転数が制限されることを抑える。
【0020】さらに、バルブリフト開始時またはバルブ
リフト終了時に生じるサブロッカアームの変形を小さく
することにより、サブロッカアームに対してプロップが
均一に当たり、両者の摩耗を抑えられる。
リフト終了時に生じるサブロッカアームの変形を小さく
することにより、サブロッカアームに対してプロップが
均一に当たり、両者の摩耗を抑えられる。
【0021】また、高速カムのカム面がサブロッカアー
ムの剛性の高い部位に摺接するときに生じる正加速度の
最大値を比較的大きく設定することにより、弁が開いて
いる時間面積を拡大して、吸・排気効率の向上がはかれ
る。
ムの剛性の高い部位に摺接するときに生じる正加速度の
最大値を比較的大きく設定することにより、弁が開いて
いる時間面積を拡大して、吸・排気効率の向上がはかれ
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0023】図3に示すように、シリンダヘッド61は
燃焼室79に吸気を導入する吸気ポート62、燃焼室7
9から排気を排出する排気ポート63等を有する。
燃焼室79に吸気を導入する吸気ポート62、燃焼室7
9から排気を排出する排気ポート63等を有する。
【0024】吸気ポート62を開閉する吸気弁72と、
排気ポート63を開閉する排気弁73がそれぞれ設けら
れる。吸・排気弁72,73は、シリンダヘッド61に
対してバルブガイド65を介して摺動可能に支持され
る。
排気ポート63を開閉する排気弁73がそれぞれ設けら
れる。吸・排気弁72,73は、シリンダヘッド61に
対してバルブガイド65を介して摺動可能に支持され
る。
【0025】吸・排気弁72,73のステム部にはリテ
ーナ66が嵌められ、リテーナ66とシリンダヘッド6
1の間にコイル状のバルブスプリング67が介装され
る。バルブスプリング67の付勢力により吸・排気弁7
2,73は引き上げられて、各バルブシート68にそれ
ぞれ着座する。
ーナ66が嵌められ、リテーナ66とシリンダヘッド6
1の間にコイル状のバルブスプリング67が介装され
る。バルブスプリング67の付勢力により吸・排気弁7
2,73は引き上げられて、各バルブシート68にそれ
ぞれ着座する。
【0026】シリンダヘッド61上には2本のカムシャ
フト80が設けられる。各カムシャフト80には吸・排
気弁72,73をロッカアーム71を介して開閉駆動す
る吸・排気カム82,83がそれぞれ形成される。
フト80が設けられる。各カムシャフト80には吸・排
気弁72,73をロッカアーム71を介して開閉駆動す
る吸・排気カム82,83がそれぞれ形成される。
【0027】各カムシャフト80には図示しないクラン
クシャフトの回転がチェーンおよびスプロケットを介し
て伝えられ、図中矢印で示すように互いに同一方向に回
転する。
クシャフトの回転がチェーンおよびスプロケットを介し
て伝えられ、図中矢印で示すように互いに同一方向に回
転する。
【0028】吸・排気カム82,83と吸・排気弁7
2,73の間には各ロッカアーム71がそれぞれ介装さ
れる。各ロッカアーム71は、それぞれの基端がピボッ
ト70を介して揺動可能に支持され、それぞれの途中に
吸・排気カム82,83を摺接させるカムフォロワ部8
5を有し、それぞれの先端が吸・排気弁72,73のス
テム頂部にシムを介して摺接する。
2,73の間には各ロッカアーム71がそれぞれ介装さ
れる。各ロッカアーム71は、それぞれの基端がピボッ
ト70を介して揺動可能に支持され、それぞれの途中に
吸・排気カム82,83を摺接させるカムフォロワ部8
5を有し、それぞれの先端が吸・排気弁72,73のス
テム頂部にシムを介して摺接する。
【0029】各ピボット70は油圧ラッシュアジャスタ
84を介してシリンダヘッド61に支持される。油圧ラ
ッシュアジャスタ84は、図示しないオイルポンプから
オイルギャラリ87を介して送られる油圧を受けてロッ
カアーム71のカムフォロワ部85を吸・排気カム8
2,83に押し付けて、バルブクリアランスを零に保つ
働きをする。
84を介してシリンダヘッド61に支持される。油圧ラ
ッシュアジャスタ84は、図示しないオイルポンプから
オイルギャラリ87を介して送られる油圧を受けてロッ
カアーム71のカムフォロワ部85を吸・排気カム8
2,83に押し付けて、バルブクリアランスを零に保つ
働きをする。
【0030】吸・排気カム82,83は、これが摺接す
ることにより吸・排気弁72,73を各バルブシート8
に着座させるベースサークル部87と、これが摺接する
ことにより吸・排気弁72,73を各バルブシート68
からリフトさせるカム山部82を有する。
ることにより吸・排気弁72,73を各バルブシート8
に着座させるベースサークル部87と、これが摺接する
ことにより吸・排気弁72,73を各バルブシート68
からリフトさせるカム山部82を有する。
【0031】吸・排気カム82,83のカム面が各ロッ
カアーム71のカムフォロワ部85に接する力点は、吸
・排気カム82,83の回転方向に変位し、図3におい
て右から左方向に移動する。
カアーム71のカムフォロワ部85に接する力点は、吸
・排気カム82,83の回転方向に変位し、図3におい
て右から左方向に移動する。
【0032】すなわち、吸気カム82のカム面がカムフ
ォロワ部85に接する力点は、吸気弁72に接する先端
側からピボット70に摺接する基端側に変位する。
ォロワ部85に接する力点は、吸気弁72に接する先端
側からピボット70に摺接する基端側に変位する。
【0033】図1に示すように、吸気弁72のバルブリ
フト特性は、吸気カム82のベースサークル部87がロ
ッカアーム71に摺接している間は、吸気弁72がバル
ブシート68に着座して停止している。吸気カム82の
カム面がロッカアーム71に摺接し始めるのに伴って吸
気弁72はバルブシート68から離れて、リフトする速
度が増す。この吸気弁72がリフトする速度が増すとき
の加速度を正の加速度とする。
フト特性は、吸気カム82のベースサークル部87がロ
ッカアーム71に摺接している間は、吸気弁72がバル
ブシート68に着座して停止している。吸気カム82の
カム面がロッカアーム71に摺接し始めるのに伴って吸
気弁72はバルブシート68から離れて、リフトする速
度が増す。この吸気弁72がリフトする速度が増すとき
の加速度を正の加速度とする。
【0034】続いて吸気弁72がリフトしていくと、そ
の速度が落ちて最大リフト位置で瞬間的に停止する。こ
の間は減速しているから負の加速度が働いている。
の速度が落ちて最大リフト位置で瞬間的に停止する。こ
の間は減速しているから負の加速度が働いている。
【0035】続いて吸気弁72が最大リフト位置から閉
じ始め、閉じる速度が増す。ここでも吸気弁72には負
の加速度が働いている。
じ始め、閉じる速度が増す。ここでも吸気弁72には負
の加速度が働いている。
【0036】続いて吸気弁72が閉じていくと、減速し
てバルブシート68に着座する。ここでは吸気弁72に
開くときと同じく正の加速度が働く。
てバルブシート68に着座する。ここでは吸気弁72に
開くときと同じく正の加速度が働く。
【0037】図4に示す動弁装置の模式図において、カ
ムフォロワ部85上の点PAiは、バルブリフト開始時
の正加速度が最大値Amaxになるときに吸気カム82
が接する力点である。また、カムフォロワ部85上の点
PBiは、バルブリフト終了時の正加速度が最大値Bm
axになるときに吸気カム82が接する力点である。
ムフォロワ部85上の点PAiは、バルブリフト開始時
の正加速度が最大値Amaxになるときに吸気カム82
が接する力点である。また、カムフォロワ部85上の点
PBiは、バルブリフト終了時の正加速度が最大値Bm
axになるときに吸気カム82が接する力点である。
【0038】図4において、点Pbはロッカアーム71
の吸気バルブ72に接する作用点である。また、点Pp
はロッカアーム71のピボット70による揺動支点であ
る。
の吸気バルブ72に接する作用点である。また、点Pp
はロッカアーム71のピボット70による揺動支点であ
る。
【0039】この実施例では、カムフォロワ部85は揺
動支点Ppより作用点Pbに近接して設けられる。この
ため、バルブリフト開始時の正加速度が最大値Amax
になるときに吸気カム82が接する力点PAiからこれ
に近接する作用点Pbまで距離Lbは、バルブリフト終
了時の正加速度が最大値Bmaxになるときに吸気カム
82が接する力点PBiからこれに近接する揺動支点P
pまでの距離Lpより短くなっている。
動支点Ppより作用点Pbに近接して設けられる。この
ため、バルブリフト開始時の正加速度が最大値Amax
になるときに吸気カム82が接する力点PAiからこれ
に近接する作用点Pbまで距離Lbは、バルブリフト終
了時の正加速度が最大値Bmaxになるときに吸気カム
82が接する力点PBiからこれに近接する揺動支点P
pまでの距離Lpより短くなっている。
【0040】ロッカアーム71は、揺動支点Ppと作用
点Pbの2点で支持される両持ち梁として考えられるた
め、吸気カム82からカムフォロワ部85に作用する荷
重の力点が揺動支点Ppまたは作用点Pbから離れるの
にしたがって、ロッカアーム71の剛性が低くなり、ロ
ッカアーム71の変形量が大きくなる。
点Pbの2点で支持される両持ち梁として考えられるた
め、吸気カム82からカムフォロワ部85に作用する荷
重の力点が揺動支点Ppまたは作用点Pbから離れるの
にしたがって、ロッカアーム71の剛性が低くなり、ロ
ッカアーム71の変形量が大きくなる。
【0041】すなわち、吸気カム82から等しい荷重が
力点PBiとPAiに作用する従来装置の場合、ロッカ
アーム71の変形量は、揺動支点Ppまでの距離Lpが
比較的大きい力点PBiに荷重が作用する方が、作用点
Pbまでの距離Lbが比較的小さい力点PAiより大き
くなる。この結果、バルブリフト終了時に生じるロッカ
アーム71の変形によりロッカアーム71や吸気弁72
が吸気カム82の動きに追従できなくなる、いわゆるジ
ャンプ等の不正運動が生じ、この不正運動によってエン
ジンの最高回転数が制約される可能性がある。
力点PBiとPAiに作用する従来装置の場合、ロッカ
アーム71の変形量は、揺動支点Ppまでの距離Lpが
比較的大きい力点PBiに荷重が作用する方が、作用点
Pbまでの距離Lbが比較的小さい力点PAiより大き
くなる。この結果、バルブリフト終了時に生じるロッカ
アーム71の変形によりロッカアーム71や吸気弁72
が吸気カム82の動きに追従できなくなる、いわゆるジ
ャンプ等の不正運動が生じ、この不正運動によってエン
ジンの最高回転数が制約される可能性がある。
【0042】これに対処して本発明は、吸気カム82の
バルブリフト特性を、図1に示すように、バルブリフト
開始時の正加速度の最大値Amaxが、バルブリフト終
了時の正加速度の最大値Bmaxより所定値Cだけ大き
くなるように設定する。
バルブリフト特性を、図1に示すように、バルブリフト
開始時の正加速度の最大値Amaxが、バルブリフト終
了時の正加速度の最大値Bmaxより所定値Cだけ大き
くなるように設定する。
【0043】図1において、細い線で示すバルブリフト
特性は、従来のもので、バルブリフト開始時の正加速度
の最大値と、バルブリフト終了時の正加速度の最大値が
等しくなるように設定され、対称的な形状になってい
る。この従来のバルブリフト特性に対して、本発明のバ
ルブリフト特性は、バルブリフト終了時のバルブリフト
が小さく設定され、バルブリフト開始時のバルブリフト
が大きく設定される。
特性は、従来のもので、バルブリフト開始時の正加速度
の最大値と、バルブリフト終了時の正加速度の最大値が
等しくなるように設定され、対称的な形状になってい
る。この従来のバルブリフト特性に対して、本発明のバ
ルブリフト特性は、バルブリフト終了時のバルブリフト
が小さく設定され、バルブリフト開始時のバルブリフト
が大きく設定される。
【0044】このように、吸気カム82のカム面がカム
フォロワ部85に接する力点は、ロッカアーム71の剛
性の高い部位から低い部位へと移動することに着目し
て、吸気カム82がロッカアーム71の剛性が低い部位
に摺接するときに生じるバルブリフト終了時の正加速度
の最大値Bmaxを比較的小さく設定することにより、
バルブリフト終了時に生じるロッカアーム71の変形を
小さくし、バルブリフト終了時に生じる吸気弁72のバ
ウンス等の不正運動によってエンジンの最高回転数が制
約されることを回避する。
フォロワ部85に接する力点は、ロッカアーム71の剛
性の高い部位から低い部位へと移動することに着目し
て、吸気カム82がロッカアーム71の剛性が低い部位
に摺接するときに生じるバルブリフト終了時の正加速度
の最大値Bmaxを比較的小さく設定することにより、
バルブリフト終了時に生じるロッカアーム71の変形を
小さくし、バルブリフト終了時に生じる吸気弁72のバ
ウンス等の不正運動によってエンジンの最高回転数が制
約されることを回避する。
【0045】また、吸気カム82がロッカアーム71の
剛性が高い部位に摺接するときに生じるバルブリフト開
始時の正加速度の最大値Amaxを比較的大きく設定す
ることにより、バルブリフト特性の線分によって囲まれ
た面積、すなわち吸気弁72が開いている時間面積を拡
大して、吸気効率の向上がはかれる。
剛性が高い部位に摺接するときに生じるバルブリフト開
始時の正加速度の最大値Amaxを比較的大きく設定す
ることにより、バルブリフト特性の線分によって囲まれ
た面積、すなわち吸気弁72が開いている時間面積を拡
大して、吸気効率の向上がはかれる。
【0046】一方、排気カム83は図3に矢印で示す方
向に回転するため、そのカム面がカムフォロワ部85に
接する力点は、排気カム83が回転するのに伴って、ロ
ッカアーム71の剛性の低い部位から高い部位へと移動
することになる。
向に回転するため、そのカム面がカムフォロワ部85に
接する力点は、排気カム83が回転するのに伴って、ロ
ッカアーム71の剛性の低い部位から高い部位へと移動
することになる。
【0047】本発明は、排気カム83のバルブリフト特
性を、図2に示すように、バルブリフト開始時の正加速
度の最大値Amaxが、バルブリフト終了時の正加速度
の最大値Bmaxより所定値Cだけ小さくなるように設
定する。
性を、図2に示すように、バルブリフト開始時の正加速
度の最大値Amaxが、バルブリフト終了時の正加速度
の最大値Bmaxより所定値Cだけ小さくなるように設
定する。
【0048】図2において、細い線で示すバルブリフト
特性は、従来のもので、バルブリフト開始時の正加速度
の最大値と、バルブリフト終了時の正加速度の最大値が
等しくなるように設定され、対称的な形状になってい
る。この従来のバルブリフト特性に対して、本発明によ
る排気弁73のバルブリフト特性は、バルブリフト開始
時のバルブリフトが小さく設定され、バルブリフト終了
時のバルブリフトが大きく設定される。
特性は、従来のもので、バルブリフト開始時の正加速度
の最大値と、バルブリフト終了時の正加速度の最大値が
等しくなるように設定され、対称的な形状になってい
る。この従来のバルブリフト特性に対して、本発明によ
る排気弁73のバルブリフト特性は、バルブリフト開始
時のバルブリフトが小さく設定され、バルブリフト終了
時のバルブリフトが大きく設定される。
【0049】このように、排気カム83のカム面がカム
フォロワ部85に接する力点は、ロッカアーム71の剛
性の低い部位から高い部位へと移動することに着目し
て、排気カム83がロッカアーム71の剛性が低い部位
に摺接するときに生じるバルブリフト開始時の正加速度
の最大値Amaxを比較的小さく設定することにより、
バルブリフト開始時に生じるロッカアーム71の変形を
小さくし、バルブリフト開始時に生じる排気弁73のジ
ャンプ等の不正運動を抑制する。これにより排気弁73
のジャンプ量は、図5に実線で示すように、高速域で急
増することが抑えられるため、バルブリフト開始時に生
じる不正運動によってエンジンの最高回転数が制約され
ることを避けられる。
フォロワ部85に接する力点は、ロッカアーム71の剛
性の低い部位から高い部位へと移動することに着目し
て、排気カム83がロッカアーム71の剛性が低い部位
に摺接するときに生じるバルブリフト開始時の正加速度
の最大値Amaxを比較的小さく設定することにより、
バルブリフト開始時に生じるロッカアーム71の変形を
小さくし、バルブリフト開始時に生じる排気弁73のジ
ャンプ等の不正運動を抑制する。これにより排気弁73
のジャンプ量は、図5に実線で示すように、高速域で急
増することが抑えられるため、バルブリフト開始時に生
じる不正運動によってエンジンの最高回転数が制約され
ることを避けられる。
【0050】また、排気カム83がロッカアーム71の
剛性が高い部位に摺接するときに生じるバルブリフト終
了時の正加速度の最大値Bmaxを比較的大きく設定す
ることにより、排気弁73が開いている時間面積を拡大
して、排気効率の向上がはかれる。
剛性が高い部位に摺接するときに生じるバルブリフト終
了時の正加速度の最大値Bmaxを比較的大きく設定す
ることにより、排気弁73が開いている時間面積を拡大
して、排気効率の向上がはかれる。
【0051】次に、図6に示す他の実施例について説明
する。なお、図4等との対応部分には同一符号を用いて
説明する。
する。なお、図4等との対応部分には同一符号を用いて
説明する。
【0052】この実施例では、カムフォロワ部85が作
用点Pbより揺動支点Ppに近接して設けられる。吸気
カム82は図中矢印で示す方向に回転するため、バルブ
リフト開始時の正加速度が最大値Amaxになるときに
吸気カム82が接する力点PAiからこれに近接する作
用点Pbまで距離Lbは、バルブリフト終了時の正加速
度が最大値Bmaxになるときに吸気カム82が接する
力点PBiからこれに近接する揺動支点Ppまでの距離
Lpより長くなっている。
用点Pbより揺動支点Ppに近接して設けられる。吸気
カム82は図中矢印で示す方向に回転するため、バルブ
リフト開始時の正加速度が最大値Amaxになるときに
吸気カム82が接する力点PAiからこれに近接する作
用点Pbまで距離Lbは、バルブリフト終了時の正加速
度が最大値Bmaxになるときに吸気カム82が接する
力点PBiからこれに近接する揺動支点Ppまでの距離
Lpより長くなっている。
【0053】吸気カム82から等しい荷重が力点PBi
とPAiに作用する従来装置の場合、ロッカアーム71
の変形量は、作用点Pbまでの距離Lbが比較的大きい
力点PAiに荷重が作用する方が、揺動支点Ppまでの
距離Lpが比較的小さい力点PBiより大きくなる。こ
の結果、バルブリフト開始時に生じるロッカアーム71
の変形によりロッカアーム71や吸気弁72が吸気カム
82の動きに追従できなくなる、いわゆるジャンプ等の
不正運動が生じ、この不正運動によってエンジンの最高
回転数が制約される可能性がある。
とPAiに作用する従来装置の場合、ロッカアーム71
の変形量は、作用点Pbまでの距離Lbが比較的大きい
力点PAiに荷重が作用する方が、揺動支点Ppまでの
距離Lpが比較的小さい力点PBiより大きくなる。こ
の結果、バルブリフト開始時に生じるロッカアーム71
の変形によりロッカアーム71や吸気弁72が吸気カム
82の動きに追従できなくなる、いわゆるジャンプ等の
不正運動が生じ、この不正運動によってエンジンの最高
回転数が制約される可能性がある。
【0054】これに対処して本発明は、吸気カム82の
バルブリフト特性を、図2に示すように、バルブリフト
開始時の正加速度の最大値Amaxが、バルブリフト終
了時の正加速度の最大値Bmaxより所定値Cだけ小さ
くなるように設定する。
バルブリフト特性を、図2に示すように、バルブリフト
開始時の正加速度の最大値Amaxが、バルブリフト終
了時の正加速度の最大値Bmaxより所定値Cだけ小さ
くなるように設定する。
【0055】このように、吸気カム82のカム面がカム
フォロワ部85に接する力点は、ロッカアーム71の剛
性の低い部位から高い部位へと移動することに着目し
て、吸気カム82がロッカアーム71の剛性が低い部位
に摺接するときに生じるバルブリフト開始時の正加速度
の最大値Amaxを比較的小さく設定することにより、
バルブリフト開始時に生じるロッカアーム71の変形を
小さくし、バルブリフト開始時に生じる吸気弁72のバ
ウンス等の不正運動によってエンジンの最高回転数が制
約されることを回避する。
フォロワ部85に接する力点は、ロッカアーム71の剛
性の低い部位から高い部位へと移動することに着目し
て、吸気カム82がロッカアーム71の剛性が低い部位
に摺接するときに生じるバルブリフト開始時の正加速度
の最大値Amaxを比較的小さく設定することにより、
バルブリフト開始時に生じるロッカアーム71の変形を
小さくし、バルブリフト開始時に生じる吸気弁72のバ
ウンス等の不正運動によってエンジンの最高回転数が制
約されることを回避する。
【0056】また、吸気カム82がロッカアーム71の
剛性が高い部位に摺接するときに生じるバルブリフト終
了時の正加速度の最大値Bmaxを比較的大きく設定す
ることにより、バルブリフト特性の線分によって囲まれ
た面積、すなわち吸気弁72が開いている時間面積を拡
大して、吸気効率の向上がはかれる。
剛性が高い部位に摺接するときに生じるバルブリフト終
了時の正加速度の最大値Bmaxを比較的大きく設定す
ることにより、バルブリフト特性の線分によって囲まれ
た面積、すなわち吸気弁72が開いている時間面積を拡
大して、吸気効率の向上がはかれる。
【0057】次に、図7に示す他の実施例について説明
する。なお、図4との対応部分には同一符号を用いて説
明する。
する。なお、図4との対応部分には同一符号を用いて説
明する。
【0058】この実施例では、ロッカアーム91に揺動
支点Ppを挟んでカムフォロワ部85と作用点Pbが設
けられる。吸気カム82は図中矢印で示す方向に回転す
るため、バルブリフト開始時の正加速度が最大値Ama
xになるときに吸気カム82が接する力点PAiからこ
れに近接する揺動支点Ppまで距離LpAは、バルブリ
フト終了時の正加速度が最大値Bmaxになるときに吸
気カム82が接する力点PBiからこれに近接する揺動
支点Ppまでの距離LpBより長くなっている。
支点Ppを挟んでカムフォロワ部85と作用点Pbが設
けられる。吸気カム82は図中矢印で示す方向に回転す
るため、バルブリフト開始時の正加速度が最大値Ama
xになるときに吸気カム82が接する力点PAiからこ
れに近接する揺動支点Ppまで距離LpAは、バルブリ
フト終了時の正加速度が最大値Bmaxになるときに吸
気カム82が接する力点PBiからこれに近接する揺動
支点Ppまでの距離LpBより長くなっている。
【0059】吸気カム82から等しい荷重が力点PBi
とPAiに作用する従来装置の場合、ロッカアーム91
の変形量は、揺動支点Ppまでの距離LpAが比較的大
きい力点PAiに荷重が作用する方が、揺動支点Ppま
での距離LpBが比較的小さい力点PBiより大きくな
る。この結果、バルブリフト開始時に生じるロッカアー
ム91の変形によりロッカアーム91や吸気弁72が吸
気カム82の動きに追従できなくなる、いわゆるジャン
プ等の不正運動が生じ、この不正運動によってエンジン
の最高回転数が制約される可能性がある。
とPAiに作用する従来装置の場合、ロッカアーム91
の変形量は、揺動支点Ppまでの距離LpAが比較的大
きい力点PAiに荷重が作用する方が、揺動支点Ppま
での距離LpBが比較的小さい力点PBiより大きくな
る。この結果、バルブリフト開始時に生じるロッカアー
ム91の変形によりロッカアーム91や吸気弁72が吸
気カム82の動きに追従できなくなる、いわゆるジャン
プ等の不正運動が生じ、この不正運動によってエンジン
の最高回転数が制約される可能性がある。
【0060】これに対処して本発明は、吸気カム82の
バルブリフト特性を、図2に示すように、バルブリフト
開始時の正加速度の最大値Amaxが、バルブリフト終
了時の正加速度の最大値Bmaxより所定値Cだけ小さ
くなるように設定する。
バルブリフト特性を、図2に示すように、バルブリフト
開始時の正加速度の最大値Amaxが、バルブリフト終
了時の正加速度の最大値Bmaxより所定値Cだけ小さ
くなるように設定する。
【0061】このように、吸気カム82のカム面がカム
フォロワ部85に接する力点は、ロッカアーム91の剛
性の低い部位から高い部位へと移動することに着目し
て、吸気カム82がロッカアーム91の剛性が低い部位
に摺接するときに生じるバルブリフト開始時の正加速度
の最大値Amaxを比較的小さく設定することにより、
バルブリフト開始時に生じるロッカアーム91の変形を
小さくし、バルブリフト開始時に生じる吸気弁72のバ
ウンス等の不正運動によってエンジンの最高回転数が制
約されることを回避する。
フォロワ部85に接する力点は、ロッカアーム91の剛
性の低い部位から高い部位へと移動することに着目し
て、吸気カム82がロッカアーム91の剛性が低い部位
に摺接するときに生じるバルブリフト開始時の正加速度
の最大値Amaxを比較的小さく設定することにより、
バルブリフト開始時に生じるロッカアーム91の変形を
小さくし、バルブリフト開始時に生じる吸気弁72のバ
ウンス等の不正運動によってエンジンの最高回転数が制
約されることを回避する。
【0062】また、吸気カム82がロッカアーム91の
剛性が高い部位に摺接するときに生じるバルブリフト終
了時の正加速度の最大値Bmaxを比較的大きく設定す
ることにより、バルブリフト特性の線分によって囲まれ
た面積、すなわち吸気弁72が開いている時間面積を拡
大して、吸気効率の向上がはかれる。
剛性が高い部位に摺接するときに生じるバルブリフト終
了時の正加速度の最大値Bmaxを比較的大きく設定す
ることにより、バルブリフト特性の線分によって囲まれ
た面積、すなわち吸気弁72が開いている時間面積を拡
大して、吸気効率の向上がはかれる。
【0063】次に、図8〜図11に示す他の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0064】吸気カムシャフト20は一対の低速カム2
1と、各低速カム21の間に位置した高速カム22を有
する。低速カム21とこれに隣接する高速カム22はそ
れぞれ共通のカムシャフト20に一体形成される。エン
ジンの低回転時と高回転時において要求される弁リフト
特性を満足するように、高速カム22は低速カム21と
比べて、弁リフト量および開弁期間を共に大きくするプ
ロフィールを有している。
1と、各低速カム21の間に位置した高速カム22を有
する。低速カム21とこれに隣接する高速カム22はそ
れぞれ共通のカムシャフト20に一体形成される。エン
ジンの低回転時と高回転時において要求される弁リフト
特性を満足するように、高速カム22は低速カム21と
比べて、弁リフト量および開弁期間を共に大きくするプ
ロフィールを有している。
【0065】図9に示すように、各気筒には2本の吸気
弁9に対応して単一のメインロッカアーム1が設けられ
る。メインロッカアーム1の基端は各気筒に共通なロッ
カシャフト3を介してシリンダヘッドに揺動可能に支持
される。メインロッカアーム1は2本のアーム部8を有
する。各アーム部8の先端8aは各吸気弁9のステム頂
部にシム7を介して摺接する。メインロッカアーム1は
その揺動に伴って各吸気弁9を図示しないバルブスプリ
ングを伸縮させながら開閉駆動するようになっている。
弁9に対応して単一のメインロッカアーム1が設けられ
る。メインロッカアーム1の基端は各気筒に共通なロッ
カシャフト3を介してシリンダヘッドに揺動可能に支持
される。メインロッカアーム1は2本のアーム部8を有
する。各アーム部8の先端8aは各吸気弁9のステム頂
部にシム7を介して摺接する。メインロッカアーム1は
その揺動に伴って各吸気弁9を図示しないバルブスプリ
ングを伸縮させながら開閉駆動するようになっている。
【0066】メインロッカアーム1には一対の低速カム
21に摺接する一対のカムフォロワ部14が固定的に設
けられ、各カムフォロワ部14の間に単一のサブロッカ
アーム2が揺動可能に設けられる。
21に摺接する一対のカムフォロワ部14が固定的に設
けられ、各カムフォロワ部14の間に単一のサブロッカ
アーム2が揺動可能に設けられる。
【0067】サブロッカアーム2の基端はサブロッカシ
ャフト16を介してメインロッカアーム1に相対回転可
能に連結される。
ャフト16を介してメインロッカアーム1に相対回転可
能に連結される。
【0068】図11に示すように、サブロッカアーム2
は吸気弁9に当接する部位を持たず、その先端には高速
カム22に摺接するカムフォロア部23が円弧状に突出
して形成される。
は吸気弁9に当接する部位を持たず、その先端には高速
カム22に摺接するカムフォロア部23が円弧状に突出
して形成される。
【0069】サブロッカアーム2を高速カム22に追従
させるロストモーション機構として、サブロッカアーム
2の穴26に摺動自在に収装されるリフタ41が設けら
れる。リフタ41の先端はメインロッカアーム1のフォ
ロワ部27に当接する。穴26にはリフタ41を介して
サブロッカアーム2を高速カム22に押し付けるロスト
モーションスプリング25が介装される。
させるロストモーション機構として、サブロッカアーム
2の穴26に摺動自在に収装されるリフタ41が設けら
れる。リフタ41の先端はメインロッカアーム1のフォ
ロワ部27に当接する。穴26にはリフタ41を介して
サブロッカアーム2を高速カム22に押し付けるロスト
モーションスプリング25が介装される。
【0070】メインロッカアーム1とサブロッカアーム
2の間には、両者の相対回転を係止して、各吸気弁9の
開閉作動に携わるカムを低速カム21から高速カム22
へと切り換えるカム切り換え機構が設けられる。
2の間には、両者の相対回転を係止して、各吸気弁9の
開閉作動に携わるカムを低速カム21から高速カム22
へと切り換えるカム切り換え機構が設けられる。
【0071】このカム切り換え機構として、メインロッ
カアーム1には、プロップ31がシャフト32を介して
回動可能に連結される。プロップ31は、その一端31
aが図示するようにサブロッカアーム2の段部2aに係
合する係止位置と、その一端31aがサブロッカアーム
2に形成された段部2aから外れる非係止位置に渡って
相対回転するようになっている。
カアーム1には、プロップ31がシャフト32を介して
回動可能に連結される。プロップ31は、その一端31
aが図示するようにサブロッカアーム2の段部2aに係
合する係止位置と、その一端31aがサブロッカアーム
2に形成された段部2aから外れる非係止位置に渡って
相対回転するようになっている。
【0072】プロップ31は、その一端31aがサブロ
ッカアーム2の段部2aに係合することにより、メイン
ロッカアーム1に対するサブロッカアーム2の相対回転
を係止する。
ッカアーム2の段部2aに係合することにより、メイン
ロッカアーム1に対するサブロッカアーム2の相対回転
を係止する。
【0073】プロップ31を非係止位置と係止位置とに
切り換えるため、プロップ31とメインロッカアーム1
の間には、プロップ31を非係止位置に付勢するスプリ
ング(図示せず)がメインロッカアーム1に形成された
穴48に介装されるとともに、スプリングに抗してサブ
ロッカアーム2を係止位置に回動させる油圧ピストン3
0が設けられる。
切り換えるため、プロップ31とメインロッカアーム1
の間には、プロップ31を非係止位置に付勢するスプリ
ング(図示せず)がメインロッカアーム1に形成された
穴48に介装されるとともに、スプリングに抗してサブ
ロッカアーム2を係止位置に回動させる油圧ピストン3
0が設けられる。
【0074】油圧ピストン30はプロップ31から突出
したレバー部46に当接する。メインロッカアーム1に
は油圧ピストン30を摺動自在に嵌合させる穴36が形
成され、油圧ピストン30の背後に油圧室37が形成さ
れる。
したレバー部46に当接する。メインロッカアーム1に
は油圧ピストン30を摺動自在に嵌合させる穴36が形
成され、油圧ピストン30の背後に油圧室37が形成さ
れる。
【0075】油圧室37に作動油圧を導く油圧通路38
はメインロッカアーム1およびロッカシャフト3の内部
を通して設けられる。
はメインロッカアーム1およびロッカシャフト3の内部
を通して設けられる。
【0076】油圧室37には切り換え弁(図示せず)を
介してオイルポンプの吐出油圧が所定の高速運転時に導
かれる。切り換え弁の作動を電子制御するコントロール
ユニット(図示せず)は、エンジン回転信号、冷却水温
信号、潤滑油の温度信号、過給機による吸気の過給圧力
信号、スロットルバルブの開度信号等を入力して、これ
らの検出値に基づいてエンジントルクの急激な変動を抑
えつつ、低速カム21と高速カム22の切り換えを円滑
に行うようになっている。
介してオイルポンプの吐出油圧が所定の高速運転時に導
かれる。切り換え弁の作動を電子制御するコントロール
ユニット(図示せず)は、エンジン回転信号、冷却水温
信号、潤滑油の温度信号、過給機による吸気の過給圧力
信号、スロットルバルブの開度信号等を入力して、これ
らの検出値に基づいてエンジントルクの急激な変動を抑
えつつ、低速カム21と高速カム22の切り換えを円滑
に行うようになっている。
【0077】エンジンの高速運転時、切り換え弁が開弁
し、オイルポンプの吐出圧が油圧通路38を介して油圧
室37に導かれると、図11に示すように、油圧ピスト
ン30はプロップ31を係止位置に移動し、プロップ3
1の一端31aがメインロッカアーム1の段部2aに係
合することにより、メインロッカーム1とサブロッカア
ーム2が一体となって揺動する。高速カム22は低速カ
ム21に比較して、弁の開き角度およびリフト量が共に
大となるように形成されているから、メインロッカーム
1とサブロッカアーム2と一体化した揺動時に低速カム
21がメインロッカーアーム1のカムフォロワ部14か
ら浮き上がり、各吸気弁9は高速カム22のプロフィー
ルに従って開閉駆動され、弁の開き角度およびリフト量
が共に大きくなる。高速カム22は図11に矢印で示す
方向に回転する。図11において、カムフォロワ部23
上の点PAiは、バルブリフト開始時の正加速度が最大
値Amaxになるときに高速カム22が接する力点であ
る。また、カムフォロワ部23上の点PBiは、バルブ
リフト終了時の正加速度が最大値Bmaxになるときに
高速カム22が接する力点である。
し、オイルポンプの吐出圧が油圧通路38を介して油圧
室37に導かれると、図11に示すように、油圧ピスト
ン30はプロップ31を係止位置に移動し、プロップ3
1の一端31aがメインロッカアーム1の段部2aに係
合することにより、メインロッカーム1とサブロッカア
ーム2が一体となって揺動する。高速カム22は低速カ
ム21に比較して、弁の開き角度およびリフト量が共に
大となるように形成されているから、メインロッカーム
1とサブロッカアーム2と一体化した揺動時に低速カム
21がメインロッカーアーム1のカムフォロワ部14か
ら浮き上がり、各吸気弁9は高速カム22のプロフィー
ルに従って開閉駆動され、弁の開き角度およびリフト量
が共に大きくなる。高速カム22は図11に矢印で示す
方向に回転する。図11において、カムフォロワ部23
上の点PAiは、バルブリフト開始時の正加速度が最大
値Amaxになるときに高速カム22が接する力点であ
る。また、カムフォロワ部23上の点PBiは、バルブ
リフト終了時の正加速度が最大値Bmaxになるときに
高速カム22が接する力点である。
【0078】図11において、点Pmはサブロッカアー
ム2のプロップ31に接する作用点である。また、点P
sはサブロッカアーム2のサブロッカシャフト16によ
る揺動支点である。
ム2のプロップ31に接する作用点である。また、点P
sはサブロッカアーム2のサブロッカシャフト16によ
る揺動支点である。
【0079】この実施例では、カムフォロワ部23は揺
動支点Psより作用点Pmに近接して設けられる。この
ため、バルブリフト開始時の正加速度が最大値Amax
になるときに高速カム22が接する力点PAiからこれ
に近接する作用点Pmまで距離Lmは、バルブリフト終
了時の正加速度が最大値Bmaxになるときに高速カム
22が接する力点PBiからこれに近接する揺動支点P
sまでの距離Lsより短くなっている。
動支点Psより作用点Pmに近接して設けられる。この
ため、バルブリフト開始時の正加速度が最大値Amax
になるときに高速カム22が接する力点PAiからこれ
に近接する作用点Pmまで距離Lmは、バルブリフト終
了時の正加速度が最大値Bmaxになるときに高速カム
22が接する力点PBiからこれに近接する揺動支点P
sまでの距離Lsより短くなっている。
【0080】サブロッカアーム2は、揺動支点Psと作
用点Pmとの2点で支持される両持ち梁として考えられ
るため、高速カム22からカムフォロワ部23に作用す
る荷重の力点が揺動支点Psまたは作用点Pmから離れ
るのにしたがって、サブロッカアーム2の剛性が低くな
ってその変形量が大きくなる。
用点Pmとの2点で支持される両持ち梁として考えられ
るため、高速カム22からカムフォロワ部23に作用す
る荷重の力点が揺動支点Psまたは作用点Pmから離れ
るのにしたがって、サブロッカアーム2の剛性が低くな
ってその変形量が大きくなる。
【0081】すなわち、吸気カム82から等しい荷重が
力点PBiとPAiに作用する従来装置の場合、サブロ
ッカアーム2の変形量は、揺動支点Psまでの距離Ls
が比較的大きい力点PBiに荷重が作用する方が、作用
点Pmまでの距離Lmが比較的小さい力点PAiより大
きくなる。この結果、バルブリフト終了時に図13に示
すように、サブロッカアーム2の変形量が大きくなり、
サブロッカアーム2の段部2aに対してプロップ31の
一端31aが部分的に当たる片当たりを起こし、両者の
摩耗が進む可能性がある。また、サブロッカアーム2の
変形量が大きくなると、バルブリフト開始時に生じるサ
ブロッカアーム2の変形により吸気弁9が高速カム22
の動きに追従できなくなる、いわゆるジャンプ等の不正
運動が生じ、この不正運動によってエンジンの最高回転
数が制約される可能性がある。
力点PBiとPAiに作用する従来装置の場合、サブロ
ッカアーム2の変形量は、揺動支点Psまでの距離Ls
が比較的大きい力点PBiに荷重が作用する方が、作用
点Pmまでの距離Lmが比較的小さい力点PAiより大
きくなる。この結果、バルブリフト終了時に図13に示
すように、サブロッカアーム2の変形量が大きくなり、
サブロッカアーム2の段部2aに対してプロップ31の
一端31aが部分的に当たる片当たりを起こし、両者の
摩耗が進む可能性がある。また、サブロッカアーム2の
変形量が大きくなると、バルブリフト開始時に生じるサ
ブロッカアーム2の変形により吸気弁9が高速カム22
の動きに追従できなくなる、いわゆるジャンプ等の不正
運動が生じ、この不正運動によってエンジンの最高回転
数が制約される可能性がある。
【0082】これに対処して本発明は、高速カム22の
バルブリフト特性を、図1に示すように、バルブリフト
開始時の正加速度の最大値Amaxが、バルブリフト終
了時の正加速度の最大値Bmaxより所定値Cだけ大き
くなるように設定する。
バルブリフト特性を、図1に示すように、バルブリフト
開始時の正加速度の最大値Amaxが、バルブリフト終
了時の正加速度の最大値Bmaxより所定値Cだけ大き
くなるように設定する。
【0083】このように、高速カム22のカム面がカム
フォロワ部23に接する力点は、サブロッカアーム2の
剛性の高い部位から低い部位へと移動することに着目し
て、高速カム22がサブロッカアーム2の剛性が低い部
位に摺接するときに生じるバルブリフト終了時の正加速
度の最大値Bmaxを比較的小さく設定することによ
り、バルブリフト終了時に生じるサブロッカアーム2の
変形を小さくし、バルブリフト終了時に生じる吸気弁9
のバウンス等の不正運動によってエンジンの最高回転数
が制約されることを回避する。
フォロワ部23に接する力点は、サブロッカアーム2の
剛性の高い部位から低い部位へと移動することに着目し
て、高速カム22がサブロッカアーム2の剛性が低い部
位に摺接するときに生じるバルブリフト終了時の正加速
度の最大値Bmaxを比較的小さく設定することによ
り、バルブリフト終了時に生じるサブロッカアーム2の
変形を小さくし、バルブリフト終了時に生じる吸気弁9
のバウンス等の不正運動によってエンジンの最高回転数
が制約されることを回避する。
【0084】図12に示すように、バルブリフト開始時
に生じるサブロッカアーム2の変形を小さくすることに
より、サブロッカアーム2の段部2aに対してプロップ
31の一端31aが均一に当たり、両者の摩耗を抑えら
れる。
に生じるサブロッカアーム2の変形を小さくすることに
より、サブロッカアーム2の段部2aに対してプロップ
31の一端31aが均一に当たり、両者の摩耗を抑えら
れる。
【0085】また、高速カム22がサブロッカアーム2
の剛性が高い部位に摺接するときに生じるバルブリフト
開始時の正加速度の最大値Amaxを比較的大きく設定
することにより、バルブリフト特性の線分によって囲ま
れた面積、すなわち吸気弁9が開いている時間面積を拡
大して、吸気効率の向上がはかれる。
の剛性が高い部位に摺接するときに生じるバルブリフト
開始時の正加速度の最大値Amaxを比較的大きく設定
することにより、バルブリフト特性の線分によって囲ま
れた面積、すなわち吸気弁9が開いている時間面積を拡
大して、吸気効率の向上がはかれる。
【0086】一方、エンジンが高回転域から再び低回転
域に移ると、切り換え弁が閉弁し、油圧通路38を介し
て油圧室37に導かれる油圧が低下し、スプリングの弾
性復元力によりプロップ31が非係止位置に回動して、
サブロッカアーム2の拘束が解除される。
域に移ると、切り換え弁が閉弁し、油圧通路38を介し
て油圧室37に導かれる油圧が低下し、スプリングの弾
性復元力によりプロップ31が非係止位置に回動して、
サブロッカアーム2の拘束が解除される。
【0087】エンジンの低速運転時、メインロッカアー
ム1は低速カム21のプロフィールに従って揺動し、各
吸気弁9をバルブスプリング8に抗して開閉駆動する。
このとき、サブロッカアーム2は高速カム22によって
揺動されるものの、プロップ31がサブロッカアーム2
に係合しない非係止位置に保持されることにより、メイ
ンロッカアーム1の動きを妨げない。
ム1は低速カム21のプロフィールに従って揺動し、各
吸気弁9をバルブスプリング8に抗して開閉駆動する。
このとき、サブロッカアーム2は高速カム22によって
揺動されるものの、プロップ31がサブロッカアーム2
に係合しない非係止位置に保持されることにより、メイ
ンロッカアーム1の動きを妨げない。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載のエ
ンジンの動弁装置は、カムに追従して揺動することによ
りバルブスプリングに抗して弁を開閉駆動するロッカア
ームを備えるエンジンにおいて、バルブリフト開始時に
生じる弁の正加速度の最大値Amaxと、バルブリフト
終了時に生じる弁の正加速度の最大値Bmaxのうち、
その発生時にカム面のロッカアームに接する力点に対す
るロッカアームの揺動支点またはロッカアームの弁に接
する作用点までの距離が最小となるものを大きく設定し
たため、バルブリフト開始時とバルブリフト終了時に生
じるロッカアームの変形を共に小さく抑えて、弁のジャ
ンプやバウンス等の不正運動を起こすことを抑制し、こ
の不正運動によってエンジンの最高回転数が制限される
ことを抑えられる。この結果、吸・排気弁の開閉作動を
正確に行うことと、バルブリフト時間面積を拡大するこ
とを両立して、エンジンの出力および燃費を改善するこ
とができる。
ンジンの動弁装置は、カムに追従して揺動することによ
りバルブスプリングに抗して弁を開閉駆動するロッカア
ームを備えるエンジンにおいて、バルブリフト開始時に
生じる弁の正加速度の最大値Amaxと、バルブリフト
終了時に生じる弁の正加速度の最大値Bmaxのうち、
その発生時にカム面のロッカアームに接する力点に対す
るロッカアームの揺動支点またはロッカアームの弁に接
する作用点までの距離が最小となるものを大きく設定し
たため、バルブリフト開始時とバルブリフト終了時に生
じるロッカアームの変形を共に小さく抑えて、弁のジャ
ンプやバウンス等の不正運動を起こすことを抑制し、こ
の不正運動によってエンジンの最高回転数が制限される
ことを抑えられる。この結果、吸・排気弁の開閉作動を
正確に行うことと、バルブリフト時間面積を拡大するこ
とを両立して、エンジンの出力および燃費を改善するこ
とができる。
【0089】請求項2に記載のエンジンの動弁装置は、
弁に当接する部位を持たず、低速カムより大きいプロフ
ィールを有する高速カムに追従することによりメインロ
ッカアームに対して揺動するサブロッカアームと、エン
ジン運転条件に応じてロッカアームに対するサブロッカ
アームの相対変位を係止するプロップとを備えるエンジ
ンにおいて、バルブリフト開始時に生じる弁の正加速度
の最大値Amaxと、バルブリフト終了時に生じる弁の
正加速度の最大値Bmaxのうち、その発生時にカム面
のサブロッカアームに接する力点に対するサブロッカア
ームの揺動支点またはサブロッカアームのプロップに接
する作用点までの距離が最小となるものを大きく設定し
たため、バルブリフト開始時とバルブリフト終了時に生
じるサブロッカアームの変形を共に小さく抑えることに
より、サブロッカアームを介して吸・排気弁の開閉作動
を正確に行うことと、バルブリフト時間面積を拡大する
ことを両立して、エンジンの出力および燃費を改善する
ことができる。また、サブロッカアームに対してプロッ
プが均一に当たり、両者の摩耗を抑えられ、耐久性の向
上がはかれる。
弁に当接する部位を持たず、低速カムより大きいプロフ
ィールを有する高速カムに追従することによりメインロ
ッカアームに対して揺動するサブロッカアームと、エン
ジン運転条件に応じてロッカアームに対するサブロッカ
アームの相対変位を係止するプロップとを備えるエンジ
ンにおいて、バルブリフト開始時に生じる弁の正加速度
の最大値Amaxと、バルブリフト終了時に生じる弁の
正加速度の最大値Bmaxのうち、その発生時にカム面
のサブロッカアームに接する力点に対するサブロッカア
ームの揺動支点またはサブロッカアームのプロップに接
する作用点までの距離が最小となるものを大きく設定し
たため、バルブリフト開始時とバルブリフト終了時に生
じるサブロッカアームの変形を共に小さく抑えることに
より、サブロッカアームを介して吸・排気弁の開閉作動
を正確に行うことと、バルブリフト時間面積を拡大する
ことを両立して、エンジンの出力および燃費を改善する
ことができる。また、サブロッカアームに対してプロッ
プが均一に当たり、両者の摩耗を抑えられ、耐久性の向
上がはかれる。
【図1】本発明の実施例を示すカム角度に対する排気弁
のバルブリフトおよびバルブ加速度の特性図。
のバルブリフトおよびバルブ加速度の特性図。
【図2】同じくカム角度に対する吸気弁のバルブリフト
およびバルブ加速度の特性図。
およびバルブ加速度の特性図。
【図3】同じくエンジンの断面図。
【図4】同じく動弁装置の模式図。
【図5】同じくエンジン回転速度に対するジャンプ量の
特性図。
特性図。
【図6】他の実施例を示す動弁装置の模式図。
【図7】さらに他の実施例を示す動弁装置の模式図。
【図8】さらに他の実施例を示す動弁装置の側面図。
【図9】同じく動弁装置の平面図。
【図10】同じくメインロッカアームの斜視図。
【図11】同じく図9のA−A線に沿う動弁系の断面
図。
図。
【図12】同じく変形時におけるサブロッカアームおよ
びプロップ等の正面図。
びプロップ等の正面図。
【図13】従来例を示し、非変形時におけるサブロッカ
アームおよびプロップ等の正面図。
アームおよびプロップ等の正面図。
1 メインロッカアーム 2 サブロッカアーム 3 ロッカシャフト 9 吸気弁 16 サブロッカシャフト 20 カムシャフト 22 高速カム 23 カムフォロワ部 31 プロップ 61 シリンダヘッド 62 吸気ポート 63 排気ポート 70 ピボット 71 ロッカアーム 72 吸気弁 73 排気弁 80 カムシャフト 82 吸気カム 83 排気カム 85 カムフォロワ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 俊次 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】エンジン回転に同期して回転するカムと、 弁を閉弁方向に付勢するバルブスプリングと、 カムに追従して揺動することによりバルブスプリングに
抗して弁を開閉駆動するロッカアームと、 を備えるエンジンにおいて、 バルブリフト開始時に生じる弁の正加速度の最大値Am
axと、バルブリフト終了時に生じる弁の正加速度の最
大値Bmaxのうち、その発生時にカム面のロッカアー
ムに接する力点に対するロッカアームの揺動支点または
ロッカアームの弁に接する作用点までの距離が最小とな
るものを大きく設定したことを特徴とするエンジンの動
弁装置。 - 【請求項2】エンジン回転に同期して回転し、プロフィ
ールの大小異なる低速カムおよび高速カムと、 低速カムに追従して揺動することによりバルブスプリン
グに抗して弁を開閉駆動するメインロッカアームと、 弁に当接する部位を持たず、低速カムより大きいプロフ
ィールを有する高速カムに追従することによりメインロ
ッカアームに対して揺動するサブロッカアームと、 エンジン運転条件に応じてロッカアームに対するサブロ
ッカアームの相対変位を係止するプロップと、 を備えるエンジンにおいて、 バルブリフト開始時に生じる弁の正加速度の最大値Am
axと、バルブリフト終了時に生じる弁の正加速度の最
大値Bmaxのうち、その発生時にカム面のサブロッカ
アームに接する力点に対するサブロッカアームの揺動支
点またはサブロッカアームのプロップに接する作用点ま
での距離が最小となるものを大きく設定したことを特徴
とするエンジンの動弁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24004095A JP3446418B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | エンジンの動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24004095A JP3446418B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | エンジンの動弁装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0988521A true JPH0988521A (ja) | 1997-03-31 |
| JP3446418B2 JP3446418B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=17053583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24004095A Expired - Fee Related JP3446418B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | エンジンの動弁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3446418B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006518022A (ja) * | 2003-02-14 | 2006-08-03 | ジェセル、インコーポレイテッド | 動弁機構及びカム・ローブ |
| JP2010169005A (ja) * | 2009-01-23 | 2010-08-05 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 内燃機関の可変動弁装置 |
| JP2011080372A (ja) * | 2009-10-05 | 2011-04-21 | Mitsubishi Motors Corp | ローラ付カム構造 |
| JP2014043786A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の可変動弁装置 |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP24004095A patent/JP3446418B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006518022A (ja) * | 2003-02-14 | 2006-08-03 | ジェセル、インコーポレイテッド | 動弁機構及びカム・ローブ |
| JP2010169005A (ja) * | 2009-01-23 | 2010-08-05 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 内燃機関の可変動弁装置 |
| JP2011080372A (ja) * | 2009-10-05 | 2011-04-21 | Mitsubishi Motors Corp | ローラ付カム構造 |
| JP2014043786A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の可変動弁装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3446418B2 (ja) | 2003-09-16 |
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Legal Events
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