JPH0988635A - ディーゼルエンジンの遠心式ガバナ - Google Patents

ディーゼルエンジンの遠心式ガバナ

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JPH0988635A
JPH0988635A JP25209695A JP25209695A JPH0988635A JP H0988635 A JPH0988635 A JP H0988635A JP 25209695 A JP25209695 A JP 25209695A JP 25209695 A JP25209695 A JP 25209695A JP H0988635 A JPH0988635 A JP H0988635A
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JP
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lever
governor
engine
torque
pin
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JP25209695A
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English (en)
Inventor
勝弘 ▲濱▼田
Katsuhiro Hamada
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠心式ガバナのエンジンへの組付け作業を簡
単化、高精度化する。 【解決手段】 スタートスプリング2とガバナスプリン
グ8とによりラックピン5を燃料増量側Rへ弾圧するの
に対して、ガバナウェイト18のガバナ力Gにより第1
レバー1aを介してラックピン5を燃料減量側Lへ押圧
するように構成し、第1レバー1aと第2レバー1bと
の間に第1レバー1aの燃料増量側Rへの揺動をトルク
アップ位置Tuに対応する位置に規制するストッパ部材
40を取り付けている。こうすることにより、ストッパ
部材40の調整は枢支軸17からの揺動角度によって決
定できるので、エンジンに遠心式ガバナ31を取り付け
る場合に、燃料制限用アクチュエータ32の係合溝36
によりレバー制限ピン11の突出量を調整するだけ良
く、調整作業を簡単化できるとともに組み付け精度を高
めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディーゼルエンジン
の遠心式ガバナに関し、急加速運転時の黒煙の発生を抑
制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディーゼルエンジンの遠心式ガバ
ナとしては、本出願人が既に提案している特開平7−1
39374号公報に開示されたものがある。これは、例
えば、図4に示すようにディーゼルエンジンの燃料噴射
ポンプのコントロールラックのラックピン5に第1レバ
ー1aを介してスタートスプリング2とガバナウェイト
18とを連動連結し、第2レバー1bにガバナスプリン
グ8を介して調速レバー7を連結し、ガバナスプリング
8の張力を調速レバー7で調節操作可能に構成するとと
もに、第2レバー1bを燃料制限具9で全負荷位置4/
4に受け止め可能に構成している。
【0003】上記ラックピン5は、第1レバー1aを介
してスタートスプリング2により、及び第2レバー1b
を介してガバナスプリング8により燃料増量側Rへ弾圧
されるのに対して、ガバナウェイト18のガバナ力Gで
第1レバー1aを介して燃料減量側Lへ押圧される。ま
た、トルクアップ装置3を上記第1レバー1aと上記第
2レバー1bとの間に介在させ、進退自在のレバー制限
ピン11をトルクアップ装置3を介して第1レバー1a
に臨ませて設け、このレバー制限ピン11をソレノイド
12により進退自在に構成するとともに進退駆動手段2
0Aで駆動するように構成している。なお、第1レバー
1aと第1レバー1bは枢支軸17によりそれぞれ揺動
自在に枢支されている。
【0004】上記構成の遠心式ガバナは以下のように作
用する。エンジンの始動操作時には、進退駆動手段20
Aを構成するキイスイッチ14を始動位置Sに回動して
ソレノイド12でレバー制限ピン11を退入させるとと
もに、スタートスプリング2の張力で第1レバー1aを
介してラックピン5を始動増量位置STに位置させる。
エンジン始動後は、キイスイッチ14をオン位置に戻し
てレバー制限ピン11を突出させ、レバー制限ピン11
でトルクアップ装置3を介して第1レバー1aを受け止
めることにより、第1レバー1aの燃料増量側Rの過剰
な揺動を制限し、急加速運転時のスモークの発生を抑制
する。
【0005】さらに説明すれば、調速レバー7を急加速
操作した場合に、ガバナスプリング8の張力が即座に増
大するのに対し、当該エンジンの回転数上昇に時間遅れ
がある。したがってレバー制限ピン11がない構成で
は、ガバナスプリング8の張力とガバナ力Gとの釣り合
いが崩れてコントロールラックが燃料増量側Rへ急速に
移動して多量の燃料を噴射して黒煙が発生する。これに
対して図4に示す構成であると、レバー制限ピン11で
トルクアップ装置3を介して第1レバー1aを受け止め
ることにより、第1レバー1aの燃料増量側Rの過剰な
揺動を制限されるので、急加速運転時の黒煙の発生を抑
制することができるのである。
【0006】また、定格負荷運転状態では、ガバナスプ
リング8及びスタートスプリング2と、これに対抗する
ガバナ力Gとの釣り合い力により、第2レバー1bと第
1レバー1aとを介してラックピン5を無負荷位置0/
4と全負荷位置4/4との間の調量域内に調量する。エ
ンジンが過負荷運転に移行すると、エンジンの回転数が
下がり、ガバナ力Gが低下してガバナスプリング8の張
力で第1レバー1aと第2レバー1bとを燃料増量側R
に引く。このとき第2レバー1bは燃料制限具9に当接
して止まるが、トルクアップ装置3のトルクスプリング
4の弾発力がガバナ力Gに打ち勝ってトルクピン3aを
押し出す。これにより第1レバー1aを介してラックピ
ン5を全負荷位置4/4とこれより増量側となるトルク
アップ位置TUとの調量域内に調量し、エンジンはトル
クを上げて粘り強さを発揮する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、上記第1レバー1a、第2レバー1bから
なる遠心式ガバナ10をエンジンに組み付ける場合に調
整作業が繁雑になるとともに、調整精度を向上させるこ
とができないという課題がある。これは燃料制限具9で
第2レバー1bを全負荷位置4/4に受け止め可能に構
成するための燃料制限具9の調整作業と、急加速時の過
剰な揺動を防止するためのレバー制限ピン11の制限位
置の調整作業を別々に、遠心式ガバナ10のエンジン組
み付け時に行わなければならないことによる。
【0008】その調整作業を具体的に説明すると、ま
ず、トルクアップ装置3のトルクピン3aが最も押し込
まれた状態でラックピン5が全負荷位置4/4となるよ
うに第2レバー1bに接当する燃料制限具9の突出量を
調整する。次いで、トルクピン3aが最も突出した状態
でラックピン5がトルクアップ位置TUを超えないよう
に、レバー制限ピン11の突出位置を調整することにな
る。したがって、燃料制限具9とレバー制限ピン11の
突出量調整を遠心式ガバナ10の組み付け時に同時に行
う必要があり、遠心式ガバナの組み付け位置という作業
性の悪い所で、精度の良い調整作業を要求されることに
なってエンジン製造の作業性が低下するとともに、組み
付け精度の向上にも限界がある。
【0009】
【発明の目的】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
であり、エンジンの急加速時に黒煙が発生することを防
止するともに、遠心式ガバナのエンジンへの組み付け作
業を簡単化、高精度化することができる、ディーゼルエ
ンジンの遠心式ガバナを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1のディーゼルエンジンの遠心式ガバナを、
例えば、図1,図2を参照して説明すれば、第1レバー
1aと第2レバー1bとを枢支軸17に揺動自在に枢支
し、ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプのラックピン
5に第1レバー1aを介してスタートスプリング2とガ
バナウェイト18とを連動連結し、第2レバー1bにガ
バナスプリング8を介して調速レバー7を連結し、ガバ
ナスプリング8の張力を調速レバー7で調節操作可能に
構成し、ラックピン5をガバナスプリング8とスタート
スプリング2とで燃料増量側Rへ弾圧するのに対して、
ガバナウェイト18のガバナ力Gで燃料減量側Lへ押圧
するように構成し、エンジンの過負荷運転状態ではトル
クアップ装置3により第1レバー1aを介してラックピ
ン5を全負荷位置4/4からトルクアップ位置TUまで
の間の調量域内に調量するように構成したディーゼルエ
ンジンの遠心式ガバナ(以下、前提構造と称する)にお
いて、第2レバー1bに臨ませて燃料制限用アクチュエ
ータ32をガバナ機壁34に固設し、燃料制限用アクチ
ュエータ32はガバナ機壁34に固設したケース本体3
3と、このケース本体33内に収容された出退自在のレ
バー制限ピン11と、レバー制限ピン11を出退駆動す
る退入駆動手段37,38及び突出駆動手段35と、レ
バー制限ピン11の突出量を調整する調整手段36とを
備え、第1レバー1aと第2レバー1bとの間に第1レ
バー1aの燃料増量側Rへの揺動をトルクアップ位置T
Uに対応する位置に規制する規制手段40を設け、エン
ジン始動時に退入駆動手段37,38を駆動させてレバ
ー制限ピン11を退入させることにより、エンジン始動
操作時におけるラックピン5を第1レバー1aを介して
始動増量位置STに位置させ、エンジン運転時に突出駆
動手段35を駆動させてレバー制限ピン11を突出させ
ることにより、第2レバー1bの揺動を規制するととも
に、規制手段40により第1レバー1aのトルクアップ
位置TUを超える揺動動作を規制するように構成したこ
とを特徴とする。
【0011】請求項2のディーゼルエンジンの遠心式ガ
バナを、例えば、図3を参照して説明すれば、上記前提
構造のディーゼルエンジンの遠心式ガバナにおいて、第
2レバー1bに臨ませて燃料制限用アクチュエータ32
をガバナ機壁34に固設し、燃料制限用アクチュエータ
32はガバナ機壁34に固設したケース本体33と、こ
のケース本体33内に収容された出退自在の前記トルク
アップ装置3と、トルクアップ装置3を出退駆動する退
入駆動手段37,38及び突出駆動手段35と、トルク
アップ装置3の突出量を調整する調整手段36とを備
え、第1レバー1aと第2レバー1bとの間に第1レバ
ー1aの燃料増量側Rへの揺動をトルクアップ位置TU
に対応する位置に規制する規制手段40を設け、エンジ
ン始動時に退入駆動手段37,38を駆動させてトルク
アップ装置3を退入させることにより、エンジン始動操
作時におけるラックピン5を第1レバー1aを介して始
動増量位置STに位置させ、エンジン運転時に突出駆動
手段35を駆動させてトルクアップ装置3を突出させる
とともに、規制手段40により第1レバー1aのトルク
アップ位置TUを超える揺動動作を規制するように構成
したことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1のディーゼルエンジンの遠心式ガバナ
によれば、エンジン始動時にラックピン5を始動増量位
置STに位置させることができるとともに、規制手段4
0により第1レバー1aのトルクアップ位置TUを超え
る揺動動作を規制するように構成したことにより、エン
ジンの急加速時においても、第1レバー1aの移動が規
制手段40により最大でもトルクアップ位置TUに制限
されるので、コントロールラックが急激に燃料増量側R
に移動することによる黒煙の発生を防止することができ
る。
【0013】さらに、規制手段40の調整は枢支軸17
からの揺動角度θによって一意的に決定できるので、遠
心式ガバナをエンジンに取り付ける前に規制手段40の
調整を予め行うことができる。したがってエンジンに遠
心式ガバナを取り付ける場合に、燃料制限用アクチュエ
ータ32の調整手段(係合溝36)によりレバー制限ピ
ン11の突出量を調整するだけ良く、調整作業を簡単化
でき、組み付け精度を高めることができる。
【0014】請求項2のディーゼルエンジンの遠心式ガ
バナにおいても、エンジン始動時にラックピン5を始動
増量位置STに位置させることができるとともに、規制
手段40により第1レバー1aのトルクアップ位置TU
を超える揺動動作を規制するように構成したことによ
り、エンジンの急加速時においても、第1レバー1aの
移動が規制手段40によりトルクアップ位置TUに制限
されるので、コントロールラックが急激に燃料増量側R
に移動することによる黒煙の発生を防止することができ
る。さらに、規制手段40の調整は枢支軸17からの揺
動角度θによって一意的に決定できるので、遠心式ガバ
ナをエンジンに取り付ける前に規制手段40の調整を予
め行うことができる。したがってエンジンに遠心式ガバ
ナを取り付ける場合に、燃料制限用アクチュエータ32
の調整手段(係合溝36)によりトルクアップ装置3の
突出量を調整するだけ良く、調整作業を簡単化でき、組
み付け精度を高めることができる。
【0015】
【発明の効果】上記作用において説明したように、請求
項1の発明によれば以下の特有の効果を奏する。 (イ)エンジン始動時にラックピンを始動増量位置に位
置させることができるとともに、エンジンの急加速時に
おいても、コントロールラックが急激に燃料増量側に移
動することによる黒煙の発生を防止することができる。
【0016】(ロ)遠心式ガバナをエンジンに取り付け
る前に規制手段の調整を予め行うことができので、エン
ジンに遠心式ガバナを取り付ける場合に、燃料制限用ア
クチュエータの調整手段によりレバー制限ピンの突出量
を調整するだけ良く、調整作業を簡単化でき、組み付け
精度を高めることができる。請求項2の発明によれば上
記(イ)の効果を奏することができるとともに、以下の
特有の効果を奏する。
【0017】(ハ)遠心式ガバナをエンジンに取り付け
る前に規制手段の調整を予め行うことができので、エン
ジンに遠心式ガバナを取り付ける場合に、燃料制限用ア
クチュエータの調整手段によりトルクアップ装置の突出
量を調整するだけ良く、調整作業を簡単化でき、組み付
け精度を高めることができる。 (ニ)トルクアップ装置を燃料制限用アクチュエータに
組み込んでいるので、調整機構が一つの装置に一体化で
き、調整時及び交換時にメンテナンス処理が行いやす
い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を示す添
付図面によって詳細に説明する。図1は本発明の第1実
施形態に係るディーゼルエンジンの遠心式ガバナの概略
図、図2は第1実施形態の利点を説明するための概略図
である。この遠心式ガバナ31は図4の従来の遠心式ガ
バナと同様の基本構成を備える。即ち、ディーゼルエン
ジンの燃料噴射ポンプのラックピン5に第1レバー1a
を介してガバナウェイト18とスタートスプリング2の
一端部を連動連結する。また、第2レバー1bにガバナ
スプリング8を介して調速レバー7を連結し、ガバナス
プリング8の張力は調速レバー7で調節操作可能に構成
する。なお、第1レバー1aと第2レバー1bとはそれ
ぞれ枢支軸17により回動自在に枢支され、また、図4
の構成と同じように第1レバー1aと第2レバー1bと
の間にトルクアップ装置3を介在させた構造となってい
る。
【0019】この遠心式ガバナ31は、スタートスプリ
ング2とガバナスプリング8とによりラックピン5を燃
料増量側Rへ弾圧するのに対して、ガバナウェイト18
のガバナ力Gにより第1レバー1aを介してラックピン
5を燃料減量側Lへ押圧するように構成している。次
に、本実施形態の特徴構造について説明する。本実施形
態の第1の特徴は、第2レバー1bに臨ませてエンジン
始動時とエンジン運転時とで燃料制限位置の異なる燃料
制限手段を設けた点にある。
【0020】上記燃料制限手段は図1においては燃料制
限用アクチュエータ32で構成されている。燃料制限用
アクチュエータ32のケース本体33は、ガバナ機壁3
4に進退調節自在にねじ込んで固設され、レバー制限ピ
ン11の突出駆動手段はケース本体33内に収容された
レバー制限ピン11の基端部を突出側に付勢する圧縮バ
ネ35で構成されている。レバー制限ピン11の突出量
をガバナ機壁34の外側から調節する調節手段はケース
本体33のねじ込み用具の係合溝36により構成され
る。
【0021】レバー制限ピン11の退入駆動手段は、レ
バー制限ピン11を圧縮バネ35に抗して退入させる電
磁ソレノイド37と、エンジンの始動時に電磁ソレノイ
ド37を励磁するソレノイド駆動回路38とを備えてい
る。ソレノイド駆動回路38はバッテリー15とキイス
イッチ14とを備え、エンジンの始動時にキイスイッチ
14をスタート位置Sに操作して、電磁ソレノイド37
をオン駆動させてレバー制限ピン11を実線で示す位置
に退入させ、これ以外の時は電磁ソレノイド37をオフ
作動させて圧縮ピン35の付勢力によりレバー制限ピン
11を仮想線で示す位置まで突出させるように構成され
ている。
【0022】本実施形態の第2の特徴は、第1レバー1
aの燃料増量側Rの移動を制限するストッパ部材40を
第2レバー1bに固定したことにある。第2レバー1b
がストッパ部材40によって制限される揺動角度θ(図
2参照)は、第1レバー1aがレバー制限ピン11によ
って全負荷位置4/4に制限された状態で、ラックピン
5がトルクアップ位置TUに制限されるような幅に設定
される。ストッパ部材40の第2レバー1b側の基端部
には移動幅方向に延びる長孔41が開口され、第2レバ
ー1bに取り付けた一対の固定ネジ42で長孔41の固
定位置を調節することにより、揺動角度θを調整できる
ように構成されている。
【0023】上記構成の遠心式ガバナ31の作用につい
て説明する。まず、エンジン始動操作時には操作者はキ
イスイッチ14をスタート位置Sに操作することによ
り、電磁ソレノイド37がオン状態になり圧縮バネ35
に逆らってレバー制限ピン11を実線で示す位置に退入
させる。これにより、ラックピン5は第1レバー1aを
介してスタートスプリング2の張力で始動増量位置ST
に弾圧され、エンジンの始動が容易になる。エンジン始
動後はキイスイッチ14はオン位置に戻るので、電磁ソ
レノイド37がオフ状態となり、圧縮バネ35の力によ
りレバー制限ピン11を想像線で示す位置に押し出す。
これにより、全負荷位置4/4にラックピン5を制限す
る。
【0024】エンジンが過負荷運転に移行すると、トル
クアップ装置3のトルクスプリング4の弾発力がガバナ
力Gに打ち勝ってトルクピン3aを押し出すことによ
り、第1レバー1aを介してラックピン5を全負荷位置
4/4とこれより増量側となるトルクアップ位置TU
の調量域内に調量して、エンジンはトルクを上げて粘り
強さを発揮する。また、エンジン運転時に、速度調整レ
バー7を高速回転側に一気に持って行くこと、即ち急加
速した時には第2レバー1bはレバー制限ピン11に接
当しそれ以上は動けないが、ラックピン5に連結してい
る第1レバー1aはガバナ力Gが働くまで燃料増の方向
に急激に移動することになる。しかし、本実施形態であ
ると、ストッパ部材40により第1レバー1aはトルク
アップ位置TUに制限されるので、黒煙を吐くことを防
止することができる。
【0025】このような作用は基本概念的には前記した
特開平7−139374号公報に開示された発明と同じ
であるが、本実施形態の構成であると遠心式ガバナをエ
ンジンに組み付ける場合の作業が簡単になる利点があ
る。即ち、図2で示すようにラックピン5の枢支軸17
に対する位置と枢支軸17に対する第1レバー1a、第
2レバー1bの揺動関係は予め決まっているので、スト
ッパ部材40の許容する揺動角度θを設定することによ
る移動幅、即ちトルクアップ位置TUに設定するための
長さはエンジンの遠心式ガバナ31の組み付け作業時で
なくても、予め設定することができる。したがって予め
ストッパ部材40の移動幅を設定した第1レバー1a、
第2レバー1bを実機のエンジンに取り付け、レバー制
限ピン11が突出状態の時にラックピン5が全負荷位置
4/4となるようにケース本体33を係合溝36の係合
溝を調整すれば良い。
【0026】このように本実施形態では遠心式ガバナ3
1をエンジンに組み付ける場合の調整作業は、レバー制
限ピン11の本体ケース33の調整だけで足りるので、
作業が簡単化できるとともに調整精度も向上できるとい
う利点がある。
【0027】
【実施形態2】図3は本発明に係る、ディーゼルエンジ
ンの遠心式ガバナの第2実施形態を示す概略図である。
この第2実施形態の遠心式ガバナが前記第1実施形態と
異なる点は、第1実施形態のようにトルクアップ装置3
を第1レバー1aと第2レバー1bの間に介在させるの
ではなく、トルクアップ装置3を燃料制限用アクチュエ
ータ32で進退可能にガバナ機壁34に固定するように
した点である。なお、第1レバー1aは第2レバー1b
に対して燃料増量側Rには単独で移動することができる
が、燃料減量側Lには第1レバー1aは接当部43によ
り第2レバー1bと接当するので、第2レバー1bと共
にでないと移動することができないような構成になって
いる。
【0028】本実施形態においては、第1実施形態にお
ける燃料制限用アクチュエータ32のレバー制限ピン1
1に代えて、トルクスプリング4を内蔵したトルクアッ
プ装置3を電磁ソレノイド37、圧縮バネ35により退
入、突出できるように構成してある。この実施例におい
ても、ストッパ部材40の移動幅は遠心式ガバナのエン
ジン取付前に予め規定できるので、燃料制限用アクチュ
エータ32のトルクアップ装置3の突出量を全負荷位置
4/4に調整するだけで足りる利点がある。
【0029】この発明は上記実施形態に限定されるもの
ではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内において
種々の設計変更を施すことが可能である。以下、そのよ
うな実施形態を説明する。 (1)前記実施例では規制手段を第2レバー1bの方に
固定されたストッパ部材40で調整可能に構成したが、
第1レバー1aの方で調整可能に構成しても良い。ま
た、規制手段は図1及び図2に示すような構成に限ら
ず、ボルトなどにより実質的に第1レバー1aの揺動角
度θを規制できるものであれば特に限定されない。
【0030】(2)前記実施例では、エンジンの始動時
において、レバー制限ピン11、トルクアップ装置3を
退入させる構成として、電磁ソレノイド37とソレノイ
ド駆動回路38の組み合わせを例示したが、その他の検
出手段、駆動手段によりエンジンの始動時にレバー制限
ピン11、トルクアップ装置3を退入させても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る遠心式ガバナの概
要図である。
【図2】図2は第1実施形態における遠心式ガバナの利
点を説明するための模式図であり、図2(A)は遠心式
ガバナの正面図、図2(B)は遠心式ガバナの横断面図
である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る遠心式ガバナの概
要図である。
【図4】特開平7−139374号に開示された従来の
遠心式ガバナの概要図である。
【符号の説明】
1a…第1レバー、1b…第2レバー、2…スタートス
プリング、3…トルクアップ装置、5…ラックピン、7
…調速レバー、8…ガバナスプリング、11…レバー制
限ピン、17…枢支軸、18…ガバナウェイト、32…
燃料制限用アクチュエータ、33…ケース本体、34…
ガバナ機壁、35…圧縮バネ、36…係合溝、38…ソ
レノイド駆動回路、40…ストッパ部材、L…燃料減量
側、R…燃料増量側、G…ガバナ力、TU…トルクアッ
プ位置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1レバー(1a)と第2レバー(1b)と
    を枢支軸(17)に揺動自在に枢支し、ディーゼルエンジ
    ンの燃料噴射ポンプのラックピン(5)に第1レバー(1
    a)を介してスタートスプリング(2)とガバナウェイト
    (18)とを連動連結し、第2レバー(1b)にガバナスプ
    リング(8)を介して調速レバー(7)を連結し、ガバナス
    プリング(8)の張力を調速レバー(7)で調節操作可能に
    構成し、ラックピン(5)をガバナスプリング(8)とスタ
    ートスプリング(2)とで燃料増量側(R)へ弾圧するのに
    対して、ガバナウェイト(18)のガバナ力(G)で燃料減
    量側(L)へ押圧するように構成し、 エンジンの過負荷運転状態ではトルクアップ装置(3)に
    より第1レバー(1a)を介してラックピン(5)を全負荷
    位置(4/4)からトルクアップ位置(TU)までの間の調
    量域内に調量するように構成したディーゼルエンジンの
    遠心式ガバナにおいて、 第2レバー(1b)に臨ませて燃料制限用アクチュエータ
    (32)をガバナ機壁(34)に固設し、燃料制限用アクチ
    ュエータ(32)はガバナ機壁(34)に固設したケース本
    体(33)と、このケース本体(33)内に収容された出退
    自在のレバー制限ピン(11)と、レバー制限ピン(11)
    を出退駆動する退入駆動手段(37)(38)及び突出駆動
    手段(35)と、レバー制限ピン(11)の突出量を調整す
    る調整手段(36)とを備え、 第1レバー(1a)と第2レバー(1b)との間に第1レバ
    ー(1a)の燃料増量側(R)への揺動をトルクアップ位置
    (TU)に対応する位置に規制する規制手段(40)を設
    け、 エンジン始動時に退入駆動手段(37)(38)を駆動させ
    てレバー制限ピン(11)を退入させることにより、エン
    ジン始動操作時におけるラックピン(5)を第1レバー
    (1a)を介して始動増量位置(ST)に位置させ、 エンジン運転時に突出駆動手段(35)を駆動させてレバ
    ー制限ピン(11)を突出させることにより、第2レバー
    (1b)の揺動を規制するとともに、規制手段(40)により
    第1レバー(1a)のトルクアップ位置(TU)を超える揺
    動動作を規制するように構成したことを特徴とする、デ
    ィーゼルエンジンの遠心式ガバナ。
  2. 【請求項2】 第1レバー(1a)と第2レバー(1b)と
    を枢支軸(17)に揺動自在に枢支し、ディーゼルエンジ
    ンの燃料噴射ポンプのラックピン(5)に第1レバー(1
    a)を介してスタートスプリング(2)とガバナウェイト
    (18)とを連動連結し、第2レバー(1b)にガバナスプ
    リング(8)を介して調速レバー(7)を連結し、ガバナス
    プリング(8)の張力を調速レバー(7)で調節操作可能に
    構成し、ラックピン(5)をガバナスプリング(8)とスタ
    ートスプリング(2)とで燃料増量側(R)へ弾圧するのに
    対して、ガバナウェイト(18)のガバナ力(G)で燃料減
    量側(L)へ押圧するように構成し、 エンジンの過負荷運転状態ではトルクアップ装置(3)に
    より第1レバー(1a)を介してラックピン(5)を全負荷
    位置(4/4)からトルクアップ位置(TU)までの間の調
    量域内に調量するように構成したディーゼルエンジンの
    遠心式ガバナにおいて、 第2レバー(1b)に臨ませて燃料制限用アクチュエータ
    (32)をガバナ機壁(34)に固設し、 燃料制限用アクチュエータ(32)はガバナ機壁(34)に
    固設したケース本体(33)と、このケース本体(33)内
    に収容された出退自在の前記トルクアップ装置(3)と、
    トルクアップ装置3を出退駆動する退入駆動手段(37)
    (38)及び突出駆動手段(35)と、トルクアップ装置
    (3)の突出量を調整する調整手段(36)とを備え、 第1レバー(1a)と第2レバー(1b)との間に第1レバ
    ー(1a)の燃料増量側(R)への揺動をトルクアップ位置
    (TU)に対応する位置に規制する規制手段(40)を設
    け、 エンジン始動時に退入駆動手段(37)(38)を駆動させ
    てトルクアップ装置(3)を退入させることにより、エン
    ジン始動操作時におけるラックピン(5)を第1レバー
    (1a)を介して始動増量位置(ST)に位置させ、 エンジン運転時に突出駆動手段(35)を駆動させてトル
    クアップ装置(3)を突出させるとともに、規制手段(4
    0)により第1レバー(1a)のトルクアップ位置(TU)を
    超える揺動動作を規制するように構成したことを特徴と
    する、ディーゼルエンジンの遠心式ガバナ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111855216A (zh) * 2020-08-21 2020-10-30 中国工程物理研究院总体工程研究所 一种固体火箭发动机离心过载试验的试件旋转驱动装置

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