JPH05288084A - エンジンのメカニカルガバナのトルクアップ装置 - Google Patents
エンジンのメカニカルガバナのトルクアップ装置Info
- Publication number
- JPH05288084A JPH05288084A JP11227592A JP11227592A JPH05288084A JP H05288084 A JPH05288084 A JP H05288084A JP 11227592 A JP11227592 A JP 11227592A JP 11227592 A JP11227592 A JP 11227592A JP H05288084 A JPH05288084 A JP H05288084A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】エンジンのメカニカルガバナのトルクアップ装
置において、次のようにした。スプリングホルダ1の前
端開口部6に出代調節キャップ7をネジ嵌合により前後
螺動自在に嵌着し、この出代調節キャップ7のキャップ
前壁8に形成したピン挿通孔9にトルクピン3を挿通し
た。また、キャップ前壁8とスライダ2との間に、トル
クスプリング5よりもバネ定数の小さいスライダ制止用
スプリング10を圧縮状態で介設し、出代調節キャップ
7の前後螺動操作により、キャップ前壁8から突出する
トルクピン3の出代16を調節できるように構成した。 【効果】トルクアップ装置の分解再組立を要することな
く、トルクピン3の出代調節を能率よく行える。
置において、次のようにした。スプリングホルダ1の前
端開口部6に出代調節キャップ7をネジ嵌合により前後
螺動自在に嵌着し、この出代調節キャップ7のキャップ
前壁8に形成したピン挿通孔9にトルクピン3を挿通し
た。また、キャップ前壁8とスライダ2との間に、トル
クスプリング5よりもバネ定数の小さいスライダ制止用
スプリング10を圧縮状態で介設し、出代調節キャップ
7の前後螺動操作により、キャップ前壁8から突出する
トルクピン3の出代16を調節できるように構成した。 【効果】トルクアップ装置の分解再組立を要することな
く、トルクピン3の出代調節を能率よく行える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのメカニカル
ガバナのトルクアップ装置に関する。
ガバナのトルクアップ装置に関する。
【0002】
【従来技術】エンジンのメカニカルガバナのトルクアッ
プ装置の従来技術として、図4(A)に示すものがあ
る。これは、筒状のスプリングホルダ101内にその軸
線方向に沿って前後摺動自在のスライダ102を収容
し、このスライダ102の前面にトルクピン103を突
設し、上記スプリングホルダ101内で上記スライダ1
02とスプリングホルダ101のホルダ後壁部104と
の間にトルクスプリング105を介設して構成してあ
る。そして、スプリングホルダ101のホルダ前壁10
6に形成したピン挿通孔107にトルクピン103を挿
通してある
プ装置の従来技術として、図4(A)に示すものがあ
る。これは、筒状のスプリングホルダ101内にその軸
線方向に沿って前後摺動自在のスライダ102を収容
し、このスライダ102の前面にトルクピン103を突
設し、上記スプリングホルダ101内で上記スライダ1
02とスプリングホルダ101のホルダ後壁部104と
の間にトルクスプリング105を介設して構成してあ
る。そして、スプリングホルダ101のホルダ前壁10
6に形成したピン挿通孔107にトルクピン103を挿
通してある
【0003】この種のトルクアップ装置は、図4(B)
に示すように、ガバナレバー108をガバナ力入力レバ
ー109とスプリング力入力レバー110とで構成した
いわゆる二本レバー式のメカニカルガバナでは、スプリ
ングホルダ101をガバナ力入力レバー109に固設
し、そのトルクピン103の先端部をスプリング力入力
レバー110に形成した接当部111に接当させる等し
て用いる。
に示すように、ガバナレバー108をガバナ力入力レバ
ー109とスプリング力入力レバー110とで構成した
いわゆる二本レバー式のメカニカルガバナでは、スプリ
ングホルダ101をガバナ力入力レバー109に固設
し、そのトルクピン103の先端部をスプリング力入力
レバー110に形成した接当部111に接当させる等し
て用いる。
【0004】この場合、図4(B)に示す部分負荷運転
時には、相互接近方向に作用するガバナスプリング11
2のスプリング力113とガバナ力114とにより、ト
ルクピン103がトルクスプリング105の弾発力に抗
してスプリングホルダ101側に押し込まれ、接当部1
11がホルダ前壁106に接当した状態で、ガバナ力入
力レバー109とスプリング力入力レバー110とが一
体で揺動する。
時には、相互接近方向に作用するガバナスプリング11
2のスプリング力113とガバナ力114とにより、ト
ルクピン103がトルクスプリング105の弾発力に抗
してスプリングホルダ101側に押し込まれ、接当部1
11がホルダ前壁106に接当した状態で、ガバナ力入
力レバー109とスプリング力入力レバー110とが一
体で揺動する。
【0005】そして、図4(C)に示す過負荷運転時に
は、スプリング力入力レバー110が燃料制限具115
に接当して、トルクピン103にスプリング力113が
かからなくなるうえ、大きな負荷によってガバナ力11
4が著しく低下するため、トルクスプリング105の弾
発力でトルクピン103がピン挿通孔107から押し出
され、スプリング力入力レバー110を置き残したま
ま、ガバナ力入力レバー109のみが燃料増量方向に揺
動し、ガバナ力入力レバー109に連結された燃料調量
具119がトルクアップ位置117まで連動され、その
燃料増量によりエンジントルクが上がり、エンストが抑
制される。
は、スプリング力入力レバー110が燃料制限具115
に接当して、トルクピン103にスプリング力113が
かからなくなるうえ、大きな負荷によってガバナ力11
4が著しく低下するため、トルクスプリング105の弾
発力でトルクピン103がピン挿通孔107から押し出
され、スプリング力入力レバー110を置き残したま
ま、ガバナ力入力レバー109のみが燃料増量方向に揺
動し、ガバナ力入力レバー109に連結された燃料調量
具119がトルクアップ位置117まで連動され、その
燃料増量によりエンジントルクが上がり、エンストが抑
制される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、図
4(A)に示すように、スプリングホルダ101のホル
ダ前壁106に形成したピン挿通孔107にトルクピン
103を挿通してあるため、トルクアップ量を調節する
ためには、長さの異なる複数のトルクピン103を準備
しておき、これをスライダ102毎差し替えることによ
り、ホルダ前壁106からのトルクピン103の出代1
18を調節する必要があった。このため、トルクアップ
量の調節作業に当たっては、トルクピン103の差し替
えの都度、トルクアップ装置の分解再組立を要し、作業
能率が低かった。
4(A)に示すように、スプリングホルダ101のホル
ダ前壁106に形成したピン挿通孔107にトルクピン
103を挿通してあるため、トルクアップ量を調節する
ためには、長さの異なる複数のトルクピン103を準備
しておき、これをスライダ102毎差し替えることによ
り、ホルダ前壁106からのトルクピン103の出代1
18を調節する必要があった。このため、トルクアップ
量の調節作業に当たっては、トルクピン103の差し替
えの都度、トルクアップ装置の分解再組立を要し、作業
能率が低かった。
【0007】本発明では、分解再組立を要することなく
トルクピンの出代調節を行えるトルクアップ装置を提供
することをその課題とする。
トルクピンの出代調節を行えるトルクアップ装置を提供
することをその課題とする。
【0008】
(第1発明)第1発明は、図1に例示するように、筒状
のスプリングホルダ1内にその軸線方向に沿って前後摺
動自在のスライダ2を収容し、このスライダ2の前面に
トルクピン3を突設し、上記スプリングホルダ1内で上
記スライダ2とスプリングホルダ1のホルダ後壁部4と
の間にトルクスプリング5を介設して構成したエンジン
のメカニカルガバナのトルクアップ装置において、次の
ようにしたことを特徴とする。
のスプリングホルダ1内にその軸線方向に沿って前後摺
動自在のスライダ2を収容し、このスライダ2の前面に
トルクピン3を突設し、上記スプリングホルダ1内で上
記スライダ2とスプリングホルダ1のホルダ後壁部4と
の間にトルクスプリング5を介設して構成したエンジン
のメカニカルガバナのトルクアップ装置において、次の
ようにしたことを特徴とする。
【0009】上記スプリングホルダ1の前端開口部6に
出代調節キャップ7をネジ嵌合により前後螺動自在に嵌
着し、この出代調節キャップ7のキャップ前壁8に形成
したピン挿通孔9に上記トルクピン3を挿通し、このキ
ャップ前壁8と上記スライダ2との間に、上記トルクス
プリング5よりもバネ定数の小さいスライダ制止用スプ
リング10を圧縮状態で介設し、上記出代調節キャップ
7の前後螺動操作により、上記キャップ前壁8から突出
するトルクピン3の出代16を調節できるように構成し
た。
出代調節キャップ7をネジ嵌合により前後螺動自在に嵌
着し、この出代調節キャップ7のキャップ前壁8に形成
したピン挿通孔9に上記トルクピン3を挿通し、このキ
ャップ前壁8と上記スライダ2との間に、上記トルクス
プリング5よりもバネ定数の小さいスライダ制止用スプ
リング10を圧縮状態で介設し、上記出代調節キャップ
7の前後螺動操作により、上記キャップ前壁8から突出
するトルクピン3の出代16を調節できるように構成し
た。
【0010】(第2発明)第2発明は、図3に例示する
ように、筒状のスプリングホルダ1内にその軸線方向に
沿って前後摺動自在のスライダ2を収容し、このスライ
ダ2の前面にトルクピン3を突設し、上記スプリングホ
ルダ1内で上記スライダ2とスプリングホルダ1のホル
ダ後壁部4との間にトルクスプリング5を介設して構成
したエンジンのメカニカルガバナのトルクアップ装置に
おいて、次のようにしたことを特徴とする。
ように、筒状のスプリングホルダ1内にその軸線方向に
沿って前後摺動自在のスライダ2を収容し、このスライ
ダ2の前面にトルクピン3を突設し、上記スプリングホ
ルダ1内で上記スライダ2とスプリングホルダ1のホル
ダ後壁部4との間にトルクスプリング5を介設して構成
したエンジンのメカニカルガバナのトルクアップ装置に
おいて、次のようにしたことを特徴とする。
【0011】上記スプリングホルダ1の前端部11に出
代調節キャップ7をネジ嵌合により前後螺動自在に嵌着
し、この出代調節キャップ7のキャップ前壁8に形成し
たキャップ側ピン挿通孔12と、上記スプリングホルダ
1のホルダ前壁13に形成したホルダ側ピン挿通孔14
とに、上記トルクピン3を一連に挿通し、上記出代調節
キャップ7の前後螺動操作により、上記キャップ前壁8
から突出するトルクピン3の出代16を調節できるよう
に構成した。
代調節キャップ7をネジ嵌合により前後螺動自在に嵌着
し、この出代調節キャップ7のキャップ前壁8に形成し
たキャップ側ピン挿通孔12と、上記スプリングホルダ
1のホルダ前壁13に形成したホルダ側ピン挿通孔14
とに、上記トルクピン3を一連に挿通し、上記出代調節
キャップ7の前後螺動操作により、上記キャップ前壁8
から突出するトルクピン3の出代16を調節できるよう
に構成した。
【0012】
(第1発明)図1に示すように、出代調節キャップ7を
前方向15に螺動操作した場合、バネ定数の小さい圧縮
状態のスライダ制止用スプリング10が伸びて、スライ
ダ2をほぼ元の位置に止めておくので、出代調節キャッ
プ7の前方向15への螺動距離の分だけ、キャップ前壁
8からのトルクピン3の出代16が短くなる。また、出
代調節キャップ7を後方向17に螺動操作して場合、バ
ネ定数の小さいスライダ用制止スプリング10が縮み、
スライダ2をほぼ元の位置に止めておくので、出代調節
キャップ7の後方向17への螺動距離の分だけ、キャッ
プ前壁8からのトルクピン3の出代16が長くなる。こ
のように、出代キャップ7の前後螺動操作により、トル
クピン3の出代16を調節できるので、トルクアップ装
置を分解再組立を要することなく、トルクピン3の出代
調節を能率よく行える。
前方向15に螺動操作した場合、バネ定数の小さい圧縮
状態のスライダ制止用スプリング10が伸びて、スライ
ダ2をほぼ元の位置に止めておくので、出代調節キャッ
プ7の前方向15への螺動距離の分だけ、キャップ前壁
8からのトルクピン3の出代16が短くなる。また、出
代調節キャップ7を後方向17に螺動操作して場合、バ
ネ定数の小さいスライダ用制止スプリング10が縮み、
スライダ2をほぼ元の位置に止めておくので、出代調節
キャップ7の後方向17への螺動距離の分だけ、キャッ
プ前壁8からのトルクピン3の出代16が長くなる。こ
のように、出代キャップ7の前後螺動操作により、トル
クピン3の出代16を調節できるので、トルクアップ装
置を分解再組立を要することなく、トルクピン3の出代
調節を能率よく行える。
【0013】(第2発明)図3に示すように、出代調節
キャップ7を前方向15に螺動操作した場合、その螺動
距離の分だけ、キャップ前壁8からのトルクピン3の出
代16が短くなる。また、出代調節キャップ7を後方向
17に螺動操作した場合、その螺動距離の分だけ、キャ
ップ前壁8からのトルクピン3の出代16が長くなる。
このように、出代調節キャップ7の前後螺動操作によ
り、トルクピン3の出代16を調節できるので、トルク
アップ装置の分解再組立を要することなく、トルクピン
3の出代調節を能率よく行える。
キャップ7を前方向15に螺動操作した場合、その螺動
距離の分だけ、キャップ前壁8からのトルクピン3の出
代16が短くなる。また、出代調節キャップ7を後方向
17に螺動操作した場合、その螺動距離の分だけ、キャ
ップ前壁8からのトルクピン3の出代16が長くなる。
このように、出代調節キャップ7の前後螺動操作によ
り、トルクピン3の出代16を調節できるので、トルク
アップ装置の分解再組立を要することなく、トルクピン
3の出代調節を能率よく行える。
【0014】
【発明の効果】第1発明及び第2発明によれば、いずれ
も出代キャップの前後螺動操作により、トルクピンの出
代を調節できるので、トルクアップ装置の分解再組立を
要することなく、トルクピンの出代調節を能率よく行え
る。
も出代キャップの前後螺動操作により、トルクピンの出
代を調節できるので、トルクアップ装置の分解再組立を
要することなく、トルクピンの出代調節を能率よく行え
る。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第1実施例について説明する。図1は本発明の第
1実施例に係るトルクアップ装置の縦断面側面図であ
る。図2は図1のトルクアップ装置を備えたメカニカル
ガバナ装置周辺の縦断面側面図である。
まず、第1実施例について説明する。図1は本発明の第
1実施例に係るトルクアップ装置の縦断面側面図であ
る。図2は図1のトルクアップ装置を備えたメカニカル
ガバナ装置周辺の縦断面側面図である。
【0016】図2において、符号18は燃料噴射ポンプ
を示している。この燃料噴射ポンプ18はボッシュ式の
もので、ポンプ室19内に収容してある。燃料噴射ポン
プ18の下側には燃料噴射カム軸20を架設し、燃料噴
射カム軸20の燃料噴射カム21に燃料噴射ポンプ18
のタペット22を載置してある。燃料噴射カム軸20の
一端部23はポンプ室19に隣接して設けたガバナ室2
4内に突設し、これにカム軸入力ギヤ25を外嵌固定
し、これをアイドルギヤ(図外)を介してクランクギヤ
(図外)に連動連結してある。
を示している。この燃料噴射ポンプ18はボッシュ式の
もので、ポンプ室19内に収容してある。燃料噴射ポン
プ18の下側には燃料噴射カム軸20を架設し、燃料噴
射カム軸20の燃料噴射カム21に燃料噴射ポンプ18
のタペット22を載置してある。燃料噴射カム軸20の
一端部23はポンプ室19に隣接して設けたガバナ室2
4内に突設し、これにカム軸入力ギヤ25を外嵌固定
し、これをアイドルギヤ(図外)を介してクランクギヤ
(図外)に連動連結してある。
【0017】このような構成によれば、燃料噴射カム2
1の回転によりタペット22が押し上げられ、そのポン
プ作動により燃料噴射ポンプ18から燃料が噴射され
る。この燃料噴射ポンプ18からの燃料噴射量の調節
は、調速レバー26からメカニカルガバナを介して燃料
噴射ポンプ18の調量ラック27を燃料増減方向にスラ
イド移動させることにより行う。
1の回転によりタペット22が押し上げられ、そのポン
プ作動により燃料噴射ポンプ18から燃料が噴射され
る。この燃料噴射ポンプ18からの燃料噴射量の調節
は、調速レバー26からメカニカルガバナを介して燃料
噴射ポンプ18の調量ラック27を燃料増減方向にスラ
イド移動させることにより行う。
【0018】メカニカルガバナの構造は次の通りであ
る。ガバナ室24内の下部にブラケット28を介してガ
バナレバー軸29を架設し、これにガバナレバー30を
揺動自在に枢支してある。ガバナレバー30はガバナ力
入力レバー31とスプリング力入力レバー32とで構成
し、いずれもその下端部をガバナレバー軸29に外嵌し
てある。ガバナ力入力レバー31の上端部にはラックピ
ン嵌入凹部33を形成し、ここに調量ラック27のラッ
クピン34を内嵌してある。
る。ガバナ室24内の下部にブラケット28を介してガ
バナレバー軸29を架設し、これにガバナレバー30を
揺動自在に枢支してある。ガバナレバー30はガバナ力
入力レバー31とスプリング力入力レバー32とで構成
し、いずれもその下端部をガバナレバー軸29に外嵌し
てある。ガバナ力入力レバー31の上端部にはラックピ
ン嵌入凹部33を形成し、ここに調量ラック27のラッ
クピン34を内嵌してある。
【0019】そして、カム軸入力ギヤ25の前面側に傾
斜案内凹部35を形成してある。傾斜案内凹部35は前
側に向かって広がる方向に傾斜させ、その内部にウェイ
トボール36を案内自在に収容してある。カム軸入力ギ
ヤ25の前側には、燃料噴射カム軸20にガバナスリー
ブ37を前後摺動自在に外嵌し、ガバナスリーブ37の
後面にウェイトボール36を接当させるとともに、ガバ
ナスリーブ37の前面にガバナ力入力レバー31に取り
付けたガバナ力入力部38を接当させてある。
斜案内凹部35を形成してある。傾斜案内凹部35は前
側に向かって広がる方向に傾斜させ、その内部にウェイ
トボール36を案内自在に収容してある。カム軸入力ギ
ヤ25の前側には、燃料噴射カム軸20にガバナスリー
ブ37を前後摺動自在に外嵌し、ガバナスリーブ37の
後面にウェイトボール36を接当させるとともに、ガバ
ナスリーブ37の前面にガバナ力入力レバー31に取り
付けたガバナ力入力部38を接当させてある。
【0020】また、スプリング力入力レバー32と調速
レバー26との間にガバナスプリング39を介設し、ス
プリング力入力レバー32の後側に形成した接当部40
をガバナ力入力レバー31に固定したトルクアップ装置
41にその前側から接当させてある。また、スプリング
力入力レバー32の後側にこれと対向する燃料制限具4
2を設けてある。そして、ガバナ力入力レバー31は、
スタートスプリング43で燃料増量側に付勢してある。
レバー26との間にガバナスプリング39を介設し、ス
プリング力入力レバー32の後側に形成した接当部40
をガバナ力入力レバー31に固定したトルクアップ装置
41にその前側から接当させてある。また、スプリング
力入力レバー32の後側にこれと対向する燃料制限具4
2を設けてある。そして、ガバナ力入力レバー31は、
スタートスプリング43で燃料増量側に付勢してある。
【0021】このメカニカルガバナによれば、エンジン
始動時には、スタートスプリング43の付勢力44で、
ガバナ力入力レバー31が燃料増量側に大きく揺動した
状態で静止しており、ラックピン34が始動増量位置4
5に位置するまで調量ラック27が燃料増量側に引かれ
ているため、その始動増量により円滑な始動が行われ
る。
始動時には、スタートスプリング43の付勢力44で、
ガバナ力入力レバー31が燃料増量側に大きく揺動した
状態で静止しており、ラックピン34が始動増量位置4
5に位置するまで調量ラック27が燃料増量側に引かれ
ているため、その始動増量により円滑な始動が行われ
る。
【0022】そして、エンジン運転中は、カム軸入力ギ
ヤ25とともに回転するウェイトボール36がその遠心
力により傾斜案内凹部35に沿って案内され、このウェ
イトボール36の遠心力がガバナスリーブ37を介して
ガバナ力入力レバー31にガバナ力46として入力さ
れ、スプリング力入力レバー32に入力されるガバナス
プリング39のスプリング力47と、ガバナ力入力レバ
ー31に入力されるガバナ力46とのが釣り合うよう
に、ガバナレバー30が揺動して調量ラック27を連動
し、エンジンにかかる負荷の変動に拘わらず、エンジン
の実回転数を調速レバー26で設定した設定回転数に維
持する。そして、エンジンに過負荷がかかると、トルク
アップ装置41の作動によりトルクアップが行われる。
ヤ25とともに回転するウェイトボール36がその遠心
力により傾斜案内凹部35に沿って案内され、このウェ
イトボール36の遠心力がガバナスリーブ37を介して
ガバナ力入力レバー31にガバナ力46として入力さ
れ、スプリング力入力レバー32に入力されるガバナス
プリング39のスプリング力47と、ガバナ力入力レバ
ー31に入力されるガバナ力46とのが釣り合うよう
に、ガバナレバー30が揺動して調量ラック27を連動
し、エンジンにかかる負荷の変動に拘わらず、エンジン
の実回転数を調速レバー26で設定した設定回転数に維
持する。そして、エンジンに過負荷がかかると、トルク
アップ装置41の作動によりトルクアップが行われる。
【0023】トルクアップ装置41の構成は次の通りで
ある。図1に示すように、円筒状のスプリングホルダ1
内にその軸線方向に沿って前後摺動自在のスライダ2を
収容してある。スライダ2の前面にはトルクピン3を突
設してある。そして、スプリングホルダ1内でスライダ
2とスプリングホルダ1のホルダ後壁部4との間にトル
クスプリング5を介設してある。図2に示すように、こ
のトルクアップ装置41のスプリングホルダ1はガバナ
力入力レバー31に固定し、トルクピン3の先端はスプ
リング力入力レバー32の接当部40に接当させてあ
る。
ある。図1に示すように、円筒状のスプリングホルダ1
内にその軸線方向に沿って前後摺動自在のスライダ2を
収容してある。スライダ2の前面にはトルクピン3を突
設してある。そして、スプリングホルダ1内でスライダ
2とスプリングホルダ1のホルダ後壁部4との間にトル
クスプリング5を介設してある。図2に示すように、こ
のトルクアップ装置41のスプリングホルダ1はガバナ
力入力レバー31に固定し、トルクピン3の先端はスプ
リング力入力レバー32の接当部40に接当させてあ
る。
【0024】このトルクアップ装置41によれば、図2
に示すように、部分負荷運転時には、相互接近方向に作
用するガバナスプリング39のスプリング力47と、ウ
ェイトボール36からのガバナ力46とにより、トルク
ピン3がトルクスプリング5の弾発力に抗してスプリン
グホルダ1側に押し込まれ、接当部40が後述するキャ
ップ前壁8に接当した状態で、ガバナ力入力レバー31
とスプリング力入力レバー31とが一体で揺動する。
に示すように、部分負荷運転時には、相互接近方向に作
用するガバナスプリング39のスプリング力47と、ウ
ェイトボール36からのガバナ力46とにより、トルク
ピン3がトルクスプリング5の弾発力に抗してスプリン
グホルダ1側に押し込まれ、接当部40が後述するキャ
ップ前壁8に接当した状態で、ガバナ力入力レバー31
とスプリング力入力レバー31とが一体で揺動する。
【0025】そして、過負荷運転時には、スプリング力
入力レバー32が燃料制限具42に接当して、トルクピ
ン3にスプリング力47がかからなくなるうえ、負荷に
よるカム軸入力ギヤ25の回転低下でウェイトボール3
6の遠心力が低下して、ガバナ力46が著しく低下する
ので、トルクスプリング5の弾発力でトルクピン3が後
述するピン挿通孔9から押し出され、スプリング力入力
レバー32を置き残したまま、ガバナ力入力レバー31
のみが燃料増量方向に揺動し、ラックピン34がトルク
アップ位置48にくるまで調量ラック27が連動され、
その燃料増量によりエンジントルクが上がり、エンスト
が抑制される。
入力レバー32が燃料制限具42に接当して、トルクピ
ン3にスプリング力47がかからなくなるうえ、負荷に
よるカム軸入力ギヤ25の回転低下でウェイトボール3
6の遠心力が低下して、ガバナ力46が著しく低下する
ので、トルクスプリング5の弾発力でトルクピン3が後
述するピン挿通孔9から押し出され、スプリング力入力
レバー32を置き残したまま、ガバナ力入力レバー31
のみが燃料増量方向に揺動し、ラックピン34がトルク
アップ位置48にくるまで調量ラック27が連動され、
その燃料増量によりエンジントルクが上がり、エンスト
が抑制される。
【0026】このトルクアップ装置41には、その分解
再組立を要することなくトルクアップ量を調節できるよ
うにするため、次のような工夫がなされている。図1に
示すように、スプリングホルダ1の前端開口部6に出代
調節キャップ7をネジ嵌合により前後螺動自在に嵌着し
てある。そして、出代調節キャップ7のキャップ前壁8
に形成したピン挿通孔9にトルクピン3を挿通し、この
キャップ前壁8とスライダ2との間に、トルクスプリン
グ5よりもバネ定数の小さいスライダ制止用スプリング
10を圧縮状態で介設してある。
再組立を要することなくトルクアップ量を調節できるよ
うにするため、次のような工夫がなされている。図1に
示すように、スプリングホルダ1の前端開口部6に出代
調節キャップ7をネジ嵌合により前後螺動自在に嵌着し
てある。そして、出代調節キャップ7のキャップ前壁8
に形成したピン挿通孔9にトルクピン3を挿通し、この
キャップ前壁8とスライダ2との間に、トルクスプリン
グ5よりもバネ定数の小さいスライダ制止用スプリング
10を圧縮状態で介設してある。
【0027】スライダ制止用スプリング10のバネ定数
は、トルクスプリング5のそれよりも著しく小さく設定
し、出代調節キャップ7を前後螺動操作した場合、スラ
イダ制止用スプリング10のみが伸縮し、トルクスプリ
ング5が殆ど伸縮しないようにしてある。尚、図中の符
号49はロックナットである。
は、トルクスプリング5のそれよりも著しく小さく設定
し、出代調節キャップ7を前後螺動操作した場合、スラ
イダ制止用スプリング10のみが伸縮し、トルクスプリ
ング5が殆ど伸縮しないようにしてある。尚、図中の符
号49はロックナットである。
【0028】このような構成によれば、出代調節キャッ
プ7を前方向15に螺動操作した場合、バネ定数の小さ
い圧縮状態のスライダ制止用スプリング10のみが伸び
て、スライダ2を元の位置に止めておくので、出代調節
キャップ7の前方向15への螺動距離の分だけ、キャッ
プ前壁8からのトルクピン3の出代16が短くなる。ま
た、出代調節キャップ7を後方向17に螺動操作した場
合、バネ定数の小さいスライダ制止用スプリング10の
みが縮み、スライダ2を元の位置に止めておくので、出
代調節キャップ7の後方向17への螺動距離の分だけ、
キャップ前壁8からのトルクピン3の出代16が長くな
る。
プ7を前方向15に螺動操作した場合、バネ定数の小さ
い圧縮状態のスライダ制止用スプリング10のみが伸び
て、スライダ2を元の位置に止めておくので、出代調節
キャップ7の前方向15への螺動距離の分だけ、キャッ
プ前壁8からのトルクピン3の出代16が短くなる。ま
た、出代調節キャップ7を後方向17に螺動操作した場
合、バネ定数の小さいスライダ制止用スプリング10の
みが縮み、スライダ2を元の位置に止めておくので、出
代調節キャップ7の後方向17への螺動距離の分だけ、
キャップ前壁8からのトルクピン3の出代16が長くな
る。
【0029】次に本発明の第2実施例について説明す
る。図3は本発明の第2実施例に係るトルクアップ装置
の図1相当図である。この第2実施例のトルクアップ装
置の構成は次の通りである。円筒状のスプリングホルダ
1内にその軸線に沿って前後摺動自在のスライダ2を収
容してある。スライダ2の前面にはトルクピン3を突設
してある。
る。図3は本発明の第2実施例に係るトルクアップ装置
の図1相当図である。この第2実施例のトルクアップ装
置の構成は次の通りである。円筒状のスプリングホルダ
1内にその軸線に沿って前後摺動自在のスライダ2を収
容してある。スライダ2の前面にはトルクピン3を突設
してある。
【0030】そして、スプリングホルダ1内で、スライ
ダ2とスプリングホルダ1のホルダ後壁部4を構成する
スプリング圧調節ボルト50との間にトルクスプリング
5を介設してある。そして、スプリングホルダ1の前端
部11に出代調節キャップ7をネジ嵌合により前後螺動
自在に嵌着し、この出代調節キャップ7のキャップ前壁
8に形成したキャップ側ピン挿通孔12と、スプリング
ホルダ1のホルダ前壁13に形成したホルダ側ピン挿通
孔14とに、トルクピン3を一連に挿通して構成してあ
る。尚、図中の符号49はロックナットである。
ダ2とスプリングホルダ1のホルダ後壁部4を構成する
スプリング圧調節ボルト50との間にトルクスプリング
5を介設してある。そして、スプリングホルダ1の前端
部11に出代調節キャップ7をネジ嵌合により前後螺動
自在に嵌着し、この出代調節キャップ7のキャップ前壁
8に形成したキャップ側ピン挿通孔12と、スプリング
ホルダ1のホルダ前壁13に形成したホルダ側ピン挿通
孔14とに、トルクピン3を一連に挿通して構成してあ
る。尚、図中の符号49はロックナットである。
【0031】この第2実施例のトルクアップ装置では、
出代調節キャップ7を前方向15に螺動操作した場合、
その螺動距離の分だけ、キャップ前壁8からのトルクピ
ン3の出代16が短くなる。また、出代調節キャップ7
を後方向17に螺動操作した場合、その螺動距離の分だ
け、キャップ前壁8からのトルクピン3の出代16が長
くなる。
出代調節キャップ7を前方向15に螺動操作した場合、
その螺動距離の分だけ、キャップ前壁8からのトルクピ
ン3の出代16が短くなる。また、出代調節キャップ7
を後方向17に螺動操作した場合、その螺動距離の分だ
け、キャップ前壁8からのトルクピン3の出代16が長
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るトルクアップ装置の
縦断面側面図である。
縦断面側面図である。
【図2】図1のトルクアップ装置を備えたメカニカルガ
バナ周辺の縦断面側面図である。
バナ周辺の縦断面側面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るトルクアップ装置の
図1相当図である。
図1相当図である。
【図4】従来技術に係るトルクアップ装置の説明図で、
図4(A)は図1相当図、図4(B)は部分負荷運転時
のトルクアップ装置の作動説明図、図4(C)は過負荷
運転時のトルクアップ装置の作動説明図である。
図4(A)は図1相当図、図4(B)は部分負荷運転時
のトルクアップ装置の作動説明図、図4(C)は過負荷
運転時のトルクアップ装置の作動説明図である。
1…スプリングホルダ、2…スライダ、3…トルクピ
ン、4…1のホルダ後壁部、5…トルクスプリング、6
…1の前端開口部、7…出代調節キャップ、8…7のキ
ャップ前壁、9…ピン挿通孔、10…スライダ制止用ス
プリング、11…1の前端部、12…キャップ側ピン挿
通孔、13…1のホルダ前壁、14…ホルダ側ピン挿通
孔、16…3の出代。
ン、4…1のホルダ後壁部、5…トルクスプリング、6
…1の前端開口部、7…出代調節キャップ、8…7のキ
ャップ前壁、9…ピン挿通孔、10…スライダ制止用ス
プリング、11…1の前端部、12…キャップ側ピン挿
通孔、13…1のホルダ前壁、14…ホルダ側ピン挿通
孔、16…3の出代。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 鉱三 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ堺 製造所内
Claims (2)
- 【請求項1】筒状のスプリングホルダ(1)内にその軸線
方向に沿って前後摺動自在のスライダ(2)を収容し、こ
のスライダ(2)の前面にトルクピン(3)を突設し、上記
スプリングホルダ(1)内で上記スライダ(2)とスプリン
グホルダ(1)のホルダ後壁部(4)との間にトルクスプリ
ング(5)を介設して構成したエンジンのメカニカルガバ
ナのトルクアップ装置において、 上記スプリングホルダ(1)の前端開口部(6)に出代調節
キャップ(7)をネジ嵌合により前後螺動自在に嵌着し、
この出代調節キャップ(7)のキャップ前壁(8)に形成し
たピン挿通孔(9)に上記トルクピン(3)を挿通し、この
キャップ前壁(8)と上記スライダ(2)との間に、上記ト
ルクスプリング(5)よりもバネ定数の小さいスライダ制
止用スプリング(10)を圧縮状態で介設し、上記出代調
節キャップ(7)の前後螺動操作により、上記キャップ前
壁(8)から突出するトルクピン(3)の出代(16)を調節
できるように構成した、ことを特徴とするエンジンのメ
カニカルガバナのトルクアップ装置。 - 【請求項2】筒状のスプリングホルダ(1)内にその軸線
方向に沿って前後摺動自在のスライダ(2)収容し、この
スライダ(2)の前面にトルクピン(3)を突設し、上記ス
プリングホルダ(1)内で上記スライダ(2)とスプリング
ホルダ(1)のホルダ後壁部(4)との間にトルクスプリン
グ(5)を介設して構成したエンジンのメカニカルガバナ
のトルクアップ装置において、 上記スプリングホルダ(1)の前端部(11)に出代調節キ
ャップ(7)をネジ嵌合により前後螺動自在に嵌着し、こ
の出代調節キャップ(7)のキャップ前壁(8)に形成した
キャップ側ピン挿通孔(12)と、上記スプリングホルダ
(1)のホルダ前壁(13)に形成したホルダ側ピン挿通孔
(14)とに、上記トルクピン(3)を一連に挿通し、上記
出代調節キャップ(7)の前後螺動操作により、上記キャ
ップ前壁(8)から突出するトルクピン(3)の出代(16)
を調節できるように構成した、ことを特徴とするエンジ
ンのメカニカルガバナのトルクアップ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11227592A JPH05288084A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | エンジンのメカニカルガバナのトルクアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11227592A JPH05288084A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | エンジンのメカニカルガバナのトルクアップ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05288084A true JPH05288084A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14582625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11227592A Pending JPH05288084A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | エンジンのメカニカルガバナのトルクアップ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05288084A (ja) |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP11227592A patent/JPH05288084A/ja active Pending
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