JPH0988852A - スイング圧縮機 - Google Patents
スイング圧縮機Info
- Publication number
- JPH0988852A JPH0988852A JP23815595A JP23815595A JPH0988852A JP H0988852 A JPH0988852 A JP H0988852A JP 23815595 A JP23815595 A JP 23815595A JP 23815595 A JP23815595 A JP 23815595A JP H0988852 A JPH0988852 A JP H0988852A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- lubricating oil
- end surface
- dynamic pressure
- cylinder chamber
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ピストンの嵌合部分の構造に改良を加え、ピス
トンの公転時に上下両クリアランスの片寄りをなくすこ
とで、流体の内部漏れ量の総和を最小に抑えてスイング
圧縮機の高効率化を図る。 【解決手段】シリンダ室6a内に供給される潤滑油によっ
てピストン9 が駆動軸の回転に伴いシリンダ室内で公転
するように構成する。シリンダ室6aを、シリンダ6 の軸
方向両側にピストンの公転を可能とする上側および下側
クリアランス41,42 を存して密閉空間に形成する。ピス
トンに、ピストン公転時に潤滑油の動圧作用により上側
および下側クリアランスをほぼ均等にする軸受手段43を
設ける。軸受手段を、ピストンの上下両端面内周部側に
形成した上側及び下側テーパ面44,45 により構成する。
各テーパ面を、下側テーパ面に上側テーパ面よりも潤滑
油の動圧作用が大きく影響するように、上下で面積を異
ならせたアンバランスな形状にする。
トンの公転時に上下両クリアランスの片寄りをなくすこ
とで、流体の内部漏れ量の総和を最小に抑えてスイング
圧縮機の高効率化を図る。 【解決手段】シリンダ室6a内に供給される潤滑油によっ
てピストン9 が駆動軸の回転に伴いシリンダ室内で公転
するように構成する。シリンダ室6aを、シリンダ6 の軸
方向両側にピストンの公転を可能とする上側および下側
クリアランス41,42 を存して密閉空間に形成する。ピス
トンに、ピストン公転時に潤滑油の動圧作用により上側
および下側クリアランスをほぼ均等にする軸受手段43を
設ける。軸受手段を、ピストンの上下両端面内周部側に
形成した上側及び下側テーパ面44,45 により構成する。
各テーパ面を、下側テーパ面に上側テーパ面よりも潤滑
油の動圧作用が大きく影響するように、上下で面積を異
ならせたアンバランスな形状にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍装置などに使
用されるスイング圧縮機に関し、特に、駆動軸の偏心軸
部に嵌合するピストンの嵌合部分の構造に係る。
用されるスイング圧縮機に関し、特に、駆動軸の偏心軸
部に嵌合するピストンの嵌合部分の構造に係る。
【0002】
【従来の技術】一般に、このスイング圧縮機は、例え
ば、特開平6−58276号公報に開示されるように、
密閉ケーシング内にモータと、該モータで駆動する圧縮
要素とを内装して構成されてなる。この圧縮要素は、吸
入口および吐出口が開口するシリンダ室を有するシリン
ダと、上記シリンダ室に配設され、内周部が上記モータ
により駆動する駆動軸の偏心軸部に回転可能に嵌合され
たピストンと、該ピストンの外周部に半径方向外方に向
けて突出状に結合され、上記シリンダ室を吸入口に通じ
る低圧室と吐出口に通じる高圧室とに区画するブレード
と、上記シリンダの吸入口と吐出口との間に設けられ、
そのシリンダ室に開口する開口部を有する孔と、該孔内
に揺動自在に設けられ、上記ブレードの突出先端側を揺
動自在にかつ進退自在に支持する揺動ブッシュとを備
え、上記駆動軸の回転に伴いピストンがブレードを介し
て揺動ブッシュを支点に揺動するようにシリンダ室の内
周壁に沿って公転し、この公転によって吸入口から低圧
室に吸入された冷媒ガスなどの流体を圧縮して高圧に
し、その高圧となった流体を高圧室より吐出口を介して
吐出するようにしている。そして、上記シリンダ室は、
駆動軸の軸線方向両側に配されたフロントヘッドおよび
リヤヘッドにより密閉空間に形成されていて、このシリ
ンダ室に給油路を介して供給される潤滑油によって、シ
リンダ内周壁、フロントヘッドおよびリヤヘッドの内壁
に対する摺動抵抗を低減させてピストンの公転が円滑に
行えるようにしている。
ば、特開平6−58276号公報に開示されるように、
密閉ケーシング内にモータと、該モータで駆動する圧縮
要素とを内装して構成されてなる。この圧縮要素は、吸
入口および吐出口が開口するシリンダ室を有するシリン
ダと、上記シリンダ室に配設され、内周部が上記モータ
により駆動する駆動軸の偏心軸部に回転可能に嵌合され
たピストンと、該ピストンの外周部に半径方向外方に向
けて突出状に結合され、上記シリンダ室を吸入口に通じ
る低圧室と吐出口に通じる高圧室とに区画するブレード
と、上記シリンダの吸入口と吐出口との間に設けられ、
そのシリンダ室に開口する開口部を有する孔と、該孔内
に揺動自在に設けられ、上記ブレードの突出先端側を揺
動自在にかつ進退自在に支持する揺動ブッシュとを備
え、上記駆動軸の回転に伴いピストンがブレードを介し
て揺動ブッシュを支点に揺動するようにシリンダ室の内
周壁に沿って公転し、この公転によって吸入口から低圧
室に吸入された冷媒ガスなどの流体を圧縮して高圧に
し、その高圧となった流体を高圧室より吐出口を介して
吐出するようにしている。そして、上記シリンダ室は、
駆動軸の軸線方向両側に配されたフロントヘッドおよび
リヤヘッドにより密閉空間に形成されていて、このシリ
ンダ室に給油路を介して供給される潤滑油によって、シ
リンダ内周壁、フロントヘッドおよびリヤヘッドの内壁
に対する摺動抵抗を低減させてピストンの公転が円滑に
行えるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スイング圧
縮機は、通常配置では、フロントヘッドおよびリヤヘッ
ドによってシリンダ室の上下両内壁が構成され、そのシ
リンダ室の上下両内壁とピストンの上下両端面との間
に、ピストンの公転を円滑に行う上で必要な上側および
下側クリアランスが、たとえば上下合わせて20μm程
度設けられている。しかし、このようなクリアランスか
らは該クリアランスを介してシリンダ室内の高圧室から
低圧室側に高圧流体が漏れることが否めず、そのシリン
ダ室内での内部漏れ量としては、上側および下側クリア
ランスをそれぞれ3乗した和分の洩れが見込まれる。そ
の場合、シリンダ室の上下両内壁に対するピストンの上
下両端面との間の実際のクリアランスは、ピストンの自
重などが影響して、下側のクリアランスが微小で、上側
のクリアランスが一方的に大きく増大して片寄ったもの
となる。このため、上側および下側クリアランスの上下
合わせた総和をHとした場合には、上側のクリアランス
がほぼHとなって、高圧流体の内部漏れが上側のクリア
ランスのみを介して行われることになり、この上側のク
リアランスからだけの一方的な漏れによって高圧流体の
内部漏れ量がHの3乗分に換算されて自ずと増大し、ス
イング圧縮機の効率が悪化するといった問題がある。
縮機は、通常配置では、フロントヘッドおよびリヤヘッ
ドによってシリンダ室の上下両内壁が構成され、そのシ
リンダ室の上下両内壁とピストンの上下両端面との間
に、ピストンの公転を円滑に行う上で必要な上側および
下側クリアランスが、たとえば上下合わせて20μm程
度設けられている。しかし、このようなクリアランスか
らは該クリアランスを介してシリンダ室内の高圧室から
低圧室側に高圧流体が漏れることが否めず、そのシリン
ダ室内での内部漏れ量としては、上側および下側クリア
ランスをそれぞれ3乗した和分の洩れが見込まれる。そ
の場合、シリンダ室の上下両内壁に対するピストンの上
下両端面との間の実際のクリアランスは、ピストンの自
重などが影響して、下側のクリアランスが微小で、上側
のクリアランスが一方的に大きく増大して片寄ったもの
となる。このため、上側および下側クリアランスの上下
合わせた総和をHとした場合には、上側のクリアランス
がほぼHとなって、高圧流体の内部漏れが上側のクリア
ランスのみを介して行われることになり、この上側のク
リアランスからだけの一方的な漏れによって高圧流体の
内部漏れ量がHの3乗分に換算されて自ずと増大し、ス
イング圧縮機の効率が悪化するといった問題がある。
【0004】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、駆動軸の偏心軸部に嵌合
するピストンの嵌合部分の構造に改良を加え、ピストン
をその公転時に上下両クリアランスの片寄りをなくすよ
うに公転させることで、高圧流体の内部漏れ量の総和を
最小に抑えてスイング圧縮機の高効率化を図ることにあ
る。
で、その目的とするところは、駆動軸の偏心軸部に嵌合
するピストンの嵌合部分の構造に改良を加え、ピストン
をその公転時に上下両クリアランスの片寄りをなくすよ
うに公転させることで、高圧流体の内部漏れ量の総和を
最小に抑えてスイング圧縮機の高効率化を図ることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、吸入口(2
1)および吐出口(22)が開口するシリンダ室(6a)を有する
シリンダ(6) と、上記シリンダ室(6a)内に配設され、内
周部が駆動軸(5) の偏心軸部(5a)に回転可能に嵌合され
たピストン(9) と、該ピストン(9) の外周部に突設状に
結合され、上記シリンダ室(6a)を吸入口(21)に通じる低
圧室(34)と吐出口(22)に通じる高圧室(35)とに区画する
ブレード(31)と、上記シリンダ(6) の吸入口(21)と吐出
口(22)との間に設けられ、そのシリンダ室(6a)に開口す
る開口部(24a) を有する孔(24)と、該孔(24)内に揺動自
在に設けられ、上記ブレード(31)の突出先端側を揺動自
在にかつ進退自在に支持する揺動ブッシュ(32)と、上記
シリンダ室(6a)内に潤滑油を供給する給油路(10)とを備
え、上記ピストン(9) が駆動軸(5) の回転に伴い上記シ
リンダ室(6a)内で公転するように構成されたスイング圧
縮機(1) を前提とする。そして、上記ピストン(9) に、
ピストン(9) の公転時に上記潤滑油の動圧作用によりシ
リンダ室(6a)内におけるピストン(9) の上端面との間の
上側クリアランス(41)およびピストン(9) の下端面との
間の下側クリアランス(42)をほぼ均等にする軸受手段(4
3),(52),(61),(72),(82)を設ける構成としたものであ
る。
め、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、吸入口(2
1)および吐出口(22)が開口するシリンダ室(6a)を有する
シリンダ(6) と、上記シリンダ室(6a)内に配設され、内
周部が駆動軸(5) の偏心軸部(5a)に回転可能に嵌合され
たピストン(9) と、該ピストン(9) の外周部に突設状に
結合され、上記シリンダ室(6a)を吸入口(21)に通じる低
圧室(34)と吐出口(22)に通じる高圧室(35)とに区画する
ブレード(31)と、上記シリンダ(6) の吸入口(21)と吐出
口(22)との間に設けられ、そのシリンダ室(6a)に開口す
る開口部(24a) を有する孔(24)と、該孔(24)内に揺動自
在に設けられ、上記ブレード(31)の突出先端側を揺動自
在にかつ進退自在に支持する揺動ブッシュ(32)と、上記
シリンダ室(6a)内に潤滑油を供給する給油路(10)とを備
え、上記ピストン(9) が駆動軸(5) の回転に伴い上記シ
リンダ室(6a)内で公転するように構成されたスイング圧
縮機(1) を前提とする。そして、上記ピストン(9) に、
ピストン(9) の公転時に上記潤滑油の動圧作用によりシ
リンダ室(6a)内におけるピストン(9) の上端面との間の
上側クリアランス(41)およびピストン(9) の下端面との
間の下側クリアランス(42)をほぼ均等にする軸受手段(4
3),(52),(61),(72),(82)を設ける構成としたものであ
る。
【0006】これにより、ピストン(9) の公転時におけ
る潤滑油の動圧作用により下側クリアランス(42)に入り
込んだ潤滑油がピストン(9) を自重に抗して浮上させる
ようなくさび効果の役目をなして、上側および下側クリ
アランス(41),(42) がほぼ均等となり、その上側および
下側クリアランス(41),(42) が上下合わせてH(例えば
20μm程度)設けられている場合には、該両クリアラ
ンス(41),(42) を介して高圧室(35)から低圧室(34)側に
洩れるシリンダ室(6a)内での内部漏れ量は、上側および
下側クリアランス(41),(42) がほぼ均等となることから
Hの半分をそれぞれ3乗した和つまり(H/2)3 ×2
=(H/4)3 となり、漏れ量の総和が、一方的な漏れ
量となるHの3乗分の洩れに対しその四分の一(25
%)まで抑えられて、スイング圧縮機(1) の効率が高め
られる。
る潤滑油の動圧作用により下側クリアランス(42)に入り
込んだ潤滑油がピストン(9) を自重に抗して浮上させる
ようなくさび効果の役目をなして、上側および下側クリ
アランス(41),(42) がほぼ均等となり、その上側および
下側クリアランス(41),(42) が上下合わせてH(例えば
20μm程度)設けられている場合には、該両クリアラ
ンス(41),(42) を介して高圧室(35)から低圧室(34)側に
洩れるシリンダ室(6a)内での内部漏れ量は、上側および
下側クリアランス(41),(42) がほぼ均等となることから
Hの半分をそれぞれ3乗した和つまり(H/2)3 ×2
=(H/4)3 となり、漏れ量の総和が、一方的な漏れ
量となるHの3乗分の洩れに対しその四分の一(25
%)まで抑えられて、スイング圧縮機(1) の効率が高め
られる。
【0007】請求項2記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1記載の発明の軸受手段(43)を特定し、ピストン
(9) の公転時にそのピストン(9) の上端面および下端面
内周部側においてそれぞれ潤滑油の動圧作用を受けるよ
うに、該ピストン(9) の上下両端面内周部側に形成され
たテーパ面(44),(45) により構成する。そして、該各テ
ーパ面(44),(45) を、そのうちのピストン(9) の下端面
内周部側のテーパ面(45)にピストン(9) の上端面内周部
側のテーパ面(44)よりも潤滑油の動圧作用が大きく影響
するように、互いに上下でアンバランスな形状に構成し
たものである。
請求項1記載の発明の軸受手段(43)を特定し、ピストン
(9) の公転時にそのピストン(9) の上端面および下端面
内周部側においてそれぞれ潤滑油の動圧作用を受けるよ
うに、該ピストン(9) の上下両端面内周部側に形成され
たテーパ面(44),(45) により構成する。そして、該各テ
ーパ面(44),(45) を、そのうちのピストン(9) の下端面
内周部側のテーパ面(45)にピストン(9) の上端面内周部
側のテーパ面(44)よりも潤滑油の動圧作用が大きく影響
するように、互いに上下でアンバランスな形状に構成し
たものである。
【0008】これにより、ピストン(9) の公転時、ピス
トン(9) の下端面内周部側のテーパ面 (45) (下側クリ
アランス(42)側)に入り込んだ潤滑油の大きな動圧作用
によってピストン(9) を自重に抗して浮上させる一方、
ピストン(9) の上端面内周部側のテーパ面(44)(上側ク
リアランス(41)側)に入り込んだ潤滑油の小さな動圧作
用によってピストン(9) の浮上過多を抑制し、上側およ
び下側クリアランス(41),(42) の均等化がより正確に行
える。
トン(9) の下端面内周部側のテーパ面 (45) (下側クリ
アランス(42)側)に入り込んだ潤滑油の大きな動圧作用
によってピストン(9) を自重に抗して浮上させる一方、
ピストン(9) の上端面内周部側のテーパ面(44)(上側ク
リアランス(41)側)に入り込んだ潤滑油の小さな動圧作
用によってピストン(9) の浮上過多を抑制し、上側およ
び下側クリアランス(41),(42) の均等化がより正確に行
える。
【0009】請求項3記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1記載の発明の軸受手段(52)を特定し、ピストン
(9) の公転時にそのピストン(9) の下端面内周部側にお
いてのみ潤滑油の動圧作用を受けるように、該ピストン
(9) の下端面内周部側に形成されたテーパ面(51)により
構成したものである。
請求項1記載の発明の軸受手段(52)を特定し、ピストン
(9) の公転時にそのピストン(9) の下端面内周部側にお
いてのみ潤滑油の動圧作用を受けるように、該ピストン
(9) の下端面内周部側に形成されたテーパ面(51)により
構成したものである。
【0010】これにより、軸受手段(52)を構成するに当
たってピストン(9) の下端面内周部側にテーパ面(51)を
形成するだけの一方向からの加工作業で済み、加工作業
が簡単に行われる。
たってピストン(9) の下端面内周部側にテーパ面(51)を
形成するだけの一方向からの加工作業で済み、加工作業
が簡単に行われる。
【0011】請求項4記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1記載の発明の軸受手段(61)を特定し、ピストン
(9) の公転時にそのピストン(9) の上端面および下端面
においてそれぞれ潤滑油の動圧作用を受けるように、該
ピストン(9) の上下両端面に形成された複数の溝(62),
(63) により構成する。そして、このピストン(9) の上
下両端面の各溝(62),(63) を、それぞれピストン(9) の
内周部に内端が開口して外周部途中位置まで放射状に延
設すると共に、上記ピストン(9) の下端面の各溝(63)に
ピストン(9) の上端面の各溝(62)よりも潤滑油の動圧作
用が大きく影響するように、ピストン(9) の上下両端面
で互いにアンバランスに構成したものである。
請求項1記載の発明の軸受手段(61)を特定し、ピストン
(9) の公転時にそのピストン(9) の上端面および下端面
においてそれぞれ潤滑油の動圧作用を受けるように、該
ピストン(9) の上下両端面に形成された複数の溝(62),
(63) により構成する。そして、このピストン(9) の上
下両端面の各溝(62),(63) を、それぞれピストン(9) の
内周部に内端が開口して外周部途中位置まで放射状に延
設すると共に、上記ピストン(9) の下端面の各溝(63)に
ピストン(9) の上端面の各溝(62)よりも潤滑油の動圧作
用が大きく影響するように、ピストン(9) の上下両端面
で互いにアンバランスに構成したものである。
【0012】これにより、ピストン(9) の公転時、ピス
トン(9) の下端面内周部側の各溝(62),(63) (下側クリ
アランス(42)側)に入り込んだ潤滑油の大きな動圧作用
によってピストン(9) を自重に抗して浮上させる一方、
ピストン(9) の上端面内周部側の各溝(62)(上側クリア
ランス(41)側)に入り込んだ潤滑油の小さな動圧作用に
よってピストン(9) の浮上過多を抑制し、上側および下
側クリアランス(41),(42) の均等化がより正確に行え
る。しかも、ピストン(9) の上下両端面の各溝(62),(6
3) は、ピストン(9) の上下両端面で互いの数量を異な
らせてアンバランスにすることも可能となり、ピストン
(9) の上下両端面での各溝(62),(63) の加工作業が数量
の低減に伴い簡略される。
トン(9) の下端面内周部側の各溝(62),(63) (下側クリ
アランス(42)側)に入り込んだ潤滑油の大きな動圧作用
によってピストン(9) を自重に抗して浮上させる一方、
ピストン(9) の上端面内周部側の各溝(62)(上側クリア
ランス(41)側)に入り込んだ潤滑油の小さな動圧作用に
よってピストン(9) の浮上過多を抑制し、上側および下
側クリアランス(41),(42) の均等化がより正確に行え
る。しかも、ピストン(9) の上下両端面の各溝(62),(6
3) は、ピストン(9) の上下両端面で互いの数量を異な
らせてアンバランスにすることも可能となり、ピストン
(9) の上下両端面での各溝(62),(63) の加工作業が数量
の低減に伴い簡略される。
【0013】請求項5記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1記載の発明の軸受手段(72),(82) を特定し、ピ
ストン(9) の公転時にそのピストン(9) の下端面におい
てのみ潤滑油の動圧作用を受けるように、該ピストン
(9) の下端面に形成された複数の溝(71),(81) により構
成する。そして、この各溝(71),(81) を、それぞれピス
トン(9) の内周部に内端が開口して外周部途中位置まで
放射状に延設する構成としたものである。
請求項1記載の発明の軸受手段(72),(82) を特定し、ピ
ストン(9) の公転時にそのピストン(9) の下端面におい
てのみ潤滑油の動圧作用を受けるように、該ピストン
(9) の下端面に形成された複数の溝(71),(81) により構
成する。そして、この各溝(71),(81) を、それぞれピス
トン(9) の内周部に内端が開口して外周部途中位置まで
放射状に延設する構成としたものである。
【0014】これにより、軸受手段(72),(82) を構成す
るに当たってピストン(9) の下端面に複数の溝(71),(8
1) を形成するだけの一方向からの加工作業で済み、加
工作業が簡単なものとなる。
るに当たってピストン(9) の下端面に複数の溝(71),(8
1) を形成するだけの一方向からの加工作業で済み、加
工作業が簡単なものとなる。
【0015】さらに、請求項6記載の発明が講じた解決
手段は、請求項4または請求項5記載の発明の構成要件
に加えて、各溝(62),(63),(71),(81) の底面部の深さを
ピストン(9) の外周部途中位置に近付くに従い浅くなる
ように形成する構成としたものである。
手段は、請求項4または請求項5記載の発明の構成要件
に加えて、各溝(62),(63),(71),(81) の底面部の深さを
ピストン(9) の外周部途中位置に近付くに従い浅くなる
ように形成する構成としたものである。
【0016】これにより、ピストン(9) の公転時に各溝
(62),(63),(71),(81) に入り込んだ潤滑油がピストン
(9) 外周部側のクリアランス(41),(42) にスムーズに無
理なく押し込まれ、潤滑油の動圧作用によるピストン
(9) の上下両端面に対する影響が迅速にかつ無駄なく現
われる。
(62),(63),(71),(81) に入り込んだ潤滑油がピストン
(9) 外周部側のクリアランス(41),(42) にスムーズに無
理なく押し込まれ、潤滑油の動圧作用によるピストン
(9) の上下両端面に対する影響が迅速にかつ無駄なく現
われる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0018】図4は本発明の第1の実施の形態に係るス
イング圧縮機の全体構成を示し、このスイング圧縮機
(1) は、密閉ケーシング(2) の内方上部にモータ(3) を
配設しているとともに、該モータ(3) の下部側に圧縮要
素(4) を配設し、上記モータ(3) から延びる駆動軸(5)
で上記圧縮要素(4) が回転駆動されるようになってい
る。この圧縮要素(4) は、内部にシリンダ室(6a)を有す
るシリンダ(6) と、該シリンダ(6) の上下両開放部に対
接して配設され、この上下両開放部を閉鎖するフロント
ヘッド(7) およびリヤヘッド(8) と、上記シリンダ室(6
a)内に回転可能に配設されたピストン(9) とを備え、上
記各ヘッド(7),(8) に設けた軸受部に上記駆動軸(5) の
下部側が軸受支持されている。
イング圧縮機の全体構成を示し、このスイング圧縮機
(1) は、密閉ケーシング(2) の内方上部にモータ(3) を
配設しているとともに、該モータ(3) の下部側に圧縮要
素(4) を配設し、上記モータ(3) から延びる駆動軸(5)
で上記圧縮要素(4) が回転駆動されるようになってい
る。この圧縮要素(4) は、内部にシリンダ室(6a)を有す
るシリンダ(6) と、該シリンダ(6) の上下両開放部に対
接して配設され、この上下両開放部を閉鎖するフロント
ヘッド(7) およびリヤヘッド(8) と、上記シリンダ室(6
a)内に回転可能に配設されたピストン(9) とを備え、上
記各ヘッド(7),(8) に設けた軸受部に上記駆動軸(5) の
下部側が軸受支持されている。
【0019】また、図3に示すように、上記シリンダ室
(6a)の内周壁は、断面略円形状に形成されており、上記
ピストン(9) は円環状に形成され、その内周側には、偏
心軸部(5a)が回転自在に嵌合されている。上記偏心軸部
(5a)の軸心は、駆動軸(5) の中心点より所定量オフセッ
トされていて、駆動軸(5) の回転時にはピストン(9)が
自転することなくその外周面の一箇所でシリンダ室(6a)
の外周壁に接触又は近接しつつ外周壁に沿って公転する
ようになっている。また、上記駆動軸(5) の中心側に
は、上記ケーシング(2) における底部油溜め(2a)に開口
する給油路(10)が設けられている。この給油路(10)は、
その入口側にポンプ要素(11)が設けられていると共に、
上記偏心軸部(5a)とピストン(9) との摺接面つまりシリ
ンダ室(6a)内に中間出口が開口されてなり、上記ポンプ
要素(11)で底部油溜め(2a)から汲み上げた潤滑油を給油
路(10)を介して中間出口より上記シリンダ室(6a)内に供
給するようにしている。
(6a)の内周壁は、断面略円形状に形成されており、上記
ピストン(9) は円環状に形成され、その内周側には、偏
心軸部(5a)が回転自在に嵌合されている。上記偏心軸部
(5a)の軸心は、駆動軸(5) の中心点より所定量オフセッ
トされていて、駆動軸(5) の回転時にはピストン(9)が
自転することなくその外周面の一箇所でシリンダ室(6a)
の外周壁に接触又は近接しつつ外周壁に沿って公転する
ようになっている。また、上記駆動軸(5) の中心側に
は、上記ケーシング(2) における底部油溜め(2a)に開口
する給油路(10)が設けられている。この給油路(10)は、
その入口側にポンプ要素(11)が設けられていると共に、
上記偏心軸部(5a)とピストン(9) との摺接面つまりシリ
ンダ室(6a)内に中間出口が開口されてなり、上記ポンプ
要素(11)で底部油溜め(2a)から汲み上げた潤滑油を給油
路(10)を介して中間出口より上記シリンダ室(6a)内に供
給するようにしている。
【0020】さらに、上記シリンダ(6) にはそのシリン
ダ室(6a)の外周壁に各々開口する吸入口(21)および吐出
口(22)が設けられ、吸入口(21)には密閉ケーシング(2)
の外部から吸入管(2b)が接続されている一方、吐出口(2
2)にはシリンダ室(6a)(詳しくは後述する高圧室(35))
内の圧力が所定値以上になったときに開く吐出弁(23)が
設けられている。また、シリンダ(6) には吸入口(21)と
吐出口(22)との間の位置に軸方向に貫通する円柱形状の
ブッシュ孔(24)(孔)が形成され、該ブッシュ孔(24)
は、円周の一部でシリンダ室(6a)に臨んで開口する開口
部(24a) を有してなる。
ダ室(6a)の外周壁に各々開口する吸入口(21)および吐出
口(22)が設けられ、吸入口(21)には密閉ケーシング(2)
の外部から吸入管(2b)が接続されている一方、吐出口(2
2)にはシリンダ室(6a)(詳しくは後述する高圧室(35))
内の圧力が所定値以上になったときに開く吐出弁(23)が
設けられている。また、シリンダ(6) には吸入口(21)と
吐出口(22)との間の位置に軸方向に貫通する円柱形状の
ブッシュ孔(24)(孔)が形成され、該ブッシュ孔(24)
は、円周の一部でシリンダ室(6a)に臨んで開口する開口
部(24a) を有してなる。
【0021】上記ピストン(9) にはその外周面から半径
方向に突出して延びるブレード(31)が一体的に設けられ
ている。該ブレード(31)は、ピストン(9) と一体形成さ
れ、あるいは別部材からなりかつ両者を凹凸嵌合構造ま
たは接着剤等により連結して構成されている。上記ブレ
ード(31)の突出先端側は上記ブッシュ孔(24)内に挿入さ
れている一方、ブッシュ孔(24)内には、断面が略半円形
状の一対の揺動ブッシュ(32),(32) が配置され、該両揺
動ブッシュ(32),(32) の互いのフラットな対向面間に
は、ブレード(31)の突出先端側を進退移動可能に受入れ
る受入溝(33)が形成されている。上記両揺動ブッシュ(3
2),(32) は、その受入溝(33)内にブレード(31)を挟んだ
状態のまま該ブレード(31)の突出先端側が進退移動する
のを許容するとともにブレード(31)と一体にブッシュ孔
(24)内で揺動するように設けられている。そして、上記
ブレード(31)は、シリンダ(6) の内周面とピストン(9)
の外周面との間のシリンダ室(6a)を吸入口(21)に通じる
低圧室(34)と吐出口(22)に通じる高圧室(35)とに区画し
ており、この状態でピストン(9) がブレード(31)を介し
て揺動ブッシュ(32)を支点に揺動するようにシリンダ室
(6a)の外周壁に沿って公転し、この公転毎に吸入口(21)
から吸入した冷媒ガス等の流体を圧縮して吐出口(22)か
ら吐出するように構成されている。尚、図4中(2c)は、
密閉ケーシング(2) の上部に接続した外部吐出管であ
る。
方向に突出して延びるブレード(31)が一体的に設けられ
ている。該ブレード(31)は、ピストン(9) と一体形成さ
れ、あるいは別部材からなりかつ両者を凹凸嵌合構造ま
たは接着剤等により連結して構成されている。上記ブレ
ード(31)の突出先端側は上記ブッシュ孔(24)内に挿入さ
れている一方、ブッシュ孔(24)内には、断面が略半円形
状の一対の揺動ブッシュ(32),(32) が配置され、該両揺
動ブッシュ(32),(32) の互いのフラットな対向面間に
は、ブレード(31)の突出先端側を進退移動可能に受入れ
る受入溝(33)が形成されている。上記両揺動ブッシュ(3
2),(32) は、その受入溝(33)内にブレード(31)を挟んだ
状態のまま該ブレード(31)の突出先端側が進退移動する
のを許容するとともにブレード(31)と一体にブッシュ孔
(24)内で揺動するように設けられている。そして、上記
ブレード(31)は、シリンダ(6) の内周面とピストン(9)
の外周面との間のシリンダ室(6a)を吸入口(21)に通じる
低圧室(34)と吐出口(22)に通じる高圧室(35)とに区画し
ており、この状態でピストン(9) がブレード(31)を介し
て揺動ブッシュ(32)を支点に揺動するようにシリンダ室
(6a)の外周壁に沿って公転し、この公転毎に吸入口(21)
から吸入した冷媒ガス等の流体を圧縮して吐出口(22)か
ら吐出するように構成されている。尚、図4中(2c)は、
密閉ケーシング(2) の上部に接続した外部吐出管であ
る。
【0022】さらに、上記シリンダ室(6a)は、ピストン
(9) の上下両端面と各ヘッド(7),(8) の内壁との間に該
ピストン(9) の公転を可能とする上側および下側クリア
ランス(41),(42) を存して密閉空間に形成されている。
この場合、上側および下側クリアランス(41),(42) は、
たとえば両クリアランス(41),(42) 合わせて20μm程
度に設定されているが、ピストン(9) の自重などの影響
により、下側クリアランス(42)が2μm程度であるのに
対し、上側クリアランス(41)が18μm程度となって片
寄っている。
(9) の上下両端面と各ヘッド(7),(8) の内壁との間に該
ピストン(9) の公転を可能とする上側および下側クリア
ランス(41),(42) を存して密閉空間に形成されている。
この場合、上側および下側クリアランス(41),(42) は、
たとえば両クリアランス(41),(42) 合わせて20μm程
度に設定されているが、ピストン(9) の自重などの影響
により、下側クリアランス(42)が2μm程度であるのに
対し、上側クリアランス(41)が18μm程度となって片
寄っている。
【0023】そして、本発明の特徴部分として、図1お
よび図2に示すように、上記偏心軸部(5a)に嵌合するピ
ストン(9) の嵌合部分としての内周部には、ピストン
(9) の公転時に潤滑油の動圧作用により上記上側クリア
ランス(41)および下側クリアランス(42)をほぼ均等にす
る軸受手段(43)が設けられている。該軸受手段(43)は、
ピストン(9) の公転時にそのピストン(9) の上端面およ
び下端面内周部側においてそれぞれ潤滑油の動圧作用を
受けるように、該ピストン(9) の上下両端面内周部側に
面取り形成された上側および下側テーパ面(44),(45) よ
りなり、該各テーパ面(44),(45) は、そのうちの下側テ
ーパ面(45)に上側テーパ面(44)よりも潤滑油の動圧作用
が大きく影響するように、互いに上下でアンバランスな
テーパ面形状に構成されている。つまり、下側テーパ面
(45)は、潤滑油の動圧作用を受け易くするために上側テ
ーパ面(44)のテーパ角を同一のままでその外端を該上側
テーパ面(44)よりもピストン(9) の外周部側に近付けて
面積を大きく確保している。
よび図2に示すように、上記偏心軸部(5a)に嵌合するピ
ストン(9) の嵌合部分としての内周部には、ピストン
(9) の公転時に潤滑油の動圧作用により上記上側クリア
ランス(41)および下側クリアランス(42)をほぼ均等にす
る軸受手段(43)が設けられている。該軸受手段(43)は、
ピストン(9) の公転時にそのピストン(9) の上端面およ
び下端面内周部側においてそれぞれ潤滑油の動圧作用を
受けるように、該ピストン(9) の上下両端面内周部側に
面取り形成された上側および下側テーパ面(44),(45) よ
りなり、該各テーパ面(44),(45) は、そのうちの下側テ
ーパ面(45)に上側テーパ面(44)よりも潤滑油の動圧作用
が大きく影響するように、互いに上下でアンバランスな
テーパ面形状に構成されている。つまり、下側テーパ面
(45)は、潤滑油の動圧作用を受け易くするために上側テ
ーパ面(44)のテーパ角を同一のままでその外端を該上側
テーパ面(44)よりもピストン(9) の外周部側に近付けて
面積を大きく確保している。
【0024】したがって、上記第1の実施の形態では、
ピストン(9) の公転時における潤滑油の動圧作用により
下側テーパ面(45)を介して下側クリアランス(42)に入り
込んだ潤滑油がピストン(9) を自重に抗して浮上させる
ようなくさび効果の役目をなして、ピストン(9) 公転時
に上側および下側クリアランス(41),(42) がほぼ均等と
なり、その上側および下側クリアランス(41),(42) を上
下合わせてH(20μm程度)設けている場合には、該
両クリアランス(41),(42) を介して高圧室(35)から低圧
室(34)側に洩れるシリンダ室(6a)内での内部漏れ量は、
上側および下側クリアランス(41),(42) がほぼ均等とな
ることからHの半分をそれぞれ3乗した和つまり(H/
2)3 ×2=(1/4)H3 となり、漏れ量の総和が、
一方的な漏れ量となるHの3乗分の洩れに対しその四分
の一(25%)まで抑えられて、スイング圧縮機(1) の
高効率化を図ることができる。しかも、下側テーパ面(4
5)は、上側テーパ面(44)よりも潤滑油の動圧作用が大き
く影響するように面積を大きくしているので、ピストン
(9) の公転時に下側テーパ面(45)(下側クリアランス(4
2)側)に入り込んだ潤滑油の大きな動圧作用によって自
重に抗して浮上するピストン(9) の浮上過多を、上側テ
ーパ面(44)(上側クリアランス(41)側)に入り込んだ潤
滑油の小さな動圧作用によって抑制し、上側および下側
クリアランス(41),(42) の均等化をより正確に行うこと
ができる。
ピストン(9) の公転時における潤滑油の動圧作用により
下側テーパ面(45)を介して下側クリアランス(42)に入り
込んだ潤滑油がピストン(9) を自重に抗して浮上させる
ようなくさび効果の役目をなして、ピストン(9) 公転時
に上側および下側クリアランス(41),(42) がほぼ均等と
なり、その上側および下側クリアランス(41),(42) を上
下合わせてH(20μm程度)設けている場合には、該
両クリアランス(41),(42) を介して高圧室(35)から低圧
室(34)側に洩れるシリンダ室(6a)内での内部漏れ量は、
上側および下側クリアランス(41),(42) がほぼ均等とな
ることからHの半分をそれぞれ3乗した和つまり(H/
2)3 ×2=(1/4)H3 となり、漏れ量の総和が、
一方的な漏れ量となるHの3乗分の洩れに対しその四分
の一(25%)まで抑えられて、スイング圧縮機(1) の
高効率化を図ることができる。しかも、下側テーパ面(4
5)は、上側テーパ面(44)よりも潤滑油の動圧作用が大き
く影響するように面積を大きくしているので、ピストン
(9) の公転時に下側テーパ面(45)(下側クリアランス(4
2)側)に入り込んだ潤滑油の大きな動圧作用によって自
重に抗して浮上するピストン(9) の浮上過多を、上側テ
ーパ面(44)(上側クリアランス(41)側)に入り込んだ潤
滑油の小さな動圧作用によって抑制し、上側および下側
クリアランス(41),(42) の均等化をより正確に行うこと
ができる。
【0025】尚、上記第1の実施の形態では、軸受手段
(43)をピストン(9) の上下両端面内周部側にそれぞれ形
成したテーパ面(44),(45) により構成したが、図5に示
すように、ピストン(9) の公転時にそのピストン(9) の
下端面内周部側においてのみ潤滑油の動圧作用を受ける
ように、該ピストン(9) の下端面内周部側に形成された
テーパ面(51)により軸受手段(52)が構成されるようにし
ても良く、この場合には、軸受手段(52)を構成するに当
たってピストン(9) の下端面内周部側にテーパ面(51)を
形成するだけの一方向からの加工作業で済み、加工作業
の簡単化が図れる。
(43)をピストン(9) の上下両端面内周部側にそれぞれ形
成したテーパ面(44),(45) により構成したが、図5に示
すように、ピストン(9) の公転時にそのピストン(9) の
下端面内周部側においてのみ潤滑油の動圧作用を受ける
ように、該ピストン(9) の下端面内周部側に形成された
テーパ面(51)により軸受手段(52)が構成されるようにし
ても良く、この場合には、軸受手段(52)を構成するに当
たってピストン(9) の下端面内周部側にテーパ面(51)を
形成するだけの一方向からの加工作業で済み、加工作業
の簡単化が図れる。
【0026】次に、本発明の第2の実施の形態を図6お
よび図7に基づいて説明する。
よび図7に基づいて説明する。
【0027】この第2の実施の形態では、軸受手段を変
更している。
更している。
【0028】すなわち、本実施の形態では、図6および
図7に示すように、軸受手段(61)は、ピストン(9) の公
転時にそのピストン(9) の上端面および下端面において
それぞれ潤滑油の動圧作用を受けるように、該ピストン
(9) の上端面に形成された複数の矩形状の上側溝(62),
…と、下端面に形成された複数の矩形状の下側溝(63),
…とからなる。
図7に示すように、軸受手段(61)は、ピストン(9) の公
転時にそのピストン(9) の上端面および下端面において
それぞれ潤滑油の動圧作用を受けるように、該ピストン
(9) の上端面に形成された複数の矩形状の上側溝(62),
…と、下端面に形成された複数の矩形状の下側溝(63),
…とからなる。
【0029】上記ピストン(9) の上下両端面の各溝(6
2),(63) は、それぞれピストン(9) の内周部に内端が開
口して外周部途中位置まで放射状に延設されている。上
記各下側溝(63)は、各上側溝(62)よりも潤滑油の動圧作
用が大きく影響するように、ピストン(9) の上下両端面
で互いにアンバランスな形状に構成されている。つま
り、各下側溝(63)は、潤滑油の動圧作用を受け易くする
ために各上側溝(62)よりも半径方向への長さおよび底面
深さをそれぞれ大きくして潤滑油の入り込む体積を増大
させている。また、上記各溝(62),(63) の底面の深さ
は、ピストン(9) の外周部途中位置に近付くに従い浅く
なるようなテーパ面(64), …に形成されている。
2),(63) は、それぞれピストン(9) の内周部に内端が開
口して外周部途中位置まで放射状に延設されている。上
記各下側溝(63)は、各上側溝(62)よりも潤滑油の動圧作
用が大きく影響するように、ピストン(9) の上下両端面
で互いにアンバランスな形状に構成されている。つま
り、各下側溝(63)は、潤滑油の動圧作用を受け易くする
ために各上側溝(62)よりも半径方向への長さおよび底面
深さをそれぞれ大きくして潤滑油の入り込む体積を増大
させている。また、上記各溝(62),(63) の底面の深さ
は、ピストン(9) の外周部途中位置に近付くに従い浅く
なるようなテーパ面(64), …に形成されている。
【0030】したがって、上記第2の実施の形態では、
ピストン(9) の公転時における潤滑油の動圧作用により
各下側溝(63)を介して下側クリアランス(42)に入り込ん
だ潤滑油がピストン(9) を自重に抗して浮上させるよう
なくさび効果の役目をなして、ピストン(9) 公転時に上
側および下側クリアランス(41),(42) をほぼ均等にし、
その上側および下側クリアランス(41),(42) を介して高
圧室(35)から低圧室(34)側に洩れるシリンダ室(6a)内で
の内部漏れ量が、一方的な漏れ量となるHの3乗分のも
のの25%まで同様に抑えられて、スイング圧縮機(1)
の高効率化を図ることができる。しかも、各下側溝(63)
は、各上側溝(62)よりも潤滑油の動圧作用が大きく影響
するように、半径方向への長さおよび底面深さをそれぞ
れ大きくして潤滑油の入り込む体積を増大させているの
で、ピストン(9) の公転時に各下側溝(63)に入り込んだ
潤滑油の大きな動圧作用によって自重に抗して浮上する
ピストン(9) の浮上過多を、各上側溝(62)に入り込む潤
滑油の小さな動圧作用によって抑制し、上側および下側
クリアランス(41),(42) の均等化がより正確に行える。
さらに、上記各上側溝(62)および各下側溝(63)の底面の
深さがピストン(9)の外周部途中位置に近付くに従い浅
くなるテーパ面(64)に形成されているので、ピストン
(9) の公転時に各溝(62),(63) に入り込んだ潤滑油がピ
ストン(9) 外周部側のクリアランス(41),(42) にスムー
ズに無理なく押し込まれ、ピストン(9)の上下両端面に
潤滑油の動圧作用を迅速にかつ無駄なく影響させること
ができる。
ピストン(9) の公転時における潤滑油の動圧作用により
各下側溝(63)を介して下側クリアランス(42)に入り込ん
だ潤滑油がピストン(9) を自重に抗して浮上させるよう
なくさび効果の役目をなして、ピストン(9) 公転時に上
側および下側クリアランス(41),(42) をほぼ均等にし、
その上側および下側クリアランス(41),(42) を介して高
圧室(35)から低圧室(34)側に洩れるシリンダ室(6a)内で
の内部漏れ量が、一方的な漏れ量となるHの3乗分のも
のの25%まで同様に抑えられて、スイング圧縮機(1)
の高効率化を図ることができる。しかも、各下側溝(63)
は、各上側溝(62)よりも潤滑油の動圧作用が大きく影響
するように、半径方向への長さおよび底面深さをそれぞ
れ大きくして潤滑油の入り込む体積を増大させているの
で、ピストン(9) の公転時に各下側溝(63)に入り込んだ
潤滑油の大きな動圧作用によって自重に抗して浮上する
ピストン(9) の浮上過多を、各上側溝(62)に入り込む潤
滑油の小さな動圧作用によって抑制し、上側および下側
クリアランス(41),(42) の均等化がより正確に行える。
さらに、上記各上側溝(62)および各下側溝(63)の底面の
深さがピストン(9)の外周部途中位置に近付くに従い浅
くなるテーパ面(64)に形成されているので、ピストン
(9) の公転時に各溝(62),(63) に入り込んだ潤滑油がピ
ストン(9) 外周部側のクリアランス(41),(42) にスムー
ズに無理なく押し込まれ、ピストン(9)の上下両端面に
潤滑油の動圧作用を迅速にかつ無駄なく影響させること
ができる。
【0031】尚、上記第2の実施の形態では、軸受手段
(61)をピストン(9) の上下両端面内周部側にそれぞれ形
成した複数の溝(62),(63) により構成したが、図8に示
すように、ピストン(9) の公転時にそのピストン(9) の
下端面内周部側においてのみ潤滑油の動圧作用を受ける
ように、該ピストン(9) の下端面内周部側に形成された
複数の溝(71)により軸受手段(72)が構成されるようにし
ても良く、この場合には、軸受手段(72)を構成するに当
たってピストン(9) の下端面内周部側に複数の溝(71),
…を形成するだけの一方向からの加工作業で済み、加工
作業の簡単化を図れる。
(61)をピストン(9) の上下両端面内周部側にそれぞれ形
成した複数の溝(62),(63) により構成したが、図8に示
すように、ピストン(9) の公転時にそのピストン(9) の
下端面内周部側においてのみ潤滑油の動圧作用を受ける
ように、該ピストン(9) の下端面内周部側に形成された
複数の溝(71)により軸受手段(72)が構成されるようにし
ても良く、この場合には、軸受手段(72)を構成するに当
たってピストン(9) の下端面内周部側に複数の溝(71),
…を形成するだけの一方向からの加工作業で済み、加工
作業の簡単化を図れる。
【0032】また、上記第2の実施の形態では、各上側
溝(62)および各下側溝(63)をそれぞれ矩形状に形成した
が、各上側溝および各下側溝のうちの少なくとも各下側
溝がピストンの外周部側途中位置において先端を尖らせ
た三角形状あるいは先端を丸くした円弧形状のものに形
成されていても良いのは勿論である。しかも、図9に示
すように、少なくとも各下側溝(81)がその先端を周方向
に一様に湾曲するスパイラル状に形成してなる軸受手段
(82)が構成されるようにしても良く、この場合には、偏
心軸部(5a)の回転(図中に示す一点鎖線の矢印方向への
回転)に伴い公転するピストン(9) の各下側溝(81)に入
り込んだ潤滑油が下側クリアランス(42)にさらにスムー
ズに無理なく押し込まれ、ピストン(9) の下端面に潤滑
油の動圧作用を迅速にかつ無駄なく効果的に影響させる
ことができる。
溝(62)および各下側溝(63)をそれぞれ矩形状に形成した
が、各上側溝および各下側溝のうちの少なくとも各下側
溝がピストンの外周部側途中位置において先端を尖らせ
た三角形状あるいは先端を丸くした円弧形状のものに形
成されていても良いのは勿論である。しかも、図9に示
すように、少なくとも各下側溝(81)がその先端を周方向
に一様に湾曲するスパイラル状に形成してなる軸受手段
(82)が構成されるようにしても良く、この場合には、偏
心軸部(5a)の回転(図中に示す一点鎖線の矢印方向への
回転)に伴い公転するピストン(9) の各下側溝(81)に入
り込んだ潤滑油が下側クリアランス(42)にさらにスムー
ズに無理なく押し込まれ、ピストン(9) の下端面に潤滑
油の動圧作用を迅速にかつ無駄なく効果的に影響させる
ことができる。
【0033】さらに、上記第2の実施の形態では、各下
側溝(63)を半径方向への長さおよび底面深さをそれぞれ
大きくして潤滑油の入り込む体積を各上側溝(62)よりも
増大させたが、ピストンの両端面の各溝を、ピストンの
両端面で互いに数量を異ならせてアンバランスにしても
良く、この場合には、ピストンの両端面での各溝の加工
作業が数量の低減に伴い簡略される。
側溝(63)を半径方向への長さおよび底面深さをそれぞれ
大きくして潤滑油の入り込む体積を各上側溝(62)よりも
増大させたが、ピストンの両端面の各溝を、ピストンの
両端面で互いに数量を異ならせてアンバランスにしても
良く、この場合には、ピストンの両端面での各溝の加工
作業が数量の低減に伴い簡略される。
【0034】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明におけ
るスイング圧縮機によれば、ピストン公転時に潤滑油の
動圧作用によって上側および下側クリアランスをほぼ均
等にするので、ピストン公転時に下側クリアランスに入
り込む潤滑油のくさび効果によりピストンを浮上させて
上側および下側クリアランスをほぼ均等にし、高圧流体
の内部漏れ量の総和を最小に抑えてスイング圧縮機の高
効率化を図ることができる。
るスイング圧縮機によれば、ピストン公転時に潤滑油の
動圧作用によって上側および下側クリアランスをほぼ均
等にするので、ピストン公転時に下側クリアランスに入
り込む潤滑油のくさび効果によりピストンを浮上させて
上側および下側クリアランスをほぼ均等にし、高圧流体
の内部漏れ量の総和を最小に抑えてスイング圧縮機の高
効率化を図ることができる。
【0035】請求項2記載の発明におけるスイング圧縮
機によれば、ピストンの上下両端面内周部側の各テーパ
面を互いにアンバランスな形状にし、そのピストンの下
端面内周部側のテーパ面に潤滑油の動圧作用を大きく影
響させたので、ピストンの公転時にピストンの下端面内
周部側のテーパ面への潤滑油の大きな動圧作用によるピ
ストンの浮上過多を、ピストンの上端面内周部側のテー
パ面への潤滑油の小さな動圧作用によって抑制し、上側
および下側クリアランスの均等化をより正確に行うこと
ができる。
機によれば、ピストンの上下両端面内周部側の各テーパ
面を互いにアンバランスな形状にし、そのピストンの下
端面内周部側のテーパ面に潤滑油の動圧作用を大きく影
響させたので、ピストンの公転時にピストンの下端面内
周部側のテーパ面への潤滑油の大きな動圧作用によるピ
ストンの浮上過多を、ピストンの上端面内周部側のテー
パ面への潤滑油の小さな動圧作用によって抑制し、上側
および下側クリアランスの均等化をより正確に行うこと
ができる。
【0036】請求項3記載の発明におけるスイング圧縮
機によれば、ピストンの下端面内周部側のテーパ面のみ
で軸受手段を構成したので、ピストンの下端面内周部側
に対してテーパ面を一方向から形成するテーパ加工のみ
で済んで、加工作業の簡単化を図ることができる。
機によれば、ピストンの下端面内周部側のテーパ面のみ
で軸受手段を構成したので、ピストンの下端面内周部側
に対してテーパ面を一方向から形成するテーパ加工のみ
で済んで、加工作業の簡単化を図ることができる。
【0037】請求項4記載の発明におけるスイング圧縮
機によれば、ピストンの上下両端面の各溝を互いにアン
バランスに構成し、そのピストンの下端面の各溝に潤滑
油の動圧作用を大きく影響させたので、ピストンの公転
時にピストンの下端面の各溝への潤滑油の大きな動圧作
用によるピストンの浮上過多を、ピストンの上端面の各
溝への潤滑油の小さな動圧作用によって抑制し、上側お
よび下側クリアランスの均等化をより正確に行える。し
かも、ピストンの両端面の各溝を、ピストンの両端面で
互いの数量を異ならせてアンバランスにすることで、ピ
ストンの両端面での各溝の加工作業を数量の低減にとも
ない簡略できる。
機によれば、ピストンの上下両端面の各溝を互いにアン
バランスに構成し、そのピストンの下端面の各溝に潤滑
油の動圧作用を大きく影響させたので、ピストンの公転
時にピストンの下端面の各溝への潤滑油の大きな動圧作
用によるピストンの浮上過多を、ピストンの上端面の各
溝への潤滑油の小さな動圧作用によって抑制し、上側お
よび下側クリアランスの均等化をより正確に行える。し
かも、ピストンの両端面の各溝を、ピストンの両端面で
互いの数量を異ならせてアンバランスにすることで、ピ
ストンの両端面での各溝の加工作業を数量の低減にとも
ない簡略できる。
【0038】請求項5記載の発明におけるスイング圧縮
機によれば、ピストンの下端面の各溝のみで軸受手段を
構成したので、ピストンの下端面のに対して複数の溝を
一方向から形成する溝加工だけで済んで、加工作業の簡
単化を図ることができる。
機によれば、ピストンの下端面の各溝のみで軸受手段を
構成したので、ピストンの下端面のに対して複数の溝を
一方向から形成する溝加工だけで済んで、加工作業の簡
単化を図ることができる。
【0039】さらに、請求項6記載の発明におけるスイ
ング圧縮機によれば、各溝の底面部の深さをピストンの
外周部途中位置に近付くに従い浅くなるように形成した
ので、ピストン公転時に潤滑油をピストン外周部側のク
リアランスにスムーズに無理なく押し込んで、ピストン
の端面に潤滑油の動圧作用を迅速にかつ無駄なく影響さ
せることができる。
ング圧縮機によれば、各溝の底面部の深さをピストンの
外周部途中位置に近付くに従い浅くなるように形成した
ので、ピストン公転時に潤滑油をピストン外周部側のク
リアランスにスムーズに無理なく押し込んで、ピストン
の端面に潤滑油の動圧作用を迅速にかつ無駄なく影響さ
せることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るピストンの縦
断面図である。
断面図である。
【図2】同ピストンを上方より視た平面図である。
【図3】同じく偏心軸部付近で切断した圧縮要素の横断
平面図である。
平面図である。
【図4】同じくスイング圧縮機の縦断側面図である。
【図5】第1の形態の変形例に係る図1相当図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る図1相当図で
ある。
ある。
【図7】同じく図2相当図である。
【図8】第2の形態の変形例に係る図1相当図である。
【図9】第2の形態の他の変形例に係るピストンを下方
より視た底面図である。
より視た底面図である。
【符号の説明】 (1) スイング圧縮機 (5) 駆動軸 (5a) 偏心軸部 (6) シリンダ (6a) シリンダ室 (9) ピストン (10) 給油路 (21) 吸入口 (22) 吐出口 (24) ブッシュ孔(孔) (24a) 開口部 (31) ブレード (32) 揺動ブッシュ (34) 低圧室 (35) 高圧室 (41) 上側クリアランス (42) 下側クリアランス (43),(52),(61),(72),(82)軸受手段 (44),(45),(51) テーパ面 (62),(63),(71),(81)溝
フロントページの続き (72)発明者 加藤 勝三 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 河原 克己 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 大川 剛義 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 廣内 隆 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 沈 建国 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内
Claims (6)
- 【請求項1】 吸入口(21)および吐出口(22)が開口する
シリンダ室(6a)を有するシリンダ(6) と、 上記シリンダ室(6a)内に配設され、内周部が駆動軸(5)
の偏心軸部(5a)に回転可能に嵌合されたピストン(9)
と、 該ピストン(9) の外周部に突出状に結合され、上記シリ
ンダ室(6a)を吸入口(21)に通じる低圧室(34)と吐出口(2
2)に通じる高圧室(35)とに区画するブレード(31)と、 上記シリンダ(6) の吸入口(21)と吐出口(22)との間に設
けられ、そのシリンダ室(6a)に開口する開口部(24a) を
有する孔(24)と、 該孔(24)内に揺動自在に設けられ、上記ブレード(31)の
突出先端側を揺動自在にかつ進退自在に支持する揺動ブ
ッシュ(32)と、 上記シリンダ室(6a)内に潤滑油を供給する給油路(10)と
を備え、上記ピストン(9) が駆動軸(5) の回転に伴い上
記シリンダ室(6a)内で公転するように構成されたスイン
グ圧縮機(1) において、 上記ピストン(9) には、ピストン(9) の公転時に上記潤
滑油の動圧作用によりシリンダ室(6a)内におけるピスト
ン(9) の上端面との間の上側クリアランス(41)およびピ
ストン(9) の下端面との間の下側クリアランス(42)をほ
ぼ均等にする軸受手段(43),(52),(61),(72),(82)が設け
られていることを特徴とするスイング圧縮機。 - 【請求項2】 上記軸受手段(43)は、ピストン(9) の公
転時にそのピストン(9) の上端面および下端面内周部側
においてそれぞれ潤滑油の動圧作用を受けるように、該
ピストン(9) の上下両端面内周部側に形成されたテーパ
面(44),(45)よりなり、該各テーパ面(44),(45) は、そ
のうちのピストン(9) の下端面内周部側のテーパ面(45)
にピストン(9) の上端面内周部側のテーパ面(44)よりも
潤滑油の動圧作用が大きく影響するように、互いに上下
でアンバランスな形状に構成されている請求項1記載の
スイング圧縮機。 - 【請求項3】 上記軸受手段(52)は、ピストン(9) の公
転時にそのピストン(9) の下端面内周部側においてのみ
潤滑油の動圧作用を受けるように、該ピストン(9) の下
端面内周部側に形成されたテーパ面(51)により構成され
ている請求項1記載のスイング圧縮機。 - 【請求項4】 上記軸受手段(61)は、ピストン(9) の公
転時にそのピストン(9) の上端面および下端面において
それぞれ潤滑油の動圧作用を受けるように、該ピストン
(9) の上下両端面に形成された複数の溝(62),(63) より
なり、 このピストン(9) の上下両端面の各溝(62),(63) は、そ
れぞれピストン(9) の内周部に内端が開口して外周部途
中位置まで放射状に延設されていると共に、上記ピスト
ン(9) の下端面の各溝(63)にピストン(9) の上端面の各
溝(62)よりも潤滑油の動圧作用が大きく影響するよう
に、ピストン(9) の上下両端面で互いにアンバランスに
構成されている請求項1記載のスイング圧縮機。 - 【請求項5】 上記軸受手段(72),(82) は、ピストン
(9) の公転時にそのピストン(9) の下端面においてのみ
潤滑油の動圧作用を受けるように、該ピストン(9) の下
端面に形成された複数の溝(71),(81) よりなり、 この各溝(71)は、それぞれピストン(9) の内周部に内端
が開口して外周部途中位置まで放射状に延設されている
請求項1記載のスイング圧縮機。 - 【請求項6】 上記各溝(62),(63),(71),(81) の底面部
の深さは、ピストン(9) の外周部途中位置に近付くに従
い浅くなるように形成されている請求項4または請求項
5記載のスイング圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23815595A JPH0988852A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | スイング圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23815595A JPH0988852A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | スイング圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0988852A true JPH0988852A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17026015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23815595A Withdrawn JPH0988852A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | スイング圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0988852A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7029252B2 (en) | 2002-03-18 | 2006-04-18 | Dakin Industries, Ltd | Rotary compressor |
| WO2006064769A1 (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-22 | Daikin Industries, Ltd. | ロータリ圧縮機 |
| JP2007303322A (ja) * | 2006-05-10 | 2007-11-22 | Nippon Pisuko:Kk | 流体ポンプ |
| JP2009174515A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-08-06 | Panasonic Electric Works Co Ltd | ベーンポンプ |
| JP2010031733A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Panasonic Corp | ロータリ圧縮機 |
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| CN108331754A (zh) * | 2018-03-13 | 2018-07-27 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 泵体组件及具有其的压缩机 |
| CN108799129A (zh) * | 2018-07-18 | 2018-11-13 | 珠海格力电器股份有限公司 | 气缸结构、泵体结构及转缸压缩机 |
| WO2021125201A1 (ja) * | 2019-12-17 | 2021-06-24 | イーグル工業株式会社 | 摺動部品 |
| CN114017330A (zh) * | 2021-11-05 | 2022-02-08 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 转子压缩机及制冷设备 |
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| CN116517835A (zh) * | 2023-05-23 | 2023-08-01 | 安徽美芝精密制造有限公司 | 活塞、压缩机和制冷设备 |
| US11913449B2 (en) | 2019-12-17 | 2024-02-27 | Eagle Industry Co., Ltd. | Sliding component |
| US12110923B2 (en) | 2019-12-17 | 2024-10-08 | Eagle Industry Co., Ltd. | Sliding component |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP23815595A patent/JPH0988852A/ja not_active Withdrawn
Cited By (23)
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| CN108331754B (zh) * | 2018-03-13 | 2024-06-18 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 泵体组件及具有其的压缩机 |
| CN108331754A (zh) * | 2018-03-13 | 2018-07-27 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 泵体组件及具有其的压缩机 |
| CN108799129A (zh) * | 2018-07-18 | 2018-11-13 | 珠海格力电器股份有限公司 | 气缸结构、泵体结构及转缸压缩机 |
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| JPWO2021125201A1 (ja) * | 2019-12-17 | 2021-06-24 | ||
| US11913449B2 (en) | 2019-12-17 | 2024-02-27 | Eagle Industry Co., Ltd. | Sliding component |
| WO2021125201A1 (ja) * | 2019-12-17 | 2021-06-24 | イーグル工業株式会社 | 摺動部品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |