JPH0988982A - 鉄道車輌用軸受のシール装置 - Google Patents
鉄道車輌用軸受のシール装置Info
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- JPH0988982A JPH0988982A JP25217095A JP25217095A JPH0988982A JP H0988982 A JPH0988982 A JP H0988982A JP 25217095 A JP25217095 A JP 25217095A JP 25217095 A JP25217095 A JP 25217095A JP H0988982 A JPH0988982 A JP H0988982A
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 title 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軸受温度上昇を低減する。
【解決手段】 シール装置3は、外輪1bの端部内径に
シールケース31の一端を嵌着し、シールケース31の
内径に嵌着した弾性体シール32のリップ(図示省略)
を、スリンガ4のシール面4a1に摺接させたものであ
る。スリンガ4のシール面4a1は、スリンガ本体4b
とは別の環状部材4aで構成され、さらに、環状部材4
aとスリンガ本体4bとの間に断熱材としての樹脂層4
cが介在している。
シールケース31の一端を嵌着し、シールケース31の
内径に嵌着した弾性体シール32のリップ(図示省略)
を、スリンガ4のシール面4a1に摺接させたものであ
る。スリンガ4のシール面4a1は、スリンガ本体4b
とは別の環状部材4aで構成され、さらに、環状部材4
aとスリンガ本体4bとの間に断熱材としての樹脂層4
cが介在している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車輌用軸受の
シール装置に関する。
シール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車輌用軸受のシール装置として、例
えば図4に示すように、車軸12に装着した軸受11の
外輪11bにシールケース13の一端を固定し、このシ
ールケース13の内径に嵌着した弾性体シール14のリ
ップを、内輪11aの端面に当接するスリンガ15のシ
ール面15aに摺接させた構成が知られている。スリン
ガ15のシール面15aは、弾性体シール14との摺接
による摩耗を抑制するため、硬質クロムメッキ処理等に
より表面仕上されている。尚、図4は、軸受11の一方
の端部(車軸12の中央側)をシールするシール装置の
みを示しているが、他方の端部(車軸12の軸端側)を
シールするシール装置も同様の構成になっている。
えば図4に示すように、車軸12に装着した軸受11の
外輪11bにシールケース13の一端を固定し、このシ
ールケース13の内径に嵌着した弾性体シール14のリ
ップを、内輪11aの端面に当接するスリンガ15のシ
ール面15aに摺接させた構成が知られている。スリン
ガ15のシール面15aは、弾性体シール14との摺接
による摩耗を抑制するため、硬質クロムメッキ処理等に
より表面仕上されている。尚、図4は、軸受11の一方
の端部(車軸12の中央側)をシールするシール装置の
みを示しているが、他方の端部(車軸12の軸端側)を
シールするシール装置も同様の構成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時のよう
に車輌の走行速度が高くなると、軸受の高速回転に伴う
温度上昇を如何にして低減するかが特に重要な課題にな
ってくる。軸受の温度上昇には、軸受自体の内部発熱の
他、シール部分からの熱量流入も大きく影響する。すな
わち、弾性体シール14との摺接によってシール面15
aに発生した摩擦熱がスリンガ15を介して内輪11a
に伝達され、これが軸受自体の発熱分に加算されて軸受
温度を上昇させる。
に車輌の走行速度が高くなると、軸受の高速回転に伴う
温度上昇を如何にして低減するかが特に重要な課題にな
ってくる。軸受の温度上昇には、軸受自体の内部発熱の
他、シール部分からの熱量流入も大きく影響する。すな
わち、弾性体シール14との摺接によってシール面15
aに発生した摩擦熱がスリンガ15を介して内輪11a
に伝達され、これが軸受自体の発熱分に加算されて軸受
温度を上昇させる。
【0004】本発明は、軸受温度上昇を低減するため、
上記のようなスリンガのシール面から軸受への熱量流入
を抑制しようとするものである。
上記のようなスリンガのシール面から軸受への熱量流入
を抑制しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、スリンガのシール面を、スリンガ本体
とは別の環状部材で構成すると共に、この環状部材とス
リンガ本体との間に断熱材を介在させた。
め、本発明では、スリンガのシール面を、スリンガ本体
とは別の環状部材で構成すると共に、この環状部材とス
リンガ本体との間に断熱材を介在させた。
【0006】ここで、「断熱材」は、軸受部品の一般的
形成材料である鋼よりも熱伝導率の小さい材料からなる
部材の意であり、例えば合成樹脂、ゴム、セラミック、
アスベストなど、熱伝導率の小さい各種材料で形成され
た部材が含まれる。
形成材料である鋼よりも熱伝導率の小さい材料からなる
部材の意であり、例えば合成樹脂、ゴム、セラミック、
アスベストなど、熱伝導率の小さい各種材料で形成され
た部材が含まれる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、複列円すいころを用いた
鉄道車輌用軸受1を例示している。この軸受1は、車軸
2に嵌合される一対の内輪1a、図示されていない軸受
箱に嵌合される外輪1b、内・外輪1a、1b間に介在
する複列の円すいころ1c、円すいころ1cを保持する
保持器1dを主要な構成要素とする。一対の内輪1a
は、車軸2に嵌合される2つのスリンガ4によって前後
から挟持され、さらに、車軸2の軸端に装着されるナッ
ト5によって締付け固定される。
鉄道車輌用軸受1を例示している。この軸受1は、車軸
2に嵌合される一対の内輪1a、図示されていない軸受
箱に嵌合される外輪1b、内・外輪1a、1b間に介在
する複列の円すいころ1c、円すいころ1cを保持する
保持器1dを主要な構成要素とする。一対の内輪1a
は、車軸2に嵌合される2つのスリンガ4によって前後
から挟持され、さらに、車軸2の軸端に装着されるナッ
ト5によって締付け固定される。
【0008】軸受1の両端部には、図2に拡大して示す
シール装置3が装着されている(図2は、図1のA部の
みを示している。他方の側のシール装置3も同様の構成
であるので、図示および説明を省略する。)。シール装
置3は、外輪1bの端部内径にシールケース31の一端
を嵌着し、シールケース31の内径に嵌着した弾性体シ
ール32のリップ(図示省略)を、スリンガ4のシール
面4a1に摺接させたものである。このシール装置3
が、図4に示す従来構成と異なる点は、スリンガ4のシ
ール面4a1を、スリンガ本体4bとは別の環状部材4
aで構成し、さらに、環状部材4aとスリンガ本体4b
との間に断熱材4cを介在させた点にある。
シール装置3が装着されている(図2は、図1のA部の
みを示している。他方の側のシール装置3も同様の構成
であるので、図示および説明を省略する。)。シール装
置3は、外輪1bの端部内径にシールケース31の一端
を嵌着し、シールケース31の内径に嵌着した弾性体シ
ール32のリップ(図示省略)を、スリンガ4のシール
面4a1に摺接させたものである。このシール装置3
が、図4に示す従来構成と異なる点は、スリンガ4のシ
ール面4a1を、スリンガ本体4bとは別の環状部材4
aで構成し、さらに、環状部材4aとスリンガ本体4b
との間に断熱材4cを介在させた点にある。
【0009】図3に示すように、この実施例の環状部材
4aには、硬質クロムメッキ処理等により表面仕上され
たシール面4a1が外径に形成され、また、内径面から
両端面にかけて断熱材としての樹脂層4cが一体形成さ
れている。さらに、樹脂層4cの環状部材4aに対する
密着性を高めるため、環状部材4aの内径面および両端
面に円周溝4a2を設け、これら円周溝4a2に樹脂層
4cの付着面の凸部4c1をそれぞれ嵌合させている。
4aには、硬質クロムメッキ処理等により表面仕上され
たシール面4a1が外径に形成され、また、内径面から
両端面にかけて断熱材としての樹脂層4cが一体形成さ
れている。さらに、樹脂層4cの環状部材4aに対する
密着性を高めるため、環状部材4aの内径面および両端
面に円周溝4a2を設け、これら円周溝4a2に樹脂層
4cの付着面の凸部4c1をそれぞれ嵌合させている。
【0010】樹脂層4cは、例えば、ポリフェニレンサ
ルファイド樹脂(PPS)、ポリアミド樹脂(PA:ポ
リアミド66、ポリアミド46等)、ウレタン樹脂、ア
クリル樹脂、エポキシ樹脂等の合成樹脂を用い、射出成
形(インサート成形)により環状部材4aに一体成形し
たものである。PPS樹脂等には、ガラス繊維などの補
強材を配合して強化を図っても良い。
ルファイド樹脂(PPS)、ポリアミド樹脂(PA:ポ
リアミド66、ポリアミド46等)、ウレタン樹脂、ア
クリル樹脂、エポキシ樹脂等の合成樹脂を用い、射出成
形(インサート成形)により環状部材4aに一体成形し
たものである。PPS樹脂等には、ガラス繊維などの補
強材を配合して強化を図っても良い。
【0011】成形時、溶融樹脂が環状部材4aの円周溝
4a2に充填されて、樹脂層4cの付着面に凸部4c1
が形成される。そして、溶融樹脂が固化した後は、これ
ら凸部4c1がそれぞれ円周溝4a2に嵌合することに
より、樹脂層4cの環状部材4aに対する密着性が高め
られる。
4a2に充填されて、樹脂層4cの付着面に凸部4c1
が形成される。そして、溶融樹脂が固化した後は、これ
ら凸部4c1がそれぞれ円周溝4a2に嵌合することに
より、樹脂層4cの環状部材4aに対する密着性が高め
られる。
【0012】図2に示すように、上記のような樹脂層4
cを備えた環状部材4aは、スリンガ本体4bの端部外
径に設けたれた環状の段部4b1(環状の凹部でも良
い。)に嵌合される。このようにして、シール面4a1
から内輪1aに至る熱伝導経路が樹脂層4cの介在によ
って遮断されるので、シール部分から軸受1への熱量流
入が抑制され、これにより、軸受1の温度上昇が低減さ
れる。
cを備えた環状部材4aは、スリンガ本体4bの端部外
径に設けたれた環状の段部4b1(環状の凹部でも良
い。)に嵌合される。このようにして、シール面4a1
から内輪1aに至る熱伝導経路が樹脂層4cの介在によ
って遮断されるので、シール部分から軸受1への熱量流
入が抑制され、これにより、軸受1の温度上昇が低減さ
れる。
【0013】尚、樹脂層4cは、スリンガ本体4bの段
部4b1に一体形成しても良い。また、樹脂層4cに代
えて、ゴム、セラミック、アスベストなど、熱伝導率の
小さい各種材料からなる層あるいはリングを介在させて
も良い。
部4b1に一体形成しても良い。また、樹脂層4cに代
えて、ゴム、セラミック、アスベストなど、熱伝導率の
小さい各種材料からなる層あるいはリングを介在させて
も良い。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、スリン
ガのシール面を、スリンガ本体とは別の環状部材で構成
すると共に、この環状部材とスリンガ本体との間に断熱
材を介在させた構成を有するので、シール面から内輪に
至る熱伝導経路が断熱材の介在によって遮断され、これ
により、軸受の温度上昇が低減される。
ガのシール面を、スリンガ本体とは別の環状部材で構成
すると共に、この環状部材とスリンガ本体との間に断熱
材を介在させた構成を有するので、シール面から内輪に
至る熱伝導経路が断熱材の介在によって遮断され、これ
により、軸受の温度上昇が低減される。
【図1】実施例を示す断面図である。
【図2】図1のA部を示す拡大断面図である。
【図3】環状部材および樹脂層(断熱材)を示す断面図
である。
である。
【図4】従来構成を示す断面図である。
1 軸受 1a 内輪 1b 外輪 2 車軸 3 シール装置 31 シールケース 32 弾性体シール 4 スリンガ 4a 環状部材 4a1 シール面 4b スリンガ本体 4c 樹脂層(断熱材)
Claims (1)
- 【請求項1】 車軸に装着した軸受の外輪にシールケー
スを固定し、このシールケースに装着した弾性体シール
を、内輪の端面に当接するスリンガのシール面に摺接さ
せた鉄道車輌用軸受のシール装置において、 前記スリンガのシール面を、スリンガ本体とは別の環状
部材で構成すると共に、この環状部材とスリンガ本体と
の間に断熱材を介在させたことを特徴とする鉄道車輌用
軸受のシール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25217095A JPH0988982A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 鉄道車輌用軸受のシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25217095A JPH0988982A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 鉄道車輌用軸受のシール装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0988982A true JPH0988982A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17233472
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25217095A Withdrawn JPH0988982A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 鉄道車輌用軸受のシール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0988982A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10318268A (ja) * | 1997-03-18 | 1998-12-02 | Nippon Seiko Kk | 転がり軸受用シール |
| JP2003262231A (ja) * | 2002-03-08 | 2003-09-19 | Nsk Ltd | 転がり軸受用シール、シール付軸受及びハブユニット軸受 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25217095A patent/JPH0988982A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10318268A (ja) * | 1997-03-18 | 1998-12-02 | Nippon Seiko Kk | 転がり軸受用シール |
| JP2003262231A (ja) * | 2002-03-08 | 2003-09-19 | Nsk Ltd | 転がり軸受用シール、シール付軸受及びハブユニット軸受 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |