JPH0991639A - 磁気ヘッド及び磁気ヘッドの調整方法 - Google Patents

磁気ヘッド及び磁気ヘッドの調整方法

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JPH0991639A
JPH0991639A JP7267762A JP26776295A JPH0991639A JP H0991639 A JPH0991639 A JP H0991639A JP 7267762 A JP7267762 A JP 7267762A JP 26776295 A JP26776295 A JP 26776295A JP H0991639 A JPH0991639 A JP H0991639A
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JP
Japan
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head
magnetic
rotary cylinder
base
magnetic head
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JP7267762A
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English (en)
Inventor
Masaru Higashioji
賢 東陰地
Keiichi Kato
佳一 加藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転シリンダに取り付ける一対の磁気ヘッド
に対して、その高さを調整すると共に、ヘッドチップの
突出量変化を最少にすること。 【解決手段】 ヘッドベース14の概略2分の1の厚さ
のところにヘッドチップ15を配置し、回転シリンダ1
に取り付ける。この後、一方の磁気ヘッド13に対し、
レーザービームLをヘッドベース14の付け根部分に照
射する。照射部分Qの材質が溶け、冷却時にヘッドベー
ス14の先端部が上方にそる。このことを利用してヘッ
ドチップ15の突出量変化P2を最小に保持し、高さを
微調整する。こうすると各ヘッドトレースが一致し、虫
ネジ等による高さ調整作業が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドベースに取
りつけられたヘッドチップにより磁気テープに記録再生
を行なう磁気ヘッド、及びその磁気ヘッドの位置を回転
シリンダの軸方向に揃える調整方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ヘリカルスキャンの磁気記録
再生装置(VTR)において、回転シリンダに取り付け
られた磁気ヘッドは、回転シリンダの回転面に対し所定
の高さ(軸方向)に位置決めされる。例えば、家庭用ビ
デオシステムの1つであるVHSにおいては、2つの磁
気ヘッドが回転シリンダで互いに180度対向する位置
に配置される。それぞれの磁気ヘッドのアジマス角は異
なる。しかしペアーの磁気ヘッド(以下、ペアーヘッド
という)のギャップ位置は同一回転面上になければなら
ない。
【0003】この場合に、磁気テープが一定の送り速度
で回転シリンダの外周面を走行すると、等しいピッチで
磁気パターン(トラック)が磁気テープ上に記録され
る。しかし互いに対向するペアーヘッドのギャップ位置
が回転面に対して軸方向に変位している場合、磁気テー
プ上では対向する2つの磁気ヘッドの軌跡が重なりあう
場合と、広がる場合が交互に発生する。この場合等しい
ピッチで磁気テープ上にトラックの軌跡を残すことがで
きない。
【0004】そのために従来は磁気ヘッドを回転シリン
ダに固定するヘッドベースをなんらかの手段で変形さ
せ、ヘッドギャップの位置を同一回転面内に調整してい
た。その調整手段の一つとして、回転シリンダに設置し
た貫通穴を通して、ヘッドベースの一部をレーザ光にて
局部加熱し、ヘッドベースを軸方向に塑性変形させ、磁
気ヘッドのギャップ位置を調整する方法がある。
【0005】ここで従来における磁気ヘッド及びその高
さ調節方法について図5を参照しつつ説明する。ヘリカ
ルスキャン型のVTRにおけるシリンダユニットは、図
5(a)の外観斜視図に示すように、回転シリンダ1、
下固定シリンダ2、駆動モータ部3を含んで構成され
る。回転シリンダ1の外周面に一対の磁気ヘッド4を取
り付ける。磁気ヘッド4は図5(b)に示すようにヘッ
ドベース6の先端部にヘッドチップ5が固着されたもの
で、図5(c)に示すように回転シリンダ1の外周部下
に形成した窓にビス7を用いて取り付ける。
【0006】従来の調節方法の1つとして、図5(c)
に示すように回転シリンダ1の底面であって、ヘッドベ
ースと対向する部分に貫通穴8を設け、この貫通穴8に
虫ネジを挿入、ヘッドベース6自身を軸方向(下側)に
変形させることにより、磁気ギャップの位置を微調して
いた。
【0007】従来における他の調節方法として、レーザ
ービームLを貫通させるために貫通穴8を用い、ヘッド
ベース6をレーザービームLにより局部加熱することに
より変形させて、高さ方向の調整を行なうこともでき
る。この方法について以下に説明する。
【0008】図6(a)は従来の磁気ヘッド4の構造例
を示す詳細図である。ヘッドベース6は板状のベース部
6aと、ベース部6aから外方に小さく突出した突出部
6bとを一体に形成したものであり、ベース部6aの中
央にビス7を通すための取付穴6cを設ける。図6
(b)の取付断面図に示すように、突出部6bの先端の
肉厚を薄くし、その上面にヘッドチップ5の略1/2を
突出させるように固着する。そして取付穴6cにビス7
を入れ、回転シリンダ1にねじ締めすることにより、ベ
ース部6aを回転シリンダ1の窓に固定する。
【0009】例えば磁気ヘッド4が180度対向する2
つのヘッドであるとすると、一方のヘッドギャップの高
さを基準として、他方のヘッドギャップの高さを同一に
すればよい。まず回転シリンダ1に磁気ヘッド4を取り
付けた状態で、図5(c)の貫通穴8を通してレーザー
ビームLを照射する。
【0010】レーザービームLをヘッドベース6の付け
根部分に照射すると、照射部Qが局部加熱され、冷却過
程で支点となって凝固収縮が起こる。そうすると図6
(b)の破線で示すようにヘッドベース6の先端部は反
時計方向に湾曲する。このためヘッドチップ5の先端部
が最初の高さよりHだけ変位する。このときヘッドチッ
プ5の先端部の突出量が最初の位置からP0だけ減少す
ることになる。ヘッドチップ5の先端部から照射部Qま
での距離を例えば3mmとし、ヘッドベース6の板厚t
を2mmとすると、調整量Hを10μmとするとき、突
出量変化P0は4μmとなった。
【0011】この突出量変化P0=4μmは許容限界2
μmをはるかに越えており、結果的に回転シリンダ1上
に180度対向に磁気ヘッド4を取り付けた場合、問題
が残る。即ち無調整の磁気ヘッドと、調整後に4μmだ
け突出量を変化させた2つの磁気ヘッド間で、磁気テー
プ上の軌跡が異なってしまい、均等なエンベロープを得
ることができなかった。このことは、一般的な梁の曲げ
状態で説明がつく。即ちほぼ板厚の中心位置に曲げの中
立軸xが存在し、図6(b)に示すようにヘッドベース
6が円弧状に変形をしたとき、ヘッドチップ5の取付面
のように中立軸x以外の位置での突出量変化は大きくな
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】通常のビデオヘッドの
ように、回転シリンダへの取り付け面にヘッドチップを
接着した構造であれば、前述のようにヘッドベースを変
形させると軸方向の変位量に比例して磁気ヘッドの回転
シリンダからの突出量が変化する。突出量が180度の
対向位置で異なる場合は、磁気ヘッドの回転中心が偏芯
していることと等価であり、磁気テープ上の軌跡を直線
的にすることができず、歪曲した記録パターンを残す結
果となる。
【0013】回転シリンダの直径が大きく、磁気ヘッド
の突出量も大きい場合は、高さ方向(軸方向)の変位に
対する磁気ヘッドの突出量の変化は無視できる量であっ
た。しかし、VTRの小型化によるシリンダ直径の小型
化、VTR製造工程の合理化によるシリンダ組み立て工
程における磁気ヘッド高さの調整量の増大で、磁気ヘッ
ドの高さ調整と突出量の変化はVTRの生産能率を下げ
てしまう。
【0014】この対策として、磁気ヘッドの初期の高さ
をできる限り揃えることにより、調整量を少なくして突
出量の変化を最小限にする試みがある。しかしこの方法
にも限界があり、磁気ヘッドの高さ調整と突出量の変化
に対応できる新たな磁気ヘッドの設計が望まれていた。
【0015】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、磁気ヘッドの初期の高さをで
きる限り揃え、且つ突出量の変化を少なくできる磁気ヘ
ッド、及びその磁気ヘッドの位置決め調整方法を実現す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、回転シリンダに取り付けられて情報を記録再生する
磁気ヘッドにおいて、前記回転シリンダの各窓部に取り
付けられた板状を有する複数のヘッドベースと、前記各
ヘッドベースの先端部であって、その板厚の概略中心位
置に固着された複数のヘッドチップと、を具備すること
を特徴とするものである。
【0017】本願の請求項2の発明では、前記ヘッドベ
ースは、前記回転シリンダの窓部から突出する部分に、
板厚の実質的に2分の1の段差を設け、前記段差の部分
に前記ヘッドチップを固着したことを特徴とするもので
ある。
【0018】本願の請求項3の発明は、回転シリンダに
取り付けられて情報を記録再生する磁気ヘッドにおい
て、前記回転シリンダの各窓部に取り付けられた板状を
有する複数のヘッドベースと、前記各ヘッドベースの先
端上面に固着された平板状の平板基準ブロックと、前記
各ヘッドベースの先端側面と前記平板基準ブロックの下
面と固着された複数のヘッドチップと、を具備すること
を特徴とするものである。
【0019】本願の請求項4の発明は、回転シリンダに
取り付けられて情報を記録再生する磁気ヘッドにおい
て、前記回転シリンダの各窓部に取り付けられた板状を
有する複数のヘッドベースと、前記各ヘッドベースの先
端上面と先端側面とに固着されたL字状の段付き基準ブ
ロックと、前記各ヘッドベースの先端側面と前記段付き
基準ブロックの下面と固着された複数のヘッドチップ
と、を具備することを特徴とするものである。
【0020】本願の請求項5の発明は、複数のヘッドチ
ップを平板状のヘッドベースの先端面に取り付け、前記
ヘッドチップが固着されたヘッドベースを回転シリンダ
の窓部に取り付けた後、前記ヘッドチップの磁気ギャッ
プの位置を前記回転シリンダの軸方向に調整する磁気ヘ
ッドの調整方法であって、前記ヘッドベースを板厚方向
に湾曲させて、それぞれの磁気ヘッドにおける磁気ギャ
ップの位置を前記回転シリンダの軸方向に対して揃える
ことを特徴とするものである。
【0021】本願の請求項6の発明は、複数のヘッドチ
ップを平板状のヘッドベースの先端面に取り付け、前記
ヘッドチップが固着されたヘッドベースを回転シリンダ
の窓部に取り付けた後、前記ヘッドチップの磁気ギャッ
プの位置を前記回転シリンダの軸方向に調整する磁気ヘ
ッドの調整方法であって、前記ヘッドベースの一部をレ
ーザービームで照射することにより板厚方向に湾曲させ
て、それぞれの磁気ヘッドにおける磁気ギャップの位置
を前記回転シリンダの軸方向に対して揃えることを特徴
とするものである。
【0022】このよう本発明によれば、磁気ヘッドを回
転シリンダに複数個実装し、各々の磁気ヘッドの磁気ギ
ャップの相対位置を調整すると、回転シリンダからのヘ
ッド突出量のバラツキ変化の少ないヘリカルスキャン型
磁気記録再生装置を製造することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例における磁気
ヘッド及びその高さ調節方法について図1を参照しつつ
説明する。尚、従来例と同一部分は同一の符号を付け、
磁気ヘッド以外の部品説明は省略する。また以下の実施
例においてシリンダユニットの構成は図5に示すものと
同様であるとする。
【0024】図1の側面図に示すように本実施例の磁気
ヘッド10は、ヘッドベース11とヘッドチップ12か
ら構成される。ヘッドベース11は板状のベース部11
aと、ベース部11aと同じ肉厚の突出部11bとを一
体に成形したもので、取付穴11cにビスをねじ締めす
ることにより回転シリンダ1に取り付ける。ヘッドチッ
プ12の固着位置は従来例と異なり、突出部11bの先
端面の中央部である。
【0025】このようにヘッドベース11の中立軸x上
にヘッドチップ12を配置する構成とした。この場合も
レーザービームLをヘッドチップ12の付け根部に照射
すると、照射部Qが局部加熱され、冷却過程で凝固収縮
が起こる。そうすると図1の破線で示すようにヘッドベ
ース11の先端部は反時計方向に少し湾曲する。この場
合、ヘッドチップ12の調整量Hに対する突出量変化P
1は、従来例の突出量変化P0に比べ少なくなった。具
体的には調整量Hを10μmとすると、本実施例の突出
量変化P1は1.5μmとなり、許容限界以内であっ
た。
【0026】この結果、ヘッドベース11の曲げ変形の
原理より、板厚のほぼ2分の1の中立軸x上にヘッドチ
ップ12を配置することにより、ヘッドベース11の変
形時におけるヘッドチップ12の突出量変化Pを少なく
できることが判った。
【0027】次に本発明の第2実施例における磁気ヘッ
ドについて図2を用いて説明する。図2の側面図に示す
ように本実施例の磁気ヘッド13は、ヘッドベース14
とヘッドチップ15から構成される。ヘッドベース14
は、板状のベース部14aと、上面が階段状に切り欠か
れた突出部14bとが一体に成形されたもので、取付穴
14cにビスを入れ、回転シリンダ1にねじ締めするこ
とにより取り付ける。ヘッドチップ15の固着位置は第
1実施例と異なり、突出部14bの段付面である。この
段付面の肉厚はベース部14aの肉厚の2分の1よりも
若干薄い。こうするとヘッドチップ15をより強固にヘ
ッドベース14に固着することができ、撓みの中心線と
ヘッドチップ15の取付位置(高さ)とが一致する。
【0028】このようにヘッドチップ15を固着し、レ
ーザービームLをヘッドベース14の付け部分に照射し
た。照射部Qが局部加熱されると、冷却過程で凝固収縮
が起こる。このため破線で示すようにヘッドベース14
の先端部は反時計方向に少し湾曲する。このときの調整
量をH=10μmとすると、突出量変化P2は1.5μ
mとなり、その値も大きくなく、良好な値を得ることが
できた。
【0029】次に本発明の第3実施例における磁気ヘッ
ドについて図3を用いて説明する。図3の側面図に示す
ように本実施例の磁気ヘッド16は、ヘッドベース1
7、ヘッドチップ18、ブロック19から構成される。
ヘッドベース17は、板状のベース部17aと、ベース
部17aと同じ肉厚の突出部17bとが一体に成形され
たもので、取付穴17cにビスを入れ、回転シリンダ1
にねじ締めすることにより取り付ける。ブロック19は
突出部17bの上面に半分だけが懸かるよう固定した部
材である。ヘッドチップ18の固着位置はこのブロック
19の下面と突出部17bの先端側面に当接する部分で
ある。
【0030】このようにヘッドベース17を段加工せず
にヘッドチップ18を取り付けた。この場合はヘッドチ
ップ18の取り付け位置がヘッドベース17の中立軸x
よりも上方に離れる。このめに、レーザービームLを照
射してヘッドベース17を湾曲させて調整量をH=10
μmとしたとき、突出量変化P3は2.5μmと若干大
きくなった。これは従来例の突出量変化P0=4μmに
対しては十分小さい値である。これはヘッドベース17
の板厚に比べ、ヘッドチップ18の厚さが薄すぎたため
に生じた結果であって、ヘッドチップ18の板厚が厚い
ときや、ヘッドベース17の板厚さが薄いときに有効で
あることは自明のことである。この場合ヘッドチップ1
8を厚くすればより効果的である。
【0031】次に本発明の第4実施例における磁気ヘッ
ドについて図4を用いて説明する。図4の側面図に示す
ように本実施例の磁気ヘッド20は、ヘッドベース2
1、ヘッドチップ22、基準ブロック23から構成され
る。ヘッドベース21は、板状のベース部21aと、ベ
ース部21aと同じ肉厚の突出部21bとを一体に成形
したもので、取付穴21cにビスを入れ、回転シリンダ
1にねじ締めすることにより取り付ける。基準ブロック
23は突出部21bの上面及び先端面に懸かるよう取り
付けたL字形状の部材であり、ヘッドチップ22の固着
位置はこの基準ブロック23の下面と突出部21bの先
端面に当接する位置である。
【0032】このように本実施例では、第3実施例の不
都合を取り除くために段付きの基準ブロック23を用
い、ヘッドチップ22をヘッドベース21に固着した。
即ち、基準ブロック23の基準面23aにヘッドチップ
22を固着し、もう一つの基準面23bを用いてヘッド
ベース21に固着した。この場合はヘッドチップ22を
平行な2面間の距離でほぼヘッドベース21の中立軸x
の近傍に配置することができる。このため、レーザビー
ムLを照射してヘッドベース21を湾曲させて調整量を
H=10μmとするときでも、突出量変化P4を1.5
μmに抑えることができた。
【0033】以上の各実施例で述べたように、ヘッドベ
ースの板厚のほぼ2分の1の位置に相当する曲げの中立
軸の近傍に、ヘッドチップを配置するようにしている。
この条件で上下のシリンダを組み立てて調整治具に載せ
る。回転シリンダ1を回しながら、調整治具に設けた光
学装置でヘッドチップの高さを観測し、レーザービーム
によりヘッドベースを局部加熱して変形させ、光学装置
のカーソル付近に納まるよう磁気ヘッドの高さ調整を行
なう。こうすると、シリンダユニットをヘッドチップの
突出量変化が少ない状態に完成させることができる。
【0034】このようなな工程で製造されたシリンダユ
ニットを有するVTRは、磁気テープ上に規則正しい軌
跡で磁化パターンを記録することができる。そして互換
性に優れた記録再生を行うことができ、特性の安定した
VTRを実現することができる。なお、レーザービーム
による高さ調整がレーザービームの照射方向によって決
まる。このことより、曲げの中立軸よりもレーザー照射
の反対側にヘッドチップをずらして取り付けることがで
き、実用上はむしろ有利である。この場合のヘッドチッ
プの突出量変化は、調整量Hが小さい場合は突出する傾
向となり、その後は突出量が減少する方向となる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、VTRの
シリンダユニットの製造工程において、磁気ヘッドの高
さ調整をレーザービームにより行えば、ヘッドチップの
突出量の変化が少なくなり、記録再生時に出力の安定し
たVTRを容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における磁気ヘッドの構成
と、レーザービームの照射前と照射後のヘッドベースの
形状を示す側面図である。
【図2】本発明の第2実施例における磁気ヘッドの構成
と、レーザービームの照射前と照射後のヘッドベースの
形状を示す側面図である。
【図3】本発明の第3実施例における磁気ヘッドの構成
と、レーザービームの照射前と照射後のヘッドベースの
形状を示す側面図である。
【図4】本発明の第4実施例における磁気ヘッドの構成
と、レーザービームの照射前と照射後のヘッドベースの
形状を示す側面図である。
【図5】VTRにおけるシリンダユニットの基本構成を
示す概念図である。
【図6】従来例における磁気ヘッドの高さ調整方法を示
す説明図であり、(a)は磁気ヘッドの外観斜視図、
(b)はレーザービームの照射前と照射後のヘッドベー
スの形状を示す側面図である。
【符号の説明】
1 回転シリンダ 2 下固定シリンダ 3 駆動モータ部 4,10,13,16,20 磁気ヘッド 5,12,15,18,22 ヘッドチップ 6,11,14,17,21 ヘッドベース 6a,11a,14a,17a,21a ベース部 6b,11b,14b,17b,21b 突出部 6c,11c,14c,17c,21c 取付穴 7 ビス 8 貫通穴 19 ブロック 23 基準ブロック 23a,23b 基準面 L レーザビーム Q 照射部(変形の支点) H 調整量 P0,P1,P2,P3,P4 突出量変化 x 中立軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転シリンダに取り付けられて情報を記
    録再生する磁気ヘッドにおいて、 前記回転シリンダの各窓部に取り付けられた板状を有す
    る複数のヘッドベースと、 前記各ヘッドベースの先端部であって、その板厚の概略
    中心位置に固着された複数のヘッドチップと、を具備す
    ることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記ヘッドベースは、 前記回転シリンダの窓部から突出する部分に、板厚の実
    質的に2分の1の段差を設け、前記段差の部分に前記ヘ
    ッドチップを固着したことを特徴とする請求項1記載の
    磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 回転シリンダに取り付けられて情報を記
    録再生する磁気ヘッドにおいて、 前記回転シリンダの各窓部に取り付けられた板状を有す
    る複数のヘッドベースと、 前記各ヘッドベースの先端上面に固着された平板状の平
    板基準ブロックと、 前記各ヘッドベースの先端側面と前記平板基準ブロック
    の下面と固着された複数のヘッドチップと、を具備する
    ことを特徴とする磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 回転シリンダに取り付けられて情報を記
    録再生する磁気ヘッドにおいて、 前記回転シリンダの各窓部に取り付けられた板状を有す
    る複数のヘッドベースと、 前記各ヘッドベースの先端上面と先端側面とに固着され
    たL字状の段付き基準ブロックと、 前記各ヘッドベースの先端側面と前記段付き基準ブロッ
    クの下面と固着された複数のヘッドチップと、を具備す
    ることを特徴とする磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 複数のヘッドチップを平板状のヘッドベ
    ースの先端面に取り付け、前記ヘッドチップが固着され
    たヘッドベースを回転シリンダの窓部に取り付けた後、
    前記ヘッドチップの磁気ギャップの位置を前記回転シリ
    ンダの軸方向に調整する磁気ヘッドの調整方法であっ
    て、 前記ヘッドベースを板厚方向に湾曲させて、それぞれの
    磁気ヘッドにおける磁気ギャップの位置を前記回転シリ
    ンダの軸方向に対して揃えることを特徴とする磁気ヘッ
    ドの調整方法。
  6. 【請求項6】 複数のヘッドチップを平板状のヘッドベ
    ースの先端面に取り付け、前記ヘッドチップが固着され
    たヘッドベースを回転シリンダの窓部に取り付けた後、
    前記ヘッドチップの磁気ギャップの位置を前記回転シリ
    ンダの軸方向に調整する磁気ヘッドの調整方法であっ
    て、 前記ヘッドベースの一部をレーザービームで照射するこ
    とにより板厚方向に湾曲させて、それぞれの磁気ヘッド
    における磁気ギャップの位置を前記回転シリンダの軸方
    向に対して揃えることを特徴とする磁気ヘッドの調整方
    法。
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